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origami

きのうの西野監督はカッコ良かった。一番大切な結果を得るために、腹を括った。

サッカーは、いつの間にか国民的スポーツになった。決勝トーナメントに出場できるかどうかの瀬戸際で、勝ち方の美学にまで期待を寄せる人がいかに多かったか。立場は挑戦者なのに、まるで常連国のような振る舞いを求められる。それだけ愛されている証拠とも言える(単に言いたい放題ってのも、あるけどね)。興味深いのは、モヤモヤした気持ちを抱く人はいても「あんなことするなら決勝トーナメント行けなくてもいいのに」という人はほとんど目にしない。結果はさておき思てたんと違ーう!の満たされなさが、空に放たれる。

incense stick

勝てば官軍。勝ち進めば「あの決断は見事だった」と賞賛され、負ければ「全力で戦っておくべきだった」と批判される。監督ってタイヘン。自分も一応ボスなだけに、どうしても肩を持たずにはいられない。楽しみ方なんて自由だけど、勝ち負けを気にする人は多くても、勝ち負けにこだわる人って意外に少ないね。自分はそこまでサッカー好きでもないし「チームとしてすごく大人だから、尊重しましょう」くらい。

むしろ徹底して勝ちにこだわるって、好きですね。そのためのチャレンジとか。やりたくてもできないこと多いし、見た目の派手さよりも、内に秘めたマグマのような決意というか。そういう痛快さも絶対あるから。

Date: 18/06/29 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

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somen

夏至が終わるとちゃんと暑くなる。暦ってホントすごいなあと、昔の人の知恵や熱意に感心するばかり。そんなんできひんやん、普通。少し前にも、落語をきっかけに、伊能忠敬について学ぶことがあった。言わずと知れた、日本地図をつくった偉人。分からないことを分かりたい、そういう感情はずっと変わらないんだと思う。あと、素麺の美味しさも。

moss

暑くなる前から、暑くなった時の対策を始めてる。去年から始めたカラダづくりの応用編。爆発的なパフォーマンスは自分に必要ない。名人のような一手に近づけるために、いつでも冷静な判断ができるカラダ(とココロ)づくり。なるべく体調を崩さずに、もし崩しても早めに復帰できる、それが理想。無理しないように設計されたものは、なかなか壊れない。目立たないけど、ずっとそこにいる。その時間が価値になる。

Date: 18/06/27 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

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torii

この間、ふたまわり以上も年輩のお客さまに「背中を押してもらえた」と感謝のお言葉をいただいた。不思議な気持ちだった。そんなことがあるのか、と。そんな日が来るのか、と。20歳以上も年の離れた自分にそんな言葉をかけて下さるその素直さにも驚いて、さすがに言葉にならなかった。今までにない感動だった。

flower

視点を変えると、自分が年の離れた子に背中を押してもらえることだってある。この嬉しい経験は、そんな可能性も孕んでいる。そう考えるとなんだかおもしろくて、いつかそんな日が来たらどんな気分になるだろう、なんて想像にふける前にその日はすぐにやって来て、自分の想像を超えた“嬉しい”に囲まれながら日々なんとかやってます。ありがたいです。

Date: 18/06/21 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

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hydrangea

阪神大震災を思い出すような揺れでしたが今のところ無事です。心配して連絡くださった方々ありがとうございました。気持ちが救われました。まだ連絡がつかない友人もいて心配ですが、状況報告まで。本震でない可能性もあるので、引き続き気を抜かないようにしています。

Date: 18/06/18 Photo: SIGMA dp3 Quattro

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きのうは第31回カロム日本選手権大会。今回で4回目。

前回のベスト16を超えるべく臨んだ結果は、前回と同じくベスト16。奇しくも敗れた相手は前回と一緒のペアで、今回の優勝ペア。だったら仕方ない、とは思えないのが本音。くやしいくやしい。とにもかくにもベスト16を連覇(誠に恐れ入りますが野暮なツッコミは一切受けつけておりません)。くやしい。

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運も大きく作用するのがカロムのおもしろいところ。それでも勝ち残っている人には、実力が裏打ちされてる。一打の重みや集中力、最後まで大会を戦い抜く気力や体力のレベルがまったく違う。まず意識レベルだけでも合わせるために、はじめて最後まで大会を観た。そういうとこから、はじめないとね。どこまでやりたいか自分の中でハッキリさせておかないと、伸ばしようがない。真剣にやるんなら、遊びにだって覚悟がいる。

それにしてもカロムは楽しい。ずっと楽しい。また来年。

Date: 18/06/11 Photo: iPhone 5

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hydrangea

梅雨入り。

アジサイにもいろんな種類があるんだそう。土壌が酸性かアルカリ性かで色が決まる、みたいな、真偽のほどは定かでない知識だけはあっても、品種についてはまるで無頓着。いつもよく目にするのは「雅(みやび)」という品種だって。あいかわらず知らないことばかり。とはいえ完璧に何かを知り尽くすことなんて、誰にだってできない。人よりたくさん知っているか、少し知っているか、全く知らないか。違いなんてそれだけ。

hydrangea

たった5年でも、必死で生きた人がいる。じぶんのできる精一杯を尽くして、生きようとした人がいる。悲しいけれど、すごく立派だ。死んでいないことは、生きていることなのか。自分だけ生き長らえることが、生きていることなのか。いったい何に必死になっているのか。自分はどうだ。

Date: 18/06/08 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art