自転、今度は公転も

びわ湖レイクサイドマラソン2012

びわ湖レイクサイドマラソン2012

びわ湖レイクサイドマラソン2012

びわ湖レイクサイドマラソン2012

びわ湖レイクサイドマラソン2012

今回のマラソンで一番印象的だったシーンがこの写真。
SWEETTYPE中村さん夫婦のハグ。

この感動的なハグに至る物語はこうです。

〜〜〜

◎旦那さん
過去にハーフマラソンを経験済み。
ただし怪我を押しての参加で結果には納得いかず。
今回は地道な努力で目標の1時間を切る快挙(59分59秒!)。

◎奥さん
マラソン大会は初めて。
仕事や子育ての合間を縫ってこつこつトレーニング。
練習では本番の距離(12km)を走る事は出来なかったのに
それでも当日は無事完走。それも素晴らしい記録で!

〜〜〜

現場では照れながらシャッターを切りまくりました。
ただゴール地点近くでの出来事なので
後続のランナーを邪魔しないようその場でパシャパシャ。

それなのに構図は実に豊か。
よく見て下さい。背景はどれも同じ構図です。

つまり本人たちが回っています。

頭より本能が先に立ったような自然なハグ。
その場にいた僕にはそう見えました。
それなのに本人たちは不自然なほどキレイに回っています。

びわ湖レイクサイドマラソン2012

実際もう一組の夫婦のハグは旦那の悪ノリ(乗っかっただけ)。
一体感の無さは見るも明らか(笑)
でも実際のハグなんてこんな感じなんですよ。

違いは夫婦間の仲の良さ?
そうではなく全く違う視点からの答えでした。

ブライダルの撮影が本職の中村さん。

右脳で目の前の出来事に感動しつつも
左脳では僕のカメラ位置を冷静に確認しながら
自分の表情も奥さんの表情も写るように
少しずつ自分たちの角度を変えていたのだそうです。
2人のテンションが急激に上がりきって
手を繋いでお花畑を駆け回る
ハイジのような世界観に浸っていたわけではありません。

もしカメラマンを撮る機会があれば
そんな事を気にしてみると違った発見があります。

そんなわけで見事に撮らされていました。
今度は僕も一緒に回ってみようと思います。

Date: 12/02/29