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snail

今日で終わることが信じられないくらいに10月はあっという間で、はて何してたっけ?と振り返ったら「よく一ヶ月でこんなに動けたなあ」と思えるほどにはいろいろ動いていたようで、それはそれで信じられなかった。信じられないことばかりだ。いったい何を信じればいいんだ。

仲の良い恋人や夫婦はスキンシップでおしりを触り合ってるんじゃないか」この頃の関心事。表には出ていないだけで、けっこうな確率だと踏んでいる。今日さっそくお取引先のご夫婦に聞いてみたところ、触り合っていないとのこと。幸先が悪すぎる。でも、きっとたくさんいると信じている。

Date: 19/10/31 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

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下鴨神社・糺の森ワンダーマーケット2019に参加しました。参加と言っても、例によって妻の助手として。自分だけでは絶対に上がることのない舞台に立てるものだから、関係者チケットを毎回もらっているようなハッピーな気分になる。

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助手には楽しい要素が満載だ。ひとつは大好きな接客ができること、もうひとつはいつものボス業とは違った立ち位置で働けること。背負うものはないし、自分は自分のベストを尽くすだけ。ある意味で自由。本来の自分を活かしやすい中盤のポジションでのびのびできるのは本当に心地いい。バーターであるが故の「おまけ感」も気軽でいい。

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出店が終わるたびに、気付いたことを出し合って、次に反映させる。それを繰り返す。改善したことはちゃんと結果に結びついてくれる。いい結果に繋がらなくても、何かしらの情報は得られる。これって普段、自分が仕事でやっていることそのもの。慣れていると言えば、慣れている。ウェディングケーキを入刀するより、この共同作業は自分たちに合っている。

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経験上、密にコミュニケーションを取れば取るほど精度は高まるもので、環境として申し分ない。休日を返上する体力的な負担はあっても、反応をリアルタイムで体感できる場はそれ以上に得るものが多い。それに、自分はつくづく現場が好きなんだなと自覚する。

それともうひとつ。いろんな人に会えるのが楽しい。出店者も来場者も、普段は接点のない属性の人たちばかり。いろんな世界を知れる。しばらく顔を見ていなかった人たちにバッタリ会えたりするのもいい。

Date: 19/10/30 Photo: iPhone SE

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寿長生の郷

寿長生の郷で開催された書師・秀蓮さんの個展へ。

寿長生の郷

屋内で観るいつもの形式とは違って、里山の中に書が佇んでいる。寿長生の郷らしく、なるべく自然の素材にこだわっているのもいい。徹底さに感心する。

寿長生の郷

寿長生の郷

同じ作品でも、環境や関係性が変化したり入れ替わったりすることで全く違う見え方になる。いつにも増して、ただ「そこにある」感じが気持ちいい。空気感が少しでも伝わると嬉しい。

寿長生の郷

寿長生の郷

心配していた台風19号も自分の暮らす街では目立った被害もなく、気を張っていたことの疲れが出たことを除けば、翌日にはすっかり日常に戻っていた。被害に遭われた地域の方々には一刻も早い回復を祈ります。

寿長生の郷

寿長生の郷

過去最大級の自然災害に対して、今回は備えるための十分な時間があった。逆に言えば、備えた内容が自分の行動力と想像力の限界値、とも言える。足りていたのか、いなかったのか。足りない想像力は、自発的な行動で補うしかない。答えを外に求める風潮は一向に好きになれない。正解は自分で決めたい。

寿長生の郷

ラグビーが大いに盛り上がっている中、母親の影響でバレーをよく観た。特に男子バレーが本当にすごくて、きのうの最終戦では思わず発狂するほど。すごかったんです、そのくらい。全員が前を向いて、持てる力を合わせて次へ進もうとしていることが画面から伝わる。前向きなのは、それだけで大きなエネルギー。前を向くために、立ち止まったり、ときどき休んだり。

Date: 19/10/16 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

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sunset

きのう14周年を迎えました。

新しい価値を創っていたり、創ろうとチャレンジし続ける方とよくお仕事をご一緒する。価値観が大きく変わりつつある時代の流れに向き合っている方々、とも言える。自分たちを選んでいただけるのはとても光栄で、何としてでも期待に応えたいと思う。自分のモチベーションはそこにあるかも知れない。そこにしかないのかも知れない。

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お取引ってなんだろうと、この頃よく考える。大なり小なり「過去と未来を繋ぐ“地点”に関わること」なんじゃないだろうか。そう考えると光栄すぎて、真剣にならざるを得ない。真剣味が増せば増すほど下手なことなんてできないし、慎重さが必要になる。慎重でありながら、なるべく大胆でいることも。

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そうは言うものの、足りないものだらけだ。足りないものを補いながら、なんとか続けてる。必要なものの見極め、足りないものにどれだけ気付けるかがセンスだと思う。これまではお声がけいただいた依頼に対して全力で応じていたものを、今ではお取引先のチームの一員になるようなスタンスを目指している自分がいる。迷惑がられるかも知れないけど、思えばずっとそれがやりたかった気がするし、自分にいちばん欠けていたもののように思います。

長く続けることが必ず正しいとも思わないけれど、続けたことで得られたものはあまりに多い。続けてきて良かった。15年目もどうぞよろしくお願いします。

Date: 19/10/02 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art