東北(16)〜石巻 02〜
石ノ森漫画館を目指して歩きます。
時々見かけた移転営業の看板。どれもフォーマットは同じ。ひとつの会社が一括して請け負っているということでしょう。どうあれ営業再開しているのを見ると、ホッとします。前に進んでいる=生きている感じがする。
商店街には、日本全国から寄せられたメッセージに対する地元の方の返事が鯉に書かれ吊されていました。時間の都合でしっかり読めませんでしたが、コミュニケーションの力を感じました。
拡大。「私達の力だけでは何も出来ませんが…」「私達にできる事は何かさがして…」。地元の人も気持ちは同じなのかも知れない。
ここにもメッセージを見つけました。
拡大。こっちは県外からのメッセージ。励ましのニュアンスが強い。それぞれにできることはきっと違う。それぞれが考えること。考え続けること。でもそれはきっと、頭の中で堂々巡りさせることとは違う。
被災したところもまだまだ多いのに、交通量は普通に多い。1日目とも2日目ともまた違う感覚。一番リアリティのある空気。わずかにはしる戦慄。
でも大丈夫。心強い味方がいる。
この日は火曜日。歩いている人は決して多くはありませんでした。
すごい!あんなに硬い物質がグニャグニャに。このあとお会いした方の話によれば、津波から1週間ほどは、この橋の上に住宅(一軒家)がまるごと乗っかっていたそう。でも、信じられないとは思わず、「あぁ、そうでしたか」と素直に受け入れていました。
で、この橋の右手に見えますのが、石ノ森漫画館。とある惑星から来た侵略船に見えなくもない(続きます)。
Date: 12/06/27