2335|一才
このあいだ息子が一才になりました。
まだたった一年だけど、よくぞ息絶えずに生き延びてくれたという安堵の気持ちでいっぱいです。自分たちもいろんな人に助けてもらいながらも不慣れな毎日をよく頑張りました。これをあと19セット繰り返したら成人か、なんて想像しても未来すぎてうすぼんやりともイメージできやしない。まだまだ先は長い、だけど本当によくやったぞ我が家。そして今ちょっとだけ気が抜けてます。節目はどうしても気が抜けてしまうみたい。それだけ気を張って暮らしてきた証拠。
息子のいる生活は最高だ。
ただ、それと引き換えに持ち前のフットワークがすっかり影を潜めてしまった。単純に自由に動き回れないストレスとは別に、いろんな人と巡り会う数が激減したのが個人的にいちばん歯痒い。このもどかしさとは、この先ずっと付き合っていくことになるんだろう。ぐずぐず過去を引きずっても仕方ないし、これまでとは違う方法を、今できるベストをあれこれ模索しているところ。会いたい人に会いたい、どうしてもそこだけは譲れない。
9月が始まった。
まだまだ暑い日が続くのに、条件反射のように「ひやおろしの季節が来た」と気持ちが浮き立つ。そのぶん反比例してビールの摂取量は減る。すっかりそんなカラダになってしまっている。季節だったり気分だったり、状況に合わせて美味しいお酒を選べるのは本当に楽しい。「適切なものを選ぶ」行為それ自体が楽しいのかも知れない。
Date: 23/09/02 Photo: SIGMA fp + Leica Lens