2322|息子
出産予定日から2日ほど早く、息子が産まれました。
妻の達ての希望で、出産は助産所で。このご時世、病院では立ち会いはおろか病室に入ることも許されないと聞いている。助産所では立ち会えたどころか、一緒にお産に加わるような、かつてないほど貴重な体験ができました。息みを繰り返す妻を物理的にも支えながら、自分でも理解できない感情が込み上がって、気が付けば泣いていました。あれは何だったんだろう。。
44年も生きていれば、今までたくさんの人の出産話を聞いてきました。実の姉は不妊でとても苦しんでいたし(後に双子を出産)、あえなく妊娠を諦めた人も知っている。そんな中でごく自然に妊娠して、その後も大きな問題にぶつかることなく(解決が必要な問題はたくさんありました)、母子共に健康な状態で出産を終えられたことが何よりいちばん嬉しい。「何事もない」ために、周りの人にたくさん支えてもらったし、2人でたくさんエネルギーを使ってきたから。本当によかった。
そんなわけで、まだ名ばかりですが「父親」「家族」のシーズンが始まりました。また人生の先輩が増えました。これからもよろしくお願いします。
※旅の様子を伝えるつもりが、あれよあれよという間に月日が経って結局、書けずじまいでした(力不足でごめんなさい)。ずっと気を張っていたのを今ようやく自覚しています。
Date: 22/08/20 Photo: SIGMA fp + Leica Lens