2225

green

中途半端なまま大そうじを終えた。

見た目だけでもキレイな状態にして新年を迎えるのもいい。でも今は、うわべだけ整っていることに何の価値も見出せなかった。それより13年もの間に溜まった脂肪をこのタイミングで削ぎ落としたい。カラダとココロの向き合い方をひととおり身に付けた今、次は環境の方に目が向いている。環境を変えれば人は変わる。環境の変え方にもデザインが役立つ。

環境の腸内洗浄をして、気持ちよく次のステップに進む。そのためにはもう少し時間がかかりそう(Webサイトもまだできないし)。これは焦らずじっくりやること。気持ちだけあっても、ものごとは前に進まない。むしろ複雑になるばかり。そこに目を向けずに散らかすだけの人は多い。

ずっと地道に取り組み続けてきたことが、そろそろ実を結びそうな、そんな予感がする。それが何かは分からないけれど、楽しみで仕方ない。楽しみにすることも、また楽しみのひとつ。来年はその楽しみと一緒に走りたい。そう思ってる人、きっと多いんじゃないかな。

更新の頻度はますます減ったにも関わらず、楽しみにして下さる方もいて本当にありがたいです。一年ありがとうございました。どうかよいお年をお迎えください。来年は7日からの営業です。

Date: 18/12/31 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2224

miscanthus sinensis

その日のうちに洗濯物を片付ける。ぼちぼち板についてきた。やることを明日に持ち越さない訓練であると同時に、やりたいことから次の日を始められるご褒美がついてくる。どうしても無理な時は「明日まで置いてよし」とする。決して意地は使わない。続けることが優先で、完璧を基準にはしない。継続にとって一番の天敵は、完璧を目指すこと。


いろんな人と本の貸し借りをする。自分の好みを伝え合う、照れくさい行為でもある。だからこそ、尊くて楽しい。そんな関係も、礼儀を欠いた途端に崩れてしまう。読む気が無いときは借りない。どうしても借りる時は「返さなくてもいい?」と念を押す。貸す時は差し上げてもいいつもりで貸す。返ってこないストレスで、返さなきゃいけない後ろめたさで、せっかくの関係を崩しちゃ勿体ない。そんなやりとりがごく自然にできる、経験を積んだ人たちが周りにいてくれる。ありがたいなと思う。許されることに慣れた分だけ、自分から許してもらう力は衰える。


M−1は楽しい(今さらだけど)。生放送で見て録画で見返して、YouTubeでいろんな芸人のコメントを聴いて今でも楽しんでる。ひとつの番組でどこまでも楽しめる。賛否両論あるものは、人気があるものの証拠。外野で声を荒げた人も、結局のところファンだからね。きっと来年も観るんだよ。何ら問題ないよ。賛否両論あるものは、見方を変えれば隙だらけ。独自さは、隙の多さに比例する。その隙を突いたところで、自分の隙があらわになるだけ。


自分のために生きることの真意を、ようやっと理解する。自分のために生きることは、他人のために生きることだとも。考えれば考えるほど、時間なんてちっとも足りやしない。やりたいことだらけだ。たくさん生きるために、やることに追われる日々をなるべく減らす。

今日も、その日のうちに洗濯物を片付ける。

Date: 18/12/19 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2223

pale blue

矢野顕子のニューアルバムが発売になって、近所のCDショップに買いに行くんですよ。近くで買えるものはなるべくネットに頼らないようにしていて。でも、売ってないんですよね。ショップと言っても書籍やレンタルCDと併設されていて、スペースはごく僅か。セルCDって今や喫煙スペースばりの肩身の狭さというか、ローカルでは確実に絶滅危惧種になりつつあって、タイアップとか、何かしらそういう類でないと扱う側にとっても負担が大きい。そういう事情が透けて見える。

4軒目の電話でやっと見つけて、何年かぶりにお取り置きなんかしてもらって、次の日に電車で買いに行ったんですけど、見つかった時点でもう嬉しくて、『次の日に買える!』って喜びも上乗せされて、受け取った時にはちょっと感動すらあったんですよね。ご機嫌ついでに近くでやってたマルシェで知り合いからグラスワイン買って飲んで、ほろ酔いのまま帰ってCD聴いてまた気分良くなって。別に注文してたCDも届いてさらに嬉しくなって。

捨ててしまった手間の中に、ギュッと栄養が詰まってたりする。

Date: 18/12/03 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art