2077

greens

人見知りだとかそうじゃないとか、その手の話題の一番つまらない答えになるかもなのは承知で、最近はなるべく「ただそこにいるように」してる。相手にも自分にも極力ストレスを感じさせないというか、プラスにもマイナスにも振らない、ゼロの地点。

実際そうはならないんですけどね。あくまで近づけている、というだけ。存在しないゴールは目指さない、そこがポイント。そうするだけで、見えてくるものが山ほどある。見えてくると、今度はいろいろ起こる。

Date: 16/10/31 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2076

ginkgo nuts

銀杏が届く。

樹齢400年の銀杏(いちょう)の木と暮らすお客さまから、収穫のお裾分け。まるで宝石のよう。封筒と塩、そして「食べ方メモ」まで一緒につけてくださる細やかさ。ありがとうございます(ご依頼いただいている仕事は遅れているというのに)。ここまでしていただくと電子レンジまで期待してしまいます。試しに少しいただいたら、思わず卒倒しそうな美味しさ。銀杏とは茶碗蒸しの中でしか接点がなかったというスタッフまで感動するほど。なんだなんだこれは。

きのうはきのうで、鳥取のこれまた小粋なお土産をいただく。いただきもので生き延びてる気がする。ココロのいただきもの。そうかも、真理かも。

Date: 16/10/28 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2075

dp3q0873

iPadが欲しいという相談をお客さまから。どのモデルを買えばいいか。

事情を聞けばフル活用するほどでもない。新品を買うのはもったいないから、じゃあ中古かな、となる前に「買わない」発想で考えてみる。D&DEPARTMENTの企画展で使われている音声ガイドは、不要になったiPodをSNSで集めたもの。同じようにiPadも実はけっこう余ってるはず。そう思って周りの人に聞いて回る。3人くらいにアプローチして、見つかる。

いただく代わりに何かお礼をしようか、あるいは安く譲ってもらうつもりが「物々交換にしましょう」という流れに。料理が好きな方なので、少し前にポイントを貯めて交換したGLOBALの包丁セットのうち1本と交換。おもしろいなあ。

こう書くと簡単に思えて、実は包丁にたどり着くまでに「自分には不要だけれど相手に価値を感じてもらえるもの」をあれこれ考えた末のこと。モノに限らずコトでもよいルールまで提案いただいて、何かを手伝うとか、デザインするとか、発想をめいっぱい広げた時間まで含めて楽しかった。そんな時代です。

Date: 16/10/22 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2074

Lake Biwa

京都の愛すべき人たちと、滋賀県を巡るツアー。名ばかりのガイドと、方向音痴ドライバーの2役。20年以上も滋賀に住みながら、初めてのびわ湖バレイ。夏に新しいテラスができたおかげか、平日なのにかなりの賑わい。知らないこと以外なんでも知っているのに、まだまだ知らないことばかり。天気も空気も風景も出会った人もわんわんも、ぜんぶ良かった。

Date: 16/10/20 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2073

flower

今さっき2年ぶりに再会した人が着ていた服が、前日の夢に出てきた姿とほぼ一致した。今まで一度も見たことのないコーディネート。それに気付いた時も、驚きと言うより「あ、ホントに合ってた。」みたいな感覚。なんだこれは、なんだチミは。

世間を騒がせた高畑裕太氏をはじめてテレビで見た時も「この人なにかやらかしそうだなあ」と感じたこととも、何か関係があるのかな。いよいよそんな能力が身に付きつつあるのかな。そのうち「イタトン!」とか使えるようになるのかな。なれるもんなら、なりたいな。

Date: 16/10/18 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2072

shadow

意識してること以外、ぜんぶ無意識。

言葉にすると「そんなもん当たり前やないか!このすっとこどっこい!カネ返せ!いや酒もってこい!」とかなんとか言われそうですけど、当てはめてみると結構おもしろい。

このブログを読んで下さっている時も、読んでいる最中に自分の「読んでいる姿」を意識する人はほとんどいないはず。書いている僕自身も、今この瞬間は「書いている自分」を自覚するものの、没頭し始めた瞬間から意識は別のところへ行ってしまう。

自分自身は、自分が意識していることでできていると思い込む。自分以外の人は、無意識な状態もぜんぶ含めて見ている。そこに大きな認識のズレがある。どれだけ意識しながら過ごすかで、変わってくるのかな。やっぱりおもしろい。

自分ひとりでは気付けないことがたくさんある。気付けても、認められないことも。

Date: 16/10/17 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2071

a dry rose

ちょっとしたお礼なんかに手紙を書くようにしてる。

ブログやSNSみたいに不特定多数に向けて、誰に向けて伝えたいのか自分でも実はよく分かってないものを楽しむのも、それはそれでいいのだけれど、特定のひとりに向けて伝える「基本中の基本」が手紙にはあって、個人的にお気に入り。

残るものだから、残したいものだから、いつでも「さあ書こう」という気にはなれず、前もって日にちを決めて、それまでに気持ちを整えて、と、時間がかかる。いわゆるココロの準備というものが。そこまでしても書けない日はザラにある。そういう所もいい。

少し前に、仕事仲間の奥さんにお礼の手紙を書いて、嬉しいことに手紙で返事をいただいて、そんな関係をひとつひとつ積み上げていくのが性に合っているというか単純に好きなので、そこに共感してもらえるのはとてもありがたい。出す相手がいなければ、書くことも送ることもできない。

Date: 16/10/14 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2070

dp3q0800

SIMフリーに変更しました。3年以上使っていたiPhone5からSEへ。これを書いてる今まさに、ナンバーポータビリティの開通手続き中。裏では何が行われているのか。

急速に普及するSIMフリー。周りもじわじわ移行していて、数年後はきっと定番になる。お金は理由ではなくて、安さや便利さという価値観(と2年間)に縛られて「それ自分の意志で選んだ?選ばされてるんじゃない?」みたいなところから抜け出したかった。謎の明細や複雑すぎるシステムにも不本意ながら目をつぶっていたし、なんか、あんまり健全ではないなあという気持ちはずっとあったから。こういうカタチの意思表示も、していかないと。

いくらかは不便になる要素も出てくるだろうけど、自分で選んだことで、そもそもスマホの不便さなんてそれほど大した問題ではないし、不便なら不便で工夫する楽しみも生まれるし。それにしても最近のバックアップのスムースさには驚いてます。すごいなー。

Date: 16/10/12 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2069

birds

過労、過労死。

僕のまわりにも心配な人がいる。ある人は会社の体質が理由だったり、ある人は自身の気質だったり。ほとんどは、その心配を余所に、という感じだけれど。カラダよりもココロよりも優先せざるを得ないものがあるというのが、僕にはつらい。たとえ事情は理解できても、つらいものはつらい。

「私は大丈夫」なんて根拠なく言う人が、聞く側にとっては最も危険で、信用に足らない。とはいえ誰でも期間限定で、だましだましやり過ごさなきゃならない時期もある。でも、自分を欺くことに慣れてしまった時、たいてい取り返しがつかなくなっている。

できることはほとんどないけれど、自分に異変を感じることがあれば、一声かけて欲しい(知っている人に限ります)。その時くらい依存であってもいい。できることは本当にないけれど、どこかに逃げ場があるのは、きっと気持ちが救われるから。背中を押さずに、引く、とでもいうか、そんな場所があっていい。

週休2日の体制を取っているのは、理由はさまざまで、時々お客さまにも「休み過ぎ」と指摘されることもあるけれど、「あそこが休んでるなら休んでもいいか」と思ってもらえるのは、ひとつ有意義だと思うし、一日はカラダを休めて、残りの一日は単なる野洲市民として過ごしてバランスを取ってる。

いちばん時間を使っているのは仕事でも、いちばん気を使っているのはバランスを取ること。明日は我が身と自覚があるから。生きることは働くこと、だけで済むほどラクにはできてないからね。

Date: 16/10/08 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2068

dry leaves

無花果ってなんか出世したよなあ、なんて話をすると、おもしろいことに8割以上の人が「でも昔は好きじゃなかった」なんて言う。かくいう僕も全く好きではなくて、グジュグジュしてるわ、甘みはやけに強烈だわ、果物が果物たらしめる透明感がないわでハッキリ言って理解不能だったものが、大人になってからはすっかり受け入れて「いちじくって漢字の字面からしていいよね」なんて、容姿にさえ辿り着く前に褒め称える始末。自分にとってワケが分からなかったものも、いつか受け入れられるようになることもあるよね。無花果は昔から何ひとつ変わっていないのに。そういう楽しさもある。

*写真は無花果とは一切関係ありませぬ。梨の立場で語ってもおりませぬ。

Date: 16/10/07 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2067

fallen leaves

誤解されるのが当たり前で、ちゃんと「正解」を伝えて「理解」に変えていく。誤解するのが当たり前で、ちゃんと「正解」を知って「理解」に変えていく。それが僕の捉えるコミュニケーション。紆余曲折の先にあった結論。

何かにつけて「当たり前をどこに置くか」を改めて意識するのが、最近やってて楽しい。伝わらなくて当たり前、ブレて当たり前、2年前インドネシアでブレイクした当たり前、間違えて当たり前、寂しくて当たり前、うまくいかなくて当たり前。当たり前じゃないのも、当たり前。

Date: 16/10/05 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2066

eleven candles

今日で11周年。

「とりあえず10年やる」と誓ってAMATAを始めて一年前に10周年を迎えた時、ちょっとした燃え尽き感に苛まれた。これがなかなか厄介で、なんというか、やる気が出ない。これからどこへ向かえばよいものか、路頭に迷う。我ながら困りものだったけど、まあ、出ないものは出ないし、無理にしぼり出しても仕方ない。

唯一の救いは、このタイミングで次の10年をゆっくり見据えるのもいいなって気持ちもあったこと。あえて目標は定めずに、いろんな新しい可能性を探る。そんなことをやり続けた一年間。おかげで新たに取り入れたいこと、続けたいこと、続けた方がいいこと、別にやめてもいいこと、ハッキリした精度で見えてきた。最近になって、やる気もやっと戻ってきました。

自分のカラダやココロをちゃんと知ること、変化が起きた時の対処にも積極的に取り組んできて、自分を管理することにも慣れてきた。それは目の前の事実を受け入れることから始まるんだけれど、その時間を作れたのが一番よかったなあ。自分の状態を冷静に捉えておかないと、変化に順応できない。今までもやってきたことだけど、この一年は、徹底的に。

デザイナーもアスリート。そう捉えると、自分の理想の状態はとことん追求したい。そんなこと言うから周りからストイックだと揶揄されるんですけど、単に好きでやってるだけ。僕は天才でもなんでもない凡人なので、努力しないとただのポンコツなのは、自分が一番よく分かっていますから。

今日から12年目のはじまり。これからもどうぞよろしくお願いします。楽しみな一年です。

Date: 16/10/01 Photo: SIGMA dp3 Quattro