つけ麺 is ハードル高い

さくら(さかさま)|瀬田唐橋

つけ麺は、
外国人旅行客にはハードルが高い。

この間うどんを食べに山元麺蔵へ行ったとき、
僕の隣に座った一人の外国人旅行客を見てそう感じました。

まず、
箸をめいっぱい上に伸ばしても、
終点が見えないほどに長いツルッツルの讃岐うどん。
麺を喰らう前にまず面食らいます。

(う ま い こ と を い っ た と お も っ て い ま す)

作戦を変えて、
麺をスライドさせてつけ汁へ移動しようとするも、
ツルツルで長いもんだから気を抜くと途中でヒュルヒュル逆戻り。
せっかく上手く行っても今度は器からこぼれたり。

これ、
一人だと相当恥ずかしい。
先生をうっかり『お母さん』と呼んだ時くらい。
しかもここはアウェイの地。

なんとか食べ終えたら、
今度は謎のサーモポットが目の前に登場。
スープ割りの出汁です。

お茶のポットは隣に置いてあるし、
もう大パニックなはず。What’s happen?はなず。

そこはさすがに教えました。
ただ、入れる理由が英語で説明できず、
作法だけを教えるだけに終わってしまったから、
ちょっと英語勉強したいなと思いました。

作法よりも、そういう所を伝えたい。

なんて思ってたら、
偶然その日アメリカ人と仲良くなりました。
こんなこともあるもんです。

Date: 11/04/21