THE MANZAI 2011
THE MANZAI 2011を観て、
いかにM-1を愛していたか再確認しました。
固唾をのむような緊張感の中、
そのプレッシャーをはねのけて笑いを取る。
その緊張と緩和の繰り返しが
たまらなく面白く、そして心地よかった。
たかだか漫才に緊張感なんていらん!
という意見は理解しつつも、
賞レースだけはこうであって欲しい。
たとえ舞台の上ではそうだったとしても、
その熱気は良くも悪くも伝わってこなかったかな。
まだ始まったばかりだし、
軌道修正は大きくなされるはずだけど、
辿り着く終着点が理想と大きく異なるのだけは
残念ながら予想に難くありません。
M-1の背中を目指すような番組になっても仕方ないけど、
一定の緊張感だけはやっぱり求めてしまうなぁ。
コンテストとショーケース。
ここはどうあっても混同しないで欲しい。
のんびり楽しめるネタ番組は
THE MANZAI以外にもありますからね。
行き着く理想は違えど、
唯一無二の番組になって欲しいなと期待します。
◎年末の漫才賞レース
↓
◎オールザッツ漫才
↓
◎八方・今田の楽屋ニュース
この三本柱で年を越したいものです。
Date: 11/12/22
ただそれだけ
人を集めるのは好きでも得意でもありません。
どちらかというと苦手な種目(集まるのは大好き)。
団体行動が苦手と言われるAB型。おまけに末っ子。
その場の気分で自由に動くのが大好物。
代わりに誰かがやってくれるなら是非お願いしたい。
それでもAつMATAをやるのは、
同じ事を誰もやってくれないから。それだけ。
誰もやらないから、やる。
思えばカメラに詳しくなったのも、
誰も教えてくれなかったから。
教えてくれそうな人は近くにはいたけど、
今度はそんな時間を作れない。
楽して知りたいけれど、知る術がない。
じゃあ自分で勉強すればいい。
やるかやらないか、それだけ。
自分が『この人すごいなー』って感じた人は、
きっといろいろやってきただけなんだと思います。
ただそれだけ。
Date: 11/12/21
AつMATA 2011
土曜日は4回目のAつMATA。
今回もいろんな方が集まって下さいました。
美味しい料理と飲み物としゃべくり、
ただそれだけの5時間。
それなのに楽しい。
これ以上の味付けは特に必要なし。
むしろそれに集中できる空間を整えるのが僕たちの仕事。
前回の「こうした方が良かったかな?」と、
「こうした方がもっといいかな?」を試してみる。
毎年会場にさせてもらっているGOODFOODのオーナーも、
前回気がついたを記録してくれていて、
来てくれた方々のストレスを減らしてくれました。
こういうの本当にありがたい。ありがとう。
そういう気配りがたくさん詰まったお店なんです。
お陰さまで、
初対面なのに楽しげに会話する光景もちらほら。
もちろん知った顔同士だって。
なんだろな、とにかく心地いい空間で。
本当にありがとうございました。
僕たちもしっかり楽しませてもらいました。
都合が合わず参加できなかった方、
また来年も必ず開催するので懲りずに声かけます。
無理せず長く長く続けられるものにします。
Date: 11/12/19
新しいカタチ
年賀状づくりは大好きだけど
新しく出会った方々の名刺を整理したり、
出すか出さないかの判断をしたり、
新しいデザインを用意したり、
実のところ苦しみも少なくありませんでした。
もれなく慌ただしい
この時期にやらないといけないことも。
(前もっては気分的に無理です)
その辺を鑑みて、
今回からカタチを変えました。
無理のないカタチに。
それでやっと納得のいくものが出来ました。
Date: 11/12/17
和ろうそく
少し前に安曇川に行って初めて見た和ろうそく。
材料はすべて自然のもの。
普段見るろうそくとの違いは使う原料。
ロウは櫨(はぜ)と呼ばれる木の実や米糠から作り、
芯材には”い草”の芯部分を使います。
写真は米糠が原料の『糠蝋(ぬかろう)』で作ったろうそく。
櫨と比べると品質(価値?)は落ちるらしい。
ろうそくの発祥は分かりませんが、
この和ろうそくを見た時、
身の回りのものを使って試行錯誤を繰り返した、
当時の風景を自分なりに想像します。
自然素材。
今でこそそれが『環境に優しい』なんて言いますが、
当時はそれが当たり前だったはず。
今年の春に目黒区美術館で観た
「包むーー日本の伝統パッケージ」展でも感じた、
ヒトとモノとの距離感について、
再び考えるきっかけになった有意義な時間。
大量生産の恩恵を捨てるなんて到底出来ないけれど、
自分が日本人であるための『芯たるもの』は、
この辺りにヒントがあるようにずっと感じています。
そしてそれは僕以外にも、
たくさんの人が探しているものだと思っています。
(お札の向きについては撃沈しました)
Date: 11/12/16
くるりは余計
おつり(お札)を受け取る時、
たぶん渡す側の礼儀として正面に向けてくれるんだけど、
その流れに逆らわないと、こうなります。
お札を逆さまに入れるのは気分的に好きじゃないから、
自分で180°くるりしてから仕舞います。
その結果、
次に控えてる小銭をもらうのに
少しの間が空いてしまう。
だから反対向きに渡して欲しいんです。
Date: 11/12/15
そうか、そういうことだったのか。
GreenFanが帰ってきました。
GreenFanは普通の扇風機と比べて、
部品が細かく分かれています。
買った時は嬉しくて興奮してたのに、
梱包を開けた時に組み立てが面倒に感じたほどに。
おかげで最初は否定的な印象。
ところが、
今回初期不良の修理に出して気がついたのは、
一見すると面倒なこの設計は、
長く使うことが前提になっているんですね。
新しく家電を買ってもも数年で故障し、
修理の見積もりを出したら、
新品と変わらないだけの代金がかかってしまう。
皆さんも一度はこの経験があると思います。
そして迷った挙げ句に新品を買ってしまう。
でもね、
少し壊れたらすぐ新品に取り変える、
この今時のサイクルを素直に受け入れられるほど
僕たちはドライには出来ていません。
出来ることならなるべく長く使い続けたい。
そんな当たり前の感情を、
いったい僕は何度押し殺したことだろう。
都合の良さと引き替えに、
感情まで捨ててしまっていないだろうか。
というわけで、
GreenFanの部品が細かいのは、
部品単位での修理・交換ができるためだと思います。
トラブルの原因がどの部品か特定できれば、
解決に充てる時間も短くできます。
その結果、修理にかかる負担も減りそう。
製品の開発やデザイン以外にも、
今回の『長く使い続けるための設計』含めて、
緻密な計算の元に作られているんだなと感心しました。
そう考えると値段にも合点が行きます。
同時にお手頃価格の家電は、
割と短い寿命(とりあえずメーカー保証が切れる一年間)で
開発されてるんだろうなーとも思いました。
買い換えを続ける選択肢も悪いわけじゃないし、
これはもう『どう生きるか』の問題ですね。
賃貸に住み続けるか一戸建て建てるか、みたいな。
Date: 11/12/14
かんたん、キレイ。
ー週末の皆既月食
タイムラインの魅力的な誘惑に負け、
急ぎの仕事を放り出し空を見入りました。
いつもとは違う、
少しの妖艶さを纏った月は
見続けても飽きが来ることなく、
20分もの間ずっと空を見上げていました。
ただただ美しかった。
写真をUPされた方も大勢いたけど、
あの感動には太刀打ちできず。
空気とか寒さとか月の周りの星の煌めきとか、
すべてを含めた体験が素晴らしかった。
インターネットが繋がらなくても、
空を共有できるのは改めて素敵です。
今回の月食こそ特別だけど、
綺麗な月を見た感動は、
今も昔も大きくは変わらない(はず)。
現在過去未来
すべての人が共有できる類い希な存在。
しかもヒョイと上を向くだけでそこにいる。
『かんたん、キレイ。』
プリンターのCMみたいなコピーだ。
そんな月に感謝しています。
Date: 11/12/12
19回目の命日
今日は19回目の父の命日。
いつものように母とお墓参りに行く。兄も一緒。
今年も晴れ。また晴れ。
本当に示し合わせたように晴れてくれる。
風もなく蝋燭の火も消えなかった。
安藤家の最近の大きな出来事、
それは何と言っても姉が母親になったこと。
そうか、
父は孫を見ずに他界したんだ。
孫の顔が見たいとか、
そんな欲求が生まれるずっと前に。
そう思うと残念。
生きていたら溺愛しただろうな、
なんて妄想もそこそこに、
今年もまた年に一度の儀式を終えました。
Date: 11/12/10
へきえき
ー家電が長持ちしません
・充電式ポータブルウォーマー(SANYO)
・加湿空気清浄機(SANYO)
・シュレッダー(conof.)
ぜんぶ仕事場で使っている家電。
どれも2年くらいで不具合が起こります。
そして有償修理の流れ。
奮発したGrenfan2(バルミューダ)も初期不良でした。
こちらは初期不良で済みそうですけど。
ー家電を選ぶ時の基準
外観デザインと機能の折り合いが
上手についているもの。
ビジュアルだけの薄っぺらい製品は論外だし、
機能だけが優れているのも味気ない。
所有してグッと来るかどうかは肝心な要素。
価格が高いのは許せます。
良いものを作るには時間もお金もかかるから。
それを長く使うことは幸せのひとつ。
ーでもちょっと体力なさ過ぎ
・コストや開発期間の事情による不十分な検証
・購入サイクルを早めるため、あえて短い寿命の製品づくり
・『安くて良いもの』という消費者の我が儘
いろんな理由があるんだろうけど、
結局最後にガッカリするのはやっぱり嬉しくない。
諦めることに慣れつつある自分にも腹が立つ。
反面教師はもうお腹いっぱい。
Date: 11/12/09
しはすはしはす
予定していたものづくりシリーズがなかなか書けません。
楽しみにして下さっている8,200万人の方々、本当にすいません。
しっかり書きたいと思ってしまうと、
ついつい気持ちに余裕が無くなって義務化しますね。
義務化した途端に気が重くなってしまう。
あ、これがブログを続けるのが難しい理由か。
この気持ちを毎日持ち続けるのは僕もしんどいな。
やめてしまう気持ちもよく分かります。
書きたいから書く。その気持ちが大切。
それにしても、
どれだけ調整しても『師走は師走』(cf.かもめはかもめ)。
大きな事は無いけどやることたくさん。
おかげでバタバタじゃなく『パタパタ』なこの頃。
そんな状況でも『自分がやりたくてやってる』と思えば、
意外と楽しめてしまうから不思議。ものは考えよう。
Date: 11/12/08
唐突
予定していた『ものづくりシリーズ』は急遽変更して
いつも通りお届けします。AMATAです。
この時期必ず届く喪中はがきの一枚は、
専門学校時代の恩師が他界した知らせでした。
2年間の学生生活の中で、
一番目をかけて下さった先生。懐の深い方。
卒業後も毎年のように届く
ピリリと辛いながらもユーモアの効いた年賀状には、
コピーライティングを専門とされていた厚みを感じました。
そもそも僕のことを忘れず、
毎年送って下さったその心遣いがどれだけ嬉しいか。
時々連絡するも常に体調を悪くしておられ、
結局最後にお会いできたのはいつのことだったか。
それも思い出せないほど遠い昔の思い出。
普段はおちゃらけているのに、
言うべき時はちゃんと真面目に意見をくださる、
とても心地よい空気を持った方でした。
Date: 11/12/07
風と土の交藝 in 琵琶湖高島2011(1)
東洋文化研究家であるアレックス・カー氏の講演を聞きに、
滋賀県高島で行われた『風と土の交藝(こうげい)in 琵琶湖高島2011』へ。
ときどき登場するninkimono!のスガノと一緒に。
町おこしを目的としたこのイベントでは、
高島で暮らす『ものづくり』な方の工房を見学することが出来ます。
氏の講演を聞くだけでは勿体ないので、
時間の許す限りいろいろな工房へお邪魔しました。
写真は安曇川に暮らす木工作家さんの工房。
住居の1階が工房になっていました。
タイミングが合わずご本人とはお話しできませんでしたが、
工房に並ぶ資料や本の内容やレイアウト、
作業中にかけるであろうCDなどから、
なんとなく『こんな方なのかな』という想像だけは出来ました。
今週はそんなシリーズでお届けします。
Date: 11/12/05
じんわり震える
この間の駅伝でもらった金メダル。
友達夫婦の子たちが手作りしてくれました。
もちろん参加したメンバーみんなに。
走り終わってホッとした時に、
こんなものもらった日にはグッと来ます。
ぼくのハートもじんわり震えます。
ありがとう。
こんな素敵な心遣いを経験できたことも、
参加して良かったことのひとつ。
恵まれてます。
最近めっきり冷え込んで、走る気もめっきり減退。
めっきりしてる場合じゃないのに。
Date: 11/12/03
アガルンデス
一度骨折すると、
骨折する前よりもその骨が強くなる。
この話が本当かどうかは分かりませんが、
少し前に戻ってきた僕のレンズ、
明らかに解像力が上がっているのです。
何でかは分からないけど、
もうひとまわり綺麗に写してくれます。
実のところ修理には数万かかってしまったものの、
いざ解像力を上げようと思ったら、
ボディを変えるなり新しいレンズを買うなりが必要で、
それを思うと今回の修理は”お値打ち”。
怪我の功名と言えて良かった良かった。
でもって頭からドクター・ボンベが離れません。
Date: 11/12/02
ナルモンデス
今回の駅伝で試したことがもうひとつ。
『人が嫌がることをあえてやってみる』ということ。
人が足りなくて誘われたはずのに、
蓋を開けてみれば担当はなぜか7区(走る距離が一番長い!)。
いつもなら全勢力を上げて断ったのに、
よく考えたら自ら進んで7区を走る事なんてこの先ないし、
これは普段できない経験が出来るチャンスでは?
早い段階でそう考えました。
7区走ったことある人トークに
いつか花が咲く時が来るかも知れない。
そう思うと楽しくなってきて。
さらにメンバーのひとりが
直前にインフルエンザにかかり、あえなく出場を辞退。
代わりに走ってくれる人も見つからず、
結局その友達が走る予定だった分も走りました。
駅伝で2回走ったことある人トークに
いつか花が咲く時が来るかも知れない。
そう思うと楽しくなっ・・はさすがに無いでしょうけどね。
考え方ひとつでどうにでもなるもんです。
Date: 11/12/01