キングオブコント2012(2)

かたいかめ

キングオブコントは後半から一気にドキドキワクワクするところがいい。1本目はのんびりネタを楽しんで、2本目から襟を正して観る感じ。ガラッと変わる空気。第1回から試行錯誤して、Mー1でもR−1でもない新しい仕組みが出来たなぁと感心しきり。嬉しい。

最初はダメでも長い目で見ればいい。アップル純正地図アプリだって長い目で見ればいいじゃん、不味いもの共有するのも楽しいけれど。今回は2本目のネタ。

トップリード、銀シャリ、夜更かしの会

だいたい1本目と言いたいこと同じなので省略します。ごめんなさい。

うしろシティ

カツアゲネタ。設定はベタだけど、やっぱりちゃんとおもしろい。フットボールに見えてくる感もハンパない。このブログを書きながら聴いている「モデルネタ」もそう。なんでだろ。

しずる

びっくり先生ネタ。一本目と同じ破壊力を期待したものの一転して安定感のあるネタ選び。チンポジの流れ?先生のびっくり加減がどこまで振り切れるかがこのネタの肝。なのに、盛り上がりに欠けるまま終了。うーん、残念。1本目が本当に好きだったから、ぜひとも優勝して欲しかった。来年またリベンジに期待。キングオブコントの笑い飯的ポジションも期待。

かもめんたる

作文ネタ。今度は一見まともな先生の設定。シュールのバランスが秀逸。小学生相手にドライすぎる対応。「オツカレする」という新しいフレーズ(笑)口には出さないまでも、こんなこと考える先生は案外いそうと思わせてしまうリアリティも見事(いないけど)。オチの「記憶をオツカレする」は若干「うまいことまとめているようでまとめきれてない」感あるけど、それでも全然おもしろい。オチなんて大切じゃない。ツッコミの槙尾くん、声が高いし店員役より子供役がしっくり見えました。別のコントも観てみたい。

さらば青春の光

痛いの痛いの飛んでいけネタ。「いたとん!」に尽きる。今までこう略した人いるのかな?このネタでも森田くんの演技が冴える。「この人会社であんまり役に立ってないんだろうなぁ感」すごい。もう最初の情景描写は省いていいくらい。微妙にしずるとネタがかぶってるのもおもしろい。なんと能力者が4人もいる大会(笑)準優勝でオードリー的に売れて欲しい。もっと露出の機会が増えて欲しい。

バイきんぐ

娘の帰省ネタ。Mー1的にネタの構成を2本とも揃えて、そのままの勢いで優勝。コントの賞レースとしてはちょっと暗黙の了解を破ってしまった感もあるけど「なんて日だ!!!」の破壊力に脱帽。徐々に盛り上げていったり、荒っぽく思えてきっちりまとめるのもすごい。せっかく優勝もしたことだし、とりあえず売れて欲しい。

コントは売れにくい気もするけど、それでもコントに情熱を注ぐ芸人はなんて素敵なことか。また来年を楽しみにします。

次回「タテの糸はAMATA」ご期待下さい。

Date: 12/09/27