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鳥取砂丘は少し雪混じりで(写真は新年のもの)、とてもレアな風景でした。ただでさえ好きな場所に好きなものが上乗せされた感じ。あれですね、あんバターですね。
雪の風紋。雪の方が砂より重いので、きっと風紋ができたその上に積もったもの。
雪のSwoosh。砂丘を歩いた巨人のナイキスニーカーから剥がれたものと容易に推測できます。少し考えたら誰でも分かりますよね。
こちらは雪なし。フカフカ。ずっと見ていられる。自然に生まれたカタチにはいちいち抵抗する感情を持たずにいられるのがいい。特別な理由もなく、ただそこにあるだけだから。ずっと見ていられる。疲れることもなく、むしろ元気がもらえる。
ココロが縮こまりがちの時は、決まってスケールの大きいものに触れたくなる。樹齢何百年の木に触れたくなるのも、海を見に行きたくなるのも、高級な洋服や高価なディナーを楽しみたくなるのも、行動原理としてはどれも変わらない。そんな気がする。
たとえ移動できなくても、外出できなくても、叫んだり踊ったりするだけも自分を解放できていいですよね。「いつもと少し違うことをやってみる」極論これだけで毎日に張りが生まれるから。ただいつもやらないこと、ではなくて、本当はやりたいのにやっていなかったことを。他人の評価の外にあるものを。
鳥取砂丘には、ラピュタが再放送されるくらいのペースで行きたい。忘れた頃にまた行きたい、なんて思っていると本当に忘れてしまうものだから。次は早朝を狙いたい。
2月になる少し前、はじめて「きな粉」を作った。大豆を軽く炒ったら粉砕して、と、拍子抜けするほど簡単にできてビックリした。手軽に作れるとも知らずにわざわざ買っていることってきっと少なくないですね。横浜育ちの元・都会っ子には知らないことばかり。「自分でつくる」選択肢がいろんな所で増えています。
それはそうと、なんだかミニチュアの砂丘みたいでした。
Date: 21/02/06 Photo: SIGMA fp + Leica Lens