1445|見逃せない一枚

四条京阪|京阪バスのりば

信号待ちの車の中で撮った一枚。京都を知る人には説明も要りませんが、この2人がレンズを向けている被写体は南座(写真の中にもヒントあります)。「南座を撮る人」を撮る人が僕。ひとりを除いた3人の情報量は知れてます。サラリと受け流せる。だけどひとりだけ見逃せない人がいる。

膝の角度が、たまらんのです。ファインダーに集中しているからこそ生まれる、自然でいて絶妙な角度。分かります?肩の位置だってバランス悪いでしょう。なのに体幹のバランスは崩れていない。次第に完成された造形に見えてくるから面白い(もしかすると阿波踊りの偉い人かも知れない)。南座を捉えたファインダーの構図まで無意識に想像してしまう。

情報の詰まった面白い一枚なのに、こういう写真に限ってあまり伝わらない。実力不足。それでも撮れた時は決まって興奮します。

Date: 13/06/01 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G