1592|2013年もお付き合いありがとうございました。

a kitty

2度目の気仙沼へ行った9月7日、そして8日。

一年を振りかえると、どうしても忘れられない2日間。300%衝動で決断した行動をきっかけに、人生がまた大きく変わりました。ここから今日までの約4ヶ月間は、体内時計では軽く一年は経過したかのような濃密さ。4ヶ月前に気仙沼にいたなんて、信じられません。「自分に出来ることは、まだまだこんなもんじゃない。」の意志で臨んだ時間は信じられないほど濃厚で、本当の意味での「向き合う」を知りました。

6月にいわきと気仙沼へ行った時にひとつ目のギアが入り、9月でさらに加速。そのスピード感のまま今に至ります。やけに精神が研ぎ澄まされ、期間中は「どうした!?安藤」と言わんばかりに普段よりもいい仕事ができましたが、カラダにかかる負担もまた相当なもので、あと一週間営業日が残っていれば間違いなく倒れてたと思います。がんばりすぎました。これからゆっくり休んで調子を整えます。

既存のお客さまとより深い関係を築けたり、新しい出会いがあったり、別れがあったり、本当に変化の多かった一年。分かったのは、向き合えば必ず変化が生じること。大切なことは色々あるけど、とにかく変化を恐れない組織であり続けたい。目の前のことに真っ向から向き合う存在でありたい。一年一年を乗り越えるだけで精一杯な時代ですが、そんな柔軟性さえあれば、何とかやっていけると信じています。

さて、今日で2013年も仕事納め。ブログを読んでくれたすべての方に感謝します。来年から少しペースを落とすかも知れませんが、もし良かったら変わらずお付き合いください。毎日貴重な時間をいただき、本当にありがとうございました。

みなさん良いお年をお迎えください。2014年は6日より営業です。

Date: 13/12/28 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1591|増えた

a meeting

ワケあってブログとfacebookとtwitterから丸一日距離を置いたら、本当にやりたい事を考える時間がグッと増えました。限りなく理想のペースに近いです、今。

Date: 13/12/27 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1590|かくべつな

1st anniversary|Rosetta*H

東京へは加波次吉漆器店さまの仕事の現場調査のほかにRosetta*Hさまの忘年会と、それにデートも兼ねて。今年はたくさん東京へ行く機会があったけど、今回の楽しさだけは格別でした。

Date: 13/12/25 Photo: iPhone 5

1589|今年最後の東京へ

TUBU|加波次吉漆器店|THE COVER NIPPON

土曜から連休にかけて東京へ。パッケージデザインに関わらせていただいた加波次吉漆器店さまの新商品「TUBU」が東京ミッドタウンで販売中で、その現場を確認したくて。

パッケージデザインの善し悪しだけでは、売り上げにほとんど影響はありません。価格以上、あるいは価格に見合う価値を感じた時、初めてモノは売れます。パッケージはそのための役割のひとつでしかない。でも、それが取っかかりになることもあるし、最後の後押しになることだってある。だからこそ手は抜けないし、デザインの力を信じています。今回もたくさんの発見がありました。

デザイナーは売るプロじゃない。でもそこまで期待してもらえる現実もあって、だったら期待に応える存在でありたい。そのために新しく始めることがあるし、やめなければならないことがあります。

Date: 13/12/24 Photo: iPhone 5

1588|まだ見つからない肩書き

a morning

名刺にはデザイナーの他に「写真家」という肩書きを入れています。なんだか大御所感たっぷりで後ろめたさも感じますが、ぴったりフィットな言葉が見つからず暫定的に使っています。

フォトグラファーともニュアンスが違うし、「○○マン」と名乗ることに抵抗を感じてカメラマンもやめました。そもそもカメラが好きなわけでもないし。というわけでまだ「これ!」というのがまだ見つかってません。いつもみたく自分で生むことになりそうです。

Date: 13/12/21 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1587|だからフンニャリ

職人 VS 猫

むかし武田鉄矢が金八先生の役を演じていた頃、撮影を終えると「無性に悪いことがしたくなる」と語っていたのは今でも心に残っています。本能が善悪のバランスを取ろうとしている(たぶん)。

このブログでも最近フンニャリした内容を書きたくなるのは、きっと慌ただしい毎日の反動。反動で動いていることって意外に多い気がします。この辺ちょっと掘り下げたい。カラダって本当によく出来てるよなぁ。この写真を見てはフンニャリしてます。

Date: 13/12/20 Photo: AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

1586|ラシーン報告会

高澤ろうそく店|石川県七尾市

家の近所にある「はせがわくだもの店」のご夫婦は僕と同じラシーンのオーナー。買いに行けばもれなく始まるラシーン話。今日は近所のどこにラシーンが停まっているかそれぞれ報告。「あそこの分岐するところの駐車場に…」「あ、それ僕の。」なんてゆる〜い話をしながらくだもの選ぶひととき is プライスレス。

Date: 13/12/19 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1585|とっかかり

高澤ろうそく店|石川県七尾市

とっかかりがなければ、アイディアの出しようもない。ゼロに何を掛けてもゼロにしかならないようなもの。そんな時はとっかかりを作るところから始めます。

Date: 13/12/18 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1584|何をやらないか

tea time|LE MUSEE DE H

自分たちが出来ることを今一度見極めて突き詰める。やりたい事を実現するための時間を作って実行する。今考えている2014年のテーマ。

この2つに費やす時間をどれだけ増やせるか。「何かをする」は比較的たやすいこと。難しいのは「何をやらないか」。時間もお金も有限。ほとんど着ない服に高いお金を払ってしまったような無駄をひとつでも減らして、小さいながらも贅肉の少ない組織でありたい。

ただし、必要な無駄は削らずに。これがなきゃつまらない。何でもかんでも削りすぎると、大切なものが見えなくなってしまう。何にでも遊びは必要。目の前のことと向き合いつつ、来年に向けてそんな事を考えています。もうそんな時期。

Date: 13/12/17 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1583|ぜんぶ忘れて

高澤ろうそく店|石川県七尾市

きのうやっと丸一日休みが取れました。ここ一ヶ月まともに休んだ記憶がなく、仕事をしていない日があってもデザインモーターは頭の中でギュルギュル回りっぱなし。そんな状況から一息ついて、本当に贅沢な時間でした。仕事のことを一切考えず、ネットからも距離を置き、目の前のことを楽しむ。ひたすら楽しむ。自分が帰ってくる。

Date: 13/12/16 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1582|貼らないカイロはただのカイロだ

茶町|島根県松江市

何年かぶりにカイロ買いに行ったら、貼るカイロばっかりなんですねこの頃は。ポケットに忍ばそうと思っただけなのに、貼らない方を探すのに一苦労。割合で言えば1:9。どう見てもアウェイ。

貼る方には「貼る」、貼らない方には「貼らない」と書かれていて、今やどっちが基準でもない証。御座候の赤か白か、みたいなもの。ちょっとしたカルチャーショック。ちなみに御座候は赤をよく食べます。お腹空いてる時は赤と白をひとつずつ。

Date: 13/12/14 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1581|人も同じ

茶室 寿立庵|足立美術館

ピントが外れてたり手ぶれしてるだけで失敗とするより、そこにしかない味わいや印象を見つける方がきっと楽しい。僕がいつも選んでいる写真だって単なるスタイルのひとつに過ぎません。シャープで印象的な写真だけが正解じゃない。多様でいい。一様じゃつまんない。人も同じ。

Date: 13/12/13 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1580|引き金

people|足立美術館

急かされた時にいい結果を残す事が多いです。余計なこと考えるヒマないから。

Date: 13/12/12 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1579|21回目の命日

近江富士|滋賀県野洲市

きのうは父の命日。あれから21年。

この日は晴れるのが毎年の決まりごと。でも今年は曇り。
前日から降り続いた雨はせっかく止んだのに。

強い風で線香に火は付かなかったけれど
伝えることはしっかり伝えたので良しとする。

母親より先に死なないこと、
少なくとも父親より長く生きること。

この2つは必ず果たしたい。
死を意識すればするほど「生」の喜びを感じます。

Date: 13/12/11 Photo: iPhone 5

1578|むしろその逆

三ノ丸|月山富田城跡|島根県安来市

休日出勤が続いているので、最近は営業日以外でも毎日ブログを書いています。読み逃してる回もあるかもです。

単なる気分ですが、やってみて気が付いたのは、そっちの方がラクだってこと。回数増えるから大変じゃないの?と思いきや、むしろその逆。「書く」意識が薄らいで、歯を磨いたりするのと同じように、毎日の習慣として溶け込めてしまえる、そんな感じ。能をダマしているのかも知れない。でも余計な意識がない分、その方が伝わると思うんだ。

Date: 13/12/09 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1577|AつMATA 2013

AつMATA2013|GOODFOOD

年に一度この季節に開催するAつMATAは、食べて飲んでしゃべるだけのひととき。余計な味付けは一切せず、この3つで十分楽しめるでしょ、というテーマの会です。

参加してくれたみんなのおかげで今回も楽しい時間でした。このスタンスを面白いと感じてくれるのはホントに嬉しい。ちょっと、うん、今年は特にいい感じだった気がします。僕もしっかり楽しめたからかな、こんな写真も初めてだし(ナカタケさんありがとう)。懲りずにまた来年もやります。

Date: 13/12/08 

1576|謙虚に波にのる

クロネコタタタ|島根県出雲市

仕事もプライベートもうまく行ってる時に決まって現れる感情が「怖さ」。

調子が良すぎると、反動でショッキングなことが起こりそうで怖いんです。だから何かが起こる前に、自分の奇行でもってバランスを取りたくなる。1万円札をシュレッダーにかけたり、iPhoneをドアストッパーにしたりとか(どちらも未遂)。ますだおかだの増田はそんな時「後輩めっちゃ呼んでメシおごる」らしいです。

それはずっと前から思っていること。ただ、この間そんな話をしたら「そりゃ勿体ないぜぇ」なんてアドバイスを受けて、ちょっとビビってたのかな〜なんて考えも自然と変わってきて、これからはそんな時は遠慮なく図に、いや、謙虚に波に乗ってみようと思います。どえらい目に遭ったらシュレッダー妄想生活に戻ればいいんだ。

Date: 13/12/07 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1575|ありがとう3種

出雲大社|島根県出雲市

明日届いて欲しい荷物なのに明日発送というメールが届いて、何とか対応してもらおうと電話したら快く対応くださいました奈良のきとらさん。ありがとう。

閉店時間を5分ほど過ぎたのに、快くお店を開けてくださった阿闍梨餅でおなじみ満月本店さん。ありがとう。

閉店10分前の23:50に入っても嫌な顔ひとつしない近所の来来亭本店さん。ありがとう。

Date: 13/12/06 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1574|全力でなきゃ

月山富田城跡|島根県安来市

なるべく全力で生きたいんですが、ヒトでもモノでもコトでも、相手が全力でないとそれは無理なんだなーって今ごろ気が付きました。相手も全力で向き合ってくれないと。ぶつかり合わないと。

全力で受け止めてくれる相手がいるから、変化できるんだ。

Date: 13/12/05 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1573|はしゃいでみた

fishermen|津松阪港

年齢のわりに文章が落ち着きすぎていると何度言われたことか。年下ならまだしも、年配の方から言われることの方がむしろ多いです。時には一回り以上も年上の方からも。もっとはしゃいだ方がいいのかな、なんて考えることもあります(ごくごく稀に)。

で、はしゃいでみた↓

なんか文章落ち着いてるとかけっこー言われることあって超ビビって、しかも何つーか、下のヤツとかなら分かるけど年上?ひとまわり上とかザラだしオレ一体いくつだっつーの、みたいに思うことあるんですわー?きっついわぁ。めっちゃヒマな時たまーに悩みますわー。

このように、ちゃんとはしゃげるのです(たぶん)。

Date: 13/12/04 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1572|溶け込む

鳥居|月山富田城跡|島根県安来市

丸亀製麺は好きでよく行くんですけど、もうずっと昔から通っていたように錯覚してます。Googleマップなんかもそうで、いつの間にか違和感なく生活に溶け込んでます。そういうの好き。どっちもそうだけど、押し付けがましくない。必要以上に大きく見せようともしないし(大きく見せていいのは2割増しまで)。

実はうどん県の丸亀市に店舗はなくて本社は神戸だよ、なんてトリビアはサラリと流しましょう。僕自身そんな「違和感なく溶け込む」存在でありたいです。かにかま天を好んで食べます。

2割増にこだわる理由はこちらをクリック!

Date: 13/12/03 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1571|オーバーホール

green wall|愛媛県大洲市

見て見ぬ振りをしていた「年内の営業日数」を確認したら、もう19日しかないことを知り、否が応でも背筋がシャンとせずにはいられません。

年末年始にやりたい事のひとつは自分自身のオーバーホール。一度バラバラにして客観的に眺め、要らないものは省いて2014年モデルとして新たに組み直す。贅肉ではないにしても、イメージする「アートディレクター兼デザイナー」でいるために、必要でないパーツは思い切って外したい。来年からまた新しくなる体制への備え。1gでも身軽なのがいい。

Date: 13/12/02 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1570|Switch 〜やっとこさ〜

向こうに見える景色|臥龍山荘|愛媛県大洲市

来週末に迫った忘年会「AつMATA」。やっとこさスイッチ入りました。AつMATAに使うエネルギーは下準備が95%(で、残り5%はリアルタイム)。なので今が忙しさまっしぐら。

仕事の忙しさと丸かぶりで毎年「今年でやめよっかな〜」がアタマを過ぎり、でも終わってみたら「来年もやろう」の繰り返し。今年もそう思えるよう、来てくれる人に少しでも楽しんでもらえるように、やれること全部やります。そして当日は何もやらずに僕も楽しみます。

Date: 13/12/01 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1569|輪島生まれの新しい漆器「TUBU(つぶ)」

小判プレート|TUBU|加波次吉漆器店

パッケージデザインを担当した加波次吉漆器店さまの新商品「TUBU(つぶ)」が、明日12月1日より東京ミッドタウン内「THE COVER NIPPON」にて販売を開始します。

すぐにでも現場を見に行きたいところですが、やるべき事が数多あり、今はたくさんの方が見て触れて買っていただけるよう祈ります。いま出来ることは全部やりました。でも実際はここからがスタート。Webサイトにちょっとした紹介ページもご用意しています。

輪島生まれの新しい漆器「TUBU(つぶ)」

Date: 13/11/30 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1568|からあげの

two birds|臥龍山荘|愛媛県大洲市

きのうはお客さまが油の専門店へ連れて行って下さり、ランチはそのお店で唐揚げ定食をご馳走になりました。夕方からは新大阪でミーティング。指定のお店に行くと鶏料理専門店で、またしても唐揚げをご馳走に。唐揚げづいた一日。

こんな経験は誰にでも一度や二度はあること。わざわざ取り上げることでもない話。だけど昨日がいつもと明らかに違うのは、前日に唐揚げの夢を見てたんです。

Date: 13/11/29 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1567|そんなスタンス

臥龍山荘|愛媛県大洲市

デザインをお任せいただく機会が増えて嬉しい反面、「デザイナーに口を出すのは失礼」みたいな風潮になってしまってる気がします。これは大いに反省すべきところ。よろしくない。

気が付いたことは何でも言って欲しい、それがデザイナー(というか僕)の本音。説得力ある意見は積極的に取り入れたい。プライドは「質の高いものを作りたい」点にだけあって、自分が作ったものに口出しされるのが嫌とか、変テコなプライドなんてこれっぽっちもありません。ぶつかりあおうが何だろうが、最終的にいいものが出来ればそれでいい。そんなスタンスです。

Date: 13/11/28 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1566|後悔は起きてから

The Hijikawa River|肱川|愛媛県大洲市

夜は基本的に炭水化物を摂りません。そんなちょっとした食事制限が体重を保つ理由のひとつ。ただこれには僅かに「我慢する」ストレスがあります。

仕事が相当立て込んでいる時期は全体のストレス量が増えるので、食事のストレスくらい解放してあげながらストレスを調節します。たまには寝る直前におにぎりせんべい一袋完食することも(気分によってはココナッツサブレの時も)。これが気持ちいいんだ。

Date: 13/11/27 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1565|たいないどけい

臥龍山荘|愛媛県大洲市

この時期になると「一年はやいな〜」が常套句になるわけですが、それとは別に「あの2ヶ月は濃かったな〜」なんて感じるのもまた事実。人間の体肉時計なんていい加減なもんです。

一年間のできごとを表にでもまとめたら、それはそれで「あ〜長かったね」となるわけで。カップラーメン食べる時だけちゃんと動いたらそれでいいんじゃないかな。「体肉時計」と書いても気付かなかった人だって少なからずいます。人間なんていい加減なもんです。でもそれがいいんです。

Date: 13/11/26 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1564|お茶漬けの高級なやつ

couples|東尋坊

お茶漬けの高級なやつ時々いただくけど食べる機会ないですよね、なんて事をおもしろおかしく書きたいのにアタマ回らず断念。その話はいつかまた。

お茶漬けで思い出すのは高3の文化祭。クラスの模擬店はフランクフルトで、僕はポスター担当。普通に作ってもつまんないし、鮭茶漬け(永谷園)のパッケージを模して勘亭流書体で「ふらんくふると」って書いたらポスター部門で見事優勝。美術部でも何でもなかった僕が、公の場でデザインを認めてもらえた初めての瞬間(たぶん)。

※2連休でも書いてます
1563|透ける系
1562|ゆーるりーゆーるりーらら

Date: 13/11/25 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1563|透ける系

an insect

自分のカラダが光で透けるってどんな気分だろう。僕たち人間は、せいぜい耳くらい。手足そのものが透けるって、どんな気分なんだろう。「うわ〜、おれ薄いわぁ〜」とか思うのかな。あるいはそういう「透ける系」がセクシーで昆虫界ではモテるとかさ。

Date: 13/11/24 Photo: iPhone 5

1562|ゆーるりーゆーるりーらら

women|海外組の2人

たまにはこんなゆる〜いのも。気が付けばストイックまっしぐらな僕にとって、ゆるいってホントに素晴らしい。これからは適度に気を抜いていくんだ。

今日は勤労感謝の日。働けていることに感謝の日。いつも感謝してます、本当に。そんな祝日ですが今日もせっせと働きます。今年一番の勝負所です。

Date: 13/11/23 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1561|サプライズの真夜中

a view|月山富田城跡

きのうのブログのタイトル「気にしない気にする」。普通なら「気にする気にしない」の方がリズムもよく気持ちいいんですが、気持ちよすぎる言葉はかえって響かないことがあります。あえて流れを鈍くして、意図的に「引っかかり」を作る。そんな工夫が必要な時もあります。

今回のタイトルも「サプライズの真夜中」。オーソドックスなのは「真夜中のサプライズ」ですが、同じ理由でそうしています。引っかかり。しかも本文と全く関係ないという、奥田民生の「マシマロ」方式まで採用しています。つまりただ言いたいだけ。そんな時もあります。

「気にしない気にする」が気になる方はこちら

Date: 13/11/22 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1560|気にしない気にする

the autumn|月山富田城跡

このブログの写真にはひとつひとつタイトルをつけていて、それは時々英語だったりするわけですが、表現として正しいかどうか気にします。

例えば今回のタイトルは「the autumn」。この「the」の使い方が本当に正しいか、ということ。どこぞの100円ショップならお咎めなしでも、ここではそうはいきません。文法云々よりニュアンスを大切にしつつも、一応は調べます。

そこでふと気が付いたのは、日本語についてはそこまでシビアになっていないこと。意味が通ればそれでいいや、くらいにしか思っていません。普段使わないものには気を使い、慣れ親しんでいるものは気に留めない。使いこなしていると言えばそうかも知れないけど、少し気になったこと。親しき仲にも、みたいな。

Date: 13/11/21 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1559|時間は戦ってすらくれない

月山富田城跡|島根県安来市

今日は朝から小浜にて打ち合わせ。

日に日に慌ただしくなってきて「いよいよ時間との戦いだなぁ」なんて感じているわけですが、そもそも「戦い」って相手にも意志がないと成立しないよなぁ?って思い始めて、時間は時間で別に僕と戦おうとなんてしてないよなぁ、なんて考えているうちに容赦なく過ぎていくのが時間というもの。時間はいつだってドS。

でもこんな時だからこそ精度にこだわるのがプロというもの。

Date: 13/11/20 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1558|レンジすねた

Contrast|足立美術館

今朝、自宅の電子レンジが壊れました。ホットミルク飲もうとして温めて、でもそれが1分前と変わらない温度で、湯船にお湯張ったつもりが水だった時と同じ状況が口の中で繰り広げられました。

その電子レンジとはSHARPのヘルシオで、母親が福引きで当てたもの。電話越しに「セルシオ当たった!」と、間違って高級車の名前を連呼していた数年前の正月を思い出しました。MVPに選ばれた野球選手みたく、でっかいキーを持ってる姿を想像したことも。きのうレトルトのカレーをレンジでなく湯煎で温めたので、拗ねてしまったのかも知れません。

Date: 13/11/18 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1557|バカにナルニワ共和国

ぐるっと松江|堀川めぐり

やること満載なこの状況を打開するもう一つの方法は、バカになること。アタマでまともに考えたら選択肢なんて「逃げる」しか残っていません(冗談抜きで)。逃げ出したくなるプレッシャーに打ち勝つには、バカになってしまうこと。

バカになったら、もれなくキングに打ち勝つジョーカー並みに強くなれます。準備はとってもカンタン。たった大さじ1杯の勇気だけ。勇気があれば何でもできます(たぶん)。

Date: 13/11/17 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1556|頑張らなきゃ、より

堀川|島根県松江市

今月はいつも以上にやること満載で、目の前の案件ひとつひとつと同時進行で向き合っています。あろうことかそのどれもが魅力的で、向き合わないわけには行きません。そうなるといつもの何倍ものエネルギーが必要になります。

こんな時「あの人も頑張ってるから」と自分を鼓舞して乗り越えることもありますが、その反対のベクトルにある、仕事でボロボロになった人を思い出してラクになることもあります。頑張らなきゃ、より、「こんな状況は誰だって大変だよなぁ〜」と納得する方が諦めもついて、いい結果に結びついたりするもの。その方がかえって「ひとりじゃない」を感じられるから不思議。

Date: 13/11/16 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1555|さよならスパムメール

Shinjiko Lake|島根県松江市

「i.softbank.jp」ドメインへのスパムメールがしつこい今日この頃。5人くらいしかまともに使っていないし、もう使うのやめようかと考えています。自分だけでは解消できないストレスからは、思い切って離れるのが吉。

そんなわけで、メインの連絡先をどこに置くか悩んでいます。最善の方法をあれこれ模索するのは、割と楽しい悩み。僕のiPhoneはWi-Fiしかネット繋がらないので、電話回線で使えるSMSは欠かせません。facebookのメッセージはストレスも少なくないし、最後はSMSかAppleのメッセージ、あるいはその2つの併用に落ち着きそうです。多様化が進みすぎると原点回帰するのがお決まりのパターン。

そうこう書いている間にも2通スパムメールが届きました。はてさて。。

Date: 13/11/15 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1554|デザイナーのいいわけ

TIMEVOYAGER Trolley

旅に出たくなる衝動が強くなったのは、このトロリーバッグを買ってからのこと。

いろんなキャリーバッグを物色するものの、これと言った決め手がない。AとA’みたく細かい部分が違っているだけで、何かこう、根底から違うものがない。本当はAとBとCを比べたいのに。なので一向に決められない。

このままでは買い物として最悪な「消去法」で選んでしまいそうなところに出会ったのがこのトロリー。いわゆる一目惚れでした。「これがいい!」としか思えませんでした。予算オーバーもいいところだったけど、長い付き合いになるのは分かっていたし、しばらくの節約生活を覚悟して買いました。

1年が経った今、家にやってきた当初の嬉しい気持ちは少しも失っていません。むしろ愛着が湧いた分、もっと好きになっています。いいデザインにはそんな力があります。そんなデザイナーでいたいから、買わずにはいられないのです。

Date: 13/11/14 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1553|早起きすると写真が楽しい

エコショップまつえ

旅先で見つけるこの手の風景が昔から好きです。「その街の匂い」を強く感じます。単純に懐かしいって言うのもあるんですけど、なんかもう、愛くるしいじゃないですか。シャッターにビターッ!ってカラダ全体でぶつかりたくなるじゃないですか(迷惑な旅行者かどうかはさておいて)。

それに、今のご時世はそうでもなかったりするんですが、こんな写真が撮れるのは朝のわずかな時間だけ。昼間はお店が開いてるし、夜は夜で真っ暗。早朝ならではの特権。ちょっとしたマジックアワー。旅先で早起きするだけで楽しいし、何となく“いいな”と感じたものを散策がてら気ままにスナップ。それがまた楽しいんだ。

Date: 13/11/13 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1552|あかねさん送別会

a farewell party

ブラジルへ引っ越すプロシンガー、あかねさんの送別会へ。いつものカフェGOODFOODで。

彼女は「別に最後じゃないしいつも通りで〜」を連呼しながら、たくさんの曲を歌ってくれました。その歌声はもちろん、僕はあかねさんの人柄が好きです。相手の内側までちゃんと理解して、まっすぐ向き合ってくれる。シンガーという職業柄か、選ぶ言葉には余計なノイズがなくて、シンプルに気持ちよく届きます。そこに大阪育ちの気っ風の良さが相まって、なんとも清々しい。そんな空気を醸している人だから、きのうは写真の2倍以上の友達が集まっていました。

ブラジルは遠い。でも会おうと思えばいつでも会える。たとえ隣町に住んでいようと何年も会ってない親友がいるように、実は距離なんて関係ないんだ。会うか会わないか、それだけ。明日死なないとも限らないのが人生。会いたくなったら、会えばいい。だからきのうは本当に、明日また会えるくらいの気持ちで過ごしていました。

Date: 13/11/11 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1551|Yさんは楽屋で待機

straw cap|愛媛県大洲市

カレンダーでは今年もあと2ヶ月を切りました。それなのに日中はTシャツ一枚で過ごせそうなほど暖かい。でも紅葉はぼちぼち見頃を迎える。。

何を基準にすればいいか戸惑う毎日です。これ以上ややこしいと困るので、山下達郎はもうしばらく楽屋での待機を願います。そう願っています。

Date: 13/11/09 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1550|いいことたくさん

take a walk|三重県津市

7年間ずっとずっとずっと続けてきた友達の努力がやっと報われたり、応えるのが99%不可能なリクエストに奇跡的に応じることが出来たり、久々にウェルカムボードの依頼を受けたり、今日はいいことがたくさんありました。

吉報を伝えてくれる人がいて、難解なリクエストを相談してくれる人がいて、僕が描くイラストを気に入って祝いの席に関わらせてくれる人がいる。今日も恵まれています。恵まれすぎて最近ちょっと怖いです、本当に。

Date: 13/11/08 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1549|AつMATA2013詳細

臥龍山荘|愛媛県大洲市

AつMATAの詳細が決まりました。もし良かったらご参加下さい。

ー日にち

12月7日(土)18:30〜(22:30)

ーところ

GOODFOOD(滋賀県野洲)→食べログで場所を調べる

ー会費

おひとりさま3,800円(税込/飲み放題つき)
小学生以上 1,500円
小学生以下 500円

ー定員

25〜30人くらい(先着順)

ー締め切り

11月30日(土)の23:59まで
※定員が埋まった時点で締め切らせていただきます。

ー参加できる人

申し訳ありませんが友人・知人のみとさせていただきます。

ーひとこと

どうぞお気軽にご参加下さい。お一人で参加される方もいます。『おしゃれな人ばかり集まってそう・・』なんて声も耳にしますが、普通の人たちばかりです。デザイナーの集まりでもありません。集まって食べて飲んで喋るだけの心地よいひとときです。遅れて参加する人もたくさんいますので、18時以降のご参加でも大歓迎です。

ー飲み放題について

飲み放題は2時間です。2時間を超えた場合、有料にて追加できます(最後まで飲み放題のお酒も用意しています)。

ー参加のご連絡

僕にメールください(PCでもiPhoneでもfacebookでも何でも)。定員に限りがありますので、場合によっては泣く泣く参加をお断りさせていただく場合があります。その場合、このブログにて締め切りの告知を行います。また、行きたいけど予定が未定・・・という人もその旨ご連絡下さい。

ーここだけの話

来てもらえるかどうか毎年ヒヤヒヤしてます。ぜひとも早めのご連絡を!

Date: 13/11/07 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1548|緊張の糸が切れた時

Sea|高知県四万十市

出雲出張から帰ってきた途端、張り詰めていた糸が一気に切れてしまい「やる気でない」モードに。次の日(祝日)も働く気でいたのに、選んだのは休むこと。

毎日4時間睡眠でがんばり続ける人や「一体いつ休んでるんだろ?」と不思議に思うほど働いている人を僕は知っています。そんな馬力ある存在に憧れていたんですが、どうも僕には無理みたいです。たっぷり働いた後はたっぷり休みが必要。そうしないと全力が出せず、楽しめず、結果的にいい仕事に繋がりません。とはいえ後ろめたさもゼロではないので前向きに、僕には「休む勇気がある」としておきます。

丸2日間しっかり休んだおかげで、今ではすっかり気力を取り戻しました。力になってくれた人に本当に感謝します。ありがとう。

Date: 13/11/06 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1547|3年ぶりの松江

宍道湖|島根県松江市

きのうに引き続いて、今日は松江にいます。

3年前に初めて青春18きっぷで訪れたあの日から、今度は仕事で再訪。なので今回はビジネス目線でも観察しています。いやぁ面白いです、島根。土地の潜在能力はすごくあるのに、まだそれがうまく伝わっていない印象。いま各地で積極的に取り組まれている「地域ブランド」の活動とはまた少し毛色が異なるもの。魅力を伝えるというより、バランスを整えるような取り組みがまず必要に感じます。2日間で情報を仕入れすぎてさすがに頭パンパンです。外付けの何かが欲しい。

今日もアマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
四国に続いて山陰も身近に感じつつあります。

Date: 13/11/02 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1546|縁結びの土地へ

出雲大社(正門)|島根県出雲市

出張で出雲大社へ。

世の中何が起こるか本当に分からないもので、出雲と仕事で縁が生まれようとしています。6月にプライベートでお伊勢さんの式年遷宮に行き、出雲大社にも行けたらいいなぁと思っていたらこんなことに。さすがは縁結びの土地、驚きを通り越して今ポカーンとしています。でも案件は短納期につき背筋はシャンとせざるを得ない状況でもあります。これはもう、やるしかないでしょ。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽し…楽しみました。
出雲はぜんざい発祥の土地でもあるそうです。たまりません。

Date: 13/11/01 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1545|適切なフィルター

盆栽|鬼無(香川県高松市)

爽快潔リビングさまのWebサイトをリニューアルしました。看板商品の敷布団「FOUR SEASONS EX」がさらに新しくなったタイミングに合わせて。

僕のデザインするWebサイトは「見やすい」とか「やさしい」とか言われます。デザインなんて作り手の主観が入るのは避けて通れるはずもなく、だったらなるべく「適切なフィルター」でありたいと思っています。今まで自分が経験したことの中から、使えるものはすべて注ぎ込んで作ってます。だから経験がいる。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽しみます。

FOUR SEASONS EX2が新登場!爽快潔リビング

Date: 13/10/31 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1544|力の入れどころ

依水園(後園)|奈良県奈良市

仕事もプライベートもあらゆるところで「はじめて」の状況に囲まれていて、エネルギーが大量に必要な毎日。目まぐるしい、とはまさに今みたいな状況。そんな時こそひとつひとつ手を抜かず全力で向き合って、いい結果に結びつけようと思います。このブログもしばらく短めの文章が続くかも知れません。ちょっとした試練の時期。大切なものを失わないように、力の入れどころを見極めます。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽しみます。

Date: 13/10/30 Photo: iPhone 5

1543|十月桜

十月桜|依水園|奈良県奈良市

この時期に咲く十月桜。冬桜とも言うそうです。奈良の依水園にて。これから紅葉という時期に出会うとドキッとします。12月にバレンタインチョコもらったような。でもちょっと得した気分。

この日はあえてD300を温存してiPhone5で撮りました。たまには省エネ。写真をとことん楽しむなら断固一眼レフ。でもこれはこれで気軽にいい仕事してくれます。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽しみます。

Date: 13/10/29 Photo: iPhone 5

1542|御朱印帳はじめました

御朱印|興福寺

35歳にして御朱印帳(ごしゅいんちょう)デビューしました。

御朱印帳で思い出すのは神社本「日本全国ゆるゆる神社の旅」でもお馴染み、すずきの姉さん。数年前、姉さんが持っているのを見て「よっぽど好きなんだなぁ」と思っていた頃はこの間の盆栽以上に興味なし。

それが突然、社務所の方が書く文字と所作の美しさに感動し、何だか歴史と対話する行為にも感じられたので、軽い気持ちではありつつも感情に逆らわず始めてみることに。続くかどうかは、気分次第。でもすでに「次どこ行こうかな」と考え始めているあたり、旅への衝動に拍車がかかるキケンな起爆剤なのかも。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽しみます。

すずきの姉さんの神社本「日本全国ゆるゆる神社の旅」

Date: 13/10/28 Photo: iPhone 5

1541|加減をよく知る三月の豆cafe

三月の豆cafe|香川県丸亀市

香川に行く楽しみがひとつ増えました。丸亀市にある三月の豆cafe。

丸亀市で暮らしていた友達からの紹介でWebサイト制作にちょっとだけ関わったもののお店には行けずじまいで、いつか行きたいなーと思っていたのが今回やっと実現。入り口(写真)から良いお店の匂いがプンプン。実際、ごはんもデザートもぜんぶ美味しかった。ランチにデザート付いてたのに、別でまたデザート頼む始末。ひとつひとつが絶妙で「加減」をよく知る人が作る料理だなぁという印象。採光も良くて居心地がいい。

紹介してくれた友達と10年ぶりに再会したのもあったけど、予定の滞在時間を大幅にオーバーして「もう今日はずっとここにいたいな〜」って思ったほど(同じことを松本の喫茶「珈琲まるも」でも言った気がします)。良いカフェにはそんな力があります。そんなお店に少しでも関わりが持てたことが嬉しいです。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽しみます。

三月の豆cafe
やっぱり同じことを松本の「珈琲まるも」でも言ってました

Date: 13/10/26 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1540|そういう時期

加波次吉漆器店|石川県輪島市

輪島出張から戻ってきました。台風の影響で帰れるかどうか心配でしたが、電車が多少遅れる程度で済みました。あとはひたすら有意義な時間。

同時進行している案件が多数あります。どれも体力と時間、それに精度が必要不可欠なもの。全力、いやそれ以上のものを注ぎたい。そのため今一度、依頼の受け方や時間の使い方について考えようと思います。不本意ながら場合によっては心を鬼にすることも。いま確かにそういう時期にいます。人生は時として残酷なもの。最近よくそれを感じますが、決めるから前に進めるのもまた事実。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽しみます。

Date: 13/10/25 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1539|鬼無の盆栽

盆栽|鬼無(香川県高松市)

香川県高松市にある鬼無(きなし)地区は松盆栽と植木で世界的に有名なんだそう。恥ずかしながら全く知りませんでした。それに盆栽なんて興味もありませんでした。

縁あって今回その鬼無へはるばる盆栽を見に行ったわけですが、一瞬で見る目が変わりました。かっこいいです、盆栽。一瞬で魅了されて思わず買ってしまいそうになるほど(世話する知識がなくて今回は見送り)。他の観葉植物についても知識なんて持ってはいませんが、全力で向き合うことを余儀なくされるエネルギーと緊張感を感じたからには簡単に買うわけには行きません。いや本当にかっこいいです、盆栽。世界的に評価されているのもよく分かりました。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽しみます。

Date: 13/10/24 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1538|四国が身近になりました

Butterfly|臥龍山荘

今日から仕事再開です。お客さまには大変ご迷惑をおかけしました。四国へは車で行ったので体力的にやや疲れは残っていますが、気分はすっかりリフレッシュできました。やっぱり海が近い場所は好きです。住んでみたいと思ったほど。

最近の出会いや今回の旅で、四国がすっかり身近に。知っている人がその土地で暮らしていたり、強い結びつきがあることを知ると、自然と愛着は湧くもの。短い時間の中でそんなことをたくさん感じられました。世界が広がるのは、人との関わりが広がること(たぶん)。明日は輪島へ出張です。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽しみます。

Date: 13/10/23 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1537|四国にいてます

ここのところ忙しい日が続いたので、リフレッシュで四国にいます。以前Webサイト制作に関わったものの一度もお会いできていなかった香川県丸亀市にある「三月の豆cafe」さまのところへ行ったり、毎度おなじみ高知県四万十市のセレクトショップ「chum-chum closet」さまのところへアポなしで押しかけたりしながら楽しんでいます(山崎さん驚かせてすいません!)。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽し…すっかり楽しんでいます。

三月の豆cafe
chum-chum closet

Date: 13/10/22 Photo: iPhone 5

1536|COSMIC BEAT/地獄でなぜ悪い

over there|石川県輪島市

ここ一週間で観たもの2つ。

まずはWRECKING CREW ORCHESTRAの10周年記念公演「COSMIC BEAT」。トップレベルの日本人ダンサーが集まって生み出された舞台。中でも今回初めて観た「EL SQUAD(イーエルスクワッド)」は鳥肌モノ。CMで観たことはありましたが、実際に生で見るそれとはもう比較にならない衝撃。刺激のかたまりのようなコンテンツ。11年目も応援してます。

もうひとつは園子温監督のバイオレンスエンターテイメント映画「地獄でなぜ悪い」。始まって10秒で笑い始めてから終わるまでいったい何度笑ったか。一見クレイジーな内容に思えて実は人間の素直な感情を(極めて鋭角的に)描写した作品。アクション映画観て「スカッとした!」なんて言う人の気持ちがよくよく分かりました。大満足のおもしろさ。

さて、来週月曜日はお休みをいただきます(AMATAは通常営業です)。
しばらくカラダを酷使したので少しリフレッシュします。先はまだまだ長い。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽しみます。

園子温監督映画「地獄でなぜ悪い」

Date: 13/10/19 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1535|変態の領域へ

like a Double Dutch

特に面白味も何もない一枚(写真)ですが、ふと「車でダブルダッチをやったらどうなる?!」なんて想像力を掻き立ててくれました。想像力のある、ありすぎる人でいたい。まだ使いこなせていない魚眼レンズは、その一端を担ってくれます。

今日は珍しくジョギングしてから出勤。朝は決して強くない僕にとっては奇跡のような行動。波乗りしてから店を開けるchum-chum closetオーナー山崎さんとか、やたら早起きして走るGOODFOODオーナーよしみとか、2人とも変態だと思ってるんですけど、僕もそんな領域に近づける日が来るのかな。朝の時間を有効に使いたいとは思ってるんですけど、もうすでに軽く眠いです。慣れるのか?

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽しみます。

四万十市のセレクトショップchum-chum closet
野洲のご近所カフェGOODFOOD

Date: 13/10/18 Photo: AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

1534|難攻不落のパズルをどう解いていくか

鳥居|石川県輪島市

今日は朝から爽快潔リビングさまの定期ミーティング。新サービスを始めるにあたっての具体的な内容を詰めていたわけですが、メンバー全員が脳みそフル回転のまま進行は続き、一段落ついたお昼過ぎには全員フラフラ。思わず口走った「今日一日の体力ぜんぶ使い果たしました」の一言。メンバー誰ひとり否定する人はいませんでした。

難攻不落のパズルをどう解いていくか。そんなイメージ。あまりにも地味で緻密な舞台裏。でも新しい道って、そんな過程の先にこそ生まれるもの。そこが僕の居場所。ラクして作った道はすぐに壊れます。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽しみます(でもちょっとフラフラ)。

Date: 13/10/17 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1533|お米と向き合って50余年「福乃池」OPEN

鬱蒼|石川県輪島市

お米の通販ショップ「福乃池(ふくのいけ)」のWebサイトをOPENしました。予定ではもう少し早い時期に公開するはずが、お米という食材をどう差別化したらよいものか悩みに悩み今に至ります。今食べているお米から切り替えてもらえる伝え方とは何なのか。お米の美味しさを伝えるには何が一番なのか。

とにかくひとまずOPEN、というところ。これからの展開のために、売り方についての筋肉も付けないと。誤解されやすいですが、デザイナーは売るプロじゃありません。小手先の知恵で売れるほど、世の中甘くない。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽しみます。

お米と向き合って50余年の「福乃池(ふくのいけ)」

Date: 13/10/16 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1532|距離の取り方(SNS)

footwear

twitterで好きな著名人を片っ端からフォローしていた時期、たった一人だけ意図的にフォローを外した人がいます。その人は、板尾創路。twitterのおかげで板尾さんの日常(の一部)が自分の生活に入ってきたとき、「あぁ知りたくないや」と思ってすぐ外しました。深層心理は正直で、一目置く存在として距離を置いていたかったんです。簡単に近づくべきじゃなかった。

少しでも距離を縮めたい人もいれば、一定の距離を置いて関わりたい人もいます。一人一人とのチューニング作業は実生活なら自分で調節できることも多いですが、SNSはそうじゃありません。アプリケーションの仕様に沿った上で距離感が決まります。大まかな距離感の設定はできても、例えば「麺かためネギ多め」みたく人によって微妙に調律できる仕組みはなく、人間関係という繊細な舞台を鑑みれば、とても大雑把なもの。

もちろんそういうものと分かって利用しているわけですが、もう少し風通し良く使ってもいいんじゃないかなと思ってます。僕の知る限り、舞台裏は結構たいへんです。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございました。
今日も一日、なるべく楽しみます。

Date: 13/10/15 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1531|悩むっつーのは

Guys

気質としてはかなり優柔不断なのに、独立をきっかけにいろんなことを判断する立場になりました。判断が遅れたら、こぢんまりした会社はすぐに社会から置いてけぼりを食います。瞬時に判断できるものは即断して、慎重に考える場合は少し寝かせてみる。その繰り返し。一週間悩んでも答えが出なさそうなものも即断します。

悩む時間は無駄だとは思いませんが、まごまごして頭の中でループ再生を繰り返すだけの時間はなるべく減らしたい(そもそもそれは悩んでさえいないので)。悩むこと自体は楽しいことだから、せっかくなら楽しいことに悩みたい。今日はランチを親子丼かすき焼き定食にするかでけっこう悩みました。気質は優柔不断。ボスという立場がそれを矯正しているだけ。

Date: 13/10/12 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1530|人の意見っつーのは

a man(trimming)|東尋坊|福井県坂井市

(きのうの続き)写真仲間のスガノがわざわざ電話をくれたその後に「これはトリミングするべき!」とも言ってきて、どうも右下の人物2人が邪魔だという。実は僕もそれは考えていました。でも人物を切ることは、せっかくの海まで切り取ってしまうことを意味します。それはちょっと狙いから外れます。だから切りませんでした。

でもせっかくの熱意を無下にするのも悪いし、試しに切ってみました。うん、確実にこっちの方が良い感じ。潔く切り取ったことで余計な情報が無くなり、シルエットがより印象的に感じられます。人の意見に素直に耳を傾けるのは大切なこと(その上で自分で判断することはもっと大切)。こうしてまた新しい世界が広がっていきます。

トリミングしてない写真が載ってる前回の投稿

Date: 13/10/11 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1529|感動っつーのは

a man|東尋坊|福井県坂井市

写真仲間でもあるスガノがさっき「今日の写真(この写真)は良かった!」と、わざわざ電話をくれました。嬉しいじゃないですか。反応とはこうありたい(かといってジャンジャン電話されても困りますが)。

感動する。英語では「be moved」。動くのは心だと勝手に解釈していますが、生きてる限りなるべくたくさん感動したいです。写真では感動を伝えたいし、デザインの仕事は人の心を動かすもの。たくさん感動を知っている方が、伝えられるものも多いと思うんです。

Date: 13/10/10 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1528|休むっつーのは

TOJINBO SUNSET HEART COCKTAIL

きのうの夜はちょうどいい温度で風も気持ちよく、友達のスガノと栄喜知で食事したあと、ひとり京都の鴨川沿いで寝転がってました。夜は静かで、視界に入る情報量も少なくて僕は好きです。街灯が川面に反射して浮かぶ鴨のシルエットを眺めながら聴く水の音も心地いい。何もしない時間のなんと贅沢なことか。

この時期は毎年忙しくて、休みの日にちゃんと休めたかどうか心とカラダに問いかけます。片方だけしか休めていないと、必ずどこかでバランスを崩します(というかそれは崩している状態です)。きのうみたく休日出勤した日でも、誰かに元気もらえたり「休めたなぁ」が感じられたら、人は何とか明日と向き合えるもの。昨日はそんな一日でした。

Date: 13/10/09 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1527|愛着っつーのは

東尋坊|福井県坂井市

今日は定休日ですが、休日出勤で少し時間を持て余したので何となく。他の3つのブログを半ば放ったらかしているくせに、ついついここに愛を注いでしまいます。言ってしまえば愛着なんて、触れる機会に依存するのかも知れません。視点を変えれば、好きなものは機会を増やす努力ができるもの。ずっと向き合い続けられるもの。

Date: 13/10/08 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1526|海が好き

the Japan Sea

水のあるところが好きです。波乗りしたいとまでは思いませんが、最近特に海が好き。昔から疲れた時は決まって「あ〜海が見たい」ってぼやいてます(そして何度も見に行ってます)。何層にも重なった波の音が気持ちを鎮めてくれたり、その壮大さが僕のちっぽけな悩みをかき消してくれたり。海は偉大なり。

時間が無くて海に行けない時は、近所の用水路まで行って水の流れを聞くこともあります(インスタントでもそこそこ効果あり)。海に限らず滝も、池も、湖も、もちろん温泉も。水は偉大です。そんな僕は水瓶座。いま水を飲みながら書いています。水は偉大です。

Date: 13/10/07 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1525|ほくりくよくいく

the shoreline

今日はこれから小浜にてWebサイトとカタログの打ち合わせ。少し前に鯖江でメガネを新調したり輪島でパッケージの案件も進行中だったりで、最近めっぽう北陸づいています。自然いっぱい&ごはんも美味しいし、魅力の多い土地。

それに、歴史に関心の薄い僕がなぜか北陸の歴史には興味があります。昔の生々しさがそのまま残っているというか、過去と現在がくっきり地続きになっている感じがして、妙に惹かれてしまう。仕事で関わりを持てたおかげで、プライベートで遊びに行く機会も増えました。このリズム最高です(それなのに写真は伊勢湾です)。

Date: 13/10/05 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1524|失礼でよくばり

a sea mew

デザイン、写真、文章(コピー)。

もっともっと上達したいと思っています。だから手を足を頭を動かして、動かし続けています。二足以上わらじを履いているにもかかわらず、どの専門家にも負けたくないと本気で思っています。「餅は餅屋」が正しいと知っているくせに、なぜだか負けたくない。ベホマもベギラゴンも使えて「かいしんの一撃」も繰り出したい、欲張りすぎる性分。なので時々パンクするのは仕方ないものとして諦めています(今は元気いっぱいです)。

Date: 13/10/04 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1523|嬉しい悲鳴(たぶん)

東尋坊|福井県坂井市

何のスイッチが入ったのか、ここのところ新規案件の問い合わせを毎日いただいています。まさに嬉しい悲鳴。緊張感を高めるために、そろそろ年内の営業日数をハッキリしておく時期かも知れません。させたいような、させたくないような。

こんな時だからこそ、根を詰めすぎずに体調管理をしっかりするのが肝心。いつでもゆる〜くいるのが吉。そうすればきっと何とかなるはず(たぶん)。何とかしようじゃないか(たぶん)。やってみせようじゃないか(たぶん)。

Date: 13/10/03 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1522|10月過ぎたら毎年お決まりの流れ

a cat

周年を迎えると、今年もあと3ヶ月。そんなサイン。ぼちぼち年末のAつMATAの打ち合わせにGOODFOOD行って「今年もあっという間だね〜」なんて話をする、毎年お決まりの流れ。なんだかんだ言いながら続けられている、そんなこの時期のリズムが大好きです。

そんなわけで今年もAつMATA開催します。詳細はまた後日。しばらく会えてない友達もいっぱいいるし、この機会に会いたいなぁ。どんな空気になるのか、今から楽しみです。

AつMATA2012のようす

Date: 13/10/02 Photo: AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

1521|8周年

a silent port|津松阪港

明日でAMATAは8周年を迎えます(明日は定休日なので今日書きます)。

関わって下さっている皆さま、応援してくれている方々、見守ってくれている方々、影や日なたで支えてくれている方々、いつもありがとう(ございます)。今年は春からスタッフ・タッキーが在宅中心の勤務になり、体制が大きく変わりました。やっとその変化に馴染んできたところですが、ここに落ち着かず変化を繰り返しながらまた一年を過ごしたいと思います。

月日を重ねるたびに楽しいことが増え、同じくらいしんどいことも増えますが、やりたい事に一歩ずつ近づけている気がします。それに、仕事を通じてたくさんの方と関われることは本当に幸せです。

7でもなければ10でもない、少し掴みどころに欠ける地点ではありますが、9年目のAMATAもどうぞよろしくお願いします。

Date: 13/09/30 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1520|みんな好きだとは限らない

音止(おとどめ)の滝|静岡県富士宮市

歌うことは好きだけど人前で歌うのはちょっと恥ずかしい。僕はそんな人です。だからカラオケは昔から大の苦手。同じ歌うでも、一人で歌うことと人前で歌うことは似て非なるもの。

この間「わたしグルメじゃないから分かんない」と、味の感想を聞いて拒否されたことがありました。グルメの定義はさておいて、味わうことと誰かに伝えることはまったく違います。僕は美味しさを言葉にするのが好きで、それを誰かと共有し合えたらすごく幸せだと思ってるんですが、僕が人前で歌うことに抵抗があるように、それが苦手だったり照れくさいと感じる人もいます。

Date: 13/09/28 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1519|タイミングをデザインする

白糸の滝|静岡県富士宮市

少し前に書いたブログを読んで、乳がん検診に行ったと教えてくれた子がいました。もちろん本人が「いつか行かなきゃ」と思っていたからこそタイミングよく背中を押せただけのこと。それでも、一人でもいいから想いを伝えたい気持ちで書いている身としては、きっかけを作れたことは素直に嬉しいです。これぞ有意義というもの。「いいね!」みたいに広く何となく受け入れられるのも悪くはないけど、やっぱり強く響く方を大切にしたい。

何かを伝えるのに、タイミングはとても大切。お腹いっぱいの時に「ねぇ夜ごはん何食べる?」と聞いても、曖昧な答えしか返ってこないでしょう。何かにつけて、その辺りまできっちりデザインしたい欲求が高まっています。

乳がんで亡くなった幼なじみのフォトグラファーSayoのこと。

Date: 13/09/27 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1518|知ってましたか?通行帯違反

富士山|河口湖

この間はじめて知った「通行帯違反」という言葉。高速道路(一般道もらしい)の追い越し車線を一定距離走り続けると、この違反になります。ペナルティは加点1点と罰金6000円。状況にもよるようですが、左側車線が空いてる時はなるべく右側車線を走らない方がいいみたいです。

うーん、知らなかったなぁ。。知識として知るより先に、身を以て経験してしまいました。なんだかやりきれなくて、人に会うたびこの事を話したら、結構な割合で取り締まられている人がいたことも驚き。教えてよ〜

車の話でもうひとつ。遅まきながら最近やっとETCカードデビューしました。なまらたいそういごっそベリー便利(今までものすごい損をしていたことは怖いので考えないようにしています)。高速料金が安いのもさることながら、利用証明書がたまらないのが一番嬉しいです。コインパーキングもクレジット&ペーパーレスになればいいのに。

Date: 13/09/26 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1517|半沢直樹

工場見学ツアー|ハグルマ封筒

最終回のラスト20分だけ見た、インスタント倍返し野郎です。それにしても堺雅人さん、すごいです。何がすごいって、原作を読んで「もし実在したらこんな感じの人かなぁ」と描いたイメージに限りなく近い。伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」の時もそう。本人の情報が限りなくゼロに近い印象。

反対に香川さんは、最近どんな役でも「香川照之の演技」にしか見えなくて、残念ながら僕は入り込めません(好きな人ごめんなさい)。なので香川さんメッチャ切れてますやん!と。表面だけ切り取って、下手に上司に突っかかる社員が急増していないことを心から願います(本当に)。最後のにらみ合い、哲っちゃんと上島竜兵なら絶好のキスチャンスですよねー。

その最終回の時、ちょうど原作「オレたちバブル入行組」の方を読んでいて、いざ初めて画面を見た時「おお〜半沢がいる!」と感動しました。そこから先は堺雅人を連想せずに読むことが出来なくなるほど。映像の力は強すぎる。できれば原作を読み切ってからの方が自分の想像力だけで一度楽しめて良いんですが、今回は好例ということでお咎めなし。2作目の「オレたち花のバブル組」も楽しみです。読書の秋です(写真の方は半沢直樹とは一切関係ありません)。

Date: 13/09/25 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1516|ハグルマ封筒工場見学ツアー

工場見学ツアー|ハグルマ封筒

いつもお世話になっているハグルマ封筒さまの工場見学ツアーに行ってきました。AMATAのデザイン部隊、タッキーと僕の2人で。実際の工場を案内していただきながら、1枚の紙が封筒になっていく工程(印刷まで含めて)を見せてもらえるというもの。

僕は印刷会社出身なので印刷現場は一通り知っていますが、封筒のそれは理解が劣っていることと、自分の名刺にも使っている「活版印刷」の仕組みについて詳しく教えて下さるところに惹かれての参加。反対にタッキーはこれまで印刷の現場とは縁遠く、今回がきっかけで、工程まで踏まえたデザイン設計ができるようになると見通しての参加。何でも学んでおいて損はないですからね。

たくさんのスタッフの方々ひとりひとりが誠実に丁寧におもてなし下さり、とても有意義なひとときでした。今までモヤッとしていたことがスッキリしたり、新しく試してみたい表現にも出会えたり、刺激がいっぱい。今日も現場には情報が詰まっています。

でもそれより何より、風通しのいい会社の空気を体感できたのが実は一番嬉しかったこと。ハグルマ封筒さんは本当に素敵な会社です。そう思える会社とお付き合いできるのは本当に幸せ。準備だけでも大変な時間を費やして下さったことが伝わります。貴重な機会をどうもありがとうございました。

Date: 13/09/21 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1515|出張、からの〜

那智の滝(間もなく)|熊野古道

出張を終えて、明日からいつも通りの生活へ。4日間ものすごく有意義で楽しかったのに、帰ったら帰ったで疲れがドッと出ました。明日はゆっくり仕事を・・と思ったらまた午後から外出予定。これまた楽しい体験をさせてもらいに大阪へ行きます。

今週は台風18号に始まり、あまり類を見ない高濃度な7日間。食事にたとえると途中で飽きそうなもんですが、どれも違う味で飽きる隙なんて微塵もありませんでした。でも来週はご飯と味噌汁、それにお新香くらいの一週間でいいです(笑)

Date: 13/09/21 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1514|自由は、いる。

大斎原の大鳥居|熊野古道

今日も出張まっただ中ですが、予期せぬタイミングで緊急対応せざるを得ない案件がひとつありました。ノートパソコンは持っているし必要なデータはDropboxに入れていたので、結果的には出先でもそれほど焦ることなく対処。今どき何てことのない話に思えますが、実はけっこうすごいこと。5年前なら結構バタついたかも知れません。ラップトップの性能も今より劣るし(持ってすらいなかったし)、クラウドだってまだまだ未発達。

最近は場所を選ばずに仕事ができる環境にいるなとつくづく感じます。想い描く理想に一歩また一歩と近づく実感。ノマドが最高だとは全く思いませんが(そもそもスタッフが仕事場を守ってくれているからこそ成せる業)、いつ外に出ても大丈夫な状態というだけで気持ちが軽い。それは今の仕事を続ける上ですごくすごく大切なことです。

Date: 13/09/20 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1513|国際福祉機器展 H.C.R 2013

大鳥居(大斎原)|熊野古道

今日から3日間東京ビッグサイトにて開催される「第40回 国際福祉機器展」へ。出展されるお客さまのお手伝いと今後の市場調査を兼ねて。これでもか!というほど、現場には生きた情報が溢れかえっています。

ブースで接客をお手伝いしながら会場全体をいくつかの視点でチェックし、このリアルな経験をこれからどう活かし、具体的にどんなカタチへと落とし込んでいこうか考えています。展示場はいつ行ってもアドレナリン出ますね。

Date: 13/09/18 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1512|うらかたのうらかた

The last sunflower

デザイナーをもう一人増やす余裕も甲斐性も僕にはありませんが、数ヶ月前から細かい仕事を手伝ってくれる人と年間契約しています。いわゆる外注とも少しニュアンスの違う、AMATAを陰で支えてくれる存在。

仕事が立て込むと、最後の最後で詰めが甘くなってしまいがち。例えば誤字・脱字のチェックに十分な間を取らないとか「時間に余裕があれば防げるミス」が出やすいもの。そんな時に代わってチェックをお願いして、できるだけミスを防ぎます。他にも、打ち合わせが増えて実作業の時間が確保しにくい時は、水面下でテキスト入力や写真の切り抜き、バナーをデザインしてもらったり。そうすると、いざデザインに取りかかる時、素材作りに費やす時間を一気に省略できます。

スタッフはスタッフで仕事があるので、いちいち細かい仕事をお願いして手を止めていられません。デザイナーという裏方仕事のさらに裏方を担ってくれる存在がいてくれるから、僕が飛び回ってる時でも土台が崩れずにいられるんです。

Date: 13/09/14 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1511|遊牧民は九州に行きたい

大門坂|熊野古道

今日は通販サイトの打ち合わせで小浜へ。来週は連休明けから東京と輪島への出張が続きます。この前の気仙沼から2週間の間に、これだけ各地へ訪れるのはさすがに初めて。ホントありがたいです。僕の遊牧民気質が開花したのはいろんなお客さまのおかげ。

で、気が付いたのは、しばらく九州方面とご無沙汰していること。福岡には7年間暮らしていた事もあるので、そろそろまた何かでご縁が、できれば仕事が出来るといいなぁ、なんて思っています。昔のこと過ぎて知り合いはもう誰もいないけど、久しぶりに「ダメくさ〜」なんて懐かしい方言も聞きたいです。

Date: 13/09/13 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1510|写真のセオリーは無視して

那智の滝|熊野古道

暴挙の写真ばかりに気を取られ、肝心の那智の滝(写真)を載せ忘れていました。世界遺産なのに雑な扱われ方です(ナッチごめん)。

那智の滝のような被写体は、普通カメラを縦にして撮ります。その方が長さを強調しやすいからです。ただ困ったことに、このブログは横向き写真に特化した設計で、縦の写真を使うと全体のバランスが崩れます。なので被写体がどうであろうと、基本的にはすべて横位置で写真を撮っています。

はっきり言って良くもあり、悪くもあり。制約の中から新しい発見がある良さと、写真のセオリーを使えずどう転んでもうまく撮れない悪さ。そんな撮影条件付きのブログです(笑)

暴挙の写真その1(瓜割の滝)
暴挙の写真その2(鶏鳴の滝)

Date: 13/09/12 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1509|ほぼ日手帳コピー大賞

a flower and an insect

「ほぼ日手帳」のコピーをプロアマ問わずハガキで募る「ほぼ日手帳コピー大賞」。その発表会の映像を寝る前に観て、とても幸せな気持ちになりました。

すすめてくれた人は、きっと、あなたが好き。

これが大賞コピー。僕はこの手帳を使ったことはないけれど、何となくイメージしていた世界観が気持ちよく届きます。そしてその「何となく」だった部分を、雨上がりの空みたくクリアでハッキリとしたイメージに変えてくれました。それも、じんわりあたたかく。持ってもいない手帳を使い、好きな人にすすめてる妄想が止まりません(買うつもりもないのに)。

コピーひとつでこんなに人の心を動かせるのかと、改めてそのチカラを感じた時間。下手な映画よりずっとたくさんの感動があって、思わず泣いてしまいそうになりました。すごいなぁ。受賞者のひとりに滋賀県の人が選ばれていたのもちょっと嬉しい。やっぱり僕は「ことば」が好きです。好きでよかった。

ほぼ日手帳コピー大賞のようす

Date: 13/09/11 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1508|東京オリンピック2020

魂|大斎原(おおゆのはら)|熊野古道

オリンピックの東京開催決定を知ったのは、気仙沼に着いた翌日の朝。僕を含めその場にいた全員が「うーん。。」と顔をしかめましたが、一人の女性の「でもこれを利用すればいいのよ」という一言に、腑に落ちました。なぁるほど。

お客さんが家に来ることになったら全力で部屋を掃除した。そんな経験は誰でも一度はあること。そう考えたら期待もできます。あと7年で世界中の人を安心してもてなせる可能性は限りなくゼロに近い。でも、国の代表の発言がハッタリかどうか議論したり、憂いをつぶやいて過ごす毎日よりずっと前向きな発想。

開催が決まったことで感情の変化はあっても、自分のやれることはこれっぽっちも変わりません。それに、オリンピックがきっかけで海外の人が被災地を訪れる機会が増えるのは喜ばしいこと。その流れで日本人の訪問もきっと増えます。そう考えたら気持ちがパァッと明るくなりました。

そんなわけでオリンピック開催が決まって喜ぶ声もあるし、その逆もある。僕はたぶん直前になって盛り上がり始める派。せっかくだし生で観てみたい気持ちだってあります。でもそれはそれ、これはこれ。勢いのある話題がドカッと押し寄せて一見ごちゃ混ぜ、だけどそこはきっちり線を引くところ。だって7年後の話ですから。

Date: 13/09/10 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1507|お墓参り

阿弥陀院

フォトグラファーSayoのお墓参りへ。乳がんと分かってから一年も満たない早さでこの世を去った僕よりひとつ年下の友達。墓前に立つのも今日で4回目。本当にあっという間です。こうして写真を撮り続けているのも、彼女の早すぎる死が少なからず影響しています。いま自分が生きていて、写真を撮れることが当たり前じゃないんだってことを肝に銘じ直す日。それと、女の人はなるべく乳がん検診行ってね(相当痛いらしいけど)を伝える日。行ってね。

Date: 13/09/09 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1506|気仙沼(再)

鳥居|熊野本宮大社

思うところあって急遽、気仙沼へ。この間からまだ3ヶ月にも満たないうちの再訪。苦手な夜行バスで約12時間+車で2時間の旅。冗談でもヒマとは言えない時期にも関わらず、でも本能がそうしろと囁いたので素直に従うことにしました。思うところの詳細はまた後日書きます。とにかく従って良かった、それは間違いないです。

Date: 13/09/08 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1505|ブームは去っても

吊り橋|奥熊野

雑誌のコピーやお店の張り紙に「今でしょ!」に乗っかったコピーを未だに見かけます。こういう一過性のものは引き際がとても肝心で、もうきれいサッパリ無かったことになってるくらいが丁度いい。でもそうはならないのが世の常。誰かと話してて偶然「これいつやる?」なんて流れになっても恥ずかしくて口に出せやしない。否でしょ。

ブームは必ず去り、ほとんどが風化される運命にあります。ダンディ坂野、ムーディ勝山、そして濱根隆。挙げ出せばキリがない。でも「今でしょ!」って、胸に刻んでおく価値があります。ホントいい言葉だと思うんです。ブームは去っても、そのメッセージ自体は決して廃れるものじゃない。何でも後回しにしがちな自分の背中を押してくれる力強い言葉です。

今日は太極拳おじいさんの代わりにガリガリガリクソンと駅ですれ違いました。ひょうたんみたいでした。

Date: 13/09/06 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1504|人の目を気にしすぎるとつまらない

GUILDWOOD × Airplants

一人で太極拳やってるおじいさんをときどき見かけます。公園じゃなくて最寄り駅の真ん前、それも白昼堂々と(今日も見ました)。純粋にすごいと思うんです。その佇まいたるや、ギター片手に初めて路上で歌い始めた若者のような恥じらいもなく、かといって「こっちを見るな!」と威嚇するオーラも感じない。まるで風景の一部になっているかのよう。どんな生き方をしてその域に辿り着いたんだろう。

最近は過剰に人の目を気にする世の中、というか変わったことするとすぐ叩かれる空気になっている中で、そういう姿を見るとホッとします。タワレコでCD視聴しながらノリに乗ってるDJ風な人を見た時とよく似た気持ち。安堵感と希望、それと羨ましさ。気が付けば洗濯したニットみたいに縮こまった自分がいた、なんて事にならないように、感情にできるだけ素直に従って過ごしている今日この頃です。

「おいしいごはん」ぼちぼち更新してます(くだもの、カレーほか)。

Date: 13/09/05 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1503|出張と雷、ノートパソコン

やりたいことはやったらええ展

今月も東京出張が決まりました。今年はやけに縁のある東京。呼んでるのかな?そういう段階にいるかと思うと嬉しいです。他にも輪島と小浜の出張を同じく9月に控えてキリキリ舞い宣言したいくらいなのに、どの案件も甲乙つけがたいほど楽しみです。

今日は夕方から鳴り続く雷に妙な不安を覚え、コンセントを抜いて全員の作業を中断。ここ最近Mac本体やマウスの故障が相次いでいて、これ以上の被害は抑えたい。そろそろ雷対策もしっかりしろってお触れかも。こんな時でも普通に使えて出張にも連れて行けるノートパソコンってホント便利で優れものです。

Date: 13/09/04 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1502|ものづくりする人あるある

やりたいことはやったらいい展

DMデザインを担当した「やりたいことはやったらええ展」を観にギャラリー唐橋へ。元気になる「言葉」と額縁、そしてエアープランツとを組み合わせた作品が多数展示されていました。写真はそのうちのひとつ。かっこいい。

毎度の事ですが、DMを見て会場に足を運んでくれた人が抱いたイメージや期待を、悪い方に裏切っていないかどうか、客観的に自分が一人のお客さんになって見に行きます。もっといい表現の仕方はできなかったかとか、反省も兼ねて。会場の空気からは貴重な情報をたくさん感じ取る事が出来ます。平たく言えば答え合わせと復習。合格発表を見に行くようなドキドキもあります。そこから新しい発見があって、また明日に繋げていく。「ものづくりする人あるある」ですね、これは。

→「やりたいことはやったらええ展」のDMデザイン

Date: 13/09/02 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1501|気分じゃなかった

那智の滝にて鶏鳴の滝|熊野古道

僕はLINEやってないんですけど「既読かどうか相手に分かるのが嫌」という不満をよく聞きます。facebookにもしれっと追加された機能。仕事ではメチャクチャ便利で重宝します。でもプライベートでは息苦しいんだとか。読んだのに無視するとはなんと感じの悪いヤツだ、みたいなことになるそうです。

無視したい時なんて、ごまんとあります。SNSに限らず、安請け合いしてしまった時とか、微妙な付き合いの人からお誘いを受けたとか、挙げ出せばキリがない。そもそも「既読」でも、忙しい合間に目を通せただけかも知れない。「ごめん後で返事する」とでも書けたらいいけど、それすらできない気分は誰にだってあるじゃない。

「気分じゃなかった」を、もっともらしい理由で塗り固めようとするから息苦しくなる。気分じゃないって、立派な理由のひとつだと思うんですけど、どうでしょう?もちろん仕事や約束ごとは別。気分は自分じゃコントロール出来ないから、そこ追い詰められたら無視のひとつもしたくなります。

Date: 13/08/31 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1500|滝の前で

那智の滝にて瓜割の滝|熊野古道

話は少し遡りますが、熊野古道の旅2日目はこれまた世界遺産「那智の滝」へ。雨の少なさで水量は控えめだったけど、そのスケールには感動しました。「滝」なんて名前がついてなければ、単に水が流れているだけ。でもそこに人が集まって感動を共有する。そういうの、なんかいいよなぁ。シンプルですごくいい。

・・・なんて思ったくせに、その感動の滝の前で若狭にある「瓜割の滝」の動画を見る暴挙をしでかす僕(写真)。あぁ〜なんて贅沢、とはあんまり思えず。二兎を追うとロクな事がない(と言いながらこの後三兎を追います)。

バカとまじめが行ったり来たりのこのブログも今回で1500回。たった1500回でも、思えば変化の繰り返し。ここで書かない事は山ほどあるのに、それでも続けられるから不思議。誤解されるのを分かっていて、それでも伝えようとする。きっとこれも人の常。いつも貴重な時間をありがとうございます。

Date: 13/08/30 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1499|嬉しい買いもの

熊野大権現(幟)|熊野本宮大社

15年以上も働いてくれた自宅のエアコンがとうとう壊れ、急いで買い換えた途端に涼しくなる、そんな今日この頃。あっ!という間に過ごしやすくなりました。ただ、買ったからには使いたくなるのが人の常。なのに満たされないこの気持ち(使わないに越した事はないですけど)。

実家の家電を買うのはシンプルで気持ちいい。急に壊れてすぐ必要なケースがほとんどで、量販店に着いて30分以内で決めてしまう。ネットで比較しても在庫が無ければ意味ないし、売り場の情報(と母親の好み)でほぼ決まる。仕事場の家電なんて一体どれだけ悩んで買ったことか。じっくり悩むのも時間にゆとりがあれば楽しいけれど、こういう潔い買い方もすごくいい。「買い物したっ!」って感じで。炊飯ジャー買って帰る人を電車の中で見かけたりすると、こっちまで嬉しくなりません?

Date: 13/08/29 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1498|デザインの記憶(2種盛り)

拝殿|熊野本宮大社

仕事の実績をまとめているブログ「デザインの記憶」に事例を2点追加しています。今月リニューアルしたchum-chum closetさまのWebサイト、そして法人化を目の前にした会社さまのロゴリニューアル。どちらも仕上がりはシンプルですが、そこに至るまでの過程は地味なことの積み重ねで、そういった“裏方の舞台裏”に興味を持って下さる人も少なくないんじゃないかという思いから、いつもより詳しく書きました(日に日にデザイナーの印象が薄くなっている気もするし)。

「デザインの記憶」も手直ししたい点がいっぱい。でも目の前にやることいっぱい。そのくらいの忙しさが丁度いいです。来月にはお米の通販サイト、そして年内にはパンの通販サイトを公開予定。来年はうどん?!そろそろ本格的に「線を面にする計画」も進めたいところ。嬉しいことに楽しみは尽きません。

【デザインの記憶】
chum-chum closetのWebサイトリニューアル
grassfeel(グラスフィール)のロゴリニューアル

Date: 13/08/28 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1497|死んでも巻かれない

地蔵尊|中辺路(なかへち)|熊野古道

「汚染水漏れについてもっと報道されないとおかしい。地球規模の被害なんだから。」

みんな思ってること。事の重大さをマスコミに委ねるのはもうおしまい。ずっと依存してきたけど、これからは自分で決める。「これおかしいぞ」と思うことって、世の中の空気がどうであろうと、やっぱりおかしいと思う。自分の判断の方を信じたい。

今読んでいる本「チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド」によれば、日本でその話題が出なくなったのは、マスコミの報道が終わったのと同じタイミングらしい。世の中の、そして自分の感情とは別のところにあるということ。

「絶対おかしいけど周りは落ち着いてるから、とりあえず、いっか。」な毎日を繰り返したところで、いつまでたってもやりきれないし、これは自分の国で起こっていること。僕が息を引き取るまでに収束する規模の話じゃないし、つらいけど見て見ぬフリするわけにもいかない。

生きている以上、日本人としての誇りは失いたくない。とあるプロダクションの社訓を借りれば「死んでも巻かれない」ってこと。自分に正直でいるって、実は一番むずかしい。でもやるしかない。最近そんなことを考えています。

Date: 13/08/26 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1496|共感されにくいけどココが好き

九鬼ヶ口関所周辺|熊野古道

うどんだのラーメンだの作る時、茹で加減を見るため一度くらい麵をこう、すするじゃないですか。パスタなら吹き矢のような仕草で口元を隠してこう、チュルルッと。この時間がなんとも至福なひととき。好きすぎて、例えば「茹で時間10分」とあるのに5分くらいで一回チュルる。当然、まだ芯は残りに残ってる。

「粉落とし」みたいな、度が過ぎたかため愛好家でも何でもなく、つまみ食いにも似た行為が純粋に楽しくて毎回やってしまう。まるで落ち着きのない幼児のように、茹で上がりを待ってられない(その点で素麺は茹で時間が短くて楽しくない)。

むかし京都にある山元麺蔵で、ひたすらうどんだけすすり続けた事もあったけど、それとはまた全然違う心理。こっちはきっと、いけないと分かっててもついやってしまう、大袈裟に言えば禁忌を犯す行為だから、やめられないのかも知れません。

山元麺蔵でうどんをすすり続けたあの日

Date: 13/08/24 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1495|仕方のない誤解

中辺路(なかへち)|熊野古道

「呑むぞ日本酒!」なんて始めるもんだから、日本酒しか飲まないと誤解される今日この頃。でも昨日はワインを楽しんだし、そんな事は決して無いんです。運動した後はやっぱりビール飲みたいと思うし、いくら日本酒好きでも、そこを日本酒に置き換えようとも思いません。何でもかんでもヴィトン一辺倒、みたいな。

そうじゃなくて、あくまで適材適所。あえて伝えたかったのが日本酒だっただけ。それに「飲むぞビール!」じゃ、あんまり面白味もないでしょう。ヤナギブソンお馴染みのフレーズが聞こえます「誰が興味あんねん!」。

呑むぞ日本酒!

Date: 13/08/23 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1494|片腕のカメラマン

発心門王子|熊野古道

打ち合わせ帰りの道中で、片腕のカメラマンを見ました。左腕の肘から先が無く、僕より少し若いくらいの男の人。運転中だったので声も掛けられなかったけれど、とても飄々とした空気を醸していて好感が持てるタイプ。

片手で一眼レフを扱う事を想像してみる。一応シャッターは切れる。実際そうやって撮る機会がないこともない。でも、レンズを回してピントを合わせるマニュアルフォーカスは難しい。同じ理由でズームレンズより単焦点の方が扱いやすそう。レンズを左肘に乗せて手ぶれを抑えるのか、とか、撮れない種類の写真もあると思うし、そのぶん何かしら特定の分野ににこだわっているのか、など、想像すればするほど興味が湧いてきました。どんな写真を撮るんだろう。

カメラ繋がりでもうひとつ。この間「写真好きな男は家事全般もそつなくこなす人が多い」なんて仮説を立てた先輩がいて、なるほど確かにそうだな〜なんて思ったり。女の子は覚えておくと良いかもです。

Date: 13/08/22 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1493|パイセンのロゴ完成

熊野参詣道 中辺路(なかへち)|熊野古道

パイセンの会社ロゴがやっと完成。ロゴデザインの中ではザ・モスト難産のひとつ。海女さんのように海の底まで潜るものの、最後の最後で苦しくなってまた息継ぎして、そんな思索の繰り返し。惜しいところまでは来ているのに、一向に光が見えない日々。あまりにもがきすぎて「今回ダメかも」なんて諦めの気持ちもありました。

それがきのう、休日で昼間から温泉に浸かってゆっくりしてると、「これイイぞ」というアイディアが自浮かぶともなく浮かんで、こうしちゃいれんとそのまま仕事場へ。そこからはもうあっという間。楽しすぎて時間を忘れてしまうほど。

思惑どおり「コレ気に入ったわぁ」の言葉をもらえました。僕にとっても「ぐっ!と来る」仕上がり。やっと肩の荷がひとつ下りました。

grassfeel(グラスフィール)のロゴリニューアル

Date: 13/08/21 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1492|図書館がアツイ

ferns|シダの大群|熊野古道

あんな涼しい空間にこんなこと言うのは恐縮ですが、図書館がアツくてたまりません。置いてない本はリクエストすれば取り寄せてもらえる(最近知りました)し、今までTSUTAYAで借りていた落語やザイマンのCDもある。むしろこっちの方が充実してるほど。

今更ながら、なんて便利。まるで自分専用の巨大本棚のよう。厳密には違うけど、もうクラウドと言ってしまおう。図書館はクラウド。車で5分のクラウドです。

Date: 13/08/19 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1491|世界遺産・熊野古道

大斎原の大鳥居|熊野古道

今日から営業再開。休みの前半は働きつつ休みつつ、後半はしっかり遊びました。

青春18きっぷで世界遺産・熊野古道へ。パワースポットには関心がないけれど、前からずっと行ってみたかったところ。その圧倒的な壮大さに感動せずにはいられませんでした。強いインパクトよりも「こんな規模のものが今でも存在している」すごさ。100mを8秒台で走るすごさより、アースマラソンを成し遂げた寛平ちゃんのような魅力とでも言うか。歴史なんて本当に興味のなかった僕だけど、こういう土地に行くたびにみるみる興味が湧きます。そしてますます日本が好きになります。

写真は大齋原(おおゆのはら)の大鳥居。散策途中の見晴台から。以前は熊野本宮大社があった場所。大鳥居の後ろにそびえる稜線のグラデーションがあまりに美しく、思わず見とれてしまいました。

Date: 13/08/17 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1490|蔵元に間違えられる

cross a bridge

きのうは前半終了のお疲れ会で石山「蔓ききょう」へ。毎年お世話になってる素敵なお店。いちいち美味しくて感動があります。運良くお店の中から地元の花火大会も見えて、ひときわ心地いい時間。

途中、隣にいた人から「冨田さんお久しぶりです!」と声をかけられる。えっと、冨田さんって誰?基博とか森山直太朗とか言われたことはあっても、冨田さんは初めて。タモリのモノマネも上手くないし。正直に「安藤ですが・・・」と伝えたら、どうやら冨田酒造(七本槍)の蔵元と勘違いされていたよう。作り手じゃなくてごめんなさい、呑む方の専門でした(笑)まぁ確かに似てるんです。そんなおもしろい夜。

さて、明日から6日間お休みを頂きます。通常営業は一週間後の土曜日から。あっという間に終わるお盆休みですが、仕事しつつ遊びつつ、前半の疲れを取りつつで。皆さんも暑さに負けずよい休日をお過ごし下さい。

本物の冨田さんはこちら!

Date: 13/08/10 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1489|長崎原爆の日

Japan Style

今日は被爆から68回目の「長崎原爆の日」。原爆について語る美輪明宏の動画を見る機会がこの間あって、まるで昨日のことのように、当時の状況を涙ながらに話していました。

美輪さんは長崎出身で小さい頃に原爆を体験しています。僕はしていません。だからその時の状況は想像に難い。大人になってから広島の平和記念資料館に行った時も、きっと氷山の一角くらいの規模の事しか想像できていなかったと思う。水を飲んだら人が死ぬって、なんなんだ。

でも、原爆が投下されたその事実は知ってる。政治的に外交的に「原爆のおかげで戦争が終わった」なんて見方もあるみたいだけど、そんな事情は知るかい。二度と同じ事が起きて欲しくないと僕は思ってます。身の周りのことだけで精一杯な毎日でも、伝え続けることはできるし、365日「伝えること」を考え続ける仕事に就いています。唯一できることを放棄したら、もう無関心ってことになってしまう。すごすぎる時代を生きながら、「伝える」という点でなるべく世の中と関わり続けたいと思います。

Date: 13/08/09 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1488|緊急速報

take a turn in a Ise Shrine

今日の16時56分、iPhoneから緊急事態発生!と言わんばかりのアラームが。聞いたことのない音で、何事かと焦る。続けざまにスタッフのiPhoneからも。「ゆれくる」かと思ったら純正の緊急速報でした。

内容は奈良県で震度7の地震とある。けっこう近い、でも滋賀は全く揺れてる気配がない。なんかおかしい。。。どうやら誤報だったみたい。それはそれで一安心ですが、同時に、仕事場で地震が起こった時の具体的な対策を何も用意していなかった自分が情けなくなりました。アホか。遠くのことに気がいって、足元がおろそかになってました。今回のことは避難訓練の一環だったことにして明日に活かします。反省。

Date: 13/08/08 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1487|リニューアルしました

馬頭観世音|天徳寺

高知県四万十市のセレクトショップ「chum-chum closet」さまのWebサイトをリニューアルしました。詳しくは「デザインの記憶」の方で書きますが、PC、タブレット、スマートフォンに対応したレスポンシブデザインを採用しています。

スマートフォンからのアクセスが5割を越えたこともあってのレスポンシブ。でも、できればパソコンで見て欲しい。オーナー山崎さんと日々やりとりする中「chum-chum closetらしさ」を自然とカタチにできたもの。長年のお付き合いもあって、あえて考える必要はありませんでした。

きっかけは自分のブログ「おいしいごはん」。始めてみたら「あ、この感じ山崎さんのサイトにピッタリかも」と思っていたら今回の話もやってきて。いろいろやっておくもんです。お客さまとシンクロするのはひとつの目標。

chum-chum closetのWebサイトリニューアル

Date: 13/08/07 Photo: AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

1486|パイセンのロゴ

a temple bell

パイセンの会社がこのたび法人化するにあたり、ロゴのデザインを依頼してくれています。今日はその経過について打ち合わせ。まだ完成していないけれど、「やっぱ分かってくれてるなぁ」と思ってもらえるような、パイセンをよく知る自分だからこそ生み出せるカタチにこだわり抜きたい。120%しっくり来る切り口とは未だ出会えずだけど、ロゴづくりはいつもこんな感じ。産みの苦しみは続きます。これがあるから最後はいい結果に繋がる。

今回の写真も魚眼レンズで。梵鐘(ぼんしょう)。目を奪われる被写体があれば歪みは気にならなくなる、とか何とか考えてしまうなぁ、やっぱり。これ1本だけ持って旅行したら性格ゴロッと変わるだろうなぁきっと。肩肘張らずに世の中を見るための矯正器具。

Date: 13/08/05 Photo: AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

1485|魚眼レンズ試行錯誤

Sunshine drive

少しずつ魚眼レンズを試しています。さすがは暴れ馬(魚眼なのに!)、頭とカメラの回路がまったくもって繋がらず悪戦苦闘。いつもなら肉眼で見て「あ、なんかいいな、面白いな。」が先にあって、それをどう切り取るかカメラと相談する、という感じ。だけどこのレンズはカメラより万華鏡を覗いている感覚に近くて、いつものやり方ではちっともうまく行きやしません。

試行錯誤して感じたのは、ある種の諦めというか「ねぇキミもっと力抜いたら〜?楽しく行こうよ〜!」くらいの軽い気持ちで向き合った方が、いい結果を得られること。ちょうど今の自分の動きとシンクロするところもあって、縁を感じずにいられません。ファインダーさえ覗かずテキトーに撮ったこの一枚。レンズの持ち味を活かせて気に入っています。空との相性はいいみたい。

Date: 13/08/03 Photo: AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

1484|ヒグラシ

陸中国立海岸公園

今日は午後からお箸のカタログ制作の打ち合わせで小浜へ。とりあへずこのブログを書いている時点で約150膳ノオ箸ノ撮影ガ決マリマシタ。はてさて。打ち合わせ場所からはヒグラシの声が聴こえます。あぁなんて贅沢。

小浜へは仕事場から車でちょうど2時間。道中の鯖街道はひんやり涼しくて冷房も必要なし。途中に寄り道したくなる場所もいっぱいでホントに魅力的な道。明日の帰り道も楽しみ。

Date: 13/08/02 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1483|シェアオフィスでも働きます

桂宮御拝所 慈照院

今日から8月。今月から京都のシェアオフィスでも働き始めます。週に1〜2度くらい。京都のお客さまが増えたとか、これから増やしたいとかそういった具体的な目的があるわけでもなく、ほぼ感覚で。あえて言うなら「何が起こるか分からないから、やる」。

3人体制で5年目を迎え、と同時にスタッフ・タッキーが在宅勤務になりました。最初はどうなるか不安だったけど、いざ蓋を開けてみれば、これがなかなか悪くない。負担が減ったおかげで身体が軽くなり、動きやすくなりました。だったら僕も動いて、AMATAがもう一回り成長するための何かを、想像を超える何かを求めて模索しよう、というきっかけ。

我ながらノリもいいところだけど、アドリブでしか生まれないものはたくさんある。頭の中でぐるぐる悩むくらいなら一度試してしまった方が早いし、自分から知らない環境の中に飛び込んでいくのも久々で、それだけでもワクワクします。頭だけで考えて正しい答えを出すより、動いて感じながら答えを見つける方が自分を活かせる気がする。

そんなわけで京都に出没する回数がさらに増えます。よろしくお願いします。

Date: 13/08/01 Photo: iPad mini

1482|普通にしてるだけなのに

a rural scene

「はやっ」

3回に1回くらいの頻度で言われます。電話の話。出るタイミングが平均より早いらしい。呼び出し音を聞くことなく出るらしい。玄関のチャイム押した途端にガラガラッと扉開いて「うあっ!」みたいな、不意を突いているようです。

でも、僕自身はいたって普通。着信があれば取っているだけ。仕事中は手が届くところに置くのは不思議でも何でもないし、早押しクイズみたくコンマ何秒を競うため四六時中iPhoneとにらめっこしてるわけでもありません。なんなんだろ?あんまり似合ってない服なのにベタ褒めされるような、変な気持ち悪さがいつもあります。だからといって意図的にゆっくり出ることも気持ち悪くてできないのです。

Date: 13/07/31 Photo: AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

1481|AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

魚眼レンズ(フィッシュアイ)買いました。この間Webサイトを公開した丸商ホームデザイニングさまの内観写真に、こんな遊び心も欲しいと言うことで。偶然のきっかけとは言え、ついに手にする日が来ました。

仕事抜きで言えば、僕が一番好きなレンズは標準レンズ。広角も望遠もいいけど、どれかひとつをと選ぶとすれば、迷うことなく標準。なるべく見たままを切り取って伝えたい。「自分の眼=カメラ」な考え方。その点でこのレンズは対極にある存在で、はっきり言って面倒くさい。いちいち「俺が俺が!」と、自分のゆがんだ主張をグイグイ放り込んでくる。面倒くさいのは自分だけでお腹いっぱい。

でもだからこそ、思ってもなかった写真が撮れる。自分の想像を超える何かに出会える可能性がある。これからどう楽しもうか考えているところです。

Date: 13/07/29 Photo: AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

1480|ゾーン

Vino XC50

先週は俗に言う「ゾーン」の状態ですこぶる調子が良く、息つく間もなく次から次へと仕事をこなせていました。自分でも驚く切り替えの速さで。いつもなら、仕事と仕事の間には多かれ少なかれインターバルを取ります。案件ごとに頭やカラダの使い方が違うため、その切り替えのための時間として。あの期間はその必要が一切なかった。その上いつもより高い精度で。

そんな集中状態にありながら、ずっと続かないことは分かっていたし、スタッフにも「どっかのタイミングで反動来るからね〜」とやんわり告げておき、今、その反動が確かに来ています(笑)張り詰めていた糸がプッツリ切れています。冗談でも「キレてないっすよ」とは言えない。そんな時は無理をせず、やることだけやって回復を待ちます。だいたいこの繰り返し。

Date: 13/07/27 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1479|東北(19)東北の旅まとめ

今回の旅では、震災を経験しながらもその地に残って生活する方と接することが出来ました。前回も何人かの方とお話することは出来たけど、立ち話の延長線上で、時間もごく短め。今回はそれぞれの場所でお酒を交わしながら、じっくり聞くことができました。本当にありがとうございました。この場を借りて改めて感謝します。有意義なだけじゃなく、とても楽しかったです。

住んでいた家や環境を失ったり、身内や仲の良い人を失ったり。自分に置き換えて想像するも、どうしてもイメージできない。自分の想像力の乏しさを悔やむ。いわきでお世話になった旦那さんに「それでいいんじゃないの?」と言われて少しラクになったと同時に、経験したことからしか想像力は働かないことを痛感しました。でも今回、この地に住む人ひとりひとりに痛みや恐怖、悲しみ、苦しみがあることは、身にしみて感じることができました。昔、北野武が「被害を一括りにして考えない方がいい。ひとりひとりにとっての事件が何万件もあるんだ」みたいな事を言っていて、それは頭では理解していたけれど、やっと身体でも理解できました。それだけでも行ってよかった。

僕が出会った人は皆、前を向いていて、きっと見えないところでは苦しみや悲しみを背負っているに違いないのだけれど、眩しいくらい前を向いているようにも見えました。「生きていることは当たり前じゃない」という事実を、心の底から分かっている人たち。生きることに対しての覚悟やそれぞれが信じるもの、それがまっすぐ伝わってくる。未来に対して向けられた強い線のようなものが。そんな人には自然と惹かれます。だからどうしても関わっていたい。少しでも力になりたい。それこそ「東北」に対して何かすることが出来なくても、そこに住む一人に対してなら、僕にだって出来ることはある。だったらそれを続ければいい。何ひとつ難しいことなんてない。

気仙沼の復興屋台村に行った時、「みんなで来たいなぁ」と思っていました。みんなって具体的に誰?なんですけど、とにかくみんなで。大勢で。今回もいろんな所で言われました、「来てくれてありがとう」って。行っただけで喜んでもらえる場所、ないですよ。逆に元気をもらえる場所なんて、そうないんだよ。

残念ながら仕事での関わりを持つことはまだ出来ていないけれど、今度は春にでも3度目の旅に行こうと考えています(6月は仕事が忙しすぎるので変更)。体力も使うし、もう長いレポートはやめようと思っていたけれど、懲りずにまたやってしまいました。伝えたいことが多すぎて。

明日からまたいつも通りのブログに戻ります。すべて読んで下さった方、時々読んで下さった方、ひとつでも読んで下さった方、ありがとうございました。

こちらのリンクから19回分のレポートをまとめ読みできます。

Date: 13/07/26 Photo: iPhone 5

1478|東北(18)岩井崎(三陸復興国立公園)

最終日に立ち寄った、気仙沼の岩井崎を紹介します。岩井崎は青森県から続く国立海岸公園の最南端にあたる場所。看板には「陸中国立海岸公園」とありますが、現在は三陸復興国立公園と呼ぶそうです。この場所も伊藤さんが教えて下さったようなもの。

iPhoneで撮影したパノラマ写真3種盛り。どうですかこの景色?僕は一瞬で大好きになりました。この場所にいるだけで、いろんなことから解放される気分。ちっちゃい悩みなんてどうでもよくなる。何もないと言えば何もないけど、心地良すぎて少しも離れたくなかった。初日に来なかった自分の段取りを恨みました。その意味でここにはすべてが揃っている。何でかは自分でも分からないけど、「最期はこの場所にいたいな」なんて自然にそう思いました。生と死を感じる場所。

絶景をバックに奥さまを撮影する仲睦まじい夫婦がいました。

ひとり散歩を楽しむ方もいました。

岩場で釣りに興じる方もいました。

ゆるキャラ「ホヤぼーや」もいました。

なんかもう見渡す限り絶景でした(続きます)。

Date: 13/07/25 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G + iPhone 5

1477|東北(17)気仙沼横丁の夜

2日目の夜ごはんは予定通り復興屋台村「気仙沼横丁」へ。いい雰囲気。これだけで気持ちが盛り上がります。

明るい時間に前を通った時「どのお店も気になって、消去法が一切使えない。」と書きましたが、この後に知り会った伊藤さんがオススメのお店を教えて下さり、薦められるがまま「男子厨房 海の家」へ。

牛タンも食べたし、懲りずにまたお造り。手前のグラスは白ワインに見せかけて日本酒(最近このスタイル流行ってますね)。初日のお造りも美味しかったけど、このお店のもまた違った美味しさ。奥に見えるのは「貝焼き」という、東北で親しまれている料理。これはイカの貝焼き。旅館の食事のように固形燃料で熱します。バターと醤油ベースのやさしい味付けが、疲れの溜まったカラダの隅々まで染み渡ります。お〜いしい〜。

食べ終えた貝焼きは、おじやに生まれ変わって再登場。これがたまらん美味しさ。思わず「美味ーい!」と声が出てしまったほど。野菜のダシやらイカの肝の旨味やらが相まって、何とも幸せ気分。

おじやって、まぁだいたい美味しいじゃないですか、普通。もともと平均点高いんですよ。それなのにこのおじやは、その先の世界に連れて行ってくれました。目から鱗の世界。実際このおじやがきっかけで他のお客さんとも会話が弾んだし、美味しいものの力ってホントすごいなー。

ちょっとだけ店内の雰囲気も。ごちそうさまでした。また行きたい(続きます)。

Date: 13/07/24 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G + iPhone 5

1476|東北(16)米倉涼子と旨味太助

両替に立ち寄った仙台のとある銀行で対応してもらったのは、なんと米倉涼子!なんで銀行に?しかも仙台。なんでなんで??さすがに油断しきっていて、そこまで興味ないのにさすがに驚き。あービックリした。いるんですねぇ、同姓同名。

窓口のおば様でした。こういう話ってクラスで盛り上がった話みたいに、その場にいて初めて共有できるみたいなところがあって、文章だけでは興奮がなかなか伝わりませんね。かと言って写真撮るような無粋はせず。僕のテンションが少し上がったのはホント。

肩すかし食らわされた!なんて思わず、気を取り直して今回は2日目のお昼ごはん。気仙沼に行く途中、仙台で一休み。となれば食べるしかないでしょう。はじめて訪れたのはここ「旨味太助」。音だけで聞かされたら「味の素」を連想しそうな名前。

見事な貫禄。見た目からすでに美味い!食べるともっと美味しい!コールスローもテールスープも言うこと無し。写真は無いけど厨房がこれまた美味しい。すんごいの置いてあった。

シズル感をあなたに。牛タンは地元の人もよく食べるみたいで好感が持てました。地元に根付く料理ってすごく好き。でも近所でも食べたいなーと毎日思ってます。なんで関西にないんだ!あるのか?!(つづきます)

Date: 13/07/22 Photo: iPhone 5

1475|東北(15)アンコウと目光

いわきの夜のこと。細い通りを抜け、その先にあるお店へ連れて行って下さいました(この通りもすごく気になる)。

盛り合わせ。もはや説明なんて必要ありません。キュウリ!大葉!わさび!大根のツマ!旬の野菜がいっぱい!美味しかったなぁ、こんちくしょう。

変わりダネで、アンコウ。アン肝とかアンコウ鍋は食べたことあるけど、こんなカタチで対峙するのは初めて。おそらく蒸して冷やしてある。コクがあるのにさっぱりして美味しい。

もひとつご当地ネタ。「目光(めひかり)」というこの魚。きっと目が光ります。近隣のSAでも目光をモチーフにしたお菓子が売っていて、地元では相当身近っぽい。これがもう、たまらん美味しさ。ご飯もお酒も一通り楽しんだタイミングで出てきたのに、一口かじると目の覚めるような美味しさ。きめ細かい身がアツアツのまま口の中でホロリほどけて、目が光ったのはむしろ僕たちの方。思い出すだけでニンマリ。

こんな大きさ。終始ご機嫌の旦那さん。まるで釣ったばかりのようなジェスチャー(実際はカラリと揚がっているのに!)。

こんな夫婦。いい夫婦。1122。いわきの夜は最高でした(続きます)。

Date: 13/07/20 Photo: iPhone 5

1474|東北(14)LCC

話は東北出発日に遡ります。ここからは気楽に楽しんで下さい。第2章お気軽編。朝も早よから関西空港へ。

今回は一人じゃなくデザイナー仲間と一緒に行きました。高速バスを卒業し、人生初のLCC(Low Cost Career)を体験。この2つが前回との大きな違い。LCCって「サービスなし」の印象が強くて、CAさんジーパンタメ口かと思ってたけど全然そんなことないですね(それはさすがに極端だけど)。不安だった座席の狭さも90分に満たないフライトでは全くストレスなし。9時を待たずして、あっという間に仙台。利用しない手はないです。

機体に書かれた「Peach Dream」も何となく気に入って、言葉の最後にDreamって付けたら何でもロマンティックになることを教えてくれました。そんなPeachの機体、どう見ても紫色です(続きます)。

Date: 13/07/19 Photo: iPhone 5

1474|東北(13)石ノ森萬画館〜石巻駅

石ノ森萬画館へ。おぉ、人がいる。すでに賑やかな空気を感じます。

やっぱり賑やかでした。石巻ローカルのヒーロー「シージェッター海斗」も人気。

去年の状態。

あいにく館内の撮影はほとんど出来ませんでしたが、この萬画館、期待していた以上に面白い。石ノ森漫画のキャラクター達はもちろん、漫画のことも詳しく学べたり、内容はすごく充実しています。ご覧の通り懐かしのヒーローとも対面することが出来ました。大人も子供も楽しめます。時間があまり無くて、かけ足でしか見られなかったのが本当に残念。

コインロッカー。細かいところまでいちいち楽しい。規模は違えどディズニーランド並みに高いクオリティ。来場者を冷めさせない。エレベーターの声にもひと工夫ありました。

萬画館を出て、歩いて石巻駅へ向かいます。ここは前回ステキなおじさん達と出会った思い出の橋。駅とは反対方向で、タイムオーバーで向こうへ渡ることは出来なかったけれど、少しだけキレイになっていました。

去年の状態。

駅周辺。ここは商店街。004(アルベルト・ハインリヒ)は今日も見守っています。

石巻駅到着。駅には003(フランソワーズ・アルヌール)。震災のレポートはひとまずこれで終わります。ひとまずお付き合いありがとうございました(でも続きます)。

Date: 13/07/18 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1473|東北(12)石巻へ

最終日。気仙沼に別れを告げ、最後は前回行った石巻へ向かいます。気仙沼は次回も行きたい場所になりました。

途中、南三陸周辺の様子。

トラックも頻繁に出入りして、黙々と工事が進んでいました。

こっちは去年の周辺写真。この違いはすごく大きい(→もっと写真をご覧になりたい方はこちらをご覧下さい)。

そして石ノ森萬画館へ。ガードレールは被害の跡をくっきりと残していました。でも、萬画館は再開しています(続きます)。

Date: 13/07/17 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1472|東北(11)第18共徳丸

話は前後しますがキャンドルナイトにお邪魔する前、伊藤さんと一度別れて「第18共徳丸」のある鹿折町まで歩いて向かいました(今回もストリートビュー感覚でご覧下さい)。

港から750メートルも離れた市街地に打ち上げられた、全長60メートルの姿。いわき市の船だったのか。。。

仮設のセブンイレブンがすぐそばに。ここでしか見ることの出来ない唯一無二の光景。

最後はギガンジウムと一緒に。この旅の少し前、フラワーコーディネーター「Rosetta*H」の2人から教わった花の名前。知っている花があるだけで気分が和らぐ。共徳丸はすでに解体される方向で話が進んでいますが、未来のために残そうと取り組みを行っているのも伊藤さん。残したい想いと、残して欲しくない想い。そのどちらの言い分も理解できるのに、片方の想いを捨ててでも前に進まざるを得ない現実の厳しさに、やりきれなさを感じます。

Date: 13/07/13 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G + iPad mini

1471|東北(10)気仙沼の夜

この写真を撮ったのが伊藤雄一郎さん。伊藤さんご本人もこの場所にいました。伊藤さんはこの土地に住む僕より年上の男性で、震災を経験しています。カメラマンというわけでもなく、この場所から気仙沼の「今」を発信し続けています。この空間に入るやいなや気さくに話しかけて下さり、2年前に起こったことから最近のことまで、ここでは伝えきれない事実をいろいろと教えて下さいました。その上「今夜キャンドルナイトするから良かったら一緒に飲もうよ?」とまで声をかけていただき、遠慮なくお言葉に甘えさせてもらいました。

伊藤さんが作った風の広場。今いる建物からすぐの場所にあります。住宅の基礎が残るこの場所で、ひときわ目を引く空間。中央の時計は地震が起きた14:46を指しています。伊藤さんはこの場所を鎮魂の場として、気仙沼のシンボルとしてずっと守り続けています。

キャンドルナイト。伊藤さんを中心に、初めましての方が集う、新鮮な時間。夕方の続きとばかりに、夢のある話から思い返すのもつらい事まで、いろんな話を聞かせて下さいました。しゃべくり大好きの僕も終始聞き役。詳しいことは、機会があれば改めて伝えます。簡単には、書けない。

壮絶な経験の先に芽生えたまっすぐな覚悟と気仙沼という土地や人、環境への愛を感じて、ひとりの人間が持つ力ってすごいなって、その時あらためて感じました。初めてお会いしたばかりなのに、伊藤さんとはしがみついてでも関わりを絶ちたくない、そんな気持ちでいっぱいでした(続きます)。

Date: 13/07/13 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1470|東北(9)気仙沼散策〜その2〜

散策は続きます。ここは復興屋台村の「気仙沼横丁」。この日の夕食はここと決めていたので、下調べも兼ねて。提灯や色とりどりののぼりが立ち並び、賑やかな雰囲気が演出されていました。

これだけのお店が出店しています。飲食店だけでなく、おみやげや鮮魚のお店など全部で20店舗。どのお店も気になって、消去法が一切使えない。一日ですべてのお店を制覇するなんて不可能だし、迷いに迷います。困った。

横丁でネコたち発見。かわいい。・・・とにかくかわいい。

散策を続けると、こんな記事が貼り出されている建物に遭遇しました。気仙沼のことが詳しく、厳しく、それでいて前向きに書かれています。記事もさることながら、どうしても気になったのが写真。なんで魚眼レンズなのか。オーソドックスな広角レンズで撮るのがこの手の記事ではセオリーなのに。気になりすぎる。

数時間後の写真になりますが、この記事が貼り出されていたのは、こんな状態の建物(菓子舗サイトウ)の1階。被害の生々しさが残っています。写真は撮り損ねたものの、2階で写真展をやっていると書かれていたので、意を決して階上へ。

2階の様子。気仙沼を被写体にした大きな写真がいくつも。ここでもやっぱり、フィッシュアイ。この場所で伊藤さんと出会います。この日が忘れられない日になったきっかけを作って下さった方です(続きます)。

Date: 13/07/11 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1469|東北(8)気仙沼散策

ひとまず市役所目指して散策開始。海沿いを通ってみる。あえてキャプションは控えて、ストリートビューみたいな感覚でご覧下さい。

(続きます)

Date: 13/07/10 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1468|東北(7)気仙沼到着

視界は悪いけど、看板に気仙沼の文字が見えてきた。もう少し。

この日宿泊する「一景閣」に到着。建物こそ壊れなかったものの、このホテルも例外なく津波で被害を受けたようです。それでも2012年5月15日に営業を再開。となれば泊まるしかない。

部屋から見た景色。これには参った。気仙沼より北の陸前高田でも同じくらい甚大な被害を見たけど、この角度から見たのはおそらく初めて。営業再開したホテルに嬉しい気持ちをもらった矢先に、厳しい現実を突きつけられました。

チェックインを済ませ、陽が落ちるまで散策。初めての土地にいろんな感情が湧きます。カルガモはいつ見ても癒される。

Date: 13/07/08 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1467|東北(6)気仙沼へ

2日目。いわきの友達夫婦と別れを告げ、はじめての気仙沼へ。まっすぐ向かっても5時間近くかかるロングドライブ。この移動時間だけはどうしても短縮できない。それなら途中休憩しながら道中を楽しむのが正解。ちなみに今回のレンタカーは松田デミ男。窓口の女性が「豊田」さんだったのが印象的。おしい!宮城県。

ここは南三陸周辺。この橋はおそらく一年前と同じ状態。天候も似たような感じでした。この景色との組み合わせは少しだけ気が滅入ります。

違っていたのは、今回はたくさん重機の姿を見たこと。重機マニアでもないのに、見るだけで嬉しい気持ちになります。

あちこちで。そこに人が関わっていることが何よりの救い。人こそが希望。

「過去の津波浸水区間」の表示。前は「過去の」なんて書いて無かった。「昔はこんな所まで津波があったんだよ」というニュアンスなのか、事実は事実として刻み、今は前を向いて行こうという意思表示なのか、はたまた「こんな津波は2度と起こらないけど」という意味合いか。津波に対するこの先のスタンスがこの一文に集約されている気がします。その真の意図を知りたい。(続きます)。

Date: 13/07/06 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1466|東北(5)いわきまとめ

今回お世話になった友達夫婦は、いわきに住んでいます。自分たちで決めて、住んでいます。たった一日だったけど、放射能と向き合う姿勢を垣間見ました。関西に住む僕みたいに、自分の環境が安全なのか分からないまま曖昧にして日々を過ごすことなく、なるべく安全に暮らすため、できるだけの情報を集め、できる限り具体的な対策を取っていました。

どっちが安全か本気で分からなくなる。

新聞に載っている地域別の放射線量を毎日チェックし、水や食べ物など、口にするものに対して決まりごとを作るのはもちろん、放射能そのものや内外の被曝について聞かせてくれたことは、まるで専門家と話しているようでした。「海と川の浸透圧の違い」の話まで出てきた時には、感動すら覚えました。

それは覚悟を持ったからこその行動で、至ってポジティブ。現に2人とも楽しそうに見えました。過去に起こった想像を絶する体験に僕は何も言えないけれど、それでも「前向き」という言葉が似合うんです、本当に。そんな二人も、いわきに住み続けることを簡単に決めたわけでなく、職を変えてでも他府県に移住する考えも当然持っていました。悩みに悩んだ上での選択。それはもう「生き方」で、誰がとやかく言うことじゃない。ただ僕は二人が大好きだから、いわきにはきっとまた遊びに行きます。

この場を借りて改めて本当にありがとう、さとことsing a song.

Date: 13/07/05 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G + iPhone 5

1465|東北(4)

近づけるところまで近づいたその帰り道、今度はゴーストタウンと化した商店街を通りました。警戒区域で放射線量が高い場所につき、窓を閉めた車内からの撮影。

こんな有様で人っ子一人いない。人気(ひとけ)の少ないシャッター通りがかわいく思える。同じ日本とは思えない光景。

次は環境省が管理する仮置場。「〜大師作」とあるので、偉い作家が作ったのかと思ったら土地の名前でした。「かみこばなだいしさく」と読みます。

またしても見かけない光景。除染した土を収納した袋で囲いを作っているっぽい。中を空洞にしているのは何か意味があるんだろうか。調べたらこんなページがありました。これができるのかな。
除染について理解を深める(除染情報プラザ)

別の角度から。仮置場の写真は車を降りて撮っています。放射線量高めのエリアに違いないので、かけ足で。

この様子だと、これからどんどん増やしていくみたい。一体どうなっていくのか(続きます)。

Date: 13/07/03 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1464|東北(3)

小名浜を後にして、今度は福島第一原発・第二原発のある双葉町方面へ。近づけるところまで車で連れて行って下さいました。

見た目には被害を免れた小名浜の家々。でも、被害は見た目だけにあらず。

いい景色。移動の7割はこんな眺めでした。本当に癒される。奥には仮設住宅が見えます。

反対車線だけ妙に交通量が多くて不思議に思っていたら、どうやら原発作業員の方が仕事を終えて戻っているらしい。実際、作業服を着たまま乗っている人もいました。

電光掲示板には「この先→特別警戒中!」の文字。つまりここは警戒区域。パトカーも本当に多かった。言うまでもなく、奥の豚丼屋は営業していませんでした(続きます)。

Date: 13/07/01 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1463|東北(2)

今回最初に訪れたのは、福島県いわき市。2ヶ月前、小浜市のお客さま(茶屋長三郎彌助)の披露宴で知り合った夫婦が住む街。東北へ行く話をしたら「じゃあウチにおいでよ」と気さくに声をかけていただき、お言葉に甘えての訪問。

JRいわき駅の裏手側。今回も天気に恵まれました。

まずは小名浜(おなはま)へ。いわきから南下したところ。海水浴場やサーフィンのスポットとしても有名らしい。

海を背にして見た景色。パッと見は草が生い茂っているだけですが、住宅があったところ。基礎部分がちらほら見えます。

こっちの角度の方が分かりやすいかな。陸前高田や石巻でも、去年は草が生えているところは少なかった。一年でこれだけ草が伸び、今年は気を抜くと普通の景色に見えるところがたくさんありました。

津波で流された旦那さんの実家跡地。「こうやって見ると自分の部屋って狭いよね」と、淡々と話して下さいました(続きます)。

Date: 13/06/29 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1462|東北(1)

東北から帰ってきました。一年ぶりに見た景色から感じたことはとても多く、今回も有意義な時間となりました。偶然の縁にも恵まれ、いろんな話を聞くこともできました。一年前と同じく、見たこと聞いたこと感じたこと、数回に分けてお伝えします。なるべくたくさんのことを伝えたいから、モノクロ写真も期間中はカラーに変更します。

話は変わって、新しいブログ「呑むぞ日本酒!」を公開しています。「日本酒って美味しくて楽しいよ」を伝えたくて立ち上げました。ゆるさ100%の題字は、お馴染みすずきの姉さんにお願いしました。日本酒を楽しむように、チビチビのんびりと続けていきます。ここからまた新しい何かが生まれたらいいなと思います。

呑むぞ日本酒!

Date: 13/06/28 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1461|足し算からかけ算へ

cycling in summer

意識的にお客さまとの距離感を縮めています。基本的には依頼して下さった仕事を全うするわけですが、もう一歩踏み込んで領域の壁を壊すくらいの役割を求められている、そんなこの頃。実際そんな案件も多いし、そうしないと求める結果が出せない。足し算よりかけ算、のイメージ。その先には「一丸」の言葉があります。肌で感じた末に決めたこと。

しっかり現場に関わりながら、今まで通り一歩引いた目線も持ち続ける。そんなバランス感覚に辿り着きたい。関わった上で、がポイント。遠くから一歩引けるのは当たり前。プライベートでもそんな距離感を楽しみつつあります。変化を楽しんでいます。

Date: 13/06/24 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1460|霊鳥

暁を告げ闇を払う

にわとりは飛んでも50cm程度だと思ってたから、伊勢神宮(の内宮)でこの光景を目の当たりにした時は驚きました。ちゃんと飛べるのね、今までゴメン。

伊勢神宮にいること自体も不思議で、調べてみたら「暁を告げ闇を払う鳥」として昔から重宝されているみたい。内宮では天照大神が祀られているだけあって、太陽との結びつきが強いわけか。なるほどなるほど。そう言えば信楽にある「鶏鳴の滝」も、確かそんな意味合いで名付けられたはず。今までずっと大衆的なイメージだったけど、実はスターだったんだ。おもしろいなぁ。

Date: 13/06/22 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1459|セミが鳴く頃に

marusho home designing

今日は朝からこちらの店舗撮影。あいにくの雨天でしたが、こんな時もあります。途中で止んだりもして、何ならこの時期にしてはまだマシな方。撮影した写真はまもなく公開のWebサイトに使います。これから最後の追い込みと言ったところ。

リニューアルも含めると6〜8月はWebサイトの公開が多め。ここ最近まとまった時間が必要な仕事ばかり重なり、あまり伝えられずにいましたが、セミが鳴き始める頃にはいくつかご紹介できそうで今から楽しみです。

Date: 13/06/21 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1458|ああ川の流れのように

五十鈴川

東北へは一人の人間として行くわけですが、その次はデザイナーとして行きたいという想いがあります。つまり仕事として関わりを持ちたい。毎年「仕事休んで何しとんねん」の自問自答はあるので。

何の当てもないけれど、想いだけは強く持ち続けること。それが実現のための最低条件。「できたらいいな」くらいじゃ棚からぼた餅は落ちてきやしない。落ちてきたためしがない。かといって営業しに行くでもなく、自然にそんな風になればいいなと思ってます。そこはフンワリと。

Date: 13/06/20 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1457|今年も東北へ

伊勢神宮

来週25〜27日の3日間、東北へ行きます。今回は福島県いわき市、宮城の気仙沼、そして去年も行った石巻。昨日ニュースで聞いた情報によると、風評被害は関西から西が多いらしい。物理的な距離が遠ければ遠いほど関心が薄くなったり、情報が間違って伝わるのはある意味で仕方のないこと。ただ、その空気に慣れてしまうのは良くない。今年もありのままを見聞きして、ありのままをレポートします。お客さまには大変ご迷惑をおかけしますが、可能な限り毎年行こうと思いますので、何とぞご理解くださいますようお願いします。

前回は高速バスで一睡もできずに苦しんだので、今回初めてLCCを利用することにしました。関空空港〜仙台空港が片道2,980円。髪の毛カットしてもらうより安いとは。すごいなー。

去年の東北レポートはこちら

Date: 13/06/19 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1456|式年遷宮を4ヶ月後に控えた伊勢神宮に行ってきました

荒祭宮|伊勢神宮(内宮)

はじめて行った伊勢神宮は新鮮なことだらけ。「外宮(げくう)」「内宮(ないくう)」の2箇所に分かれていることや、今年は20年に一度の式年遷宮であること。7月には「お白石持」という遷宮にちなんだ行事があり、それだけは地域の人でも参加できること、などなど。

式年遷宮。言葉だけで説明するのは難しいので、ぜひぜひ伊勢神宮に足を運んで下さい。一見どころか百見くらい価値があります。1300年も昔から続いている行事で、20年に一度のサイクルで宮社を総リニューアル。すごいのがこのリニューアルの仕方。改修工事のように同じ建造物を手入れするのでなく、隣に全く同じものを建ててしまう(写真)。神様は20年ごとに隣に引っ越しを繰り返します。そして今、20年を経た宮社と同じカタチをしたフレッシュな新人が隣同士に並んでいる。神様をいつもきれいな場所に迎えるためだとか、建築技術の伝承だとか諸説あるようです。職を失わせない仕組みでもあったのかな、とか妄想したり。

荒祭宮(式年遷宮)|伊勢神宮/内宮

まだ全く風景に溶け込んでいない出来たてほやほやの宮社なんて、そんなの一度だって見たこと無かった。その違和感はたとえようがないし、隣に同じものが建っているのはハウスメーカーの分譲地くらいだと思っていたので、こんなものすごい文化が日本にあったことを知って、誇らしさを感じました。まるで歴史の証人として立ち合えたような感動。ぜひ生で見て感じて欲しい。日本人として生きていて、ずっとこういうのを知りたかった。外宮に最近できた、遷宮のことが詳しく分かる博物館「せんぐう館」もおすすめ。大満足。

式年遷宮は10月2日が内宮、5日が外宮。是が非でも行きたい。

Date: 13/06/17 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1455|じっくりコトコト

DJ BOOTH

母親は6年ほど欠かさず日記をつけています。奇しくも僕がブログ始めた頃。理由を聞いたら「去年何を考えていたか分かって面白いから」だそう。その気持ちよく分かる、って、やっぱり親子だなぁ。やるなぁ。ド近所の焼き鳥屋「すみあん」大将の和田さんも確かそのはず。

自分の考えをまとめている人に惹かれます。ブログでも日記でも何でも。芸人でいうネタ帳、料理人ならレシピ帳?自分を振り返れるものを持っている人。文字に限らずたとえば写真だって構わない。

そんな人からは、コツコツ積み上がっていく何かが伝わります。厚みと言うか、自分と向き合い続けることで出る旨味とでも言うか。浅漬けじゃない感じ、なんか分かります。そんな人にずっと惹かれます。惹かれないわけにいかない。

Date: 13/06/15 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1454|やってみたけど続かなかったこと

Wall Art

スタッフ・バンビと競い始めました。種目はお互いの「やってみたけど続かなかったこと」。

悩みのひとつに「いろんな事が続かない」があるらしい。いろんな事が続かないなら、ひとつどころか続かない数だけ悩みがある。なんだか名作コピーみたいですが、それじゃいつまで経っても自分を信じられる日は来ない。「そんなに?じゃあ何が続かなかったかリストアップしておいで」と言ったのが始まり。僕にも続かないことはたくさんあるけど、それ以上にわんさか出てきて思わず笑ってしまった。

ひとりで環境を変えられないのは意志が弱かったり、危機感が足りなかったり、理由はいくらでも挙げられるけど、それなら誰かと一緒に競えばいい。僕が今でもランニングが続いているのは、自分の意志もあるけど、周りの友達も続けているから。一人じゃないから、がんばれる。一人で続けるのはエネルギーいるからね。

それぞれひとつ、続けたいことを選択。最初は続けやすいことから。僕は営業時間より早く出勤して、朝の時間をもっとうまく使うこと。スタッフとこんな関わりを持ち始めたのは、最近のこと。

Date: 13/06/14 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1453|先走り文字

先走り

トイレで用を足している最中に急に誰かが押し入ってきたら、きっと驚きを隠せない。これはそんな驚きの文字。「司」が押し入ってきた。司のヤツが(想像しにくい人は「寿子の部屋に司が不法侵入した」と置き換えて下さい)。

パーソナルスペースを土足で踏み入る、空気の読めないヤツである。空気は読めないくせに、文字としては読めてしまうズルいヤツ。誰でも一度は経験あるこんな先走り。考えて生まれたものじゃないのがいい。だからこそ面白い。これ集めて本一冊出したい、なんて妄想すると、今度いつ先走るか楽しみになります。

Date: 13/06/13 Photo: Nikon D300 + Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1452|言の葉の庭(ことのはのにわ)

新海誠監督の劇場版アニメ「言の葉の庭」観ました。エンディングテーマが大江千里の「Rain」をカバーした基博だったから、ではなく映像の美しさに惹かれて。

映画としては短い46分(その代わり1,000円)。ストーリーは男子高校生と教師が主役のオーソドックスな純愛物語。だけど映像表現と効果音表現がものすごく新鮮。この「表現」部分を際立たせるために、あえて脚本をシンプルに抑えたのかと思えるほど。

中でも印象的だったのが「透明なもの」の表現。半分以上のシーンが雨というこの作品では、いろんな表情の雨を描き分けています。大雨、小雨、豪雨、水たまり、雨上がりの水滴、など。雨と対極にある「光」の表現もまた見事で、その相乗効果にウットリ。一番のツボは「ビニール傘」。ビニールの表現だけでご飯何杯でも食べられるほど。他のアニメにはない、実写より透明感を感じられる表現。

その表現力に効果音が加わって、気持ちよく世界観に入り込みます。例えば雨の音、風の音、野菜を切る音、ぬかるみを歩く音。本来は主役になることのない「引き立て役」が、意味を持つかのように耳に入ってくる。だからと言って過剰に主張するでもなく、まるでオーケストラの一員のような役割を担っているかのよう。それさえもひとつのセリフであるかのような存在感。一般的にはストーリーから世界に入り込むものですが、でもこの作品は珍しくそんな所が引き金になりました。

シンプルな脚本。いわゆる「ベタ」。でもそれは僕の好きな種類のベタ。だからこそ安心して観ていられるし、強く訴えるものがある。安心しきったところに基博がおいしい所をさらっていきます。それはもうズルいくらいに。いい作品です。

Date: 13/06/12 

1451|奈良が近くて良かった

北円堂|興福寺

今年は奈良へよく行きます。昨日も一生ものの靴を求めて車でフラリ。最近リニューアルした遊 中川本店も覗きに。探していた靴を扱っていたセレクトショップ「SECONDSTAGE」は、お客さまであるchum-chum closet(四万十市)と共通点がたくさん。独立した歳も近かったせいか、初対面のオーナーともスッと打ち解けて「チャムチャムの山崎さんってこんな人でね〜」なんてブログを見てもらいながら話しこんだり。奈良にまた縁ができました。ありがたい。

遊 中川の奥にある「中川政七茶房」もいい感じ。160年ものの家屋の梁部分だけ残して、新しく生まれ変わったそう。とにかく心地いい。素材に息づかいが感じられる建物は心から落ち着く。ついつい引き寄せられてしまう。帰りは春鹿のスパークリング日本酒「ときめき」も忘れずに。ゆとりある土地に魅力がギュッと詰まってる。奈良はそんな感じ。

Date: 13/06/10 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1450|限界は誰が決めればいいんだろう

Rubber House

ある日の電車は身動きすら取れない超満員。なのに隣の扉付近には直径2mのスペースがぽっかり空いている。次の停車駅で乗客を増やせる余裕もない、そんな状況のはずなのに。すし詰めのピークを越えて分かったのは、どうやら吐き気をガマンできなかった人がいたみたい。

純粋にすごい!と思った。驚きと感動とが丁度よくブレンドされた感情。「もう無理と思うことでも、その気になればまだまだ何とかなる。」それってこういう事なんですよ、と、明快に表現してくれた出来事。

限界は、自分で決めて良かった試しがない(たぶん)。

Date: 13/06/08 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1449|体幹しっかりしてれば大丈夫(たぶん)

恵日山観音寺|観音堂

スタッフ・タッキーの在宅勤務がきっかけで、取引先の方が週に一度AMATAで仕事することになったり、慌ただしい毎日が続いています。「えーと今日はどのメンバーだっけ?」みたいに。どれも自分で決めたことだけど、変化にカラダが馴染むにはもう少し時間がかかりそう。それなのに、さらに環境を変えることを今日決めました(今はまだナイショ)。

独立以来、小さな変化は繰り返しても、ここまでドラスティックに変化を求めたのは初めてのこと。目指すは長渕剛。完全に人変わってますやん、みたいな。ムキムキになるかはさておき、決めた以上はいい方向に変化させる。イメージ通りに事が進めば、かなり面白いことになる。水面下でそんな事を進めている毎日です。おかげで古民家は探せてません。

Date: 13/06/07 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1448|ハヤネとハヤトコ

均衡

早寝と「早く床に就く」は違うので、分けてみた。ついでに省略もした。ハヤトコ。アメリカ生まれの大型スーパーと似ていますが、休日のまとめ買いは出来ません。飲み会の途中で「今日ハヤトコするから先、帰るわ。」みたいな感じで使って下さい。会員制でもないのでご自由にどうぞ。

せっかくハヤトコしたのに、全く寝付けなかった時のしんどさ。あれ何とかならないかなぁ。せっかく準備万端で臨んだのに、充電完了で希望に満ちた明日をイメージしたのに、水泡に帰しすぎ。

この頃はSNSなんて便利なものを、夜間病院へ睡眠薬もらいに行く気分で見たりするけど、同じように起きてる人はいて、まだ寝ていないだけか、ハヤトコしたけど寝付けてない同志かは分からないけど、仲間意識は生まれてます。「寝たいのに寝つけないんだろう?実は僕もなんだ。」そんな弱さを分かち合えた気分。

Date: 13/06/06 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1447|ゴール下が楽しくなるよ

置いてくる

サッカー日本代表が5大会連続W杯出場を決める中、僕はバスケを。再開第一歩はシューティング。これが笑っちゃうほど、入らない。届かない。跳べない。やっぱり体力ない(このシュートもしっかり外しました)。何回エアボールしたことか。

失われすぎた勘を取り戻しつつ、少しずつでも日常に取り入れます。何歳までできるんだろ?カラダ動くうちは考えなくていいか。バスケ楽しいです。昨日は一人だったけど、それでも楽しい。スタートラインをはっきり自覚した日。

シューティング中、アイス最中みたいな腹筋したムキムキの人が「総合(格闘技)興味ない?」って誘ってくるサプライズ。「声かける相手違いすぎますやん」って的確にツッコむ僕。聞けば高校時代バスケの京都府立選抜だって言うから驚き。「ゴール下が楽しくなるよ?」って、なかなか魅力的な誘い文句も持ち合わせてた。でも今はバスケ。総合格闘技はまたいつか(ちょっと興味ある)。

Date: 13/06/05 Photo: iPad mini

1446|魔法みたい

お金|デザインあ展

今さらながら「デザインあ展」。世界の硬貨を紙の上からこする、この体験は面白かった。全体を眺めるだけではそれぞれの違いが分かりづらくても、紙の上から鉛筆でこするとカタチが浮き彫りになって、ひとつひとつの違いが見えてくる。

スクラッチと同じ要領で、手を動かした部分だけが動的に変化すると、情報がものすごく頭に入る。改めてインタラクティブだなぁと感心しきり。「そうそう、人も遠くから観察してるだけじゃ良さや違いって分からないよな〜」とか、そんな正論は特に考えませんでした。

「自分の頭こすったら、中にあるデザイン出てくればいいのにな〜」←これが実際に考えていたこと。頭の中にあるデザインを出力するのは時間も体力も必要なことのひとつ。それがこんな風に魔法みたいに出てきたら、なんか楽しいじゃないですか。

Date: 13/06/03 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1445|見逃せない一枚

四条京阪|京阪バスのりば

信号待ちの車の中で撮った一枚。京都を知る人には説明も要りませんが、この2人がレンズを向けている被写体は南座(写真の中にもヒントあります)。「南座を撮る人」を撮る人が僕。ひとりを除いた3人の情報量は知れてます。サラリと受け流せる。だけどひとりだけ見逃せない人がいる。

膝の角度が、たまらんのです。ファインダーに集中しているからこそ生まれる、自然でいて絶妙な角度。分かります?肩の位置だってバランス悪いでしょう。なのに体幹のバランスは崩れていない。次第に完成された造形に見えてくるから面白い(もしかすると阿波踊りの偉い人かも知れない)。南座を捉えたファインダーの構図まで無意識に想像してしまう。

情報の詰まった面白い一枚なのに、こういう写真に限ってあまり伝わらない。実力不足。それでも撮れた時は決まって興奮します。

Date: 13/06/01 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1444|バッシュ

JORDAN AERO MANIA

バッシュ買いました。かれこれ15年ぶり。現役時代、新しいバッシュ買うのは最高にテンション上がることのひとつ。今で言えば7泊8日の旅行くらい心躍ること。友達が買うの見てるだけでも楽しかった。

驚いたのは、ランニングやサッカーに押されバッシュの種類が激減していたこと。大きなスポーツショップに行っても、禁煙コーナーのように隅に追いやられている印象。選ぶ楽しみが減ってしまったのはとても残念。とはいえ買ったら買ったでやっぱり嬉しい。ムフフ。調子に乗ってAir Jordan 1st(桜木花道が履いてるヤツ)買いかけたけど、最新のバッシュの履き心地は抜群に良くって、「膝の悪い人間がなにファッション優先しとんねん」という一人会議の結果この「JORDAN AERO MANIA」に落ち着きました。ムフフフ。

さあ、あとは体力を買いに行かなきゃ!嬉しいけど正直メチャ怖い!

Date: 13/05/31 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1443|SAKAEMASU(榮万寿)

SAKAEMASU|清水屋酒造

仕事場に突然日本酒が届くなんて小粋なイタズラしてくれるのは友達の野口さんだけかと思いきや、見知らぬ酒造からも届いてビックリ。そろそろ杉玉でも吊るそうか。

まるでワインと見まがうパッケージ(写真)。群馬県にある清水屋酒造さんが作っているSAKAEMASU(榮万寿)という正真正銘の日本酒。この間たまたま東京で試飲して、その時の印象など後日メールしたところ、こんなことに。日本酒を愛する一人として、潔いアプローチへの期待をどうしても伝えたかっただけなのに(クレームじゃないですよ)。日本酒を通じて日本を知る、なんてことも少しずつ起こっています。ありがとうございます。

Date: 13/05/30 Photo: iPhone 5

1442|いのちのこと

Partition

昨日は独立当初にお世話になった方の告別式へ。くも膜下出血による急逝。まだ45歳にも満たない年齢だったこと、その方のお母さんがご健在だったこと、お子さんが3人だったことが、自分の20年前とシンクロして他人事には思えませんでした。フルーチェを最高に美味しく食べる方法について熱く語る、やさしい方でした。

小6の男女2人が遭難した滋賀県・赤坂山の事件。スイートタイプ中村さんがボランティアで捜索に参加し、ブログで心境や状況を綴っています。良かったら、じゃなくて、読んで下さい。行動するのも選択肢のひとつ、見守るのもひとつ。それでも身近にこんな勇敢な人がいることを僕は誇りに思います(それを許可した奥さんも)。告別式を終えた直後に2人が無事だったことを知り、エスプレッソみたいな濃度で死と生を感じた一日。

AMATAでは昨日がスタッフ・タッキー、今日はスタッフ・バンビの誕生日。それぞれ5度目の「生」を祝います。おめでとう、ありがとう。

Date: 13/05/29 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1441|こういう感じだったんだ

BBQ|桂川

きのうは友達が主催するBBQにお呼ばれして桂川へ。30人近く集まってました。と言っても、知ってるのはその子だけ。あとはほぼ初めまして。他の人もそんな感じ。この状況、なんか知ってる。あー、あれだ、AつMATAだ(笑)

いろいろ楽しかったなぁ。招待される側の気持ちにもなれたし。なるほどこういう感じだったかー。幹事じゃないから全体の様子なんて気になくていいし、こいつは楽ちん。そうやって甘えていられるのもたまにはいいなぁ〜なんて思いつつ。

初めましての人がいっぱいいる場所は、エネルギー使います。でもその先には、だいたい楽しいことが待ってる。だったらエネルギー使えばいい。その壁はサラッと越えてしまうこともあるし、時間がかかることもある。それはもう、波長の世界。調律の世界。どっちも同じくらい好きなこと。気の晴れた楽しい時間でした。お疲れさまでした。

Date: 13/05/27 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1440|フラットデザイン

PIN Spot Light|青蓮院門跡

Webの世界で最近よく耳にする「フラットデザイン」。平たく言えば、質感も立体感も削ぎ落としたデザイン。iOS7もそっちの方向へシフトするとかしないとか。

僕自身、Webは「大きなデザイン」になっていくと考えていて、この方向性は腑に落ちます。細かい要素は取っ払い、必要な要素だけを浮き立たせる。情報の伝達はなるべく速く、操作は迷わせず、とにかく余計な事を考えさせない、考えなくていいデザイン。実はこのブログのデザインも「大きなデザイン」を意識して設計しています。僕が大きなデザインと言っていたのは、フラットデザインかも知れない。

言うまでもなく、背景にはスマートフォンの普及があります。このブログを読んでくれる人も、今ではスマートフォンが4割を占めます。サイズや解像度が上がろうが、決して大きいとは言えないスマートフォンのディスプレイ。その中で最適なデザインを考えると、細かい情報を処理するには不向きで、短い時間で結論を求めたがるせっかちなこのご時世、フラットデザインがひとつの正解なのは否定できません。

Date: 13/05/25 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1439|メール魔王

メール魔王|伊勢湾

文房具屋の「試し書き帳」で時々目にする、おもしろイラストやメッセージ。他にも公衆トイレやローカル電車のサッシ部分、旅先の飲食店で時々見かける自由帳なんかもそうですね。挙げ出すと止まらない。

砂浜にも。今まで誰も教えてくれませんでしたが、三重にはメール魔王が君臨してるみたい。怖いよー。返信の速さ、言葉の巧みさ、一体どの点で魔王たらしめているのか、メール魔王の定義について語り合うのもいい。あえてアイコン表記にするセンスもいい。封筒なのに「メール」としか変換できなくなってる僕の脳も、それはそれでいい。

Date: 13/05/24 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1438|予期せぬ来客

like a crack|青蓮院

運転中、タンポポの綿毛がふわり。少し開けた窓の隙間から、ふわり。予期せぬ来客。嬉しいじゃないか。僕に花を咲かせる力もないし「ま、どうぞゆっくりしておくんなはれ。何のお構いもしませんが。」くらいの気持ちでそのままドライブ。そんな些細な事にも幸せを感じられる季節。

【flickr】写真を管理してるflickr(フリッカー)が先日、大がかりな仕様変更を行いました。ところが動作があまりに遅くなってしまい、ほとぼりが冷めるまで別のサーバに写真をUPして様子を見ます(見た目は何も変わりません)。

Date: 13/05/23 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1437|熟女キャバクラ

プリマダム2|熟女キャバクラ

三重県津市にある大門商店街のはずれで見かけた店舗サイン。この手のお店には縁がないもので、「熟女キャバクラ」へのイマジネーションは不足がち。そこへ来て「プリマダム」。プリって、なんだ。高尚な匂いは感じる。その反面、「うちのマダム達はプリプリなんですよ〜」と半笑いで一刀両断される疑わしさもある。少し寂しさを感じる商店街の中にあるんだから。

「2」も見逃せない。もちろんこれは、2号店を意味する数字に違いない。間違ってもiPhone4や5のように、進化を示す数字であるはずがない。だからもし、もし次に前を通った時「2s」になってたら、勇気を出してその門を叩いてみようと思います。

Date: 13/05/22 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1436|ドミノのあれ

剥けた皮|青蓮院門跡

いろんな事が同時進行。で、きりきり舞い。グチャグチャに混ざってしまうと何から手を付けていいか分からなくなるので、頭の中でひとつひとつ仕切りを作ります。イメージはドミノのあれ。作ってる途中に崩れても被害を最小限に抑えられるように、一定の間隔で仕切っているあれ。あれないとホント大変。何となくいろんな事を考えていると、満足感だけは得られます。でも、振り返れば何ひとつ進んでなかった事は数知れず。そうならないよう気を付けてます。

明日は名古屋へ。案件じゃないけど、仕事の一環で。意外と知られていませんが、生まれは名古屋なんです。

Date: 13/05/20 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1435|まず変わらない

ふたつのあと|伊勢湾

頭の中で「変わらなきゃ変わらなきゃ!」と思っているだけじゃ、まず変わらない。それで変われるなら、早朝に出勤して定時に帰る「時間をうまく使える男」に僕はなれているはず(残念ながら実現の予定なし)。繰り返し言うけど、変わらない。「エロくない男なんていない」のと同じ確率で変わらない。

その事実を受け入れるところがスタートライン。義務だけでは動けない。前向きな気持ちがないと、どうやらうまく行かない。人の感情ってホント興味が尽きない。だから人間やめられない。

【おまけ】BEATの管理人さん、記事、拝見しました。小さなアピールに応えます(でもamantaじゃなくて「amata」ですよ!)。もうずいぶんバスケ生活から離れています。再開、なんて大きな事は言えませんが、ハーフコートくらいから関わり始めようと思ってます。欲しいバッシュなくて困っているところです。

Date: 13/05/18 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1434|一日刻み

青蓮院門跡|しびれ

謝れないまま父が亡くなったこと。大好きだったのに、15才だった僕は俗に言う反抗期で、何かにつけて刃向かっていた“少年ナイフ”な時期。今となってはどうすることもできない、人生最大の後悔のひとつ。

明日も生きてるかなんて分からない。最近はこんな時代だしなおさらに。だからって生き急ぐわけでもないし、時間が必要なこともあるけど、一日一日が本当に大切だと感じます。もっと刻めば1時間、1分、1秒になるけど、そこまで追い込むのは僕にはちょっと息苦しい。

人生なんて一日を積み重ねただけのもの。一日を大切にできないと、全てがうまく行かない。充実した一日を過ごせたら、それだけで気分がいい。

Date: 13/05/17 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1433|スッと入ってくる

潮干狩り|伊勢湾

この間の祝辞を「スッと入ってきた」って褒めてくれた人がいて、すごく嬉しかったのを覚えています。良かった、上手かった、より、心から自然に出た感想のように思えたから。普段からそういう伝え方ができる人間でいたいと思っていたところに、アンタそれ間違ってないよ!って肯定してくれた気もする。

仕事では、人の注意を惹きつけるキャッチーな言葉を駆使します。それは「見てもらえない・読んでもらえない」前提があるから。でも普段はそんなの要らないし、なるべく使いたくない。大げさな味付けなんて無くても、気持ちはちゃんと伝えられる。改めてそう確信できました。毎日の文章は、誰かに読んで欲しいんじゃなくて、読んでくれる人のために書いています。何か届けばいいなと思って書き続けています。

Date: 13/05/16 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1432|古民家を借りたい

青蓮院門跡|宸殿

昨日はアトリエとして使えそうな古民家を求めてウロウロ。ずっとずっと気になってる築140年の物件が隣町にあって、そこで仕事したり料理したり、気軽に人が集まれる新しい場所にしたくて。周りのお店に聞き込んで家主さん教えてもらい、やっとの思いで確認したらあえなく住居中。しかも住人は同業のデザイナー。なんとまぁ。何とかならないかな、ホントに。とにかく古民家探してます。

その後は知恩院となりの青蓮院門跡(写真)でのんびり。ずっと行きたかったところ。日本の建物と関わりのある一日。お寺にいると、建物と自分とが一体になる錯覚に陥る、そんな経験が時々あります。つまり肌に合う。きっと日本人には和食が合うのと同じ理屈。お寺巡りは楽しい。そろそろ滝が恋しいシーズン。また新しい滝に行きたい。

Date: 13/05/15 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1431|しゅくじらない祝辞

太閤園

昨日はスタッフ・タッキーの結婚式。前日はあいにくの雨で心配しましたが、当日は「そこまで晴れんでもええやん」というくらいスッキリ快晴。良かった。

肝心の祝辞は、辿々しさこそ多々ありましたが思いだけは皆さんに伝わったかな(と信じたい)。夜な夜な外でシミュレーションした甲斐がありました。ご両親やご親族の方には感謝を、新郎側には安心を。そして初めてお会いする旦那さんには「繊細なので、どうかいつも丁寧に接して下さい」と。

フリートークはお手の物でも、人前で自分の気持ちをさらすのはいつも緊張します。でも終わってみればちょっと気持ちいい。2人の人柄を感じる、ほのぼのとしたいい時間でした。おめでとう。

Date: 13/05/13 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1430|いかんいかん

Starfish

昨日は体調不良で急遽お休みをいただきました。一日かけてココロもカラダもゆっくり休めて、なんとか復帰しています。予兆というか「あ、これ放っておくとマズイなー」は分かっていただけに、もっと早く対処するべきでした。調子に乗ってついつい頑張りすぎてしまう。いかんいかん。お客さまには大変ご迷惑をおかけしました。

Date: 13/05/11 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1429|上司でした

KITAYAMA MONOLITH

連休前にお客さまの披露宴へ。いつもお世話になっている茶屋長三郎彌助の若旦那。仕事のお付き合いで祝いの席に呼んでいただくのは今回が初めて。いつもより少しだけ緊張気味で臨みましたが、とてもあたたかく、芯の通った気持ちのいい宴でした。素敵な出会いもあり、とても有意義な時間となりました。

そして次の日曜はスタッフ・タッキーの披露宴。当日は祝辞たるものをお願いされています。ついに上司として出席する日が来てしまいました。しまいましたよ。何をどう伝えようか今からちょっと緊張していますが、こんな時くらい上司らしいとこ見せようと思います。晴れることを祈ります。

Date: 13/05/09 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1428|AMAちゃん

カリフォルニア工務店

営業再開。休み中は働くか遊ぶかの極端な生活をしてしまい、まったくもってカラダが休まっていません。連休どころか「単休」さえも。強いて言えば一回温泉行っただけ。無理させてホントごめんなさい。10時間飲み続けたり、音楽にふれあったり、友達に悩み聞いてもらったり、姪っ子と手を繋ごうとして5回連続で拒否されたショックがが走馬燈のように頭を巡ります。終わってみれば楽しい時間でした。

さて、今日から本格的に新体制の始まり。新体制はタッキーの在宅勤務だけにあらず。AMAちゃん、まだまだ水面下で変化を続けます。あるべき場所に落ち着くための変化、と言ったところ。泣いても笑っても、前に進みます。じぇじぇじぇ。

Date: 13/05/08 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1427|ふたりのダッチャー

DOUBLE DUTCH ONE'S

この間ロゴデザインを担当させていただいた、ダブルダッチのソロバトルイベント「DOUBLE DUTCH ONE’S」へ。おなじみalttypeが主催。ニュアンスの落とし込み方は適切だったか、現場の空気を確かめに。なかなかどうして、いい感じ。

中でも僕の描いたイメージに近いパフォーマンスをするダッチャー(ダブルダッチする人)がいて、彼は惜しくも今回優勝には至らなかったけど、そんな理由で個人的に特別賞をあげたい。次回優勝したら「ラーメンおごる」と、本人にはまだ伝えてないのに勝手に決めてます。がんばれコースケ!

写真は同じくダッチャーのダイチ。縁あって知り合えた彼のパフォーマンスも観る価値あり。本当に楽しそうに跳ぶんです、彼は。ロープと音楽に愛されてるんじゃないかと思ってしまうほど。ロープと音楽と一体化した時の興奮と心地よさは、僕のつたない言葉では伝え切れません。僕は野球もサッカーもあまり観ないけど、ダブルダッチはよく観ます(あとダンスも)。

Date: 13/05/02 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1426|気が置けないから、気が抜けない。

meeting at TOKYO

東京・中目黒のアトリエを拠点とするフラワーブランド、Rosetta*H(ロゼッタアッシュ)さまのオンラインショップを公開しました。ご要望により最小限の要素でデザインしています。
おかげさまで通販のご依頼も増えましたが、位置づけはお客さまごとに異なります。売り上げだけが正解じゃない。Rosetta*Hさまはそう。売ることだけが目的にあらず、それよりも「長く存在し続けることを大切にしたい」と。そんな思いを共有しながら、一緒にショップを育てて行ければいいなと思います。ちなみにRosetta*Hの一人は10年来の友達。仕事を通じても関わりを持てるのは、本当に嬉しいこと。ただしその分、いつも以上に気が抜けません。

東京3日目。とある建設会社で打ち合わせ。東京へ向かう直前、小学校時代の友達から仕事の依頼。つまりそういうこと。こっちもこっちで、ありがたい。とてもやりがいのある、持ち味をフルに活かせそうな案件。同じ理由で気が抜けません。

Date: 13/05/01 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1425|その人が感じられたら

Rosetta*H in "gR switch"

本心が伝わる文章に惹かれます。メールでもブログでも、何でも。テーマは些細でもいい。政治でも、エロスでも、何ならししゃもでも。文体が整ってるかどうかなんて二の次。どうでもいい。大切なのは、本心が伝わってくるかどうか。言葉から「その人」が感じられたら、すごく幸せな気分になれる。文字の力はすごい。言葉の力はすごい。

東京2日目。中目黒にショップをオープンしたRosetta*H(ロゼッタアッシュ)さまの開店祝いへ。間もなく公開するオンラインショップの最終打ち合わせも兼ねて。東京出張の一番の理由はこれ。Webサイト制作の打ち合わせにはるばるAMATAまで来て下さったので、「じゃあ、今度はこっちが行きますね。」という流れ。写真は閉店間際に撮影したお気に入りの一枚。二人合わせてRosetta*H。いい空気感。

明日からGW休業をいただきます。今年はカレンダー通り。とりあえず3連休。僕は休みながら働く、そんな感じで過ごします。このブログを読んで下さる皆さんも、いい連休になることを願います。

Date: 13/04/27 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1424|弱くて強い

あな|デザインあ展

ここ最近、今までの人生で一番自分と向き合ってる気がする。毎日が異常に恋、じゃなくて、濃い。これまでは8〜9割の力で走り続けていたのを、最近は心拍数ギリギリまで高めて10割の力を出すような、そんなペース。

疲労も激しい分、安定するのはまだ先のこと。毎日クタクタ。でも何かしら手応えは感じつつある。最後は自分の弱いところ、ずっと奥底にしまっていた部分と向き合えるかどうか、なんて考えたり。弱さを晒すのは怖いけど、心地よさもある。それに気付けたのは周りの人たちのおかげ。ただただ感謝。弱くて強い人になりたい。

東京2日目。デザインあ展についてもう少し。体験ものが多くて、誰かと一緒に行った方がより楽しめます。それでも一人で楽しめる限界までは楽しみました(ポーズものはさすがに恥ずかしくて断念)。風呂敷の包み方なんて普通に勉強になりました。この展示で一番楽しいのは、お客さんがみんな楽しそうにしていること。と、習慣的に裏方目線の感想になってしまいますが、本当にそう。

Date: 13/04/26 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1423|アイディアに出会うために

デザインあ展

今日は朝から京都で打ち合わせ。終わってから仕事場に戻る予定を急遽変更して、そのまま京都で仕事。煮詰まっていた水うちわのアイディアをもうひとひねりするのと、同じく煮詰まっていた新規Webサイトのコピーを考えるため。いつもと環境を変えるだけで、止まっていた頭が面白いように動き出す。カフェでラフを描いたり、面白そうなお店を散策したり、美術館に行ったり。

遊んでいるわけじゃない、と言っても、伝わらない人には絶対に伝わらない。それでも伝えたいので、こうして書いてみます。仕事を前に進めるための、一番の方法を選んでいるだけなんです。マンガ家の「ネーム」にほど近い行為。どうぞご理解を。

東京2日目。21_21 DESIGN SIGHTで開催中の「デザインあ展(写真)」へ。「いつもは意識しないところにも、こんな面白さが隠れてるんだよ」というメッセージを、こうも楽しく伝えられるって本当にすごい。無意識を意識する。ものごとの最小単位まで自然に見つめ直す素敵な空間。人についても同じ。周りで支えてくれる人の心遣いや魅力は、いつも忘れないようにしたい。

Date: 13/04/25 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1422|変わっているかどうか

NEW STAGE OPEN

AMATAという会社が変化する事は、僕やスタッフが変わる事に他ならない。会社だけが勝手に変わる、なんて事はない。会社なんてただの人の集まり。プライベートな自分も、変わろうと今もがいていることがあるけど、会社みたく「合わせ鏡」な存在がないから自分自身、変わっているかどうかが分かりにくい。結局は誰かに気付いてもらうしかない。人と関わらず自分だけで分かることなんてない。そんな気がする。

東京2日目。初日のバーで会うはずが、あえなく参加出来なかったプロダクション勤務の友達と汐留のサロン・ド・カフェでブランチ。二日酔いにつきサンドウィッチ食べきれず(ごめんなさい)。面識はあるけど一緒に仕事したこともなければ数回しか会ったこともないけど、昼間からお互いの人生観をがっつり話し合う。その後はデザイン「あ」展を観に東京ミッドタウンへ。東京ばな奈、東京タワー、東京ミッドタウン。東京はなんでも「東京」って冠が付く。世界のTOKYO。

Date: 13/04/24 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1421|新しい体制に変わります

Day Break tokyo

入社5年目に突入するスタッフ・タッキーが結婚することになり、伴って働き方を変えることに。来月からは在宅勤務を基本として、2人で決めた固定日には出勤、あとは状況に応じて臨機応変に、という感じ。結婚しても続けたいと相談してくれて、僕は僕で続けてくれるのは嬉しい。だったらその環境を作ればいい。同じ状況でやむなく引退したデザイナーも見てきたし、時代に応じた働き方はあっていい。ここからまた新しいカタチが生まれることを想像すると、不安も感じつつワクワクします。

東京初日。3部作の最後は目黒のバー(写真)で。デザイナー率が少しだけ高めの「友達の友達はみな友達」メンバー。ヌケがいいというか何というか、あったかさからは少し遠いけど、気を使わない空気がとても心地いい。そこそこ言いたい放題。夜に会うのがいいよね、っていう感じ。これにてクタクタになりました。

Date: 13/04/22 Photo: iPhone 5

1420|facebookは人間関係そのもの

大吟醸なひととき

ある時ふと「facebookは人間関係そのもの」って考えるようになり、それ以来facebookが好きになりました。割と最近のこと。断りにくい誘いがあったり、投稿の反応が気になったり、面倒な絡み方をされたり、嬉しい出会いがあったり、本音と建て前が混在したり、思いっきり誤解されたり、会話がやめられなかったり。誰もが日常で経験していることがfacebookの中でも起こっている。

そういう見方をすると、なんだか憎めない。「それを別の空間でまでやらなくても」という気持ちもよく分かる。頻繁に関わる人、そうでない人、関わっていないようで実は関わっている人。一人一人の「距離の取り方」を同じ空間で感じられるって、かなり面白い。生きることは人と関わること。

東京初日。野口夫妻の自宅(写真)にて。僕にはもったいないくらい、あったかい二人。秋田生まれのとっておき大吟醸と抜群に美味しいアテを用意して下さり、短い時間ながら心地良すぎるひとときを過ごしました。気持ちと気持ちで繋がれる関係に勝るものなし(たぶん)。

Date: 13/04/20 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1419|水うちわ再び

DIALOG IN THE DARK

今年も水うちわのデザインを担当します。2回目となる今回はクライアントからの指示もなく完全自由(なんて有り難い機会!)。お題ありきのデザイナー頭からアーティストの頭脳に切り替えたり、自分でお題を設定してみたり、今まさに試行錯誤中。シンプルに「自分が持ちたいもの」を作ります。1回目のデザインはこちら

東京初日。ワタリウム美術館からダイアログ・イン・ザ・ダークへ。友人・野口さんに勧められるがまま初参加。関西では馴染みがないのかそれとも僕が知らなかっただけか、この全く新しい体験には色々驚かされずにはいられませんでした。ゴチャゴチャ言わんと一回体験してみなはれ!話はそれから!そんな90分。他では味わえない楽しさ。

Date: 13/04/19 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1418|タブレットも読みやすくなりました

WATARI-UM

昨日に引き続き、アマタノアタマがタブレット端末にも対応してまたまた新登場。スマートフォンでは小さいし、パソコンよりも気軽に使えるタブレットはブログと本当に相性がいい。パソコン、と書いて気が付いたこと。パソコンは言うまでもなく「パーソナルコンピュータ」の略。でも今となってはタブレットの方がパーソナルな存在に変わりつつあります。ファミコンと同じ流れにはなると思うけど、変化が楽しみなところ。

東京(関東)初日。すずきの姉さん家族と分かれた後は、外苑前のワタリウム美術館へ。開催中の「JR展 世界はアートで変わっていく」は気になったけど、スケジュールの都合で見送り。看板代わりでもあるこの作品、高さ20メートルの外壁に貼られた東北の人たちの顔(写真)は一見の価値あり。シンプルでストレート、だから強い。そしてこのスケール感。視覚的に楽しくないわけがない。楽しいものは伝わりやすい。

Date: 13/04/18 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1417|読みやすくなりました

Pure baby & mother

本日よりアマタノアタマがスマートフォンでも読みやすくなって新登場。AMATA BLOG系ブログでは初の最適化。長らく長らくお待たせしました。間髪置かずにこのままタブレット端末も調整中。バンビ頑張ってます。最適化とデザインって、考えたら同じ意味かも。例えばiPad miniも、僕にとってはiPadが最適化されたカタチ。好きな言葉。ある点でデザインより分かりやすい。とにかく読みやすくなりました。

東京(関東)初日はお世話になってるすずきの姉さん宅へ。生まれて3ヶ月にも満たない、小っちゃくて無垢な息子くん(写真)に会ってきました。カワイイ。今回のスケジュールは盛りだくさんすぎて、この頃がもう大昔のことのよう。

Date: 13/04/17 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1416|きっかけ3種盛り

五重塔|宮島

東京2日目。お客さまのお店オープンのお祝いを兼ねて、地元・関西で知り合った友達を中心に会うことに。会話の中で「初日は何してたの?」と聞かれて、我ながら驚いた事実が。

昨日は過密スケジュールを組み、3組それぞれ別の友達と会っていました(そしてそれぞれちょっとずつ迷惑かけました)。「何つながり?」って聞かれて答えたら、ブログとTwitterとmixi。もっと砕けば、きっかけは基博と教授。あぁ音楽って偉大。きっかけなんて半分忘れていて、口に出した自分も改めてビックリ。でも今では切っても切れない、切りたくもない大切なつながり。考えてみれば、何かしらお互い共感した上で選んだ出会いで、自然と言えば自然なこと。全く不思議じゃない。不思議じゃないんですよ、これって。

Date: 13/04/16 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1415|気分転換

people waiting a ferryboat

デザインを変えるやいなや、見知らぬデザイナーの子からコメントもいただき、さっそく「やって良かった」気分。2年前から見続けてくれているんだとか。デザインの事は「デザインの記憶」で書くようにしたので、デザイナーに読んでもらえる内容は減っている気がする。それでも読んでもらえているのは素直に嬉しい。ありがとう。こういう事が時々あるからやめられない。2〜3時間で作ったデザインも気に入っています。写真も言葉選びも、デザインに合わせて少し変化しそう。

さて明日から3日間、東京にいます。年末にWebサイト制作を担当したRosetta*Hさまの店舗オープン祝いと、2日前にタイミング良く仕事を依頼してくれた友達の会社へ打ち合わせ。余った時間は友達に会ったり、フラフラしたり。限られた時間なので「今回は誰に会おうか」本気で考えるんですが、そもそもそんな風に考えられるって最高に贅沢だなぁと毎回思っています。

Date: 13/04/13 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1414|アマタノアタマ

an early morning at Miyajima

ブログの名前を「アマタノアタマ」に変更しました。始めた頃から「ブログの名前がドメイン名ってどうなのさ」な気持ちは密かにあって、途中「あまたんど」と影で囁かれていることを知り、それも今ひとつしっくり来なくてボンヤリ悩み続けること一年、やっと腑に落ちたのがこの名前。

ご覧の通りデザインも変更。要素をなるべく削ぎ落として、写真と文章それぞれをより印象的に伝えるよう変更しています。今日の時点ではPC版のみ最適化していますが、スマートフォンにも順次対応。スタッフ・バンビが頑張ってくれます。

気に入っているのは右下の写真サムネール群。毎回ランダムに表示され、クリックするとその写真を使った時の投稿へ遷移します。コメント欄はありません。今のところfacebookのみ対応しています。急な変更で申し訳ありませんが、これからもどうぞアマタノアタマをよろしくお願いします。とりあえず声に出しやすくなって嬉しいです。

Date: 13/04/12 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1413|写真を見てもらいたい欲

Symbol of JAPAN

写真をもっと見てもらえるにはどうしたらいいか、最近そんな事を考えています。写真集を作ってみたい気持ちもあるけど、明確なテーマがあるわけでもないし、今のままじゃ作っても売れない。でも「この写真はみんなに見て欲しいな〜」と思うことが増えてきた、そのシンプルな感情には応えてあげたい。

そんな事を今日の打ち合わせ中に喋ったら、そんな機会を作ってもらえることになりました。何でも口に出してみるもんですね。お客さまのWebサイトのコンテンツとして、Webギャラリーを始めます(時期はまだ未定)。

Date: 13/04/11 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1412|長く関わりたい

a woman running along the river

長く関わりたいかどうか。それで判断する事が増えた気がする。ヒトも、コトも、モノも。

僕の周りいてくれる友達やお客さま、それに大切な人とは、関わり方はそれそれでも、5年先も10年先も一緒に歩んでいたい。何かを始めるなら、なるべく続けたい。8年目のAMATAも、今年6回目の「AつMATA」も、なるべくずっと続けたい。すぐ捨てることになるモノより、長く愛せるモノを選びたい。積み上げることでしか生み出せない「深み」。そこに価値や魅力を感じます。

Date: 13/04/10 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1411|ただ一点に集中すればいい

せまりくるかのように

チームの一員として関わらせていただいているプロジェクトがあります。僕の役割は主にビジュアルコミュニケーション部分。エンドユーザーに対して「具体的にどう伝えるか」を考え、視覚的に表現する。

普段は企画・提案・管理などなど、全体の仕事のひとつに「デザイン」があるのがほどんど。だけどここではほぼ、デザイナーとしての役割だけが求められます。言い方を変えれば、デザイナーに専念すればいいということ。これがかなり気持ちいい。今でこそ経営者ですが、ただデザインしていれば良かった時代にタイムスリップできます。ただ一点に集中できる、普段とはまた違った喜び。

その裏にある「それで結果を出せなければ存在価値がない」緊張感のおかげで自分を追い込めて、その結果、ますます研ぎ澄まされていくのを感じます。まるで加圧トレーニング。チームだからこその、自分だけでは生まれない発想やアイディアもどんどん出てきて、これまた刺激的。あるべき姿のひとつかも知れません。

Date: 13/04/08 

1410|面倒を面倒だと感じないように

とらわれない言葉|アンディ・ウォーホル

習慣なんて最後は自分自身でしか変えられない。そんなもの。

自分の中で「悪しき習慣」となっていることを直すべく、試行錯誤の繰り返し。言葉にすると少し大げさ。でも全く大したことじゃありません。車の中に荷物を置きっぱなしにするとか、ジャケット脱いだら脱ぎっぱなし、とか、大半は「後回しにしていること」。自慢じゃないけど、後回しは大得意(笑)

少しでも面倒を感じると、後回しにしてしまいがち。ということは、どれだけ「面倒を面倒だと感じないように」工夫できるか、ここが運命の分かれ道(たぶん)。無理矢理カラダを動かすのは苦痛だけど、「どうやったらラクに動けるか考える」のは至福の時間。英会話でも、自分の知ってる数少ない英単語でどううまく伝えるか、そこでまず楽しかったりするんですよね。

Date: 13/04/06 

1409|言葉を研ぐ。でもそんなの関係ねぇ

Take a picture & Take a picture

より早く正確に、適切な言葉を選べるようになってきました。言葉を研ぎ続ける地道な作業を繰り返してきた結果で、これは素直に喜ぶべきこと。もちろん、人よりも少し自信を持っている部分。

昨日はティムとウエダと夜桜を観に。ひとたび英会話になると、積み上げてきたその努力はどこへやら。ティムとの会話には、そんなの関係ねぇ。でもそれが意外に心地いい。新入社員のようにフレッシュな気分でいられます。肩肘張らなくていいというか。旅先にいる感覚と少し似ているかも。

今回は「always」を使うことを覚えました。仕事ができる人は「マルチタスキング」だって。なるほど。ヒアリングも少しずつ慣れています。

Date: 13/04/05 

1408|返事が来ました

春らしい景色

この間のイギリス人(Nina)から返事が来ました。すいません、ドイツ人でした。教えてもらったメールアドレスのドメインがイギリスだったから、てっきりそうかと。ドイツ生まれのイギリス育ち。まさかの早とちり。

大学時代(というか受験時代)に覚えた錆び付いた英語力でも、十分理解してもらえて有り難い。難しい単語や文法なんて全く必要なかった。大切なのは気持を伝えようとすること。普段ややこしい日本語を使ってさえいなければ、そんなに苦労しない。

「英語(英会話)出来るようになりたい」スイッチが自然に入った今が、一番吸収できる時。いつやるか?今でしょ!ニナと英文でやりとりして、この間知り合ったティムと英会話を楽しめたら、ぐんぐん伸びそう。そんなわけでこれからティムと花見へ。

Date: 13/04/04 

1407|星に願いを。人に想像力を

厳島神社(満潮)|宮島

今さらですが、モノクロ写真の虜。

色情報が無い分、観てくれる人の脳内で色を足す作業を強いる、決して親切とは言えない写真。でも、それこそが魅力。言い方を変えれば、人それぞれに想像できる余地を残している、ということ。

facebook限定で、このブログに載せているモノクロ写真のカラー版を公開し、違いを楽しんでもらっています。予想通り「モノクロの方が断然いい」という声が多い。想像力を働かせて見る方が、どうやらいいみたい。ほしのあきが「ギリギリ見えるか見えないかの所で楽しんでもらってます」みたいなことを何かの雑誌で語っていました。確かに見えたら、つまらない。

想像力のある人に惹かれます。だから「モノクロ写真の方がいい」って言ってくれる人、惹かれます。モノクロ写真は一見ネガティブにも感じるけど、実はすごくポジティブな要素を秘めている。人を見かけで判断しない方がいいのも、そんな感じかも。想像できるチャンスをみすみす逃してる。

誤解の無いように敢えて付け加えると、カラーはカラーで大好きです。

Date: 13/04/03 

1406|4月と菌友

9:32|Hiroshima Station

ようこそ4月。

今日から心機一転する仕事ではなくても、この日はいつもより少しだけ背筋がシャン!とします。さー、今年もあと9ヶ月。変わらずやれることをやるだけ。今はまとまった仕事が一段落ついた後の喪失感と格闘中。間髪置かず次の仕事に取りかかれたらいいけど、なかなかそうも行きません。そんな時は無理矢理アクセル踏むのがいいみたい。

タイミングを合わせたわけでも何でもなく、たまたま今日から新しく始めたことがあります。そして「菌友」ができました。「餡友(あんとも)」に続いて今度は「菌友(きんとも)」。餡友以上に広がらなさそうなジャンルですが、菌を学んで絶対に損はなし。すでに確信しています。面白がれることが無限にあって毎日忙しいです。

Date: 13/04/01 

1405|ヱヴァンゲリヲンと日本刀展

ヱヴァンゲリヲンと日本刀展

宮島へ向かう途中で立ち寄った「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」。呉市にある大和ミュージアムにて。

全国の刀匠が作中の槍や刀剣を再現し、作品からインスピレーションを受けて作ったオリジナルの新作刀剣なども展示されていました。最初は「ヱヴァンゲリヲンとコラボしたのは単なる客寄せだろう」と高を括っていましたが、実際に観てみると、ヱヴァと日本刀の両方の世界観が絶妙なバランスで表現されてたことに驚き。

原寸大ではないにしろ、リアルな武器が目の前にあるとまるでヱヴァンゲリヲンが実在するようにも錯覚できたし、反対に普段ほとんど見る機会のない日本刀は、その魅力を知るいいきっかけになりました。かっこいいです、日本刀(でも日本刀全盛の時代に生まれなくて良かった)。コラボレーションの好例。7月には大阪にも巡回するみたい。

別の世界の何かと組み合わせて、お互いがハッピーになる。これ、いろんな事に応用できそうです。

Date: 13/03/30 

1404|またEnglish

大鳥居のある風景|宮島

早朝にこの場所で写真を撮っていたら、遠くにカメラを持った女性がひとり。すれ違いに「おはようございまーす」と挨拶すると「Hello!」で返されて、そこで初めて海外の人だと気付く。イギリス人。撮影を続けていると近づいてきて「大鳥居と一緒に写真を撮って欲しい」と頼まれ撮影。向こうも「お礼に撮ろうか?」と言ってくれたので、僕も大鳥居をバックに記念撮影(松本城での失敗は繰り返しません)。

それからメールアドレスを教えてくれる流れになって、でも書くものなんて持ってないから僕のiPhoneに直接入力してもらうことにして「@ってどこにあるの?」みたいなやりとりを経て何とか事なきを得て。朝からなんと新鮮な経験。

ただ、ヒアリング力が乏しくて、なんで教えてくれたのかよく分かりせんでした。僕の撮った写真に興味持ってくれたのか、友達になって欲しいのか、それは今でもよく分かってないけど、面白そうだしつたない英語でメールを書いてみようと思います。この時の写真を添えて。

この間知り合ったティムもイギリス人。最近なんだか海外の出会いに縁があります。なんだろなぁ。言葉が通じなくても何とかなるし、ホントおもしれーなー、そんな気分です。

Date: 13/03/29 

宮島

厳島神社|宮島

広島にお客さまがいるわけではありませんが、仕事の関わりで昨日は宮島へ。人生二度目の宮島。そして二度目の雨(後半は止んでくれました)。

日本三景と言われるだけあって、本当に素晴らしい空間。今朝は早起きしたおかげか、貸し切り状態で厳島神社を一周できる幸運も。その絶景を眺め続けられないのが名残惜しくて、まだその場にいるのに「また行きたい」を連呼していました。冗談抜きで何度でも足を運びたい。年間パスポートとかあれば本気で考えるかも。強烈に引き寄せられる何かがあります。最近いろんな所へ飛び回れて幸せです。

Date: 13/03/28 

デザイナーと言語化能力

紫香楽一乃宮 新宮神社

人と話すたび自分は「ことば」が大好きなんだなぁと自覚します。いま相手が話していることを一言で表すならどんな言葉だろう、このヘンテコな動きを音にしたらどんな音だろう、この美味しさを言葉にするとどんなだろう。考えるでもなく、常にそんなことが頭を駆け巡っています。みんなそうなのかと思ったら、そうでもない。

カタチにするのが仕事なデザイナーにとって、言語化する能力は欠かせないように思います。例えば映画「レミーのおいしいレストラン」みたいに、味をアニメーションで表現する試みも、まず味を言語化することから始めているはず。単に「美味しい」「すごく美味しい」では広がりに乏しい。「こってりした旨味にわずかな甘みが合わさって、それでいて後味は爽やか」みたいな言語化の工程を経て初めて具体的なビジュアルが決まる。そう思う。でも女の子は違うかも知れない。

僕と「ことば」は切っても切れない関係。昔「AMATAくんって、言葉で伝えるタイプのデザイナーだよね。」と気付かせてくれた先輩デザイナー大西さんの言葉は永遠に消えることがありません。それくらい、しっくり来た一言。

明日は急遽、朝から広島へ出張。ブログもお休みします。

Date: 13/03/26 

その反動

たぬきの群れ|信楽町

最近の休みの過ごし方は自分でも心配するほどアクティブで、ほぼ必ずどこかへ出かけてます。一日家でのんびり過ごすのも好きだったはずなのに、今は一手間かけて(どこかへ出かけて)、そこでのんびりしてます。十中八九、ちょっと詰めぎみに働いているこの頃の生活への反動。

自分の事ながら、じっとしているだけでは物足りないのがよく分かる。カラダは正直だなとつくづく思う。それがあるからバランスが取れていて、毎日激務をこなしながら帰ってパパ業してる人って本当にすごいと思う。

昨日は「ボクたちの交換日記」観ました。いい映画。大きな決断や別れを経験した人なら、共感できる作品。映画は人並みに観てるんですけど、ブログに書くことはほとんどしません。なぜだか毎回、書けば書くほどつまらなくなってしまう。

Date: 13/03/25 

左義長まつり

左義長まつり|2013

近江八幡で行われた左義長まつりへ。最近こういった日本の行事に惹かれます。フェスやパーティーを否定するわけでは決してないけれど、ここには日本の「芯」を感じる。

左義長まつり|2013

左義長まつり|2013

祭りは最高の被写体。この日も「火祭り」を撮るべく本気のカメラマンがわんさか。僕もその1人には違いないけれど、どちらかと言えば「そこに存在する人」をどう切り取るかに面白みを感じています。カメラマン達もしかり。こんな魅力的な光景、滅多に撮れるもんじゃない。

左義長まつり|2013

左義長まつり|2013

左義長まつり(第一区)|2013

やんわり続けている写真生活に「ひとつのテーマ」が見えつつあります。

Date: 13/03/23 

English

Speak only English

この前の週末にティムと飲みました。「今度イギリス人と飲むからよかったらどう?」なんてノリで誘われて。周りに海外の友達は何人かいるけど、揃いも揃ってみんな日本語上手なんですよ。でもティムは日本へ来てまだ一年足らずの若手。日本語が苦手な外国人と話すのは久しぶり(笑)

僕の英会話は「Just a little」。でも面白そうだから参加させてもらうことに。どうなるか予測できない機会なんて、不安はあるけど楽しいに決まってる。大抵は何とかなるもの。

表現力が足りないところは、絵で補ってみる。持っていたiPad miniで。絵は素晴らしいですね、言葉を使わずに共有できることの多いこと多いこと。みんなでワイワイ描き合う行為それ自体もまた楽しい。言葉の壁が崩壊してフラットになれた瞬間。

ただこのイラストには説明が要りました。「早起きは三文の得」の「三文」って何?という問いに対して「具体的に決まってないけど、いろいろラッキーなことが起こるんだよ」と伝えたかった。これがどうラッキーかは、ご想像にお任せします。楽しい夜でした。

Date: 13/03/22 

蔵元を囲む会|冨田酒造(七本槍)

蔵元を囲む会|冨田酒造|七本槍

昨日は石山の十八番(おはこ)にて日本酒の催し。「七本槍」という銘柄の日本酒を作っている長浜の蔵元・冨田酒造の方を交えて、食事とお酒(もちろん七本槍!)を楽しむ会。ワインで言うならソムリエ付き食事会。一緒に行った友達以外は知らない人ばかりだったけど、基本的に日本酒好きな人だけに僕の中での仲間意識は相当なもの。そのうち全員友達になれそう(笑)

楽しかったなぁ。楽しいだけじゃなくて、いろいろ勉強にもなったなぁ。日本酒は味以外でもいろいろ語れるところがいい。コミュニケーションの場に欠かせない、んじゃなくて、日本酒の存在それ自体がコミュニケーションツールになる。いいなぁ。日本人で良かったなぁ。

Date: 13/03/21 

奈良づく

OPEN HOUSE|ninkipen!

きのうは一級建築事務所「ninkipen!」建築家・今津さんの設計した住宅を見に生駒へ。初めての生駒。最近なんだか奈良づいてます。奈良づいて分かったのは、実は奈良ってものすごく近い。空いてたら車で1時間ちょっと。ってことは京都行くのとそんなに変わらない。んー、素敵。

閑静な住宅街にその家はありました。気持ちのいい風が入り込み、そしてディティールにこだわった、エッジの効いた設計プラン。僕は平面の仕事が圧倒的に多いので、建築物のような立体はいい意味で距離を置いて見ています。ただし「自分が住むとしたらどう使おうか」という妄想だけはしっかりと。見たり触れたり聴いたり、感じる機会はとても大切。

ちなみに建築畑の人間でない僕は、今津さんとは「美味しいものを一緒に食べる」兄さんのような存在。同じ経営者で刺激される所もありつつ、ありがたい関係です。

ninkipen![ニンキペン]一級建築士事務所

Date: 13/03/18 

とある鯛焼き屋のユーモア

鯛焼き中

あんこが好き。もちろん鯛焼きも。

奈良で出会った、とある鯛焼き屋のユーモア。鯛焼きと言葉の遊び加減がぴったり。食べる前からすでに美味しいサプライズ。「お好み焼き中」だと、ちょっと構えてしまいがち。頑張ってます!みたいな。そもそも長いし。このパターン使えるは鯛焼きか、たこ焼きくらい。人生になるべくユーモアを。モアユーモア。ユーモアを楽しめるゆとりを。

Date: 13/03/16 

違う見方

奈良県立美術館

田中一光の企画展にはこれまで何度も足を運んでいて、そうなると過去に見たことのある作品も少なくありません。新鮮味という点では面白味に欠けてしまう。もう増えることはないし、それは宿命のようなものであるけれど、なぜだろう、今回はどれもすごく新鮮に映って、同じ作品でも今までとは違う見方ができるようになっていました。考えると、自分自身が変化していました。よく言えば成長していた。

対象が変わらなくても、自分が変わる事でどうにでも変化する。そういえば写真も同じ。仕事や人間関係も。当たり前のようで、とても心強い視点。

Date: 13/03/15 

これでこそ

田中一光デザインの世界(DT)

昨日と同じ写真ですが決してズボラしているわけでなく、今日は写真の中のパネルについて触れます。

見て下さい。完成後に「矢印」が上から貼られています。言うまでもなくこれは美術館の場所を知らせるための矢印。サインとしての機能が足りなかったと推測できます。使ってみて初めて気付くことがある。よくあることです。新しくオープンした商業施設のW.C.などでよく見ました。カッコいいけどそれがトイレのサインと認識できなかったり、どっちが男性でどっちが女性かすら分からなかったり。

作り手の目線で見ると、パネルのデザインとは明らかにトーンの異なる矢印を貼られ「見た目」の品質は落ちています。もし僕がこのパネルのデザイナーなら「あ〜あ、デザイン台無しにして・・・」なんて落胆したかも知れません、20代の頃なら。今はそうは思いません。

最近は「これでこそ完成形なのかも」と思いつつあります。伝わってこそなんぼ。異質なトーンが組み合わさって、かえってお互いが良い方向に作用しているとさえ感じます。もう少しトーンを近づけて品質を上げた方が良いとは思いますが、その先に新しい落とし所があるんじゃないかと、いま模索しているテーマのひとつです。

Date: 13/03/14 

ダブルトーン

田中一光デザインの世界

まず、カラー写真をそのままモノクロに変換したもの。

田中一光デザインの世界

コントラストを調整したもの。シャドウとハイライトを際立たせて、中間調の幅を短く。

田中一光デザインの世界

最後にダブルトーン。ウォームグレー系のトーンを加えています。

これが普通のモノクロと、僕がモノクロ写真を作る時に加工してる「ダブルトーン」との違いです。最初の写真だけは分かりやすいように大げさに“ねむたく”していますが、それぞれの味わいの違いを楽しんでいただけると幸いです。正解はひとつもありません。それぞれに良さがある、という解釈が正解だと思っています。

Date: 13/03/13 

命日

Long Bless|興福寺

うまく言えないけど、今日という日は命日のようなもので、ゆるんだネジを締め直す日。点検する日。まだまだまだまだまだまだまだまだ先は長いし、これもやっぱり一年を繰り返すことでしか続けていけない。

去年の6月に被災地に行って以来、死について考える機会が増えました。自分は今、生きている。じゃあ今の自分に何が出来るか。そうやって「生き方」について真剣に考えると、最後は死に辿り着きます。死をアンタッチャブルでグレーな存在にすると、何もかもがあやふやになってしまう。対峙した上で、何が出来るか。そんなことと向き合った一年でした。また一年、できることをやろうと思います。しんどい事はみんなで乗り越えられたらと思います。

Date: 13/03/11 

今年も東北へ

BOSE|東大寺

来週の月曜で、東日本大震災から丸2年。もう2年。まだ2年。

6月にまた東北へ行く予定です。この一年で気仙沼出身の方とも知り合うことができ、今度は前もって現地の方とお会いできることになりました。前回できた繋がりを活かすことも出来ますし、とにかく有意義な時間になることは間違いありません。すでに楽しみ。

情けない話ですが、現地へ行ってから今日に至るまで、日に日に被災地への意識は薄らいでいます。ほんと情けない。でも毎日が忙しくなると、正直そこまで頭が回らないのが本音。100円貯金を忘れる日も増えています。

だからこそ一年に一度くらい足を運んでおかないと、いつか他人事になってしまいそうで、それが怖い。でも決して他人事じゃない。現場の空気を肌で感じないと何が正しいか分からなくなるし、自分の目で見て考えて、自分が出来ることだけでも続けたい。関わりを持ち続けるためには、きっとこれが一番。

Date: 13/03/09 

修二会(しゅにえ)

お松明|東大寺

東大寺には修二会(しゅにえ)という行事があり、毎年この時期に行われています。今年で1262回目なんだそう。恥ずかしながら知りませんでしたが、タイミング良く奈良にいて、一緒にいた友達が教えてくれて、初めて見てきました。写真は「お松明(おたいまつ)」と呼ばれるもの。これが一体何なのか、僕のつたない言葉では説明しきれません。でもとにかくすごかった。1200年以上続いていることも含めて。

お松明|東大寺

さすがにモノクロでは雰囲気が伝わらないか。でもこっちの方が想像力を掻き立ててくれそう。とにかく奈良はいいところ。しかも車で2時間足らず。またフラッと行きたい。

Date: 13/03/08 

Phone

法相宗大本山 興福寺

例えば名刺を作る時、携帯電話の表記には「Phone」をよく使います。固定電話「Tel」に対しての、Phone。取り立てて触れるほどのことでもない普通のこと。ただ最近ちょっと物足りなさを感じます。

なんだか愛に欠けるんです。いや「 i 」に欠ける。どうやら僕は「iPhone」を見慣れすぎたようです。Phoneからすれば迷惑この上ないですね。何も変わってないのに。「いい男なんだけど、最近なーんか物足りないのよねー。」なんて。とんだとばっちり。困ったもんです。でも世の中そんなもんです。

Date: 13/03/07 

仕事の火種

滋賀県立近代美術館

今日はとても暖かくて、それだけで嬉しい一日。午前中は休みを取っていたんですが、このままどこかへ行ってしまいたい欲求を抑えるのが大変なくらい気持ちのいい陽気。仕方なくどら焼きで別の欲求を満たし、今こうして仕事場にいます。

「もっともっと集中してできるはず」という仮説のもと、仕事のやり方を模索中。なんとなくイメージに近づきつつあります。ただ今3合目。一日の終わり方と、次の日の始め方がカギ。仕事の火種をうまく残す、とでも言うか。あとは「さっさと寝ること」。辿り着くのは結局ここです。

Date: 13/03/06 

ハービー・山口写真展

ハービー・山口写真展

滋賀県立近代美術館で開催中の「ハービー・山口写真展」。メチャクチャ良かった。観る価値ありです。響くものがたくさんあります。前向きになれるひととき。ライカに憧れるひととき。

朝一番で観に行って、そのまま影響を受けてその日撮ったのはモノクロ写真ばかり。しばらく続きそう。ただし、デジカメのモノクロモードは薄っぺらく、ダブルトーンにして深みを加えます。この写真がそう。今年はなるべくたくさん人を撮ろうと思います。

Date: 13/03/04 

せんねん

ガマ侍|長野県松本市

仕事に専念するためtwitterとfacebookから少し距離を置くことに。

途端、ブログの閲覧者数が激減しました。それもそのはず、更新するたびSNSで通知していたものだから、それが無くなったら、そうなりますね。ただ、本当に読みたいと思ってくれる人なら、直接アクセスしてくれるようになるでしょう(たぶん)。そもそも昔は通知なんてしなかったし。とにかく初心に返ります。「読んでもらいたい」気持ちもあるけれど、「自分の価値観へ引き寄せたい」気持ちも持ってしまう。いつも両方の思いが混在しています。

ブログは好きです。情報を集約するのはブログが一番。だから年末にブログを増やしました。ブログは僕にとって一軒家みたいなもの。SNSは賃貸。自分の家にはならない。長年の味わいも、賃貸では出しにくい。突然「出て行け」と言われても、文句ひとつ言えないし。優先して距離を置こうと思ったのがSNSだったのも、そういう理由からです。

そんなわけで、しばらくご迷惑をおかけします。

Date: 13/03/02 

根の深い

い〜しや〜〜きいも〜〜♪

真剣勝負というより「根の深いところ」まで関わらせてもらっている、というニュアンス。その方が適切。

仕事だけならまだしもプライベートでも似たような感じで、年齢的にそういう時期なのかな。とにかくリアルでいい。学校から帰って下宿先で、好きな音楽流してワイン飲みながら圧力鍋で牛すじ煮込み作ってた大学時代のヌルさが懐かしい。今思い返してものんきな生活(笑)

いいリズムで現実逃避しながらザクザク前に前に進むスピード感とバランス感覚。その辺りを意識しながら過ごします。ヌルいのも大好きに決まってます。

Date: 13/03/01 

真剣勝負

松本市消防団

せっかく写真撮ってもらったのに変な顔で写ってたらガッカリなのと同じように、植物、たとえば花は花で「満開の時期を外れた写真はちょっと困ります…」なんて心理なのかな〜とふと考えたり。今日は暖かで穏やかないい天気でした。

いま同時進行している案件はどれも「真剣勝負!」なものばかり。デザイナー冥利に尽きます。今年はこれからの方向性を明確に位置づける一年にしたいので、本当に大切な一年になりそうです、いろいろと。

Date: 13/02/28 

震災で消えた小さな命展2

震災で消えた小さな命展2

「震災で消えた小さな命展2」へ行ってきました。

会場には犬や猫、うさぎなど動物のイラストがいっぱい。通常のギャラリーと違うのは、イラストのモデルになった動物はもうこの世にいないこと。震災で命を落とした動物(主にペット)。

家族同然だったペットを失った飼い主の方に何か出来ることはないかと、全国のイラストレーターさんが描いたもの。思い出の写真が無い時は、飼い主の方から直接お話を聞いて想像を膨らませるんだそう。どのイラストレーターさんも現地に足を運び、少しでも思いを共有していることに感銘を受けました。

タカタカヲリさんというイラストレーターの方が、現地へ行く際、石巻に行った時の僕のブログをたまたま見て下さり、それでこの展示のことを知りました。

動物・飼い主・イラストレーター、そしてボランティアの方など、様々な視点で考えられる空間。絵を見るうちに「第三者が見てる場合じゃなく、今この絵は飼い主のそばに必要なんじゃないか?」そう思いました。でも、家族同然だった子たちが生きた証をたくさんの人に見て知ってもらえることは、飼い主さんにとっても救われるんだそう。いろいろ胸を打たれました。

ただいま全国を巡回中。このブログを書いている今は京都「ひと・まち交流館 京都」で開催中(3/6まで)。

震災で消えた小さな命展(公式Webサイト)
震災で消えた小さな命展のブログ

Date: 13/02/27 

2013びわ湖レイクサイドマラソン

2013びわ湖レイクサイドマラソン

晴天なのに強風と雪が降りしきる中「2013びわ湖レイクサイドマラソン」は無事に幕を閉じました。

宣言通り、無理せず楽しく。一日経った今日、あれ以上無理をしていたら左足がどうにかなっていた状態。ギリギリセーフ。

走りながら「楽しいって何だろ?」って考えたら、ケガを引きずらずに走れている、まさに今この状態のことでした。なるべく安静にして、リハビリして、ストレッチして、出場できるコンディションを整えたこと。記録の面で納得いくものではなかったけど、それでも過去3回の中で自己ベスト。一緒に走った他の仲間はもっといい記録を出していたけど、充実した期間だったし、十分に納得できる結果でした。

スポーツで「納得いく終わり方」なんて出来ない。そう思っていたけど、そんなことない。来年からは仲間の応援をしつつ、いや出店してる焼きたてどら焼きを真っ先に頬張りつつ、仲間の応援にシフトします。…なんて書くとマラソン辞めるみたいですが、走ることはまだ続けます。レイクサイドマラソンからは卒業。写真はインタビューを受ける友達夫婦。夫婦出場はやっぱり素敵。ありがとうございました。

Date: 13/02/25 

楽しくないとつまんない

Like a "OTOKOYU"

この写真、和むなぁ。ネコの日に撮れなかったことだけが悔やまれます。

さて明日はいよいよ「2013びわ湖レイクサイドマラソン」。東京マラソンの裏番組的存在としてすっかり定着した地方の大会。走るのは3回目かな(たぶん)。とにかく今回で最後。どれだけ誘われようが悔いが残ろうが、これで最後。

件のケガはあったものの、やれることはやりたくて、自分なりに計画を立てて前日を迎えています。きっとすべては繋がっていて、日常でも仕事でも、何かトラブルが起きた時、理想の形にはならなくても「いま出来ることは何か」を見極める場面はいくらでもあります。そういう時にふてくされる自分ではいたくないから、これもひとつの試練だと思ってやってます。同時にこれは、楽しむための準備。

無理をせず、そして楽しく。追い込みすぎてペースを崩した秋の駅伝のような走りはもう二度と御免。何でも楽しんだ方がいい結果を残せる人、だと信じてます。

Date: 13/02/23 

デザイナーの特殊な立ち位置

六地蔵|善光寺

お客さまと直接お取引がある場合、経営者や担当者以外の方ともコミュニケーションを取ることは少なくありません。特にWebデザイナーの場合。社内の方全員とやりとりする場合も希にあります。

そして主に、中立な立場として存在します。時にものすごく重宝されます。内情を把握しつつ、かつ俯瞰で見る立場の人間なんて少ないからです。この特殊な立ち位置を活かして、デザインの仕事以外にも力になれることがあるんじゃないかと、いつも考えています。おそらく泥臭いであろうニャにかです。

Date: 13/02/22 

とあるランナーの真剣

わらにもすがる

話は正月に戻って、善光寺(長野県)での出来事。

写真のランナーさん、この「御利益ある煙」を全身に浴びてたんですね。参拝客の99%が初詣姿の中、すごく目立っていて。気になる筋肉や関節に煙を擦り込む。これを延々とくり返して、全身に。それはそれは真剣でした。

ただ、こういう場所にはあるじゃないですか、暗黙の滞在時間が。混んでる時は空気読んでね、流れ見てそこそこで切り上げてね、っていう。

それなのに、この方の身体からはビンビン伝わってくるんですよ。自分のミッションが終わるまで動かない「空気は読めても読まないぞ!」という断固たる決意が。

ちょっとしたマラソン大会を日曜日に控え、この光景をふと思い出しました。シンスプリントで十分な調整が出来なかったこの「どうしようもないこと」は、ついつい神さまに頼りたくなります。

Date: 13/02/21 

グチキキ

雪のある暮らし

何の偶然か、ここ数日愚痴を聞くことが続きまして。

話を聞くのは基本的に好きだし、僕が聞く愚痴は普段がんばってる人たちが時々こぼす質のいい愚痴(?)。第三者である僕が聞いて気分を害することもありません。内容がいい感じにリアルで、僕には嬉しささえ感じます。

世の中にごまんとある「どうしようもないこと」に対しての愚痴。そんな類がほとんど。そんなのは、吐き出せばいい。溜め込むよりよっぽどいいじゃないですか。どんなに眩しく見える人だって、ただの人間。

聞き手としては、どう的確にフォローするかが肝心で、ただ聞くだけがいいか、なにかアドバイスをするべきか、流れに身を任せるか、相手と状況と内容に応じて判断します。大喜利のようなものだと思っています(悩み相談の時は全く別です)。ただ聞くだけのことが多いのは、ただ発散したいだけだからでしょう(たぶん)。

そんな僕も愚痴りたいことはあります。でも平均より遙かに少ないと思ってるんですけど、どうでしょう?気が小さいから誰かに「愚痴聞いてよ〜」なんて言えないんです。申し訳なさが圧勝。ただ言い訳は多いかも知れません。悔しい時ほどよく言い訳します。

Date: 13/02/20 

余計なようで必要なプロセス

白銀の世界

頭の中で完璧に描けたはずのイメージが、いざカタチにしてみると「思てたんとちがーう!」ということがあります。けっこうショック。でも、ものづくりの世界では日常。ラフスケッチで「これはイケる!」と思っても、やっぱり同じ事は起こります。

だとしたら、無駄な作業かもしれません。最短距離で思い通りのイメージへ辿り着けるようになれば一番いいのかも知れません。でも、この無駄とも思えるプロセスを経た時ほど、自分でも予期しなかったレベルまで辿り着くことが多いのも事実です。

Date: 13/02/19 

白銀

鯖街道(冬)

今朝の鯖街道は雪景色。ノーマルタイヤで走るのは怖かったけど、それ以上の感動が目の前に広がる。こんな風景をして「白銀の世界」と名付けた人は本当にすごい。銀世界、は響きの点で気持ちがいいけど表現ではやっぱり「白銀」がしっくりきます。ニュアンスをより良く伝える取り組みは、言葉であれ写真であれデザインであれ音楽であれ、楽しいものです。

Date: 13/02/16 

雨男の戦略

松本神社|長野県松本市

2013年最初の小浜へ。のっけから雨。今年も雨。

今回の目的は、立体的な戦略をお客さまと共有するため。描いていた通りに同じ方向を向けたので、あとはいかに早くカタチにして、改善を繰り返しながら継続していくか。ここに存在意義があります。

そろそろデザインのあり方まで共有できるようになりました。「長いお付き合いだからこそできる結果の出し方」。ここにひとつの重きを置きます。見込み通りの効果が生まれるか、今から楽しみです。

Date: 13/02/15 

35

松本城|長野県松本市

歳を重ねるたび「落ち着いてる」とか「達観してる」とか「もっと年配の人かと思ってた」とか、こんな風に言われる事が増えまして。しかも年上の方に言われることが多いんですが、今日で35歳になりました。まだ奥さんも子供もテレビもラジオも、ラジオだけはなんとか持ってる35歳でして。今日は年齢だけでもどうか覚えて帰って下さい。

今年もお祝いのコメントなんていただき、本当にありがとうございます。SMSであれメールであれ電話であれtwitterであれfacebookであれプレゼントであれ、どんなカタチであれ嬉しいです。人の分だけ、お祝いのカタチがあります。カタチを問うてはいけません。女性からの電話はまだ鳴っていないので、もうしばらく待ちながら働きます。働いているフリして待とうと思う次第です。

話もいいけど今年は「噺」も取り入れたい。ただ今落語に興味津々、数多亭安藤です。35歳の一年も、どうぞよろしくお願いします。

Date: 13/02/14 

診スプリント

松本城|長野県松本市

左足の痛みはシンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)と診断されました。そんな気はしていたので、「ですよねぇ」くらいのテンション。地道に付き合うしか方法もないし、じっくり向き合います。マラソンはどうするかなー。何がベストなんだろ。

同じ事をくり返さないために、備忘録として思い当たることを綴っておきます。いつか誰かの参考になれば嬉しいです。

①クッション性の高くないシューズで走った
最近使っていたのはNike Free Run+2。もちろんシューズに非はありません。暖かい日のトレーニングでは相性も良く、これからも愛用する一足。ただし寒い日は筋肉も硬くなりがちで、もともと硬めらしい僕にとってかなり不向きな選択。寒い日はクッション性が高く、土踏まず部分が下がらないシューズを履くこと。思えば膝を悪くした中学生の頃から言われ続けてきたこと。

②ストレッチを怠った
とりあえず少し走ってからストレッチしよう、と思ったけど暖まってきたからそのまま続行。僕の残念なパターン。走る前のストレッチはしっかりやる。とはいえ毎回できる自信は無いので、寒い時期は走る前に必ずストレッチをすること。筋肉の少ない膝から下は特に。

③病み上がり(仮)で走った
今思えば風邪が治るか治らないかの瀬戸際で、どうしてハーフを走ろうなんて思ったのか。あせりは禁物。すっかり回復したと判断してから再開すること。

こうして書き上げてみると、故障したくて仕方がない奴にしか思えないなぁ。まさに身から出た錆。反省猛省もうしません。

Date: 13/02/13 

そんなスリーピース

松本城|長野県松本市

僕を含めたAMATA3人はボーカル、ギター、ドラムとそれぞれ役割が違うので、忙しくなっても全員がバランス良く忙しいかというとそうでもないんです。多少の誤差があります。

例えば、タッキーは忙しいけど僕は少し余裕あり、みたいに。手伝えることがあれば手伝いますが、手伝えないことも中にはあるので、そんな時はもう「おきばりやす」としか言えません。精神的フォローしかできない。そんなもんです。ちなみに今は全員が「おきばりやす」な状態。特にバンビ。それでもバンビはきっと結果を出すでしょう。そんな2人もこの春で丸4年。嬉しいねぇ。

GWまでは確実に、いやもうこのままのペースで年を越しそうな予感さえあります。ただ、AMATAは週休2日+祝日も休みの安全運転。なので仕事はこのくらい追い込まれる方が理想的。ガーッと働いて休む時はしっかり休む。これで7年続いています。ちょっとした奇跡です。

Date: 13/02/09 

劇場の前の激情

松本城|長野県松本市

すっかり遠のいている劇場に久々行きたい。もちろん芸人のいるところ。お腹いっぱい笑いたいなぁ。テレビもいいけど生は格別。峠を越えたら漫才を観ようそうしよう。

目的は当然「笑いたい」。この行動について立川談志が面白いことを言っていました。「笑いに行きたいって事は、普段は緊張してるんだよ。だから緊張から遠いところに行きたいんだよ。

そんな風に考えたことなくて思わずハッとしました。当たり前に思えて、なんて鋭い視点。もっと早く出会っていればなぁ。本当に悔やまれます。漫才の前にまず談志のCDを揃えるところから。うーん、深い。深いですよこれは。

Date: 13/02/08 

あなたのいないあんこにはあたしもいない

松本城|長野県松本市

あんこ好きです。

AMATA BLOG」時代から読んで下さっている方ならお馴染みですが、20代の頃はよくよくプリンを食べてました。でも今はあんこ。断固あんこ。あん友(あんとも)だっているんだから。

あんこ好きな人は相当数いると思うのに、コンビニでは申し訳程度にしか置かれていないどら焼きや最中。マドレーヌなんかと同じ扱い。そこに大きな違和感。一石を投じたい。日本酒に関わる仕事もしたいけど、あんこの仕事もいいなぁ。安藤の「あん」は、あんこのあんでもあります(たぶん)

写真は今日も松本城。明日も。F1.8のレンズはいい風にボケてくれます。コクのある写真(とあんこ)好きです。

Date: 13/02/07 

VS 弥生会計

松本城|長野県松本市

弥生会計と格闘中。少々、押され気味。

普段使わない筋肉を急激に使うと筋肉痛になるように、脳みそが悲鳴を上げています。アゲアゲです。いつもと全く違うタイプの頭脳労働。慣れるまで時間が要ります。昨日はお金の夢を見ました。

ただ、見えてくるものはあって、「自分で一度やってみるか」と思うきっかけになった、知りたかった情報は日に日に分かってきます。これが新しい血となり肉となる。お金の流れをデザインするのに役立つこと間違いなし。

それにしても生々しいなぁ。「現ナマ」のナマがよく似合います。まるで意志を持っているかのよう。ほんと、ナマナマしい。

写真は返り咲いた松本城。いろんな角度から撮ってあるので、もう少しお付き合い下さいませ。中の様子もありますよ。

Date: 13/02/06 

業の肯定とアナログ人間

夕群れ|長野県松本市

最近よく聴く談志の落語。以来、氏の有名な「業の肯定」という言葉が気になっています。この間の「言葉を枯らさない」といい、噺家の発する言葉は奥が深い。

浮かんだのは「アナログ人間」って言葉。よく考えたら、こんな当たり前の言葉はない。「デジタルパソコン」みたいな。んー、野暮ったい。でも使われる。きっとこれも業の肯定(たぶん)。

元々の意味はネガティブ。平たく言えば「パソコンとデジカメが苦手」。「アナログ人間」って、それを救う言葉なんだろうなぁ。人間、自分で自分を否定したくない事だってある。自分が時代遅れなことを認めながら、本質は失ってないことも含んでる。最後は肯定的で、力強く響く。そこまで考えて使っている人はいないだろうけど、無意識に頼もしい言葉に惹かれるのかなぁ、とか。こういうの、本当におもしろい。

Date: 13/02/04 

ふりこのような

旧松本高等学校本館|長野県松本市

寿司屋でバイトしてた頃、包丁で指を切った時「安藤くん、それ上手くなった証拠やで。」と言われた記憶。未だに覚えているのは、あらゆることに通ずる一言だったから。

速く走れるようになると、メンテナンスがより大切になるのも同じこと。振り子のような関係。どうせなら、振り幅が大きい方が魅力的(その分大変ではあるけれど)。人間関係も一緒で、距離を縮めた上でバランスを取りたい。

一定の距離感でバランスを取るのは、敷居が低い分、物足りない。「いいね!」は、そういうこと。だから興味が持てない。荒波でも前へ突き進める、腕の立つ航海士のようなバランス感覚が欲しい。そのために必要なのは、たくさんの挑戦と失敗(たぶん)。

写真はまたもや旧松本高等学校本館。今回は非常階段。非常階段、好きなんです。造形美を感じます。螺旋階段も大好きです。「らせん」という素敵すぎる響きの時点でもう、ね。

Date: 13/02/02 

予期せぬ一言だったから

旧松本高等学校本館|長野県松本市

寿司屋でバイトしてた頃、包丁で指を切った時「安藤くん、それ上手くなった証拠やで。」と言われた記憶。未だに覚えているのは、きっと予期せぬ一言だったから。ふつう、「大丈夫?」とか「ドジだなぁ」とか、そんな類を予測してしまうもの。あれには驚きました。驚いたことって、ずっと覚えているのかも。

考えると「サプライズ」ってすごい。その瞬間も驚くし、あとになっても記憶に焼き付いてる。大好きな映画「レミーのおいしいレストラン」で、評論家イーゴが最後に言った「Suprise me!(私を驚かせてくれ!)」もよく覚えてる。イーゴも最後に欲したのは「驚き」。みんな驚きが欲しいんです。ずっと覚えていられる思い出も。

写真は昨日に引き続いて旧松本高等学校本館。今回は正面から。古いんだけど、新しい。あらためて見てもメチャクチャかっこいい。ある種の「丁度よさ」を感じます。

Date: 13/02/01 

やむをえずの

旧松本高等学校本館|長野県松本市

年明けからWebサイトを通常表示(カラー)に戻しています。新規のご依頼は引き続きお断りしていますが、ずっとモノクロなのも切ない。代わりにお問い合せフォームを無くし、電話番号を非公開に。Webサイト丸ごと非公開も考えましたが、さすがにそれは度が過ぎるというもの。今年も引き続きご迷惑をおかけします。

にも関わらず、どこからかご縁が繋がるのが世の中の不思議。今日もとある広告の打ち合わせでした。ありがたい事です。

写真は旧松本高等学校本館。旧開智学校と同じく、こちらも国の重要文化財。現在は文化会館として活用されています。中も入りましたが、この外壁の色がとても印象的。室内からの光もまた違って見えます。

Date: 13/01/31 

ひろうらしい

松本市美術館|長野県松本市

左足が疲労骨折の恐れ。

来月マラソン大会なのに、なんて骨体。正確には、疲労骨折かシンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)らしい。「らしい」のは、どちらも初期症状が似ていて、時間が経過しないとハッキリしないみたい。

もうひとつの可能性「シンスプリント」は、骨と筋肉をつなぐ「骨膜」が疲労で炎症を起こしているんだそう。とにかく疲労が原因だそう。病み上がりに走ったからダメだったのかも。というわけでランニングはお休み。代わりに自転車で持久力を。あきらめたらそこでしあ(ry

思い起こせば3度目の疲労骨折。高校バスケ部時代なんて両足同時。そんな体つきだと認めざるを得ない。薄々は気が付いていたけど、筋肉が硬いらしい。末端冷え性なのも無関係ではなさそう。筋肉を柔らかくする、つまりストレッチを義務づけられています。

写真は今回も松本市美術館のエントランス。パックンフラワーが真っ先に浮かんで、草間彌生はそっちのけ。楽しい楽しい。頭も筋肉も柔らかく。

Date: 13/01/30 

おかげさまで目がラク

松本市美術館|長野県松本市

ここ最近、目がラク。

去年の11月頃は「そのうち視力が無くなるんじゃないか?」と本気で怯えるほどディスプレイを見るのが辛くて。明るさが必要な時以外は、ほぼ真っ暗に近い、ギリギリ文字が読めるくらいの明るさで使っていました。それなのに今はかなりラク。頼れる相棒「JINS PC」をかけ忘れることもあるほど。

去年と今の違い。それはiPhoneに触れる時間を減らしたこと。小さい画面をなるべく見ない。iPad mini作戦は今のところ成功。これからも目にはずっと負担をかけ続けるので、日常からなるべく労りたい。このまま行けばレーシックも現実味が持てる。これまでは視力回復できても、すぐまた悪くなるイメージしか持てなくて。

写真は松本市美術館のエントランス。でかっ。たのしっ。こういうスケール感を定期的に体験しておくと、思考の幅は狭まらない(たぶん)。アイディアの幅もめいっぱい広く。

Date: 13/01/28 

備えあれば憂いなしデモ

まあるい|長野県松本市

年明けから紹介している旅の写真はまだまだあって、おそらく桜が咲く頃まで備えはあります。仕入れの必要もなく、それなりに気持はラク。でもその途端、カメラを持たなくなりました。気持にゆとりがあることが、かえって良くない方に傾くこともあります。そんなお話。確定申告も間近に控え、撮ってるゆとりも無いけれど。ボエ〜

写真は松本・縄手通りにて。奥に見え…そうで見えないのは女鳥羽(めとば)川。松本の中心部を流れる川。で、これは未だに何なのか分かってないけど、かわいい(無知でごめんなさい)。

Date: 13/01/26 

言葉を枯らさない

宮島耳鼻咽喉科医院|長野県松本市

桂文珍さんが「われわれ落語家は言葉を駆使しながら、言葉を枯らさないように噺の世界を表現していく」みたいな事を噺の枕で言っていて、以来「言葉を枯らさない」という表現がすごく気に入っています。1,000,000キニイリー(単位)。

ブログも言葉を駆使しています。読んで下さる人が飽きないようにしたいとはいつも思っていて、この言葉を耳にした時どれだけ腑に落ちたことか。「枯らさない」。言葉を命あるものとして捉えている何よりの証拠。水をあげなければ死んでしまうこともある。その水にあたるひとつが「表現」。飽きることのない永遠の遊び。

でも、ただ言葉巧みな人間にはなりたくない。その時その時に自分らしい言葉を選んでいたい。最後は「ありがとう」と「ごめんなさい」。この言葉に誰より気持ちが込められる人になりたい。言葉についての一番の目標。

写真は松本散策中に見かけた洋館。「なんだこの建物?」と思って正面に廻ってみたら…

宮島耳鼻咽喉科医院|長野県松本市

耳鼻咽喉科だって。お洒落すぎ。参りました松本さん。

Date: 13/01/25 

ウィルスが強いのか僕が弱いのか

ネコ|長野県松本市

年末から長らく続いた風邪。今ではすっかり回復していますが、珍しく処方してもらった薬を全部飲みきりました。普段は余るんです、絶対に。多ければ半分以上余ることも。もういいや大丈夫、って。それでぶり返したこともない。なのに今回は最後まで飲みきりました。

何がそこまでさせたのか。ウィルスがふてぶてしかったのか、僕が弱っていただけなのか。些細な変化ほど気になります。ドカンと変わる事の方が世の中少ない。大抵は些細な変化の積み重ね。

写真はきのうの排水溝を見てた時にやって来たネコ。ふてぶてしくて、それでいて馴れ馴れしい。余所者は僕の方だし仕方ない。今回の旅で見かけたネコは、決まってまんまる。寒いとそうなるの?

Date: 13/01/24 

足元には味がある

排水溝(手まり)|長野県松本市

モテ期到来。ここ2〜3日でたくさんお仕事の依頼をいただきました。ありがたい。ひとつひとつ取り組みます。この間の一件でやる気は十分だし、不思議と焦りもありません(たぶん)。やるだけ。惜しむらくは短納期が少なくないこと。惜しむらくは。

写真は松本の街でよく見かけた排水溝。手まりの街だからこそのデザイン。好きだなぁ、こういうの。街の景色は日に日に個性が失われつつあるけど、足元にはまだ及んでないようです。おしゃれも街の景色も、足元から。

Date: 13/01/23 

海外も視野に

旧開智学校(教室)|長野県松本市

AMATAが海外進出する予定はありませんが、海外に市場を持つお客さまがじわじわ増えていることもあり、視野は広げない訳にいきません。僕の意志とは別の所で、世界は広がる。独立したての頃は「船だけ用意してあとは流れるままに」を楽しんでいましたが、今では進路を見据えるようになりました。たった7年の間の出来事。

開智学校|長野県松本市

写真は旧開智学校の教室(一枚目)と、現在の開智学校(二枚目)。金属の少なさがホッとします。自然との共生。食事だって何だってそう。視覚も味覚も触覚も嗅覚も聴覚も、自然に存在するものの方が落ち着くんだろうな(たぶん)。

Date: 13/01/21 

あえて感覚に頼る

旧開智学校|長野県松本市

デザインを決める時、理論を駆使する場合もあれば感覚を頼りにする場合もあります。それぞれが両端にあって、案件に応じて配合を変えます。前者に偏りすぎると面白味に欠けるし、後者を頼りすぎても正しさに欠ける。

それでも最近は、意識的に後者に寄るよう心がけています。時代がそっちに飢えているように思う。だから日々、感覚を研ぎ澄ます必要性を感じています。半端な感覚には頼っちゃいけない。ただし面白味に欠けることが悪いわけじゃない。それは本当に案件に寄りけり。見極めを間違えるべからず。

写真は松本にある旧開智学校(小学校)。重要文化財でもある擬洋風建築。お城は無理でも、この頃の建物には想像力がよく働く。それに、擬洋風建築には日本人の「たましい」を感じます。だから好き。新潟で見た「旧新潟税関庁舎」もそう。

そうそう、松本城からここまでの道に迷い、地元の方に尋ねたら親切に車で送って下さいました。ありがたい。あと地元の美味しいパスタのお店情報も(行かなくてごめんなさい)。そこはやっぱり、信州そば食べたくて。18きっぷの旅の旨を伝えたら今回も言われましたよ「学生さん?」って。

Date: 13/01/19 

眠っていた細胞を叩き起こされた

Lemon Yellow

同業者の仕事は、実は比べられません。例えば同じ「Webサイトを作る」案件でも、その背景や求める効果、予算など、ひとつとして同じものがない。なので比べようがない。「料理の鉄人」にはならない。見た目の評価こそ出来るけど、氷山の一角でしかない。結局、参考程度にしかならない場合がほとんど。

そんな理由で普段はあまり気にしないんですが、昨日、少しお知り合いのデザイナーの仕事がブログで紹介されていて、ものすごい衝撃を受けました。体中に電流が走るほど。細部まで気を抜かない取り組みの姿勢や品質の高さに、眠っていた細胞をひとつ残らず叩き起こされた気分(決して体罰ではありませんよ)。まだまだ出来ることはある、それを気付かせてもらえた。ありがたい事です。

写真は自宅の玄関にて。今朝起きたら20cmの積雪。まるでかき氷のレモン味。寒いけど雪は好きです。独特の静けさも、日常を一変させてくれるところも。

Date: 13/01/18 

シンクロ

松本城|長野県松本市

今年の仕事のスタンスは「成長するお客さまをさらに後押しする」こと。長いお付き合いだからこそ、隅々まで共有していることが多いからこそできる、掘り下げた仕事を全うする。ここにひとつの重きを置きたい。

写真を撮っている時に感じた「被写体と呼吸する瞬間」のように、お客さまとシンクロしながら前に進む、そんな仕事を。というわけで全くの新規案件は、今年も多くはないと思います(すいません)。新規案件もすごく好きなんですけど。

写真は松本城。今度は実物を。この場所で記念写真を撮り合っていた老夫婦がいらして、例のごとく声をかけ2人並んだ一枚を撮らせてもらいました。とまぁ、そこまでは良かったんですが「じゃあ、お礼にあなたも撮りましょうか?」の急展開になって、でもさすがに一人で写る勇気は持ち合わせておらず、「あ、僕はいいです。」とつまらない返答。この一線を越えるべきか悩んでいます。撮られるのは今年も苦手。

Date: 13/01/17 

過ぎたる

松本城|長野県松本市

マクドナルドの60秒キャンペーンなんて最たるものだけど、「過ぎたる」サービスが身の回りに多すぎ。サービスの域を越えた、無理矢理「おトク感」を出したものなんて要らないやい。自分のポリシーや節操を天秤にかけてまで欲しいものじゃない。「いつもありがとう!みかん1個おまけしとくねっ」くらいが丁度いい。ほんのり心が浮き立つくらい。やいやい。

写真は松本城。壕に映った部分だけを切り抜いた一枚。お城の中に入った一番の感想は「さむっ!」。出る頃には芯まで冷えきりすぐさま温泉探し。城内で当時を想い描くも、あまりに昔すぎて無理でした。鎧を着ている時代は、あまりピンと来ません(ごめんなさい)。でも素人な僕ですら見応えのある、いいお城でした。

Date: 13/01/16 

珈琲まるも

珈琲まるも|長野県松本市

いろいろ巡る旅もいいけど、あえて巡らない旅もいい。それが最高の贅沢だったりする。旅の2日目に出会ったこのお店「珈琲まるも」は、「あ、今日はずっとここにいようかな。」という気分にさせてくれるお店。朝一番に訪れたのに。

珈琲まるも|長野県松本市

内装はこんな感じ。明治時代の建築。言うこと無し。100点。コーヒーと一緒にモンブラン(朝から)。単品の味もさることながら、コーヒーとの相性が抜群!1+1=5になる瞬間。一気に目が冷めました。あまりに合いすぎて、専用にブレンドしたんじゃないかと思うほど。美味しかった。

この時の気温は-11℃だったとか。寒い土地独特の店内の暖かさが心地いい。おまけにこの内装。目が冷めたのも束の間、さっそくウトウト。居心地まで美味しいお店。

Date: 13/01/12 

初詣は四柱神社で

四柱神社|長野県松本市

知らない土地にいる開放感。何にも代え難い。僕のことなんて誰も知らないし、僕も知らない。普段は意識しない、僕をくるむもの全てを脱ぎ捨てた気分。心の自由。未知であることと自由であることで、すべてが新鮮に感じる楽しさ。コンビニでさえ新しい何かがあるんじゃないかと思ってしまう。要はワクワクする。見たもの感じたもの全てを吸収できるような、細胞が活性化するような感覚があります。

写真は四柱神社。松本駅から歩いて10分。「よはしら」と読みます。今年の初詣はここで。実際は夜でしたが、夜の参拝は静かで空気感があって好きです。

Date: 13/01/11 

それだけの理由で松本へ

まるいあかり

年明けは3日間、長野県・松本へひとり旅。青春18きっぷで。

当初は目的地さえも決めない「究極のぶらり旅」のつもりが、さすがに無計画すぎて宿のない土地で途方に暮れる可能性も0ではなく、目的地だけは決めることに。近すぎず遠すぎず、そんな土地。どこにしよう。悩むこと数日。

ちょうど正月用に買った日本酒「明鏡止水」が長野で、長野に決定。でも長野より松本の方が面白そう。じゃあ松本で。そんな決め方。片道6時間、乗り換えは5回の旅。しばらく旅の写真が続きます(たぶん)。

Date: 13/01/10 

「一年」という括りを大切にしたい

今年も一年、ありがとうございました。

「あけましておめでとうございます。本年もどうぞ…」そんな恒例のご挨拶。今年は加えて「今年も一年、よろしくお願いします。」と言うようにしています。

新年もそうだし、誕生日もそう。この「一年」という括りは、僕たちにとってとても馴染みのある基準。周年のお祝いなんかもそう。なんだかんだ一年単位で人生を計っています。そう思うと急に「10年の付き合いがある友達も、1年を10回繰り替えして来たんだなぁ」と思えてきて。

そう考えるようになったのは、きっとここから。年賀状をやめ「今年も一年、ありがとうございました。」のご挨拶をするようになってから。今、誰かが周りにいてくれるありがたい状況を、当たり前だと思っちゃいけない。礼儀を持って一年一年、「よろしくお願いします」で始まり、「ありがとうございました」で終わりたい。それを繰り返すことが人との関わりなんだぞと、しっかり刻んでおきたい。もちろん「本年も」にも含まれているんだけど、そこは「一年」と声に出して言いたい。

Date: 13/01/09 

同窓会(日帰り新幹線の猛者もいたよ)

同窓会

年末の同窓会にはこんなにたくさんの同級生(と先生)が。改めてすごい。僕は幹事じゃないけれど、facebookを駆使ししつつ、所在が分からない人には卒業当時の住所へ案内ハガキを送ったり、人集めに新旧の方法を織り交ぜて試行錯誤してくれた幹事たちの影の努力を知っているので、この一枚はすごい苦労の元に実現したもの(僕も写っています)。本当にありがとう。

僕は幹事からカメラマン役を仰せつかり、フル装備で、何ならストロボの予備電池まで持っていく始末。もはや仕事。今までで一番フクザツな心境。なにせ僕も主役のひとり。トークに夢中になりすぎたら写真は撮れないし、撮影ばっかしてるのも味気ない。そんな間で揺れ動いたあっという間の3時間。同級生なのに全く知らない人わんさかだったのも楽しかったし、友達の「空白の20年」を知るのもスリリング。

会場が新横浜で、おそらく僕も遠方ベスト10にはランキングされますが、中には北海道から来た人も(すごい!)。関西は割と多めで、他には岩手や宮城からも。あと日帰りの猛者もいました(すごい!)。なにせ20年ぶり。そんな気持も理解できます。お金や時間を越える価値は確かにありました。行ってよかった。

不思議なのはD300がやたらチヤホヤされたこと。5年前のカメラなのに。

Date: 13/01/08 

もしよかったらまた一年このブログにお付き合い下さい。

善光寺

新年あけましておめでとうございます。今日から営業開始です。

9日間もお休みをいただいたからには身も心も100%リフレッシュ!のはずが、ただ今ウィルスが胃腸で自由に振る舞っています。俗に言う「風邪」。年末の出来事。なんて骨体。

とはいえ心の栄養だけは十分。中学校の同窓会や久々の友達との再会、それに2泊3日のぶらり旅で頭はすっかり空っぽ。すでに新しい風が入り込んでいます(胃腸には風邪が)。新たに感覚が研ぎ澄まされた気分。旅の記憶はいつもと変わらず日々お伝えします。もしよかったら今年も一年、このどうしようもないブログにお付き合い下さい。

本年もどうぞよろしくお願いします。

Date: 13/01/07