1824|2014年もお付き合いありがとうございました。
今年はいろんな人に出会いました。いや、出会わせてもらえた。
僕は人が好きだ。でも関われるキャパはすでに越えていて、なるべく人が集まる場を避けていた。半端な関わりはかえって失礼だし、まず目の前にいてくれる人を大切にしたい、そんな気持ちが強かったから。きれい事だけでなく、たくさんの人と関われば関わるほど、煩わしいことも少なくない。そこに時間を奪われることにも抵抗があった。
そうやって自ら防波堤を立てていたのに、周りにお節介な人が多くて(笑)、あれよあれよという間に渦潮に巻き込まれては、知らない世界の片鱗をたくさん教えてもらった。すぐに井の中の蛙を自覚した。
闇雲に関わりを増やすことがいいとは思わない。時間はいつだって有限だから。それでも今の縁を紡いでくれた人には感謝してます。おかげで今の自分を見つめ直すきっかけにもなった。本当にありがとう。僕はデザイナーだけど、その根っこにある「人」の部分を見てくれる人が多かったのは嬉しかったな。
理想のバランスは未だに分からないけど、ゆらゆら両軸を行き来する今が一番いいか、なんて思ったり。難しいな。無理なく関わり続けられるカタチをこれからも模索し続けたい。魅力ある人は、たくさんいる。
さて、今日で2014年も仕事納め。ブログを読んでくれたすべての方に感謝します。もし良かったら来年も変わらずお付き合いください。毎日貴重な時間をいただき、本当にありがとうございました。
みなさん良いお年をお迎えください。2015年は5日より営業です。
Date: 14/12/29 Photo: iPhone 5
1823|作用
今日は字をたくさん書いた。そんな時期なんです。
字を書くのは好きだ。今どき何の価値も無いという人も多いかも知れない。だけど字のきれいな人には憧れる。手書きの文字は人の年輪まで感じさせる。
自分を出さなくとも生きていけるのかも知れない。出したくない人もきっといる。だけど本当に面白いのは、自分をさらけ出してから。そう思う。肯定の有り難みを感じるのは、否定される存在があってこそ。いいとこ取りしようったって、そうは行かないから面白いんだ(浪乃音さん以外はね)。
Date: 14/12/26 Photo: iPhone 5
1822|課題
年内最後の打ち合わせも終え、今日は事実上の仕事納め(あと2日残ってますが)。量だけで言えば今年は一番たくさん仕事した気がする。素晴らしい機会を与えて下さって本当にありがとうございました。
ただ、やり残した仕事も少なくない。たくさんの方に迷惑をかけてしまった。猛省しつつ、来年はきちんと対処したい。「同じことを繰り返さない」は、歴とした強み。とりあえず自分を管理してくれる人が欲しい。
自分がやりたいことも、どんな方とお仕事をご一緒したいかも、そして自分に何が欠けているかも、この一年ですごくハッキリした。そのためにチカラをつけ直す必要がある。もし叶うならバンドのように、一年間のソロ活動期間にでも入りたいところ。もちろんそんな時間どこにもないから、日常に組み込んでいく。まず本来の自分の役割を全うすることが来年の課題、です。
Date: 14/12/25 Photo: iPhone 5
1821|100円家族
0才、2才、10才、35歳、そして47歳。
おつりで渡された5枚の100円玉を見てふと、47年もの間ぐるぐる旅する100円と生まれたてのそれとが一緒にいることが新鮮に思えた。偶然にも家族みたいな構成で、さらに面白い。昭和54年の方が奥さんだろうなとか、こんな風に想像するのはいつも楽しい。
派手さはないけど、どこかホッとする。大勢の前で「これどう?」なんて言える内容ではないけど大事なんだ、こういうのも。人に評価されなくても、誇れるものはたくさんあるよ。それに気付いてくれる人も、ちゃんといる。
Date: 14/12/24 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
1820|TalkingBlues
本気で伝えたいなら言葉にも覚悟が要る。11年ぶりに一夜限定で復活した「古舘伊知郎トーキングブルース」を観て感じた。言葉に、というか、発する本人に、だけど。世の中が、覚悟を決めにくくなってるのかも知れないな。とにかく面白かった。無理してでも観に行けば良かった。
いろんな人に「最後の晩餐は何食べたい?」を聞くけど、最近は「私はこれだけは絶対やらない」というのを聞いて回りたい。何をやる、よりも、その人がよく理解できる、ことがある。アタマと直結した言葉が聞きたい。
Date: 14/12/22 Photo: iPhone 5
1819|環境
ブランドづくりで関わっている仕事の催しで浜大津へ。お題は「おみやげ」。現場に出向くとアタマがよく回る。現場の空気を肌で感じるのと、出展者の話を伺うのは楽しい。来年はこの案件がひとつの軸になるので、この先どう楽しんでいくかを考える、のも楽しい。常に誰かが手を動かしている環境が要る。はてさて。
Date: 14/12/19 Photo: AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED
1818|さむい中あつい
ヒートテックonヒートテック。今日はそんな人も多かったはず。僕もそのひとり。さすがに寒かった。
今日は朝からお客さまの病院へ定期訪問のあと、そのまま歩いてパンスケープさまの新情報を仕入れに(しっかりパンも仕入れに)。変化の時はなるべくチカラになりたい。その後は仕事場に戻って用事を済ませたあと、再び京都へ。きのうに引き続いてまた撮影の仕事。今日の撮影はアドレナリン出っぱなしで我ながら熱かった。そうそう、この感じ。
Date: 14/12/18 Photo: AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED
1817|チャレンジが必要だ
撮影の仕事が続く。写真については自分の中で勝手に「できる」体にしてしまっていたのを、最近あらためて謙虚な姿勢で臨むようにした。写真以外でもそれは言える。あらゆることに自分で勝手に限界を決めてしまっていたように思う。もっと言えば、ラクをしていたのかも。
もっともっとチャレンジが必要だ。年内に気付かせてもらえて良かった。1人では本当に良いものは出来にくい。刺激し合える人がいてこそ。
Date: 14/12/17 Photo: AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED
1816|連鎖
週末のAつMATA、それに仕事仲間との忘年会をきのう終え、幹事の役目はこれにて終了。気が抜けたのと、この寒さでiPhoneのバッテリーが切れ今朝はアラームも鳴らず、久々にお昼前まで爆睡。苦労が報われるほど、どちらも楽しい時間でした。参加してくれたみんな、改めてありがとう。
その間に衆議院選挙も終了。悲観はいくらでもできるけど、自分ができる範囲で変えられる事もたくさんある(変えられない事もごまんとある)。自分にとっての幸せが誰かの幸せに繋がってくれたら、いい連鎖が生まれる。そんな“当たり前”をコツコツ実現したい。
Date: 14/12/16 Photo: AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED
1815|シーズン
忘年会シーズンの始まり。きのうはお客さまの忘年会にお誘いいただき永源寺まで。日帰りながら温泉が会場でした。楽しいです、そういうの。毎年ありがとうございます。
週明けは仕事仲間との集まり。AつMATAは地元の仲間や今年出会った人、お世話になった人への感謝の場。仕事仲間との方は「今年も一年やってこれたね」をみんなで労うもの。どちらも欠かせない時間。
Date: 14/12/13 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G
1814|期日前、AつMATA前。
今日は仕事の合間を縫って期日前投票へ。投票日に行けない事もないけれど、明日のAつMATAで翌日クタクタかも知れないことと、純粋に一度やってみたかったのと。結果は、より主体的に「政治に参加してる」感が強まります。平たく言えば“気分がいい”。
さて明日はいよいよAつMATA。今年も30人近くの人が集まってくれる。この時点でありがたくて、当日はなるべくストレスのないよう気を配るだけ。何回やっても慣れずに緊張する、と言いつつ最後は必ず楽しんでるけど今年はどうだろ。楽しんでくれたら嬉しい。
Date: 14/12/12 Photo: iPhone 5
1813|湯たんぽ
寝る時に湯たんぽを使う。これがすごく気持ちよくて、そのおかげか最近よく眠れる。起きてもまだ少し温もりが残っていて、意味もなく嬉しくなる。湯たんぽに使った水は、交換する時に花にあげる。小規模ながら無駄のない循環が生まれて、これまた嬉しくなる。
Date: 14/12/11 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
1812|22回目の命日
今日は父の命日。仕事の合間を縫って、墓参りへ。
ここ数日の間にいろんな事が起きて
少しココロが参っていたけど
墓前に立ったおかげで少し自分の「間」を取り戻せた気がする。
一緒に呑んだらどんな時間を過ごしただろう、
なんて叶わぬ夢を想像してもいいのが今日という日。
この頃は、母を通じて父を知る。父を知って、また母を知る。
Date: 14/12/10 Photo: iPhone 5
1811|あいしょう
何が起ころうと前に進むしか許されない状況。後悔と反省を添えて。こんな時は考えすぎずに「とにかくやり切る」こと。ブログもとぎれとぎれ。でも調子はすごくいい。相性が合うって何より大切だ。
Date: 14/12/08 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED
1810|岡星(じゃないけど)
当たり前のデザイン事務所。ここを目指す。やるべきことをして、まっとうな対価をいただく。休みの日は休む。仕事も生活のひとつに過ぎないと感じられるような、そんな「当たり前」を実現する。
デザインの仕事も「続けるのが難しい」職業のひとつ。よく言われるのは、夜は遅い、給料は安い、待遇は悪い、休みは少ない。30歳を目処に諦めた人をたくさん見た。でも、本当に楽しい仕事なんだ。だから余計に残念な想いがある。そういったマイナス面をぜんぶ無くせたら(まだ5合目にさえ達してないけど)、状況は一変するはず。そしたらきっと何かが起こる。僕はそれが見たい。
Date: 14/12/04 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
1809|岡星(3)
小料理屋に4人も5人もいらない。せいぜい3人。これも最初に決めたこと。お客さまからは「人増やさないの?」、先輩からは「会社は大きくするしかないよ」なんて言われた時期もある。実際、慌ただしい日が続くと「4人目を雇おうか?」なんて揺らぐことはよくある。悩まない日の方が少ない。でも最後は「岡星だから」でグッとこらえられる。
写真は栄喜知にて。実在するお店の中でAMATAのスタンスに一番近い。良いものをなるべく気軽に提供してくれる、カウンター10席だけの小さな御料理屋。
Date: 14/12/03 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED
1808|岡星(2)
どんなデザイン事務所にするか考える時、他のデザイン事務所は参考にならなかった。ネットや雑誌でうわべだけは真似できても、肝心の中身がよくが分からない(働いたことあるなら話は別)。誰かに憧れてこの世界に入ったわけでもないし、考えるのに十分な情報がなかった。
そこで、飲食店に置き換えてみる。ファミレスにしたいのか、街の洋食屋さんにしたいのか、それとも料亭か。質、量、値段、サービスなどのバランス。今まで体験したお店を振り返る。その中で一番しっくり来たのが「岡星」。マンガなのも自分らしい。小さなお店なれど、必ず山岡さんのリクエストに応える所に共感を覚えた。それでAMATAの位置付けは“小料理屋”。10年目の今でもスタンスがブレないための役に立ってます。
Date: 14/12/01 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G