1655|さんきゅうタッキー

出産のため、スタッフ・タッキーが今日をもってAMATAを卒業しました。僕にはない抜群の安定感と“しなやかな”デザインで、丸5年間AMATAを支え続けてくれました。

去年結婚してからは在宅での勤務へとカタチを変え、それから会う機会がめっきり減りはしたものの、いざこの日を迎えるとやっぱり寂しい。今日は3人で最後のランチをしながら、思わず泣きそうになりました。でもこれはきっと最良の別れ方。本当にありがとう。そしてお疲れさま。あとは無事の出産を祈るだけ。

ありがたいことに、産後も出来るカタチで復帰したいと言ってくれています。実際どうなるかは分からないけど、その気持ちが嬉しい。その声になるべく応えられる環境を用意したい。AMATAはそういう場所でありたい。さぁ明日から4月です。

Date: 14/03/31 Photo: iPhone 5

1654|岐阜の旅。御菓子処小川屋。

菓子処 小川屋|岐阜県美濃市

美濃市で見つけた御菓子処「小川屋」。約200年続いているんだそう、すごい。もちろんそんな事はつゆ知らず、でも外観から「このお店は間違いない」空気をプンプン醸していたのは事実。お土産用にあんこ菓子(100円)を5つ、それと自分がすぐ食べる用に1つ注文。

御菓子処 小川屋|岐阜県美濃市

すると「1個はサービスしとくわ〜」なんてご主人(写真)の嬉しいお言葉。僕のあんこ好きオーラが滲み出ているに違いない。うん、きっとそうだ。五代目のこのご主人、大のおしゃべり好き。買い終わってからもずーっと喋ってました。包装紙に手漉き和紙を使っていること、その意匠は自分が作ったこと、そこには創業200年と書かれているのに、厳密には190年なこと。一番印象に残ったのは「ごはんを食べるためだけの理由じゃこの仕事は続かない」という一言。うん、分かる。

結局30分くらい話し込んで、でも1、000円払ったのに会話に夢中でおつり返してもらえてなくて、半分ココロざわつきながらもいい話聞かせてもらえたし講話料で500円はもういいか〜、なんて一瞬アタマをよぎったけどやっぱり返してもらうことにして。老舗のあんこは老舗の味がしました。カラダにスッと溶け込む味。

Date: 14/03/29 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1653|岐阜の旅。長良川鉄道。

Minoshi Station|岐阜県美濃市

美濃太田駅から長良川鉄道に乗って「美濃市」駅へ。コクウ珈琲のご主人がお薦めして下さったエリア。美濃和紙や「うだつの上がる町並み」などで知られています。実は美濃和紙とは関わりがあって、今年もデザインを担当している「水うちわ」の素材が美濃の手漉き和紙。仕事を通じて文化を知る機会が増えて本当に嬉しい。それをこうして誰かに伝えられる機会が増えることも。

長良川鉄道沿線のホームはとても魅力的。年月を経た駅舎は風景の一部として違和感なく溶け込んでいて、とにかく居心地がいい。自分も風景の一部になれる。電車は一時間に一本しか来ないけど別に乗り過ごしていいや、なんてのどかな気分も味わえます。長良川鉄道は第三セクター方式につき18きっぷ適用外。でも絶対に乗る価値あり。

Date: 14/03/28 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1652|岐阜の旅。コクウ珈琲。

コクウ珈琲|岐阜県美濃加茂市

コクウ珈琲(写真)へ。もちろん、たまたま見つけたお店。この佇まい、みすみす通り過ぎれるわけがない。人を選ぶ感じかなと思ったら、入ってみれば「2杯目からは半額」という気さくなサービスもあって、心地のいいお店。また行きたい。

白い陶の風鈴|岐阜県美濃加茂市

お店を後にして、ふと目に止まったこの白い風鈴。周りのお店にも吊ってある。なんだろ?気になってお店に戻り、ご主人に尋ねたら、この辺りでは「きそがわ日和」という催しが毎年行われているんだそう。その一環で、手作りしたこの陶製の風鈴を軒先に吊るし、いつもと違う新しい風景を楽しんだ、その名残り。取り組みにもすごく共感できたし、風鈴好きとしてコロンとしたこのかわいさだけでも惹かれてしまう。

話を聞くうちに、コクウ珈琲のご主人がイベントの実行委員長であることも分かってビックリ。滋賀県で行われている催しも参考にしておられて、よく足を運んでいるんだそう。美濃太田が身近に感じられた瞬間。やっぱりまた行きたい。

→きそがわ日和

Date: 14/03/27 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1651|岐阜の旅。美濃太田へ。

木曽川|岐阜県美濃加茂市

青春18きっぷで岐阜の旅。スカスカのトロリーバッグ転がして旅の気分だけは高めつつ、これといって何をするでもなく、ただ、ぶらり。

まずは美濃太田へ。水がきれいな場所を探してたら行き着いた、くらい。伝統工芸や地場産業の案件にもいくつか関わっているし、関市まで行って刃物の伝え方でも見て学ぼうかと思った当初の気持ちはどこへやら。例によって宿さえ決めず、その時の気分にまかせて動いた一日。とりあえず木曽川(写真)に癒してもらいました。あらためて岐阜って近い。

Date: 14/03/26 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1650|写真でも水。

like an oil painting

どうにも水面に映る景色に惹かれます。

水、光、透明感、錯視、偶然、意外性、静と動、などなど。僕の好きな要素が幕の内弁当のようにギュッと詰まってる。気が付けば引き算の美学を意識して構図を決めることが多い。

これまでたくさん撮ってきた写真の中で「どれがお気に入り?」と聞かれた時、ギャラリーをやらないかと誘われた時、いつも水面の写真が浮かびます。水のような存在になりたいと思うことも無関係ではないような気がする。表現のルーツがここに隠されているようにも感じます。

Date: 14/03/24 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1649|手段としてのデザイン。

a back alley

明確な目標を立てて、それを達成するために具体的に何をするか、というスタンスでお客さまと関わる機会を増やしています。手段のひとつとして平面的にWebサイトやグラフィックツールを担当するより、目的まで共有した方が立体的にお役に立てる。単なる制作会社ではこの頃の要求には応えきれないし、持ち味を生かし切れない。

その分アタマもカラダもココロも使うけど、一緒に山を越えた時の喜びは大きいし、そういう存在こそ時代に必要とされているように感じます。何よりその方がおもしろい。おもしろがれる方が、うまく行く。

Date: 14/03/22 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1648|屋台骨のはなし

Snow|RASHEEN

急にボカンと疲れが出てしまい、今日は大事を取って午前中お休みをいただきました。ご迷惑をおかけしました。

最近の仕事内容やボリュームは、ここ数年の中でも大したもの。なのに気持ちはやけに落ち着いている。そんな精神状態にいよいよ辿り着けたかと慢心してたら、panscapeさまのWebサイトをリリースした所でフッと気が抜けて。単に麻痺してただけでした。

カラダは正直。気持ちのまま突き進む時も必要だけど、カラダに耳を傾けるゆとりも同じくらい大切。両軸のバランス。特にカラダには、決定権さえ無いから。人間でも会社でも関係でもデザインでも、目を向けるのは第一に「内側」。内側がしっかりしていれば、自ずと外側はしっかりしたものになります(僕調べ)。

Date: 14/03/20 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1647|パンの虜に。パンスケープの仕事。

a crosswalk

京都のベーカリー「panscape(パンスケープ)」さまのWebサイトリニューアルを担当しました。本店は三条商店街、2号店は二条駅前にある全粒粉パンの美味しいお店。ワケあって6合目でお披露目することに。本番はこれから、というところ。楽しみ。

制作中はとにかくパンが食べたくなって、仕事中思い立ったようにパンを買いに走ったことも数知れず。公開した今でもパン熱は冷めやらずで、昨日も美味しいパンを食べたのに、今日は今日でまたパンが食べたい。おなじみGOODFOODで買ったイングリッシュマフィンを食べながらこのブログを書いてます。その20分前にワッフルとチーズケーキも食べてます。要はお腹が空いてるのです。

→挽きたて全粒粉パンの店|panscape(パンスケープ)

Date: 14/03/19 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1646|スイッチが入らないとき(入らないときー)

hinase station

今日は小浜のお客さまと朝から打ち合わせ。同時進行している案件の進捗確認やスケジュール調整など。「プレイングマネージャーあるある」のひとつは、やること増えると途方に暮れて手が止まりがち。お互いに宿題を出してお互いのスイッチを入れ直す。最近はそうやって前に進めることが増えてます。一人でどうにもならない時は誰かに力を借してもらえばいいんです。

Date: 14/03/18 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1645|遊ぼう。

いたずら好きなのか何なのか、人を驚かせたりクスッとさせるようなことは声変わりするもっともっと前から好きで、どれだけ疲れててもカラダが動いてしまう。たぶん50年経っても変わらない性分。“サプライズ”と呼ばれるような盛大さじゃなくて、梅干しの中にプチトマトひとつ忍ばせておくような、今日がちょっとだけ嬉しくなる、そんなささやかさ。

Date: 14/03/17 Photo: iPhone 5

1644|地道な仕事にこそ楽しさを感じます。

concrete

今日は朝から京都で横浜のお客さまと打ち合わせ。今3つ動いている、日本酒に関連する案件のひとつ。いい感じに日本酒づいてきました。やっぱり好きこそものの上手なれ。緊張も緩和もどっちもある心地いい空気の中、少しずつ具体的な動き方を固めているところ。そして一番時間をかけるところ。

最近そういった案件が多くて嬉しいです。求められることが現時点での実力より高い事もあるけれど、勉強させていただきながら、力をお借りしながら、ひとつひとつ壁を越えていく。そこにひとつ、心が躍ります。

Date: 14/03/15 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1643|きのうの地震で考えた。南海トラフのこと。

被害想定資料|南海トラフ巨大地震

3日前、30年以内に起こりえる南海トラフ巨大地震の被害想定資料を見たばかり。「さてどうしたものか」と、まだ具体的な減災準備を何も考えないまま深夜に起こった伊予灘の地震。満を持して地震に備えられる事なんてゼロに近いとしても、不意を突かれた感じがやたら怖かった。なまじっか情報が入っていただけに、人一倍焦った。地震がハッキリ自分ごとに感じられた。

展示資料(写真)には、想定できる地震の被害パターンが約10種類ほど挙げられていました。つまり被害の度合い。どうあがいても四国の被害は免れそうになくて、でも四国には大切な縁がたくさんあって、きのうも冷や汗をかかずにはいられませんでした。大切なものは守りたい。でも何が出来るのか。

ブログを30年続けたら、なんて思ったのも、この「30年」がアタマに焼き付いていたから。命が失われるのはあっという間。起こってから、では、遅い。想像力を高めないと。

Date: 14/03/14 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1642|このまま30年ブログを続けると。

panels

ふと30年後を想像して、今のペースでブログを書き続けたとすると、あと約7200回は書くことになります。今まで綴ってきたものと合わせると約8800回。正直な感想は「え、たったそれだけ?」

軽く10万回は越えてるイメージだったんですけど、それだと1日に10回以上は書く計算で、そうなるとさすがに何屋かサッパリ分からなくなるので、8800回くらいでいいやと思えるようになりました。

いつか必ず来る終わりを意識して、続けています。

Date: 14/03/13 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1641|気分を大切にしてくれる青春18きっぷ。

a boy

人と防災未来センターへは青春18きっぷで。たっぷりの情報を仕入れて少し疲れてしまい、まっすぐ家に帰ろうとしたけど、やっぱり大阪で途中下車。18きっぷの好きなところは、そうやって「自由に移動を楽しめる」こと。SuicaやICOCAでも同じことは出来ますが、乗り降り自由という点でまったく気分が違います。ここ大切。気分ってホント大切。

大きなことから些細なことまで、何かしら「決めて」生きてる毎日。たとえ一瞬でもそんな束縛から解放される時間は本当に気分がいい。肉まんかピザまんか決めるだけでも、少なからずエネルギー使います。たまにはフニャッと。緩和するから、緊張できる。

Date: 14/03/12 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1640|東日本大震災から3年が経ちました。

人と防災未来センター

定休日の今日は灘にある「人と防災未来センター」へ。阪神・淡路大震災を中心に、東日本大震災、遠くない将来に起こるであろう南海トラフ巨大地震について知ることができます。体験型のブースが特にとっつきやすい。自分に置き換えやすく、思わず泣きそうになることも。過去、現在、そしてこれからの震災にどう向き合っていくかを考えるきっかけになりました。黙祷もこの場所で。

僕には戦争の恐ろしさを伝えられません。リアリティがまるで足りない。でも今日で丸3年を迎えるこの大震災には、伝えられることが少しはある。そうできる環境にもいる。だから今年もまた東北へ行きます。過去3回の被災地訪問は、僕の中途半端な生き方にひとつの「芯」を与えてくれました。その恩だけでも返し続けたい。

・・・なんて書いたけど理屈じゃなく、あくまで本能的な衝動。普段の生活で見落としがちな、生きる上での「根っこ」に触れられる。時間が経つと、ついつい忘れがちな。だからこれは自分のため。そんな動機でも誰かの力になれるなら、きっと悪い事じゃない。

Date: 14/03/11 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1639|いらっしゃい。六代桂文枝襲名披露公演へ。

throwing

週末は「六代桂文枝襲名披露公演」へ。この日は千秋楽と言うこともあって、東西の噺家が一同に集結。ざこば、文珍、きん枝など桂一門はもちろん、おなじみ笑点メンバー、笑福亭仁鶴、それに僕の好きな立川志の輔まで駆けつけて、とにかく豪華。サプライズには笑福亭松之助とその弟子、明石家さんまも登場。お腹いっぱい。

小粋に、時には毒を挟んだ大人のジョークで祝いの言葉を贈る噺家のゆとりというか愛情というか、そういう「遊び」のある関係に心くすぐられました。東西の落語をつないだ三枝さんの功績も伝わります。祝いの席ならではの、力の抜けた落語がまた特別で楽しい。

驚いたのは、襲名披露公演は1年8ヶ月の歳月をかけて全国各地で行われたこと。三枝さんクラスならではかも知れないけれど、挨拶回りにしてはものすごく丁寧。演芸は僕たちの日常に切っても切れない存在ということ。普段なかなか目にする事の出来ない貴重な体験をしました。これぞ伝統ってやつです。

Date: 14/03/10 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1638|さすが大ベテラン。あんこと日本酒は飽きない。

いつからか、気になる和菓子屋を見つけてはあんこのお菓子を買っています。旅先では下調べすることもあるけど、普段は偶然通りかかる感じが好き。あくまで気楽なのがいい。

美味しかったら単純に幸せだし、あんこ好きな人に喜んでもらえるレパートリーがまたひとつ増える。これも同じくらい幸せなこと。料理もそうだけど、美味しい食べ物は決まって誰かに食べさせたくなる。きっと本能的な衝動。

最近のお気に入りは家から車で15分の場所にある「仁々木」のどら焼き。ベタベタしない接客も好き。あんこと日本酒は全くもって飽きる気配がありません。根付いている歴史の長さがそれを裏付けてくれます。

Date: 14/03/08 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1637|まだ試せない。こんな発酵食品の組み合わせ。

同時進行している案件たっぷりで毎日アタマぐるぐるですが、そんなことよりヨーグルトに醤油を垂らしたらどんな味になるか年末からずっと気になってて、でも好奇心の影にも怖さが存在して、やってしまえばカンタンなのに出来ないことって結構あります。デザインの仕事はだいたい怖さとの戦いです。それが魅力でもあります。

Date: 14/03/07 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1636|スッキリ。霧は晴れました。

相談に乗ってもらって、自分では気が付かなかったことを浮き彫りにしてくれる。それはそれでハッとするし、そんな事を期待してこその相談だったりするんですが、「答えはこれかな」と用意していた自分の気持ちを、まるでコピー&ペーストしたみたいに汲み取ってくれるのもまた嬉しい。きのうそんな経験をしました。

僕は何かと細かいから、その細かいニュアンスまで共有してくれることがどれだけ心強いか。無理やり勇気づけられるでもなく、スッと気持ちよく自分を信じられるようになる。相談するよりされる方が多いこともあって、なおさら嬉しい。今まで感じたことのない不思議な安堵感。そんなわけで悩みはスッキリ解決。ありがとう。

Date: 14/03/06 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1635|どうしたいか。新しい立ち位置に悩み中。

理想的なアートディレクターのイメージがあって、カタチはほとんど鮮明に描けていて、そこに辿り着くために取捨選択と試行錯誤を繰り返す。そんな毎日を過ごしています。

それとは別に、自分が知らない世界の魅力を伝えようとしてくれる人が周りにいて、それはとても嬉しいことで、自分の立ち位置を改めて見つめ直しているこの頃。今の状態を保ったまま、どこまで関われるか。

耐震性を高めるため、高層ビルは実はユラユラ揺れ続けています。それと同じで、自分もそうやってある程度ユラユラしている方が、自分の世界を決めつけないで流れに身を任せた方がかえっていい結果に繋がるのかな、なんて考えるようになっていて、悩んでいます。ただこれは楽しい方の悩み。ぐるぐる。

でもアートディレクターはあくまで裏方。そこは揺るぎないところ。

Date: 14/03/05 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1634|だ〜いじょうぶだあ〜、って、何だっけ。

「この人が言うなら本当に大丈夫かも。」そんな「大丈夫」が言える人でいたい。だけど時には「だいじょうV!」とか言って周りをヘナヘナさせる人でもありたい。

志村けんの「だ〜いじょうぶだあ〜」って往年のネタは、小学生だった当時まったく大丈夫に思えなかったけど「あー、もう細かい事なんてどうでもいいや〜」って気持ちにしてくれるパワーはすごかったなぁ。振り返るとコントの意味さえ分からないけど(笑)、得体の知れない勢いだって時には大切ってこと。だいじょうぶだ太鼓なんて、勢いないと生まれないもんなぁ(持っていた人は素直に白状を)。

でも、そんな伝え方もあるんだよな。これはこれでデザイン的。大丈夫。

Date: 14/03/03 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1632|さすが。言うのも言われるのも好きな言葉。

言われて嬉しい言葉のひとつ、「さすが」。

この3文字には「思ってたとおりだよ、やってくれると期待してたよ、信じてたよ」の意味以上に、自分を丸ごと肯定してくれる強さがあります。それはもう、最大級の褒め言葉。

その気持ちまで相手にちゃんと伝えたいから、僕もここぞという時にしか使いません。とっておきのひとこと。誰にでも軽々しく使うと、とたんに言葉が軽くなる。水と油みたいになって、気持ちが混じり合わなくなるから不思議。

Date: 14/03/01 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G