三汁三菜

こどもたち|京都十条

『120%』って数値はどうしてこんなに定着したんだろう。100%以上であることを表現したかったら、110%でも問題はないはずなのに。それなのに110%も130%もあまり耳にしません。

広告表現のポリシーとして僕が持っている『背伸びまではOK。でも足が離れたらアウト』なスタンス。等身大よりちょっと良く見せようとするのは、目指す目標としての考えもあってセーフだけど、現実とかけ離れた夢や理想を描いた過剰な表現はイカンよ、というもの。この過剰表現にガッカリした事がない人なんていません。だったらそれはルール違反ですよね、やっぱり。

不思議なことに、このスタンスをあえて数値化すると、やっぱり120%なんです。130%まで行くと完全にオフサイド。2割増がちょうどいい。定着した理由はそんなところにあるような気がしています。あるいは『にわりまし』が単に言いやすかっただけかも知れません。

そんな事を考えている今日、33歳になりました。
4を引くとまだ29歳だし、3で割ると11歳になる、そんな33歳。

またひとつ『めんどくさい人間』への階段を昇ります。
一生めんどくさい人間であり続けます。

Date: 11/02/14