1715|水路に水が通うように

scale|京都府京都市

東京の友達から「今度京都行くんだけどオススメの場所教えて」なんて聞かれることがある。でも僕にとって京都は生活圏であって観光地ではないから、実はあまりお役に立てない。祇園だってまだまだ縁遠いし。それはそういうもの。

生活圏としての京都にもまだまだ知らない魅力がいっぱい。ドライブ中に発見したり人が紹介してくれたり、最近はそんなところによく足を運びます。ちょっとした旅行気分があって楽しい。遠出も相変わらず好きだけど、近場の魅力にも目が向くようになってきた。住んでいる滋賀県もそう。いろんな人のおかげで、そうなってきた。

Date: 14/06/30 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1714|ストレスは無意識のうちに

ropeway|京都府京都市

アマタノアタマに使う写真はすべてヨコ位置。でないとPC表示でバランスが悪い。それが理由で基本的にタテ位置の写真はずっと撮りません(被写体問わず)。撮っても見せどころがないので。極端に言えば、撮るだけ無駄。

そんな風に思ってたんですがある日「まぁいいか」と、タテでも撮り出したら、これが楽しいのなんの。「ブログのため」ではない写真には纏わり付くものが何ひとつ無いからか、撮ることが純粋に楽しかった。いつもの写真も楽しく撮ったものには違いないけれど、無意識にストレスを感じていたのかも知れない。

「ただ楽しい」って、素晴らしいね。そういう時間を増やしたい。「理由」は時に重たいから。デザインも理由だらけ。

Date: 14/06/28 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1713|京都支社はありませんが

今朝は畳屋さんとの打ち合わせで二条へ。今朝も、か。今週4度目の京都。きのうと同じ電車に乗って、きのうと同じ駅で降りる。電車通勤の人なら当たり前のことが新鮮に感じる。そう言えばきのうは母親と一緒の電車。僕は打ち合わせに、母は孫に会いに。これまた新鮮。

帰りは最寄り駅で滅多にお会いしないお客さまとバッタリ遭遇。お互いの近況を報告。途中、電車で居眠りして降りる駅を通り過ぎたから起きた偶然。寝不足さえ幸運のきっかけ。

Date: 14/06/27 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1712|ここんとこのテーマ

今日は月に一度の打ち合わせ3種盛りデー。最近、打ち合わせを見直しています。今までは大まかな方向性を決めていたのが、具体的にどうするかまで、その場で詰め切る。やる事を伝えて共有して、帰ってすぐ行動に移せる準備をしてしまう。「次に何をすればいいか」が自然にイメージできるところまで。

持ち帰ってまとめるのがマナーかも知れませんが、僕もお客さまも忙しく、宿題になる要素が多いとお互い後回しにすることが少なくない。ここが落とし穴。だったらということで、名を捨てて実を取っています。集中力はそれなりに必要ですが、今の肌によく合う。もう少し精度を上げるのがここんとこのテーマ。急激に高めた交感神経をいかに鎮めるかも(これが難題)。

Date: 14/06/26 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1711|今朝、きのう、その前の日。

今朝、起きたらカラダの上下が反転。なぜか枕の位置に足がある。眠りの浅い日が続いて、やっとぐっすり眠れたと思った矢先にまた一難。これまで一度も起こったことがない現象。カラダに何が起こったんだ。

きのう、めんつゆ稀釈するのに「つゆ:1/水:3」のところを逆にしてしまい、つけ麺のスープなんて相手にならないほどムダに高濃度なつけつゆ完成。

その前の日、電話しながらインスタントのコーンポタージュ作ってて、気が付けばお湯でなく水で作ってた。確かに沸かしたはずなのに、よく見たら電源タップの集中スイッチはOFF。一向に溶けない粉末。慌ててレンジに頼る始末。そんな顛末。

Date: 14/06/25 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1710|チャレンジ屋

先週の今日は岐阜へ。デザインを担当している水うちわの最終調整で。プロダクトデザインは専門外で、まだまだ経験不足。何ができて何ができないかが分からない。予測さえ立たない。その状態でいいモノはできない。

だから、挑戦者になる。貪欲になる。少しでも完成度を上げられるなら、往復4時間かけての打ち合わせも厭わない(たとえ30分で終わったとしても)。可能性があるなら、そこにしがみつく。その繰り返しが血となり肉となって、品質へと繋がるはず。地味だけど、そういうの好き。そういうのが好き。

Date: 14/06/24 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1709|ホタルの住む

週末はお休みをいただき、丸一日かけてリフレッシュ。

その日の夜は福井県の名田庄(なたしょう)までホタルを観に。「ホタルの里」と呼ばれる場所。久しぶりに鳥肌が立ちました、それも2度。僕が今まで定義していた「ホタルを観る」を根底から覆してくれて。

槙谷川によって隔てられた森の向こうで舞う無数のホタル。地上から10mを越える高さにもいて、首の角度はまるで花火を観ているよう。でも驚いたのは数でもなければ高さでもなくて、一体に漂うその空気感。群生するホタルは前に観たことがあるけれど、それとは似て非なるもの。ホタルを観に来たつもりが「ホタルの住む原風景」と言うか、自然界そのものと対峙した感覚。今まで観たホタルを点だとしたら、線をゆうに越えた「面」いや、それ以上かも知れない。

言うまでもなく、光の群れは美しい。だけど同時に、怖さもあった。近づいてはいけない壁を感じる。自然界と人間界との壁。立ち入れない聖域。そう感じたのは僕だけじゃなかった。まさに「絶景」と言える場所。

Date: 14/06/23 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1708|違うからいいんだよ

きのうは仕事仲間3人で三条にあるスペインバルへ。近況報告と「今後ともよろしく」を兼ねて。

かれこれもう10年来の付き合い。ありがたや。同業者なのに全くスタンスが違うから不思議(だからこそ面白いんだけど)。話し込めば込むほど、それぞれ何に重きを置いてるか、何を大切にしてるかが違うことに気付かされる。僕で言えば、仕事を人生の一部としか思ってないことや、家業への関心がやたら高いこと。あとは顧客至上主義ではないこととか。

自分ではそれが特別だなんて微塵も思ってないけど、俯瞰して見れば少数派なのかもと感じさせられる。自分とは違う考え同士がぶつかり合うのは健康的で刺激的。一種のカイロプラクティック。「違うからいいんだよ」って、いつでも言える人でいたい。

Date: 14/06/20 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1707|この子たちは変わってた

girls|大阪府箕面市

セルフタイマーで記念写真、なんてよくある風景ですが、あえて後ろ向きでポーズを作っていた2人組。メチャクチャ新鮮。後ろに流れる箕面大滝をあくまで主役としながら、でも自分たちも参加したい。前面にいるけど、なるべく控えめに。そんな感情から生まれたアイディアかも知れない。

どこの誰かも知らないけれど、きっといろんな場所で同じ事してそうだし、そんな写真展あればちょっと見てみたい。本当にいろんな人がいる。僕はセルフタイマーなんて恥ずかしくてできませんから。誰かに撮ってもらうことさえ恥ずかしい。

Date: 14/06/19 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1706|勇気は希望

いつだって勇気は希望。誰が何と言おうと、勇気は希望なんだよ。

Date: 14/06/18 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1705|向いてない・向いてる

greenfan|三重県鈴鹿市

今日は鈴鹿へ。

20年以上東京で活動していたイラストレーターさんが地元・鈴鹿に戻って再始動。そのタイミングで縁あって連絡をいただき、お話を伺いに。ご両親が共に一次産業(農業・漁業)で、その分野を中心に様々なことに強い意識をお持ちの方。

いろんなイラストレーターと出会うたび、毎回「自分には向いてない」と痛感します。気質がまるで違う。イラストレーターになりたくてこの業界に入ったはずなのに。。

今週は外出しない日ゼロ。先週は割とデスクワーク中心で、それはそれで変に疲れが溜まったし、やっぱりバランス良く両方を行き来するのが僕には向いてます。

Date: 14/06/16 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1704|KYのKA

隣で積極的に求めてくるもんだから、きのうはあまり寝られてなくて。そうです、蚊のお話。

もう21世紀だし、サイレントモードで飛べばいいのに。突き詰めれば、あの“ブゥ〜ン”が良くない。人の血を泥棒するなら、せめて忍び寄るくらいのマナーがないと。もっとポリシーを大切にして欲しい。

血を吸われるのは、まぁ、少しくらいいいじゃないですか(幼少期のこと思い出すほど吸われるのは論外)。僕も大人だし。かゆみだって、あの“ブゥ〜ン”がなければ諦めもつくというもの。存在を感じないから。かまいたちのようなもの。

同じ吸うなら気付かないように。寝たふりしてる間に出ていってくれ。何なら採血した小瓶でも置いとくから、それ持ってって。「いやぁ、嫌がるところを吸うのがやっぱ、ねぇ…」だったらもう、現状維持が正解。

Date: 14/06/14 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1703|デザイナーを細分化する

ひとくちにグラフィックデザイナーと言っても、細分化すればいくらでも分けられます。前に勤めていた印刷会社という業種では、その環境に特化した能力が要求される。いわゆるアトリエ系に属するAMATAとは全く異なるもの。短距離ランナーと長距離ランナーのように、必要な筋肉がまるで違う。どちらが長けているかの話ではなく、受け持つ領域がまるで違う。でもそれはあまり伝わっていないこと。

普段からトレーニングしている筋肉が違う。だから得手不得手があるのは当たり前。僕がいま印刷会社のデザイナーに戻っても大してお役に立てないし、今まで培った能力を持て余すことは想像に難くない。もちろんその逆も然り。力が活かせないと結果的に迷惑をかけてしまう。それもあって最近は、相性の合わない案件はお断りしています(心苦しくはありますが)。

何ができて何ができないか、あるいは何がしたくて何がやりたくないかをはっきり伝えたい。そんなことを踏まえ、いまWebサイトのリニューアルを進めています。

Date: 14/06/13 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1702|手紙をかくよ

お客さまに手紙を書きました。宛先はchum-chum closetのオーナー山崎さん。お客さまに手紙を書いたのは初めてのこと。

Webサイトの管理を担当しているchum-chum closetさまが先日10周年を迎えられました。その記念イベントに誘っていただいたのですが、会場は高知県四万十市。ざっと4〜5時間はかかる。フットワークの軽い僕でさえ少し躊躇する距離。気持ちは嬉しかったけど、泣く泣くお断り。

当日の様子が翌日ブログにUPされていて、その中に目を奪われる一枚の写真。直前までバタバタと動き回り、盛り上がりを見せている会場の隅でホッと安堵の表情を浮かべる山崎さん。それを見た瞬間、僕が関わってから今に至るまでのいろんな出来事が思い出されて、その場に自分がいないことに強い違和感を感じてしまった。本当に、いろんなことがあったから。今のカタチに辿り着くまでの紆余曲折を、影ながら見てきたから。

だから「次回は必ず行きます」と手紙を書きました。書いたというか、書かされた。自然にそんな気持ちにさせてくれる人なのです。

→chum-chum closet10周年記念パーティーのようす

Date: 14/06/12 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1701|通販ページではありますが

きのうはパンスケープさまとの打ち合わせで二条へ。間もなく始める通販ページの具体的な仕様を固めに。店舗販売と卸売業とを行っている現状に加えて、どう通販を絡めていくか。

個人商店ゆえ、生産能力には限りがあります。やみくもに注文が増える事が成功、ではない。変化を生みつつも、ペースを崩さない仕組みでなければいけない。そんなバランス感覚。通販を通じて顧客に伝えたいことは何か、お店にとっての幸せとは何か。揺るぎない根っこの部分を大切にしながら、その上でどんな方法が最適か話し合い答えを出していく。

これはパンを売るページづくりじゃない。パンを通じてコミュニケーションを生むページ。そんな仕事。人生そのものに関わっています(たぶん)。いつも勉強になります。今日もパンが美味しいです。

Date: 14/06/11 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1700|京都ホタル

週末は少しだけ仕事を早めに終えて、ホタルを眺めに。普段は通り過ぎるだけの場所が、ホタルのおかげで人が集まり、ちょっとした名所に早変わり。おもしろいなぁ。

向かったのは京都のとある高校の前を流れる有栖川。せせらぎに虫の音、風の音、それにホタルを観に来た人の声とがまろやかに混じり合う空間で、のんびりゆっくり佇む時間は贅沢そのもの。そんな機会を作ってくれたホタルに感謝。アンタ輝いてるよ。

Date: 14/06/09 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1699|interiorlifestyle TOKYO

interiorlifestyle TOKYO

きのうは国際見本市「interiorlifestyleTOKYO」を視察しに無賃乗車で東京ビッグサイトまで。ついこの間TUBUの冊子を担当した加波次吉漆器店さまが出展されていることが一番の理由。他にも茶屋長三郎彌助さまが今秋の展示会に出展されたり、将来的に他のお客さまが出展される可能性もゼロではなく、そろそろ現場の空気をしっかり掴んでおく必要を感じて。

加波さんの収穫も多かったようで一安心。冊子の評判も上々とのこと(本当に良かった)。会場はブースのクオリティが全体的に高く、それだけでアドレナリン出っぱなし。本気な空間はやたらと触発されます。出展内容にも流行を感じられるものが多く、そこから世の中の動向が透けて見える。日帰りでしたがとても有意義でした。つまり僕の収穫も多かった。

→漆の洋食器「TUBU」の冊子をデザインしました

Date: 14/06/07 Photo: iPhone 5

1698|お梅雨入り

世の貴婦人はそんな風に言うんだろかと、つい妄想してみたり。

梅雨自体ぜんぜん嫌いではないんですが、行動範囲がギウッと狭まるのだけは困りもの。そんな中でも前向きに、この時期ならではの旅の楽しみ方を考えながら過ごしています。無理せず屋内で静かに楽しむのもいいし、あえて外に出るのもいい。

雨の似合う土地や風景は必ずあります。あとお店も。雨降って輝く場所、みたいな。晴れの続く日にはあまり考えないことだけに、これはこれで期間限定の楽しみ。

Date: 14/06/05 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1697|フンワカした

箕面大滝|大阪府箕面市

きのうは朝から定期検診で歯医者へ。電車を使って約25分のところにある、お客さまの歯医者。患者として関わる事で新しい発見があるかも知れなくて。それ自体これっぽっちも疑問に感じないんですが周りは「なんで歯医者行くのにわざわざ電車に乗るの?」なんて何人かに言われて、ああそうか歯医者ってそういう存在なのか、なんて別の角度から新しい発見があったり。

その後はカフェにのんびり居座ったり、71歳になるクリーニング屋のおばさんと「商品の計算はできるのにおつりの計算ができない」悩みに耳を傾けたり。あと久々にクロスバイク乗ってみたり。フンワカした休日は自分を整えてくれます。

Date: 14/06/04 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1696|アタマの中の回路が

うまく繋がらない。伝えようとしても精細に欠けるし、らしさの一部が欠落してしまった気がする。言葉の怖さを実感したのかも知れない。いつもよりほんの少し、思い切れない。放っておいたらそのうち元に戻るかな。今まで言葉に頼りすぎたかな。とにかく変な気分。そんな時でも安定して美しい緑の景色。久々に持ち出したマクロレンズもいい感じ。はてさて。

Date: 14/06/02 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D