1639|いらっしゃい。六代桂文枝襲名披露公演へ。

throwing

週末は「六代桂文枝襲名披露公演」へ。この日は千秋楽と言うこともあって、東西の噺家が一同に集結。ざこば、文珍、きん枝など桂一門はもちろん、おなじみ笑点メンバー、笑福亭仁鶴、それに僕の好きな立川志の輔まで駆けつけて、とにかく豪華。サプライズには笑福亭松之助とその弟子、明石家さんまも登場。お腹いっぱい。

小粋に、時には毒を挟んだ大人のジョークで祝いの言葉を贈る噺家のゆとりというか愛情というか、そういう「遊び」のある関係に心くすぐられました。東西の落語をつないだ三枝さんの功績も伝わります。祝いの席ならではの、力の抜けた落語がまた特別で楽しい。

驚いたのは、襲名披露公演は1年8ヶ月の歳月をかけて全国各地で行われたこと。三枝さんクラスならではかも知れないけれど、挨拶回りにしてはものすごく丁寧。演芸は僕たちの日常に切っても切れない存在ということ。普段なかなか目にする事の出来ない貴重な体験をしました。これぞ伝統ってやつです。

Date: 14/03/10 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G