1752|センサー万別
すっかり主流になったセンサー式の水栓。手をかざすと自動で水が出るアレ。
言うまでもなく便利なんですが、メーカーごとにセンサーが異なるせいか、どうにも自分の思う通りに反応してくれない。出たと思ったらすぐに止まったり、さっきと同じようにかざしたつもりでも、今度は出なかったり。時々ある。
それで何をするかと言うと、「どんな反応するセンサーか」考えるわけです。僕に限らず、みんな無意識にやっていること。手を動かしながら、センサーの反応具合を学んでいく。
ここで逆転の現象が起こる。もともと人間の動きに反応するはずのセンサーに、人間の方が合わせにいく。おもしろいなぁ。なんか愛着さえ生まれそう。手のかかるセンサーほどかわいい、事はないけど。
Date: 14/08/30 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
1751|どれも同じ
今日はお米屋のブランドサイトに使用する写真撮影で朝から小浜へ。僕はカメラを持参することなくディレクション業務に専念。
伝統工芸作家、畳職人、そしてお米の生産者。ここ最近の案件に共通する問題は「品質が良いからといって売れるとは限らない」こと。一見すると悲観的な状況に思えるけど、その価値をしっかり伝えることが出来れば共感してくれる人は少なからず存在する。その方法も存在する。業種は違えど、やることは基本的に同じ。ひとつの壁を越えた時には、ほかの壁も越えているはず。その逆も然り。
Date: 14/08/29 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
1750|ききかん
今日は打ち合わせで災害の話が出て、どんな対策をしているかという話題に。
去年東北に行ってから、防災グッズを揃えました。仕事場と車にワンセットずつ。気仙沼で実際に震災を経験した方に現場で役に立ったものを教えていただき、いま自分が暮らす環境と照らし合わせて必要そうなものを選んでいます。
揃えてみて分かったことが2つ。ひとつ目は、思ったほど安心感が得られなかったこと。揃えれば揃えるほど、完璧な対策なんて存在しないことが分かる。どこかで線を引かないといけない。もうひとつは「いつかその日が来るかも知れない」という意識が強く芽生えたこと。安心感は得られない代わりに、危機感という大切なものが得られました(恥ずかしながら僕もずっと腰が重くて、揃え始めるのに半年ほどかかりました)。
もし今「何だかんだ言っても自分は大丈夫だろう」と思っている人がいたら、思いついたもの何かひとつでも揃えてみることを是非おすすめします。ここ最近の災害で命を失った方も「まさか自分が」とは思っていなかったと思うんです。
Date: 14/08/28 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
1749|夏はこれからだ
巷では「夏が終わった」なんて声がチラホラ聞こえますが、秋にはまだ待機してもらわないと。楽屋入りさえしないで欲しいし、何なら寝癖のままでいい。まだやり残したことがいくつかあります。新調した浴衣もロクに着ていない。そう焦らずに。
Date: 14/08/27 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
1748|みたらい渓谷
きのうは奈良県吉野にある、みたらい渓谷へ。ここ最近で一番行ってみたかった場所のひとつ。全国的に不安定な天候だったにも関わらず晴れ間にも出会えて、その絶景をカラダ全体で堪能できました。水も、風も、空気も、恋しさも、光も、音も、せつなさも、心強さも、ぜんぶ。
体内の不純物がみるみる浄化されていく。光ある場所に集まる虫のように、カラダが、本能が引き寄せられる。その先にある洞川温泉も楽しみにしていたけれど、天候の悪化であえなく断念。それはまた次の機会に。
Date: 14/08/25 Photo: AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED
1747|あんばい
最近は仕事の他にも、たとえば人を紹介してくれる誘いをお断りすることがあります。我ながら偉そうだと思う。でも、本当にありがたいけど、関わりきれないんだ。
新しい出会いより、目の前にいる人との関係を積み上げたい気持ちの方が、ずっと強い。そのためには、嫌われようが何だろうが、信念を貫くしかない。カラダはひとつしかないから。出会うべき人には、生きていく中で自然に出会うもの。そう思うくらいがちょうどいい。
インターネット、特にSNSのある生活は、高速道路を走っているようなもの。当たり前すぎて気が付かないけど、かなり速いと思う。だから意図的に遅くする。時速40kmくらいに。それで実際は60kmになる計算。それくらいがちょうどいい。
Date: 14/08/23 Photo: AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED
1746|7:14のメッセージ
2日続けて7:14に目が覚める。目覚ましの出番はもう少し後のこと。きっと何かのメッセージに違いない。7時14分。「ないよ」か。何がないんだ。
やる気なら、ある。テレビもある、ラジオもある、車もけっこう走ってる。なんて悪ふざけしてる余裕はそんなに「ないよ」。
Date: 14/08/22 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED
1745|イソ神
お盆過ぎてからは打ち合わせもなく制作に勤しむ日々。来月ギフトショーに出展されるお客さまのグラフィックツール制作が中心。
これから進めていく方向性とギフトショーとは切っても切れない関係だけに、力を抜くわけにも行かない。アタマとカラダを動かしながらいろんなものを吸収して、そして還元する。そんなシンプルな循環を早く作ってしまいたい。
Date: 14/08/21 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
1744|カメラの何が好きですか
顔認識の延長で「おまかせ構図」なんて機能が生まれて、勝手にキレイな写真を撮ってくれる。そんなの必要ないけど、カメラが苦手な人にとっては朗報なのかな。
今、新しいカメラを探しています。新しい表現に出会いたい。でも好みに合うものが皆無に等しくて、途方に暮れています。あんなに、あんなにたくさんあるのに。みんな一体カメラの何が好きなんだろう。
そんな中、惹かれている唯一のカメラはSIGMAの「dp2 Quattro」。決定的に受け入れられない所はあるけど、その潔さには感動がある。みんな一体カメラの何が好きなんだろう。
Date: 14/08/20 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
1743|風物詩
今日から営業再開。連休は前半に宿題をして、後半はしっかり休んだ、という感じ。豪雨につき今年は立て続けに花火大会が中止になる中、きのうやっと観ることができて休みを満喫。ありがとう花火、ありがとう瀬田川。風物詩は季節を焼き付けてくれます。
Date: 14/08/18 Photo: iPhone 5
1742|そば湯とスープ割り
台風の中、まったり鴨南蛮そば食べてて気が付いたこと(厳密に言えば、そば湯でほっこりしてた時のこと)。つけ麺のスープ割りと、そば湯をつゆで割って飲む行為は一見すると同じ。でも、つけめんのそれはつけ汁を楽しむためで、そば湯は栄養が溶け出した湯の方を楽しむもの。似ているけれど、主従関係がまったく異なる。似てるなぁ、でも非なるんだなぁ。こういう気付きって本当に楽しい。
さて、勝手ではありますが明日から夏休みをいただきます。期間は以下の通り。皆さんもよい連休をお過ごし下さい。少し一息。
【夏季休業期間】平成26年8月12日(火)〜平成26年8月17日(日)
※8月18日(月)より通常営業です。
Date: 14/08/11 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
1741|しゅくだいする
今日は朝から晩まで小浜にて打ち合わせ。来月東京で行われるギフトショーに向けての準備で関係者全員やることいっぱい。
それで宿題いっぱい持ち帰ったわけですがタイトルはその意味にあらず。忙しくてテンパりすぎたお客さんが「縮小じゃなくて拡大する」を焦って「縮大する」と口走ったのがあまり衝撃的だったから。今そんな時期です。
Date: 14/08/08 Photo: iPhone 5
1740|夏のあまざけ
夏に飲む甘酒の美味しさを知ったのは、ならまちにある奈良酒専門店「なら泉勇齋」というお店がきっかけ。それまでは冬に、特に初詣で飲むイメージが強かったし、アルコール入りだとさえ思ってた。
冷たく冷やした甘酒を、切子のグラスで。飲んだ瞬間、疲れたカラダにスーッと甘みが染みこんでいく。あれは嬉しい体験。麹は美容にも良いし、それに栄養満点ときたもんだ。てなもんで一年じゅう美味しい甘酒。コンビニに並んでるエナジードリンクより、甘酒を飲んだ方がカラダも喜ぶよ。
Date: 14/08/07 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
1739|似てる
きのう栄喜知で飲んでいて、カウンターで隣になった方から「秦基博に似てますね」と言われる。似てる似てるとやたら言われた数年前に比べたら、最近めっきり減ったのでちょっと新鮮。もちろんドラえもん(映画)の主題歌は歌わなければ、ひまわりとも約束しません。乗じ、いや常時3〜4人、似てる人がいます。
Date: 14/08/06 Photo: AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED
1738|流れをつくる
今日は京都で一日撮影(のディレクション)。この間の八代ではイ草の生産者を撮影・取材し、今回は畳を作る職人の方を。これで畳づくりの現場を一通り見学したことになる。か細いながら、とりあえず点が線になった感じ。たくさん勉強させていただきました。
あとは今までに体験した感動をどれだけ伝えられるか。描いたイメージと現場で感じたこととを混ぜ合わせて、ひとすじの流れをつくる。シンプルで力強い流れを。それが次にやること。
Date: 14/08/04 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
1737|さま
今日の午前中は週明けの撮影についてカメラマンと事前打ち合わせ。当日の段取りや撮影イメージを最終確認する程度。ハーフタイムのような時間。ありがたい。
午後からは甘酒のイメージカット撮影。こっちは僕が撮影。案件変われば立場も変わる。どうしても縁側で撮りたくて近所にある親戚の家を借りることに。予想はしてたけど、興味津々で見学される。いつの間にか母親もいた。そういえば仕事してる“さま”を見てもらう機会なんて滅多にあるもんじゃない。いつも「何やってるか分からない」と言われるだけに、何かしら伝わればいいけど。
Date: 14/08/02 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
1736|どら焼き
どら焼き、と言えば真っ先に浮かぶこの猫型ロボット。こんなあんこいいな、出来たてがいいな〜♪人間では誰が浮かぶだろう。今からでも頑張れば一番になれるかな。
地元でも旅先でも、和菓子屋を見つけてはどら焼きを買い、食べながら街歩きするの好きです。食べ歩きして微笑ましい和菓子なんて限られてるしね。おじいちゃんになっても続けたい。
Date: 14/08/01 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D