1623|昔話をひとつ。と言ってもごく最近のこと。
自分を変えたいと思った時がありました。でも、変わろうとしているのに、一向に変われない。全力でもがいているつもりなのに。
振り返ってみれば、そんな時に限って、発する言葉にはしっかり逃げ場を残していました。その方が、自分にとってラクだったから。いいね!が流行るのも、キャッチーなダイエット方法が流行るのも、ぜんぶラクだから。人間はラクが好きな生き物。結局その時はラクして逃げてばかりいたんです。
僕もラクがしたい。できればそうしたい。ブログを続けるのだって、時々しんどい。でもいつの日か、ラクして得られる感動の限界に気付いてしまった。そんなものばかりに囲まれた生活じゃ、心が動かない。人の心を動かす仕事をしているのに、それじゃ到底、動かせない。勇気を出して自分から飛び込んでいくことでしか、得られないものがある。
ある時浮かんだ、言葉から変えていくアプローチ。きっかけはカイロプラクティック。人間のカラダは本当におもしろくて、頭痛の原因が実は利き腕にあったり、疲れの原因が呼吸にあったり、一見無関係なところが実は密接に関係してる。
その応用で、行動を変えることが無理なら、まず言葉だけでも変えてみる。出来る出来ないは二の次で、あえて逃げ場を残さない言い回しをする。腹をくくってみる。そうすると、不思議とスイッチが入ることがある。僕は格好つけたがる性格だから、有言実行できない時は何度もカッコ悪い思いしたけど、この方法で変われたことがいくつかあります。このブログで公言して、自分を追い込んだことも何度か。
なんて綴ってみたけど、結局はそんな逃げてる自分に本気で向き合ってくれて、怒ってくれる人がいた。理由はこれに尽きるかも知れません。そんな環境にいる人は変われる。きっと変われる。
Date: 14/02/17 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G