1654|岐阜の旅。御菓子処小川屋。

菓子処 小川屋|岐阜県美濃市

美濃市で見つけた御菓子処「小川屋」。約200年続いているんだそう、すごい。もちろんそんな事はつゆ知らず、でも外観から「このお店は間違いない」空気をプンプン醸していたのは事実。お土産用にあんこ菓子(100円)を5つ、それと自分がすぐ食べる用に1つ注文。

御菓子処 小川屋|岐阜県美濃市

すると「1個はサービスしとくわ〜」なんてご主人(写真)の嬉しいお言葉。僕のあんこ好きオーラが滲み出ているに違いない。うん、きっとそうだ。五代目のこのご主人、大のおしゃべり好き。買い終わってからもずーっと喋ってました。包装紙に手漉き和紙を使っていること、その意匠は自分が作ったこと、そこには創業200年と書かれているのに、厳密には190年なこと。一番印象に残ったのは「ごはんを食べるためだけの理由じゃこの仕事は続かない」という一言。うん、分かる。

結局30分くらい話し込んで、でも1、000円払ったのに会話に夢中でおつり返してもらえてなくて、半分ココロざわつきながらもいい話聞かせてもらえたし講話料で500円はもういいか〜、なんて一瞬アタマをよぎったけどやっぱり返してもらうことにして。老舗のあんこは老舗の味がしました。カラダにスッと溶け込む味。

Date: 14/03/29 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G