ふりこのような

旧松本高等学校本館|長野県松本市

寿司屋でバイトしてた頃、包丁で指を切った時「安藤くん、それ上手くなった証拠やで。」と言われた記憶。未だに覚えているのは、あらゆることに通ずる一言だったから。

速く走れるようになると、メンテナンスがより大切になるのも同じこと。振り子のような関係。どうせなら、振り幅が大きい方が魅力的(その分大変ではあるけれど)。人間関係も一緒で、距離を縮めた上でバランスを取りたい。

一定の距離感でバランスを取るのは、敷居が低い分、物足りない。「いいね!」は、そういうこと。だから興味が持てない。荒波でも前へ突き進める、腕の立つ航海士のようなバランス感覚が欲しい。そのために必要なのは、たくさんの挑戦と失敗(たぶん)。

写真はまたもや旧松本高等学校本館。今回は非常階段。非常階段、好きなんです。造形美を感じます。螺旋階段も大好きです。「らせん」という素敵すぎる響きの時点でもう、ね。

Date: 13/02/02