1695|どう足掻いても

どう向き合っても伝わらない事がある。きのう友人から悩みを聞いて、ひどく落ち込んでいます。聞いてるだけの自分も絶望的に悲しかった。

この仕事に就いていると、どうしても「伝える」にこだわってしまう。逃れられない。でも実際は、そうでない事もごまんとある。むしろそっちが当たり前。そんな常識を、分かっていたつもりで全く分かってなかった。考えを改めないといけない事だけど、今はただ落ち込んでいます。

Date: 14/05/31 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1694|いろんな仕事がひとつの固まりのように

なってきました。業種も関わり方も違うはずなのに、やってる事はすべて同じに錯覚する。どこかで繋がっているようにさえ思える。

と同時に、自分の役割が変わっていくのを肌で感じます。デザイナーからアートディレクターへ。変化を強要される感じは一切なく、ふわり春風に誘われたくらいの自然な流れ。アタマもカラダも分かっているから、やっとその時が来た、くらい。

まともに数えたら抱えきれないボリュームの仕事が目の前にありますが、いろんな人に力を貸してもらって、倒れそうになったら支えてもらえば大丈夫だなぁと、変な落ち着きが今はあります。役割が変化するにつれ、考え方も少しずつ変わってきました。

Date: 14/05/30 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1693|月に一度の

打ち合わせ3種盛りデー。診療所→ベーカリー→歯医者さん。プライベートでは組まなさそうなスケジュール。それぞれ次のステップへ進めるためのお話を少しずつ。その後はカラダの定期整備へ。こっちは2週間に一度のペース。今日は軒並み小刻み。ノキナミコキザミ。

そしてスタッフ・バンビ6度目の誕生日。いつもありがとう。2人体制になるとケーキも一度に食べきれなくて、これはこれで深刻な人手不足です。

Date: 14/05/29 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1692|小浜からの帰り道は

寄り道が義務づけられています(たぶん)。しなきゃバチが当たる(たぶん)。行けば分かるさ(たぶん)。毎度おなじみ名水百選「瓜割の滝」へ。一年を通じて水が冷たく「そんな冷たかったら瓜も割れるわい!」が名前の由来。これホントに本当。

帰ってやる事なければ、一体どれだけ佇んでたか。今日は特にそんな場所。自信を持ってオススメします。暑くなってきた事だし、そろそろ新しい滝探し始めなきゃ。水は命。

Date: 14/05/28 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1691|今日は早朝から

grasses|福井県小浜市

ゲリラ街頭配布小浜へ泊まり出張。毎度おなじみ茶屋長三郎彌助さまの他に、福井県産コシヒカリを販売する「福乃池」を運営する幸池商店さま、そして新たな案件がひとつ。計3件の打ち合わせ。まさかそんな日が来るとは自分でも驚き。

朝から晩まで一日中アタマ回しっぱなしでさすがに後半ヘロヘロでしたが、関わりが点から線になっていく感覚を確かに覚えます。どこにいてもやる事は同じ。県境は特に感じません。定期的に地元を俯瞰できるのは僕にとって有意義なこと。

Date: 14/05/27 Photo: iPhone 5

1690|仕事とネットが無くなったら、何をして暮らしたい?

ふとそんな事を考えました。共通しているのは、どちらも当たり前にあるもので、切っても切れないもので、そして中毒性があるもの。

今さらですが、僕は旅が好きです。だから、大まかな答えは「旅」だと思っていたのに、すぐにそう答える事ができなかった。思い返せば、仕事の疲れを癒したりとか、仕事から離れてとか、仕事のための新しい刺激とか、旅の理由のアタマにはすべて「仕事」が付着している気がして。純粋に「楽しいから」の気持ちも溢れるほど持っていますが、浸食しているのもまた事実で。

独立したからには、公私を完全に切り離す事ができないのは分かっていたし、それは悪い事じゃない。でも「仕事=人生」なんてこれっぽっちも思いません。仕事はどこまでも楽しいけれど、あくまで暮らしの一部でしかない。それなのにアタマの中は仕事が基準になっていたかと思うと、考えを改めないといけない。仕事とプライベートは切り離せていると思っていただけに、これはちょっとショックな出来事。でも毎日を調律するいいきっかけになりました。

仕事もインターネットも無くなりません。だからこんな事を考えるのは不毛かも知れない。でも、自分の「暮らしの原点」みたいなものは、忘れずにずっと持っていたい。仕事が無い時間、ではない、当たり前の「ふだん」を。

Date: 14/05/26 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1689|0から6歳の伝統ブランド「aeru(和える)」

SOZOSHA COLLEGE OF DESIGN

を立ち上げた矢島里佳さんの講演を聴きに大阪へ。「21世紀の子どもたちに、日本の伝統をつなげたい」の想いから、子ども目線で考えたホンモノの伝統工芸品(プロダクト)を創っている素敵な会社。

そのビジネスモデルは、まさに目から鱗。あったらいいのに、でも、無かった。ものすごい共感とともに「シンプルで強い」を久々に体感。日々「お客さまの暮らしを支える」をモットーに取り組んでいますが、もっと強くシンプルに伝えられる何かがある気がする。そんな事が今アタマの中でモヤモヤ。この経験を伝統工芸に関わっている今のお客さまにも活かしたい。

会場は奇しくも我が母校、創造社デザイン専門学校。もう2度と行く事はないと思っていたのに。10年以上ぶりに足を踏み入れた校内は、かなりキレイに生まれ変わっていました。

Date: 14/05/24 Photo: iPhone 5

1688|ここしばらくアタマを支配していた

Rock & Water|三重県菰野町

輪島と東京の仕事が一段落して、今日は県内のエステティックサロンにて打ち合わせ。広告宣伝費とのバランスを考慮した上で効率的にWebサイトを見直す、そんな感じの案件。予算内で出来る事を全部やるだけ。

Webサイトから集計したデータと実際の来客状況とを照らし合わせると、ネットを介さないオフラインコミュニケーション不足が浮き彫りになる。最近そんなケースが多い。ネットは万能にあらず。どちらにも得手不得手があって、同じくらい大切なこと。同時進行で一歩一歩じっくりと進めて、相互作用を生む。そんな仕事にやりがいを感じます。ただちょっと人手が足りない今日この頃。

Date: 14/05/23 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1687|iPhoneのiOS7が

敏感すぎて困る。少しでも触れようものなら何かしら反応する。さすがに過敏。携帯するモノとしてちょっと遊びに欠ける。そんなに緊張してたら疲れるぞ、iPhoneよ。通知もほどほどでいいから。機械は人間に近づいてるのか知らないけど、そっちに近づいてどーする。たまには休もう。

世の中も。表面だけ触れては、いちいちピリピリ。悪い事も、いい事も。どうにも遊びに欠ける。先行き不安は間違いないけど、やれる事やるしかないんだし、たまには花でも眺めてフーと一息。先はまだ長いよ。

Date: 14/05/22 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1686|新しい出会い

GELATO;PICCOLOTTO|兵庫県洲本市

なんて言うと大袈裟ですが、小説を読んでいると新しい言葉に出会うことがよくあります。それが嬉しくて仕方ない。見つけるたびに辞書で調べては「こんな表現もあるのかぁ」と感心しつつ、同時に気持ちが少し豊かになります。

ほとんどが小説特有の「よそいき」な言葉。日常に取り入れる事もなければ、このブログで使う事もきっとない。そういう点では無意味かも知れないけど、本能的に好んでしまう。ただ「知る」だけで楽しい。別に無意味だっていいんだよ。「この言葉を視覚化したらどんなだろ」なんて時々デザイナーらしいことも考えたり。採光のいい場所を転々としながら本を読むのが最近のお気に入り。

Date: 14/05/21 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1685|出稿。

白米千枚田|石川県輪島市

加波次吉漆器店さまの仕事が一段落。気分的にはフーと一息ついてのんびりしたいところ。短納期でしたが、そのぶん集中していい仕事ができました。いろんな人に感謝します。自分の描いたイメージに近づける行為でありながら、別の何かに導かれるような感覚も同時にあって。その時カラダは単なる媒介に過ぎず、本当に新鮮な体験でした。ぼんやり思い描く理想に一歩近づけた、そんな気がします。あとはうまく伝わってくれる事を祈るだけ。

Date: 14/05/19 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1684|制作中のA5冊子が

まもなく校了予定。早く印刷したくて仕方ないです。うずうず。次のステップへ進むためのツールとして狙い通り、いや、できれば狙い以上の働きをして欲しい。制作側としても、ここから何か広がりそうな予感がして楽しみ。すぐにでも納品したいけど、終わってしまうのもそれはそれで寂しい。そんな案件。

Date: 14/05/17 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1683|むかし山田花子が

カメラマン VS ネコ

何かのお祝いで桂三枝からプレゼントにタンスもらって引き出し開けてタオル入れたらいきなり底が抜けた、ってエピソードが面白すぎてずっと印象に残ってて。

このあいだ丸亀製麺でうどん注文して、しかもそれ「とろろ醤油うどん」で、それなのに食べ始め0.5秒くらいで歯の詰め物がポロッと取れるハプニングが自分に起こって、ふとその事を思い出しました、というだけの話。

Date: 14/05/16 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1682|変な時期に風邪

を引いてしまい、カラダが眠りを欲しているのか、はたまた適当に飲んだ薬の作用か今日は一日中ずっと眠くて。ただ、急ぎの仕事はちゃんと目の前にあって、でも時間は戦ってすらくれないから仕方なく睡魔の方と全力で戦って、何とか事なきを得て。

日中すごく嬉しい偶然もあったのに、まるで遠い昔のように思えてしまう。ふがいない。思わず風邪を引くの「引く」ってなんだ?なんて考えてしまう。運悪く風の邪を引いてしまう、みたいな?あぁ風邪なんて引くもんじゃない。

Date: 14/05/15 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1681|視点を変えるだけで

好きは止まれない

楽しくなる。そう分かっていても、いざ視点を変えて楽しんでる人をそんなに見ない。どれだけ慌ただしくても、そのくらいの余裕は持っていたい。いや、そんな時ほどそうありたい。たったそれだけで、いろんな事がうまくいく。そんな場面が多いです。

Date: 14/05/14 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1680|小旅行気分で

きのうは三千院へ。滋賀に住んでもう20年以上経つのに今回が初めて。まぁそんなもんか。大原を通る国道367号線は何度か車で通った記憶もあって、アタマの中で勝手に「行ったことある場所」になってたもんだから輪をかけて新鮮で。思ってたんとちがう三千院は、とにかく壮大でした。

きっと紅葉の季節が一番メジャーなんだろうけど、個人的に一番いいタイミングでその空気を楽しめました。新緑は何も言わず力をくれる。すっかり身近になってしまった京都でも、まだまだ旅行気分を味わえるから楽しい。

Date: 14/05/12 Photo: iPhone 5

1679|カメラマンと丸2日

一緒に過ごして感じたのは、クレイジーなくらい写真が好きなんだなってこと。仕事と空き時間に撮った枚数は相当だったにも関わらず、まだまだ撮り足りない様子。放っておいたらぶっ倒れるまで撮り続けそう。写真に対するこの「一途さ」は、僕にはないもの。写真は大好きだけど、好きの種類がまた違う。僕のそれは、ちゃんと他のところにある。

自分とは違う一途さを持った人と関わっていたい。技術じゃなくて、一途さ。目に見えるものでも、見えにくいものでも。

Date: 14/05/10 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1678|4時に起きて

輪島へ同行したカメラマンの希望で千枚田を撮りに。言われるまで発想になかったけど、確かに田植え時期で水も張ってるし、これは千枚、いや千載一遇のチャンス。仕事に迷惑をかけないよう、男2人で早朝デート。言うまでもなく僕もカメラマンの端くれ。到着するやいなや撮影大会の幕開け。

小一時間その場の空気を味わって思ったのは、千枚田は大好きな人と行くのが一番。ロマンも何もあったもんじゃない(笑)静かな場所に奥深い波音がどこまでも広がって、耳の栄養まで豊富な素晴らしい場所。

Date: 14/05/09 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1677|輪島から帰ってきました。

TUBU|加波次吉漆器店

長時間に及ぶ撮影、そして往復10時間を越える移動でカラダはクタクタですが、ココロはスッキリ晴れやか。関わる人が誰ひとり妥協することなく、一丸となって「いい写真づくり」に向き合って下さったおかげで大満足の仕上がりに。本当にお疲れさまでした。今度は僕が期待に応える番。すでに完成が楽しみ。

そして、この素晴らしい縁を紡いでくれたことに一番の感謝。本当にありがとう。

Date: 14/05/09 Photo: iPhone 5

1676|今日から営業再開、ですが

TUBU|加波次吉漆器店

さっそく輪島にいます。毎度おなじみ加波次吉漆器店さまのところへ。来月行われる展示会に向けた冊子づくりのための撮影が主な目的。今回はカメラマンも一緒に来てもらい、僕はアートディレクションに専念することに。自分のやるべきことを絞れば絞るほど、集中力の高まりを感じます。明日の本番が楽しみ。

Date: 14/05/07 Photo: iPhone 5

1675|とらかめ舎の鳴門オレンジジャム

ピッコロットのジェラートと同じく、まち歩きのエリア内にある手作りジャム専門店。印象的だったのはお店を始めることになったそのきっかけ。

ただ瓶が好きで、コロンとした瓶がたまらなく可愛くて始めたんだそう。ジャムは後づけ。それを嬉しそうに語る女性オーナーさんはチャーミング。そんなゆる〜い思い出話を聞かせてもらい「なんか自由だなぁ」と、肩の力も抜けて。前もって知らなくて本当に良かった。

これがもし雑誌か何かで「瓶好きのオーナーが始めた手作りジャムの・・・」と紹介されていたら、「ふーん」で終わってしまったかも知れない。僕のつたない文章でも、そんな風にしか伝わらないかも。でも、本人から直接お話を聞いてはじめて知ったこのエピソードは、僕にはたまらなく新鮮でおもしろかったんです。

Date: 14/05/05 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1674|ピッコロットのジェラート

このお店のジェラートは食べた方がいい。まち歩きで見つけた、淡路の農家が経営するジェラートのお店。おすすめはこの「濃厚ミルク×岩塩とオリーブオイル」。アイスの影に埋もれがちなジェラートですが、このジェラートは絶対に食べた方がいい。ジェラートの価値観をズドンと高めてくれました。

Date: 14/05/02 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1673|城下町洲本レトロなまち歩き

城下町洲本レトロなまち歩き

理容師の有村さん(妄想)に別れを告げたあとは「城下町洲本レトロなまち歩き」へ。空家となっている古い町家にカフェや雑貨屋などを出店し、レトロな雰囲気漂う通りで“まち歩き”を楽しむ。年々減少する洲本地区の人口に歯止めをかけ、活性化させる目的で年2回開催しているんだそう。今回で5回目。

城下町洲本レトロなまち歩き

こんな雰囲気。淡路島に、洲本に城下町があることさえ知らなくてビックリ。おかげで日常から離れて淡路島にいるのに、今度は淡路島にいる気が全くしない“二重の非日常”を味わうことに(それがまた楽しかったわけですが)。

城下町洲本レトロなまち歩き

なかなかの賑わいを見せていました。おそらく地元の方がほとんど。でもそれがいい。まず地域の方々が楽しめて、その上で他地域や僕たち他府県の人も楽しめる、そんな地に足の付いた催しがもっと増えてくれたらと思う。なぜだかその想いは強くて、いつかそんな事に関わっている気がする。

城下町洲本レトロなまち歩き

こういうの好き。ココロを感じる。何より楽しそうだよ。これだけで関わる人の声が聞こえてくる。偶然そんな日に立ち寄っただけにしては妙に必然を感じて、淡路島にも縁を感じずにいられません。とあるお店の方が「また次回も遊びに来てね」と言ってくださったのがとても印象的でした。

Date: 14/05/01 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED