2005

like a drawing

今年から少しずつ、お取引先の内部にまで関わらせていただく機会が増えています。

何でもそうですが、突き詰めていくと、問題の多くは内側へ向く。そしてそれは、内側にいると意外に気が付かない。気が付かないから、溜まり続ける。そこで、外からの客観的な目線が必要になる。

デザイナーは基本、その役割を担っています。さらに中と外とを行ったり来たりできる数少ない存在だとも感じていて、そこに大きな価値がひとつあります。外から生みだすのでなく、現場の空気を共有しながら生みだした方が、いい結果に繋がりやすい。今までとはまた違うカタチでお役に立てることも嬉しい。

きのう、知人に夜な夜な相談に乗ってもらいました。関係をより良くしたい方がいて、でも一人ではどうにも行き詰まっていた。相談するまで、あらゆる視点から内省したつもりでいたし、なるべく相手の立場に立って考えたりもした。でも結局、自分では疑いなく正しいと思っていたところに答えは隠れていた。見ないようにしていたけれど「やっぱそこか〜」と、見事にイタイとこ突かれた感じ。

自分で自分を疑うにも限界がある。それは肝に銘じないといけない。客観視して、してもらって。その繰り返しでバランスを取ってます。毎日必死です。

Date: 16/01/18 Photo: SIGMA dp3 Quattro