磯野家の長男なら
自転車より車の方が速い。
ついつい英訳してしまいそうな文章ですが
内容はごくごく当たり前の事です。
自転車に乗っていると
車に抜かれることはたくさんあります。
だって車の方が速いんだもの。
でも先の信号で追いつくこともよくあります。
もちろん追い抜こうと躍起になったわけでもなく
気がつけば「あれコレさっきの車じゃん」って。
この時の“してやったり感”って何だろう。
磯野家の長男なら「エッヘン!」のひとつも発したでしょう。
少し前の「モヤモヤを取っ払う」でも書いたように
これもまた人間の性のひとつかも知れません。
同じ事が車同士でもあります。
追い越し車線の隣に「さらに追い越し車線」が要るくらい
取り憑かれたようなスピードで走り抜けたがる車。
後ろから煽られて一度は車線を譲ったのに
気がつけば知らない間に追い越してしまっていた時。
何ひとつ達成してないのに
何とも言えない達成感は確かにあるのです。
Date: 12/04/05