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SDIM1125

請求書と一緒に「アマタヨリ」という小さなカードをつけています。内容はこのブログに書くほどでもない、ごくごく些細な日常。

請求書を出す作業って、ちっとも楽しくないんです。15年続けて一度も楽しかった例しがない。受け取る側もきっと楽しいものではないでしょう(たぶん)。そこに少しでも楽しみを添えたい、という想いから。

この頃はブログに何を書いてよいやら足踏みする時間が増えました。でも伝える相手の顔が分かっていると、決まっていると、あんがい気の抜けたことも書けたりする。意識は特定の「個」に向かっている。お取引がある方しか読めない、という希少性は遊びゴコロ。とりあえず息の詰まりそうな空気が緩和されるまでは続けます。手間はかかる分だけ、投函する時の気分はいい。

合理性を追求すればするほど、アナログから遠ざかる。アナログの捉え方が、個性なのかも知れない。今つまらないと感じていることって、サービスに頼りすぎていないだろうか。なんでも行き過ぎてしまうと、つまらなくなるのは当たり前。悲観的なことをいくら吐き出しても、その先に「おもしろい」は現れない。それどころか、まわりの人を疲れさせることもある。

どんな状況でも、おもしろくなりそうなことにフォーカスする。そういう視点は自分を助けてくれます。呼吸が止まるまで何をしたいかを、思い出させてくれます。

Date: 20/05/20 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art