2046

moistened

チャレンジには、怖さが付きまとう。もれなくついてくる。怖さを伴わないものは、チャレンジとは言わないのかも知れない(単にトライかも)。日本語に訳すと「挑戦」。戦いを挑むこと。

挑むはいいとして、戦うってのは、ちょっと穏やかさに欠ける。「チャレンジ」くらいが丁度いい。チャレンジチャレンジ書きすぎてゲシュタルトは崩壊寸前。チャレンジは続けたい。チャレンジとは、怖いものを怖いと、まず認めること。

チャレンジできないことも、まだまだたくさんあるけれど、チャレンジは楽しい。ばんがってチャレンジしてる人を支えるのは、もっと楽しい。みんな怖さと暮らしてる。

Date: 16/06/16 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2045

the surface of the water

いろんな年代の方たちと関わる機会を自発的に増やしながら「人を活かす」ことをずっと模索してる。周りの友達の暮らしを見ても「共生」というキーワードが浮かんでくる。そんな時代なんだと思う。アートディレクターの役割も人を活かしてなんぼ、みたいなところがある。

僕の理想とする「人を活かす」は、まず相手の深層心理を理解することが大前提。もっと言えば、無意識の中にある感情まで触れたい。そこを肯定した上で、何ができるか。そんなイメージ。積み重ねるほどに、人を活かすことは、自分の活かし方を学ぶことに他ならないんだと分かる。そこに相当なおもしろみを感じていて、毎日何かしら気付くことがあります。

Date: 16/06/06 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2044

a hand

今日は朝からカラダが重くて、スタッフも一緒でコレ何だろねという事になって「きっと気圧が原因だろう」ということに落ち着く。

血液がカラダ全体に回っていないっぽいから、下半身を温めてみようということで、湯たんぽを出した(今もぬくぬくとしながら書いてます)。カラダは正直で、少し軽くなる。6月に湯たんぽ。非常識にも思えるけれど、対処としては正しい。常識は疑うもの、とさえ思っていなくて、そもそもあんまり気にしてない。いいものはいい。

カラダが重いと、仕事の効率も良くない。だったら軽くしてあげればいい。軽くできない時は、本調子でない時でも進めやすい仕事を用意しておく。そんなことを話し合う。あとは、カラダが重い時、お互いどんな状態になるのかも。僕は理性が弱くなって、いろいろセーブが効かなくなり、バンさんは風邪でダルいような状態になって、思考力が下がる。こういうことを理解しておくと、相手に無理な注文もしないし、いつもと違う空気に「あれ何かしたっけな?」と勘ぐることも減らせる。誤解の積み重ねはボディーブローのようにじわじわ効いてくる。

人工知能の話をよく耳にするようになった。至るところで活用されるのは、そう遠くない未来。機械が人に近づいてる。穏やかに共存するには、人が機械に近づく、なんて言うと語弊があるけど「客観性を高めていく」のは大切だなあと思ってます。大気の勉強もぼちぼち始めます。

Date: 16/06/04 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2043

Ficus microcarpa & Pithecellobium confertum

春から仕事場の植物を少しずつ増やしてる。新芽はそれぞれのペースでニョキニョキと。昼下がりの光で透過した葉っぱは本当にキレイ。写真ではゆらゆらが伝えられない。

生瀬勝久さん家の観葉植物はすぐ枯れるのに、温水洋一さんのところは元気いっぱい、みたいなエピソードを、いつかのテレビが話してた。うんうん、確かにそんな感じするなあと思わず納得。尖ったイメージと、角の取れたイメージ。

いろんな植物と向き合うと、温水さんだから、じゃなくて、ちゃんと世話してる人だからこそ、あんな空気を醸せているんだなあって分かってきた。意識をどれだけ他者に向けられるか。実際にお会いしたことはないけれど、なんか、向こうから受け入れてくれそうな気がする。あんまいいカッコしなさそうだし。本当に花が好きな人(花が好きな自分が好き、な人ではなくて)が優しそうに感じるのは、そういうことだったんだ。

日に日に目をやるポイントが変わったり、調子を計る視点が増えていくのも面白い。知ろうとすると、自ずと深くなる。ちゃんと見えてると、小さな変化にも気付ける。釣り好きの人が海の中を想像するように、土の中を想像するようになってくるのかも。手間も時間もかかるけど、植物から学ぶ事はホントに多い。ぜんぶ自分に跳ね返ってくる。植物に安心してもらえる人、でもありたい。

Date: 16/06/03 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2042

Happy Birthday

バンさんのレベルが31に上がる。誕生日の話。

ケーキは3月に閉店した守山のカフェ「RUSTIC」のパティシエにダメ元でお願いした抹茶のガトーショコラ(写真)。誕生日ケーキに相応しくないかもだけど、あの感動が忘れられないまますっかり食べる機会を失ってしまったものだから、スタッフの誕生日を口実に再会しようという魂胆(もちろん食べて欲しかった気持ちもあるけれど)。快く引き受けてくれて、どうもありがとう。やっぱり美味しい。早くレベル32にならんかな。

去年は「いつまでもうちで働いてたらイカンよ」と、女の子に対しての気遣いをしたつもりが逆に怒られてしまい、今年は「また一年しっかり働きよ」と言った。正解はこっちだった。相手の立場でものを言うことに改めて向き合った一年間の集大成。それっぽい言葉だけ切り取って使っても、相手の心には響かない。自分は「間違える生き物なんだ」という自覚。

それはそれとして、誕生日ケーキもこれで8回目。長いこと働いてくれて本当にありがたい。安定した土台がなかったら、安心して動き回ることもできない。

Date: 16/06/01 Photo: SIGMA dp3 Quattro