とあるランナーの真剣

わらにもすがる

話は正月に戻って、善光寺(長野県)での出来事。

写真のランナーさん、この「御利益ある煙」を全身に浴びてたんですね。参拝客の99%が初詣姿の中、すごく目立っていて。気になる筋肉や関節に煙を擦り込む。これを延々とくり返して、全身に。それはそれは真剣でした。

ただ、こういう場所にはあるじゃないですか、暗黙の滞在時間が。混んでる時は空気読んでね、流れ見てそこそこで切り上げてね、っていう。

それなのに、この方の身体からはビンビン伝わってくるんですよ。自分のミッションが終わるまで動かない「空気は読めても読まないぞ!」という断固たる決意が。

ちょっとしたマラソン大会を日曜日に控え、この光景をふと思い出しました。シンスプリントで十分な調整が出来なかったこの「どうしようもないこと」は、ついつい神さまに頼りたくなります。

Date: 13/02/21