1996

black board

乙武さんの記事「“欠損萌え”はNGなのか?」興味深かったなあ。

もし両腕を失ってる人と出会ったらどうするだろう。僕には車イスの友達がいる。お互い補うところだけ補い合って、普通に接してる。本質を見れば外見なんて関係ないかというと、たぶんそんなことはない。きっと最初は少したじろぐと思う。そしてすぐ慣れるとも思う。目を慣らして、不便さを理解するのに、少しだけ時間がかかる。僕の場合、その過程は必要な気がする。

Date: 15/10/31 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1995

classic lamp

「自分がない」そう自分を卑下する人がいる。僕からすれば、なんとも羨ましい。自分をなくそうと毎日毎日、必死なんだから。

Date: 15/10/30 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1994

The rock

感情をうまく言葉にできない、肝心なことが言えない。

周りにちらほら、そんな人がいる。わりかし言葉にできる僕にはその感覚が分からないけど、東西南北がさっぱり分からない自分に置き換えると、「できない」ことへの理解は十分できる。「何でできないんだ」と言われても、そういう性質だから。

たとえうまく言葉にできなくても、他のところに羨ましいくらいの魅力がある。だったら、それでいいじゃない。「大勢ができること」ができないからといって、それが何だって言うんだろう。

Date: 15/10/29 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1993

bottles

今年もAつMATAの季節がやってきました。もし良かったらご参加下さい。

ー日にち

12月5日(土)18:30〜(22:30)

ーところ

GOODFOOD(滋賀県野洲)→詳しい場所

ー会費

おひとりさま4,000円(税込/飲み放題つき)
小学生以上 1,500円
小学生以下 500円

ー定員

25〜30人くらい(先着順)

ー締め切り

11月28日(土)の23:59まで
※定員が埋まった時点で締め切らせていただきます。

ー参加できる人

申し訳ありませんが友人・知人のみとさせていただきます。

ーひとこと

どうぞお気軽にご参加下さい。肩書き抜きで、人と人とが集まるだけの楽しい会です。お一人でのご参加や、途中参加も大歓迎です。

ー飲み放題について

飲み放題は2時間です。2時間を超えた場合、有料にて追加できます(最後まで飲み放題のお酒も用意しています)。

ー参加のご連絡

僕宛にメールください(PCでもiPhoneでもfacebookでも何でも)。定員に限りがありますので、場合によっては泣く泣く参加をお断りさせていただく場合があります。その場合、このブログにて締め切りの告知を行います。また、行きたいけど予定が未定・・・という人もその旨ご連絡下さい。

ーここだけの話

来てもらえるかどうか毎年ヒヤヒヤしてます。早めにご連絡もらえるとホッとします。

Date: 15/10/28 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1992

comfortable time

ボードゲームの世界に片足を突っ込んでる。片足というか足湯感覚というか「ゆる〜く気持ちいい」具合に。ここでは年齢も性別も肩書きも関係ない。経験は有利になるけど、初めての人にやさしくないわけじゃない。誰でも楽しめるようになってるから、ほとんど気にならない。経験者と初心者が一緒になれるその空気、本当に心地いいんです。

僕の一番のお気に入りはRummikub(ラミィキューブ)というイスラエル生まれのゲーム。アタマの柔らかさがいるので、デザイナーと特に相性がいいのかも。一度やったらハマりますよ。

Date: 15/10/26 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1991

take a photograph

5年前に撮影した写真を見て思わず笑った。あまりにヘタだったから。周りにカメラマンが多くて(多すぎて)、彼らの仕事を見るたびいつも悔しい思いはするけど、自分の目指す地点には着実に近づいていて、まだまだ未熟だけど少しだけホッとした。

Date: 15/10/24 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1990

おうみのほうみ|滋賀みやげ舎

この間の徳利しかり、きっかけは仕事だけれども個人として「これはいいなあ」に出会えると嬉しくなる。この「おうみのほうみ」は、そのうちのひとつでもあり、しかも自分がディレクターとして関わらせてもらった思い入れのある商品。早く世に出したい気持ちとはうらはらに細かい調整ごとも多くて、一筋縄には行かない。とんとん拍子にコトが進むなんて、滅多にない。そう思っていた方がいい。

村上春樹氏が言った大好きなことば。「希望があるところには必ず試練があるものだから」本当にそうなんだ。

Date: 15/10/23 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1989

endless summer nude

デザインで世の中を楽しく、なんて滅多に考えないけど、世の中が、関わる人が少しでもストレスなく、というのは、ずっと考えてる。ワクワクよりも、居心地がいい、という感じ。ストレスがなくなったら、本心は自然と湧き出る。そういう感覚もずっと持ってる。

Date: 15/10/22 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1988

wall art

120回。

請求書を出した回数。一年に12回だから、10年で120回。さっきポストへ投函してそんなこと思った。思ったというか、驚いた。当たり前だけど、独立する前は請求書なんて書いたことがない。独立は“はじめて”だらけ。納めた仕事の分だけ請求書を作って、お金をいただいて、その繰り返しで、いま暮らしてる。

Date: 15/10/21 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1987

sake bottle

燗酒の季節に、この徳利が手放せない。沸かしたお湯を入れるだけで、ちょうどいい燗ができてしまうスグレモノ。機能に加えて、あるユニークな仕掛けまで。興味ある方はこちらのページをご覧ください。お客さまのお店で取扱っている商品ですが、撮影後にプレゼントしていただき、使ってみたら本当に良かった。お店の宣伝ではなく、ひとりの日本酒大好き人間としてオススメ。僕は小さい方を使ってますが、みんなで呑むには大きい方がいいなあと目を光らせています。

Date: 15/10/20 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1986

Auberge Tosayama

慌ただしい時こそ旅に出たくなる。今ゆるりと次なる土地の下しらべ。「楽しい」はもう、ここから始まってるのです。温泉が恋しくなる季節にもなってきました。

Date: 15/10/19 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1985

portrait

ハッシーが盗撮してくれたこの写真がいい感じ。目の前は真っ白な日本海。人工的な音のしないシーンと静かな場所で、印象深かったな。

Date: 15/10/18 Photo: Nikon D300

1984

the veins

本質が知りたいから、肩書きとか環境とか取り繕っていることとか、余計なものはすべて外して人を見るようにしてる。まず内側を見て、それから少しずつ外へ。無意識にそうなってる。元々そういう質(たち)だった気もするし、この職業に就いてからだった気もする。

ごく稀に本質が分からない人もいる。訳あって「無意識にフタをしてる」感覚というか。そんな時、どうしてそうなったか無性に知りたくなる。本人の意志はさておいて、少しでもラクにしたい。じっくり掘り下げていくと、原因は本人の気付かなかったところにあることが多い。経験上それが分かっているだけに、つい放っておけなくなる(注:デザイナーのブログです)。

Date: 15/10/17 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1983

to do list

やらなきゃやらなきゃと思っても、つい見て見ぬフリをしてしまうことは少なくない。どう分類していいか分からないゴミ、置き場に困った資料、大きな仕事を優先して放ったらかしにしてた細かい仕事、などなど、ジクジクと膿のように溜まっていく。だからと言って一人ではもう、どうすることもできない。スタッフと二人、そんなものをお互いに書き出しては、一緒になってひとつひとつ解決してる。そういうのが僕は楽しい。

Date: 15/10/16 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1982

a toy

評価は他人がするもの。

なんて分かっていても、自分で自分を評価してしまうことがある。この間も「自分大好き」と言う子がいて、ああそうなんだ、くらいに思っていたけど、接してみると全くもってそんな感じに見えない。むしろ相手に対しての思いやりが素晴らしい。「周りから自分大好きって言われたことある?」って聞いたら「一度も言われたことない」んだそう。

掘り下げてみたら、実は自分大好き、ではなくて「自意識過剰」の方だった(そっちは言われたことあるらしい)。さすがに自分で自意識過剰とは言えなくて「自分大好き」に置き換えた、という話。なるほどなあ。人間なんて弱いから、こんな風に自分で自分を守りたいこともあるよ。

それでも他人からの評価ってのは無視できない。

Date: 15/10/15 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1981

a green

理解者でありたい。その気持ちが人よりも強いらしい。だからこの、理解なくしては成立しないデザインの仕事なんかに就いているんだと妙に納得する。どうりで楽しいはずだ。理解してくれる人がいるだけで、救われる人も少なからずいる。

Date: 15/10/14 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1980

Jacaranda mimosifolia

信じてもらえるって、ものすごく幸せなこと。「あなたを信じます」なんて言葉をいただくと、やっぱり嬉しい。瞬間的な喜びと一緒に、長期的な期待を背負う。それでも嬉しいし、それが嬉しい。カンタンには言えないし、滅多に聞ける言葉ではないはずだから。

Date: 15/10/09 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1979

Cakes by Madre

きのうは先月末で閉店したGREEN Kitchenのお疲れさま会。ごはんはGOODFOOD、おやつとケーキ(写真)は安土のMadreにお願いして、食後はGREEN Kitchenの跡地を継ぐハッシーのボードゲームでキャッキャして。涙あり笑いあり、いろんな空気が混じり合った心地いい時間になりました。参加してくれたみんなもありがとう。主役の2人が喜んでくれたのが、何よりのご褒美でした。

Date: 15/10/05 Photo: iPhone 5

1978

a plant

10周年の記念にdp3 quattroのコンバージョンレンズ買いました。これで望遠が20%UP。大好きな90mmの画角(写真)が撮れるようになって表現の幅も増え、これまで以上に愛着が湧く。ボケ味もいい感じ。少しずつ少しずつ良くしていく、良くなっていく。一気にドカン!もいいけれど、そっちの方が自分好み。

Date: 15/10/02 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1977

a mountain range

今日でAMATA10周年。独立する時に決めた「とりあえず10年」に辿り着きました。折り返し地点でもなければゴールでもない、ただの給水地点。だけどさすがに感慨深い。

週休2日でスタッフ残業なし。その中で結果を残し、食べていく。そんな「仕組みをデザインする」デザイン会社が10年続いていれば、デザイナーを志す人の希望にもなるし、業界の悪しき慣習にも一石を投じられる。何より「当たり前のことを当たり前に」やり続けるのが、肌に合っている。派手さは全くないけど、真実はそういう所にあると思うし、僕にはそれしかできない。

歳月と共に想いは変わって、今はもう自分の気持ちだけでは続けられなくなりました。お客さまの想いがあってこそ。それに、関わって下さっている(くれている)たくさんのお客さまや友達、知り合いからの支えや勇気のおかげで、前を向いていられます。「ひとりだち」で独立と書くけれど、実際は立たせてもらっています。それでいいんです。10年かけて、やっと身に染みました。

今日から11年目のはじまり。これからもどうぞよろしくお願いします。

Date: 15/10/01 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED