博多華丸・大吉芸人

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先週から2週にわたって放送されたアメトーーク!「博多華丸・大吉芸人」良かったです。「芸人ドラフト会議」「芸人の新ルールを考えよう」とか、アメトーーク!はこれまでにも名企画を数多く生み出してきたけど、保存版にしたいと思ったのは今回が初めて。ほんとに良かった。

華丸・大吉の溢れんばかりの人間くささ。懐の厚さ。それがたとえ感情以外の部分で動いているとしても、「こうして行くばい!」という二人の決めごとだとしても、先輩・後輩、裏方さん、お客さん、そして相方に至るまで、人付き合いでついつい手を抜いてしまいがちなことをしっかりやる。それも毎回やる。いつもやる。その上で芸を磨き続ける。これを「人柄」の一言で片付けてしまっては二人に失礼というもの。この毎日の繰り返しがあってこそ生まれる、あの人を緊張させない空気感。うーん、納得。タイプは違えど、憧れないわけにいきません。

他にも良かったのは、普段の姿を紹介されても特に驚かず「うん、確かにやってそう。」と自然に納得できたこと。おもしろさだけで芸人を見ると、この発想は生まれにくい。「芸人である前にひとりの人間」という、昭和の頃の芸人が大切にしていた価値観(たぶん)を、西の地で地道に受け継いでいたんだなぁと思うと、二人が博多華丸・大吉という「ひとつの伝統工芸品」のように思えてきました。

どの世界でも、当たり前のことが当たり前に出来る人は、強い。7年間福岡に住んでいたことが急に誇らしく思えました。なのに写真は徳島。でも、いいんです。

Date: 12/05/25