2086
慌ただしい時期は余裕がなくなる。習慣も崩れるわリズムも崩れるわ、全人類に起こり得る悪循環。
中でも困るのは、判断を誤ること。間違えること。それはアートディレクターの仕事で一番やっちゃいけないこと。なるべく間違わないように、習慣やリズムを俯瞰して見て、余裕のなさ加減を確認する。簡単に言うと、いつもできていることが、どれだけできていないかを計る。
仕事をはじめる前に植物の状態は見れているか、声はおかしくないか(疲れてると寝起きみたいな声になります)、ちゃんと相手の目を見て話せているか、カロムは狙ったところに打てるか、文章が要件だけになっていないか、後回しにするものが多くないか、誰かのせいにだけしていないか、彷徨いたがってないか、ごはん何を食べたか覚えているか、寝る前に本を読めているか、などなど。その上で、今日は一呼吸じゃなくて二呼吸まで置いてみようとか、自分なりの処方箋を出してみる。自分の感覚は信用しない。いつも以上にスタッフに意見を求めたりもする。
明日から12月。一年で一番間違える月(たぶん)。間違えないようにするって、人間には難しいです。
Date: 16/11/30 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art
2085
個人的エネルギー問題。
不要なダイレクトメールの受け取りをやめる。破って捨てれば3秒で済むハナシも、破って捨てるものをわざわざ配達する配達員さんのエネルギー、宛名ラベルを貼る事務員さんのエネルギーなどなど考えると、ものすごく無駄なエネルギーが使われてる。いや違うぞ、僕が使わせてしまっている。
ダイレクトメール自体どこかのデザイナーさんが作っているものだし、そこに対するちょっとした後ろめたさもある。破られると分かっているものを作るって、想像しただけでも辛い。面倒だけど、ひとつひとつやりとりして、やめてる。面倒こそ日常。
少し前に、在来種の野菜をつくってる農家さんと話して印象に残ったこと。夏野菜は種ごと食べるものが多いからそれなりにエネルギーがある。ちゃんと作ったら、野菜だけでも十分お腹いっぱいになるとか。それ以来、たとえば同じ大きさのリンゴでも、含んでるエネルギーは全く違うのでは?と思い始める。
それをカロリーというのかは分からないけれど(無知です)、生命そのものが持つエネルギーのようなものを、手に取った時に感じることもある。エネルギーをいただく、という感覚。少しずつでも深めたい。一緒にいて疲れる人も元気になる人もいるし、そういうものだと思う。
Date: 16/11/28 Photo: SIGMA dp3 Quattro
2084
新しい通販サイト立ち上げの打ち合わせで兵庫へ向かった帰りに立ち寄った、大津SA(上り)からの眺め。叶匠寿庵にてコーヒーと栗きんとん。「きんとん」っていい響き。きんとん、かんてん。
お手洗いのハンドドライヤーが外から見える位置にあってなんだか間抜けだったのと、お土産のひとつに「栗モンブラン」なるものがあって、モンブランの気持ちを考えると「アタシじゃ説明不足ってこと?!」とでも言わんばかりのトゥーマッチさ加減にゆとりのなさを感じました。
今回のAつMATAは、いつも参加してくれる人のその友達が何人か来てくれます。あの場所に呼びたいと思ってくれる気持ちが本当に本当に嬉しい。きっと大切な人に違いないから。まだ十分に声かけられていなくてすいません。時間かかってますが、一斉送信、みたいなことはしたくないのです。内から広がっていくのが、僕は好きです。
Date: 16/11/25 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art
2083
きめ細やかに描写される日常に、とてつもない非日常が起こる。でも、日常は決して足を止めてはくれない。それが現実だと言わんばかりに。そんな残酷さが描かれていながら、今までに観たどの映画よりもたくさん声に出して笑った。これこそ人生だなと思いました。
Date: 16/11/24 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art
2082
今日は京都造形芸術大学の学生さん3人に囲まれ、「はたらく人」というテーマでインタビューを受けました。この仕事に就くことになった経緯(と15年以上前に描いたイラストも)を久しぶりに振り返れたことや、ふだん大切にしていることも日常になりすぎて、あらためて言葉にして「そういえばそうだったなあ」と感じることも多くて新鮮なひととき。
自分らしいなと思ったのは、いろいろ質問を受けた中で「これからの目標は?」に即答できなかったこと。ないんだよなあ、これからの目標って。仕事に関しては目の前のことにひとつひとつ向き合うことしか興味がないのかも知れない(だから職人って言われるのかも)。考えるきっかけになりました。3人ともお疲れさま。長丁場ありがとうね。
Date: 16/11/18 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art
2081
このブログ、目に見える反応は1割とありません。降水確率なら10%未満。まず降らないであろう雨にココロを乱す人が、一体どれだけいるだろう。
SNSの反応って、せいぜいそんなもの(そんなもんでしょう?)。視点を変えれば、いつも9割以上の方が何も言わず読んで下さっています。会った時にちゃんと感想を伝えて下さる方もいます。もちろん、どちらも同じくらいありがたいこと。見えてるものと、見えてないものを足して、ぜんぶ。
Date: 16/11/16 Photo: SIGMA dp3 Quattro
2080
メガネを買う。同じものを2つ、JINSにて。
店員さんに「どんな風にお使いになりますか?」と訊かれて「何かあった時のためです」と返す。つまり、災害時のメガネ。普段は1DAYタイプの使い捨てコンタクトなので、大きな災害が起こった時、僕は高い確率で翌日には視力のほとんどを失う。明るい日中はまだしも、灯りのない夜を想像すると、見えないことは本当に怖い。守りたい人を守れないばかりか、いろんな人に迷惑をかけることもある。
その事実に気付いてはいたけれど、そこまで必要かは疑問だったし、アタマのどこかで「そんな日は来ない」と思っているし、合わせて1万円強とはいえ無駄な出費になるかも知れないしで、結局3年かかった。きっかけはこの間の鳥取地震。買うと決めても、億劫さは拭えなかった。鯖江で買った普段使いのメガネも、ひとつ持っているし。
これは儀式。メガネを買うという行為で、もうひとつ覚悟を決めたというか、本当はやらなきゃだけど、目を逸らしたいことを「じぶんごと」にするための。できれば何もしたくない。でも、つまずくことって、見失うことって、大体そんなことでしょう。ずっとグルグルしてることって。
世の中の大きなできごとに一喜一憂するのはそれはそれとして、こっちの視点もそばに置く。できることから、ひとつひとつ。実はそれが一番の近道だったり。
Date: 16/11/14 Photo: SIGMA dp3 Quattro
2079
今年もAつMATAの季節がやってきました。今回で最後になるかもなので、もし良かったらご参加ください。
ー日にち
12月10日(土)18:30〜(22:30)
ーところ
GOODFOOD(滋賀県野洲)→詳しい場所
ー会費
おひとりさま4,000円(税込/飲み放題つき)
小学生以上 1,500円
小学生以下 500円
ー定員
25〜30人くらい(先着順)
ー締め切り
12月3日(土)の23:59まで
※定員が埋まった時点で締め切らせていただきます。
ー参加できる人
申し訳ありませんが友人・知人のみとさせていただきます。
ーひとこと
どうぞお気軽にご参加ください。肩書き抜きで、人と人とが集まるだけの楽しい会です。お一人でのご参加や、途中参加の方も大歓迎です。
ー飲み放題について
飲み放題は2時間です。2時間を超えた場合、有料にて追加できます(最後まで飲み放題のお酒も用意しています)。
ー参加のご連絡
僕宛にメールください(PCでもiPhoneでもfacebookでも何でも)。定員に限りがありますので、場合によっては泣く泣く参加をお断りさせていただく場合があります。その場合、このブログにて締め切りの告知を行います。また、行きたいけど予定が未定・・・という人もその旨ご連絡下さい。
ーここだけの話
来てもらえるかどうか毎年ヒヤヒヤしてます。早めにご連絡もらえるとホッとします。あと、よしみが何か新しいこと企んでるようですよ(僕はノープラン)。
Date: 16/11/08 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art
2078
ことしのはんぶんをすぎたころからずぅっとあわただしくて、いきおいはこのごろさらにかそく。そのにゅあんすをつたえるために、2078かいめにしてぜんぶひらがなでかいてます。そうです、はつのこころみです。ぜんぶかたかなになったら「あ、もっとあわただしくなったんだな」のさいん。
つぎのぶろぐでは、ことしの「あつまた」のこくちします。しょじじょうあって、こんかいでさいごかもです。だからってわけじゃないけど、あのひともこのひとも、なるべくきてくださいね。せっせ、せっせ。
Date: 16/11/02 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art