やむをえずの

旧松本高等学校本館|長野県松本市

年明けからWebサイトを通常表示(カラー)に戻しています。新規のご依頼は引き続きお断りしていますが、ずっとモノクロなのも切ない。代わりにお問い合せフォームを無くし、電話番号を非公開に。Webサイト丸ごと非公開も考えましたが、さすがにそれは度が過ぎるというもの。今年も引き続きご迷惑をおかけします。

にも関わらず、どこからかご縁が繋がるのが世の中の不思議。今日もとある広告の打ち合わせでした。ありがたい事です。

写真は旧松本高等学校本館。旧開智学校と同じく、こちらも国の重要文化財。現在は文化会館として活用されています。中も入りましたが、この外壁の色がとても印象的。室内からの光もまた違って見えます。

Date: 13/01/31 

ひろうらしい

松本市美術館|長野県松本市

左足が疲労骨折の恐れ。

来月マラソン大会なのに、なんて骨体。正確には、疲労骨折かシンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)らしい。「らしい」のは、どちらも初期症状が似ていて、時間が経過しないとハッキリしないみたい。

もうひとつの可能性「シンスプリント」は、骨と筋肉をつなぐ「骨膜」が疲労で炎症を起こしているんだそう。とにかく疲労が原因だそう。病み上がりに走ったからダメだったのかも。というわけでランニングはお休み。代わりに自転車で持久力を。あきらめたらそこでしあ(ry

思い起こせば3度目の疲労骨折。高校バスケ部時代なんて両足同時。そんな体つきだと認めざるを得ない。薄々は気が付いていたけど、筋肉が硬いらしい。末端冷え性なのも無関係ではなさそう。筋肉を柔らかくする、つまりストレッチを義務づけられています。

写真は今回も松本市美術館のエントランス。パックンフラワーが真っ先に浮かんで、草間彌生はそっちのけ。楽しい楽しい。頭も筋肉も柔らかく。

Date: 13/01/30 

おかげさまで目がラク

松本市美術館|長野県松本市

ここ最近、目がラク。

去年の11月頃は「そのうち視力が無くなるんじゃないか?」と本気で怯えるほどディスプレイを見るのが辛くて。明るさが必要な時以外は、ほぼ真っ暗に近い、ギリギリ文字が読めるくらいの明るさで使っていました。それなのに今はかなりラク。頼れる相棒「JINS PC」をかけ忘れることもあるほど。

去年と今の違い。それはiPhoneに触れる時間を減らしたこと。小さい画面をなるべく見ない。iPad mini作戦は今のところ成功。これからも目にはずっと負担をかけ続けるので、日常からなるべく労りたい。このまま行けばレーシックも現実味が持てる。これまでは視力回復できても、すぐまた悪くなるイメージしか持てなくて。

写真は松本市美術館のエントランス。でかっ。たのしっ。こういうスケール感を定期的に体験しておくと、思考の幅は狭まらない(たぶん)。アイディアの幅もめいっぱい広く。

Date: 13/01/28 

備えあれば憂いなしデモ

まあるい|長野県松本市

年明けから紹介している旅の写真はまだまだあって、おそらく桜が咲く頃まで備えはあります。仕入れの必要もなく、それなりに気持はラク。でもその途端、カメラを持たなくなりました。気持にゆとりがあることが、かえって良くない方に傾くこともあります。そんなお話。確定申告も間近に控え、撮ってるゆとりも無いけれど。ボエ〜

写真は松本・縄手通りにて。奥に見え…そうで見えないのは女鳥羽(めとば)川。松本の中心部を流れる川。で、これは未だに何なのか分かってないけど、かわいい(無知でごめんなさい)。

Date: 13/01/26 

言葉を枯らさない

宮島耳鼻咽喉科医院|長野県松本市

桂文珍さんが「われわれ落語家は言葉を駆使しながら、言葉を枯らさないように噺の世界を表現していく」みたいな事を噺の枕で言っていて、以来「言葉を枯らさない」という表現がすごく気に入っています。1,000,000キニイリー(単位)。

ブログも言葉を駆使しています。読んで下さる人が飽きないようにしたいとはいつも思っていて、この言葉を耳にした時どれだけ腑に落ちたことか。「枯らさない」。言葉を命あるものとして捉えている何よりの証拠。水をあげなければ死んでしまうこともある。その水にあたるひとつが「表現」。飽きることのない永遠の遊び。

でも、ただ言葉巧みな人間にはなりたくない。その時その時に自分らしい言葉を選んでいたい。最後は「ありがとう」と「ごめんなさい」。この言葉に誰より気持ちが込められる人になりたい。言葉についての一番の目標。

写真は松本散策中に見かけた洋館。「なんだこの建物?」と思って正面に廻ってみたら…

宮島耳鼻咽喉科医院|長野県松本市

耳鼻咽喉科だって。お洒落すぎ。参りました松本さん。

Date: 13/01/25 

ウィルスが強いのか僕が弱いのか

ネコ|長野県松本市

年末から長らく続いた風邪。今ではすっかり回復していますが、珍しく処方してもらった薬を全部飲みきりました。普段は余るんです、絶対に。多ければ半分以上余ることも。もういいや大丈夫、って。それでぶり返したこともない。なのに今回は最後まで飲みきりました。

何がそこまでさせたのか。ウィルスがふてぶてしかったのか、僕が弱っていただけなのか。些細な変化ほど気になります。ドカンと変わる事の方が世の中少ない。大抵は些細な変化の積み重ね。

写真はきのうの排水溝を見てた時にやって来たネコ。ふてぶてしくて、それでいて馴れ馴れしい。余所者は僕の方だし仕方ない。今回の旅で見かけたネコは、決まってまんまる。寒いとそうなるの?

Date: 13/01/24 

足元には味がある

排水溝(手まり)|長野県松本市

モテ期到来。ここ2〜3日でたくさんお仕事の依頼をいただきました。ありがたい。ひとつひとつ取り組みます。この間の一件でやる気は十分だし、不思議と焦りもありません(たぶん)。やるだけ。惜しむらくは短納期が少なくないこと。惜しむらくは。

写真は松本の街でよく見かけた排水溝。手まりの街だからこそのデザイン。好きだなぁ、こういうの。街の景色は日に日に個性が失われつつあるけど、足元にはまだ及んでないようです。おしゃれも街の景色も、足元から。

Date: 13/01/23 

海外も視野に

旧開智学校(教室)|長野県松本市

AMATAが海外進出する予定はありませんが、海外に市場を持つお客さまがじわじわ増えていることもあり、視野は広げない訳にいきません。僕の意志とは別の所で、世界は広がる。独立したての頃は「船だけ用意してあとは流れるままに」を楽しんでいましたが、今では進路を見据えるようになりました。たった7年の間の出来事。

開智学校|長野県松本市

写真は旧開智学校の教室(一枚目)と、現在の開智学校(二枚目)。金属の少なさがホッとします。自然との共生。食事だって何だってそう。視覚も味覚も触覚も嗅覚も聴覚も、自然に存在するものの方が落ち着くんだろうな(たぶん)。

Date: 13/01/21 

あえて感覚に頼る

旧開智学校|長野県松本市

デザインを決める時、理論を駆使する場合もあれば感覚を頼りにする場合もあります。それぞれが両端にあって、案件に応じて配合を変えます。前者に偏りすぎると面白味に欠けるし、後者を頼りすぎても正しさに欠ける。

それでも最近は、意識的に後者に寄るよう心がけています。時代がそっちに飢えているように思う。だから日々、感覚を研ぎ澄ます必要性を感じています。半端な感覚には頼っちゃいけない。ただし面白味に欠けることが悪いわけじゃない。それは本当に案件に寄りけり。見極めを間違えるべからず。

写真は松本にある旧開智学校(小学校)。重要文化財でもある擬洋風建築。お城は無理でも、この頃の建物には想像力がよく働く。それに、擬洋風建築には日本人の「たましい」を感じます。だから好き。新潟で見た「旧新潟税関庁舎」もそう。

そうそう、松本城からここまでの道に迷い、地元の方に尋ねたら親切に車で送って下さいました。ありがたい。あと地元の美味しいパスタのお店情報も(行かなくてごめんなさい)。そこはやっぱり、信州そば食べたくて。18きっぷの旅の旨を伝えたら今回も言われましたよ「学生さん?」って。

Date: 13/01/19 

眠っていた細胞を叩き起こされた

Lemon Yellow

同業者の仕事は、実は比べられません。例えば同じ「Webサイトを作る」案件でも、その背景や求める効果、予算など、ひとつとして同じものがない。なので比べようがない。「料理の鉄人」にはならない。見た目の評価こそ出来るけど、氷山の一角でしかない。結局、参考程度にしかならない場合がほとんど。

そんな理由で普段はあまり気にしないんですが、昨日、少しお知り合いのデザイナーの仕事がブログで紹介されていて、ものすごい衝撃を受けました。体中に電流が走るほど。細部まで気を抜かない取り組みの姿勢や品質の高さに、眠っていた細胞をひとつ残らず叩き起こされた気分(決して体罰ではありませんよ)。まだまだ出来ることはある、それを気付かせてもらえた。ありがたい事です。

写真は自宅の玄関にて。今朝起きたら20cmの積雪。まるでかき氷のレモン味。寒いけど雪は好きです。独特の静けさも、日常を一変させてくれるところも。

Date: 13/01/18 

シンクロ

松本城|長野県松本市

今年の仕事のスタンスは「成長するお客さまをさらに後押しする」こと。長いお付き合いだからこそ、隅々まで共有していることが多いからこそできる、掘り下げた仕事を全うする。ここにひとつの重きを置きたい。

写真を撮っている時に感じた「被写体と呼吸する瞬間」のように、お客さまとシンクロしながら前に進む、そんな仕事を。というわけで全くの新規案件は、今年も多くはないと思います(すいません)。新規案件もすごく好きなんですけど。

写真は松本城。今度は実物を。この場所で記念写真を撮り合っていた老夫婦がいらして、例のごとく声をかけ2人並んだ一枚を撮らせてもらいました。とまぁ、そこまでは良かったんですが「じゃあ、お礼にあなたも撮りましょうか?」の急展開になって、でもさすがに一人で写る勇気は持ち合わせておらず、「あ、僕はいいです。」とつまらない返答。この一線を越えるべきか悩んでいます。撮られるのは今年も苦手。

Date: 13/01/17 

過ぎたる

松本城|長野県松本市

マクドナルドの60秒キャンペーンなんて最たるものだけど、「過ぎたる」サービスが身の回りに多すぎ。サービスの域を越えた、無理矢理「おトク感」を出したものなんて要らないやい。自分のポリシーや節操を天秤にかけてまで欲しいものじゃない。「いつもありがとう!みかん1個おまけしとくねっ」くらいが丁度いい。ほんのり心が浮き立つくらい。やいやい。

写真は松本城。壕に映った部分だけを切り抜いた一枚。お城の中に入った一番の感想は「さむっ!」。出る頃には芯まで冷えきりすぐさま温泉探し。城内で当時を想い描くも、あまりに昔すぎて無理でした。鎧を着ている時代は、あまりピンと来ません(ごめんなさい)。でも素人な僕ですら見応えのある、いいお城でした。

Date: 13/01/16 

珈琲まるも

珈琲まるも|長野県松本市

いろいろ巡る旅もいいけど、あえて巡らない旅もいい。それが最高の贅沢だったりする。旅の2日目に出会ったこのお店「珈琲まるも」は、「あ、今日はずっとここにいようかな。」という気分にさせてくれるお店。朝一番に訪れたのに。

珈琲まるも|長野県松本市

内装はこんな感じ。明治時代の建築。言うこと無し。100点。コーヒーと一緒にモンブラン(朝から)。単品の味もさることながら、コーヒーとの相性が抜群!1+1=5になる瞬間。一気に目が冷めました。あまりに合いすぎて、専用にブレンドしたんじゃないかと思うほど。美味しかった。

この時の気温は-11℃だったとか。寒い土地独特の店内の暖かさが心地いい。おまけにこの内装。目が冷めたのも束の間、さっそくウトウト。居心地まで美味しいお店。

Date: 13/01/12 

初詣は四柱神社で

四柱神社|長野県松本市

知らない土地にいる開放感。何にも代え難い。僕のことなんて誰も知らないし、僕も知らない。普段は意識しない、僕をくるむもの全てを脱ぎ捨てた気分。心の自由。未知であることと自由であることで、すべてが新鮮に感じる楽しさ。コンビニでさえ新しい何かがあるんじゃないかと思ってしまう。要はワクワクする。見たもの感じたもの全てを吸収できるような、細胞が活性化するような感覚があります。

写真は四柱神社。松本駅から歩いて10分。「よはしら」と読みます。今年の初詣はここで。実際は夜でしたが、夜の参拝は静かで空気感があって好きです。

Date: 13/01/11 

それだけの理由で松本へ

まるいあかり

年明けは3日間、長野県・松本へひとり旅。青春18きっぷで。

当初は目的地さえも決めない「究極のぶらり旅」のつもりが、さすがに無計画すぎて宿のない土地で途方に暮れる可能性も0ではなく、目的地だけは決めることに。近すぎず遠すぎず、そんな土地。どこにしよう。悩むこと数日。

ちょうど正月用に買った日本酒「明鏡止水」が長野で、長野に決定。でも長野より松本の方が面白そう。じゃあ松本で。そんな決め方。片道6時間、乗り換えは5回の旅。しばらく旅の写真が続きます(たぶん)。

Date: 13/01/10 

「一年」という括りを大切にしたい

今年も一年、ありがとうございました。

「あけましておめでとうございます。本年もどうぞ…」そんな恒例のご挨拶。今年は加えて「今年も一年、よろしくお願いします。」と言うようにしています。

新年もそうだし、誕生日もそう。この「一年」という括りは、僕たちにとってとても馴染みのある基準。周年のお祝いなんかもそう。なんだかんだ一年単位で人生を計っています。そう思うと急に「10年の付き合いがある友達も、1年を10回繰り替えして来たんだなぁ」と思えてきて。

そう考えるようになったのは、きっとここから。年賀状をやめ「今年も一年、ありがとうございました。」のご挨拶をするようになってから。今、誰かが周りにいてくれるありがたい状況を、当たり前だと思っちゃいけない。礼儀を持って一年一年、「よろしくお願いします」で始まり、「ありがとうございました」で終わりたい。それを繰り返すことが人との関わりなんだぞと、しっかり刻んでおきたい。もちろん「本年も」にも含まれているんだけど、そこは「一年」と声に出して言いたい。

Date: 13/01/09 

同窓会(日帰り新幹線の猛者もいたよ)

同窓会

年末の同窓会にはこんなにたくさんの同級生(と先生)が。改めてすごい。僕は幹事じゃないけれど、facebookを駆使ししつつ、所在が分からない人には卒業当時の住所へ案内ハガキを送ったり、人集めに新旧の方法を織り交ぜて試行錯誤してくれた幹事たちの影の努力を知っているので、この一枚はすごい苦労の元に実現したもの(僕も写っています)。本当にありがとう。

僕は幹事からカメラマン役を仰せつかり、フル装備で、何ならストロボの予備電池まで持っていく始末。もはや仕事。今までで一番フクザツな心境。なにせ僕も主役のひとり。トークに夢中になりすぎたら写真は撮れないし、撮影ばっかしてるのも味気ない。そんな間で揺れ動いたあっという間の3時間。同級生なのに全く知らない人わんさかだったのも楽しかったし、友達の「空白の20年」を知るのもスリリング。

会場が新横浜で、おそらく僕も遠方ベスト10にはランキングされますが、中には北海道から来た人も(すごい!)。関西は割と多めで、他には岩手や宮城からも。あと日帰りの猛者もいました(すごい!)。なにせ20年ぶり。そんな気持も理解できます。お金や時間を越える価値は確かにありました。行ってよかった。

不思議なのはD300がやたらチヤホヤされたこと。5年前のカメラなのに。

Date: 13/01/08 

もしよかったらまた一年このブログにお付き合い下さい。

善光寺

新年あけましておめでとうございます。今日から営業開始です。

9日間もお休みをいただいたからには身も心も100%リフレッシュ!のはずが、ただ今ウィルスが胃腸で自由に振る舞っています。俗に言う「風邪」。年末の出来事。なんて骨体。

とはいえ心の栄養だけは十分。中学校の同窓会や久々の友達との再会、それに2泊3日のぶらり旅で頭はすっかり空っぽ。すでに新しい風が入り込んでいます(胃腸には風邪が)。新たに感覚が研ぎ澄まされた気分。旅の記憶はいつもと変わらず日々お伝えします。もしよかったら今年も一年、このどうしようもないブログにお付き合い下さい。

本年もどうぞよろしくお願いします。

Date: 13/01/07