そうか、そういうことだったのか。

GreenFan2

GreenFanが帰ってきました。

GreenFanは普通の扇風機と比べて、
部品が細かく分かれています。
買った時は嬉しくて興奮してたのに、
梱包を開けた時に組み立てが面倒に感じたほどに。

おかげで最初は否定的な印象。

ところが、
今回初期不良の修理に出して気がついたのは、
一見すると面倒なこの設計は、
長く使うことが前提になっているんですね。

新しく家電を買ってもも数年で故障し、
修理の見積もりを出したら、
新品と変わらないだけの代金がかかってしまう。

皆さんも一度はこの経験があると思います。
そして迷った挙げ句に新品を買ってしまう。

でもね、
少し壊れたらすぐ新品に取り変える、
この今時のサイクルを素直に受け入れられるほど
僕たちはドライには出来ていません。
出来ることならなるべく長く使い続けたい。

そんな当たり前の感情を、
いったい僕は何度押し殺したことだろう。
都合の良さと引き替えに、
感情まで捨ててしまっていないだろうか。

というわけで、
GreenFanの部品が細かいのは、
部品単位での修理・交換ができるためだと思います。
トラブルの原因がどの部品か特定できれば、
解決に充てる時間も短くできます。
その結果、修理にかかる負担も減りそう。

製品の開発やデザイン以外にも、
今回の『長く使い続けるための設計』含めて、
緻密な計算の元に作られているんだなと感心しました。

そう考えると値段にも合点が行きます。
同時にお手頃価格の家電は、
割と短い寿命(とりあえずメーカー保証が切れる一年間)で
開発されてるんだろうなーとも思いました。

買い換えを続ける選択肢も悪いわけじゃないし、
これはもう『どう生きるか』の問題ですね。

賃貸に住み続けるか一戸建て建てるか、みたいな。

Date: 11/12/14