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請求書と一緒に「アマタヨリ」という小さなカードをつけています。内容はこのブログに書くほどでもない、ごくごく些細な日常。

請求書を出す作業って、ちっとも楽しくないんです。15年続けて一度も楽しかった例しがない。受け取る側もきっと楽しいものではないでしょう(たぶん)。そこに少しでも楽しみを添えたい、という想いから。

この頃はブログに何を書いてよいやら足踏みする時間が増えました。でも伝える相手の顔が分かっていると、決まっていると、あんがい気の抜けたことも書けたりする。意識は特定の「個」に向かっている。お取引がある方しか読めない、という希少性は遊びゴコロ。とりあえず息の詰まりそうな空気が緩和されるまでは続けます。手間はかかる分だけ、投函する時の気分はいい。

合理性を追求すればするほど、アナログから遠ざかる。アナログの捉え方が、個性なのかも知れない。今つまらないと感じていることって、サービスに頼りすぎていないだろうか。なんでも行き過ぎてしまうと、つまらなくなるのは当たり前。悲観的なことをいくら吐き出しても、その先に「おもしろい」は現れない。それどころか、まわりの人を疲れさせることもある。

どんな状況でも、おもしろくなりそうなことにフォーカスする。そういう視点は自分を助けてくれます。呼吸が止まるまで何をしたいかを、思い出させてくれます。

Date: 20/05/20 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

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水を張られた田んぼは美しい。美しくしようとしているわけじゃない。だからこそ美しい。

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小さな命がこれから育っていくんだから、生命感に溢れている。通りがかるだけで元気になるのは、そういうことかも知れません。農家さんに感謝。

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季候が良くなると、気分も良くなる。気が抜けてしまいがちになる。こういう時、勝手な解釈もすくすく育ってくれる。もう大丈夫なんじゃないか、とかね。そっちの芽は早めに摘んで、あくまで理性的に活動するのが自分のできること。誰かと一緒でも、他の人と意見が違っても、自分で決めて動く。そればっかりだと疲れるから、適度に休みを入れながら。給付もだけど、休符も必要。

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打ち合わせの帰り、ずっと気になっていた場所に立ち寄った。「野神さん」という、農業の神が祀られている小さな神社。滋賀県には多いみたいで、深く調べてみたらおもしろそう。とりあえず高級生食パンとは特に関係なさそうです。

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写真に限ったことではないけれど、気配を感じるものに惹かれます。この場所には心地いい気配がありました。ここで仕事しようかなと狙っているところ。目に見えないものと付き合い方は、理解は、この先もっと深まっていくのだから、目に見えているものとの距離は少し遠ざかるんじゃないかと思っています。

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Date: 20/05/11 Photo: SIGMA fp + Leica Lens