満足感を制する者は何でも制す

ゲートボール|京都十条

昨日は『R-1ぐらんぷり2011』観ました。

今回からルールが一発勝負からトーナメント方式に変わり、1本のネタの善し悪しが勝負を決める!では済まなくなりました。優勝するには3本のネタを見せなければならないこの新ルールを芸人はどう捉えるか。そこには少なからず戦略が必要になり、ネタだけじゃなく芸人の心理まで妄想し出すともう止まらない。とにかく僕ら視聴者にとってこのルール変更はただただ嬉しいこと。最近はどの大会もそんな傾向になっていますね。おトク感いっぱい。

昨日の今日なので詳しい内容には触れませんが、観ていて思ったのは『満足させてくれるネタ』っていいな、ってこと。今回優勝した芸人が選んだ3本のネタはそれぞれバラエティーに富んで観ていて全く飽きなかった。もちろんひとつのネタでバリエーション変えるのも常套手段だし、それでも面白ければ何の不満もないけどなかなか難しいですよね、3本となると。2本ならまだしも、さすがに慣れてしまう。3日連続カレーが若干しんどいのと同じ心理。そこがM-1にもキングオブコントにもなかった、新ルールの隠れた落とし穴かも知れない。

これ、いろんな所で言ってますけど、どれだけ面白い映画でも、30分で終わったらダメだと思うんですよね。最低90分はやってくれないと何か損した気持ちになるというか。お造り4切れで8,000円…んなアホな。脳味噌とろける美味しさでもどこかで正気は保ってしまうわけで。一切れ2,000円という重すぎる現実が邪魔して100%酔いきれない。何でもそうです。満足感が得られた方が気持ちがいいです。その意味でも今回の優勝者はふさわしかったと思います。おめでとう今回の優勝者!面白かった!

あ、あと知ってる人が少ない時の賞レースって最初はテンション上がらないけど、
いざフタを開けてみると面白い事って多いですね。

Date: 11/02/12