2009

in my office

今日はお取引先のデザイナー(とはいえ実務経験の少ない)2名を仕事場へ招いて、デザインの考え方をじっくり伝える一日。社内のデザイン力・生産性を高めるお手伝いをしています。

解釈のクセも全く違う2人。考えを一方的にたたき込まずに、それぞれの個性を理解しながら、伝え方を加減していく。川のどの部分が堰き止められて水が流れていないか、ひとつひとつ突き止めては改修する感覚。デザインの考え方をどう伝えるか、のデザインも同時に始まっています。

やることは至ってシンプル。「今までになかった視点に気付いてもらう」こと。抹消毛細血管に血液を通すこと。シンプルだけど、2人にとって今までに無かった視点。アタマでは理解できても、定着にはほど遠い。新しい視点を意識し続けることが、定着への一番の近道。身につくまでに時間が要るのは、当たり前のこと。

なかなか楽しい取り組み。自分のアタマの整理にもすごく役立つ。けれどもエネルギーは当然2倍、いや3倍必要で、今かなりクタクタです。。

Date: 16/01/29 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2008

siesta

最近は書くことが目的にならない程度にブログを続けています。ひょっとしたら今までより少しだけ、軽さを感じてもらえるかも(そう願いたい)。こんな写真を使ってロコツに軽さを出そうともしています。それにしても、いい寝顔。

Date: 16/01/27 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2007

necco

どうしようもない現実がおもしろくて仕方ない。大きな声では言えないような、つくりものでない現実が。逃げずに立ち向かう人の強さは素敵で、そうでない人の弱さは愛くるしい。

きのうの夜、関東のお客さまから「大寒波だいじょうぶ?」のメール。氷点下の中、その優しさがとても暖かかった。そういう人でありたいな。いろんな人から「優しい」を教わって、また別の誰かに伝う。

Date: 16/01/25 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2006

BALMUDA The Toaster

仕事場にBALMUDAのトースターが仲間入り。

ハッシーのお店で初体験して大いに感動したものの、家で使うことはほとんどないし、2万円以上するトースターをおいそれと買うこともできない。なのにそれなのに、この間までやってたほぼ日の対談があまりに面白くって「これは買わない理由がないぞ」とあっさり開眼。

そうです、パンの神様、僕が間違っていました。素直に認めるべきでした。いま、いろんなお店のパンをリベイクして楽しんでいるところ(検証という名の仕事です)。panscapeのスコーンとバターロール、早く試してみたい(仕事です)。

でも、美味しいって結局、何を食べるかより「誰と食べるか」。一生言い続けること。焼きたてのパンでも豪華な料理でもどら焼きでもどん兵衛でも、何より大切なのは誰と食べるか、です。

Date: 16/01/20 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

2005

like a drawing

今年から少しずつ、お取引先の内部にまで関わらせていただく機会が増えています。

何でもそうですが、突き詰めていくと、問題の多くは内側へ向く。そしてそれは、内側にいると意外に気が付かない。気が付かないから、溜まり続ける。そこで、外からの客観的な目線が必要になる。

デザイナーは基本、その役割を担っています。さらに中と外とを行ったり来たりできる数少ない存在だとも感じていて、そこに大きな価値がひとつあります。外から生みだすのでなく、現場の空気を共有しながら生みだした方が、いい結果に繋がりやすい。今までとはまた違うカタチでお役に立てることも嬉しい。

きのう、知人に夜な夜な相談に乗ってもらいました。関係をより良くしたい方がいて、でも一人ではどうにも行き詰まっていた。相談するまで、あらゆる視点から内省したつもりでいたし、なるべく相手の立場に立って考えたりもした。でも結局、自分では疑いなく正しいと思っていたところに答えは隠れていた。見ないようにしていたけれど「やっぱそこか〜」と、見事にイタイとこ突かれた感じ。

自分で自分を疑うにも限界がある。それは肝に銘じないといけない。客観視して、してもらって。その繰り返しでバランスを取ってます。毎日必死です。

Date: 16/01/18 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2004

flowers

「順風満帆というわけでもないってのがとってもいいですね」という褒め言葉、とってもいいですね。感じ入ります。順風満帆なんて、怖いだけですから。

Date: 16/01/16 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2003

a park

年末年始に佐藤卓さんの著書「クジラは潮を吹いていた。」を読んだ。彼の肩書きはグラフィックデザイナー。誰もが一度は目にしたことのある著名な仕事を数多くされていて、肩書き負けしているようにしか思えないのだけれど、どんな役割であっても原点のグラフィックデザインを展開・応用しているに過ぎないという理由で、そうしているらしい。素敵だなと思った。

この頃、クリエイティブ・ディレクターを名乗る人に出会う機会が増えた。なんだろう、急に増えた。デザインのチカラがより強く求められるようになっている現代に合わせて肩書きを変えているような、そんな違和感をおぼえる。まるで整体のお店がある日突然「カイロプラクティック」と看板替えするように。時代に合わせて変化するって、そういう事ではないように思う。

今の名刺では「アートディレクター」を名乗っている。その通りではある反面、しっくりきているわけでもない。モヤモヤはずっと消えない。シンプルに「デザイナー」がいいのかも知れない。つまるところ、肩書きは面倒くさい。

Date: 16/01/14 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2002

a green

新年明けましておめでとうございます。
極寒だった去年と違って、あったかい正月でしたね。

さて、今日から営業開始。

今年の主題は「やるべきことをやる」。カンタンとか難しいとか、ラクとか面倒とか、リスクがあるとか無いとか、自信があるとか無いとか、周りからどう見えるとか、そんな基準で判断せず、やるべきことをやる。これは引き続き、自分をなくすための修行のようなもの(一生のテーマでもあります)。その延長線上にある「回路がまっすぐ繋がる」イメージを持ち続けること。そのくらいかな。

なんだか今年は楽しくなりそうな予感がしています。
また一年このブログにもお付き合い下さい(再開の目処は立ちませんが)。

どうぞよろしくお願いします。

Date: 16/01/04 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D