2341|ネイルサロンハレルヤ

ネイルサロンハレルヤ

守山市にあるネイルサロン、ハレルヤさまのWebサイトリニューアルを担当しました。スタバのおかげでサードプレイスという名前がすっかり定着しましたが、自宅でも職場でもない場所が自分の日常にどれだけあるかってすごく大切で、あればあるほど気持ちは豊かでいられると思っています。自分の暮らしだと、D&DEPARTMENT KYOTO、Cafe Phalam、きみと珈琲などのカフェ、もっとパーソナルな関係だと行きつけの美容室、カイロプラクティック、加圧トレーニング。あんがい車の中もそうかも知れないなぁ。

ネイルサロンハレルヤ

自宅の一部がアトリエの完全予約制、完全個室のハレルヤも、本来のサービスであるネイルサロン+αでサードプレイスとしてたいへん重宝されているようです。居心地のいい空間で爪もキレイになって、ここでしか話せないことが話せて、忙しい日常から距離も置けて、結果的にリフレッシュまでできているという。自分はネイルはしませんが、考えてみるだけでなるほど納得。
そういう経緯もあって、全体的なスタイリングはいかにもサロンサロンさせすぎず、心地よい時間を過ごせる場所として、どこかホッとする余白や空気感とを掛け合わせて着地させています。

ネイルサロンハレルヤ

リニューアル案件は特にやり甲斐があります。具体的にどう新しくするかを一緒に考えやすい。どんな続け方をして今に至ったかの経緯が確かにあって、これから進むための基準がそこにある。どんな人に愛されて愛されなかったか、どんな人を相手にしたいか相手にしたくないか、そんな視点で掘り下げていくといろいろ決まりやすい。

完全予約制ネイルサロンハレルヤ

Date: 24/04/03 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2340|2月と3月

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2月。のぐさん夫婦から立春朝絞りが届く。かれこれもう12年続いている。とんでもなくありがたい。これまた毎年のことで、お礼の電話をしてお互いの近況報告をする。電話し合える人はもうずいぶん減ってしまったけど、なるべく続けたい。たとえば長電話、すっかり照れくさくなってしまったね。でも声には色がある。何より音がある。お酒は飲まなくても人と人を繋いでくれる。

ハッピー太郎こと幸太郎くんから新作のクラフトサケ(something happy)2種が届く。ひとつは菅浦の八朔、もう1本はMAROUのカカオ。ちょうど自分の誕生日(バレンタイン)が近かったので、チョコレートの代わりとしてありがたく夫婦でいただく。something happyの名付け親として、いちファンとして友達として今年も応援すると決めている。

R5BYエンの試飲にメンバーの(田中)陽介と北島酒造へ。ブランディングデザインは担当しているけどお米も作ってなければ醸造しているわけでもないから今まで一歩引いたスタンスを取っていたけど、今期から裏ラベルに自分の名前も載せることにした。名前が載っているだけで声をかけてもらえる機会って増えるんだなぁと淡海鮨会の取材記事で体験して、裏方も前に出た方が伝えられることが増える、と考えを改めました。

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3月。イラストレーター洞智子さんの個展を観に日野へ。妻たっての希望で。イラストは素敵だったし、日野のまちづくりがたいへん地に足が付いていてそれもまた素晴らしかった。上辺だけの変化は考えのなさが透けて見えて嫌気も差すけど、日野のそれは違っていて、その土地の良さを踏まえた上で着実な変化を加えているのがよくよく分かる。

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クラフトサケの取材で博多へ。直接のお取引ではありませんが、ご縁があってリブロムさんへ。自分にとってのクラフトサケは幸太郎くんが基準ですが、彼とはまた全く違ったアプローチでメチャクチャおもしろかった。クラフトサケとの関わり方は微妙に足踏みしていたところで、今回じっくり取材ができて完全に受け入れモードになりました。

2才から9才まで福岡で暮らしていたので、博多とはいえずいぶん久しぶりに福岡に滞在できたのも感慨深かった。さすがに連絡を取れる知り合いも友だちもいないけど、やさしい人がとても多くてなんとなく自分のルーツがあるのかもなぁ、という気がした。

Date: 24/03/29 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2339|支援のご協力

加波次吉漆器店

能登半島地震で被害に遭われた「加波次吉漆器店」の店主・加波基樹さんがクラウドファンディングを立ち上げています。

基樹さんご本人やご家族は無事でしたが、いま暮らしている地域では未だ断水が続き、毎日水を汲みに行く生活を余儀なくされています。自分がかつて撮影などでお邪魔した工房は大規模な土砂崩れで立ち入れなくなったことも知りました。お仲間の職人さんや輪島塗製造に関する業者の方々も、やはり甚大な被害を受けているようです。

加波次吉漆器店

木地作り、塗り、蒔絵など、分業制で成り立っている輪島塗。特に今は漆器に欠かせない「木地」の調達が難しいようで、正式な輪島塗は作ることができない現状です。それでも前を向いて「今できることから始めよう」という気持ちで始めたプロジェクト、ぜひ皆さんのご支援よろしくお願いします。

【輪島復興支援】今こそ!塗れるものならなんでも塗る!輪島塗の技術を守り続けたい

Date: 24/02/08 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

2338|キャットクリニック

AMATA

近江八幡市の動物病院、キャットクリニックさまのWebサイトリニューアルを担当しました。リニューアルの主な目的は集客ではなく「ととのえる」というニュアンスが似合います。予約方法をスリムに(ほぼLINE公式アカウントからのみ)したり、年月により氾濫した情報を整理したり、これまでに溜まったいくつかの問題をこのタイミングで解消したり。

リニューアルを境に、予約前の誤解がなるべく減り、車で来院される方がクリニックまで迷わず、電話やメール、SNSなどあちこちから来る問い合わせに対応していたストレスが減る、など具体的な結果に繫がってくれることを祈ります。どれも細かいことですが、大きなストレスは小さなストレスの塊でもあり、それがお店の信用や安心に直結するものだから。

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西洋医学のアプローチだけに頼らず、漢方や食事療法を取り入れた治療も行われていて、まるで人間と同じように、いやむしろ人間以上に繊細な診療姿勢だなあと感銘を受けました。予約診療で待たされることがないのも嬉しい点です。ネコを飼っている友だちもさっそく乗り換えてくれて、これまた嬉しいです。食堂ヤポネシアの松岡さんからご紹介いただきました(まっちゃんありがとう)。

キャットクリニック

Date: 24/01/20 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2337|新年おめでとうございます

アマタノアタマ

能登半島地震で被害に遭われた方々には、一日でも早く日常が戻るよう祈るばかりです。輪島には以前お世話になった「加波次吉漆器店」のご家族が暮らしていて、幸いにして無事を確認できたももの大変な被害に遭われたに違いありません。状況が落ち着き次第、この場を借りて支援のご協力をお願いするつもりです。その際はどうかよろしくお願いします。

アマタノアタマ

息子の成長は早いもので、もう普通に歩いています。この頃は自分でおむつをゴミ箱に捨てるようにもなりました(紙と布の区別はまだついていないのが愛くるしい)。人の行動をじっくり観察して、まず実行に移す、を繰り返しています。こう書くとまるで新入社員のあるべき姿みたい。ロールプレイングゲームの序盤ってこんな感じでメキメキ育つよなぁ、なんてことも思い出しました。あまりに成長が早くて、幼児用のエアジョーダンが怖くて買えません。あっという間に履けなくなりそうで。

アマタノアタマ

年齢に置き換えるなら、自分はもうレベル45。ラスボス倒してクリアしていてもおかしくない熟練度で、レベルUPしてもステータスがほとんど上がらない時期。なんなら何ひとつ上がらない時だってある。でも確かに、なんとなく暮らしていたらそうかも知れないなぁと、妙に納得さえしてしまった。

ゲームに夢中になっていた頃はそんな鈍い成長にガッカリもしたけど、実際この年齢になってみると「すばやさが1上がる」のがどれだけ大変かが容易に想像できて、むしろその喜びはひとしお。大人は大人でがんばっているのです。人の成長に見劣りすることも、期待しすぎることもない。限られた時間の中でベストを尽くすのは今年も変わりません。

アマタノアタマ

まだ公表はできませんが、今年から夫婦で新しい活動を始める予定です。今まで自分が積み上げてきたことを集約できそうで、いつになくワクワクしています。本年もどうぞよろしくお願いします。

Date: 24/01/10 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2336|18周年

アマタノアタマ

今月のアタマに18周年を迎えました。

思い通りに行かないという点では独立してからベスト3に入る印象深い一年でした。息子が産まれて父親の役割が増えたこと、あと丁内会長の当番が初めて回ってきて地味に体力を奪われていること、一体ひとり何役やればいいのかとさすがにキャパオーバー。倒れては元も子もないから、仕事に使うエネルギーも少し抑えて一年やってみようと試したのはファインプレイだったかも知れない。どうか次の一年は少しラクになりますように。

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3年くらい前に「15年も続けてたらもう安泰ですね」と言われたことがある。たしか20代の子の相談を受けていた時。そう思い込んでしまう気持ちはよく分かる。どこかのタイミングで「自動運転モード」に入れるのだと。でも現実は決してそんなことはなくて、毎日毎月毎年ずっと試行錯誤を繰り返してきた結果に過ぎない。

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100年続いている料理屋さんが絶対に美味しいとは限らないのは、みんな知っていること。経営が上手なことと、美味しいことは決して比例しない。でもその選択はもちろん自由。味は落とさないように、そのために経営が上手くなり過ぎないように。自分はこの辺りのバランスをずっと保ち続けるんだと思う。持ち味が何なのかを履き違えずに強くしていく。個人事業の肩身が狭くなる世の中だけど、逆に今おもしろいのは小さなお店だから。

関わってくださる全ての方へ、いつもありがとうございます。19年目もどうぞよろしくお願いします。

Date: 23/10/02 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2335|一才

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このあいだ息子が一才になりました。

まだたった一年だけど、よくぞ息絶えずに生き延びてくれたという安堵の気持ちでいっぱいです。自分たちもいろんな人に助けてもらいながらも不慣れな毎日をよく頑張りました。これをあと19セット繰り返したら成人か、なんて想像しても未来すぎてうすぼんやりともイメージできやしない。まだまだ先は長い、だけど本当によくやったぞ我が家。そして今ちょっとだけ気が抜けてます。節目はどうしても気が抜けてしまうみたい。それだけ気を張って暮らしてきた証拠。

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息子のいる生活は最高だ。

ただ、それと引き換えに持ち前のフットワークがすっかり影を潜めてしまった。単純に自由に動き回れないストレスとは別に、いろんな人と巡り会う数が激減したのが個人的にいちばん歯痒い。このもどかしさとは、この先ずっと付き合っていくことになるんだろう。ぐずぐず過去を引きずっても仕方ないし、これまでとは違う方法を、今できるベストをあれこれ模索しているところ。会いたい人に会いたい、どうしてもそこだけは譲れない。

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9月が始まった。

まだまだ暑い日が続くのに、条件反射のように「ひやおろしの季節が来た」と気持ちが浮き立つ。そのぶん反比例してビールの摂取量は減る。すっかりそんなカラダになってしまっている。季節だったり気分だったり、状況に合わせて美味しいお酒を選べるのは本当に楽しい。「適切なものを選ぶ」行為それ自体が楽しいのかも知れない。

Date: 23/09/02 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2334|牧野富太郎植物園

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息子が生まれる3ヶ月ほど前、夫婦で旅した四国の2日目に足を運んだ牧野富太郎植物園の記憶。もう一年以上前のことだけど、すこぶる印象的な時間だったことはよく覚えてる。

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牧野富太郎と言えば現在放送中の朝ドラ「らんまん」のモデルとして有名ですが、当時の自分は全く知りませんでした。だったらどうして、というのは偶然でも何でもなく妻が牧野富太郎の大ファンだったから。そう言えば、ここに行くために四国を選んだんだった。

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広大な敷地に、見たことのない植物がびっしり。びっしりだけど、一種類一種類がきっちりと管理されていて、全体としても個としても、どちらの視点でも楽しめる。特に植物の知識がない人でも何かしら感じ取れる仕掛けになっていて、とても好感の持てる場所でした。建築的にも見応えあり。いつかまた行きたい。

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Date: 23/08/05 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2333|君たちはどう生きるか

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コロナ禍にふと「自分の歌が歌いたい」と口走ったことがある。自分でもビックリしたんだけど、口走ってしまったんだから、きっと本心に違いあるまい。

どこかの誰かが作った曲じゃない、ただ自分が自分のためだけに作った歌を。ミュージシャンでもなければカラオケすら好きじゃない自分がそんなことを考えるに至ったのは「自分はこの世界に何か残したいのか」と思い始めたことにある。

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別に歌でなくても良かったのかも知れない。絵でもいいし、言葉でも料理でも何でも。とにかくただ「自分のために自分を100%表現することってこの先あるんだろうか」をずっと考え続けるようになった。少し前に映画化もされた大好きなJAZZマンガ「BLUEGIANT」の言葉を借りるなら「内蔵がひっくり返るくらい自分を曝け出す」ような。

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この間「君たちはどう生きるか」を観た(※ネタバレはありません)。残念ながら自分好みではなかった。好みではなかったけれど、あの作品に宮崎駿の内臓を見た。

宮崎駿に限らず、誰かのハッキリとした姿勢や考え方には強い共感と反発が生まれやすい。世間の評価を見ても、この作品はハッキリと意見が分かれている様子。実際、自分の(かなり気が合う)友達の中には面白かったという人も少なくない。意見が分かれるのは自然で望むところ。生まれ持った性格なのか職業柄なのか、自分はどちらかと言うと個性を消すことにこだわっているところがあるので、ハッキリ意見が分かれるほど表現できた何かには、強く憧れてしまう。他者から見たら自分にもそんな要素があるのかも知れないけれど、とにかく羨ましかった。

Date: 23/07/27 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2332|WEEK神山

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徳島県神山町にある宿泊施設「WEEK神山」のWebサイトリニューアルを担当しました。
従来の旅館やビジネスホテル、あるいはオーベルジュでもないユニークな宿です。次世代の新しい田舎として先進的な取り組みを数々行っている神山町のハブ的な役割を担い、神山の魅力を伝えようと積極的にインターンを受け入れたり、地域の生活者に向けた食のイベントなども定期的に行っています。

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そういった動的な要素から、宿という形態をとっているものの、地域の活動拠点に宿が付随している、という見方もできます。宿だけれど宿だけに終わらない、だけれども宿である。遠方からの宿泊予定者のための視点、地域のための活動拠点としての視点。そのバランスをどう着地させるかに最も心血を注いだプロジェクトです。

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WEEK神山との出会いは2018年のちょうど今頃、2泊3日で四国をひとり旅していた時のこと。その日の宿さえ決めない自由気ままな旅の途中、旅好きな友達に「徳島でどこか面白い場所ないー?」と連絡して教えてくれたのがきっかけ。でも、あいにく旅の期間中は休館日。どうしても気になったから急遽3泊に変更してまで泊まりに行った記憶があります。今さらながら直感に逆らわないで本当に良かった。

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・・・というようなことも伝えたかも知れないけれど、その日は宿泊者が自分だけだったか、オーナーの神先くんと夜ゆっくり話す時間があり、その日のうちに意気投合して今の関係に至ります(その間も何度か会いながら)。いかにも自分らしい出会いですが、こういう出会い方のほうがむしろ自然で、無理がないからこそ長続きしている気がします。

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打ち合わせも兼ねるともう4〜5回は神山に通っています。一人で、夫婦で、そしてこの間は家族で。関わりはこれからも続くので(勝手にチームだと思っています)、またひとつこれからの楽しみが増えました。神山はホントいいところ。自信を持っておすすめします。

WEEK神山|新しい「いつも」に出逢う

Date: 23/07/07 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2331|あつカエル

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「マスク外したら思てたんと違った」。コロナ禍で、きっとほとんどの人が経験した現象のひとつ。

今度こそは、この人こそは、とやってみるも、ちっとも当たらない。マスクの中身を具体的にイメージするわけでもないけど、自分の想像を見事に裏切ってくる。まさに“的外れ”というか。自分の思い込みって大したことないというか、ほぼ外れているんだなぁとつくづく思い知れて、ここだけ切り取るとコロナ禍もなかなか有意義な時間でしたよね。もし叶うならマスクをつけた知らない人を100名ズラッと集めて、その確率を調べてみたい。たぶん最低でも9割はハズれると思うから。

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もうちょっと踏み込んで、マスクしていなかったらいなかったで、今度は「内面はこんな人だろう」と誰もが無意識に想像する。たぶんこれも、けっこうな確率でハズれてるんですよね。情報が増えた分もうちょっと確率は変わるとしても、思い込みがハズれない状況ってたぶん存在しないんじゃないかなあ。それが思い込みだから。

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ただ、思い込みは視点を変えれば嬉しい発想というか産物で、これがあるから前に進めることだってたくさんある。だから思い込みはアカンで、と言いたいわけじゃなくて「自分の思い込みは基本的に外れてる」これを分かった上で扱えるのがいいですよね。状況に応じて思い込みをなくすとか、それでしなやかに事が運ぶことって少なくないし。

Date: 23/06/29 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2330|10ヶ月

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あっという間に息子も生後10ヶ月(毎日が目まぐるし過ぎて自分の時間軸ではもう3年は経ちました)。

この頃は「ハイハイ」の免許を取得したようで、目の前にある世界をひとつひとつ手当たり次第に確かめている様子。父親らしい立ち振る舞いもまだよく分からないので、45歳ほど離れた弟ができたつもりで接しています。マイペースすぎて呆れることもあるけれど、まだまだかわいいです。かわいい is 正義。

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それにしても育児ってエネルギーがいる。生まれる前に「パパだって体力いるからねっ!」とアドバイスしてくれた友達の言葉が今ようやく身に染みている、というよりまとわりついている。40代半ばからの育児は想像していた以上にハード。

それだけに音を上げそうになる日も時々あるけれど、自分の事業を休んで育児に専念してくれている妻の方がよっぽど大変だし、心の中で「アル・パチーノに比べたらまだマシだから」を唱えて乗り切るのです。子育てしながら働いている人は本当にすごいですね。尊敬しかない。体力づくりと息抜きのバリエーション、そのへんが課題。

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デザインの仕事は、7月公開予定のWebサイトリニューアル案件が佳境に入っています。何でも「直前」って、いろいろ出てくるじゃないですか。前日にどれだけ下準備していても、出かける前に忘れ物に気が付いたり、あるいは本当にこれでいいのか、なんて迷いが生まれたり。

そんなことをひとつひとつ冷静に対処できるかどうかで品質は大きく変わるし、ともすれば積み上げてきたものが台無しにもなりかねないので、ゴールまで走りながらも集中は切らせない苦しい期間。ハイペースすぎて息切れしそうにもなるけれど、楽しい時間でもあります。楽しい is 正義。

Date: 23/06/17 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2329|坂本龍一

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坂本龍一が亡くなった。

12月に配信された『Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022』。教授本人も語っていたように本当にこれが最後になってしまった。鬼気迫る迫力とその対極にある穏やかさの両立。スクリーン越しなのに、まるで目の前にいるかのように伝わってくる感動。「最後」という言葉の説得力がそこにありました。

20代から四半世紀ずっと聴き続けた教授の音楽。きっと生き方にもずいぶん影響を受けました。早すぎた教授の死に未だ喪失感を隠せません。音楽以上にその声がもう聴けないことが最大の悲しみです。ご冥福をお祈り致します。

Date: 23/04/03 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2328|大寒波

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今回の雪は人生で一番といっても過言ではないほど降り積もり(自宅周辺では約40センチ)、さすがに当日は家から出ることも難しくて働くことを諦めました。仕事場に行けたら行けたで寒いものは寒いし、どうしたって気持ちも浮き立ってしまうので、大して集中できるはずもない。リモートワークに切り替えたところでそう大差ないです。結局こんな時は思い切って休むのが一番いい、それが令和(たぶん)。

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そもそもの寒さに加えて連日の雪かきと路面凍結した中での車の運転、さらには自宅の水道管が破裂するトラブルにも見舞われて、なんだかいろいろ気ぜわしい数日間でした。ようやく一息つけた今、張り詰めていた緊張が一気に解けてなかなかのポンコツ具合です。こんなときはポンコツを認めて、そしてがんばった自分を讃えて無理しないに限ります。きっと皆さんもそれぞれお疲れだと思うので、どうか一息つけますように。

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雪の表情って毎回違ってホント楽しいですよね。広角より中望遠とかマクロレンズで撮る方が夢中になれて好みです。

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これはハッピーどぶろくが世に出てからずっと撮ってみたかった一枚。

Date: 23/01/28 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2327|神山

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宿泊施設のWebサイトリニューアル案件で徳島県・神山へ。ここ数年は県内からの依頼が集中する中、時々こうして遠出できるのは旅好きとしてありがたいことこの上ない。しかも元々はただの宿泊者として訪れた場所で、今度はデザイナーとして再訪できることも。きっかけはどうあれ、距離の程度がどうであれ、普段の生活から定期的に離れることは誰にとっても必要不可欠な時間。息子が産まれてからは、仕事とはいえ遠出ができるのも当たり前ではないし、ますます自分のできるベストを尽くそうと思えてくる。

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打ち合わせの帰り、いくつか素敵なお店に案内してもらった(写真のお店はしびれるほどカッコ良かった)。自分自身そんなに情報の感度は高くないのに、周りの人が本当にいいものをいろいろ教えてくれたり勧めてくれたりする。この間も地元の雑貨店の限定イベントを東京の友人が教えてくれた。せっかく教えてもらったし、と足を運んだらいい出会いがあった。そんなことの繰り返しで自分ができている。そういえばこの宿泊施設を教えてくれたのも友達だった。

Date: 23/01/18 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2326|新年おめでとうございます

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年始は18きっぷで旅に出ているのがここ10年以上の習慣になっていましたが父親になるとそうもいかず、主に自宅でゆっくり過ごしました。旅にばかり出ていたものだから長い休みを家でどう過ごしていいやら分からなくて、マンガを買いこんだりWiiを借りて久々にテレビゲームをしたり、慣れない休みをゆるゆるしていました。

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生まれて4ヶ月を過ぎた息子は順調に育ってくれています。まぁなんというか、かわいいです。自分もちゃんと親バカになれて安心しました。それにしても、生まれてから主にやってることが「寝る」って不思議ですよねえ。新入社員が初日から寝てたら怒られますよ。お腹の中に何ヶ月もいたのだから、出てきたら「ハイどうも〜」てな具合に元気よく登場するだけの時間はあったはずなのに。でもまあ、人間って元々こんなペースなんだぜって言われてもいるようで、大人になってもそんなに飛ばす必要なんてもないんだと思います。ゆっくりやろうぜ、というか、そもそものペースでやろうぜ。

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ひとりの生活者として、デザイナーという職業人として、お寺を使って活動する人として、そして父親として。今年はこの役割のバランスを取りつつ、どの領域でも自分らしく楽しくあり続けるのが目標です。

本年もどうぞよろしくお願いします。

Date: 23/01/07 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2325|声と水

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同じものでも見方を変えればまた新鮮に見えたりします。

今年もM-1が終わりました。M-1の終わりは始まりでもあり、今はいろんな芸人のYouTubeで批評や考察なんかを聴いたり、賞レース熱の冷めた視点で演芸としてもう一度ネタを見直したりして楽しんでいます。ここまで含めてM-1、あとはデザートに「うざい」と言われるアナザーストーリーで締めておしまい。

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話は逸れましたが、いま意識しているのは声です。結局のところ、漫才のほどんどは耳で楽しんでいるのだから、声がどう作用しているのかが気になり始めた令和4年。設定やネタよりもまず大前提として重要なポイント。声という視点で、ボケとツッコミがどういう関係性をつくっているのか、そもそも声が自分に心地いいかどうか、などなど。高すぎる声は一般的に耳障りだったりするし、じゃあちょうどいい声、ちょうどいい2人の声のバランスとは、なんてことを考えています。高い声同士だと調和?、高いと低いはコントラスト?などなど。

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同じく日本酒でも、水を意識しています。酒米や酵母の種類なんかは、飲み手として掘り下げたところであまり興味が持てなくて、それはたぶんアタマで飲んでしまうのと、そうなると飲んでいて楽しくないから。それよりも、水そのものを感じる方が自分好み。そもそも日本酒ってほぼ水なので、ここを素通りするのも何だか違う気がして。だけれども意外と話題には上がらない(語って楽しい性質でもないのは分かります)。どんな水が自分好みか、どんな風土から来ているか想像しながら、時に調べながら楽しむ程度ではありますが。

Date: 22/12/24 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2324|秋晴れ

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息子のおかげでまたカメラを持ち歩くようになりました。いちいち動きも表情も違って、いい被写体です。いちいちかわいいです。

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Date: 22/11/09 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2323|something happy

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ハッピー太郎醸造所「something happy」シリーズのネーミングを担当しました。

担当、というのはいささか大げさで、実際はゆる〜く名前を募集していたところに応えたアイディアが採用されたもの。半ば大喜利的に考えた、その気軽さがかえって良かったのかも知れない。「あのネーミングを使いたい」と連絡が来たときは嬉しかったなあ。いい仕事してる人のお役に立てるって、それこそハッピーじゃないですか。正式な依頼でもない、そこにあったものを拾い上げたような自然な決まり方もいい。

ところでこれって、どぶろく?マッコリ?日本酒?なんなんでしょう?なんでもいいんです。このお酒はちっとも難しくない。一口飲めばきっと分かります。美味しいを越えて、口の中に幸福感が広がりますから。ネガティブな要素のない、ただ幸福感の凝縮された何かを飲んでいる、そんな感じ。自分の考える嗜好品の究極って、そういうものだったりする。感じることがたくさんで、いい意味で考える隙を与えてくれないというか。

話は変わりますが、10月に入ってAMATAも17周年を迎えました。立ち上げ当初に「気兼ねなくハーゲンダッツ買えるようになる」なんて目標を掲げていたんですが、これからは「something happyがいつも冷蔵庫にある」を目標にします。仕事から帰って一杯、が病みつきになるのです。マイクロブルワリーの宿命で、定期的な確保が大変そうですけど。というわけで18年目もよろしくお願いします。

something happyについて詳しくはハッピー太郎醸造所のnoteで。

Date: 22/10/03 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2322|息子

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出産予定日から2日ほど早く、息子が産まれました。

妻の達ての希望で、出産は助産所で。このご時世、病院では立ち会いはおろか病室に入ることも許されないと聞いている。助産所では立ち会えたどころか、一緒にお産に加わるような、かつてないほど貴重な体験ができました。息みを繰り返す妻を物理的にも支えながら、自分でも理解できない感情が込み上がって、気が付けば泣いていました。あれは何だったんだろう。。

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44年も生きていれば、今までたくさんの人の出産話を聞いてきました。実の姉は不妊でとても苦しんでいたし(後に双子を出産)、あえなく妊娠を諦めた人も知っている。そんな中でごく自然に妊娠して、その後も大きな問題にぶつかることなく(解決が必要な問題はたくさんありました)、母子共に健康な状態で出産を終えられたことが何よりいちばん嬉しい。「何事もない」ために、周りの人にたくさん支えてもらったし、2人でたくさんエネルギーを使ってきたから。本当によかった。

そんなわけで、まだ名ばかりですが「父親」「家族」のシーズンが始まりました。また人生の先輩が増えました。これからもよろしくお願いします。

※旅の様子を伝えるつもりが、あれよあれよという間に月日が経って結局、書けずじまいでした(力不足でごめんなさい)。ずっと気を張っていたのを今ようやく自覚しています。

Date: 22/08/20 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2321|四国の旅

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あっという間に梅雨も明けてもう7月。

この写真は、5月中頃に撮った高松のとある風景。夫婦で旅行できるのもひとまず最後になりそうで5日間、四国を旅しました。その時の様子を少しずつでも伝えられたらと思って、ブログを再開します。さいきん更新がなくて残念、と言ってくださる方がいたことが、一番のきっかけになりました。

メルマガ購読しているナガオカケンメイさんも「メルマガ読んでます」の言葉が励みになると言っていたなあ。今ならよく分かる。もしそんな風に思ってくださっている方がいたら、ぜひ気持ちを伝えてください。喜びますし、続ける活力になります。よろしくお願いします。

Date: 22/07/02 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2320|本堂

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昔から信仰心がある方ではなかったし、お寺の息子として育って来たわけでもない。でも、お寺という存在はずっと好きだった。そのお寺が、なぜか自宅にある。おまけに本堂まである。結婚したら、もれなくついてきた。人生は本当に何が起こるか分からない。

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その本堂で、びわ湖の魚だけを使った鮨会を開催した。湖魚の美味しさに目覚めた元・ヴィーガンの妻が発案。本堂でお寿司、それも湖魚という縛りで。しかも自分の家で。人生は本当に何が起こるか分からない。分からないことだらけだ。

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日々の暮らしとデザインの仕事、そこに加えて、お寺を使った活動をこれから始めます。やることは比例して増えるけれど、楽しそうな気配がすでに漂っている。この場所で、また新しい引力が生まれる。人生は本当に何が起こるか分からない。何が起こるか分からないその「何か」と、どう向き合うか。その繰り返しが、その人という輪郭をつくる。

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料理人は小松亭タマサートの小松聖児くん。お忙しい中、遠方からお越しくださったゲストの皆さんも本当にありがとうございました。時におもてなしの場として、寺子屋として、そして遊び場として。

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Date: 22/03/25 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2319|目の前のこと

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どんな状況でも、それが天災でも人災でも、自分にできる事は限られている。できることを一所懸命やるだけ。感情が大きく揺さぶられる時でも、それが自分を支えてくれる。どれだけ小さくても、あまり重要じゃないように感じても、自分の役割を果たそう。自分のために、役割を果たそう。まず自分を落ちつかせよう、目の前のことに集中しよう。考えるのはそれからでもいい。

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今日で2月が終わる。毎年のように立春にお酒を贈ってくれる大好きな友人夫婦とお礼の電話をした。お返しにBake&Beansのグラノーラを贈ったら、ちょうど体調を崩していたところで、グラノーラがとても元気をくれたと喜んでくれた。贈り物ができる相手がいることは、もっと言えば贈りたいと思える誰かがいるのは、本当にありがたくて、幸せだ。

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北大路でコーヒースタンドを始めた友達のお店へ訊ねた。自分が苦しい時に支えてもらったり、逆に困っている時には助け合った仲。そういう人にただ会いに行くのは、会いに行けるのは、かけがえのない時間のひとつ。コタツでくつろぐようなじんわりホカホカの時間というか。

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気になっていた湖のスコーレにも。奮闘するハッピー太郎の幸太郎くんの顔を見に行った、つもりが微妙にニアミスした。それはまた次の機会に。湖のスコーレ、時間をかけてでも長浜の地で力強く根を張る気概が「これでもか!」ってほど伝わってきた。この先が楽しみ、とか傍観せずに自分のできる関わり方をしたくなる場所。

Date: 22/02/28 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2318|ただ

plum blossoms

梅の花が少しずつ咲き始めた。

朝、起きてまず眺めるのがこの頃の日課。枝だけになっても花を咲かせるんだなぁと、その生命力には素直に驚いてしまう。ただ生き物の変化を見るだけで、どうしてこんなにも気持ちが弾むんだろう。意識なんかよりもっともっと根源的な、同じ自然だからもっている何かが共振しているような。

機嫌よくしているだけで、ただ元気でいるだけで、そんな人にはつい近づきたくなってしまう衝動も、同じ感情が働いているのかも知れない。花は自慢しないし、褒めて欲しいとも言わない。ただ自分を生きているように見える。

Date: 22/01/31 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2317|なんてお酒だったっけ

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それはそれは美味しかったのに、翌日には「あれなんてお酒だったっけ」みたいなお酒が一番いいよね、という話できのうは盛り上がった。楽しみ方なんて人それぞれ自由だけど、お酒の在り方としては理想的じゃないかなーと。ただそこにいて、静かに役目を果たす、みたいな。

それでそのお酒、調べればたぶん思い出せるんだけど、そういうのってちょっと野暮ったい。またいつか出会えた時の楽しみになるなら、敢えてそっとしておくのもいい。調べたところで、どうせまた忘れるから。

大したことしてないけど今日はなんか楽しかったね、みたいな日に、いちいち理由はいらない。探したところで、肝心なものは見つかりっこないよ。理由はなくても、最高は最高だから。

Date: 22/01/20 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2316|新年おめでとうございます

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早いものでもうすっかり松の内ですが、新年おめでとうございます。今年は仕事以外でももっと写真を撮る機会を増やして、「じぶんの写真」に一歩でも近づけたいと思います。写真に限らず、らしさを追求したい。本年もどうぞよろしくお願いします。あいかわらずブログが好きです。

今朝も雪が積もっていました。

Date: 22/01/14 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2315|ライフ・イズ・ビューティフル

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今日で2021年も終わり。皆さん本当にお疲れさまでした。

あいかわずのコロナ禍で、自分もスタッフも大きなケガや病気をする事なく一定のペースで最後まで走り続けられたのが最大の成果です。その上で、仕事ひとつひとつの精度を高める努力もできたし、『それぞれにまとまった休みをつくる』ことも実現できました。平日に5連休、みたいな。やればできるものですね。ぜひ来年も続けたい。「あそこは結果出すくせにちゃんと休んで遊んでる」を追求したい。

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数日前に仕事を納めてからは、ポンコツを通り越して半分廃人のようなトーンで過ごしています。ただ何もしなかったり、飲みながら録画したお笑い番組をぼんやり観たり、読みたいかどうかよく分からないマンガを大人買いして読んだり。一年を通して気を張り続けていたから、これはもう仕方がない。理性を保ち続けたぶん、どうしようもない面もちゃんと解放してあげなきゃ自分がかわいそう。

そんなわけで新年を迎える準備もままならないまま年を越すことにします。ずっとずっと続けてきた暮れのご挨拶も、どうしても気力が足りなくて今回は断念しました。楽しみにして下さっていた方には申し訳ない気持ちでいっぱいです。それでも今はもう無理はしません(できません)。無理をして伝えても、本意はちゃんと伝わらないので。反省しつつ、新しいカタチを模索します。

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仕事納めの日に「今年は何が変わった?」って聞かれて、ちょっとおもしろい質問だったから今でも考えているけど、一番は「スマホからガラケーに変えた」ことかも知れないなぁ。ネットとの距離を変えたわけだから。ネットに接する時間がこれ以上増えたところで、自分の考える幸せからは離れるだけだし、だからと言って向こうから離れてはくれる気配は一向にないし。主体的に「自分が使ってる」感覚を保てなくなったら、それは距離を見直すタイミング。ネットに限らず、ありとあらゆる関係性で。「自分が好きでやってること」って、多ければ多いほどいいと思う。

話は逸れましたが、本年も大変お世話になりました。素直に「ベストを尽くそう」と思えるお客さまばかりで、エネルギーは使いましたが本当に有意義な一年でした。新年は6日から営業です。それでは、よいお年をお迎え下さい。

Date: 21/12/31 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2314|もう一歩深く伝わる何か

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レコードの音には、CDのそれにはない「もう一歩深く伝わる何か」がある。今年レコードデビュー(もちろん聴く専門)を果たした自分の感想のひとつ。

たとえば疲れている時って、たとえ大好きな音楽でもカラダが受け付けないというか、しんどかったりするじゃないですか。でもアナログには不思議とそれがない。詳しいことは分かりませんが、何かしらの聴き手へのノイズやストレスが少ないおかげで、歌い手や、演奏者の気持ちがストレートにダイレクトに伝わってくる。

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話は変わって、今年もMー1が終わりました。今年は「漫才」の定義が良くも悪くも混沌とし始めた年でもあって、前半は見方に悩んでかなり消耗こそしたものの、それでもやっぱり楽しかったです。結果はみごと錦鯉の優勝(個人的にはインディアンス推しでした)。決勝ラウンド3組の差はなんだったんだろうなと考えたら、レコードと同じで錦鯉にも「もう一歩深くカラダに伝わる何かがあった」ように思えてきて。

芸の中にも「まさのりさん」という人間がそこいた。他の人に置き換えられない唯一無二の芸。それが真っ直ぐ伝わっていたし、とどめの『ライフ・イズ・ビューティフル』が、完全に突き刺さってしまって。こんなにバカで真剣な『ライフ・イズ・ビューティフル』、自分は今まで聞いたことないですよ。そしてこれからも。DVDが出たら副題に付け足して欲しいくらい。

他人との距離を取らざるを得なくなった今の状況もきっと影響していて、そもそも単純に笑いたくて観ているMー1で、技術や理屈を感じさせない「人間そのもの」にこれだけココロを打たれるのは意外な副産物というか、それをみんなで泣いて笑ってできて良かったなーとしみじみ思ったのです。それでは、また。

Date: 21/12/22 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2313|スライスもち

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スーパーのレジで自分の前に並んでいた会社帰りとおぼしき60代の男性が、スライスもち(お湯に数秒くぐらせるだけでお餅になる夢のような食べもの)ひとつだけ買っていて、その光景がとても良かったんですよね。

奥さんから「今夜は鍋よ」とLINEが届いて頼まれたのか、あるいは頼まれてもいないのに買ったのか、はたまた少し早い娘へのクリスマスプレゼントか。キャッシュレス決済をスライスもちでやるボケの準備だったのかも知れない。真実なんて分かりようがない、でもだからこそ妄想の余地をくれる。

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個人的には「鍋をより美味しく食べたい」という気持ちの表れであって欲しいなと願うところ。そのひと手間を惜しまない感じが何とも素敵だなぁと思ったのです。小さな楽しみでも逃さないぞって人は、きっと有限を知っている人だから。

Date: 21/12/17 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2312|淡々

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淡々と続けている人が纏っている、静けさがとても好きだ。

淡々と続けている人がときどき見せる、どうしようもなく荒々しい部分が好きだ。淡々と続けている、それまでのたくさんの試行錯誤を、弱い自分に流されないための胆力を、理性を、実はカッコ悪い部分を、分からないなりに想像するのも好きだ。

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Date: 21/11/25 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2311|早朝

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町内のゴミ当番で、今週は5時台に起きる日がちらほら。

この時期の早起きは苦手。だってさ、寝て起きたはずなのに、まだ夜としか思えないほどに暗い。本当に時間は経ったのだろうかと、アタマが疑ってしまう。それに暗いままだと、ちっとも活動しようという気にならない。でも今日は、早起きのおかげでとっても美しい月に逢えました。この満足感、なんでしょうね。

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朝の時間、もっと有効に使いたいなと思い続けてもう何年が経っただろう。やってしまえば簡単なことなのに、目覚めた瞬間の自分はいつも、きのうの自分と入れ替わっている。「10分でもいいから書道の練習をする」が当面の目標です。

Date: 21/11/19 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2310|NAKAYAMA COFFEE ROASTERY

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春にリニューアルしたNAKAYAMA COFFEE ROASTERYへ。自宅から電車とバスを乗り継いで約2時間かかる場所にある焙煎所。硬質素材とモノトーンで統一された空間がファクトリー感マシマシでかっこいい。

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ダラダラとおしゃべりに付き合ってもらっては、いつも暗くなるまで居座っている気がする。今回はエチオピアとオールドファッションを淹れてもらった。焙煎所だけあって、営業時間中も段取りよく焙煎や出荷作業が進んでいく。合間に交わす仕事半分、遊び半分の会話がとても心地いい。そばで働いているのを傍目に飲むコーヒーも至福。誰かと100%遊びのテンションで話せる機会って、実はそう多くない。

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コーヒーは基本的にNAKAYAMA COFFEE ROASTERY(以下:中山珈琲)のネットショップで注文したものを毎朝挽いて飲んでいます。ただ、コーヒーが好きかどうかはよく分かりません。自分にとっての第三の家「D&Department KYOTO」でも中山珈琲が取り扱われていて、よく飲んでいます。自分のカラダのコーヒー成分はおおよそ中山珈琲でできています。ただ、好きで飲んでいるかはやっぱり分かりません。

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一度はやめたコーヒーを飲み始めたのも中山珈琲がきっかけ。価値観を変えられるって、すごいことですよね。コーヒーが好きかは分かりませんが、コーヒーを淹れるのは好きです。何ひとつ器具を持っていないのに、イメージだけで自分にコーヒー豆をプレゼントしてくれた友達のおかげ。価値観を変えられるって、すごいことですよね。

美味しく入った時は気分がいい。いつまでたってもコーヒーは不思議な飲み物です。ハッキリした答えのないものが好きです。

Date: 21/11/13 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2309|笑われる

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コロナ禍が始まった(なんだか変な表現ですが)ときに決めたのは「ずっとマスクの生活はイヤだな、でも手洗いうがいは習慣にしてしまおう」ということ。実際、そう考えた人って少なくないと思います。

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めっきり落ち着いた感のある今、そんな初心をどれだけ貫けるかが自分にとって大事で。ムードに流されてやめるのは楽だけど、そのぶん自分にガッカリする。どう考えても一番緊張感のいる時期に「お前ダサいな」と。ワクチンを打たない判断をしている分、せめてそのくらいちゃんとしようって気持ちもあります。とにかく自分に笑われるの一番イヤなんですよね。

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いいと思ったことは、続けて続けて習慣にしまうのがいいんです。政治だって選挙の直前になって初めてウンウン思い悩むより、日常にどれだけ取り込んでしまった方がきっと楽なはずなんですよね(まだ実現の途中だけれど)。

いい習慣を増やすって、精神的な体幹を強くするってことでもあるし。

Date: 21/11/08 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2308|薄

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きれいに撮る、美しく撮る。

そういう意識的なことではない、もっと生々しさというか、うまく言葉にできないけど何かが伝わってくるような、感じ取れるような、あるいは突き刺さるような、そんな写真でありたいと思い始めました。自分のココロを動された何かが、なるべくそのまま伝わるように。

近所のススキに、空の色や風や空気に、とても惹かれました。

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Date: 21/11/06 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2307|かえる

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かえるを見つけると気持ちが和む。

あんまり大きいと困るけど、このくらいのサイズなら愛着しか湧かない。きのうは寝る前に見かけた。シマトネリコの鉢の縁に彼はいた。ハチノフチ。センサーライトの光に照らされて、とても神聖な感じに見えた。

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今朝は今朝で、オリーブの枝にいるのを見かけた。たぶん、きのうの彼。いろんな鉢を住処のように渡り歩いているようす。いろんな植物から、何かを受け取っているようにも思える。かえるを見ると気持ちが和む。

Date: 21/10/16 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2306|目覚まし

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目覚まし時計を買いました。

この間ガラケーに変えてスマホとの距離を置いた、その延長戦。今までiPhoneを目覚まし代わりに使っていたのを、目覚まし時計に逆置き換え。起き抜けになんとなくスマホ触る時間をなくして、空いた時間をのんびり使うための取り組み。都合よく空いたりしないのが、時間というもの。

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本を読むもよし、書道の練習をするもよし、ストレッチするもよし、ただのんびりするもよし。出費もモノも増えはしますが、自分らしい暮らしに一役買ってくれそうです。なんとなく時間が過ぎる、なんとなくお金を使う、なんとなく食べる、なんとなく付き合う、そういうのはとにかく自分を腐らせる。それにしてもBRAUN、さすがの佇まい。コロンとした愛くるしさとシャープさが同居していながら「役割はキッチリ果たしますよ」といわんばかりの存在感までちゃんとある。いいわー

唯一の問題は、隣で寝ている妻もBRAUNの目覚まし時計を使っていて、アラーム音が全く一緒なこと。距離感でなんとなく違いを認識しつつあります。

Date: 21/10/13 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2305|16周年

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今日でAMATAは16周年を迎えました。

これだけ続けていると、10年以上お付き合いのあるお客様も珍しくありません。デザインの仕事は、関係が長く続けば続くほど「阿吽の呼吸」に近づけると思っていて、それはひとつの大きな価値だと考えています。長く付き合っているからこそ言える言葉や気付ける視点、生まれるアイディアがあります。関係性はデザインの質に大きく影響します。

もちろん、敬意や緊張感がなくなると、そうもいきません。いわゆる「なあなあ」の関係に陥る危険もあります。第3者としてギリギリまで近い距離にいながらも、常に遠い視点を、客観的な視点を持ち続けるのが自分の役割だと思って、それだけは貫くように努めています。長く続けているだけでは、何の価値にもならないですから。

お陰さまで、自分よりひとまわり以上もご年配の方、反対にひとまわり以上年下の20代からもご依頼をいただくことが増えました。いろんな世代の方から必要とされるのはこれ以上なく嬉しいことで、それぞれに違ったやり甲斐を持って取り組めるのが新鮮です。近い世代だけで群がるのが本当に苦手で、世代や性別を超えて繋がれるのは、自分にとって幸せでしかありません。関わってくださる全ての方へ、いつもありがとうございます。

17年目もどうぞよろしくお願いします。

Date: 21/10/01 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2304|影

olive

影ばかり撮ってる。

実態そのものにファインダーを向けても、結局は影を撮っている、なんてことがよく起こる。直視できないというか、直視することに興味を失ったというか。あ、ちょっといいな、と思ってカメラを構えても、なぜだかヒラリと躱されてしまう。一瞬で撮る気を失ってしまう。そのまま撮らずじまいなことも多々あるし、影の方に気持ちが移ることもある。

影を見てるとなぜだか落ち着く。同時に光を見ていることには無自覚でいる。

Date: 21/09/30 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2303|エコクリーン

びわ湖石けんエコクリーン

びわ湖石けんエコクリーンのパッケージリニューアルを担当しました。エコクリーンとは、琵琶湖の石けん運動から生まれた、高い洗浄力をもちながらも琵琶湖を汚さない、赤ちゃんの肌にも優しい粉タイプの洗濯用石けん。

クライアントは滋賀県婦人会館さま。クライアントでありながら、通っている書道教室では同じ生徒という間柄です。商品名の文字は書師・秀蓮さん。そうです、書道教室の先生です。つまりクラスが一丸となってつくったものです。色味を大人びたピンクにすることだけは決めていたものの、アルミ袋という素材が厄介で、イメージ通りの色を実現するのにかなり時間と神経を使ったことを覚えています。

Date: 21/09/16 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2302|ガラケー

INFOBAR

スマホからガラケーに変えました。

便利すぎるiPhoneと少し距離を置いてみる。まだ使い始めて2日目ですが案の定、隅々まで不便です。やっぱiPhoneすげー!ってココロから感じられる不便さです。

真っ先に不便を感じる物理ボタンは当然フリック入力もできなくて、いい意味で必要以上に文字を打つ気になりません。狙い通り、その不便さが適度な距離を生んでくれています。使い方に慣れるために触る以外はほとんど見向きもしません。

でもね、実は一度でいいからINFOBAR所有してみたかったんです。ちょっとした夢だったんです。だから時代に逆行しつつ、静かに一人で浮かれてます。浮いた時間で本を読んだり料理をしたり物思いにふけったり、他にやりたかった(けれどやっていない)ことに使うきっかけにしたいと思っています。

Date: 21/09/03 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2301|ワクチン

mirror

ワクチン打った・打たないの話題が増えているので、自分の気持ちを記しておくと、今のところワクチンを打つ予定はありません。刻々と変異するウィルスの拡大を是が非でも止める意志や方針がない中でのワクチン接種は、ウィルスが変異するたび、定期的に継続的にワクチンを打ち続けなければいけない未来を想像してしまうのです。それは本当に嫌で。

マスクも同じ理由で、外せる条件が揃っていれば意識的に外しています。考えなしに「とりあえずマスク」では、マスクを外せる日はやって来ないでしょう。総理大臣もテレビも新聞も自治体も「もうマスクいらんよ」なんて絶対に言う日は来ないのは、考えれば分かることです。あるとすれば世の中の空気がそう語り始めるのを待つだけ。肝心なことを空気に頼りたくない。どういう条件ならマスクがいらないか考え続ける、それがマスクを外せる未来に近づくための取り組みだと考えます。

perilla

そうならないためにワクチンを打つんじゃないか、という意見もあるでしょう。否定はしませんが、なんだかんだで個人の責任にまで引きずり下ろされている状況は大いに疑問です。それに、打つことも打たないこともリスクはあります。どちらのリスクを取るかはそれこそ個人の自由なのだから、どうか自由を尊重して欲しい。自分で決めたことの答え合わせはいらない。もし内容に明らかな誤解があればぜひぜひ教えて欲しいです。今こう思っているというだけで、明日には変わっているかも知れません。状況に応じて考えは柔軟に改めるつもりでいます。

Date: 21/08/21 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2300|虹

Processed with VSCO with al3 preset

雨の予報に反して今朝は天気が良かった。雨天が続くこの時期、運よく晴れた日には「洗濯してから出社するので遅れます」が許されていいんじゃないかと思う。夏野菜の収穫だってそうだ。自然とまじめにお付き合いすればするほど、待ってはくれないことが増える。この虹だって写真を撮られるのを待ってはくれなかった。

Date: 21/08/20 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2299|総曲輪

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路面電車のある風景はいつ見てもいいですね。富山、総曲輪にて。

Date: 21/08/05 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2298|休み

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有言実行で休みを取って、北陸まで旅に出ました。人生で2度目の「湯宿さか本」。夏の時期は初めてでしたが、安定の「さか本流」を五感で味わい、一年ぶりに自然に深呼吸できた気がします。どう考えても旅が好き。次の旅の予定を妄想するだけで楽しくなれます。

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Date: 21/07/08 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2297|景色

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妻が飲食の仕事をしているものだから、朝起きたらキッチン(という名の厨房)がこんな景色だったりすることが定期的にある。厨房のある家に住んだことはないから「自分は飲食店をやっている家に嫁いだんだ。そうに違いあるまい」と自分をダマして楽しんでいます。もし自分が子どもだったら、つまみ食いでもして「コラッ!」と引っぱたかれたりするんだろうな、とか。もちろん大人だからつまみ食いはしません(たぶん)。見れば見るほどに、食材も生き物なんだと思わずにいられません。

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食べ物つながりで、グラノーラのお店を営む「Bake&Beans(ベイクアンドビーンズ)」さまのWebサイトをリニューアルしています。20代でグラノーラに出会ったオーナーが、それ以来ずっとグラノーラの世界に魅了され続けて、挙げ句の果てに自分で作るようになったというからおもしろい。お店という枠を越えて、グラノーラの素晴らしさを世界に伝えたいというご本人の想いをカタチにしています。クライアントではありますが、僕もすっかりファンになってしまい、朝食の定番になりつつあります。通販もされていますので興味のある方はぜひ一度お試しください。オススメです。

自家製グラノーラのBake&Beans(ベイクアンドビーンズ)

Date: 21/07/02 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art + SIGMA fp + Leica Lens

2296|正解

glass

自分の命や自分以外の命が関わる今の状況でさえ、どこかに正解は落ちていないかと、完璧な正解を探そうとする人は少なくないでしょう。いや、そんな状況だからこそ、探してしまうのかも知れない。存在しなくても、いちばん欲しいものだから。でも本当は、自分にとって信じるに足るものはなにか、それを探すだけでしょう。正解なんてどこにもないことが、分かっている人なら、きっと。

見つけたとしても、不安定だから、揺れ続ける、ずっと。どれだけ揺れても、崩れてしまわないように、壊さないように、大事に大事に持ち続けるその信念にどうしても惹かれてしまう。もし壊してしまっても、必死で直そうとする態度に惹かれてしまう。

Date: 21/06/14 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2295

plum

梅干しづくり。

梅ってスモモみたいな甘い香りがするんですね。一度でもまともに匂いを嗅いでこなかったから、そんなことさえ驚きで。自分にはとても新しい体験です。そういえば梅って英語でプラム。当たり前でしたね。いつまでたっても知らないことだらけ。カビが天敵なことも学びました。

Date: 21/06/11 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

2294

laser beam

まとまった休みをつくる試み。

スポーツ選手や蔵元にはシーズンオフがある。同じようにデザイナーにもシーズンオフがあってもいいはずだと常々思っていて、とはいえ何ヶ月も休むことは現実からに遠すぎる。できるカタチから始めてみるということで、まずは今月3〜4日間休むことから始めます。6月は疲れも溜まりやすいし、祝日もない。構想自体はずっと前からあったのに実現できなかったのは、ハードルを高くし過ぎたから。会社単位で休み、ではなく一人ずつから。まずやってみる、それが大事。

ただでさえがんばっているお客さま(や自分たち)が、コロナ禍でさらにがんばらなきゃいけないのは一時的には必要でも、続くとなると話は変わる。少なくとも自分はそんな世の中であって欲しくない。これ以上がんばらなくていいために、どうすればいいか。という理由で「しっかり休みながら働く会社」を体現してみます。

Date: 21/06/07 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2293

no man is here

誰かがそこに立っているように見えた。

最近めっきり写真を撮る機会が減っている。別のところに関心が向いている自覚はあるから、仕方のないことだけど。興味がなくなったとか、そういうことではないんですよね。写真を撮りたいと思う気持ちはずっと衰えない。気持ちを実行に移す力が衰えている。それが問題だ。

Date: 21/06/05 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2292

Processed with VSCO with al3 preset

大きな仕事を納めたら、贈り物をするようにしています。理由はいくつかあって、依頼してくださった方のお礼としての意味合いがひとつ。お金の流れを止めないのもひとつ。この頃は打ち上げひとつするのもままならないし、自分に何かしら区切りをつけたいのもひとつ。

それもそうですが、突然の贈り物って、純粋に嬉しいじゃないですか。気持ちが沈んでいる時に、思わずココロ踊るって、この時期とくに一番の栄養になってくれるから。最近は運送会社から事前に通知があったりして、ネタバレすることもあるけど、それでもワクワクする気持ちは変わらない。仕事でなくても、誰かの誕生日にも、何でもない日でも。もちろん気まぐれに。贈る相手がいないと、それすら叶わない。そんな相手がいることが、本当にありがたい。

Processed with VSCO with al3 preset

気軽に人と会えない世の中になって、人と会わずに済む仕組みやサービスが発達する。ひとつの流れとして受け入れても、自分の中で主流にはしない。世の中の主流と自分の主流は違っていていい。変わらず「どうしたら安心して会えるか」を考えて、会う機会や状況をつくる。それが自分のやりたいこと。会わずに済むことに慣れるようなものからは、なるべく距離を置きたい。

Date: 21/06/04 Photo: SIGMA dp3 Quattro

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Integrale2000

梅雨入りと共に、我が家にオーディオセットがやってきた。朝起きて、仕事から帰って、音楽を聴くのがこの頃の習慣。オーディオセットの構成はSternklang(有限会社シュテルンクランク)さんに一任しました。

Sternklangは滋賀県にあるハンドメイドケーブルのブランド。今から4年前、Webサイトに電話もメールアドレスも表示することをやめた時期に「連絡先がないから、ダメ元で来てみました」と突然仕事場を訪ねて下さったご縁。オーディオセットの構成も基本的にケーブルから考えるという着眼点もさることながら、ケーブルの独創的なデザインにまず目を奪われました。

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そんなSternklangのWebサイトデザインを担当しました。音楽に少しでも興味のある方は「モノローグ」のページだけでも読んでもらえると嬉しいです。長文ですが、読む価値があります。揺さぶられる何かがあります。自分のことを「変態」だと本気で思ったことはただの一度もありませんが、こういう考えの方が自分の元へ訪ねて下さるのだと思うと「あぁ自分もきっと変態なんだな」と諦めざるを得ない、そんな気持ちになります。

いい音は言葉で伝えることができません。それが本当にもどかしい。あらためて、ページから音が聞こえてくる「BLUE GIANT」は本当にすごいなと感心します。せっかくのいい音楽も、まず「いい音」でなければそのポテンシャルを引き出せないんだと、当たり前のことに気付かせてくれます。音楽に対する敬意が生んだケーブルといっても過言ではないかも知れません。

Date: 21/05/24 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

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(株)藤政の釜揚げしらすが美味しい。徳島出張の帰りに買ったもの。

一緒に書道を習っているご婦人が「徳島に行くならぜひ」ということで、藤政さんを紹介して下さった。人生経験豊富なご婦人のおすすめ、間違いなんてあろうはずがない。ネットであくせく調べるより、こんな風に雑談の中から、知っている人から自然に教わる方が何倍も楽しい。「美味しかったです」と、あとで伝える楽しみだって増えるから。喜んでもらえるから。

それにしてもご飯にもパンにもよく合うって、無敵です。しらすのある食卓は豊かです。先月のお話です。

Date: 21/05/21 Photo: SIGMA dp3 Quattro

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Processed with VSCO with a5 preset

今は人間以外の自然の方が健やかなエネルギーに満ちているせいか、自然への関心がメキメキ高まっています。写真は友達のお店(atelier_noosa)の庭からいただいたコバノミツバツツジ。芯がしっかりしているのに可憐、みたいな相反するニュアンスに惹かれました。

Processed with VSCO with a5 preset

GWも終わり少しペースに余裕が生まれたので、少しずつブログも再開します。やっぱりここが落ち着きます。

Date: 21/05/15 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

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お取引先の方から「安藤さんの撮った桜の写真が見たいです」とリクエストをいただいたので、早起きして散歩がてら近所の桜を観に行きました。朝も早いおかげか人も少ないし、少ない中でも行き交う方々と「おはようございます」「いいの撮れていますか?」なんて他愛もない会話もあって、一日の始まりから穏やかな時間を過ごせました。これもすべてリクエストをもらえたおかげ。ぎりぎり3月のブログも間に合いました。ありがとうございます。

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今日で今年度も終わり。自分の辞書から「打ち上げ」という言葉が消えて無くなってしまったのか、息つく間もなく次から次へと案件に取り組み続けた一年間。進行が遅れに遅れて(そして今も)方々にご迷惑をおかけしましたが、そんな時でも最後までなるべく丁寧にやることだけは心がけました。進行が遅れても迷惑をかけても、尽くせるベストを尽くす。それだけは肝に銘じました。少しずつ、取り組んだお仕事を紹介できればと思います。いろんな方に早く知って欲しいと心から思える仕事ばかりに携われていて、本当に幸せなことです。

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決して遊んでいないわけではないですよ。会いたい人に会ったり、連絡したり。でも本当に大切なのって、前後の余白じゃないですか。遊ぶ前の開放感とか、遊んだ後の満足感とか。映画は観るけど前後に予定を詰めてるとか、そういうのは自分の望む過ごし方ではないですから。遊びをあんこだとしたら、それを包む求肥があってこそ大福というか。あんこだけでもそれはそれでいいけど。いったい何を言ってるんだろう?あんこだけではもったいないよ、ってことです。とにかく慌ただしい中でも楽しくやっています。もう少し走り切ったらしばらくお休みします。

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今回は久しぶりにdp3 Quattroで撮影しています。やっぱりFoveonセンサーは自分にとって最高。しびれます。

Date: 21/03/31 Photo: SIGMA dp3 Quattro

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鳥取砂丘は少し雪混じりで(写真は新年のもの)、とてもレアな風景でした。ただでさえ好きな場所に好きなものが上乗せされた感じ。あれですね、あんバターですね。

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雪の風紋。雪の方が砂より重いので、きっと風紋ができたその上に積もったもの。

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雪のSwoosh。砂丘を歩いた巨人のナイキスニーカーから剥がれたものと容易に推測できます。少し考えたら誰でも分かりますよね。

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こちらは雪なし。フカフカ。ずっと見ていられる。自然に生まれたカタチにはいちいち抵抗する感情を持たずにいられるのがいい。特別な理由もなく、ただそこにあるだけだから。ずっと見ていられる。疲れることもなく、むしろ元気がもらえる。

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ココロが縮こまりがちの時は、決まってスケールの大きいものに触れたくなる。樹齢何百年の木に触れたくなるのも、海を見に行きたくなるのも、高級な洋服や高価なディナーを楽しみたくなるのも、行動原理としてはどれも変わらない。そんな気がする。

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たとえ移動できなくても、外出できなくても、叫んだり踊ったりするだけも自分を解放できていいですよね。「いつもと少し違うことをやってみる」極論これだけで毎日に張りが生まれるから。ただいつもやらないこと、ではなくて、本当はやりたいのにやっていなかったことを。他人の評価の外にあるものを。

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鳥取砂丘には、ラピュタが再放送されるくらいのペースで行きたい。忘れた頃にまた行きたい、なんて思っていると本当に忘れてしまうものだから。次は早朝を狙いたい。

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2月になる少し前、はじめて「きな粉」を作った。大豆を軽く炒ったら粉砕して、と、拍子抜けするほど簡単にできてビックリした。手軽に作れるとも知らずにわざわざ買っていることってきっと少なくないですね。横浜育ちの元・都会っ子には知らないことばかり。「自分でつくる」選択肢がいろんな所で増えています。

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それはそうと、なんだかミニチュアの砂丘みたいでした。

Date: 21/02/06 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

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新年からずいぶん日が経ちましたが、明けましておめでとうございます。

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年始は18きっぷで鳥取へ行きました。大晦日に体験した30センチの積雪は、鳥取では50センチ級だったそうで、格の違いを見せつけられました。それにしてもやっぱり旅は最高です。ふだん暮らす場所から物理的に離れることは、どんな状況であれ自分には必要不可欠なこと。たぶん毎年言ってますね。きっと来年も言います。この段落で使った数字を全部足すと108。煩悩の数ですね。

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今回は3泊4日の旅。移動しながら毎日その日の夕方に宿を決める、自由気ままな時間。2020年はいつも以上に「決める」をたくさんしてきた一年で、流れに身を任せられるって今の自分にとってはこの上なく贅沢なんです。決めなくていいって、それだけでご褒美ですよね。本当に大切なことだけは、ちゃんと自分で決めたいですけど。あ、さっきの数字はウソです、正解は98でした。

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妻が鳥取にはいろいろと縁があるらしく、いろいろ連れ回してもらいました。自分ひとりだったら無目的にフラフラしているか、正月から空いてる百貨店で食べ物を仕入れてホテルに引きこもっていたはずだから、ありがたいです。それはそれで楽しいんですが。新年の旅には「墜ちるところまで墜ちる」みたいなテーマが必ずついて回るんです。墜ち切らないと、ちゃんと立ち上がれない。こんな時に夫婦でチームプレーできるのはいいですね。

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そんな風に、決してテンションの高い旅ではないから、寒くてもそれはそれで良かったな。演出としてアリ、みたいな。旅には茶筒と不織布のパックを必ず携帯していて、毎朝チェックアウト前にお茶をつくってから出ます。この時期は中川誠成堂茶舗さんの手炒りほうじ茶。美味しいお茶があれば寒さも和らぐというもの。離れているけど日常を味わえる安心感も嬉しい。

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お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、写真の比率を変えています。映像でおなじみの16:9。実は昔からこの比率が好きで、このスマホの時代に逆行するのはどうかなと思いつつ、でもどうでもいいや、という気持ちで切り替えてみました。「結局それいつやるの?」と自問自答したことは、してしまったことは、なるべくやってしまいたい。

本年もどうぞよろしくお願いします。

Date: 21/01/14 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

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昨日の夜から雪が降って、目が覚めたら30センチほど積もっていました。大人になってからベスト3には入る積雪の量。朝からせっせと雪掻きしてコーヒーを淹れて、このブログを書いています。積もり立ての雪って、いつ見てもキレイですよね。

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とてものんびりした時間です。この一年ずっと欲しかった時間。今年はほとんど書けなかったブログもせめて締めの挨拶くらいは、と、向き合ってはいますが、ちっとも言葉がまとまってくれません(5時間ほど経過)。立ち止まることなく走り続けた余韻がまだズッシリと残ってるのが自分でも分かります。言いたいことはたくさんあるのに、今までみたく言葉にできなくなってしまいました。

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今年のご依頼の傾向として、コミュニケーションの在り方を一から見直すようなものが多くありました。見直す必要があることだけは分かっても、具体的にどう見直していけばいいかは分からない、というような。だから、一緒に考えました。たとえ分からなくても。

単なる依頼者と発注者の関係性から、さながらチームの一員として試行錯誤した時間がとても多かったように思えます。自分がそうしたかったのもあるし、そうせざるを得ない時代なのかも知れません。その代償として、こうして外に広く伝える言葉が著しく衰えてしまうなら、それはそれで仕方のないこと。

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デザイナーとしての距離を模索し続けた一年でもありました。これまでもなるべく外に出て現場の空気を感じ取ることは意識していましたが、今はもう現場と一緒の空気を吸い続けないと存在する価値がないとさえ思っています。離れた場所から手を差し伸べても、きっと誰も救えない。チカラになれない仕事なら、やりたくない。やるべきじゃない。

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一緒の空間にいながら部外者として佇むようなある意味で矛盾した距離感が、自分を一番活かせる。ようやく辿り着いた結論。実際に試してみて分かったのは、思っていた以上に神経をすり減らすということ。となると必然的に関われる方の数は限られるけれど、これもまた仕方のないこと。15年続けてきて、その領域に足を踏み込んでしまいました。

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これまでと全く違う一年になりましたが、皆さん本当にお疲れさまでした。できることなら一人一人に「お疲れさまでした」と言って回りたい、そんな気持ちです。「緊張」というストレスと付き合うには、どれだけ自分なりの「緩和」と仲良くなれるかにかかっていると思います。自分がラクになれば、きっと他人も許せますから。ラクになれない状況にある人もいるとは知りつつも、それでも言いたい。

今年も一年ありがとうございました。どうかよいお年をお迎えください。来年は6日からの営業です。

Date: 20/12/31 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

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比牟礼山 願成就寺にて。

この日は外灯に群がる昆虫みたいに、光のある場所ばかりにカラダが向いた。光を撮ろうとすると、もれなく影を意識することになる。光が好きか影が好きか、みたいな質問の答えは、つまるところ同じかも知れない。どちらかにだけフォーカスできるのは、きっと思い込みのなせるわざ。なるべくなら思い込みは減らしたい。無視できない関係性を無視したくはない。それでも無意識にやってしまうことはとことん愛したい。

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Date: 20/10/16 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

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15周年を迎えました。目の前のことに追われる毎日で感慨深さも実感もまだありませんが、キリのいい数字で大台に乗った感じがするのは嬉しいことです。給水地点みたいなイメージ。

今の仕事のカタチやペースに満足していない部分をもっとクリアにして、これからより健やかに続けられる体制を突き詰めていこうと思います。16年目もどうぞよろしくお願いします。

Date: 20/10/01 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

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過ごしやすくなってきましたね。外の夜風が涼しすぎて「なんかエアコンみたい」って支離滅裂なことを口走っています。カラダを動かしたくなってきます。

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カーペットの続き。

ダメ元でメーカーに問い合わせたら、そのものズバリではないものの、近いサイズや色味のサンプルを手配してくださることになりました。よかったよかった。そんなこと、どこにも書いていませんでしたけどね。「だからといって方法がないわけでもない」を学びました。思いついたことはまずやってみる、基本ですね。今後はその発想に思い至るまでの早さ、実行するまでの時間を短くしたい。ベストを尽くす、の最大値を高めたい。

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飲み仲間の娘さんが高校のカメラ部に入ったと聞いて、もう使わなくなった一眼レフをプレゼントしたのが今年の4月。ウィルスの影響で学校もしばらく休みだったから、それもあって遠慮なくどうぞ、と。5ヶ月経ってこの間メッセージが届いて、とある公募展に応募して大賞を獲ったとのこと。これを恩返しと言うのかどうか、とにかく嬉しい知らせですね。「いい人にもらわれて・・・」なんて親心がついつい芽生えます。余ってるレンズもプレゼントしようかな…の気持ちまで芽生えつつあります。

Date: 20/09/16 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

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春に引っ越して以来、家づくりに励んでいます。家づくりから学ぶことがたくさんあります。基本的には最初からあれこれ買いそろえずに、必要なものを吟味して買うのが我が家流。この頃はカーペット選びに悩んでいるところ。

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カーペット、大きいですよね。普通に2mとか。なのに、それなのに、サンプルを取り寄せても、大きくて30センチ四方、小さいと5センチ四方。iPhoneより小さいサンプルで選んでくださいって、なかなかの難題だなぁと改めて感じたんです。

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こだわり出したら決して安くはない買い物です。だけど、試せない。実物をお店で見ても、家で敷いてみた時の印象は全く違うしものだし、デザイナーの技術を駆使して写真を合成しても、それはそれでやっぱり二次元的な印象を越えるものにはならないし。

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あらたまって言うことでもないんですけど、100円のボールペンだったら実物を試せるんですよ。なのに何万もするものが試せないって、ふつうに考えて不思議で。いちおう経営者の端くれでもあるので、そうできない事情はよくよく分かっているんですけどね。

もし「ご希望のサイズのサンプルをご自宅までお持ちします。お試しいただけます。」なんてサービスがあれば、少し値が張ってでも買ってしまう気がする。

Date: 20/09/10 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

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そんなこんなで数ヶ月間ずっと仕事に追われている感は否めないのですが、追われてばかりで後手後手になるのは何ひとつとして良くない。一方的に受け身なのは好みません。

自分の態度に選択肢が無いって、選べないって、苦しいだけですから。状況に応じてオフェンシブ・ディフェンシブを切り替えられる柔軟さはいつでも常備しておきたい。そんなわけで自分からも追いかけられるように試行錯誤しています。それを考えるのが楽しい。

どんな仕事も「やらされている」と思った途端に崩れ始めます。やらされてるんじゃなくて、自分で選んでやっているはずだから。仕事に限ったことではないですけどね。

Date: 20/09/09 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

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新型コロナウィルスの影響を何から感じ取るかは人それぞれですが、自分の場合は補助金や助成金を活用した問い合わせの多さからが大きい。

5〜6月あたりからじわじわと増え始めて、ピークの時は毎日どこかしら依頼をいただいた。もっと言えば誰かと会話したらもれなく依頼が発生するようなきらいさえあって、三密とは無関係に人との接触を避けたりもしました。大げさでも何でもなく。

皆さんそれぞれ「最大級のお困りごと」で、こちらも全力でチカラになりたいわけですが、カラダはひとつしかないもので、はてさて困ったな、と思いながら少しずつでも仕事を進めている今日この頃です。

Date: 20/09/07 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

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夏の思い出。

書きたいことはたくさんあるのに時間がつくれないでいます。しばらく言葉少なめで続けます。何かしら感じ取ってもらえることを祈って書きます。

Date: 20/09/05 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

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ブランディングを担当している松瀬酒造株式会社さまの動画コンテンツ「おうちで松の司」を公開しています。ご自宅でもお酒を楽しんでいただきたいと、それぞれの松の司に合った料理を紹介するという内容。

蔵元が料理を紹介するシンプルな取り組みの中にも「松の司」らしさが感じられる。そのバランスに気を使いました。一手間かけても感動のある料理であること、お酒との組み合わせに必然性を感じられること、なるべく地域の素材を使うこと、などなど。

お酒好きな方にはもっと楽しんでいただけるために、今までお酒を飲まなかった方には何かしらきっかけになってくれると嬉しいです。まず動画で雰囲気を感じていただき詳しくはWebサイトで、という構成になっています。シリーズとしてこれから定期的にUPしていきます。

ご縁があり、フードスタイリングを妻が担当しています。3分にも満たない短い動画ですが、撮影までに料理を模作したり組み合わせを探ったり何に決めるか悩んだり、舞台裏(という名の自宅)はいつも賑やかでした。自分も3秒くらい動画に登場しています。もし良かったらご覧ください。美味しいですよ。

Date: 20/08/08 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

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ブランディングを担当している松瀬酒造株式会社さまの日本酒「松の司」JAL国際線ビジネスクラス搭載酒のラベルをデザインしました。

松の司を取り扱う全国の特約販売店からお買い求めいただけます(個人的には手に取っていただくだけでもとっても喜びます)。お住まいの地域での購入がこの時代のスマート。そろそろ本格的にビールの季節ですが、自宅で地酒を味わう時間はそれはそれで豊かなものです。

ご覧の通り、と感じていただければ何よりですが従来のラインナップとは一線を画したデザインを目指しました。特に写真部分については「限られた仕様でどこまでの印刷表現が可能か」の模索を一度とことんまでやってみたくて、相当に神経をすり減らしたことを憶えています。印刷会社の方の技術と熱意のおかげで納得のいく仕上がりになりました(ありがとうございます)。飲み終わっても捨てずに残してもらえたら、この上なく喜びます。

Date: 20/07/16 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

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梅雨ですね(写真は少し前のものです)。

クセ毛の自分にとって雨が続くのは少しばかり厄介ですが、いかにも梅雨らしい梅雨で喜ばしいです。梅雨なのに2回くらいしか降らなかった年とか、普通にありましたよね。小さい頃は一ヶ月くらい雨のイメージでしたけど、それはそれで歪んだ記憶なのかも知れません。

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人間の活動バランスが変わらざるを得なくなって、人間以外の自然が本来のバランスを取り戻そうとしている、なんて、ついつい想像してしまいます。最近めっきり短くなってしまった秋も少しは長くなるのかな、とか。そういうの、自分なんかの知識で分かるはずもないんですが、本当のところなんて誰にも分からないですから。

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いろいろ便利すぎる、のは普段から思っていたこと。5Gとか、もういいじゃないですか。どう考えてもお腹いっぱいでしょう。回線がどれだけ速くなろうと人間の処理能力が上がるわけじゃないし、たくさんの情報を気軽に扱えるようになっても、その分カラダにかかる負荷が増えるだけ。そこに耐えうる価値もあるにはあるけれど、できることなら近寄りたくない。

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water mirror

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いつからか自分の価値観の中で、「便利」と「安い」の2つはかなり隅っこに置くようにしました。そうすると9割の広告から距離を置けます。身の回りから余計なものが減って、本当に必要なものだけが残ります。

Date: 20/06/13 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

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請求書と一緒に「アマタヨリ」という小さなカードをつけています。内容はこのブログに書くほどでもない、ごくごく些細な日常。

請求書を出す作業って、ちっとも楽しくないんです。15年続けて一度も楽しかった例しがない。受け取る側もきっと楽しいものではないでしょう(たぶん)。そこに少しでも楽しみを添えたい、という想いから。

この頃はブログに何を書いてよいやら足踏みする時間が増えました。でも伝える相手の顔が分かっていると、決まっていると、あんがい気の抜けたことも書けたりする。意識は特定の「個」に向かっている。お取引がある方しか読めない、という希少性は遊びゴコロ。とりあえず息の詰まりそうな空気が緩和されるまでは続けます。手間はかかる分だけ、投函する時の気分はいい。

合理性を追求すればするほど、アナログから遠ざかる。アナログの捉え方が、個性なのかも知れない。今つまらないと感じていることって、サービスに頼りすぎていないだろうか。なんでも行き過ぎてしまうと、つまらなくなるのは当たり前。悲観的なことをいくら吐き出しても、その先に「おもしろい」は現れない。それどころか、まわりの人を疲れさせることもある。

どんな状況でも、おもしろくなりそうなことにフォーカスする。そういう視点は自分を助けてくれます。呼吸が止まるまで何をしたいかを、思い出させてくれます。

Date: 20/05/20 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

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水を張られた田んぼは美しい。美しくしようとしているわけじゃない。だからこそ美しい。

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小さな命がこれから育っていくんだから、生命感に溢れている。通りがかるだけで元気になるのは、そういうことかも知れません。農家さんに感謝。

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季候が良くなると、気分も良くなる。気が抜けてしまいがちになる。こういう時、勝手な解釈もすくすく育ってくれる。もう大丈夫なんじゃないか、とかね。そっちの芽は早めに摘んで、あくまで理性的に活動するのが自分のできること。誰かと一緒でも、他の人と意見が違っても、自分で決めて動く。そればっかりだと疲れるから、適度に休みを入れながら。給付もだけど、休符も必要。

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打ち合わせの帰り、ずっと気になっていた場所に立ち寄った。「野神さん」という、農業の神が祀られている小さな神社。滋賀県には多いみたいで、深く調べてみたらおもしろそう。とりあえず高級生食パンとは特に関係なさそうです。

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写真に限ったことではないけれど、気配を感じるものに惹かれます。この場所には心地いい気配がありました。ここで仕事しようかなと狙っているところ。目に見えないものと付き合い方は、理解は、この先もっと深まっていくのだから、目に見えているものとの距離は少し遠ざかるんじゃないかと思っています。

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Date: 20/05/11 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

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「柚子唐辛子ができるまで」のWebページ制作を担当しました。単なる商品開発のお話に終始しない、生き方や働き方まで見つめるきっかけにもなる、とても有意義な取り組みを行われています。自分の“こうありたい理想”にもほど近い、これからの希望を感じました。

発起人でもあり、コーディネーターを担当した彩社会福祉士事務所の坂本彩さん、お取引先であるNPO法人縁活さん、個人的なところで結婚お披露目会で大変お世話になったcenciさんが関わっていて、そんな方たちの取り組みを伝えるお手伝いができてとても光栄でした。

彩社会福祉士事務所「柚子唐辛子ができるまで」

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運転が気持ちいい季節。対向車に道を譲ってもらったりしたとき、「ありがとう」の代わりに手を上げる。

コミュニケーションのあり方が変わった今、そんな些細なことに喜びを見出している自分がいます。これも一種のふれあいなんでしょうね。そのうえ「3密」の影響もない、お互いの安全が確保された状況というのもあって、安心するというか、穏やかな気持ちでいられます。相手の方もどこか微笑んでいる気がします。そうでなかったとしても、そう思うことにします。

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毎日がすっかり“非日常”で覆い尽くされた感じは否めなくても、その中にちゃんと日常は存在しています。穏やかな日常を取り戻すのはまだまだ先でも、日常を意識することが明日に繋がると信じています。余裕がない時こそルーティーン。靴を揃えるとか、言葉遣いとか、人の話を聞くとか。「今日これだけは意識してやるぞ」とか、そんなのがひとつあるだけでもいいんです。

Date: 20/04/20 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

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松瀬酒造株式会社さまの動画が本日より公開されています。蔵元の理念を伝え、その美学まで伝わるよう、ワンカットワンカットが美しくあることを目指しました。ディレクション、撮影、編集まで一貫して担当しています(ドローン撮影はSweettypeさま)。よろしければご覧ください。

言うまでもなく、日本酒業界ももれなく新型コロナの影響を受けておられます。ひとつの蔵元からの発信が、全国の蔵元、酒販店、飲食に関わる皆さまの希望へと繋がれば幸いです。

Date: 20/04/13 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

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a valley

少し前の休日に、京都のるり渓谷に行きました。「日本の音風景100選」にも選ばれている場所だけあって、少し散策するだけでもいろいろな音と景色を楽しむことができます。立体的だったり、急に静けさを感じたり。いい音をカラダで聴くと元気になります。

a valley

状況も変わって、この頃はマスクをするようにしました。あくまで臨機応変に。とはいえスタンスは変えません。やるべき事を徹底して、それ以外は自由にしています。たとえ枠組みは小さくなっても、気持ちや行動の選択肢を絶やさない。その点をいちばん大事にしています。いつでも自由を感じられること。あとは、自分の意志でやっている、そう自覚すること。決して誰かにやらされているわけじゃないこと。

a valley

今回の写真は久しぶりにfoveonセンサーのカメラ(SIGMA dp3 Quattro)で撮っています。やっぱりfoveonは自分にとって最高のセンサー。その時の空気が、音が、そして水の冷たさまで蘇るかのよう。つまりは気分がいい、ということです。ココロ躍るものが身近にあるだけで、気持ちも救われますよね。

a valley

長丁場を乗り切るコツは、定期的に休むことだと思います。先が見えないなら、自分で休憩地点を作って、自分のペースで休むのがいい。それこそ自由に。自分で考えて悩んで迷って、その上で決断するすべての人に自分は敬意を払います。

a valley

「そうは言っても気軽に遊べないし、どこにも行けないじゃないか」なんて話ではなくて、普段やっていることをサボる、という意味で。それだけで気を抜けます。完璧な対処はどこにも存在しませんから。休み休みやりましょう。自由がないと嘆く前に、小さな自由でもひとつひとつ増やしましょう。緊張が当たり前になっている今、「緩和」という栄養を補いましょう。

Date: 20/04/01 Photo: SIGMA dp3 Quattro

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Spring is coming

今朝、目を覚ますと「あだち充のマンガって水瓶座っぽいな」と不意にアタマを過って、調べてみたら本当に水瓶座。たまに当たる。知ってる子の誕生日と一緒で、自分と同じAB型。小学校の卒業アルバムが誤植で安藤ならぬ「安達」になっていたことまで思い出す。その頃はまだ笑い飛ばせる余裕もなくて、悲しくて泣いたことも。

Spring is coming

新型コロナウィルスミス。確かな対処法がない中、むやみやたらに不安を解消してもキリがありません。その行動はまた次の不安を生むだけだし、ゴール地点には疲労困憊が待っています。有事でもなるべく静かに対処する世の中を望みます。

Spring is coming

自分が徹底していることは、こんな感じ。

①移動するたびに手洗い・うがい
②不必要な接触は避ける
③早く寝る
④喉に違和感を感じたらイスクラ板藍のど飴
⑤ネガティブな話題は出さない
⑥そもそも気にしない

Spring is coming

これを基準にして、あとは状況に応じて調整するといった感じ。マスクもしていません。不安に感情を奪われる前に「これだけはやる」という決めごとを作っておく。それだけ気持ちに余裕が生まれますよ。さっきウイルスを「ウィルスミス」と書いたことにも気付いてもらえるはず。

Spring is coming

今回の写真は安土城跡を散歩した時のもの。枯れた紫陽花の傍らで芽吹くその姿に目を奪われました。自然はそこにあるだけで魅力的。カラダを動かすのも気分がいい。

Spring is coming

春が近づいています。どうせならエネルギーは感動することに使いたいですね。

Date: 20/03/07 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

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Bolognese

料理には、その人が出ますね。醸し出されるというか。

見た目や味も大切だけどひとつの要素に過ぎなくて、もっと感じ取れることっていろいろあります。会ったこともないのに「きっとこういう人が作っているんだろうな」と感じられることって、結構ありますから。本当に、いろいろあります。

そういうことにココロを使えるのって、なんか嬉しいじゃないですか。消えない不安を上塗りし続けたって、疲れてしまうだけだし。素直になれるのが、自分にとって一番いい料理だったりします。時には何も考えず、ひたすら貪るだけの料理も気持ちいいです。

Date: 20/02/26 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

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東京出張の夜に。一年ぶりに会う友人夫婦と。

新調したカメラは暗い場所でも写真が撮れるのです。「カメラって大体そうじゃないの?」と不思議がる人もいると思いますが、夜に弱いカメラもちゃんとあるのです。決して足の速くない「俊介」という男の子も、きっとどこかにいるのです。

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自分は美味しいものを食べるのが好きなだけで、料理人の事はよく知りません。妻が料理に携わっているおかげで、そんな視点で見る機会も増えました。新しい視点は世界を広げてくれます。

Date: 20/02/14 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

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おいなりさんは偉大だ。

想像して下さい。あなたが寝ている時にふと口に放り込まれても、おいなりさんならきっと許せてしまう、そんな気がしませんか。想像して下さい。あまり機嫌のよくない時に差し入れられたら「今そんなもの食べてる場合じゃない!」とかなんとかうわべでは繕っても内心「あ、ちょっといいな」なんて思ってしまう自分がいませんか。それがおいなりさんのいいところ。おいなりさんを食べると落ち着くのは、きっと自分だけじゃないと思います。

おいなりさんを食べましょう。そして落ち着こう。

Date: 20/02/10 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

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日曜は奈良へ。

きたまちの藍布(らんぷ)さんでランチ。里井さんのつくる薬膳ごはんは季節によって変化するカラダの状態に合わせて組み立てられていて、本当の意味で「カラダが喜ぶ」とはどういう事か実感できます。だからと言って理屈が前に出すぎることもなく、美味しくて心地いい。ふだん自分がどんな基準で食べているか考え直すきっかけになったお店でもあります(里井さんチケットありがとうございました!)。

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その後はsweets&coffee「Somi」へ。3年前に独立する前からの付き合いで、着々と奈良で活動する方たちと繋がっていて感心しきり。ずっと行きたいと思っている、ならまちの「西村邸」ともお菓子の取り扱いがあるらしく、行く楽しみがひとつ増えた。自分にとっては点だった奈良が少しずつ面になりつつあります。それは奈良で活動する皆さんとそれを支持する方たちがひとつひとつ作り上げたもの。いいお店もいい街も、きっと勝手にできたりしない。意志が集まってできるもの。

Date: 20/02/05 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

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いったい何が起こったのか「デザインあ展」が隣町の守山で開催しています。あの「デザインあ」が、佐川美術館に。車でたった20分のところに。

週末や祝日は狂おしいほどに混み合っているようですが、平日はほどよい混み具合で満喫できました。デザインと名の付くものにいろんな方が集まるのはデザイナーとして素直に嬉しい。こんな大きなことはできませんが、仕事や暮らしの中で自分なりにデザインの本質や魅力を伝えていこうと改めて思うのです。それはもう、自分の使命として。

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この頃は、たとえば「買ったのに読んでいない本」とか、そういうものに手をつけ始めています。もともと興味があって手に入れたものを尻目に、SNSとか、実はそれほど興味がないのに刺激を得ようと時間を割くのは勿体ないというか、あまりに気分に正直すぎても、喜びってある地点から大きくはならないような気がします。言い方はちょっと硬くなりましたが、つまりはメリハリをつけることと、停滞していることに手をつける、です。誤解のないように、気分はとても大切、です。

Date: 20/01/24 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

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書道を習い始めて1年と半年が過ぎました。月に一度のペースでまだまだ初心者もいいところですが、当初に比べたら少しは筆が動くようになってきました。

紙と筆と墨と自分の関係性。そんな風に捉えています。目の前にある紙の滑り具合やにじみ具合、握っている筆でどこまでの表現ができるか、磨った墨の濃度、そして今の自分の有り様。それぞれについての理解なくして上達はあり得ない。ごく希に気持ちよく筆が運べた時は、自分が消えている。書道に限らず、意識を続けた先にある無意識の域まで辿り着きたい。

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今日で阪神大震災から25年。20代の友達の中にはまだ生まれていなかった子もいるかと思うと、何とも言えない複雑な気持ちになります。その子たちにとっては語り部の立場になったんだと自覚もしました。当時の被害を伝えるのも役割のひとつですが、当時の経験を活かして「できる備えはちゃんとしましょうね」の方がきっと大切。命を意識するって、もっと真剣にやった方がいい。意識しないと、雑にも丁寧にも扱えない。

話は少し逸れますが、20代の子に「40代って楽しいよ」って伝えると、大抵「ホ、ホントですか?!」みたいな返事が返ってきます。上の世代として申し訳ない気持ちにもなりますが、でも、その瞬間、ほんの少しだけパァっと明るい表情になるのが本当に好きで、誰のためでもなく毎日ただ機嫌よく暮らしていたら、実はそれだけで誰かに希望を感じてもらえるなんて、いいこと尽くし。そういうのがいい。

Date: 20/01/17 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

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あけましておめでとうございます。今日から営業開始です。といっても去年は大晦日まで仕事で、年末年始のアナウンスもろくにできないままアワアワと新年を迎えてしまい反省しきり。その分いい仕事に携わることができました。

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年明けは恒例の青春18きっぷで高松へ。こんぴらさん参りやうどん巡りはしっかり抑えつつ、それ以外はクラウドファウンディングのリターンで手元にあった「d design travel 香川」が本当に役に立ってくれました。どこに行ってもちゃんと匂いや気配を感じられる。

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中でも仏生山温泉では今まさに自分が求めていた暮らしの姿が感じられて、本当に良かったです。それに温泉に浸かる男性の姿が美しいと感じたのは人生で初めて。他にもお正月休みで営業していない魅力的なお店もいくつかあって、すでにまた高松に行きたくなっています。

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新しい仕事でフルサイズのカメラを新調することになって、そのテストも兼ねています。レンズはひょんなことから使えることになったライカのオールドレンズ。使ってみるとデジタルのレンズがいかにパキッとしているかが分かる。ライカのレンズは解像感はしっかりあるのに「あったかい」印象。見ていて疲れないというか。ライカの真価は知らないので詳しい方の講釈をぜひ聴きたい。

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ただし焦点距離が70センチなのは手を焼きました。でもライカには魔力があるのかも知れない、久しぶりに“撮ること”そのものが楽しかったから。ピントが合う合わないなんて実は大したことじゃない。

今年もまた一年ゆるりとお付き合いいただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。

Date: 20/01/06 Photo: SIGMA fp + Leica Lens

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この頃は夕陽がすごく美しい。仕事の合間に目にするだけではもったいなくて、きのうは夕陽を見に出かけた。出かけたと言っても、特別な絶景ポイントってわけでもない、近所でちょっと見晴らしのいい場所、くらいのところ。大好きなところ。

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なんとなく日が暮れるまでいる、そのひとときがとても贅沢。一日の終わりを知らせてくれる。むかし宍道湖で夕陽を観た時にも、地元の方がぞろぞろと集まっては、ただ陽が落ちるのを眺めてまた帰る光景を目にした。その土地の暮らしを感じた。

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夕陽を眺めるのが大好きなご年配の方を知っている。決まったポイントに出向いては、日没の時刻を記録するのが趣味だという。なんというか、最高ですよね。美しいものを知っていて、その関わり方まで美しい。これを財産と呼びたい。

Date: 19/12/16 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

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お取引先の友愛診療所さまが先日、おくすりお持ち帰り用の袋をプラスチックから紙袋に変更された。今まで使っていたPPの袋がなくなり次第、切り替え。基本的にはマイバッグ持参を呼びかける。世の中の状況に合わせて柔軟に取り組む姿勢が素晴らしい。

打ち合わせ時点では「そもそも袋の提供をやめしてしまおうか」という意見も出ましたが、まずは段階を踏んでいこう、ということに。材質そのものが代わったり新たに版を作り直したりで以前よりコストはかかっている。でも、コストで判断してきた結果が現状なら、判断基準を変えない限り状況は変わらないのもまた事実。

何にでも限りがある。資源やエネルギーに限らず、すべての関係性まで含めて。そういう意識を持つって難しそうに思える。でも、視点を変えて「限りがないと思い込むものから遠ざかる」ことなら案外たやすかったりもする。たとえば自分の場合「○○放題」みたいなサービスからはなるべく距離を置いてる。無限だと思い込んでしまうものに囲まれると、意識なんていとも簡単に薄らぐものだから。

生きている以上、限りがある。

Date: 19/11/11 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2259

a dragonfly

志の輔落語、鶴瓶落語、そしてChamber Metropolitan Trioというヨーロッパのジャズバンド。この2ヶ月の間に足を運んだライブ。ライブっていいですね。でも何がいいんだろ?ふと立ち止まって考えたら「誰かのココロに触れられるところ」なんじゃないかと思えてきた。ライブにはその絶対量が多い。ステージに止まらず、お客さんの(喜んでいる)顔を見るのも好きだったりする。

配信で音楽を買うのが未だに苦手なのも、メッセージのやりとりだけで済ますことに違和感を感じたりするのも、ココロに触れられる要素が少ない、そういうことなんじゃないか。少しでも誰かのココロに触れたくて毎日、生きてるんじゃないか。孤独とちゃんと付き合っている人ほど、想いは強いんじゃないか。

Date: 19/11/08 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2258

snail

今日で終わることが信じられないくらいに10月はあっという間で、はて何してたっけ?と振り返ったら「よく一ヶ月でこんなに動けたなあ」と思えるほどにはいろいろ動いていたようで、それはそれで信じられなかった。信じられないことばかりだ。いったい何を信じればいいんだ。

仲の良い恋人や夫婦はスキンシップでおしりを触り合ってるんじゃないか」この頃の関心事。表には出ていないだけで、けっこうな確率だと踏んでいる。今日さっそくお取引先のご夫婦に聞いてみたところ、触り合っていないとのこと。幸先が悪すぎる。でも、きっとたくさんいると信じている。

Date: 19/10/31 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2257

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下鴨神社・糺の森ワンダーマーケット2019に参加しました。参加と言っても、例によって妻の助手として。自分だけでは絶対に上がることのない舞台に立てるものだから、関係者チケットを毎回もらっているようなハッピーな気分になる。

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助手には楽しい要素が満載だ。ひとつは大好きな接客ができること、もうひとつはいつものボス業とは違った立ち位置で働けること。背負うものはないし、自分は自分のベストを尽くすだけ。ある意味で自由。本来の自分を活かしやすい中盤のポジションでのびのびできるのは本当に心地いい。バーターであるが故の「おまけ感」も気軽でいい。

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出店が終わるたびに、気付いたことを出し合って、次に反映させる。それを繰り返す。改善したことはちゃんと結果に結びついてくれる。いい結果に繋がらなくても、何かしらの情報は得られる。これって普段、自分が仕事でやっていることそのもの。慣れていると言えば、慣れている。ウェディングケーキを入刀するより、この共同作業は自分たちに合っている。

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経験上、密にコミュニケーションを取れば取るほど精度は高まるもので、環境として申し分ない。休日を返上する体力的な負担はあっても、反応をリアルタイムで体感できる場はそれ以上に得るものが多い。それに、自分はつくづく現場が好きなんだなと自覚する。

それともうひとつ。いろんな人に会えるのが楽しい。出店者も来場者も、普段は接点のない属性の人たちばかり。いろんな世界を知れる。しばらく顔を見ていなかった人たちにバッタリ会えたりするのもいい。

Date: 19/10/30 Photo: iPhone SE

2256

寿長生の郷

寿長生の郷で開催された書師・秀蓮さんの個展へ。

寿長生の郷

屋内で観るいつもの形式とは違って、里山の中に書が佇んでいる。寿長生の郷らしく、なるべく自然の素材にこだわっているのもいい。徹底さに感心する。

寿長生の郷

寿長生の郷

同じ作品でも、環境や関係性が変化したり入れ替わったりすることで全く違う見え方になる。いつにも増して、ただ「そこにある」感じが気持ちいい。空気感が少しでも伝わると嬉しい。

寿長生の郷

寿長生の郷

心配していた台風19号も自分の暮らす街では目立った被害もなく、気を張っていたことの疲れが出たことを除けば、翌日にはすっかり日常に戻っていた。被害に遭われた地域の方々には一刻も早い回復を祈ります。

寿長生の郷

寿長生の郷

過去最大級の自然災害に対して、今回は備えるための十分な時間があった。逆に言えば、備えた内容が自分の行動力と想像力の限界値、とも言える。足りていたのか、いなかったのか。足りない想像力は、自発的な行動で補うしかない。答えを外に求める風潮は一向に好きになれない。正解は自分で決めたい。

寿長生の郷

ラグビーが大いに盛り上がっている中、母親の影響でバレーをよく観た。特に男子バレーが本当にすごくて、きのうの最終戦では思わず発狂するほど。すごかったんです、そのくらい。全員が前を向いて、持てる力を合わせて次へ進もうとしていることが画面から伝わる。前向きなのは、それだけで大きなエネルギー。前を向くために、立ち止まったり、ときどき休んだり。

Date: 19/10/16 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2255

sunset

きのう14周年を迎えました。

新しい価値を創っていたり、創ろうとチャレンジし続ける方とよくお仕事をご一緒する。価値観が大きく変わりつつある時代の流れに向き合っている方々、とも言える。自分たちを選んでいただけるのはとても光栄で、何としてでも期待に応えたいと思う。自分のモチベーションはそこにあるかも知れない。そこにしかないのかも知れない。

wave

お取引ってなんだろうと、この頃よく考える。大なり小なり「過去と未来を繋ぐ“地点”に関わること」なんじゃないだろうか。そう考えると光栄すぎて、真剣にならざるを得ない。真剣味が増せば増すほど下手なことなんてできないし、慎重さが必要になる。慎重でありながら、なるべく大胆でいることも。

wave

そうは言うものの、足りないものだらけだ。足りないものを補いながら、なんとか続けてる。必要なものの見極め、足りないものにどれだけ気付けるかがセンスだと思う。これまではお声がけいただいた依頼に対して全力で応じていたものを、今ではお取引先のチームの一員になるようなスタンスを目指している自分がいる。迷惑がられるかも知れないけど、思えばずっとそれがやりたかった気がするし、自分にいちばん欠けていたもののように思います。

長く続けることが必ず正しいとも思わないけれど、続けたことで得られたものはあまりに多い。続けてきて良かった。15年目もどうぞよろしくお願いします。

Date: 19/10/02 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2254

Yoshio fermented foods

奥村佃煮さまの新ブランド「Yoshio fermented foods」のアートディレクションを担当しました。オスのニゴロブナを使った新しい鮒寿しを通じて、琵琶湖の生態系や漁業者、ひいては保存食の文化に継続性を持たせるための取り組み。日本酒好きなおかげか、普段から鮒寿しを好んで食べている自分にとってはちっとも他人事じゃない。いつも以上に真剣にならざるを得ない。

before

鮒寿しは誰もが知っているわけでもない、あくまで地域密着的な保存食であることが大前提。もともと鮒寿しに馴染みのない方にとっての「新しい鮒寿し」なんて、加勢大周を知らない人にとっての新加勢大周のようなもの。ピンと来るはずもない。そんな背景があって、イメージカットの落とし所にはかなり悩んだ。奇抜な新しさではなく、過去を踏まえた上で未来を創造できるものでなければ意味がない。

そんな葛藤を経て、鮒寿しを知らない方が見ても直感的に惹かれるような一枚を目指しています。大前提を飛び越えてしまいたい。思惑通りの役目を果たしてくれるか、ひとまずは祈るだけ。他にも周辺のグラフィックツールをデザインしています。

新しい価値観をカタチにするのは、楽しくもあり怖くもある。怖いんだけど、乗り越えた分だけ歓びがある。

Date: 19/09/21 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2253

born

「結婚っていいものですよ」

入籍した時にいただいた言葉の中で、群を抜いて嬉しかった一言。それなりに大きな決断をして不安がないわけでもない心境で、希望を感じずにいられなかった。同じフレーズでも伝わり方はそれぞれで、連れ添った時間が長いご夫婦であればあるほど、遠赤外線のように芯までぬくもりが伝わる。なんてことのない静かな一言の中に、この先の人生をずっと支えてくれる心強さがある。

何年か経って誰かが結婚した時、自分も同じ言葉を贈れる人でいたいと願うばかりだし、そうやって伝えたい言葉があることも幸せ。結婚に限らず、自分が選んだことを「いいものですよ」って誰かに誇れたら、そんな自分にスタンディングオベーションですよね。せっせと育てるのは自分への誇り。

Date: 19/08/22 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2252

genbudo

書くこと以外の表現にいま意識を向けている。もうちょっと本業の部分に。そうすると、みるみる文章力が衰える。曲がりなりにも10年以上ブログを続けている中で今が一番「書けない」状態。悲観でもなんでもなく、これは意識していることにちゃんと意識が向いている証拠でもある。ただ、なるべくして衰えているだけ。得るものがあれば失うものが必ずある、ただそれだけのこと。衰えながら書き続けて、どこか思わぬ島に辿り着いたらおもしろい。

genbudo

アタマにあるものをカタチにするのはとてもエネルギーを使う。エネルギーを使ったところで100%再現できるとも限らない。カタチにしたらしたで「思ってたんと違う」こともざらにある。デザインに限らず、たとえば、大事な人に気持ちを伝えるのって、誰だって難しいでしょう?言葉にできなくて一生悩み続ける人だってたくさんいるし、仮に言葉にできても、それが伝わるかどうかは全く別の話。正しく伝わったかどうかなんて、突き詰めたところで確かめようがないからね。そりゃ怖くて当たり前。

Date: 19/08/21 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2251

summer sky

「夏はあんまりパンを食べない。」

この言葉がすごく好きで、常にアタマに持ち歩いてる。夏はあんまりパンを食べないって、自分にはちっともピンと来てないんですよ。年中食べてるし。でも好きなんです。ピンと来てないのに好きなのは、思い込みっていい加減だってことを教えてくれるから。

summer sky

パンも食べてるけど、この季節よく麺を食べる。そういうことか、と目から鱗が落ちた。食事の回数が変わらなければ、その分いつも食べているパンやお米を食べる機会は減るんだ、って。減らしたわけじゃないのに、事実として減っている。ちなみにこの言葉はpanscape(ベーカリー)のご主人から教わったもの。だから疑う余地はない。でも、疑う余地がないものまで疑ったりするのもまた人間。

moon

人間ってホント面倒くさいよね。「あの人って面倒くさいよね」って陰で言ってる人も、「私は絶対違うよ」と言う人だって、ちゃんと面倒くさいんだから。

Date: 19/08/19 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2250

sesame

きのうから営業再開しています。こんな暑い時期に外でやるのどうよ問題はさておいて、高校野球とお盆休みの「これといってやることない感じ」の組み合わせってなんて絶妙なんだと感心しつつ、休みが明けた頃になんでクライマックスを迎えるのだと憤慨もしています。つまり振り回されているわけです。

高校野球って、きっと録画して観ても面白さ半減ですよね。録画したところでたぶん観ないし、繰り返される「はかなさ」に惹かれてる気がする。

Date: 19/08/17 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2249

食堂ヤポネシア

新しい価値観をつくる。

そんなスタンスを持った方と一緒にお仕事する機会が増えています。この食堂ヤポネシアさんもそう。目に見えない部分が何かと新しい。新しい価値観と言うだけに、今まで存在しなかったもの。それだけにカタチにするのは本当に難しい。正解のないものだから、正解を探そうとせずに、何を正解とするかを決める作業になる。勇気も覚悟も慎重さも要るから、時間もプレッシャーもかかる。でもそういうのが好き。

食堂ヤポネシア

新しさはなくても、自分のスタンスをブレずに貫く方もいる。新しい価値観も、最終的には守りたいことを守るもの。いろんな「貫いている方々」とご一緒できて本当にありがたい。足りてないものだらけだけど、自分はとにかく全力を出し切る。それだけ。

さて、明日から15日まで夏期休業をいただきます(16日より再開します)。みなさんもよいお休みをお過ごし下さいね。溜まった疲れが、少しでもなくなりますように。

Date: 19/08/10 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2248

halation

仕事もプライベートも決めなきゃいけないことだらけ。こう書くと億劫にも聞こえるけど、決めるのは好き。決めるのは責任が伴うからちょっと・・という人の心情はよくよく分かるけど、今の自分には信じられない。自分で決められることがある、それがどれだけ喜ばしくて、どれだけ幸せなことか。偉い人からある日「もうあなたには何も決める権利がありません」とかなんとか突きつけられたら、全力で抵抗するよ。正しくはそうなる前に、だけど。決められるって、楽しいことだから。

halation

決める時に「自分がどうしたいか」はもちろん大事だけど「どういう環境になればベターか」という視点でよく考える。自分だけのことじゃない時ほど特に。理想的な環境に合わせて、カラダとココロも合わせていく。そんなニュアンス。いい環境をつくれたら、ものごとなんて自然に良い方向に転がり出してくれるから、自意識は少なければ少ないほどいい。

考えるポイントについてもよく考える。

Date: 19/08/07 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2247

green

不安定、というと情緒不安定とか、あんまり良くないイメージが付きまとうこともあるけれど、生き物ってそもそも不安定であってこそ。天気ひとつで、言葉ひとつで、気分なんてガラリと変わってしまう繊細さで、安定を求める方がむしろ不安定というか、あまりに不自然というか。たとえば「安定した社会を」なんて言うけどさ、不安定な生き物が安定をつくるってのは、ある意味で無理をするわけで、そりゃもう膨大なエネルギーが必要なんだから、この頃は「不安定でも許される」方が自然でいいよね、なんて思ってるところ。

a man sleeping on park bench

きのうは映画を2本はしご。「天気の子」と「トイ・ストーリー4」。知人に映画を一日3本も観る猛者がいて、僕にはとうてい無理だと思っていたけど、限られた時間を意識するようになれば、そんな思い込みなんてどうでもよくなりますね。やりたいことがあって、でもできなくて毎日まごまごしているなら、時間に協力してもらうといい。トイ・ストーリーはあと2回くらい観たい。

Date: 19/08/05 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2246

geopark

参院選が近づいていますね。

どの視点を一番大切にするか、これまでにないくらい時間をかけて情報を得て、ギリギリまで問いと議論を繰り返した上で投票に向かう。まだ少し時間はあるし、ハッキリとは決めていません。誰かの意見に対しての拒絶や同調を繰り返したところで世の中って良くならないし、まず自分はどんな暮らしを望むのか、どんな世の中であって欲しいか、あらためて自分にとって正直な未来像をつくる貴重な時間にしています。

geopark

「投票へ行こう!」といった呼びかけを、大人が大人に対してやっている現状は、自分たちの政治意識が低いことの何よりの証拠。それが紛れもない現在地。だから、遅れは取り戻さないと、大人にならないと、成熟に向かわないと。周りの方へ対してではなくて、自分自身に対して思う。今までサボっていたツケを、いま本気で選挙活動をしている候補者の方に払わせてしまっている、くらいの気持ちさえある。でも、言い方を変えれば、伸びしろがあるとも言える。だから伸ばす。

geopark

投票には責任が伴う。そこに抵抗を覚える方も少なくない。だけれども、投票そのものには「投票率を上げる」作用がある。ここが個人的におもしろいところ。投票率を上げることは、次に投票に行く人が増えることを意味する。タピオカミルクティーだって、流行りを作る人がいるから、あれだけの空気ができている(美味しいだけじゃ、ないですよ)。だから、責任云々は置いておいて「私は投票率を上げに行く」って動機でもいいと思うんですよね。そうしたら少し、空気を作ったことになる。それは必ず誰かのためになる。

個人主義まっしぐらな世の中で、みんなで空気を作れるっておもしろいと思うんですよね。国民をチームに置き換えたら、個人プレーもできるけどチームプレーもできるって、最高にカッコいいじゃないですか。そういう人が一人でも増えたら、誇れる国に向かうのに。そういうのがいい。

geopark

妻と政治の話をしていて、たとえ票じた候補者が違っても、ちゃんと議論して最後は握手で終われるような関係がいいよね、という結論に至る。政治信条が違ったとしても、その人が出した結論を尊重できるって、政治がオープンになるために大切だなと思う。影で「あの人○○党に入れたから嫌い」とか、あんまり気持ちよくないじゃないですか。それぞれに世の中を良くしたい前提があれば、やっぱり尊重したい。商売の妨げになるから政治の話はしない、みたいな風潮も、変わってきましたしね。

Date: 19/07/17 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2245

square

関わりたい事に迷わず近づく身軽さと、時間をかけて育む地道さとがうまく交差してきた感じ。必要なところに必要な分だけエネルギーを注げると健やかさに繋がる。そんな気がする。

Date: 19/06/22 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2244

japonesia

明日からの天気の崩れを見越して、朝から食堂ヤポネシアさまの撮影へ。主な用途はWebサイト。PC表示用はヨコ位置、スマホ表示にはタテ位置で撮り分ける。構図は変わっても印象は揃えたい。

今回は「見せすぎないこと」を意識して、悪く言えば分かりにくい、よく言えば想像力を掻き立てるような写真を目指す。力まず空気そのものを感じてもらえるように、あえて少しだけ芯を外している。見せてばかりいると、飽きやすくもなるしね。忙しい仕込の合間に朝ごはんを振る舞ってくださいました(嬉しい)。撮り切れなかった分はまた別の日に。

SDIM6028

そのまま京都へ向かい、友愛診療所さまとの打ち合わせ。ときどきスタッフミーティングに参加させていただく。おくすり袋のデザインについての詰め。スタッフさん全員が「じぶんごと」として真剣に聞いて下さるのが伝わる。ほどよい緊張感は打ち合わせの質を高めてくれるし、こちらも気兼ねなく真剣でいられる。

大事なのは「どこに着地させるか」。具体的にどの地点に着地させるか、有効な選択肢をどれだけ用意できるかが自分の役割。自分なりに意見しても、決めてもらうのはあくまでお客様。そこは崩せない。ミーティング後にお昼ごはんいただきました(嬉しい)。

Date: 19/06/06 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2243

nishinoko

今朝Twitterで南海キャンディーズ山ちゃん結婚のニュースを知った。ビックリと同時に喜びがこみ上げてきて、朝からすごく気分がいい。芸能人の結婚会見なんていつもは興味ないくせに、今日だけは早く帰って生で観たい(いつやるのかは知らないけれど)。なんなんだろう、この気持ちは。山ちゃんのプロフィールを調べたら、同い年で同じ身長で同じ血液型(AB型)で、奥さんの年齢差まで同じ。なんだこれ。とにかく嬉しいニュースは嬉しい。

reed

悲しくなったり気分が悪くなるニュースより、なるべく嬉しいニュースを受け取りたい。誰だって、そうでしょう。結婚みたいな大ニュースじゃなくても、時間通りの電車に乗れたとか、いつもは見て見ぬフリをしていたゴミを拾ったとか、夜更かしせずに寝たとか、ごはんの後のおやつをガマンしたとか、いいわけをしなかったとか、リンゴがうまく剥けたとか、誰かを責めなかったとか、好きな人ができたとか、明日が楽しみになったとか、ささやかなものでいい。そういうのをたくさん聞きたい。

自分のためだけのニュースが、実はいちばん喜ばれる。

Date: 19/06/05 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

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妻の助手としてファンタスティックマーケットに参加。いつもはデザイナーという裏方の仕事だけに、時々こうして表舞台に立てるのは楽しい(もともと接客は好きだし)。しかもgrafさん主催のイベント。タナボタというか、ちょっと得した気分。

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接客のほかに、売り場づくりのデザイナーとしても関わっている。普段の仕事と同じようにまず現状を把握して、設定した目標に応じた対策を練る。強みや弱み、何が伝わっていて何が伝わっていないか、今までどんな部分で受け入れられているか、などなど共有しながら、最終的に「理屈よりも欲求が上回るデザイン」を目指した。

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ものが良くても価値が伝わらなければ売れないし、ものが良いから買う、というのは動機のひとつに過ぎない。お客さんの気分にどれだけ寄り添えるか、そういうことも大事。現場で話しかけるストレスを減らすことも、ひとつでも不安を減らすことも、近づく口実を作ったりすることも。視点を変えれば変えるだけ、方法はあるものだから。狙いは当たって、しっかり結果に繋がってくれた。よかった。

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接客だけでも楽しいのに、デザインの反応を間近で体感できて、それで売り上げに貢献できて、自分だけでは接点のなかった他の出店者さんとも触れ合えて、いろんな人の喜ぶ顔が見られる。そのうえ仕事の肥やしにもなるご褒美つき。なんて日だ。

Date: 19/05/23 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

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arrangement

お取引先のご夫婦から入籍祝いにとお花をいただきました。他にもいろんな方から贈り物をいただいて恐縮していますが、滅多にないことだからと全力でお言葉に甘えています。今は気持ちの方を優先したい。ありがとうございます。

arrangement

旅行は楽しい、だけどちゃんと疲れる。それと一緒で甘えるにもエネルギーがいるんですね。末っ子なんて永遠の甘え上手だと思い込んでいたのに。誰かのために使おうとする時間やお金、そんな「気持ちの蓄え」は自分にもあるから、分かってはいるんですけどね。

Date: 19/05/17 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

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食堂ヤポネシア

近江八幡に間もなくOPENする食堂ヤポネシアさまのロゴデザインを担当しています。今朝は看板の立ち会いに。開店前の店内では代表の松岡さんとスタッフのソラがコーヒーの味を決めていた。「印象は強いけど記憶には残さない」確信犯的にそんな落とし所で提案したところ、面白がって下さって採用いただいたプラン。分かりにくいけど気にはなる、みたいな感じ。お店全体の位置づけとしては、緩急で言うところの「急」の役割。どうかお役に立ちますように。

食堂ヤポネシア

ひとつひとつの仕事を丁寧に。少しでも期待を越える提案であるように。この頃はそんなスタンス。それでいて、チカラの使いどころも見極めつつ、入れる時は入れる、抜く時は抜く。自分の中で緩急をつける。結局それが丁寧さに還ってくる。自分のリズムに近いというか、健やかでいられる仕事が増えて嬉しい。この食堂ヤポネシアさん、家から歩いて行ける距離になるのも嬉しい。

Date: 19/05/10 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2239

MD WALKMAN

平成が終わる。明日から令和が始まる。

それはそれとして、未だにMDも、何ならカセットテープも聴いてる。もちろんiTunesのお世話にもなっている。古いとか新しいとか、便利だとか不便だとか、そんな基準を持ち込まなければ、それぞれに良さがある。好きだけど手放したもの、一体どれだけあっただろう。いつまで繰り返すんだろう。

「好きだから手放さない」そんなシンプルな時代がやって来る。そんな気がする。

Date: 19/04/30 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

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sakura

二十四節気の6番目にあたる「穀雨」の日に入籍しました。節気のこともよく知らず、書いていてまだ自分でも咀嚼し切れていませんが、そんな日に。

どれだけ近くにいても、どれだけ永く一緒にいても、人は分かり合えない。その事実を分かり合えた人と出会えて、分かり合えないところから始められるならずっと一緒にいられるかも知れない。そう思えた途端「この人と結婚するんだな」と、決意ともまた違った道しるべが生まれて、まだ手も繋いでさえない間柄でプロポーズした自分がいました。自分で決めてもなければ誰かに決められたわけでもないのに、少しも迷いがない。運命に抗わないってこういうことなのかなと、自分でもフワフワしています。

そんなわけで「夫婦」という先輩が一気に増えました。自分にとっては第二の人生の始まりな気分。皆さんこれからいろいろ教えて下さい。今後ともどうぞよろしくお願いします。「こくう」と読むそうです。

Date: 19/04/22 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

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sakura

たとえば自分が見えている色が、他の誰かも100%全く同じに見えているかというと、そんなことはない。色盲ほど分かりやすいと話は別で、人それぞれ微妙に赤が強く見えたり、あるいは青みを感じにくかったりするもの。日常的に色を扱うデザインの仕事は、日常的にそんなことを考えざるを得ない。

ないんですよね、確かめる術って(目を取り替えてみるわけにもいかないし)。「同じ人間だから一緒」なんてのは思い込みに過ぎない。必ず個体差がある。一体じゃあ誰の目が正常で基準なのかって、それさえも厳密には分からないですよね。視覚に限らず、あらゆる感覚において。考えれば考えるほど不確かなもの。

それでもキレイなものはキレイだと共感できるって、本当に尊いですよね。

Date: 19/04/17 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

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bridge

ジュンク堂みたいな大型書店での楽しみ方はいろいろあるけど、とりあえずゆっくり一周するのが好き。立ち止まる場所なんてほんの一部。自分の世界がまるで鳥カゴで、人間ってつくづく自分の関心事にしか興味がないんだなあと自覚できる。誰も買わない本なんか、限られたスペースに置いたりしないからね。徘徊するうちに、全く興味のなかったものに惹かれる瞬間もあるし、そういえば、と意識の底に沈んでいた何かに気付ける時もある。そんな風に、自分の現在地を教えてくれるのもいい。

alone

誰でも「距離感」について考える。自分以外の何かに対する距離の測り方。自分の現在地を分かってる人、どれくらいいるだろう。パソコンにたとえるなら、ホームポジションの「F」と「J」が分からないと、ブラインドタッチはできない。自分のホームポジションがハッキリしてると、距離の扱いに慣れると思うんですよね。もっと言えば、周りも扱いやすくなる。

Date: 19/04/15 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

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rape blossoms

ココロが健やかでいられるような仕事をこの頃は心がけていて、そこにカラダを合わせていくと、声をかけて下さる方もちゃんと健やかさを大切にしている。

green

自分にとっての健やかさの定義は「この人のチカラになりたい」と素直に思えること。そうすればカラダは自然に動いてくれる。もうひとつは「お願いして良かった」と思ってもらえるために手を尽くせる状態を保てること。ついでに「覚悟の伴わない言葉から距離を置くこと」も。

hut

負荷のかからない仕事はない。それなら気持ちよく疲れた、と思える仕事をたくさんした方が楽しいし、いいリズムを産んでくれる。

Date: 19/04/13 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

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green

桜もいいけど、緑もいい。「好きな食べものは何?」って聞かれた時の答えと「最後の晩餐は何がいい?」の答えの違いにも似てる。好きの種類がまるで違う。後者は愛着と言えるのかも知れない。

green

重力に逆らうくらいだし、地面から上に伸びていくエネルギーって相当に強いんだろうな。何を考えて伸びるんだろう。余計な事は考えない方がきっとよく伸びる。

green

伸びる伸びる。伸びる姿を見るだけで元気が出るって、いいよね。伸びろ伸びろ。

Date: 19/04/12 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2233

Okishima

沖島で散歩。そんな素敵なお誘いを受けたら、ご褒美のような桜がお出迎えしてくれた。桜は「来年はもっとキレイに咲こう」なんて考えることもなく、ただ咲くことを繰り返す。それでも愛され続けてる。見習いたい品がある。

SAKURA

SAKURA

SAKURA

SAKURA

Date: 19/04/11 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

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wild grasses

文章を書くことより『文字』そのものを書くことに関心が向いている。一日3分でもいいから筆を持つようにして、字を書いたり絵を描いたり。今まで培ったものを脇に置いて、新しい芽を伸ばす。筆に限らず、この頃そんなことをしています。

wild grasses

仕事以外ではしばらく撮る気にならなかった写真も久々に撮り始めた。お相手は野草。何年か前にフォトグラファー“やまのり”と里山十帖に泊まった時「ふだん我々が目にしている草の7割は食べられるんですよ」と教わった。知り得た複線を数年越しに回収する。カタチをよく知りたくてスケッチしたい欲まである。植物のスケッチといえばイラストレーターの黒田潔さんを思い出す。

field horsetail

ツクシは小さい頃に食べたことがある。たくさん取ったのに、料理すると「たったこれだけ?」とガッカリするほど少なくなった記憶。子供には苦くて、あまりいい印象を持ってない。大人になって、この時期に苦みを摂っておくことがいいと知る。視点を変えるだけで物事は一変する。偏った視点は頑なさを生んでしまう、良くも悪くも。視点はあくまで『点』。ひとつに過ぎない。ひとつをたくさん増やす。

wild grasses

野草ではないけど力強さに惹かれた。生きようとするチカラ。止まっているのに動的なエネルギーが感じ取れる。人間にも力を蓄える時期が要る。結局は目の前のことをひとつひとつ着実にやるのが一番の近道、この頃そんな当たり前の風潮が浸透しつつあるように感じる。そうだったら嬉しいな。自分のためだけの大声なんて嫌いだ。

glycyrrhiza

カンゾウ。ちょうどきのう、いただきもののカンゾウでパスタをつくってみた。食べてビックリ、とっても美味しい。デトックス効果があるんだそう。そんなことは抜きにしてただシンプルに美味しくて、一瞬で好きになった。目から鱗が落ちる体験。新元号を直前にして新しい世界が広がった気分。自分の世界なんて実は意識しなくていい。そんなもの笑えるほどに小さいんだから。ココロ細くなった時にはすぐ戻ればいい。

allium macrostemon

ノビル。文字通り伸びている。しかも石垣の隙間から生命力を漲らせて。美味しんぼの山岡さんがこうも言ってた。「ビールに合うから、ノビールってんだよ」と。ぜひビールと合わせてみたい。厳密には根っこの方だけど。

cardamine flexuosa

タネツケバナ。名前だけ覚えたところ。覚えるのは大変、なんてことはこれっぽっちもない。覚えると決めたら『どう覚えるか』『どう楽しむか』考えるだけ。まだまだ覚えたいことがあるなんて、幸せ以外の何者でもない。覚えなきゃいけないこととは似て非なるもの。知りたいことだらけだ。

海月が雲になる日。

金沢の『海月が雲になる日。』さんでタイカレー。すでに金沢という非日常の場所に輪をかけた非日常感。非日常なのに、かかっていた曲は大好きな大貫妙子。そうやって生まれた安心感のある非日常。音楽や空間まで含めて五感が喜んだ。やっぱり旅はいいなあ。視点を変えると旅のカタチもまた変わる。

Date: 19/03/29 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

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4日間の東京出張。中川政七商店が主催の合同展示会『大日本市』に参加。お取引先さまのブースに立ち、バイヤーさん相手に自分ひとりで商談する、という貴重な体験をさせてもらいに。『掛け率』『お取引条件』『最小ロット』などなど使い慣れないフレーズをさも使い慣れているようにふるまう。

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自分がデザインを担当した商品に『売る』という視点でリアルな反応を得られる機会は滅多にない。狙いどおり伝わっているところ、そうでないところ、伝え切れていないところ。そういった改善のヒントも得られるし、お取引先さまが求めているデザインのポイントも分かる。生の意見が飛び交う場にはヒントも飛び交っている。

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40数ブランドの出展者の方々とコミュニケーションする機会もまた格別。当たり前だけど、期間中は本業が一切できない。お金と時間の両方のコストをかけて臨まれている。つまり真剣ってこと。ある方は『勉強の時間だと思っています』と割り切っていた。安泰なブランドはひとつもない。不安になるとつい目先の利益に走りがちになるけど、グッとこらえて未来を見据えているように感じた。いちばん好感が持てたのは、謙虚な方ばかりだったこと。プライドの使い方を心得ている。やっぱり現場はいい。

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東京滞在中に友人夫婦が連れて行ってくれた馬喰町のイタリアン、とても素敵だった。また食べに行きたい。時間は有限、だからこそ貴重。他人の時間を弄ぶようなことが周りでよく起こる。もちろん自分にも思い当たるフシはある。目に見えるものを奪われるより、目に見えない時間を奪われる方が罪が重いこともあるし、自戒を込めて他人の時間にまず敬意を払いたい。

Date: 19/02/21 Photo: iPhone 5

2230

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青写真の語源にもなったサイアノタイプという古典技法を使った写真のワークショップ。池田にある道具店、卉奏(きそう)さんにて。好きな素材を持参して自分だけの写真をつくる、というもの。

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自分のための創作は滅多にないもので、とても新鮮な体験。新鮮でありながら、実は同時に苦しくもある。感覚だけでつくれないほどにはデザイン思考がアタマを支配していて、考えないでいることができない。そんな体質が浮き彫りになってしまうから。

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この仕事をしている以上は逃れられないのも分かってるけれど、少しさみしさもある。考えに考え抜いた先にある『諦め』まで辿り着けたら、その時に感覚がチラッと顔を出す。いいものができるのは決まってそんな時。

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暗めの会場につき写真ブレがち。この頃はブレようがブレまいがどうでも良くなってる。受け手の貴方がちゃんとアタマで補正してくれるから。

これもひとつの諦め。

Date: 19/02/08 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2229

d_department

渋谷ヒカリエで行われたD&DEPARTMENTのクラウドファウンディング懇親会に参加した。もう一週間以上も前のこと。

今の時代、自分が好きな場所やモノが存続していくには、積極的な関わりが必要不可欠だったりする。Dさんは自分にとってそんな存在のひとつで、支援を決めてイベントにも参加することにした。ただ遠くから眺めているだけで失うものは、これからもっと増える。政治も同じ。闇雲に叫んだところで、腰の引けた状態で挑んだところで、何も良くならないことはもう誰もが気付いていること。お金と時間をかけてでも、カラダを慣らしておきたい。少しでも世の中を良くしたい。

アウェイかと思っていたところにsaredoの萱澤夫婦が声をかけて下さってホッとした(とても嬉しかったです)。はるばる東京まで来て傍観者でいるのもつまらないし、質問タイムでナガオカさんに聞きたかったことを聞いた。そのとき滋賀から来たことを伝えていたら、あとでいろんな方が声をかけて下さった。自分が動いた分だけ、いい流れが生まれる。億劫に慣れてしまわないこと。

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どんな状況でもベストは尽くせる。何が起こっても、その時その時のベストをいち早く見極めては実践するだけ。それ以外に何がある。その日その日で自分なりのベストを尽くせたら、蕾はちゃんと開く。今そういう感覚が自分にある。でも、もう少しだけ時間がかかりそう。

立春とともに少し寒さが和らいだ。旧暦ではきのうが正月なんだそうで。詳しいことはよく分かりませんが、あけましておめでとうございます。

Date: 19/02/06 Photo: iPhone 5

2228

water

うがいをしようとして、でも手袋してたものだから横着して、そばにあった“おたま”を使って事なきを得たところ、弟子の作った料理にケチつける嫌味な料理人のようになってしまいました。今年もインフルエンザ流行っているようですね。

体調を崩している人と『体調崩してなるものか!』と身構える人とが織り成す緊張感が街中に漂っています。そうでなくとも寒いしね。今のところ自分はすこぶる元気です。一日に5分でもいいから、ゆるゆるできる時間があると良いですね。みなさんどうかご無事で。

Date: 19/01/25 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2227

hatsumoude

広島東照宮(写真)、今年の初詣はこの場所で。年明けからもう軽く2ヶ月は経った気のするこの頃ですが、この時は参拝のペースに併せてのんびりゆっくり階段を上っていました。自分以外のペースにカラダを委ねられる時間っていいですよね。自分のペースに慣れすぎるとロクなことがない。人の数だけペースがある。

お互いのペースを意識しながら一緒に走り続けるような仕事が肌に合う。お客さまの近くにいながらも俯瞰する存在がデザイナー。今年はその距離をもっと近づける機会をつくろうと思っています。

Date: 19/01/19 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2226

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年明けは恒例の18きっぷ旅。縁(ゆかり)があるわけでもないけど、2年連続で広島へ。定番の宮島へ行って、饒津神社で初詣を済ませて、あとは大体ゆるゆる。お好み焼きは3店で食べ比べ。デザインに関わったお酒を持参して、宿で燗して飲んだり。行ってみたかった茶房でおしるこも食べた。今年は寒さも落ち着いていて、過ごしやすかったですね。

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年末から引き続いて、仕事場の整理整頓。スペースひとつひとつを風通しよくするたび、鳥肌が立つような感覚。潔い空間で、迷いたいことに集中して迷う。その環境づくり。自分の求めんとするエネルギーは、きっとそこから生まれる。何かに抗ったり反発する力とは違った、意志をまっすぐ、それでいて軽快に伝える力。余計なエネルギーを少なくして、循環させたいエネルギーを増幅させる。そんなスタンスづくりに取り組んでいます。

本年もどうぞよろしくお願いします。いろいろ本気です。

Date: 19/01/09 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2225

green

中途半端なまま大そうじを終えた。

見た目だけでもキレイな状態にして新年を迎えるのもいい。でも今は、うわべだけ整っていることに何の価値も見出せなかった。それより13年もの間に溜まった脂肪をこのタイミングで削ぎ落としたい。カラダとココロの向き合い方をひととおり身に付けた今、次は環境の方に目が向いている。環境を変えれば人は変わる。環境の変え方にもデザインが役立つ。

環境の腸内洗浄をして、気持ちよく次のステップに進む。そのためにはもう少し時間がかかりそう(Webサイトもまだできないし)。これは焦らずじっくりやること。気持ちだけあっても、ものごとは前に進まない。むしろ複雑になるばかり。そこに目を向けずに散らかすだけの人は多い。

ずっと地道に取り組み続けてきたことが、そろそろ実を結びそうな、そんな予感がする。それが何かは分からないけれど、楽しみで仕方ない。楽しみにすることも、また楽しみのひとつ。来年はその楽しみと一緒に走りたい。そう思ってる人、きっと多いんじゃないかな。

更新の頻度はますます減ったにも関わらず、楽しみにして下さる方もいて本当にありがたいです。一年ありがとうございました。どうかよいお年をお迎えください。来年は7日からの営業です。

Date: 18/12/31 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2224

miscanthus sinensis

その日のうちに洗濯物を片付ける。ぼちぼち板についてきた。やることを明日に持ち越さない訓練であると同時に、やりたいことから次の日を始められるご褒美がついてくる。どうしても無理な時は「明日まで置いてよし」とする。決して意地は使わない。続けることが優先で、完璧を基準にはしない。継続にとって一番の天敵は、完璧を目指すこと。


いろんな人と本の貸し借りをする。自分の好みを伝え合う、照れくさい行為でもある。だからこそ、尊くて楽しい。そんな関係も、礼儀を欠いた途端に崩れてしまう。読む気が無いときは借りない。どうしても借りる時は「返さなくてもいい?」と念を押す。貸す時は差し上げてもいいつもりで貸す。返ってこないストレスで、返さなきゃいけない後ろめたさで、せっかくの関係を崩しちゃ勿体ない。そんなやりとりがごく自然にできる、経験を積んだ人たちが周りにいてくれる。ありがたいなと思う。許されることに慣れた分だけ、自分から許してもらう力は衰える。


M−1は楽しい(今さらだけど)。生放送で見て録画で見返して、YouTubeでいろんな芸人のコメントを聴いて今でも楽しんでる。ひとつの番組でどこまでも楽しめる。賛否両論あるものは、人気があるものの証拠。外野で声を荒げた人も、結局のところファンだからね。きっと来年も観るんだよ。何ら問題ないよ。賛否両論あるものは、見方を変えれば隙だらけ。独自さは、隙の多さに比例する。その隙を突いたところで、自分の隙があらわになるだけ。


自分のために生きることの真意を、ようやっと理解する。自分のために生きることは、他人のために生きることだとも。考えれば考えるほど、時間なんてちっとも足りやしない。やりたいことだらけだ。たくさん生きるために、やることに追われる日々をなるべく減らす。

今日も、その日のうちに洗濯物を片付ける。

Date: 18/12/19 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2223

pale blue

矢野顕子のニューアルバムが発売になって、近所のCDショップに買いに行くんですよ。近くで買えるものはなるべくネットに頼らないようにしていて。でも、売ってないんですよね。ショップと言っても書籍やレンタルCDと併設されていて、スペースはごく僅か。セルCDって今や喫煙スペースばりの肩身の狭さというか、ローカルでは確実に絶滅危惧種になりつつあって、タイアップとか、何かしらそういう類でないと扱う側にとっても負担が大きい。そういう事情が透けて見える。

4軒目の電話でやっと見つけて、何年かぶりにお取り置きなんかしてもらって、次の日に電車で買いに行ったんですけど、見つかった時点でもう嬉しくて、『次の日に買える!』って喜びも上乗せされて、受け取った時にはちょっと感動すらあったんですよね。ご機嫌ついでに近くでやってたマルシェで知り合いからグラスワイン買って飲んで、ほろ酔いのまま帰ってCD聴いてまた気分良くなって。別に注文してたCDも届いてさらに嬉しくなって。

捨ててしまった手間の中に、ギュッと栄養が詰まってたりする。

Date: 18/12/03 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2222

sea of japan

きのうは自分たちのプロフィール写真を撮りに鳥取砂丘へ。撮られることに慣れてないスタッフも、シャッターを切られるごとに緊張がほぐれるのが分かる。縁あって今回は、こないだ大学を卒業したばかりのフォトグラファーに撮影をお願いした。フレッシュさを期待してのこと。

photographer

砂丘を選んだのには理由がある。砂丘を背にしてシンプルな中にも奥行きとスケール感を出す。そのまま日本海ををバックにもできる。これが建て前。本音は「砂丘のてっぺんから跳ぶため」。打ち合わせする中で年代特有の悩みを教えてもらい、だったら撮影ついでに殻も破っちゃおっか、という流れで決めた。むかし砂丘に行った時に跳んでいた外国人たちが、やけに楽しそうに見えたから。

domino

砂丘では写真をお願いされることもよくある。今回はこんなオシャレな子たち。あんまりにも楽しそうだったから「自分のカメラでも撮っていい?」とお願いして撮らせてもらった。元ネタあるみたいだけど、なんだったんだろう。それにしても画になるなあ。

楽しそうにしてる人って、それだけで人を幸せにするよね。

Date: 18/11/28 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2221

autumn

色づきが急激な冷え込みを語る。

決まって慌ただしくなる時期でも、今年は「あっという間だねえ」とか言わず淡々と同じペースで年の瀬を迎えたい気分。迫ってくるイメージに飲み込まれずに、自分の足で迎えに行く感じというか。世間のペースは誰の基準でもないし、遅くなることもこの先ないから、自分の望むペースくらい自分で決めるよ。それでも「あっという間だねえ」って、きっと言わずにはいられないんでしょうね。そんなもんです。淡々と過ごすにも、実はたくさんのエネルギーがいる。

みなさん体調に気を付けて、よい連休をお過ごし下さいね。

Date: 18/11/22 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2220

EN

日本酒「エン」のラベルデザインを担当しました。去年の喜多酒造さまに次いで2本目。造りは北島酒造さま。農薬や化学肥料を使わない“滋賀旭”という、今では希少となったお米で仕込んでいます。

蔵元から直接のご依頼ではなく、もう少し個人的なもの。そのせいもあって、ちょっと遊びというか、表現の枠組みをゆるく捉えた、自分でもあんまり見たことのないような印象を目指しました(お題が難しすぎてこうならざるを得なかった、とも言えます)。なんかよく分からないけど、でもなんかいいよね、くらいになれば嬉しいです。ま、なんといってもお酒は中身ですから。これからの季節にぴったりの味に仕上がっています。飲んで損なし、です。

現時点では北島酒造さまと小川酒店さま、それぞれ店頭でのみお買い求めいただけます。新年を迎えるお酒にも頃合い。

Date: 18/11/16 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2219

d kyoto

冗談の許されない状況で、あえて冗談を言うような振る舞いは褒められたもんじゃないかも知れない。でも、冗談が通じない相手だと分かっていても、あえて冗談を言うことはある。イヤしばしばある。理由はふたつある。

ひとつは「通じない事がちゃんとある」がハッキリするから。何が通じないか分かってる関係って、実は風通しがいいからね。“通じない”が日常に溶け込んでいるおかげで、何でも分かり合えるような思い込みも減る。距離が近いほど錯覚はよく起こる。分からない事はあるけど一緒にいる、そう自覚できる方がいい。

もうひとつはそう、ただ言いたいから。共感も理解も求めたりしない。ただ言いたいだけ。言いたいだけのことを言うって、とても健全だからね。分かってもらう以上に大切なときもある。イヤしばしばある。そこにその人がいたりする。

Date: 18/11/14 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2218

SDIM6769

携わった案件の撮影、を再開。今日は名刺が中心。

媒体別の注文ランキングがあるなら、気軽さと必要性から名刺は断トツの一位。見方を変えると、名刺ってお客さまとの一番身近な接点でもある。名刺ひとつとっても思い出は詰まっているものだから、撮影するたび当時の記憶が鮮明に蘇る。それでどうしても、昔のアルバムを見返しているような気分に浸ってしまう。勉強を中断しているわけじゃないのに。

SDIM6764

撮っても撮っても減らない。よくもこれだけ伝えずに貯めてきたなあという反省と、ろくに伝えてもいないのに今までよくご依頼いただけてきたなあという感謝の気持ちが入り交じって、フワフワしてます。早くこのサグラダ・ファミリアから抜け出したい。何が言いたいかというと、進みが遅いんです。楽しいけど。

Date: 18/11/08 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2217

sakamoto

「おもてなしのない宿があるよ。」

お取引先の年配ご夫婦から教えていただき、それならばとお連れいただいた「湯宿 さか本」は、必ずまた来年も行きたい宿のひとつになりました。本当のおもてなしとは何かを真剣に考えて考え抜いた先に、万人に受け入れられるおもてなしはないと悟った潔さを隅々まで感じられます。それを好むか好まざるか。自分にはこの上なく心地よかった。五感がこぞって喜びました。

sakamoto

sakamoto

sakamoto

sakamoto

sakamoto

sakamoto

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Date: 18/11/07 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2216

BLUE GIANT SUPREME

好きなマンガでも大人になると発売日って無頓着になりがちで、突然に「ヤバイですよきょう新刊の発売日ですよ!」なんて知らされると、この上なく幸せな気分になる。旅先の書店で見つけた時もたまらない。楽しみにしていたゲームがいよいよ発売になった小学生の頃のテンションと全く変わってない。気分ってものはきっと、一向に大人になんてならない。疾風(はやて)のように手に入れて、疾風のように読みふける。

マンガは買い立てが一番おもしろいと、偉い人がたぶん言ってた。読み進んでいく楽しみと背中合わせに、読み終えしまう悲しみが迫ってくる。楽しい、悲しい、でも楽しい。甘い、しょっぱい、甘い、にもよく似た無限のループ。満たされた分だけ悲しい、これは仕方のないこと。楽しさだけ手に入ったとしても、誰かが悲しさを引き受ける。

Date: 18/11/02 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2215

cosmos

更新が滞ると「きっと忙しいんだろう」と解釈して下さる人がいて有り難くはあるのですが、実はそういう事情ではなくて、最近は書かないでいます。断言してしまうと、ヒマな時って書きませんから。

cosmos

身の回りで起きていることが魅力的すぎて、表現が追いつかない。きっとそれが一番の理由。言葉にしようとはしても、書いている途中で筆が止まる。書いては消して、を繰り返してばかり。今の『アマタノアタマ』の枠組みから外れているのかも知れない。ま、自分にとってはいいことです。「事実はブログより喜なり」です。

cosmos

楽しいんですよ、自分も、関わってくれている人たちも。傍目には前を向いている人が100%前を向いているかというと、必ずしもそうではないし、ギリギリ不安に打ち勝って51%前向きな人もいる。振り切りすぎて120%の人もいるし、今は0に近い人もいる。地点はそれぞれでも、共通しているのは、みんな強くあろうとしている。そこに見え隠れする“揺れ”をお互い感じながら時間をご一緒できるって、仕事であれ何であれ、幸せなことですから。

Date: 18/10/29 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2214

cosmos

秋桜がきれいだ。この季節は空もきれい。ずっと見ていられるし、ずっと見ていたい。美人は三日で飽きると言うけど、空は一向に飽きることがない。空ってトクだな。そろそろ海も見たい。見たいものだらけ。

cosmos

AつMATAの新しい会場が決まった。復活できると思うと胸躍った。新しい場所で、何をどうしたら今まで以上に楽しんでもらえるか妄想が止まらない。そろそろ日を決めなきゃ。楽しいことだらけだ。

Date: 18/10/20 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2213

dot

本当に伝えたいことを、ちゃんと伝えられる人になる。

この頃のテーマです。なかなか、どころか相当に難しい。それだけに、やりがいのあること。ちょうど今、いろんな「恥」を捨てているところ。きのうはお取引先の病院で、大腸内視鏡検査を受けてきた。何年も恥ずかしがっていた気持ちは、ほんの数時間で消えた。モノの整理が終わったと思ったら、今度はココロの方にスポットが当たる。そういうふうにできている、そんな気がする。

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自分が恥ずかしいと思っていることは、他人にはどうでもいいこと。そういう捉え方をすれば、「恥ずかしい」が多いほど、どうでもいいことが混ざって、伝わりにくくなる。恥ずかしさで本気が伝わることもあるけどさ、それはそれとして。伝わって欲しい人に伝わる喜びは、たくさんのどなたかに共感されて満たされるそれとは、比べようがない。それだけに、全力で大事にしたい。

恥ずかしさのほとんどは、隠していること。

Date: 18/10/10 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2212

office

13周年を迎えました。

振り返ればけっこうな距離にも思えますが、とろサーモンなら売れるのにまだ2年もあります。そんな掴み所のない地点。

10年でいちど燃え尽きてから丸3年かけて、心身ともに次の目標に向かって進む準備が整いました。今度は「続ける」が目的じゃなくて、「どう続けるか」という意味で。あとはもう、挑戦者の気持ちで取り組むだけ。それなのに夏に公開するつもりでいたWebサイトのリニューアルはちっとも進まず、いきなり出鼻をくじいてます。すべてうまくはいかないし、うまくいかないのが大前提。

災害のせいなのか何なのか、気持ちがフワフワしてまとまりありませんが、関わって下さるすべての人にいつも感謝しています。今年はAつMATAも復活したいと思っています。14年目もどうぞよろしくお願いします。

Date: 18/10/01 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2211

cocoshiga

「滋賀地酒の祭典 in 東京」に、物販ボランティアとして参加。

滋賀の33酒蔵が東京に揃うだけでも驚きなのに、ふだんお世話になってる地元の飲食店の方々まで手伝いに行くと聞いて、おもしろセンサーは反応せざるを得ない。終わってみれば、思ってたより何十倍も面白かった。

日本酒が好きで、いくつか蔵元さんとも関わりがあって、会場に来るお客さんも日本酒大好き。もともと接客は好きだし、スタッフも基本的に日本酒好き。好きな環境で好きなことしかやってない。これで面白くないわけがない。

cocoshiga

おまけに、(詳しくは書きませんが)自分が「滋賀の日本酒好きなら絶対に無視できないビジュアル」なのもあって、たくさんの方に声をかけてもらい、たくさんの方に人違いされました。人生で一番たくさん間違われた時間でした。それはそれとして、興奮気味に感動を伝えて下さる女性もいたし、日本酒の自分史を語って下さるその道50年のベテランの方もいた。お客さんひとりひとり、楽しみ方が違うのがよく伝わる。東京の友達も来てくれた。

打ち上げではまだよく知らなかった蔵元や酒販店の方、純粋に日本酒好きの方ともたくさんお話しできたし、始めから終わりまで「おもしろ」が途絶えない一日。夜更けにしゃべった「蔵元さんのイメージを芸能人にたとえたら」トークまでぜんぶ楽しかった。また来年。

Date: 18/09/19 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2210

2018-09-06-16.36.29

台風は高島エリアに大きな被害をもたらして、きのう、知人のお店の撤去を手伝いに行った。突然のことでも自分の判断で動けるのは自営業の強み。自営業の仲間も何人か駆けつけていた。

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壊れたものは到底「瓦礫」なんて言えたもんじゃない。本人の心中を察するとカラダは止まってしまう。ココロは一旦止めて、せっせとカラダを動かす。大破した建物とはうらはらに、静かで美しいびわ湖の姿が見える。このコントラストに、何とも言えない気持ちになる。

2018-09-06-16.11

停電で真っ暗な夜を過ごした時、ヘッドライトが欲しくなった。室内で灯りを持ち歩く習慣がなくて、移動のたびに「あ、向こうに電気ないんだった」と懐中電灯を取りに戻る。その繰り返しが一番記憶に残ってる。それに懐中電灯は片手をふさぐ。そして今回はヘルメット。たとえ安全な場所でも、頭上は常に危険をはらむ。無意識に避ける場所が多かった。実体験は本当に必要なものをちゃんと教えてくれる。近々この2つを買い足す。

追い打ちをかけるように、今度は北海道の大地震。3日前、本当なら今日から北海道に行くはずだった友人と電話で話したばかりで、いろいろと理解が追いつかない。身の回りもまだこんな感じだし、今は耳をふさいでる。これ以上は受け止めきれないから、きっと自分が元気でいられない。それでいいと思う。

Date: 18/09/07 Photo: iPhone 5

2209

LED

想像を絶する被害が各地で起こっているようで、驚きを隠せない。まさかここまでとは。自分の暮らす地域の風雨は落ち着きましたが、しばらく停電が続いて今こんな感じです。災害用に備えていたLEDが役立ってます。パピコは溶けてハヒコになってます。

もう最小限の被害で済みますように、なんて気軽に言える規模ではなくて、どこから誰から心配して良いやらですが、みなさんの無事を祈ります。

Date: 18/09/04 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2208

Liquor

さくらももこさんのエッセイ「もものかんづめ」があまりにおもしろくて、当時とんでもなく衝撃を受けたことを、今でもよく覚えてる。本を読んでいる感覚とはまるで違う、そこに「ちびまる子」がしゃべっているような、本の上で躍っているような、活き活きとした痛快さがそこにギュッと詰まってた(あ、だからもも子の缶詰ってことなのか)。

Liquor

小論文が原因で大学受験に失敗したり、文章に対してかなりコンプレックスを持っていた自分が文章を書こうと決めたきっかけは、この一冊に出会ったから。あんなに伸び伸びとした語り口に、本当に憧れたから。そんな“恩人”とも言える人がこの世を去るのは、やっぱり悲しいですね。数日経っても、まだ悲しい。

ずっと写真を撮り続けているのは、31歳の若さで亡くなった幼なじみのフォトグラファーSayoの影響がある。そして文章はさくらももこさん。奇しくも、2人とも乳がん。いったい何だっていうんだろう。自分に置き換えると、53歳まであと13年。あっという間だよ。

Date: 18/08/30 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2207

stampbook

ときどき年の離れた子が気持ちを伝えてくれることがある。その純粋さや真っ直ぐさがとても好きで、清々しいとはこういうことだと、あらためて教えてくれる。

stampbook

きのう、自作の水槽(アクアリウム)をただ見てくれと、友達から動画が届いた。ドヤ感こそあれ、これはこれでピュアで清々しい。褒めて欲しい時だって、悩みを打ち明けるのと同じくらい慎重に相手を選ぶものだし、そう考えると素直に嬉しい。褒めて欲しくて困ってるんだし(笑)、助けるのが友達というもの。こういうのがいい。

怖さや不安、あるいは照れくささや後ろめたさで覆い尽くされた言葉や態度は、誤解を生みやすい。もっとシンプルに言ってしまえば、信じにくい。そういう機会に触れるたび、どこかうんざりし始めている自分がいる。もちろん、自分の言動までも含めて。

なるべく純粋でありたい。なるべく信じて欲しいし、なるべく信じたい。それが根底にあって、どうにも剥がれそうにない。

Date: 18/08/25 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2206

2018-08-18-19.57

佛光寺の盆踊り。今年も最高でした。あのフワフワと溶けていく時間、なんなんだろう。まるで自分の魂まで鎮めてくれるような。

少し慌ただしくて、お盆は予定を入れずコツコツ働くことにしたのに、そんな時に限っていろんなお誘いをいただいた。帰省中のパイセンから飲みのお誘い、仲良しのお客様から食事のお誘い、別のお客様からは五山の送り火を観ながらのパーティのお誘い(ドタキャンが出た、ということで繰り上げ当選)。ばんがって働くと決めたご褒美かな。あきらめても、そこで試合終了じゃない時だってあるね。皆さんありがとうございました。

2018-08-21-18.48

少し暑さも落ち着いてきた、とはあんまり思えなくて、今は今で分かりやすく体力を奪われる感じがある。連休明けで気が抜けたのか、周りも結構コホコホ咳き込んでるし、秋とはまだ少し距離を置く。効き過ぎるエアコン、それだけが悩ましい。。

Date: 18/08/21 Photo: iPhone 5

2205

Japanese calligraphy

書師・秀蓮さんに書道を学ぶ。ご婦人方の中に混じって、黒一点で。

いわゆるひとつの、習い事。これがおもしろい。なにせ、下手すぎて。いざ筆を運ぼうとすると、いろんな自意識がまとわりつくのがよく分かる。どう書こうか、どんな太さにしようか、どうすれば美しく見えるのか、などなど。ココロの声を聞いてるだけでもおもしろい。

「自由でいいよ」なんて言われても、理論を駆使する仕事のクセはそうやすやすと抜けるはずもなく、がんじがらめになる。で、結局、どこかデザイン的な考えに頼ってしまう。書いた文字に、まるごと自分が投影される。「ぬたあん」には遠い。

Japanese calligraphy

昔の自分なら、人から習う時には、少なからず我流を持ち込んでた気がする(それが成長の足枷になるとも知らずに)。今は「どうせ下手なんだし」という諦めの気持ちで、素直に耳を傾けられる。上手くなろうとするより、なるべく余計な意識を持ち込まずに書けるようになりたい。そういう心づもりでやってます。

その人らしい字を書く人って、きっと素直だ。

Date: 18/08/17 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2204

kamiyama

いつもお世話になってる京都のカフェでナカヤマコーヒーを飲んでいて、無意識に水の味を感じ取ろうとする自分がいた。善し悪し、ではなくて、あくまで水の性格。この頃の仕事の影響がもろに出ている。何を食べて育ったか、ほどではないにしても、どんな水で育ったかでも違いは出ると思う。

kamiyama

むかしninkipen!の今津さんと建材について学ぶ機会があって、材木を見ただけで産地を当てる職人がいると知った。その時は感動が大きすぎて、どこか特殊能力のように捉えていたけど、人間に本来備わっている力だと思うようになった。そういうものが、今とても大切なことに思える。五感を研ぎ澄ませるって、最高に楽しい遊びのひとつ。そればっかりじゃ、疲れてしまうけど。

kamiyama

さて、明日から15日まで夏期休業をいただきます(16日より再開します)。みなさんもよいお休みをお過ごし下さいね。酷暑で溜まったいろんな疲れが、少しでもなくなりますように。「疲れてたんだなあ」と感じるひとときも、幸せのひとつ。

Date: 18/08/11 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2203

Tanzan Shrine

なんとな〜く感じる、「アツイ!」と言う元気さえなくなってきてる空気。悪い意味で慣れてしまったせいもあるけど、着実に蓄積されてる疲労が、もうどうにもとまらない。まるで疲れてはいるけどまだ気を抜けない「合宿の後半戦」みたい。リンダじゃなくても、こまっちゃうナ。

Tanzan Shrine

じっとしてたらしてたで、今度は気持ちの方が萎えてくる。自分が元気でいることも、なかなかに加減が難しい。そろそろフニャフニャしたい気分。

Date: 18/08/03 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2202

Liquor

金継ぎ。

年末に、たしか晩酌しながら年越しでも、と意気込んだ矢先に片口を落として割ってしまった。テレビは紅白、でも目の前は真っ暗。処分しかないと一瞬あきらめて「そういえば」と、金継ぎを習ってる友達に相談したら快く引き受けてくれた。それがこの間、生まれ変わって帰ってきた。割れる前よりも美しさを増して。

Liquor

直せるって、嬉しい。

元通りにならなくても、カタチを変えてまた関われるから。直したい気持ちと、直せる技術があってこそ。直すのもまた、続けること。インスタントなものに囲まれていると、そんな気持ちさえ薄らいでしまう。もう直したくないものだって、ちゃんとあるけどね。

さて8月。「いろいろ直せる人」って、なかなか魅力的。

Date: 18/08/02 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2201

chain

久々に、夏らしい暑さ。

はじめは半信半疑だったけど、クマゼミの声を聞いて確信した(クマゼミは気温が高すぎると鳴かないらしい)。「今日は涼しいなあ」なんて口走った、狂いに狂った自分の感覚よりよっぽどあてになる。自分の感覚は大丈夫と信じて疑わない人に、世の中どれだけセンサーで成り立ってるか説いて回りたい。とにかく倒れる人が減りそうで本当に良かった。

lanterns

夏はよく本を読むし、映画も観る。これを書いてる今まさに『ピース・ニッポン』が素晴らしいと、横浜からメールが届いた。そんな季節。好きだから本を読む?好きだから映画を観る?もちろんそうだけど、「涼しい場所でできること」が一番の理由だったりするから人間ってホント単純。

今度は台風ですね。引き続き「いのちをだいじに」で。

Date: 18/07/27 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2200

hydrangea

アツイ。ここまで来るとカタカナが似合う。

暑くて寝られない人も、涼しくし過ぎてカラダ冷やしてる人も。体調管理ホント難しいですね。体力も気力も胆力も半減。そのくらいで自覚しておかないと、知らず知らずオーバーヒートしてしまう。ばんがらなくていい。休み休みでやり過ごすくらいでいい。まわりのペースなんか放っておいて、自分のカラダに従っていい時期。

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道の駅にいた仔猫も息絶え絶え。お水あげたら回復して寝てたけど、見かけた時は今にも死にそうだった。あぶないあぶない。みんな「いのちをだいじに」で。

Date: 18/07/19 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2199

Tanzan Shrine

災害のことで気に病んだり、急に暑くなって体力を奪われたり毎日いろいろ起こりますが、基本に立ち返って「まず自分が元気でいること」を心がける。心身ともに元気でいる、それに尽きる。自分が元気でいるだけで、誰かを元気にできることもきっとあるから。

sake

きのうは打ち上げ。ブランドページ制作を担当した松の司[土壌別仕込]で乾杯。掘り下げる仕事が増えるごとに、打ち上げの必要性をますます感じる。

間髪入れず次から次へと重い仕事をするには身もココロも持たないし、同時進行にも限界がある。「ひとつの仕事を終えたら台本ビリビリ破って捨てるの大好き」なんて語ってた本木雅弘さんの気持ちはよく分かる。続けるって、始まりと終わりの繰り返しかも。

Date: 18/07/11 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2198

Kamogawa

崩落した鴨川の護岸を見に行った。

自分の日常と現実に起こっていることがあまりに乖離していて、100人以上の方が亡くなったことが未だ信じられない。何かしら生身でリアリティを感じておかないと、また麻痺してしまう。麻痺はいちばん怖い。考えることも知ることもたくさんあるのに。

Kamogawa

Kamogawa

Kamogawa

Kamogawa

Kamogawa

三条大橋から撮影してたら話しかけてくれた。立ち入り禁止なのにどうやって入ったんだろう。そんな人をちらほら見かけた。

Date: 18/07/09 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2197

SDIM5621

今度は雨ですね。自分とこは大したことないですけど、いろんなとこ心配です。皆さん、どうかご無事で。

SDIM5617

今週から下半期。上半期の自己採点は100点。何もかも完璧だったわけじゃないけど、自分のできるベストは尽くした、という意味で。たとえ負けたって100点、失敗しても100点。そんなこともちゃんとあるよ。そう思うべきだよ。

Date: 18/07/05 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2196

glasses

松瀨酒造株式会社さま[土壌別仕込]ブランドページをデザインしました。

日本酒は、同じ醸し方でも原料となる酒米が違うだけで味わいが変わる。この土壌別仕込は、同じ品種の酒米でも栽培地の土壌が違えば味わいも変わる、その個性の違いにフォーカスされているもの。またひとつ、自分の視野の狭さに気付く。取材中にも、栽培者さんから「もち米は粘土質の土壌で育てた方が味も伸びもいい」などなど教わり、自分の無知スペースに新しい風がビュンビュン吹き込んできました。

paddy field

日本酒の世界で自分が愛して止まないことのひとつに「水質は変えられない」ことがある。その前提でどれだけ個性を出せるか、がすべての蔵元にある。そんな不自由さに愛を感じる。できることが限られているから、ひとつの側面に対しての追求を辞さない。選んだ道に蔵元のセンスが表れる。解像度を上げて、つまり、ひとつの事象を細分化して、それぞれに掘り下げる・・・なんて言うのは簡単でも、実現するとなると話は別もの。その難しい取り組みを、時間をかけてでもやってのけることが松瀨酒造さまの美学。その上で、佇まいは美しく。

→Origins of Blue(純米大吟醸 竜王山田錦[土壌別仕込])

Date: 18/07/02 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2195

origami

きのうの西野監督はカッコ良かった。一番大切な結果を得るために、腹を括った。

サッカーは、いつの間にか国民的スポーツになった。決勝トーナメントに出場できるかどうかの瀬戸際で、勝ち方の美学にまで期待を寄せる人がいかに多かったか。立場は挑戦者なのに、まるで常連国のような振る舞いを求められる。それだけ愛されている証拠とも言える(単に言いたい放題ってのも、あるけどね)。興味深いのは、モヤモヤした気持ちを抱く人はいても「あんなことするなら決勝トーナメント行けなくてもいいのに」という人はほとんど目にしない。結果はさておき思てたんと違ーう!の満たされなさが、空に放たれる。

incense stick

勝てば官軍。勝ち進めば「あの決断は見事だった」と賞賛され、負ければ「全力で戦っておくべきだった」と批判される。監督ってタイヘン。自分も一応ボスなだけに、どうしても肩を持たずにはいられない。楽しみ方なんて自由だけど、勝ち負けを気にする人は多くても、勝ち負けにこだわる人って意外に少ないね。自分はそこまでサッカー好きでもないし「チームとしてすごく大人だから、尊重しましょう」くらい。

むしろ徹底して勝ちにこだわるって、好きですね。そのためのチャレンジとか。やりたくてもできないこと多いし、見た目の派手さよりも、内に秘めたマグマのような決意というか。そういう痛快さも絶対あるから。

Date: 18/06/29 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2194

somen

夏至が終わるとちゃんと暑くなる。暦ってホントすごいなあと、昔の人の知恵や熱意に感心するばかり。そんなんできひんやん、普通。少し前にも、落語をきっかけに、伊能忠敬について学ぶことがあった。言わずと知れた、日本地図をつくった偉人。分からないことを分かりたい、そういう感情はずっと変わらないんだと思う。あと、素麺の美味しさも。

moss

暑くなる前から、暑くなった時の対策を始めてる。去年から始めたカラダづくりの応用編。爆発的なパフォーマンスは自分に必要ない。名人のような一手に近づけるために、いつでも冷静な判断ができるカラダ(とココロ)づくり。なるべく体調を崩さずに、もし崩しても早めに復帰できる、それが理想。無理しないように設計されたものは、なかなか壊れない。目立たないけど、ずっとそこにいる。その時間が価値になる。

Date: 18/06/27 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2193

torii

この間、ふたまわり以上も年輩のお客さまに「背中を押してもらえた」と感謝のお言葉をいただいた。不思議な気持ちだった。そんなことがあるのか、と。そんな日が来るのか、と。20歳以上も年の離れた自分にそんな言葉をかけて下さるその素直さにも驚いて、さすがに言葉にならなかった。今までにない感動だった。

flower

視点を変えると、自分が年の離れた子に背中を押してもらえることだってある。この嬉しい経験は、そんな可能性も孕んでいる。そう考えるとなんだかおもしろくて、いつかそんな日が来たらどんな気分になるだろう、なんて想像にふける前にその日はすぐにやって来て、自分の想像を超えた“嬉しい”に囲まれながら日々なんとかやってます。ありがたいです。

Date: 18/06/21 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2192

hydrangea

阪神大震災を思い出すような揺れでしたが今のところ無事です。心配して連絡くださった方々ありがとうございました。気持ちが救われました。まだ連絡がつかない友人もいて心配ですが、状況報告まで。本震でない可能性もあるので、引き続き気を抜かないようにしています。

Date: 18/06/18 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2191

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きのうは第31回カロム日本選手権大会。今回で4回目。

前回のベスト16を超えるべく臨んだ結果は、前回と同じくベスト16。奇しくも敗れた相手は前回と一緒のペアで、今回の優勝ペア。だったら仕方ない、とは思えないのが本音。くやしいくやしい。とにもかくにもベスト16を連覇(誠に恐れ入りますが野暮なツッコミは一切受けつけておりません)。くやしい。

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運も大きく作用するのがカロムのおもしろいところ。それでも勝ち残っている人には、実力が裏打ちされてる。一打の重みや集中力、最後まで大会を戦い抜く気力や体力のレベルがまったく違う。まず意識レベルだけでも合わせるために、はじめて最後まで大会を観た。そういうとこから、はじめないとね。どこまでやりたいか自分の中でハッキリさせておかないと、伸ばしようがない。真剣にやるんなら、遊びにだって覚悟がいる。

それにしてもカロムは楽しい。ずっと楽しい。また来年。

Date: 18/06/11 Photo: iPhone 5

2190

hydrangea

梅雨入り。

アジサイにもいろんな種類があるんだそう。土壌が酸性かアルカリ性かで色が決まる、みたいな、真偽のほどは定かでない知識だけはあっても、品種についてはまるで無頓着。いつもよく目にするのは「雅(みやび)」という品種だって。あいかわらず知らないことばかり。とはいえ完璧に何かを知り尽くすことなんて、誰にだってできない。人よりたくさん知っているか、少し知っているか、全く知らないか。違いなんてそれだけ。

hydrangea

たった5年でも、必死で生きた人がいる。じぶんのできる精一杯を尽くして、生きようとした人がいる。悲しいけれど、すごく立派だ。死んでいないことは、生きていることなのか。自分だけ生き長らえることが、生きていることなのか。いったい何に必死になっているのか。自分はどうだ。

Date: 18/06/08 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2189

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ごはん、ではなくてチーズを入れて仕込んだ鮒ずし。近江八幡にある奥村佃煮さんと竜王の古株牧場さんの新しい取り組み。デザイナーの感点で試食会に参加させていただく。鮒ずしは好きでよく食べるし、チーズも食べる。でもこんなのはもちろん初めて。乳酸発酵の宝石箱。

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こっちは普通の鮒ずし。写真では違いが分かりにくいけれど、まず香りが全く違う。平たく言えばミルキーな鮒ずしの香り、小難しく言えば酵母を完全発酵させた日本酒のような、どこか不透明さを帯びた香り。もちろん味は違うけれど、鮒ずしそのものより、チーズと出会った飯(いい)が美味しくて感動した。

鮒ずしに馴染みのない方にとって、もうひとまわり得体の知れなさを増したこの新しい存在はどう見えるだろう?身近に感じてもらえるには何が効果的だろう?何に置き換えたら分かりやすいだろう?そんなことを考え続けたひととき。菌ってホント複雑でおもしろい、のに、まだまだ知らないことがいっぱい。

Date: 18/05/31 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2188

shadow

毎年この季節になると決まって法然院に行く。書師・秀蓮さんの個展へ。今年でもう4回目。新緑がとてもきれいで、そこは哲学の道でもあって、道中がすでに気持ちいい。風物詩が増えるのは、お楽しみが増えること。見終わった後に、甘味処の「㐂み家」に寄るのも風物詩。

Honen-in

gallery

少しゆっくりできるかと思ったら、またいつものように慌ただしくなってきた。この頃は「解像度」を意識することが増えた。どれだけ細かくものごとを捉えられるか、という意味で。

日常の質を高めるには、一定の解像度がいると思う。ご飯ひとつ炊くにしても、何で炊くか、どんな品種か、どんな方が作ったか、どんな土壌のお米か、どんな水を使うか、とか。もちろん毎日そんなことやってられないけど、そんなこともできるよねと、知っているのはいいこと。世の中の見え方を変えるためにも、繰り返しの日常を、繰り返さないためのアイディアとしても。

Date: 18/05/28 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2187

river

海外旅行の広告はTVCMよりもラジオCMの方が反響が高いんだそう。前者では行った気になってしまい、後者だと行きたい気分になる。変に満たされてしまうのもかえって困りもの、というお話。たくさんお金をかけても、たくさんの人が見てくれても、そのぶん成果に繋がるわけじゃないのがおもしろい。

river

加減とか見極めって難しいけど、楽しさも秘めている。うまく加減できたときって、誰でも嬉しいんじゃないかな。フルマラソン完走できたとか、うどんがうまく茹でられたとか、メイクがうまくいったとか、二日酔いにならなかったとか。

この頃のデザイナー、というか自分に求められているのは、この「加減」と「見極め」なんじゃないかと思う。はじめの一歩が実はもう踏み外していることって、本当に多くて。気が付かないまま突っ走ったり、途中で後戻りする時間もエネルギーも、本当にもったいない。

それはさておき、急に暑くなってみなさん体調管理には十分に気を付けて下さいね。休ませてあげたい人がたくさんいる。

Date: 18/05/17 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2186

DP3Q4748

これまで携わった案件の写真を撮り貯め始める。Webサイトのリニューアルに使うもの。これまでにも何度かチャレンジして、慌ただしくなるとすぐに挫折して「まあいいか」となってお蔵入りさせてきた。そんな程度の覚悟だから、特に困ることもなかった。

DP3Q4745

これからの「ふたまわりめ」の進み方を自分で決めたとき、今まで取り組んできたことが伝わっていないことに心地よさを感じなくて、何かに引き寄せられるように今その作業に向き合っているところ。ディレクションだけならまだしも、写真もたくさん撮らなきゃだし、文字も書かなきゃだし、やることいっぱい。だけれども、すごく楽しい。どこか集大成のような存在になりそう。夏までには公開の予定です。

Date: 18/05/14 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2185

DP3Q4676

連休中はたくさん人と会った。どの時間が一番かと言われても困るくらい、どの時間も楽しかった。隅から隅までよかった。どうもありがとう。

誰かと関わることは、色の混ざり合い。混ざり合ったときに、いい感じの色になってればいいなあ、みたいな気持ちがある。性格も、ココロの距離も、培った時間も人それぞれだから、どんな色になるか分からない。でもそれが楽しみでもある。デザインの仕事もそれに近い。自分で手を動かしているときでさえ、何ができるか分からないのが楽しい。

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赤と青をどう混ぜても黄色には近付かないし、出せるはずもない色を理想としても、幸せから遠ざかるように思う。そんな理想を語れる時は、たいてい自分が見えてない。できるのは、目の前の人に対して自分の最善を尽くすこと。その繰り返しが色になるだけ。混ざる気もない人とは、そもそも関われない。「また会いたい」と思ってもらえる人でいたい。

Date: 18/05/10 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2184

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画家の岡田豊くんからクラウドファンディングのお礼が届いた。アーティスト仲間とNYのギャラリーで展覧会を開催するんだという。

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クラウドファンディングをやることは前もって聞いていて、二人で飲んでいる席で「勇気いるけどやります」みたいな心意気も伝えてくれた。その決意はやっぱり嬉しいし、自分はそんなシチュエーションにとことん弱い生き物だし、カタチをもって応援するのが今の自分にできること。チャレンジした人には、なるべくご褒美があって欲しい。できれば報われて欲しい。

遅くなったけど、おめでとう、本当に。

Date: 18/04/21 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2183

sakura

好きという感情なんて、いとも簡単に移ろう。

バイク好きな人も、大事故に巻き込まれたら、二度と乗りたくないかも知れない。大好きな芸能人が結婚した途端に、醒めてしまうかも知れない。不安や恐怖が勝ったら、満たされなくなったら、好きという感情なんて、いとも簡単に移ろう。感情は自分じゃない、振り回されるのが自分。

sakura

たとえ大事故に遭ってもまた乗るぞ、結婚しても変わらず応援するから。そんな風に、好きでいる努力ができるかどうか、続けられるかどうか。感情から意志へバトンを渡せるか、せっかく灯った火種を絶やさずにいられるかどうか、最期に後悔したくないか。肝心なのは、それだけかも知れない。

好きという意志は、自分を裏切らない。

Date: 18/04/14 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2182

pleasure cruise

年明けから続いた忙しさからやっと解放されて、今まで手を付けられなかったことと向き合える数日。主には13年目に入った「ふたまわり目」の働き方について。世の中の変化、それと自分の心境の変化に合わせて、チューニング以上の「舵を切る」ようなことを始める。そのために必要なこと、今できること、時間をかけて目指すこと、などなどスタッフと摺り合わせ。

pleasure cruise

たかだか3人の会社。だけれども強くありたい。それぞれベストを尽くせて300%、自分の役割以上の役割ができたら360%。その最大値に近づけるための取り組み。会社の目標に人が合わせると、もれなくひずみが生まれてしまう。自分を含めたスタッフが無理なく、でも必要に応じて無理しながら、でもその分しっかり休みながら続けられるのが理想のペース。改革は自分から。

この「アマタノアタマ」を始めたのがちょうど5年前の今日とのこと。15年くらい続けてる気がするよ。。

Date: 18/04/13 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2181

Shirahige Shrine

満たされたくて生きてはいるけれど、満たされてしまうことは怖くもある。

お受けした仕事の報酬を事前に全額いただく、そんなケースがごく稀にある。大したことないように思えて、実はモチベーションが途端になくなってしまう。お金だけでやっているつもりはないものの、実際に心情の変化は起きてしまうんだから、人間なんてそんなもの。そんな経験をして以来、全力で避けるようにしている。責任感のある方たちにこの話をしたら、やっぱり同じ対処をしているという。満たされることは怖くもある。

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絵文字やスタンプの普及から察するに、そもそも人間って言葉のコミュニケーションがそんなに好きじゃないのかも。どこまでも深められる分、難易度も高いと言えば高いし、そういうものかも知れない。ただ、自分の感情を絵文字から探すって、順番が逆じゃないのかな。感情ってものすごく複雑で、自分でも気付かなかったり、うまく伝えられないところに嬉しいや苦しいがギュッと詰まってるのに、大雑把な記号に頼ってしまうことに、もったいなさを感じてしまう。ちゃんと伝わったら、すごく嬉しいのに。

本心が満たされないのが、きっといちばん怖い。

Date: 18/04/11 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2180

SDIM4597

彩社会福祉士事務所さまのリーフレットをデザインしました。長いデザイナー人生で、表紙が真っ白というのは生まれて初めて。ひとつひとつメッセージを書いてはじめて完成するのだそう。おもしろいなあ。

代表の坂本彩さんとは3年前にお互いカラダを壊してからの関わりで、普段からお世話になっている気心の知れた間柄。たくさん話し合い、ひとつひとつ整理を繰り返しながら、枠組みからはみ出しそうなものだけチョキチョキとカットしたらこうなった、みたいな作り方をしています。正しさよりもフレッシュさ優先というか、文字から彩さんの気持ちが伝わってくることを大切にするというか。そんな捉え方をすると、表紙のアイディアもストンと腹に落ちる。

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距離が近い方との仕事は楽しくもあり、やっぱり緊張もする。関係がおかしくなることもあるからね。でも、もっと良くなることだってあるんだから、自分はそっちを信じるようにしてます。

Date: 18/04/09 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2179

OHANAMI

兵庫の最西端へ移住した友達夫婦に会いに。相変わらずの18きっぷで。

全員が自営業という強みを活かして、平日にお花見。桜はちょうど満開のピークを過ぎた頃で、見応えを残しつつ、風で散る花びらまで楽しめる絶妙なタイミング。同業者であること、10年来の付き合いなこともあって、これ以上ない幸せな時間。集まる回数は減っても、この先こんな時間を一日でも増やせればいいなと思う。まだ付き合いが浅い人たちとのフレッシュな時間もいいし、こんな風に熟成した味わいもいい。始めなければ、熟すこともない。

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移ろいについての考え方が変わってきている。ここ数年のうちに、結婚や引っ越しで、自分の暮らす町から友達が1人また1人と姿を消した。最初は寂しくもあったけど、人間という不安定な生き物が一箇所にとどまるのも、また不自然なこと。不安定だから、つい安定を求めるのかも知れない。移ろい続ける中で出会ったり別れたり、そしてまた再会したり、そんなことを繰り返す方が自然だと思うようになった。

それでも付き合いが続くことに、感謝せずにはいられない。ありがとう。

Date: 18/04/07 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2178

pine tree

真剣に困っている人のチカラになりたい。二十歳を過ぎた頃から想い続けた気持ちに、意志や技術も近づけているような気がする、ようやっと。

前を向いている人が好きだ。時には休んだり、くじけたり、うまくいかなかったり、後ろを向くことは誰にでもあることで、ただ、普段どこを向いてるかだけは本当に大切だなあと思う。そんな人たちと「毎日しんどいよねえ」なんて飲むお酒はとても楽しい。幸い、そんなお酒を交わせる人に恵まれている。

つくりものの笑顔じゃなくて、苦労を乗り越えた先にある笑顔に触れたい。そういう機会をなるべく増やしたいし、逆に言えばそれ以外の機会を減らしたい。ちゃんと言葉にすること、向かっていくこと。前を向いている人って、その両方をちゃんと大事にしてくれる。

そんなことを感じてるうちに、明日からもう4月。早いね、とは思わない。本当は早くも遅くもないから。やるべきことを、やりたいことをやるだけ。鼻グズーン。

Date: 18/03/31 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2177

Himeji castle

青春18きっぷで、ぶらり。

目的地を決めず、3割ほど読み進めた小説を相棒に。気が向いたのは、純白の城。最寄り駅で御座候を赤と白と、ひとつずつ。名に恥じない歴史とスケール感、そして美しさがあった世界文化遺産。花見を楽しむ人もいた。

70歳近くに見える、だけれども姿勢のいい職人が手打ちするうどん屋にふらりと立ち寄って、年季の入った絶妙な感触のうどんが気持ちよく染みこんだ。いかにも家族経営らしい、緊張感とゆるさが混じり合った空気が優しかった。

コーヒースタンドを探して、カフェラテと焼き菓子をいくつか。友人のカフェで時々バリスタまがいのことをしていて、余所のお店が気になる。カラダに合わないと知りつつ、時々コーヒーが飲みたくなる。この日は気分を優先する。

海が見たくて、日生(ひなせ)に向かう。読みかけの本はひたすら面白い。駅の近くにある展望台に上った。静けさで賑わっていた。日常から離れることは、視覚よりむしろ聴覚が大事なんじゃないかと思う。にじんだ汗が引くまでベンチに寝そべって、無意識にアタマに浮かんだいくつかのことと話す。夜に三ノ宮で人に会う予定があって、カキオコは断念する。酒屋でビールだけ買ってすぐ飲んだ。

Date: 18/03/29 Photo: iPhone 5

2176

trees

部屋と納戸にある不要なものを整理しようと一年間ずうっと取り組み続けて、やり終えたらさぞかし爽快だろうという期待があった。いざ終わってみたら、思っていた以上の達成感と一緒に、今度は倉庫の中が気になり始めた。

キリがない。

倉庫が片付いたら、次は何が気になり始めるんだろう。そこに興味もあったけど、今は手を付けないことにした。とにもかくにも、まず目の前のことにケリをつけたからこそ浮き彫りになった悩み。きっと悩みはこうやって、永遠に尽きることがない。

これ、暮らしと直結していると気付いた。「そんなに必要ないものとどれだけ関わって生きるのか」という点で。無駄が良くないとは思わないし、適度な脂肪は安心や癒しをくれる。もちろん数の問題ってワケでもない。数千枚のレコードだって、ぜんぶ必要であればそれはその人にとってのスリム。

クローゼットの中身も、本棚も、冷蔵庫の中も、関わっている人の数も、絵文字の量も、いま書いているこの文章も、贅肉も、思えばどれも同じバランスで成り立っている。少なくとも自分はそうだと思う。悪く言えば「徹底しきれない」、よく言えば「遊びを残している」くらい。

ありがたいことに、自分のバランスだけは、いつでも自分で変えられる。そこが楽しい。

Date: 18/03/23 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2175

farmers

特定非営利活動法人・縁活(えんかつ)さまのWebサイトを公開しました。

縁活さまの運営するカフェで打ち合わせ中、たまたま居合わせた代表・杉田さんが「ちょうどWebサイトつくろうと思っているところなんですよ〜」ということで出会って30秒足らずで決まったのが一番のエピソード。そんなことあるんだなあ、とは全く思わずに、ごく自然な流れとして受け入れました。世の中は、案外こんな風に回っているものだから。

これからの新しい価値観をつくるパイオニア的な存在を目指して、いわゆる“福祉っぽい”イメージとは一線を画しています。要所に散りばめた背景のイラストは、利用者さんに描いてもらいました。あらためて見ても上手いんだよなあ。たいへん名誉な案件に関わらせていただいて、嬉しい限りです。

特定非営利活動法人縁活

Date: 18/03/08 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2174

wave

先々月、いきなり仕事場を訪ねて下さった方がいる。

電話番号もメールアドレスも、サイトには載せてない(おまけに色さえもない)。真剣味に欠ける依頼や営業メールが煩わしくて、数年前からそうしてる。不毛な時間をなるべく減らすのも、時間を生み出すために欠かせないデザイン。セオリーにこだわらずに、今に馴染むカタチを追求すればいい。そんなスタンスに共感して下さる方が、わざわざ足を運んで下さった。連絡先がないから、ダメ元で来てみました、と。なんてありがたい。。

一見、非常識なアプローチでも、そこに考えがあれば、伝わる方にはちゃんと伝わる。セオリーも選択肢のひとつに過ぎない。セオリーに期待しすぎるあまり、麻痺していることって、結構あるんじゃないかな。どうしたいかを考えず、闇雲にセオリーに頼るのは、何も考えてないに等しい。頼りないけど、頼らないのが、実は一番の近道だったりする。

きのう、その案件を無事に終えた。

最後は「お願いしてよかったです」とご丁寧に電話まで下さった。“冥利に尽きる”って、きっとこういう時の慣用句。そこまでして下さった方の期待には、なんとしても応えたいと自然に思えて、いい関係性が生まれる。いい関係性ができたら、仕事の半分は終わってる。そんな方々からの案件をすでにいくつかいただいていて、今から楽しみだし、同時に怖くもある。

Date: 18/03/07 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2173

立春朝搾り

東京で暮らす友達夫婦から今年も立春朝搾りが届く。写真を撮ろう撮ろうと思っているうちに、あっという間に一ヶ月が過ぎた。2月は気力の釣り合いを取るのがすごく難しい。春一番も吹いたようで、本来の自分に戻る感覚がある。

先週は久しぶりの東京出張。中学時代の友人と仕事の打ち合わせをして、その後は高校時代のパイセンと食事。まるで40代を歓迎してくれるかのような素敵なバーにも連れて行ってくれた。明らかに人を選ぶバー、でもそういうのがいい。万人受けにはまるで興味がない。誰と行ったら楽しいかな、と想像してみる。ぜひ行ってみて欲しい方にメッセージも送った。

次の日は、すずきの姉さんと羽田空港にて打ち合わせ。姉さんとは独立以来のお付き合い。自分では絶対に行かない、ツボのついた場所をいつも提案してくれる。出張で行く機会がほとんどになった自分にとっての東京は、こうして付き合いのある人が教えてくれる情報でできている。生きてる間にすべて知る事なんてできないし、これでいい。というより申し分ない。ヴィンテージな人脈に支えてもらってる。

帰りに日本橋の「ここ滋賀」に立ち寄って、SHIGA’S BARのカウンターで軽く1杯。となりに座った75歳の女性は、水戸からセミナーを受けに来た帰り。頼みすぎた佃煮をご馳走になる。反対となりに座った男性とも話が盛り上がり「よかったら僕にご馳走してください」と、熱燗を奢ってもらう。出張先でもこんなことするようになる。ハートが強いわけじゃないですよ。ただ相手を信じてる。

Date: 18/03/02 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2172

a man

自分なりの「損したくないスタンス」を貫いたことで、ものすごく損することだってあるんだから、どう足掻いたところで、すべてうまくいくことなんてない。目先の損得に振り回されたばかりに、一生の後悔を生むことだってあるんだから。

すべてうまくいくことなんてないのに、すべてうまくいく方法に拘るばかりに、行き詰まっている人をよく見かける。その発想から距離を置ければ、風は通るのに。うまくいかないから、おもしろいのに。

諦められるから、信じられるのに。

Date: 18/02/21 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2171

Yogoko

きのうはしげる兄のお誘いで余呉湖までワカサギ釣りへ。湖北は寒い。寒さに隙がなくて、雪の季節は「長浜は別の県です」と吹聴している自分にウソはなかったと確信できました。あいにくこれっぽっちも釣れず、湖に釣り糸を垂らしに行っただけになりましたが、雪景色に囲まれて空気はどこまでも澄んでいたし、はじめましての方とのゆるゆるしたトークも心地よくて、楽しいひとときでした。

話は変わって、オリンピックおもしろいですね。純粋に競技そのものを見ることもあれば、フェルナンデス選手のような魅せ方に舌鼓を鳴らすこともあり、筋肉の付け方からどんな戦略で戦おうとしているのか、とか、そういう見方もします。質の高いものっていろんな見方ができるのも良さのひとつ。飽きがこないって、そういうことでもあるのかも。

Date: 18/02/19 Photo: iPhone 5

2170

Itsukushima shrine

すでにあるものや想いにどれだけ気付けるか、目を向けられるか、関われるか、活かせるか。最後はそれだけなんじゃないかと思う。

仕事場のシマトネリコから新芽が出てきました。まだまだ寒い中にも春の兆し。

Date: 18/02/17 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2169

heart

この間、しばらく顔を見ていなかった子の誕生日にふと日本酒を贈りたくなった。どんなお酒にしようか少し悩んで、お世話になった松の司の限定酒に決めた。全国の蔵元から探すのもいいけど、そうしたくなかった。とても喜んでくれたのか、あてを手づくりして楽しんでいます、と丁寧に言葉を添えてくれた。

年末に、いつも良くしてくださる年輩の方に、デザインで関わらせていただいた日本酒「喜楽長 愛おし」を贈った。それがきのう、開栓をしたと、好みの味でしたと、写真つきでメールをくださった。どちらも同じくらい嬉しい連絡だった。

自分にとっての日本酒は、単に好きなだけ。それが運よく仕事につながり、その先に生まれたご褒美のような関係を、日常にまで繋げられる。日本酒に限ったことじゃない、いろんな側面でそれと同じことが起こる。気持ちよく連鎖する。当たり前のようで、実はこれ以上ない幸せなんだと思うように考えも変わりました。

きょう、40歳になりました。

健康管理に取り組んだおかげもあって、大きく体調を崩すことなく、ぼちぼち元気でやってます。信じている人、信じてくれる人が周りにたくさんいてくれて、ものすごく恵まれています。うまくいかないことも、どうしても叶わなかったことも山のようにあるけれど、最善を尽くしたことに胸を張って、これからも暮らします。お陰さまで40代も楽しくなりそう。いろんな人に、ありがとう、です。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

Date: 18/02/14 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2168

gam

自分が見た世界を基準とするのか、それとも「世界から見た自分」か。前者は自分だけのもの、後者はみんなのもの。世界が広がったと思うのか、広くも狭くもない、ただそこにある世界を知るほどに、自分の小ささを思い知るのか。

どちらにしても、主役が自分であることから、誰ひとり逃れられない。うまく隠れたつもりでも、どこかに必ずいるから。自分には見えなくても、自分以外には見えているんだから。

Date: 18/02/10 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2167

jizo

覗くことに慣れると、それだけで満たされてしまうこともある。それは到底、コミュニケーションなんて言える代物じゃない。満たされることに慣れると、先へ向かうチカラは知らず知らずに衰える。麻痺している自分に気付かないことさえある。

仕事はともかく、インターネットは暮らしに「なくてもいいもの」くらいに思い始めているところ。使うことは使うけれど、なかったらなかったで別のやり方でやるよ、くらいの気軽な存在として。本当に欲しいものは得られない、おそろしく残酷で優秀な仕組みとして。

Date: 18/02/08 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2166

reflection

自分のために自分を磨いたことが、誰かにとっての鏡になればさらによし。「あの人は教師の鑑だ」とか、そっちのカガミじゃないですよ。自分との違いとか、自分の中でモヤモヤしてるとことか、そういうのがクッキリと写し出される存在、という意味で。

それってけっこう、貴重だよなあと思ってます。

Date: 18/02/01 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2165

snow

遊園地にある、チューブのついたクルマに乗ってガンガンぶつけ合うアトラクション(名前は知らない)が昔から好きだった。知らない人同士でもぶつけ合っていい感じが、どこか爽快だったのかも知れない。何回やっても楽しかった記憶がある。

きのう、生まれて初めて追突事故というものを経験する。いわゆる「オカマ掘られた」というもの。信号待ちしてる時に後ろからガンッ、と。幸いケガ自体ほとんどなかったけど、何というかこれは、これっぽっちも楽しくない。ストロングゼロであり、ゼロフリーなもの。きっと何回やっても楽しい記憶にはならない。保険の手続きやら車の修理やら病院やらで、もうすでに懲り懲り。

被害が自分のところで止まって、玉突きにならなかったのがせめてもの救い。このブログを読んで「知ってる人が事故ったぞ」と少しでも気を引き締めるきっかけになってくれればせめてもの救いです。ああ冬はいろいろ大変。

Date: 18/01/27 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2164

shiba inu

言葉を失うようなことが巷で起こっても、やることは変わらない。自分の正義をただ貫くだけ。何かを変えたければ、嘆いたあとに、自分が動くだけ。

こないだ発見したのは、柴犬って雪の中だとさらにかわいい。雪をペロペロと、ただ舐めているだけでカワイイ。言葉を失った時は、無理して喋らないのもいいね。

Date: 18/01/20 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2163

long line

愛着は、手間をかけたものに湧く。

たとえば頼まれごとをされても、自分で決めて返事する。頼まれたからやる、じゃなくて頼まれて自分がやると決めてから、という具合に。細かいことだけど、どこかで「なんで自分が・・・」とぼやくかそうでないかの違いは、とてつもなく大きい。ダラダラしたい時も「今からダラダラする・しない」を決める。なんとなく、を減らしてみる。

・・・なんて話をすると決まって「しんどくない?」と聞かれる。そりゃ、しんどくなんてない、なんて言えないよ絶対。これはトレーニングのようなもの。トレーニングは、しんどいものだから。でも自分に手間をかけるって、そういうこと。たまには負荷かけてあげないと、衰えの道を辿るだけ。それもまた人の性質。

愛着は、手間をかけたものに湧く。

自分に手間をかけた分だけ、自分に愛着も湧くというもの。最初から愛着が湧くものなんて、ありそうで実はない。自分のことが好きになれない人の共通点は、たいてい、自分のことを自分で決めない。小さな決断をしない人の大きな決断は、時に人をハラハラさせる。決めるって、怖くもあるから。

些細な決断でも、積もればちゃんと山になってくれる。

Date: 18/01/12 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2162

Itsukushima shrine

元旦から18きっぷで広島へ。例年のようにダラダラ、ゆるゆる過ごしました。なんでもない自分に返るひととき。写真はそうです、厳島神社。行くたびに違う表情を見せてくれて本当に楽しい。アマタノアタマの写真も確かここから始まった、いろいろ思い入れのある場所。広島では初詣の屋台でも焼き牡蠣が売っていて、早くも「牡蠣初め」を済ませました。宮島口にある伊都岐珈琲も素敵でした。

今年もよろしくお願いします。

Date: 18/01/09 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2161

rain

気温が0.1°上がるだけで、生態系は大きく変化する。そう聞いた。

今年の目標は「体温を上げる」。もっといえば「一年中健康でいられるカラダづくり」。カラダをあたためる・あたためない・冷やす・冷やさない、季節と状況に合わせた対処を、カラダの外と中、それぞれに分けて取り組んだ。もともと体温が低かったせいもあって、始めて2ヶ月で0.5°も上がった。地道な取り組みで確かな変化が見て取れるのは、自分にとって最高におもしろいこと。体内の生態系は、歴史的に変わった一年だと思う。変わったというか、変えた。

自分の近くにいてくれる人の、近くにいる人と関わる機会が増えた。旦那さんだったり、奥さんだったり、恋人だったり、お子さんだったり、友達だったり、家族だったり、親戚だったり。今まで築いてきたものが、さらに深みを増してくれた。これは、この上なく幸せなこと。「この上」にあるものを、本当に知らない。どんな事情であれ、その人にとって大切なものを、自分と共有してくれることに、喜びを感じずにいられない。

分かり合えないこと、孤独であること、誤解があること。それがコミュニケーションの大前提。それでも関わってくれる人がいて、同じ時間を楽しく過ごしてくれたり、頼りにしてくれたり、信じてくれたり、甘えさせてくれたり、それぞれの人生の中に交点がある毎日は、お世辞抜きでありがたいと思う。来年も続いてくれたらいいなと願う。

何をどうしても信じてもらえない人も、軽蔑にまで至る人も今年はできてしまったけれど、それはそれで仕方ない。関係性の枠組みが広がったのだから、反作用として受け入れざるを得ない。残念だけど、仕方のないこと。すべて自分にだけ都合のいいことは100点じゃない。そんな考えは他人から見れば0点かも知れない。何かを失ってでもやると決めたこと、それが自分にとっての100点。最後は自分で決めなきゃいけないんだよ。

「好き」とか「友達」とか、シンプルなものがどんどん複雑になったなあと思う。当たり前に使ってきたけど、いざとなると説明できない。時代が変われば定義も変わる。説明する必要自体ないものかも知れないけど、自分なりに考えてみて思い至ったのは、好きって、少なからず「自分のココロを満たしてくれる」こと。みんな、満たされたくて生きているから。満たしてくれるものには中毒性がある分、うまくつき合わなきゃね。仕事で満たされようとはしないのは、品質に影響するから。自分が何で満たされているかは、自覚している方がいい。

今年は自分に近いお仕事を、たくさんさせていただきました。日本酒にしても、政治にしても、自分の関心ごとが仕事になって、何かしら貢献ができるというのは、とても光栄なこと。おかげさまで、貴重な経験をたくさんさせていただきました。いろんな方に鍛えてもらいました。この場を借りてお礼申し上げます。

10月に独立12周年を迎えて、自分はもうすぐ40代。仕事も暮らしも、次の段階へ進む備えができた2017年。しんどいこともやり残したこともまだまだたくさんありますが、やれることはすべてやり切ったと自信を持って言える一年でした。その反動で、いま緊張が解けに解けたポンコツ状態。どこまで行っても反動は付きまとうもの。それさえも楽しめるようになってきました。

一時期に比べて更新の頻度は減りましたが、それでもいつも読んでくださる皆さんには感謝しています。一年ありがとうございました。どうかよいお年をお迎えください。来年は5日からの営業です。

Date: 17/12/31 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2160

soap making

手づくり石けんのワークショップ「KAYOKO」のWebサイトをデザインしました。

今回のクライアントは別件で、一度は自分から縁を絶った方。もう二度とお会いする事はないと思っていたのに、それから半年後、共通の知人から今回の依頼をいただいた。信用するに足る方で、しかも間に入ってくださるという条件つきだったのと、「縁を絶った人とは二度と関わることはできないのか」という自分の度量に対して、ずっと葛藤していたこともあって、快く、とは言えないまでも、慎んでお受けすることに決めた。そういう経緯がある。

決めたからには受け身にならず、むしろ自分から向かっていく姿勢がいる。そういう取り組みを、今年はひとつひとつ、ずっとずっと繰り返してきた。集中を切らさず公開の日を迎えられたことも、防波堤になって下さったおかげで自分の葛藤と真っ向勝負できたことも、とても感慨深い。自分はコミュニケーションと撮影担当に徹して、デザインはスタッフの小森、エンジニアリングはバンさんが担当。全員が役割を全うしてくれました。

短い納期で気の抜けない仕事でしたが「打ち上げが楽しそう」という、これ以上ない殺し文句でご依頼くださった市田恭子姐さんには大変感謝しています。どうもありがとうございました。

KAYOKO

Date: 17/12/21 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2159

handmade soap

今ではすっかり浸透しきった「クセがすごい」も、定着するまでに実は10年かかってる。この間のとろサーモンも、結成15年目にしてやっとMー1優勝。何かを成し遂げるには、そのくらいかかるのかも知れない。続いていないものが、定着したことは一度もない。

カイロプラクティックには10年以上通い続けてる。年に一度の健康診断より、2週間に一度の定期整備の方が効果的という考え。同じ頃から加圧トレーニングも続けてる。続けていなかったら、おそらくどこかで倒れているか、また大きくカラダを、あるいはココロを壊しているか、とにかく今のスタンスで仕事はできていないと思う。考え方もずいぶん違っているはず。だからこその今がある。

自分を大きく見せることを、10年続けたとして、大きくなれるのかな。すごく大きく見えるようには、なっているのかも知れないね。それより「この人なら信じられる」「この人には信じて欲しい」という存在に、ひとりでも出会うことが、自分には大切なこと。

見せることに躍起になると、そのぶん近寄れなくなる。

Date: 17/12/13 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2158

peanuts

自分以外は他人。

そんな当たり前を、あらためて意識する。どれだけ距離が近くても、血が繋がっていても、他人は他人。他人とは思えない人でも、だからといって自分ではない。基博も、僕じゃない。他人だからどうでもいい、他人だから大事にする、その両軸でバランスを取りながら、それぞれ暮らしてる。

中には、気が置けない人もいる。大事にしない人とは、対極にある存在。勘違いしている人、けっこう多い気がする。無条件で甘えていい人なんて、一人もいない。甘えるにも、実は礼儀がいる。当たり前でいてくれることにも、たくさんの感謝がいる。近ければ近いほど、繊細さがいる。たくさん甘えたいから礼儀を覚えるし、当たり前でいたいから、感謝と敬意を忘れないようにする。

そういうことを、ひとつひとつ意識し直してるところ。他人だから、感謝があるよ。

Date: 17/12/06 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2157

cenci

何をすればいいか分からないとか、やりたいことがないとか、そんなことを考える前に、「やり残していることはない?」と問いかける。本当にやりたいことは、しまい込んでしまった「やってこなかったこと」の中に、隠れているかも知れないよ。

後悔は、記憶の中で花が咲く。後悔の芽をひとつ摘み取るだけで、実はけっこう忙しい。それでいて実に楽しい。

Date: 17/12/01 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2156

gradation

想像をゆうに超えた、嬉しいことが起こる。

いろんな方から季節の贈り物をいただいたり、自分の手がけた仕事をひっそりお店に飾っていて下さったり、親戚でもないのにものすごく慕ってくれる小さな子がいたりする。分かってもらえそうだと頼って下さる人も、信じて下さる人も、少なからずいる。ありがたすぎて、受け止めきるにも気力がいる。

反対に、同じくらい嬉しくないことも起こる。不義理される数も年々増える。おかしいなあ、なんでだろうなあとしばらく考え込んで、「ああこれはセットなのか」と気付く。じぃっと動かなければ、いいことも悪いことも起きないけれど、その逆に、動いた分だけいろんなことが起こる。近づけば近づくほど、その反動は大きくなる。それもそうだ、惚れ込める何かと出会えたら、別れはその分だけつらくもなる。つまりは作用反作用、みたいなこと。

無自覚のうちに自分が不義理をしていることも、ちゃんとある。性質から逃れようなんて、どだい無理な話。都合のいいものなんて、元々ない。ないものは、求めない。

Date: 17/11/29 Photo: iPhone 5

2155

cenci

このあいだ岡崎にあるイタリアン「cenci」さんで撮影させていただいた中の一枚。お店の空気を伝えるのに、言葉を必要としない(たぶん)。

言葉は大好きだし、言葉のチカラを信じてもいるけれど、言葉に頼らないことも同じくらい大切で、喋る時は喋る、喋らない時は徹底的に喋らない、みたいに、状況に応じて使い分けできるのがいい。

長所を活かすというのは、自由自在に加減できることだと思う。その見極めにセンスが必要なんだと思う。足の速い人も、速さに自惚れることなく、ゆっくりしか走れない人のペースに合わせられる視野の広さと優しさがあってこそ、みたいな。

できる、だけは、できない、とも言える。

Date: 17/11/24 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2154

MERCi COFFEE

徳島県の阿南市にある「メルシーコーヒー」さんへ、お取引先である京都のベーカリー「panscape」のスタッフさんたちと一緒に。メルシーさんはpanscapeさんのお取引先。定期的に訪れているというので、ぜひ自分もと、ご一緒させてもらった。

同い年の女性オーナーさんが、気持ちのいい光が差し込む素敵な空間をつくっている。野菜やお米は別会社を立ち上げて自家栽培し、決して栄えているとは言えない土地でたくさんの雇用を生み、地に足をつけて暮らしている姿を見せてもらう。カフェでのごはんはもちろん、いただいた全粒粉のマフィンは思わず声が出るほど美味しかった。せっかく徳島に来たので、ごみを出さない「ゼロ・ウェイスト」運動で有名な上勝町にも立ち寄った。

最近も引き続き、早寝する生活を続けていて、あいかわらず残業はしない。寒くなってきて、3割ほど運動量をセーブしてもいる。だけれども売り上げは落としてない。なんだ、これでいいんだと実感する。ごく稀にあるスタッフの残業についても「スケジュールに余裕のある時にはやく帰れる」選択肢を増やした。お金に換えるのもいいし、有給のように使ってくれてもいい。自分で選べるのがいいと思う。繰り返しの毎日に、小さくても自由があるのは楽しい。

体調を管理しながら、周りのペースもなるべく気にして、毎日やることやって、できなかったら次の日に繰り越して、一人でできないことは誰かに助けてもらって、一度やると決めたことは火種を絶やさずに向き合い続けて、でもやらないときは徹底的にやらないを貫いて、お礼をして、お詫びをして、ときどき愚痴を聞いてもらって、美味しいもの食べて、お酒飲んで、本を読んでゲームして、そんな風に過ごしてます。嬉しいことがたくさん起こりすぎて、それはそれで受け止めきれない時もあって、ときどき参ったりもしています。

Date: 17/11/18 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2153

COCOSHIGA

この間の週末は「ここ滋賀」内覧会へ。東京・日本橋にOPENした滋賀のアンテナショップ。

1Fにある、県内33蔵の日本酒が楽しめる地酒バー「SHIGA’S BAR」のロゴを担当しました。今年は地元・松瀨酒造さまのWebサイトリニューアル、喜多酒造さまの日本酒ラベル、そしてこのロゴに関わらせていただき、自分で勝手に名付けた「日本酒3部作」を終えてホッとしていたのも束の間、東京へ向かう途中にまた別の日本酒案件のお話しをいただいて、ありがたさが止まらない。日本酒好きで本当によかった。

SHIGA'S BAR

ロゴのデザインについてはまた別の機会にお伝えできればと思いますが、これだけのお酒が一堂に会するのは感動せずにいられない。会場では滋賀県で暮らす知り合いともたくさん出会えて、落ち着くというかなんというか、不思議な気持ちでした。それにしても、この場に少しでも関わらせていただけたのは、とても光栄なこと。物産スペースでは以前に携わった商品もいくつか販売されています。

出張の帰りにもいいし、関東で暮らす友達を連れて行きたいけど、時間がいくらあっても足りないな、これは。

ここ滋賀

Date: 17/11/02 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2152

SDIM2934

衆院選。暮らしの行く末をイメージしながら、議席の結果まで考えて一票を投じた。投票は目的ではなくて、単なる、そして唯一の手段に過ぎない、それが身に染みた今回の選挙。政治はいつも暮らしと繋がっている。政治への関心は、つまるところ、自分がどの範囲で幸せを考えているかだと思う。自分だけなのか、身の回りか、もっとたくさんの人なのか。今日だけなのか、一年先か、10年先なのか。候補者にも言えるし、自分たちにも言えること。

僕の暮らす野洲は、市議会議員選挙の投票日でもあった。実は一人の新人候補者から選挙ツールのデザインをご依頼いただき、いち市民としてだけでなく、デザイナーとしても関わることに。写真は選挙ポスターに使用したもの。挑戦的なアプローチだっただけに、吉と出るか凶と出るか、気が気でなかった。終わってみれば、見事トップ当選。少なからずお役に立てたかと思うと、デザイナー冥利に尽きます。関係者や有志のみなさん本当にお疲れさまでした。たくさんお世話になりました。やっと肩の荷を下ろせます。

そして台風。選挙に気が向いていたのもあって、ちょっと油断してた自分がいる。自然は時に脅威。各地で被害が出ているようで、一日でも早い復旧を祈ります。僕たちは選ぶこと、決めること、そして祈ることしかできない。無力ではあるけれど、できないことがないわけじゃない。諦めなければ、いくらでも希望はある。希望はどこかに落ちているんじゃなくて、自分で生み出すもの。

Date: 17/10/23 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2151

parade

絵文字やスタンプを使ったやりとりは、まるでビールのような、喉ごしを楽しむ感覚がある。文字だけのやりとりには、日本酒やワインのような、あるいは小説のような、味わい深さがある。それぞれ“いいところ”があるから、好きな方を選べばいい。性分のせいか、自分は後者を選ぶことが多い。

文字だけのやりとりには、たくさん「嬉しい」が潜んでる気がする。限られている分、不確かな分、不安は多い。言い方を変えれば、相手を信じることで成立する。それだけに、まっすぐ伝わってくれると、とても嬉しくなる。相手を信じないやりとりも、ごまんとあるだけに。

「楽しい」に「嬉しい」が混ざると、もっと気分がいい。そう言えば「嬉しい」って、ひとりでは味わいにくい気持ちだ。

Date: 17/10/13 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2150

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大津祭の取材を友達に頼んだら自分も行ってみたくなって、行ったら行ったで偶然が重なって思いも寄らない特等席で楽しませてもらった、そんな一日の記録。

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Date: 17/10/11 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

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morning

目覚ましを使わなくなって、数ヶ月が経つ。

とにかく朝が弱い。高校の頃からそうだったから、25年もの間、時間通り起きることに悩ませられてきた。25年と言えば、なんと四半世紀。シハンセイキ。そんな自分が目覚ましを必要としなくなった。ちょっとした、いやものすごい奇跡だ。なんということでしょう。

劇的に大改造、したことは何もない。ただ単に早く寝るようにしただけ。たったそれだけで、自然と目が覚めるようになった。起こされるんじゃなくて、自分で起きる。これだけのことで、朝の気分もずいぶん変わった。

しばらくして、気が付いた。朝が弱いんじゃなくて、その頃から夜更かしするようになったんだと。一人部屋ができて、夜の自由時間が増えて、夜な夜なテレビ観たりゲームしたりするうちに、「遅く寝る」が当たり前になっていったんだと。もっと言えば、夜が強いと思い込んでいた自分に胡座をかいてただけだと。遅寝で早起きなんて、ふつうに考えて無理があるのに。

我ながらバカです。そうなんです、人間はバカなんです。

Date: 17/10/07 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2148

workspace

12周年を迎えました。

なんだか中途半端な感じもありますが、実はそうでもなくて、独立してから干支が一巡したということ。そう考えると感慨もひとしお。この一年の記憶はあまりないけれど、いろんなことに意志を持って取り組んだ実感と、手を抜かずひとつひとつ仕事をやりきった手応えだけは残っています。しっかり前を向いていると、あまり後ろを意識しなくなる。今はそのバランスでいい。

12周年が近づいた頃、お世話になっている方々や、支えてくださっている方々ひとりひとりにお礼を伝えてまわりたい気持ちが自然と湧きました。どんな風にやるのがいいか考えてはみたけれど、いい方法も思いつかなかったので、この場を借りてお礼を申し上げます。厳しい人も、やさしい人も、慕ってくれる人も、甘えさせてくれる人も、声をかけてくれる人も、刺激をくれる人も、きっかけをくれる人も、元気をくれる人も、いつも本当にありがとうございます。できることは何もありませんが、何かお役に立てていれば嬉しいです。

手前味噌ですが、いいチームだなと思います。まだまだ改善の余地も多いですが、自分を含めた3人とも、誰ひとり手を抜いてない。周りにいてくれる方々も素晴らしいし、ずっと人に恵まれ続けています。

政局は慌ただしいですが、それはそれとして、自分は自分のやるべきことをしっかりやるだけ。13年目もどうぞよろしくお願いします。

Date: 17/10/02 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2147

funaya

「やりたいことだけやって生きよう」みたいな風潮には賛成だし、自分もその方向に進んでいる一人ではあるけれど、やるべき役目にプライドを持って取り組む人のかっこよさは、今も昔も、そしてこの先も変わることがない。つまり果てしなく、かっこいい。

やりたいことはもちろんだけど、その前に、やるべきことに真剣なのがいい。そういう人が好き。

Date: 17/09/21 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2146

speck

普段そんなに関わりのない、せいぜい顔見知り程度の方から、ある日「いついつのブログがめちゃよかったです」と突然メッセージをいただく。

あまりに純度が高すぎて、疑う余地がない。ただ「伝えたい」衝動に、素直に従って下さったことだから。身近な人ならお世辞とも取れるけど、そんな距離感でもないし、120%真に受けざるをえない。つまりメチャクチャ嬉しい。素直って素晴らしい。

歪みのないところに、素直がいる。歪みの裏にも、ちゃんといる。

Date: 17/09/16 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2145

morning

朝早く起きて、7時から空いているような喫茶店でモーニング食べて本を読んだり仕事したり、ゆったりとしたひとときを過ごしてから朝イチの打ち合わせに向かう。

そんなことをずっとやってみたくて、でもいざ朝になると「まいっか」で結局やらずじまいのまま一年が過ぎて、ついに今日やっと実現できた。ついでに早朝ランニングなんてものまでやってみた。だから誰なんだお前は。たったそれだけのことで、一日がすごく誇らしくなる。

Date: 17/08/31 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2144

a raccoon dog in the forest

涼しい所で何もしない、ってのがいい。何かするにしても、いつでもやめられる、そのくらいのことがいい。読みかけの本を開いて、でもあんまり読み進まなくて「今は気分じゃないからやーめた」ってできるのが最高に気持ちいい。何もしないことも、選択肢の中にあるといい。

ココロが喜ぶことと、カラダが喜ぶことは、けっこう、違うもの。それぞれバランスよく満たしてあげると、何かと続けやすいもの。

Date: 17/08/28 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

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dondonbashi

先週の金曜は長浜の「どんどん」へ。しばらく会えてなかった竹村くんの顔を見に。あいにく満席で、顔を見るどころか席さえなかった。幸いなことに知り合いがいて、女子会に混ぜてもらえた(助かりました)。唯一空いていた席はVOID A PARTのスーが予約してた。スーともずいぶん久しぶりだった。

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土曜日はD&DEPARTMENT KYOTOの盆踊りへ。仲良くしてくれるお店の初の取り組み。どうなるか分からないという不安を聞いて、僕が行かずに誰が行く、という使命感と、ただ単に浴衣が着たい理由で駆けつけた。

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この一枚がすべてを物語ってくれるように、老若男女がひとつ佛光寺の下、一体になった。うまく言葉にできないけれど、盆踊りが死者の供養ということもあるせいか、そこに生と死も共存しているような、楽しいけれど儚いような、暑いような涼しいような、不思議な空気がとても心地よかった。このままずっと踊っていたい、終わって欲しくない気持ちだった。ダンスやってた頃を思い出した。

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bin_architect

日曜は建築士の敏さんが設計した建築を見に甲賀まで。義理の親戚も関わっている。建築は知らないことばかりで、ひとつひとつが勉強になる。完成見学会は、当たり前だけどお施主さんがそこにいるのが楽しい。その人の想いがカタチになるものだから、何を大切にしているかが建物から感じ取れる。思いを馳せられる。

そんな風に、立て続けに人に会いに行った反動なのか、月曜は突然3人も仕事場に遊びに来てくれた。近くに来たからと立ち寄ってくれたり、帰省のお土産を渡しに来てくれたり。本当にありがたい。明日は明日で、突然に連絡をくれた人からの依頼で、仕事場を見学に行く。最近そんな風に、呼吸するように無理なく繋がってます。

Date: 17/08/23 Photo: iPhone 5

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waterfall

お盆休みもGWに引き続いて、身の回りの整理。毎年どこかに出かけていたけど、今年は行ってない。

自宅、納戸、倉庫、仕事場。なんとなく置いているものや放置していることに、ひとつひとつ決断をする。残すのか、捨てるのか、誰かに引き取ってもらうか。とてもエネルギーを使う分、とても充実感がある。やり残したことはまだまだたくさんあるけれど、今できることはほとんどやっている。これは時間をかけてやりたいこと。やり終えたときに自分がどうなっているか、楽しみで仕方がない。

自分にとって楽しいことって案外、周りから見ればつまらないもの。そういうものをひとつふたつ持っている人は、見ていて安心する。たまたま「周りにも楽しそうに見えるもの」があるだけで、端から寄せていくと、振り返ったときには、おかしなところへ意識が行っている。「インスタ映え」なんて、まさにそうでしょう。自分の気持ちに映えてさえいれば、それで十分じゃない。

楽しさを数値化したら、楽しくない。

Date: 17/08/18 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2141

sunflower

自分の国が信じられないとか、息苦しい世の中になってきたとか、言い始めたらキリはないけど、ひまわりは今日も太陽に向かって、ただまっすぐ伸びている。けっこう、大事なことなんじゃないかと思う。「今年は無花果たちに振り回されてさ」とかなんとか、誰のせいにすることもなく、来年も、ただまっすぐ伸び続ける。

ひまわりの本心は、僕には死んでも分からないし、約束することもこの先ないけど、自分が自分を誇ることに、国も世の中も、実はまるで関係ない。自分を誇れる人がたくさんいる国を、誰が「信じられない」と嘆くことがあるだろう。素直に自分を誇れる人が、今どれだけいるだろう。

明日から15日まで、夏期休業をいただきます(16日より再開します)。みなさんもよいお休みをお過ごし下さいね。元気じゃない人が、少しでも元気になりますように。

Date: 17/08/10 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2140

green

変えたいと思っていることがあって、自覚はしているけれど行動に移せなくて悩んでいるとか、いよいよ一歩踏み出そうとしているとか、挫けそうになったら助けて欲しいとか、行動しているけどこれで合っているかどうかとか、いろんな人から、それぞれの地点から、連絡が来る。誰かに相談することは、他者目線に頼ることは、とてもいいことだと思う。

本気で乗り越えたければ、どうか自分で乗り越えて欲しい。真剣になりきれない自分を正当化して、何かのせいにするのもひとつ。やれること全部やった上で無理と観念すれば、諦めるのもひとつ。現実の方を歪めるのもひとつ。どこまで行っても自分のことだから、最後に決めるのは自分。下した決断も、決断できない自分も、今の自分。

僕はと言うと、いま自分のデザインを諦めてます。おかげでできることが増えに増えて、ちょっと困ってます。

Date: 17/08/05 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2139

喜楽長「愛おし」「敬いし」

日本酒のラベルとパッケージをデザインしました。

クライアントは「喜楽長」でおなじみ喜多酒造さま。純米大吟醸「愛おし」、大吟醸「敬いし」の2種類(どちらも最高級クラス)。書を担当された書師・秀蓮さんにお声がけいただき、デザイナーとして参加。経験不足な点も多く初めてのことだらけでしたが、いろいろと勉強になりました。

デザインで関わった日本酒を誰かに贈れる日が来たのは嬉しい。一度やり終えるといろんな発想も生まれるもので、また別の日本酒をデザインしたい気持ちが沸々と。お世話になっている堅田の酒屋さんでお取り扱い中。近江八幡なら「酒のさかえや」さんでも。もし良かったらギフトにどうぞ。

Date: 17/08/01 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2138

a letter

いつも忙しい人からの、お礼の手紙。

書かれている内容よりも、その行為そのものが嬉しい。ばんがりすぎる人が、魂が抜けそうで抜けてない少し抜けてる人が、体調の崩しやすいこの暑い時期に、自分のために貴重な時間を割いてくれた。その事実だけで、十分に気持ちが伝わる。「言葉は心を越えない」って、いつか誰かも歌ってた。本当にそう思う。ココロを見ようとしない人ほど、言葉そのものに振り回される。

自分は自分で、お仕事の一部を手伝わせてもらったに過ぎないけれど、ここまでしてくださるなら、相手にとっては、そこまでの価値があったに違いないと、そう信じるようにしてる。礼儀とは、そういうものだから。礼儀のある人って、しっかりしている人かというと実はそうでもなくて、自分なんて大したことないから、せめて、という考えの人も、結構いる。どっちにしても、思いやり。

Date: 17/07/22 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2137

curve

最後まで手を付けないことが、本当はやらなきゃいけないこと。気が付いたから、気付いてしまったから、いま一歩ずつ近づいているところ。これはあれだ、例のマーチだ。どうしようもなく気力のいることを、ひとつひとつ、どうにかしようとする。そんな365日。

梅雨が明けました。

Date: 17/07/19 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2136

JOJO

今週は蒸し暑い日が続いて、タフさが自慢の人もそうでない人も、カラダはきっとお疲れのはず。この連休中に、どうか少しでもリフレッシュできますように。まだまだ先は長いです。

自分も打ち合わせやら撮影やらデザインやらで、また少しずつ慌ただしくなってきました。仕事でも休みでも、おかげさまでいいリズムがずっと持続してます。足したり引いたり、リズムは自分でつくるもの。明日から3日間、お休みいただきます。

Date: 17/07/15 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2135

water

飲まなきゃやってられない。飲む人にも飲まない人にも、耳慣れたフレーズ。「○○しなきゃやってられない」は、世の中に数多ある。

泣かなきゃやってられない、歌わなきゃやってられない、引きこもらなきゃやってられない、枕に顔を押し付けてウワー!!って叫ばなきゃやってられない、モノとか人に当たらなきゃやってられない、などなど、細かく刻めば、きっと人の数だけあります(最後のは褒められたもんじゃないですが)。

聞き慣れないだけで、確かに存在してることを、インターネット(SNS)は教えてくれる。聞き覚えがあろうとなかろうと、どれもおんなじ。みんなで飲むお酒がオシャレでもなければ、一人で泣いてる自分は可愛そうでも何でもない。引きこもったら暗いとか、全くもって、ない。ぜんぶが正解。それぞれの方法で、元の自分に戻ろうとしてるだけ。それだけ毎日ばんがってるってこと。カッコいいとか可哀想とか、まるで関係のないこと。

他の人なんて知らんがな、ということ。

Date: 17/07/12 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2134

fallen leaves

この頃は、整理と整頓。

服ひとつ処分するにも、着なくなったものは誰かにあげたり、直して着るか決めたり、着ないけど思い出深いもの(これが厄介)をどうするか決めたり。どうしても決められなかったら「今は決めない」と決める。大げさな話ではあるけど、引き出しの中ひとつとっても、自分の意志が投影されている。

些細なことさえ決められずに、それ以上のことは決められない。そのための筋トレ(のようなもの)。決めるのに3日かかることが、1日でできれば、すごく気分がいい。だって、あと2日、別のことに使えるんだから。決めるチカラを養うと、もれなく「諦めるチカラ」もついてくる。

ずっと放っておいたことに手を付けるには、それだけ気力がいる。そんな経験、誰でもひとつやふたつ、あるでしょう。気力は、たっぷり休んで蓄える。いま残業しないでいるのも、ぜんぶ繋がっている。これをやり終えたら、今よりもっともっと、いろんなことが軽くなってるはず。それが楽しみ。

Date: 17/07/10 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2133

branches

なんて生命力だろうと、見上げて驚いた。冗談抜きで「なんて木だ!」と叫びたくなった。生え伸びるというより、まるで矢で滅多刺しにされた獲物のような、けたたましさを感じる。光に向かって、いつまで、どこまで成長を続けるんだろう。いつか朽ちることなんて無縁に思える逞しさ。こんなに力強い木の根っこもまた、きっと力強いに違いない。

植物なら土の中、ふだん目にしない部分を特に意識する。目に見えることだけ見ても、思い込みを増やしかねない。見えるところと見えないところ、それぞれを見て、ぜんぶを捉える。

Date: 17/07/07 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2132

moss

自然な気持ちで「撮りたい」と思ったら写真を撮りに行く。何となくの習慣でやっていたことを、最近どんどんやらなくなっている。やると決めたことだけやる。それがきっと一番、気分のいい過ごし方。またひとつ、魅力的な場所を見つけた。

その時の自分が何を見るか、自分でも予測できないからおもしろい。撮った写真を見て楽しむのも、これ以上ない最高の娯楽。

Date: 17/07/05 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2131

backlight

好きなものを好きでいるのに、別の何かを否定して、好きを保つ栄養にする。誰かが好きでやっていることが気に入らなくて、否定して、自分の好きを保つ。そんな風に、どこかに寄りかからないと、好きと言えないようなものは、本当に好きなのだろうかと、考えてしまう。ただ単に「好き」で、いいんじゃないかと思う。近寄りたい気持ちが「好き」なんじゃないかと思う。

好きには、怖さがついてくる。近寄りたいことは、裏を返せば、離れたくないこと。切り離せるなら、そうしたいけど、そうできないのが、好きということ。丸ごとギュッと受け入れないと、どうしようもないこと。

Date: 17/07/01 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2130

rain

ブログが書けなくなる時。

しいたけさんがそんなタイトルの記事を書いていて、読んで打ちのめされた(もちろん、いい意味で)。まるで自分のためだけに書き下ろしてくれたかのよう。

これまで10年以上ブログを続けてきて、何度か、というか何度も休んでる。その心境は、まさにここに書かれているとおり。分かってもらえるって、たまらなく嬉しいなあ。そんな人が周りにいてくれるのは分かってはいても、こうして言葉で伝えてもらえると、思わず泣き崩れそうになる。

このブログ、最近は20代前半の人まで読んでくれているようで、それはそれで驚いてる。生きてきた時間が違い過ぎて、果たしてどこまで理解してくれているのか、そもそも面白いと感じてくれるのか、不安にさえ思う。蓋を開けてみたら、そのくらい年が離れている方が、かえって素直に受け取ってくれてるフシもある。また思い込みがひとつ減る。

Date: 17/06/30 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2129

layer

素直で健康って、すごくいい。それだけで、ものすごい魅力。素直で健康な人、素直で健康な会社、素直で健康な暮らし。文字だけでもパアッと明るくなる。

スタッフの畑で採れた(時には採れすぎた)夏野菜を、仕事中のおやつにする。そんな試みを始めてます。薬膳の考え方を日常にも取り入れる。次はお味噌汁を(そのうちお米も炊きそうな気がする)。もちろん普通にあんこも食べます。肝心なのはバランス。振り子の中心に据えていいのは、いつでも自分が決めた軸だけ。

日常そのものを楽しむ、ってのも、すごくいい。

Date: 17/06/28 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2128

油甚のごま油

滋賀県で作っているごま油を探していたら、友達が「送りましょうか?」と贈ってくれた。ありがとう。それにしても、なんて美しい。

今年もいろんな気持ちをいただいてばかり。もうすでに十分すぎるほど。理由は分からないけど、きっと、贈りたいと思ってもらえる何かがあるんだろうと、そう信じることにしてる。お言葉に甘えるにもエネルギーがいるけれど、お言葉に甘えることは、自分が嬉しいだけじゃなくて、相手に喜んでもらえることでもある。

甘え続けることに耐えられなくなったら、その時は別の誰かに甘えてもらって、バランスを取る。和菓子に添えられた塩昆布のような「お口直し」。これができないと、そのうち自分に嘘をつくことになる。ココロがもたれてしまう。自分に正直なまま、それでいて堰き止めることなく、くるくると循環は続く。そんなリズムがいい。

Date: 17/06/26 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2127

carrom night

たとえば性別問わず、年下とも年輩の方とも幅広く関わりがある。ひとりの時間もある。近い人とも遠い人とも関わりがある。人間以外の生きものとも関わりがある。仕事も遊びもある。いいいことも嫌なこともある。絶望も希望もある。たまに「自分すごいぞ」と思いつつ、単なる生きものに過ぎない自覚もある。輝いてる日もあれば、だらしない日もある。

なるべく片寄らずに、両軸あるのがいい。がんじがらめな理想なら、いっそ無い方が自由でいい。理想だけ追うと、理想以外ぜんぶ見落とす。

Date: 17/06/23 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2126

rain

「見透かされそう。」

よく、そんな風に言われる。相手を深く理解しようと努めれば努めるほど、そう思われてしまう。同じくらい「分かってもらえそう」とも言われる以上、表裏一体の性質から逃れることはできない。包丁はとても便利だけれど、人を殺める凶器にもなるのと同じこと。どう足掻いたって、逃れられない。

どれだけ自分で「見透かすつもりなんてないのに」と主張したところで、最後は解釈する人に委ねるしかない。見透かされたくない気持ちを強く持っている人であればあるほど、怖い存在として見られてしまう。残念だけれど、そういうものでしかない。

いま、お仕事ご一緒している方の中でも「会うのに緊張する」という人もいる。それでも勇気を持って関わって下さることが、デザイナーである前に、ひとりの人間としての冥利に尽きる。そのまんまの感情で、全力で期待に応えたいと思える。

誰かを怖いと思う感情は、とても素直なもの。それを乗り越えてくれた人を見透かそうだなんて、とんでもない。僕にだって人が怖いと思うことはある。だからこそ、知ろうともする。

Date: 17/06/21 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2125

carom

きのうはカロム日本選手権大会。3度目の出場。

デザイナー友達のハッシーと組んだダブルスでは予選リーグを突破し、見事ベスト16まで残る快挙。惨敗だった前回と比べたら、この結果は大健闘。努力がちゃんと結果につながってくれると嬉しいもんです。よくがんばりました。

これは日本選手権大会。年に一度だけ彦根で開催される大会。つまり日本で16本の指に入るという意味であり、もれなく全世界で16本の指に入ることになる、そんな大会。そうですそうなんです、晴れて世界ランカーになりました(誠に恐れ入りますが野暮なツッコミは一切受けつけません)。

そんなことで世界は何ひとつ変わらないとしても、今日は気分がいい。それにしても、カロムは楽しい。

Date: 17/06/19 Photo: iPhone 5

2124

leaves

誘いを断る。

長いお付き合いのある同業者の方から、コンペのお誘い。デザイン力を期待して下さってのこと。ただ、僕はスタンスとしてコンペをやらない。コンペの仕組みそのものに違和感を感じていて、十二分に自分たちのチカラを発揮できた例しがない。そんなことは承知の上で、それでも誘って下さる。そこまで必要としてくださるならと、少しココロ揺らいだけれど、最後はやっぱりお断りした。自分の意志で「やる」と決めなかったことは、必ずどこかで綻びが生じる。あるいは言い訳の対象になる。

それにしても、断るにはエネルギーを使う。それだけに自分が誘う立場の時は、断りやすさまで考える。誘われた時、状況によってはヒラリとかわすこともあれば、今回みたいに、かわしちゃいけない時もある。月並みだけど、まごころには、まごころをもってしか返せないし、返しちゃいけない。肝心な時にたやすく自分を偽れることは、自分を含めて誰ひとり幸せにしない。

そんなやりとりをした上でも、これからも関わり続けて下さることに、感謝せずにいられない。最初はたとえ迷惑をかけたとしても、距離感を伝えるのは、僕はいいことだと信じてる。もちろん、それでも関わり続けたい、という大きな前提があってのこと。

Date: 17/06/16 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2123

spider's web

連休明けから残業をやめた。

事業主たるもの残業は仕方がない、ずっとそう思い込んでいたけれど、本当に仕方がないのか、実験も兼ねて一ヶ月ほどやめている。分かり易い変化として、早く寝るようになった。早く寝れば、早く起きるようにもなる。目覚ましなしで、朝になると自然に目が覚める。起こされずに起きるだけで、ずいぶん気分がいい。

2年前は朝まで寝つけなかったことさえあったのに、今では朝からコーヒー淹れてる自分が可笑しくてたまらない。お前は誰だ。そんなリズムのおかげで、午前中の仕事がすこぶる捗る。そうなったらそうなったで、今度は夕方の集中力がガクンと落ちて、その作用をどう捉えようか考えているところ。楽しい。

やっているのは「本来あるべきカタチ」に戻すこと。姿勢をととのえるように、カラダの声を聞くように、仲直りするように。目新しさは、必要ない。残業せずに、残業していた時と同じレベルを保つ、ではつまらない。敢えてそれ以上を目指す。そういうチャレンジが、自分にとってたまらなく楽しい。

ひとつひとつ、思い込みから距離を置いてみる。自分の本性が見えてくる。

Date: 17/06/15 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2122

forest green

LINEはやってない。それで不便をかけてしまうことが時々ある。でも、特に悪いとは思わない。不便をかけている分、他で補おうとは思う。そんな理由で疎遠になることもないし、繋がりたい人とは、ちゃんと繋がれる。

「そう言えるのは強いからですよ」と言われる。そうだったのか。僕はただ、中毒性がありそうで距離を置いてるだけなのに。そんな判断ひとつで、強い弱いの視点を持ち出すことに、ちょっと面食らった。きっと、回転寿司でウニとかイクラを食べても「高そうな軍艦を食べられるのは強いからですよ」とかなんとか言われそうな気がする。ちなみにその人は、嫌われたくないからやっていると言う。

本音ではやりたくなくても、ガマンしてLINEをやると、嫌われないという。そんなわけ、あるはずないのに。“嫌われたくないからそうしてる”なんて考え方そのものに嫌悪感を持つ人だって、少なからず、どころか結構いるけどなあ。誰かを遊びに誘って、応じてくれた理由がそれだと知ったら、僕はすごく悲しい。嫌われない方法を知っている(と思い込んでいる)人には、その視点がゴソッと抜け落ちてる。ないから、強く言い切れる。そもそも他人のココロの中なんて、誰にも分からないのに。

「嫌われない」から逃れる方法は、どこにもない。どれだけ注意深く見回したところで、見えない所で、誰かには、ちゃんと嫌われてる。もしあるなら、万人に好かれる方法も、あることになる。そんな本、どこにも売ってないでしょ。他人を強いと決めつけて、自分の弱さを肯定されるのも、決していい気分ではないわけで。

ないものは、ないよ。

Date: 17/06/14 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2121

hydrangea

しいたけとか石井ゆかりとか、僕の占い好きは知る人ぞ知るんですけど、この頃は人間以外の、たとえばネコに対しても「この子は何座なんだろう?」みたいなことまで思い至るようになりました。人間以外にも当てはまるのかは気になるところだけど、正しい正しくない、分かる分からないなんてどうでもいいこと。その視点を持つことで楽しみがひとつ増えた。肝心なのはそれだけ。

Date: 17/06/09 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2120

hydrangea

きのうは三ノ宮でロゴの打ち合わせを終えたあと、地酒が豊富な居酒屋にてご馳走になる。通うにはまだ少し敷居の高いお店。それだけに嬉しい。

目上の方からかなり年下の子まで、付き合いがある。とてもありがたい。強いて共通点を挙げれば、自分自身とちゃんとつき合ってる人(あるいはつき合おうとしている人)が多い気がする。たとえ若くても、それさえ押さえていれば、年齢はほとんど気にならない。年が近くても自分を見ようとしない人はいるから、その逆もあって然り。

自分自身とつき合えていれば、話したいことは何もない。僕が一緒に遊ぶ人は、ほとんど、話したいことがない。相手もだいたい、そんな事を言う。それもそのはず、話したいから会うんじゃなくて、ただ会いたくて会ってるだけだから。そのくせ必ずと言っていいほど毎回よくしゃべる。話したいことはないけど、会いたい。人間ってそんなものね。お酒は最高の口実です。

Date: 17/06/08 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2119

light green

恥ずかしい。

ブログを読み返していたら、3年前のこんな投稿を見つけた。「破れたカーディガンをお直しに出して取りに行ったら反対の肘も破れそうだった。傷みやすいニットですねえ」みたいな話。この1年後、別のニットの肘も破れることになる。

ここで気が付いた方は、とても勘がいい、そうなんです。破れたのはニットが原因ではなくて、僕の使い方が悪かったせい。思い返せば、当時よく肘をついていた。そのくせブログのタイトルは「気付いてナンボの人生です」とある。全く気付いてなかったくせに、完全にニットのせいにしてたくせに。昔の、大昔の、前前前世の自分ながら相当に恥ずかしい。アホです。

この時がきっかけ、ではないけれど今では「自分にも原因があるかもしれない」視点を持つようになった。自分が正しいと思う(思い込む)時こそ、そう考えるようにしてる。無意識を意識する、を心がけている。

Date: 17/06/05 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2118

wind chime

何を決めるにも、基準がいる。

ものごとが前に進まない時は、案外、というか結構、いやほとんど、ここが抜け落ちている。いろんな基準でごった返していることもある。基準を決めずに、ただ理想だけが飛び交う。

良いものは高いし、安いものは安いなりの理由があるのに「安くて良いもの」みたいな、水と油の基準を平気で組み合わせたりする。その結果、どこに着地することもなく、ひたすら右往左往を繰り返す。「どうしたいか」がないから、決まることがない。

諦められないから、決められない。全てを満たしたものなんて、どこにもないのに。

Date: 17/06/03 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2117

transmitted light

ひとつの仕事を納めるたび、肩の荷がひとつ下りる。その時はじめて「最後まで緊張を切らさず終えられた」と実感できる。すでにカラダが覚えている類の仕事や、何かしらの理由で緊張を維持できなかった時は、あまり実感がない。緊張を切らさなかったかどうかは、精度にも直結する。おまけに一週間くらい働きたくない欲求にまで直結する(ごく自然な感情です)。

支払って下さった分の役割を果たせたかどうかは、ほとんど、後になってしか分からない。お客さまが喜んで下さるかどうかは、ひとつの通過点。期待どおりの作用を生んでくれるかの方がずっと肝心で、そこクリアできて及第点。それ以上の「予想しなかった何か」まで起きてはじめて合格点。この基準で行くと、仕事を納めても、これっぽっちも満たされることがない。そういうものだから、仕方がない。

役目を果たせた時、もうひとつの荷がやっと下ろせる。そんな事をひとつひとつ繰り返すのがデザインの仕事。そんな事をひとつひとつ繰り返せたら、仕事が仕事を呼んでくれる。目の前のことに、自分の意志でどこまで真剣に向き合えるか、それだけだと思う。今日も長かったひとつの仕事を終えて、一週間くらい働きたくな

Date: 17/05/31 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2116

fresh green

優れているとか、劣っているとか、「何かしらの基準」があってはじめて生まれる。

人に優劣なんて、神様にだってつけられない。足が速いとか遅いとか、運動会やオリンピックなら、話はまったく別のもの。ひとたび日常に戻れば、足が速いかどうかが、ただそこにあるだけだ。足が速くても偉くはないし、足の速くない人だって、笑顔がとびきり素敵かも知れない。じゃあ、足が速くて笑顔がとびきり素敵な人は?信じられないくらい他人への配慮に欠けているかも知れないよ。いくつ金メダルを持っていても、人そのものに優劣はつけられない。

それでも、つけられないはずの優劣を、つけようとしてしまうのが、人間って生きものだ。あの有名な「DA.MO.NO」だ。自意識と呼ばれる、自分でつくった基準で。自分だけのものなのに、自分以外からは丸見えの、何とも照れくさい基準だ。まぎれもなく、それも自分だ。

Date: 17/05/29 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2115

coffee time

フォトグラファーのWebサイト。

依頼してくれたはいいものの、当初は話を聞いても支離滅裂で、何をしたいかが全く感じ取れない。その代わり、余裕のなさや焦りがひしひしと伝わってくる。それ以前から余裕を失っているのは分かっていたし、まずは「ゆっくり旅でもしようか」と投げかけてみる。思えばこれが一番のデザインだったように思う。高校の同級生だから、そんな提案も許される。

2泊3日。日常から遠く離れて、ちょっと、では済まない贅沢な旅。大自然を眺めながらのんびり温泉に浸かって、チカラのある料理をいただいて(もちろんお酒はペアリング)、朝起きてもやっぱり目の前は大自然で、半年が経った今でも記憶は鮮明に残る。そんな時間が落ち着きを取り戻してくれたのか、2日目の車の中で「依頼してくれた方の目になりたい」と話してくれた。自己主張しない性格だからこそ言える、ココロからの言葉に聞こえた。

その想いを軸に、それでいて中身はロジカルに。福笑いみたいでおもしろい、だけど中身はマジメなんだよ、という印象を保つための加減だけ手を加えて、それ以外は最大限に素材を活かすことにした。あとは、狙い通りの役割を果たしてくれること、役割以上の役割を果たしてくれることを祈るだけ。

50種類以上ある目のイラストは、奥さんや娘さん、友人、知人に協力してもらう。その方が愛着も湧くし、いろんな人が関わってくれていることを暗に込めてもいる。余裕を失うと、自分を見失うと、どうしてもその視点を失いがちになるから、お守りのような役目にもなって欲しかった。今回のご縁を繋いでくれたり、ご協力くださった皆さんには本当に感謝します。

YOSHINORI YAMAZAKI

Date: 17/05/26 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2114

paper drip

きのうの一日。

100%自分が悪いことについて謝りの電話。午前中には、と約束して9時頃にかけるつもりが、ギリギリの11時半になった。電話をかける直前なんて、心臓はバクバク。なかったことにしたい気持ちも微かによぎった。自分のココロを基準に置けば、人間なんてそんなもの。80歳になっても変わらない確信がある。相手のココロに基準を置けるか、そこに振り切れるか。大事なのはそれだけ。

高島にあるワニカフェでランチ。クルマで小一時間。美味しいはもちろん、カラダに負担が少ない。滋賀にはそんなカフェが多い。おまけに居心地までいいものだから、満席なのもうなずける。少しご主人とおしゃべりさせてもらったあと、読みたかった本を読んだり、手紙を書いたり。長居しているうちに、漁師の方が大きなビワマスを持ってやって来た。帰りに郵便局の場所を教えてもらう。もちろん、間違える。

人と会おうか悩んで、でも少し疲れを感じて、やめた。今はカラダの声を優先してる。守山の仁々木でどら焼きを買って、コーヒーを淹れて食べた。黒いもの同士で仲がいい。風が気持ちよさそうで、録画してた「ダウンタウンなう」を見てから、隣の駅までランニング。お風呂に入る前にメルボルンに住む義理の親戚と電話。メルボルンは僕に合うらしい。元気そうで良かった。

Date: 17/05/24 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2113

sky blue

連休のあいだ、録画したまま放置していた番組を見たり、収納の中身を整理したり、生活動線を見直したり。気にはなっていたけど見て見ぬフリしてたことに自然と意識が向かう。他人事のように「おもしろいなあ」と感じた。そうか、今は、そこなのか、と。これぞ大型連休のなせる業。すみずみまで目が行き届くのは、すごく気持ちがいい。ちょっとした深呼吸みたいなもの。

健康について考えると、内臓が浮かぶ。ひとつひとつの内蔵が元気に活動していたら、きっと健康に近い状態なんだと思う。10年以上もカイロプラクティックに通うと、こんな発想さえ普通になる。ストレスだって、内臓にすぐ影響するしね。会社に置き換えると、社長もスタッフもみんな元気なら、その会社はとても健康な気がする。そういう存在に、人は自然と集まるもの。

身の回りの内蔵を元気にしようと思う。自分のことなら、まさに内蔵を。空間なら、見えない所を。会社ならスタッフを、パソコンならフォルダを。仕事ならお客さまを。日常なら目の前の人を、それぞれの自意識を。できることは僅かでも、なんとか感じ取ろうとするのが自分の考える関わり方。

Date: 17/05/12 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2112

cassette

あと5回くらい行きたいと思っていた矢野顕子×上原ひろみ「ラーメンな女たち」ツアーは、その次の週にも行きました。あんまりにも良かったので、オトナの力でチケット確保。電車にゆられ名古屋へ。前回は3階席、今度はアリーナ。やっぱりいいものはいい。フェスティバルホールの時に一緒だった友達から「ラーメンな男ですね〜」とうまいこと言われる。悪い気分じゃない。

話は変わり、カセットテープ買いました。音楽でもアナログの良さが見直されるこの頃。愛車でカセットとMDが聴けるものだから(なのにCDだけが付いてない)、ものは試しに。そういえば曲の入ったカセットを買うのは生まれて初めて。ものすごく新鮮で、ちょっとドキドキ。曲が聴きたいから車に乗る、みたいな習慣が生まれつつあります。いい気分。

明日から6日間、お休みをいただきます。毎年毎年GWは体力回復に充てていたのに、今年は体調管理に取り組んでいるおかげで、体力はそこそこ回復済み。大変だったけど、やればできるんですね、こういうの。自分で自分を褒めます。「何もしたくない」から「何をしよう」に意識が前を向いてる(まさかこんな日が来ようとは。。)。というわけで、気分って自分次第でなんとかできるみたいです。

みなさんも良いお休みをお過ごし下さい。どうか全力で休んで下さいね。

Date: 17/05/01 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2111

DP3Q1396

うつで体調を崩した友達がいる。ちょっとした逃げ場のような存在でいた時期があって、このあいだ久しぶりに連絡を取ったら、ずいぶん元気になったとのこと。よかったよかった。とはいえ、その頃からもう一年近く経っている。

うつになりそうな人が増えている。そんな話をすると、だいたい「私の周りもそう」という返事が返ってくる。お取引先の病院で話を聞いても、精神科の患者さんは激増してるんだそう。変な言い方だけど、もうすっかり身近だ。「○○が人気と話題に!」みたいな釣りの見出しより、よっぽど身近な話題。繊細なことではあるけれど、変に距離を置くことでもない。花粉症のように、身近な問題になればいい。

そりゃ、ならない方がいいに決まっている。でも、なったから学んだこともある。AMATAが週休2日の体制を採っているのは、自分が体調を崩したことが背景のひとつにあるし、うつになりかけた経験が「あ、このペースで行くとマズいかも」というセンサーの役割を日々果たしてくれてもいる。そう考えると、どっちがいいのか本気で分からなくなる。付き合いの長い友達は「明日は我が身ですよ」と言う。その通りだと思う。結局のところ、自分のココロは自分で守るしかないんだ。

Twitterで話題になった、この本も買って読んでみました。自分のために、周りの人のために、センサーのひとつとして置いてます。

Date: 17/04/24 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2110

cliff

怖い「から」やっていることなのか、怖い「けど」やっていることなのか。怖い「から」やらないのか、怖い「けど」やらないのか。見ているのは今なのか、今より先なのか。自分の言動をひとつひとつ意識すると、おもしろい発見があるかも知れません。怖さの捉え方がその人自身、だったりします。

Date: 17/04/21 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2109

festival hall

きのうはフェスティバルホールにて、矢野顕子×上原ひろみTOUR2017「ラーメンな女たち」へ。

ライブにしても落語にしても映画にしても食事にしても、余韻まで味わえるものが増えてきてる。運よく出会えているのか、自分の感性が深まってきているのか、そういうものを選び取っているのか、理由はよく分からないけれど、つまりはいい気分に浸れることが多くなったわけです。同じだけの苦しみも味わったご褒美なわけです。

ライブは最高でした、なんて一言では語り尽くせないものでした。ホールの空気で観客みんなが2人を愛してるのが伝わるし、それに応えるどころかその遥か上を飛び越えていく2人のパフォーマンスが圧倒的で、もうなんかたまらない。どんな曲でも「矢野顕子の曲」へと包み込んでしまう矢野さんはまるでブラックホールのようで、感性と技術のカタマリのような上原ひろみの演奏は本人自体がまるで楽器そのもの。ダメだ、全く伝わらない。あと5回くらい行きたいです。

Date: 17/04/17 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2108

gold lacquer

誰かのチャレンジを知るのは嬉しい。踏み出すまでのココロの葛藤を想うと、踏み出したこと、ただそれだけで讃えたい。チャレンジには孤独がつきものだから、自分だけじゃないぞって、気持ちがラクにもなる。続くかどうかは、これからだけど、くじけそうな時は、なるべく支えたい。

続けることは、言い換えれば、やめないこと。休んでも、決してやめないでいること。やめない術をたくさん学ぶこと。

Date: 17/04/14 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2107

splash

ときどきココロが乱れるメールが届く。雑に言えば「イラッとする」メール。そんな時は、ひと呼吸ならぬ「ふた呼吸」置くことにしてます。

故意にそんなメールを送ってくる人いません。僕の周りにそんな暇な人はいない。「イラッとする」の正体は、単に自分に余裕がないだけ。原因は、事情を汲みきれない自分の状態にある。

ココロが乱れた時は、まずプリントアウト。しばらく寝かせて、自分の粗熱を取ります。ほとぼりが冷めたところで、もう一度読み返します。それからスタッフに「○○さんからこんなメールが届いたんだけど、どう思う?」と相談します。これで、ふた呼吸。

やってることは、感情を切り離すこと、客観性を取り戻すこと、考えの選択肢をふたつ以上にすること。ここまですると、ニュートラルになれる。その上で「やっぱおかしい」と思ったら、相手に余裕がない時かも、と思うことにします。決めつけてしまわずに、あくまで「かも」に留めます。

Date: 17/04/12 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2106

dining

「ていねいにやる」みたいな言い回しはどうにも女性的で、自分の辞書には載ってない。「手を抜かずにやる」の方がよっぽど腑に落ちる(かわいげは、これっぽっちもないけどね)。ていねいにやりなさい、と言われても、どうすればいいか分からないけど、手を抜かずに、なら、よく分かるから。自分だけのためなら、よく分かる言葉があれば、それで十分だ。

おもしろいことに、手を抜かずにやることは、結局は、ていねいにやることだ。ていねいにやることは、つまり、手を抜かずにやることだ。出発点が違うだけで、やってることは、どっちも一緒だ。おんなじだけど、違っているだけだ。

Date: 17/04/10 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2105

shibainu

クロネコヤマトさんが無理しすぎずに続けられるペースが、自分たちの暮らすちょうどいいペースにもなるんじゃないかなあ、なんて。いろんなことが速すぎて、本気でペースをつくるなら、ペースメーカーのひとつも欲しくなる。

速すぎるスピードに慣れてしまうと、何かが見えなくなっていることにも気付かない。いろんな“当たり前”は、誰かの見えない努力で実現しているだけ。そもそもネコって、ダラダラするのが本業なのに。

話題はネコでも、今日はわんわん。僕のことなんて気にも留めず、ずっとこの感じ。気持ちよさそうな姿って、見てるだけで嬉しくなる。見せつけられると、困るのに。

Date: 17/04/07 Photo: iPhone 5

2104

dune

生まれて初めて鳥取砂丘へ。年明けの話。

みんなが知ってる、砂の丘。みんな知ってるだけあって、たしかに感動がある。こどもは靴を脱ぎ捨てて、無邪気に砂と戯れては延々とキャッキャしてる。大人は文字通り「大人しく」どこか体力を温存しながらも、楽しんでいる。それぞれの楽しみ方の違いを見ました。

こどもは無責任でいい。無責任だからこその“キャッキャ”がある。大人も無責任でいい、というわけにはいかない。こどもに何かがあった時のために目を見張ったり、帰りの運転の余力を残しているのかも知れない。ただ単に冷めているだけかも知れない。責任があるかどうかの違いは果てしなく大きい。なにせ“キャッキャ”できるかどうかが、懸かっているんだから。

・・・なんて思いにふけるうちに「童心にかえる隙をうかがう大人でいるか、肝心な時に責任を取れるこどもでいるか、どっちが楽しいだろう」そんな考えがアタマを過る。みんなはどうしているんだろう。

仕事を優先する期間を増やすと、ココロづかいに使える時間と余裕は少なくなる。これはもう変えようのない事実で、仕方のないことでもある。ここ数ヶ月は特に思いが至らないことも多々あったし、不本意ながら不義理してしまうこともあった。その逆に、されたことも同じだけあった。相手も余裕がないんだと分かる。

少し時間が作れるようになって、また連絡を取ってみたり、お詫びをしたり、お礼を伝えたり、そんなことをやってます。今のまま保てるのか、もっと良くなれるか、関わり方を変えるのか、もう関われないのか、そういうのは自分だけで決められることではないけれど、誠意だけは尽くしたい。ココロある人と関わるって、そういうものだと思う。その繰り返しでしかないと思う。

やりたいことより、今やるべき事をひとつでもやる。そうこうしてると、それだけで毎日けっこう忙しいです。何のためにやるかって、本当の意味で自由でいたいから。やりっぱなしはこどもの特権。やるべき事をやりたいことと重ねられたら、楽しみが増えます。

Date: 17/04/06 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2103

松瀨酒造

松本にあるカウンター8席のおでん屋。そのサイズ感にもかかわらず、日本酒リストには松の司があって「地元の蔵元なんです」と誇らしげに話したのがちょうど一年前。その「松の司」を醸す松瀨酒造さまからWebサイトのリニューアルをご依頼いただいたのが5ヶ月前。公開に至ったのがこの間の1日。どこか連続性を感じずにいられなかった一年間。

そして今また、その松本にいます。おでん屋で知り会った方々に会いに。また会いたいと思った年上の方々に。一年ぶりの待ち合わせ場所は、そのおでん屋「瀞(とろ)」。手土産に用意した「松の司・純米吟醸あらばしり」は、お店にいたすべての方に振る舞われました。一年前とは違う誇らしさと嬉しさで胸一杯。お酒のチカラって偉大ですね。

業種は違えど自分の考え方とも似ているところがとても多く、その揺るぎない信念を伝える場のひとつに関わらせていただいたことはあまりに光栄なこと。全国的にも名高い蔵元だけに、下手なことはできないプレッシャーでしばらく日本酒が飲めない時期もあったし、一段落した時にはあまりの安堵感に思わず泣いてしまいそうにもなりました。自分にもあるんだなあ、こういうことが。その代わり、今の自分たちにできること以上の仕事をさせていただきました。ありがたいことです。

松瀬酒造株式会社

Date: 17/04/03 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2102

iron kettle

やりたいことを仕事にしてる、なんて言う人がいたら、それはきっと嘘です。

エイプリルフールだから「嘘」って使いたいだけなんじゃないかと問われたら、そうですその通り。図星すぎてぐうの音も出ません。それはそれで本音ですけど、それより「やると決めたことを続けている」の方が自分にはしっくり来ます。いい面だけじゃなくて、希望と絶望とが混じって丁度いい湯加減、みたいな。

自分のために自分ができることは、突き詰めると「選んで、決める。」たったこれだけかも知れない。たったそれだけかあ、と、選択肢の少なさに残念な気持ちになる。でもだからこそ、ひとつひとつの決断を大切にしよう、とも。

今日から4月。大きなヤマを越えて、また少し、息を抜きます。会いたい人に、ただ会ってきます。

Date: 17/04/01 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2101

snowing

狂気

狂気っていいなと思う。この前、10年以上お世話になってる治療家が足を骨折して、病院へは行くものの「ギプスはいいです」と断ったという。呆れたけれど、すぐに理解した。自分の治療で治す絶好のチャンスだという。狂気はいつも日常の中にある。そして誰にでもある。狂気っていいなと思う。

寂しさ

日常から非日常に移動するエアポケットはとても寂しい。旅に出るときによく感じる。制服から私服に着替える合間の“裸の自分”が、あらゆる状態の中で一番スキだらけ。その先に「なんでもない自分を取り戻せる時間」があるのだけれど、そこに向かわないと、行きたいのに行けないと、そんな自分から目を逸らすと、乱気流に巻き込まれてしまう。

尊敬

まだ結婚もしていなければ息子も娘もいないので、子育てしながらも勤めている人たちは本当に尊敬しています。中には僕の生き方を羨ましがってくれる人もいて、酷い時には「見下してるでしょう」なんて被害妄想むき出しなことも言われるけれど(この手の発言けっこう傷つきます)、まったくもってそれはないです。自分ができないことをしている人は、どうあれ尊敬します。その代わりに、自分の生き方にも誇りを持っています。そのための努力は続けています。

Date: 17/03/15 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2100

Sea of Japan

自分の思い通りになるのは幸せなことかも知れないけれど、自分以外の誰かが満たされてない状態なのかも知れない。独りよがりなのかも知れない。

自分の思い通りじゃなくても「それもいいね」と受け止められたら、いろいろ楽しくなってくる。かつての名言「思てたんとちがーう」も、まるで反対の意味になる。

Date: 17/03/09 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2099

white

起こり得る最悪のケースを想定して、言いにくいことまでしっかり伝えてくれる。責任感のある、とても誠実な態度に感じる。自分もそんな人でありたいと思う。

細かいことに取り組めば取り組むほど、大雑把な性格に惹かれる。自分の性格では絶対に辿り着けないから、皮肉でもなんでもなく、ココロの底から憧れる。本気で羨ましく思う。

自分が「こうなりたい」未来の姿と、自分が「こうなれない」諦めた姿。“魅力”の正体って、その辺りにあるんじゃないかな・・・なんてことをフワフワ考えてるうちにリセットも無事に完了。気持ちに余裕があればあるだけ、人にやさしくいられる。

Date: 17/03/08 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2098

詰所三国

年明けから仕事が慌ただしくて、今は仕事中心の暮らしを選んでます。

なるべくカラダを休めるために、魅力的なお誘いもいくつかお断りした。遠出したい気持ちもグッとこらえた。会いたい人にも満足に会えていない。おかげで仕事は順調だし、毎年苦しんできた確定申告の準備も事なきを得た。選ぶとは、何かを諦めること。

その代わり、そんな生活を2ヶ月続けるとさすがに限界も来るもので、いまリフレッシュの旅に出ています。カラダとココロのリセット。先はまだまだ長いから、ここらで小休止。冷静な判断力を失うと、自分の役割が果たせなくなる。ギリギリの状態で仕事を続けても、自分も周りも誰ひとり幸せにならない。2ヶ月と言わず月に一度は、しっかり休んだ方がいいかも知れない。

人と比べてアタマの回転が早くて、深くも考える(らしい)。取り柄だと思っているけど、見方を変えれば、その点について“人並み以上に瞬間のエネルギーを使う”ということでもある。そうだとしたら、長時間の労働には向いてない。ずっと「なんでこんなに体力ないんだろうか」と思ってたけど、やっと腑に落ちた。

いいところは悪いところだし、コンプレックスは愛されるところ。それにしてもここは、いいところ。なんでも諸刃の剣だなあと思います。

Date: 17/03/07 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2097

ducks

この前、友達に予定をドタキャンされる。大して傷つくこともなかったけれど、ただ「気にしてないよ」と言うのもかえって気を遣わせてしまうかも知れないから「悲しい、けど許す。」みたいな伝え方をした。自分の気持ちは伝えるけど、うしろめたい気持ちも残して欲しくない。その2日後、「ゴメンね」の手紙が届いた。そういう関係でよかったと思う。お互いさまがいい、許し合おうとするのがいい。

きのう、数ヶ月間ずっと謝れなかった人に時間を作ってもらって謝る、ということをした。許してもらえるかなんて分からないし、それはそれは緊張もした。でも今はそういうこと、ひとつひとつ乗り越える時期。3年越しに謝ってくれた友達が背中を押してくれたのかも知れない。そういう人が現れてくれるってことは、きっとそういうタイミング。

大きな理想を掲げる人より、仕事のできる人より、キラキラして見える人よりも、言いにくいことを伝えてくれたり、悪い事したらちゃんと謝れる人の方に僕は惹かれる。自分をごまかさずに、ちゃんと。見せかけじゃできない、絶対に。

自分のせいにしなかったり、自分の中でだけ謝ったつもりにしたり、なかったことにしたりは、もうおしまい。許せないこともたくさんあるけど、ひとつでもたくさん許せる人でいたい。

Date: 17/02/23 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2096

footprints

39歳になりました。

毎年この日は、一年前の自分が何を考えていたのか振り返る。僕は「姿勢を変える」と書いてました。今までと違ったのは、少なからず「若いなあ」といった気恥ずかしさがあって当たり前だったのが、今回はなかった。まるで数日前に書いたばかりのような地続き感があった。肉体的にも精神的にも、この言葉を糧にしてきた一年だったからと信じたい。

姿勢を変えると、今まで関わってきた人とも、また違った角度で関われるようになる。自分自身が「何者でもない」と悟ると、他の人もそうなんだと分かる。何者でもないはずなのに、何者かであろうとする人からは、その内側にある心情が分かるようになる。何者でもないけれど、何者でもないから、人は誰かと関わろうとする。

自立しようとする人、やたら早起きする人、免許はあるけど高速に乗れない人、うまく言葉にできない人、離れても時々思い出してくれる人、独りを楽しめる人、本が読めない人、義理の親戚と呼んでくれる人、どこまでも鈍感な人、チャレンジを続ける人、いま何かに気付いた人、うまく馴染めない人、一日に映画3本も観られる人、無意識にすり替える人、信念を貫く人、「分かってくれそう」と頼ってくれる人、不毛な会話を楽しめる人、決断しない人、ネコと別れて傷心中の平僧、自信の持てない人、ワイパーに気付かない人、やたら尊敬してくれる人、一度ココロを壊してやり直してる人、カプセルホテルに惹かれる人、歯を食いしばってる人、魅力に気が付かない人、陰ながら見守って下さる人、自分に素直じゃない人。いろんな人がいる。それぞれ、どこか変わってる。もちろん僕も、その一人。変わってて当たり前。

いろんな人が周りにいてくれるから、自分が見えてくる。自分が見えてくるから、人に何ができるか見えてくる。そんな対話ができることが、ものすごく幸せです。いつもありがとうございます。

いろんなカタチで気持ちをいただく機会が年々増えて、それぞれお礼がしたいと思いながら、今なぜか休日出勤している始末です。おかげさまで慌ただしい日が続きすぎて続いています。風邪も引かず元気でやってます。

会いたい人がたくさんいます。春になったらまた遊んでやって下さい。音信不通気味ですが、大切なものは何ひとつ変わっていません。どうぞよろしくお願いします。

Date: 17/02/14 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2095

wind ripple

一年前に相談に乗って、それまではとにかく自分を大きく見せることばかり考えていた子が、一年経って「芯」を感じられるようになっていた。厳しい現実を突きつけた末に「変わりたい・成長したい」と、自分で立てた目標に地道に、時には泣きながら取り組み続けて、その結果としての今がある。

事あるごとに妄想の世界に逃げ込んでいた子の口から発せられた「それも現実ですよね」なんて言葉は、まるで夢のよう(ややこしい)。僕の想像なんて優に超えるほど、ものすごくばんがったんだろうなと静かな感動がありました。そういうの、なんかこう、ココロがじんわり喜びますね。やっと繋がってきたな、と感じます。今日も救われてます。

Date: 17/01/25 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2094

fire

初心よりも初心にかえって、ひとつひとつ向き合ってやってます。口数というか、外に向けた言葉も減ってきて、それが理由で更新は滞っています。春まではほとんど書かないかも知れません。病気することもなく、すこぶる元気です。愛と勇気だけが友達です。

今年から「肘をつかない」にもチャレンジして、さらに姿勢をととのえ中。楽しくないこと以外は本当に楽しいことだらけ。お仕事お待たせしている方には本当にご迷惑をおかけしています。少しずつでも着実に進めています。

寒い日が続きますね。

Date: 17/01/20 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2093

shining

新年明けましておめでとうございます。

3日前から仕事を始めて、あらためて「働くって疲れるんだなあ」と実感します。そうか、正月って「正気でいられる月」なんだと勝手に悟ったりもしてます。こんなに疲れることを週に5日も、それを毎年毎年50週以上も繰り返しているんだから、人間はなんとすごいことをしてるんだろう。もっともっと自分を褒めてあげないと。

今年はまずこの「疲れ」をコントロールしながら、引き続きカラダと向き合います。去年は地道にココロを鍛え続けて、次はカラダの方を念入りに。アタマは慣れる(と思い込む)ことはあっても、カラダは慣れない。そうやって自分自身と向き合いつつ、チームとしてのAMATAも強くする。自分が積み上げた実感を、チームというカタマリにも落とし込む。そんなことをやります。

今年もまた一年このブログにもお付き合いください。どうぞよろしくお願いします。

※いろんなウィルスが流行っているようです。くれぐれもご注意くださいね。

Date: 17/01/07 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2092

lighthouse

他人事をじぶんごとに、じぶんを他人のように。

なんて言うと「君の名は。」みたいだけど、僕の2016年は、この言葉で言い表せる。どちらにも共通するのは、あるがままを見ようとする姿勢。

何か起こった時に「もう一人のじぶん」がやってくるのが今までだとすると、今はいつも棲み着いているような、ココロの食費2倍になるような、そんな感覚へと変わる。無意識の時間を減らして、意識する時間を増やした。

そのおかげか、誰にも言えなかったココロのうちを、これまで以上にいろんな人から聞かせてもらえた。「安藤くんだから言うけど、」を、よく聞いた。すごく光栄という気持ちと、吐き出す人ができて少しでも気持ちがラクになってくれたらいいな、という気持ちの両方がある。「本当に困った時にアタマに浮かぶ人」でありたいと、20歳の頃から思っているから、やっとそうなってきた気がする。ありがたい。安藤の「安」は安心の「安」、なのです。

言葉は、態度は、ココロのうちが出発点にある。いつもそう捉える。人を理解することは、ココロのうちを知ること。見たままで判断しないこと。なるべくイメージから離れること。「そこまでしてしんどくない?」と言われるけど、しんどくもなければ、ラクしたくもない。これはただ、自分のためにやっているだけ。人が自由になると、自分も自由になれる、それだけのこと。僕にとっては、人を理解しないのは、自分を理解しようとしないということ。

大袈裟でも何でもなく、やっと人生が始まった気がする。これまでで断トツに楽しい一年。慌ただしい最中(さなか)にこんなブログを書いては現実逃避する、ステキな矛盾まで丸ごと含めて。

Date: 16/12/27 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2091

TIME VOYAGER

トローリーバッグのロック部分が故障して、メーカーに修理してもらう。

ごく当たり前のことだけど、使っているうちに、壊れる。愛着があるから、直して使い続ける。なるべくそうできるものを選ぶ。

ココロの底から惚れ込むものは、人生でそう多くは出会わない。他の人はどうか知らないけれど、僕はそう。だからやっぱり、大切にする(いいものは安くないし)。大事にしまっておくようなことは好みじゃないから、スニーカーに惚れ込んだ時期は葛藤が耐えなかった。直せないものは、それはそれでつらい。大抵は、大きな魅力と背中合わせに大きな欠点のあるものを好みます。その方が手間をかける喜びがある。

使い続けることは、新しく何かを買わないことでもある。廃棄しないことでもある。そんなつもりはなくても、そんな作用を生んでいる。「新しく買った方が安いかも」みたいな感情に惑わされそうな時は、よくこうやって別の視点を取り出しては、自分を落ち着かせている。愛着にだって覚悟はいる。

Date: 16/12/23 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2090

tree

「これが自分の持ち味」と信じて疑わないものは、あんがい思い込みだったりする。誰かに「それいいね」と褒められたこととは、まったく違うものだったり。

持ち味は、自分が自分でいられるものかも知れない。それだけに、出し惜しみしようなんて考えない。いつでも振りかざしたい。だからこそ、凶暴な一面もちゃんと持ち合わせてる。自分にとっては良くても、他の誰かにとっては不快に感じられることだってある。

持ち味は、使いどころを見極めてこそのもの。この頃そう考えるようになった。あえて頼らないようにすると、グッとこらえてみると、いつもよりしなやかにものごとが進んでくれたりする。自分にとっての持ち味は、人には濃すぎるのかも知れない。

持ち味という「味付け」を抑えたら、素材そのものの味が活かされる。そういう事だと思う。よく考えないと、反対のことをしてしまう。考えが足りない日ばかりだ。持ち味を殺し続けていることに、まだ気付いてない人もいる。

Date: 16/12/17 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2089

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◎土曜日のこと

 父の24回目の命日。もうすぐ四半世紀。墓前にて報告と誓いをいくつか。

夜はAつMATA。こっちも9回目。予定が重なる師走2週目にもかかわらず26人も集まってくれて、本当にありがとうございました。楽しかったです。来年も続けるかは未定でも、他人事のように「あったらいいなあ」とは本気で願ってます。

AつMATAは「何もしない」がテーマ。よしみのココロのこもった料理、お店の空気、美味しいお酒、そして来てくれる人を信じたら、もうぜんぶ足りてますやん、ということが本当に実感できる。不安になると人はつい何か足したくなるけど、足さない。最後の最後に分かったのは、結局これは能であり浄瑠璃である、ということ。

◎翌日のこと

 たくさんの人が集まってくれた、その反動から来る虚無感も味わえるように。「孤独」という前提に帰ってきた感覚。AつMATAに共感してくれる人は、その前提を共有できる人なんだろうなと思う。京都まで行って中山珈琲を飲みながら少し話して帰って、余ったワインを飲みながら平野啓一郎の新作の続き。本当におもしろい一冊。読み終えたら、最近知り合った子が借してくれたオススメ本を読む。そういうのがいい。

寝る前に友達から突然の連絡。3年前の非を謝りたい、と。聞けば僕自身まったく気にしていなかったこと、でも本人はずっと後ろめたかったこと。苦しみ続けていたこと。その勇気と誠実さが言葉にできないほど嬉しくて、ずっと苛まれてきた自意識に対して僕ができることは、全力で許すことしかない。ちょうどそんなことを直前のブログにも書いた。怒ってないことと許すこととは、似てるようで少し違う。大切に思ってくれてるんだなあと、逆にこっちが救われる。

Date: 16/12/12 Photo: iPhone 5

2088

dragon

デザイン仕事に没頭している合間に書くブログは本当につまらない。今日がまさにそう。書くだけ書いて読み返すやいなや「これはイカン」となってすぐ却下。なんというか、焦がしバターならぬ「焦がし過ぎバター」みたいな苦みと重み。こんなときは言葉を必要としない写真でもUPしてお茶を濁すのが吉。そもそも書かない、が大吉、だけどそうもできない時期。

話は変わって、許し合える間柄って、すごくいい。一人だけでは成立しえない魅力がすごくいい。「できるようになる」の仲間にも、入れてあげて欲しい。

Date: 16/12/08 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2087

brown rice

この間のM-1、特に決勝ラウンドが素晴らしかった。3組とも甲乙つけがたいおもしろさで、最後までどのコンビが優勝するかホント分からなかったほど。銀シャリは、安定感のあるしゃべくりスタイルはずっと大好きだけど、だからこそこの賞レースで優勝は難しいだろうなと勝手に分かったつもりでいたら、もう一段上を登って見事に優勝。これにはもう感動しかない。芸を磨くっていいなあと、ココロから。

挫けずに磨き続けると、ちゃんと光るね。ザイマン最高です。

Date: 16/12/07 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

2086

upside down

慌ただしい時期は余裕がなくなる。習慣も崩れるわリズムも崩れるわ、全人類に起こり得る悪循環。

中でも困るのは、判断を誤ること。間違えること。それはアートディレクターの仕事で一番やっちゃいけないこと。なるべく間違わないように、習慣やリズムを俯瞰して見て、余裕のなさ加減を確認する。簡単に言うと、いつもできていることが、どれだけできていないかを計る。

仕事をはじめる前に植物の状態は見れているか、声はおかしくないか(疲れてると寝起きみたいな声になります)、ちゃんと相手の目を見て話せているか、カロムは狙ったところに打てるか、文章が要件だけになっていないか、後回しにするものが多くないか、誰かのせいにだけしていないか、彷徨いたがってないか、ごはん何を食べたか覚えているか、寝る前に本を読めているか、などなど。その上で、今日は一呼吸じゃなくて二呼吸まで置いてみようとか、自分なりの処方箋を出してみる。自分の感覚は信用しない。いつも以上にスタッフに意見を求めたりもする。

明日から12月。一年で一番間違える月(たぶん)。間違えないようにするって、人間には難しいです。

Date: 16/11/30 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2085

dp3q1218

個人的エネルギー問題。

不要なダイレクトメールの受け取りをやめる。破って捨てれば3秒で済むハナシも、破って捨てるものをわざわざ配達する配達員さんのエネルギー、宛名ラベルを貼る事務員さんのエネルギーなどなど考えると、ものすごく無駄なエネルギーが使われてる。いや違うぞ、僕が使わせてしまっている。

ダイレクトメール自体どこかのデザイナーさんが作っているものだし、そこに対するちょっとした後ろめたさもある。破られると分かっているものを作るって、想像しただけでも辛い。面倒だけど、ひとつひとつやりとりして、やめてる。面倒こそ日常。

少し前に、在来種の野菜をつくってる農家さんと話して印象に残ったこと。夏野菜は種ごと食べるものが多いからそれなりにエネルギーがある。ちゃんと作ったら、野菜だけでも十分お腹いっぱいになるとか。それ以来、たとえば同じ大きさのリンゴでも、含んでるエネルギーは全く違うのでは?と思い始める。

それをカロリーというのかは分からないけれど(無知です)、生命そのものが持つエネルギーのようなものを、手に取った時に感じることもある。エネルギーをいただく、という感覚。少しずつでも深めたい。一緒にいて疲れる人も元気になる人もいるし、そういうものだと思う。

Date: 16/11/28 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2084

Lake Biwa

新しい通販サイト立ち上げの打ち合わせで兵庫へ向かった帰りに立ち寄った、大津SA(上り)からの眺め。叶匠寿庵にてコーヒーと栗きんとん。「きんとん」っていい響き。きんとん、かんてん。

お手洗いのハンドドライヤーが外から見える位置にあってなんだか間抜けだったのと、お土産のひとつに「栗モンブラン」なるものがあって、モンブランの気持ちを考えると「アタシじゃ説明不足ってこと?!」とでも言わんばかりのトゥーマッチさ加減にゆとりのなさを感じました。

今回のAつMATAは、いつも参加してくれる人のその友達が何人か来てくれます。あの場所に呼びたいと思ってくれる気持ちが本当に本当に嬉しい。きっと大切な人に違いないから。まだ十分に声かけられていなくてすいません。時間かかってますが、一斉送信、みたいなことはしたくないのです。内から広がっていくのが、僕は好きです。

Date: 16/11/25 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2083

In This Corner of the World

きめ細やかに描写される日常に、とてつもない非日常が起こる。でも、日常は決して足を止めてはくれない。それが現実だと言わんばかりに。そんな残酷さが描かれていながら、今までに観たどの映画よりもたくさん声に出して笑った。これこそ人生だなと思いました。

Date: 16/11/24 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2082

yujiro

今日は京都造形芸術大学の学生さん3人に囲まれ、「はたらく人」というテーマでインタビューを受けました。この仕事に就くことになった経緯(と15年以上前に描いたイラストも)を久しぶりに振り返れたことや、ふだん大切にしていることも日常になりすぎて、あらためて言葉にして「そういえばそうだったなあ」と感じることも多くて新鮮なひととき。

自分らしいなと思ったのは、いろいろ質問を受けた中で「これからの目標は?」に即答できなかったこと。ないんだよなあ、これからの目標って。仕事に関しては目の前のことにひとつひとつ向き合うことしか興味がないのかも知れない(だから職人って言われるのかも)。考えるきっかけになりました。3人ともお疲れさま。長丁場ありがとうね。

Date: 16/11/18 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2081

candle

このブログ、目に見える反応は1割とありません。降水確率なら10%未満。まず降らないであろう雨にココロを乱す人が、一体どれだけいるだろう。

SNSの反応って、せいぜいそんなもの(そんなもんでしょう?)。視点を変えれば、いつも9割以上の方が何も言わず読んで下さっています。会った時にちゃんと感想を伝えて下さる方もいます。もちろん、どちらも同じくらいありがたいこと。見えてるものと、見えてないものを足して、ぜんぶ。

Date: 16/11/16 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2080

dp3q1207

メガネを買う。同じものを2つ、JINSにて。

店員さんに「どんな風にお使いになりますか?」と訊かれて「何かあった時のためです」と返す。つまり、災害時のメガネ。普段は1DAYタイプの使い捨てコンタクトなので、大きな災害が起こった時、僕は高い確率で翌日には視力のほとんどを失う。明るい日中はまだしも、灯りのない夜を想像すると、見えないことは本当に怖い。守りたい人を守れないばかりか、いろんな人に迷惑をかけることもある。

その事実に気付いてはいたけれど、そこまで必要かは疑問だったし、アタマのどこかで「そんな日は来ない」と思っているし、合わせて1万円強とはいえ無駄な出費になるかも知れないしで、結局3年かかった。きっかけはこの間の鳥取地震。買うと決めても、億劫さは拭えなかった。鯖江で買った普段使いのメガネも、ひとつ持っているし。

これは儀式。メガネを買うという行為で、もうひとつ覚悟を決めたというか、本当はやらなきゃだけど、目を逸らしたいことを「じぶんごと」にするための。できれば何もしたくない。でも、つまずくことって、見失うことって、大体そんなことでしょう。ずっとグルグルしてることって。

世の中の大きなできごとに一喜一憂するのはそれはそれとして、こっちの視点もそばに置く。できることから、ひとつひとつ。実はそれが一番の近道だったり。

Date: 16/11/14 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2079

beer

今年もAつMATAの季節がやってきました。今回で最後になるかもなので、もし良かったらご参加ください。

ー日にち
12月10日(土)18:30〜(22:30)

ーところ
GOODFOOD(滋賀県野洲)→詳しい場所

ー会費
おひとりさま4,000円(税込/飲み放題つき)
小学生以上 1,500円
小学生以下 500円

ー定員
25〜30人くらい(先着順)

ー締め切り
12月3日(土)の23:59まで
※定員が埋まった時点で締め切らせていただきます。

ー参加できる人
申し訳ありませんが友人・知人のみとさせていただきます。

ーひとこと
どうぞお気軽にご参加ください。肩書き抜きで、人と人とが集まるだけの楽しい会です。お一人でのご参加や、途中参加の方も大歓迎です。

ー飲み放題について
飲み放題は2時間です。2時間を超えた場合、有料にて追加できます(最後まで飲み放題のお酒も用意しています)。

ー参加のご連絡
僕宛にメールください(PCでもiPhoneでもfacebookでも何でも)。定員に限りがありますので、場合によっては泣く泣く参加をお断りさせていただく場合があります。その場合、このブログにて締め切りの告知を行います。また、行きたいけど予定が未定・・・という人もその旨ご連絡下さい。

ーここだけの話
来てもらえるかどうか毎年ヒヤヒヤしてます。早めにご連絡もらえるとホッとします。あと、よしみが何か新しいこと企んでるようですよ(僕はノープラン)。

Date: 16/11/08 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2078

firewood

ことしのはんぶんをすぎたころからずぅっとあわただしくて、いきおいはこのごろさらにかそく。そのにゅあんすをつたえるために、2078かいめにしてぜんぶひらがなでかいてます。そうです、はつのこころみです。ぜんぶかたかなになったら「あ、もっとあわただしくなったんだな」のさいん。

つぎのぶろぐでは、ことしの「あつまた」のこくちします。しょじじょうあって、こんかいでさいごかもです。だからってわけじゃないけど、あのひともこのひとも、なるべくきてくださいね。せっせ、せっせ。

Date: 16/11/02 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2077

greens

人見知りだとかそうじゃないとか、その手の話題の一番つまらない答えになるかもなのは承知で、最近はなるべく「ただそこにいるように」してる。相手にも自分にも極力ストレスを感じさせないというか、プラスにもマイナスにも振らない、ゼロの地点。

実際そうはならないんですけどね。あくまで近づけている、というだけ。存在しないゴールは目指さない、そこがポイント。そうするだけで、見えてくるものが山ほどある。見えてくると、今度はいろいろ起こる。

Date: 16/10/31 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2076

ginkgo nuts

銀杏が届く。

樹齢400年の銀杏(いちょう)の木と暮らすお客さまから、収穫のお裾分け。まるで宝石のよう。封筒と塩、そして「食べ方メモ」まで一緒につけてくださる細やかさ。ありがとうございます(ご依頼いただいている仕事は遅れているというのに)。ここまでしていただくと電子レンジまで期待してしまいます。試しに少しいただいたら、思わず卒倒しそうな美味しさ。銀杏とは茶碗蒸しの中でしか接点がなかったというスタッフまで感動するほど。なんだなんだこれは。

きのうはきのうで、鳥取のこれまた小粋なお土産をいただく。いただきもので生き延びてる気がする。ココロのいただきもの。そうかも、真理かも。

Date: 16/10/28 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2075

dp3q0873

iPadが欲しいという相談をお客さまから。どのモデルを買えばいいか。

事情を聞けばフル活用するほどでもない。新品を買うのはもったいないから、じゃあ中古かな、となる前に「買わない」発想で考えてみる。D&DEPARTMENTの企画展で使われている音声ガイドは、不要になったiPodをSNSで集めたもの。同じようにiPadも実はけっこう余ってるはず。そう思って周りの人に聞いて回る。3人くらいにアプローチして、見つかる。

いただく代わりに何かお礼をしようか、あるいは安く譲ってもらうつもりが「物々交換にしましょう」という流れに。料理が好きな方なので、少し前にポイントを貯めて交換したGLOBALの包丁セットのうち1本と交換。おもしろいなあ。

こう書くと簡単に思えて、実は包丁にたどり着くまでに「自分には不要だけれど相手に価値を感じてもらえるもの」をあれこれ考えた末のこと。モノに限らずコトでもよいルールまで提案いただいて、何かを手伝うとか、デザインするとか、発想をめいっぱい広げた時間まで含めて楽しかった。そんな時代です。

Date: 16/10/22 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2074

Lake Biwa

京都の愛すべき人たちと、滋賀県を巡るツアー。名ばかりのガイドと、方向音痴ドライバーの2役。20年以上も滋賀に住みながら、初めてのびわ湖バレイ。夏に新しいテラスができたおかげか、平日なのにかなりの賑わい。知らないこと以外なんでも知っているのに、まだまだ知らないことばかり。天気も空気も風景も出会った人もわんわんも、ぜんぶ良かった。

Date: 16/10/20 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2073

flower

今さっき2年ぶりに再会した人が着ていた服が、前日の夢に出てきた姿とほぼ一致した。今まで一度も見たことのないコーディネート。それに気付いた時も、驚きと言うより「あ、ホントに合ってた。」みたいな感覚。なんだこれは、なんだチミは。

世間を騒がせた高畑裕太氏をはじめてテレビで見た時も「この人なにかやらかしそうだなあ」と感じたこととも、何か関係があるのかな。いよいよそんな能力が身に付きつつあるのかな。そのうち「イタトン!」とか使えるようになるのかな。なれるもんなら、なりたいな。

Date: 16/10/18 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2072

shadow

意識してること以外、ぜんぶ無意識。

言葉にすると「そんなもん当たり前やないか!このすっとこどっこい!カネ返せ!いや酒もってこい!」とかなんとか言われそうですけど、当てはめてみると結構おもしろい。

このブログを読んで下さっている時も、読んでいる最中に自分の「読んでいる姿」を意識する人はほとんどいないはず。書いている僕自身も、今この瞬間は「書いている自分」を自覚するものの、没頭し始めた瞬間から意識は別のところへ行ってしまう。

自分自身は、自分が意識していることでできていると思い込む。自分以外の人は、無意識な状態もぜんぶ含めて見ている。そこに大きな認識のズレがある。どれだけ意識しながら過ごすかで、変わってくるのかな。やっぱりおもしろい。

自分ひとりでは気付けないことがたくさんある。気付けても、認められないことも。

Date: 16/10/17 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art

2071

a dry rose

ちょっとしたお礼なんかに手紙を書くようにしてる。

ブログやSNSみたいに不特定多数に向けて、誰に向けて伝えたいのか自分でも実はよく分かってないものを楽しむのも、それはそれでいいのだけれど、特定のひとりに向けて伝える「基本中の基本」が手紙にはあって、個人的にお気に入り。

残るものだから、残したいものだから、いつでも「さあ書こう」という気にはなれず、前もって日にちを決めて、それまでに気持ちを整えて、と、時間がかかる。いわゆるココロの準備というものが。そこまでしても書けない日はザラにある。そういう所もいい。

少し前に、仕事仲間の奥さんにお礼の手紙を書いて、嬉しいことに手紙で返事をいただいて、そんな関係をひとつひとつ積み上げていくのが性に合っているというか単純に好きなので、そこに共感してもらえるのはとてもありがたい。出す相手がいなければ、書くことも送ることもできない。

Date: 16/10/14 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2070

dp3q0800

SIMフリーに変更しました。3年以上使っていたiPhone5からSEへ。これを書いてる今まさに、ナンバーポータビリティの開通手続き中。裏では何が行われているのか。

急速に普及するSIMフリー。周りもじわじわ移行していて、数年後はきっと定番になる。お金は理由ではなくて、安さや便利さという価値観(と2年間)に縛られて「それ自分の意志で選んだ?選ばされてるんじゃない?」みたいなところから抜け出したかった。謎の明細や複雑すぎるシステムにも不本意ながら目をつぶっていたし、なんか、あんまり健全ではないなあという気持ちはずっとあったから。こういうカタチの意思表示も、していかないと。

いくらかは不便になる要素も出てくるだろうけど、自分で選んだことで、そもそもスマホの不便さなんてそれほど大した問題ではないし、不便なら不便で工夫する楽しみも生まれるし。それにしても最近のバックアップのスムースさには驚いてます。すごいなー。

Date: 16/10/12 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2069

birds

過労、過労死。

僕のまわりにも心配な人がいる。ある人は会社の体質が理由だったり、ある人は自身の気質だったり。ほとんどは、その心配を余所に、という感じだけれど。カラダよりもココロよりも優先せざるを得ないものがあるというのが、僕にはつらい。たとえ事情は理解できても、つらいものはつらい。

「私は大丈夫」なんて根拠なく言う人が、聞く側にとっては最も危険で、信用に足らない。とはいえ誰でも期間限定で、だましだましやり過ごさなきゃならない時期もある。でも、自分を欺くことに慣れてしまった時、たいてい取り返しがつかなくなっている。

できることはほとんどないけれど、自分に異変を感じることがあれば、一声かけて欲しい(知っている人に限ります)。その時くらい依存であってもいい。できることは本当にないけれど、どこかに逃げ場があるのは、きっと気持ちが救われるから。背中を押さずに、引く、とでもいうか、そんな場所があっていい。

週休2日の体制を取っているのは、理由はさまざまで、時々お客さまにも「休み過ぎ」と指摘されることもあるけれど、「あそこが休んでるなら休んでもいいか」と思ってもらえるのは、ひとつ有意義だと思うし、一日はカラダを休めて、残りの一日は単なる野洲市民として過ごしてバランスを取ってる。

いちばん時間を使っているのは仕事でも、いちばん気を使っているのはバランスを取ること。明日は我が身と自覚があるから。生きることは働くこと、だけで済むほどラクにはできてないからね。

Date: 16/10/08 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2068

dry leaves

無花果ってなんか出世したよなあ、なんて話をすると、おもしろいことに8割以上の人が「でも昔は好きじゃなかった」なんて言う。かくいう僕も全く好きではなくて、グジュグジュしてるわ、甘みはやけに強烈だわ、果物が果物たらしめる透明感がないわでハッキリ言って理解不能だったものが、大人になってからはすっかり受け入れて「いちじくって漢字の字面からしていいよね」なんて、容姿にさえ辿り着く前に褒め称える始末。自分にとってワケが分からなかったものも、いつか受け入れられるようになることもあるよね。無花果は昔から何ひとつ変わっていないのに。そういう楽しさもある。

*写真は無花果とは一切関係ありませぬ。梨の立場で語ってもおりませぬ。

Date: 16/10/07 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2067

fallen leaves

誤解されるのが当たり前で、ちゃんと「正解」を伝えて「理解」に変えていく。誤解するのが当たり前で、ちゃんと「正解」を知って「理解」に変えていく。それが僕の捉えるコミュニケーション。紆余曲折の先にあった結論。

何かにつけて「当たり前をどこに置くか」を改めて意識するのが、最近やってて楽しい。伝わらなくて当たり前、ブレて当たり前、2年前インドネシアでブレイクした当たり前、間違えて当たり前、寂しくて当たり前、うまくいかなくて当たり前。当たり前じゃないのも、当たり前。

Date: 16/10/05 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2066

eleven candles

今日で11周年。

「とりあえず10年やる」と誓ってAMATAを始めて一年前に10周年を迎えた時、ちょっとした燃え尽き感に苛まれた。これがなかなか厄介で、なんというか、やる気が出ない。これからどこへ向かえばよいものか、路頭に迷う。我ながら困りものだったけど、まあ、出ないものは出ないし、無理にしぼり出しても仕方ない。

唯一の救いは、このタイミングで次の10年をゆっくり見据えるのもいいなって気持ちもあったこと。あえて目標は定めずに、いろんな新しい可能性を探る。そんなことをやり続けた一年間。おかげで新たに取り入れたいこと、続けたいこと、続けた方がいいこと、別にやめてもいいこと、ハッキリした精度で見えてきた。最近になって、やる気もやっと戻ってきました。

自分のカラダやココロをちゃんと知ること、変化が起きた時の対処にも積極的に取り組んできて、自分を管理することにも慣れてきた。それは目の前の事実を受け入れることから始まるんだけれど、その時間を作れたのが一番よかったなあ。自分の状態を冷静に捉えておかないと、変化に順応できない。今までもやってきたことだけど、この一年は、徹底的に。

デザイナーもアスリート。そう捉えると、自分の理想の状態はとことん追求したい。そんなこと言うから周りからストイックだと揶揄されるんですけど、単に好きでやってるだけ。僕は天才でもなんでもない凡人なので、努力しないとただのポンコツなのは、自分が一番よく分かっていますから。

今日から12年目のはじまり。これからもどうぞよろしくお願いします。楽しみな一年です。

Date: 16/10/01 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2065

stone

積み石。

どんなカタチの石でも、重心を合わせれば積み上げていけるらしい。友達がやっていて、試しに僕もとやってみたら、なかなか筋がいいみたい。石ではやっていなくとも「芯を捉える」とか「バランスを取る」ことは普段から意識していることなので、何となく肌に合うというか、できそうな感覚はあった。聖闘士星矢で「この世の物質はすべて原子でできている」なんてセリフがあって、原子レベルでモノを見れたら、いつかパンチで石を砕ける日が来るんじゃないかとさえ思ってます(思ってるだけです)。

芯を捉えることがいつも正しいかというと、そうとも限らないから世の中は油断ならない。状況に応じて、相手に合わせて、近づいたり、あえて離れてみたり。まず芯を捉えようとしなきゃ、何も始まらないんですけどね。

Date: 16/09/30 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2064

contrail

見るのは簡単だけど、描(えが)くとなると、さあ大変。でも大変だから、おもしろい。近づけていく道のりさえ、おもしろい。そうです、夢のハナシです。

Date: 16/09/26 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2063

self portrait

自撮り写真を目にすると、時々「うああ」と目を逸らしたくなることがある。顔立ちとか表情とか好みとか、そんな表面上の理由にあらず、きっと自撮りそのものに嫌悪感を感じてる自分がいる。

かと思えば、ぜんぜん気にならない人もいる。むしろ好印象でさえあったりするから、どうにも自撮りそのものが嫌ってことではなさそう。その違いって、いったい何なんだろう。ここんとこ気になって考えてみて、気にならない人にひとつの共通点を見つける。それは「ひとりでも楽しんでそうな人」であること。いい意味で気持ちが見る側に向いてなくて、それでストレスを感じない。けっこういい線いってると思うけど、違うかな。

Date: 16/09/24 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2062

roses

とあるSAのお手洗いに生花が活けてあって、すごく気持ちが良かった。企画会議で決まったんじゃなくて、どなたかが主体的にやったに違いあるまい(実際どうかはさておいて)としか思えないほどの自然さが素直に「いいなあ」と感じる。たったそれだけのことでも、またそのSAに降りたくなる。その先のSAの方がいろいろ充実してたとしても、ここには思いやりがある。

同じようなことを今日インスタにUPしてる友達がいて、ああやっぱそうか、そこたまらんよなって、嬉しくなった。それ以上に何が要るのか、これで十分じゃないか、とも。あ、でもスタバがあったらそれはそれで立ち寄りがち。そんなもんです。

Date: 16/09/21 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2061

sunset

一ヶ月ほど前、徳島にある大塚国際美術館で『落穂拾い』というミレーの作品を観て「ミレーは落ちていく夕陽を眺めるのがとても好きな画家だったんです」というガイドさんの説明に感銘を受けた。画家である前に人として、そのスタンスええやん、って。そうやって一日を終える日を増やすことに、豊かさを感じる。ときどき自然の時間に身を寄せるのは、すごくいい。人間も自然の一部に過ぎない。

「月がキレイなだけで酒は美味いもの。不味ければ自分の心に原因がある」みたいなことを、るろうに剣心の師匠も言ってた(たぶん)。本当にそうだよなあ。現実は見方ひとつで残酷にも美しくもなる。意図したわけではないけれど、今夜は満月。皆さんそれぞれ、よいシルバーウィークをお過ごし下さい。

Date: 16/09/17 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2060

stone wall

カラダは歪む。

月に2回のペースでカイロプラクティックに通って、整える。かれこれ10年以上続けてる。どれだけ姿勢を整えても、歪まないカラダになってはくれない。ココロだって強く関係してること。

判断を間違えることは誰にでもある。間違えていることに気が付かないことも、誰にでもある。その歪みを定期的に整える身近な存在って、どうだろう。カウンセリングというより、調律師に近いニュアンス。カラダ以上に、目に見えない部分の管理を一人でやろうってこと自体、間違ってると思うし。

Date: 16/09/16 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2059

pears

鳥取から前世紀梨。ブログを何年も読んで下さる方からの贈り物。その気持ちだけで嬉しいのに、今のスタンスでもいいんだなと、受け入れてもらえてる気もする。とにかくありがとうございます。お言葉に甘えて、汁にまみれます。

分かろうとしてもらえるとか、受け止めてもらえるとか、そんなきっかけで相談をもらうことは少なくありません。なるべく分かろうとするし、なるべく受け止めようと思っているから、そこは何よりも大切にしていることだから、ちゃんと伝わっていて嬉しい。でも、分かるには時間がかかるし、分かってもらう方にも時間はいる。すぐに分かったつもりになるのも、分かってもらったつもりにもなるのも、同じくらい怖い。

Date: 16/09/15 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2058

sunset

どうしようもない現実に、なんとか落とし所を見いだそうとする。自分もやってるし、周りの人もやっている。そんなことをくりかえす毎日は、うまく言葉にできないけれど、すごくいいなあとココロから思えるようになりました。その先に『楽しい』を見つけられたら、もう言うことナシですから。

Date: 16/09/10 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2057

まるす

きのうは年に一度の『まるす』へ。僕が滋賀に住んでいることを誇りに思える唯一無二のイベントで、そんなことをじっくり伝えたいのですが今日は時間が取れないので、また改めて。運営側も出店者も出演者の方々もみんなお疲れさまでした。奇跡的に晴れて本当によかった。

Date: 16/09/05 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2056

amber

人がまじめに話している時に笑うのは、失礼に当たること。

常識で言えばそうなんだけれど、あまりの緊張に耐えられず無意識に笑ってしまう、そんな場合もある。実際、目の当たりにしたことも何度かある。単純に『まじめに話している時に笑うのは失礼なこと』とは言い切れない。決めつけは、誤解のもとになる。

目の前の理解を妨げる側面も、常識にはちゃんとある。常識も単にひとつの判断基準に過ぎない、そう肝に銘じておくと、また違った見え方をしてくれる。『そうかも知れないけど、こういう見方もできるよな』ってのを、その場でたくさんアタマに浮かべられたとき、はじめて理解が深まってくる。常識を置きつつ、いつでも疑いつつ。

それにはたくさん経験がいるから、毎日コツコツ、経験を積んでます。その繰り返し。体力も神経も使うけれど、おもしろい。いや、使うからおもしろい。

明日は楽しみにしてる『まるす』。なんとか天気がもって欲しいところ。

Date: 16/09/03 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2055

Sea of ​​Japan

3ヶ月間のインターン受け入れを終える。

課題の大半は、ハッシーが経営するボードゲームカフェ『hello』へ行き、年上のお客さんたちに混じって実際にゲームをやり、おもしろかったゲームをひとつ選んでそれをブログで伝える、というもの。そのゲームを知らない人が読んでも、やってみたくなるように。お店に行ってみたくなるように。完成したらお客さんたちに見てもらい、目の前で生のコメントをもらう(ここがポイント)。そこで気が付いた改善点を次のブログに反映する。そんなことの繰り返し。快く協力してくれるお客さんが多くてありがたかった。ありがとう。

きのう、最後の課題が終わってから、その子のバイト先でもある『いろいろデザイン』のスタッフさんと一緒にカロムをやりながら、お互い『そっちではどんな感じですかー?』なんて、まるで我が子かのような会話を交わしてくつろぐ。helloのたすくたちも来てくれた。周りにやさしい人がたくさんいる。ありがとう。

ボスでもデザイナーでもカメラマンでもアートディレクターでもない新たな役割をひとつ増やすのは慌ただしい状況の中かなり疲れもしたけれど、新鮮で楽しかったし、何より教わることが本当に多かった。そこが大きい。教えているのは、こっちのはずなんだけど。

あまり感情を表に出す子ではなくて、最初は考えていることが理解しにくかったけれど、あせって無理に口を開かせようとせず、できるだけ相手の立場に立って、態度や行動から気持ちを察するうちにひとつひとつ分かってきて、次第にココロも開いてくれると発する言葉も自然に増え、最終的にはポケモンGO競い合うまでの関係に。僕は僕で、言葉に頼りすぎないことを身に付けました。コイキングの数では僕の方が負けてるらしいです。

今月はデザイナー中心月間。いろいろお待たせしています。

Date: 16/09/02 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2054

sunset

不特定多数の人に見てもらいたい写真もいいけれど、あの人にだけ見せたい、そんな想いで撮った一枚の方がはるかにココロを打つ。写真に限ったことではないけれど、本当に触れていたいのはそんな世界。回路はシンプルに、深いところで繋がりたい。

今日から9月。おかげさまで慌ただしくしています。腕を磨いて、ココロを鍛えて。

Date: 16/09/01 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2053

wood craft

今日は動画の打ち合わせを2つ。チャレンジを続けてる人と話すのは楽しい。自分のペースでチャレンジを続けてきて、ほんの少しだけ、確固たる何かを掴みつつあります。地道にいろんなものを鍛え続けた結果が出始めてる頃なのかも。後半戦が楽しみです。

※8月12〜16日まで夏期休業をいただきます。17日より営業再開です。

Date: 16/08/12 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

2052

steam milk

この間の土曜はchum-chum closetの山崎さんに誘われJリーグを観に。プロサッカーを生で観るのはこれが初めて。「サッカーも観たいし、安藤さんにも会いたかったから」そんなストレートな理由が嬉しい。

スタジアムの広さも、ゲームそのものも、地鳴りのようなサポーターの応援も、どれも想像していた以上で大興奮。初めての人間がハマるにはうってつけのドラマチックな試合展開に思わず発狂。今年の春に松本を旅した時、地元クラブのサポーターの方と出会ってお話を聞かせてもらえたり、監督が主人公のサッカーマンガ「GIANT KILLING」を愛読してることもあって、ただ目の前の試合を観るだけじゃなく、まつわる背景と一緒に味わえたのがまた楽しい。また行きたい。

sand art

きのうは久美浜まで海を観に。何をするでもなく、ただそこにいるのがいい。と言いながら写真は撮るけど、撮影が目的ではないのです。ちょっとした口実のようなもの。裸足で歩く砂浜の感触、一定でない波のリズム、空の幅広さ、夕陽の美しさ、その空気感で、ゆっくりと、スーッと沈静化する。ココロの栄養もひとつじゃ足りない。石炭をくべるように熱を高めてくれるのも必要だし、反対に気持ちを鎮めてくれるのもいる。少なくとも僕には両方いる。

きのうの夜、オリンピック卓球準々決勝・福原愛選手の試合を観た。表情を観て一瞬で鳥肌が立った。割と気持ちで戦うイメージがあったけど、熱すぎず冷めすぎず、うまく自分の熱量を理性で抑えながら最高のコンディションを保っていたように感じた。ものづくりする時の理想的な精神状態とよく似てる。すごいものを見せてもらった。

Date: 16/08/10 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2051

children

お礼やお中元で、何かをいただく機会が増えています。あまりに増えすぎてかえって怖くなるほどに。お礼をしたりお祝いしたり、僕にもそんな機会は少なくないので、「お互いさま」が風通しよく循環してるように感じます。ありがとうございます。さっきも友達から愛読しているSIGMAのフリーペーパーが届きました。お互いサマー。

新規のご依頼も増えています。いきなり仕事場を訪ねて下さる方や、サイトに載せていない電話番号をどこからか調べて連絡くださる方まで。一昔前ならサイトがモノクロに変わってそうなものですが、今は「たぶん何とかなるだろう」くらいのラクな気持ちでやってます。チカラになってくれる仲間もたくさんいるし。どれも集中力のいる案件ばかりで、そのための時間を確保しつつ、カラダのリズムをきっちり整えておくのが今の課題。適度に遊びがいる。

コミュニケーションの基本は1対1。ここに重きを置くから、いろんな人と関われる。ここに目を向けられずに、生きにくさを感じてる人もいる。「お互いさま」には、必ず相手がいるというのに。

Date: 16/08/03 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2050

heavens

今日から8月。

一ヶ月遅れてはいるものの、いろいろあって下半期の始まりな気分。ふだん関わらなかった人に会ってみたり、縁のなかった世界に足を踏み入れてみたり、さんざ断ってきた誘いに応じてみたり、腰が引けてたことにもチャレンジしてみたり、「広さと深さ」の両方をずっと意識しながら暮らしてきて、それがやっと腹に落ちてきたというか血肉になってきてる感覚があって、これからもっと楽しくなりそう。

意識は努力。無意識は才能。ツッコミどころもきっとあるけど、あえて言い切る。才能は自分だけじゃ気付けない。隠れた才能は、人と深く関わらないと自覚しにくい。意識の先に無意識がある、そんな風にも思います。

Date: 16/08/01 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2049

in the green

雨の日にわざわざ写真を撮ろうとは思わないんだけれど、わざわざ行ったら行ったで、こんな景色に出会えるんだから、自分で決めた世界ってホント小さい。それにしても雨と緑って、どうしてこんなに似合うんだろう。当たり前と言えば、当たり前なんだけど。梅雨がもう明けてたこと、きのう知りました。大好きなヒグラシも鳴いてます。全国の高校球児たちも。

Date: 16/07/27 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2048

crescent Moon

3ヶ月

辛抱が必要なことでも3ヶ月ばんがれば、当たり前のこととして受け入れられるようになる。カラダ中の細胞が生まれ変わる周期が、そんなペースだと知って。年に4回、生まれ変わるチャンスがある。そんな感覚をずっと持ってる。

姿勢

今年になって一度も足を組んでない。とあることがきっかけで、突然に組むのをやめた。やめたというより「足を組む発想がなくなった」が近いかも。そのきっかけとは、ものごとに取り組む姿勢を改めたこと。その日を境にして、カラダの方の姿勢も一変。38歳にして歩き方をイチから見直した。その結果、10年間苦しみ続けた背中の痛みとさよならできて、首の痛みも激減。神経を鈍らせていた原因が減ることで、より深く機微を感じられるようにもなった。取り組みの「姿勢」とカラダの「姿勢」。漢字が一緒なのは、きっと直結してるからなんだと実感する。

歪み

ものごとをなるべくそのまま感じ取るよう努めてる。自分の都合のいい解釈はラクだけど、反面そこから抜け出せずに、新しい視点を受け付けない。歪んだ目で見る限り、解釈は歪まざるを得ない。一旦フィルターを外して、ただ感じ取ることだけに専念する。それから自分の考えと照らし合わせる。そんな風にして、コミュニケーションの取り方もイチから見直してる。これが相当に神経を使うもんだから、じっくり続けて自分のものにしたいと思ってるところ。

Date: 16/07/16 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2047

a flower

作用。この頃よく考えてること。

10日の参院選に向けて、選挙活動が盛んに。僕は僕で、今回、滋賀県の市民団体の活動ツールのデザインを担当。自分の望む暮らしをつくるために、新しいテーマのブログでも始めようかと準備していた頃、そんな依頼をいただいた。何をすることが、どこに時間と労力を割くことが一番大きな作用を生めるかを考えて、依頼を快く引き受けることにした。プロのデザイナーとしてでなく、いち野洲市民として手弁当で引き受けた。

完成したツールを使って、いま団体の方々が一所懸命に足を動かして下さっている。自分の役目を終えて、次へとバトンをつなげたような気分。その姿をfacebookで見ては、毎日感動してる。一体どこからそんなエネルギーが生まれてるんだろうと感心しきり。同時に、そのくらいのことを、それ以上のことをしないといけないんだなと理解する。本気と覚悟が伝わってくる。

「投票に行こう!」「選挙に行こう!」やたらと目に飛び込んでくる。この言葉は、投票に関心のない人に向いてる。中には「自分が投票したところで日本は変わらない」という人もいる。ホントその通りだと思う。でも、あなたは変わる。あなたが変わったところで、日本は変わらないかも知れない。でも国なんて、ひとりの集まりに過ぎないから。自分のために選挙を利用するのもいいじゃない。あなたのチャレンジが、誰かの背中を押すかも知れないじゃない。誰でも関わらなくて済むなら関わりたくない。そんな前提は、きっとみんな持ってる。だって選挙って、怖いから。少なくとも僕は怖い。

それでも、自分の義務を果たす以上の作用を生みたい。もう自分たちの時代だし。どれだけ小さくても、そんな作用が増えれば、奇跡のひとつも起こるんじゃないかな。起こるというか、起こすんだけど。今回は距離が近いせいか、いつになく大きなムードを感じる。その空気に紛れてやり過ごさずに「で、自分は何をした?」をいつも自分に問いかける。大切なことには、怖かろうが何だろうがちゃんと関わっていたい。その前提も、きっとみんな持ってる。

Date: 16/07/06 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2046

moistened

チャレンジには、怖さが付きまとう。もれなくついてくる。怖さを伴わないものは、チャレンジとは言わないのかも知れない(単にトライかも)。日本語に訳すと「挑戦」。戦いを挑むこと。

挑むはいいとして、戦うってのは、ちょっと穏やかさに欠ける。「チャレンジ」くらいが丁度いい。チャレンジチャレンジ書きすぎてゲシュタルトは崩壊寸前。チャレンジは続けたい。チャレンジとは、怖いものを怖いと、まず認めること。

チャレンジできないことも、まだまだたくさんあるけれど、チャレンジは楽しい。ばんがってチャレンジしてる人を支えるのは、もっと楽しい。みんな怖さと暮らしてる。

Date: 16/06/16 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2045

the surface of the water

いろんな年代の方たちと関わる機会を自発的に増やしながら「人を活かす」ことをずっと模索してる。周りの友達の暮らしを見ても「共生」というキーワードが浮かんでくる。そんな時代なんだと思う。アートディレクターの役割も人を活かしてなんぼ、みたいなところがある。

僕の理想とする「人を活かす」は、まず相手の深層心理を理解することが大前提。もっと言えば、無意識の中にある感情まで触れたい。そこを肯定した上で、何ができるか。そんなイメージ。積み重ねるほどに、人を活かすことは、自分の活かし方を学ぶことに他ならないんだと分かる。そこに相当なおもしろみを感じていて、毎日何かしら気付くことがあります。

Date: 16/06/06 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2044

a hand

今日は朝からカラダが重くて、スタッフも一緒でコレ何だろねという事になって「きっと気圧が原因だろう」ということに落ち着く。

血液がカラダ全体に回っていないっぽいから、下半身を温めてみようということで、湯たんぽを出した(今もぬくぬくとしながら書いてます)。カラダは正直で、少し軽くなる。6月に湯たんぽ。非常識にも思えるけれど、対処としては正しい。常識は疑うもの、とさえ思っていなくて、そもそもあんまり気にしてない。いいものはいい。

カラダが重いと、仕事の効率も良くない。だったら軽くしてあげればいい。軽くできない時は、本調子でない時でも進めやすい仕事を用意しておく。そんなことを話し合う。あとは、カラダが重い時、お互いどんな状態になるのかも。僕は理性が弱くなって、いろいろセーブが効かなくなり、バンさんは風邪でダルいような状態になって、思考力が下がる。こういうことを理解しておくと、相手に無理な注文もしないし、いつもと違う空気に「あれ何かしたっけな?」と勘ぐることも減らせる。誤解の積み重ねはボディーブローのようにじわじわ効いてくる。

人工知能の話をよく耳にするようになった。至るところで活用されるのは、そう遠くない未来。機械が人に近づいてる。穏やかに共存するには、人が機械に近づく、なんて言うと語弊があるけど「客観性を高めていく」のは大切だなあと思ってます。大気の勉強もぼちぼち始めます。

Date: 16/06/04 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2043

Ficus microcarpa & Pithecellobium confertum

春から仕事場の植物を少しずつ増やしてる。新芽はそれぞれのペースでニョキニョキと。昼下がりの光で透過した葉っぱは本当にキレイ。写真ではゆらゆらが伝えられない。

生瀬勝久さん家の観葉植物はすぐ枯れるのに、温水洋一さんのところは元気いっぱい、みたいなエピソードを、いつかのテレビが話してた。うんうん、確かにそんな感じするなあと思わず納得。尖ったイメージと、角の取れたイメージ。

いろんな植物と向き合うと、温水さんだから、じゃなくて、ちゃんと世話してる人だからこそ、あんな空気を醸せているんだなあって分かってきた。意識をどれだけ他者に向けられるか。実際にお会いしたことはないけれど、なんか、向こうから受け入れてくれそうな気がする。あんまいいカッコしなさそうだし。本当に花が好きな人(花が好きな自分が好き、な人ではなくて)が優しそうに感じるのは、そういうことだったんだ。

日に日に目をやるポイントが変わったり、調子を計る視点が増えていくのも面白い。知ろうとすると、自ずと深くなる。ちゃんと見えてると、小さな変化にも気付ける。釣り好きの人が海の中を想像するように、土の中を想像するようになってくるのかも。手間も時間もかかるけど、植物から学ぶ事はホントに多い。ぜんぶ自分に跳ね返ってくる。植物に安心してもらえる人、でもありたい。

Date: 16/06/03 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2042

Happy Birthday

バンさんのレベルが31に上がる。誕生日の話。

ケーキは3月に閉店した守山のカフェ「RUSTIC」のパティシエにダメ元でお願いした抹茶のガトーショコラ(写真)。誕生日ケーキに相応しくないかもだけど、あの感動が忘れられないまますっかり食べる機会を失ってしまったものだから、スタッフの誕生日を口実に再会しようという魂胆(もちろん食べて欲しかった気持ちもあるけれど)。快く引き受けてくれて、どうもありがとう。やっぱり美味しい。早くレベル32にならんかな。

去年は「いつまでもうちで働いてたらイカンよ」と、女の子に対しての気遣いをしたつもりが逆に怒られてしまい、今年は「また一年しっかり働きよ」と言った。正解はこっちだった。相手の立場でものを言うことに改めて向き合った一年間の集大成。それっぽい言葉だけ切り取って使っても、相手の心には響かない。自分は「間違える生き物なんだ」という自覚。

それはそれとして、誕生日ケーキもこれで8回目。長いこと働いてくれて本当にありがたい。安定した土台がなかったら、安心して動き回ることもできない。

Date: 16/06/01 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2041

smiles

突然に、イラストレーターの方から近況報告の連絡。メールでも電話でもなく、ちょっとした小包で。悩み続けた2年間を綴ってくれた手紙や、その間の仕事、そして箱を空けるやいなや、笑みのこぼれるマシュマロ(写真)まで一緒に。少し気力が落ちていたところに、ほっこりさせてくれる。

不思議な気持ちになる。ずいぶんと、深いところまで赤裸々に伝えてくれたから。そこまで深い付き合いでもないのに、ココロを開いてくれる。そういう人が、他にも何人かいる。本当に有り難い、というより喜びに近い。ちゃんと人を選んでくれているから。自分自身「その人の深いところまで理解したい」気持ちはいつもあって、そのための努力だけは欠かさない(誰でも、ってワケではないけれど)。それが、どこかで伝わったような気がする。

本音を伝えなくても生きられる世の中だけど、本心を分かって欲しい気持ちはみんな変わらない。むしろ強くなってさえいる。そんなつもりで過ごしてます。

Date: 16/05/25 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2040

fallen leaves

夜に仕事してると隣から『ガサッ』と音がして、仲間入りしたてのエバーフレッシュが落葉する。何日も続くもんだから、もしかして環境に合わないんじゃないかと心配になる。

調べてみると、新しい環境になった時にはふつうに起こる現象らしい。環境に合った葉になるための儀式のようなもの。TREESの健一さんから『木に馴れさせる』と前に教わったのを思い出した。美容室に行った2〜3日は髪が抜けやすくなるのも、同じ理由なのかな。転入生だと考えれば、最初は多少のストレスはあって当たり前。あらためて生きてるんだなって感じる。焦って場所を変えたりすると、ストレスが続いてしまうんだそう。自分の感覚だけでは安易に育てられない。相手への理解がいる。

植物から学ぶことは本当に多い。毎日ちゃんと意識を向けられていれば、自分は消えてる。たっぷり癒されつつ、ちょっとした訓練でもある。ひとつひとつ、なるべく心地よく過ごしてもらいたい。少しずつ種類も増えて、街で植物を見かけるのも楽しくなってきたところ。

Date: 16/05/19 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2039

nakayama coffee

nakayama coffeeの修也が出張ドリップ中と知って、きのうは佛光寺のDへ。疲れた時は友達の店で話しながら過ごす時間がどうにも必要らしい。コーヒーを買いに来た他のお客さんとものんびり話しながら、まったりとしたひととき。ご年配の方には深煎りより浅煎りの方が好まれがち、みたいな傾向を教えてもらう。京漬物を作っている『志ば久』の方もいらして、柴漬けは本来キュウリでなくナスが元祖、なんて話も聞かせてもらう。楽しい。

週末からインターン(っぽい感じ)の子を受け持つことに。ついこないだまで高校生だった女の子。小手先の技術や考え方はほどほどに、大の大人でも失いがちなことを身につけてもらおうと思う。それもあって、初日からハッシー&たすくのhelloに一日お邪魔して遊ばせてもらった。デザイナーとして、ではなくまず普通の人として『おもしろがるココロ』を養ってもらうために。それにしても、helloに集まるお客さんは、みんな優しい。

この頃は10代から60代の方まで幅広く関わってる。いろいろ思うところがあって、あえて自分からそんな環境に身を置いてる。広さに深さを求める。なるべく相手を受け入れながら、自分を受け入れてもらう。ひたすらそれを繰り返す。自分だけ受け入れてもらおうと必死では、うまくいくはずもない。

Date: 16/05/16 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2038

an exhibition

GWに開かれた書師・秀蓮さんの個展。昨年と同じく法然院にて。新緑の季節とも相まって、本当に気持ちのいい空間。最近お仕事ご一緒していて、預かったDMを京都のとあるお客さまにお渡ししたところ、ありがたいことにお出でくださった。しかも一緒だった友人の方が作品を買ってくださったとのこと。そんな報告を秀蓮さんからいただく。みんなが幸せで、嬉しい気持ちになる。

少し前、昼から一緒に飲んだくれた原くん。その時の手土産にパンスケープのパンを持参したところ、とても気に入ってくれて、この間の母の日は、実家のお母さんにパンスケープのパンを贈ってくれたんだそう。そんな話をオーナーの久保さんから報告いただく。みんなが幸せで、嬉しい気持ちになる。

誰かにできることなんて本当に少ないけれど、それを考えるのが楽しい。こんな風に自然に広がってくれると、すごく嬉しい。

Date: 16/05/11 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2037

square

連休中、よく写真を撮ってる。というか、よく出歩いてる。

撮影した写真の大半は、どこに使う予定もないもの。ただ単に撮っただけのもの。『撮ること』そのものが、楽しかったから。手軽に誰かに見せられる装置もあるけれど、その楽しさとは全くの別モノ。そう捉えられる今のココロのゆとりを、あとで覚えておくために。楽しいことはひとつ残さず、ちゃんと自分で感じ取れるように。積ん読になった本だって、まず『買う』楽しさを経てる。

いろんな世界をいろんな人に見せてもらって、デザインとは違う仕事に触れてみたいと本気で思い始めてるところ。

Date: 16/05/04 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2036

rice planting

GW。

田植えに勤しむ農家さんにとっては『WORK』のW。Gは、ガッツリみたいなやつ。休みの方にとっては『我に返る』期間になればいいな、といつも思う。我を見失ってる人、たくさんいるから。見失った自分を『我』としてしまっている人も。元気に、我に。Gに、Wに。

この時期は毎年、年明けから4ヶ月間の疲れを癒すべく全力でリフレッシュに臨んだものですが、小まめに休みを取っていたおかげで今年は初日からニュートラル状態。『リフレッシュしよう』なんて意識さえなく、独立してから一番いい感じにGWを過ごしています。今日は友達のお店でくつろぎながら、休み明けから本格スタートする仕事の資料に軽く目を通したり。普段なら休みは仕事から距離を置くはずが、今は少しくらい取り入れたところでストレスにならない。

連休の前に画家の岡田豊くんとサシ呑み。初めてだったにも関わらず、相当に楽しい時間(お店がまた素晴らしかった)。表現の仕方はそれぞれ違っても、この時代をどう生きるかについて、かなり近いことを考えている。実際に行動もしてる。もう僕たちの時代だしね。それついては改めて紹介したいところ。

コツコツ続けてきたから信頼してもらえて、そのおかげで関われる人が増えてきた。ずっと付き合いのある人とも、またひとつ関係を掘り下げられるようになった気もする。しんどいことも増えてきたけど、やりたい事の途中にあるだけのことで、ぜんぶ含めて楽しい。嫌々やっていることも、やらされていることもない。

自分が決めてやっていることは全部、やりたくてやってます。3年前に気仙沼で出会った伊藤さんから「じぶんごとにすれば何でも早いよ」と教えてもらったことがある。その意味がこの頃やっと分かってきました。

Date: 16/05/02 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2035

a weekend

週末は友達の家にてこんな時間。広い空の下、目の前にある田んぼを眺めながら、あれこれ炭火焼きしてもらいながら、ここではまず書けないようなことを延々と語り合いながら。そういうのが楽しい。テーマ問わず、ココロの可動域をいっぱい使う話は楽しい。

おもてなしを受ける時は、なるべく邪魔をしない。おもてなしが好きな人にとって、一番それが心地よいはずだから(たぶん)。する側と受け止める側がちゃんといないと、成立しないこと。今回は全力で甘えるのが僕の役目。する時はする、受ける時は受ける、みんなで協力する時は、みんなでやる。こういうのがパキッと切り替えられると、とても気持ちいい。演じることとは、全く違うこと。

最近はどの位置にいても自分らしくいられる、ちょっとしたコツのようなものを掴みつつあります。まだまだ成長期です。

Date: 16/04/27 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2034

Davallia mariesii

新しい仲間が加わりました。トキワシノブ(写真)。仕事場の環境でもストレスなく育ってくれそう。性質を学んで、表情をよく見て、時々誰かに見てもらって。人との関わりと全く一緒。たとえ見た目は似ていても、ひとりひとり必ず違う。


パンの味は作る人によって全く違う。材料は至ってシンプルなのに、なんであんなに違うんだろう。発酵の加減とか、捏ね方とか、理由を教えてはもらったけど、もっと目に見えない何が関係してるんだろうな。


気分とか、引力とか、重力とか、気圧とか、空気とか、目に見えないものと一緒に暮らしているんだから、目に見えるものだけが優先される、そんな環境にすごく違和感がある。


うれしい違和感。気持ちを伝えるはずが、空回りして懸命さだけ伝わってしまうとき。そういうの、人間らしくて僕は好き。心境ごとありがたく受け取ろうと思える。その逆の、見た目だけ取り繕われたものには何も感じない。そこに至るまでの過程はとても気になる。


過程に時間をかける。この頃は特にそんな感覚。あるべきカタチは、長い過程の先に生まれてる気がする。目先だけの結果は追わない。解決は急ぐべからず。


Macのトラブルを解決しただけなのに、夫婦の揉め事まで解決することに。偶然でも何でも、関係のゆがみを整えられた時に喜びを感じる。それをデザインと言えるかは分からない。

Date: 16/04/22 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2033

Jacaranda

顔見知りが熊本で被害に遭っていて、心境を語ったツイートを見る。『ユーモア』と『水』が欲しいって。何かチカラになりたいと本心から思うけど、今はまだ何もできないなと悟りました。気軽に声をかけることさえできない。ごめんだよ。

自分にできることをやる、は間違ってはいないけれど、本当に相手のためかどうかは考える。ごちゃ混ぜにするのは良くない。何もしないことへの後ろめたさかも知れないし、自分の感情をを保つ本能かも知れない。それを悪いとは思わないけど、一歩間違えると真に助けを必要としている方々に迷惑をかけてしまう可能性ははらんでる。いま自分の感情を支配している根っこは何か、一度立ち止まって考えるのは意味のあること。自分で分からない時は、誰かと対話してみるのもいい。僕はまだ今は動く気になれません。向こうからの声で、僕にできることが、まだ分からないでいます。

話は変わって、この間B&O(バングアンドオルフセン)という高級オーディオブランドの、990万円するスピーカーを体験する機会がありました。99万の間違いじゃないです、しかも税抜。試聴したマイルス・デイヴィスは、なんかもう、とんでもなくすごくて、目を閉じるとまるでライブハウスの最前列にいるような、生演奏にも引けを取らない感動を味わえるハンパない音質。

このスピーカー、片方に18個のアンプがついてるんだそう。値段の時点で「???」だし、そういうものなんだなと飲み込んだ。興味深かったのは、18箇所から音を出すのかと思ったら、そのほとんどをノイズキャンセリングに使うんだそう。音質よりむしろその考え方に感動した。聴かせたい音をなるべくクリアに耳まで届けるために、雑音をなるべく取り除く。そこに莫大なエネルギーを注ぐ。難しいのはきっと後者なのは、想像に難くない。デザインはいつも引き算が大切だから。

話を戻して、今のこの状況に置き換えてみる。あえて何もしないことは、カンタンなことじゃないよ(脳がちょっかい出してくるから)。それは無関心とは似て非なる、立派な役割のひとつ。大人だからこそできる判断のひとつ。そんな視点も、選択肢として持っておくといいかなと。自分が取ろうとしているその行動が「今」である必要は、誰のためにあるのか。

Date: 16/04/18 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2032

mirror

決断すること、どう転んでも責任を取ること。それがボスの役目。

そんなことを毎日毎日繰り返すうちに、いやがおうにもタフになる。ボスにあたる方が仕事場にお見えになると、あとでスタッフは「みんな強そう」と言う。たとえ華奢な人であっても、やさしい人であっても。そういうの、少なからず僕も同じ部類に属するから、自分では気付きにくい。何がどうであれ、自分を肯定しないとやってられないことは少なくないし。だから、素直になるほどなあ、と。

3日間休んだ直後の仕事で一番疲れを感じたのは、断トツで“決断すること”。今さらながらの大発見。それもあって、最近の旅では「あらかじめ決めない」を増やすようにしてます。その自由さに、いちばん幸福感がある。決めなくて済むなら、誰も決めたくはないからね。

そんなボスのタフさは日常にまで必要ないし、ふだん「強そうに見える」のは本当に好みじゃない。人に威圧感を与える強さなんて、絶対いらんでしょ。かえって弱いというか。誰かと一緒に仕事してると、こういう気付きをもらえてメチャクチャ有り難い。一人でやるなんて、もう怖くて想像できないです。

Date: 16/04/15 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2031

BADAI BASE

きのうは友達のチャレンジ「BADAI BASE」を見学に古巣・青葉台まで。ここね、楽しくなる匂いしかしない。そのあと東京をぶらりして滋賀に帰って、今日からまた仕事はじめ。行く時間も決めず、帰る時間さえ決めなかったリフレッシュ。

・やっぱ仕事すると疲れるなあとカラダが文句言いがち
・いい感じの口笛を仕事中に吹きがち
・どうしようもなくアホな発想が自然に浮かびがち

長い休みのあとに起こる自分の症状。こういうの、ちゃんと覚えておくようにしてる。自分を計るものさしになるから。感覚は、いともかんたんに狂うものだから。信用しない自分の中で、まだ一番まともな判断ができる時。

新幹線で読もうととっておいた「漫画ブルータス」を旅の間に読み切って、その中で紹介された別冊マーガレット「町田くんの世界」って作品にピンと来る。今日の打ち合わせ帰りにさっそく書店に寄って、別マのコミックスをしれっと買える大人に成長を遂げました。これが旅の効能(ちがう)。

Date: 16/04/13 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2030

SAKURA

友達夫婦から浅草にある「亀十」という和菓子屋を教えてもらい、朝から列に並んでみる。前にいたおじさんとどら焼き談義しながら、上野の「うさぎや」も美味しいよと教えてもらう。このシチュエーションで知り得た情報は、一生忘れない。なるべく活きた情報で対話したい。亀十のどら焼きは、皮の見た目からすでに美味しい。

21_21 DESIGN SIGHTで「雑貨展」。雑貨の文脈を辿るのはおもしろい。雑貨はいつでも暮らしと共にある。気持ちのよい問題定義が含まれていて、この先のモノとの関わり方を考えるきっかけにもなった。今までどういう雑貨に触れてきたかも浮き彫りになる。d martの考え方に強く共感。ただし、それもひとつの選択肢に過ぎない。

このブログを「空港」に例えてくれた人がいた。淡々としていて、無臭で、気持ちが高ぶる何かがあって、そして旅を感じるんだそう。そんな話をすると「それそれ!」と共感してくれる人もいた。本人にそんな狙いは微塵もないけど、素直に嬉しい。

毎日更新をやめてから、書いててストレスが全くない。そういう気持ちは、読んでくれる人にもちゃんと伝わる。helloのたすくも「らしさが戻ってきた」と言ってくれた。自分の感覚と客観的な意見とがピタッと噛み合うのは、バランスが取れている証拠。取れていると思い込んでる時は、きっとバランスを崩してる。

夜は中学バスケ部の友達とサシ呑み。僕がデザインした水うちわを買ってくれた、神様のような2人のうちのひとり。彼も僕と同じ頃に起業して、今もばんがってる。経営がどうのはさておいて、隙の多い人が好き、というところで分かり合う。よー呑みました。明日も休み。

Date: 16/04/12 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2029

omotenashi

東京に来てます。

ほぼ100%息抜き。ここ1〜2年、東京へ行く回数は増えても仕事の予定が大半で会いたい人になかなか会えずじまい。このままでは「ヒマが出来たら」みたくなりかねない。それあんまりアカンやつ。お仕事関係でお会いしたい方々もいるけれど、涙を飲んで今回は、友達とだけ会う時間。そういうのも、取り入れることにしました。

鬱になるまでばんがり続ける人が日に日に身近になってる。生きにくさを痛感する。本気で役割を果たしたいなら、よくばんがったご褒美に、ココロもカラダも本気で仕事から離す。自分だけで済むならまだしも、周りまで不幸にするから。そんな他者への意識さえ失ってしまうから。

今日は東京へ着くやいなや、夜までずっと友達夫婦がおもてなししてくれました。おかげでホッコリしとります。

Date: 16/04/11 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2028

a man

自分の声が好きじゃない。

人前で歌うのは大の苦手。それなのに歌のテストは、名字のせいで大体トップバッター(シンガー)だった。最初はみんな静かに聴いてくれるもんだから、それはもう、地獄で。たぶん、それが原因で、声そのものが好きになれなくなってしまった。だからカラオケも、人生で数えるほどしか行ったことがない。そのうえ声量もないから、向かい合って座ると声が届かなくて、何度も聞き返してくもらうのが申し訳なくなる。カウンター好きなのはその理由。声のよく通る人が羨ましい。

それなのに「いい声だね。」とは言われる。たぶん人並み以上に言ってもらえてる。お世辞でないのは分かるし、本当に不思議だなあと思う。何がいいかは分からないけど、褒めてくれるなら、大きな声は出せない代わりに、せめて伝わる努力はしようと思う。伝わりやすい言葉を使おうと思う。

知る人ぞ知る、ものまね好き。自分の声に興味が持てなくて、人の声を借りたくなったのかも知れない。そう考えると、おもしろい。クオリティを求めるのも納得。最近はナダルを少々。

一人で歩いてる時に歌うのは好き。ただし誰かとすれ違おうものなら、即、一時停止。通り過ぎたら、再生開始。今、そんな自分を克服しようと小さな勇気を振り絞ってる。タワレコの試聴スペースでノリノリになれるDJ風の男性や、ヨドバシカメラに置いてるスタンウェイを全力で弾ける大切な人や、自信がないとか言うクセに人前で歌えてしまうhelloのハッシーが、とにかく羨ましかったから。

すれ違う人を気にせず(気になるけど)、一時停止しない。なんかちょっと、気持ちいい。もちろん、その人は、微塵も気にしてない。こうやって冷静に書いてみると、本当にどうでもいいことで長いこと悩んでたなーと気付かされる。

毎日コツコツ、こんな事やってます。まだまだ絶賛、成長期。

Date: 16/04/09 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2027

CHIHIRO ART MUSEUM

ちひろ美術館。

ninkipen!今津さんオススメの場所。その言葉どおり、すごくすごく素敵な場所。最寄り駅の大糸線「信濃松川駅」から歩いて30分。冷たい空気が土地全体に澄み渡って、まるで巨大な空気清浄機。歩いているだけで幸せを感じる。深呼吸ひとつでカラダ中の空気が入れ替わる気がして、とにかく気持ちよかった。そんなことも含めた、美術館をくるむすべての時間が心地いい。美術館だけが目的になっちゃ、もったいない。その後ろと前に、見えない味わいがある。これ、いろんなことに置き換えられる。葉桜だって、きっとそう。

CHIHIRO ART MUSEUM

美術館で作品を観ると、自分まで絵が上手くなった気になる。小説を読んだり、ライブに行ったり、ダンスイベントを観たり、美味しい料理を食べたりしても、もれなくそんな気になる。気分だけはいい、でも現実はそうじゃない。絵は上手くならないし、歌も上手くならない。例のクセがすごいあいつが、そう錯覚してるだけ。始めるきっかけには、なってくれる。

ライザップで結果を出した人にも、次の「定着させる」ステップがやってくる。維持するきっかけに、なってくれるのかな。まったく別のことだから、どうなってるんだろうなって、いっつも気になる。

Date: 16/04/07 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2026

deer

現実と向き合うって、怖いこと。怖くない人なんて、きっと誰ひとりいない。だって、現実は怖いものだから。それは変わらない大前提。軽々やってのけてるように見える人も、そう見えているだけ。20代も30代も40代も50代も60代も、みんな口を揃えて「怖い怖い」言ってます。たぶん70代でも言います。今日も打ち合わせでそんな話をしました。そこにしか希望はないですよ、とも。

僕の四方八方、いま、そんな話題が山積み。やりがいも生きがいも、ありすぎて困ります。自分の足で地獄を見に行った人は、少しだけ強いのかも。

Date: 16/04/06 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2025

Ficus microcarpa

脳は僕の話を聞いてはくれない。

この頃は少し長めの文章になることも増えているんですが、あくまで結果的にそうなっているだけで、長い文章を書くことが目的になっているわけではありません。新しいカタチを探し求めた結果、長くなることも増えた。ただそれだけの理由。

ところが、自分の脳が「今日もブログはメーナガでヨロシクぅ!」と指令を出してくる。自分の意志とはうらはらに長さを要求してくるもんだから、こっちはいい迷惑。脳はいいヤツだけど、思い込みが激しくて、こうやって間違った指示も出してくる。今回は手段と目的をひっくり返そうとする。本当にいいヤツなんだけど、ときどき邪魔をする。脳は僕の話を聞いてはくれない。でも、生きてる間ずっと支え続けてくれる、憎めないヤツ。つまりクセがすごい。

最近こんなことばっかり考えてるもんだから、いろんな発見があります。楽しくて楽しくて、もはや趣味です。

Date: 16/04/05 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2024

layered

嫌われたくない。

今さっき友達と話してて、その子はとにかく人に嫌われたくなくて、相手に合わせてしまう性分。それ自体ネガティブなのに「嫌われたくない」だけはハッキリ言うもんだから、逆にポジティブな気さえして。自分でも良くないとは知りつつ、変わりたいとは思いつつ、でも、そう簡単に変われるものじゃない。そこには存在意義が根を張っている。

僕は、嫌われたくないとも思わなければ、好かれたいと思ったこともない(人は好きですよ)。そこに行動原理がない。文字にすると大袈裟になるけど、多かれ少なかれ“救いたい”気持ちが昔から強い。それで自分が救われてるんだと最近になって気付く。

自分と相手の、いちばん心地いいスイートスポットを探し当てる感じ。時間をかけることもあれば、はじめの一歩で相手のパーソナルスペースぎりぎりまで踏み込むこともある。本当に人それぞれだから、慎重に見極めつつ、それでいて大胆に。なるべくココロは閉じない。動物や子どもが怖がらないかで、開き具合を客観視することもある。大人よりよっぽど純粋だし、緊張させてしまってる時はきっと自分がココロを閉ざしてる。

このあいだ読んだ酒井若菜の著書『酒井若菜と8人の男たち』でユースケ・サンタマリアが語った「どこへでも行けるけど、どこにも帰れない」の言葉が突き刺さった。まさに自分のことだなと思った。自分を含めて、人はおもしろい。

Date: 16/03/31 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2023

Aeron HermanMiller

アーロンチェアが壊れた。

買ったのは26歳の頃。若いくせに「一生モノの椅子を買おう」そんな大人びた意気込みで、お金を貯めて。26歳にとっての15万は、100万円以上の値打ち(※個人の感想です)。そのアーロンチェアがついに壊れた。左の肘掛けが、突然ポキッと折れた。使い続けたことで、金属が悲鳴を上げてしまった。

ネットで調べたら、修理に3〜4万かかる。ちょっと悩んだ。一生モノのつもりでいたけど、これを機に買い変えるのもいいかも知れない。ふと、そういえば10年保証があったことを思い出す(でかしたぞ自分)。すでに11年以上経っていて、やるせなくなって凹む(でかしてないぞ自分)。

とにもかくにも修理の問い合わせ。実は12年保証だったことを知る。挫折の先に差し込んだ、ひとすじの希望の光。購入から11年7ヶ月。まさかまさかのギリギリセーフ。めでたく無償で修理してもらえることに(やっぱりでかしたぞ自分)。その上、ついでに他のパーツも新しく交換してくれることに。なんということでしょう。「レザー部分も傷んでますが、どうしますか?」そんなご提案までいただき、さすがにそこは有償だったけれど、すぐにお願いした。

たとえば革靴でも、同じ悩みがある。ソールの張り替え代で新品が買えたりする。でも、今回思ったのは、使い続けることは愛着だけじゃなくて「捨てない」にも貢献してるんだなって。特に椅子なんてデカいもの。捨てるにもたくさんエネルギーを使う。そう考えると、また違う価値が芽生えて、お金の捉え方も変わる。なんというか「えっへん」という気持ちが生まれる。自分がしたくてしているだけのことが、何かの役に立つのはすごく幸せ。

関係を保ち続けることは、無駄を少なくすることかも知れない。何でも無駄が良くないとは思わないし、保ち続けるにもエネルギーはいるけど、どっちがどの範囲で幸せか考えてみるのは、いいことだなーと。

Date: 16/03/30 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2022

a jet stream

叶匠壽庵会長・芝田清邦氏が亡くなって今日で丸一年。お会いしたことはないけれど、当時のことはよく覚えてる。

この一年で成長したことがたくさんあります。38歳でまだそんなことあるんだと自分でも驚きだけど、感覚として今まさに成長期。いろんなこと。きのうポロッと「あ、成長期かも」と呟いて、高校時代に使って以来の言葉だと気付いて一人勝手に照れもしたけど、でも成長期まっただ中なんだから仕方ない。ココロの在り方ひとつで、人はいくらでも変われるんだなと感じます。

変わろう、なんて意識はありません。ひとつひとつの小さなことと向き合って、その繰り返しで気付いたらそうなってた、みたいな。考えたら当たり前ですけどね。変わるために変わりたい人なんて、どこにもいないわけで。

Date: 16/03/18 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2021

white & blue

今年に入ってからずっとずっと慌ただしくて、楽しいけれどとにかく慌ただしくて、きのうやっと一日ちゃんと休みました。それまでも何もしない日を作ってはいても「次の日のための休息」という感じで、あくまで受け身。

ずっと行きたかった春画展に行く前に、ろうじなで腹ごしらえ。奇跡的に空いていて、蕎麦のランチセットを注文。お酒はガマン。蕎麦は安定して美味しい。ずっと読みかけで読み進めなかった小説の続きをコチにて。クライマックスを残して、散歩がてら移動。細見美術館は30分の入場列。一旦あきらめて、ロームシアター京都のモダンテラスで小説の続き。あとで知ったけど、知り合いの方とすれ違いだったみたい。

1Fの蔦屋書店には友達の雑貨の取り扱いが始まる。どこに並ぶか妄想しながら店内をウロウロ。京都会館は想い出のたくさんある場所。人が集まる場所として生まれ変わったのは本当に嬉しい。この頃の岡崎はおもしろい。お店を出ても春画展の混み具合は変わらず。16時頃から空いてくると聞いたのに。並びたい気分じゃなくて今回は諦める。それも自由。

御池のグランディールでパンを。次の日に食べる用。きっと人気なんだろうな、というお店。

お世話になってる御池の鞄屋で小物をいくつか。その間に鞄を手入れしてもらう。「こういうのがあったら嬉しい」などなど、小一時間ほどおしゃべり。売りたいものと求められるものの違いの話がおもしろい。お客さんの意見を柔軟に取り入れつつ、お店らしさもちゃんと出してる。主観と客観の絶妙なバランス感覚。我の強いお店は休日に向かない。自然と足も向かない。この感覚はとても大切。生き物はあたたかい場所に向かう。あたたかい人でありたい。

チェックしてた本を書店でいくつか。滋賀県は本の品揃えが弱くて、よく京都で本を買う。Amazonはダンボールが増えるから、どうしてもの時だけ。「買う喜び」をみすみす逃すのはもったいない。酒井若菜、水野学、あと伊坂幸太郎と(敬称略)。書店にいるとお手洗いに行きたくなる。

春先のコートも物色。なかなか気に入らずで、また次回のお楽しみ、だったはずが寄り忘れてたお店が一軒あって、そこで出会う。2色のどちらかで迷う。ひとつはトレンド色だそうで、でもトレンドという価値感は僕にはなくて、結局は自分の肌に合う方を選ぶ。試着のあとに値札見てビックリしたけど、見て見ぬフリして買った。やたらと気持ちよかった。

瀬田のhelloに立ち寄る。確定申告をギリギリまで溜め合ったハッシーと感動を分かち合うため。ご家族でよく遊びに来るお客さんのお父さんがいらした。「娘が安藤くんに会いたがってるから写真撮らせて」と、ハッシーと2人でパシャリ。そんな風に思ってもらえて嬉しい。お店にいたみんなとゲームして盛り上がって、最後はお父さんともうすぐ社会人2年目の今ちゃんを送って帰る。寝る前に次の日食べるはずだったパンを食べる(食べてしまう)。

休みました。

Date: 16/03/16 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2020

Protection against disasters goods

東日本大震災から5年後の今日は、年に一度の防災グッズ点検日。

懐中電灯は点くか、乾電池は切れていないか、ソーラーチャージャーは正常動作するか、などなど。仕事場に置いているものと車に積んでいるもの、それぞれ。自分を守るため、誰かを守るため。自分を守れなきゃ、誰かは守れない。本気で守りたい人がいるって、素晴らしいことだと思う。どうしようもない自分をシャン!とさせてくれるから。

黙祷のあいだ、現地を訪れた数年前と比べて“じぶんごと”から離れていないか自問する。震災で命をなくした方々にも家族や友達はたくさんいて、今どこかでその人たちとも繋がっているのかも知れない。すでに関わっているのかも知れない。

「自分に言い訳するくらいなら、恥をかこう」を貫けば、何かしようと思わなくても、日常の中でできることはきっとある。できることと言うか、気が付けばできていることが。不思議なもので、意識を変えれば巡ってくる。そうなるようにちゃんとできてる。

ホントに世の中はどこまでも繋がっているんだなあと、この頃。

Date: 16/03/11 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2019

仙太郎|ご存じ最中

お好きに召しませご存じ最中。

和菓子屋さん「仙太郎」の、自分で自由にあんこを詰めてつくる最中(もなか)。ここにも「ひと手間」がちゃんとある。美味しくないわけがない。火曜は山科で一日撮影の仕事で、近くにお店を見つけてしまってのこと。また買いに行きたい。

そうそう、中に入ってた栞が、なんとも素晴らしかった。

“私共のつくる和菓子は、感性に訴えるよりも、まず機能を第一義に。経営志向よりも、人づくり、物づくりを上位に置く。“美しい”よりも“美味しい”を大切にする。おいしいとは、体が欲しがる状態のこと。体を養う正しい食べもののみが本当の意味でおいしいと言えるのではないか?そして自分の生まれ育った処の風土が育むものが一番体になじみやすく、体にやさしい、即ちおいしい。むつかしい言葉だが、それを「身土不二」と称す。近くの産物、丹波、近江、大和、但馬・・・せめても国産の原料に拘る。農業の空洞化を阻止する為にも・・・”

自分の考えに近いのも嬉しい。疲れてる時、美味しいものはカラダに響きます。

Date: 16/03/03 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2018

sizzle

かつくら(とんかつ屋)好きでよく食べに行くんですけど、注文して待っている間に、ソースに混ぜるゴマをじぶんで摺るシステムになってるわけです、すり鉢でゴリゴリと。分からないなりに、じぶん好みの摺り加減にするわけです、ゴリゴリ、ゴリゴリと。

この間、脳科学について書かれた池谷裕二さんの本を読んだら、生き物って、同じ食べ物でもひと手間かけた方が価値を感じるんだそう。全く同じ味のラーメン屋があったとして、家の近所よりも、離れたところにあるお店の方が美味しく感じるんだそう(時間をかけた手間を脳が正当化するから)。

そんな事実を踏まえると、ゴマをゴリゴリする行為にもしっかり価値があるわけで、単に摺りたてがフレッシュだからとか、美味しさの理由はひとつだけではないみたい。やるなあ、かつくら。ゴリゴリ。

バルミューダのトースターもそう。リベイクの前に、毎回必ず5ccの水を入れる。庫内をスチーム状態にする目的はもちろんのこと、ここにも「ひと手間」があります。冗談でも何でもなく、最近は食べたいより「焼きたい」が先に来ることもあるから、愛着ってきっとそういうことなんだろうなあ。いろいろ知ると、おもしろいです。

↓池谷裕二さんの著書はこちら。

Date: 16/02/27 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2017

well-lighted

週末は「市民の会しが」キックオフ集会に参加してきました。

僕はハッキリ言って政治に疎い。人によって地域によって環境によって意見が違いすぎて、何が正しいのやら分からない。アタマでは何かしなきゃという意識はあっても、遅くまで働いたあとに、暗いニュースを知ろうという気にもならない。

そんな自分をよく分かってるから、去年あたりから、市民として精力的に政治に関わっている知人に活動の場を見せてもらったり、座間宮ガレイさんの話を聞きに行ったり、少しずつ少しずつ関わりながら、自分が身を置ける場所を見つけようと動いていて、やっと出会えたのが、この市民団体。ここには信じられる人がたくさんいます。自分ひとりでは何もできないから、思い切って渦中に飛び込んでみようと思って。

僕みたいに「何かしなきゃ」と思っている人は多いと思う。僕みたいに「恥はかきたくない」人も同じだけ多いと思う。大前提に「めんどくさい」もあるはず。まとめると「恥はかかずに面倒じゃない範囲で関わりたい」。うん、こりゃダメだな。自分に言い訳するくらいなら、僕は恥をかくことを選びます。

もう少し知識をつけてから、なんて思ってもいたけど、いつまでたってもそんな自分は出てこないし、時間だけは日々刻々と過ぎていくし、自分たちが中心の時代だし、じゃあ何を捨てるかって、自分の小さなプライドしかなくて。自我を捨てると、姿勢はちゃんと変わってくれる。

そんな状態なんですけど、そんな状態でも、チカラになれることはあるみたい。単なる“野洲市民”としての参加だけど、仕事で培ったデザインの視点でお役に立てることもあるかもだし、何かしら「つなぐ」役割になれたらと思っているところ。

正式名称は「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民の会しが」です。

Date: 16/02/24 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2016

jacaranda

スタッフの話。

去年から、家族にバレンタインチョコをあげるようにしたんだそう。でも、実際の反応は今ひとつどころか今ふたつで、正直「思てたんとちがーう!」だったみたい。せっかく選んで買ったのに、よかれと思ってのことなのに。その事実を受け止めて、今年は相手が喜びそうなものをそれぞれリサーチしてプレゼントしたところ、それはそれは喜んでくれたそう。「喜んでくれたのはすごく嬉しい、でも、自分の満足度としては去年の方が高かった」と。ははは。

この話、数年前までの自分にも思い当たる。

自分のデザインに満足している節が多々あった。その分きっと、お客さまの期待に応えることに集中できていなかったと思う。とあるきっかけがあって、今ではそんな気も消え失せて、どうしたら期待に応えられるか、そんな風に考えるようになりました。心境が変わってからというもの、仕事ひとつ納めた時に喜びは感じなくて、期待した効果を得られた時にはじめて「あぁよかった」と思えるようになる。料理人がお客さんに「美味しい」と言われてはじめて喜ぶ、あの感覚みたいに。品質も昔より上がったように思う(※個人の感想です)。

自分が褒められるより、認められるより、相手に喜んでもらいたい。その気持ちが「自分なくし」へと繋がる。僕も根っこは、我が強いから。

そうは言っても人間だから、どこかで褒められたいし、満たされたい。ベテランのお坊さんみたく生きられない。それをどこでやるかと言うと、誰かと呑んでる時だったりSNSだったり(一緒にいるだけで満たされる、ありがたい人もごく稀にいます)。笑いを取ろうとすることに関しては、お子さまだろうがパイセンだろうが誰だろうが、ここぞとばかりにエゴ全開なのが自分。それもたぶん、過去のコンプレックスとも関係あるんだろうなあ。

人それぞれいろいろあるから、飽きることがありません。

Date: 16/02/17 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2015

signal

「自分に自信がない。」いろんな人から、この言葉を本当によく聞きます。

おもしろいことに、そんな人に限って我が強い。最初は「我が強いのに自信がないなんて矛盾してない?」なんて風に考えていたけど、そうか、我が強いって、譲れないものが多い人なんだ。「私はこんな性格ですが、お気に召しますでしょうか?」ってことか。そりゃ、怖くって自信なんて持てるはずもない。むしろその状況で持てる人の方がすごいというもの。

逆に考えると、自信があるように見える人は、譲れないものが少ないってことかな。仕事で貯めた“自信”という貯蓄も、毎日の暮らしには持ち込めませんしね(残念だけど通貨が違う)。「自信をつけたい」の呪縛から、なるべく距離を置けばいいのに。自分なんて無くしてしまえばいいのに。でも、我が強い人って僕は好き。自分に無いものたくさん持ってるから。

・・・なんて師匠と話しているうちに、きのう38歳になりました。

Date: 16/02/15 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2014

leaves

ストレスを感覚として自覚できない。

仕事の慌ただしさがピークを迎えると、普段ほとんど食べないスナック菓子を食べたくなります。ちょうど、きのうがその日。何袋かまとめ買いして、一気に2袋食べました(それもお昼ごはん食べてすぐ)。この時期は案件が立て込んでいるうえに確定申告があるので、ほぼ毎年この現象が起きます。その行動を自分で見て「あ、ストレス溜まってたんだな」とはじめて認識します。

どう言えばいいかな、「あ〜もうっ、ストレス溜まるぅ!ハゲ課長のヤツめ!」みたいな感覚が先に来ることがありません。あくまで自分の行動を客観的に捉えて、事後報告的にストレスを知ります。そんな感じ。睡眠時間が3割増しになるのもそう。事実をもってでしか認識できない。

そんな話をスタッフにしたら「それで、ストレス発散できたんですか?」と聞かれるも、発散できたかどうかもよく分からない。毎回決まって気持ち悪くなって「食べるんじゃなかったなぁ」と後悔だけはちゃんとしてます(・_・) カラムーチョメ

脳によって動かされたり、自分がうまく動かしたり。このやりとり、おもしろい。

Date: 16/02/11 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2013

mint HAIR

デザイナーというと感性やセンスの人、みたいなイメージが強いですが、まんべんなく備わってる人はきっと誰ひとりいません。それぞれにバランスがあります。

僕には色づかいのセンスがありません。他にもたくさんあるけど、それは特にない。悲観するわけでもなく、単なる自分の特徴として。経験上、女性の方が色のセンスがあるし、特にイラストレーターの方に多い。ハッキリ言って、羨ましい。

センスがないから、自分の感覚には頼らずに、別の何かで補うようにしています。美しい配色だと感じたものを写真に撮ったり、ストックしたり。知識として積み重ねていく。日々の努力ですね。センスを磨く努力も続けていますが、ちょっと諦めてる部分もあります。

なんでもかんでも自分を信用すると、ロクなことにならない。そもそも自分なんて、ほとんど信用してない。

Date: 16/02/08 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2012

立春朝搾り|2016

今年も届きました、立春朝搾り。のぐさん夫妻、毎年毎年ありがとうございます。いつも嬉しくて、もう100年欠かさず送ってもらってる気分。今年も気持ちごと美味しくいただきますよ。今から開栓が楽しみ。

今さっき、まな板を買いにGOODFOODへ行ったら、年末に少しだけ新しくしたブログからテイクアウトの注文が増えたと嬉しい知らせ。お役に立ててよかった。一緒に買ったスコーンは夕方にリベイクの予定。慌ただしさの中に嬉しいが届くと、ばんがろうって気持ちになれる。

Date: 16/02/05 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2011

cabbage

今日は朝から篠山で新規サイト用の写真撮影。被写体は精米用の設備機器。どんな表情が見てくれる方にとってツボなのか、ずっと考えながらシャッターを切った。休憩中、会社の菜園にあったキャベツの葉(写真)にグッと来ました。収穫後の姿でも、どこか生命を感じる。

ひとつひとつに、深い理解がいる。横のつながりが増えやすくなった時代の反動かも知れない。なるべく深く潜って、お客さまの目線まで近づいて、それでいてデザイナー視点も持ち合わせる。伝え方がどうのという前にね、そういうことをキッチリやるぞっていう。見せ方の上手さだけでは、もうどうにもならない時代。この間そんなことを教えてくれた子がいた。本当にその通り。

このブログ、気軽に「いいね!」できないと言われます。深さと気軽さを混じり合わせる表現力なんて僕にはないから、それはもう、仕方ないんです。

Date: 16/02/03 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

2010

fresh leaves

秋に買ったジャカランダから若葉が生えた(写真)。

うまく育てられているか心配だったこともあって、やけに嬉しかった。どこか希望に満ちた感情もあった。生き物って不思議。植物ひとつとっても、すべてを理解することはきっとできない。それでも、なるべく知りたいと思う。自分が好きとか育てやすい、より、仕事場の環境で過ごしやすい、今度はそんな視点で選んでみたい。

Date: 16/02/01 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2009

in my office

今日はお取引先のデザイナー(とはいえ実務経験の少ない)2名を仕事場へ招いて、デザインの考え方をじっくり伝える一日。社内のデザイン力・生産性を高めるお手伝いをしています。

解釈のクセも全く違う2人。考えを一方的にたたき込まずに、それぞれの個性を理解しながら、伝え方を加減していく。川のどの部分が堰き止められて水が流れていないか、ひとつひとつ突き止めては改修する感覚。デザインの考え方をどう伝えるか、のデザインも同時に始まっています。

やることは至ってシンプル。「今までになかった視点に気付いてもらう」こと。抹消毛細血管に血液を通すこと。シンプルだけど、2人にとって今までに無かった視点。アタマでは理解できても、定着にはほど遠い。新しい視点を意識し続けることが、定着への一番の近道。身につくまでに時間が要るのは、当たり前のこと。

なかなか楽しい取り組み。自分のアタマの整理にもすごく役立つ。けれどもエネルギーは当然2倍、いや3倍必要で、今かなりクタクタです。。

Date: 16/01/29 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2008

siesta

最近は書くことが目的にならない程度にブログを続けています。ひょっとしたら今までより少しだけ、軽さを感じてもらえるかも(そう願いたい)。こんな写真を使ってロコツに軽さを出そうともしています。それにしても、いい寝顔。

Date: 16/01/27 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2007

necco

どうしようもない現実がおもしろくて仕方ない。大きな声では言えないような、つくりものでない現実が。逃げずに立ち向かう人の強さは素敵で、そうでない人の弱さは愛くるしい。

きのうの夜、関東のお客さまから「大寒波だいじょうぶ?」のメール。氷点下の中、その優しさがとても暖かかった。そういう人でありたいな。いろんな人から「優しい」を教わって、また別の誰かに伝う。

Date: 16/01/25 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2006

BALMUDA The Toaster

仕事場にBALMUDAのトースターが仲間入り。

ハッシーのお店で初体験して大いに感動したものの、家で使うことはほとんどないし、2万円以上するトースターをおいそれと買うこともできない。なのにそれなのに、この間までやってたほぼ日の対談があまりに面白くって「これは買わない理由がないぞ」とあっさり開眼。

そうです、パンの神様、僕が間違っていました。素直に認めるべきでした。いま、いろんなお店のパンをリベイクして楽しんでいるところ(検証という名の仕事です)。panscapeのスコーンとバターロール、早く試してみたい(仕事です)。

でも、美味しいって結局、何を食べるかより「誰と食べるか」。一生言い続けること。焼きたてのパンでも豪華な料理でもどら焼きでもどん兵衛でも、何より大切なのは誰と食べるか、です。

Date: 16/01/20 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

2005

like a drawing

今年から少しずつ、お取引先の内部にまで関わらせていただく機会が増えています。

何でもそうですが、突き詰めていくと、問題の多くは内側へ向く。そしてそれは、内側にいると意外に気が付かない。気が付かないから、溜まり続ける。そこで、外からの客観的な目線が必要になる。

デザイナーは基本、その役割を担っています。さらに中と外とを行ったり来たりできる数少ない存在だとも感じていて、そこに大きな価値がひとつあります。外から生みだすのでなく、現場の空気を共有しながら生みだした方が、いい結果に繋がりやすい。今までとはまた違うカタチでお役に立てることも嬉しい。

きのう、知人に夜な夜な相談に乗ってもらいました。関係をより良くしたい方がいて、でも一人ではどうにも行き詰まっていた。相談するまで、あらゆる視点から内省したつもりでいたし、なるべく相手の立場に立って考えたりもした。でも結局、自分では疑いなく正しいと思っていたところに答えは隠れていた。見ないようにしていたけれど「やっぱそこか〜」と、見事にイタイとこ突かれた感じ。

自分で自分を疑うにも限界がある。それは肝に銘じないといけない。客観視して、してもらって。その繰り返しでバランスを取ってます。毎日必死です。

Date: 16/01/18 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2004

flowers

「順風満帆というわけでもないってのがとってもいいですね」という褒め言葉、とってもいいですね。感じ入ります。順風満帆なんて、怖いだけですから。

Date: 16/01/16 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2003

a park

年末年始に佐藤卓さんの著書「クジラは潮を吹いていた。」を読んだ。彼の肩書きはグラフィックデザイナー。誰もが一度は目にしたことのある著名な仕事を数多くされていて、肩書き負けしているようにしか思えないのだけれど、どんな役割であっても原点のグラフィックデザインを展開・応用しているに過ぎないという理由で、そうしているらしい。素敵だなと思った。

この頃、クリエイティブ・ディレクターを名乗る人に出会う機会が増えた。なんだろう、急に増えた。デザインのチカラがより強く求められるようになっている現代に合わせて肩書きを変えているような、そんな違和感をおぼえる。まるで整体のお店がある日突然「カイロプラクティック」と看板替えするように。時代に合わせて変化するって、そういう事ではないように思う。

今の名刺では「アートディレクター」を名乗っている。その通りではある反面、しっくりきているわけでもない。モヤモヤはずっと消えない。シンプルに「デザイナー」がいいのかも知れない。つまるところ、肩書きは面倒くさい。

Date: 16/01/14 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2002

a green

新年明けましておめでとうございます。
極寒だった去年と違って、あったかい正月でしたね。

さて、今日から営業開始。

今年の主題は「やるべきことをやる」。カンタンとか難しいとか、ラクとか面倒とか、リスクがあるとか無いとか、自信があるとか無いとか、周りからどう見えるとか、そんな基準で判断せず、やるべきことをやる。これは引き続き、自分をなくすための修行のようなもの(一生のテーマでもあります)。その延長線上にある「回路がまっすぐ繋がる」イメージを持ち続けること。そのくらいかな。

なんだか今年は楽しくなりそうな予感がしています。
また一年このブログにもお付き合い下さい(再開の目処は立ちませんが)。

どうぞよろしくお願いします。

Date: 16/01/04 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

2001

fallen leaves

今日で仕事納め。

2ヶ月近くブログを休んでいる間、twitterやfacebookからも距離を置き(instagramだけは役割で続けています)、言葉を体内にぐるぐる対流させています。キャッチ&リリースみたく不特定多数に言葉を放たず、なるべく特定の誰かに向ける。2015年は「原点回帰」を意識したこともあって、今そんなことをしています。ごく当たり前ですが、過剰な反応を気にする必要もなく、とても豊かです。

必要なこと、必要でないこと、できること、できないこと、できると思っていただけのこと、できないと思われたくないこと、人より長けていること、劣っていること。ひとまずぜんぶ床にぶちまけて、ひとつひとつ晒しては検品を繰り返す。手加減しない原点回帰は、とても有意義でした。

これは、いろんな人の協力があってこそ。一人では絶対にできないこと。今年は本当にいろんな人に助けてもらいました。おかげで少しずつ、スッキリしたカタチに自分が再構築されていく感覚があります。あきらめを知ると、やることはシンプルになる。正直言ってしんどかったけれど、終わってみればいい一年でした。

ブログは来年も引き続きお休みします。前のスタンスで続けることはできても、そうはしたくない。次の“あるべきカタチ”に生まれ変わりたいけれど、まだその芽さえ出ていないので、自然に芽生えるまで焦らずじっくり待とうと思います。

今年もたくさんの方にお世話になりました。皆さんよいお年をお迎えください。来年は4日(月)からの営業です。一年ありがとうございました。

Date: 15/12/28 Photo: SIGMA dp3 Quattro

2000

good food camp

今日は仕事を休んで「good food camp」へ。長浜の自然の中で、ごはんと音楽と。知ってる人もたくさんいて、ゆるり過ごせた心地のいい時間。主催のしげるさん、スタッフのみんな、お疲れさまでした(到着遅れてすいませんでした)。ぜひ来年の開催を楽しみにしてます。

今日でブログも通算2000回。続ければ続くもんです。キリもいいので、ちょっと充電します。まさに今日「実は楽しみにしてるんです」と伝えてくれた子がいて、それだけが心苦しいけれど、決めてたことなので、しばし充電します。

Date: 15/11/07 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1999

hand

テレビの向こう側でしか見ない芸能人ならまだしも、ふだん顔を合わせる人に対してイメージっているのかな。かえって邪魔になってないかな。接して感じたことの積み重ねで、大半は事足りるんじゃないかな。最初だけは、離陸できるまではイメージのチカラに頼って、気泡が出始めたら引き上げる昆布みたいに、いい加減で取り去った方が、まっすぐ人を見られるんじゃないかな。なんてことを、ふと。

Date: 15/11/06 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1998

sky cushion

今日は打ち合わせで朝から京都へ。伊右衛門サロンから始まり市内を小気味よ〜く移動しながら最後は太秦方面まで、ほぼ丸一日の京都滞在。まるで小旅行のよう。帰りウトウトしてたら行くつもりのない湖西方面へと電車は向かい、もひとつおまけに小旅行。きっと滋賀が京都に嫉妬したんだ。

Date: 15/11/04 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1997

Lot of Wine

きのうは鴨川でワインの会。

友達の集まりに、図々しくもお邪魔させてもらう。はじめましてが5人。あったかい格好して、明るいうちから暗くなるまで延々飲み続けました。日本酒もいいけどワインもいい。小笠原諸島に行った人の話、おもしろかったな。

そのあと丸太町「とりと」で飲み直して、最後は栄喜知で締め。隣のお客さんと旅の話をして、毎年担当してるお店の年賀状、今度はどんな写真にしようかなーと酔ったアタマで思いふけて。毎日毎日いろんな人から、いろんな話を聞かせてもらえる。きのう印象に残ったのは「嘘はやんわり受け流す」。

Date: 15/11/02 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1996

black board

乙武さんの記事「“欠損萌え”はNGなのか?」興味深かったなあ。

もし両腕を失ってる人と出会ったらどうするだろう。僕には車イスの友達がいる。お互い補うところだけ補い合って、普通に接してる。本質を見れば外見なんて関係ないかというと、たぶんそんなことはない。きっと最初は少したじろぐと思う。そしてすぐ慣れるとも思う。目を慣らして、不便さを理解するのに、少しだけ時間がかかる。僕の場合、その過程は必要な気がする。

Date: 15/10/31 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1995

classic lamp

「自分がない」そう自分を卑下する人がいる。僕からすれば、なんとも羨ましい。自分をなくそうと毎日毎日、必死なんだから。

Date: 15/10/30 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1994

The rock

感情をうまく言葉にできない、肝心なことが言えない。

周りにちらほら、そんな人がいる。わりかし言葉にできる僕にはその感覚が分からないけど、東西南北がさっぱり分からない自分に置き換えると、「できない」ことへの理解は十分できる。「何でできないんだ」と言われても、そういう性質だから。

たとえうまく言葉にできなくても、他のところに羨ましいくらいの魅力がある。だったら、それでいいじゃない。「大勢ができること」ができないからといって、それが何だって言うんだろう。

Date: 15/10/29 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1993

bottles

今年もAつMATAの季節がやってきました。もし良かったらご参加下さい。

ー日にち

12月5日(土)18:30〜(22:30)

ーところ

GOODFOOD(滋賀県野洲)→詳しい場所

ー会費

おひとりさま4,000円(税込/飲み放題つき)
小学生以上 1,500円
小学生以下 500円

ー定員

25〜30人くらい(先着順)

ー締め切り

11月28日(土)の23:59まで
※定員が埋まった時点で締め切らせていただきます。

ー参加できる人

申し訳ありませんが友人・知人のみとさせていただきます。

ーひとこと

どうぞお気軽にご参加下さい。肩書き抜きで、人と人とが集まるだけの楽しい会です。お一人でのご参加や、途中参加も大歓迎です。

ー飲み放題について

飲み放題は2時間です。2時間を超えた場合、有料にて追加できます(最後まで飲み放題のお酒も用意しています)。

ー参加のご連絡

僕宛にメールください(PCでもiPhoneでもfacebookでも何でも)。定員に限りがありますので、場合によっては泣く泣く参加をお断りさせていただく場合があります。その場合、このブログにて締め切りの告知を行います。また、行きたいけど予定が未定・・・という人もその旨ご連絡下さい。

ーここだけの話

来てもらえるかどうか毎年ヒヤヒヤしてます。早めにご連絡もらえるとホッとします。

Date: 15/10/28 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1992

comfortable time

ボードゲームの世界に片足を突っ込んでる。片足というか足湯感覚というか「ゆる〜く気持ちいい」具合に。ここでは年齢も性別も肩書きも関係ない。経験は有利になるけど、初めての人にやさしくないわけじゃない。誰でも楽しめるようになってるから、ほとんど気にならない。経験者と初心者が一緒になれるその空気、本当に心地いいんです。

僕の一番のお気に入りはRummikub(ラミィキューブ)というイスラエル生まれのゲーム。アタマの柔らかさがいるので、デザイナーと特に相性がいいのかも。一度やったらハマりますよ。

Date: 15/10/26 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1991

take a photograph

5年前に撮影した写真を見て思わず笑った。あまりにヘタだったから。周りにカメラマンが多くて(多すぎて)、彼らの仕事を見るたびいつも悔しい思いはするけど、自分の目指す地点には着実に近づいていて、まだまだ未熟だけど少しだけホッとした。

Date: 15/10/24 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1990

おうみのほうみ|滋賀みやげ舎

この間の徳利しかり、きっかけは仕事だけれども個人として「これはいいなあ」に出会えると嬉しくなる。この「おうみのほうみ」は、そのうちのひとつでもあり、しかも自分がディレクターとして関わらせてもらった思い入れのある商品。早く世に出したい気持ちとはうらはらに細かい調整ごとも多くて、一筋縄には行かない。とんとん拍子にコトが進むなんて、滅多にない。そう思っていた方がいい。

村上春樹氏が言った大好きなことば。「希望があるところには必ず試練があるものだから」本当にそうなんだ。

Date: 15/10/23 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1989

endless summer nude

デザインで世の中を楽しく、なんて滅多に考えないけど、世の中が、関わる人が少しでもストレスなく、というのは、ずっと考えてる。ワクワクよりも、居心地がいい、という感じ。ストレスがなくなったら、本心は自然と湧き出る。そういう感覚もずっと持ってる。

Date: 15/10/22 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1988

wall art

120回。

請求書を出した回数。一年に12回だから、10年で120回。さっきポストへ投函してそんなこと思った。思ったというか、驚いた。当たり前だけど、独立する前は請求書なんて書いたことがない。独立は“はじめて”だらけ。納めた仕事の分だけ請求書を作って、お金をいただいて、その繰り返しで、いま暮らしてる。

Date: 15/10/21 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1987

sake bottle

燗酒の季節に、この徳利が手放せない。沸かしたお湯を入れるだけで、ちょうどいい燗ができてしまうスグレモノ。機能に加えて、あるユニークな仕掛けまで。興味ある方はこちらのページをご覧ください。お客さまのお店で取扱っている商品ですが、撮影後にプレゼントしていただき、使ってみたら本当に良かった。お店の宣伝ではなく、ひとりの日本酒大好き人間としてオススメ。僕は小さい方を使ってますが、みんなで呑むには大きい方がいいなあと目を光らせています。

Date: 15/10/20 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1986

Auberge Tosayama

慌ただしい時こそ旅に出たくなる。今ゆるりと次なる土地の下しらべ。「楽しい」はもう、ここから始まってるのです。温泉が恋しくなる季節にもなってきました。

Date: 15/10/19 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1985

portrait

ハッシーが盗撮してくれたこの写真がいい感じ。目の前は真っ白な日本海。人工的な音のしないシーンと静かな場所で、印象深かったな。

Date: 15/10/18 Photo: Nikon D300

1984

the veins

本質が知りたいから、肩書きとか環境とか取り繕っていることとか、余計なものはすべて外して人を見るようにしてる。まず内側を見て、それから少しずつ外へ。無意識にそうなってる。元々そういう質(たち)だった気もするし、この職業に就いてからだった気もする。

ごく稀に本質が分からない人もいる。訳あって「無意識にフタをしてる」感覚というか。そんな時、どうしてそうなったか無性に知りたくなる。本人の意志はさておいて、少しでもラクにしたい。じっくり掘り下げていくと、原因は本人の気付かなかったところにあることが多い。経験上それが分かっているだけに、つい放っておけなくなる(注:デザイナーのブログです)。

Date: 15/10/17 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1983

to do list

やらなきゃやらなきゃと思っても、つい見て見ぬフリをしてしまうことは少なくない。どう分類していいか分からないゴミ、置き場に困った資料、大きな仕事を優先して放ったらかしにしてた細かい仕事、などなど、ジクジクと膿のように溜まっていく。だからと言って一人ではもう、どうすることもできない。スタッフと二人、そんなものをお互いに書き出しては、一緒になってひとつひとつ解決してる。そういうのが僕は楽しい。

Date: 15/10/16 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1982

a toy

評価は他人がするもの。

なんて分かっていても、自分で自分を評価してしまうことがある。この間も「自分大好き」と言う子がいて、ああそうなんだ、くらいに思っていたけど、接してみると全くもってそんな感じに見えない。むしろ相手に対しての思いやりが素晴らしい。「周りから自分大好きって言われたことある?」って聞いたら「一度も言われたことない」んだそう。

掘り下げてみたら、実は自分大好き、ではなくて「自意識過剰」の方だった(そっちは言われたことあるらしい)。さすがに自分で自意識過剰とは言えなくて「自分大好き」に置き換えた、という話。なるほどなあ。人間なんて弱いから、こんな風に自分で自分を守りたいこともあるよ。

それでも他人からの評価ってのは無視できない。

Date: 15/10/15 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1981

a green

理解者でありたい。その気持ちが人よりも強いらしい。だからこの、理解なくしては成立しないデザインの仕事なんかに就いているんだと妙に納得する。どうりで楽しいはずだ。理解してくれる人がいるだけで、救われる人も少なからずいる。

Date: 15/10/14 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1980

Jacaranda mimosifolia

信じてもらえるって、ものすごく幸せなこと。「あなたを信じます」なんて言葉をいただくと、やっぱり嬉しい。瞬間的な喜びと一緒に、長期的な期待を背負う。それでも嬉しいし、それが嬉しい。カンタンには言えないし、滅多に聞ける言葉ではないはずだから。

Date: 15/10/09 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1979

Cakes by Madre

きのうは先月末で閉店したGREEN Kitchenのお疲れさま会。ごはんはGOODFOOD、おやつとケーキ(写真)は安土のMadreにお願いして、食後はGREEN Kitchenの跡地を継ぐハッシーのボードゲームでキャッキャして。涙あり笑いあり、いろんな空気が混じり合った心地いい時間になりました。参加してくれたみんなもありがとう。主役の2人が喜んでくれたのが、何よりのご褒美でした。

Date: 15/10/05 Photo: iPhone 5

1978

a plant

10周年の記念にdp3 quattroのコンバージョンレンズ買いました。これで望遠が20%UP。大好きな90mmの画角(写真)が撮れるようになって表現の幅も増え、これまで以上に愛着が湧く。ボケ味もいい感じ。少しずつ少しずつ良くしていく、良くなっていく。一気にドカン!もいいけれど、そっちの方が自分好み。

Date: 15/10/02 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1977

a mountain range

今日でAMATA10周年。独立する時に決めた「とりあえず10年」に辿り着きました。折り返し地点でもなければゴールでもない、ただの給水地点。だけどさすがに感慨深い。

週休2日でスタッフ残業なし。その中で結果を残し、食べていく。そんな「仕組みをデザインする」デザイン会社が10年続いていれば、デザイナーを志す人の希望にもなるし、業界の悪しき慣習にも一石を投じられる。何より「当たり前のことを当たり前に」やり続けるのが、肌に合っている。派手さは全くないけど、真実はそういう所にあると思うし、僕にはそれしかできない。

歳月と共に想いは変わって、今はもう自分の気持ちだけでは続けられなくなりました。お客さまの想いがあってこそ。それに、関わって下さっている(くれている)たくさんのお客さまや友達、知り合いからの支えや勇気のおかげで、前を向いていられます。「ひとりだち」で独立と書くけれど、実際は立たせてもらっています。それでいいんです。10年かけて、やっと身に染みました。

今日から11年目のはじまり。これからもどうぞよろしくお願いします。

Date: 15/10/01 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1976

gradation

カラダが固くなると死に近づく、みたいなことを本で知って、考え方としておもしろいなあと思った(あらゆる状況に当てはまらることではないとしても)。そういやカラダの柔らかい人って、みんな優しそうなイメージがある。「考え方」に置き換えても、同じことが言えそう。柔らかいのが生き物らしさ、なのかも。

Date: 15/09/30 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1975

盃

宝塚での撮影から戻ると小包がひとつ。中身は美濃焼のお猪口セット(写真)。「記念日でも何でもないけど、贈りたかったから」と、お客さま。じんわり、ココロあたたまる。週末に別のお客さまから越乃寒梅をいただいたところで、その偶然の流れにも驚いた。そろそろAつMATA用の酒器も買い足さなきゃな、と思った矢先のことでもあった。このご恩は必ずやデザインでお返しします。

いろんな方から「嬉しい」をもらって、なんとかやってます。この上ないことです。

Date: 15/09/28 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1974

forest green

ひょんなことからInstagramを再開することに。出始めに一度使ってみて、味付けの濃さに嫌気が差してすぐやめた。今日で再開3日目。なにやら地下室(部室?)に潜り込んだような感覚。facebookより居心地いいって人が多いのもよく分かる。ハッシュタグてんこ盛りなのはトレンドなのか何なのか、その辺はぼちぼちと。

Date: 15/09/26 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1973

petit tomato

持論について。あくまで自分の。

結果を意識すると、うまくいかない。お金を儲けようとするから儲からない。いい写真を撮ろうとするから撮れない。モテようとするからモテない。ラクになろうとするからラクになれない。うまくやろうとするから、うまくいかない。結果は結果でしかない。結果にばかり目が行くと、肝心の足元が見えない。満たされようとするから、いつまでたっても満たされない。

Date: 15/09/25 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1972

maintain

仕事しつつ、遊びつつ、助っ人しつつ。

溜まってた案件を進めたり、放置しっぱなしだったクロスバイクを修理したり、子ども相手に全力でカロムしたり、お店の接客を手伝わせてもらったり(あとMステの生放送が長すぎて録画できなかったり)。珍しく滋賀県から出なかった連休。やろうやろうと思って放っておいた億劫なこと、今までやらなかったこと、その辺と向き合ってるこの頃。内蔵をキレイにして、新しい空気を取り込む。変わったことしなくても、いくらでも変われる。

Date: 15/09/24 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1971

七福堂製菓|滋賀県東近江市

人物の撮影で今朝は近江化成工業さまへ。この頃は撮影案件が多め。バランスを変えては試行錯誤を繰り返し、アートディレクターに専念するのはいろんな点で難しいと悟りつつある。新しいストロボ、それにSIGMAの超広角レンズが欲しい。撮影はとても楽しい。

正しい指摘をくれる人、理解しようとしてくれる人。そんな人の存在が今すごくありがたい。前に進むチカラをもらえる。自分もそうありたい。

Date: 15/09/18 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1970

七福堂製菓|滋賀県東近江市

9月に入ると仕事も慌ただしくなってきますが、仕事を一所懸命ばんがりながら、水面下でいろいろ動いてる時間が楽しい。同時進行してるくらいが、お互いにハリも生まれる。来月はちょっとした幹事をひとつ。

Date: 15/09/17 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1969

七福堂製菓|滋賀県東近江市

製造現場の撮影で朝から七福堂製菓へ。普段は穏やかでも製造中はとても真剣な眼差しで、もう50年以上あられを作り続けていらっしゃるのに「今日のは良くできた」と嬉しそうだった。一見ごく当たり前のようでいて、実はとても貴重な光景を目の当たりにしている。背中もかっこいい。

この頃「それは誰に向けた表現なのか」気になる。特にSNSとは、当たり前が歪まない程度に付き合いたい。いろんな誰かが反応してくれて嬉しいのはいいけど、伝えるべき人にまっすぐ伝えられることの方が、それ以上に嬉しいと思うんだ。

Date: 15/09/16 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1968

車を停めて

丹波篠山へ。小浜のお客さまにご紹介いただいた新規の案件。こういう風景(写真)大好き。車から降りるや否や、澄んだ空気に癒された。滋賀県内のお客さまとも関わらせていただきつつ、こうして県外にも出て行ける。つくづく自分に合ったバランスだなあと思う。近かろうと遠かろうと何だろうと、僕はじっくり続けたい。

Date: 15/09/14 Photo: iPhone 5

1967

CD

CDはテキトー収納が好き。あと本も。見た目のキレイさや検索性より、自然体を最優先。あれもこれもビシッと整理されてる場所にいると疲れるからねえ。適度に抜けがあるくらいが居心地もいい。人間もね。

Date: 15/09/12 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1966

football game

人が仕事に合わせなきゃいけない。いくらか仕方のないこととは知りつつも、その人のいいところ、なるべく仕事に活かせればいいな、なんて、甘い考えかな。どうせ働くなら、楽しい方がいいと思うし。

Date: 15/09/10 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1965

R

きのうは一日中ダラダラ。夕方にドラッグストアで買い物して、ついでに図書館に寄って角田光代と山崎ナオコーラの本を一冊ずつ。ダラダラしてたら、行きたかったお店が閉まってしまい、あきらめてダラダラに集中することにした。あるコツをひとつ掴んだ。

Date: 15/09/09 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1964

GREEN Kitchen

たまに行くカフェがある。よく行く3つのカフェがどれも休みだった時、お世話になってる場所。きのうは勉強しに、RUSTICへ。取り立てて会話はしない、でもお互い顔は知ってるくらいの距離感も心地いい。干渉して欲しくない時だってあるしね。

分からないことを知った時の喜びは、いくつになっても変わらない。たったひとつのピースがたくさんの「?」を連鎖的に解決してくれた時の、最高に気持ちいい瞬間。アタマの中がループスライダーみたいに旋回する。知りたい欲求は尽きない。

Date: 15/09/07 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1963

まるす|2015

「何にもないよ」。滋賀もよく、そう言われる。どうしてまず「分かりやすい何か」を伝えたがるんだろうね。それって結構、大味なものも少なくないのに。分かりやすくない方が、味わいがあるのに。

Date: 15/09/05 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1962

竜宮神社|高知県土佐清水市

「豊水と幸水どっち好き?」今さっき梨を届けてくれた友達に質問されて答えられず、大好きなくせに分からないとは何事かと自省するけどナシなら何でも大好きなので、それ以上掘り下げたことがない、単にそれだけだった。NASHIの存在ってすごいね。まあでも、どこが好き、じゃなく存在そのものが好きって人もいるしね。

Date: 15/09/04 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1961

spot light

ADD(発達障害)の友達がいる。付き合いはもう数年になるけど、最近になって教えてくれた。というより最近になって発覚したらしい。本人でさえも気が付かない、そういう性質なんだそう。周りに話すと意外に「僕もそう」「私もそうだよ」と告白してくれる人も少なくなくて、珍しいことではいんだなあと目から鱗がポロポロ。とはいえ皆、それぞれに努力や工夫をして自分と戦ってた。告白してくれたからには正しく理解したいし、「さてどうすれば心地よく居てもらえるかな」の気持ちもあるから、今そんな勉強をしてる。

Date: 15/09/03 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1960

chair

車いすの友達が反省してた。野外フェスに行ったら突然の豪雨に遭い、帰る時に周りの友達にたくさん負担を掛けてしまったらしい。僕は「別にいいんじゃない?」と伝えた。本人の気持ちとしてはそうはいかなくても、身内の人や友達は受け入れてくれてる(もちろん僕も)し。必要以上に思い悩んでもしんどいし、誰にだってそんな時はある。

誰かと一緒にいて「さてどうすれば気持ちよく居てもらえるかな」と考えるのは、ハンデがあろうとなかろうと変わらない。度合いが少し違うだけ。あとは呼吸するのとおんなじ。

Date: 15/09/02 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1959

GREEN Kitchen

GOOD FOOD、GREEN Kitchen、茶ノ木カフェ。3大「よく行く」カフェ。この中のどこかでアイディアを生み出してる。カフェもいろいろあるけど、僕にとって居心地のいい場所って実は少ない。今月、一年ぶりにGOOD FOODが営業再開したと思えば、入れ替わるようにGREEN Kitchenが来月に閉店を決めた。と同時に、新しいカフェが生まれる話も耳にする。ああ諸行無常。嗚呼リアル万歳。

Date: 15/08/31 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1958

charging

この写真、何てことないけど気に入ってる。万人受けしなくても、自分が胸張って好きと言えるなら、それでいいじゃない。まずは自分の感性を愛さなきゃ。認めてくれる人、必ずいるんだから。

Date: 15/08/29 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1957

rock

8月は比較的ゆっくり過ごした(しか過ごせなかった)。休んだり旅したりでリズムを整えながら9月を迎えるつもりでいたら、ここ数日でいくつか新規のお仕事をいただけて、タイミングよく慌ただしくなりそう。この間が本当に絶妙で。ただただ感謝です。

自分の意志で道を開いてる感覚は日に日に薄れてる。大きな流れに運よく乗れて、運よくいい方向に向かってるような、そんな感覚。オールを漕いでる気も舵を取ってる意識もない。ただ、いい流れに乗れてるだけ。目的地は決めず、辿り着いたらいい場所だった、みたいなのが好き。その方が感覚にも頼れる。

Date: 15/08/28 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1956

green curtain

今日は朝から小浜へ(写真は土佐山)。台風で鯖街道が心配だったけど通行止めには至らず。台風と言えば、農家の友達が刈り取りに影響がないかとても気にしていた。そのせいで、移動中に見える稲穂がずっと気になった。それに今日お会いしたお米問屋のお客さまからも、強風で稲穂同士が擦れたりすると、品質にも影響が出ると教わった。気は抜けないけど、自然には逆らえない。油断しがちなこの時期に、緊張のピークを迎える仕事もある。

Date: 15/08/26 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1955

a river

きのうは「受け身で自分に自信のない子」の人生相談。ひとことで言えば、仕事の自信のなさが、その子自身の自信のなさに直結してた。仕事はさておいて、ふだん生活するのに、自信なんているはずないのに。悩む必要のないところで、真剣に悩んでました。でもあるよね、そういうこと。

自信のなさを何かで埋めようとしても、自信にはならない。やるべきことは、何もない自分を受け入れること。僕の経験から言うと、何かができる・できないで判断する人って、あんまり魅力的じゃない。自信の無い自分のまま好きになってくれる人がいる方が、素敵だと思う。

仕事はまぁ、それぞれ一所懸命ばんがるってことで。仕事は仕事。しっかり切り分けて。1人じゃ無理なら、誰かに手伝ってもらえばいい。

Date: 15/08/24 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1954

Starbucks Coffee

涼しくなってきましたね。僕もついつい油断して、風邪を引きました(でも早めの対処で事なきを得ました)。皆さんも体調管理を怠らないようにして下さいね。カラダは自分ひとりのものじゃないですよ。

Date: 15/08/21 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1953

棚田|土佐山

出張で横浜へ(写真は土佐山)。すずきの姉さんのWebサイトリニューアル案件。ここしばらく関東への出張は予定をギュッと詰め込んでいたので、今回は少しゆとりある行程に。横浜時代の友人に会ったり、行きたかった場所へ行ったり、思う存分に方向音痴を炸裂させてみたり。

いつもがマクロレンズだとしたら、今回は広角レンズの画角で東京を眺めた。アタマ以上にカラダを動かしてる方が、今はバランスがいい。はた目に一生懸命やってるように見えることが一生懸命とも限らないし、その逆もしかり。ちょっとした仕切り直しの期間。

Date: 15/08/20 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1952

a white flower

夜、自宅から仕事場までの散歩道、コオロギが鳴き始めた。朝晩が少し過ごしやすくなって「夏も終わりか」なんて呑気に感じるだけの僕とは違って、彼らは刻一刻と頃合いを見計らっていたんだろう。地中という舞台袖でスタンバっていたんだろう。一年前にはいなかった新人のコオロギ。だけど鳴き始めるサイクルは一年前と同じ。昆虫って仲間の足踏んだら謝るのかな、なんてどうでもいいこと考えた。

Date: 15/08/18 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1951

tunnel

「旅先で映画を観る」って、なんか贅沢だと思いませんか。普段できることをわざわざ離れた場所でやるって、どこか特別感がある。青春18きっぷで行った富山で、それに近い時間の過ごし方ができました。観光はほどほどに、そこでしか感じられない空気を楽しむ。本当に、旅にはいろんな遊び方があります。

今日から営業再開。淡々と熱め、これでいきます。

Date: 15/08/17 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1950

mirror

どれだけ親しい人にも、大なり小なり気を遣う。無理をするわけじゃなく、そういう質(たち)なので、むしろ喜びでさえある。軽はずみに「気を遣わなくていいよ」なんて言われると、かえって身動きが取れなくなってしまう。僕にとっての「気を遣わない状態」は、気を遣ってる時だから(ややこしいね)。

役割があった方がラクって人、いるでしょ。あれと一緒。なるべくストレス無く過ごしてもらえるために最低限だけ、気を遣う。相手によって加減を変えるのが楽しかったりする。だから「気を遣わせてゴメン」なんて、まったくのお門違い。僕は楽しいんですよ。

そんな性格だから、ひとり旅に出ると、しばらく肩透かしのような違和感が続く。気遣う相手がいないから、ちょっとどうしていいか分からなくなる。3日くらい過ぎると落ち着いてきて、自分専用の自分とご対面。同じくらい気を遣う先輩と一緒の時は「末っ子モード」に切り替えて、ここぞとばかりに甘えまくります。そんな生き物です。

※8月11〜16日まで夏期休業をいただきます。17日より営業再開です。

Date: 15/08/10 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1949

workers

旅に出ると、自分が「ただの人」になる。僕のことなんて誰も知らないし、「できる人」だの「できない人」だの、そんな世界からも解放される。肩書きだって関係なくなる。

たまには肩書きを捨てないと、自分が見えなくなってしまう。それを利用して、あえて自分を見ないようにしてる人もいる。一見ラクに思えるんだけど、少しずつ“自分”の立ち位置がずれて、おかしくなる。心配しなくたって、みんな「ただの人」。ただの人が、それぞれ一生懸命に働いてる。

Date: 15/08/08 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1948

B&O

土佐山にあるオーベルジュに泊まった。部屋にはB&OのCDプレーヤーがあって、フロントで好きなCDを借りることができる。悩んだ挙げ句(と言っても楽しい時間)、大貫妙子の「palette」を借りた。空間と気分にぴったりの一枚で、それだけで感動があった。旅には音楽が欠かせない。このアルバムを聴けば、いつでも記憶にタイムスリップできるんだから。

僕のiPhoneには数え切れない曲たちが出番を待ってる。でもほとんどの曲を、僕は思い出さなくなった。自分で曲を選び、フロントまで借りに行き、トレイに入れて、聴く。その一連の動作ごと「palette」は色褪せず、旅の想い出と一緒に記憶してある。そういう積み重ねって、本当に豊かだなと思う。一人で堪能したのは、僕にはちょっと贅沢すぎたけど。

Date: 15/08/07 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1947

竜宮神社|高知県土佐清水市

chum-chum closetの山崎さんに会いに四万十まで。今後の展開について大切なお話を聞きに。せっかく四国に行くんだからリフレッシュも兼ねたいってことで、2泊3日の旅。いろいろ有意義だったけど、中でも土佐清水にある竜宮神社(写真)はすごく印象に残ってる。この景色に出会うやいなや、その空気感に圧倒されて、思わず言葉を失ってしまったほど。まだまだ知らないことがごまんとある。

Date: 15/08/06 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1946

木島神社|京都市右京区太秦

たとえば同じ「ごめん」でも、自分が許して欲しいのか、相手に対して本気ですまないと思ってるのかで捉え方はまったく変わる。両方が混じってることもある(ややこしいね)。大切なのは言葉そのものじゃなくて、内側にある気持ち。言葉は単に表現手段のひとつに過ぎない。どこにも気持ちが向いてない言葉は誰にも届かない。

僕は「ことば」が好きだ。でもこの頃は、言葉が邪魔に思えることも増えてきた。言葉にできない気持ちもたくさんあるし、うまく言葉にできない人もいる。言葉に頼らず、ただシンプルに感じ取る。そういうのも心地いい。

Date: 15/08/01 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1945

木島神社|京都市右京区太秦

カラダは本当に正直で、ここんとこ体調はずっと芳しくない。それでも僕にできることはあるから、できることだけやり続けてる。身を案じて下さる方がたくさんいてくれて、ありがたいなと思う。ちゃんと恩返ししたいなと思う。周りにも体調を崩している人が少しずつ増えてる。どうかカラダは大切に。自分ひとりのカラダにあらず、ですよ。

Date: 15/07/31 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1944

contrast

発する言葉には方向があって、自分だったり相手だったり、誰かの方を向いてる。相手に向いているように思えて、実は自分に向いていることもある。その逆もある。誰にも向いていない時さえある。どこに向いてるかは、意識した方がいい。

東京五輪のエンブレムデザインが物議を醸してる。賛否両論はあって当たり前。気になるのは、発言する人の覚悟。僕は自分がいいと思ったものは、たとえ百万人が否定しても好きだと言うし、たとえ百万人が好きと言っても、苦手なものは苦手だと言うよ。そこまで腹をくくれとは思わないけど、それは本当に自分で考えたことなのか。むしろ発した言葉がどこへ辿り着くか、その想像力が大切じゃないのかな。あのデザインが起こす作用をまだ肌で感じてないから何とも言えないけど、僕が佐野さんの立場なら、悲しすぎて死にたくなるだろうな。言葉は人を殺せるんだよ。

Date: 15/07/30 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1943

a package designing

滋賀みやげ舎で販売中の麩菓子「丁字ぱふ」のパッケージデザイン。今日はその印刷立ち会いで、古巣の宮川印刷へ。印刷現場の方は僕の細かい注文にも快く対応して下さり、本当にありがたい。どうしても期待に応えたいから、手は抜けないんだ。仕事の楽しさは、今はその先にある。

旅の計画をしてる。昔は割と細かめにプランを立てるのが好きだったはずが、今は肝心な箇所だけ決めておいて、あとはその時の気分にお任せ。そういうのがすっかり染みついてる。計画通りに行かないのが楽しかったりする。

Date: 15/07/30 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1942

a book

とある芸人の功績で、読書が「かっこいいもの」になりつつある今日この頃、いま読んでる「自分の小さな箱から脱出する方法」という本が、すごくおもしろくて勉強になる。「自己欺瞞」「正当化」「自分への裏切り」などなど、ドキッとする単語が並ぶ。自分を顧みながら読み進んでいく一冊。

デザインとコミュニケーションは切り離せない。特に僕はコミュニケーションの方を重視する。現場で人と関わって身につくこともあれば、こうして本から学ぶこともある。どちらか一方でなく、バランスよく両立するのが理想。そこに努力は惜しまない。自分と向き合いたい人、向き合いたくない人、どちらにもオススメ。

Date: 15/07/25 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1941

木島神社

僕は仕事を一番には考えない。独立した時点で、それはもう受け入れたというか、考えるまでもなく一番になるものだし、そのうえ意識までしたらしんどいやん、みたいな気持ちがある。仕事より大切なもの、たくさんあるから。肩肘は張らず、呼吸と同じくらいに捉えたい。ありったけの情熱を持ちながら、淡々と続けたい。

Date: 15/07/23 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1940

a hat

「能力とは、出会うべき人と出会う力。努力とは、出会った人とちゃんと付き合う力」。橘川幸夫氏の言葉はいつも新鮮で温かい。僕はまだまだ努力が足りない。

Date: 15/07/23 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1939

halation

感じ取っていきまっしょい。動物らしくいきまっしょい。

Date: 15/07/18 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1938

blue & green

他人は変えられなくても、自分なら変えられる。“ブレない軸”さえ残しておけば、柔軟に変わることはむしろ楽しい。僕はそう。

「理想の自分」なんて描きすぎると、かえってがんじがらめ。相手が違えば自分も違ってくるもの。自分でもどんなカタチになるか分からない、そんなとこに面白さを感じる。あんまり固すぎてもなじまない。お互いさま、くらいで丁度いい。

Date: 15/07/17 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1937

祇園祭

写真に対する取り組み方や情熱を彼女から教わって以来、ヒト以外のモノやコトでも「表情」を意識するようになった。あくまでニュアンスなんだけれど、何にでも表情はある。水や空気にもあるし、もちろん無表情なヒトにだって。

どうしたら感じよく撮れるか、なんて考えずに、その表情をしっかり捉える。そうすれば自ずと感じよいものになってくれるから不思議。結果にだけこだわると、どんどん本質から遠ざかる。結果はあくまで結果でしかないから、あんまり気にしない。

Date: 15/07/16 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1936

山鉾|祇園祭

きのうは太秦で撮影の仕事を終えたあと、祇園祭へ。天気が最高に良くて撮り甲斐も十分(それにしても暑かった)。今日は宵々々山。宵々山の日は台風かも。何事もないよう無事を祈ります。

今日は久々にタッキーが子連れで遊びに来てくれました。タイミングよくGOODFOODのよしみも来てママトークに花が咲く昼下がり。この頃よく人が集まってくれます。

Date: 15/07/15 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1935

driftwood

ここんとこ不眠症ぎみ。不眠症にもタイプがあって、大きく2つに分けて僕のように寝付きの悪い人、もうひとつは「早朝覚醒」と呼ばれる、早くに目が覚めてしまう人がいるそう。もちろん寝られないこと自体ストレスに他ならないんですが、僕が寝付けそうな頃「早朝覚醒の人はそろそろ起きるのかな」なんて想像すると、何だか少しホッとする。明日から東京出張です(・_・) ネナキャ

Date: 15/07/06 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1934

a bag

僕がモノを選ぶ基準は「どこか一点でも惚れ込めるところがあるか」。万能である必要はこれっぽっちもないし、周りの評価も気にしない。僕が気に入ればそれでいい。

笑われるかもしれないけど、惚れ込んで買ったモノは何年経っても「あ〜やっぱ好きだなぁ」と声に出したくなる(出すことも実際ある)。そういう不思議な魅力が宿る。人によっては不便と感じるようなことがあっても、僕には関係ない。燃費が悪いだのケアが大変だの、むしろそこがいいんじゃない、とさえ思う。何もかも優れているのは便利かも知れないけど、愛着は湧かない。

そんな出会いは滅多にないから、たとえ欠点があっても許せてしまう。それどころか、むしろそこが魅力にさえ感じてくる。欠けてることこそ、愛おしい。惚れ込むって、そういうこと。

Date: 15/07/05 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1933

calm

冬物のクリーニングがまだ出せてない。今年に限ったことでなく、もう10年くらいずっとこんな感じ。なんだかんだで毎年タイミングを失う。4月でも寒い日は余裕であるし、そろそろかな、でもまだいいかな、なんて先延ばししているうちに気が付けばもう7月。遅くとも6月中には出してたんだけどな。今年は特にひどい。モノを大切にする気持ちはあるんだけどな(・_・) エヘヘ

Date: 15/07/04 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1932

on the shore

時々「すごい」だの「羨ましい」だの言ってくれる人がいるけど、みんな大して変わんないよ。イメージだけで、僕はごく普通の人間。不安や悩みも人並みに抱えてるし、どうしようもなく自分が小さく感じる時だってざらにある。デザインの仕事は楽しいけれど、あと30年続けるのか、なんて考えるとゾッとする。

悲観的なわけじゃなく、そういうもんでしょ。体調を崩してから、いろんな人たちが腹を割って話してくれたけど、みんな同じだった。生きるのに必死だったよ。となりの芝生が青く思えてしまう時は、自分のことしか見てない証拠。プライドは少し置いといて、まっすぐ周りを見てごらん。みんな大して変わんないから。違うのは、前を向いてるかどうかだけ。

Date: 15/07/03 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1931

driftwood

きのう「iPhoneを手放したい日がある」と言いつつ、車の運転にはGoogleマップが欠かせない。カーナビはどうにも苦手で、ネットのチカラに頼らざるを得ない。上半期は終わったけれど、だからと言って僕の“超”がつく方向音痴が直るわけでもないし、自分で解決できることでもない。

あえて目的地を設けなかったり、方向音痴じゃない人に一緒に乗ってもらったり、目的地に着かなくとも笑って許してくれる人に乗ってもらったり(そんな人いるのか?)、いろいろ工夫してみるのもおもしろい。自由は制限から生まれる。道を間違えて怒られると、途端に萎縮してしまう生き物です(・_・) セメナイデ

Date: 15/07/02 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1930

a sea shell

電話もらって気が付かないのは申し訳なくて、だいたいiPhoneは手元に置くようにしてる。おかげで「はやっ」と言われることもしばしば(呼び出し音が鳴る前に出てるらしい)。メールをもらってもなるべく早く返してた。

だけど、最近はそこまでしなくてもいいやと思うようになってきた。これっぽっちも無理はしてないけど、思い切ってiPhoneを手放したくなる日があるのも本音。ココロに正直でいいのかも知れない。何でも早けりゃいいってもんでもないしね。実際、すでに開放感がハンパない。

Date: 15/07/01 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1929

a fisherman

この頃めっきりボードゲームづいてる。週末は仕事仲間との集まりで5時間やりこみ、きのうもハッシー主催のパーティーにお邪魔した。一週間前には友だち4人でカロムの全国大会にも参加した。アプリやオンラインゲームはそれはそれとして、人が集まってできるゲームって本当にいいなと思う。人種も場所も年齢も選ばないのもいい。

ゲームとはいえ勝負ごと。そこに勝ち負けは存在するのだけど、大切なのは勝つことより「負けないこと」だと痛感する。これは僕の考え方に過ぎないけれど、どうすれば負けないかを突き詰めた先に勝ちがあって、単に「勝ちを目指す」ではイメージが掴めないし、どこかギャンブルのような危うさがある。とはいえ「負けない」だけでは勝てない時もあるし、そういう一筋縄ではいかないところがまた魅力的。

Date: 15/06/29 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1928

shadow

着物の女性と歩くなら、速さを合わせて当たり前。ごく普通の思いやり。そんなたとえ。

Date: 15/06/27 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1927

strong weeds

明日は仕事仲間17人でお勉強会&ボードゲーム大会。僕は共同主催であり司会進行役。人を集めるのは苦じゃないし、それがきっかけで繋がってくれたら嬉しい。人見知りの人も、どうしたら早く打ち解けられるかな、とか、そんな事を考えてる時間は本当に幸せ。

極論、そこに僕はいなくていい。自分は段取りだけして、あとはみんなが喜んでくれたら、それで十分。年末のAつMATAでも、参加してくれた人の楽しそうな顔を見ると同じ気持ちになる。自分は自分の役割だけに徹すればそれでいいや、と。でも、それは自分だけの無責任な感情で、本当にいないと周りに迷惑をかけてしまう。関わった以上「そこにいる」大役がちゃんとある(もちろん楽しむことも忘れずに)。

大学の頃、ハッシュドビーフ作り過ぎて友達呼んで食べてもらおうとしたら「安藤も一緒に食べようよ!」ってド真剣に怒られた。極論はあくまで極論。やるもんじゃないよ。

Date: 15/06/26 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1926

driftwood

きのうのブログを読んでくださり、僕と同じように、心も身体も疲れ果ててしまったという方からメッセージをいただいた。喜ばしいことではないけれど、嬉しかった。僕も救われたし、たとえ一瞬でも「自分だけじゃなかった」と、その方を救えたかも知れない。そう思うと嬉しかった。

しばらくやりとりして「お互いチカラ抜き上手になりましょう」と締めくくり。いい関係性。実際いま、少しずつラクに過ごしてる。僕がラクでいることで、ラクになる人もいる。それにしてもこの流木、ひっくり返った鹿みたい(・_・)

Date: 15/06/24 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1925

sunset

幸せなことに、やりたいことを仕事にしている。今はそれで何とか暮らしていられる。やりたいことだけやっている、なんてことはない。全くもって、ない。お金の交渉は一向に好きになれないし、どれだけ歩み寄っても相容れない時はある。相手の期待に応えられないことだって。いろんなお客さまの人生を背負うのは少しも簡単じゃない、それがほんの一部だったとしても。

やりたいことを続けるために、皆それぞれ背負ってるものがある。この間は背負いきれず僕は身も心もボロボロになってしまった。この先も無いとは言い切れない。それでもここにしかない喜びは確かに存在して、幸せを感じられる。だから続けていられる。

そうやっていろんなものを背負いながらも人前で笑顔を絶やさない人を、心から尊敬する。

Date: 15/06/23 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1924

sunset

相手の気持ちを理解したり、知ろうとしたり、察したり、学んだり。コミュニケーションの根底にある「人との関係性」をまず大切に。常識にこだわることなく、その結果できたカタチを愛したい。自分の常識が非常識になる場面は、関係が深まるごとに増えてくるもの。その時どう向き合うか。どう思いやれるか。それが今、目の前のすべてに通じてる。

Date: 15/06/21 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1923

七福堂製菓

写真がめっきりSIGMA(dp3 Quattro)づく中、久しぶりにD300で写真を撮ったら前よりうまく撮れるようになってた。理由は明らか。

dp3を買ったのは、手持ちのNikonレンズにマンネリを感じてのこと。実際、期待を大きく上回る新鮮な表現を見せてくれた。一番の売りである解像感はもちろん、フォーカス性能が素晴らしい。でもその時「アレおかしいぞ?」と気づく。フォーカスの性能は一眼レフの方が高いはず。それなのに評価しているのは、じゃない方のカメラ。これじゃまるで正月恒例のバラエティ番組だ。

一般的に、高級になればなるほど「自分好み」に設定できる付加価値がモノにはある。iPhoneなんかもそう。ただ、その自由度が嬉しい反面、項目が細かすぎてひとつひとつ見ていられないこともしばしば。dp3はその道を逆行する「限りなく機能を絞った」カメラ。設定にそこまで自由度はない。その「自由のなさ」が、D300だけ使っていた時にはカメラ任せだった「フォーカスの楽しさ」を意識させてくれることになった。とても面白い体験。

新しい風に「マンネリの解消」を期待したはずが、いざ蓋を開けてみれば、これまでマンネリだった関係そのものまで改善してくれた。最後は「どっちもいいね」に落ち着いた。こうなるともう、技術の無さをカメラのせいにしてた自分にドロップキック(または水平チョップ)。気付いて学ぶことばかり。学びは可能性。

Date: 15/06/20 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1922

sunset

一年ほど前「自分を守らない」と覚悟を決めた。長く生きたことで、次へ進めない壁を自分自身で作っている感覚がずっとあった。それがすごくすごく邪魔で、何とかしてその壁を乗り越えたかった。変わりたかった。実際にやってみて、得たものは想像以上に多く、これまでにない新しい自分にも出会えた。

反面、傷つくことも同じかそれ以上に多かった。防御力0の丸腰な状態は、ちょっとしたことでも本当に痛い。「ココロが痛い」という言葉の意味を改めて実感した。だけれども、少しは相手の痛みを感じとることができたように思う。かわしたり、守りに徹している時は、相手の痛みには決して気が付かない。守ることに精一杯で。逆に自分の痛みが多い時は、その分きっと相手も痛いんだろうと思えるようになった。100のエネルギーは、いつの間にか50には決してならない。ただその行方を見過ごしているだけ。

こんなことは普通、もっと昔に経験しているんだと思う。僕は早くから自分を守って生きてきたみたいで、だから今頃になってこんなことをやっている。でも、これ以上続けられる気力も体力も今の自分には無いから、そろそろやめようと思う。自分を大切にしないと、守れないものもある。

今日、これから独立する人に、何か力になれることはないかと夢中で伝えたことがある。意図通りに伝わったかは分からないけど、確かに何かが伝わった気はする。更新の頻度は激減してしまって本当に申し訳ないけれど、このブログでもそんな事ができたらいいなと思う。真面目でもくだらなくても、本気が伝わればいいなと思う。

Date: 15/06/19 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1921

剥がれ|鳴門岬

誤解を解くって、簡単そうでとても難しい。それでもやるしかないんだけれど。分かってくれると、いいんだけど。

Date: 15/06/08 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1920

大鳴門橋

自覚は「すなお」に出会えて、「幸せ」を運んでくれる。

Date: 15/06/01 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1919

a bench|鳴門岬

1年のうち半分でも自分を律することができたら、それだけで大したものだよ。

Date: 15/05/31 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1918

Birthday Cake

きのうはスタッフ30回目の誕生日。正しい表現は「レベル30」だそうで。AMATAに来てくれてからは7回目。GOODFOODのケーキでお祝いしました。おめでとう。レベル30代へようこそ。

誕生日は自分だけのものじゃない、そんな持論がある。お祝いされる側とする側のもの。どちらか一方のものでなく、お互いのもの。親がまだ物心つかない子にお祝いするのも、そういうことだと思う。一人だけで「主役」なんて、あるはずもないから。

Date: 15/05/30 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1917

多孔岩|鳴門岬

時間のかかることには、とことん時間をかけたい。当たり前のことを、当たり前にやりたい。

Date: 15/05/29 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1916

a man|鳴門岬

「あきらめない」がいつも素晴らしいなんて、どうかしてるよ。あきらめて始まることだって、たくさんあるんだから。

Date: 15/05/28 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1915

a couple|阿万海岸

手をつないで歩く2人につい目が行く。見ているだけで幸せな気持ちになる。だったら見なきゃ損、てな具合に。男性が左側にいたら「外車に乗ってるに違いない」と勝手に決めつけていいことにしてる。温度は伝わる。

Date: 15/05/27 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1914

cycring

かと思えば突然シャッターチャンスがやってくることもある。振り返れば自転車の群れ。そんな時は直感を頼りに。モノクロモードに設定を変えて、連なる自転車のカタチを浮かび上がらせる。あとは水平だけ気にしてシャッターを切る。撮っていて気分がいいのはこっち。瞬間をどう捉えるか。

Date: 15/05/26 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1913

permeability

きのうは近所の河川敷で小一時間ほど写真を撮った。気分に任せた撮り方はせず、被写体と「目が合った」時にはじめてシャッターを切るようにした。目のついた生き物を撮っていたわけじゃない。分かりづらい表現だけど、なんというか、自分が何をどう撮りたいかハッキリした時、はじめて被写体もこっちを向いてくれる気がする。

Date: 15/05/25 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1912

benches

同じ言葉でも人によって意味がぜんぜん違うことがある。その人の日本語を翻訳する辞書がいる。関わっている人の分だけ辞書がいる。

Date: 15/05/23 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1911

rock|鳴門岬

こと仕事に関して言えば、結果にこだわっていいのかも知れない。もっと役割を果たすことに集中していいのかも知れない。きっと関係は後からでもついてくる。こと仕事に関して言えば。

Date: 15/05/22 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1910

garages|南あわじ市阿万西町

「余計な意図がないこと」について考えるきっかけがあった。彼女の発する曇りのない言葉だったり、まっすぐ胸に届く書家さんの作品だったり。とにかくノイズが無いんだ。僕の仕事も「あるべきものがそこにある」を目指してる。その時、自分の存在は消えていい。このブログも「続けるために続けてる」ことが時々あったので、書きたい時にしっかり書くスタンスに変えて続けてみます。

Date: 15/05/21 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1909

大鳴門橋

鳴門岬へ行ったのに、絵に描いたような「うずしお」が見られなかった。気になって調べたら、満月と新月の時季に大きな渦が見えやすいんだとか(徳島女子情報)。水分と月の引力とが関係してる証拠。人間のカラダも6割が水分。月の引力が影響しても全然おかしくない。ふいに気持ちが高ぶったり反対に沈んだりするのは、ひょっとすると月のせいかも知れないな。最近そんなことに興味あります。

Date: 15/05/16 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1908

rock|鳴門岬

きれい事だけ並べたブログにはしたくないので、じくじくした内容も時に書くようにしているんですが、遠回しに特定の人を誹謗中傷するようなことはしません。読んで下さった方すべてに意図通り伝わることなど無く誤解は到底避けられませんが、自分自身は貫いているつもりです。本当に言いたいことがある時は、僕は面と向かって言います。悪い意味で“都合よく”は使いたくないのです。

Date: 15/05/13 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1907

鳴門海峡|大鳴門

南淡路へ。何をするでもなく、気分に任せてただのんびり。ドライブして海を眺めて写真撮って淡路のさち食べて温泉入って寝て起きてまた温泉入って一人こそこそソフトクリーム食べて、2泊目の安いホテルのフロントにいた二人ぜったい愛人同士に違いないとか妄想してる間にぼちぼち回復しました。これで中盤戦もばんがれます。

Date: 15/05/12 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1906

木曽川

年明けから溜まりに溜まった疲れを癒しに、明日から海の見える場所で英気を養ってきます。遡ってみると、大体この時期に最初のピークを迎えてる。ふと海が見たくなって三重へ行ったのも、2年前のまったく同じ日。同じリズムでサインを出してくれるカラダは今年も正直。どーにもなりません。しっかりガス抜きして、中盤戦に臨めるカラダを整え直します。

Date: 15/05/09 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1905

Mt.mikami|滋賀県野洲市

今日から一ヶ月、インターンの子がAMATAに。と言っても待望の新人ではなく、取引先の社員の子を預かるという特殊なカタチ。僕とは一回り年下で、スタッフのバンさんとはオタクの共通点。2人は早くも意気投合(珍しいことに)。もう「絆」の文字が見えつつある。期間限定で新しい風が吹いてます。

Date: 15/05/08 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1904

びわこ地球市民の森|守山市水保町

デザインのスタイリング(表現)部分を人に頼ると決めてからの方が、アンテナの感度がむしろ良くなった。目に止まる表現を無意識に、そして楽しんで吸収する自分がいる。きっと「やらなきゃいけない」が、軽くなったから。末っ子という生き物には、適度な自由が欠かせないのかも知れない。持ち味の活かし方は人それぞれ。持ち味もそれぞれ。

Date: 15/05/07 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1903

drops of water

休日出勤が少し億劫でもスッキリしない天気でも、シャッターチャンスひとつ見つかれば気分は少し晴れやか。今日は水滴にココロ惹かれた。撮ったものはぜんぶ過去でも、カメラは「前向き」をくれる。

Date: 15/05/04 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1902

びわこ地球市民の森|守山市水保町

帰省した姉曰く、甥っ子の中で僕はオリラジの“あっちゃん”になっているらしい。友だちの娘も、テレビで彼を見るなり同じことを言うと聞いた。つながっているヒゲのせいだ。武○伝覚えたら喜んでくれるかな、なんて思ってすぐやめた。「アゲぽよ〜」の方がいない。今さら覚える怖さもハンパない。

Date: 15/05/03 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1901

びわこ地球市民の森|守山市水保町

急激な気温差のせいなのか何なのか、体調崩しぎみの人が周りに多い。休み中に少しでも良くなればいいね。

Date: 15/05/02 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1900

green,green,green

本格的にデザイナーからアートディレクターへ移行する作業は、見た目そのままで内臓ごっそり入れ替えるような感覚。見えないエネルギーがたっぷり要る。アタマでは分かっても、カラダはうまく動いてくれない。とはいえ急場しのぎで作ったカラダは弱い。どうせならタフでいたいから、じっくりやる。思い描くイメージはけっこう明るくて、楽しい匂いもする。

さて明日から5日間GW休業をいただきます。丸ごとは難しくても、なるべく休んでカラダを整えます。皆さんもよい休暇をお過ごし下さい。

Date: 15/05/01 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1899

a tree

今日、イメージの摺り合わせ中に「愛でる」ということばが出た。あ、それですね、と共有。愛のつくことば。最近になって気が付いたけど、「カワイイ」にも愛は隠れてる。きっと恋より馴染み深い。

Date: 15/04/27 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1898

a flower

リズムは気にする。言葉で説明しきれるものではないけど、だからこそ大切に。リズムが良くない時は、意識が自分に向きすぎていることが多い。そういう時の自分はあんまり信用できないし、誰かと話したりしながら、自分との対話を遮断する。気持ちを外に向けて、「独り」から「一人」へ感覚を取り戻す。その繰り返し。自分で自分は見えにくいから、そんな誰かがいることに感謝。

Date: 15/04/25 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1897

ひこうきぐも

この間の休みでココロは十二分にリフレッシュしたもののカラダは別で、その限界がきのう来た。お客さんの話はあんまりアタマに入ってこないし、話してても頓珍漢な方へオチが向かう。車の運転でも進むべきルートとは違う道を走るし(方向音痴とは別で)、何か考えようとしてもうまく考えられない。まるで自分が自分じゃないような一日。

おかげでいろんな人に迷惑をかけてしまった。熟考する仕事が集中したのもあるけど、いつも続けているカラダのケアを欠かしたことが致命的な原因。自分の体たらくで周りを不快にするのは本当につらい。同じことを2度と繰り返さないための記録として。

Date: 15/04/24 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1896

詩仙堂|京都市左京区

きのうの休みは詩仙堂(写真)へ。疲れは溜まっていたけれど外には出たい、そんな気分にぴったりの空間。観光時期とGWとのちょうど境目で、ほとんど貸し切り状態。誰に遠慮することなく、心置きなく2人ゆっくりまったり。考えることから解放される代わりに、自然美から感じることがたっぷり。僕のオンとオフは「考える」と「感じる」なのかも知れない。枯山水の美しさにも改めて気付いた。穀雨の翌日、天候にも恵まれた。

Date: 15/04/22 Photo: iPhone 5

1895

怒

今朝は小浜へ出張…のはずが運転途中にボンネットから煙が出てちょっとしたパニックに。やれレッカーだの代車の手配だのしてる間に半日が過ぎ、今日はやるべきことの半分も叶わず。お客さまにもご迷惑をおかけしました。こんな日もあります。僕の代わりに「オーバーヒートしたらこうなるよ!」と警告してくれたのかも知れないな。車の構造には詳しくないので、死ぬんじゃないかと焦りました。隣に誰も乗せてなくてよかった。こんな日もあります。

Date: 15/04/20 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1894

benches|滋賀県草津市

感覚って素直。言われて印象に残った言葉のひとつ。確かにそれは揺るぎない。鈍ることはあっても、ひねくれたりしないもんな。感覚って本当に素直だ。スナ王だ。

Date: 15/04/18 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1893

package|JAPANAIL

ネイルチップのパッケージをリニューアル。今その出稿を終えたところ。あとは印刷会社にお任せ。イメージ通りに完成して半安心、イメージ通りに伝わって一安心。イメージ越えたら大いに喜ぼう。それまでの時間はドキドキが止まらない。慣れることはないし、慣れることがあってもいけない。

Date: 15/04/17 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1892

gallery a

超がつくほど天然な仲間がいる。そんな彼に対して「個性がない」という人もいる。僕には不思議で仕方ないけれど、それこそ仕方のないこと。見えてるものが違う。

僕は僕で基博に似てる、そう言われ続けてる。6年以上一緒にいるスタッフにさえ未だに言われる。我ながら基博の兄貴より似てるなぁと思う時もあるけど、似てないという人もやっぱりいる(近い人ほど言わない)。見えてるものが違う。それぞれ違う。

Date: 15/04/16 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1891

a lot of people

ひとりで何とかしようなんて、もう全く思わなくなった。見えにくいことでも、自分にとっては大きな変化。頼れる人がいるおかげ。

Date: 15/04/15 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1890

illustration

イラストを描いた。頼まれた時は、相手の喜んでくれる顔が見たくて描いてきた。今回は気持ちを変えて、ただ被写体のことだけ想って描いた。元気いっぱいだな、とか、ほっぺは柔らかそうだなとか、そんな風に。すると「線が生き生きしてるね!」と褒められた。自分でも描きながらその感覚はあった。こんな線も描けるようになるんだなぁと、不思議な気持ちになる。

Date: 15/04/13 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1889

sunset

今日のランチは、瀬田にあった居酒屋「ひろち屋」のご主人が開いた「オモヤキッチン」へ。ひろち屋へ行ったのは数年前にたった一度きり。それなのに僕の名前を覚えて下さっていた。名乗った記憶さえないのに、ものすごく嬉しい。日替わりのカキネギソテーも美味しかった。

きのう、アートディレクター仲間のハッシーから「自分だけのコレ!という武器が欲しい」そんな話を聞いた。伝わりやすくはないかもだけど、こういう事も立派な武器(という表現はふさわしくないけど)だよ。最近は人と深く関わるのがものすごく楽しい。エネルギーはたくさん使うけど、エネルギーを使うから楽しいのかも。

Date: 15/04/11 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1888

policies

スマホやめますか、と言われて素直にやめられる人はきっと少ない。僕のものさしは“ココロの可動域”が狭くならない程度で。自分の世界に入り込み過ぎない距離感で。何もスマホに限らない。仕事も、人間関係も。そうやって関われたら、自ずとココロは広がるんじゃないかな。どうだろ。

Date: 15/04/10 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1887

jump

まだうまく言葉では伝えられないけれど、0から1を生み出すことに長けているらしい。意図的に訓練したことじゃないから、周りに言われるまでピンとこなかった。

Date: 15/04/09 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1886

sakura

いわゆる“花見”はしなかったけど、いろんな所で目に触れた。すでに満開のピークは過ぎて、舞い散る花びらを愛でる頃。今年もありがとう。

きのうは大切な人の誕生日。桜湯から始まる、ちょっと贅沢なランチでささやかにお祝い。豊かな感性に驚かされたり、自分とは違う優しさに気付かせてくれたり、一緒にいるだけで癒されたり、でも時々さっぱり理解できなかったり。ぜんぶ含めて楽しいよ。いつもありがとう。

Date: 15/04/08 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1885

circles

春は眠い。今日の第一声は「眠いなぁ」。春は一日中眠い。眠たいのに、きのうの夜は眠れない気がした。実際あまり眠れなかった。月の満ち欠けと関係あるんだとか。僕は星座も信じるし、同じくらい月の持つエネルギーみたいなものも信じてる。星座には石井ゆかり先生がいる。だけど月は誰に習えばよいのやら。

Date: 15/04/06 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1884

cokedama|寿長生の郷

桜につい目が行きがちな中、仕事場の観葉植物もスクスク育ってます(水のやり方も変えたことだし)。日々の繰り返しの中にも、小さな変化は詰まってる。みんな注目してなくたって、別にいいじゃない。

Date: 15/04/05 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1883

炭山陶器まつり

宇治川で開催中の炭山陶器まつりへ。約30店舗の窯元さんが揃う。年末のAつMATAで不足していた酒器(主にぐい吞み)の買い足しと、ついでに仕事場の湯飲みも新調。手ごろな価格で気軽に買えて、ちょっとした気分転換にも。桜も見頃でした。

Date: 15/04/04 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1882

vinyl house

見えない時間が増えてきた。同時進行してるパッケージの案件が特にそう。ある機能を果たすために、選んだ加工は最適かどうか、もっと相応しい素材はないか、そもそもこのデザインでいいか。イメージの中では完璧でも、やってみなければ分からない。過去に似たような事例があっても、丸ごと適用できるとは限らない(だいたい使えないことが多い)。数々の検証と試行錯誤の果てに「当たり前のもの」はできている。その過程を楽しむ裏方の仕事。

Date: 15/04/03 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1881

みたて農園

ゲーム会場に向かう前に、最近仲良くしてもらってる「みたて農園」の立見さんに長浜〜木之元を案内してもらう。車窓から湖北の風景を眺めながら、まずは立見さんの農園、そして冨田酒造、つるやパン、D&DEPARTMENT滋賀の候補地、菓子乃蔵 角屋、菓匠禄兵衛など立ち寄ってもらい、時々食べ歩き。道中、ずっとずっと気になり続けてるラーメン屋「梅花亭」のお店の方とも偶然に出会えて、しばし立ち話。五感をたくさん働かせて、その土地の空気を感じるのが僕は好きだ。単なる安藤克也として自分の住む滋賀という土地を知りたがるこの頃。

Date: 15/04/02 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1880

game|guu

カードゲームにハマっている人たち、にハマってる。きのうは長浜の古民家イタリアンレストラン[guu]にてそんな集まり。食事しながら優雅にゲーム、ではなくゲームの合間にカロリー補給するという、大人が醸しそうな空気にはやや遠い部活ライクな雰囲気。

game|guu

世界で人気の、だけれども聞いたことのないゲームを分かりやすい解説付きで。きのうも5〜6種類のゲームを初体験。あっという間に童心に返り、あっという間に楽しい時間は終わる。

game|guu

これ楽しかったなぁ。またやりたい。大人こそたくさん遊ぼう。

Date: 15/04/01 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1879

IMG_6777

兵庫県立美術館にて開催中の「建築家・ガウディ × 漫画家・井上雄彦」へ。

同じ名字の著名な建築家がいるのに、建築にはとんと疎い。ガウディも然り。そんな僕でも存分に楽しめたのは、井上さんの漫画があってこそ。かつて「最後のマンガ展」で体験した、気がつけば自分が宮本武蔵の世界に存在するような錯覚を今回も味わった。あの時間、確かにガウディの中にいた。

分かりやすく、それでいて深い。子供の頃に誰もが一度は読んだ「マンガ世界の偉人」を、圧倒的な表現力とスケール感で具現化したと言えなくもない今回の特別展。実際、小さい子でも楽しめそう。特に興味深かったのは、ガウディのアーティスティックな面のみならず、クリエイティブな一面や、建築家として実直な仕事のスタンスにまで触れていたこと。偉大な人とは知りつつ、自分と共通する点も少なくなかった。

最後のシーンに描かれた、ガウディの表情が忘れられない。魂が惹きつけられるように、ついまた足を運びたくなる。

Date: 15/03/31 Photo: iPhone 5

1878

blue

「今は細かいことにこだわってたらアカンでー」と、本能が教えてくれる。この人と話した方がいい、この本を読んだ方がいい、あの場所へは行かなくてもいい。自分の意志とは別に、そんな直感じみたものがここ数ヶ月ずっと続いてる。けっこう頼りになるもんだから、まさに「光の射す方へ」という感じ。ドキドキするけど、楽しいんだ。いやドキドキするから、か。

春は出会いの季節。新しいスタッフ(Webデザイナー)募集しています。詳しくはこちらのページで。

Date: 15/03/28 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1877

tricolore

新しいカメラを買って一番良かったのは「とにかく楽しい」こと。JPEG撮って出しの精度も高くて、写真をブログにUPするまでの時間も短くなった。タテだのヨコだのカラーだの、自分の中の細かい決めごとなんてすっかりどうでも良くなって、シンプルにその楽しさを伝えたくなった。これぞデザインの力だなぁ。

Date: 15/03/27 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1876

寿長生の郷|滋賀県大津市

10年目ともなると「そんなに続いてすごいですね」と褒めてもらえるんですが、そんなことより「いい仕事しますね」と言われるようにならないと。

Date: 15/03/26 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1875

not a green

少し前に二条の“cotoha”へグリーンを観に行った時、スタッフの方に聞いた水やりの説明に感銘を受けた。前から「鉢からこぼれるくらい水をあげないと根腐れする」とは聞いていたけど、感覚としてはずっと掴めずじまいで、そういうものなんだなぁと、言われるがままにそうしてた。

そんな積年のモヤモヤが、たった一言「土の中に新鮮な空気を入れてあげる」でスッキリ解決。イメージがぱぁっと広がって、これまでの単純作業にしっかりと意味を感じられるようになった。なるほど、植物にも呼吸が必要なんだ。そう考えると愛着もひとしお。こういう「気付き」が大好物。

Date: 15/03/25 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1874

寿長生の郷|滋賀県大津市

毎年1〜2月は仕事ものんびりしてる。今年はそれがない。アレおかしいな?と思って周りの人にも聞いたら、みんなそうだった。はてさて。季節の変わり目なこともあって、ぼちぼち疲れが溜まってきているように感じる。倒れた人も何人かいるので、どうか皆さん気を付けて。

僕は、休む時はしっかり休んで無理のないペースで日々過ごしてます。曜日感覚だけ犠牲にする代わりに、あとは直感優先で自由に。そういう時間が今は大切。

Date: 15/03/24 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1873

ざんぐり綾富|京都市下京区

鉛筆をよく使う。芯材の黒鉛は黒すぎず、線にも適度な遊びがあってアイディアスケッチに一番しっくりくる。料理人における包丁のようなもの。今年どれだけ包丁の技術を上げられるかで今後の動きが大きく変わる。

Date: 15/03/24 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1872

guys|gallery a

知り合いの画家(写真左)の個展へ。

街中で雑誌や広告を見ていると、無意識に制作プロセスの分解が始まり勝手に疲れてしまうことも少なくない。最近はお土産のパッケージ案件に関わっているせいか、プライベートの旅行でも仕事のスイッチがよく入る。その反動もあってか、絵を観る時はとことん気楽に。難しい事は考えず、あくまで感じるままに。雑談しながら、でも視界には作品がちゃんと見えている「絵のある空間」で過ごすひとときが心地よかった。

Date: 15/03/22 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1871

winter trees|京都市西京区

今朝、叶匠壽庵会長・芝田清邦氏の訃報を知る。直接お会いしたことはないけれど、身近な人から御仁の魅力をよく耳にしていた。お会いしたい気持ちでいっぱいだっただけに、今回の急逝は本当に悔やまれる。心よりご冥福をお祈りします。

Date: 15/03/20 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1870

a business card by katsuya ando, on Flickr

名刺を変えた。レイアウトは前回のまま、紙とインクだけ変えた。紙の選定については身近な人に相談して、あえて自分が選ばなさそうなものを選んだ。そうやって遊びながら生まれる化学反応みたいなものが、この頃は楽しい。まだまだ遊び足りない。

Date: 15/03/19 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1869

birds|滋賀県大津市

コミュニケーションツールが増えても、触れにくい話題には触れにくいまま。政治も、震災も、仕事も、お金も、恋愛も、夫婦も、家族生活も、日々の暮らしも、腹を割って普通に話せる関係づくり。今そんな事に興味があって、少しずつそうしてる。

この間10年来の仕事仲間とお互いの給料について話したら、より深いところまで共有できる関係になれた。生きる上で肝心なことにこそ、なるべくいろんな“生の意見”を取り入れたい。自分ひとりの考えは、大したことなんてないんだから。

Date: 15/03/18 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1868

小汐井神社|滋賀県草津市

dp3 Quattroは万能選手にあらず。限られた条件で飛び抜けたチカラを発揮してくれる個性的な一台。守備はザルだけどホームランを量産するメジャーリーガーとでも言うか。いびつなカタチで携帯性は悪いし、バッテリーも一日持たない。高感度にめっぽう弱いくせに手ブレ補正機能もない。全くもって使い手に優しくない。でも、こんな一枚が撮れる。その場の空気ごと焼き付けてくれるかのよう。世話が焼けるだけに、すぐに愛着が湧いた。

Date: 15/03/16 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1867

DP3Q0038

新しいカメラの仲間入り。SIGMA dp3 Quattro(で撮影したのがこの写真)。評判通りの解像感に、新しい細胞が活性化しそうな予感。18きっぷの季節だし、使い慣らしがてら電車でぶらり旅するのもいいかも。

Date: 15/03/14 Photo: SIGMA dp3 Quattro

1866

hygge|下京区西新屋敷中堂寺町

結果の善し悪しとは別に、何となく煮え切らない感じが続くこの頃。変化の途中だからだと、おおかた見当はつく。どうあれ欠かせない時間。人間の細胞がすべて生まれ変わるとか筋トレの効果が出始めるとか、そんな時に「3ヶ月」という言葉を耳にする。真意のほどはさておき、当てにはしてる。

Date: 15/03/13 Photo: iPhone 5

1865

a public bath

諸事情あって、しばし風呂なし生活。温泉好きだし苦でもないかと思いきや、実際はなかなかの苦行。毎日通うのは、歩いて行ける範囲でないと気持ちに優しくない。正直おっくう。汗を流す場所を失うと、生活のリズムがこんなに大きく崩れるなんて。仕事終わりのジョギングを封じられたのが思いのほか辛い。

無いなら無いで今までと違う視点も見えてくるもので、それを楽しみと錯覚させては日々やり過ごすのがせめてもの救い。帰る風呂があってこその温泉。

Date: 15/03/13 Photo: iPhone 5

1864

_DSC7717

防災セットは2箇所に置いてある。仕事場と、車の中。ライトはつくか、充電器は動作するか。買いそびれたものの補充も兼ねて、今日はその点検をする日。

「忘れない」なんて言ったところで、忘れてしまうのが人間というもの。身の回りのことで精一杯だったりする。でも嬉しいことに、本当に忘れたくないことには、僕たちは忘れない工夫や努力ができる。大切な人との記念日、失った人の存在、仕事のアポイントなんかも。そういうのは、ちゃんと覚えていられる。違うのは、受け入れられるかどうかだけ。

現実を直視することが、いろんな事から逃げ腰だった僕が4年前に学んだ唯一のことかも知れない。とはいえ人生は重く苦しい。しんどくなった時は逃げて、また向き合って、の繰り返し。セットは気仙沼で知り会った方の意見を参考に揃えたもの。忘れないための工夫のひとつ。悲しいことは、なるべく繰り返さないように。

→2013年に行った東北(福島〜気仙沼)レポートよかったらご覧ください

Date: 15/03/11 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1863

_DSC7700

一ヶ月で10キロ痩せるより、体重を維持し続ける方がずっとエネルギーがいる。前者は分かりやすく伝わり、後者は見えにくい。真実は見えにくい所にこそ多いし、自分ひとりでは辿り着けない。

Date: 15/03/09 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1862

the curtain|神戸市灘区

自分を受け入れるには勇気がいる。やっぱ怖いから。残酷な行為だから。そんな「大きな一歩」を踏み出せたら、もう何だってできそうな気がする。泣くほど嬉しいって、ホントにあるんだな。

Date: 15/03/07 Photo: iPhone 5

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ninkipen!_今津康夫

お願いだから外野は黙ってて欲しい。みんな全力で悩んで、一所懸命もがいてるんだから。ここまで腹が立ったのも珍しい。

建築家・今津さん(ninkipen!)の笑顔で癒さ・・・少しだけ癒されます。

Date: 15/03/04 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1860

a house

昔は「飄々としてる」ことが自分らしさにも思えたけど、いつのまにか直球型に変わってた。今の方が何倍もエネルギーを使うし、時々ぐったりもするけど、得られるものが同じく何倍もある。

Date: 15/03/02 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1859

like a bell

これでもか、ってくらい、人に頼りまくってます。「頼る人」って、なんかいい。弱さあっての強さ、みたいな。

Date: 15/02/28 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1858

a shop

今日は小浜出張。この間のギフトショーお疲れさま会と、次の展示会へ向けての打ち合わせ。道は切れ目なく続く。深く潜って地上に上がり、一息ついてまた別の海へ深く潜る。最近の仕事はそんなイメージ。なんか海女さんみたい。

あんこ好きのくせに、今年はたい焼きを食べてない。どら焼きも大好きだけど、久しぶりに食べたいな、たい焼き。鯛は時々、食べるのに。

Date: 15/02/27 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1857

trees

今年は自分の〝アカン〟部分と、とことん向き合う一年になりそうです、というか、もうなっています。いろんな人に気付かせてもらえて、感謝の気持ちが止まらないのです。

Date: 15/02/26 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1856

a pottery

日本酒好きの僕にとって鬼に金棒というか、どうも肝臓が強いらしい。あんこも好きだから、きっと餡臓も強いはず。

Date: 15/02/25 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1855

a black cat

見えないものを見失うほど、見えるものに目を奪われすぎていないか。

Date: 15/02/23 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1854

a freight car|岐阜県美濃市

漫才だってテレビで観るより劇場で見た方が断然おもしろい。その場にいてこそ感じられるものがある。メールのやりとりより直接会って話した方がおもしろい。メールでお酒は呑めないし。だけど絵文字のおもしろさは、話し言葉では味わえない。それぞれ「いいとこ」がちゃんとある。

Date: 15/02/21 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1853

printing

印刷の立ち会いで、古巣の会社へ。どれだけ経験を積もうと現場で学べることは無限にある。10年ぶりに話す人もいたのに、変わらず優しく接してくれてありがたい。快くワガママ聞いてもらえる環境は、そう多くないもの。

Date: 15/02/20 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1852

a home

ともすれば一人でも生きていけそうに思える時代だからこそ、人と深く関わることは難しい。それでいて楽しい。

Date: 15/02/19 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1851

a fruit

人の目に触れないと、言葉もたぶん、痩せてしまう。豊かな独り言、なんてあるのかな。

Date: 15/02/18 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1850

提灯|東大寺

クリエイティブにいちばん不可欠なのは、きっと愛情なんじゃないかな。

Date: 15/02/16 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1849

a song

今日で37歳。情愛と情熱を絶やさない、そんなテーマで行きます。

Date: 15/02/14 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1848

Lake Biwa

マツモトクラブ優勝。誰が何と言おうと。

Date: 15/02/13 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1847

young leaves

若葉の姿がちらほら。大きな仕事が一段落したり、気分も少しずつ晴れやか。まだまだ寒いけど、立春も過ぎれば気持ちに春を感じずにいられない。湖北で暮らす人には「まだ早い」と一喝されそうだけれど。

Date: 15/02/09 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1846

タカアシガニ|海遊館

夜の海遊館。

どの生き物もそれぞれかわいく愛らしくカッコよく、見てるだけで楽しい。それに何というか、みんな無理してない。周りの目線が気になるとか、何かに追われているとか、妙に個人プレイしてるとか、そういうのを感じない。親子や仲間同士でカラダを擦り寄せたり群れを成したりが、ごくごく自然の姿に見える。すべて生存のため、だったっけ。東京帰り直後なのもあって、ひときわ癒されました。

Date: 15/02/07 Photo: iPhone 5

1845

大倉山駅前|横浜市港北区

ギフトショーの他に、東京(と神奈川)で3名のお客さまと打ち合わせ。さすがに疲れた、けれど、それぞれに楽しみな案件。どれもがまず「整理する」ことから始まる。そこに価値を感じて下さってもいる。整理して足場を安定させた後、どれだけ「うわもの」を魅力的に出来るか。整理するチカラとは違って、ある種の爆発力がいる。

Date: 15/02/05 Photo: iPhone 5

1844

Tokyo International Gift Show Spring 2015

東京インターナショナルギフトショーへ。ブース出展されるスタイル・オブ・ジャパンさまのサポート役で。

前回の反省点を踏まえて、具体的な改善を着実に行った今回の反応は上々の様子。まずは興味を持っていただくためのアイキャッチ、自然と中に入りたくなる導線設計、少しでも長く滞在してもらうための仕掛けなど、ふだんWebでやっているロジックを空間に置き換える(本来は空間が先なのだろうけど)。Webと比べて実際に人が動く分、興奮の度合いが違う。やっぱり現場が性に合う。

Date: 15/02/05 Photo: iPhone 5

1843

みたらい渓谷|奈良県吉野郡天川村

言葉に気持ちが乗って初めて伝わるものがある。気持ちが乗るには、情熱が不可欠。意識して乗せるんじゃない、自然に乗り移る感じ。それを言霊というのかも。技術とはまた違うし、慢心すると、時々いなくなる。

Date: 15/02/02 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1842

廣榮堂竹田・廣榮堂本店

背伸びせずに守る場所を全力で守り続ける人、外へ出て世界を広げ続ける人。どちらも魅力的で、どちらもかっこいい。僕はその両軸を行き来するのが肌に合う。どっちつかずと言われても、たぶんそれしかできないし、そこに価値を感じてもいる。

Date: 15/01/31 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1841

_DSC6630

今日はロゴデザインのプレゼンテーション。

そのお客さまとは初めての仕事でしたが、採用されるであろうもの、迷われるもの、そうでないもの、隅々まで感覚を共有することができました。選ばれたのは、最後の最後まであきらめなかった案。あきらめ知らずの子に影響を受けて、僕にも粘りが出てきた。やっとひとつ、大きな肩の荷が下りました。

プーさんの名言、いいなこれ。1、4、6、8、11、12が特に。

Date: 15/01/30 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1840

日牟禮八幡宮|滋賀県近江八幡市

病院、ベーカリー、そして歯医者へ訪問する毎月恒例の日。帰ってから来月のギフトショーに向けての最終調整、それと別件で印刷の紙選びについて打ち合わせたあとロゴデザイン制作。今日は朝から「一日を気持ちよく過ごす」と決めて、その通りの一日になって言うことなし。滋賀の神社はステキなの多くて好きです。カラー写真が続いていますが気まぐれです。

Date: 15/01/29 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1839

_DSC2251

良くない方の意味で慣れてしまっていたことを、見直してみる。今ある幸せにもう一度、感謝。森だけを見ていないか。ちゃんとココロを込めているか。

Date: 15/01/28 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1838

_DSC3904

自分を支えているものを失うって、怖い。

何年間も地道に積み上げてきたいくつかの技術を手放し始める。求められるものは次第に変わり、自分だけの武器を磨き上げる必要が出てきたため。「何でも自分でやれる」では済まなくなった。

言うは易く行うは難し。実際やってみると、鬼ヶ島に着いた途端に家来が一斉に逃げ出したような状況。急に自分が頼りなく思えて、不安と恐怖がつきまとう。あげく自信まで失う。これには驚いた。だからと言って逃げるわけにいかない。ラクじゃない方の道を進んだことは、きっと間違ってない。まず自分を認めることから。

と言いながら、今ちょっと逃げてる。そんな時があってもいい。人間なんてそんなもの。ずっと気を張るのはしんどいから、少しずつ変わればそんでよし。焦ってうまく行くことはひとつとして無い。ラクに行くのだ。

Date: 15/01/26 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1837

琴平駅

熱湯では玉露の甘みを引き出せない。一般的に言われるのは50〜60℃。

人にも適温がある。だれかれ構わず100℃で接しては、ともすれば自分本位になりかねない。温度を見極めて、なるべく相手の良さを引き出したい。「この人何℃だろう」なんて見ることはないけど、経験と感覚を頼りに、いつもそんなことをしてる。遊んでいるようであり、心地よくなって欲しい気持ちもあり。そんなことを思わせない人が、僕にとって一番居心地がいい。ラクなのがいい。

Date: 15/01/24 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1836

絵馬|金刀比羅宮

ゆっくり時間をかけて、じっくり育てたい。その空気ごと。

Date: 15/01/23 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1835

厳魂神社(奥社)|金刀比羅宮

言葉にできないことは、無理に言葉にしなくていい。

Date: 15/01/22 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1834

金刀比羅宮|香川県琴平町

できないことがたくさんあるって幸せだ。その分、誰かと補い合えるんだから。

Date: 15/01/21 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1833

石燈|香川県多度津町

ただ好きでやっていることがある。それだけでもう幸せだったりする。

Date: 15/01/20 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1832

women|金刀比羅宮

しんどい時でも相手を思いやる。そんなやさしい気持ちに、カラダは応えようとする。

Date: 15/01/19 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1831

参拝|金刀比羅宮

自分が見えないなら、誰かに見てもらえばいい。誰かを信じればいい。それだけだ。

Date: 15/01/17 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1830

snowing|香川県仲多度郡琴平町

一人で背負い込むのはやめる。それが当たり前だったから、やめ方が分からないけれど。

Date: 15/01/16 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1829

金刀比羅宮|香川県琴平町

商業写真よりスナップを撮り続けたい。物語が浮かぶ一枚を。

Date: 15/01/15 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1828

金刀比羅宮|香川県琴平町

事実は揺るぎない。でも事実は真実じゃない。

Date: 15/01/15 Photo: Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1827|別紙はダメよ〜

金刀比羅宮|香川県琴平町

1368。

金刀比羅宮の奥社へ辿り着くまでに上る階段の数(本宮までは785段)。延々と階段が続くわけでなく、道を挟んでまた階段、の繰り返し。思ってたほどではない。奥社の空気はとても澄んでいて、清々しい気分になりました。忘れた頃また行きたい。

奥社に着いて御朱印をお願いすると、なんと繁忙期は前もって別紙に書かれたものを買う仕組み。「確かに対応しきれないもんなぁ」と、アタマでは理解したものの決して納得はできず、裏技ぎみに他の場所で書いてもらうことに成功。こういうのが旅の醍醐味のひとつ。一人でおみくじ引く勇気がなかったのも。

Date: 15/01/10 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1826|マリンライナー

金刀比羅宮|香川県琴平町

香川県・金刀比羅宮(ことひらぐう)へ。通称「こんぴらさん」。

岡山駅〜高松駅間をつなぐマリンライナーを利用すれば、18きっぷでも四国に行ける。その情報を知って、この旅の目的地に決めた。車窓から見える海(瀬戸内海でいいのかな?)に癒される。日常で海が見えるって、すごく羨ましい。道中、吹雪いて少し慌てたけど、SNSを見ると滋賀県の方がもっと大変なことになってて「これしきで騒いでゴメン」と、ちょっと複雑な気持ちに。こっちはこっちで、すごかったんだけど。

Date: 15/01/07 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1825|2015年もよろしくお願いします。

初詣|金刀比羅宮

新年あけましておめでとうございます。今日から営業開始です。

休みの間は溜まっていた疲れを癒し、相も変わらず18きっぷで旅に出ました。その辺りは小出しにしながら、今年もこの「アマタノアタマ」にお付き合いいただけると嬉しいです。

今年は原点に立ち返る。つまりデザインから逃げない。今の自分を認めて、チャレンジし続ける。そこに力を注ぐ。こんなスタンスですが、どうかまた一年よろしくお願いします。その代わりいろんな人に助けてもらうつもりです。

Date: 15/01/05 Photo: Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1824|2014年もお付き合いありがとうございました。

鞍馬寺

今年はいろんな人に出会いました。いや、出会わせてもらえた。

僕は人が好きだ。でも関われるキャパはすでに越えていて、なるべく人が集まる場を避けていた。半端な関わりはかえって失礼だし、まず目の前にいてくれる人を大切にしたい、そんな気持ちが強かったから。きれい事だけでなく、たくさんの人と関われば関わるほど、煩わしいことも少なくない。そこに時間を奪われることにも抵抗があった。

そうやって自ら防波堤を立てていたのに、周りにお節介な人が多くて(笑)、あれよあれよという間に渦潮に巻き込まれては、知らない世界の片鱗をたくさん教えてもらった。すぐに井の中の蛙を自覚した。

闇雲に関わりを増やすことがいいとは思わない。時間はいつだって有限だから。それでも今の縁を紡いでくれた人には感謝してます。おかげで今の自分を見つめ直すきっかけにもなった。本当にありがとう。僕はデザイナーだけど、その根っこにある「人」の部分を見てくれる人が多かったのは嬉しかったな。

理想のバランスは未だに分からないけど、ゆらゆら両軸を行き来する今が一番いいか、なんて思ったり。難しいな。無理なく関わり続けられるカタチをこれからも模索し続けたい。魅力ある人は、たくさんいる。

さて、今日で2014年も仕事納め。ブログを読んでくれたすべての方に感謝します。もし良かったら来年も変わらずお付き合いください。毎日貴重な時間をいただき、本当にありがとうございました。

みなさん良いお年をお迎えください。2015年は5日より営業です。

Date: 14/12/29 Photo: iPhone 5

1823|作用

put a letter in an envelope

今日は字をたくさん書いた。そんな時期なんです。

字を書くのは好きだ。今どき何の価値も無いという人も多いかも知れない。だけど字のきれいな人には憧れる。手書きの文字は人の年輪まで感じさせる。

自分を出さなくとも生きていけるのかも知れない。出したくない人もきっといる。だけど本当に面白いのは、自分をさらけ出してから。そう思う。肯定の有り難みを感じるのは、否定される存在があってこそ。いいとこ取りしようったって、そうは行かないから面白いんだ(浪乃音さん以外はね)。

Date: 14/12/26 Photo: iPhone 5

1822|課題

Lake Biwa

年内最後の打ち合わせも終え、今日は事実上の仕事納め(あと2日残ってますが)。量だけで言えば今年は一番たくさん仕事した気がする。素晴らしい機会を与えて下さって本当にありがとうございました。

ただ、やり残した仕事も少なくない。たくさんの方に迷惑をかけてしまった。猛省しつつ、来年はきちんと対処したい。「同じことを繰り返さない」は、歴とした強み。とりあえず自分を管理してくれる人が欲しい。

自分がやりたいことも、どんな方とお仕事をご一緒したいかも、そして自分に何が欠けているかも、この一年ですごくハッキリした。そのためにチカラをつけ直す必要がある。もし叶うならバンドのように、一年間のソロ活動期間にでも入りたいところ。もちろんそんな時間どこにもないから、日常に組み込んでいく。まず本来の自分の役割を全うすることが来年の課題、です。

Date: 14/12/25 Photo: iPhone 5

1821|100円家族

five coins

0才、2才、10才、35歳、そして47歳。

おつりで渡された5枚の100円玉を見てふと、47年もの間ぐるぐる旅する100円と生まれたてのそれとが一緒にいることが新鮮に思えた。偶然にも家族みたいな構成で、さらに面白い。昭和54年の方が奥さんだろうなとか、こんな風に想像するのはいつも楽しい。

派手さはないけど、どこかホッとする。大勢の前で「これどう?」なんて言える内容ではないけど大事なんだ、こういうのも。人に評価されなくても、誇れるものはたくさんあるよ。それに気付いてくれる人も、ちゃんといる。

Date: 14/12/24 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1820|TalkingBlues

a pattern

本気で伝えたいなら言葉にも覚悟が要る。11年ぶりに一夜限定で復活した「古舘伊知郎トーキングブルース」を観て感じた。言葉に、というか、発する本人に、だけど。世の中が、覚悟を決めにくくなってるのかも知れないな。とにかく面白かった。無理してでも観に行けば良かった。

いろんな人に「最後の晩餐は何食べたい?」を聞くけど、最近は「私はこれだけは絶対やらない」というのを聞いて回りたい。何をやる、よりも、その人がよく理解できる、ことがある。アタマと直結した言葉が聞きたい。

Date: 14/12/22 Photo: iPhone 5

1819|環境

おこしやすB.A.P

ブランドづくりで関わっている仕事の催しで浜大津へ。お題は「おみやげ」。現場に出向くとアタマがよく回る。現場の空気を肌で感じるのと、出展者の話を伺うのは楽しい。来年はこの案件がひとつの軸になるので、この先どう楽しんでいくかを考える、のも楽しい。常に誰かが手を動かしている環境が要る。はてさて。

Date: 14/12/19 Photo: AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1818|さむい中あつい

AつMATA2014|GOODFOOD

ヒートテックonヒートテック。今日はそんな人も多かったはず。僕もそのひとり。さすがに寒かった。

今日は朝からお客さまの病院へ定期訪問のあと、そのまま歩いてパンスケープさまの新情報を仕入れに(しっかりパンも仕入れに)。変化の時はなるべくチカラになりたい。その後は仕事場に戻って用事を済ませたあと、再び京都へ。きのうに引き続いてまた撮影の仕事。今日の撮影はアドレナリン出っぱなしで我ながら熱かった。そうそう、この感じ。

Date: 14/12/18 Photo: AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1817|チャレンジが必要だ

AつMATA2014|GOODFOOD

撮影の仕事が続く。写真については自分の中で勝手に「できる」体にしてしまっていたのを、最近あらためて謙虚な姿勢で臨むようにした。写真以外でもそれは言える。あらゆることに自分で勝手に限界を決めてしまっていたように思う。もっと言えば、ラクをしていたのかも。

もっともっとチャレンジが必要だ。年内に気付かせてもらえて良かった。1人では本当に良いものは出来にくい。刺激し合える人がいてこそ。

Date: 14/12/17 Photo: AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1816|連鎖

AつMATA2014|GOODFOOD

週末のAつMATA、それに仕事仲間との忘年会をきのう終え、幹事の役目はこれにて終了。気が抜けたのと、この寒さでiPhoneのバッテリーが切れ今朝はアラームも鳴らず、久々にお昼前まで爆睡。苦労が報われるほど、どちらも楽しい時間でした。参加してくれたみんな、改めてありがとう。

その間に衆議院選挙も終了。悲観はいくらでもできるけど、自分ができる範囲で変えられる事もたくさんある(変えられない事もごまんとある)。自分にとっての幸せが誰かの幸せに繋がってくれたら、いい連鎖が生まれる。そんな“当たり前”をコツコツ実現したい。

Date: 14/12/16 Photo: AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1815|シーズン

入江のある街

忘年会シーズンの始まり。きのうはお客さまの忘年会にお誘いいただき永源寺まで。日帰りながら温泉が会場でした。楽しいです、そういうの。毎年ありがとうございます。

週明けは仕事仲間との集まり。AつMATAは地元の仲間や今年出会った人、お世話になった人への感謝の場。仕事仲間との方は「今年も一年やってこれたね」をみんなで労うもの。どちらも欠かせない時間。

Date: 14/12/13 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1814|期日前、AつMATA前。

gravity

今日は仕事の合間を縫って期日前投票へ。投票日に行けない事もないけれど、明日のAつMATAで翌日クタクタかも知れないことと、純粋に一度やってみたかったのと。結果は、より主体的に「政治に参加してる」感が強まります。平たく言えば“気分がいい”。

さて明日はいよいよAつMATA。今年も30人近くの人が集まってくれる。この時点でありがたくて、当日はなるべくストレスのないよう気を配るだけ。何回やっても慣れずに緊張する、と言いつつ最後は必ず楽しんでるけど今年はどうだろ。楽しんでくれたら嬉しい。

Date: 14/12/12 Photo: iPhone 5

1813|湯たんぽ

Nikon1

寝る時に湯たんぽを使う。これがすごく気持ちよくて、そのおかげか最近よく眠れる。起きてもまだ少し温もりが残っていて、意味もなく嬉しくなる。湯たんぽに使った水は、交換する時に花にあげる。小規模ながら無駄のない循環が生まれて、これまた嬉しくなる。

Date: 14/12/11 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1812|22回目の命日

近江富士|滋賀県野洲市

今日は父の命日。仕事の合間を縫って、墓参りへ。

ここ数日の間にいろんな事が起きて

少しココロが参っていたけど

墓前に立ったおかげで少し自分の「間」を取り戻せた気がする。

一緒に呑んだらどんな時間を過ごしただろう、

なんて叶わぬ夢を想像してもいいのが今日という日。

この頃は、母を通じて父を知る。父を知って、また母を知る。

Date: 14/12/10 Photo: iPhone 5

1811|あいしょう

a park

何が起ころうと前に進むしか許されない状況。後悔と反省を添えて。こんな時は考えすぎずに「とにかくやり切る」こと。ブログもとぎれとぎれ。でも調子はすごくいい。相性が合うって何より大切だ。

Date: 14/12/08 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1810|岡星(じゃないけど)

wonderful|大阪府交野市

当たり前のデザイン事務所。ここを目指す。やるべきことをして、まっとうな対価をいただく。休みの日は休む。仕事も生活のひとつに過ぎないと感じられるような、そんな「当たり前」を実現する。

デザインの仕事も「続けるのが難しい」職業のひとつ。よく言われるのは、夜は遅い、給料は安い、待遇は悪い、休みは少ない。30歳を目処に諦めた人をたくさん見た。でも、本当に楽しい仕事なんだ。だから余計に残念な想いがある。そういったマイナス面をぜんぶ無くせたら(まだ5合目にさえ達してないけど)、状況は一変するはず。そしたらきっと何かが起こる。僕はそれが見たい。

Date: 14/12/04 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1809|岡星(3)

栄喜知

小料理屋に4人も5人もいらない。せいぜい3人。これも最初に決めたこと。お客さまからは「人増やさないの?」、先輩からは「会社は大きくするしかないよ」なんて言われた時期もある。実際、慌ただしい日が続くと「4人目を雇おうか?」なんて揺らぐことはよくある。悩まない日の方が少ない。でも最後は「岡星だから」でグッとこらえられる。

写真は栄喜知にて。実在するお店の中でAMATAのスタンスに一番近い。良いものをなるべく気軽に提供してくれる、カウンター10席だけの小さな御料理屋。

Date: 14/12/03 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1808|岡星(2)

和の裏|京都府船井郡京丹波町

どんなデザイン事務所にするか考える時、他のデザイン事務所は参考にならなかった。ネットや雑誌でうわべだけは真似できても、肝心の中身がよくが分からない(働いたことあるなら話は別)。誰かに憧れてこの世界に入ったわけでもないし、考えるのに十分な情報がなかった。

そこで、飲食店に置き換えてみる。ファミレスにしたいのか、街の洋食屋さんにしたいのか、それとも料亭か。質、量、値段、サービスなどのバランス。今まで体験したお店を振り返る。その中で一番しっくり来たのが「岡星」。マンガなのも自分らしい。小さなお店なれど、必ず山岡さんのリクエストに応える所に共感を覚えた。それでAMATAの位置付けは“小料理屋”。10年目の今でもスタンスがブレないための役に立ってます。

Date: 14/12/01 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1807|岡星

tangoscape|竹野郡丹後町筆石

コンセプトの前にまずデザインを、なんて話はありえない。ありえないけど実際はごまんとある。それが現実。でも、歪んでるものは歪んでる。無視できない。

歪みはなるべく整える。今は週に一度、自分のカラダもそうしてる。放っておいたら、いつか悲鳴を上げることになる。仕組みだって何だって、例外なく悲鳴を上げる。その先に未来を感じない。

日本にはコンセプトがない。そう思う。しっかりコンセプトを作りましょう、そんな案件を今いくつか。ちなみにAMATAのコンセプトは「美味しんぼ」に出てくる和食料理屋「岡星」です。

Date: 14/11/29 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1806|気付いてナンボの人生です

渉成園|東本願寺

連休中、お直しの終わったカーディガンを受け取りに京都まで。想像していたよりもしっかり直っていて嬉しい。朝から幸先も良く、気分もいい。

破れたのは左肘。袖を通して驚いたのはその素晴らしい修復加減、ではなくて、間もなく反対側が破れそうだったこと。どうやら肘が傷みやすい作りになっていたみたい。再入院する日も近い(なんて骨体)。でもこれは、進歩です。

Date: 14/11/27 Photo: iPhone 5

1805|10年目にして今さら

軽/10

スタッフ・バンさん(旧バンビ)は定期的に何もしない休日を作っている。親友から誘いがあっても頑として断るんだそう。そうやって自分を整えてる。

僕の仕事の場合。予定の空いてる日に打ち合わせの予定を入れ続けた結果、デザインの仕事をする時間が激減していた。予定のない時間にデザインの仕事、が当たり前になりすぎていて、徐々にバランスが崩れていった。その時間もきっちり「予定」として組み込まないから、こんな事になってた。そこにやっと気が付けた。

何をするにも環境づくりが肝心。バランス考えずに予定を入れるからこうなる。すこぶる反省。フー

Date: 14/11/22 Photo: iPhone 5

1804|例のあの、センセも走るって言う、そんな時期。

texture|夕日が浦海岸

2日もブログを休んだ(ごめんなさい)。時々休むことはあっても、宣言なく2日空くことは無かったのに。自分でも初めての状況に今いる。ここを乗り越えるための一番の栄養は、誰が何と言おうと人のココロ。お酒やごはんであっても、その根っこにはちゃんとココロがある。

ココロを亡くしやすい時期。だけれども、それぞれの正義だけはしっかり貫きまっしょい。

Date: 14/11/21 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1803|充電モノは

栄喜知

ハンズフリーで通話できるイヤホンを買う。仕事場にいるとき、通話中でも両手が使えるように。主流はBluetooth、だけど選んだのは有線のもの。スマートさには惹かれるも、もう「充電モノ」はお腹いっぱい。モバイルバッテリーを携帯する人は増えても、ほとんどの人は持ちたくて持ってない(たぶん)。充電したいのは自分の方だと思う(たぶん)。

何のお祝いか知らないけど、今日はいつも以上に電話がよく鳴る。イヤホンはこれ以上も以下もなく、期待通りの仕事をしてくれる。

Date: 14/11/17 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1802|参りました

かりんと饅頭|新二宮餅|二宮市場

この間の電車での出来事とは別に、スマホを使う6〜70代の女性と話す機会が最近ありまして。その方はこう言いました。

「何でもすぐに情報が手に入ってすごく便利。でも便利すぎるから若い人には使い過ぎないで欲しい。私はもういいけどね。」と。なんかいいぞ、この感じ。海外に住む娘さんとSkypeを駆使し、LINEやfacebookも普通に使ってるらしい。30年前だったら“コンピューターおばあちゃん”と名付けたかも知れない。イメージで片付けられない現実がいっぱい。思わず飛び出したのが、タイトルの一言。

Date: 14/11/15 Photo: iPhone 5

1801|ととのえる

経ヶ岬灯台|京都府京丹後市丹後町

増えすぎてしまった接点を整理する。人より抑えてる意識はあるはずのに、それでもいつのまにか増えてしまう。まさに「常ならず」。

たくさんの接点を持ち続けられる人は本当にすごい。間違いなく才能のひとつだと思う。僕は割と早い段階でギブアップ。「増やさない」って本当に難しい。減らすよりずっと難しい。

Date: 14/11/14 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1800|隠れてた

経ヶ岬展望台|京都府京丹後市丹後町

奮発して買ったお気に入りのカーディガンが破れ、京都のお店までお直しに。こういう手間にゆとりを感じる。服ってやつは愛着が湧けば湧くほど、いつか着られなくなる日が来るのが怖い。別れがつらい。同じものに出会えること滅多にないし。一期一会だ。だからこそ大切にしようと思える。

と、書きながら気が付いた。「愛着」には「着る」の字が隠れてる。そういうことなのか。と、書きながら気が付けば1800回。

Date: 14/11/13 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1799|ほんやり

ななほんやり|七本槍(しちほんやり)

これ、正しくは「しちほんやり」なんですが、修正して「ななほんやり」になってる。直したうえで間違ってる。なんてこったい。だけど、よくあること。改善したつもりが悪くなった例と捉えれば、本当によくある。

「ひちほんやり」と書かれていたとして、「あ、これ違いますよー」と指摘したお客さんがいたとして、それでやっと納得できる。見えないものは見たくなる。

Date: 14/11/12 Photo: iPhone 5

1798|そばにいたいよ

海上タクシー||京都府与謝郡伊根町

きのうは北大路の蕎麦屋「おがわ」で鴨せいろをご馳走に。休日のお昼に蕎麦を食べる幸福感、何にも代え難い。妙に肌に合う。お昼ごはんとして利用する家族がいたり、恋人が来るまでビールと一品料理でしっぽりする女性がいたり、他のお店にはない多様性を感じる。気取らないけど心地いい空気感が、他国の文化に汚されていない聖域のようにも感じる。

うどんはうどんで終わるが、蕎麦は酒が飲める」と熱く語ってた専門学校時代の先生を思い出す。当時23歳だった僕は「何を言うてるんだこのオッサンは」と聞く耳を持たなかったけど、今思えば一理ある。僕も歳を取った。ただ、今でも全面的に肯定は出来ない。うどんで終わる潔さもまたよし。つまり麵が好き。

Date: 14/11/10 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1797|眠れる

wagon|夕日が浦海岸

仕事が忙しくなると自律神経が乱れて興奮状態が続いたまま眠れなくなる→睡眠不足で次の日を迎える→パフォーマンス落ちる。いいことがひとつもない。

そんな悪循環を絶つ救世主が、とんねるずの「細かすぎて伝わらないモノマネ」と「2億4千万のものまねメドレー選手権」。YouTubeで聴いてる(見ない)うちにいつの間にか寝てる。昔はそれが落語だった。学生の頃はANN。眠れない対策は十人十色。

Date: 14/11/08 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1796|LINEが立ち上がらないそうで

on my way home

今日は朝から電車に乗って三ノ宮まで打ち合わせ。途中、隣に座っていた70代と思われる女性に声をかけられる。すいません奥さま、僕には大切なh「ごめんなさい、これ何とかなりません?」。

何事かと思ったら、どうにもスマホの調子が悪いらしい。急遽、触ったことのないAQUOSスマホの不具合を対応することに。画面に大きく表示された「セーフモード」の文字。そりゃ困惑もするというもの(スマホにまでセーフモードがあるなんて知らなかった)。再起動で直ることを検索で見つけ、事なきを得たついでにブログのネタまで得た、というお話。

Date: 14/11/08 Photo: iPad mini

1795|TANABOTA BAG

a pine tree|竹野郡丹後町筆石

この頃はエコバッグをよく使う。スーパーやコンビニ、ベーカリー、SAでおみやげ買う時なんかにも使う。使えそうな時はなるべく使う。

気の利いたデザインの袋は捨てにくい。その結果、大して使わない袋がひたすら溜まる。D&DEPARTMENTみたいなリサイクル環境もない僕にとっては「必要以上に増やさない」が一番。とても気分がいい。

棚からぼた餅だったのは、エコバッグがコミュニケーションのきっかけを生むこと。「そのバッグかわいいですね」なんて言ってもらえて、レジで話す事が増えた。これは楽しい。要らないものは増えず、ふれあう機会が増えたのは本当にいい循環。ただしエコバッグという名前だけが一向に好きになれない。

Date: 14/11/06 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1794|井上雄彦「親鸞」屏風

井上雄彦「親鸞」屏風|渉成園

この休みは井上雄彦氏の「親鸞」屏風を観に、東本願寺の別邸・渉成園(しょうせいえん)まで。渉成園は10年以上前に一度行ったきりだけど、すごくいい場所。ちょうど天気も良く、散策しているだけで心が洗われる。

現存する方の屏風作品を観ることは、そうそうない。村上隆氏のような類でなく、何というか“王道の”屏風。この先もう二度と無いかも知れない。そう考えると、なんだか不思議な気持ちだった。

例えば僕が長谷川等伯の屏風を観て心を震わすように、何世代先の誰かがこの作品を観て感動する日が来るんだろうか、なんて事を考えた。親鸞聖人750回御遠忌の記念事業とは言え、その日は来る気がする。というか来て欲しい。世代を超えていろんな人の目に触れて欲しい。スラムダンクやバガボンドを全く知らない人が観たら、どう思うんだろう。

そもそも僕が今まで観てきた屏風は、当時どんな存在だったのか。献上するものか、こうして誰もが目にできるものだったのか、そんなことまで思い巡らせた。後者だったらいいな。「最後のマンガ展」もそうだったけど、自分という存在が今どこにあるか分からなくなるような、不思議な体験だった。やっぱ好きだ、井上さん。

Date: 14/11/05 Photo: iPhone 5

1793|AつMATA2014詳細

BIKE KYOTANGO BIKE|竹野郡丹後町筆石

今年もAつMATAの季節がやってきました。もし良かったらご参加下さい。

ー日にち

12月13日(土)18:30〜(22:30)

ーところ

GOODFOOD(滋賀県野洲)→詳しい場所

ー会費(調整中ですが、だいたいこんな感じ)

おひとりさま4,000円(税込/飲み放題つき)
小学生以上 1,500円
小学生以下 500円

ー定員

25〜30人くらい(先着順)

ー締め切り

12月6日(土)の23:59まで
※定員が埋まった時点で締め切らせていただきます。

ー参加できる人

申し訳ありませんが友人・知人のみとさせていただきます。

ーひとこと

どうぞお気軽にご参加下さい。肩書き抜きで、人と人とが集まるだけの楽しい会です。お一人でのご参加や、途中参加も大歓迎です。

ー飲み放題について

飲み放題は2時間です。2時間を超えた場合、有料にて追加できます(最後まで飲み放題のお酒も用意しています)。

ー参加のご連絡

僕にメールください(PCでもiPhoneでもfacebookでも何でも)。定員に限りがありますので、場合によっては泣く泣く参加をお断りさせていただく場合があります。その場合、このブログにて締め切りの告知を行います。また、行きたいけど予定が未定・・・という人もその旨ご連絡下さい。

ーここだけの話

来てもらえるかどうか毎年ヒヤヒヤしてます。早めにご連絡もらえるとホッとします。

Date: 14/11/01 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1792|本音

two children|夕日が浦海岸

例えばこのブログでも、照れくさくなるような内容を綴ったり、言葉を使うことが時々あります。それが理由でロマンチックだの何だの揶揄されることもあるけど、ミュージシャンの歌詞に比べたらカワイイもの。彼らはそれを何万人の前で歌う。それに共感する人もたくさんいる。少しも特別なことじゃない。

コミュニケーションツールを増やして、言いたいことは言えるようになったかな。投稿に思わず躊躇する時こそ、実は本音なんじゃないのかな。

Date: 14/10/31 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1791|万能なピース

a pair of beach sandals|夕日が浦海岸

今日は毎月恒例、打ち合わせ3種盛りの日。病院、ベーカリー、そして歯医者さん。それぞれ「次の段階」という言葉がふさわしい時期。すでに「次」へ移行したお客さまもいれば、もがきながら進もうとするお客さまもいる。そんな「動き」を肌で感じられることが、本当に光栄に思う。

僕はそこに「力を貸す」スタンスで関わりたい。時には「背中を押す」ことも。イメージは、自由自在にカタチを変えて、欠けてる部分にカチッとハマる万能ピースのような存在。

Date: 14/10/30 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1790|いきぐる

静かな時間|夕日が浦海岸

本屋の駐車場にもコインパーキングを導入する場所が増えてきた。ちょっと立ち寄りたいだけの時でも、わざわざ駐車券を発行しないといけない。正直なところ面倒くさい。

きのう行ったお店は、買わなくても30分は無料だったけれど、わざわざカウンターで駐車券を提示しないといけない。致し方ない事情もあるだろうけど、なんだかちょっと息苦しい。息苦しいのは嫌いだ。でも、そんな場所が増えてる気がする。

Date: 14/10/29 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1789|人を、愛情を

a surfer|夕日が浦海岸

きのうは日本酒のイベント「蔵元を囲む会」へ。今回は滋賀県・土山で「初桜」を造る安井酒造さんと、同じく堅田で「浪乃音」を造る浪乃音酒造さん。料理と一緒に、それぞれのお酒を楽しむ3時間。

日本酒の味は造り手に似る。蔵元さんに会ってお話しするたび思う。力強い方のお酒は力強いし、やさしい方のお酒はやさしい。ワインもきっとそうだろう。飲み物を通じて人を、愛情を感じられるって素敵だ。この間のお茶もそうだ。

Date: 14/10/27 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1788|貼って剥がして

footprints|夕日ケ浦海岸

やることを1枚ずつ紙に書き出しては、目の前に貼っていく。使うのは、名刺よりひとまわり大きなメモパッド。このブログを書いている時点で残り15枚。これでもだいぶ減った方。年内にはすべて刷新されるもの(たぶん)。

アタマの中やデータだけで管理するのは限界がある。特に曖昧になるのが、量の把握と優先順位。こうして紙で並べると量は把握できるし、順番もハッキリ(「しゃっくり」のイントネーションで)する。結果、やるべき事に集中できる。

レストランでズラッと並ぶオーダーメモを見るのが好きで、仕事場でも取り入れてみました。ひとつ終えるごとに剥がすその瞬間は、すごく気分がいい。

Date: 14/10/25 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1787|質の良い

a family|京都府与謝郡伊根町

きのうの夜は、お客さまがご招待して下さったお茶と音楽のディナーショーへ。椿堂茶補(伏見)のオリジナル手摘み玉露「手」のお披露目会、それにインストゥルメンタルユニット「ジュスカ・グランペール」のライブ。会場はアカガネリゾート京都東山1925。アカガネ=「銅」の意味。

小物から内装に至るまで随所に銅をあしらった、定員50名ほどの空間。お茶の新しいスタイルに触れながら、五感に響く音楽を存分に楽しみました。演奏から声が聞こえてきたのは初めての経験。目の前には当然、美味しい料理も。

あまりに上質なひととき。この体験や感動を、しっかり仕事に投影する。理論だけでこの仕事はできない。貴重な機会を与えて下さったことに感謝です。

Date: 14/10/24 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1786|出番

伊根の舟屋|京都府与謝郡伊根町

新規のお客さまのところへご挨拶に、菩提寺まで。仕事場から車で20分の場所。訳あってWebサイトに問い合わせ先を一切記載していないにも関わらず、ご連絡下さいました。もちろんお断りできるはずもなく。

「想いはあるけど伝えるのが苦手で、周りから何言ってるか分からないと言われる。」立て続けにそんな方と関わっているこの頃。そういう時期なんだと思う。表現できない気持ちを読み解いて、一緒にカタチにしていく。そこに自分の存在意義を強く感じます。

Date: 14/10/23 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1785|いねいいね!

伊根の舟屋|京都府与謝郡伊根町

予定では岐阜県の郡上に行くはずが、阪急百貨店で偶然「海の京都・丹後のたからもの展」なんてPRイベントを見たもんだから、心はすっかり京丹後に。一番の決め手は、伊根町にある向井酒造。世にも珍しいお酒に出会い、ぜひ行ってみたくなった。たまにはそんな決め方もいいね

伊根で買ったお土産を今日お会いした酒屋のお客さまに渡したところ、明日から親御さんが伊根に行くんだとか。なんとまぁ。

Date: 14/10/22 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1784|たんご

海の見える|京都府京丹後市網野町

タンゴ踊ってリフレッシュする人を僕は知らないけれど、リフレッシュしに丹後まで。京都駅から3時間も離れたところにある、京都の最北部。石川で言えば輪島みたいなもの。それだけ離れると、ふだん感じる京都とは全く別の空気でした。石川で言えば輪島みたいなもの。いやはや京都も広いや。

Date: 14/10/20 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1783|ついつい

acorns|島根県安来市

何もしなくても情報が流れてきて、欲しくないけどついつい手を伸ばしてしまう。回転寿司に置き換えたら、明らかに食べ過ぎというもの。それじゃデザートは入らないし、本当に必要な情報も入らない。何でも腹八分目くらいに「遊び」を感じます。

Date: 14/10/17 Photo: AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1782|音を立てた

a pigeon|島根県松江市

台風19号が去り、すっかり冷え込んだ。冬に、というか年末にグイッと引っ張られ、ハッキリとカウントダウンの音を立てた。「残り一ヶ月半かぁ」なんて本気で間違う人もチラホラ出てきた。もうそんな時期。

Date: 14/10/16 Photo: AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1781|想像力だ

出雲大社|島根県出雲市

二週間に一度のペースで通っているカイロプラクティック(と加圧トレーニング)を、週に一度に変更。この時期は決まって慌ただしいけど、ここまでするのは初の試み。年内は体力勝負。一日でも多く最高のパフォーマンスをするために、全力で働いて全力でリフレッシュ、の繰り返し。時間に余裕がないおかげか、思考に無駄がないのが嬉しい。足すとこ足して、引くとこは引く。

それはそうとキングオブコント2014、おもしろかったなぁ。今までで一番よかった。人の想像力を見るって、たまらん楽しい。五感にも栄養を。

Date: 14/10/15 Photo: AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1780|アプリが3つしか使えないとしたら

阿弥陀院|大阪府三島郡島本町

スタッフと「もしiPhoneのアプリが3つしか使えない(メールと電話は標準、Safariはナシ)としたら何を選ぶ?」なんて話をした時のこと。それぞれの答えを出し合った結果、唯一共通したのは「天気」。やっぱり天気って大切。

残り2つは「Googleマップ」と「乗り換え案内」。理由はかんたん、筋金入りの方向音痴だからです。最後の最後まで迷ったのは「大辞林」。情報を減らしても、個性はちゃんと見える。

Date: 14/10/11 Photo: Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1779|義務感あるブログは続かないし、つまらない

クロネコ|島根県出雲市

日本酒造りの季節。

「呑むぞ日本酒!」というブログをやってます。当初は「呑んだ日本酒を紹介する」みたいなテーマで、何を呑んでいいか分からない人のきっかけになればいいなと思っていたんですが、どうにも続かない。理由は明らかで、書いててつまらないから。美味しくて楽しいから呑んでいるだけなのに、時々、ブログを書くために呑んでる気がして義務感が芽生えてしまった。これは良くない。

それもあって最近は肩のチカラを抜いて、日本酒にまつわるヒト・モノ・コトを通じて「楽しさ」を伝えていくことに切り替えたら、書きたい欲が蘇ってきました。仕事をつかんだ瞬間。

呑むぞ日本酒!

Date: 14/10/10 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1778|意識する場所

出雲大社|島根県出雲市

楽しんで作った方がいい結果に繋がることは多いし、捻り出すより自然に湧き出てきたアイディアの方がずっと強く響く。だからと言って「楽しもう」とか「自然に」とか意識せずに、結果的にそうなる環境づくりを意識する。きのうの「客をつかむ」で言えば、その時点で「仕事をつかめる」。難産の時でもそれは同じ。溜まっている仕事が感じよく動き始めました。

Date: 14/10/09 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1777|つかみは

出雲大社(正門)|島根県出雲市

きのうは久しぶりの撮影仕事。秋田歯科クリニックさまにて。

人を撮るのは好き。だけど相手の緊張をほぐすのは難しい。もともと「撮られることに抵抗がある」人に、会って間もないカメラマンが撮ろうと言うんだから、すごい状況です。どれだけ安心してもらえるか。心を開いてもらえるか。時間をかければできるけど、そうも言ってられないのが現実。

漫才で言う「客をつかむ」までの時間をどれだけ縮められるかの世界、とか考えずにスッと安心感を与えられる人がいいんだろうな。それが一番。専門でやってる人はすごいなぁと思います。そしてもっと日常的に人を撮りたいと思います。

Date: 14/10/08 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1776|パンが美味しくて〜秋〜

landscape|香川県高松市

パン屋さんのパンがやたら美味しい。

夕方になって小腹が空いては、パンが食べたくなる。うどんの時もあるけれど、この頃はパン。というのも、またしてもpanscapeさまの仕事をしているからに他なりません。なんでこんな美味しいんだろか。こんなに中毒性があるなんて思わなかった。

そういえばあのパズーも、出かける時かばんに詰め込んだのはパン。おにぎり、どん兵衛、肉まん、カロリーメイト、スープ春雨とが並ぶ中、目もくれず選んだのがパンだったとか。つまり、そういうことなんです。

Date: 14/10/06 Photo: Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1775|記憶の置き所

a border line

だんだん人の名前とか思い出せなくなっているわけですが、歳のせいかと言われるとそうとも思えず。それよりも他にいろんな情報を詰め込みすぎてるせいに感じる。だから気にしない。大切なことはまだちゃんと覚えてる。

あとは「検索すればいいや」の気持ちが、記憶の意識を薄くしているようにも。一部の記憶はネットに置いておこう、みたいな。それはそれでいい。その分、考えるスペースが増えたらもっといい。

Date: 14/10/04 Photo: AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

1774|雨垂れ石を穿つ

sky drive

今週はじめに峠を越えて、溜まりに溜まった案件をひとつひとつ進めているこの頃。やってることは普通。でも、ものすごい安堵。溜めることに慣れてはイカン。

今月はデザイナーの時間を多めに取る。どうなんだろう?僕を管理してくれるマネージャーがいてくれたら。自分がやるべき仕事にもっと集中できたら。

Date: 14/10/03 Photo: iPhone 5

1773|日本酒の

fruit

きのうは周年の日であり、日本酒の日でもある(何でかは知らないけど)。となれば仕事を終えて日本酒を飲みに石山の十八番(おはこ)へ。力技で席を用意してくれた植村さん、急すぎる誘いに応じてくれたハセさんありがとう。

「呑むぞ日本酒!」を始めて以来、単なる日本酒好きの垣根を越えて、少しずつ日本酒の世界に関われるようになってきました。本当に、少しずつ。何を目指しているのか自分でもまだ分からないけど、この世界でも必要とされる何かにはなりそうな気がしています(たぶん)。とりあえず「何飲んだらいいか分からない」を何とかしたい。

Date: 14/10/02 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1772|9周年

sky

今日で9周年。

いつも支えて下さっている皆さん、本当にありがとうございます。今スタッフは実質1名ですが、がんばってくれてます。他にも力になってくれる人がいて、何とか続いてます。

続いていることは心から嬉しい。でも決して目的にはしたくない。続けることが目的になってしまったとき、ものごとは途端に複雑になる。必要とされなくなったら、潔くやめる。そんな気持ちでやってます。怖いけど、そういうもの。僕が尊敬する人はみな恐怖と真っ正面から向き合っています。まだまだ未熟だけど、頼れる存在でありたい。

10年目もブログともども、AMATAをよろしくお願いします。年を重ねるごとに、楽しさが増します。

Date: 14/10/01 Photo: AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

1771|志の輔らくご in 森ノ宮2014

志の輔らくご in 森ノ宮2014

きのうは「志の輔らくご in 森ノ宮2014」を観にピロティホールへ。昨年から足を運んでいる、年に一度のお楽しみ。しかも今年はなんと前から2列目(ビックリ)。おかげで表情まで余すことなく味わえました。

それにしても、笑いに行くと言うより「笑わせてもらいに行く」の方がしっくりくる。磨き上げた芸に対しての敬意、それに、あまりに心地よさに「あーもう好きにして」という一種の降参状態が2時間ずっと続いてたのもそう。

気が置けない人と美味しい料理やお酒を楽しんだり、ゆっくり温泉に浸かった時にも似た上質なひととき。ひとつの集大成を目の当たりにしました。また来年が楽しみ。あぁ、おもしろかった。

Date: 14/09/29 Photo: iPhone 5

1770|ほとけつくって

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何をつくるにもとっかかりがいる。キーワードのような「ことば」の時もあれば、「写真」や「アイコン」のようなキービジュアルの時も。アイディア?テーマ?ハッキリ分からないので未だに「とっかかり」と言ってます。

それがあって初めて一筋の軸ができる。無いともれなく「仏作って魂入れず」状態に。つまりは響かないし、伝わらない。僕は「ことば」から流れをつくることが多いデザイナー。仕事の6〜7割はこの時間に割きます。

Date: 14/09/27 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1769|うずしお

fruit

しばらく滞り気味だったいくつかの案件が少しずつ動き始めたのと、継続中の案件、それに新規案件とが相まってちょっとした渦潮できてます。ぐるぐるぐる。そこで育つ魚はギュッと身が締まって美味しいに違いない。そんな勢い。お待たせしているお客さま、本当にごめんなさい。ひとつひとつ取り組んでいます。

もうすぐ10年目。10周年、じゃないけど10年目。ちょっと元気になる。

Date: 14/09/26 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1768|イジリー

街中や電車の中でスマホいじる人を見るたび「どーせ大したことに使ってないんだろーな」なんて思うわけですが、自分が大したことに使ってないからそう思うんだなと今日ついに悟りました。何でもいいけど自転車乗りながらのスマホいじり、アレだけは無条件で危ない。というか怖い。

Date: 14/09/25 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1767|カメレオンせんべい

近江八幡日牟禮ヴィレッジ

「カメレオンせんべいって何?」このセリフを発して目が覚める。誰かに言われたんだ「カメレオンせんべいは要らないの?」って。きのう本当に見た夢の話。

カメレオンせんべいって、なんだ。妄想は止まるはずもなく。鳩サブレみたいに、カタチだけカメレオンってだけでも、けっこう売れると思うんだけど。

Date: 14/09/24 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1766|アルティメット

すれ違った小学生の口からそんな単語が飛び出した。前後の文脈から判断するに、何かのキャラクター名なのは分かる。どんなキャラだろう?きっと本来の意味なんて知らずに使ってるんだろな、そう思ったけど、そもそも意味を理解したところで使う機会こそ無いんだろうな。僕にもまだ予定がない。

Date: 14/09/22 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1765|とたんに

八幡堀まつり|滋賀県近江八幡市

夏に新調した浴衣を着るタイミングを作れず、すでに松茸を2度も味わったくせに頑として「まだ夏!」を主張していたんですが、この間やっと実現できて、できた途端に陽が落ちるのが早く感じる。感覚ってやつは本当に適当でいい加減。でも何より大切で頼りになる。もうすっかり秋です。

Date: 14/09/20 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1764|不毛でいいじゃない

八幡堀まつり|滋賀県近江八幡市

こういう雰囲気、すごく好き。お酒の場は不毛なほど楽しい。実りは特に求めない。熱く語ったりはそこそこに、くだらんことを真剣に議論するくらいがちょうどいい。で、さんざ喋り倒した挙げ句「あー、今日何しゃべったっけ?」って帰り道で言えるくらいが最高にしあわせ。

Date: 14/09/19 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1763|あんこがいる

今日は朝イチであべのハルカスへ。はじめてのお客さまと顔合わせ。午後からは滋賀へ戻って税理士のお客さまの所へ月イチ定期訪問。その後は仕事場に戻ってデスクワーク。

なかなか慌ただしい毎日。でも何かしらの壁を越えられそうな気配を強く感じる。一体それが何なのか、自分でも楽しみにしながら目の前のことに取り組んでます。憧れの理想型にいよいよ辿り着けるのか。でも時間と体力だけは不足がち。あんこもやや不足がち。

Date: 14/09/18 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1762|八幡堀まつり

八幡堀まつり|滋賀県近江八幡市

週末は仕事を終えて八幡堀まつりへ。旧家が残る近江八幡の町並みや水路に2500個の手づくり行燈が並ぶ地元のお祭り。初めてだったけど、もう17回目なんだとか。近くのことってホントに見えない。

大きな祭りもいいけれど、人が身近感じられるサイズ感も大切にしたい(むしろ今の自分にはこっちがしっくりくる)。すっかり涼しくなった夜の道に、光と人の温度がほっこり心地いい。

Date: 14/09/17 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1761|思い切り

ギフトショーの前から続いていた波がやっと0.5段落。少し、というか、かなり気が抜ける。最近はいつもこんな感じ。ここから次の案件に切り換える時間をどれだけ早められるか、がポイント。ディレクションとデザインとを担当する案件は、3つを同時進行するくらいが精一杯。小刻みに休憩するより、思い切ってボカンと休むのが一番いいみたい。

Date: 14/09/13 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1760|寄り道

自分で決めた道をとことん突き進んでいく楽しさもあるけれど、予想もしなかった環境の中でどう自分を出して行くか、ってのも同じくらい楽しいから困りもの。寄り道は楽しいからなぁ。

Date: 14/09/12 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1759|夏から秋へ。強火から弱火へ。

まだまだ暑い。30℃を下回る気温に落ち着いたのに、むしろ35℃が当たり前だった時よりも暑く感じる。なんでだろう、と考えた。

強火と弱火。そんな仮説を立ててみる。強火は表面を焼くけれど、弱火は中までじっくり熱を通す。そんな感じで今じっくり体力を奪われてるんじゃなかろうか。きっと当たらずとも遠からず(たぶん)。一日の気温差も関係あるけどね。とにかく油断しがちな季節、皆さんもご注意ください。

Date: 14/09/11 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1758|誰かのために元気でいる

フォトグラファーSayoのお墓参りへ。乳がんと分かってから一年も満たない早さでこの世を去った僕よりひとつ年下の友達。墓前に立つのも昨日で5回目。

人は忘れる。時に大切なことも。年に一度のこの日は、自分がいま偶然生きているに過ぎないこと、それと写真を楽しめる幸せを再確認する時。自分のためじゃなく、誰かのために元気でいる。とても大切なこと。だから女の人は乳がん検診行ってね。必ず行って。

Date: 14/09/10 Photo: iPhone 5

1757|ツキ

「あーこれは無理かも」と半ば諦めかけた過密スケジュールだったはずが、いくつかの偶然が重なって最終的に少し猶予ができた。あまりに神がかりすぎて、これは今夜の月のおかげかも、なんてつい思ってしまう。月のチカラはけっこう信じる。

Date: 14/09/08 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1756|ネーム

アイディアを考えるのは仕事場の外で。最近はそんな案件が多く、仕事場にいることがめっきり少なくなりました。友人がやってる「茶の木カフェ」がお気に入り。今日も行きたいのに、イベント出展で臨時休業。はてさて。

デザイナーがカフェで仕事するとお洒落、みたいに言われることもありますが、マンガ家のネームと同じもの。お洒落とは程遠い、泥臭い作業。考えるのは好きで楽しくやってますが、見た目よりずっと地味。地味な仕事でお客さまを華やかに。

Date: 14/09/06 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1755|ひとことで言い表せる明快さ

初めてまともに関わったギフトショーのブース設計も、ふだんWebサイトでやっている集客とだいたい同じ。そう感じた。検索しやすくして、どんな内容か一目瞭然にして、自分が欲しい情報かどうか判断してもらう。ページデザイン・レイアウトに相当するのがブースの空間づくり。カッコ良ければいいわけでもない。やみくもに商材を並べればいいわけでもない。

大切なのは「何をしたいか」を明確にすること。一言でスパッと言い切れるものであればあるほどいい。競合他社があれば、ハッキリした差別化も必要。Webサイトと違うのは、その場に人がいること。人気(ひとけ)を演出することなく、コミュニケーションを取りやすいこと。気が付いたことをひとつひとつ改善して、次に繋げる。

Date: 14/09/05 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1754|ギフト・ショー

東京出張へ。スタイル・オブ・ジャパン株式会社さま(楽天ショップ「茶屋長三郎彌助」を運営)が出展するギフトショーのお手伝い。他にも打ち合わせが2件。こう書くとまるで売れっ子みたいですが、ひとつひとつを着実に。それにしても今年は本当によく東京へ行きます。老舗の和菓子屋が多くて嬉しい限り。

Date: 14/09/04 Photo: iPhone 5

1753|不安との向き合い方

新しいことを始める時には不安がつきもの。つきもの=憑きもの。完全に拭い去ることなんて、できないんじゃないかな。そんな事するもんじゃない。拭い去ろうとせず、そういうものだと受け入れてしまう気持ちで思い切って連れ添って。少しでもワクワクを楽しめれば、それで十分じゃないかな。

Date: 14/09/01 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1752|センサー万別

すっかり主流になったセンサー式の水栓。手をかざすと自動で水が出るアレ。

言うまでもなく便利なんですが、メーカーごとにセンサーが異なるせいか、どうにも自分の思う通りに反応してくれない。出たと思ったらすぐに止まったり、さっきと同じようにかざしたつもりでも、今度は出なかったり。時々ある。

それで何をするかと言うと、「どんな反応するセンサーか」考えるわけです。僕に限らず、みんな無意識にやっていること。手を動かしながら、センサーの反応具合を学んでいく。

ここで逆転の現象が起こる。もともと人間の動きに反応するはずのセンサーに、人間の方が合わせにいく。おもしろいなぁ。なんか愛着さえ生まれそう。手のかかるセンサーほどかわいい、事はないけど。

Date: 14/08/30 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1751|どれも同じ

今日はお米屋のブランドサイトに使用する写真撮影で朝から小浜へ。僕はカメラを持参することなくディレクション業務に専念。

伝統工芸作家、畳職人、そしてお米の生産者。ここ最近の案件に共通する問題は「品質が良いからといって売れるとは限らない」こと。一見すると悲観的な状況に思えるけど、その価値をしっかり伝えることが出来れば共感してくれる人は少なからず存在する。その方法も存在する。業種は違えど、やることは基本的に同じ。ひとつの壁を越えた時には、ほかの壁も越えているはず。その逆も然り。

Date: 14/08/29 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1750|ききかん

今日は打ち合わせで災害の話が出て、どんな対策をしているかという話題に。

去年東北に行ってから、防災グッズを揃えました。仕事場と車にワンセットずつ。気仙沼で実際に震災を経験した方に現場で役に立ったものを教えていただき、いま自分が暮らす環境と照らし合わせて必要そうなものを選んでいます。

揃えてみて分かったことが2つ。ひとつ目は、思ったほど安心感が得られなかったこと。揃えれば揃えるほど、完璧な対策なんて存在しないことが分かる。どこかで線を引かないといけない。もうひとつは「いつかその日が来るかも知れない」という意識が強く芽生えたこと。安心感は得られない代わりに、危機感という大切なものが得られました(恥ずかしながら僕もずっと腰が重くて、揃え始めるのに半年ほどかかりました)。

もし今「何だかんだ言っても自分は大丈夫だろう」と思っている人がいたら、思いついたもの何かひとつでも揃えてみることを是非おすすめします。ここ最近の災害で命を失った方も「まさか自分が」とは思っていなかったと思うんです。

Date: 14/08/28 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1749|夏はこれからだ

巷では「夏が終わった」なんて声がチラホラ聞こえますが、秋にはまだ待機してもらわないと。楽屋入りさえしないで欲しいし、何なら寝癖のままでいい。まだやり残したことがいくつかあります。新調した浴衣もロクに着ていない。そう焦らずに。

Date: 14/08/27 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1748|みたらい渓谷

きのうは奈良県吉野にある、みたらい渓谷へ。ここ最近で一番行ってみたかった場所のひとつ。全国的に不安定な天候だったにも関わらず晴れ間にも出会えて、その絶景をカラダ全体で堪能できました。水も、風も、空気も、恋しさも、光も、音も、せつなさも、心強さも、ぜんぶ。

体内の不純物がみるみる浄化されていく。光ある場所に集まる虫のように、カラダが、本能が引き寄せられる。その先にある洞川温泉も楽しみにしていたけれど、天候の悪化であえなく断念。それはまた次の機会に。

Date: 14/08/25 Photo: AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1747|あんばい

a tree|福井県若狭町

最近は仕事の他にも、たとえば人を紹介してくれる誘いをお断りすることがあります。我ながら偉そうだと思う。でも、本当にありがたいけど、関わりきれないんだ。

新しい出会いより、目の前にいる人との関係を積み上げたい気持ちの方が、ずっと強い。そのためには、嫌われようが何だろうが、信念を貫くしかない。カラダはひとつしかないから。出会うべき人には、生きていく中で自然に出会うもの。そう思うくらいがちょうどいい。

インターネット、特にSNSのある生活は、高速道路を走っているようなもの。当たり前すぎて気が付かないけど、かなり速いと思う。だから意図的に遅くする。時速40kmくらいに。それで実際は60kmになる計算。それくらいがちょうどいい。

Date: 14/08/23 Photo: AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1746|7:14のメッセージ

low-angle|福井県若狭町

2日続けて7:14に目が覚める。目覚ましの出番はもう少し後のこと。きっと何かのメッセージに違いない。7時14分。「ないよ」か。何がないんだ。

やる気なら、ある。テレビもある、ラジオもある、車もけっこう走ってる。なんて悪ふざけしてる余裕はそんなに「ないよ」。

Date: 14/08/22 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1745|イソ神

a couple|福井県若狭町

お盆過ぎてからは打ち合わせもなく制作に勤しむ日々。来月ギフトショーに出展されるお客さまのグラフィックツール制作が中心。

これから進めていく方向性とギフトショーとは切っても切れない関係だけに、力を抜くわけにも行かない。アタマとカラダを動かしながらいろんなものを吸収して、そして還元する。そんなシンプルな循環を早く作ってしまいたい。

Date: 14/08/21 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1744|カメラの何が好きですか

a pattern|福井県若狭町

顔認識の延長で「おまかせ構図」なんて機能が生まれて、勝手にキレイな写真を撮ってくれる。そんなの必要ないけど、カメラが苦手な人にとっては朗報なのかな。

今、新しいカメラを探しています。新しい表現に出会いたい。でも好みに合うものが皆無に等しくて、途方に暮れています。あんなに、あんなにたくさんあるのに。みんな一体カメラの何が好きなんだろう。

そんな中、惹かれている唯一のカメラはSIGMAの「dp2 Quattro」。決定的に受け入れられない所はあるけど、その潔さには感動がある。みんな一体カメラの何が好きなんだろう。

Date: 14/08/20 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1743|風物詩

建部大社|船幸祭

今日から営業再開。連休は前半に宿題をして、後半はしっかり休んだ、という感じ。豪雨につき今年は立て続けに花火大会が中止になる中、きのうやっと観ることができて休みを満喫。ありがとう花火、ありがとう瀬田川。風物詩は季節を焼き付けてくれます。

Date: 14/08/18 Photo: iPhone 5

1742|そば湯とスープ割り

台風の中、まったり鴨南蛮そば食べてて気が付いたこと(厳密に言えば、そば湯でほっこりしてた時のこと)。つけ麺のスープ割りと、そば湯をつゆで割って飲む行為は一見すると同じ。でも、つけめんのそれはつけ汁を楽しむためで、そば湯は栄養が溶け出した湯の方を楽しむもの。似ているけれど、主従関係がまったく異なる。似てるなぁ、でも非なるんだなぁ。こういう気付きって本当に楽しい。

さて、勝手ではありますが明日から夏休みをいただきます。期間は以下の通り。皆さんもよい連休をお過ごし下さい。少し一息。

【夏季休業期間】平成26年8月12日(火)〜平成26年8月17日(日)
※8月18日(月)より通常営業です。

Date: 14/08/11 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1741|しゅくだいする

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今日は朝から晩まで小浜にて打ち合わせ。来月東京で行われるギフトショーに向けての準備で関係者全員やることいっぱい。

それで宿題いっぱい持ち帰ったわけですがタイトルはその意味にあらず。忙しくてテンパりすぎたお客さんが「縮小じゃなくて拡大する」を焦って「縮大する」と口走ったのがあまり衝撃的だったから。今そんな時期です。

Date: 14/08/08 Photo: iPhone 5

1740|夏のあまざけ

夏に飲む甘酒の美味しさを知ったのは、ならまちにある奈良酒専門店「なら泉勇齋」というお店がきっかけ。それまでは冬に、特に初詣で飲むイメージが強かったし、アルコール入りだとさえ思ってた。

冷たく冷やした甘酒を、切子のグラスで。飲んだ瞬間、疲れたカラダにスーッと甘みが染みこんでいく。あれは嬉しい体験。麹は美容にも良いし、それに栄養満点ときたもんだ。てなもんで一年じゅう美味しい甘酒。コンビニに並んでるエナジードリンクより、甘酒を飲んだ方がカラダも喜ぶよ。

Date: 14/08/07 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1739|似てる

きのう栄喜知で飲んでいて、カウンターで隣になった方から「秦基博に似てますね」と言われる。似てる似てるとやたら言われた数年前に比べたら、最近めっきり減ったのでちょっと新鮮。もちろんドラえもん(映画)の主題歌は歌わなければ、ひまわりとも約束しません。乗じ、いや常時3〜4人、似てる人がいます。

Date: 14/08/06 Photo: AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1738|流れをつくる

今日は京都で一日撮影(のディレクション)。この間の八代ではイ草の生産者を撮影・取材し、今回は畳を作る職人の方を。これで畳づくりの現場を一通り見学したことになる。か細いながら、とりあえず点が線になった感じ。たくさん勉強させていただきました。

あとは今までに体験した感動をどれだけ伝えられるか。描いたイメージと現場で感じたこととを混ぜ合わせて、ひとすじの流れをつくる。シンプルで力強い流れを。それが次にやること。

Date: 14/08/04 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1737|さま

今日の午前中は週明けの撮影についてカメラマンと事前打ち合わせ。当日の段取りや撮影イメージを最終確認する程度。ハーフタイムのような時間。ありがたい。

午後からは甘酒のイメージカット撮影。こっちは僕が撮影。案件変われば立場も変わる。どうしても縁側で撮りたくて近所にある親戚の家を借りることに。予想はしてたけど、興味津々で見学される。いつの間にか母親もいた。そういえば仕事してる“さま”を見てもらう機会なんて滅多にあるもんじゃない。いつも「何やってるか分からない」と言われるだけに、何かしら伝わればいいけど。

Date: 14/08/02 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1736|どら焼き

どら焼き、と言えば真っ先に浮かぶこの猫型ロボット。こんなあんこいいな、出来たてがいいな〜♪人間では誰が浮かぶだろう。今からでも頑張れば一番になれるかな。

地元でも旅先でも、和菓子屋を見つけてはどら焼きを買い、食べながら街歩きするの好きです。食べ歩きして微笑ましい和菓子なんて限られてるしね。おじいちゃんになっても続けたい。

Date: 14/08/01 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1735|こしょうのいち

暖簾|三重県亀山市

今日は毎月恒例「打ち合わせ3種盛り」に加えて夕方からもう一件の打ち合わせ予定。そんな目まぐるしい一日の中ずっとアタマにあったのは、胡椒の位置のこと。

黒胡椒の効いたポテトサラダが好きで。それを言葉で伝える時「胡椒の効いたポテトサラダ」か「ポテトサラダに胡椒が効いてるやつ」か、どっちの表現がいいかで、ぐるぐる。味覚で言えば胡椒は後であるべき。まずジャガイモの甘みを感じて、次に胡椒のアクセントがある。だから最初に胡椒を感じさせると、何か違うんじゃないかって。そんなわけで今のところ後者に軍配。

そうこうしているうちに図書館から電話があって、取り寄せた本が届きました。意外に早かった。

Date: 14/07/31 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1734|ものさし

読みたい本が2冊あって、きのうは地元の図書館へ。1冊は貸し出し中、あとひとつは取り寄せ。別に急いでいるわけでもないし、のんびり待つのも悪くない。すぐ手に入らないくらいが、かえってホッとする。

ちょうど定期購読しているデザイン系雑誌の処分にも困っていたところで、生まれて初めて「寄贈」してみようかと思ったり。頼もしいなぁ、図書館。本を読める時間と気持ちかあるかどうかが、ゆとりを計るものさしのひとつ。

Date: 14/07/30 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1733|琵琶湖が気になる

20年暮らして今頃かよ、なんて自分に突っ込みたくもなるけど、この頃「水源としての琵琶湖」を知る機会が増えて、集めた点を線にしてみたい欲求がムラムラ。いろいろ歴史が、物語が詰まっていそう。やっと本当の意味で滋賀県が好きになれそう。

視覚的な意味合いだけで言えば、僕は「滋賀県=琵琶湖」が好きじゃない。説明不要のアイコンのように使われるけど、あのカタチで伝わるものは何だろう?自分の住む県のカタチは認識していても、他府県はほとんど知らない。ましてや湖なんて。「出オチ」になってしまい、かえって枷になっているようにさえ感じる。「湖国」って言葉は好きなんだけど。はてさて。

※デザインを担当した水うちわ、販売開始しています。各限定10本。今日さっそく買ってくれた人がいて嬉しい。ありがとう。

→水うちわ(NISHIKIGOI/錦鯉)
→水うちわ(SUMI/墨)

Date: 14/07/28 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1732|言語化

今日は近江八幡で打ち合わせ。見本市に出展されるお客さまのツール制作案件。「どう伝えるか」の前段階にある「何を伝えるか」を明確にするところからの関わり。何となくは分かっているのに、うまく言葉にできない。それを言語化するのが僕の役割。

そこに価値を感じていただけるのが嬉しい。映画で言えば脚本にあたる、本質的な部分。表現としてのデザインよりも時間をかけたいところ。むしろこっちが本業とさえ最近は思う。シンプルにできればできた分だけ、カタチにもしやすい。

Date: 14/07/25 Photo: AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1731|おしゃんてぃ

三ノ宮へ。Webサイト制作の案件。はじめましてのごあいさつと撮影を兼ねて。神戸のお客さまは初めてかも。

それにしてもこの土地、相変わらずお洒落な人の多いこと。さすが神戸。単なる僕の色眼鏡に過ぎないのか、はたまた「お洒落な街」のイメージに負けないよう住人が努力しているのか、真相は闇の中。あんこ菓子屋でも探そうと思ったけど、神戸と言えばケーキなんだよな。和菓子だってお洒落ですよ(オシャレではないけど)。

Date: 14/07/24 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1730|休んで定着

iron

連休にしっかり休むと、それまで続けてきた新しい試みがカラダに定着する、そんな感覚がある。コトコト煮続けてる時じゃなくて、実は火を止めて温度が下がる時に味が染みこむ感じと似てる。煮すぎたらボロボロになるしね。中には定着しないものもあるけど、そういうのはきっと自分に馴染まないもの。

疲れが溜まりに溜まっていたこともあって、3日間アホみたいにグデンとしてました。やる事ない時はだいたい布団の上、みたいな。あとは嬉しい癒しが少々。まだまだ先は長い。

Date: 14/07/23 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1729|しばり

guys|熊本県八代市

テレビのことを「電視台」なんて言うことはなくても、なるべく日本語で、自分が生まれた国の言葉で表現したい。それを軸に「より伝わる言葉」を織り交ぜていく。そんなルール。

気になるんだ、「アウトプット」なんて口走る自分に。それは本当に使いたいか?と自問自答してしまう。面倒くさい人間だと思われても、そうすると見えてくるものがある。今まで使わなかった抹消毛細血管みたいな言葉にも出会える。意外にそれが掘り出し物だったりすることも。何もかも自由だと、かえって何も見えないことが多い。

Date: 14/07/19 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1728|父のメッセージ

小学校4年の時、父親に「人と違っててもいいやないか!」と、一度だけ平手打ちをくらったことがあります(あれは痛かった・・)。その父親は入院したその日に亡くなりました。その時まで、人はゆっくりと死に向かうものだと思っていたから、15才の僕にとってあまりに衝撃的な現実でした。

人と同じじゃなくてもいい。今日にも人生が終わることだってある。この2つのメッセージは、20年以上経った今でも自分の大切な骨格。

Date: 14/07/18 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1727|水うちわ(2014)

水うちわのオリジナルデザインを担当しました。今回で2度目。嬉しいことにお題は自由。デザインについての詳細は「デザインの記憶」の方に書きましたが、ここでは舞台裏を少し。

デザインは一年前に完成していたものの、職人さんがヘルニアでやむを得ず製作を見送り。今年になって試作が始まるも一向にイメージ通りにならず、思い切って現場の美濃まで足を運び、特別に試作回数を増やしてもらって納得のいく仕上がりに。わがままを聞いて下さったことにひたすら感謝。

2つのデザインのうちNISHIKIGOI(写真)は「MoMAの永久収蔵品に認定されても恥ずかしくないように。」そんな気持ちで取り組みました。妥協もアタマをよぎったけど、最後の最後まで諦めなくて本当によかった。間もなく販売開始です。

→デザインの記憶「水うちわをデザインしました」

Date: 14/07/17 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1726|貫く

信念を貫くには、ココロを鬼にしなくちゃいけない時がある。最近では、お役に立てそうにない案件はすべてお断りしているし、「おもしろそう」だけが理由で優先順位を覆すような案件も受けません。まず目の前にあるものをしっかり守りたい。

なんて言ったところで、そうそう完璧に実行できないのが人というもの。アタマでは分かっていても、そう出来ない時もある。それで大切なものを失うことも。今日お会いした経営者のお客さまも同じ悩みを抱えていました。もちろん僕もそう、きっとみんなそう。それぞれのペースで目指せばいいんじゃないかな。

Date: 14/07/16 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1725|浮かぶ

話を聞いているうちに自然にカタチが浮かんでくる。それがロゴの時もあれば、レイアウトの時も。何を作るか、という本質的な部分でもそれは起こる。そういう過程でありたい。よく「アイディアが降ってくる」なんて言うけど、それとは少し違う。細胞分裂を繰り返し、少しずつカタチとして認識できるようになる感じ。

前もって用意したカタチにそのまま当てはめたり無理矢理ひねり出したものでは、結局うまく行った試しが一度もない。なんだか息苦しいし、きっと肝心なものが抜け落ちてる。

Date: 14/07/14 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1724|自分たちが主役

明日は滋賀県知事選挙の投開票日。縁あって、政治を身近にする活動に少しだけ関わらせてもらい、いろいろ感じることがある。一番は「自分たちが主役にならないといけない」ってこと。誰かが何とかしてくれる、なんて時代は終わった。自分から関わりを持つ。甘えるのはおしまい。

仕事でも似たようなことが起きてる。自分の意識とは裏腹に、中堅クラスに位置づけられることが増えた。独立して10年にも満たないのにそりゃないだろうと思うけど、周りはおかまいなし。そんな現実をどう捉えるか。みんなが言うから仕方なくその役を演じるか、潔く腹をくくるか、あるいは「まだ若手です」と言い張るか。どれを選んでも時は流れる。でも意識次第で、時間の過ごし方は大きく変わるんだ。

Date: 14/07/12 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1723|こしらえる

今年は浴衣を新調したい。なんて呟いたら、家業で着物を扱うパイセンから連絡があって、今いろいろ相談に乗ってもらってます。高校バスケ部時代のパイセン。新しい出会いもいいけれど、昔の縁がこうしてまた繋がるのもまたいい。僕のパイセンは例外なくやさしい(たぶん)。

Date: 14/07/11 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1722|アンバランス

飲食店の仕事が徐々に増えつつある。最近は特に京都で。案件は日を追うごとに不思議と自分の趣味嗜好に近づいてる。これは、いいこと。昔はもっと「何でもござれ」を良しとしたけど、今はアンバランスが正解。何でもは、できない。できるフリも、できない。

持ち味の活かし方も少しずつ分かってきました。空気を読んだ上で、あえて読まなかったり。たとえば今日は台風なのに、こんな空だったり。

Date: 14/07/10 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1721|あるがままの君でいないで

熊本に向かう直前に、東京03単独公演「あるがままの君でいないで」へ。大阪のABCホールにて。Mー1の予選観に行って以来の場所。お笑い&日本酒好きの営業さんと2人で。

久しぶりのお笑いライブ。営業職あるあるをアテに、蕎麦と日本酒でまったりしてからコントを楽しむ。あぁなんてオトナな過ごし方。内容は2時間でネタ10本くらい。説明不要の完成されたコントの中にもアドリブ満載で、腹抱えて笑ってました。いくつになってもライブはたまらんです。

Date: 14/07/09 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1720|感じ取る

熊本県・八代地方へ。イ草を生産する農家さんを取材に。今回はカメラマンも一緒で、僕の仕事は写真を撮るでもくまモンに会うでもなく「その場でたくさん感じ取ること」。その感動をWebサイトに閉じ込めて、想いを伝える。

そんなわけで現場ではほぼ手ぶら。カラダで感じたことをアタマの中の設計図に送り込んでは、あーでもないこーでもないと編集していく。役割が「感じること」だけなのは不安も大きかったけど、現場で得られることはあまりに多く、取り越し苦労でした。頼れる人も支えてくれる人もいる。フー

Date: 14/07/08 Photo: iPhone 5

1719|無理なんだ

何を信じていいやらサッパリ分からない世の中。信じられるものがないと、不安になるのも仕方ない。でも、だからこそ自分くらい信じたいし、信じてもらえる人でいたい。それができずに何かを信じるなんて、きっと無理。「変わろう」なんていくら思ったところで、少しも変われないのと同じで。無理なんだ。

Date: 14/07/05 Photo: AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1718|だけ。

週明けは熊本へ取材に。九州には行きたかったし昔はそれだけで喜んだものですが、今は嬉しいのはほんの一瞬。イッシュンダケ。飛び回ることなんてすごくも何ともない。特に今回は求められることが多くて、気が抜けない。想いを背負っている分、浮かれずしっかり結果に繋げたい。その上でしっかり楽しむ、のが自分らしさ。

Date: 14/07/04 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1717|生酒の試飲会

夏の生酒試飲会2014

きのうの夜は夏の生酒を試飲する会へ。

北は秋田から南は高知まで、11種類の日本酒を一度に試飲。酒屋さん主催だけあって、名だたる蔵元ばかり。サッカーにあまり興味のない分、やっと僕のワールドカップが始まりました。つまり大興奮。

一度にこれだけ飲めたのも新鮮だけど、それより興味深かったのは参加した8人それぞれの好みが全く違うこと。ひとつひとつの味の感想にズレはない、だけど好き嫌いが違う。だからと言って相手を否定するでもなく、違いを楽しむ。好みが近いと嬉しいけど、違っていても自分にはない視点に気付かせてくれる。正解なんて無いからね。

そんな中にも「一番じゃないけど、これは美味しかったね」と全員が感じたお酒があったりする。周りが何と言おうと好き、みんなが好き。人に置き換えるといろいろ楽しい。実際よく恋愛に置き換えられていたし。楽しいひとときでした。

Date: 14/07/03 Photo: iPad mini

1716|知ろうよ

知ってる人の仕事してる姿を見るのは新鮮。お店やってる人はさておき、会社勤めの人はそうじゃない。時々そんな機会があって、見ているだけで楽しい。

仕事の大変さなんてそれぞれ。カンタンに分かち合えるものではないけれど、垣間見るだけで理解できることがたくさんある。僕なんて一日5回も電話があれば多い方で、たまに10回ある時なんかはそれだけでクタクタ。でも職種によっては50回がザラだったりする人もいる。実際それを知ると、そんな中で返してくれるメールに感謝せずにはいられない。相手を知るのは、いいことだ。いつもありがとう。

さて、きのうから7月。世間もいろいろ慌ただしくなってきました。でも感情のまま慌ただしくなるのは、そろそろやめにしないか。まずは知らないと。

Date: 14/07/02 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1715|水路に水が通うように

scale|京都府京都市

東京の友達から「今度京都行くんだけどオススメの場所教えて」なんて聞かれることがある。でも僕にとって京都は生活圏であって観光地ではないから、実はあまりお役に立てない。祇園だってまだまだ縁遠いし。それはそういうもの。

生活圏としての京都にもまだまだ知らない魅力がいっぱい。ドライブ中に発見したり人が紹介してくれたり、最近はそんなところによく足を運びます。ちょっとした旅行気分があって楽しい。遠出も相変わらず好きだけど、近場の魅力にも目が向くようになってきた。住んでいる滋賀県もそう。いろんな人のおかげで、そうなってきた。

Date: 14/06/30 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1714|ストレスは無意識のうちに

ropeway|京都府京都市

アマタノアタマに使う写真はすべてヨコ位置。でないとPC表示でバランスが悪い。それが理由で基本的にタテ位置の写真はずっと撮りません(被写体問わず)。撮っても見せどころがないので。極端に言えば、撮るだけ無駄。

そんな風に思ってたんですがある日「まぁいいか」と、タテでも撮り出したら、これが楽しいのなんの。「ブログのため」ではない写真には纏わり付くものが何ひとつ無いからか、撮ることが純粋に楽しかった。いつもの写真も楽しく撮ったものには違いないけれど、無意識にストレスを感じていたのかも知れない。

「ただ楽しい」って、素晴らしいね。そういう時間を増やしたい。「理由」は時に重たいから。デザインも理由だらけ。

Date: 14/06/28 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1713|京都支社はありませんが

今朝は畳屋さんとの打ち合わせで二条へ。今朝も、か。今週4度目の京都。きのうと同じ電車に乗って、きのうと同じ駅で降りる。電車通勤の人なら当たり前のことが新鮮に感じる。そう言えばきのうは母親と一緒の電車。僕は打ち合わせに、母は孫に会いに。これまた新鮮。

帰りは最寄り駅で滅多にお会いしないお客さまとバッタリ遭遇。お互いの近況を報告。途中、電車で居眠りして降りる駅を通り過ぎたから起きた偶然。寝不足さえ幸運のきっかけ。

Date: 14/06/27 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1712|ここんとこのテーマ

今日は月に一度の打ち合わせ3種盛りデー。最近、打ち合わせを見直しています。今までは大まかな方向性を決めていたのが、具体的にどうするかまで、その場で詰め切る。やる事を伝えて共有して、帰ってすぐ行動に移せる準備をしてしまう。「次に何をすればいいか」が自然にイメージできるところまで。

持ち帰ってまとめるのがマナーかも知れませんが、僕もお客さまも忙しく、宿題になる要素が多いとお互い後回しにすることが少なくない。ここが落とし穴。だったらということで、名を捨てて実を取っています。集中力はそれなりに必要ですが、今の肌によく合う。もう少し精度を上げるのがここんとこのテーマ。急激に高めた交感神経をいかに鎮めるかも(これが難題)。

Date: 14/06/26 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1711|今朝、きのう、その前の日。

今朝、起きたらカラダの上下が反転。なぜか枕の位置に足がある。眠りの浅い日が続いて、やっとぐっすり眠れたと思った矢先にまた一難。これまで一度も起こったことがない現象。カラダに何が起こったんだ。

きのう、めんつゆ稀釈するのに「つゆ:1/水:3」のところを逆にしてしまい、つけ麺のスープなんて相手にならないほどムダに高濃度なつけつゆ完成。

その前の日、電話しながらインスタントのコーンポタージュ作ってて、気が付けばお湯でなく水で作ってた。確かに沸かしたはずなのに、よく見たら電源タップの集中スイッチはOFF。一向に溶けない粉末。慌ててレンジに頼る始末。そんな顛末。

Date: 14/06/25 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1710|チャレンジ屋

先週の今日は岐阜へ。デザインを担当している水うちわの最終調整で。プロダクトデザインは専門外で、まだまだ経験不足。何ができて何ができないかが分からない。予測さえ立たない。その状態でいいモノはできない。

だから、挑戦者になる。貪欲になる。少しでも完成度を上げられるなら、往復4時間かけての打ち合わせも厭わない(たとえ30分で終わったとしても)。可能性があるなら、そこにしがみつく。その繰り返しが血となり肉となって、品質へと繋がるはず。地味だけど、そういうの好き。そういうのが好き。

Date: 14/06/24 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1709|ホタルの住む

週末はお休みをいただき、丸一日かけてリフレッシュ。

その日の夜は福井県の名田庄(なたしょう)までホタルを観に。「ホタルの里」と呼ばれる場所。久しぶりに鳥肌が立ちました、それも2度。僕が今まで定義していた「ホタルを観る」を根底から覆してくれて。

槙谷川によって隔てられた森の向こうで舞う無数のホタル。地上から10mを越える高さにもいて、首の角度はまるで花火を観ているよう。でも驚いたのは数でもなければ高さでもなくて、一体に漂うその空気感。群生するホタルは前に観たことがあるけれど、それとは似て非なるもの。ホタルを観に来たつもりが「ホタルの住む原風景」と言うか、自然界そのものと対峙した感覚。今まで観たホタルを点だとしたら、線をゆうに越えた「面」いや、それ以上かも知れない。

言うまでもなく、光の群れは美しい。だけど同時に、怖さもあった。近づいてはいけない壁を感じる。自然界と人間界との壁。立ち入れない聖域。そう感じたのは僕だけじゃなかった。まさに「絶景」と言える場所。

Date: 14/06/23 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1708|違うからいいんだよ

きのうは仕事仲間3人で三条にあるスペインバルへ。近況報告と「今後ともよろしく」を兼ねて。

かれこれもう10年来の付き合い。ありがたや。同業者なのに全くスタンスが違うから不思議(だからこそ面白いんだけど)。話し込めば込むほど、それぞれ何に重きを置いてるか、何を大切にしてるかが違うことに気付かされる。僕で言えば、仕事を人生の一部としか思ってないことや、家業への関心がやたら高いこと。あとは顧客至上主義ではないこととか。

自分ではそれが特別だなんて微塵も思ってないけど、俯瞰して見れば少数派なのかもと感じさせられる。自分とは違う考え同士がぶつかり合うのは健康的で刺激的。一種のカイロプラクティック。「違うからいいんだよ」って、いつでも言える人でいたい。

Date: 14/06/20 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1707|この子たちは変わってた

girls|大阪府箕面市

セルフタイマーで記念写真、なんてよくある風景ですが、あえて後ろ向きでポーズを作っていた2人組。メチャクチャ新鮮。後ろに流れる箕面大滝をあくまで主役としながら、でも自分たちも参加したい。前面にいるけど、なるべく控えめに。そんな感情から生まれたアイディアかも知れない。

どこの誰かも知らないけれど、きっといろんな場所で同じ事してそうだし、そんな写真展あればちょっと見てみたい。本当にいろんな人がいる。僕はセルフタイマーなんて恥ずかしくてできませんから。誰かに撮ってもらうことさえ恥ずかしい。

Date: 14/06/19 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1706|勇気は希望

いつだって勇気は希望。誰が何と言おうと、勇気は希望なんだよ。

Date: 14/06/18 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1705|向いてない・向いてる

greenfan|三重県鈴鹿市

今日は鈴鹿へ。

20年以上東京で活動していたイラストレーターさんが地元・鈴鹿に戻って再始動。そのタイミングで縁あって連絡をいただき、お話を伺いに。ご両親が共に一次産業(農業・漁業)で、その分野を中心に様々なことに強い意識をお持ちの方。

いろんなイラストレーターと出会うたび、毎回「自分には向いてない」と痛感します。気質がまるで違う。イラストレーターになりたくてこの業界に入ったはずなのに。。

今週は外出しない日ゼロ。先週は割とデスクワーク中心で、それはそれで変に疲れが溜まったし、やっぱりバランス良く両方を行き来するのが僕には向いてます。

Date: 14/06/16 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1704|KYのKA

隣で積極的に求めてくるもんだから、きのうはあまり寝られてなくて。そうです、蚊のお話。

もう21世紀だし、サイレントモードで飛べばいいのに。突き詰めれば、あの“ブゥ〜ン”が良くない。人の血を泥棒するなら、せめて忍び寄るくらいのマナーがないと。もっとポリシーを大切にして欲しい。

血を吸われるのは、まぁ、少しくらいいいじゃないですか(幼少期のこと思い出すほど吸われるのは論外)。僕も大人だし。かゆみだって、あの“ブゥ〜ン”がなければ諦めもつくというもの。存在を感じないから。かまいたちのようなもの。

同じ吸うなら気付かないように。寝たふりしてる間に出ていってくれ。何なら採血した小瓶でも置いとくから、それ持ってって。「いやぁ、嫌がるところを吸うのがやっぱ、ねぇ…」だったらもう、現状維持が正解。

Date: 14/06/14 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1703|デザイナーを細分化する

ひとくちにグラフィックデザイナーと言っても、細分化すればいくらでも分けられます。前に勤めていた印刷会社という業種では、その環境に特化した能力が要求される。いわゆるアトリエ系に属するAMATAとは全く異なるもの。短距離ランナーと長距離ランナーのように、必要な筋肉がまるで違う。どちらが長けているかの話ではなく、受け持つ領域がまるで違う。でもそれはあまり伝わっていないこと。

普段からトレーニングしている筋肉が違う。だから得手不得手があるのは当たり前。僕がいま印刷会社のデザイナーに戻っても大してお役に立てないし、今まで培った能力を持て余すことは想像に難くない。もちろんその逆も然り。力が活かせないと結果的に迷惑をかけてしまう。それもあって最近は、相性の合わない案件はお断りしています(心苦しくはありますが)。

何ができて何ができないか、あるいは何がしたくて何がやりたくないかをはっきり伝えたい。そんなことを踏まえ、いまWebサイトのリニューアルを進めています。

Date: 14/06/13 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1702|手紙をかくよ

お客さまに手紙を書きました。宛先はchum-chum closetのオーナー山崎さん。お客さまに手紙を書いたのは初めてのこと。

Webサイトの管理を担当しているchum-chum closetさまが先日10周年を迎えられました。その記念イベントに誘っていただいたのですが、会場は高知県四万十市。ざっと4〜5時間はかかる。フットワークの軽い僕でさえ少し躊躇する距離。気持ちは嬉しかったけど、泣く泣くお断り。

当日の様子が翌日ブログにUPされていて、その中に目を奪われる一枚の写真。直前までバタバタと動き回り、盛り上がりを見せている会場の隅でホッと安堵の表情を浮かべる山崎さん。それを見た瞬間、僕が関わってから今に至るまでのいろんな出来事が思い出されて、その場に自分がいないことに強い違和感を感じてしまった。本当に、いろんなことがあったから。今のカタチに辿り着くまでの紆余曲折を、影ながら見てきたから。

だから「次回は必ず行きます」と手紙を書きました。書いたというか、書かされた。自然にそんな気持ちにさせてくれる人なのです。

→chum-chum closet10周年記念パーティーのようす

Date: 14/06/12 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1701|通販ページではありますが

きのうはパンスケープさまとの打ち合わせで二条へ。間もなく始める通販ページの具体的な仕様を固めに。店舗販売と卸売業とを行っている現状に加えて、どう通販を絡めていくか。

個人商店ゆえ、生産能力には限りがあります。やみくもに注文が増える事が成功、ではない。変化を生みつつも、ペースを崩さない仕組みでなければいけない。そんなバランス感覚。通販を通じて顧客に伝えたいことは何か、お店にとっての幸せとは何か。揺るぎない根っこの部分を大切にしながら、その上でどんな方法が最適か話し合い答えを出していく。

これはパンを売るページづくりじゃない。パンを通じてコミュニケーションを生むページ。そんな仕事。人生そのものに関わっています(たぶん)。いつも勉強になります。今日もパンが美味しいです。

Date: 14/06/11 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1700|京都ホタル

週末は少しだけ仕事を早めに終えて、ホタルを眺めに。普段は通り過ぎるだけの場所が、ホタルのおかげで人が集まり、ちょっとした名所に早変わり。おもしろいなぁ。

向かったのは京都のとある高校の前を流れる有栖川。せせらぎに虫の音、風の音、それにホタルを観に来た人の声とがまろやかに混じり合う空間で、のんびりゆっくり佇む時間は贅沢そのもの。そんな機会を作ってくれたホタルに感謝。アンタ輝いてるよ。

Date: 14/06/09 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1699|interiorlifestyle TOKYO

interiorlifestyle TOKYO

きのうは国際見本市「interiorlifestyleTOKYO」を視察しに無賃乗車で東京ビッグサイトまで。ついこの間TUBUの冊子を担当した加波次吉漆器店さまが出展されていることが一番の理由。他にも茶屋長三郎彌助さまが今秋の展示会に出展されたり、将来的に他のお客さまが出展される可能性もゼロではなく、そろそろ現場の空気をしっかり掴んでおく必要を感じて。

加波さんの収穫も多かったようで一安心。冊子の評判も上々とのこと(本当に良かった)。会場はブースのクオリティが全体的に高く、それだけでアドレナリン出っぱなし。本気な空間はやたらと触発されます。出展内容にも流行を感じられるものが多く、そこから世の中の動向が透けて見える。日帰りでしたがとても有意義でした。つまり僕の収穫も多かった。

→漆の洋食器「TUBU」の冊子をデザインしました

Date: 14/06/07 Photo: iPhone 5

1698|お梅雨入り

世の貴婦人はそんな風に言うんだろかと、つい妄想してみたり。

梅雨自体ぜんぜん嫌いではないんですが、行動範囲がギウッと狭まるのだけは困りもの。そんな中でも前向きに、この時期ならではの旅の楽しみ方を考えながら過ごしています。無理せず屋内で静かに楽しむのもいいし、あえて外に出るのもいい。

雨の似合う土地や風景は必ずあります。あとお店も。雨降って輝く場所、みたいな。晴れの続く日にはあまり考えないことだけに、これはこれで期間限定の楽しみ。

Date: 14/06/05 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1697|フンワカした

箕面大滝|大阪府箕面市

きのうは朝から定期検診で歯医者へ。電車を使って約25分のところにある、お客さまの歯医者。患者として関わる事で新しい発見があるかも知れなくて。それ自体これっぽっちも疑問に感じないんですが周りは「なんで歯医者行くのにわざわざ電車に乗るの?」なんて何人かに言われて、ああそうか歯医者ってそういう存在なのか、なんて別の角度から新しい発見があったり。

その後はカフェにのんびり居座ったり、71歳になるクリーニング屋のおばさんと「商品の計算はできるのにおつりの計算ができない」悩みに耳を傾けたり。あと久々にクロスバイク乗ってみたり。フンワカした休日は自分を整えてくれます。

Date: 14/06/04 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1696|アタマの中の回路が

うまく繋がらない。伝えようとしても精細に欠けるし、らしさの一部が欠落してしまった気がする。言葉の怖さを実感したのかも知れない。いつもよりほんの少し、思い切れない。放っておいたらそのうち元に戻るかな。今まで言葉に頼りすぎたかな。とにかく変な気分。そんな時でも安定して美しい緑の景色。久々に持ち出したマクロレンズもいい感じ。はてさて。

Date: 14/06/02 Photo: Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1695|どう足掻いても

どう向き合っても伝わらない事がある。きのう友人から悩みを聞いて、ひどく落ち込んでいます。聞いてるだけの自分も絶望的に悲しかった。

この仕事に就いていると、どうしても「伝える」にこだわってしまう。逃れられない。でも実際は、そうでない事もごまんとある。むしろそっちが当たり前。そんな常識を、分かっていたつもりで全く分かってなかった。考えを改めないといけない事だけど、今はただ落ち込んでいます。

Date: 14/05/31 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1694|いろんな仕事がひとつの固まりのように

なってきました。業種も関わり方も違うはずなのに、やってる事はすべて同じに錯覚する。どこかで繋がっているようにさえ思える。

と同時に、自分の役割が変わっていくのを肌で感じます。デザイナーからアートディレクターへ。変化を強要される感じは一切なく、ふわり春風に誘われたくらいの自然な流れ。アタマもカラダも分かっているから、やっとその時が来た、くらい。

まともに数えたら抱えきれないボリュームの仕事が目の前にありますが、いろんな人に力を貸してもらって、倒れそうになったら支えてもらえば大丈夫だなぁと、変な落ち着きが今はあります。役割が変化するにつれ、考え方も少しずつ変わってきました。

Date: 14/05/30 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1693|月に一度の

打ち合わせ3種盛りデー。診療所→ベーカリー→歯医者さん。プライベートでは組まなさそうなスケジュール。それぞれ次のステップへ進めるためのお話を少しずつ。その後はカラダの定期整備へ。こっちは2週間に一度のペース。今日は軒並み小刻み。ノキナミコキザミ。

そしてスタッフ・バンビ6度目の誕生日。いつもありがとう。2人体制になるとケーキも一度に食べきれなくて、これはこれで深刻な人手不足です。

Date: 14/05/29 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1692|小浜からの帰り道は

寄り道が義務づけられています(たぶん)。しなきゃバチが当たる(たぶん)。行けば分かるさ(たぶん)。毎度おなじみ名水百選「瓜割の滝」へ。一年を通じて水が冷たく「そんな冷たかったら瓜も割れるわい!」が名前の由来。これホントに本当。

帰ってやる事なければ、一体どれだけ佇んでたか。今日は特にそんな場所。自信を持ってオススメします。暑くなってきた事だし、そろそろ新しい滝探し始めなきゃ。水は命。

Date: 14/05/28 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1691|今日は早朝から

grasses|福井県小浜市

ゲリラ街頭配布小浜へ泊まり出張。毎度おなじみ茶屋長三郎彌助さまの他に、福井県産コシヒカリを販売する「福乃池」を運営する幸池商店さま、そして新たな案件がひとつ。計3件の打ち合わせ。まさかそんな日が来るとは自分でも驚き。

朝から晩まで一日中アタマ回しっぱなしでさすがに後半ヘロヘロでしたが、関わりが点から線になっていく感覚を確かに覚えます。どこにいてもやる事は同じ。県境は特に感じません。定期的に地元を俯瞰できるのは僕にとって有意義なこと。

Date: 14/05/27 Photo: iPhone 5

1690|仕事とネットが無くなったら、何をして暮らしたい?

ふとそんな事を考えました。共通しているのは、どちらも当たり前にあるもので、切っても切れないもので、そして中毒性があるもの。

今さらですが、僕は旅が好きです。だから、大まかな答えは「旅」だと思っていたのに、すぐにそう答える事ができなかった。思い返せば、仕事の疲れを癒したりとか、仕事から離れてとか、仕事のための新しい刺激とか、旅の理由のアタマにはすべて「仕事」が付着している気がして。純粋に「楽しいから」の気持ちも溢れるほど持っていますが、浸食しているのもまた事実で。

独立したからには、公私を完全に切り離す事ができないのは分かっていたし、それは悪い事じゃない。でも「仕事=人生」なんてこれっぽっちも思いません。仕事はどこまでも楽しいけれど、あくまで暮らしの一部でしかない。それなのにアタマの中は仕事が基準になっていたかと思うと、考えを改めないといけない。仕事とプライベートは切り離せていると思っていただけに、これはちょっとショックな出来事。でも毎日を調律するいいきっかけになりました。

仕事もインターネットも無くなりません。だからこんな事を考えるのは不毛かも知れない。でも、自分の「暮らしの原点」みたいなものは、忘れずにずっと持っていたい。仕事が無い時間、ではない、当たり前の「ふだん」を。

Date: 14/05/26 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1689|0から6歳の伝統ブランド「aeru(和える)」

SOZOSHA COLLEGE OF DESIGN

を立ち上げた矢島里佳さんの講演を聴きに大阪へ。「21世紀の子どもたちに、日本の伝統をつなげたい」の想いから、子ども目線で考えたホンモノの伝統工芸品(プロダクト)を創っている素敵な会社。

そのビジネスモデルは、まさに目から鱗。あったらいいのに、でも、無かった。ものすごい共感とともに「シンプルで強い」を久々に体感。日々「お客さまの暮らしを支える」をモットーに取り組んでいますが、もっと強くシンプルに伝えられる何かがある気がする。そんな事が今アタマの中でモヤモヤ。この経験を伝統工芸に関わっている今のお客さまにも活かしたい。

会場は奇しくも我が母校、創造社デザイン専門学校。もう2度と行く事はないと思っていたのに。10年以上ぶりに足を踏み入れた校内は、かなりキレイに生まれ変わっていました。

Date: 14/05/24 Photo: iPhone 5

1688|ここしばらくアタマを支配していた

Rock & Water|三重県菰野町

輪島と東京の仕事が一段落して、今日は県内のエステティックサロンにて打ち合わせ。広告宣伝費とのバランスを考慮した上で効率的にWebサイトを見直す、そんな感じの案件。予算内で出来る事を全部やるだけ。

Webサイトから集計したデータと実際の来客状況とを照らし合わせると、ネットを介さないオフラインコミュニケーション不足が浮き彫りになる。最近そんなケースが多い。ネットは万能にあらず。どちらにも得手不得手があって、同じくらい大切なこと。同時進行で一歩一歩じっくりと進めて、相互作用を生む。そんな仕事にやりがいを感じます。ただちょっと人手が足りない今日この頃。

Date: 14/05/23 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1687|iPhoneのiOS7が

敏感すぎて困る。少しでも触れようものなら何かしら反応する。さすがに過敏。携帯するモノとしてちょっと遊びに欠ける。そんなに緊張してたら疲れるぞ、iPhoneよ。通知もほどほどでいいから。機械は人間に近づいてるのか知らないけど、そっちに近づいてどーする。たまには休もう。

世の中も。表面だけ触れては、いちいちピリピリ。悪い事も、いい事も。どうにも遊びに欠ける。先行き不安は間違いないけど、やれる事やるしかないんだし、たまには花でも眺めてフーと一息。先はまだ長いよ。

Date: 14/05/22 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1686|新しい出会い

GELATO;PICCOLOTTO|兵庫県洲本市

なんて言うと大袈裟ですが、小説を読んでいると新しい言葉に出会うことがよくあります。それが嬉しくて仕方ない。見つけるたびに辞書で調べては「こんな表現もあるのかぁ」と感心しつつ、同時に気持ちが少し豊かになります。

ほとんどが小説特有の「よそいき」な言葉。日常に取り入れる事もなければ、このブログで使う事もきっとない。そういう点では無意味かも知れないけど、本能的に好んでしまう。ただ「知る」だけで楽しい。別に無意味だっていいんだよ。「この言葉を視覚化したらどんなだろ」なんて時々デザイナーらしいことも考えたり。採光のいい場所を転々としながら本を読むのが最近のお気に入り。

Date: 14/05/21 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1685|出稿。

白米千枚田|石川県輪島市

加波次吉漆器店さまの仕事が一段落。気分的にはフーと一息ついてのんびりしたいところ。短納期でしたが、そのぶん集中していい仕事ができました。いろんな人に感謝します。自分の描いたイメージに近づける行為でありながら、別の何かに導かれるような感覚も同時にあって。その時カラダは単なる媒介に過ぎず、本当に新鮮な体験でした。ぼんやり思い描く理想に一歩近づけた、そんな気がします。あとはうまく伝わってくれる事を祈るだけ。

Date: 14/05/19 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1684|制作中のA5冊子が

まもなく校了予定。早く印刷したくて仕方ないです。うずうず。次のステップへ進むためのツールとして狙い通り、いや、できれば狙い以上の働きをして欲しい。制作側としても、ここから何か広がりそうな予感がして楽しみ。すぐにでも納品したいけど、終わってしまうのもそれはそれで寂しい。そんな案件。

Date: 14/05/17 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1683|むかし山田花子が

カメラマン VS ネコ

何かのお祝いで桂三枝からプレゼントにタンスもらって引き出し開けてタオル入れたらいきなり底が抜けた、ってエピソードが面白すぎてずっと印象に残ってて。

このあいだ丸亀製麺でうどん注文して、しかもそれ「とろろ醤油うどん」で、それなのに食べ始め0.5秒くらいで歯の詰め物がポロッと取れるハプニングが自分に起こって、ふとその事を思い出しました、というだけの話。

Date: 14/05/16 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1682|変な時期に風邪

を引いてしまい、カラダが眠りを欲しているのか、はたまた適当に飲んだ薬の作用か今日は一日中ずっと眠くて。ただ、急ぎの仕事はちゃんと目の前にあって、でも時間は戦ってすらくれないから仕方なく睡魔の方と全力で戦って、何とか事なきを得て。

日中すごく嬉しい偶然もあったのに、まるで遠い昔のように思えてしまう。ふがいない。思わず風邪を引くの「引く」ってなんだ?なんて考えてしまう。運悪く風の邪を引いてしまう、みたいな?あぁ風邪なんて引くもんじゃない。

Date: 14/05/15 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1681|視点を変えるだけで

好きは止まれない

楽しくなる。そう分かっていても、いざ視点を変えて楽しんでる人をそんなに見ない。どれだけ慌ただしくても、そのくらいの余裕は持っていたい。いや、そんな時ほどそうありたい。たったそれだけで、いろんな事がうまくいく。そんな場面が多いです。

Date: 14/05/14 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1680|小旅行気分で

きのうは三千院へ。滋賀に住んでもう20年以上経つのに今回が初めて。まぁそんなもんか。大原を通る国道367号線は何度か車で通った記憶もあって、アタマの中で勝手に「行ったことある場所」になってたもんだから輪をかけて新鮮で。思ってたんとちがう三千院は、とにかく壮大でした。

きっと紅葉の季節が一番メジャーなんだろうけど、個人的に一番いいタイミングでその空気を楽しめました。新緑は何も言わず力をくれる。すっかり身近になってしまった京都でも、まだまだ旅行気分を味わえるから楽しい。

Date: 14/05/12 Photo: iPhone 5

1679|カメラマンと丸2日

一緒に過ごして感じたのは、クレイジーなくらい写真が好きなんだなってこと。仕事と空き時間に撮った枚数は相当だったにも関わらず、まだまだ撮り足りない様子。放っておいたらぶっ倒れるまで撮り続けそう。写真に対するこの「一途さ」は、僕にはないもの。写真は大好きだけど、好きの種類がまた違う。僕のそれは、ちゃんと他のところにある。

自分とは違う一途さを持った人と関わっていたい。技術じゃなくて、一途さ。目に見えるものでも、見えにくいものでも。

Date: 14/05/10 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1678|4時に起きて

輪島へ同行したカメラマンの希望で千枚田を撮りに。言われるまで発想になかったけど、確かに田植え時期で水も張ってるし、これは千枚、いや千載一遇のチャンス。仕事に迷惑をかけないよう、男2人で早朝デート。言うまでもなく僕もカメラマンの端くれ。到着するやいなや撮影大会の幕開け。

小一時間その場の空気を味わって思ったのは、千枚田は大好きな人と行くのが一番。ロマンも何もあったもんじゃない(笑)静かな場所に奥深い波音がどこまでも広がって、耳の栄養まで豊富な素晴らしい場所。

Date: 14/05/09 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1677|輪島から帰ってきました。

TUBU|加波次吉漆器店

長時間に及ぶ撮影、そして往復10時間を越える移動でカラダはクタクタですが、ココロはスッキリ晴れやか。関わる人が誰ひとり妥協することなく、一丸となって「いい写真づくり」に向き合って下さったおかげで大満足の仕上がりに。本当にお疲れさまでした。今度は僕が期待に応える番。すでに完成が楽しみ。

そして、この素晴らしい縁を紡いでくれたことに一番の感謝。本当にありがとう。

Date: 14/05/09 Photo: iPhone 5

1676|今日から営業再開、ですが

TUBU|加波次吉漆器店

さっそく輪島にいます。毎度おなじみ加波次吉漆器店さまのところへ。来月行われる展示会に向けた冊子づくりのための撮影が主な目的。今回はカメラマンも一緒に来てもらい、僕はアートディレクションに専念することに。自分のやるべきことを絞れば絞るほど、集中力の高まりを感じます。明日の本番が楽しみ。

Date: 14/05/07 Photo: iPhone 5

1675|とらかめ舎の鳴門オレンジジャム

ピッコロットのジェラートと同じく、まち歩きのエリア内にある手作りジャム専門店。印象的だったのはお店を始めることになったそのきっかけ。

ただ瓶が好きで、コロンとした瓶がたまらなく可愛くて始めたんだそう。ジャムは後づけ。それを嬉しそうに語る女性オーナーさんはチャーミング。そんなゆる〜い思い出話を聞かせてもらい「なんか自由だなぁ」と、肩の力も抜けて。前もって知らなくて本当に良かった。

これがもし雑誌か何かで「瓶好きのオーナーが始めた手作りジャムの・・・」と紹介されていたら、「ふーん」で終わってしまったかも知れない。僕のつたない文章でも、そんな風にしか伝わらないかも。でも、本人から直接お話を聞いてはじめて知ったこのエピソードは、僕にはたまらなく新鮮でおもしろかったんです。

Date: 14/05/05 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1674|ピッコロットのジェラート

このお店のジェラートは食べた方がいい。まち歩きで見つけた、淡路の農家が経営するジェラートのお店。おすすめはこの「濃厚ミルク×岩塩とオリーブオイル」。アイスの影に埋もれがちなジェラートですが、このジェラートは絶対に食べた方がいい。ジェラートの価値観をズドンと高めてくれました。

Date: 14/05/02 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1673|城下町洲本レトロなまち歩き

城下町洲本レトロなまち歩き

理容師の有村さん(妄想)に別れを告げたあとは「城下町洲本レトロなまち歩き」へ。空家となっている古い町家にカフェや雑貨屋などを出店し、レトロな雰囲気漂う通りで“まち歩き”を楽しむ。年々減少する洲本地区の人口に歯止めをかけ、活性化させる目的で年2回開催しているんだそう。今回で5回目。

城下町洲本レトロなまち歩き

こんな雰囲気。淡路島に、洲本に城下町があることさえ知らなくてビックリ。おかげで日常から離れて淡路島にいるのに、今度は淡路島にいる気が全くしない“二重の非日常”を味わうことに(それがまた楽しかったわけですが)。

城下町洲本レトロなまち歩き

なかなかの賑わいを見せていました。おそらく地元の方がほとんど。でもそれがいい。まず地域の方々が楽しめて、その上で他地域や僕たち他府県の人も楽しめる、そんな地に足の付いた催しがもっと増えてくれたらと思う。なぜだかその想いは強くて、いつかそんな事に関わっている気がする。

城下町洲本レトロなまち歩き

こういうの好き。ココロを感じる。何より楽しそうだよ。これだけで関わる人の声が聞こえてくる。偶然そんな日に立ち寄っただけにしては妙に必然を感じて、淡路島にも縁を感じずにいられません。とあるお店の方が「また次回も遊びに来てね」と言ってくださったのがとても印象的でした。

Date: 14/05/01 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1672|いいよなぁ、こういうの。

理容ありむら|兵庫県淡路市

「車止めにプレート付けるのもお金いるし、もうタンクに書いたらいいですやん。」って、一度真顔で提案してみたい。いいんですよ、これで。大正解。

こういう活力を感じる光景、旅先だとひときわ嬉しい。有村さんとお会いする事はなかったけれど、つい勝手に人柄を妄想してしまう。そしてこの土地を好きになる。そんな事を共有できるだけで最高に楽しい。そうそう、伝え遅れましたが今回の旅は淡路島。ホテルニュ〜ア〜ワァ〜ジィ〜♪の淡路。運良く天候にも恵まれました。

Date: 14/04/30 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1671|れんこんは穴が美味い

仮屋漁港|兵庫県淡路市

そんなフレーズを最近ラジオで聞いて、「ないもの」に価値を見出すというか、とにかくこれは豊かな表現だなぁと感心してしまって。大好きな「行間を読む」にも相通ずるものがある。

きのうは性懲りもなく、また旅へ。自分が暮らす場所より不便な土地だったかも知れない。でも「ないもの」が多いからこそ、普段は見すごしがちな大切なものが露わになっているような、そんな感覚を覚えました。特に「無音という音」の豊かさを。旅と日常を行ったり来たり。今はそんなバランスがいい感じ。

Date: 14/04/28 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1670|ち

a cat|三重県菰野町

大きな展示会に向けての仕事をいくつか同時進行。絶好のPRの場だけあって、お客さまの熱意もすごい(ブース代も安くないし)。リアルなことは、いいことだ。そんなわけでネコの手も・・・

湯の山温泉にある石窯の近くで見かけたこのネコ、とにかく人懐っこかったなぁ。くつした、というよりトレンカ(笑)呼ばなくても自分から来てくれました。それも遠くから。「わざわざ来てくれんでもよかったんやぁ〜」とあるベテラン漫才師のセリフを思い出す。寂しがりは好き。

Date: 14/04/25 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1669|八方美人になるのも分か

a family|岐阜県美濃加茂市

珍しいことに、今日は立て続けに4件の打ち合わせ。休む間もなく電車でくるくる移動しっぱなしの一日。くるくる。それぞれに収穫を感じて結果はオーライ。営業さんって大変だろうなとつくづく感じました。八方美人になるのもすごくすごく分かる。

Date: 14/04/24 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1668|ゆのやまおんせん

Yunoyama-onsen Station|三重県菰野町

湯の山温泉へ。こんな写真ですが移動は車で。「温泉」が付く駅がいくつあるか分かりませんが、それだけで惹かれてしまいます。沸く沸く。かけ流しの温泉に浸かりながら、何を考えるでもなくただ頭が回っている時間が好き。どうでもいいことを真剣に考え始めたら充電完了のしるし。


「手に職」って何だろう。そんなに大した事かな。僕は自分に「手に職があります」なんて思えない。むしろ無い方がいいとさえ思う。その方が何にでもなれる。

Date: 14/04/23 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1667|金沢へ

柳宗理記念デザイン研究所|石川県金沢市

今日は日帰り出張で金沢へ。輪島の加波次吉漆器店さまと、漆の洋食器「TUBU」の販促ツールについて打ち合わせ。少し予算を超えた提案内容だったものの、承諾いただく。心は痛むけど、そういうことも時に必要だと信じてる。あとは期待に応えるだけ。

ブログを休んでいた間、とはあまり関係ないんですが、どうやら僕は「家業を支えたい」んだなと気付く。好きなんだ。思い返せば直接お声がけ下さった方のほとんどが家業の方。

最近開設した写真の「柳宗理記念デザイン研究所」。今日はあいにくの休館日。このためだけにまた金沢へ行きたい。あとメロンパンで挟んだアイスクリームがあるんだとか。ついでにそれも。

Date: 14/04/21 Photo: iPhone 5

1666|あえて離れてみる

うだつくん|岐阜県美濃市

すっかり自分の一部になってしまっている「離れがたい習慣」からあえて離れてみる。「盲点」に目を向けることで、何か新しい発見があるんじゃないか。そんな理由で一週間ブログをお休みすることにしました。なんかこう、次のカタチが見つかる気がする。もっと無理のない自然なカタチが。ちょっと楽しみ。

Date: 14/04/14 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1665|ギフハ島なら

on my way home|岐阜県美濃市

岐阜羽島駅には一度も降りたことがない。でもこれがもし「ギフハ島」だったらどうだろう?一度くらいはノリで降りたんじゃないかなぁ、なんてことを帰りの新幹線で考えてしまって。なにも駅名の善し悪しで何がどうなるわけでもありませんが、それでも興味はうんとそそられます。うどん県、の縮小版みたいなものかな。

県名に何かが付くと、それだけでマイナーな印象になりがち。東西南北とか、あと「新」とか。新しいのにマイナーって切ないな。新大阪とか。そうでもないか。

Date: 14/04/12 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1664|生まずには帰れない

a meeting

東京2日目は世田谷の桃山建設にて打ち合わせ。イベント用の商品パンフレットや社屋を利用したPR看板のデザインなど。遠方なのも手伝って、普段の打ち合わせよりも「その場で具体的な内容を決めてしまう」緊張感は高め。これ、すごくいい。地元でも同じモチベーションを心がけていますが、物理的な制限があるのとないのではやはり違います。長丁場にはなりますが、これはこれで肌に合います。

Date: 14/04/11 Photo: iPhone 5

1663|グリーン車はおあずけ。

ALTA VISION|東京都新宿区

今年2度目の東京出張。生まれて初めてグリーン車(と言ってもこだまですが)デビューするはずが、寝坊して乗るべき電車に乗れず、まさかまさかの自由席。まぁ、そんな時もあります。また新しい出会いもあって、過去最高に東京に行く一年になりそう。時間をかけてでも結果に結びつけたいことがここのところ目白押し。

Date: 14/04/11 Photo: iPhone 5

1662|そうだったのか、美濃市駅。

Minoshi Station|岐阜県美濃市

この美濃市駅の本屋とホーム、少し前に国の登録有形文化財に登録されたんだとか。大正12年に造られて以来、改修を繰り返しながらも当時の駅舎の姿を残してなお存在しています。文化財になる基準なんて知らないけど、歴史的な側面以外に「なんかいいよね」という要素も含んでいて欲しい。本当に居心地良かったから、なんか嬉しい。

Minoshi Station|岐阜県美濃市

こちらがホームの写真。柱の鉄骨部分は、戦後に古い鉄道レールを再利用して造られたんだそう。よく見ると製造年や製造元を示す刻印が確認できるらしい。知ったからには、また行って確かめたくなる。

Date: 14/04/09 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1661|AMATAのこれから。

美濃駅(旧駅舎)|岐阜県美濃市

今週の後半には東京出張が控えているため、今日は休日出勤。やる事ごまんとあってありがたいですが、2人体制でのベストパフォーマンス、半年以内に採用する新しいスタッフに求めるもの、AMATAのサイトをどうリニューアルするか、自分が「こうありたい」立ち位置の再定義などなど、仕事しながらずーっと考えています。

密に繋がっているそれぞれを咀嚼して、どうカタチにまとめ上げるか。立ち止まってる余裕なんて無いけれど、ある程度まとまった時間がいる。合間合間に考えるだけじゃ、スッキリしない日が続くだけ。洗濯機みたいに狭い空間の中をぐるぐるするだけ。それでキレイになればいいんだけど、何にも変わってくれないんだよな。だからまずは、時間を作る。

Date: 14/04/08 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1660|幸せの花

SAKURA

桜は本当に不思議な花で、小さな生き物の寝顔みたいに、見ているだけで人を幸せな気分にしてくれて、この時期は自分の感情とは別の所で少し多めに浮かれてしまう(30%増し)。「待ってました!」そんなココロの声がそこら中で聞こえます。

Date: 14/04/07 Photo: iPhone 5

1659|それでも旅が好き。

TIMEVOYAGER Trolley

旅の情報誌なんかを読むと「あぁ〜まだまだ魅力的な土地がいっぱいあるんだなぁ」って嬉しくなるんだけど、同時に「でも全部は行けないんだよなぁ」ってふと悲しくなる。こう書いて、自分がめちゃくちゃ欲張りなことに気付く。

もっと言えば、旅先で美味しいもの食べられる量にも限りがあって、どれだけ調べようが胃袋には限界あるし、お腹いっぱいで食べても美味しくない。どうしたって選ぶしかない。こう書いて、旅にも緊張がつきものだと気付く。でもそれでも旅が好き。今年もすでに予定がいくつか。

Date: 14/04/05 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1658|ババシャツとは。

中山道太田宿|岐阜県美濃加茂市

岐阜からの帰りの電車で、5〜60代の女性3人がババシャツについて話してましてね。勘のいい人ならここでもう筆を止めても良いんですけどね。

ババシャツって呼び名は一種の「照れ隠し」だと思っていて、見た目は良くないけどすこぶる便利で、それを若い世代の子が着る抵抗を「自分から先に言っちゃう」ことで正当化してると思ってたんです、極端に言えば。ファッションに疎い男子が遠足前に「オレ、いつも通りの格好で行くし」みたいなね。先に予防線を張る感じで。

そういうルールだと思ってたのに、その、ドンピシャな方々の口から「ババシャツ」なんて出てくるもんだから、違和感すごかったんですよ。

Date: 14/04/04 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1657|モノトーンとカラー。

Minoshi Station|岐阜県美濃市

モノトーンにもカラーにも、それぞれに良さがある。色情報を省いたモノトーンはカタチを印象的に見せることが出来るし、カラーは言うまでもなく「色」を伝えられる。

モノトーンにもカラーにも、それぞれに良さがある。たまにはどっちも楽しんでもらうのは、どうだろう。アタマの中と目に映るもの、みたいに。

Date: 14/04/03 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1656|増税初日のできごと。

Minoshi Station|岐阜県美濃市

この2日の間にタッキーが卒業し、いいともが終わり、そして消費税が上がりました。ぐるぐる。かけ込み需要が一段落して世間の購買意欲がシーンと静まりかえった昨日は、買い物をしに京都まで。どこも空いててちょっと贅沢。なんて天邪鬼。

電車代が上がったり、商品のプライスタグがまだ5%だったり、「5点で840になりま…、あっ違う!」「ややこしいですよね〜」なーんてくだりを行く先々で繰り広げる。まだ変化に馴染み切らないフワフワした街の空気には、人の隙がところどころ感じられて、ほんのり温かかった。そういう楽しみ方もあるよ。増税してもやれること変わらないし、気負わず行きまっしょい。

Date: 14/04/02 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1655|さんきゅうタッキー

出産のため、スタッフ・タッキーが今日をもってAMATAを卒業しました。僕にはない抜群の安定感と“しなやかな”デザインで、丸5年間AMATAを支え続けてくれました。

去年結婚してからは在宅での勤務へとカタチを変え、それから会う機会がめっきり減りはしたものの、いざこの日を迎えるとやっぱり寂しい。今日は3人で最後のランチをしながら、思わず泣きそうになりました。でもこれはきっと最良の別れ方。本当にありがとう。そしてお疲れさま。あとは無事の出産を祈るだけ。

ありがたいことに、産後も出来るカタチで復帰したいと言ってくれています。実際どうなるかは分からないけど、その気持ちが嬉しい。その声になるべく応えられる環境を用意したい。AMATAはそういう場所でありたい。さぁ明日から4月です。

Date: 14/03/31 Photo: iPhone 5

1654|岐阜の旅。御菓子処小川屋。

菓子処 小川屋|岐阜県美濃市

美濃市で見つけた御菓子処「小川屋」。約200年続いているんだそう、すごい。もちろんそんな事はつゆ知らず、でも外観から「このお店は間違いない」空気をプンプン醸していたのは事実。お土産用にあんこ菓子(100円)を5つ、それと自分がすぐ食べる用に1つ注文。

御菓子処 小川屋|岐阜県美濃市

すると「1個はサービスしとくわ〜」なんてご主人(写真)の嬉しいお言葉。僕のあんこ好きオーラが滲み出ているに違いない。うん、きっとそうだ。五代目のこのご主人、大のおしゃべり好き。買い終わってからもずーっと喋ってました。包装紙に手漉き和紙を使っていること、その意匠は自分が作ったこと、そこには創業200年と書かれているのに、厳密には190年なこと。一番印象に残ったのは「ごはんを食べるためだけの理由じゃこの仕事は続かない」という一言。うん、分かる。

結局30分くらい話し込んで、でも1、000円払ったのに会話に夢中でおつり返してもらえてなくて、半分ココロざわつきながらもいい話聞かせてもらえたし講話料で500円はもういいか〜、なんて一瞬アタマをよぎったけどやっぱり返してもらうことにして。老舗のあんこは老舗の味がしました。カラダにスッと溶け込む味。

Date: 14/03/29 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1653|岐阜の旅。長良川鉄道。

Minoshi Station|岐阜県美濃市

美濃太田駅から長良川鉄道に乗って「美濃市」駅へ。コクウ珈琲のご主人がお薦めして下さったエリア。美濃和紙や「うだつの上がる町並み」などで知られています。実は美濃和紙とは関わりがあって、今年もデザインを担当している「水うちわ」の素材が美濃の手漉き和紙。仕事を通じて文化を知る機会が増えて本当に嬉しい。それをこうして誰かに伝えられる機会が増えることも。

長良川鉄道沿線のホームはとても魅力的。年月を経た駅舎は風景の一部として違和感なく溶け込んでいて、とにかく居心地がいい。自分も風景の一部になれる。電車は一時間に一本しか来ないけど別に乗り過ごしていいや、なんてのどかな気分も味わえます。長良川鉄道は第三セクター方式につき18きっぷ適用外。でも絶対に乗る価値あり。

Date: 14/03/28 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1652|岐阜の旅。コクウ珈琲。

コクウ珈琲|岐阜県美濃加茂市

コクウ珈琲(写真)へ。もちろん、たまたま見つけたお店。この佇まい、みすみす通り過ぎれるわけがない。人を選ぶ感じかなと思ったら、入ってみれば「2杯目からは半額」という気さくなサービスもあって、心地のいいお店。また行きたい。

白い陶の風鈴|岐阜県美濃加茂市

お店を後にして、ふと目に止まったこの白い風鈴。周りのお店にも吊ってある。なんだろ?気になってお店に戻り、ご主人に尋ねたら、この辺りでは「きそがわ日和」という催しが毎年行われているんだそう。その一環で、手作りしたこの陶製の風鈴を軒先に吊るし、いつもと違う新しい風景を楽しんだ、その名残り。取り組みにもすごく共感できたし、風鈴好きとしてコロンとしたこのかわいさだけでも惹かれてしまう。

話を聞くうちに、コクウ珈琲のご主人がイベントの実行委員長であることも分かってビックリ。滋賀県で行われている催しも参考にしておられて、よく足を運んでいるんだそう。美濃太田が身近に感じられた瞬間。やっぱりまた行きたい。

→きそがわ日和

Date: 14/03/27 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1651|岐阜の旅。美濃太田へ。

木曽川|岐阜県美濃加茂市

青春18きっぷで岐阜の旅。スカスカのトロリーバッグ転がして旅の気分だけは高めつつ、これといって何をするでもなく、ただ、ぶらり。

まずは美濃太田へ。水がきれいな場所を探してたら行き着いた、くらい。伝統工芸や地場産業の案件にもいくつか関わっているし、関市まで行って刃物の伝え方でも見て学ぼうかと思った当初の気持ちはどこへやら。例によって宿さえ決めず、その時の気分にまかせて動いた一日。とりあえず木曽川(写真)に癒してもらいました。あらためて岐阜って近い。

Date: 14/03/26 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1650|写真でも水。

like an oil painting

どうにも水面に映る景色に惹かれます。

水、光、透明感、錯視、偶然、意外性、静と動、などなど。僕の好きな要素が幕の内弁当のようにギュッと詰まってる。気が付けば引き算の美学を意識して構図を決めることが多い。

これまでたくさん撮ってきた写真の中で「どれがお気に入り?」と聞かれた時、ギャラリーをやらないかと誘われた時、いつも水面の写真が浮かびます。水のような存在になりたいと思うことも無関係ではないような気がする。表現のルーツがここに隠されているようにも感じます。

Date: 14/03/24 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1649|手段としてのデザイン。

a back alley

明確な目標を立てて、それを達成するために具体的に何をするか、というスタンスでお客さまと関わる機会を増やしています。手段のひとつとして平面的にWebサイトやグラフィックツールを担当するより、目的まで共有した方が立体的にお役に立てる。単なる制作会社ではこの頃の要求には応えきれないし、持ち味を生かし切れない。

その分アタマもカラダもココロも使うけど、一緒に山を越えた時の喜びは大きいし、そういう存在こそ時代に必要とされているように感じます。何よりその方がおもしろい。おもしろがれる方が、うまく行く。

Date: 14/03/22 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1648|屋台骨のはなし

Snow|RASHEEN

急にボカンと疲れが出てしまい、今日は大事を取って午前中お休みをいただきました。ご迷惑をおかけしました。

最近の仕事内容やボリュームは、ここ数年の中でも大したもの。なのに気持ちはやけに落ち着いている。そんな精神状態にいよいよ辿り着けたかと慢心してたら、panscapeさまのWebサイトをリリースした所でフッと気が抜けて。単に麻痺してただけでした。

カラダは正直。気持ちのまま突き進む時も必要だけど、カラダに耳を傾けるゆとりも同じくらい大切。両軸のバランス。特にカラダには、決定権さえ無いから。人間でも会社でも関係でもデザインでも、目を向けるのは第一に「内側」。内側がしっかりしていれば、自ずと外側はしっかりしたものになります(僕調べ)。

Date: 14/03/20 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1647|パンの虜に。パンスケープの仕事。

a crosswalk

京都のベーカリー「panscape(パンスケープ)」さまのWebサイトリニューアルを担当しました。本店は三条商店街、2号店は二条駅前にある全粒粉パンの美味しいお店。ワケあって6合目でお披露目することに。本番はこれから、というところ。楽しみ。

制作中はとにかくパンが食べたくなって、仕事中思い立ったようにパンを買いに走ったことも数知れず。公開した今でもパン熱は冷めやらずで、昨日も美味しいパンを食べたのに、今日は今日でまたパンが食べたい。おなじみGOODFOODで買ったイングリッシュマフィンを食べながらこのブログを書いてます。その20分前にワッフルとチーズケーキも食べてます。要はお腹が空いてるのです。

→挽きたて全粒粉パンの店|panscape(パンスケープ)

Date: 14/03/19 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1646|スイッチが入らないとき(入らないときー)

hinase station

今日は小浜のお客さまと朝から打ち合わせ。同時進行している案件の進捗確認やスケジュール調整など。「プレイングマネージャーあるある」のひとつは、やること増えると途方に暮れて手が止まりがち。お互いに宿題を出してお互いのスイッチを入れ直す。最近はそうやって前に進めることが増えてます。一人でどうにもならない時は誰かに力を借してもらえばいいんです。

Date: 14/03/18 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1645|遊ぼう。

いたずら好きなのか何なのか、人を驚かせたりクスッとさせるようなことは声変わりするもっともっと前から好きで、どれだけ疲れててもカラダが動いてしまう。たぶん50年経っても変わらない性分。“サプライズ”と呼ばれるような盛大さじゃなくて、梅干しの中にプチトマトひとつ忍ばせておくような、今日がちょっとだけ嬉しくなる、そんなささやかさ。

Date: 14/03/17 Photo: iPhone 5

1644|地道な仕事にこそ楽しさを感じます。

concrete

今日は朝から京都で横浜のお客さまと打ち合わせ。今3つ動いている、日本酒に関連する案件のひとつ。いい感じに日本酒づいてきました。やっぱり好きこそものの上手なれ。緊張も緩和もどっちもある心地いい空気の中、少しずつ具体的な動き方を固めているところ。そして一番時間をかけるところ。

最近そういった案件が多くて嬉しいです。求められることが現時点での実力より高い事もあるけれど、勉強させていただきながら、力をお借りしながら、ひとつひとつ壁を越えていく。そこにひとつ、心が躍ります。

Date: 14/03/15 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1643|きのうの地震で考えた。南海トラフのこと。

被害想定資料|南海トラフ巨大地震

3日前、30年以内に起こりえる南海トラフ巨大地震の被害想定資料を見たばかり。「さてどうしたものか」と、まだ具体的な減災準備を何も考えないまま深夜に起こった伊予灘の地震。満を持して地震に備えられる事なんてゼロに近いとしても、不意を突かれた感じがやたら怖かった。なまじっか情報が入っていただけに、人一倍焦った。地震がハッキリ自分ごとに感じられた。

展示資料(写真)には、想定できる地震の被害パターンが約10種類ほど挙げられていました。つまり被害の度合い。どうあがいても四国の被害は免れそうになくて、でも四国には大切な縁がたくさんあって、きのうも冷や汗をかかずにはいられませんでした。大切なものは守りたい。でも何が出来るのか。

ブログを30年続けたら、なんて思ったのも、この「30年」がアタマに焼き付いていたから。命が失われるのはあっという間。起こってから、では、遅い。想像力を高めないと。

Date: 14/03/14 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1642|このまま30年ブログを続けると。

panels

ふと30年後を想像して、今のペースでブログを書き続けたとすると、あと約7200回は書くことになります。今まで綴ってきたものと合わせると約8800回。正直な感想は「え、たったそれだけ?」

軽く10万回は越えてるイメージだったんですけど、それだと1日に10回以上は書く計算で、そうなるとさすがに何屋かサッパリ分からなくなるので、8800回くらいでいいやと思えるようになりました。

いつか必ず来る終わりを意識して、続けています。

Date: 14/03/13 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1641|気分を大切にしてくれる青春18きっぷ。

a boy

人と防災未来センターへは青春18きっぷで。たっぷりの情報を仕入れて少し疲れてしまい、まっすぐ家に帰ろうとしたけど、やっぱり大阪で途中下車。18きっぷの好きなところは、そうやって「自由に移動を楽しめる」こと。SuicaやICOCAでも同じことは出来ますが、乗り降り自由という点でまったく気分が違います。ここ大切。気分ってホント大切。

大きなことから些細なことまで、何かしら「決めて」生きてる毎日。たとえ一瞬でもそんな束縛から解放される時間は本当に気分がいい。肉まんかピザまんか決めるだけでも、少なからずエネルギー使います。たまにはフニャッと。緩和するから、緊張できる。

Date: 14/03/12 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1640|東日本大震災から3年が経ちました。

人と防災未来センター

定休日の今日は灘にある「人と防災未来センター」へ。阪神・淡路大震災を中心に、東日本大震災、遠くない将来に起こるであろう南海トラフ巨大地震について知ることができます。体験型のブースが特にとっつきやすい。自分に置き換えやすく、思わず泣きそうになることも。過去、現在、そしてこれからの震災にどう向き合っていくかを考えるきっかけになりました。黙祷もこの場所で。

僕には戦争の恐ろしさを伝えられません。リアリティがまるで足りない。でも今日で丸3年を迎えるこの大震災には、伝えられることが少しはある。そうできる環境にもいる。だから今年もまた東北へ行きます。過去3回の被災地訪問は、僕の中途半端な生き方にひとつの「芯」を与えてくれました。その恩だけでも返し続けたい。

・・・なんて書いたけど理屈じゃなく、あくまで本能的な衝動。普段の生活で見落としがちな、生きる上での「根っこ」に触れられる。時間が経つと、ついつい忘れがちな。だからこれは自分のため。そんな動機でも誰かの力になれるなら、きっと悪い事じゃない。

Date: 14/03/11 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1639|いらっしゃい。六代桂文枝襲名披露公演へ。

throwing

週末は「六代桂文枝襲名披露公演」へ。この日は千秋楽と言うこともあって、東西の噺家が一同に集結。ざこば、文珍、きん枝など桂一門はもちろん、おなじみ笑点メンバー、笑福亭仁鶴、それに僕の好きな立川志の輔まで駆けつけて、とにかく豪華。サプライズには笑福亭松之助とその弟子、明石家さんまも登場。お腹いっぱい。

小粋に、時には毒を挟んだ大人のジョークで祝いの言葉を贈る噺家のゆとりというか愛情というか、そういう「遊び」のある関係に心くすぐられました。東西の落語をつないだ三枝さんの功績も伝わります。祝いの席ならではの、力の抜けた落語がまた特別で楽しい。

驚いたのは、襲名披露公演は1年8ヶ月の歳月をかけて全国各地で行われたこと。三枝さんクラスならではかも知れないけれど、挨拶回りにしてはものすごく丁寧。演芸は僕たちの日常に切っても切れない存在ということ。普段なかなか目にする事の出来ない貴重な体験をしました。これぞ伝統ってやつです。

Date: 14/03/10 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1638|さすが大ベテラン。あんこと日本酒は飽きない。

いつからか、気になる和菓子屋を見つけてはあんこのお菓子を買っています。旅先では下調べすることもあるけど、普段は偶然通りかかる感じが好き。あくまで気楽なのがいい。

美味しかったら単純に幸せだし、あんこ好きな人に喜んでもらえるレパートリーがまたひとつ増える。これも同じくらい幸せなこと。料理もそうだけど、美味しい食べ物は決まって誰かに食べさせたくなる。きっと本能的な衝動。

最近のお気に入りは家から車で15分の場所にある「仁々木」のどら焼き。ベタベタしない接客も好き。あんこと日本酒は全くもって飽きる気配がありません。根付いている歴史の長さがそれを裏付けてくれます。

Date: 14/03/08 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1637|まだ試せない。こんな発酵食品の組み合わせ。

同時進行している案件たっぷりで毎日アタマぐるぐるですが、そんなことよりヨーグルトに醤油を垂らしたらどんな味になるか年末からずっと気になってて、でも好奇心の影にも怖さが存在して、やってしまえばカンタンなのに出来ないことって結構あります。デザインの仕事はだいたい怖さとの戦いです。それが魅力でもあります。

Date: 14/03/07 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1636|スッキリ。霧は晴れました。

相談に乗ってもらって、自分では気が付かなかったことを浮き彫りにしてくれる。それはそれでハッとするし、そんな事を期待してこその相談だったりするんですが、「答えはこれかな」と用意していた自分の気持ちを、まるでコピー&ペーストしたみたいに汲み取ってくれるのもまた嬉しい。きのうそんな経験をしました。

僕は何かと細かいから、その細かいニュアンスまで共有してくれることがどれだけ心強いか。無理やり勇気づけられるでもなく、スッと気持ちよく自分を信じられるようになる。相談するよりされる方が多いこともあって、なおさら嬉しい。今まで感じたことのない不思議な安堵感。そんなわけで悩みはスッキリ解決。ありがとう。

Date: 14/03/06 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1635|どうしたいか。新しい立ち位置に悩み中。

理想的なアートディレクターのイメージがあって、カタチはほとんど鮮明に描けていて、そこに辿り着くために取捨選択と試行錯誤を繰り返す。そんな毎日を過ごしています。

それとは別に、自分が知らない世界の魅力を伝えようとしてくれる人が周りにいて、それはとても嬉しいことで、自分の立ち位置を改めて見つめ直しているこの頃。今の状態を保ったまま、どこまで関われるか。

耐震性を高めるため、高層ビルは実はユラユラ揺れ続けています。それと同じで、自分もそうやってある程度ユラユラしている方が、自分の世界を決めつけないで流れに身を任せた方がかえっていい結果に繋がるのかな、なんて考えるようになっていて、悩んでいます。ただこれは楽しい方の悩み。ぐるぐる。

でもアートディレクターはあくまで裏方。そこは揺るぎないところ。

Date: 14/03/05 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1634|だ〜いじょうぶだあ〜、って、何だっけ。

「この人が言うなら本当に大丈夫かも。」そんな「大丈夫」が言える人でいたい。だけど時には「だいじょうV!」とか言って周りをヘナヘナさせる人でもありたい。

志村けんの「だ〜いじょうぶだあ〜」って往年のネタは、小学生だった当時まったく大丈夫に思えなかったけど「あー、もう細かい事なんてどうでもいいや〜」って気持ちにしてくれるパワーはすごかったなぁ。振り返るとコントの意味さえ分からないけど(笑)、得体の知れない勢いだって時には大切ってこと。だいじょうぶだ太鼓なんて、勢いないと生まれないもんなぁ(持っていた人は素直に白状を)。

でも、そんな伝え方もあるんだよな。これはこれでデザイン的。大丈夫。

Date: 14/03/03 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1632|さすが。言うのも言われるのも好きな言葉。

言われて嬉しい言葉のひとつ、「さすが」。

この3文字には「思ってたとおりだよ、やってくれると期待してたよ、信じてたよ」の意味以上に、自分を丸ごと肯定してくれる強さがあります。それはもう、最大級の褒め言葉。

その気持ちまで相手にちゃんと伝えたいから、僕もここぞという時にしか使いません。とっておきのひとこと。誰にでも軽々しく使うと、とたんに言葉が軽くなる。水と油みたいになって、気持ちが混じり合わなくなるから不思議。

Date: 14/03/01 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1631|じゃんじゃん。静寂を手に入れる最終兵器。

今年も新規依頼をお断りしてご迷惑をおかけしていますが、正面玄関を閉めても勝手口から声がかかるし、たぶん勝手口を閉めても今度は屋根裏から、なんて流れになりそうでいよいよ諦めるようになってきました。もう何でもやろうかな(いや揺らいじゃダメだ)。

ここぞとばかりに開き直って「新規依頼じゃんじゃん下さい!」なんて言うと水を打ったように静まりかえりそうで、最終手段としてちょっと気になってます。

Date: 14/02/28 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1630|ココロが躍る。踊り疲れたら、また休んで。

ファインダーの無いカメラが主流になりつつあるけど、それでも僕は断固ファインダー好き。時代の流れなんて、知るか。被写体と自分とが向き合ってコミュニケーションする瞬間は、たとえその一瞬だけでもココロの可動域をいっぱいまで広げてくれる。湖上に浮かぶアヒルを見て「今どんな気分?」なんて想像するのは、決まってファインダーを覗いてる時。ココロが躍る。

なんて言いつつ、気軽に携帯できるファインダーレスカメラも欲しがる矛盾した自分もちゃんといます。人間なんてそんなもの。無理に抗う必要なんてないんだ。

Date: 14/02/27 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1629|アマタノアタマ、フル回転。いつもより多めに。

とある案件のビジュアルづくりでアタマがフル回転中。そのおかげで今日は言葉がさっぱり出てきやしません。言葉を丁寧に組み立てるのもエネルギー使うから、たまにあるこんな気分も新鮮でいい。

一段落したら果物いっぱい食べたいです。手のひらとビタミンに飢えてます。

Date: 14/02/26 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1628|食べるぞあんこ!年に一度の風物詩。

きのうはびわ湖レイクサイドマラソンの応援へ。去年まで僕も参加していた大会。

年に一度、この会場でしか食べられない「松利老舗」の出来たてホヤホヤみかさ(どら焼き)を食べるのが決まりごと。友達のゴールを待つ間、お店の方とおしゃべりしながら「作ってるとこ撮らせて下さい」と、撮影までさせてもらいました。

想像してごらん、息を切らして走るランナーを尻目に頬張る幸せのまんまるを。想像してごらん、焼き上がったばかりのアツアツ皮と冷たいあんこが奏でる「ひやあつ」のハーモニーを。AMATAでは、あんこ関連の仕事もお待ちし(調子乗りすぎ)。

Date: 14/02/24 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1627|ネコの日。なのにカメレオンの話。

カメレオンみたいに、どんな業種の仕事でも柔軟に対応するのがデザイナーのあるべき姿だと信じていました。だからデザイナーはいろんなことに好奇心を持つし、今までそうして来ました。でも蓋を開けてみれば、表面的な知識だけでは越えられない壁にいつか必ずぶち当たる。

反対に、自分が大好きなことなら「自分ごと」として関わりやすい分、壁も越えやすいんじゃないか。そんな風に考えるようになりました。最近では日本酒がそうだし、伝統工芸もそう。持ち味を活かした方がいい結果に繋がりやすいし、力を発揮しやすい。自分の生活と地続きになっている業種なんかもそうですね。

何でもできるわけじゃないです。最近はどちらかというと不器用。でも、その方が今の自分にはしっくりきます。

Date: 14/02/22 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1626|日本酒が紡いでくれた縁。やってみるもんです。

日本酒ブログ「呑むぞ日本酒!」が本になりました!

・・・なんて事はこの先もありませんが、この「呑むぞ日本酒!」がきっかけで日本酒関係の依頼をいただきました。当初は数社の中から選ぶ予定だったそうですが、お会いして10分足らずで「もう安藤さんに決めました。」と嬉しいお言葉をいただきました。やったね。

全く営業っ気の感じられない文章や、日本酒の銘柄にも共感していただけた様子。何でもやってみるもんです。営業っ気がないのは当たり前。日本酒に馴染みのない人にも楽しさを伝えたい、それだけ。でもちゃんと下心はありました。日本酒の仕事したかったから。でなきゃコーポレートサイトのTOPページに「呑むぞ日本酒!」なんて怖くて載せられませんしね。仕事と日常がハッキリ溶け合ってきました。

ぼちぼち「呑むぞ日本酒!」ってイベントでもやろうかな。誰か来てくれるかな。

→呑むぞ日本酒!

Date: 14/02/21 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1625|なんていうんですか開放感。フーと一息。

ネーミングの「アマタノアタマ」、それにデザインもしっくり来ていて愛着もあるこのブログ。だけど世界観がほんのりストイックで、一定の思いを伝えるにはこれ以上なく役に立ってくれるけど、たとえば無意識的にお笑いの話題に触れにくくなったり、弊害もありました。

このスタンスも自分らしいけど、たまに型を崩したがるのも自分らしい。少しの間、気のみ気のまま「AMATA BLOG」の頃の自由度も折り混ぜながら続けます(気が済めばきっとすぐに元通り)。そんなわけで今日は写真がカラーです。まずはフーと一息。

→いつも通りのモノクロ写真はこちら(flickr)でご覧になれます
→今となっては読み返されるのが恥ずかしい「AMATA BLOG」はこちらです

Date: 14/02/20 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1624|まずは温泉でゆるり。そんな付き合い方。

a meeting|Abat奥村

きのうは横浜のお客さまと京都でミーティング。久々のAbats奥村で美味しいごはんと日本酒、の前に温泉へ。まだ何ひとつ納品していないけれど、とりあえず一緒に温泉へ。お互いの温泉好きが高じて実現。フ〜

テーブルで打ち合わせたり、お酒を交わしたり。とまぁ、そこまでは日常だけど、たまには裸の付き合いするのもいい感じ。そこでしか築けない関係があるし、これからの仕事にいい影響を及ぼすのは言うまでもありません。AMATAに依頼してくださる新規のお客さまには義務づけたいくらい(ヘンな噂が立たない程度に)。

不思議がる人もいるけど、僕にとっては理に適っていること。発想はいつでも柔軟に。脱力系アートディレクター目指します。

Date: 14/02/19 Photo: iPhone 5

1623|昔話をひとつ。と言ってもごく最近のこと。

a river

自分を変えたいと思った時がありました。でも、変わろうとしているのに、一向に変われない。全力でもがいているつもりなのに。

振り返ってみれば、そんな時に限って、発する言葉にはしっかり逃げ場を残していました。その方が、自分にとってラクだったから。いいね!が流行るのも、キャッチーなダイエット方法が流行るのも、ぜんぶラクだから。人間はラクが好きな生き物。結局その時はラクして逃げてばかりいたんです。

僕もラクがしたい。できればそうしたい。ブログを続けるのだって、時々しんどい。でもいつの日か、ラクして得られる感動の限界に気付いてしまった。そんなものばかりに囲まれた生活じゃ、心が動かない。人の心を動かす仕事をしているのに、それじゃ到底、動かせない。勇気を出して自分から飛び込んでいくことでしか、得られないものがある。

ある時浮かんだ、言葉から変えていくアプローチ。きっかけはカイロプラクティック。人間のカラダは本当におもしろくて、頭痛の原因が実は利き腕にあったり、疲れの原因が呼吸にあったり、一見無関係なところが実は密接に関係してる。

その応用で、行動を変えることが無理なら、まず言葉だけでも変えてみる。出来る出来ないは二の次で、あえて逃げ場を残さない言い回しをする。腹をくくってみる。そうすると、不思議とスイッチが入ることがある。僕は格好つけたがる性格だから、有言実行できない時は何度もカッコ悪い思いしたけど、この方法で変われたことがいくつかあります。このブログで公言して、自分を追い込んだことも何度か。

なんて綴ってみたけど、結局はそんな逃げてる自分に本気で向き合ってくれて、怒ってくれる人がいた。理由はこれに尽きるかも知れません。そんな環境にいる人は変われる。きっと変われる。

Date: 14/02/17 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1622|久しぶりの進展。空き町家見学会へ。

近江八幡空き町家見学会

今日は近江八幡で開催された空き町家見学会へ。まだ雪も残っていてとにかく寒い。でも、春から考えていた「古民家に住みたい」願望に久々の進展。見学させてもらえたのは売買と賃貸物件を含めた5棟。住むことを前提にすると、町家を改装したお店にいる時とは違ってガラリと目線が変わります。

残念ながらイメージに合致する物件は見つからなかったものの、次に繋がる収穫はたくさん。本当に欲しいものは自分から動かないと絶対手に入らないから、八方手を尽くして探し続けるだけ。あんまり時間はかけたくないけど、なかなか楽しい時間。

アマタノアタマ:アーカイブ「古民家を借りたい」はこちら

Date: 14/02/15 Photo: iPhone 5

1621|また一年、そんな引きだけは強そうです。

a boat

確定申告の準備がひとまず峠を越えてやっと一息。フー。今まさに放心状態。こういうのは定期的にコツコツ済ませてる人こそすごい。夏休みの宿題サボった小学生みたく、後になって僕みたいに慌てふためくのはちょっとねぇ、です。来年こそはスマートに。このタイミングで気を抜かないのがコツ(たぶん)。

36歳になりました。お祝いのコメントありがとう(ございます)。今日はランチに行った仲のいいお店でキットカット配ってたので「きょう誕生日なんです」って、お店の人にドヤ顔率80%は越える表情で伝えたら「私もなんですー」という衝撃の返事。神経衰弱でいきなり同じカード引いた気分。また楽しい一年になりそうです。どうぞよろしくお願いします。

Date: 14/02/14 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1620|打ち合わせ3種。二条に参上して三条に移動だぞう。

Ryo-chin|alttype

今日は午後から打ち合わせが2件、のはずが急遽合間にもう1件。それを朝晩の確定申告書類準備ではさんだ感じの一日。静〜動〜静。目が回りかねないほどダイナミックな時間でした。

どの打ち合わせにも共通して感じたのは、お客さまの変化や成長。そんな時でも熱しすぎず冷めすぎず、僕たち裏方はやれることをしっかりやるだけ。確かな結果をもってして、今よりもっと信頼していただける存在へと変わります。

写真は急遽打ち合わせすることになったalttypeのリョータ。ダブルダッチのプロパフォーマーもいろいろ大変です。

Date: 14/02/13 Photo: iPhone 5

1619|確定申告の季節。ヒーヒー言うのは今年で最後。

the port of Otsu

確定申告が近づくこの季節は毎年例外なくアタマから煙が出ているわけですが、何が原因かはよくよく分かっています。領収証をこまめに整理しなかったこと、弥生会計に定期的な入力を怠ったこと、勘定科目を覚えていないこと、そもそも操作方法を忘れていること(UIも苦手)。原因はだいたいそんなところ。

悪循環のリズムを生んでいる発端は、やっぱり領収証の整理。すべてはここから。逆に言えば、整理さえきっちり出来ていれば、確定申告なんて恐るるに足らないもの。あとは習慣にしてしまえばいい(習慣づけは得意な方)。9年目にしてやっと光が見えてきました。来年こそ煙が出ないように、仕組みをデザインします。今年はやっとMac版の弥生会計(青色申告版)も出るらしく、それも楽しみ。

Date: 14/02/12 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1618|カラダに気を遣えてる人は、きっと優しい。

snow (border)

ここのところ食欲と睡眠欲が5割増しで、どう考えてもカラダが冬眠したがってます。自分も動物なんだなぁと感じます。

冬生まれだし、この季節は好きだけど、カラダはカラダで「寒いもんは寒いんじゃい!」って訴えてきます。まだ2ヶ月も経ってないのに、今年はカラダと対話する時間の多いこと。カラダのケアが必要なのはアスリートだけじゃなく、デザイナーも同じ。それもあって昨日は一日カラダを休めて過ごしました。

東京都知事選挙は残念ながら予想通りの結果に。僕なら誰に票を投じたか、ずっと考えています。投票したくない人ならすぐ選べるのに。

Date: 14/02/10 Photo: iPhone 5

1617|ラーメン、ラーメナー、ラーメネスト。そんな日。

snow cat

数日前から食べても食べてもお腹が空くもんだから気になってスタッフ・バンビに「最近やけにお腹空かない?」って聞いたら「そうなんですよ!」って共感してくれて「あーやっぱ僕だけじゃなかったか」って安心した途端にラーメンがドカンと載ってる表紙のフリーペーパーが目に入って以来2人してずっと頭の中ラーメンでいっぱいで今日のランチはその時からラーメンに決定済み、というだけの話。

今日の雪でまず心配したのは「お店が臨時休業したらどうしよう」だったのはナイショ。ラーメン食べるぞ食べるぞラーメン。

Date: 14/02/08 Photo: AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

1616|デザイナーも驚かされる、デザインの力。

border & stripe

年明けに買った一着のコート。普段着ているより上質なデザインで「40歳にならないと着こなせないかも」なんて気持ちもあって腰が引けたけど、結局は惚れ込んだ勢いで手に入れて。それ以来、そのコートを着こなせる男になるべくフンワリした努力を続けています(背筋伸ばすとか)。

奮発して何かを買ったり、普段は行かない上質なお店に連れて行ったもらったり、魅力的な人と出会ったり。モノやヒトの持つエネルギーに惹かれて、自然な感情で今の自分を変えようと思えることが時々あります。大げさでも何でもなく、これまでの習慣が一変したことだってあります。広い意味でデザインの力。好きです、デザイン。

Date: 14/02/07 Photo: iPhone 5

1615|あとで分かる。そういうデザインがある。

Snow & Cloud

誘導看板デザインの打ち合わせで朝から京都へ。

誘導看板の仕事は派手さこそ無いものの、かなり神経を使う仕事のひとつ。機能させるだけなら簡単ですが、お客さまの細かいポリシーやリクエスト、看板を見てもらう相手、それに周辺環境とのトーン&マナーを考慮して、それでいて誤解のないよう瞬時かつ明快に機能させる必要があります。つまり引き算の仕事。

それだけに、仕上がりだけを見れば「これでデザインしたの?」と軽く見られがち。この手のデザインは実際に使ってみない限り意図が伝わりにくいもの。今はただ、じっとその時を待つだけ。でも、僕はそんな仕事が好きです。派手なことができる人は多くても、地味を続けられる人はそう多くない。

Date: 14/02/06 Photo: AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

1614|立春朝搾り。祝いの日本酒をお祝いに。

立春朝搾り|2014

東京の友達夫婦が毎年送ってくれる、立春朝搾り。祝いのお酒。いつもありがとうございます、嬉しいなぁ。今年も気持ちごと美味しくいただきます。嬉しいなぁ。

写真のグラスは「SAKE GLASS」。今年から少しずつ進めている新しい案件のひとつです。こんな風に日本酒とは切っても切れない仲になってきました。切っても切れない縁、なんかいいな。うん、なんかいい。

Date: 14/02/05 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1613|自然と人が生み出す感動。長浜盆梅展へ。

長浜盆梅展

「盆梅」の名の通り、盆栽を彷彿させる迫力や躍動感があったり、種類の豊富さに驚いたり、生命の不思議や感動がたくさん。襟を正して梅を観た初めての時間。

樹齢を重ねるほど耀きや風格を増すって、よく考えたら不思議なこと。自然の摂理とは真逆のベクトル。人が手を加えることで生まれる経年変化。樹齢400年の梅は、何世代もの職人に引き継がれ、何世代もの人々に愛され続けます。なんて素晴らしいんだろう。梅に限ったことではありませんが、ふとそんな事を考えました。

今日は節分。年男の僕は、豆を撒く役なんですって。鬼やらなくていいんですって(豆ひとつ撒きにくい世の中ですが)。変えない文化もあれば、その逆もあります。

Date: 14/02/03 Photo: iPhone 5

1612|気が付けばもう7回目。年に一度の集まりで先斗町へ。

winter tree

きのうは同業者の仲間と新年会。学生時代からの友達、バイト仲間からの紹介、前職の先輩、突然のメール、元ブログの読者などなど、出会いのきっかけは様々。誤解を恐れずに言えば、お客さまより大切な存在。

年に一度、AつMATAと同じ時期に主催しているこの集まりももう7回目。みんな忙しくて、メンバーは年ごとに微妙に変わります。独立は孤独との戦い。仲間がいるだけで救われます。大切なひととき。来てくれる人がいる限り、続けます。

Date: 14/02/01 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1611|不自然に思えて実はこれが自然、という例。

dessert buffet|

醤油を七尾(石川県)で買ったり、ジーンズのリペアをわざわざ四万十(高知県)に出したりしています。

近所でも同じ味やサービスを提供してくれるところはきっとあります。何ならもっと良いものがあるかも知れません。でも、あえてそうする。少し余分にお金はかかるけど、そうする。その先にいる人と縁あって出会って、その人が好きで、でも関われることなんて限られているから、できることだけでも関わり続けたい。

一見すると不自然なこのカタチが、僕にとってはとても自然です。

Date: 14/01/31 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1610|こぼかたじゃないよ、「おぼかた」だよ。

birds

SMAP細胞なるものを開発し、細胞を弱酸性液に浸して刺激を与えるだけで万人がSMAPになれるんだとか(5人のうち誰になれるかは運まかせ)。

なんて冗談はさておいて、STAP細胞。「初期化」なんて言葉は、HDDみたいな記憶媒体にしか使ったことがない。細胞の初期化って、どゆこと?さっぱり分かりません。ただ、そんな僕が強く共感したのは、その技術が信じられないほどカンタンだったこと。

シンプルな技術は強い。比較するものではないと知りつつも、たとえばロゴをデザインする時、最小限の要素でできたものはいつまでも強く色褪せない。でも、シンプルであればあるほど、そこに至るまで長い道のりを歩むケースが少なくありません。今後が楽しみな技術です。

Date: 14/01/30 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1609|歳を取ったからかも知れませんが、そんな気持ち。

a bird flying on the river

たとえば、お気に入りのラーメン屋には通い続けたい。

それとは別の感情で「この世で一番美味しいラーメン」を食べてみたい欲求もあります(何をもって一番かはさておき)。いや、厳密には「あった」が正しい。最近そんな事どうでも良くなってきました。

自然に出会えたら嬉しいけど、無理をしてまで会いに行くことにまるで興味が持てない。まず目の前のことを大切にしたい。その上で世界を広げたい。

Date: 14/01/29 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1608|40kmのための20km。これ、なんて言うんだろ。

take a walk

たとえばキレイに正座する方法を学ぶ時、正しい姿勢についてくどくど言われるより「親指をくっつけるようにして座ってごらん」の一言で気持ちよく解決してしまう。こんな手法がなんか好き。

ETC(高速)でも「時速20kmで通ってね」と書いてはあるものの、実際は40kmでも問題なく通過できるし「40kmまで減速してもらいたいための20km」なんだろうなぁ、なんて思ったり。こういうの、なんて言えばいいのかな。聞こえは良くないけど「うまく騙す」というか、でも誰ひとり傷つかないみたいな、そういうアプローチ好きです。グッドデザイン。

Date: 14/01/27 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1607|創造する。想像する楽しみがあるから。

初詣|兵主大社

色情報は無く、そのうえ焦点も合わせない。12月に観た写真家のギャラリーで出逢ったそんな一枚。物足りなさを感じる人もいる。だからこそ得られる現象も確かにある。

Date: 14/01/25 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1606|リズム。気持ちよく切り替えるリズム。

snow|Yasu Station

今週は月曜から絶え間なく打ち合わせ。しゃべりっぱなし。

打ち合わせのテンションと実作業のそれとは全く違うので、一日の中に織り交ぜるよりは日ごとに、できれば何日かの固まりで分けた方がいいんじゃないか、というのを検証中。たとえば週の前半は作業する時間、後半は外に出る時間、みたいに。

しゃべるだけでも体力使うし、終わった後スムースに作業に移れた試しがない。僕のカラダは全くスケジュール通りには動いてくれません。できるだけ無理なくスイッチを切り替えられるリズムがあるといいみたい。

Date: 14/01/24 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1605|歩きスマホ。無くなるはずもないけれど。

バスを待っている

どれだけ注意を喚起したところでやめる人が減るとも思わないし、僕も時々やってしまう。でもまぁ、危ない行為には違いありません。

文字通り「周りが見えなくなる」人にはなりたくない。それって行間を読めない、に等しいこと。行間が読めなくなったら、それはもう退化でしょう。スマートにはほど遠いこと。そう考えるとやめようって思えます。

Date: 14/01/23 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1604|あいつ、変わっちまったな。〜たまプラーザ編〜

TAMAPLAZA STATION

昨日と今日は出張で東京〜横浜へ。それぞれ新規の案件。どちらも魅力的な仕事。遠方の依頼ということもあって、是が非でも結果を出したい。分かりやすく期待に応えたい。

横浜のお客さまとは「たまプラーザ駅」で待ち合わせ。青葉台に住んでた20年前、降りることも少なくなかった駅。ある日は通りすがりのお婆ちゃんの荷物運んだお礼で友達と月見バーガー食べた思い出も。仕事のおかげでまた縁が生まれて嬉しい。ただ当時の面影はほとんどなく、全面リニューアル済み。その変化たるやGacktもビックリ。ほんとビックリ。

Date: 14/01/22 Photo: iPhone 5

1603|17歳の結婚式。それはそれでグッと来ました。

Welcome board|AQUA TERRACE

きのうは親戚の披露宴へ。親戚と言っても僕より半分以上年下の女の子。おーい。。

もう描くつもりのなかったウェルカムボードと撮影を頼んでくれました。撮影はいいとして、ウェルカムボードはもっと若い感覚の方が好みなんじゃないかと心境は複雑。

描く気が全く起こらない日(とスタッフに愚痴をこぼす日)が続きましたが、完成したらしたで喜んでもらえたし、一生に一度の時間に花を添える手伝いが出来たことは嬉しい。若い2人ならではの決意を感じた、いい披露宴でした。

Date: 14/01/20 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1602|誰もやってないことをやる、を自分なりに言うと・・・

初詣|多賀大社

途中で投げ出していたこと、できるフリをしていたことを最後までやりきる。ヨコに広くなり過ぎず、タテに深く。それが今年のテーマ。

僕にとっての「誰もやってないことをやる」は、空を飛ぶとか100Mを7秒台で走るとか誰もが驚く事じゃなくて、注目されないけどアレ?そう言えばこんな事までできるんだね、のニュアンス。

見栄えは関係ない。自分がこうしたい、より、相手のために何が必要かをとことん突き詰める。その先に見える世界が何より好き。それが自分のやりたいこと。

Date: 14/01/18 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1601|光の見えにくい仕事。でもそれが仕事。

peaceful time

今日は爽快潔リビングさまの新規プロジェクト取材で丸一日外出。奇しくも兵庫にて。

暗中模索を繰り返し、仮説という名の答えを導き出す地道な案件。だからこそ光が見えた時の嬉しさはきっと並々ならぬものになりそう。でもそれはまだ先の話。今できることは一歩でも前に進むこと。先を見るのは、もう少し先のこと。

Date: 14/01/17 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1600|そんな母親の誕生日です、今日は。

contrast|

還暦をとうに過ぎた母親がなるべくエスカレーターを使わないポリシーにつき、息子の僕もなるべくそうしてます。それでなくとも足を使うのは好き。

今日はそんな母親の誕生日。回転寿司を食べに行っても「もったいない」と、何周もして乾燥した皿を取るような人。行き過ぎた贅沢はせず、でも美味しいものを食べてもらいたい。そんな日です。家で手作りする時もあれば外食する時も。今年は「今度親を連れて行きます」と約束したお店に連れて行きます。

Date: 14/01/16 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1599|人体力学の本を買いました。ケア不足を知りました。

children

10年近くカイロプラクティックに通っています。実感したのは、人体の構造と内臓、それに精神は密接に繋がっていること。この経験を日々の体調管理に活かしたい。でもどうすればいいか分からず、そんな本ないかな〜と探し続けたところ、最近やっと出逢えました。

パソコン(といってもMac限定ですが)の知識は人並み以上にあるつもり。でもパソコンの管理や修理より、人のカラダを直せる方が魅力的。大切な人が急に体調を崩した時に適切な応急処置ができたり、訪問先のお客さまの不調を打ち合わせついでに解消できたり。医者には敵わなくても、出来ることはたくさんある。医者に出来ないことだってある。

話は戻って体調管理。本を読んで、とにかく日々のケア不足に気付かされました。カイロ以外にも加圧トレーニングしたり温泉に行ったり、十分ケアしていたつもりで、実はまったく出来ていませんでした。自分のカラダについて無知、というのはすごく怖いことです。

※岡山ひとり旅の続きはまた後日。

Date: 14/01/15 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1598|岡山ひとり旅。まずはJohnbull Private laboへ

Johnbull Private labo

まず向かったのは岡山にあるジーンズブランド「Johnbull」へ。

Johnbullはここ数年で一番のお気に入りで、ずっと前から本店で買い物してみたかった。Johnbullを好きになったきっかけは四万十にあるセレクトショップchum-chum closetさま。

僕の服はオーナー山崎さんから不定期に届くおすすめメールで買うことがほとんど。ツボをよく心得て下さり、買わずにはいられません。中でもJohnbull率が高く、身をもってその良さを体験している、という流れ。

この日は偶然、その山崎さんの紹介で一度だけ食事したことのあるJohnbullオチくんと約7年ぶりに再会し、お互いの近況や昔話をしながらゆっくり&ワガママに買い物させてもらいました(3時間もいました)。お互いの恋愛事情がビックリするほど近かったのが一番印象に残ったこと。

センス抜群のセレクトショップchum-chum closet

Date: 14/01/11 Photo: iPhone 5

1597|ひとり旅初め。今回の目的地は・・・

Okayama Station

少しだけ触れましたが、年明けにふらり岡山へひとり旅。

カラダの疲れを取りに源泉掛け流しの温泉に行きたかったことと、青春18きっぷもまだ余っていたので。岡山駅まで片道4時間。移動中に読みたかった本も読めたし、そのくらいあっという間。温泉以外の予定は特に決めない、自由気ままな旅でした。1泊の割にはいろんな出来事があったので、ひとつずつ紹介します。

Date: 14/01/10 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1596|「カラダを休める」って難しい。

Donut|WaKKaYa

休んでいるように見えないらしい。

スタッフとか、身近な人にまでよく言われます。休みの日でも何かしら動いてそうで、いつカラダを休めているんだろう、と。そうだったのか。。

自分では休んでるつもりでも、確かに本当の意味で「カラダを休める」は出来ていなかったかも知れません。疲れを取りに温泉に行くのはいいけど車で2時間かかるとか、プラマイゼロみたいなことはよくやります(気分はリフレッシュできるんですけどね)。

今年はしっかりカラダを休めながらリズムを作ります。無理し過ぎないリズム作りは今年の大きなテーマ。実現のための具体的な対策も始めたところ。

Date: 14/01/09 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1595|今年の写真のテーマはと言うと・・・

ふるまい|兵主大社

今年は人を撮りたい。去年から少しずつ意識はしてきたけれど、今年はより人を主役にした写真をたくさん撮りたい。なんかそんな気分。と言いつつ、あんまり変わり映えしなかったらごめんなさい。

話は変わって、この頃またノロウィルスや胃腸風邪が流行っているようです。身近に感染した子もちらほら。みなさんくれぐれも気を付けてくださいね。新年早々倒れてはどうしようもありません。手洗い・うがいが基本です。

Date: 14/01/08 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1594|初詣の定義について考えよう

随神門|岡山神社

初詣は地元にある兵主大社へ。お参りの前に人の多さに参ってしまい、参拝せず写真だけ撮って帰りました。けっきょく今年の初詣は旅先の岡山神社で。去年も同じく旅先の長野で。

遠方での初詣にしっくり来なかったこともあって、滋賀県の多賀大社と日牟禮(ひむれ)八幡宮で仕切り直し参拝。計3ヶ所で参ったわけですが、休み中の参拝はぜんぶ「初詣」という事でお許しを。好きなんです、初詣。

Date: 14/01/07 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1593|2014年もよろしくお願いします。

神楽殿|多賀大社

新年あけましておめでとうございます。今日から営業開始です。

長い休みの間に年末の疲れも取れて、いい感じにリフレッシュできました。温泉入って楽屋ニュース見て一人旅してカキオコ食べてあんこ食べて初詣して、またあんこ食べて。今年も充実した一年にするために、整理した頭の中をスタッフにもじっくり伝え、今からワクワクしています。

このブログも変わらず更新します。もしよかったら今年もまた一年お付き合い下さい。変えることと、変えないこと。両方あるのが良さそうです。

Date: 14/01/06 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1592|2013年もお付き合いありがとうございました。

a kitty

2度目の気仙沼へ行った9月7日、そして8日。

一年を振りかえると、どうしても忘れられない2日間。300%衝動で決断した行動をきっかけに、人生がまた大きく変わりました。ここから今日までの約4ヶ月間は、体内時計では軽く一年は経過したかのような濃密さ。4ヶ月前に気仙沼にいたなんて、信じられません。「自分に出来ることは、まだまだこんなもんじゃない。」の意志で臨んだ時間は信じられないほど濃厚で、本当の意味での「向き合う」を知りました。

6月にいわきと気仙沼へ行った時にひとつ目のギアが入り、9月でさらに加速。そのスピード感のまま今に至ります。やけに精神が研ぎ澄まされ、期間中は「どうした!?安藤」と言わんばかりに普段よりもいい仕事ができましたが、カラダにかかる負担もまた相当なもので、あと一週間営業日が残っていれば間違いなく倒れてたと思います。がんばりすぎました。これからゆっくり休んで調子を整えます。

既存のお客さまとより深い関係を築けたり、新しい出会いがあったり、別れがあったり、本当に変化の多かった一年。分かったのは、向き合えば必ず変化が生じること。大切なことは色々あるけど、とにかく変化を恐れない組織であり続けたい。目の前のことに真っ向から向き合う存在でありたい。一年一年を乗り越えるだけで精一杯な時代ですが、そんな柔軟性さえあれば、何とかやっていけると信じています。

さて、今日で2013年も仕事納め。ブログを読んでくれたすべての方に感謝します。来年から少しペースを落とすかも知れませんが、もし良かったら変わらずお付き合いください。毎日貴重な時間をいただき、本当にありがとうございました。

みなさん良いお年をお迎えください。2014年は6日より営業です。

Date: 13/12/28 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1591|増えた

a meeting

ワケあってブログとfacebookとtwitterから丸一日距離を置いたら、本当にやりたい事を考える時間がグッと増えました。限りなく理想のペースに近いです、今。

Date: 13/12/27 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1590|かくべつな

1st anniversary|Rosetta*H

東京へは加波次吉漆器店さまの仕事の現場調査のほかにRosetta*Hさまの忘年会と、それにデートも兼ねて。今年はたくさん東京へ行く機会があったけど、今回の楽しさだけは格別でした。

Date: 13/12/25 Photo: iPhone 5

1589|今年最後の東京へ

TUBU|加波次吉漆器店|THE COVER NIPPON

土曜から連休にかけて東京へ。パッケージデザインに関わらせていただいた加波次吉漆器店さまの新商品「TUBU」が東京ミッドタウンで販売中で、その現場を確認したくて。

パッケージデザインの善し悪しだけでは、売り上げにほとんど影響はありません。価格以上、あるいは価格に見合う価値を感じた時、初めてモノは売れます。パッケージはそのための役割のひとつでしかない。でも、それが取っかかりになることもあるし、最後の後押しになることだってある。だからこそ手は抜けないし、デザインの力を信じています。今回もたくさんの発見がありました。

デザイナーは売るプロじゃない。でもそこまで期待してもらえる現実もあって、だったら期待に応える存在でありたい。そのために新しく始めることがあるし、やめなければならないことがあります。

Date: 13/12/24 Photo: iPhone 5

1588|まだ見つからない肩書き

a morning

名刺にはデザイナーの他に「写真家」という肩書きを入れています。なんだか大御所感たっぷりで後ろめたさも感じますが、ぴったりフィットな言葉が見つからず暫定的に使っています。

フォトグラファーともニュアンスが違うし、「○○マン」と名乗ることに抵抗を感じてカメラマンもやめました。そもそもカメラが好きなわけでもないし。というわけでまだ「これ!」というのがまだ見つかってません。いつもみたく自分で生むことになりそうです。

Date: 13/12/21 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1587|だからフンニャリ

職人 VS 猫

むかし武田鉄矢が金八先生の役を演じていた頃、撮影を終えると「無性に悪いことがしたくなる」と語っていたのは今でも心に残っています。本能が善悪のバランスを取ろうとしている(たぶん)。

このブログでも最近フンニャリした内容を書きたくなるのは、きっと慌ただしい毎日の反動。反動で動いていることって意外に多い気がします。この辺ちょっと掘り下げたい。カラダって本当によく出来てるよなぁ。この写真を見てはフンニャリしてます。

Date: 13/12/20 Photo: AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

1586|ラシーン報告会

高澤ろうそく店|石川県七尾市

家の近所にある「はせがわくだもの店」のご夫婦は僕と同じラシーンのオーナー。買いに行けばもれなく始まるラシーン話。今日は近所のどこにラシーンが停まっているかそれぞれ報告。「あそこの分岐するところの駐車場に…」「あ、それ僕の。」なんてゆる〜い話をしながらくだもの選ぶひととき is プライスレス。

Date: 13/12/19 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1585|とっかかり

高澤ろうそく店|石川県七尾市

とっかかりがなければ、アイディアの出しようもない。ゼロに何を掛けてもゼロにしかならないようなもの。そんな時はとっかかりを作るところから始めます。

Date: 13/12/18 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1584|何をやらないか

tea time|LE MUSEE DE H

自分たちが出来ることを今一度見極めて突き詰める。やりたい事を実現するための時間を作って実行する。今考えている2014年のテーマ。

この2つに費やす時間をどれだけ増やせるか。「何かをする」は比較的たやすいこと。難しいのは「何をやらないか」。時間もお金も有限。ほとんど着ない服に高いお金を払ってしまったような無駄をひとつでも減らして、小さいながらも贅肉の少ない組織でありたい。

ただし、必要な無駄は削らずに。これがなきゃつまらない。何でもかんでも削りすぎると、大切なものが見えなくなってしまう。何にでも遊びは必要。目の前のことと向き合いつつ、来年に向けてそんな事を考えています。もうそんな時期。

Date: 13/12/17 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1583|ぜんぶ忘れて

高澤ろうそく店|石川県七尾市

きのうやっと丸一日休みが取れました。ここ一ヶ月まともに休んだ記憶がなく、仕事をしていない日があってもデザインモーターは頭の中でギュルギュル回りっぱなし。そんな状況から一息ついて、本当に贅沢な時間でした。仕事のことを一切考えず、ネットからも距離を置き、目の前のことを楽しむ。ひたすら楽しむ。自分が帰ってくる。

Date: 13/12/16 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1582|貼らないカイロはただのカイロだ

茶町|島根県松江市

何年かぶりにカイロ買いに行ったら、貼るカイロばっかりなんですねこの頃は。ポケットに忍ばそうと思っただけなのに、貼らない方を探すのに一苦労。割合で言えば1:9。どう見てもアウェイ。

貼る方には「貼る」、貼らない方には「貼らない」と書かれていて、今やどっちが基準でもない証。御座候の赤か白か、みたいなもの。ちょっとしたカルチャーショック。ちなみに御座候は赤をよく食べます。お腹空いてる時は赤と白をひとつずつ。

Date: 13/12/14 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1581|人も同じ

茶室 寿立庵|足立美術館

ピントが外れてたり手ぶれしてるだけで失敗とするより、そこにしかない味わいや印象を見つける方がきっと楽しい。僕がいつも選んでいる写真だって単なるスタイルのひとつに過ぎません。シャープで印象的な写真だけが正解じゃない。多様でいい。一様じゃつまんない。人も同じ。

Date: 13/12/13 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1580|引き金

people|足立美術館

急かされた時にいい結果を残す事が多いです。余計なこと考えるヒマないから。

Date: 13/12/12 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1579|21回目の命日

近江富士|滋賀県野洲市

きのうは父の命日。あれから21年。

この日は晴れるのが毎年の決まりごと。でも今年は曇り。
前日から降り続いた雨はせっかく止んだのに。

強い風で線香に火は付かなかったけれど
伝えることはしっかり伝えたので良しとする。

母親より先に死なないこと、
少なくとも父親より長く生きること。

この2つは必ず果たしたい。
死を意識すればするほど「生」の喜びを感じます。

Date: 13/12/11 Photo: iPhone 5

1578|むしろその逆

三ノ丸|月山富田城跡|島根県安来市

休日出勤が続いているので、最近は営業日以外でも毎日ブログを書いています。読み逃してる回もあるかもです。

単なる気分ですが、やってみて気が付いたのは、そっちの方がラクだってこと。回数増えるから大変じゃないの?と思いきや、むしろその逆。「書く」意識が薄らいで、歯を磨いたりするのと同じように、毎日の習慣として溶け込めてしまえる、そんな感じ。能をダマしているのかも知れない。でも余計な意識がない分、その方が伝わると思うんだ。

Date: 13/12/09 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1577|AつMATA 2013

AつMATA2013|GOODFOOD

年に一度この季節に開催するAつMATAは、食べて飲んでしゃべるだけのひととき。余計な味付けは一切せず、この3つで十分楽しめるでしょ、というテーマの会です。

参加してくれたみんなのおかげで今回も楽しい時間でした。このスタンスを面白いと感じてくれるのはホントに嬉しい。ちょっと、うん、今年は特にいい感じだった気がします。僕もしっかり楽しめたからかな、こんな写真も初めてだし(ナカタケさんありがとう)。懲りずにまた来年もやります。

Date: 13/12/08 

1576|謙虚に波にのる

クロネコタタタ|島根県出雲市

仕事もプライベートもうまく行ってる時に決まって現れる感情が「怖さ」。

調子が良すぎると、反動でショッキングなことが起こりそうで怖いんです。だから何かが起こる前に、自分の奇行でもってバランスを取りたくなる。1万円札をシュレッダーにかけたり、iPhoneをドアストッパーにしたりとか(どちらも未遂)。ますだおかだの増田はそんな時「後輩めっちゃ呼んでメシおごる」らしいです。

それはずっと前から思っていること。ただ、この間そんな話をしたら「そりゃ勿体ないぜぇ」なんてアドバイスを受けて、ちょっとビビってたのかな〜なんて考えも自然と変わってきて、これからはそんな時は遠慮なく図に、いや、謙虚に波に乗ってみようと思います。どえらい目に遭ったらシュレッダー妄想生活に戻ればいいんだ。

Date: 13/12/07 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1575|ありがとう3種

出雲大社|島根県出雲市

明日届いて欲しい荷物なのに明日発送というメールが届いて、何とか対応してもらおうと電話したら快く対応くださいました奈良のきとらさん。ありがとう。

閉店時間を5分ほど過ぎたのに、快くお店を開けてくださった阿闍梨餅でおなじみ満月本店さん。ありがとう。

閉店10分前の23:50に入っても嫌な顔ひとつしない近所の来来亭本店さん。ありがとう。

Date: 13/12/06 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1574|全力でなきゃ

月山富田城跡|島根県安来市

なるべく全力で生きたいんですが、ヒトでもモノでもコトでも、相手が全力でないとそれは無理なんだなーって今ごろ気が付きました。相手も全力で向き合ってくれないと。ぶつかり合わないと。

全力で受け止めてくれる相手がいるから、変化できるんだ。

Date: 13/12/05 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1573|はしゃいでみた

fishermen|津松阪港

年齢のわりに文章が落ち着きすぎていると何度言われたことか。年下ならまだしも、年配の方から言われることの方がむしろ多いです。時には一回り以上も年上の方からも。もっとはしゃいだ方がいいのかな、なんて考えることもあります(ごくごく稀に)。

で、はしゃいでみた↓

なんか文章落ち着いてるとかけっこー言われることあって超ビビって、しかも何つーか、下のヤツとかなら分かるけど年上?ひとまわり上とかザラだしオレ一体いくつだっつーの、みたいに思うことあるんですわー?きっついわぁ。めっちゃヒマな時たまーに悩みますわー。

このように、ちゃんとはしゃげるのです(たぶん)。

Date: 13/12/04 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1572|溶け込む

鳥居|月山富田城跡|島根県安来市

丸亀製麺は好きでよく行くんですけど、もうずっと昔から通っていたように錯覚してます。Googleマップなんかもそうで、いつの間にか違和感なく生活に溶け込んでます。そういうの好き。どっちもそうだけど、押し付けがましくない。必要以上に大きく見せようともしないし(大きく見せていいのは2割増しまで)。

実はうどん県の丸亀市に店舗はなくて本社は神戸だよ、なんてトリビアはサラリと流しましょう。僕自身そんな「違和感なく溶け込む」存在でありたいです。かにかま天を好んで食べます。

2割増にこだわる理由はこちらをクリック!

Date: 13/12/03 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1571|オーバーホール

green wall|愛媛県大洲市

見て見ぬ振りをしていた「年内の営業日数」を確認したら、もう19日しかないことを知り、否が応でも背筋がシャンとせずにはいられません。

年末年始にやりたい事のひとつは自分自身のオーバーホール。一度バラバラにして客観的に眺め、要らないものは省いて2014年モデルとして新たに組み直す。贅肉ではないにしても、イメージする「アートディレクター兼デザイナー」でいるために、必要でないパーツは思い切って外したい。来年からまた新しくなる体制への備え。1gでも身軽なのがいい。

Date: 13/12/02 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1570|Switch 〜やっとこさ〜

向こうに見える景色|臥龍山荘|愛媛県大洲市

来週末に迫った忘年会「AつMATA」。やっとこさスイッチ入りました。AつMATAに使うエネルギーは下準備が95%(で、残り5%はリアルタイム)。なので今が忙しさまっしぐら。

仕事の忙しさと丸かぶりで毎年「今年でやめよっかな〜」がアタマを過ぎり、でも終わってみたら「来年もやろう」の繰り返し。今年もそう思えるよう、来てくれる人に少しでも楽しんでもらえるように、やれること全部やります。そして当日は何もやらずに僕も楽しみます。

Date: 13/12/01 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1569|輪島生まれの新しい漆器「TUBU(つぶ)」

小判プレート|TUBU|加波次吉漆器店

パッケージデザインを担当した加波次吉漆器店さまの新商品「TUBU(つぶ)」が、明日12月1日より東京ミッドタウン内「THE COVER NIPPON」にて販売を開始します。

すぐにでも現場を見に行きたいところですが、やるべき事が数多あり、今はたくさんの方が見て触れて買っていただけるよう祈ります。いま出来ることは全部やりました。でも実際はここからがスタート。Webサイトにちょっとした紹介ページもご用意しています。

輪島生まれの新しい漆器「TUBU(つぶ)」

Date: 13/11/30 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1568|からあげの

two birds|臥龍山荘|愛媛県大洲市

きのうはお客さまが油の専門店へ連れて行って下さり、ランチはそのお店で唐揚げ定食をご馳走になりました。夕方からは新大阪でミーティング。指定のお店に行くと鶏料理専門店で、またしても唐揚げをご馳走に。唐揚げづいた一日。

こんな経験は誰にでも一度や二度はあること。わざわざ取り上げることでもない話。だけど昨日がいつもと明らかに違うのは、前日に唐揚げの夢を見てたんです。

Date: 13/11/29 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1567|そんなスタンス

臥龍山荘|愛媛県大洲市

デザインをお任せいただく機会が増えて嬉しい反面、「デザイナーに口を出すのは失礼」みたいな風潮になってしまってる気がします。これは大いに反省すべきところ。よろしくない。

気が付いたことは何でも言って欲しい、それがデザイナー(というか僕)の本音。説得力ある意見は積極的に取り入れたい。プライドは「質の高いものを作りたい」点にだけあって、自分が作ったものに口出しされるのが嫌とか、変テコなプライドなんてこれっぽっちもありません。ぶつかりあおうが何だろうが、最終的にいいものが出来ればそれでいい。そんなスタンスです。

Date: 13/11/28 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1566|後悔は起きてから

The Hijikawa River|肱川|愛媛県大洲市

夜は基本的に炭水化物を摂りません。そんなちょっとした食事制限が体重を保つ理由のひとつ。ただこれには僅かに「我慢する」ストレスがあります。

仕事が相当立て込んでいる時期は全体のストレス量が増えるので、食事のストレスくらい解放してあげながらストレスを調節します。たまには寝る直前におにぎりせんべい一袋完食することも(気分によってはココナッツサブレの時も)。これが気持ちいいんだ。

Date: 13/11/27 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1565|たいないどけい

臥龍山荘|愛媛県大洲市

この時期になると「一年はやいな〜」が常套句になるわけですが、それとは別に「あの2ヶ月は濃かったな〜」なんて感じるのもまた事実。人間の体肉時計なんていい加減なもんです。

一年間のできごとを表にでもまとめたら、それはそれで「あ〜長かったね」となるわけで。カップラーメン食べる時だけちゃんと動いたらそれでいいんじゃないかな。「体肉時計」と書いても気付かなかった人だって少なからずいます。人間なんていい加減なもんです。でもそれがいいんです。

Date: 13/11/26 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1564|お茶漬けの高級なやつ

couples|東尋坊

お茶漬けの高級なやつ時々いただくけど食べる機会ないですよね、なんて事をおもしろおかしく書きたいのにアタマ回らず断念。その話はいつかまた。

お茶漬けで思い出すのは高3の文化祭。クラスの模擬店はフランクフルトで、僕はポスター担当。普通に作ってもつまんないし、鮭茶漬け(永谷園)のパッケージを模して勘亭流書体で「ふらんくふると」って書いたらポスター部門で見事優勝。美術部でも何でもなかった僕が、公の場でデザインを認めてもらえた初めての瞬間(たぶん)。

※2連休でも書いてます
1563|透ける系
1562|ゆーるりーゆーるりーらら

Date: 13/11/25 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1563|透ける系

an insect

自分のカラダが光で透けるってどんな気分だろう。僕たち人間は、せいぜい耳くらい。手足そのものが透けるって、どんな気分なんだろう。「うわ〜、おれ薄いわぁ〜」とか思うのかな。あるいはそういう「透ける系」がセクシーで昆虫界ではモテるとかさ。

Date: 13/11/24 Photo: iPhone 5

1562|ゆーるりーゆーるりーらら

women|海外組の2人

たまにはこんなゆる〜いのも。気が付けばストイックまっしぐらな僕にとって、ゆるいってホントに素晴らしい。これからは適度に気を抜いていくんだ。

今日は勤労感謝の日。働けていることに感謝の日。いつも感謝してます、本当に。そんな祝日ですが今日もせっせと働きます。今年一番の勝負所です。

Date: 13/11/23 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1561|サプライズの真夜中

a view|月山富田城跡

きのうのブログのタイトル「気にしない気にする」。普通なら「気にする気にしない」の方がリズムもよく気持ちいいんですが、気持ちよすぎる言葉はかえって響かないことがあります。あえて流れを鈍くして、意図的に「引っかかり」を作る。そんな工夫が必要な時もあります。

今回のタイトルも「サプライズの真夜中」。オーソドックスなのは「真夜中のサプライズ」ですが、同じ理由でそうしています。引っかかり。しかも本文と全く関係ないという、奥田民生の「マシマロ」方式まで採用しています。つまりただ言いたいだけ。そんな時もあります。

「気にしない気にする」が気になる方はこちら

Date: 13/11/22 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1560|気にしない気にする

the autumn|月山富田城跡

このブログの写真にはひとつひとつタイトルをつけていて、それは時々英語だったりするわけですが、表現として正しいかどうか気にします。

例えば今回のタイトルは「the autumn」。この「the」の使い方が本当に正しいか、ということ。どこぞの100円ショップならお咎めなしでも、ここではそうはいきません。文法云々よりニュアンスを大切にしつつも、一応は調べます。

そこでふと気が付いたのは、日本語についてはそこまでシビアになっていないこと。意味が通ればそれでいいや、くらいにしか思っていません。普段使わないものには気を使い、慣れ親しんでいるものは気に留めない。使いこなしていると言えばそうかも知れないけど、少し気になったこと。親しき仲にも、みたいな。

Date: 13/11/21 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1559|時間は戦ってすらくれない

月山富田城跡|島根県安来市

今日は朝から小浜にて打ち合わせ。

日に日に慌ただしくなってきて「いよいよ時間との戦いだなぁ」なんて感じているわけですが、そもそも「戦い」って相手にも意志がないと成立しないよなぁ?って思い始めて、時間は時間で別に僕と戦おうとなんてしてないよなぁ、なんて考えているうちに容赦なく過ぎていくのが時間というもの。時間はいつだってドS。

でもこんな時だからこそ精度にこだわるのがプロというもの。

Date: 13/11/20 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1558|レンジすねた

Contrast|足立美術館

今朝、自宅の電子レンジが壊れました。ホットミルク飲もうとして温めて、でもそれが1分前と変わらない温度で、湯船にお湯張ったつもりが水だった時と同じ状況が口の中で繰り広げられました。

その電子レンジとはSHARPのヘルシオで、母親が福引きで当てたもの。電話越しに「セルシオ当たった!」と、間違って高級車の名前を連呼していた数年前の正月を思い出しました。MVPに選ばれた野球選手みたく、でっかいキーを持ってる姿を想像したことも。きのうレトルトのカレーをレンジでなく湯煎で温めたので、拗ねてしまったのかも知れません。

Date: 13/11/18 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1557|バカにナルニワ共和国

ぐるっと松江|堀川めぐり

やること満載なこの状況を打開するもう一つの方法は、バカになること。アタマでまともに考えたら選択肢なんて「逃げる」しか残っていません(冗談抜きで)。逃げ出したくなるプレッシャーに打ち勝つには、バカになってしまうこと。

バカになったら、もれなくキングに打ち勝つジョーカー並みに強くなれます。準備はとってもカンタン。たった大さじ1杯の勇気だけ。勇気があれば何でもできます(たぶん)。

Date: 13/11/17 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1556|頑張らなきゃ、より

堀川|島根県松江市

今月はいつも以上にやること満載で、目の前の案件ひとつひとつと同時進行で向き合っています。あろうことかそのどれもが魅力的で、向き合わないわけには行きません。そうなるといつもの何倍ものエネルギーが必要になります。

こんな時「あの人も頑張ってるから」と自分を鼓舞して乗り越えることもありますが、その反対のベクトルにある、仕事でボロボロになった人を思い出してラクになることもあります。頑張らなきゃ、より、「こんな状況は誰だって大変だよなぁ〜」と納得する方が諦めもついて、いい結果に結びついたりするもの。その方がかえって「ひとりじゃない」を感じられるから不思議。

Date: 13/11/16 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1555|さよならスパムメール

Shinjiko Lake|島根県松江市

「i.softbank.jp」ドメインへのスパムメールがしつこい今日この頃。5人くらいしかまともに使っていないし、もう使うのやめようかと考えています。自分だけでは解消できないストレスからは、思い切って離れるのが吉。

そんなわけで、メインの連絡先をどこに置くか悩んでいます。最善の方法をあれこれ模索するのは、割と楽しい悩み。僕のiPhoneはWi-Fiしかネット繋がらないので、電話回線で使えるSMSは欠かせません。facebookのメッセージはストレスも少なくないし、最後はSMSかAppleのメッセージ、あるいはその2つの併用に落ち着きそうです。多様化が進みすぎると原点回帰するのがお決まりのパターン。

そうこう書いている間にも2通スパムメールが届きました。はてさて。。

Date: 13/11/15 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1554|デザイナーのいいわけ

TIMEVOYAGER Trolley

旅に出たくなる衝動が強くなったのは、このトロリーバッグを買ってからのこと。

いろんなキャリーバッグを物色するものの、これと言った決め手がない。AとA’みたく細かい部分が違っているだけで、何かこう、根底から違うものがない。本当はAとBとCを比べたいのに。なので一向に決められない。

このままでは買い物として最悪な「消去法」で選んでしまいそうなところに出会ったのがこのトロリー。いわゆる一目惚れでした。「これがいい!」としか思えませんでした。予算オーバーもいいところだったけど、長い付き合いになるのは分かっていたし、しばらくの節約生活を覚悟して買いました。

1年が経った今、家にやってきた当初の嬉しい気持ちは少しも失っていません。むしろ愛着が湧いた分、もっと好きになっています。いいデザインにはそんな力があります。そんなデザイナーでいたいから、買わずにはいられないのです。

Date: 13/11/14 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1553|早起きすると写真が楽しい

エコショップまつえ

旅先で見つけるこの手の風景が昔から好きです。「その街の匂い」を強く感じます。単純に懐かしいって言うのもあるんですけど、なんかもう、愛くるしいじゃないですか。シャッターにビターッ!ってカラダ全体でぶつかりたくなるじゃないですか(迷惑な旅行者かどうかはさておいて)。

それに、今のご時世はそうでもなかったりするんですが、こんな写真が撮れるのは朝のわずかな時間だけ。昼間はお店が開いてるし、夜は夜で真っ暗。早朝ならではの特権。ちょっとしたマジックアワー。旅先で早起きするだけで楽しいし、何となく“いいな”と感じたものを散策がてら気ままにスナップ。それがまた楽しいんだ。

Date: 13/11/13 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1552|あかねさん送別会

a farewell party

ブラジルへ引っ越すプロシンガー、あかねさんの送別会へ。いつものカフェGOODFOODで。

彼女は「別に最後じゃないしいつも通りで〜」を連呼しながら、たくさんの曲を歌ってくれました。その歌声はもちろん、僕はあかねさんの人柄が好きです。相手の内側までちゃんと理解して、まっすぐ向き合ってくれる。シンガーという職業柄か、選ぶ言葉には余計なノイズがなくて、シンプルに気持ちよく届きます。そこに大阪育ちの気っ風の良さが相まって、なんとも清々しい。そんな空気を醸している人だから、きのうは写真の2倍以上の友達が集まっていました。

ブラジルは遠い。でも会おうと思えばいつでも会える。たとえ隣町に住んでいようと何年も会ってない親友がいるように、実は距離なんて関係ないんだ。会うか会わないか、それだけ。明日死なないとも限らないのが人生。会いたくなったら、会えばいい。だからきのうは本当に、明日また会えるくらいの気持ちで過ごしていました。

Date: 13/11/11 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1551|Yさんは楽屋で待機

straw cap|愛媛県大洲市

カレンダーでは今年もあと2ヶ月を切りました。それなのに日中はTシャツ一枚で過ごせそうなほど暖かい。でも紅葉はぼちぼち見頃を迎える。。

何を基準にすればいいか戸惑う毎日です。これ以上ややこしいと困るので、山下達郎はもうしばらく楽屋での待機を願います。そう願っています。

Date: 13/11/09 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1550|いいことたくさん

take a walk|三重県津市

7年間ずっとずっとずっと続けてきた友達の努力がやっと報われたり、応えるのが99%不可能なリクエストに奇跡的に応じることが出来たり、久々にウェルカムボードの依頼を受けたり、今日はいいことがたくさんありました。

吉報を伝えてくれる人がいて、難解なリクエストを相談してくれる人がいて、僕が描くイラストを気に入って祝いの席に関わらせてくれる人がいる。今日も恵まれています。恵まれすぎて最近ちょっと怖いです、本当に。

Date: 13/11/08 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1549|AつMATA2013詳細

臥龍山荘|愛媛県大洲市

AつMATAの詳細が決まりました。もし良かったらご参加下さい。

ー日にち

12月7日(土)18:30〜(22:30)

ーところ

GOODFOOD(滋賀県野洲)→食べログで場所を調べる

ー会費

おひとりさま3,800円(税込/飲み放題つき)
小学生以上 1,500円
小学生以下 500円

ー定員

25〜30人くらい(先着順)

ー締め切り

11月30日(土)の23:59まで
※定員が埋まった時点で締め切らせていただきます。

ー参加できる人

申し訳ありませんが友人・知人のみとさせていただきます。

ーひとこと

どうぞお気軽にご参加下さい。お一人で参加される方もいます。『おしゃれな人ばかり集まってそう・・』なんて声も耳にしますが、普通の人たちばかりです。デザイナーの集まりでもありません。集まって食べて飲んで喋るだけの心地よいひとときです。遅れて参加する人もたくさんいますので、18時以降のご参加でも大歓迎です。

ー飲み放題について

飲み放題は2時間です。2時間を超えた場合、有料にて追加できます(最後まで飲み放題のお酒も用意しています)。

ー参加のご連絡

僕にメールください(PCでもiPhoneでもfacebookでも何でも)。定員に限りがありますので、場合によっては泣く泣く参加をお断りさせていただく場合があります。その場合、このブログにて締め切りの告知を行います。また、行きたいけど予定が未定・・・という人もその旨ご連絡下さい。

ーここだけの話

来てもらえるかどうか毎年ヒヤヒヤしてます。ぜひとも早めのご連絡を!

Date: 13/11/07 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1548|緊張の糸が切れた時

Sea|高知県四万十市

出雲出張から帰ってきた途端、張り詰めていた糸が一気に切れてしまい「やる気でない」モードに。次の日(祝日)も働く気でいたのに、選んだのは休むこと。

毎日4時間睡眠でがんばり続ける人や「一体いつ休んでるんだろ?」と不思議に思うほど働いている人を僕は知っています。そんな馬力ある存在に憧れていたんですが、どうも僕には無理みたいです。たっぷり働いた後はたっぷり休みが必要。そうしないと全力が出せず、楽しめず、結果的にいい仕事に繋がりません。とはいえ後ろめたさもゼロではないので前向きに、僕には「休む勇気がある」としておきます。

丸2日間しっかり休んだおかげで、今ではすっかり気力を取り戻しました。力になってくれた人に本当に感謝します。ありがとう。

Date: 13/11/06 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1547|3年ぶりの松江

宍道湖|島根県松江市

きのうに引き続いて、今日は松江にいます。

3年前に初めて青春18きっぷで訪れたあの日から、今度は仕事で再訪。なので今回はビジネス目線でも観察しています。いやぁ面白いです、島根。土地の潜在能力はすごくあるのに、まだそれがうまく伝わっていない印象。いま各地で積極的に取り組まれている「地域ブランド」の活動とはまた少し毛色が異なるもの。魅力を伝えるというより、バランスを整えるような取り組みがまず必要に感じます。2日間で情報を仕入れすぎてさすがに頭パンパンです。外付けの何かが欲しい。

今日もアマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
四国に続いて山陰も身近に感じつつあります。

Date: 13/11/02 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1546|縁結びの土地へ

出雲大社(正門)|島根県出雲市

出張で出雲大社へ。

世の中何が起こるか本当に分からないもので、出雲と仕事で縁が生まれようとしています。6月にプライベートでお伊勢さんの式年遷宮に行き、出雲大社にも行けたらいいなぁと思っていたらこんなことに。さすがは縁結びの土地、驚きを通り越して今ポカーンとしています。でも案件は短納期につき背筋はシャンとせざるを得ない状況でもあります。これはもう、やるしかないでしょ。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽し…楽しみました。
出雲はぜんざい発祥の土地でもあるそうです。たまりません。

Date: 13/11/01 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1545|適切なフィルター

盆栽|鬼無(香川県高松市)

爽快潔リビングさまのWebサイトをリニューアルしました。看板商品の敷布団「FOUR SEASONS EX」がさらに新しくなったタイミングに合わせて。

僕のデザインするWebサイトは「見やすい」とか「やさしい」とか言われます。デザインなんて作り手の主観が入るのは避けて通れるはずもなく、だったらなるべく「適切なフィルター」でありたいと思っています。今まで自分が経験したことの中から、使えるものはすべて注ぎ込んで作ってます。だから経験がいる。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽しみます。

FOUR SEASONS EX2が新登場!爽快潔リビング

Date: 13/10/31 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1544|力の入れどころ

依水園(後園)|奈良県奈良市

仕事もプライベートもあらゆるところで「はじめて」の状況に囲まれていて、エネルギーが大量に必要な毎日。目まぐるしい、とはまさに今みたいな状況。そんな時こそひとつひとつ手を抜かず全力で向き合って、いい結果に結びつけようと思います。このブログもしばらく短めの文章が続くかも知れません。ちょっとした試練の時期。大切なものを失わないように、力の入れどころを見極めます。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽しみます。

Date: 13/10/30 Photo: iPhone 5

1543|十月桜

十月桜|依水園|奈良県奈良市

この時期に咲く十月桜。冬桜とも言うそうです。奈良の依水園にて。これから紅葉という時期に出会うとドキッとします。12月にバレンタインチョコもらったような。でもちょっと得した気分。

この日はあえてD300を温存してiPhone5で撮りました。たまには省エネ。写真をとことん楽しむなら断固一眼レフ。でもこれはこれで気軽にいい仕事してくれます。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽しみます。

Date: 13/10/29 Photo: iPhone 5

1542|御朱印帳はじめました

御朱印|興福寺

35歳にして御朱印帳(ごしゅいんちょう)デビューしました。

御朱印帳で思い出すのは神社本「日本全国ゆるゆる神社の旅」でもお馴染み、すずきの姉さん。数年前、姉さんが持っているのを見て「よっぽど好きなんだなぁ」と思っていた頃はこの間の盆栽以上に興味なし。

それが突然、社務所の方が書く文字と所作の美しさに感動し、何だか歴史と対話する行為にも感じられたので、軽い気持ちではありつつも感情に逆らわず始めてみることに。続くかどうかは、気分次第。でもすでに「次どこ行こうかな」と考え始めているあたり、旅への衝動に拍車がかかるキケンな起爆剤なのかも。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽しみます。

すずきの姉さんの神社本「日本全国ゆるゆる神社の旅」

Date: 13/10/28 Photo: iPhone 5

1541|加減をよく知る三月の豆cafe

三月の豆cafe|香川県丸亀市

香川に行く楽しみがひとつ増えました。丸亀市にある三月の豆cafe。

丸亀市で暮らしていた友達からの紹介でWebサイト制作にちょっとだけ関わったもののお店には行けずじまいで、いつか行きたいなーと思っていたのが今回やっと実現。入り口(写真)から良いお店の匂いがプンプン。実際、ごはんもデザートもぜんぶ美味しかった。ランチにデザート付いてたのに、別でまたデザート頼む始末。ひとつひとつが絶妙で「加減」をよく知る人が作る料理だなぁという印象。採光も良くて居心地がいい。

紹介してくれた友達と10年ぶりに再会したのもあったけど、予定の滞在時間を大幅にオーバーして「もう今日はずっとここにいたいな〜」って思ったほど(同じことを松本の喫茶「珈琲まるも」でも言った気がします)。良いカフェにはそんな力があります。そんなお店に少しでも関わりが持てたことが嬉しいです。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽しみます。

三月の豆cafe
やっぱり同じことを松本の「珈琲まるも」でも言ってました

Date: 13/10/26 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1540|そういう時期

加波次吉漆器店|石川県輪島市

輪島出張から戻ってきました。台風の影響で帰れるかどうか心配でしたが、電車が多少遅れる程度で済みました。あとはひたすら有意義な時間。

同時進行している案件が多数あります。どれも体力と時間、それに精度が必要不可欠なもの。全力、いやそれ以上のものを注ぎたい。そのため今一度、依頼の受け方や時間の使い方について考えようと思います。不本意ながら場合によっては心を鬼にすることも。いま確かにそういう時期にいます。人生は時として残酷なもの。最近よくそれを感じますが、決めるから前に進めるのもまた事実。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽しみます。

Date: 13/10/25 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1539|鬼無の盆栽

盆栽|鬼無(香川県高松市)

香川県高松市にある鬼無(きなし)地区は松盆栽と植木で世界的に有名なんだそう。恥ずかしながら全く知りませんでした。それに盆栽なんて興味もありませんでした。

縁あって今回その鬼無へはるばる盆栽を見に行ったわけですが、一瞬で見る目が変わりました。かっこいいです、盆栽。一瞬で魅了されて思わず買ってしまいそうになるほど(世話する知識がなくて今回は見送り)。他の観葉植物についても知識なんて持ってはいませんが、全力で向き合うことを余儀なくされるエネルギーと緊張感を感じたからには簡単に買うわけには行きません。いや本当にかっこいいです、盆栽。世界的に評価されているのもよく分かりました。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽しみます。

Date: 13/10/24 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1538|四国が身近になりました

Butterfly|臥龍山荘

今日から仕事再開です。お客さまには大変ご迷惑をおかけしました。四国へは車で行ったので体力的にやや疲れは残っていますが、気分はすっかりリフレッシュできました。やっぱり海が近い場所は好きです。住んでみたいと思ったほど。

最近の出会いや今回の旅で、四国がすっかり身近に。知っている人がその土地で暮らしていたり、強い結びつきがあることを知ると、自然と愛着は湧くもの。短い時間の中でそんなことをたくさん感じられました。世界が広がるのは、人との関わりが広がること(たぶん)。明日は輪島へ出張です。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽しみます。

Date: 13/10/23 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1537|四国にいてます

ここのところ忙しい日が続いたので、リフレッシュで四国にいます。以前Webサイト制作に関わったものの一度もお会いできていなかった香川県丸亀市にある「三月の豆cafe」さまのところへ行ったり、毎度おなじみ高知県四万十市のセレクトショップ「chum-chum closet」さまのところへアポなしで押しかけたりしながら楽しんでいます(山崎さん驚かせてすいません!)。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽し…すっかり楽しんでいます。

三月の豆cafe
chum-chum closet

Date: 13/10/22 Photo: iPhone 5

1536|COSMIC BEAT/地獄でなぜ悪い

over there|石川県輪島市

ここ一週間で観たもの2つ。

まずはWRECKING CREW ORCHESTRAの10周年記念公演「COSMIC BEAT」。トップレベルの日本人ダンサーが集まって生み出された舞台。中でも今回初めて観た「EL SQUAD(イーエルスクワッド)」は鳥肌モノ。CMで観たことはありましたが、実際に生で見るそれとはもう比較にならない衝撃。刺激のかたまりのようなコンテンツ。11年目も応援してます。

もうひとつは園子温監督のバイオレンスエンターテイメント映画「地獄でなぜ悪い」。始まって10秒で笑い始めてから終わるまでいったい何度笑ったか。一見クレイジーな内容に思えて実は人間の素直な感情を(極めて鋭角的に)描写した作品。アクション映画観て「スカッとした!」なんて言う人の気持ちがよくよく分かりました。大満足のおもしろさ。

さて、来週月曜日はお休みをいただきます(AMATAは通常営業です)。
しばらくカラダを酷使したので少しリフレッシュします。先はまだまだ長い。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽しみます。

園子温監督映画「地獄でなぜ悪い」

Date: 13/10/19 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1535|変態の領域へ

like a Double Dutch

特に面白味も何もない一枚(写真)ですが、ふと「車でダブルダッチをやったらどうなる?!」なんて想像力を掻き立ててくれました。想像力のある、ありすぎる人でいたい。まだ使いこなせていない魚眼レンズは、その一端を担ってくれます。

今日は珍しくジョギングしてから出勤。朝は決して強くない僕にとっては奇跡のような行動。波乗りしてから店を開けるchum-chum closetオーナー山崎さんとか、やたら早起きして走るGOODFOODオーナーよしみとか、2人とも変態だと思ってるんですけど、僕もそんな領域に近づける日が来るのかな。朝の時間を有効に使いたいとは思ってるんですけど、もうすでに軽く眠いです。慣れるのか?

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽しみます。

四万十市のセレクトショップchum-chum closet
野洲のご近所カフェGOODFOOD

Date: 13/10/18 Photo: AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

1534|難攻不落のパズルをどう解いていくか

鳥居|石川県輪島市

今日は朝から爽快潔リビングさまの定期ミーティング。新サービスを始めるにあたっての具体的な内容を詰めていたわけですが、メンバー全員が脳みそフル回転のまま進行は続き、一段落ついたお昼過ぎには全員フラフラ。思わず口走った「今日一日の体力ぜんぶ使い果たしました」の一言。メンバー誰ひとり否定する人はいませんでした。

難攻不落のパズルをどう解いていくか。そんなイメージ。あまりにも地味で緻密な舞台裏。でも新しい道って、そんな過程の先にこそ生まれるもの。そこが僕の居場所。ラクして作った道はすぐに壊れます。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽しみます(でもちょっとフラフラ)。

Date: 13/10/17 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1533|お米と向き合って50余年「福乃池」OPEN

鬱蒼|石川県輪島市

お米の通販ショップ「福乃池(ふくのいけ)」のWebサイトをOPENしました。予定ではもう少し早い時期に公開するはずが、お米という食材をどう差別化したらよいものか悩みに悩み今に至ります。今食べているお米から切り替えてもらえる伝え方とは何なのか。お米の美味しさを伝えるには何が一番なのか。

とにかくひとまずOPEN、というところ。これからの展開のために、売り方についての筋肉も付けないと。誤解されやすいですが、デザイナーは売るプロじゃありません。小手先の知恵で売れるほど、世の中甘くない。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も一日、なるべく楽しみます。

お米と向き合って50余年の「福乃池(ふくのいけ)」

Date: 13/10/16 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1532|距離の取り方(SNS)

footwear

twitterで好きな著名人を片っ端からフォローしていた時期、たった一人だけ意図的にフォローを外した人がいます。その人は、板尾創路。twitterのおかげで板尾さんの日常(の一部)が自分の生活に入ってきたとき、「あぁ知りたくないや」と思ってすぐ外しました。深層心理は正直で、一目置く存在として距離を置いていたかったんです。簡単に近づくべきじゃなかった。

少しでも距離を縮めたい人もいれば、一定の距離を置いて関わりたい人もいます。一人一人とのチューニング作業は実生活なら自分で調節できることも多いですが、SNSはそうじゃありません。アプリケーションの仕様に沿った上で距離感が決まります。大まかな距離感の設定はできても、例えば「麺かためネギ多め」みたく人によって微妙に調律できる仕組みはなく、人間関係という繊細な舞台を鑑みれば、とても大雑把なもの。

もちろんそういうものと分かって利用しているわけですが、もう少し風通し良く使ってもいいんじゃないかなと思ってます。僕の知る限り、舞台裏は結構たいへんです。

アマタノアタマを読んでいただき、ありがとうございました。
今日も一日、なるべく楽しみます。

Date: 13/10/15 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1531|悩むっつーのは

Guys

気質としてはかなり優柔不断なのに、独立をきっかけにいろんなことを判断する立場になりました。判断が遅れたら、こぢんまりした会社はすぐに社会から置いてけぼりを食います。瞬時に判断できるものは即断して、慎重に考える場合は少し寝かせてみる。その繰り返し。一週間悩んでも答えが出なさそうなものも即断します。

悩む時間は無駄だとは思いませんが、まごまごして頭の中でループ再生を繰り返すだけの時間はなるべく減らしたい(そもそもそれは悩んでさえいないので)。悩むこと自体は楽しいことだから、せっかくなら楽しいことに悩みたい。今日はランチを親子丼かすき焼き定食にするかでけっこう悩みました。気質は優柔不断。ボスという立場がそれを矯正しているだけ。

Date: 13/10/12 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1530|人の意見っつーのは

a man(trimming)|東尋坊|福井県坂井市

(きのうの続き)写真仲間のスガノがわざわざ電話をくれたその後に「これはトリミングするべき!」とも言ってきて、どうも右下の人物2人が邪魔だという。実は僕もそれは考えていました。でも人物を切ることは、せっかくの海まで切り取ってしまうことを意味します。それはちょっと狙いから外れます。だから切りませんでした。

でもせっかくの熱意を無下にするのも悪いし、試しに切ってみました。うん、確実にこっちの方が良い感じ。潔く切り取ったことで余計な情報が無くなり、シルエットがより印象的に感じられます。人の意見に素直に耳を傾けるのは大切なこと(その上で自分で判断することはもっと大切)。こうしてまた新しい世界が広がっていきます。

トリミングしてない写真が載ってる前回の投稿

Date: 13/10/11 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1529|感動っつーのは

a man|東尋坊|福井県坂井市

写真仲間でもあるスガノがさっき「今日の写真(この写真)は良かった!」と、わざわざ電話をくれました。嬉しいじゃないですか。反応とはこうありたい(かといってジャンジャン電話されても困りますが)。

感動する。英語では「be moved」。動くのは心だと勝手に解釈していますが、生きてる限りなるべくたくさん感動したいです。写真では感動を伝えたいし、デザインの仕事は人の心を動かすもの。たくさん感動を知っている方が、伝えられるものも多いと思うんです。

Date: 13/10/10 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1528|休むっつーのは

TOJINBO SUNSET HEART COCKTAIL

きのうの夜はちょうどいい温度で風も気持ちよく、友達のスガノと栄喜知で食事したあと、ひとり京都の鴨川沿いで寝転がってました。夜は静かで、視界に入る情報量も少なくて僕は好きです。街灯が川面に反射して浮かぶ鴨のシルエットを眺めながら聴く水の音も心地いい。何もしない時間のなんと贅沢なことか。

この時期は毎年忙しくて、休みの日にちゃんと休めたかどうか心とカラダに問いかけます。片方だけしか休めていないと、必ずどこかでバランスを崩します(というかそれは崩している状態です)。きのうみたく休日出勤した日でも、誰かに元気もらえたり「休めたなぁ」が感じられたら、人は何とか明日と向き合えるもの。昨日はそんな一日でした。

Date: 13/10/09 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1527|愛着っつーのは

東尋坊|福井県坂井市

今日は定休日ですが、休日出勤で少し時間を持て余したので何となく。他の3つのブログを半ば放ったらかしているくせに、ついついここに愛を注いでしまいます。言ってしまえば愛着なんて、触れる機会に依存するのかも知れません。視点を変えれば、好きなものは機会を増やす努力ができるもの。ずっと向き合い続けられるもの。

Date: 13/10/08 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1526|海が好き

the Japan Sea

水のあるところが好きです。波乗りしたいとまでは思いませんが、最近特に海が好き。昔から疲れた時は決まって「あ〜海が見たい」ってぼやいてます(そして何度も見に行ってます)。何層にも重なった波の音が気持ちを鎮めてくれたり、その壮大さが僕のちっぽけな悩みをかき消してくれたり。海は偉大なり。

時間が無くて海に行けない時は、近所の用水路まで行って水の流れを聞くこともあります(インスタントでもそこそこ効果あり)。海に限らず滝も、池も、湖も、もちろん温泉も。水は偉大です。そんな僕は水瓶座。いま水を飲みながら書いています。水は偉大です。

Date: 13/10/07 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1525|ほくりくよくいく

the shoreline

今日はこれから小浜にてWebサイトとカタログの打ち合わせ。少し前に鯖江でメガネを新調したり輪島でパッケージの案件も進行中だったりで、最近めっぽう北陸づいています。自然いっぱい&ごはんも美味しいし、魅力の多い土地。

それに、歴史に関心の薄い僕がなぜか北陸の歴史には興味があります。昔の生々しさがそのまま残っているというか、過去と現在がくっきり地続きになっている感じがして、妙に惹かれてしまう。仕事で関わりを持てたおかげで、プライベートで遊びに行く機会も増えました。このリズム最高です(それなのに写真は伊勢湾です)。

Date: 13/10/05 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1524|失礼でよくばり

a sea mew

デザイン、写真、文章(コピー)。

もっともっと上達したいと思っています。だから手を足を頭を動かして、動かし続けています。二足以上わらじを履いているにもかかわらず、どの専門家にも負けたくないと本気で思っています。「餅は餅屋」が正しいと知っているくせに、なぜだか負けたくない。ベホマもベギラゴンも使えて「かいしんの一撃」も繰り出したい、欲張りすぎる性分。なので時々パンクするのは仕方ないものとして諦めています(今は元気いっぱいです)。

Date: 13/10/04 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1523|嬉しい悲鳴(たぶん)

東尋坊|福井県坂井市

何のスイッチが入ったのか、ここのところ新規案件の問い合わせを毎日いただいています。まさに嬉しい悲鳴。緊張感を高めるために、そろそろ年内の営業日数をハッキリしておく時期かも知れません。させたいような、させたくないような。

こんな時だからこそ、根を詰めすぎずに体調管理をしっかりするのが肝心。いつでもゆる〜くいるのが吉。そうすればきっと何とかなるはず(たぶん)。何とかしようじゃないか(たぶん)。やってみせようじゃないか(たぶん)。

Date: 13/10/03 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1522|10月過ぎたら毎年お決まりの流れ

a cat

周年を迎えると、今年もあと3ヶ月。そんなサイン。ぼちぼち年末のAつMATAの打ち合わせにGOODFOOD行って「今年もあっという間だね〜」なんて話をする、毎年お決まりの流れ。なんだかんだ言いながら続けられている、そんなこの時期のリズムが大好きです。

そんなわけで今年もAつMATA開催します。詳細はまた後日。しばらく会えてない友達もいっぱいいるし、この機会に会いたいなぁ。どんな空気になるのか、今から楽しみです。

AつMATA2012のようす

Date: 13/10/02 Photo: AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

1521|8周年

a silent port|津松阪港

明日でAMATAは8周年を迎えます(明日は定休日なので今日書きます)。

関わって下さっている皆さま、応援してくれている方々、見守ってくれている方々、影や日なたで支えてくれている方々、いつもありがとう(ございます)。今年は春からスタッフ・タッキーが在宅中心の勤務になり、体制が大きく変わりました。やっとその変化に馴染んできたところですが、ここに落ち着かず変化を繰り返しながらまた一年を過ごしたいと思います。

月日を重ねるたびに楽しいことが増え、同じくらいしんどいことも増えますが、やりたい事に一歩ずつ近づけている気がします。それに、仕事を通じてたくさんの方と関われることは本当に幸せです。

7でもなければ10でもない、少し掴みどころに欠ける地点ではありますが、9年目のAMATAもどうぞよろしくお願いします。

Date: 13/09/30 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1520|みんな好きだとは限らない

音止(おとどめ)の滝|静岡県富士宮市

歌うことは好きだけど人前で歌うのはちょっと恥ずかしい。僕はそんな人です。だからカラオケは昔から大の苦手。同じ歌うでも、一人で歌うことと人前で歌うことは似て非なるもの。

この間「わたしグルメじゃないから分かんない」と、味の感想を聞いて拒否されたことがありました。グルメの定義はさておいて、味わうことと誰かに伝えることはまったく違います。僕は美味しさを言葉にするのが好きで、それを誰かと共有し合えたらすごく幸せだと思ってるんですが、僕が人前で歌うことに抵抗があるように、それが苦手だったり照れくさいと感じる人もいます。

Date: 13/09/28 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1519|タイミングをデザインする

白糸の滝|静岡県富士宮市

少し前に書いたブログを読んで、乳がん検診に行ったと教えてくれた子がいました。もちろん本人が「いつか行かなきゃ」と思っていたからこそタイミングよく背中を押せただけのこと。それでも、一人でもいいから想いを伝えたい気持ちで書いている身としては、きっかけを作れたことは素直に嬉しいです。これぞ有意義というもの。「いいね!」みたいに広く何となく受け入れられるのも悪くはないけど、やっぱり強く響く方を大切にしたい。

何かを伝えるのに、タイミングはとても大切。お腹いっぱいの時に「ねぇ夜ごはん何食べる?」と聞いても、曖昧な答えしか返ってこないでしょう。何かにつけて、その辺りまできっちりデザインしたい欲求が高まっています。

乳がんで亡くなった幼なじみのフォトグラファーSayoのこと。

Date: 13/09/27 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1518|知ってましたか?通行帯違反

富士山|河口湖

この間はじめて知った「通行帯違反」という言葉。高速道路(一般道もらしい)の追い越し車線を一定距離走り続けると、この違反になります。ペナルティは加点1点と罰金6000円。状況にもよるようですが、左側車線が空いてる時はなるべく右側車線を走らない方がいいみたいです。

うーん、知らなかったなぁ。。知識として知るより先に、身を以て経験してしまいました。なんだかやりきれなくて、人に会うたびこの事を話したら、結構な割合で取り締まられている人がいたことも驚き。教えてよ〜

車の話でもうひとつ。遅まきながら最近やっとETCカードデビューしました。なまらたいそういごっそベリー便利(今までものすごい損をしていたことは怖いので考えないようにしています)。高速料金が安いのもさることながら、利用証明書がたまらないのが一番嬉しいです。コインパーキングもクレジット&ペーパーレスになればいいのに。

Date: 13/09/26 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1517|半沢直樹

工場見学ツアー|ハグルマ封筒

最終回のラスト20分だけ見た、インスタント倍返し野郎です。それにしても堺雅人さん、すごいです。何がすごいって、原作を読んで「もし実在したらこんな感じの人かなぁ」と描いたイメージに限りなく近い。伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」の時もそう。本人の情報が限りなくゼロに近い印象。

反対に香川さんは、最近どんな役でも「香川照之の演技」にしか見えなくて、残念ながら僕は入り込めません(好きな人ごめんなさい)。なので香川さんメッチャ切れてますやん!と。表面だけ切り取って、下手に上司に突っかかる社員が急増していないことを心から願います(本当に)。最後のにらみ合い、哲っちゃんと上島竜兵なら絶好のキスチャンスですよねー。

その最終回の時、ちょうど原作「オレたちバブル入行組」の方を読んでいて、いざ初めて画面を見た時「おお〜半沢がいる!」と感動しました。そこから先は堺雅人を連想せずに読むことが出来なくなるほど。映像の力は強すぎる。できれば原作を読み切ってからの方が自分の想像力だけで一度楽しめて良いんですが、今回は好例ということでお咎めなし。2作目の「オレたち花のバブル組」も楽しみです。読書の秋です(写真の方は半沢直樹とは一切関係ありません)。

Date: 13/09/25 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1516|ハグルマ封筒工場見学ツアー

工場見学ツアー|ハグルマ封筒

いつもお世話になっているハグルマ封筒さまの工場見学ツアーに行ってきました。AMATAのデザイン部隊、タッキーと僕の2人で。実際の工場を案内していただきながら、1枚の紙が封筒になっていく工程(印刷まで含めて)を見せてもらえるというもの。

僕は印刷会社出身なので印刷現場は一通り知っていますが、封筒のそれは理解が劣っていることと、自分の名刺にも使っている「活版印刷」の仕組みについて詳しく教えて下さるところに惹かれての参加。反対にタッキーはこれまで印刷の現場とは縁遠く、今回がきっかけで、工程まで踏まえたデザイン設計ができるようになると見通しての参加。何でも学んでおいて損はないですからね。

たくさんのスタッフの方々ひとりひとりが誠実に丁寧におもてなし下さり、とても有意義なひとときでした。今までモヤッとしていたことがスッキリしたり、新しく試してみたい表現にも出会えたり、刺激がいっぱい。今日も現場には情報が詰まっています。

でもそれより何より、風通しのいい会社の空気を体感できたのが実は一番嬉しかったこと。ハグルマ封筒さんは本当に素敵な会社です。そう思える会社とお付き合いできるのは本当に幸せ。準備だけでも大変な時間を費やして下さったことが伝わります。貴重な機会をどうもありがとうございました。

Date: 13/09/21 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1515|出張、からの〜

那智の滝(間もなく)|熊野古道

出張を終えて、明日からいつも通りの生活へ。4日間ものすごく有意義で楽しかったのに、帰ったら帰ったで疲れがドッと出ました。明日はゆっくり仕事を・・と思ったらまた午後から外出予定。これまた楽しい体験をさせてもらいに大阪へ行きます。

今週は台風18号に始まり、あまり類を見ない高濃度な7日間。食事にたとえると途中で飽きそうなもんですが、どれも違う味で飽きる隙なんて微塵もありませんでした。でも来週はご飯と味噌汁、それにお新香くらいの一週間でいいです(笑)

Date: 13/09/21 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1514|自由は、いる。

大斎原の大鳥居|熊野古道

今日も出張まっただ中ですが、予期せぬタイミングで緊急対応せざるを得ない案件がひとつありました。ノートパソコンは持っているし必要なデータはDropboxに入れていたので、結果的には出先でもそれほど焦ることなく対処。今どき何てことのない話に思えますが、実はけっこうすごいこと。5年前なら結構バタついたかも知れません。ラップトップの性能も今より劣るし(持ってすらいなかったし)、クラウドだってまだまだ未発達。

最近は場所を選ばずに仕事ができる環境にいるなとつくづく感じます。想い描く理想に一歩また一歩と近づく実感。ノマドが最高だとは全く思いませんが(そもそもスタッフが仕事場を守ってくれているからこそ成せる業)、いつ外に出ても大丈夫な状態というだけで気持ちが軽い。それは今の仕事を続ける上ですごくすごく大切なことです。

Date: 13/09/20 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1513|国際福祉機器展 H.C.R 2013

大鳥居(大斎原)|熊野古道

今日から3日間東京ビッグサイトにて開催される「第40回 国際福祉機器展」へ。出展されるお客さまのお手伝いと今後の市場調査を兼ねて。これでもか!というほど、現場には生きた情報が溢れかえっています。

ブースで接客をお手伝いしながら会場全体をいくつかの視点でチェックし、このリアルな経験をこれからどう活かし、具体的にどんなカタチへと落とし込んでいこうか考えています。展示場はいつ行ってもアドレナリン出ますね。

Date: 13/09/18 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1512|うらかたのうらかた

The last sunflower

デザイナーをもう一人増やす余裕も甲斐性も僕にはありませんが、数ヶ月前から細かい仕事を手伝ってくれる人と年間契約しています。いわゆる外注とも少しニュアンスの違う、AMATAを陰で支えてくれる存在。

仕事が立て込むと、最後の最後で詰めが甘くなってしまいがち。例えば誤字・脱字のチェックに十分な間を取らないとか「時間に余裕があれば防げるミス」が出やすいもの。そんな時に代わってチェックをお願いして、できるだけミスを防ぎます。他にも、打ち合わせが増えて実作業の時間が確保しにくい時は、水面下でテキスト入力や写真の切り抜き、バナーをデザインしてもらったり。そうすると、いざデザインに取りかかる時、素材作りに費やす時間を一気に省略できます。

スタッフはスタッフで仕事があるので、いちいち細かい仕事をお願いして手を止めていられません。デザイナーという裏方仕事のさらに裏方を担ってくれる存在がいてくれるから、僕が飛び回ってる時でも土台が崩れずにいられるんです。

Date: 13/09/14 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1511|遊牧民は九州に行きたい

大門坂|熊野古道

今日は通販サイトの打ち合わせで小浜へ。来週は連休明けから東京と輪島への出張が続きます。この前の気仙沼から2週間の間に、これだけ各地へ訪れるのはさすがに初めて。ホントありがたいです。僕の遊牧民気質が開花したのはいろんなお客さまのおかげ。

で、気が付いたのは、しばらく九州方面とご無沙汰していること。福岡には7年間暮らしていた事もあるので、そろそろまた何かでご縁が、できれば仕事が出来るといいなぁ、なんて思っています。昔のこと過ぎて知り合いはもう誰もいないけど、久しぶりに「ダメくさ〜」なんて懐かしい方言も聞きたいです。

Date: 13/09/13 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1510|写真のセオリーは無視して

那智の滝|熊野古道

暴挙の写真ばかりに気を取られ、肝心の那智の滝(写真)を載せ忘れていました。世界遺産なのに雑な扱われ方です(ナッチごめん)。

那智の滝のような被写体は、普通カメラを縦にして撮ります。その方が長さを強調しやすいからです。ただ困ったことに、このブログは横向き写真に特化した設計で、縦の写真を使うと全体のバランスが崩れます。なので被写体がどうであろうと、基本的にはすべて横位置で写真を撮っています。

はっきり言って良くもあり、悪くもあり。制約の中から新しい発見がある良さと、写真のセオリーを使えずどう転んでもうまく撮れない悪さ。そんな撮影条件付きのブログです(笑)

暴挙の写真その1(瓜割の滝)
暴挙の写真その2(鶏鳴の滝)

Date: 13/09/12 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1509|ほぼ日手帳コピー大賞

a flower and an insect

「ほぼ日手帳」のコピーをプロアマ問わずハガキで募る「ほぼ日手帳コピー大賞」。その発表会の映像を寝る前に観て、とても幸せな気持ちになりました。

すすめてくれた人は、きっと、あなたが好き。

これが大賞コピー。僕はこの手帳を使ったことはないけれど、何となくイメージしていた世界観が気持ちよく届きます。そしてその「何となく」だった部分を、雨上がりの空みたくクリアでハッキリとしたイメージに変えてくれました。それも、じんわりあたたかく。持ってもいない手帳を使い、好きな人にすすめてる妄想が止まりません(買うつもりもないのに)。

コピーひとつでこんなに人の心を動かせるのかと、改めてそのチカラを感じた時間。下手な映画よりずっとたくさんの感動があって、思わず泣いてしまいそうになりました。すごいなぁ。受賞者のひとりに滋賀県の人が選ばれていたのもちょっと嬉しい。やっぱり僕は「ことば」が好きです。好きでよかった。

ほぼ日手帳コピー大賞のようす

Date: 13/09/11 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1508|東京オリンピック2020

魂|大斎原(おおゆのはら)|熊野古道

オリンピックの東京開催決定を知ったのは、気仙沼に着いた翌日の朝。僕を含めその場にいた全員が「うーん。。」と顔をしかめましたが、一人の女性の「でもこれを利用すればいいのよ」という一言に、腑に落ちました。なぁるほど。

お客さんが家に来ることになったら全力で部屋を掃除した。そんな経験は誰でも一度はあること。そう考えたら期待もできます。あと7年で世界中の人を安心してもてなせる可能性は限りなくゼロに近い。でも、国の代表の発言がハッタリかどうか議論したり、憂いをつぶやいて過ごす毎日よりずっと前向きな発想。

開催が決まったことで感情の変化はあっても、自分のやれることはこれっぽっちも変わりません。それに、オリンピックがきっかけで海外の人が被災地を訪れる機会が増えるのは喜ばしいこと。その流れで日本人の訪問もきっと増えます。そう考えたら気持ちがパァッと明るくなりました。

そんなわけでオリンピック開催が決まって喜ぶ声もあるし、その逆もある。僕はたぶん直前になって盛り上がり始める派。せっかくだし生で観てみたい気持ちだってあります。でもそれはそれ、これはこれ。勢いのある話題がドカッと押し寄せて一見ごちゃ混ぜ、だけどそこはきっちり線を引くところ。だって7年後の話ですから。

Date: 13/09/10 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1507|お墓参り

阿弥陀院

フォトグラファーSayoのお墓参りへ。乳がんと分かってから一年も満たない早さでこの世を去った僕よりひとつ年下の友達。墓前に立つのも今日で4回目。本当にあっという間です。こうして写真を撮り続けているのも、彼女の早すぎる死が少なからず影響しています。いま自分が生きていて、写真を撮れることが当たり前じゃないんだってことを肝に銘じ直す日。それと、女の人はなるべく乳がん検診行ってね(相当痛いらしいけど)を伝える日。行ってね。

Date: 13/09/09 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1506|気仙沼(再)

鳥居|熊野本宮大社

思うところあって急遽、気仙沼へ。この間からまだ3ヶ月にも満たないうちの再訪。苦手な夜行バスで約12時間+車で2時間の旅。冗談でもヒマとは言えない時期にも関わらず、でも本能がそうしろと囁いたので素直に従うことにしました。思うところの詳細はまた後日書きます。とにかく従って良かった、それは間違いないです。

Date: 13/09/08 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1505|ブームは去っても

吊り橋|奥熊野

雑誌のコピーやお店の張り紙に「今でしょ!」に乗っかったコピーを未だに見かけます。こういう一過性のものは引き際がとても肝心で、もうきれいサッパリ無かったことになってるくらいが丁度いい。でもそうはならないのが世の常。誰かと話してて偶然「これいつやる?」なんて流れになっても恥ずかしくて口に出せやしない。否でしょ。

ブームは必ず去り、ほとんどが風化される運命にあります。ダンディ坂野、ムーディ勝山、そして濱根隆。挙げ出せばキリがない。でも「今でしょ!」って、胸に刻んでおく価値があります。ホントいい言葉だと思うんです。ブームは去っても、そのメッセージ自体は決して廃れるものじゃない。何でも後回しにしがちな自分の背中を押してくれる力強い言葉です。

今日は太極拳おじいさんの代わりにガリガリガリクソンと駅ですれ違いました。ひょうたんみたいでした。

Date: 13/09/06 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1504|人の目を気にしすぎるとつまらない

GUILDWOOD × Airplants

一人で太極拳やってるおじいさんをときどき見かけます。公園じゃなくて最寄り駅の真ん前、それも白昼堂々と(今日も見ました)。純粋にすごいと思うんです。その佇まいたるや、ギター片手に初めて路上で歌い始めた若者のような恥じらいもなく、かといって「こっちを見るな!」と威嚇するオーラも感じない。まるで風景の一部になっているかのよう。どんな生き方をしてその域に辿り着いたんだろう。

最近は過剰に人の目を気にする世の中、というか変わったことするとすぐ叩かれる空気になっている中で、そういう姿を見るとホッとします。タワレコでCD視聴しながらノリに乗ってるDJ風な人を見た時とよく似た気持ち。安堵感と希望、それと羨ましさ。気が付けば洗濯したニットみたいに縮こまった自分がいた、なんて事にならないように、感情にできるだけ素直に従って過ごしている今日この頃です。

「おいしいごはん」ぼちぼち更新してます(くだもの、カレーほか)。

Date: 13/09/05 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1503|出張と雷、ノートパソコン

やりたいことはやったらええ展

今月も東京出張が決まりました。今年はやけに縁のある東京。呼んでるのかな?そういう段階にいるかと思うと嬉しいです。他にも輪島と小浜の出張を同じく9月に控えてキリキリ舞い宣言したいくらいなのに、どの案件も甲乙つけがたいほど楽しみです。

今日は夕方から鳴り続く雷に妙な不安を覚え、コンセントを抜いて全員の作業を中断。ここ最近Mac本体やマウスの故障が相次いでいて、これ以上の被害は抑えたい。そろそろ雷対策もしっかりしろってお触れかも。こんな時でも普通に使えて出張にも連れて行けるノートパソコンってホント便利で優れものです。

Date: 13/09/04 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1502|ものづくりする人あるある

やりたいことはやったらいい展

DMデザインを担当した「やりたいことはやったらええ展」を観にギャラリー唐橋へ。元気になる「言葉」と額縁、そしてエアープランツとを組み合わせた作品が多数展示されていました。写真はそのうちのひとつ。かっこいい。

毎度の事ですが、DMを見て会場に足を運んでくれた人が抱いたイメージや期待を、悪い方に裏切っていないかどうか、客観的に自分が一人のお客さんになって見に行きます。もっといい表現の仕方はできなかったかとか、反省も兼ねて。会場の空気からは貴重な情報をたくさん感じ取る事が出来ます。平たく言えば答え合わせと復習。合格発表を見に行くようなドキドキもあります。そこから新しい発見があって、また明日に繋げていく。「ものづくりする人あるある」ですね、これは。

→「やりたいことはやったらええ展」のDMデザイン

Date: 13/09/02 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1501|気分じゃなかった

那智の滝にて鶏鳴の滝|熊野古道

僕はLINEやってないんですけど「既読かどうか相手に分かるのが嫌」という不満をよく聞きます。facebookにもしれっと追加された機能。仕事ではメチャクチャ便利で重宝します。でもプライベートでは息苦しいんだとか。読んだのに無視するとはなんと感じの悪いヤツだ、みたいなことになるそうです。

無視したい時なんて、ごまんとあります。SNSに限らず、安請け合いしてしまった時とか、微妙な付き合いの人からお誘いを受けたとか、挙げ出せばキリがない。そもそも「既読」でも、忙しい合間に目を通せただけかも知れない。「ごめん後で返事する」とでも書けたらいいけど、それすらできない気分は誰にだってあるじゃない。

「気分じゃなかった」を、もっともらしい理由で塗り固めようとするから息苦しくなる。気分じゃないって、立派な理由のひとつだと思うんですけど、どうでしょう?もちろん仕事や約束ごとは別。気分は自分じゃコントロール出来ないから、そこ追い詰められたら無視のひとつもしたくなります。

Date: 13/08/31 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1500|滝の前で

那智の滝にて瓜割の滝|熊野古道

話は少し遡りますが、熊野古道の旅2日目はこれまた世界遺産「那智の滝」へ。雨の少なさで水量は控えめだったけど、そのスケールには感動しました。「滝」なんて名前がついてなければ、単に水が流れているだけ。でもそこに人が集まって感動を共有する。そういうの、なんかいいよなぁ。シンプルですごくいい。

・・・なんて思ったくせに、その感動の滝の前で若狭にある「瓜割の滝」の動画を見る暴挙をしでかす僕(写真)。あぁ〜なんて贅沢、とはあんまり思えず。二兎を追うとロクな事がない(と言いながらこの後三兎を追います)。

バカとまじめが行ったり来たりのこのブログも今回で1500回。たった1500回でも、思えば変化の繰り返し。ここで書かない事は山ほどあるのに、それでも続けられるから不思議。誤解されるのを分かっていて、それでも伝えようとする。きっとこれも人の常。いつも貴重な時間をありがとうございます。

Date: 13/08/30 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1499|嬉しい買いもの

熊野大権現(幟)|熊野本宮大社

15年以上も働いてくれた自宅のエアコンがとうとう壊れ、急いで買い換えた途端に涼しくなる、そんな今日この頃。あっ!という間に過ごしやすくなりました。ただ、買ったからには使いたくなるのが人の常。なのに満たされないこの気持ち(使わないに越した事はないですけど)。

実家の家電を買うのはシンプルで気持ちいい。急に壊れてすぐ必要なケースがほとんどで、量販店に着いて30分以内で決めてしまう。ネットで比較しても在庫が無ければ意味ないし、売り場の情報(と母親の好み)でほぼ決まる。仕事場の家電なんて一体どれだけ悩んで買ったことか。じっくり悩むのも時間にゆとりがあれば楽しいけれど、こういう潔い買い方もすごくいい。「買い物したっ!」って感じで。炊飯ジャー買って帰る人を電車の中で見かけたりすると、こっちまで嬉しくなりません?

Date: 13/08/29 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1498|デザインの記憶(2種盛り)

拝殿|熊野本宮大社

仕事の実績をまとめているブログ「デザインの記憶」に事例を2点追加しています。今月リニューアルしたchum-chum closetさまのWebサイト、そして法人化を目の前にした会社さまのロゴリニューアル。どちらも仕上がりはシンプルですが、そこに至るまでの過程は地味なことの積み重ねで、そういった“裏方の舞台裏”に興味を持って下さる人も少なくないんじゃないかという思いから、いつもより詳しく書きました(日に日にデザイナーの印象が薄くなっている気もするし)。

「デザインの記憶」も手直ししたい点がいっぱい。でも目の前にやることいっぱい。そのくらいの忙しさが丁度いいです。来月にはお米の通販サイト、そして年内にはパンの通販サイトを公開予定。来年はうどん?!そろそろ本格的に「線を面にする計画」も進めたいところ。嬉しいことに楽しみは尽きません。

【デザインの記憶】
chum-chum closetのWebサイトリニューアル
grassfeel(グラスフィール)のロゴリニューアル

Date: 13/08/28 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1497|死んでも巻かれない

地蔵尊|中辺路(なかへち)|熊野古道

「汚染水漏れについてもっと報道されないとおかしい。地球規模の被害なんだから。」

みんな思ってること。事の重大さをマスコミに委ねるのはもうおしまい。ずっと依存してきたけど、これからは自分で決める。「これおかしいぞ」と思うことって、世の中の空気がどうであろうと、やっぱりおかしいと思う。自分の判断の方を信じたい。

今読んでいる本「チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド」によれば、日本でその話題が出なくなったのは、マスコミの報道が終わったのと同じタイミングらしい。世の中の、そして自分の感情とは別のところにあるということ。

「絶対おかしいけど周りは落ち着いてるから、とりあえず、いっか。」な毎日を繰り返したところで、いつまでたってもやりきれないし、これは自分の国で起こっていること。僕が息を引き取るまでに収束する規模の話じゃないし、つらいけど見て見ぬフリするわけにもいかない。

生きている以上、日本人としての誇りは失いたくない。とあるプロダクションの社訓を借りれば「死んでも巻かれない」ってこと。自分に正直でいるって、実は一番むずかしい。でもやるしかない。最近そんなことを考えています。

Date: 13/08/26 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1496|共感されにくいけどココが好き

九鬼ヶ口関所周辺|熊野古道

うどんだのラーメンだの作る時、茹で加減を見るため一度くらい麵をこう、すするじゃないですか。パスタなら吹き矢のような仕草で口元を隠してこう、チュルルッと。この時間がなんとも至福なひととき。好きすぎて、例えば「茹で時間10分」とあるのに5分くらいで一回チュルる。当然、まだ芯は残りに残ってる。

「粉落とし」みたいな、度が過ぎたかため愛好家でも何でもなく、つまみ食いにも似た行為が純粋に楽しくて毎回やってしまう。まるで落ち着きのない幼児のように、茹で上がりを待ってられない(その点で素麺は茹で時間が短くて楽しくない)。

むかし京都にある山元麺蔵で、ひたすらうどんだけすすり続けた事もあったけど、それとはまた全然違う心理。こっちはきっと、いけないと分かっててもついやってしまう、大袈裟に言えば禁忌を犯す行為だから、やめられないのかも知れません。

山元麺蔵でうどんをすすり続けたあの日

Date: 13/08/24 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1495|仕方のない誤解

中辺路(なかへち)|熊野古道

「呑むぞ日本酒!」なんて始めるもんだから、日本酒しか飲まないと誤解される今日この頃。でも昨日はワインを楽しんだし、そんな事は決して無いんです。運動した後はやっぱりビール飲みたいと思うし、いくら日本酒好きでも、そこを日本酒に置き換えようとも思いません。何でもかんでもヴィトン一辺倒、みたいな。

そうじゃなくて、あくまで適材適所。あえて伝えたかったのが日本酒だっただけ。それに「飲むぞビール!」じゃ、あんまり面白味もないでしょう。ヤナギブソンお馴染みのフレーズが聞こえます「誰が興味あんねん!」。

呑むぞ日本酒!

Date: 13/08/23 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1494|片腕のカメラマン

発心門王子|熊野古道

打ち合わせ帰りの道中で、片腕のカメラマンを見ました。左腕の肘から先が無く、僕より少し若いくらいの男の人。運転中だったので声も掛けられなかったけれど、とても飄々とした空気を醸していて好感が持てるタイプ。

片手で一眼レフを扱う事を想像してみる。一応シャッターは切れる。実際そうやって撮る機会がないこともない。でも、レンズを回してピントを合わせるマニュアルフォーカスは難しい。同じ理由でズームレンズより単焦点の方が扱いやすそう。レンズを左肘に乗せて手ぶれを抑えるのか、とか、撮れない種類の写真もあると思うし、そのぶん何かしら特定の分野ににこだわっているのか、など、想像すればするほど興味が湧いてきました。どんな写真を撮るんだろう。

カメラ繋がりでもうひとつ。この間「写真好きな男は家事全般もそつなくこなす人が多い」なんて仮説を立てた先輩がいて、なるほど確かにそうだな〜なんて思ったり。女の子は覚えておくと良いかもです。

Date: 13/08/22 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1493|パイセンのロゴ完成

熊野参詣道 中辺路(なかへち)|熊野古道

パイセンの会社ロゴがやっと完成。ロゴデザインの中ではザ・モスト難産のひとつ。海女さんのように海の底まで潜るものの、最後の最後で苦しくなってまた息継ぎして、そんな思索の繰り返し。惜しいところまでは来ているのに、一向に光が見えない日々。あまりにもがきすぎて「今回ダメかも」なんて諦めの気持ちもありました。

それがきのう、休日で昼間から温泉に浸かってゆっくりしてると、「これイイぞ」というアイディアが自浮かぶともなく浮かんで、こうしちゃいれんとそのまま仕事場へ。そこからはもうあっという間。楽しすぎて時間を忘れてしまうほど。

思惑どおり「コレ気に入ったわぁ」の言葉をもらえました。僕にとっても「ぐっ!と来る」仕上がり。やっと肩の荷がひとつ下りました。

grassfeel(グラスフィール)のロゴリニューアル

Date: 13/08/21 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1492|図書館がアツイ

ferns|シダの大群|熊野古道

あんな涼しい空間にこんなこと言うのは恐縮ですが、図書館がアツくてたまりません。置いてない本はリクエストすれば取り寄せてもらえる(最近知りました)し、今までTSUTAYAで借りていた落語やザイマンのCDもある。むしろこっちの方が充実してるほど。

今更ながら、なんて便利。まるで自分専用の巨大本棚のよう。厳密には違うけど、もうクラウドと言ってしまおう。図書館はクラウド。車で5分のクラウドです。

Date: 13/08/19 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1491|世界遺産・熊野古道

大斎原の大鳥居|熊野古道

今日から営業再開。休みの前半は働きつつ休みつつ、後半はしっかり遊びました。

青春18きっぷで世界遺産・熊野古道へ。パワースポットには関心がないけれど、前からずっと行ってみたかったところ。その圧倒的な壮大さに感動せずにはいられませんでした。強いインパクトよりも「こんな規模のものが今でも存在している」すごさ。100mを8秒台で走るすごさより、アースマラソンを成し遂げた寛平ちゃんのような魅力とでも言うか。歴史なんて本当に興味のなかった僕だけど、こういう土地に行くたびにみるみる興味が湧きます。そしてますます日本が好きになります。

写真は大齋原(おおゆのはら)の大鳥居。散策途中の見晴台から。以前は熊野本宮大社があった場所。大鳥居の後ろにそびえる稜線のグラデーションがあまりに美しく、思わず見とれてしまいました。

Date: 13/08/17 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1490|蔵元に間違えられる

cross a bridge

きのうは前半終了のお疲れ会で石山「蔓ききょう」へ。毎年お世話になってる素敵なお店。いちいち美味しくて感動があります。運良くお店の中から地元の花火大会も見えて、ひときわ心地いい時間。

途中、隣にいた人から「冨田さんお久しぶりです!」と声をかけられる。えっと、冨田さんって誰?基博とか森山直太朗とか言われたことはあっても、冨田さんは初めて。タモリのモノマネも上手くないし。正直に「安藤ですが・・・」と伝えたら、どうやら冨田酒造(七本槍)の蔵元と勘違いされていたよう。作り手じゃなくてごめんなさい、呑む方の専門でした(笑)まぁ確かに似てるんです。そんなおもしろい夜。

さて、明日から6日間お休みを頂きます。通常営業は一週間後の土曜日から。あっという間に終わるお盆休みですが、仕事しつつ遊びつつ、前半の疲れを取りつつで。皆さんも暑さに負けずよい休日をお過ごし下さい。

本物の冨田さんはこちら!

Date: 13/08/10 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1489|長崎原爆の日

Japan Style

今日は被爆から68回目の「長崎原爆の日」。原爆について語る美輪明宏の動画を見る機会がこの間あって、まるで昨日のことのように、当時の状況を涙ながらに話していました。

美輪さんは長崎出身で小さい頃に原爆を体験しています。僕はしていません。だからその時の状況は想像に難い。大人になってから広島の平和記念資料館に行った時も、きっと氷山の一角くらいの規模の事しか想像できていなかったと思う。水を飲んだら人が死ぬって、なんなんだ。

でも、原爆が投下されたその事実は知ってる。政治的に外交的に「原爆のおかげで戦争が終わった」なんて見方もあるみたいだけど、そんな事情は知るかい。二度と同じ事が起きて欲しくないと僕は思ってます。身の周りのことだけで精一杯な毎日でも、伝え続けることはできるし、365日「伝えること」を考え続ける仕事に就いています。唯一できることを放棄したら、もう無関心ってことになってしまう。すごすぎる時代を生きながら、「伝える」という点でなるべく世の中と関わり続けたいと思います。

Date: 13/08/09 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1488|緊急速報

take a turn in a Ise Shrine

今日の16時56分、iPhoneから緊急事態発生!と言わんばかりのアラームが。聞いたことのない音で、何事かと焦る。続けざまにスタッフのiPhoneからも。「ゆれくる」かと思ったら純正の緊急速報でした。

内容は奈良県で震度7の地震とある。けっこう近い、でも滋賀は全く揺れてる気配がない。なんかおかしい。。。どうやら誤報だったみたい。それはそれで一安心ですが、同時に、仕事場で地震が起こった時の具体的な対策を何も用意していなかった自分が情けなくなりました。アホか。遠くのことに気がいって、足元がおろそかになってました。今回のことは避難訓練の一環だったことにして明日に活かします。反省。

Date: 13/08/08 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1487|リニューアルしました

馬頭観世音|天徳寺

高知県四万十市のセレクトショップ「chum-chum closet」さまのWebサイトをリニューアルしました。詳しくは「デザインの記憶」の方で書きますが、PC、タブレット、スマートフォンに対応したレスポンシブデザインを採用しています。

スマートフォンからのアクセスが5割を越えたこともあってのレスポンシブ。でも、できればパソコンで見て欲しい。オーナー山崎さんと日々やりとりする中「chum-chum closetらしさ」を自然とカタチにできたもの。長年のお付き合いもあって、あえて考える必要はありませんでした。

きっかけは自分のブログ「おいしいごはん」。始めてみたら「あ、この感じ山崎さんのサイトにピッタリかも」と思っていたら今回の話もやってきて。いろいろやっておくもんです。お客さまとシンクロするのはひとつの目標。

chum-chum closetのWebサイトリニューアル

Date: 13/08/07 Photo: AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

1486|パイセンのロゴ

a temple bell

パイセンの会社がこのたび法人化するにあたり、ロゴのデザインを依頼してくれています。今日はその経過について打ち合わせ。まだ完成していないけれど、「やっぱ分かってくれてるなぁ」と思ってもらえるような、パイセンをよく知る自分だからこそ生み出せるカタチにこだわり抜きたい。120%しっくり来る切り口とは未だ出会えずだけど、ロゴづくりはいつもこんな感じ。産みの苦しみは続きます。これがあるから最後はいい結果に繋がる。

今回の写真も魚眼レンズで。梵鐘(ぼんしょう)。目を奪われる被写体があれば歪みは気にならなくなる、とか何とか考えてしまうなぁ、やっぱり。これ1本だけ持って旅行したら性格ゴロッと変わるだろうなぁきっと。肩肘張らずに世の中を見るための矯正器具。

Date: 13/08/05 Photo: AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

1485|魚眼レンズ試行錯誤

Sunshine drive

少しずつ魚眼レンズを試しています。さすがは暴れ馬(魚眼なのに!)、頭とカメラの回路がまったくもって繋がらず悪戦苦闘。いつもなら肉眼で見て「あ、なんかいいな、面白いな。」が先にあって、それをどう切り取るかカメラと相談する、という感じ。だけどこのレンズはカメラより万華鏡を覗いている感覚に近くて、いつものやり方ではちっともうまく行きやしません。

試行錯誤して感じたのは、ある種の諦めというか「ねぇキミもっと力抜いたら〜?楽しく行こうよ〜!」くらいの軽い気持ちで向き合った方が、いい結果を得られること。ちょうど今の自分の動きとシンクロするところもあって、縁を感じずにいられません。ファインダーさえ覗かずテキトーに撮ったこの一枚。レンズの持ち味を活かせて気に入っています。空との相性はいいみたい。

Date: 13/08/03 Photo: AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

1484|ヒグラシ

陸中国立海岸公園

今日は午後からお箸のカタログ制作の打ち合わせで小浜へ。とりあへずこのブログを書いている時点で約150膳ノオ箸ノ撮影ガ決マリマシタ。はてさて。打ち合わせ場所からはヒグラシの声が聴こえます。あぁなんて贅沢。

小浜へは仕事場から車でちょうど2時間。道中の鯖街道はひんやり涼しくて冷房も必要なし。途中に寄り道したくなる場所もいっぱいでホントに魅力的な道。明日の帰り道も楽しみ。

Date: 13/08/02 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1483|シェアオフィスでも働きます

桂宮御拝所 慈照院

今日から8月。今月から京都のシェアオフィスでも働き始めます。週に1〜2度くらい。京都のお客さまが増えたとか、これから増やしたいとかそういった具体的な目的があるわけでもなく、ほぼ感覚で。あえて言うなら「何が起こるか分からないから、やる」。

3人体制で5年目を迎え、と同時にスタッフ・タッキーが在宅勤務になりました。最初はどうなるか不安だったけど、いざ蓋を開けてみれば、これがなかなか悪くない。負担が減ったおかげで身体が軽くなり、動きやすくなりました。だったら僕も動いて、AMATAがもう一回り成長するための何かを、想像を超える何かを求めて模索しよう、というきっかけ。

我ながらノリもいいところだけど、アドリブでしか生まれないものはたくさんある。頭の中でぐるぐる悩むくらいなら一度試してしまった方が早いし、自分から知らない環境の中に飛び込んでいくのも久々で、それだけでもワクワクします。頭だけで考えて正しい答えを出すより、動いて感じながら答えを見つける方が自分を活かせる気がする。

そんなわけで京都に出没する回数がさらに増えます。よろしくお願いします。

Date: 13/08/01 Photo: iPad mini

1482|普通にしてるだけなのに

a rural scene

「はやっ」

3回に1回くらいの頻度で言われます。電話の話。出るタイミングが平均より早いらしい。呼び出し音を聞くことなく出るらしい。玄関のチャイム押した途端にガラガラッと扉開いて「うあっ!」みたいな、不意を突いているようです。

でも、僕自身はいたって普通。着信があれば取っているだけ。仕事中は手が届くところに置くのは不思議でも何でもないし、早押しクイズみたくコンマ何秒を競うため四六時中iPhoneとにらめっこしてるわけでもありません。なんなんだろ?あんまり似合ってない服なのにベタ褒めされるような、変な気持ち悪さがいつもあります。だからといって意図的にゆっくり出ることも気持ち悪くてできないのです。

Date: 13/07/31 Photo: AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

1481|AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

魚眼レンズ(フィッシュアイ)買いました。この間Webサイトを公開した丸商ホームデザイニングさまの内観写真に、こんな遊び心も欲しいと言うことで。偶然のきっかけとは言え、ついに手にする日が来ました。

仕事抜きで言えば、僕が一番好きなレンズは標準レンズ。広角も望遠もいいけど、どれかひとつをと選ぶとすれば、迷うことなく標準。なるべく見たままを切り取って伝えたい。「自分の眼=カメラ」な考え方。その点でこのレンズは対極にある存在で、はっきり言って面倒くさい。いちいち「俺が俺が!」と、自分のゆがんだ主張をグイグイ放り込んでくる。面倒くさいのは自分だけでお腹いっぱい。

でもだからこそ、思ってもなかった写真が撮れる。自分の想像を超える何かに出会える可能性がある。これからどう楽しもうか考えているところです。

Date: 13/07/29 Photo: AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

1480|ゾーン

Vino XC50

先週は俗に言う「ゾーン」の状態ですこぶる調子が良く、息つく間もなく次から次へと仕事をこなせていました。自分でも驚く切り替えの速さで。いつもなら、仕事と仕事の間には多かれ少なかれインターバルを取ります。案件ごとに頭やカラダの使い方が違うため、その切り替えのための時間として。あの期間はその必要が一切なかった。その上いつもより高い精度で。

そんな集中状態にありながら、ずっと続かないことは分かっていたし、スタッフにも「どっかのタイミングで反動来るからね〜」とやんわり告げておき、今、その反動が確かに来ています(笑)張り詰めていた糸がプッツリ切れています。冗談でも「キレてないっすよ」とは言えない。そんな時は無理をせず、やることだけやって回復を待ちます。だいたいこの繰り返し。

Date: 13/07/27 Photo: Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1461|足し算からかけ算へ

cycling in summer

意識的にお客さまとの距離感を縮めています。基本的には依頼して下さった仕事を全うするわけですが、もう一歩踏み込んで領域の壁を壊すくらいの役割を求められている、そんなこの頃。実際そんな案件も多いし、そうしないと求める結果が出せない。足し算よりかけ算、のイメージ。その先には「一丸」の言葉があります。肌で感じた末に決めたこと。

しっかり現場に関わりながら、今まで通り一歩引いた目線も持ち続ける。そんなバランス感覚に辿り着きたい。関わった上で、がポイント。遠くから一歩引けるのは当たり前。プライベートでもそんな距離感を楽しみつつあります。変化を楽しんでいます。

Date: 13/06/24 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1460|霊鳥

暁を告げ闇を払う

にわとりは飛んでも50cm程度だと思ってたから、伊勢神宮(の内宮)でこの光景を目の当たりにした時は驚きました。ちゃんと飛べるのね、今までゴメン。

伊勢神宮にいること自体も不思議で、調べてみたら「暁を告げ闇を払う鳥」として昔から重宝されているみたい。内宮では天照大神が祀られているだけあって、太陽との結びつきが強いわけか。なるほどなるほど。そう言えば信楽にある「鶏鳴の滝」も、確かそんな意味合いで名付けられたはず。今までずっと大衆的なイメージだったけど、実はスターだったんだ。おもしろいなぁ。

Date: 13/06/22 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1459|セミが鳴く頃に

marusho home designing

今日は朝からこちらの店舗撮影。あいにくの雨天でしたが、こんな時もあります。途中で止んだりもして、何ならこの時期にしてはまだマシな方。撮影した写真はまもなく公開のWebサイトに使います。これから最後の追い込みと言ったところ。

リニューアルも含めると6〜8月はWebサイトの公開が多め。ここ最近まとまった時間が必要な仕事ばかり重なり、あまり伝えられずにいましたが、セミが鳴き始める頃にはいくつかご紹介できそうで今から楽しみです。

Date: 13/06/21 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1458|ああ川の流れのように

五十鈴川

東北へは一人の人間として行くわけですが、その次はデザイナーとして行きたいという想いがあります。つまり仕事として関わりを持ちたい。毎年「仕事休んで何しとんねん」の自問自答はあるので。

何の当てもないけれど、想いだけは強く持ち続けること。それが実現のための最低条件。「できたらいいな」くらいじゃ棚からぼた餅は落ちてきやしない。落ちてきたためしがない。かといって営業しに行くでもなく、自然にそんな風になればいいなと思ってます。そこはフンワリと。

Date: 13/06/20 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1457|今年も東北へ

伊勢神宮

来週25〜27日の3日間、東北へ行きます。今回は福島県いわき市、宮城の気仙沼、そして去年も行った石巻。昨日ニュースで聞いた情報によると、風評被害は関西から西が多いらしい。物理的な距離が遠ければ遠いほど関心が薄くなったり、情報が間違って伝わるのはある意味で仕方のないこと。ただ、その空気に慣れてしまうのは良くない。今年もありのままを見聞きして、ありのままをレポートします。お客さまには大変ご迷惑をおかけしますが、可能な限り毎年行こうと思いますので、何とぞご理解くださいますようお願いします。

前回は高速バスで一睡もできずに苦しんだので、今回初めてLCCを利用することにしました。関空空港〜仙台空港が片道2,980円。髪の毛カットしてもらうより安いとは。すごいなー。

去年の東北レポートはこちら

Date: 13/06/19 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1456|式年遷宮を4ヶ月後に控えた伊勢神宮に行ってきました

荒祭宮|伊勢神宮(内宮)

はじめて行った伊勢神宮は新鮮なことだらけ。「外宮(げくう)」「内宮(ないくう)」の2箇所に分かれていることや、今年は20年に一度の式年遷宮であること。7月には「お白石持」という遷宮にちなんだ行事があり、それだけは地域の人でも参加できること、などなど。

式年遷宮。言葉だけで説明するのは難しいので、ぜひぜひ伊勢神宮に足を運んで下さい。一見どころか百見くらい価値があります。1300年も昔から続いている行事で、20年に一度のサイクルで宮社を総リニューアル。すごいのがこのリニューアルの仕方。改修工事のように同じ建造物を手入れするのでなく、隣に全く同じものを建ててしまう(写真)。神様は20年ごとに隣に引っ越しを繰り返します。そして今、20年を経た宮社と同じカタチをしたフレッシュな新人が隣同士に並んでいる。神様をいつもきれいな場所に迎えるためだとか、建築技術の伝承だとか諸説あるようです。職を失わせない仕組みでもあったのかな、とか妄想したり。

荒祭宮(式年遷宮)|伊勢神宮/内宮

まだ全く風景に溶け込んでいない出来たてほやほやの宮社なんて、そんなの一度だって見たこと無かった。その違和感はたとえようがないし、隣に同じものが建っているのはハウスメーカーの分譲地くらいだと思っていたので、こんなものすごい文化が日本にあったことを知って、誇らしさを感じました。まるで歴史の証人として立ち合えたような感動。ぜひ生で見て感じて欲しい。日本人として生きていて、ずっとこういうのを知りたかった。外宮に最近できた、遷宮のことが詳しく分かる博物館「せんぐう館」もおすすめ。大満足。

式年遷宮は10月2日が内宮、5日が外宮。是が非でも行きたい。

Date: 13/06/17 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1455|じっくりコトコト

DJ BOOTH

母親は6年ほど欠かさず日記をつけています。奇しくも僕がブログ始めた頃。理由を聞いたら「去年何を考えていたか分かって面白いから」だそう。その気持ちよく分かる、って、やっぱり親子だなぁ。やるなぁ。ド近所の焼き鳥屋「すみあん」大将の和田さんも確かそのはず。

自分の考えをまとめている人に惹かれます。ブログでも日記でも何でも。芸人でいうネタ帳、料理人ならレシピ帳?自分を振り返れるものを持っている人。文字に限らずたとえば写真だって構わない。

そんな人からは、コツコツ積み上がっていく何かが伝わります。厚みと言うか、自分と向き合い続けることで出る旨味とでも言うか。浅漬けじゃない感じ、なんか分かります。そんな人にずっと惹かれます。惹かれないわけにいかない。

Date: 13/06/15 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1454|やってみたけど続かなかったこと

Wall Art

スタッフ・バンビと競い始めました。種目はお互いの「やってみたけど続かなかったこと」。

悩みのひとつに「いろんな事が続かない」があるらしい。いろんな事が続かないなら、ひとつどころか続かない数だけ悩みがある。なんだか名作コピーみたいですが、それじゃいつまで経っても自分を信じられる日は来ない。「そんなに?じゃあ何が続かなかったかリストアップしておいで」と言ったのが始まり。僕にも続かないことはたくさんあるけど、それ以上にわんさか出てきて思わず笑ってしまった。

ひとりで環境を変えられないのは意志が弱かったり、危機感が足りなかったり、理由はいくらでも挙げられるけど、それなら誰かと一緒に競えばいい。僕が今でもランニングが続いているのは、自分の意志もあるけど、周りの友達も続けているから。一人じゃないから、がんばれる。一人で続けるのはエネルギーいるからね。

それぞれひとつ、続けたいことを選択。最初は続けやすいことから。僕は営業時間より早く出勤して、朝の時間をもっとうまく使うこと。スタッフとこんな関わりを持ち始めたのは、最近のこと。

Date: 13/06/14 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1453|先走り文字

先走り

トイレで用を足している最中に急に誰かが押し入ってきたら、きっと驚きを隠せない。これはそんな驚きの文字。「司」が押し入ってきた。司のヤツが(想像しにくい人は「寿子の部屋に司が不法侵入した」と置き換えて下さい)。

パーソナルスペースを土足で踏み入る、空気の読めないヤツである。空気は読めないくせに、文字としては読めてしまうズルいヤツ。誰でも一度は経験あるこんな先走り。考えて生まれたものじゃないのがいい。だからこそ面白い。これ集めて本一冊出したい、なんて妄想すると、今度いつ先走るか楽しみになります。

Date: 13/06/13 Photo: Nikon D300 + Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

1452|言の葉の庭(ことのはのにわ)

新海誠監督の劇場版アニメ「言の葉の庭」観ました。エンディングテーマが大江千里の「Rain」をカバーした基博だったから、ではなく映像の美しさに惹かれて。

映画としては短い46分(その代わり1,000円)。ストーリーは男子高校生と教師が主役のオーソドックスな純愛物語。だけど映像表現と効果音表現がものすごく新鮮。この「表現」部分を際立たせるために、あえて脚本をシンプルに抑えたのかと思えるほど。

中でも印象的だったのが「透明なもの」の表現。半分以上のシーンが雨というこの作品では、いろんな表情の雨を描き分けています。大雨、小雨、豪雨、水たまり、雨上がりの水滴、など。雨と対極にある「光」の表現もまた見事で、その相乗効果にウットリ。一番のツボは「ビニール傘」。ビニールの表現だけでご飯何杯でも食べられるほど。他のアニメにはない、実写より透明感を感じられる表現。

その表現力に効果音が加わって、気持ちよく世界観に入り込みます。例えば雨の音、風の音、野菜を切る音、ぬかるみを歩く音。本来は主役になることのない「引き立て役」が、意味を持つかのように耳に入ってくる。だからと言って過剰に主張するでもなく、まるでオーケストラの一員のような役割を担っているかのよう。それさえもひとつのセリフであるかのような存在感。一般的にはストーリーから世界に入り込むものですが、でもこの作品は珍しくそんな所が引き金になりました。

シンプルな脚本。いわゆる「ベタ」。でもそれは僕の好きな種類のベタ。だからこそ安心して観ていられるし、強く訴えるものがある。安心しきったところに基博がおいしい所をさらっていきます。それはもうズルいくらいに。いい作品です。

Date: 13/06/12 

1451|奈良が近くて良かった

北円堂|興福寺

今年は奈良へよく行きます。昨日も一生ものの靴を求めて車でフラリ。最近リニューアルした遊 中川本店も覗きに。探していた靴を扱っていたセレクトショップ「SECONDSTAGE」は、お客さまであるchum-chum closet(四万十市)と共通点がたくさん。独立した歳も近かったせいか、初対面のオーナーともスッと打ち解けて「チャムチャムの山崎さんってこんな人でね〜」なんてブログを見てもらいながら話しこんだり。奈良にまた縁ができました。ありがたい。

遊 中川の奥にある「中川政七茶房」もいい感じ。160年ものの家屋の梁部分だけ残して、新しく生まれ変わったそう。とにかく心地いい。素材に息づかいが感じられる建物は心から落ち着く。ついつい引き寄せられてしまう。帰りは春鹿のスパークリング日本酒「ときめき」も忘れずに。ゆとりある土地に魅力がギュッと詰まってる。奈良はそんな感じ。

Date: 13/06/10 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1450|限界は誰が決めればいいんだろう

Rubber House

ある日の電車は身動きすら取れない超満員。なのに隣の扉付近には直径2mのスペースがぽっかり空いている。次の停車駅で乗客を増やせる余裕もない、そんな状況のはずなのに。すし詰めのピークを越えて分かったのは、どうやら吐き気をガマンできなかった人がいたみたい。

純粋にすごい!と思った。驚きと感動とが丁度よくブレンドされた感情。「もう無理と思うことでも、その気になればまだまだ何とかなる。」それってこういう事なんですよ、と、明快に表現してくれた出来事。

限界は、自分で決めて良かった試しがない(たぶん)。

Date: 13/06/08 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1449|体幹しっかりしてれば大丈夫(たぶん)

恵日山観音寺|観音堂

スタッフ・タッキーの在宅勤務がきっかけで、取引先の方が週に一度AMATAで仕事することになったり、慌ただしい毎日が続いています。「えーと今日はどのメンバーだっけ?」みたいに。どれも自分で決めたことだけど、変化にカラダが馴染むにはもう少し時間がかかりそう。それなのに、さらに環境を変えることを今日決めました(今はまだナイショ)。

独立以来、小さな変化は繰り返しても、ここまでドラスティックに変化を求めたのは初めてのこと。目指すは長渕剛。完全に人変わってますやん、みたいな。ムキムキになるかはさておき、決めた以上はいい方向に変化させる。イメージ通りに事が進めば、かなり面白いことになる。水面下でそんな事を進めている毎日です。おかげで古民家は探せてません。

Date: 13/06/07 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1448|ハヤネとハヤトコ

均衡

早寝と「早く床に就く」は違うので、分けてみた。ついでに省略もした。ハヤトコ。アメリカ生まれの大型スーパーと似ていますが、休日のまとめ買いは出来ません。飲み会の途中で「今日ハヤトコするから先、帰るわ。」みたいな感じで使って下さい。会員制でもないのでご自由にどうぞ。

せっかくハヤトコしたのに、全く寝付けなかった時のしんどさ。あれ何とかならないかなぁ。せっかく準備万端で臨んだのに、充電完了で希望に満ちた明日をイメージしたのに、水泡に帰しすぎ。

この頃はSNSなんて便利なものを、夜間病院へ睡眠薬もらいに行く気分で見たりするけど、同じように起きてる人はいて、まだ寝ていないだけか、ハヤトコしたけど寝付けてない同志かは分からないけど、仲間意識は生まれてます。「寝たいのに寝つけないんだろう?実は僕もなんだ。」そんな弱さを分かち合えた気分。

Date: 13/06/06 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1447|ゴール下が楽しくなるよ

置いてくる

サッカー日本代表が5大会連続W杯出場を決める中、僕はバスケを。再開第一歩はシューティング。これが笑っちゃうほど、入らない。届かない。跳べない。やっぱり体力ない(このシュートもしっかり外しました)。何回エアボールしたことか。

失われすぎた勘を取り戻しつつ、少しずつでも日常に取り入れます。何歳までできるんだろ?カラダ動くうちは考えなくていいか。バスケ楽しいです。昨日は一人だったけど、それでも楽しい。スタートラインをはっきり自覚した日。

シューティング中、アイス最中みたいな腹筋したムキムキの人が「総合(格闘技)興味ない?」って誘ってくるサプライズ。「声かける相手違いすぎますやん」って的確にツッコむ僕。聞けば高校時代バスケの京都府立選抜だって言うから驚き。「ゴール下が楽しくなるよ?」って、なかなか魅力的な誘い文句も持ち合わせてた。でも今はバスケ。総合格闘技はまたいつか(ちょっと興味ある)。

Date: 13/06/05 Photo: iPad mini

1446|魔法みたい

お金|デザインあ展

今さらながら「デザインあ展」。世界の硬貨を紙の上からこする、この体験は面白かった。全体を眺めるだけではそれぞれの違いが分かりづらくても、紙の上から鉛筆でこするとカタチが浮き彫りになって、ひとつひとつの違いが見えてくる。

スクラッチと同じ要領で、手を動かした部分だけが動的に変化すると、情報がものすごく頭に入る。改めてインタラクティブだなぁと感心しきり。「そうそう、人も遠くから観察してるだけじゃ良さや違いって分からないよな〜」とか、そんな正論は特に考えませんでした。

「自分の頭こすったら、中にあるデザイン出てくればいいのにな〜」←これが実際に考えていたこと。頭の中にあるデザインを出力するのは時間も体力も必要なことのひとつ。それがこんな風に魔法みたいに出てきたら、なんか楽しいじゃないですか。

Date: 13/06/03 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1445|見逃せない一枚

四条京阪|京阪バスのりば

信号待ちの車の中で撮った一枚。京都を知る人には説明も要りませんが、この2人がレンズを向けている被写体は南座(写真の中にもヒントあります)。「南座を撮る人」を撮る人が僕。ひとりを除いた3人の情報量は知れてます。サラリと受け流せる。だけどひとりだけ見逃せない人がいる。

膝の角度が、たまらんのです。ファインダーに集中しているからこそ生まれる、自然でいて絶妙な角度。分かります?肩の位置だってバランス悪いでしょう。なのに体幹のバランスは崩れていない。次第に完成された造形に見えてくるから面白い(もしかすると阿波踊りの偉い人かも知れない)。南座を捉えたファインダーの構図まで無意識に想像してしまう。

情報の詰まった面白い一枚なのに、こういう写真に限ってあまり伝わらない。実力不足。それでも撮れた時は決まって興奮します。

Date: 13/06/01 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1444|バッシュ

JORDAN AERO MANIA

バッシュ買いました。かれこれ15年ぶり。現役時代、新しいバッシュ買うのは最高にテンション上がることのひとつ。今で言えば7泊8日の旅行くらい心躍ること。友達が買うの見てるだけでも楽しかった。

驚いたのは、ランニングやサッカーに押されバッシュの種類が激減していたこと。大きなスポーツショップに行っても、禁煙コーナーのように隅に追いやられている印象。選ぶ楽しみが減ってしまったのはとても残念。とはいえ買ったら買ったでやっぱり嬉しい。ムフフ。調子に乗ってAir Jordan 1st(桜木花道が履いてるヤツ)買いかけたけど、最新のバッシュの履き心地は抜群に良くって、「膝の悪い人間がなにファッション優先しとんねん」という一人会議の結果この「JORDAN AERO MANIA」に落ち着きました。ムフフフ。

さあ、あとは体力を買いに行かなきゃ!嬉しいけど正直メチャ怖い!

Date: 13/05/31 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1443|SAKAEMASU(榮万寿)

SAKAEMASU|清水屋酒造

仕事場に突然日本酒が届くなんて小粋なイタズラしてくれるのは友達の野口さんだけかと思いきや、見知らぬ酒造からも届いてビックリ。そろそろ杉玉でも吊るそうか。

まるでワインと見まがうパッケージ(写真)。群馬県にある清水屋酒造さんが作っているSAKAEMASU(榮万寿)という正真正銘の日本酒。この間たまたま東京で試飲して、その時の印象など後日メールしたところ、こんなことに。日本酒を愛する一人として、潔いアプローチへの期待をどうしても伝えたかっただけなのに(クレームじゃないですよ)。日本酒を通じて日本を知る、なんてことも少しずつ起こっています。ありがとうございます。

Date: 13/05/30 Photo: iPhone 5

1442|いのちのこと

Partition

昨日は独立当初にお世話になった方の告別式へ。くも膜下出血による急逝。まだ45歳にも満たない年齢だったこと、その方のお母さんがご健在だったこと、お子さんが3人だったことが、自分の20年前とシンクロして他人事には思えませんでした。フルーチェを最高に美味しく食べる方法について熱く語る、やさしい方でした。

小6の男女2人が遭難した滋賀県・赤坂山の事件。スイートタイプ中村さんがボランティアで捜索に参加し、ブログで心境や状況を綴っています。良かったら、じゃなくて、読んで下さい。行動するのも選択肢のひとつ、見守るのもひとつ。それでも身近にこんな勇敢な人がいることを僕は誇りに思います(それを許可した奥さんも)。告別式を終えた直後に2人が無事だったことを知り、エスプレッソみたいな濃度で死と生を感じた一日。

AMATAでは昨日がスタッフ・タッキー、今日はスタッフ・バンビの誕生日。それぞれ5度目の「生」を祝います。おめでとう、ありがとう。

Date: 13/05/29 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1441|こういう感じだったんだ

BBQ|桂川

きのうは友達が主催するBBQにお呼ばれして桂川へ。30人近く集まってました。と言っても、知ってるのはその子だけ。あとはほぼ初めまして。他の人もそんな感じ。この状況、なんか知ってる。あー、あれだ、AつMATAだ(笑)

いろいろ楽しかったなぁ。招待される側の気持ちにもなれたし。なるほどこういう感じだったかー。幹事じゃないから全体の様子なんて気になくていいし、こいつは楽ちん。そうやって甘えていられるのもたまにはいいなぁ〜なんて思いつつ。

初めましての人がいっぱいいる場所は、エネルギー使います。でもその先には、だいたい楽しいことが待ってる。だったらエネルギー使えばいい。その壁はサラッと越えてしまうこともあるし、時間がかかることもある。それはもう、波長の世界。調律の世界。どっちも同じくらい好きなこと。気の晴れた楽しい時間でした。お疲れさまでした。

Date: 13/05/27 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1440|フラットデザイン

PIN Spot Light|青蓮院門跡

Webの世界で最近よく耳にする「フラットデザイン」。平たく言えば、質感も立体感も削ぎ落としたデザイン。iOS7もそっちの方向へシフトするとかしないとか。

僕自身、Webは「大きなデザイン」になっていくと考えていて、この方向性は腑に落ちます。細かい要素は取っ払い、必要な要素だけを浮き立たせる。情報の伝達はなるべく速く、操作は迷わせず、とにかく余計な事を考えさせない、考えなくていいデザイン。実はこのブログのデザインも「大きなデザイン」を意識して設計しています。僕が大きなデザインと言っていたのは、フラットデザインかも知れない。

言うまでもなく、背景にはスマートフォンの普及があります。このブログを読んでくれる人も、今ではスマートフォンが4割を占めます。サイズや解像度が上がろうが、決して大きいとは言えないスマートフォンのディスプレイ。その中で最適なデザインを考えると、細かい情報を処理するには不向きで、短い時間で結論を求めたがるせっかちなこのご時世、フラットデザインがひとつの正解なのは否定できません。

Date: 13/05/25 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1439|メール魔王

メール魔王|伊勢湾

文房具屋の「試し書き帳」で時々目にする、おもしろイラストやメッセージ。他にも公衆トイレやローカル電車のサッシ部分、旅先の飲食店で時々見かける自由帳なんかもそうですね。挙げ出すと止まらない。

砂浜にも。今まで誰も教えてくれませんでしたが、三重にはメール魔王が君臨してるみたい。怖いよー。返信の速さ、言葉の巧みさ、一体どの点で魔王たらしめているのか、メール魔王の定義について語り合うのもいい。あえてアイコン表記にするセンスもいい。封筒なのに「メール」としか変換できなくなってる僕の脳も、それはそれでいい。

Date: 13/05/24 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1438|予期せぬ来客

like a crack|青蓮院

運転中、タンポポの綿毛がふわり。少し開けた窓の隙間から、ふわり。予期せぬ来客。嬉しいじゃないか。僕に花を咲かせる力もないし「ま、どうぞゆっくりしておくんなはれ。何のお構いもしませんが。」くらいの気持ちでそのままドライブ。そんな些細な事にも幸せを感じられる季節。

【flickr】写真を管理してるflickr(フリッカー)が先日、大がかりな仕様変更を行いました。ところが動作があまりに遅くなってしまい、ほとぼりが冷めるまで別のサーバに写真をUPして様子を見ます(見た目は何も変わりません)。

Date: 13/05/23 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1437|熟女キャバクラ

プリマダム2|熟女キャバクラ

三重県津市にある大門商店街のはずれで見かけた店舗サイン。この手のお店には縁がないもので、「熟女キャバクラ」へのイマジネーションは不足がち。そこへ来て「プリマダム」。プリって、なんだ。高尚な匂いは感じる。その反面、「うちのマダム達はプリプリなんですよ〜」と半笑いで一刀両断される疑わしさもある。少し寂しさを感じる商店街の中にあるんだから。

「2」も見逃せない。もちろんこれは、2号店を意味する数字に違いない。間違ってもiPhone4や5のように、進化を示す数字であるはずがない。だからもし、もし次に前を通った時「2s」になってたら、勇気を出してその門を叩いてみようと思います。

Date: 13/05/22 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1436|ドミノのあれ

剥けた皮|青蓮院門跡

いろんな事が同時進行。で、きりきり舞い。グチャグチャに混ざってしまうと何から手を付けていいか分からなくなるので、頭の中でひとつひとつ仕切りを作ります。イメージはドミノのあれ。作ってる途中に崩れても被害を最小限に抑えられるように、一定の間隔で仕切っているあれ。あれないとホント大変。何となくいろんな事を考えていると、満足感だけは得られます。でも、振り返れば何ひとつ進んでなかった事は数知れず。そうならないよう気を付けてます。

明日は名古屋へ。案件じゃないけど、仕事の一環で。意外と知られていませんが、生まれは名古屋なんです。

Date: 13/05/20 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1435|まず変わらない

ふたつのあと|伊勢湾

頭の中で「変わらなきゃ変わらなきゃ!」と思っているだけじゃ、まず変わらない。それで変われるなら、早朝に出勤して定時に帰る「時間をうまく使える男」に僕はなれているはず(残念ながら実現の予定なし)。繰り返し言うけど、変わらない。「エロくない男なんていない」のと同じ確率で変わらない。

その事実を受け入れるところがスタートライン。義務だけでは動けない。前向きな気持ちがないと、どうやらうまく行かない。人の感情ってホント興味が尽きない。だから人間やめられない。

【おまけ】BEATの管理人さん、記事、拝見しました。小さなアピールに応えます(でもamantaじゃなくて「amata」ですよ!)。もうずいぶんバスケ生活から離れています。再開、なんて大きな事は言えませんが、ハーフコートくらいから関わり始めようと思ってます。欲しいバッシュなくて困っているところです。

Date: 13/05/18 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1434|一日刻み

青蓮院門跡|しびれ

謝れないまま父が亡くなったこと。大好きだったのに、15才だった僕は俗に言う反抗期で、何かにつけて刃向かっていた“少年ナイフ”な時期。今となってはどうすることもできない、人生最大の後悔のひとつ。

明日も生きてるかなんて分からない。最近はこんな時代だしなおさらに。だからって生き急ぐわけでもないし、時間が必要なこともあるけど、一日一日が本当に大切だと感じます。もっと刻めば1時間、1分、1秒になるけど、そこまで追い込むのは僕にはちょっと息苦しい。

人生なんて一日を積み重ねただけのもの。一日を大切にできないと、全てがうまく行かない。充実した一日を過ごせたら、それだけで気分がいい。

Date: 13/05/17 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1433|スッと入ってくる

潮干狩り|伊勢湾

この間の祝辞を「スッと入ってきた」って褒めてくれた人がいて、すごく嬉しかったのを覚えています。良かった、上手かった、より、心から自然に出た感想のように思えたから。普段からそういう伝え方ができる人間でいたいと思っていたところに、アンタそれ間違ってないよ!って肯定してくれた気もする。

仕事では、人の注意を惹きつけるキャッチーな言葉を駆使します。それは「見てもらえない・読んでもらえない」前提があるから。でも普段はそんなの要らないし、なるべく使いたくない。大げさな味付けなんて無くても、気持ちはちゃんと伝えられる。改めてそう確信できました。毎日の文章は、誰かに読んで欲しいんじゃなくて、読んでくれる人のために書いています。何か届けばいいなと思って書き続けています。

Date: 13/05/16 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1432|古民家を借りたい

青蓮院門跡|宸殿

昨日はアトリエとして使えそうな古民家を求めてウロウロ。ずっとずっと気になってる築140年の物件が隣町にあって、そこで仕事したり料理したり、気軽に人が集まれる新しい場所にしたくて。周りのお店に聞き込んで家主さん教えてもらい、やっとの思いで確認したらあえなく住居中。しかも住人は同業のデザイナー。なんとまぁ。何とかならないかな、ホントに。とにかく古民家探してます。

その後は知恩院となりの青蓮院門跡(写真)でのんびり。ずっと行きたかったところ。日本の建物と関わりのある一日。お寺にいると、建物と自分とが一体になる錯覚に陥る、そんな経験が時々あります。つまり肌に合う。きっと日本人には和食が合うのと同じ理屈。お寺巡りは楽しい。そろそろ滝が恋しいシーズン。また新しい滝に行きたい。

Date: 13/05/15 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1431|しゅくじらない祝辞

太閤園

昨日はスタッフ・タッキーの結婚式。前日はあいにくの雨で心配しましたが、当日は「そこまで晴れんでもええやん」というくらいスッキリ快晴。良かった。

肝心の祝辞は、辿々しさこそ多々ありましたが思いだけは皆さんに伝わったかな(と信じたい)。夜な夜な外でシミュレーションした甲斐がありました。ご両親やご親族の方には感謝を、新郎側には安心を。そして初めてお会いする旦那さんには「繊細なので、どうかいつも丁寧に接して下さい」と。

フリートークはお手の物でも、人前で自分の気持ちをさらすのはいつも緊張します。でも終わってみればちょっと気持ちいい。2人の人柄を感じる、ほのぼのとしたいい時間でした。おめでとう。

Date: 13/05/13 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1430|いかんいかん

Starfish

昨日は体調不良で急遽お休みをいただきました。一日かけてココロもカラダもゆっくり休めて、なんとか復帰しています。予兆というか「あ、これ放っておくとマズイなー」は分かっていただけに、もっと早く対処するべきでした。調子に乗ってついつい頑張りすぎてしまう。いかんいかん。お客さまには大変ご迷惑をおかけしました。

Date: 13/05/11 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1429|上司でした

KITAYAMA MONOLITH

連休前にお客さまの披露宴へ。いつもお世話になっている茶屋長三郎彌助の若旦那。仕事のお付き合いで祝いの席に呼んでいただくのは今回が初めて。いつもより少しだけ緊張気味で臨みましたが、とてもあたたかく、芯の通った気持ちのいい宴でした。素敵な出会いもあり、とても有意義な時間となりました。

そして次の日曜はスタッフ・タッキーの披露宴。当日は祝辞たるものをお願いされています。ついに上司として出席する日が来てしまいました。しまいましたよ。何をどう伝えようか今からちょっと緊張していますが、こんな時くらい上司らしいとこ見せようと思います。晴れることを祈ります。

Date: 13/05/09 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

1428|AMAちゃん

カリフォルニア工務店

営業再開。休み中は働くか遊ぶかの極端な生活をしてしまい、まったくもってカラダが休まっていません。連休どころか「単休」さえも。強いて言えば一回温泉行っただけ。無理させてホントごめんなさい。10時間飲み続けたり、音楽にふれあったり、友達に悩み聞いてもらったり、姪っ子と手を繋ごうとして5回連続で拒否されたショックがが走馬燈のように頭を巡ります。終わってみれば楽しい時間でした。

さて、今日から本格的に新体制の始まり。新体制はタッキーの在宅勤務だけにあらず。AMAちゃん、まだまだ水面下で変化を続けます。あるべき場所に落ち着くための変化、と言ったところ。泣いても笑っても、前に進みます。じぇじぇじぇ。

Date: 13/05/08 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1427|ふたりのダッチャー

DOUBLE DUTCH ONE'S

この間ロゴデザインを担当させていただいた、ダブルダッチのソロバトルイベント「DOUBLE DUTCH ONE’S」へ。おなじみalttypeが主催。ニュアンスの落とし込み方は適切だったか、現場の空気を確かめに。なかなかどうして、いい感じ。

中でも僕の描いたイメージに近いパフォーマンスをするダッチャー(ダブルダッチする人)がいて、彼は惜しくも今回優勝には至らなかったけど、そんな理由で個人的に特別賞をあげたい。次回優勝したら「ラーメンおごる」と、本人にはまだ伝えてないのに勝手に決めてます。がんばれコースケ!

写真は同じくダッチャーのダイチ。縁あって知り合えた彼のパフォーマンスも観る価値あり。本当に楽しそうに跳ぶんです、彼は。ロープと音楽に愛されてるんじゃないかと思ってしまうほど。ロープと音楽と一体化した時の興奮と心地よさは、僕のつたない言葉では伝え切れません。僕は野球もサッカーもあまり観ないけど、ダブルダッチはよく観ます(あとダンスも)。

Date: 13/05/02 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1426|気が置けないから、気が抜けない。

meeting at TOKYO

東京・中目黒のアトリエを拠点とするフラワーブランド、Rosetta*H(ロゼッタアッシュ)さまのオンラインショップを公開しました。ご要望により最小限の要素でデザインしています。
おかげさまで通販のご依頼も増えましたが、位置づけはお客さまごとに異なります。売り上げだけが正解じゃない。Rosetta*Hさまはそう。売ることだけが目的にあらず、それよりも「長く存在し続けることを大切にしたい」と。そんな思いを共有しながら、一緒にショップを育てて行ければいいなと思います。ちなみにRosetta*Hの一人は10年来の友達。仕事を通じても関わりを持てるのは、本当に嬉しいこと。ただしその分、いつも以上に気が抜けません。

東京3日目。とある建設会社で打ち合わせ。東京へ向かう直前、小学校時代の友達から仕事の依頼。つまりそういうこと。こっちもこっちで、ありがたい。とてもやりがいのある、持ち味をフルに活かせそうな案件。同じ理由で気が抜けません。

Date: 13/05/01 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1425|その人が感じられたら

Rosetta*H in "gR switch"

本心が伝わる文章に惹かれます。メールでもブログでも、何でも。テーマは些細でもいい。政治でも、エロスでも、何ならししゃもでも。文体が整ってるかどうかなんて二の次。どうでもいい。大切なのは、本心が伝わってくるかどうか。言葉から「その人」が感じられたら、すごく幸せな気分になれる。文字の力はすごい。言葉の力はすごい。

東京2日目。中目黒にショップをオープンしたRosetta*H(ロゼッタアッシュ)さまの開店祝いへ。間もなく公開するオンラインショップの最終打ち合わせも兼ねて。東京出張の一番の理由はこれ。Webサイト制作の打ち合わせにはるばるAMATAまで来て下さったので、「じゃあ、今度はこっちが行きますね。」という流れ。写真は閉店間際に撮影したお気に入りの一枚。二人合わせてRosetta*H。いい空気感。

明日からGW休業をいただきます。今年はカレンダー通り。とりあえず3連休。僕は休みながら働く、そんな感じで過ごします。このブログを読んで下さる皆さんも、いい連休になることを願います。

Date: 13/04/27 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1424|弱くて強い

あな|デザインあ展

ここ最近、今までの人生で一番自分と向き合ってる気がする。毎日が異常に恋、じゃなくて、濃い。これまでは8〜9割の力で走り続けていたのを、最近は心拍数ギリギリまで高めて10割の力を出すような、そんなペース。

疲労も激しい分、安定するのはまだ先のこと。毎日クタクタ。でも何かしら手応えは感じつつある。最後は自分の弱いところ、ずっと奥底にしまっていた部分と向き合えるかどうか、なんて考えたり。弱さを晒すのは怖いけど、心地よさもある。それに気付けたのは周りの人たちのおかげ。ただただ感謝。弱くて強い人になりたい。

東京2日目。デザインあ展についてもう少し。体験ものが多くて、誰かと一緒に行った方がより楽しめます。それでも一人で楽しめる限界までは楽しみました(ポーズものはさすがに恥ずかしくて断念)。風呂敷の包み方なんて普通に勉強になりました。この展示で一番楽しいのは、お客さんがみんな楽しそうにしていること。と、習慣的に裏方目線の感想になってしまいますが、本当にそう。

Date: 13/04/26 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1423|アイディアに出会うために

デザインあ展

今日は朝から京都で打ち合わせ。終わってから仕事場に戻る予定を急遽変更して、そのまま京都で仕事。煮詰まっていた水うちわのアイディアをもうひとひねりするのと、同じく煮詰まっていた新規Webサイトのコピーを考えるため。いつもと環境を変えるだけで、止まっていた頭が面白いように動き出す。カフェでラフを描いたり、面白そうなお店を散策したり、美術館に行ったり。

遊んでいるわけじゃない、と言っても、伝わらない人には絶対に伝わらない。それでも伝えたいので、こうして書いてみます。仕事を前に進めるための、一番の方法を選んでいるだけなんです。マンガ家の「ネーム」にほど近い行為。どうぞご理解を。

東京2日目。21_21 DESIGN SIGHTで開催中の「デザインあ展(写真)」へ。「いつもは意識しないところにも、こんな面白さが隠れてるんだよ」というメッセージを、こうも楽しく伝えられるって本当にすごい。無意識を意識する。ものごとの最小単位まで自然に見つめ直す素敵な空間。人についても同じ。周りで支えてくれる人の心遣いや魅力は、いつも忘れないようにしたい。

Date: 13/04/25 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1422|変わっているかどうか

NEW STAGE OPEN

AMATAという会社が変化する事は、僕やスタッフが変わる事に他ならない。会社だけが勝手に変わる、なんて事はない。会社なんてただの人の集まり。プライベートな自分も、変わろうと今もがいていることがあるけど、会社みたく「合わせ鏡」な存在がないから自分自身、変わっているかどうかが分かりにくい。結局は誰かに気付いてもらうしかない。人と関わらず自分だけで分かることなんてない。そんな気がする。

東京2日目。初日のバーで会うはずが、あえなく参加出来なかったプロダクション勤務の友達と汐留のサロン・ド・カフェでブランチ。二日酔いにつきサンドウィッチ食べきれず(ごめんなさい)。面識はあるけど一緒に仕事したこともなければ数回しか会ったこともないけど、昼間からお互いの人生観をがっつり話し合う。その後はデザイン「あ」展を観に東京ミッドタウンへ。東京ばな奈、東京タワー、東京ミッドタウン。東京はなんでも「東京」って冠が付く。世界のTOKYO。

Date: 13/04/24 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1421|新しい体制に変わります

Day Break tokyo

入社5年目に突入するスタッフ・タッキーが結婚することになり、伴って働き方を変えることに。来月からは在宅勤務を基本として、2人で決めた固定日には出勤、あとは状況に応じて臨機応変に、という感じ。結婚しても続けたいと相談してくれて、僕は僕で続けてくれるのは嬉しい。だったらその環境を作ればいい。同じ状況でやむなく引退したデザイナーも見てきたし、時代に応じた働き方はあっていい。ここからまた新しいカタチが生まれることを想像すると、不安も感じつつワクワクします。

東京初日。3部作の最後は目黒のバー(写真)で。デザイナー率が少しだけ高めの「友達の友達はみな友達」メンバー。ヌケがいいというか何というか、あったかさからは少し遠いけど、気を使わない空気がとても心地いい。そこそこ言いたい放題。夜に会うのがいいよね、っていう感じ。これにてクタクタになりました。

Date: 13/04/22 Photo: iPhone 5

1420|facebookは人間関係そのもの

大吟醸なひととき

ある時ふと「facebookは人間関係そのもの」って考えるようになり、それ以来facebookが好きになりました。割と最近のこと。断りにくい誘いがあったり、投稿の反応が気になったり、面倒な絡み方をされたり、嬉しい出会いがあったり、本音と建て前が混在したり、思いっきり誤解されたり、会話がやめられなかったり。誰もが日常で経験していることがfacebookの中でも起こっている。

そういう見方をすると、なんだか憎めない。「それを別の空間でまでやらなくても」という気持ちもよく分かる。頻繁に関わる人、そうでない人、関わっていないようで実は関わっている人。一人一人の「距離の取り方」を同じ空間で感じられるって、かなり面白い。生きることは人と関わること。

東京初日。野口夫妻の自宅(写真)にて。僕にはもったいないくらい、あったかい二人。秋田生まれのとっておき大吟醸と抜群に美味しいアテを用意して下さり、短い時間ながら心地良すぎるひとときを過ごしました。気持ちと気持ちで繋がれる関係に勝るものなし(たぶん)。

Date: 13/04/20 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1419|水うちわ再び

DIALOG IN THE DARK

今年も水うちわのデザインを担当します。2回目となる今回はクライアントからの指示もなく完全自由(なんて有り難い機会!)。お題ありきのデザイナー頭からアーティストの頭脳に切り替えたり、自分でお題を設定してみたり、今まさに試行錯誤中。シンプルに「自分が持ちたいもの」を作ります。1回目のデザインはこちら

東京初日。ワタリウム美術館からダイアログ・イン・ザ・ダークへ。友人・野口さんに勧められるがまま初参加。関西では馴染みがないのかそれとも僕が知らなかっただけか、この全く新しい体験には色々驚かされずにはいられませんでした。ゴチャゴチャ言わんと一回体験してみなはれ!話はそれから!そんな90分。他では味わえない楽しさ。

Date: 13/04/19 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1418|タブレットも読みやすくなりました

WATARI-UM

昨日に引き続き、アマタノアタマがタブレット端末にも対応してまたまた新登場。スマートフォンでは小さいし、パソコンよりも気軽に使えるタブレットはブログと本当に相性がいい。パソコン、と書いて気が付いたこと。パソコンは言うまでもなく「パーソナルコンピュータ」の略。でも今となってはタブレットの方がパーソナルな存在に変わりつつあります。ファミコンと同じ流れにはなると思うけど、変化が楽しみなところ。

東京(関東)初日。すずきの姉さん家族と分かれた後は、外苑前のワタリウム美術館へ。開催中の「JR展 世界はアートで変わっていく」は気になったけど、スケジュールの都合で見送り。看板代わりでもあるこの作品、高さ20メートルの外壁に貼られた東北の人たちの顔(写真)は一見の価値あり。シンプルでストレート、だから強い。そしてこのスケール感。視覚的に楽しくないわけがない。楽しいものは伝わりやすい。

Date: 13/04/18 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1417|読みやすくなりました

Pure baby & mother

本日よりアマタノアタマがスマートフォンでも読みやすくなって新登場。AMATA BLOG系ブログでは初の最適化。長らく長らくお待たせしました。間髪置かずにこのままタブレット端末も調整中。バンビ頑張ってます。最適化とデザインって、考えたら同じ意味かも。例えばiPad miniも、僕にとってはiPadが最適化されたカタチ。好きな言葉。ある点でデザインより分かりやすい。とにかく読みやすくなりました。

東京(関東)初日はお世話になってるすずきの姉さん宅へ。生まれて3ヶ月にも満たない、小っちゃくて無垢な息子くん(写真)に会ってきました。カワイイ。今回のスケジュールは盛りだくさんすぎて、この頃がもう大昔のことのよう。

Date: 13/04/17 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1416|きっかけ3種盛り

五重塔|宮島

東京2日目。お客さまのお店オープンのお祝いを兼ねて、地元・関西で知り合った友達を中心に会うことに。会話の中で「初日は何してたの?」と聞かれて、我ながら驚いた事実が。

昨日は過密スケジュールを組み、3組それぞれ別の友達と会っていました(そしてそれぞれちょっとずつ迷惑かけました)。「何つながり?」って聞かれて答えたら、ブログとTwitterとmixi。もっと砕けば、きっかけは基博と教授。あぁ音楽って偉大。きっかけなんて半分忘れていて、口に出した自分も改めてビックリ。でも今では切っても切れない、切りたくもない大切なつながり。考えてみれば、何かしらお互い共感した上で選んだ出会いで、自然と言えば自然なこと。全く不思議じゃない。不思議じゃないんですよ、これって。

Date: 13/04/16 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1415|気分転換

people waiting a ferryboat

デザインを変えるやいなや、見知らぬデザイナーの子からコメントもいただき、さっそく「やって良かった」気分。2年前から見続けてくれているんだとか。デザインの事は「デザインの記憶」で書くようにしたので、デザイナーに読んでもらえる内容は減っている気がする。それでも読んでもらえているのは素直に嬉しい。ありがとう。こういう事が時々あるからやめられない。2〜3時間で作ったデザインも気に入っています。写真も言葉選びも、デザインに合わせて少し変化しそう。

さて明日から3日間、東京にいます。年末にWebサイト制作を担当したRosetta*Hさまの店舗オープン祝いと、2日前にタイミング良く仕事を依頼してくれた友達の会社へ打ち合わせ。余った時間は友達に会ったり、フラフラしたり。限られた時間なので「今回は誰に会おうか」本気で考えるんですが、そもそもそんな風に考えられるって最高に贅沢だなぁと毎回思っています。

Date: 13/04/13 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1414|アマタノアタマ

an early morning at Miyajima

ブログの名前を「アマタノアタマ」に変更しました。始めた頃から「ブログの名前がドメイン名ってどうなのさ」な気持ちは密かにあって、途中「あまたんど」と影で囁かれていることを知り、それも今ひとつしっくり来なくてボンヤリ悩み続けること一年、やっと腑に落ちたのがこの名前。

ご覧の通りデザインも変更。要素をなるべく削ぎ落として、写真と文章それぞれをより印象的に伝えるよう変更しています。今日の時点ではPC版のみ最適化していますが、スマートフォンにも順次対応。スタッフ・バンビが頑張ってくれます。

気に入っているのは右下の写真サムネール群。毎回ランダムに表示され、クリックするとその写真を使った時の投稿へ遷移します。コメント欄はありません。今のところfacebookのみ対応しています。急な変更で申し訳ありませんが、これからもどうぞアマタノアタマをよろしくお願いします。とりあえず声に出しやすくなって嬉しいです。

Date: 13/04/12 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1413|写真を見てもらいたい欲

Symbol of JAPAN

写真をもっと見てもらえるにはどうしたらいいか、最近そんな事を考えています。写真集を作ってみたい気持ちもあるけど、明確なテーマがあるわけでもないし、今のままじゃ作っても売れない。でも「この写真はみんなに見て欲しいな〜」と思うことが増えてきた、そのシンプルな感情には応えてあげたい。

そんな事を今日の打ち合わせ中に喋ったら、そんな機会を作ってもらえることになりました。何でも口に出してみるもんですね。お客さまのWebサイトのコンテンツとして、Webギャラリーを始めます(時期はまだ未定)。

Date: 13/04/11 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1412|長く関わりたい

a woman running along the river

長く関わりたいかどうか。それで判断する事が増えた気がする。ヒトも、コトも、モノも。

僕の周りいてくれる友達やお客さま、それに大切な人とは、関わり方はそれそれでも、5年先も10年先も一緒に歩んでいたい。何かを始めるなら、なるべく続けたい。8年目のAMATAも、今年6回目の「AつMATA」も、なるべくずっと続けたい。すぐ捨てることになるモノより、長く愛せるモノを選びたい。積み上げることでしか生み出せない「深み」。そこに価値や魅力を感じます。

Date: 13/04/10 Photo: Nikon D300 + Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

1411|ただ一点に集中すればいい

せまりくるかのように

チームの一員として関わらせていただいているプロジェクトがあります。僕の役割は主にビジュアルコミュニケーション部分。エンドユーザーに対して「具体的にどう伝えるか」を考え、視覚的に表現する。

普段は企画・提案・管理などなど、全体の仕事のひとつに「デザイン」があるのがほどんど。だけどここではほぼ、デザイナーとしての役割だけが求められます。言い方を変えれば、デザイナーに専念すればいいということ。これがかなり気持ちいい。今でこそ経営者ですが、ただデザインしていれば良かった時代にタイムスリップできます。ただ一点に集中できる、普段とはまた違った喜び。

その裏にある「それで結果を出せなければ存在価値がない」緊張感のおかげで自分を追い込めて、その結果、ますます研ぎ澄まされていくのを感じます。まるで加圧トレーニング。チームだからこその、自分だけでは生まれない発想やアイディアもどんどん出てきて、これまた刺激的。あるべき姿のひとつかも知れません。

Date: 13/04/08 

1410|面倒を面倒だと感じないように

とらわれない言葉|アンディ・ウォーホル

習慣なんて最後は自分自身でしか変えられない。そんなもの。

自分の中で「悪しき習慣」となっていることを直すべく、試行錯誤の繰り返し。言葉にすると少し大げさ。でも全く大したことじゃありません。車の中に荷物を置きっぱなしにするとか、ジャケット脱いだら脱ぎっぱなし、とか、大半は「後回しにしていること」。自慢じゃないけど、後回しは大得意(笑)

少しでも面倒を感じると、後回しにしてしまいがち。ということは、どれだけ「面倒を面倒だと感じないように」工夫できるか、ここが運命の分かれ道(たぶん)。無理矢理カラダを動かすのは苦痛だけど、「どうやったらラクに動けるか考える」のは至福の時間。英会話でも、自分の知ってる数少ない英単語でどううまく伝えるか、そこでまず楽しかったりするんですよね。

Date: 13/04/06 

1409|言葉を研ぐ。でもそんなの関係ねぇ

Take a picture & Take a picture

より早く正確に、適切な言葉を選べるようになってきました。言葉を研ぎ続ける地道な作業を繰り返してきた結果で、これは素直に喜ぶべきこと。もちろん、人よりも少し自信を持っている部分。

昨日はティムとウエダと夜桜を観に。ひとたび英会話になると、積み上げてきたその努力はどこへやら。ティムとの会話には、そんなの関係ねぇ。でもそれが意外に心地いい。新入社員のようにフレッシュな気分でいられます。肩肘張らなくていいというか。旅先にいる感覚と少し似ているかも。

今回は「always」を使うことを覚えました。仕事ができる人は「マルチタスキング」だって。なるほど。ヒアリングも少しずつ慣れています。

Date: 13/04/05 

1408|返事が来ました

春らしい景色

この間のイギリス人(Nina)から返事が来ました。すいません、ドイツ人でした。教えてもらったメールアドレスのドメインがイギリスだったから、てっきりそうかと。ドイツ生まれのイギリス育ち。まさかの早とちり。

大学時代(というか受験時代)に覚えた錆び付いた英語力でも、十分理解してもらえて有り難い。難しい単語や文法なんて全く必要なかった。大切なのは気持を伝えようとすること。普段ややこしい日本語を使ってさえいなければ、そんなに苦労しない。

「英語(英会話)出来るようになりたい」スイッチが自然に入った今が、一番吸収できる時。いつやるか?今でしょ!ニナと英文でやりとりして、この間知り合ったティムと英会話を楽しめたら、ぐんぐん伸びそう。そんなわけでこれからティムと花見へ。

Date: 13/04/04 

1407|星に願いを。人に想像力を

厳島神社(満潮)|宮島

今さらですが、モノクロ写真の虜。

色情報が無い分、観てくれる人の脳内で色を足す作業を強いる、決して親切とは言えない写真。でも、それこそが魅力。言い方を変えれば、人それぞれに想像できる余地を残している、ということ。

facebook限定で、このブログに載せているモノクロ写真のカラー版を公開し、違いを楽しんでもらっています。予想通り「モノクロの方が断然いい」という声が多い。想像力を働かせて見る方が、どうやらいいみたい。ほしのあきが「ギリギリ見えるか見えないかの所で楽しんでもらってます」みたいなことを何かの雑誌で語っていました。確かに見えたら、つまらない。

想像力のある人に惹かれます。だから「モノクロ写真の方がいい」って言ってくれる人、惹かれます。モノクロ写真は一見ネガティブにも感じるけど、実はすごくポジティブな要素を秘めている。人を見かけで判断しない方がいいのも、そんな感じかも。想像できるチャンスをみすみす逃してる。

誤解の無いように敢えて付け加えると、カラーはカラーで大好きです。

Date: 13/04/03 

1406|4月と菌友

9:32|Hiroshima Station

ようこそ4月。

今日から心機一転する仕事ではなくても、この日はいつもより少しだけ背筋がシャン!とします。さー、今年もあと9ヶ月。変わらずやれることをやるだけ。今はまとまった仕事が一段落ついた後の喪失感と格闘中。間髪置かず次の仕事に取りかかれたらいいけど、なかなかそうも行きません。そんな時は無理矢理アクセル踏むのがいいみたい。

タイミングを合わせたわけでも何でもなく、たまたま今日から新しく始めたことがあります。そして「菌友」ができました。「餡友(あんとも)」に続いて今度は「菌友(きんとも)」。餡友以上に広がらなさそうなジャンルですが、菌を学んで絶対に損はなし。すでに確信しています。面白がれることが無限にあって毎日忙しいです。

Date: 13/04/01 

1405|ヱヴァンゲリヲンと日本刀展

ヱヴァンゲリヲンと日本刀展

宮島へ向かう途中で立ち寄った「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」。呉市にある大和ミュージアムにて。

全国の刀匠が作中の槍や刀剣を再現し、作品からインスピレーションを受けて作ったオリジナルの新作刀剣なども展示されていました。最初は「ヱヴァンゲリヲンとコラボしたのは単なる客寄せだろう」と高を括っていましたが、実際に観てみると、ヱヴァと日本刀の両方の世界観が絶妙なバランスで表現されてたことに驚き。

原寸大ではないにしろ、リアルな武器が目の前にあるとまるでヱヴァンゲリヲンが実在するようにも錯覚できたし、反対に普段ほとんど見る機会のない日本刀は、その魅力を知るいいきっかけになりました。かっこいいです、日本刀(でも日本刀全盛の時代に生まれなくて良かった)。コラボレーションの好例。7月には大阪にも巡回するみたい。

別の世界の何かと組み合わせて、お互いがハッピーになる。これ、いろんな事に応用できそうです。

Date: 13/03/30 

1404|またEnglish

大鳥居のある風景|宮島

早朝にこの場所で写真を撮っていたら、遠くにカメラを持った女性がひとり。すれ違いに「おはようございまーす」と挨拶すると「Hello!」で返されて、そこで初めて海外の人だと気付く。イギリス人。撮影を続けていると近づいてきて「大鳥居と一緒に写真を撮って欲しい」と頼まれ撮影。向こうも「お礼に撮ろうか?」と言ってくれたので、僕も大鳥居をバックに記念撮影(松本城での失敗は繰り返しません)。

それからメールアドレスを教えてくれる流れになって、でも書くものなんて持ってないから僕のiPhoneに直接入力してもらうことにして「@ってどこにあるの?」みたいなやりとりを経て何とか事なきを得て。朝からなんと新鮮な経験。

ただ、ヒアリング力が乏しくて、なんで教えてくれたのかよく分かりせんでした。僕の撮った写真に興味持ってくれたのか、友達になって欲しいのか、それは今でもよく分かってないけど、面白そうだしつたない英語でメールを書いてみようと思います。この時の写真を添えて。

この間知り合ったティムもイギリス人。最近なんだか海外の出会いに縁があります。なんだろなぁ。言葉が通じなくても何とかなるし、ホントおもしれーなー、そんな気分です。

Date: 13/03/29 

宮島

厳島神社|宮島

広島にお客さまがいるわけではありませんが、仕事の関わりで昨日は宮島へ。人生二度目の宮島。そして二度目の雨(後半は止んでくれました)。

日本三景と言われるだけあって、本当に素晴らしい空間。今朝は早起きしたおかげか、貸し切り状態で厳島神社を一周できる幸運も。その絶景を眺め続けられないのが名残惜しくて、まだその場にいるのに「また行きたい」を連呼していました。冗談抜きで何度でも足を運びたい。年間パスポートとかあれば本気で考えるかも。強烈に引き寄せられる何かがあります。最近いろんな所へ飛び回れて幸せです。

Date: 13/03/28 

デザイナーと言語化能力

紫香楽一乃宮 新宮神社

人と話すたび自分は「ことば」が大好きなんだなぁと自覚します。いま相手が話していることを一言で表すならどんな言葉だろう、このヘンテコな動きを音にしたらどんな音だろう、この美味しさを言葉にするとどんなだろう。考えるでもなく、常にそんなことが頭を駆け巡っています。みんなそうなのかと思ったら、そうでもない。

カタチにするのが仕事なデザイナーにとって、言語化する能力は欠かせないように思います。例えば映画「レミーのおいしいレストラン」みたいに、味をアニメーションで表現する試みも、まず味を言語化することから始めているはず。単に「美味しい」「すごく美味しい」では広がりに乏しい。「こってりした旨味にわずかな甘みが合わさって、それでいて後味は爽やか」みたいな言語化の工程を経て初めて具体的なビジュアルが決まる。そう思う。でも女の子は違うかも知れない。

僕と「ことば」は切っても切れない関係。昔「AMATAくんって、言葉で伝えるタイプのデザイナーだよね。」と気付かせてくれた先輩デザイナー大西さんの言葉は永遠に消えることがありません。それくらい、しっくり来た一言。

明日は急遽、朝から広島へ出張。ブログもお休みします。

Date: 13/03/26 

その反動

たぬきの群れ|信楽町

最近の休みの過ごし方は自分でも心配するほどアクティブで、ほぼ必ずどこかへ出かけてます。一日家でのんびり過ごすのも好きだったはずなのに、今は一手間かけて(どこかへ出かけて)、そこでのんびりしてます。十中八九、ちょっと詰めぎみに働いているこの頃の生活への反動。

自分の事ながら、じっとしているだけでは物足りないのがよく分かる。カラダは正直だなとつくづく思う。それがあるからバランスが取れていて、毎日激務をこなしながら帰ってパパ業してる人って本当にすごいと思う。

昨日は「ボクたちの交換日記」観ました。いい映画。大きな決断や別れを経験した人なら、共感できる作品。映画は人並みに観てるんですけど、ブログに書くことはほとんどしません。なぜだか毎回、書けば書くほどつまらなくなってしまう。

Date: 13/03/25 

左義長まつり

左義長まつり|2013

近江八幡で行われた左義長まつりへ。最近こういった日本の行事に惹かれます。フェスやパーティーを否定するわけでは決してないけれど、ここには日本の「芯」を感じる。

左義長まつり|2013

左義長まつり|2013

祭りは最高の被写体。この日も「火祭り」を撮るべく本気のカメラマンがわんさか。僕もその1人には違いないけれど、どちらかと言えば「そこに存在する人」をどう切り取るかに面白みを感じています。カメラマン達もしかり。こんな魅力的な光景、滅多に撮れるもんじゃない。

左義長まつり|2013

左義長まつり|2013

左義長まつり(第一区)|2013

やんわり続けている写真生活に「ひとつのテーマ」が見えつつあります。

Date: 13/03/23 

English

Speak only English

この前の週末にティムと飲みました。「今度イギリス人と飲むからよかったらどう?」なんてノリで誘われて。周りに海外の友達は何人かいるけど、揃いも揃ってみんな日本語上手なんですよ。でもティムは日本へ来てまだ一年足らずの若手。日本語が苦手な外国人と話すのは久しぶり(笑)

僕の英会話は「Just a little」。でも面白そうだから参加させてもらうことに。どうなるか予測できない機会なんて、不安はあるけど楽しいに決まってる。大抵は何とかなるもの。

表現力が足りないところは、絵で補ってみる。持っていたiPad miniで。絵は素晴らしいですね、言葉を使わずに共有できることの多いこと多いこと。みんなでワイワイ描き合う行為それ自体もまた楽しい。言葉の壁が崩壊してフラットになれた瞬間。

ただこのイラストには説明が要りました。「早起きは三文の得」の「三文」って何?という問いに対して「具体的に決まってないけど、いろいろラッキーなことが起こるんだよ」と伝えたかった。これがどうラッキーかは、ご想像にお任せします。楽しい夜でした。

Date: 13/03/22 

蔵元を囲む会|冨田酒造(七本槍)

蔵元を囲む会|冨田酒造|七本槍

昨日は石山の十八番(おはこ)にて日本酒の催し。「七本槍」という銘柄の日本酒を作っている長浜の蔵元・冨田酒造の方を交えて、食事とお酒(もちろん七本槍!)を楽しむ会。ワインで言うならソムリエ付き食事会。一緒に行った友達以外は知らない人ばかりだったけど、基本的に日本酒好きな人だけに僕の中での仲間意識は相当なもの。そのうち全員友達になれそう(笑)

楽しかったなぁ。楽しいだけじゃなくて、いろいろ勉強にもなったなぁ。日本酒は味以外でもいろいろ語れるところがいい。コミュニケーションの場に欠かせない、んじゃなくて、日本酒の存在それ自体がコミュニケーションツールになる。いいなぁ。日本人で良かったなぁ。

Date: 13/03/21 

奈良づく

OPEN HOUSE|ninkipen!

きのうは一級建築事務所「ninkipen!」建築家・今津さんの設計した住宅を見に生駒へ。初めての生駒。最近なんだか奈良づいてます。奈良づいて分かったのは、実は奈良ってものすごく近い。空いてたら車で1時間ちょっと。ってことは京都行くのとそんなに変わらない。んー、素敵。

閑静な住宅街にその家はありました。気持ちのいい風が入り込み、そしてディティールにこだわった、エッジの効いた設計プラン。僕は平面の仕事が圧倒的に多いので、建築物のような立体はいい意味で距離を置いて見ています。ただし「自分が住むとしたらどう使おうか」という妄想だけはしっかりと。見たり触れたり聴いたり、感じる機会はとても大切。

ちなみに建築畑の人間でない僕は、今津さんとは「美味しいものを一緒に食べる」兄さんのような存在。同じ経営者で刺激される所もありつつ、ありがたい関係です。

ninkipen![ニンキペン]一級建築士事務所

Date: 13/03/18 

とある鯛焼き屋のユーモア

鯛焼き中

あんこが好き。もちろん鯛焼きも。

奈良で出会った、とある鯛焼き屋のユーモア。鯛焼きと言葉の遊び加減がぴったり。食べる前からすでに美味しいサプライズ。「お好み焼き中」だと、ちょっと構えてしまいがち。頑張ってます!みたいな。そもそも長いし。このパターン使えるは鯛焼きか、たこ焼きくらい。人生になるべくユーモアを。モアユーモア。ユーモアを楽しめるゆとりを。

Date: 13/03/16 

違う見方

奈良県立美術館

田中一光の企画展にはこれまで何度も足を運んでいて、そうなると過去に見たことのある作品も少なくありません。新鮮味という点では面白味に欠けてしまう。もう増えることはないし、それは宿命のようなものであるけれど、なぜだろう、今回はどれもすごく新鮮に映って、同じ作品でも今までとは違う見方ができるようになっていました。考えると、自分自身が変化していました。よく言えば成長していた。

対象が変わらなくても、自分が変わる事でどうにでも変化する。そういえば写真も同じ。仕事や人間関係も。当たり前のようで、とても心強い視点。

Date: 13/03/15 

これでこそ

田中一光デザインの世界(DT)

昨日と同じ写真ですが決してズボラしているわけでなく、今日は写真の中のパネルについて触れます。

見て下さい。完成後に「矢印」が上から貼られています。言うまでもなくこれは美術館の場所を知らせるための矢印。サインとしての機能が足りなかったと推測できます。使ってみて初めて気付くことがある。よくあることです。新しくオープンした商業施設のW.C.などでよく見ました。カッコいいけどそれがトイレのサインと認識できなかったり、どっちが男性でどっちが女性かすら分からなかったり。

作り手の目線で見ると、パネルのデザインとは明らかにトーンの異なる矢印を貼られ「見た目」の品質は落ちています。もし僕がこのパネルのデザイナーなら「あ〜あ、デザイン台無しにして・・・」なんて落胆したかも知れません、20代の頃なら。今はそうは思いません。

最近は「これでこそ完成形なのかも」と思いつつあります。伝わってこそなんぼ。異質なトーンが組み合わさって、かえってお互いが良い方向に作用しているとさえ感じます。もう少しトーンを近づけて品質を上げた方が良いとは思いますが、その先に新しい落とし所があるんじゃないかと、いま模索しているテーマのひとつです。

Date: 13/03/14 

ダブルトーン

田中一光デザインの世界

まず、カラー写真をそのままモノクロに変換したもの。

田中一光デザインの世界

コントラストを調整したもの。シャドウとハイライトを際立たせて、中間調の幅を短く。

田中一光デザインの世界

最後にダブルトーン。ウォームグレー系のトーンを加えています。

これが普通のモノクロと、僕がモノクロ写真を作る時に加工してる「ダブルトーン」との違いです。最初の写真だけは分かりやすいように大げさに“ねむたく”していますが、それぞれの味わいの違いを楽しんでいただけると幸いです。正解はひとつもありません。それぞれに良さがある、という解釈が正解だと思っています。

Date: 13/03/13 

命日

Long Bless|興福寺

うまく言えないけど、今日という日は命日のようなもので、ゆるんだネジを締め直す日。点検する日。まだまだまだまだまだまだまだまだ先は長いし、これもやっぱり一年を繰り返すことでしか続けていけない。

去年の6月に被災地に行って以来、死について考える機会が増えました。自分は今、生きている。じゃあ今の自分に何が出来るか。そうやって「生き方」について真剣に考えると、最後は死に辿り着きます。死をアンタッチャブルでグレーな存在にすると、何もかもがあやふやになってしまう。対峙した上で、何が出来るか。そんなことと向き合った一年でした。また一年、できることをやろうと思います。しんどい事はみんなで乗り越えられたらと思います。

Date: 13/03/11 

今年も東北へ

BOSE|東大寺

来週の月曜で、東日本大震災から丸2年。もう2年。まだ2年。

6月にまた東北へ行く予定です。この一年で気仙沼出身の方とも知り合うことができ、今度は前もって現地の方とお会いできることになりました。前回できた繋がりを活かすことも出来ますし、とにかく有意義な時間になることは間違いありません。すでに楽しみ。

情けない話ですが、現地へ行ってから今日に至るまで、日に日に被災地への意識は薄らいでいます。ほんと情けない。でも毎日が忙しくなると、正直そこまで頭が回らないのが本音。100円貯金を忘れる日も増えています。

だからこそ一年に一度くらい足を運んでおかないと、いつか他人事になってしまいそうで、それが怖い。でも決して他人事じゃない。現場の空気を肌で感じないと何が正しいか分からなくなるし、自分の目で見て考えて、自分が出来ることだけでも続けたい。関わりを持ち続けるためには、きっとこれが一番。

Date: 13/03/09 

修二会(しゅにえ)

お松明|東大寺

東大寺には修二会(しゅにえ)という行事があり、毎年この時期に行われています。今年で1262回目なんだそう。恥ずかしながら知りませんでしたが、タイミング良く奈良にいて、一緒にいた友達が教えてくれて、初めて見てきました。写真は「お松明(おたいまつ)」と呼ばれるもの。これが一体何なのか、僕のつたない言葉では説明しきれません。でもとにかくすごかった。1200年以上続いていることも含めて。

お松明|東大寺

さすがにモノクロでは雰囲気が伝わらないか。でもこっちの方が想像力を掻き立ててくれそう。とにかく奈良はいいところ。しかも車で2時間足らず。またフラッと行きたい。

Date: 13/03/08 

Phone

法相宗大本山 興福寺

例えば名刺を作る時、携帯電話の表記には「Phone」をよく使います。固定電話「Tel」に対しての、Phone。取り立てて触れるほどのことでもない普通のこと。ただ最近ちょっと物足りなさを感じます。

なんだか愛に欠けるんです。いや「 i 」に欠ける。どうやら僕は「iPhone」を見慣れすぎたようです。Phoneからすれば迷惑この上ないですね。何も変わってないのに。「いい男なんだけど、最近なーんか物足りないのよねー。」なんて。とんだとばっちり。困ったもんです。でも世の中そんなもんです。

Date: 13/03/07 

仕事の火種

滋賀県立近代美術館

今日はとても暖かくて、それだけで嬉しい一日。午前中は休みを取っていたんですが、このままどこかへ行ってしまいたい欲求を抑えるのが大変なくらい気持ちのいい陽気。仕方なくどら焼きで別の欲求を満たし、今こうして仕事場にいます。

「もっともっと集中してできるはず」という仮説のもと、仕事のやり方を模索中。なんとなくイメージに近づきつつあります。ただ今3合目。一日の終わり方と、次の日の始め方がカギ。仕事の火種をうまく残す、とでも言うか。あとは「さっさと寝ること」。辿り着くのは結局ここです。

Date: 13/03/06 

ハービー・山口写真展

ハービー・山口写真展

滋賀県立近代美術館で開催中の「ハービー・山口写真展」。メチャクチャ良かった。観る価値ありです。響くものがたくさんあります。前向きになれるひととき。ライカに憧れるひととき。

朝一番で観に行って、そのまま影響を受けてその日撮ったのはモノクロ写真ばかり。しばらく続きそう。ただし、デジカメのモノクロモードは薄っぺらく、ダブルトーンにして深みを加えます。この写真がそう。今年はなるべくたくさん人を撮ろうと思います。

Date: 13/03/04 

せんねん

ガマ侍|長野県松本市

仕事に専念するためtwitterとfacebookから少し距離を置くことに。

途端、ブログの閲覧者数が激減しました。それもそのはず、更新するたびSNSで通知していたものだから、それが無くなったら、そうなりますね。ただ、本当に読みたいと思ってくれる人なら、直接アクセスしてくれるようになるでしょう(たぶん)。そもそも昔は通知なんてしなかったし。とにかく初心に返ります。「読んでもらいたい」気持ちもあるけれど、「自分の価値観へ引き寄せたい」気持ちも持ってしまう。いつも両方の思いが混在しています。

ブログは好きです。情報を集約するのはブログが一番。だから年末にブログを増やしました。ブログは僕にとって一軒家みたいなもの。SNSは賃貸。自分の家にはならない。長年の味わいも、賃貸では出しにくい。突然「出て行け」と言われても、文句ひとつ言えないし。優先して距離を置こうと思ったのがSNSだったのも、そういう理由からです。

そんなわけで、しばらくご迷惑をおかけします。

Date: 13/03/02 

根の深い

い〜しや〜〜きいも〜〜♪

真剣勝負というより「根の深いところ」まで関わらせてもらっている、というニュアンス。その方が適切。

仕事だけならまだしもプライベートでも似たような感じで、年齢的にそういう時期なのかな。とにかくリアルでいい。学校から帰って下宿先で、好きな音楽流してワイン飲みながら圧力鍋で牛すじ煮込み作ってた大学時代のヌルさが懐かしい。今思い返してものんきな生活(笑)

いいリズムで現実逃避しながらザクザク前に前に進むスピード感とバランス感覚。その辺りを意識しながら過ごします。ヌルいのも大好きに決まってます。

Date: 13/03/01 

真剣勝負

松本市消防団

せっかく写真撮ってもらったのに変な顔で写ってたらガッカリなのと同じように、植物、たとえば花は花で「満開の時期を外れた写真はちょっと困ります…」なんて心理なのかな〜とふと考えたり。今日は暖かで穏やかないい天気でした。

いま同時進行している案件はどれも「真剣勝負!」なものばかり。デザイナー冥利に尽きます。今年はこれからの方向性を明確に位置づける一年にしたいので、本当に大切な一年になりそうです、いろいろと。

Date: 13/02/28 

震災で消えた小さな命展2

震災で消えた小さな命展2

「震災で消えた小さな命展2」へ行ってきました。

会場には犬や猫、うさぎなど動物のイラストがいっぱい。通常のギャラリーと違うのは、イラストのモデルになった動物はもうこの世にいないこと。震災で命を落とした動物(主にペット)。

家族同然だったペットを失った飼い主の方に何か出来ることはないかと、全国のイラストレーターさんが描いたもの。思い出の写真が無い時は、飼い主の方から直接お話を聞いて想像を膨らませるんだそう。どのイラストレーターさんも現地に足を運び、少しでも思いを共有していることに感銘を受けました。

タカタカヲリさんというイラストレーターの方が、現地へ行く際、石巻に行った時の僕のブログをたまたま見て下さり、それでこの展示のことを知りました。

動物・飼い主・イラストレーター、そしてボランティアの方など、様々な視点で考えられる空間。絵を見るうちに「第三者が見てる場合じゃなく、今この絵は飼い主のそばに必要なんじゃないか?」そう思いました。でも、家族同然だった子たちが生きた証をたくさんの人に見て知ってもらえることは、飼い主さんにとっても救われるんだそう。いろいろ胸を打たれました。

ただいま全国を巡回中。このブログを書いている今は京都「ひと・まち交流館 京都」で開催中(3/6まで)。

震災で消えた小さな命展(公式Webサイト)
震災で消えた小さな命展のブログ

Date: 13/02/27 

2013びわ湖レイクサイドマラソン

2013びわ湖レイクサイドマラソン

晴天なのに強風と雪が降りしきる中「2013びわ湖レイクサイドマラソン」は無事に幕を閉じました。

宣言通り、無理せず楽しく。一日経った今日、あれ以上無理をしていたら左足がどうにかなっていた状態。ギリギリセーフ。

走りながら「楽しいって何だろ?」って考えたら、ケガを引きずらずに走れている、まさに今この状態のことでした。なるべく安静にして、リハビリして、ストレッチして、出場できるコンディションを整えたこと。記録の面で納得いくものではなかったけど、それでも過去3回の中で自己ベスト。一緒に走った他の仲間はもっといい記録を出していたけど、充実した期間だったし、十分に納得できる結果でした。

スポーツで「納得いく終わり方」なんて出来ない。そう思っていたけど、そんなことない。来年からは仲間の応援をしつつ、いや出店してる焼きたてどら焼きを真っ先に頬張りつつ、仲間の応援にシフトします。…なんて書くとマラソン辞めるみたいですが、走ることはまだ続けます。レイクサイドマラソンからは卒業。写真はインタビューを受ける友達夫婦。夫婦出場はやっぱり素敵。ありがとうございました。

Date: 13/02/25 

楽しくないとつまんない

Like a "OTOKOYU"

この写真、和むなぁ。ネコの日に撮れなかったことだけが悔やまれます。

さて明日はいよいよ「2013びわ湖レイクサイドマラソン」。東京マラソンの裏番組的存在としてすっかり定着した地方の大会。走るのは3回目かな(たぶん)。とにかく今回で最後。どれだけ誘われようが悔いが残ろうが、これで最後。

件のケガはあったものの、やれることはやりたくて、自分なりに計画を立てて前日を迎えています。きっとすべては繋がっていて、日常でも仕事でも、何かトラブルが起きた時、理想の形にはならなくても「いま出来ることは何か」を見極める場面はいくらでもあります。そういう時にふてくされる自分ではいたくないから、これもひとつの試練だと思ってやってます。同時にこれは、楽しむための準備。

無理をせず、そして楽しく。追い込みすぎてペースを崩した秋の駅伝のような走りはもう二度と御免。何でも楽しんだ方がいい結果を残せる人、だと信じてます。

Date: 13/02/23 

デザイナーの特殊な立ち位置

六地蔵|善光寺

お客さまと直接お取引がある場合、経営者や担当者以外の方ともコミュニケーションを取ることは少なくありません。特にWebデザイナーの場合。社内の方全員とやりとりする場合も希にあります。

そして主に、中立な立場として存在します。時にものすごく重宝されます。内情を把握しつつ、かつ俯瞰で見る立場の人間なんて少ないからです。この特殊な立ち位置を活かして、デザインの仕事以外にも力になれることがあるんじゃないかと、いつも考えています。おそらく泥臭いであろうニャにかです。

Date: 13/02/22 

とあるランナーの真剣

わらにもすがる

話は正月に戻って、善光寺(長野県)での出来事。

写真のランナーさん、この「御利益ある煙」を全身に浴びてたんですね。参拝客の99%が初詣姿の中、すごく目立っていて。気になる筋肉や関節に煙を擦り込む。これを延々とくり返して、全身に。それはそれは真剣でした。

ただ、こういう場所にはあるじゃないですか、暗黙の滞在時間が。混んでる時は空気読んでね、流れ見てそこそこで切り上げてね、っていう。

それなのに、この方の身体からはビンビン伝わってくるんですよ。自分のミッションが終わるまで動かない「空気は読めても読まないぞ!」という断固たる決意が。

ちょっとしたマラソン大会を日曜日に控え、この光景をふと思い出しました。シンスプリントで十分な調整が出来なかったこの「どうしようもないこと」は、ついつい神さまに頼りたくなります。

Date: 13/02/21 

グチキキ

雪のある暮らし

何の偶然か、ここ数日愚痴を聞くことが続きまして。

話を聞くのは基本的に好きだし、僕が聞く愚痴は普段がんばってる人たちが時々こぼす質のいい愚痴(?)。第三者である僕が聞いて気分を害することもありません。内容がいい感じにリアルで、僕には嬉しささえ感じます。

世の中にごまんとある「どうしようもないこと」に対しての愚痴。そんな類がほとんど。そんなのは、吐き出せばいい。溜め込むよりよっぽどいいじゃないですか。どんなに眩しく見える人だって、ただの人間。

聞き手としては、どう的確にフォローするかが肝心で、ただ聞くだけがいいか、なにかアドバイスをするべきか、流れに身を任せるか、相手と状況と内容に応じて判断します。大喜利のようなものだと思っています(悩み相談の時は全く別です)。ただ聞くだけのことが多いのは、ただ発散したいだけだからでしょう(たぶん)。

そんな僕も愚痴りたいことはあります。でも平均より遙かに少ないと思ってるんですけど、どうでしょう?気が小さいから誰かに「愚痴聞いてよ〜」なんて言えないんです。申し訳なさが圧勝。ただ言い訳は多いかも知れません。悔しい時ほどよく言い訳します。

Date: 13/02/20 

余計なようで必要なプロセス

白銀の世界

頭の中で完璧に描けたはずのイメージが、いざカタチにしてみると「思てたんとちがーう!」ということがあります。けっこうショック。でも、ものづくりの世界では日常。ラフスケッチで「これはイケる!」と思っても、やっぱり同じ事は起こります。

だとしたら、無駄な作業かもしれません。最短距離で思い通りのイメージへ辿り着けるようになれば一番いいのかも知れません。でも、この無駄とも思えるプロセスを経た時ほど、自分でも予期しなかったレベルまで辿り着くことが多いのも事実です。

Date: 13/02/19 

白銀

鯖街道(冬)

今朝の鯖街道は雪景色。ノーマルタイヤで走るのは怖かったけど、それ以上の感動が目の前に広がる。こんな風景をして「白銀の世界」と名付けた人は本当にすごい。銀世界、は響きの点で気持ちがいいけど表現ではやっぱり「白銀」がしっくりきます。ニュアンスをより良く伝える取り組みは、言葉であれ写真であれデザインであれ音楽であれ、楽しいものです。

Date: 13/02/16 

雨男の戦略

松本神社|長野県松本市

2013年最初の小浜へ。のっけから雨。今年も雨。

今回の目的は、立体的な戦略をお客さまと共有するため。描いていた通りに同じ方向を向けたので、あとはいかに早くカタチにして、改善を繰り返しながら継続していくか。ここに存在意義があります。

そろそろデザインのあり方まで共有できるようになりました。「長いお付き合いだからこそできる結果の出し方」。ここにひとつの重きを置きます。見込み通りの効果が生まれるか、今から楽しみです。

Date: 13/02/15 

35

松本城|長野県松本市

歳を重ねるたび「落ち着いてる」とか「達観してる」とか「もっと年配の人かと思ってた」とか、こんな風に言われる事が増えまして。しかも年上の方に言われることが多いんですが、今日で35歳になりました。まだ奥さんも子供もテレビもラジオも、ラジオだけはなんとか持ってる35歳でして。今日は年齢だけでもどうか覚えて帰って下さい。

今年もお祝いのコメントなんていただき、本当にありがとうございます。SMSであれメールであれ電話であれtwitterであれfacebookであれプレゼントであれ、どんなカタチであれ嬉しいです。人の分だけ、お祝いのカタチがあります。カタチを問うてはいけません。女性からの電話はまだ鳴っていないので、もうしばらく待ちながら働きます。働いているフリして待とうと思う次第です。

話もいいけど今年は「噺」も取り入れたい。ただ今落語に興味津々、数多亭安藤です。35歳の一年も、どうぞよろしくお願いします。

Date: 13/02/14 

診スプリント

松本城|長野県松本市

左足の痛みはシンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)と診断されました。そんな気はしていたので、「ですよねぇ」くらいのテンション。地道に付き合うしか方法もないし、じっくり向き合います。マラソンはどうするかなー。何がベストなんだろ。

同じ事をくり返さないために、備忘録として思い当たることを綴っておきます。いつか誰かの参考になれば嬉しいです。

①クッション性の高くないシューズで走った
最近使っていたのはNike Free Run+2。もちろんシューズに非はありません。暖かい日のトレーニングでは相性も良く、これからも愛用する一足。ただし寒い日は筋肉も硬くなりがちで、もともと硬めらしい僕にとってかなり不向きな選択。寒い日はクッション性が高く、土踏まず部分が下がらないシューズを履くこと。思えば膝を悪くした中学生の頃から言われ続けてきたこと。

②ストレッチを怠った
とりあえず少し走ってからストレッチしよう、と思ったけど暖まってきたからそのまま続行。僕の残念なパターン。走る前のストレッチはしっかりやる。とはいえ毎回できる自信は無いので、寒い時期は走る前に必ずストレッチをすること。筋肉の少ない膝から下は特に。

③病み上がり(仮)で走った
今思えば風邪が治るか治らないかの瀬戸際で、どうしてハーフを走ろうなんて思ったのか。あせりは禁物。すっかり回復したと判断してから再開すること。

こうして書き上げてみると、故障したくて仕方がない奴にしか思えないなぁ。まさに身から出た錆。反省猛省もうしません。

Date: 13/02/13 

そんなスリーピース

松本城|長野県松本市

僕を含めたAMATA3人はボーカル、ギター、ドラムとそれぞれ役割が違うので、忙しくなっても全員がバランス良く忙しいかというとそうでもないんです。多少の誤差があります。

例えば、タッキーは忙しいけど僕は少し余裕あり、みたいに。手伝えることがあれば手伝いますが、手伝えないことも中にはあるので、そんな時はもう「おきばりやす」としか言えません。精神的フォローしかできない。そんなもんです。ちなみに今は全員が「おきばりやす」な状態。特にバンビ。それでもバンビはきっと結果を出すでしょう。そんな2人もこの春で丸4年。嬉しいねぇ。

GWまでは確実に、いやもうこのままのペースで年を越しそうな予感さえあります。ただ、AMATAは週休2日+祝日も休みの安全運転。なので仕事はこのくらい追い込まれる方が理想的。ガーッと働いて休む時はしっかり休む。これで7年続いています。ちょっとした奇跡です。

Date: 13/02/09 

劇場の前の激情

松本城|長野県松本市

すっかり遠のいている劇場に久々行きたい。もちろん芸人のいるところ。お腹いっぱい笑いたいなぁ。テレビもいいけど生は格別。峠を越えたら漫才を観ようそうしよう。

目的は当然「笑いたい」。この行動について立川談志が面白いことを言っていました。「笑いに行きたいって事は、普段は緊張してるんだよ。だから緊張から遠いところに行きたいんだよ。

そんな風に考えたことなくて思わずハッとしました。当たり前に思えて、なんて鋭い視点。もっと早く出会っていればなぁ。本当に悔やまれます。漫才の前にまず談志のCDを揃えるところから。うーん、深い。深いですよこれは。

Date: 13/02/08 

あなたのいないあんこにはあたしもいない

松本城|長野県松本市

あんこ好きです。

AMATA BLOG」時代から読んで下さっている方ならお馴染みですが、20代の頃はよくよくプリンを食べてました。でも今はあんこ。断固あんこ。あん友(あんとも)だっているんだから。

あんこ好きな人は相当数いると思うのに、コンビニでは申し訳程度にしか置かれていないどら焼きや最中。マドレーヌなんかと同じ扱い。そこに大きな違和感。一石を投じたい。日本酒に関わる仕事もしたいけど、あんこの仕事もいいなぁ。安藤の「あん」は、あんこのあんでもあります(たぶん)

写真は今日も松本城。明日も。F1.8のレンズはいい風にボケてくれます。コクのある写真(とあんこ)好きです。

Date: 13/02/07 

VS 弥生会計

松本城|長野県松本市

弥生会計と格闘中。少々、押され気味。

普段使わない筋肉を急激に使うと筋肉痛になるように、脳みそが悲鳴を上げています。アゲアゲです。いつもと全く違うタイプの頭脳労働。慣れるまで時間が要ります。昨日はお金の夢を見ました。

ただ、見えてくるものはあって、「自分で一度やってみるか」と思うきっかけになった、知りたかった情報は日に日に分かってきます。これが新しい血となり肉となる。お金の流れをデザインするのに役立つこと間違いなし。

それにしても生々しいなぁ。「現ナマ」のナマがよく似合います。まるで意志を持っているかのよう。ほんと、ナマナマしい。

写真は返り咲いた松本城。いろんな角度から撮ってあるので、もう少しお付き合い下さいませ。中の様子もありますよ。

Date: 13/02/06 

業の肯定とアナログ人間

夕群れ|長野県松本市

最近よく聴く談志の落語。以来、氏の有名な「業の肯定」という言葉が気になっています。この間の「言葉を枯らさない」といい、噺家の発する言葉は奥が深い。

浮かんだのは「アナログ人間」って言葉。よく考えたら、こんな当たり前の言葉はない。「デジタルパソコン」みたいな。んー、野暮ったい。でも使われる。きっとこれも業の肯定(たぶん)。

元々の意味はネガティブ。平たく言えば「パソコンとデジカメが苦手」。「アナログ人間」って、それを救う言葉なんだろうなぁ。人間、自分で自分を否定したくない事だってある。自分が時代遅れなことを認めながら、本質は失ってないことも含んでる。最後は肯定的で、力強く響く。そこまで考えて使っている人はいないだろうけど、無意識に頼もしい言葉に惹かれるのかなぁ、とか。こういうの、本当におもしろい。

Date: 13/02/04 

ふりこのような

旧松本高等学校本館|長野県松本市

寿司屋でバイトしてた頃、包丁で指を切った時「安藤くん、それ上手くなった証拠やで。」と言われた記憶。未だに覚えているのは、あらゆることに通ずる一言だったから。

速く走れるようになると、メンテナンスがより大切になるのも同じこと。振り子のような関係。どうせなら、振り幅が大きい方が魅力的(その分大変ではあるけれど)。人間関係も一緒で、距離を縮めた上でバランスを取りたい。

一定の距離感でバランスを取るのは、敷居が低い分、物足りない。「いいね!」は、そういうこと。だから興味が持てない。荒波でも前へ突き進める、腕の立つ航海士のようなバランス感覚が欲しい。そのために必要なのは、たくさんの挑戦と失敗(たぶん)。

写真はまたもや旧松本高等学校本館。今回は非常階段。非常階段、好きなんです。造形美を感じます。螺旋階段も大好きです。「らせん」という素敵すぎる響きの時点でもう、ね。

Date: 13/02/02 

予期せぬ一言だったから

旧松本高等学校本館|長野県松本市

寿司屋でバイトしてた頃、包丁で指を切った時「安藤くん、それ上手くなった証拠やで。」と言われた記憶。未だに覚えているのは、きっと予期せぬ一言だったから。ふつう、「大丈夫?」とか「ドジだなぁ」とか、そんな類を予測してしまうもの。あれには驚きました。驚いたことって、ずっと覚えているのかも。

考えると「サプライズ」ってすごい。その瞬間も驚くし、あとになっても記憶に焼き付いてる。大好きな映画「レミーのおいしいレストラン」で、評論家イーゴが最後に言った「Suprise me!(私を驚かせてくれ!)」もよく覚えてる。イーゴも最後に欲したのは「驚き」。みんな驚きが欲しいんです。ずっと覚えていられる思い出も。

写真は昨日に引き続いて旧松本高等学校本館。今回は正面から。古いんだけど、新しい。あらためて見てもメチャクチャかっこいい。ある種の「丁度よさ」を感じます。

Date: 13/02/01 

やむをえずの

旧松本高等学校本館|長野県松本市

年明けからWebサイトを通常表示(カラー)に戻しています。新規のご依頼は引き続きお断りしていますが、ずっとモノクロなのも切ない。代わりにお問い合せフォームを無くし、電話番号を非公開に。Webサイト丸ごと非公開も考えましたが、さすがにそれは度が過ぎるというもの。今年も引き続きご迷惑をおかけします。

にも関わらず、どこからかご縁が繋がるのが世の中の不思議。今日もとある広告の打ち合わせでした。ありがたい事です。

写真は旧松本高等学校本館。旧開智学校と同じく、こちらも国の重要文化財。現在は文化会館として活用されています。中も入りましたが、この外壁の色がとても印象的。室内からの光もまた違って見えます。

Date: 13/01/31 

ひろうらしい

松本市美術館|長野県松本市

左足が疲労骨折の恐れ。

来月マラソン大会なのに、なんて骨体。正確には、疲労骨折かシンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)らしい。「らしい」のは、どちらも初期症状が似ていて、時間が経過しないとハッキリしないみたい。

もうひとつの可能性「シンスプリント」は、骨と筋肉をつなぐ「骨膜」が疲労で炎症を起こしているんだそう。とにかく疲労が原因だそう。病み上がりに走ったからダメだったのかも。というわけでランニングはお休み。代わりに自転車で持久力を。あきらめたらそこでしあ(ry

思い起こせば3度目の疲労骨折。高校バスケ部時代なんて両足同時。そんな体つきだと認めざるを得ない。薄々は気が付いていたけど、筋肉が硬いらしい。末端冷え性なのも無関係ではなさそう。筋肉を柔らかくする、つまりストレッチを義務づけられています。

写真は今回も松本市美術館のエントランス。パックンフラワーが真っ先に浮かんで、草間彌生はそっちのけ。楽しい楽しい。頭も筋肉も柔らかく。

Date: 13/01/30 

おかげさまで目がラク

松本市美術館|長野県松本市

ここ最近、目がラク。

去年の11月頃は「そのうち視力が無くなるんじゃないか?」と本気で怯えるほどディスプレイを見るのが辛くて。明るさが必要な時以外は、ほぼ真っ暗に近い、ギリギリ文字が読めるくらいの明るさで使っていました。それなのに今はかなりラク。頼れる相棒「JINS PC」をかけ忘れることもあるほど。

去年と今の違い。それはiPhoneに触れる時間を減らしたこと。小さい画面をなるべく見ない。iPad mini作戦は今のところ成功。これからも目にはずっと負担をかけ続けるので、日常からなるべく労りたい。このまま行けばレーシックも現実味が持てる。これまでは視力回復できても、すぐまた悪くなるイメージしか持てなくて。

写真は松本市美術館のエントランス。でかっ。たのしっ。こういうスケール感を定期的に体験しておくと、思考の幅は狭まらない(たぶん)。アイディアの幅もめいっぱい広く。

Date: 13/01/28 

備えあれば憂いなしデモ

まあるい|長野県松本市

年明けから紹介している旅の写真はまだまだあって、おそらく桜が咲く頃まで備えはあります。仕入れの必要もなく、それなりに気持はラク。でもその途端、カメラを持たなくなりました。気持にゆとりがあることが、かえって良くない方に傾くこともあります。そんなお話。確定申告も間近に控え、撮ってるゆとりも無いけれど。ボエ〜

写真は松本・縄手通りにて。奥に見え…そうで見えないのは女鳥羽(めとば)川。松本の中心部を流れる川。で、これは未だに何なのか分かってないけど、かわいい(無知でごめんなさい)。

Date: 13/01/26 

言葉を枯らさない

宮島耳鼻咽喉科医院|長野県松本市

桂文珍さんが「われわれ落語家は言葉を駆使しながら、言葉を枯らさないように噺の世界を表現していく」みたいな事を噺の枕で言っていて、以来「言葉を枯らさない」という表現がすごく気に入っています。1,000,000キニイリー(単位)。

ブログも言葉を駆使しています。読んで下さる人が飽きないようにしたいとはいつも思っていて、この言葉を耳にした時どれだけ腑に落ちたことか。「枯らさない」。言葉を命あるものとして捉えている何よりの証拠。水をあげなければ死んでしまうこともある。その水にあたるひとつが「表現」。飽きることのない永遠の遊び。

でも、ただ言葉巧みな人間にはなりたくない。その時その時に自分らしい言葉を選んでいたい。最後は「ありがとう」と「ごめんなさい」。この言葉に誰より気持ちが込められる人になりたい。言葉についての一番の目標。

写真は松本散策中に見かけた洋館。「なんだこの建物?」と思って正面に廻ってみたら…

宮島耳鼻咽喉科医院|長野県松本市

耳鼻咽喉科だって。お洒落すぎ。参りました松本さん。

Date: 13/01/25 

ウィルスが強いのか僕が弱いのか

ネコ|長野県松本市

年末から長らく続いた風邪。今ではすっかり回復していますが、珍しく処方してもらった薬を全部飲みきりました。普段は余るんです、絶対に。多ければ半分以上余ることも。もういいや大丈夫、って。それでぶり返したこともない。なのに今回は最後まで飲みきりました。

何がそこまでさせたのか。ウィルスがふてぶてしかったのか、僕が弱っていただけなのか。些細な変化ほど気になります。ドカンと変わる事の方が世の中少ない。大抵は些細な変化の積み重ね。

写真はきのうの排水溝を見てた時にやって来たネコ。ふてぶてしくて、それでいて馴れ馴れしい。余所者は僕の方だし仕方ない。今回の旅で見かけたネコは、決まってまんまる。寒いとそうなるの?

Date: 13/01/24 

足元には味がある

排水溝(手まり)|長野県松本市

モテ期到来。ここ2〜3日でたくさんお仕事の依頼をいただきました。ありがたい。ひとつひとつ取り組みます。この間の一件でやる気は十分だし、不思議と焦りもありません(たぶん)。やるだけ。惜しむらくは短納期が少なくないこと。惜しむらくは。

写真は松本の街でよく見かけた排水溝。手まりの街だからこそのデザイン。好きだなぁ、こういうの。街の景色は日に日に個性が失われつつあるけど、足元にはまだ及んでないようです。おしゃれも街の景色も、足元から。

Date: 13/01/23 

海外も視野に

旧開智学校(教室)|長野県松本市

AMATAが海外進出する予定はありませんが、海外に市場を持つお客さまがじわじわ増えていることもあり、視野は広げない訳にいきません。僕の意志とは別の所で、世界は広がる。独立したての頃は「船だけ用意してあとは流れるままに」を楽しんでいましたが、今では進路を見据えるようになりました。たった7年の間の出来事。

開智学校|長野県松本市

写真は旧開智学校の教室(一枚目)と、現在の開智学校(二枚目)。金属の少なさがホッとします。自然との共生。食事だって何だってそう。視覚も味覚も触覚も嗅覚も聴覚も、自然に存在するものの方が落ち着くんだろうな(たぶん)。

Date: 13/01/21 

あえて感覚に頼る

旧開智学校|長野県松本市

デザインを決める時、理論を駆使する場合もあれば感覚を頼りにする場合もあります。それぞれが両端にあって、案件に応じて配合を変えます。前者に偏りすぎると面白味に欠けるし、後者を頼りすぎても正しさに欠ける。

それでも最近は、意識的に後者に寄るよう心がけています。時代がそっちに飢えているように思う。だから日々、感覚を研ぎ澄ます必要性を感じています。半端な感覚には頼っちゃいけない。ただし面白味に欠けることが悪いわけじゃない。それは本当に案件に寄りけり。見極めを間違えるべからず。

写真は松本にある旧開智学校(小学校)。重要文化財でもある擬洋風建築。お城は無理でも、この頃の建物には想像力がよく働く。それに、擬洋風建築には日本人の「たましい」を感じます。だから好き。新潟で見た「旧新潟税関庁舎」もそう。

そうそう、松本城からここまでの道に迷い、地元の方に尋ねたら親切に車で送って下さいました。ありがたい。あと地元の美味しいパスタのお店情報も(行かなくてごめんなさい)。そこはやっぱり、信州そば食べたくて。18きっぷの旅の旨を伝えたら今回も言われましたよ「学生さん?」って。

Date: 13/01/19 

眠っていた細胞を叩き起こされた

Lemon Yellow

同業者の仕事は、実は比べられません。例えば同じ「Webサイトを作る」案件でも、その背景や求める効果、予算など、ひとつとして同じものがない。なので比べようがない。「料理の鉄人」にはならない。見た目の評価こそ出来るけど、氷山の一角でしかない。結局、参考程度にしかならない場合がほとんど。

そんな理由で普段はあまり気にしないんですが、昨日、少しお知り合いのデザイナーの仕事がブログで紹介されていて、ものすごい衝撃を受けました。体中に電流が走るほど。細部まで気を抜かない取り組みの姿勢や品質の高さに、眠っていた細胞をひとつ残らず叩き起こされた気分(決して体罰ではありませんよ)。まだまだ出来ることはある、それを気付かせてもらえた。ありがたい事です。

写真は自宅の玄関にて。今朝起きたら20cmの積雪。まるでかき氷のレモン味。寒いけど雪は好きです。独特の静けさも、日常を一変させてくれるところも。

Date: 13/01/18 

シンクロ

松本城|長野県松本市

今年の仕事のスタンスは「成長するお客さまをさらに後押しする」こと。長いお付き合いだからこそ、隅々まで共有していることが多いからこそできる、掘り下げた仕事を全うする。ここにひとつの重きを置きたい。

写真を撮っている時に感じた「被写体と呼吸する瞬間」のように、お客さまとシンクロしながら前に進む、そんな仕事を。というわけで全くの新規案件は、今年も多くはないと思います(すいません)。新規案件もすごく好きなんですけど。

写真は松本城。今度は実物を。この場所で記念写真を撮り合っていた老夫婦がいらして、例のごとく声をかけ2人並んだ一枚を撮らせてもらいました。とまぁ、そこまでは良かったんですが「じゃあ、お礼にあなたも撮りましょうか?」の急展開になって、でもさすがに一人で写る勇気は持ち合わせておらず、「あ、僕はいいです。」とつまらない返答。この一線を越えるべきか悩んでいます。撮られるのは今年も苦手。

Date: 13/01/17 

過ぎたる

松本城|長野県松本市

マクドナルドの60秒キャンペーンなんて最たるものだけど、「過ぎたる」サービスが身の回りに多すぎ。サービスの域を越えた、無理矢理「おトク感」を出したものなんて要らないやい。自分のポリシーや節操を天秤にかけてまで欲しいものじゃない。「いつもありがとう!みかん1個おまけしとくねっ」くらいが丁度いい。ほんのり心が浮き立つくらい。やいやい。

写真は松本城。壕に映った部分だけを切り抜いた一枚。お城の中に入った一番の感想は「さむっ!」。出る頃には芯まで冷えきりすぐさま温泉探し。城内で当時を想い描くも、あまりに昔すぎて無理でした。鎧を着ている時代は、あまりピンと来ません(ごめんなさい)。でも素人な僕ですら見応えのある、いいお城でした。

Date: 13/01/16 

珈琲まるも

珈琲まるも|長野県松本市

いろいろ巡る旅もいいけど、あえて巡らない旅もいい。それが最高の贅沢だったりする。旅の2日目に出会ったこのお店「珈琲まるも」は、「あ、今日はずっとここにいようかな。」という気分にさせてくれるお店。朝一番に訪れたのに。

珈琲まるも|長野県松本市

内装はこんな感じ。明治時代の建築。言うこと無し。100点。コーヒーと一緒にモンブラン(朝から)。単品の味もさることながら、コーヒーとの相性が抜群!1+1=5になる瞬間。一気に目が冷めました。あまりに合いすぎて、専用にブレンドしたんじゃないかと思うほど。美味しかった。

この時の気温は-11℃だったとか。寒い土地独特の店内の暖かさが心地いい。おまけにこの内装。目が冷めたのも束の間、さっそくウトウト。居心地まで美味しいお店。

Date: 13/01/12 

初詣は四柱神社で

四柱神社|長野県松本市

知らない土地にいる開放感。何にも代え難い。僕のことなんて誰も知らないし、僕も知らない。普段は意識しない、僕をくるむもの全てを脱ぎ捨てた気分。心の自由。未知であることと自由であることで、すべてが新鮮に感じる楽しさ。コンビニでさえ新しい何かがあるんじゃないかと思ってしまう。要はワクワクする。見たもの感じたもの全てを吸収できるような、細胞が活性化するような感覚があります。

写真は四柱神社。松本駅から歩いて10分。「よはしら」と読みます。今年の初詣はここで。実際は夜でしたが、夜の参拝は静かで空気感があって好きです。

Date: 13/01/11 

それだけの理由で松本へ

まるいあかり

年明けは3日間、長野県・松本へひとり旅。青春18きっぷで。

当初は目的地さえも決めない「究極のぶらり旅」のつもりが、さすがに無計画すぎて宿のない土地で途方に暮れる可能性も0ではなく、目的地だけは決めることに。近すぎず遠すぎず、そんな土地。どこにしよう。悩むこと数日。

ちょうど正月用に買った日本酒「明鏡止水」が長野で、長野に決定。でも長野より松本の方が面白そう。じゃあ松本で。そんな決め方。片道6時間、乗り換えは5回の旅。しばらく旅の写真が続きます(たぶん)。

Date: 13/01/10 

「一年」という括りを大切にしたい

今年も一年、ありがとうございました。

「あけましておめでとうございます。本年もどうぞ…」そんな恒例のご挨拶。今年は加えて「今年も一年、よろしくお願いします。」と言うようにしています。

新年もそうだし、誕生日もそう。この「一年」という括りは、僕たちにとってとても馴染みのある基準。周年のお祝いなんかもそう。なんだかんだ一年単位で人生を計っています。そう思うと急に「10年の付き合いがある友達も、1年を10回繰り替えして来たんだなぁ」と思えてきて。

そう考えるようになったのは、きっとここから。年賀状をやめ「今年も一年、ありがとうございました。」のご挨拶をするようになってから。今、誰かが周りにいてくれるありがたい状況を、当たり前だと思っちゃいけない。礼儀を持って一年一年、「よろしくお願いします」で始まり、「ありがとうございました」で終わりたい。それを繰り返すことが人との関わりなんだぞと、しっかり刻んでおきたい。もちろん「本年も」にも含まれているんだけど、そこは「一年」と声に出して言いたい。

Date: 13/01/09 

同窓会(日帰り新幹線の猛者もいたよ)

同窓会

年末の同窓会にはこんなにたくさんの同級生(と先生)が。改めてすごい。僕は幹事じゃないけれど、facebookを駆使ししつつ、所在が分からない人には卒業当時の住所へ案内ハガキを送ったり、人集めに新旧の方法を織り交ぜて試行錯誤してくれた幹事たちの影の努力を知っているので、この一枚はすごい苦労の元に実現したもの(僕も写っています)。本当にありがとう。

僕は幹事からカメラマン役を仰せつかり、フル装備で、何ならストロボの予備電池まで持っていく始末。もはや仕事。今までで一番フクザツな心境。なにせ僕も主役のひとり。トークに夢中になりすぎたら写真は撮れないし、撮影ばっかしてるのも味気ない。そんな間で揺れ動いたあっという間の3時間。同級生なのに全く知らない人わんさかだったのも楽しかったし、友達の「空白の20年」を知るのもスリリング。

会場が新横浜で、おそらく僕も遠方ベスト10にはランキングされますが、中には北海道から来た人も(すごい!)。関西は割と多めで、他には岩手や宮城からも。あと日帰りの猛者もいました(すごい!)。なにせ20年ぶり。そんな気持も理解できます。お金や時間を越える価値は確かにありました。行ってよかった。

不思議なのはD300がやたらチヤホヤされたこと。5年前のカメラなのに。

Date: 13/01/08 

もしよかったらまた一年このブログにお付き合い下さい。

善光寺

新年あけましておめでとうございます。今日から営業開始です。

9日間もお休みをいただいたからには身も心も100%リフレッシュ!のはずが、ただ今ウィルスが胃腸で自由に振る舞っています。俗に言う「風邪」。年末の出来事。なんて骨体。

とはいえ心の栄養だけは十分。中学校の同窓会や久々の友達との再会、それに2泊3日のぶらり旅で頭はすっかり空っぽ。すでに新しい風が入り込んでいます(胃腸には風邪が)。新たに感覚が研ぎ澄まされた気分。旅の記憶はいつもと変わらず日々お伝えします。もしよかったら今年も一年、このどうしようもないブログにお付き合い下さい。

本年もどうぞよろしくお願いします。

Date: 13/01/07 

2012年もお付き合いありがとうございました。

a family crest

さっき掃除を済ませ、年内の仕事を終えました。いつもなら最終日は午前中で終わるのに、今年はカレンダーの都合でいつも通りの時間。たまにはそれもいい。僕を含めた全員、特に大きなケガや病気もなく、無事に終えることが出来ました。小さいながらも組織としてそれは確かな強み。来年もなるべくこうありたい。とにかくよかったよかった。おつかれさま。

さて、今年もブログを読んでくれたすべての方に感謝します。日に日に呼吸のような存在になり、遡って何を書いてきたか、あんまり覚えていません。毎日貴重な時間を本当にありがとうございました。けれどそれは間違いなく頭の中で感じたこと。

続ければ続けるほど血となり肉となる感覚が、今でも続けていられる理由のひとつ。それに時々、素敵な縁を紡いでくれる。twitterもfacebookも続けていますが、その要素は少なめ。即時的なものに、最後の最後は感情移入できないようで。良いんだけど85点は超えない、みたいな。その先にあるものも僕は見たい。

明日は新幹線の中、この一年何を書いてきたか読み返そうかな。毎年恒例の横浜で同窓会。今年は幹事が100人近く集めてくれました。どんな時間になるのやら。

そんなわけで明日から9日間、ゆっくり休養します。皆さんも身体に気を付けて、よい年末年始をお過ごし下さい。僕の周りの働きすぎている方々は、こんな時くらい休んで下さいね、本当に。それでは!

次回「このコーナーもありがとうございました」ご期待下さい。

Date: 12/12/28 

連休前に思いがけず小旅行

積もり積もって小浜駅

小浜から帰ってきました。今朝の小浜駅前はこんな状態。幸い止みはしたけれど、まだまだ雪だらけ。雪のせいで仕方なく選んだ電車の旅は、思いがけず楽しいものに。北陸線の雪景色を眺めるうちにすっかり旅行気分。知らない景色とモノクロの世界はついつい目を奪われます。去年の今頃は新潟にいたっけ。空いていたので動画撮って遊んだり。打ち合わせのあとは北陸の日本酒と一緒に、日本海の幸を堪能しました。うまい!

そんなわけで、年始に予定していたぶらり旅が「アレもういいかな?」と思えるほどのリフレッシュ具合。なにせ東京行くより時間かかりましたから(笑)明日は2012年の仕事納め。今年もたくさんお仕事いただきました。

次回「この次回ネタも納めです」ご期待下さい。

Date: 12/12/27 

師走の最後は雪男で締め

きざむ

今日は午後から小浜へ出張。お馴染み茶屋長三郎彌助さまと、別件で進行している通販サイトの打ち合わせ。からの忘年会。今は落ち着いているものの、小浜は雨ならぬ雪まっしぐら。というわけで初めて電車で向かいます。片道3時間をどう有効活用しようか考えているところ。明日は朝イチで京都。最後の最後まで師走ってます。

次回「あけましておめでとうございます、Mr.ローレンス」ご期待下さい。

Date: 12/12/26 

変化する「感点」

スキマスカイ

ブログに毎日UPしてる写真。昔と比べて雰囲気が変わったらしい。タッキーがそう言ってくれました。今の方が好きだとも。自分でも何となく感じていたこと。

どっちが良いとか悪いとか、上手い下手とか、そういう問題ではないだろうけど、見てくれる人の分だけ、好き嫌いは存在します。自分の好きなミュージシャンにだって「あの頃が一番好きだった」はあるし。昔の方が好きと思ってくれる人も、きっといる。

写真は言葉よりも鮮やかに、まるで合わせ鏡のように自分を映してくれます。そこに自分は写ってないのに。おもしろい。ブログは「自分の今の気持を整理するのに役立つ」なんて言われますが、写真だと「自分の今の感点を知るのに役立つ」かな。視点でも観点でもなくて「感点」(そんな言葉ないですけど)。

大きく小さく、生きてる限り感点は変わり続けます。最後はどんなところに辿り着くのやら。その感点、言葉にするのは不向きだし、だから「なんかいい。なんか好き。」くらいが最高の褒め言葉。その辺りも含めて、楽しんでもらえると嬉しいです。

次回「シャーマンカーン館」ご期待下さい。

Date: 12/12/22 

同業者ならではのグルーヴ感っていいね!

AつMATA(仕事仲間と)

きのうは同業の仲間が集まっての忘年会。こっちも毎年恒例で、かれこれ6回目。美味しいお店を見つけて、人を集めるだけのカンタンなお仕事。

独立したてのAMATAは僕1人だったし、今でも3人。それなら会社の垣根を越えてみんなでワイワイやった方が楽しいよな〜、と思って始めたこの集まりも、ぼちぼち風物詩になってきました。不動のレギュラーメンバーと、新しく出会ったデザイナー。同業者だから共通の話題もあるし、初対面でもわりかしスッと入れるのもいいところ。

食べて飲んで、あっという間の3時間。楽しかった!AつMATAとはまた違う毛色の楽しさ。同業者ならではのグルーヴ感。今日から来年の会場探しの始まり。

次回「コク龍」ご期待下さい。

Date: 12/12/21 

身体で感じないとちょいちょいおかしなる

Nike free Run 2

ランニングシューズは2足を使い分け。ひとつはクッション性の高いもの、もうひとつは素足感覚の高いもの。膝が強くないので主に前者を使っていたのに、最近ではめっきり後者がお気に入り。足の感覚がダイレクトに伝わるのが気持ちいい。

手で食べるのが好きなのも、似たような理由かも。お寿司とか、サンドウィッチとか、つまみ食いとか。質感がダイレクトに手に伝わるから。「だったら裸足で走ったら?」は御法度。悪いんです、膝。近くに砂浜でもあれば、それもいい。

マウスやキーボードに慣れすぎると、その辺の感覚がおかしくなります。どこか手応えに欠けるというか。今ひとつ上手くまとまりませんが、そんな感じです。身体に「もっといろいろさせて!」って言われてる感じかな。刺激を与える。何だろ?大根の面取りしてるとやたら癒される。言いたいのは、そういうことです。

次回「ビワミソ」ご期待下さい。

Date: 12/12/20 

登山者と下山者がすれ違うAMATA今日この頃

番猫|日牟禮八幡宮

お店を探したり、切符を買ったり、宿を予約したり。この時期の恒例行事。昨日やっと仕事の峠を越え、その辺のことを全部済ませました。あとは青春18きっぷだけ。ただ今オークションとにらめっこ。

年末年始の過ごし方を考えてみたら、9連休もあるのにまったく時間が足りません。あの頃の夏休みみたいに30連休くらい欲しい気分。いつか実現します。そんな働き方があってもいいじゃないですか。習慣は僕にとって疑うもの。

年末年始休業期間
平成24年12月29日(土)〜平成25年1月6日(日)
※1月7日(月)より通常営業します。
※1月8日(火)は営業します。

峠を越えたボスを横目にスタッフ・バンビが峠のまっただ中。波の周期はそれぞれ異なります。きっと大丈夫。明日はお仕事仲間との忘年会。

次回「UCC」ご期待下さい。

Date: 12/12/19 

政治に関心のなかった自分に猛省して、変わります。

衆院選の終焉

投票はなるべく行くものの、正直言って義務的でした。政治には、ほとんど関心がなかったから。ここへ来て、やっとスイッチが入りました。今回はしっかり時間を使って、自分の考えをなるべくまとめました。こんな状況にならないと火がつかなかったこれまでの恥ずかしい自分を猛省しつつ、自覚しつつ、これからしっかり意識し続けます。ここで変に開き直る方がよっぽどカッコ悪い。続けるのは苦手じゃなくて良かった。

投票の前日、友達と飲みながら選挙について本音トーク。最後は自分で決めるけど、こんな難しいこと、自分ひとりで考えるのはどうなのよ?って思いから。実験的だったけど、人と話すことで、自分が揺れていること、揺るぎないこと、意識していなかったことなどなど、自分の気持ちが浮き彫りになりました。考えたら、これは仕事でやっていること。

昔から、親ですら誰に投票したか知らなくて、もちろん教えてももらえなくて、そういうもんかなと飲み込んできたタブーのような風潮。わざわざこの場で「僕はこの党に入れました」なんて言わないけれど、周りの人にはどんどん伝えて議論した方が、経験値も上がりやすい(今までの遅れを取り戻す意味でも)。自分の中で「身近なもの」のひとつにしてしまえばいい。

政治を追いかけるのも大切だけど、日頃から「自分で決める習慣づけをする」だけでも意識は変わるはず。だって、分からないから決められない。だったら分かるまで調べればいい。調べて分からなかったら、誰かに相談すればいい。それと、深い情報まで調べる習慣づけも。上澄みの情報に本質はない。最後まで情報を追う持久力をつける。浅い情報収集に慣れすぎない。負けない事・投げ出さない事・逃げ出さない事。信じ抜くかは、よく分からないけど。

毎日自分のことでいっぱいいっぱいだけど、みんながそう言ったらどうなる?だもんなー。誰かが何とかしてくれる、なんて思っちゃダメですね、本当に。反省。変わります。

次回「自戒」ご期待下さい。

Date: 12/12/17 

選挙に行くこと、被災地に行くこと。

浮かぶ|円光寺

選挙に行くことと被災地に足を運ぶことは「自分が行ったところで何も変わらないんじゃ。」という疑問が湧く点で似ているかも知れません。ただ、選挙に関しては誰にでも出来ること。「見守る」なんて通用しない。昔はほとんど興味のなかった僕でさえ、今はそんな事を感じます。

飛びつきやすいキャッチーな情報だけに惑わされず、現実的な政策を見極めたい。一番必要なことに目が向いている政策に。同時に「どんな国であって欲しいか」を具体的に(ここ大切)イメージして、意識を強めていこうと思います(苦手だけど)。最後は自分で決めないといけない。人任せには出来ない。思考は停めない。それぞれの意志を。僕たちも、今一番必要なことから目をそらせない

もうすっかり師走。身の回りのことだけでもいっぱいいっぱいなのに、やること多くてホント大変。でも国なんて、ひとりの人間の集まり。国を会社に置き換えると、僕の場合いろいろ考えやすいです。いい会社、とは。

次回「そんなわけでTHE MANZAIを見る気分になってない」ご期待下さい。

Date: 12/12/15 

iPad mini Wi-Fi + Cellular その後

のれん

買った時の感動はゼロ。前にそう言いましたが、使った時の感動は正反対。これぞ正反対。ものすごかった。久々に鳥肌もの。お腹を満たすためだけに買ったつもりのご飯が美味しすぎて思わず声出てしまった時のショック。嬉しいショック。一瞬で心を奪われました。

①小さい

初代iPadみたいな、外で使った時の「ドヤ感」がありません。生活に違和感なく溶け込むサイズ。それは外で使う時の抵抗と比例します。僕はノートパソコンですらちょっと気が引けてしまう小心者なので、これは嬉しい。ちょっと出かける時のカバンにもすっぽり納まってくれます。

②軽い

軽いから、持ち歩くストレスがありません。たとえば、一眼レフは持ち歩いているとは言え、決してストレスがないわけではありません。一眼レフはストレスも含めて持ち歩く。言い換えれば愛情。その点が違う。「とりあえず入れておける」軽さ。過剰な軽さを期待してる人もいるかと思いますが、軽すぎたらカメラ使えません。もれなくブレます(そういう人はカメラ使わないかもですが)。

③速い

最後に速さ。これ一番感動しました。LTE(4G)もすごいし、サクサク動くCPUにも。どっちもすごい。サッと用事を済ませてサッとしまえる、まるでスナイパーのような存在。だけど存在感はない。必要な時に最高の仕事をしてくれます。つまりドライな関係です(たぶん)。

次回「ドライアゲイン」ご期待下さい。

Date: 12/12/14 

日本酒で広がる(広げる)

鍋パーティー

AつMATAの翌日は友人宅の鍋パーティーにお呼ばれ。幹事が終わってホッと一息だったところに素敵な時間。嬉しい。鍋と日本酒。楽しくないわけがない。心ゆくまでダラダラ出来ました。ありがとう。

日本酒のことを少し。

ここ半年ほど、意識して「日本酒好き」をアピールしています。ビールもワインも梅酒も普通に飲んでいるけど、「こんな日本酒飲んだよ」だけを伝え続けると、だんだんイメージがついてきます。別に酒造の回し者ではありませんが、日本酒離れが進む世の中に一石を投じたいし、何より自分が好きなものが楽しみづらくなるなんて悲しい。それに、いいものはちゃんと伝えたい。日本人が日本酒飲まずに誰が飲む?っていうシンプルな疑問もあって。

そうこうしているうちに、日本酒好きな人との関わりが増えてきました。またちょっと、面白い何かができたらなぁと思います。好きな人はもっと好きに、興味はあるけど飲んでない人には新しい世界を伝えられるような何かを。日本酒にまつわる仕事もしたいな。野口さーん、丙午さーん、来年は何か一緒にやりましょう(というか誘って下さい)。

次回「某年会」ご期待下さい。

Date: 12/12/13 

20回目の命日

御上山

月曜は父の命日。
例年通り今年も晴れ。
雨のお墓参りをした覚えがないから
きっと来年も晴れ。

あれから20年。
もう20年も経ってしまった。

昨日のことのように覚えているのに
もう20年も経ってしまった。

よく飲んでいた日本酒を供えながら
今ならもっと美味しいのあるんだけどな〜
いろいろ知ってるんだけどな〜
なんて微妙に勝ち誇りながら思ったり。

父もAB型。
父の人生と比べて自分は今どうなんだろう?
そんなことを考える機会が
歳が近づくにつれ少しずつ増えています。

Date: 12/12/12 

AつMATA 2012

AつMATA 2012|GOODFOOD

AつMATA 2012無事に終わりました。参加してくれた皆さん、本当にありがとうございました。会場は毎度おなじみGOODFOOD。かれこれ4年連続でお世話に。心のこもった料理と、アルコールのこもったお酒(?)で、最後までいい感じの空気に包まれていました。

今回もいろんな人が来てくれました。最初は知らない人同士でも、徐々に打ち解けて喋って笑ってるのを見るのがこの上なく楽しい。これが僕の特権。反省点もあったけれど、いい人ばっかりでとにかく楽しかったです。

誘ったり準備したり考えたり、それなりにエネルギーは使うし毎年「今回でやめよっかなー」が頭をよぎるものの、終わってみれば「来年もまたやろう。」この繰り返し。一人でもいいから「なくてはならない催し」になってもらえると嬉しいです。

会場に花を添えてくれたキャンドルリース。スタッフ・タッキー作。キャンドルがオーナメント風。このリースもそろそろ風物詩に。

手配書|AつMATA 2012

急遽来られなくなった人を手配書(某人気マンガのパロディ)のカタチで強制参加。もちろんこれは僕のいたずら。来年は来てよー

次回「ゴッドにいちゃん」ご期待下さい。

Date: 12/12/10 

iPad mini Wi-Fi + Cellular その役割

たゆんでもなお|永源寺

(昨日の続き)

とはいえ外出先にネットがないのも不便なので、ネット部分は「iPad mini」で補完。どこでも繋がるセルラーモデル。ネットが要る時はiPhone+iPad mini、要らない時はiPhoneのみという切り離し方。切り離せる、これが大切。シンプルにしたいだけなのに、なぜか工夫がいる。何か変ですね。

今夜は毎年恒例のAつMATA。もう5回目。今回は30人くらい集まってくれます。きっと今までで一番多いんじゃないかな。この時間は毎年必ずソワソワしています。楽しんでくれることを期待します。

次回「AつMATA2013詳細」ご期待下さい。

Date: 12/12/08 

iPhoneドS

電話だけ持って出かけたい。そんな気分は少なくない。とても有意義な気分。シンプルにそれを実現したい。

iPhoneは小さなパソコン。電話にあらず。だからiPhoneを解約して、潔くウィルコムにでもしようか悩みに悩んだ末、最後は「またドックが増えるのは嫌」という本筋から遠い理由でバッサリ却下。ケーブルが増えるストレスが一番嫌だと知る。やむなくiPhone継続。

考えれてみれば電話番号の管理も不便そう。Apple製品同士のデータ連携を手放すのは勿体ない。望むのは完璧にネット機能を拝したiPhone。iPod nanoくらいのサイズで出そうなもんだけど、無いものをねだっても仕方ない。だったら自分なりに工夫すればいい。

そんないきさつで、これからは「モバイルデータ通信」「MMS」をOFFにして使うことにしました。Wi−Fi環境でのみネットが使える。「softbank.ne.jp」のアドレスは卒業。プランも「パケットし放題 for LTE(2,100円/月~)。」これでずいぶん気持ちが軽くなりました。

あえて本領を発揮させないドSな使い方。中毒から抜け出すのも一苦労です。フー

次回「miniに恋してる」ご期待下さい。

Date: 12/12/07 

試験勉強中に部屋の片付け始めてしまうアレ

靴下をはいた猫

2日後に控えたAつMATAの最終調整や短納期の仕事に追われているそんな時こそ「今それやる?」なことをしてしまいがち。それが人間。

大槻ケンヂばりの傷を負っていたiPhone 3GSに別れを告げ、やっとこさiPhone 5に機種変。ついでにiPad miniのセルラーモデルも仲間入り。ふたつのデバイスを同時に契約したのは初めて。だからといって感動も2倍かと言うと、もうこの手の感動は皆無なので0×2=0。やたら買いすぎ。でもこれで、さらに身軽になりそう。

この構成には狙いがあります。ただ、その理由もゆっくり書いていられないこの状況。今はただ目の前のことに集中。目の前には新しいデバイスだらけ(笑)

次回「今日はココお休み」ご期待下さい。

Date: 12/12/06 

一眼レフの良さって実はファインダーなんだと思う

何ヲ思フ|圓光寺

一眼レフの一番の楽しさ。それはファインダーを覗くこと。僕はそう言い続けます。ケータイやコンパクトデジカメみたいなライブビュー機能は、客観的に空間をそのまま切り取るイメージ。これはこれで便利。ただ、ファインダーを覗くと、今まで見えなかった世界が見えるようになります。言い換えれば、もっと意識して被写体を見るようになります。そこからがもっと楽しくなる領域。

この間の結婚式では、被写体の呼吸やまばたきを意識しました。最初からそうしようと決めていたわけでなく、自然に気になりだして。とにかく「いい表情を撮りたい」と思っていたら、そこに目が行くように。うまく言えないけど、瞬間をコントロールし始めた自分がいて、それはそれは至福の時間だったんです。被写体とシンクロする感じとでもいうか。そんな撮り方したもんだから、取り終わった頃には案の定クタクタ。でもこれをライブビューでやれと言われたら、絶対に途中で飽きてる(たぶん)。

余談ですが、女の人は「キメ顔」持ってますね。集合写真は何枚か撮るようにしてるんですけど、目をつぶってる確率って、男の方が圧倒的に多い。反対に、女の人はそれが圧倒的に少ない。何枚撮っても表情が崩れない。いろんな理由で感心しました。

【注意】デザイナーのブログです。

次回「選挙なう」ご期待下さい。

Date: 12/12/05 

こうして点が線になっていくんだな

結婚式|ザ・リッツ・カールトン ホテル

ブログに載せる写真は人が写ってないものがほとんど。イベントに限っては僕の独断でUPしてしまうんですけど、普段いちいち「これブログに載せていいですか?」なんて確認していられないので、少ない。

それが続いたせいか、最近は人を撮りたい欲求がムラムラ。結婚式でも、雰囲気だけ撮るのはつまらない。やっぱり誰かがこっちを向いてくれる写真があってこそ。いろんな視点の写真があった方が楽しい。

となると被写体とのコミュニケーションが欠かせません。撮影の技術云々の前に、まずそっちの腕がいる。安心して撮らせてもらえる空気づくり。プロの婚礼カメラマンであるSWEETTYPEの中村さん(にーやん)はその辺をすごく大切にしています。にーやんの写真は他のそれとは全然違う。他にも「空気づくり」が上手なカメラマンが僕の周りにはいます。

この頃よく外で声をかけるようになったのも、カメラを常に持ち歩くようになったのも、無意識的にそんなことを感じていたのかなー、なんて思ったり。

次回「こうして線が麺になっていくんだな。え、麺の方?」ご期待下さい。

Date: 12/12/03 

デザイナーがカメラマンになりすますと色々ややこしい

しっとりとコクのある|圓光寺

今日は親友の結婚式でお休みをいただきました。

自動的に撮影がついてくるわけですが(笑)、過去最高に専属カメラマンと勘違いされた一日でした。決して婚礼カメラマンではないので一応「セミプロです」で場を収めるも、そろそろ相応しい肩書きが欲しいところ。もうプロでいいか。

それにしても楽しかった。新郎新婦を除けば、きっと会場で一番たくさんの方とコミュニケーションを取ったはず。撮影よりも最近はそのための空気づくりに快感を覚えます。場数も踏んで慣れてきたからかな。それに皆さん、とても気さくな方ばかり。ありがたい。

そんなテンションだったので、調子に乗って撮りすぎてしまう始末。明日からレタッチの日々です。

次回「せんめり」ご期待下さい。

Date: 12/12/02 

ダウンタウン30周年

ダウンタウン30周年

もう終わった、なんて言う人もいるけど、未だにダウンタウンは最強だと思う。今の笑いの価値観を僕に植え付けたのは、間違いなくこの2人なのだから。この2冊ではインタビューを中心に、これまでと今、そしてこれからの思いがまっすぐに綴られていました。文中にあった、番組作りにおける浜田さんの「ライブ感」という考え方は、あれだけ凶暴なイメージを持ちながらとても繊細で参考になる。

特に印象に残っているのは、一時間番組である「ダウンタウンDX」の収録時間が、一時間ないときもザラにあること。観覧のお客さんやゲストを飽きさせずに楽しんで帰ってもらうには、コンパクトかつテンポ良く進行することが大切なんだそう。めちゃくちゃ面白い。この時代に生まれて本当に良かった。

次回「てるおはるお VS ライト兄弟」ご期待下さい。

Date: 12/11/30 

何となく「それっぽい」タイトルからの卒業

しかくのへや|圓光寺

ブログや写真のタイトルに時間を使うようにしてい…んー、ちょっと違うな。しっくり来るタイトルになるまで、しっかり考えるようにしています。

写真については当然撮ってから考えるし、ブログも書いてからタイトルを考えます。なのでタイトルは意識が低くなりがちですが、実は本文より大切。気を抜くなんて、もったいない。何だってそう。気を抜きがちなところにこそ大切なものが潜んでいます

本質を捉えつつ、ちょっとでも見てもらえるように、読んでもらえるように知恵を絞るのは本当にいいトレーニング。ほぼ毎日それを繰り返すと、かなり筋肉がつきます。思考の筋肉が。そうすると仕事でちょっとした見出しやコピーを考えるときにすごく役立ちます。いくつになっても考えるのは飽きません。楽しい修行です。そのせいで、考えすぎないことが今かなり難しいです。

次回「残酷な天使の手だぜぇ」ご期待下さい。

Date: 12/11/29 

海外ものに囲まれてグレーゾーンの肩身が狭い

ふたり|圓光寺

facebookやってると、誰かしらイベントの案内が届きます。頻度は人それぞれ。僕の場合は週に一度くらい。僕にと言うより、友達全体に一斉にバラまく感じ。要はDM。ただ決定的に違うのは「参加する」「参加しない」「未定」の判断を迫られる点。これは、なかなかのストレス。放置という選択肢もありますが、なまじ友人・知人が主体のSNSなので、放置するのは良心が痛む。本当に困った仕組みです。いい点もあるのは分かっていても、とりあえず相手にとって嬉しいものじゃない。

そんなモヤモヤもあり、今回のAつMATAはなるべく電話で誘ってみることにしました。断られた時のショックや、メールに比べて断りにくくさせてしまうことを考えると、電話が最適かどうかも怪しい。でも蓋を開けてみれば、みんな快く参加してくれたので良かった(たぶん)。それどころか「え、僕も行っていいの?」な反応が多くて、AつMATAの趣旨さえロクに伝わっていなかったことを知りました。来てよ来てよ〜。直接話すのは、いいことです。

ちなみにAつMATAはオフ会ではありません。元々は「僕の友達」という大雑把なくくりだけで始めた企画ですが、今では地元・遠方問わず、友達やその友達、知り合い、興味のある人なんかと一緒に、美味しい料理とお酒とトークで「あとは勝手にやりなはれ」という丸投げな企画です。今年も定員に達しましたので、参加は締め切らせていただきます。ありがとうございました。

次回「餃子の皮に包まれたくて」ご期待下さい。

Date: 12/11/28 

関西のダブルダッチを牽引してる例の彼らと飲みました

Ryo-chin|alttype

週末は関西プロダブルダッチチーム「alttype(オルトタイプ)」と飲みに。パフォーマンスは何度も見てるけど、じっくり話す機会はこれがはじめて。ダブルダッチの話から始まって、エヴァ話、日本史嫌い話、恋愛話、あと「Gyaoはハマるとやばい」話までいろいろ(確かにGyaoはハマるとヤバイ)。

10歳も年下の子らと飲むって、入社2〜3年目の若手営業マン達と飲むようなもの。そんなこと滅多にない。だから普段と違う新鮮味があって楽しい。最近は予測できない状況さえ楽しい。

関西のダブルダッチを牽引してるのはまさに彼ら。だからこそ将来のことも興味あって聞いてみると「〜したいんです」じゃなくて、大抵「〜します」って返事。やるって決めてる。できるかな、じゃなくて、どう実現するかしか考えてない。そんな淡々とした感じは見ていてすごく気持ちいいし、期待できる。「俺たちはやるんだ!」みたく肩に力が入っているでもなく、当然のこととして捉えている感じ。

縁あって関わらせてもらっているけど、ものすごく歳は離れてるけど、影響受けずには居られない。こっちはこっちで彼らの期待に応え続ける。それが年齢差を埋める唯一の方法。ありがとう。

次回「男は黙ってダブルダッチ」ご期待下さい。

Date: 12/11/26 

おかえり洋平

おかえり洋平|さつま富士

横浜から「洋平」が滋賀へ遊びに来てくれた(写真左下)。小学校からの友達。明日の大阪マラソンに出るので、そのついでに。何だかんだで年に2〜3回は会っています。

最初の頃は2人で飲んだりしてたけど、そのうち「地元の友達も呼ぼっか」って流れになり、今ではもうすっかりこんな感じに仕上がっています。乾杯の時は「おかえり〜!」が定着するようになりました。なんて温かいんだろう。ありがとう。誰が誰を紡ぐかなんて、誰にも分からない。いろいろ恵まれています。

次回「さよなら洋平」ご期待下さい。

Date: 12/11/24 

撮り手の心理にはこんな場合もあります

かわいい|圓光寺

きのうの続きでもうひとつ。

写真をお願いされたとき、もっとワガママ言って欲しい。大切な一枚だから。だいたい2枚撮って、必ず画面を確認もらうようにしてはいるものの、もうなんか、出来レースみたいになりますね。撮ってもらったこと自体に感謝、みたいな。「もうちょっとバックにこれが入るように…」とか、ほとんど言われない。気を遣うのは分かりますけど。

「絞り3段階くらい適当に変えて撮り分けてもらえますか?」とかリクエストされたら、俄然テンション上がるのに。撮り手としては、撮るからにはいい結果残したいな〜、と思ってしまいます(ただし1人でいる時に限ります)。

次回「忍者ハットトリックん」ご期待下さい。

Date: 12/11/22 

こんな人いたら嬉しいに決まってる

空に浮かび散る秋の星|圓光寺

紅葉を見に行くたび感じるのは、撮影していない人がめっきり少なくなったこと。ご高齢の方でもデジカメなりケータイなり、何かしら撮影機器を持っています。その現象自体「時代だねぇ」で済む話ですが、それだけ普及しても、撮りたい写真を撮るのは難しい。

うまく撮るとか、そういう事じゃないですよ。一緒に来た人と写る写真、ということ。ご夫婦とか、友達同士とか、アベックとか。誰か一人はカメラマンにならざるを得ない。

紅葉の名所に一日立って「よかったら写真、撮りましょうか?」って声をかけ続けたら、それだけでたくさんの人を幸せに出来ると思うんだけどなぁ。ディズニーランドのキャストばりに。技術なんて、ほとんどいらないのに。でも見たことないなぁ。もちろんお金なんて取っちゃダメですよ。得るものは多いはず。コミュニケーションだってうまくなる。いいことづくめ。

だから一度は本気でやってみたい。昨日は2組の方に声をかけて写真撮らせてもらいました。喜んでくれました。感謝されるのは嬉しい。

次回「アベックて(笑)」ご期待下さい。

Date: 12/11/21 

びわ湖男女駅伝フェスティバル2012

赤の景色|永源寺

昨日は「びわ湖男女駅伝フェスティバル」。去年に続いて2度目の参加。楽しい。何が楽しいって、メンバー7人全員「極度の負けず嫌い」なこと。ありそうでない状況。それぞれ準備を経て、当日はじめて一堂に集う。基本的に各自、自分との戦い。それがチームの結果へと繋がる。なんてシンプル。でも、即席だってチームはチーム。それが個人戦と大きく異なる点。自分とは違う世界で生きる仲間と一瞬でもひとつになれるのは、すごくすごく幸せ。総合順位も前よりグンと上がったし、いい感じ。

ただ個人的には、目指した目標にはまったく届かないどころか思うように身体が動かず、練習の成果がほとんど出しきれない&かなり足を引っ張る結果になりました。無念、そしてごめん。でもそんな挫折、仕事では滅多にないことで感謝すら覚えます。また次へ向けて努力します。

遊穂|生酛純米・無ろ過生原酒

そんな結果でも、うまい酒はうまい。その夜はCOCON烏丸にて開催中の「SAKEZO’S BAR」からの栄喜知コースでしっぽり。いい一日でした。

次回「ソムリエパラダイス」ご期待下さい。

Date: 12/11/19 

実は自信なんてない

autumn jewel|永源寺

自分に自信がない人。そんな人が自信を持つには、「本当に自信がある人なんて実はそんなにいない」ことを実感すること(たぶん)。

たとえギネスに載ろうが金メダルを取ろうが、きっと確固たる自信には繋がりません。たとえ一時的にそうなっても、時間が経てばまた別の「自信のない何か」を見つけてしまう。そんなプロフェッショナル。隣の芝生が青く見えないようには、残念ながらならない。でも自信なんて、何かのきっかけで持てるようになるかというと、そんなものではない気がします。

僕は「この人は順風満帆だろうな」と思っていた人と接する機会が何度かあって、話を聞くうち「でも実際は全くそんな事ないんだな」を知りました。それぞれ何かしら悩みやコンプレックスを抱えています。それはもう、10割の確率で。

それからというもの、「じゃあ自信あるって事にしといた方がいいな」ってことで、ハッタリをかましているうちにコツコツ図太くなっていきました(笑)twitterで有名人のつぶやきを見ても「なんだ、この人も意外と普通なんだな〜」って思います。結局のところ自分で作り上げたイメージが枷になっていて、いろんな人を知ることで枷は弱くなっていくんじゃないかな。

たとえ隣の芝生が青く見えても、きっと相手も同じ事思っている。そう考えるようになって気が楽になった感覚は、今でも強く覚えています。というわけで僕も、何かにつけてそんなに自信があるわけではありません。悩みとコンプレックスだらけです。

次回「実は自信なんてない、こともない」ご期待下さい。

Date: 12/11/17 

湯葉屋店員(50代女性)は一発で見抜く

autumn jewel|永源寺

来月に結婚する友達からも撮影を頼まれました。きっと撮り納め。失礼を承知で言えば、その辺のカメラマンより日々カメラに絡んでる気がします。そのせいか最近デザイナーというイメージがめっきり薄くなったような(たぶん)。

と思っていたら、少し前に起こったこんな出来事。「お兄さん、デザイナーさん?」。街を散策していた時、ふらっと入った湯葉屋の店員さん(50代女性)にそう聞かれました。こんなこと、滅多にない。大半は「カメラ関係のお仕事?」。それもそのはず、一眼レフをぶら下げているんだから。

もちろん「オッス!オラ、デザイナー!」と書かれたシャツを着ているわけでもなく。気になって「どうして分かったんです?!」と尋ねたら、息子さんが似たような仕事をしているんだそう。僕と空気感がすごく似ていたんだそう。そうですそうですそうなんです!僕はデザイナーなんです!毎日ブログを書いてカメラをぶら下げてるデザイナーなんです。

次回「いきものがっかり」ご期待下さい。

Date: 12/11/16 

ゆうあい生き活きサロン

ゆうあい生き活きサロン|友愛診療所

友愛診療所さま主催の「ゆうあい生き活きサロン」に行ってきました。「健康な暮らしのお手伝い」をテーマに、病気のことや食事について触れる90分。今回は撮影を担当。

ゆうあい生き活きサロン|友愛診療所

まずは中村院長による「おなかの話」。胃や十二指腸潰瘍、ピロリ菌について。僕もストレスで十二指腸が弱ることがあるので勉強になりました。あと時期的にインフルエンザについても。講演後の質問タイムでは、ご年配の方も多く、長生きのための現実的な質問が続いていました。

ゆうあい生き活きサロン|友愛診療所

その後はティータイム。参加して下さった方にコーヒーや紅茶、手づくりクッキーなどが振る舞われました。それにしてもグリーンスムージーの人気たるや。興味津々とはまさにこのこと。すっかり定着した印象。

ゆうあい生き活きサロン|友愛診療所

最後はスタンダードジャズのライブ。講演〜ライブまで、すべて同じ場所で行われています。すごい。人が集まれる場所が診療所内にあるって、すごくいいなぁと思いました。ぜひAMATAにも欲しい(本音)。このサロンは今後も定期的に開催され、地域の方との交流の場として活用されます。友愛診療所のWebサイト→

次回「AMATAの甘尼サロン」ご期待下さい。

Date: 12/11/15 

今年の紅葉は特に見応えあるらしい

autumn jewel|永源寺

急激な冷え込みの影響で、今年の紅葉は特に見応えがあるらしい。確かにそう思います。ちょっとした並木でも、すごく美しい。「もう師走って言ってもいいんじゃないの?」なこの時期は、ココロの栄養をたっぷり蓄えないと乗り切ることができません。

大好きな紅葉をたくさん観て、写真を通じて周りの人にも感動をお裾分けしながら、一緒に乗り切っていきまっしょい、という気分です。そんな気分。写真は滋賀県の永源寺。見事に見頃です。

次回「今年の客はよく柿食う客らしい」ご期待下さい。

Date: 12/11/14 

澤居龍介 絵画展

澤居龍介 絵画展

滋賀県・瀬田にあるギャラリー唐橋にて開催中の「澤居龍介 絵画展」へ。

僕には応援している画家が一人います。その子は以前、Webデザイナーを志願してAMATAに面接に来てくれました。けれど、持参してくれたポートフォリオの中にあった何枚かの絵があまりに魅力的で「デザイナーになんてならずに画家目指しなよ」と言って断りました。現在はNYで絵を勉強中。その子の師匠にあたるのが、この澤居龍介氏。興味がないワケがありません。氏は2007年、残念ながら膵臓がんで他界されています。それも51歳という若さで。

澤居龍介 絵画展

すべての作品から強いエネルギーを感じました。たとえば色鮮やかな作品は「ただ明るい絵」というわけではなく、かといって暗くもない。重いテーマかというと、そういうわけでもない。何とも形容しがたい。一枚の作品の中にたくさんの要素が詰まっているけど、作品それ自体に意味なんて無くて、そこから発するエネルギーのようなものだけが抽出されて観る側に伝わるような、そんな印象。メッセージではなくて、エネルギー。温かくも冷たくもない、不思議なエネルギー。うまく伝えられません。お近くの方はぜひ会場で感じて下さい。感情のままに描いているようにも思えて、実は緻密に設計されたものなんだそう。細部にまでこだわった描き込みや絶妙な色使いなど、一見の価値があります。

澤居龍介 絵画展

会場に展示してある作品の他に、氏が晩年に描いた作品もここで観ることができます。僕が最も心を動かされた一枚のA4用紙。この一枚に氏の人生が集約されていました。お会いしたこともない方の人生を垣間見ました。11月25日(日)まで。水曜休廊。

ギャラリー唐橋
滋賀県大津市唐橋町23−3


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Date: 12/11/12 

商売なんて

灯しびとの集い|大仙公園

欲しい人がいて、売る人がいる。それを見合ったお金と交換する。商売なんて、基本はそんなもんです。お金を払わされる・絞られるような感覚を覚えてしまう商売は、果たして商売と言えるのか。想い描いたイメージは、きっとそんなもんじゃないはず。

なるべく疑わなくていい商売を目指します。世の中いろいろややこしくなり過ぎて、ややこしいの極みに達しているように感じます。

次回「博多薬丸・大吉」ご期待下さい。

Date: 12/11/10 

ゼロから

灯しびとの集い|大仙公園

このブログに比べるとアクセス数の劣る「デザインの記憶」と「おいしいごはん」。始めて間もないのもありますが、ゼロから積み上げていく感じはやっぱり楽しい。同時に懐かしい。今でこそ当たり前のように、たくさんの方に読んでもらえるようになったこのブログ。でも最初は1ケタなんて当たり前。なんでこんなに増えたんだろ?それはきっと基博のおかげ(本当にありがとう)。それと地道に続けたおかげ。

ぼちぼち始めるもうひとつの新しいブログ。お馴染み「すずきの姉さん」にさっき題字をお願いしたところ。どんな風になるか楽しみ。短い時間でニュアンスを理解してもらえる関係ってすごくありがたい。さっすが姉さん話が早い!ってな具合に。

次回「住むぞ都!絶賛発売中!」ご期待下さい。

↓絶賛発売中!

Date: 12/11/09 

ぼちぼちでんな

灯しびとの集い|大仙公園

この頃は15件ほどの仕事が同時進行していて、ご存じのように新規依頼をすべてお断りしている、そんな状況。言いたくはありませんが、忙しい。なので「儲かって仕方ないでしょう?」なんて冗談半分に言われますが、思われているほどは儲かっていません。仕事をした分だけお金をいただいている、そんな感じです。

AMATAは週休2日。それに祝日も休み。さらにスタッフは99%残業なし。これで大儲けできるほど僕に経営のセンスなんてありません。品質をなるべく落とさないように、3人でできる分の仕事を淡々と続けています(それを軽く越えてしまい多方面でご迷惑をおかけしています)。

独立の時に掲げた「アイス食べたくなったら躊躇せずハーゲンダッツ買えるくらい」儲ける。しかもコンビニでなくドラッグストアで。売り上げを上げる事自体はいいことだけど、効率的に収入を得る事で失う大切なものも分かっているし、今のところスタンスは変えていません。

次回「カツオの百たたき」ご期待下さい。

Date: 12/11/08 

レンズもろともご臨終(だったかも)

たちのぼる

一眼レフを持ち歩きすぎて、一眼レフにiPhoneと財布入れる収納場所が欲しくなっている今日この頃。カバン代わり。ずっとずっとコンパクトカメラ欲しいな〜と思っていたのに、しばらく持ち歩いたらそんな欲求も無くなりました。一緒にいるって、こんなにいい事だったとは。

そんな“より生活に密着するようになった”愛機D300。まさに肌身離さず。そんな彼を2日前、車の上に置いたまま忘れそのまま1kmほど運転してしまい、一歩間違えればレンズもろともご臨終。自分でも呆れるうっかり加減。隣に乗っていたスタッフ・タッキーも大失笑。満点大失笑。もうそんな季節です。

次回「壊して壊してジャンケンポン!」ご期待下さい。

Date: 12/11/07 

bjリーグ観た。いろいろすごかった。

滋賀レイクスターズ

友達夫婦からのお誘いでbjリーグの試合を観てきました。b=バスケ。滋賀県のチーム「滋賀レイクスターズ」 VS 大分ヒートデビルズ。水と火の戦い。この距離でプロの試合を観るのは初めて。スポーツ観戦は近いに限ります。ありがとう。

それにしてもプロの試合ってすごい。身長や技術は当然として、印象的だったのはゲーム以外のこと。タイムアウトの度にハイテンションで登場するチアガール、試合前やハーフタイム中に行われるお客さん参加型のシュート大会。スポンサーの商品がもらえるイベント。そして試合終了後のファンとの交流(握手とかサインとか撮影とか)。リーグを盛り上げるための工夫がいっぱい。

プロチームが地域の支えで成り立っている事を実感しました。バスケの人気は野球やサッカーにまだまだ劣るけど、こういう地道な活動が未来に繋がっていくんだと思います。元バスケットマンとして影ながら応援します。

マグニー

マスコットのマグニー(琵琶湖固有種のビワコオオナマズが由来)。どこぞのキン肉星の王子がちらつきます。でもいい奴だった!

Date: 12/11/05 

無心

なぎさ公園にて

後ろに並んでいる介護の方のひとりが写真を撮っていたので、声をかけてカメラマンを買って出ました。せっかくだし全員で写って欲しかったから。

そのあと図々しく僕のカメラでも撮影させてもらったわけですが、この写真、すごく好きな一枚。ゆっくり被写体になっていただくわけにもいかないし、すばやく無心で撮りました。

これがもしモデルだったら、真ん中の隙間は埋めたはず。「もう少し寄って、詰めて」って。でもこの写真はこれでいい。作られていない感じが。ふわふわ〜と旅してそんな写真ばかり撮って集めたら、素敵なものになりそうな予感がプンプン。

石巻

石巻に行った時のこの写真も無心だった。やっぱり好きな一枚。写真は楽しみ方がありすぎて、きっと死んでも飽きない。飽きる暇がない。

Date: 12/11/02 

Dear Mr.Tomorrow

灯しびとの集い|大仙公園

ハロウィンに対する印象は「海外文化をそのまま輸入して、日本人の味覚に合うかどうかは抜きにしてとりあえず食べている」。そんな感じ。ルーツさえろくに知らないけど、この先HIPHOPみたいに根付いていくのかな。そんな事はちっちゃい子が決めればいいか。いや大人が決めるか(たぶん)。

基博のニューシングル「Dear Mr.Tomorrow」昨日から発売中です。もう誰もが忘れた頃に「秦基博を応援する会」関西支部長としての仕事をしてみました。久しぶりすぎて申し訳なさすら感じます。何度か聴きましたが、長く愛せる曲になりそうです。

次回「青い鱗」ご期待下さい。

Date: 12/11/01 

Brilliant Night WEST Vol.9

Brilliant Night WEST vol.6

alttypeが主催するダブルダッチイベント、Brilliant Night WEST Vol.9へ(写真はvol.6の時のもの)。もう4〜5回は観てるけど、今まで観させてもらった中で今回がいちばん面白かった。構成を変えたり、新しい試みを増やしたり、回を重ねるごとに改善されています。

iPhoneじゃないけれど、改善するのって「言うは易く行うは難し」で、本当に難しい。それをしっかり継続している、関西ではもう9回も続けているalttypeにはいつも感心させられます。イベントを生き物のように成長させるのは、本当に難しい。小手先では絶対うまくいかないから、難しいんです。

ダッチャーのレベルも年々上がってるし、なんでか定期的に観たくなるんですよね、ダブルダッチ。まだまだシーンが拡がっている最中で、つまりまだ完成されていなくて、その過程が垣間見えるのは本当におもしろい。はやくオリンピック種目になってくれないかなーと勝手に楽しみにしています。

次回「たふるたっち」ご期待下さい。

Date: 12/10/31 

灯しびとの集い

灯しびとの集い|大仙公園

堺クラフトフェア『灯しびとの集い』に行ってきました。

ものすごく平たく言えば、日本全国から手づくり作家さんが一同に集まって販売を行うもの。陶器・漆器・ガラス・染織・その他工芸品などジャンルは多種多様。あいにくの雨で地面こそぬかるんでいたけど会場の雰囲気がとても良く、眺めているだけでも楽しい催し。作品も手に取りやすく、ここぞとばかりにペタペタ触ってきました。視覚と触覚が研ぎ澄まされる空間。印象に残った素材は「和紙」と「すず」。

NAKAYAMA COFFEE

主に味覚と嗅覚を担当する飲食ブースも。写真は“焙煎ヒゲ野郎”中山修也(左から2番目)率いるNAKAYAMA COFFEE。彼に会いに行ったわけじゃないけど、催しに友達がいるって嬉しいもんです。賑わっていました。さすが。

何枚か会場風景を撮ったので、少しずつ載せていきます。NAKAYAMA COFFEのWebサイトではコーヒー豆の通販もできるようです。

次回「古本新喜劇」ご期待下さい。

Date: 12/10/29 

タイムマシン

One Flower

Webサイト制作の依頼をいただいた時は、初回の打ち合わせを録音するようにしています。印象的なことは覚えていても、お客さまにとってはとても大切な細かいこだわりや想いは、忘れてしまう事があるから。

昨日は、間もなく開業するフラワーコーディネーターさまとの打ち合わせを聴きながら寝ました(こんなこと滅多にしませんが)。この音声データは100%僕だけの資料。でもこれ、例えば5年経った時にお客さまにプレゼントしたら面白そう。5年も経てば、何かしら変化があります。その時に初心がぶれていないか、タイムマシンの役割を果たしてくれるかも知れない。

7周年の時にも書きましたが、経営のブレを自動補正してくれる機能なんてありません。誰も注意なんてしてくれません。唯一そんなことができるのは、僕たちデザイナーだけかも知れない。だとしたら、このサービスはとても有意義なものになる気がします(たぶん)。

次回「6匹ハムスター」ご期待下さい。

Date: 12/10/27 

居場所

青空ワイン

故障していたMacProが修理から帰ってきました。

思っていた以上に早いお帰り。ドラクエ3並びに行ったのに整理券配り終わってたくらいの早さ。これなら待てた。でもそれは結果論。もう新しい相棒と動き出しています。もう振り返ってはいられない。

そんなわけで居場所の無くなったMacProはシックスマンとしてこれから第2の人生を踏み出します。ファイルサーバという活かし方もあるけど、サイズがやや不相応。持て余しすぎる。制作環境だって厳しい世界なのです。

きっと人生最後の記念すべきデスクトップマシン。今までありがとう、MacPro。別れはあまりに急だったけど、大好きでした。

次回「君がYO!」ご期待下さい。

Date: 12/10/26 

いつかは壊れるものだから

心地よい風に出会う

前に書いた「大切なものはより近くに」以来、有言実行でカメラを持ち歩くようにしています。D300か、トイカメラ。

おかげで日常的に写真を撮る機会が増えました。今では持ち歩いてない時が落ち着かないほど。またもや中毒症状。でもカメラは中毒になるくらいがちょうどいい(たぶん)。撮ってこそのカメラ。撮れば撮るほど経験値も上がる。新しい発見もある。それに飽きない。これは本当にすごいこと。レンズごとに味わいもあるし。そろそろ新しいレンズ欲しいな〜。

その反面、いつでも気軽に撮れるようケースには仕舞わないので、ぶつけたりする確率も増えました。諸刃の剣というか。もちろん壊したくはありません。でも、たくさん撮って壊れるなら仕方ない。いつかは壊れるもの。いちいちケースに仕舞っては、「ケースから取り出す」その一手間が億劫へとつながります。つまるところ何かにつけてハイリスク・ハイリターンの選択をしています。

Date: 12/10/25 

MacBook Pro

MacBook Pro

メインマシンがMacBook Proになりました。13inch。

本格的に仕事でノートを使うのはこれが初めて。ついにこの日が来た、という感じ。デスクトップの時代は確実に終焉へ。すごいですね。愛用していたデスクトップマシンが壊れてしまったのは予想外で悲しくショッキングな出来事でしたが、おかげで軽さを手に入れました。

見た目だけの話ではありません。仕事場に籠もることなく「どこでも仕事ができる」という精神的な軽さ。自由が大好物の僕にとって、これは極めて革命的。ついつい気持ちが浮き立ちます。

とにもかくにも数日間ロクに仕事ができず、お客さまには大変ご迷惑をおかけしました。これから巻き返しますので、どうぞよろしくお願いします。

次回「MacBook Air直さなくて良かったんじゃない?なんて言わないよ絶対」ご期待下さい。

Date: 12/10/24 

おいしいごはん

おいしいごはん|ブログ

おいしいごはん」始めました。

お察しの通り、食べ物にテーマを絞ったブログ。ついに開けてしまったパンドラの箱。それにしてもさすが食べ物、ネタが尽きる気がしません。すでに「毎日何かしら食べてるんだな〜」と思い知りました。こちらも更新は不定期。

デザインの記憶」もそうですが、テーマが決まっていると書くのが本当にラク。不定期なのもありますが「何を書くか」で迷うことがない。自由に書いてるつもりのこのブログも、実は悩んでいたことを知る。

文章のトーンはまだ定まっていません。続けながら固めます。批評は不得手なのでほとんどしないつもり。食事にまつわるエピソードみたいな、そんなイメージ。なので「美味しいの?美味しくないの?」な情報にはあまり役立ちません。ごめんなさい。

それよりも、パソコンでアクセスした時の幸せな雰囲気だけは大切にしたい。スマートフォン用に最適化していますが、できれば大きなディスプレイでも見て欲しいです。

次回「おしゃべりブログ野郎」ご期待下さい。

Date: 12/10/22 

師匠とパイセン

Hard Disk Drive Quartet

今日はMacトラブルの解決に師匠が来てくれました。

今でこそMac関連のトラブルや相談で頼りにされることも少なくありません。だけど元々Macの仕組みなんて全くの素人。昔は興味さえなかった。それがここまでになれたのは、すべて師匠のおかげ。1から10まで教わった。

そんな師匠が弟子のピンチに駆けつけてくれた。忙しい人が貴重な時間を割いて助けてくれる。それがどれだけ嬉しいか。ひたすら感謝。本当にありがとうございました。

それと、今日は偶然パイセンも来てくれました。それもちょっとした笑いを取る、ただそれだけの理由で。こっちも感謝感謝。いい人ばっかり。

次回「入浴へ行きたいか!」ご期待下さい。

Date: 12/10/20 

そぞろ

Lunch Event at Lake Biwa

今日もほぼ一日Macの復旧作業。

お客様には本当にご迷惑をおかけしています。それに今日は写真の場所でランチ会に参加させていただきましたが、そんな状況につき気もそぞろ。でも天気は最高に良くて少し気が晴れました。

不便には違いないものの、前向きに考えると制作環境を見直すいい機会。5年後を見据えて考え直しています。一番はデータの扱い。5年前はどうだったか、今はどうか、そしてこれからどうなるか。

叶うなら場所を問わずスムースにデータを取り出せる仕組みが欲しい。社内のデータを丸ごとクラウド化。出張先でも仕事場にいるのと変わらない作業効率があればすごくいい。そうなるのはきっと時間の問題で、それが一体どのくらい先のことか、そしてその未来に向けて今どんな準備をしておくのが適正か…

ということを考えながらさっき走っていたら溝に右足突っ込んで付け根までズブ濡れ。ひととおり機械を壊した後はいよいよ自分自身を破壊する時期に移っています。

次回「テクマクマヤ婚」ご期待下さい。

Date: 12/10/20 

やっぱ次ここ来ますか

待ち焦がれる彩り

仕事場のMacが朝から突如不調に。

これを書いている今も復旧作業に追われています。この前の「MacBook Beer」は出費こそ痛かったけどネタにできる範疇。でも今回ばかりは洒落にならない。死活問題。文字通り「商売道具」なもので。幸いデータ全消失みたいな最悪の状態ではないにせよ、このままでは十分に商売が出来ない。

復旧作業は苦手じゃないのに今回は原因特定がさっぱり。六角精児さん演じる鑑識・米沢守に手伝って欲しい心境。ん〜、困った困った。

次回「こまどり姉妹」ご期待下さい。

Date: 12/10/18 

本を読む場所

Coffee Break

どこで本を読むか。

休日はなるべく外で読みたい。この季節なら河川敷とか公園とか本当の「外」でもいいけど、暑かったり寒かったりする時はやっぱりカフェや喫茶店で。でも、本を読むのに最適なお店は未だ見つからず。

うるさすぎるのは嫌だし、静かすぎるのも気を遣う。あと長時間座るから、ある程度クッションのいい椅子が望ましい。開放感も欲しい。お酒が置いてるとなおいい。もちろん近場がいい。なんていろいろ考えるけど、実は電車の中で読むのが一番好きです。本を読むためだけに電車に乗りたい。適度な揺れに適度なノイズ、そして適度な温度。そんな「台風の目」な場所があればぜひ教えて欲しいです。

次回「電車でドゥーン!」ご期待下さい。

Date: 12/10/17 

声をかける

Circle & Square

最近よく人に話しかけるようにしています。

ランニング中でも、見知らぬお婆ちゃんと目が合えば「こんにちは。」と声をかけたり、ある時はチュッパチャップスのガチャガチャに四苦八苦しているおばさまに「どうしました?」と声をかけたり。

一日一善ってワケじゃなく、見て見ぬふり、というより「思って思わぬふり」を少なくしたいだけ。後で「ああしとけば良かったな〜」と思いたくない。些細な事でもなるべく後悔したくない。そのためのちょっとしたトレーニング。

最初は勇気いるけど、慣れてきたら気持ちいい。ちょっとした旅行気分にもなれます。「え、誰?」と無視されることもあるけど、その時の凹んだ気持ちは、返事をしてくれた人へのさらなる感謝へと繋がります。

Date: 12/10/15 

AつMATA2012詳細

Cyan

AつMATAの詳細が決まりました。良かったら今年もご参加下さい。

ー日にち

12月8日(土)18:30〜

ーところ

GOODFOOD(滋賀県野洲)→食べログを見る

ー会費

おひとりさま3,800円(税込/飲み放題つき)

ー定員

25〜30人くらい(先着順)

ー募集締め切り

11月30日(金)の23:59まで

ーひとこと

どうぞお気軽にご参加下さい。お一人で参加される方もいます。『おしゃれな人ばかり集まってそうで私なんて・・』なんて声も耳にしますが、全くそんな事ありません。みんな普通の人たち。デザイナーの集まりでもありません。集まって食べて飲んで喋るだけの心地よいひとときです。

ー飲み放題について

飲み放題は2時間です。お酒の種類はリクエストあればなるべく応えたいので希望があれば事前&気軽にご連絡下さい。2時間を超えても追加(有料)はできます。融通効きます。

ー参加のご連絡

参加のご連絡は僕のメールアドレス(PCでもiPhoneでも)にお願いします。初めての方はこちらより参加の旨お伝え下さい。定員に限りがありますので、場合によっては泣く泣く参加をお断りさせていただく場合があります。その場合、このブログにて締め切りの告知を行います。また、行きたいけど予定が未定…という方もその旨ご連絡下さい。

ーここだけの話

毎年来てもらえるかどうかヒヤヒヤしてます。ぜひとも早めのご連絡を!

次回「KATSUMATA」ご期待下さい。

Date: 12/10/13 

デザインの記憶

デザインの記憶

デザインの仕事に特化したブログ「デザインの記憶」を公開しました。

今まで「何のくくりですか?」というホトちゃんの言葉を無視し、ノンジャンルで気の向くまま綴ってきたブログですが、そろそろ小分けにした方が、自分が持っているいくつかの性格を色濃く表現できると思っての決断。手始めにまず、仕事部分を切り離しました。

他にも仕事の履歴をササッと把握したい時の「カルテ」としても役立てます(完全に自分専用ですが)。どんな仕事をしたかは覚えていても、「いつ」までは把握しきれないのが現状。でも、この「いつ」はとっても大切な要素。その問題を解決するツールとしても効果を発揮してくれます(たぶん)。

「デザインの記憶」は不定期更新。でもこっちは引き続き毎日更新。ご心配なく。仕事ネタを封印して自ら首を絞めたんじゃないか心配ですが、この制限から生まれる何かは必ずあるので、それを楽しみにしています。

デザインの記憶

次回「メガネ負け」ご期待下さい。

Date: 12/10/12 

生きてる

夕暮れの空は拡がる

何てことないのに、嬉しい。

少し前の「影響」に載せた白いカエルの写真を見た友達が、facebookのメッセージにこんな写真を送ってくれました。もう何年も話していないのに。「同化してないカエル!白塗りの門に、チョコンと居たんだよ。」そんな言葉まで添えて。

同化してないカエル、それは写真の題名「同化するカエル」に対抗してのこと。その日の夜たまたま見つけたとしても、何となく覚えていてくれて、いちいち送りつけてくれるのが嬉しい。ふいに手紙をもらった時と同じ嬉しさがありました。昔の関係性がそのまま「生きてる」って感じ。

次回「死んでれら」ご期待下さい。

Date: 12/10/11 

さよなら腰痛プロジェクト

さよなら腰痛プロジェクト

爽快潔リビングさまの新しいWebコンテンツ「さよなら腰痛プロジェクト」を公開。

からだコンサルタントの川嶋先生と腰痛に悩む4名の方々が「腰痛は自分で治せます!」というテーマで対談を行っています。企画・撮影・デザイン、それに会話の編集を担当しました。文章長めですが、なるべく楽しく読みやすくテンポ良く仕上げました。腰痛に悩んでいない人も「フンフンなるほど〜」な内容です。ぜひ読んでみて下さい(苦労も報われます)。

日々「ほぼ日」を読みながら、対談形式の伝わりやすさにはずっと気になっていました。いつかどこかで使えないものかと。そんな長年の思いが今回やっと叶ったのはいいけれど、実際やってみると相当大変。いろいろありますが、特に2つ。

ひとつめは、内容に沿った写真を撮ること。文章にリンクしていないと、ちぐはぐで伝わらない。話の大筋は事前に分かっていたものの、現場で変わる部分もあるので終始気が抜けない。常に完成をイメージしながらの撮影。また、会話だけでは写真が単調になる恐れがあるので、前もって用意した小道具を多用してなるべく画面に変化を持たせています。

もうひとつは、文章の再編集。ひとまず録音した会話を文字に起こし、気持ちよく伝えるために編集を行っています。一番気を遣ったのは川嶋先生のキャラクターを殺さない言葉づかい。足しすぎると読みにくいし、引きすぎても特徴が出ない。大好物の作業ですが、ボリュームがボリュームだけに体力も気力も使いました。

でもでも、たくさんの人が関わる仕事はやっぱり楽しい。いろいろ大変でしたが、やり甲斐はありました。

次回「むかしむかしあるところてん」ご期待下さい。

Date: 12/10/10 

見守る

煌雲(きらめくも)

つい忘れがちになる視点。

少し前、のっぴきならない事情で捨て猫を保護することになり、電話とメールとSNSをフル活用して里親を探しました。とは言え命を預かるシビアな問題。いい返事はなかなかもらえない。そんな中、手を尽くしてくれた人も少なからずいて嬉しかった。分かりやすく力になってくれる人は、分かりやすく嬉しい。

運良く里親が見つかり、声をかけた人たちにその報告をすると、反応をもらえなかった人たちからもたくさん「良かった!」と反応があった。ちゃんと見守ってくれていたことが、とても嬉しかった。

僕の座右の銘は「やったもん勝ち」。やるか、やらないか。少し焦ってもいたし「手伝ってくれる人、くれない人」の両極端で考えていたけど、そのどちらでもない「見守る」という視点が抜け落ちていたことが今となっては恥ずかしい。猛省。

考えたら震災も同じ。被災地のために何かするのか、しないのか。だけじゃなくて、見守っている人だってたくさんいる。むしろそんな人の方が圧倒的に多いはずなのに。見えていないところがまだまだある。

それにしても、「見守る」。とてもいい言葉。

Date: 12/10/06 

影響

同化するカエル

スティーブ・ジョブズ一周忌。

この一年間「ジョブズがいたら〜・・・のに。」という類の言葉を嫌と言うほど目にした。長年Appleを愛している人からiPhoneをきっかけにその存在を知った人まで。僕には不思議な現象にしか見えなかった。ただ言いたいだけとしか思えなかった。

マンガ「美味しんぼ」に天ぷら屋の話があって、「実際に味は落ちてなくても、先代から二代目に変わっただけで味が落ちたように感じるもの。だから先代を超えることで、はじめて同じ土俵に立てるんだ。」という内容。Appleについても全く同じことなんだなと思った。ジョブズも含めて製品だったんだと。

一人の人間が与える影響は計り知れない。でもそれはジョブズに限った事じゃない。

Date: 12/10/05 

大切なものはより近くに

ダンボーに何があった

なるべく手の届くところに。

最近カメラを持ち歩くようにしています。撮る気が薄れてきたから、意識的に。レンズを小さいものに変えたり、ケースにだっていちいちしまわない。電源さえ入れればいつでも撮影できる状態に。

そうすると自然に撮影欲が高まり、積極的にカメラに触れるようになる。するとまた撮り出す。ひとりサブリミナル。他にも距離ってすごく大切で、より近いところにある方がいいみたい。「撮る前に取る」抵抗もしっかり減らす。大切なものは近くにあった方がいいのかな。そしたらこんな写真が撮れました(色温度は触っていますが)。レンズを変えて気分が変わったのも大きい。

次回「ダークな糸」ご期待下さい。

Date: 12/10/04 

てれる

同化するカマキリ

たくさんの方から7周年お祝いのコメントいただき、ありがとうございました。

「照れることから避けてきた」ことについてもいろいろ意見や感想をもらい、自白しておきながらも丸裸にされた気分。はっきり言って、恥ずかしい。チャック全開だった時の刹那的恥ずかしさなら耐えられても、これは極めて継続的なもの。

でも、気付いてしまったからには避け続けるわけにも行かないので、うにゃうにゃした変化(もがきとも言う)を楽しんでいただければと思います。どちらかと言うと上からの物言いが多い自分が、この分野では下どころか地面すれすれの場所にいます。まさに初心者丸出し。その状況もまた楽しい。照れるところを見極めて、しっかり照れようと思います。

そうこうしているうちに10月。今年もあと3ヶ月。ってことは、そろそろAつMATAの日取りも決めないと。今年でもう5回目。GOODFOODでの開催が恒例になったAつMATAも5歳。いつか年末の風物詩みたいな存在になると嬉しいです。

Date: 12/10/03 

7周年

アイアシェッケ|ドゥブルベ・ボレロ

AMATAは今日で7周年。

中途半端であまりピンと来ないけれど、嬉しいものは嬉しい。感慨に浸る間もないほど仕事に追われるも、ハッキリした「区切り」だけは感じる。長い道のりを走るには欠かせない区切り。

同じ日に入社したスタッフ2人とは周年もこれで4度目。当たり前のように続けてくれていて本当にありがたい。いい仕事をしてくれるとかそういうことよりも、続けてくれることに一番の感謝。今回は8年目にして初めて「全員で一緒にロウソクの火を消す」をやってみました。自分でやろうと言いいながらも、照れる。でも思った。これまでの人生、僕は照れることからずっと避けてきた気がする。そこに大切なものが眠ってる気がする。大きく欠けている何かに気付ける気もする。

どうして今、こうして続けていられるか。今日はその答えにブレがないか確認する日で、もしブレていれば軌道修正する日。勝手にブレを補正してくれる機能なんてないから、しっかり脇を締めないと。そう考えると会社って極めてアナログなんだなぁ。

というわけで今日から8年目。今日お仕事を依頼してくださっても次回無料券なんてプレゼントできませんが、どうか天一の日とバーターでもいいので覚えてやってください。今後とも末永いお付き合いをよろしくお願いします。

次回「安藤弱小」ご期待下さい。

Date: 12/10/01 

破壊神

屏風ヶ淵|滋賀県高島市

ものをよく壊す人らしい。

記憶に新しいところではビールをこぼしたMacBook Airや、iPhone5発表2時間前に前面ガラスを割った3GS。ブログでは未公表だった扇風機、それに買ったばかりのダイソンの掃除機。去年なんて友達夫婦の結婚式でカメラのレンズを2階から落とした前科もある。確かにそうかも知れない。そしてそれが僕の隙なのかも知れない。

そういえばルールや常識も壊したがる。こっちは自分なりに再構築する大前提があるけど、とにかく壊したがる人らしい。こう書くと、まるで危険人物みたいだ。

次回「絡むーチョ」ご期待下さい。

Date: 12/09/29 

一晩寝かせて

青空カフェ

イメージが固まらない時、少しでも関係ありそうな情報をなるべく集めてはパンク寸前まで頭に入れるようにしています。限界まで入ると自然に咀嚼作業が始まり、翌日には不要な情報だけがキレイさっぱり流れ落ちます。その結果、必要な情報だけを取り出すことができます。一連の流れでよく使います。一晩寝かせるのがポイント。

毎回うまくいくわけではありませんが、モヤモヤから脱出するきっかけにはとても効果的。

次回「AMATAクシー」ご期待下さい。

Date: 12/09/29 

キングオブコント2012(2)

かたいかめ

キングオブコントは後半から一気にドキドキワクワクするところがいい。1本目はのんびりネタを楽しんで、2本目から襟を正して観る感じ。ガラッと変わる空気。第1回から試行錯誤して、Mー1でもR−1でもない新しい仕組みが出来たなぁと感心しきり。嬉しい。

最初はダメでも長い目で見ればいい。アップル純正地図アプリだって長い目で見ればいいじゃん、不味いもの共有するのも楽しいけれど。今回は2本目のネタ。

トップリード、銀シャリ、夜更かしの会

だいたい1本目と言いたいこと同じなので省略します。ごめんなさい。

うしろシティ

カツアゲネタ。設定はベタだけど、やっぱりちゃんとおもしろい。フットボールに見えてくる感もハンパない。このブログを書きながら聴いている「モデルネタ」もそう。なんでだろ。

しずる

びっくり先生ネタ。一本目と同じ破壊力を期待したものの一転して安定感のあるネタ選び。チンポジの流れ?先生のびっくり加減がどこまで振り切れるかがこのネタの肝。なのに、盛り上がりに欠けるまま終了。うーん、残念。1本目が本当に好きだったから、ぜひとも優勝して欲しかった。来年またリベンジに期待。キングオブコントの笑い飯的ポジションも期待。

かもめんたる

作文ネタ。今度は一見まともな先生の設定。シュールのバランスが秀逸。小学生相手にドライすぎる対応。「オツカレする」という新しいフレーズ(笑)口には出さないまでも、こんなこと考える先生は案外いそうと思わせてしまうリアリティも見事(いないけど)。オチの「記憶をオツカレする」は若干「うまいことまとめているようでまとめきれてない」感あるけど、それでも全然おもしろい。オチなんて大切じゃない。ツッコミの槙尾くん、声が高いし店員役より子供役がしっくり見えました。別のコントも観てみたい。

さらば青春の光

痛いの痛いの飛んでいけネタ。「いたとん!」に尽きる。今までこう略した人いるのかな?このネタでも森田くんの演技が冴える。「この人会社であんまり役に立ってないんだろうなぁ感」すごい。もう最初の情景描写は省いていいくらい。微妙にしずるとネタがかぶってるのもおもしろい。なんと能力者が4人もいる大会(笑)準優勝でオードリー的に売れて欲しい。もっと露出の機会が増えて欲しい。

バイきんぐ

娘の帰省ネタ。Mー1的にネタの構成を2本とも揃えて、そのままの勢いで優勝。コントの賞レースとしてはちょっと暗黙の了解を破ってしまった感もあるけど「なんて日だ!!!」の破壊力に脱帽。徐々に盛り上げていったり、荒っぽく思えてきっちりまとめるのもすごい。せっかく優勝もしたことだし、とりあえず売れて欲しい。

コントは売れにくい気もするけど、それでもコントに情熱を注ぐ芸人はなんて素敵なことか。また来年を楽しみにします。

次回「タテの糸はAMATA」ご期待下さい。

Date: 12/09/27 

キングオブコント2012(1)

かたいかめ

ちょっと日が経ってしまいましたが、この間のキングオブコント2012の感想を。いつだってマイペース。まずは1本目から。

さらば青春の光

ぼったくりバーネタ。思いも寄らないところから裏切られて、そのまま気持ちよく裏切り続けてくれた。「あの伝票どんな表記になっとねん?!」という脳内ツッコミも楽しい(最後ぜんぜん首が動いてなかったし)。フット後藤と、さんまさんのマネをする原口をごちゃ混ぜにして油分を抜いた感じの森田くんの演技力が素晴らしい。冴えない感じがネタしっくりくる。値引きが3万じゃないプチ裏切りも良かった。昔に観て「おもろいのいる!」と思って以来だったけど、やっぱりおもしろかった。

銀シャリ

奥さんを嫁に下さいネタ。銀シャリ大好きですが、僕の中では“コントにあらず”。あれは話芸の範疇。極論おもしろければいいんですけど、ネタの中に「これは話芸じゃないかっ」のノイズが混じってどうしても気になってしまう。元々はコントのネタを漫才に作り替えたサンドウィッチマンはどちらでも成功しているけど、銀シャリの場合は良くも悪くも漫才寄りで同じようには行かないようで。世界観はきっちり出してきたけど、気持ちよく引き込まれなかった。残念。

トップリード

邪魔(?)ネタ。一貫したこのテーマ、どう見てよいやらちょっと困惑。心の距離が遠かった。うまくリズムに乗ればおもしろいはずなのに、噛み合ってなかった気もする。そのせいで観ているこっちまで緊張してしまう。最下位で酷評もされていますが、きっとおもしろいコンビのはず。このネタもあと10分観たかった。次回に期待。

かもめんたる

メガネ屋ネタ。前半はあまりのシュールさに困惑するも、ゆっくりと世界観に引き込まれていく。それが心地よくなる。舌ベロンの表情あたりから僕の中の何かがはじけた。観てはいけないものを観ている笑いとでも言うか、他にはない新しさを感じました。つかみ所は無いんだけど、ついつい後を引いてしまう。おもしろい。

うしろシティ

転校生(×2)ネタ。しっかり作り込んでいる。悪く言えば教科書通りな印象もあったけど、それだけに観やすく、それにしっかり面白い。何となく前回のラブレターズ的ポジション(学生服だからじゃなくて)。コンビ名「うしろシティ」はダウンタウンの影響だとか諸説あるようですが、このコンビの空気感はフットボールアワーに似てるなぁ。

しずる

アビリティーネタ。今大会最速の“つかみ”。すれ違うアレ。あれ良かったなぁ。あれは斬新。すごい。あれだけで一気に引きずり込まれて、あとはもう引きずり込まれるがまま。あの瞬間「あ、しずる優勝かも。」と思ってしまったほど。とにかく池田の表情(キャラ含め)面白すぎ。なんとなくマンガに出てきそうだけど一体誰参考やねん?とにかく最高にバカでした。

夜ふかしの会

ホームルームネタ。一分の隙もない、劇団らしいコント。計算されているぶん爆発もないのは賞レースとしては辛いところだけど、観ている側としては安定感が嬉しい。生の舞台で観たり、録画して2回目以降が面白いタイプのネタ。いぶし銀。

バイきんぐ

教習所ネタ。はじめ学校が舞台と思わせておいて一瞬で場面変換させるつかみ。これで一気に引きずり込まれる。小峠さんの大声も「なんかそういうの欲しかったのよ」な空気にフィットしたし、出番順にも恵まれた。彼ばっかりに目が行くところだけれど、相方の西村も演技力あり。さすがの芸歴。バランスがいい。よく聞けばどれも普通のツッコミなのに、いちいちしっくりくるし、怒鳴ることでこんなに笑えるんかい!なのも新鮮。抑揚があって大変おもしろうございました。満足感たっぷり。

次回「キングオブコント2050」ご期待下さい。

Date: 12/09/26 

キングオブコント2012(0)

おかえり double tone ver.

週末のキングオブコント2012がなかなかに面白く、感想を書きたい欲が沸々と。愛していたMー1が終わって以来お笑い評からは遠ざかっていたけど、久方ぶりにそんな気持ちになれたことは自分でも嬉しく、今日は仕事しながら脳の違う部分を使って湧き出る思いをバックグラウンド編集。で、いざ書こうとすると書きたいことが多すぎて、それが仇になって結局かけずじまいという情けない状況…

なんて日だ!!!

次回「水曜日こそ」ご期待下さい(本当に)。

Date: 12/09/24 

丁度いいのは嬉しいけれど

おかえり

丁度いい長さとよく言われる、このブログの文字量。昨日書いた「不便っていいね」の文字数は約800文字。原稿用紙ちょうど2枚。その前の「NOSHIRO」が約400文字。だいたいその範囲内で書いている気がします。

狙って丁度いい長さに落とし込んでいるわけでもなく、写真を選んでリサイズしてflickrにアップロード、文章を書いて更新。それを30分以内で済まそうとすると、自然とそのくらいのボリュームになっただけ。仕事の一環で書いてはいるものの「そんな事よりさっさと仕事しなはれ」な思いも同居しているためこれが限界。

そうこうしているうちに、そのペースに特化した筋肉がついてしまったので、長文を書く力はありません。短距離の選手とマラソンランナーでは必要な筋肉が違うように。書いてみたいなーとは常々思いつつも、なかなか時間も作れずじまい。

冒頭の「丁度いい」に話を戻すと、長文はそれだけで読む気を無くすことがあります。ブログなんて仕事を終えてから寝るまでの間に読んでくれる人が多いし(たぶん)、サラッと読めるのがいいのかも知れません。でも、よく出来た文章には、それが苦にならない力があります。文字量が増えてもさらりと読んでもらえるような、その領域はいつも目指しています。

次回「アメトク」ご期待下さい。

Date: 12/09/21 

不便っていいね

Heavens Cloud ver.3

この間「ときドキどきドキ」で書いたことは他にも当てはまって、例えばホテルの予約でも、ネットで検索して空室がゼロだったら、それでもう諦めてしまう場合があります。ホテルに電話して確認、んー、まぁそこまでは別にいいや、という具合に。他にも、本来なら面と向かって話さないといけないことも、メールで済ましてしまったり。つまりはコミュニケーションを省いたり、簡略化してしまう。

この間、東京から京都に遊びに来てくれた友達と一緒に飲んでいた時に飛び出した名言をひとつ。一人旅の途中でiPhoneのバッテリーが切れてしまい、たいそう困った、と。でも「切れてからの時間が一番面白かった。」って。めちゃくちゃ分かる。僕にも経験があって、ものすごく的を得た一言。てのひらサイズのコンピュータは安心と便利をくれるけど、同時にコミュニケーションの機会を奪ってしまうこともある。それに気付いてはいるけど、ついつい頼ってしまう。怖いくらいに便利ですからね、本当に。自由を与えてくれているように思えて、実はかえって縛られているような。

ランニングする時でも「Nike+」という、ルートや走行ペースを記録してくれるアプリが便利ですが、iPhoneを身につけて走ることがあたかも束縛されているように思えてやめました(その代わりiPod nanoで代用)。誰とも繋がっていない開放感は、時々必要なこと。

だから、例えば旅をする時なんかは、アプリを使わずに前もって時刻表をプリントアウトするとか、行きたい場所のアクセスを調べておくとか、その場でコンピュータに触れる機会をなるべく減らすように工夫したい。腕時計もそのひとつ。手間はかかるけど、その旅は記憶に残る。不便でも、記憶に残る方がいい。全部が全部そうするのは無理でも、自分で決めたことだけは不便を楽しみたいなーと思います。

次回「オリーブオイル乱用禁止のアイコンを考えよう」ご期待下さい。

Date: 12/09/20 

NOSHIRO

Pure Shooter

あの田臥勇太を輩出したインターハイ常連校であり、あのスラムダンク「山王工業」のモデルにもなった能代工業高校。その能代工高が近所の体育館で遠征試合、となれば観るしかない。この間の連休のこと。他にも京北(東京)、福岡選抜、ホームである滋賀県からは光泉高校、そして滋賀選抜。計5チームが2日間にわたって総当たり。

能代に限らず他のチームもメチャクチャ強いし、全体的に相当レベル高い。おもしろくって気がつけば丸一日ゲーム観てました。計4試合。それもレベルが高いからこそ。プレーに余計なノイズが少なくて見やすいし、飽きない。ほとんどが好ゲーム。観ているうちに17年前のあの頃にタイムスリップしかけたけど、あまりの実力差に立ち直れなくなりそうで自ら中断。あくまで「選手とは歳が2倍違う大人が観ている」なスタンスで楽しみました。バスケがしたくなりました。

あとこのクッションがたいそう活躍してくれました。こういう会場のベンチは固いから。

次回「どうした!?浜松町」ご期待下さい。

Date: 12/09/19 

ときドキどきドキ

Heavens Cloud

2ヶ月前にURBAN RESEARCHで買ったばかりのパンツが早くも破れる。なんだか最近ツイてない。同じものが在庫で残っていないかネットであれこれ検索するも見つからず。季節も変わっていたので仕方ないか、と。でも、とてもお気に入りだったので簡単には引き下がれない。

めげずに最寄りの実店舗へ持ち込んで在庫を確認してもらったところ、すでに裏に下げていた在庫が見つかる。それもラスト1本。奇跡的にサイズも全く同じ。

…という、少し時期を過ぎた服が見つかっただけの単純な出来事ですが、ものすごく嬉しかった。それに、あるか無いか分からないものを探すのは、ドキドキして楽しい。ドキドキは、時々欲しい。ときどき。

次回「Tシャツの女豹」ご期待下さい。

Date: 12/09/15 

MacBook Beer

MacBook Air 11inch 64GB

iPhone5や新型iPod nanoなどを発表したばかりのAppleからノートパソコンの新製品が登場。その名も「MacBook Beer」。完成されたボディにビールを注ぎ、あえて有能性を省いた自虐的モデル。

iPhoneを傷つけただけでは飽き足らなかったのか、昨日はMacBook Airにビールをこぼしてしまう大失態。なんだろなぁ、このタイミング。いつもなら絶対しないのになぁ。あーあ。

これはまずいとすぐ電源を落としたのに、勝手に起動するわ正常に起動しきらないわの非常事態。写真の頃が懐かしい。とりあえずキーボードを180°ひっくり返して、いま全力で水分除去作業を行っています。次なる標的は商売道具のMacProあるいはiPad?普段お風呂に持ち込んでいるiPadも今晩だけは控えます(ハットトリックの予感がプンプンするので)。直るといいな。

安いものではないし、もちろん痛手は痛手。ただ、基本クラウドベースで使っていたので、データ復旧についての心配はほとんどなし。これだけは本当に助かった。なので特に焦りはなし(修理費以外は)。パソコンってこうあるべきだと思いました。精密機械にデータという財産を全部入れておくのは、あらためて危険。通帳を作らず手元に現金を置いておくようなもの。もっともらしいこと言っていますが、ノートパソコンの近くに飲み物置くのは控えます。さすがに反省。

次回「哀Pad」ご期待下さい。

Date: 12/09/14 

哀Phone(2)

傷だらけの林檎

iPhone5が発表されたところで、淡々とお気に入りの3GSを使い続ける。壊れてしまったその時が買い換えの時。そう思っていたのに昨日、駅のホームで落としてまた割りました。iPhone5発表のちょうど2時間前のこと。なんも言えねぇ。

iPhone 3GS

幸い前回よりはまだ傷も軽く、別れはもう少し先になりそう。余っていた保護フィルムで応急処置。感覚が麻痺してだんだんかすり傷のように思えてきました。

iPhone 3GS

そして背面。今回の傷ではなく、ずっと裸で使ってきたための生傷。3年前が懐かしい。それでも愛着たっぷり。いつ見ても完成されたフォルム。カバーなんてとんでもない。「金属疲労」という言葉みたいに、無機質な物質に有機性を感じられるようになってきただけに残念。やっぱりまだ使おうかな。

次回「哀Phone(3)」ご期待下さい。

Date: 12/09/13 

(本当なら)今度こそストロボ

油彩乃秋空

魅力的な人に出会ったり、素敵な場所に訪れたり、素晴らしいものに触れたり、美味しいものを食べたり、至福な時間を体験した時、自分も同じレベルの感動を提供できる存在でありたいと思います。また、それをうまく伝えられる人でありたいと思います。

次回「最強ロボット!ストロボ!」ご期待下さい。

Date: 12/09/12 

(本当なら)ストロボ

Heavens Cloud

小浜で一泊した帰り道で出会ったこの景色。あまりに神々しくて思わず天国を信じてしまいそうになる。運転中に見つけて思わずアドレナリン大放出。ボーッとしてた頭が一気に覚めました。いい景色だったな、本当に。

この日は午後から友達の結婚式。早く帰る必要があったのに、本能に素直に従った結果、やっぱり始まってしまう撮影会。この被写体はロケーションが命。できれば最初に見つけた有料道路の途中で撮りたかったけれど、さすがにそれは迷惑をかけすぎるので断念(危ないし)。でも今思えば迷惑かけてでも撮れば良かった。シャッターチャンスには時々リスクを擁します。迷惑かけられる覚悟も才能のひとつ。

ここ最近、文末に書いている「いたずら次回予告」。昔のアニメの予告にあった「ご期待下さい!」が気に入って、ただ使ってみたかったのが始まりですが、まじめな方々から「あれいつやるの?!」とお叱りをいただき、今日こそストロボの話をしようと思ったのに気がつけば光ではなく雲の話。ニアミス。ごめんなさい。

次回「今度こそストロボ」ご期待下さい。

Date: 12/09/10 

二次会|シェヘラザード

今日はこれから小浜へ。小浜でお馴染みの茶屋長三郎彌助さまとはまた違う案件の新しい仕事。まだ詳細はお伝えできませんが、とても有意義な仕事になりそうです。そして今夜もぬかりなく雨ですハハハ。茶屋長三郎彌助では、ただ今「敬老の日」の特集を行っています。ご用意がまだの方、良かったらどうぞ。

今回の案件にしても、最近はひとつのテーマを軸にした広がりを感じす。大きく言えば「日本の文化」。自分の考えの変化に応じて、仕事のカタチも変化する。その繰り返し。まるで合わせ鏡のよう。

次回「ストロボ」ご期待下さい。

Date: 12/09/08 

SWAP

二次会|シェヘラザード

この間の結婚式(二次会)でのジャグリング終わりたての図。この写真だけ見るとごく普通に終わった感じですが、実はそうじゃない。一緒に振り返ってみましょう。

二次会|シェヘラザード

はじめの頃のジャグリング。

二次会|シェヘラザード

自分の服を脱ぎながらのジャグリング。脱いだ服も一緒にジャグジャグ。

二次会|シェヘラザード

相手の服を受け取って、それを着ながらのジャグリング。もちろん一定のリズムを保ったまま。

二次会|シェヘラザード

そしてこの写真。二人の服が完全に入れ替わってる!これはすごい!もちろん会場は拍手喝采。あ〜、おもろい人いっぱい。それより何より動画撮れって話ですね。本当にすごかった。

次回「人付き合いが上手くなる5,000のコツ」ご期待下さい。

Date: 12/09/07 

ハイペース(2)

二次会|シェヘラザード

人との出会いもトランス状態。想像もつかない角度から生まれるご縁が増えています。どこでどう繋がるか、自分でもさっぱり把握できません。「何繋がり?」と言われても、一言で説明するには難しい道すじ。でも自分の想像の範囲内でまとまるより、その方がずっとワクワクします。

ただ出会いは増えても、あいさつだけの関係で終わることも少なくありません。そこで活躍してくれるのがfacebook。毎日続けているこのブログとの親和性も高く、無理なく自分の想いや考えを相手に伝えられます。尻すぼみに関係が終わってしまうことなく、継続してお互いが興味を持ち合える。おかげで、ついこの間も会いたかった横浜の方とお会いすることが出来ました。まさにfacebook様様。

そのfacebookではここ最近「飲んだ日本酒」をひたすら記録しています。先々の考えがあってそうしている訳ですが「最近日本酒ばっかり飲んでるね〜」と周りからよく言われます。まるでちょっとした呑兵衛のように。どうしたってイメージは極端に伝わってしまうもの。

次回「日本よ、これが英孝だ。」ご期待下さい。

Date: 12/09/06 

ハイペース

二次会|シェヘラザード

最近忙しいです。ちょっとしたトランス状態。Webサイトもしれっと無彩色モード。たくさんの方にご迷惑をおかけしています。すいません。ただ、やるべき事をひとつひとつやるしか方法がないので、ひたすらやり続けています。

この状態、あんまり褒められたものではないと思っていましたが、かえってこのくらいのペースがいいのかも、と最近は思います。お客さまの動きを見てそう感じました。

今、やることが多すぎてトランス状態になっている(ように見える)お客さま数社と関わりがあります。それを第三者的に見ると、スピードが感じられて良いのです。余計なおしゃべりする余裕もなく、高めの心拍数で走り続けることを余儀なくされる状態。他に目もくれない状況。

それを何年何十年と続けるのは無謀かも知れませんが、そういう時期は定期的に必要だと思うのです。もちろん精度を欠いては元も子もないので、ペースを上げながら品質を維持することが必要とされる時期。簡単に言えばレベルアップできる時。

マラソンで例えた時に、ジョギングペースでゆっくり走って結果を出せる会社なんて滅多にありません。自分の意志で全力疾走するのか、走らされるのかの違いこそありますが、そういう状況に身を置けることはありがたいと思います。思うことにします。

次回「部屋とYシャツと渡部(アンジャッシュ)」ご期待下さい。

Date: 12/09/05 

さまさま

結婚式|ヴェルサーレ

ウェルカムボードといいカメラマンといい、祝いの日の裏方にはこれまで本当にたくさん関わらせてもらっています。合わせると20件を越えるかも。でも、ウェルカムボードを頼まれることはきっともうないし、この先の撮影依頼も指で数えられるほど。

そう考えると寂しくもなるけど、晴れ舞台の記録を任されるのは本当に嬉しいもの。カメラなんて、僕が見たシーンを切り取っているわけで、全ての写真が「ぼくフィルター」を通じているもの。それが相手の一生の思い出写真として残ることを想像すると、とんでもなく名誉なこと。もちろんプレッシャーもゼロじゃない。でも任されたからには期待以上の結果を出したい。

ブログに写真を載せ続けなかったら、こんな機会はなかったかも知れない。あったとしても、もっともっと少なかったかも知れない。そう考えるとやっぱりブログ様様。継続は力です。

次回「北米か!」ご期待下さい。

Date: 12/09/03 

一日カメラマン

結婚式|ヴェルサーレ

きのうは友達の結婚式で一日カメラマン。撮影の合間にこっそりブログを更新するつもりが、あまりに忙しすぎてそんなヒマありませんでした。

考えてみれば挙式、披露宴、二次会すべてを撮影するのは初めてのこと。こりゃタイヘン。よく「写真を撮られると魂抜かれる」といいますが、魂が抜けるのはむしろこっちの方。最後はもうヘロヘロ。家に帰ってからの記憶はゼロ。

大変でしたが、とてもいい式でした。天候にも恵まれ、最後まで楽しんで撮影できました。これから確認と補正が待っています。ざっと700枚。はてさて。

Date: 12/09/02 

姿勢

ア・カペラ

今日はお昼から出勤。昨日の夜から何となくカラダに違和感を感じていて、案の定起きたら体がずしりと重い。だから寝てました。やることが増えれば増えるほど疲れのケアは難しい。でも寝ればたいてい回復します。

そんな今まさに「睡眠」についてのページを作っています。この夏も売れに売れた敷布団「FOUR SEASONS EX」を販売する、爽快潔リビングさまの新しいコンテンツ。敷布団を抜きにしても、腰痛に悩む方にはたいへん興味深い内容になっています。早く見て知ってもらいたい。いま急ピッチで進めています。普段の姿勢の大切さについても触れています。

姿勢。ランニングの本を読んでも、姿勢の大切さについて触れています。自分の体重を効率よく前に進むエネルギーに変えるための姿勢、足だけでなくカラダ全体で走るための姿勢、など。取り組む姿勢についてまでは強調されていませんでしたが、何でも「姿勢」って大切ですね。同じ事をやるにしても、姿勢ひとつでガラリと変わる。サプライズ中野さんもそう言っていました。

次回は「私をすき家に連れてって」ご期待下さい。

爽快潔リビングのFOUR SEASONS EXについて→

Date: 12/08/31 

すぐおいしい、すごくおいしい。でも

Crew Cool

きのう書いた文の中にある「インスタントは続くと飽きる」は我ながら言い得て妙。いろんなものごとに当てはまります。インスタントは手軽でいい。いいんです。すぐおいしい、すごくおいしい。でも続くと飽きてしまう。

わざわざ書くまでもないこの「当たり前の感情」を、当たり前のものとして認識しておく事って、すごく大切なんじゃないか。まだ自分でも咀嚼し切れていないけれど、本当に大切なんじゃないか。インスタントが主役になったら元も子もないでしょ、みたいな。

次回は「サプライズ中野って誰それ?!」ご期待下さい。

Date: 12/08/30 

やったるわい

冬空

ブログの写真を管理しているflickrには写真の上手い人がゴロゴロいます。見過ぎるとあっという間に自信を失う恐ろしい世界。よって、限られた人の写真しか見ることはしません。怖くてできません。

最近になって友人スガノがflickr始めました。すこぶるいい感じ。僕は主にスナップですが、スガノはスナップながらも作品的な匂いが強め。見てもらえれば理解してもらえると思います。被写体と「ちゃんと向き合っている」のが伝わります。そういうの好き。インスタントは続くと飽きる。もう10年以上の付き合いだというのに、こうして表現の場が増えるとまた新しい発見があって本当に楽しい。楽しいなぁ。

それになぜか、知ってる人の写真ならいくら見てもどん底に落ちる心配はありません。受けるのは純粋な刺激だけ。負けず嫌いに火がついて、また「やったるわい」という気持ちになるのです。

そんなスガノのflickr

次回は「驚愕!毛ガニにそんな活用法が?!」ご期待下さい。

Date: 12/08/29 

飲めなくてゴメンね

あかり坂

気を遣ってもらう機会の多さとはうらはらに、本人は別に気にしてないよランキングのBEST3に入る「飲めなくてゴメンね」

お酒を飲む人なら一度は言われた事のあるセリフ。99%運転が関わる時のこと。最近の話だと週末に披露宴の撮影を頼まれていて、そこへは車でしか行けない場所で、やっぱり「ゴメンね」と言われて。

でも、そんな状況で飲めなくても何とも思いません。「まー仕方ないし」くらい。お酒は大好きだけど、どうしても飲みたいワケじゃない。飲みながら撮影できたら言うことなし。でも無理なんだから仕方ない。他にも、例えばクルマでしか行けない料理屋があって、3〜4人で行こうかって話になれば、運転役を引き受けるのは全く問題なし。もちろんグビグビ飲んでくれてOK。2人きりの場合でも、遠慮なくどうぞ。そんなスタンス。

だから変に気を遣われると、かえって困ってしまうのです。

ただ、みんなでビール工場に見学!とか、ビアガーデンに!とか、そんな時はもちろん対象外。お酒を飲むことが主役の時はまったく事情が違う、ただそれだけです。他に楽しめる要素があれば一向に構いません。

次回は「ええっ!たったそれだけの工夫でこんなに美味しく!?」ご期待下さい。

Date: 12/08/27 

いわきダルマ

いわきダルマ

茶屋長三郎彌助さまのWebサイトにて「いわきダルマ」の販売を開始しています。名前にもあるように、福島県いわき市の伝統工芸。ハッパもくわえてなければ悪球打ちでもありません。生産はいわきダルマを作り続けて90年(すごい!)の歴史を持つ高橋工房さん。

いわきダルマ

かわいい。特に一番ちっさい子(ロリコンではありません)。太平洋をイメージして塗られた青(群青色)のおかげで印象がとても軽い。ギフトとしてはもちろん、個人用にインテリアとしてもいい感じ。手作りなのでひとつひとつ微妙に表情が違うのも味があっていい。

いわきダルマ

色もさることながら、一番の特徴はすでに両目が入っていること。「先が見通せるように」という願いを込めているんだそう。今の日本に一番欲しいもの。目を背けてばかりじゃ何も変わらないしね。ぽぽぽぽーん。

いわきダルマについて詳しく→

Date: 12/08/25 

ビタミーナ

鍋のお供にビタミーナ

今日は室内にこもって撮影。ほぼ丸一日。撮影はデスクワークみたく目に負担がかからないので、たまにはこんな日もありがたい。その代わり緊張と緩和の繰り返しで、終わった時にはどっと疲れが出ます。糸が切れる瞬間をはっきり感じます。使い終わったビーチボールみたいにしぼんでいく自分。

さてそんな撮影の合間に飲んでいた、“世界のKitchenから”シリーズの最新作「真っ赤な果実のビタミーナ」。初めて飲んだけど普段よく飲むニチレイのアセロラに瓜二つでびっくり。舌には自信がある方ですが、利きアセロラしたらこれは迷いそう。間違えてもれなく外人にどつかれそう。そんなわけでシリーズの中ではソルティ・ライチが一番好きです。今年もたくさんお世話になりました。

Date: 12/08/24 

気づき(2)

祭の記号

僕の部屋にはエアコンがありません。暑い日は扇風機だけが頼り。扇風機を冷凍庫で凍らせておけば、さらに涼しくておすすめ。ちょっとの工夫で信じられない涼しさ(冗談です)。

風がある日は比較的涼しい。そんな時は扇風機も必要ありません。その時気がついたのは、暑いから扇風機を使うんじゃなくて、厳密に言えば、風が足りていないからなんですね。それを人工的に補うのが扇風機という装置の役割。

これ、同じ意味のように思えて微妙に違います。「だから何なの?」と思う人もたくさんいると思いますし、無意識的には理解している事実かも知れませんが、肝心なこと。ものごとの本質を見抜いて言語化することは、僕のようなタイプのデザイナーが生きる上で必要不可欠な日常の訓練。本質がブレると、とんちんかんな仕事をしてしまうことだってあるし。地味だけど確実に活きる力。

Date: 12/08/23 

気づき

アドバルーン

アドバルーンが「アド(広告)」用のバルーンだと気がついたのは20代後半のこと。

そういう名前なんだと今まで信じて疑わなかった「アドバルーン」という言葉をもう一度疑ってみたら、まるで世紀の大発見をした時のような喜びと興奮がありました。毎日の生活に「気づき」があれば、なかなかに楽しいです。そして疑うべき対象はなかなかに多い世の中です。

Date: 12/08/22 

ニョソリーヌ

クロネコ

ニョソリ。

クロネコ

久しぶりやのう〜

クロネコ

おしゃ、ついてこんかーい

クロネコ

ニョソリニョソリ

クロネコ

ニョソニョソニョソリーヌ

クロネコ

おあ〜とうちゃーく

クロネコ

‎.o0(休み。。。)

旅の途中でネコと出会うしあわせ。「ワン・オブ・ザ・ベスト・しあわせ」。調子に乗って「ニャン・オブ」としたいところだけど伝わるようで伝わらないのでそこは普通に。

Date: 12/08/20 

水うちわ(×2)発売

水うちわ|KAWARA

デザインを担当した水うちわが本日より販売開始しました。まずは「KAWARA」。瓦屋根をモチーフに日本の風景をうちわに閉じ込めています。

水うちわ|KAWARA

拡大写真。派手に感じると思いますが、実物はとても品があります。ともすると子供っぽく見えそうな色が、和紙(雁皮紙)の透明感によって大人っぽささえ感じます。「Mr.Children」みたいな。よく分かりませんね。とにかく満足の仕上がり。無意識ですが、どこかAMATAっぽい配色。

水うちわ|KAWARA

パッケージのデザインには関わっていませんが、かっこいい。今回の特別デザインというわけでもなく、これは水うちわ共通のもの。

水うちわ|SUIDEN

続いて「SUIDEN」。こちらもKAWARA同様、田んぼをモチーフに日本の風景を閉じ込めたもの。どこまでも続く感じを出すため、タテの流れを作っています。

水うちわ|SUIDEN

拡大写真。3種類のドットだけで表現しています。SUIDENはKAWARAと違って面全体を塗らず、雁皮紙の風合いをそのまま活かしています。女の子にはこっちの方が好評。

水うちわ|SUIDEN

パッケージ。プレートが「UNTITLED」となっていますが、実際には「SUIDEN」と入ります。サンプルの時点ではまだ名前が決まっていなかったのです。

水うちわ「KAWARA(瓦)」
水うちわ「SUIDEN(水田)」

Date: 12/08/18 

かなざわ燈涼会(2)

人形|加波千晴

前回に引き続き、人形作家:加波千晴さんの作品をご紹介。会場はこんな雰囲気。

人形|加波千晴

ひな壇最上段(左)の女の子をアップで。

人形|加波千晴

河童。手や頭にはぬるりとした体液の表現が。細部へのこだわり。

人形|加波千晴

こちらは関節が動く人形たち。人形部分は部分ごとに型を起こし、着ている着物は、このサイズの人がいたらちゃんと着られるんだそう。裏話として、まず着物の構造を理解する必要があったので、それも大変だったそう。なんという・・・

人形|加波千晴

この子は何を思うのか。今にも喋り出しそう。

人形|加波千晴

ねこ。前回お見せしたものとは違い、クラシックなイメージ。

Date: 12/08/17 

かなざわ燈涼会

かなざわ燈涼会

今日から仕事再開です。公に休業のご案内をしませんでしたが、5日間ほどお休みをいただきました。とはいえ仕事が残っていたので、初日だけ日帰りで金沢へ。

かなざわ燈涼会

漆塗りヘルメットでお馴染み「加波次吉漆器店」の加波千晴さんは人形作家。ただ、輪島に住んでいるのでなかなか作品を観る機会がありません。
それが今回「かなざわ燈涼会(とうりょうえ)」という、ひがし茶屋街や主計町(かずえまち)茶屋街のある浅野川界隈で行われる催しで展示をされるということで行ってきました。

加波千晴|人形作家

千晴さんは僕と同い年で、二児の母。それなのに、手を抜く事を知らない(抜きたくない)人。そのせいか作品にも強い意志を感じました。「今にも動き出しそう」というより「何か言いたそう」な意志を。作家さんを知っていると作品にも奥行きを感じます。会場である町屋との相性もすごくいい。

加波千晴|人形作家

入り口で迎えてくれたウサギ(のフリをしたネコ)。かわいかった。おまけで作ったそうですが、その力の抜け加減ががかえって近寄りやすくて、ついつい「このシリーズもっと観たいです」という不躾(かも知れない)なお願いをしてしまいました。惹かれたんだから、仕方ないんです。

Date: 12/08/16 

はしわたし

パック紹介|梅山税理士法人

梅山税理士法人さまのWebサイトを一部変更しました。

ひとつは「パック紹介」ページ。4種類あるパックの違いをマンガで伝えます。また、どんなタイプの方が利用しているのかイメージしやすいように、マンガの主役をそれぞれ変えています。大まかな雰囲気をマンガで伝え、より具体的な流れを知りたい方は元々用意していたページへと誘導します。いきなり難しい内容を伝えずに、中間にマンガを置いて「橋渡し」できればという狙いです。マンガだけで事足りる方も想定しています。

無料相談|梅山税理士法人

もうひとつは橋渡しならぬ「箸渡し」。無料相談を利用された方にお箸をプレゼント。はい、そうです。このお箸はAMATAのお客さまである茶屋長三郎彌助さまの極細箸。かつてNHK「おはよう日本」でも紹介され、最近では女性誌「美的」にも紹介された大人気のお箸。それを税理士の会社が採用して下さるのも新鮮。

お客さまから別のお客さまへアイディアを提供する。これからもそんな企画を生み出せれば、もっと楽しくなりそうです。

Date: 12/08/10 

好きな場所は

群蝶蒔絵漆箱

お気に入りのお店がある日突然なくなっている。悲しいけれど、珍しくないこと。年を重ねて人脈も増えると、本当にいろいろ起こります。いい事も、悪い事も。

知らせを受けることなく閉店している場合がほとんどで、珍しくないのに受け入れるのはいつも難しい。それにそういう時は決まって足が遠のいているから、ちょっとした罪悪感さえあります。「行けて無くてごめんなさい。。。」みたいな。とても悔いの残る別れ。

自分が好きな場所は、自分で守らなきゃいけない場合もあるのかな。守るために行くわけじゃないけど、無くなって欲しくないからみんなで支え合う、みたいな。続ける事があまりに大変な今だから、そんな支え合いがより大切になるのかな。そう考えるとAMATAもたくさんの方々に支えられています。感謝感謝。でも恩返しはまだ、満足に出来ていません。

Date: 12/08/09 

浴衣

KYOTO SNAP

時期的に浴衣の女の子を見る機会が多くて嬉しいわけですが、年に1〜2回しか見られないのはとっても寂しい。だからこそ価値があるのかも知れませんが、もっと日常的になるといいのに。

そんな僕も和服とまでは行きませんが、洋服と和服の真ん中のような服が無いものか探しています。藍染めのTシャツとか墨文字のデザインとか、そういう解釈ではないです。生活に溶け込みながらも「日本の良きもの」を感じるような落としどころ。「麻」はかなり近いニュアンス(日本がルーツかは知りませんが)。34年ものあいだ試行錯誤を繰り返してきましたが、やっと自分のファッションの方向性が見えてきました。

日本人が日本を大切にしないと、誰も守ってくれないよ。2012年、夏。ぽぽぽぽーん。

Date: 12/08/08 

活きてる

五線譜

出会いにも養殖と天然みたいなものがある気がします。人の区別ではもちろんなく、あくまで「出会い」のこと。いつでも手に入る出会いと、そうでない出会い。その場から動かずに出会える人もいるし、待っているばかりでは絶対に出会えない人もいます(たとえば僕にとって雲の上の存在である井上雄彦さんなんて、待っているだけじゃ絶対お会いできる事はありません)。

この間のトークショーに呼んでいただいた時も、終わってから何人かの方が声をかけて下さり、facebookで繋がっています。これからどんなご縁になるかはまだ分からないけれど、きっかけが「活きてる」感覚はあって、それは僕にとって「天然」そのもの。念押ししますが、その方々が天然なわけでは絶対にありません(たぶん)。そんな出会いを絶やさない人生にあこがれます。

Date: 12/08/06 

変人扱い

滋賀県立近代美術館

オリンピックについて「無条件に日本人を応援できる感覚はありません。だって知らない人ですもん。」と言うと大抵は変人扱いされますが、僕の周りには同じ考えの人が多いので救われています。これについては「日本人だから」の一言で済ますことができない、つくづく不思議な生き物です。

Date: 12/08/04 

満足感

いわきダルマ

普段から「支払っていただいたお金以上の満足感を出す」ことを意識しています。

通販サイトのように「商品が売れる」という明白な満足感もあれば、名刺のように効果測定のしようがないものもあります。それでも同じように意識します。

たとえば名刺でも、モノとして気に入ってもらえた以外に「周りからの評判すごくいいです。」「渡すと必ずネタになるんです。」なんて二次的効果があれば、きっともっと気に入ってもらえる。そんな「所有する喜び」を提供する事も数ある満足感のひとつ。デザインと言えどもお買い物ですから、満足感と切り離すことはできません。

そこには難しい戦略や駆け引きなんて不要で、要るのは愚直さだけ。デザイナーとして「ひたすら良いものを」な気質もありますが、経営者として金額との兼ね合いもしっかり考えないと持続可能は難しいと思っています。その線引きのひとつが「お金以上の満足感」。わかりやすい。

Date: 12/08/03 

克服

御所|京都

東北行きのこぼれ話。

僕は偉そうなこと言うわりに行動力に欠けるところがあって、もっと言えば自分を守る所があって、そんな自分を変えたかったのも東北行きを決めた数ある理由のひとつ。関わりたくない事にこっそり蓋をするような、ずるい自分とはいい加減さよならしたくて。

たかだか一度の旅で克服できたとは思わないけど、意識が大きく大きく変わったのは事実。要所要所でその変化を感じます。あくまで感覚的なのだけれど。

そのおかげなのか何なのか、最近やたらとやる気があります。ここしばらく特にあります。仕事が楽しくてたまらんです。もうどうしようもないくらいに。そんな時はきっといい仕事をしているはず。

Date: 12/08/02 

友愛診療所|Webサイト

友愛診療所|Webサイト

京都は堀川御池にある友愛診療所さまのWebサイトを公開しています。基礎となる部分が出来上がり、今まさに情報を盛り込んでいる最中。お客さまと情報を共有しながら、じっくり作り込んでいくタイプの仕事。

以前にも何枚か写真をUPしましたが、Webサイトをご覧いただくと、従来の診療所とは一線を画した空間。ただ見栄えだけが新しいのではない、患者さんのことを考えた上での新しいアプローチ。初めて足を踏み入れた瞬間こそ面食らいましたが、すぐに「これでいいんじゃないか」と腑に落ちました。これからの新しいスタイルになると思います。

その反面、新しい価値観を伝えるのは一朝一夕には成しえない難しさがあります。その点をじっくり伝えていきながら、総合内科としての普遍性も余すことなく伝えるのがこの案件の最大のテーマだと考えています。加波次吉漆器店さまや爽快潔リビング、alttypeなど、なんだかそんなご縁が多いなと思う今日この頃。

腰痛予防にもなる爽快潔リビングの敷布団が快調に売れているようです。セミダブルもありますよ。

Date: 12/08/01 

水うちわのデザインを担当しました

ここ数年来、大人気が続く「水うちわ」。有り難いことに、デザインを担当する機会をいただきました。茶屋長三郎彌助さまとのコラボレーション。水うちわとしてすでに確立された「日本らしさ」を踏襲したものでなく、新しい世界観を、それも最小限の要素で生み出せないか、というやり甲斐あるお題。一度目のアイディア出しで見事大コケした後、二度目の正直で何とか汚名返上。完成したのがこちらの2種。

水うちわ|オリジナル

まずは「SUIDEN」。大きさの異なる3種類のドットだけで表現した水田。空から見た日本の風景をイメージ。

水うちわ|オリジナル

二つ目は「KAWARA」。文字通り瓦屋根のシルエット。骨を放射線に見立てた合わせ技で、日本の日の出をイメージ。

どちらも近日発売予定。各デザイン完全限定10本です。

Date: 12/07/30 

商店街

武蔵小山の風景

商店街をブラブラしながら眺める、それぞれのお店の努力や工夫。人を惹きつけるアイディアもそこら中に転がっています。もちろん自分の仕事に反映できる要素もいっぱい。

賑わっている商店街は、アイディアの宝庫どころか宝石箱。マニュアルやセミナーでは教えてくれない鮮度にも溢れています。アイディアや情熱を体で感じること。これ大切。相手は生身の人間。賑わっている商店街を知っていれば、ぜひ教えてください。いつか商店街巡りの旅もしてみたいなと本気で思っています。

Date: 12/07/28 

土用の丑の日ウナギの日

武蔵小山の風景

今日は土用の丑の日。でも、あろうことかウナギの値段は絶賛高騰中。

あくまで験を担ぐものだし、お財布に負担をかけてまでウナギを食べることはないと思いますけど、実際のところどんな結果になるんだろう。これだけ不況だ何だと言われても多い気がするなぁ、買う人。風習がないと寂しい気もするけど、臨機応変に対応することも同じくらい大切なこと。凝り固まったり、ただ習慣というだけで動くのは良くない。僕の恵方巻きのように、この日に懸けてる人もたくさんいるのかな。いるだろうなぁ〜

ちなみに茶屋長三郎彌助では「ウナギの代わりにすっぽんいかが?」なアプローチ。価格は安くはないけれど、ウナギ高いならそれもありです。とにかく無理する必要はないでしょう。熱中症で倒れている人も少なくないと聞きます。一回の食事だけじゃなく、長い目で見て夏を乗り越える食事や体調管理が欠かせません。

なんて書いてしまうと食べたくなるから厄介ですね、ウナギって。ぽぽぽぽーん。

Date: 12/07/27 

ナイショの夜

西麻布のお店

パーティーの後は別のお友達(と言わせて下さい野口さん)と食事。「あぁ〜いいお店だったな〜、と最後に思えるお店に連れて行って下さい!」という、ワガママ果汁100%な僕のお願いに真っ向から向き合って下さいました。感謝感謝。まだ出会って間もないけれど、時間なんて気にしない。強く惹かれ合うものがあればそんなの関係ない。

お店の入り口には打ち水の跡があり、店内に入る前から心遣いが美味しい。気になる料理は、絢爛豪華な美味しさではなく、体の内側からじんわりと味わいが広がる、そんな「地に足の付いた」味。あくまで素材を活かすことを徹底した上で一工夫あり、心を楽しませてもくれる。なんて贅沢。料理から生産者を大切にされていることがひしひしと伝わってくる。

そんなご主人ともすっかり意気投合して、ワイワイと素敵な夜を過ごしました。いろんな話をして、今思い出してもニンマリ出来る楽しい夜。人生で一番美味しいと感じた日本酒にも出会いました。勿体ないから場所はナイショ。まだナイショ。

そんな時いつも思う。人に恵まれている。恵まれすぎている。

Date: 12/07/26 

「住むぞ都!」パーティーレポート

「住むぞ都!」出版記念パーティー

パーティー会場は東京・武蔵小山にあるシェアオフィス「スタジオ4」。もちろんはじめて。開場の雰囲気はこんな感じ。所狭しとお客さんが。

「住むぞ都!」出版記念パーティー

取材で訪れた場所のお土産などがずらり。本と空間とをつなぐ、とても気の利いた演出。宮崎マンゴー美味しかったなぁ。あと後ろの方、面白かったなぁ。

「住むぞ都!」出版記念パーティー

飲み物も。「吉平のひやしあめ」を炭酸で割っていただきました。しみじみ美味。今見ると気になる「熊本のほうじ茶」。飲めば良かった(大後悔)。

「住むぞ都!」出版記念パーティー

日本酒や梅酒も。もちろんいただきました(役割を終えてから)。真ん中の「あきとら 夏純吟」。美味美味。

「住むぞ都!」出版記念パーティー

トークショーの雰囲気。トークショーは1回目が僕で、2回目がこちらの岡田さん(愛媛県の内子町にお住まい)。今回、本と直接関わりのない僕がどうしてお話しさせてもらう流れになったかと言うと、「地方に移住しても仕事はどうなの?やっていけるの?」という疑問に対してのアンサー役として。「こうすればやっていけます。」なんて処方箋はもちろんありませんが、結果論として仕事を続けられている要素をいくつかお話しさせていただきました。独立当初の意気込みを数年ぶりに口に出したり、自分でも新鮮でした。

「住むぞ都!」出版記念パーティー

お客さんの様子。みなさん聞いて下さったみたいでありがたかった。でも、あんまりご期待に応えられなかったかな〜と思って反省してたら、褒めて下さる方も中にはいてくださってホッと一安心。芸人がよく言う「お客さんが温かかった」の意味を身にしみて感じました。

「住むぞ都!」出版記念パーティー

トークショー以外の時間ではサイン会も。

「住むぞ都!」出版記念パーティー

ひたすらサイン(というかイラスト)を描く鈴木さん。サイン会で終わってしまうんじゃないかと心配になるくらい、ひっきりなしに描き続けていました。

「住むぞ都!」出版記念パーティー

なんて低姿勢なイラストレーター(笑)お疲れさまでした。そして貴重な機会をありがとうございました。ホント貴重でした。何人かの方とお知り合いにもなれて、それも嬉しい。

↓ 住むぞ都!

Date: 12/07/25 

「住むぞ都!」出版記念パーティー

住むぞ都

初めてのトークショーも無事に終わりました。レポートは次回書きます。とにかく聞いて下さる方があったかくて本当に良かったです。あー楽しかった!

↓ 住むぞ都!

Date: 12/07/23 

手書き+活版印刷

名刺

友達から名刺を頼まれて提案した「手書き文字+活版印刷」。書家ではありませんが、自分の文字を「人と人とを繋ぐもの」として活用している彼女にぴったりのアイディア。それに活版の質感を加えて「おとな感」を演出。ずっと温めていたわけではないものの、依頼されるやいなや頭で考えるより先に出た提案。最近はこんな感じで進む仕事が多い。Don’t think.Feel!みたいな。

それだけでは今ひとつ物足りず、彼女の「人の懐へグイグイ入ってくる」勢いのような印象がすっぽり欠け落ちている。悪い意味で大人っぽい。何かもうひとクセ欲しい。そこでピーンと来たのが「わたくし」と「申します」。本来なら口から発するべきことばを、名刺に書きました。名前の前後に付け足しちゃいました。

見方によっては大いに悪ふざけ。でも言葉遣いは丁寧だし「まぁいいか」と。このアイディアは僕には不向きだけど、彼女には妙にしっくりくる。実際、彼女をよく知る人たちからの反応はとても良かった。人生振り切ってる人だから、名刺も振り切っていきまっしょいってことで。それにもし名刺がきっかけでトラブルが起こっても、それすら前向きに変えていける力がある(ような気がする)。

ただ、ここまで割り切ったデザインができるのも、普段からコミュニケーションを取っているおかげ。例えば新規にご依頼をいただいても、短期間でその域まで達することはまず無理です。ごく希に一瞬で意気投合できることもありますが、やっぱり日々のコミュニケーションの積み重ねが大切。末永いお付き合いを望みます。

Date: 12/07/21 

住むぞ都!

住むぞ都!|鈴木さちこ

このブログの題字でもおなじみ、すずきの姉さんの新著「住むぞ都!」絶賛発売中です。神社本、電車本の次はなんと「移住本」。東日本大震災の影響などで、移住を考えているけれどなかなか行動に移せない方々。そんな方達のために、すずきさん自身が実験台(?)となって日本の各地に“住んでみた”、リアルな情報がぎゅっと詰まったコミックエッセイ。

世の中のニーズに乗った単なる企画モノ?と思いきや、そんな薄っぺらい内容ではありません。いつものように、シンプルなイラストからは想像できない厚みのある情報。観光と暮らすことの違いを明確に分け、それぞれの土地に「しばらくの間」滞在しています。また、食生活では観光のように外食だけで済まさず、実際にその土地のスーパーで食材を調達し自ら料理するなど、できるかぎり生活者の視点に近づいてもいます。もちろん実際に住むことを想定しているので、不動産屋巡りだって外していません。

東北のまとめでも触れましたが、やっぱり観光と「暮らす」は違います。この本では観光の「浮かれ感」もしっかり伝えながら、「暮らす」ために必要な実質本意の情報にも触れてあり、すごくバランスがいいなぁと思いました。どっちの目線でも読めます。いつもそうだけど、読みやすい。

それによく考えたら、これって旅が好きな人なら誰でも持つ願望。

ひととおり観光地を回り終わったら、次は「その土地のことをもっと知りたい!住んでみたい!」って。でも、貴重な長期のお休みを、エンターテイメント性の少ない土地で過ごす選択肢を取る人は残念ながら少ない。でも、そうしたい願望は心の底に持っている。そんな「できたらいいな」の思いを、僕たちに代わって実現してくれています。だから、面白い。すずきの姉さんの本の中で、僕は断トツに好きです。

冒頭では移住の方を対象に〜なんて書きましたが、それは半分正解で半分間違い。純粋に旅が好きな方にとってもこの本はきっと楽しめます。訪れている場所は以下の7カ所。

  • ①高知県高知市
  • ②熊本県熊本市
  • ③岡山県倉敷市
  • ④愛媛県内子町
  • ⑤長野県上田市
  • ⑥宮崎県日向市
  • ⑦北海道札幌市

ちなみに滋賀県も掲載したかったそうですが、締め切りの都合で実現せずだそうです(残念)。その代わりと言っては何ですが、お呼ばれしている出版記念パーティーでトークショーの時間をいただいたので、滋賀県について少し語ってこようと思います。姉さん自身のブログで少し中身が見られますよ。

Date: 12/07/20 

たむら歯科クリニック

たむら歯科クリニック|Webサイト

今月2日に開院された「たむら歯科クリニック」さまのWebサイトを担当させていただきました。場所は滋賀県守山の駅前。設計を担当した知人から紹介してもらったのがきっかけ。不思議と歯医者さんとは縁があります。かれこれ4件目。

ページ数が少ないと淡泊な印象にもなりかねないので、ページごとの情報を増やすことでその問題を解決。院長の人柄やクリニックの考え方を分かりやすく噛み砕きつつ、ビルの入り口や駐車場、駐輪場など、アクセス関連の情報には特に注意を払っています。

最近はアクセスマップをGoogleマップで済ますページも多く見かけますが、ほとんどの場合それでは不親切。徒歩、自転車、車など、想定される来院のケースに応じて情報をまとめています。「案内に手を抜かない」ことからも院長の人柄が伝われば、という淡い期待と狙い。ちなみに情報を細かく刻む考え方は、爽快潔リビングさまの「FOUR SEASONS EX」ページを作った時に学んだこと。

また、院長の人柄を伝えるため、あえて「隙」を作るアイディアも取り入れています。初めてお会いした時、口数こそ少ないものの、発する一言一言に強い意志を感じました。それに加えて、包み込むような優しさと誠実さも。

この印象をどうにかサイト上でも伝えたいと思ってカタチにしたのが、撮影のオフショットを載せた「ちょっとだけメイキング」や、任意に考えた質問に答えていただく「10の質問」。この2つの「どこかホッとする」空気感に、丁寧に掘り下げた情報、それをぬくもりや優しさを感じられるビジュアルでくるんで出来上がり。

今回はモデルとしても出演しています。別の用事で伺った時にカメラマンに捕まってしまい、気がつけば診療台に座っていました。そんなわけで写真は僕が撮影したものとそうでないものが混じっています。分かる方には、分かるかも。

Date: 12/07/19 

群れて強いとするその構図

ホタル

僕の暮らす滋賀県で取り上げられている「いじめ」についての情報を見るたび思い出すのは、僕も小学校の頃いじめられていた時期があったこと。朝礼で校長先生が直々に言及して下さったことさえあります(その日は雨で、確か教室のテレビでそれを他人事のように聞いていました)。

僕の場合は、大して強くもない人間同士が集まって「強い」となる謎の構図に腹が立っていて、逃げたいという気持ちはありませんでした。むしろその「多勢に無勢な状況」を、どうしたら無勢じゃなくなるかな、とか、その方向性でばかり考えていました。授業中にいきなり襲いかかるとか、夜中に自宅に乗り込むとか。まぁ、ロクな事考えませんね。それもそのはず、ロクな状況でなかったので。それは仕方ないんです(実行はしていません)。

結局、最後にぼくを救ってくれたのは「笑い」。一度でも「こいつおもしれーじゃん」となると、今までの状況が嘘のように一変します。今でも芸人が大好きなのは、根っこにこんな歴史があったからかも知れません。

なので僕は「いじめは良くない」という感覚はそれほどなく、「群れて強いとするその構図」が嫌いです。

Date: 12/07/18 

あまたんど

ホタル

久しぶりに普段通りのAMATA BLOG、じゃなかったamataando.jp。今日も誰かの悪口と下ネタ全開の内容でお届けします(ウソです)。でも普段のトーンを忘れたのは本当。

「amataando.jp」って口に出しづらいから、そろそろこのブログにも名前が欲しい。一度だけ「あまたんど」って略されたのが妙に焼き付いています。原型こそ崩れてなんのこっちゃ分からないのに、後を引くような強さがある。「あまたんど!どや!文句あっか!」みたいな。あまたんど。たんどって、何だ。

東北のレポート書いている間にもいろいろ出来事はあって、まずはホタル。SWEETTYPEの中村さん(にーやん)が近所にある穴場を教えてくれて、二人で撮影会。穴場の名に恥じない見応え。とりあえず鑑賞→感動の安藤ホタルを堪能。自分が暮らす土地の豊かさを知る。「ホタルに好かれる土地」って、すごくすごくいい。逆に人間しか暮らせない場所って何なんだろうって思う。

生で見る光景があまりに美しいから、ずっと二人で「写真では伝わりませんなー」言い続けながら撮りました。肉眼に勝るものなし。ホタルは必ず現地で見て下さい。

Date: 12/07/14 

東北(28)〜まとめ 03〜

石巻

帰ってきてからというもの、ニュースの理解度が上がりました。今まで「ちゃんと知らなきゃ」という受け身の姿勢で聞いていたのが、「知ろう」という能動的な姿勢に変わったから。意識が変わると無理なく頭に入ります。それに、行ったことがある場所のニュースは、自然と耳を傾けます。

日常生活ではそれが一番の財産かも知れません。意識が変わること=スイッチが入ること。一度スイッチさえ入れてしまえば、そうそう変わることもありません。

現地に行く行かないは別にして、「忘れないこと」だけは強く言い続けたい。無関心になってしまうのは、本当に良くない。何を偉そうにと思われるかも知れませんが、それだけは言いたい。忘れてはいけない。何が正解かなんて誰も分からないことだけど、だからこそ「何が出来るか」考えて、できれば何かしら行動に移せるといい。その時その時で出来ることって変わってきますし。

最後に、かかったお金についても少し触れておきます。今回の旅(2泊3日)で使ったお金は、必要最低限の費用で約35,000円。内訳は行き帰りのバス代、ホテル代、現地での交通費(レンタカーと電車)。食費は個人差があるので含んでいません。ホテル代やレンタカーは、一人以上で行けば一人あたりの値段はもっと安くなります。夜行バスでほとんど眠れなかった苦い記憶以外は、無理のない費用だと感じました。

  • 夜行バス(京都〜仙台)・・・7,000円
  • ホテル・・・4,000円(素泊まり)×2泊
  • 夜行バス(仙台〜京都)・・・6,000円
  • レンタカー・・・4,000円×2日
  • ガソリン代・・・4,000円
  • 3日目の電車代・・・1,500円

これですべてのレポートを終わります。あらためて、読んでいただきありがとうございました。ここからまたコミュニケーションに繋がればと思いますので、感想・ご意見などいただけると嬉しいです。書きそびれたことがあれば思い出したように書きますが、明日からは従来のブログに戻ります・・・戻れるのかな。

Date: 12/07/14 

東北(27)〜まとめ 02〜

宮城県登米市

現実を見れば見るほど「で、僕に出来ることって何だろう?」と悩んでばかりでした。その答えを探しながら過ごしていたわけでもありませんが、やっぱり探してしまうのが同じ日本人としての性であり、本能です。今思えば現地に行こうと思ったのも、あれこれもっともらしい理由をつけず「日本人だから」の一言で良かったかもしれません。

こうして伝えることは、回り回って何かに影響するかも知れませんし、そうなればいいなという想いや期待は少なからずあります。でも、できれば変化球ではない、もっと真っ直ぐな何かが欲しい。自分の中で確かに納得できる何かが。

そのヒントになったのが、3日目に行った石巻で声をかけて下さった2人の方。仮設住宅で暮らす方と、石巻から30分の所で暮らす、僕に読みかけの本をくださった方。土地柄のせいかお二人とも人なつっこく、そのせいなのか現況のせいなのかは分かりませんが、とにかく話し相手を欲していたように感じました。僕は現地に対して何かしたいと思うし、もっと話を聞きたいとも思っています。向こうは向こうで、話し相手が欲しい(たぶん)。

それなら二人にまた会いに行く行動は「出来ることのひとつ」だと自然に結びつきました。「出来ること」なんて堅苦しいものでなく、面白かったから単純にまた会いたい気持ち。当時は仮設住宅に訪れる事は失礼だという気持ちでしたが、いい意味で事情は変わりました。

幸い、一人の方とは連絡先を交換していて、「次来る時は10日前に連絡して!」と言われています。このご縁を無駄にせず次回に繋げていけば、ボランティアともまた違う、自分なりの協力ができるような気がします。それに、被災地すべてを見て回ることはできません。同じ場所へ繰り返し足を運ぶ方が、きっと復興状況を感じやすい。だから石巻を自分にとっての出発点とし、少しずつ根を生やしていけば、そこからまた何かが生まれそうで楽しみです。

すべては全くの偶然ですが、行動しなければ何も得ることは出来ませんでした。その価値は、本当に大きいです(続きます)。

Date: 12/07/12 

東北(26)〜まとめ 01〜

仙台駅周辺

東北(といっても主に宮城ですが)に行ってまず感じたのは、「いいところだなぁ」ということ。

拠点にした仙台の街は栄えているし、少し離れたら豊かな自然にも出会える。古き良き日本もある。風景もいい。お水も美味しい、お米も美味しいとなれば、もれなくお酒も美味しい。もちろん魚も美味しいし、野菜だって美味しい。郷土料理やお土産もたっぷり。人柄もいい。温泉も多い(入れなかったけど)。あと牛タンも。

今まで日本のいろんな所に行ったけど、正直なところ東北はあまりピンときていなくて、今回のきっかけがなかったら、果たしてこの先も行っていたかどうか怪しい。先入観を変えることができて本当に良かった。蓋を開けてみて良かった。

ここに住みたいかどうか。

これは最近の旅で考えていることだけど、たとえいい観光地であっても、住めるかどうかは全く別の話。東北は自然に「住みたい!」と思いました。さっき書いた理由はもちろんのこと、感覚的にもかなりしっくりきたので。そんな土地だから、愛着が湧くのに時間はかかりませんでした。滞在中には「AMATA移転したらどうなるかな〜」なんて妄想もしました。

だからこそ、そんな愛すべき土地が被害に遭っている事実が、とても悲しくなりました。それだけでなく、いわゆる「風評被害」と呼ばれるものによって「とりあえず近づかない方がいいところ」になっていることも、とても残念でした。

とはいえ、現地ではほとんどの人がマスクをしていない中、滞在中の7割以上、僕はマスクを着用していました。果たしてマスクがどれほどの効果があるのかは知りません。でも、目に見えない恐怖はありました。それは行く前から確かにありました。

分からないから、怖い。

でも、たった数日の滞在でどうこう騒ぐことじゃないし、そんなに自分が過保護になる事情も理由も僕にはありません。このまま頭の中で自問自答を繰り返す日々を送るくらいなら、情報の詰まっている現地に行く方がよっぽど健康的だし、何より「前に進む」ことができます。勇気ある人たちに少しだけでも近づくことができます。デザインの仕事も同じで、答えのほぼ全ては現場で見つかります。それだけは分かっていたから。

それに、たとえそれがリスクだとしても、得られたものの方が遙かに多かった。何十、何百倍なんてものじゃない、もっともっと、それ以上のもの。本当に、計り知れない。

このまとめは数回に及びますが、僕が望むことは、現地に行った人も言っていない人も、問題をフラットに捉え、フラットに発言できる空気になること。

僕自身「現地に行くまでは、東日本大震災について決して軽はずみに語るまい」という意識を持ち続けていましたが、現地に行ける人もいれば、そう出来ない人や、行こうとは思わない人もいます。いろんな心境や事情、思いがあります。そこに優劣を持ち出すのではなくて、情報を得た人はそれをなるべく共有して、少しでも「フラットな」状態に近づけられればいいなと思っています。

そのための取り組みとして、ダイジェストではなく24回に分けて本編を余すことなくレポートし、点でも線でもなく、面として、ひとつの「かたまり」として記憶を疑似体験して欲しかった。現地に行くのが一番いい方法なのは間違いありませんが、それを言っても始まらないので、別のアプローチを考えた結果、この思いに至りました(続きます)。

Date: 12/07/11 

東北(25)〜まとめ 00〜

石巻駅

24回にも及ぶ本編のレポートが終わりました。すべて読んで下さった方、少しだけ読んで下さった方、本当にありがとうございます。自分の頭の中を整理するのにも役立ちましたが、やっぱり読んで下さる方がいるのは嬉しいです。この時ばかりはfacebookの「いいね!」が特に励みになりました。気持ちを共有してもらえたというか。

正直なところ、予想を遙かに超えるエネルギーが要りました。

当時の記憶を呼び起こしながら、なるべく細かいところまで詳細に伝えたい気持ちとはうらはらに、日に日に薄らいでいく当時の熱量や記憶。毎日書く前に、あの日あの時あの場所へタイムスリップしなければなりませんでした。デリケートな問題だけに、なるべく味付けもしたくなかったので、言葉選びにもいつも以上に時間がかかりました。観光部分以外は、まるで他人のレポートを見ているような着地点を目指しました。

次回からまた6月3〜5日に遡り、「帰ってきて、感じたこと。」を綴りたいと思います。まとめです。連載中にもいろんな人とお話したり、心境の変化や再整理できたこともあり、一番じっくり丁寧に書きたいところでもあるので、今回は申し訳ない気持ちもありながら、一息つかせていただきました。明日は定休日なのでちょうどいいタイミングかも知れません。

走り終えて少し気が抜けてしまいました。フー

Date: 12/07/10 

東北(24)〜石巻 10〜

石巻

お2人に別れと再会の約束を告げて、今度こそ石巻の駅へ。最後にまた少しだけ街のスナップを紹介します。

石巻

石ノ森漫画館も提携しているコインパーキング。だからここにもイラスト。このしつこいくらいの露出には終始圧巻。気持ちよく洗脳される感じ。「気持ちいいかどうか」はとっても大切な要素。気付いたら、じゃなくて、分かっていて受け入れるというか。

石巻

ロボコンも。オブジェひとつとっても、いちいちクオリティが高いのが好印象。

水島新司まんがストリート

新潟のそれと比べると一目瞭然。ディティールへのこだわりがまったく違う。予算の違いなのかなぁ。とにかく色が付いてる方が断然好み。

石巻

石巻の女子高生。時間があれば話したかったんだけどなー。ただ、この大人数を相手に話しかけられる勇気なんて持ち合わせているはずもなく。がんばれ自分。

石巻

残り時間わずかで駆け込むように立ち寄った、石巻立町復興ふれあい商店街。詳しくはこちらのページにて。

石巻

石巻

石巻

いいですね、この感じ。旅の写真はひとまずこれで終わります(でも、続きます)。

Date: 12/07/07 

東北(23)〜石巻 09〜

石巻

おじさんと喋っていると、さらにまた別の方が声をかけて下さいました。それがこの方。またしてもぶら下げていたカメラが一役買ってくれました。このカメラは一体どれだけ仕事すれば気が済(以下略)。

新おじさん:「おお〜、いいカメラ持ってんなぁ、何それ?」

僕:「何って、一眼レフカメラですよ?」

新おじさん:「そういうことじゃ無くて、なんていうやつ?」

僕:「あぁ、ニコンのD300です。」

新おじさん:「おお〜!高っかいやつやないか〜!」

僕:「そうなんですよ〜!頑張って買ったんですよ〜!」

こんなやりとりを終えた後、

新おじさん:「せっかく来てくれたし、何かあげるものないかな〜」

と、鞄の中を物色し始め、

新おじさん:「兄ちゃん、本読むか?」

僕:「はい、好きです。」

石巻

ということでこの2つをプレゼントして下さいました。赤川次郎の「決闘」、それに太陽生命保険の粗品。本は確実に読みかけでした。

急におもてなしを受けたものだから、何だか面食らってしまって。その後は、最初に声をかけて下さったおじさんと3人で道ばたに座ってさらに弾むトーク。

この方は、この辺りからは車で2〜30分離れたところで暮らしているらしく、詳しい素性は分からないものの、被災されたのは間違いない。そして人なつっこい。

新おじさん:「何で来たん?車か?いつまでおるん?」

新おじさん:「ヒマやったらこの辺り案内したるで、2日間にかけて。」

僕:「2デイズ!?ながっ!」

終始こんな感じ。そういえば最初の方も「何(の交通手段)で来た?」「いつまでおるの?」は聞いて下さった。そのテンションたるや、「隙あらば今夜は帰さないぞ!」と言わんばかり。あくまで推測の域ですが、やっぱりコミュニケーションに対する欲求が強い状況なのかなと思いました。確かに、あんまり人気(ひとけ)も無かったし。この日に限って電車で、そして最終日だったのが本当に悔やまれる。

和気あいあいとしたムードの中でも、おじさん同士「そっちは今どう?」と被害状況を確認し合ったり、石巻よりも被害が甚だしいところなどを教えて下さいました。それでも、明るいテンションで。こんな隙だらけの空気の中で言われた「希望と絶望の繰り返しや、毎日が。」の言葉は、今でも焼き付いて離れません。

山の神まんじゅうのエピソードが記憶に新しい小牛田でも、僕は逆に元気をもらった。そしてここ石巻でも、やっぱり元気をもらいました。今思い出しても変な感じなんだけど、3人で喋っている時間は、まるで親友と飲んでいるかのようなくつろいだ気分と、まだまだしゃべり続けたい気持ちでいっぱいでした。

この時、やっと見出したひとつの答え(続きます)。

Date: 12/07/06 

東北(22)〜石巻 08〜

石巻

帰りの電車の時間も迫り、来た道を駅に向かって歩いていた途中の出来事。

後ろから「写真撮ってきたんか〜?」と声をかけられました。それがこの方。またしてもぶら下げていたカメラが一役買ってくれました。このカメラは一体どれだけ仕事すれば気が済むのか。コンパクトカメラではそうはいかなかったはず。

聞けばこの方も、山へ行って写真を撮ってきたとのこと。バッグから一眼レフを取り出し、その日の収穫を僕に見せてくださいました。美しい緑の景色と、他にはなんと野生のリスやサルが写っていました。羨ましい。

「家に一人でおっても、ロクなこと考えんでのう」

会話の中から仮設住宅で暮らしている事を知り、ズシンと胸に響いたこの一言。ロクな事って、なんだろう。それ以上詮索はしませんでしたが、一眼レフカメラを持っているし、果たして今どんな暮らしをされているのか、正直なところ興味はありました。でも、この時はとにかく「話を聞こう」と心に決めて、楽しそうに写真の話をするのをただただ聞いていました(もちろん絶妙な相づちを打ちながら)。本当に楽しそうに話して下さいました。僕も楽しかった。

石巻

少し前に触れた、橋の上に住宅(一軒家)が丸ごと乗っかっていたエピソードを教えていただいたのは、この方。冗談でも何でもなく、当時はこの橋を渡るのに、乗っかった家の玄関を通り抜けないといけなかったそうです。一体どんな心境だったことか。想像に難い。

僕のような第三者から見ると、復興はまだまだと感じますが、被災当時と比べたら交通は機能しているし、ありがたいとも仰っていました。たった15分程度ですが、とても有意義なひととき(続きます)。

Date: 12/07/05 

東北(21)〜石巻 07〜

石巻

東北電力より震災復旧に伴う電柱設置のお願いとお知らせ

石巻

復旧作業をされていました。残念ながら作業中につき、声もかけられず。残念ながら。

石巻

生々しい傷。

石巻

唐突に現れたレンタサイクルのお店。でもこんなところに、どうして?

石巻

お店の名前は「その子どもサイクルぅ」。当時は何の事やらでしたが、調べてみるとこういうことでした。ここは「東助」という焼き鳥屋さんだったようです。

石巻

「みなと荘復活」の看板。正式には「石巻市総合福祉会館みなと荘」。良かった。人が集まる場になっているのかな(その割に、あまり人はいませんでしたが)。

石巻

歩道橋から望む湊小学校。1F部分はすべてベニヤで補修されています。

石巻

歩道橋から見下ろす国道398号線。道を挟んで左側は、右側と比べて被害が少ない。

石巻

道を挟んで左側の風景。おそらく人は住んでいます。でも、ところどころ被害はハッキリ残っています。

石巻

さっきまで登っていた歩道橋の中途半端なところに、青いサインを発見。

石巻

「東日本大震災 津波浸水深ここまで」。驚いて何も言えない。さっきまで上っていた高さと大差ありません。

石巻

だって、この高さ。まさにその現場にいるのに、被害の一部を目の当たりにしているのに、全く想像できませんでした(続きます)

Date: 12/07/04 

東北(20)〜石巻 06〜

石巻

この辺りは重機の姿もちらほら。

石巻

復旧作業で、重機に乗っていない人をちゃんと見たのは、そういえばこの日が初めてかも知れない。嬉しい。

石巻

ここにも重機が。

石巻

もちろん、手が付けられていないところもまだまだ多い。

石巻

立派な工場。だけど、かなりの被害を受けていました。

石巻

これまた珍しく、釣り人を発見。この近くの仮設住宅に住んでいる方かな。

石巻

遠くからずっと目立っていた、津波で打ち上げられたと思われる船。確か、動かすのにもたくさんのお金がいるんでしたよね。

石巻

静岡県下田市の「喜美丸」。静岡に戻る船だったということ?新聞やニュースでよく見た光景だけど、実際に生で見ると、それとはまた違った印象を受けました(続きます)。

Date: 12/07/02 

東北(19)〜石巻 05〜

石ノ森漫画館を後にして、近くにある湊小学校周辺を散策。

石巻

石巻

ぱっと見は外観を保っているものの、内部はひどい状態。

石巻

この建物の周りには、とても価値のありそうな美術品やアンティークカメラがそこら中に散らばっていました。

石巻

こちらも。人は住んでいません。

石巻

みなとタクシー。ボロボロのサイン。この高さまで津波が来たということ。

石巻

そこらじゅうで目にした光景。

石巻

かなりの情報を持った一枚。言葉で伝えるより何百倍の力を持っています。

石巻

そのそばで車は普通に走っています。

石巻

丸本組さん、がんばってください。僕もできることをやります(続きます)。

Date: 12/06/30 

東北(18)〜石巻 04〜

石巻

電柱に貼られていた「避難計画」。

石巻

拡大。最終手段まで記載されています。

石巻

水平を保つものが何一つありません。すべてが傾いています。Googleマップによると、ここには釣具屋や畳屋さんがあったようです。

石巻

この子たちの仲間は無事だったのかな。怒ってるのかな。

石巻

気を取り直して石ノ森美術館の入り口へ向かいます。

石巻

石ノ森漫画館のサイン、そして正義の味方も右足を負傷。痛々しいけれど、それでも任務を全うする姿はまるで弁慶の立ち往生のよう。

石巻

僕みたいな人がパラパラと。お互い話しかけるでもなく、それぞれ何かを確かめているような、要するに話しかけづらい空気。淡々と自分に課した任務だけを果たす。

石巻

全国から励ましのメッセージ。元々は割れたガラスを塞ぐベニヤ板だったのが、自然発生的にこうなったように思える。とにかくたくさんの人がここ石巻に来ている事実。

石巻

メッセージを拡大。中には地元の方のメッセージもありました。

石巻

大作もありました。プロ?そんな色のペンは無かったのに。とにかくすごいや(続きます)。

Date: 12/06/29 

東北(17)〜石巻 03〜

石ノ森漫画館の手前から、ぐるっと見渡した景色を写真に納めています。最後にはそれをひとつに繋げた写真も用意しています。

石巻

石巻

石巻

石巻

石巻

石巻

石巻

石巻

石巻

石巻

石巻

石巻

石巻

↓これがひとつに繋げた写真(クリックで拡大写真がご覧になれます)。

Date: 12/06/28 

東北(16)〜石巻 02〜

石ノ森漫画館を目指して歩きます。

石巻

時々見かけた移転営業の看板。どれもフォーマットは同じ。ひとつの会社が一括して請け負っているということでしょう。どうあれ営業再開しているのを見ると、ホッとします。前に進んでいる=生きている感じがする。

石巻

商店街には、日本全国から寄せられたメッセージに対する地元の方の返事が鯉に書かれ吊されていました。時間の都合でしっかり読めませんでしたが、コミュニケーションの力を感じました。

石巻

拡大。「私達の力だけでは何も出来ませんが…」「私達にできる事は何かさがして…」。地元の人も気持ちは同じなのかも知れない。

石巻

石巻

石巻

石巻

ここにもメッセージを見つけました。

石巻

拡大。こっちは県外からのメッセージ。励ましのニュアンスが強い。それぞれにできることはきっと違う。それぞれが考えること。考え続けること。でもそれはきっと、頭の中で堂々巡りさせることとは違う。

石巻

被災したところもまだまだ多いのに、交通量は普通に多い。1日目とも2日目ともまた違う感覚。一番リアリティのある空気。わずかにはしる戦慄。

石巻

でも大丈夫。心強い味方がいる。

石巻

この日は火曜日。歩いている人は決して多くはありませんでした。

石巻

すごい!あんなに硬い物質がグニャグニャに。このあとお会いした方の話によれば、津波から1週間ほどは、この橋の上に住宅(一軒家)がまるごと乗っかっていたそう。でも、信じられないとは思わず、「あぁ、そうでしたか」と素直に受け入れていました。

石巻

で、この橋の右手に見えますのが、石ノ森漫画館。とある惑星から来た侵略船に見えなくもない(続きます)。

Date: 12/06/27 

東北(15)〜石巻 01〜

石巻駅

やっと石巻へ到着。でも帰りの夜行バスの都合で石巻の滞在時間は3時間足らず。さて、何をしようか。

石巻駅

駅を降りるまでもなく、電車を降りた時点で早速石ノ森章太郎ワールドの洗礼。足蹴にされる仮面ライダー。「石巻=石ノ森漫画館」なのは何度か耳にしていたけど、まさかここからグイグイ来るとは予想外。

石巻駅

アカレンジャー発見!ゴレンジャイじゃないよ、ゴレンジャーの方。う〜ん、懐かしい。僕の好きなアオレンジャーは見当たらず。

石巻駅

改札へ向かう下り階段にて。これは、何のマンガか分からない・・・。

石巻駅

仮面ライダーとサイボーグ009のメンバー。左から島村ジョー(009)、フランソワーズ・アルヌール(003)、そしてイワン・ウイスキー(001)。

石巻駅

駅構内の喫茶店。ステンドグラス風のサイボーグ達。ここまですべて改札を出る前のできごと。すごい、密度すごい。この時点ですでにお腹いっぱい。

石巻駅

外にも誰かいた(でも誰かは分からない)。

石巻駅

ロボコン発見!

石巻駅

こんなところにジェット・リンクも!ごちそうさまでした!すごいや石巻(続きます)。

Date: 12/06/25 

東北(14)〜小牛田 03〜

小牛田駅周辺

山の神まんじゅう本舗(村上屋)を跡にして、僅かな残り時間を散策に。まだまだ被害の跡が見て取れました。前にも言いましたが、「被害に遭った場所・そうでない場所」が混在している方が、かえってリアリティを感じられます。陸前高田のような、僕の想像力をゆうに越える規模では「耳をふさぐ」ように「思考をふさぐ」ことしか出来ませんでしたから。

小牛田駅周辺

最新式の(と思われる)薄い信号。つまり信号を取り替えなければならないほどの被害だった場所。まだ動いていない。

小牛田駅周辺

病院(だったと思います。)

小牛田駅周辺

小牛田の風景。あの先には一体何が待っていたのか。

小牛田駅周辺

緑。奥には小牛田駅が見えます。つまり駅前です。電車に乗る時間です。

電車(石巻線)

そして最後の場所、石巻へ。もちろん山の神まんじゅうを食べながら(続きます)。

Date: 12/06/23 

東北(13)〜小牛田 02〜

山の神まんじゅう本舗

気分屋が最初に見つけたのが、このお店。「あんこ好きそうな奴は大体友達」である以上、見逃す事なんてできません。

山の神まんじゅう本舗

創業明治33年。うは。今年で112歳になる「山の神まんじゅう本舗」。1900年から続くお店、すごいや。

お店に入る前は、散策中に食べる分だけ買って、すぐに出ようと思っていたのに、「お兄ちゃん、関西の方?」と、お店のお母さんが声をかけて下さいました。

大きな一眼レフカメラをぶら下げながら、小牛田へ来た理由、そして東北へ来た理由など一通り説明し終えると、今度はお母さんの方から当時の話をいろいろ聞かせて下さいました。

ここ小牛田も少なからず被害に遭った事、このお店も被害に遭い、営業再開できるまで一ヶ月以上もかかった事、今まで以上に地元の方に愛されるようになった事。今は生きているだけで幸せだという事。生きている事が希望だという事。

中でも強く心に残っているお話が3つ。

ひとつは震災の前日、卒業式のための紅白まんじゅうの大口注文があったこと。当日準備して待っていたにも関わらず、一向に連絡がない。被害と共にその理由を知り、お渡しする事のできなかったその紅白まんじゅうは、被災してお腹を空かせた方々に配って回られたこと。とても喜んでくれたこと。

ふたつ目は、知り合いの工場が津波で流されてしまった事。たくさんの社員を解雇せざるを得ず、その工場の社長は身を切られる思いでその決断をしなければならなかったこと。そんな社長が、会社の周りでボランティアをしてくれた方々のために、なけなしのお金の中から毎日の昼食代を用意していたこと。

そしていちばん忘れられないのは、お店の従業員のご友人が、最近になって遺体で発見された事。その女性は、まもなく出産を控えていた事。

そんなことを涙ながらに語って下さいました。最初ひとつふたつだけ買おうと思っていた山の神まんじゅうは、もちろん箱買いに変わっていました。挙げ句の果てには僕の住む関西のこと(大飯原発など)まで心配して下さる始末で、反対に僕が元気をいただきました。

今回の旅の目的の一つは「現地の方のお話を聞く」こと。だけど、ボランティアで行ったわけでもない僕にはなかなかその機会に恵まれず、しかも、無神経にこの話題に触れていいものか、滞在中ずっと悩みとして持っていました。だけど、現地を見るだけで終わってしまうのは、それはそれで消化不良な気持ちも残っていて、この偶然は、食い意地が与えてくれたこの偶然の時間は、本当に価値にあるものとなりました。

言い忘れましたが、このお店のまんじゅう、メチャクチャ美味しい!お店で作る自家製のあんこが抜群に!なんだかんだで7〜8個食べました。本当に美味しいものって、写真に残らない確率高いですよね(続きます)。

Date: 12/06/23 

東北(12)〜小牛田 01〜

小牛田駅ホーム

大好物の景色をぼんやり眺めるうちに小牛田(こごた)駅。

小牛田駅ホーム

もちろんここでも、むすび丸。やっぱりかわいい。「こごた!」って言ってるように見えなくもない。こごた!

小牛田駅ホーム

ひとつの線路を分け合っているようです。「陸前高田」など、駅名や地名にもよく使われていた「陸」の文字は「陸奥」の名残りなのかな(たぶん)。

小牛田駅ホーム

やや風景にそぐわない、だけども面白そうな電車が停まっていました。乗りたかった。

小牛田駅ホーム

なんだったんだろう、本当に。この開放感、きっとただごとじゃない。次回のお楽しみに。

小牛田駅ホーム

とか何とかホームをうろうろするも、乗り換えの電車まであと一時間以上ありました。石巻までの切符を買ってはいたものの、さすがにこの「カゴの中の鳥」状態は暇を持て余し、それに時間も勿体なかったので、降りる予定の無かったこの小牛田駅を散策することにしました。

小牛田駅の風景

これが小牛田駅前の景色。切符代は少し損したけど、この「気分屋」な判断が、珍しく功を奏したのです(続きます)。

Date: 12/06/21 

東北(11)〜仙台→小牛田→石巻〜

仙台駅ホーム

最終日は電車を使って、滞在先の仙台から石巻へ。最終日に電車を選んだ理由はいろいろあるけれど、「電車に乗ると旅をした気分が増す」のが一番の理由。今回に限らず、車だけよりずっといい(自分で運転しなくていいのもありがたい!)。

仙台駅改札

主な線区の運行状況について。まだ運転を見合わせている地域が幾つかありました。

  • 常磐線:亘理駅〜相馬駅間・原ノ町駅〜広野駅間
  • 石巻線:渡波駅〜女川駅間
  • 気仙沼線:柳津駅〜気仙沼駅間
  • 仙石線:高城町駅〜陸前小野駅間
  • 只見線:会津川口駅〜大白川駅間

仙台駅改札

分かりやすい。本来、石巻へ直通のはずの仙石線(一部)が不通。石巻へ行くには、まず東北本線で小牛田(こごた)駅まで行き、石巻線に乗り換えて石巻駅まで。片道だいたい1時間30分。

仙台駅改札

そんな状況の中、直通快速列車も(臨時も)運行していました。困っている方が少なくないことの裏付け。でも、さすがにこの電車には早すぎて乗らず。

仙台駅ホーム

というわけで石巻までの切符を買っていざ石巻へ。

仙台駅

のどかな風景。僕の大好物。

喜久福のずんだ大福

ずっと食べてみたかった、喜久福のずんだ大福。美味しかった〜。帰りの夜行バスに乗る前に、さらに2つ食べました。これまた美味しかった。車窓から大好物の風景を見ながら大好物の大福を食べる大好物の時間。DKB。

あたご駅

あらゆる場所で姿を見せるゆるキャラ「むすび丸」。かわいい。何も考えてない感じがたまらんかわいい。体あるバージョンもあるんだけど、顔だけのタッチのやつが断トツかわいい。緊張感ゼロの顔。それがいい。

JR東北本線の車窓

巨大SUUMO(スーモ)。設定サイズなんて知らないけど、巨大なSUUMO(by RECRUIT)。

JR東北本線の車窓

水のある風景。

JR東北本線の車窓

そのすぐ隣はこんな感じ。いいないいな〜。小牛田までは約45分。ぶらり旅(続きます)。

Date: 12/06/20 

Date: 12/06/18 

Date: 12/06/16 

Date: 12/06/15 

東北(7)〜陸前高田 01〜

今日から数回にわたり、陸前高田の写真をUPしていきます。撮影した構図や被写体に主観こそ含まれますが、現状をなるべく客観的にお伝えしたいのが本音です。

陸前高田市

陸前高田市

陸前高田市

陸前高田市

陸前高田市

陸前高田市

陸前高田市

陸前高田市

陸前高田市

陸前高田市

陸前高田市

Date: 12/06/14 

東北(6)〜道の駅 大谷海岸〜

道の駅 大谷海岸

気仙沼市にある道の駅「大谷海岸」農林水産物直売センターで休憩。震災時は15メートルの津波に襲われた場所。でも、お店を再開して1年以上が経っていました。ここで買った鮭と昆布のおにぎり、たまらん美味しさ!思わず車の中で笑っちゃいました。

道の駅 大谷海岸

道の駅に隣接した風景。基礎が作られています。もともと何が建っていたかは分かりません。

道の駅 大谷海岸

その基礎の前で見つけた、大津波に耐えた「根性松(別名:復興松)」。小さな松に希望や期待を込めたことが、この津波の規模を物語ります。南三陸のような風景よりも、こういう「いつも見慣れたもの」から比較した方が、かえって想像力が働きました。この先の陸前高田でも同じようなことを思いました。

道の駅 大谷海岸

さらにとなりの風景。ここに着くまでに、ただ「何も無い」ところも通っているだけに、重機があると少しだけホッとします。進んでいる(ように思える)から。

道の駅 大谷海岸

「ようこそ南三陸金華山国定公園へ」の看板。こちらこそ。来たよ。

陸前高田

道の駅を離れさらに運転すること小一時間。雨が降ったり止んだりしながら、陸前高田に着きました(続きます)。

Date: 12/06/13 

東北(5)〜南三陸町〜

南三陸の景色。当時はなんだかボーッとしてしまって何も考えられなかったけど、今思えば、いろんな方の力があって、これでもかなり片付いてるんだなと気がつきました。ぐるっと見渡した感じを写真に納めています。最後にはそれをひとつに繋げた写真も用意しています。

宮城県南三陸町

宮城県南三陸町

宮城県南三陸町

宮城県南三陸町

宮城県南三陸町

宮城県南三陸町

宮城県南三陸町

宮城県南三陸町

宮城県南三陸町

宮城県南三陸町

宮城県南三陸町

宮城県南三陸町

↓これがひとつに繋げた写真(クリックで拡大写真がご覧になれます)。

Date: 12/06/12 

東北(4)〜仙台→南三陸〜

運転地図|120604

2日目は仙台から南三陸を通って、陸前高田まで。しっかり睡眠も取って体力も気力も十分。車は前日のマーチからフィットに変更。フィットはレンタカーとしてすごく好き。

利府町葉山

道中はこんな感じ。まずは葉山。

松島

松島。ああ松島や。立ち止まらず通過しただけですが、観光客の姿がけっこうありました。またの機会に行きたい。

風景

どんどん進みます。いい天気を通り越して、この日は暑かった。

道の駅 津山

途中、道の駅で休憩。「道の駅」津山 もくもくランド。

山のきぶどう|道の駅 津山

鉄分が豊富そうな「山のきぶどう」を、なぜか広告写真風に。一本320円(税抜)なり。すんごい濃厚で美味しい。

風景

運転再開。T時路には「立ちあがれ宮城」の看板。

セブンイレブン|南三陸町

さらに走ること数十分、仮設のセブンイレブンを発見。接客がすごく感じよかった。

風景|南三陸町

そしてその隣には、テレビで見たことのある景色が広がっていました(続きます)。

Date: 12/06/09 

東北(3)〜福島→相馬→仙台〜

運転地図|120603

福島駅を離れてからは、相馬駅経由で仙台へ。原発の場所まで時間の許す限り近づいた結果が、相馬。

緑の中を走り抜けてく真っ赤な

約3時間のドライブ。序盤、緑の中を走り抜けてく真っ赤なこの車を追いかけるカタチでのドライブ。

行部バス停|福島県福島市

途中のバス停でしばし休憩。「ゆくべ」と読むらしいです。

行部バス停の風景|福島県福島市

こんな景色が延々と続く道。だから全っ然、飽きません。車を降りるのを何度我慢したことか。ここから仙台までは急いでいたので、これ以上の写真はありません(すいません)。ただ、途中、霊山(りょうぜん)という場所を通ったとき、何とも形容しがたい不思議な空気感に包まれました。それは強く印象に残っています。相馬から北へ進む沿岸部は残念ながら暗くてよく分からず。

蔵の庄|仙台駅前

夕食は仙台駅前の「蔵の庄」という炭火焼き居酒屋へ。地元の野菜を仙台味噌に漬けて食べる付き出し。うーん美味い!もれなく美味しい。残った味噌は後半の日本酒のあてとしてキープ。このお店、フランクなのに嫌な気はしない接客。一人旅だったから、むしろそれが救われました。

蔵の庄|仙台駅前

お造りの盛り合わせ。かつお、たこ、平目、ブリ、ブリトロ、金華サバ。もちろん美味い。

蔵の庄|仙台駅前

通してもらった席に恵まれて、目の前がこんな感じ。竹の子・手作りかまぼこ・魚、いろいろ焼いてました。

蔵の庄|仙台駅前

そんなシズル感たっぷりの席なのでついつい焼き魚も注文。目の前の串焼きの炭火焼きで。ひとりでいろいろ食べるのは大変だ(つづきます)。

Date: 12/06/08 

東北(2)〜福島駅周辺〜

福島駅

車を降りて福島駅周辺を散策。明確な目的があるわけでもなく、ただ、ぐるり散策。日曜の割に人は少なく感じました。

福島駅(地下道)

東口と西口をつなぐ地下道での張り紙。短い距離ではなかったし、確かに中で揺れると怖い。

福島駅周辺

福島市消費生活センターの取り組み。食品と放射能の問題について。ほぼ毎日開催されるよう。

福島駅周辺

今度はそんなに高い所じゃないのに、またしても見下されているような気がする。。。

福島駅周辺|さわむら青果

日曜日なので閉まっていた果物屋さん。この手のグラフティも多かった。何やら張り紙が。。。

福島駅周辺|さわむら青果

ウソでしょ!?

福島駅周辺|オニギリ専科

「オニギリ」「RICE BALL」「むすび」「専科」。おにぎりの専門店であることがグイグイ伝わってきます。カタチも三角だし。ぜひ入ってみたかったお店。

福島駅周辺

よく見かけた東邦銀行。銀行らしからぬこのロゴ好き。鮮やかな色は見ているだけで元気が出るし、品よく街に彩りを与えていました。

福島駅周辺

福島駅周辺

企業などではこういったスローガンを掲げるところも。反対に飲食店や自営業のお店ではほとんど見かけることはありませんでした。

福島駅周辺|居酒屋磯?

結局お店の名前が分からずじまいだった居酒屋。「全国人民乃人民乃為乃色酒新性党」とは一体。ここも入ってみたかった(入りづらいけど)。

福島駅周辺

駅直結型のスーパーの生鮮コーナーには、生マグロのお寿司。その分お値段もなかなかだけど、ついつい買ってしまいそうになるほどのシズル感。魚が美味しい街はいいですね。

福島駅周辺|波平食堂

こっちの波平さんは毛が抜かれる心配も無さそうですが、いいのかな、こんなに堂々と。

福島駅周辺|ラーメンげんきだま

元気をもらえそうなラーメン屋。なんか良かったです。「げんき」って書いてるだけで(つづきます)

Date: 12/06/07 

東北(1)〜仙台→福島〜

東北から今朝、帰ってきました。被災地もいろいろ見て回りましたが、3日間の旅のレポートとして広くまとめます。長文ではなく小分けにする分、回数は増えますが、どうぞごゆるりとお付き合い下さいませ。

仙台駅

夜行バスに乗って朝8:00に仙台駅に到着(なのに夜の写真ですいません)。ホテルで荷物を預かってもらったあと、レンタカーで福島へ。本来なら岩手方面に向かうつもりが、悲しいことにバスでほとんど眠れず、片道約4時間の長距離運転は危険と判断し、急遽予定を変更。

坪沼八幡神社|宮城県仙台市

道中で見つけた坪沼八幡神社。「おっ!」と思ったところがあればどんどん立ち寄る今回の旅(眠たかったから、こまめに休憩したい気持ちもありました。)

坪沼八幡神社|宮城県仙台市

正面から見た風景。高そうに見えますが、すぐに登れます。何となくヌイッと見下されているようにも見えます。

坪沼八幡神社|宮城県仙台市

太鼓が置かれていました。橋といい、この赤が余計に木々の緑を引き立てます。

坪沼八幡神社|宮城県仙台市

頂上からの眺め。気持ちよかったなぁ。もうこのまま帰ってもいいか、なんて思ったり。

道の駅 村田|宮城県村田町

さらに福島方面へ向かうとそびえ立っていた「道の駅 村田」。城下町な外観。村田は紅花の商いで栄えた街なんだそう。ここで肉巻きおにぎりとずんだまんじゅうでスカスカのお腹に栄養補給。肉巻きおにぎりメチャ美味しい!おまんじゅうは素朴な味。神社で帰らなくて良かった。全国の道の駅の写真を撮って回ったら面白そうだな、と妄想。

福島駅

さらに進むこと一時間、福島駅に到着(つづきます)

Date: 12/06/06 

陸前高田

風景|岩手県陸前高田市

滞在先の仙台から車で4時間、陸前高田まで行ってきました。頭の中が整理できていないので、レポートは帰ってからゆっくりまとめていこうと思います。今の時点で言えるのは、この目で現地を見て本当に良かったです。

Date: 12/06/04 

東北へ行ってきます

屋根

今晩から一人で東北へ行ってきます。

原発再稼働や瓦礫処理問題が前面に押し出される中で、薄れがちになってしまった被災地の今を知るために。せっかく写真という得意分野もあるので、その空気を体で感じつつ、微力ながらレポートのようなことができればと思っています。

滞在期間は日〜火曜の3日間。AMATAは通常通り営業していますが、月曜日は勝手ながら僕だけお休みをいただきます。お客さまには大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解下さい。すいません。連絡はいつでも繋がりますので。

いろんな思いを抱えていますが、とりあえず行き帰りの高速バスで変な寝言を言わないか、まずはそれが心配。カイロプラクティックの施術中、寝ぼけてうっかり「麺かため背脂多めで」と言いかけた記憶が新しすぎてトラウマ中なのです。

Date: 12/06/02 

夏に涼しいオフィスクッション新登場

オフィスクッション|爽快潔リビング

爽快潔リビングさまから「オフィスクッション」が新登場。「疲れにくい」「蒸れにくい」「丸ごと洗える」といったブレスエアーの基本性能はしっかり抑えつつ、さらに自分のお好みやお使いの環境に合わせてカラーを選べます。全部で6色。

「でもこれ、お高いんでしょう?」いえいえそんなことはありません、そこの若奥さま。抑えているのは基本性能だけではありません。価格もしっかり抑えて一枚なんと3,900円(税込)!枕や敷布団に興味を持って下さっている方も、このオフィスクッションで一度ブレスエアーをお試しになってはいかがでしょうか?もちろんオフィスでの使用に限りません。座布団代わりのクッションとしてもお使い頂けます。

昨年以上に節電の意識が高まっているこの夏。予想される猛暑を乗り切るため、少しでもストレスを減らしたいあなたのオフィスワークにきっと無くてはならない存在になってくれるはず。この新しい感覚に病みつきになった方、少なくないんですよ。明日からのバス移動に僕も使うつもりでいます。さぁ、今すぐお電話(ではなくWebサイトへ→)。

Date: 12/06/01 

iPhoneを側に置いて

とある工場にて2

終わってみれば今日はほぼ丸一日外出で、実作業は少なめ。でもやることは山積み。長時間に及ぶ運転のあと、間髪おかず仕事に集中できる術をまだ知りません。これ何とかしたい。つまり「緊張が解けた状態」からなるべく早く切り替える方法。さすがに「えいやっ」だけでは力不足。さて何が要るのか。

今月(もう終わるけど)は読書月間。本を読む時はiPhoneを側に置いて、分からない単語が出てきた時には都度「大辞林」アプリで調べるようにしています。その行為も含めて読書は楽しい。よく知られた別の単語で置き換えられるのに、あえてその表現で来たか!みたいな興奮もあります。作品のトーンに合わせて言葉をチューニングする行為。楽しくないわけがない。

分からないことを知ろうとする行為は、「楽しいことランキング」でかなりの上位に入ること。雑学を扱うクイズ番組の答えなんかはどうでもいいです。特に知りたくもない。その時に「へぇ〜」があれば満足。知りたいことを知るための最短ルートと、どうでもいいことをどうでもよくできるためのフィルターは、いつも精度を高めていたいなと思っています。

Date: 12/05/31 

工場見学

とある工場にて

ものづくりの仕事をしていると、「もの」ができる過程を知りたくなります。たとえば印刷物を扱っている以上、印刷物がどうやって出来るか知りたい。印刷工程も踏まえた上でデザインを考えることは必要不可欠なこと。

幸い、独立前は印刷会社に勤めていたので、「印刷の現場」を知ることが出来ました。本当に感謝。いろいろ無茶したり失敗したりで現場の方に何度か怒られもしたけど、それは今でも大きな財産になっています。現場を知ることは大切。何事も経験、でなく体験しておかないと身につきません。僕の場合。

写真はとある町工場の風景。偶然のご縁で先日、社会科見学させていただきました。工場見学、楽しいです。いつも「?」がいっぱいで新鮮。職人の匂いがプンプンすることも楽しさのひとつ。一見すると雑多に思える空間を見ては「でもこれがベストなレイアウトなんだろうな〜」と妄想するのもまた楽しい。

Date: 12/05/30 

4度目の誕生日(×2)

チーズスフレ

今日はタッキー4度目の誕生日(と笑い飯:西田の誕生日)。そして明日はバンビ4度目の誕生日。というわけで毎年恒例で2人一緒にお祝い。4度目ともなると変化が欲しくなて、今年はケーキ焼いてみました。チーズスフレ。お菓子作りは初めてだったけど、喜んでもらえて良かったです。いつもありがとう。

Date: 12/05/28 

友愛診療所|開業ツール

友愛診療所|開業ツール

京都・堀川御池にある総合内科、友愛診療所さまの開業ツールを担当させていただきました。内容はこの6種類と、Webサイト

  • 長3封筒
  • 角2封筒
  • 診察券
  • オープンちらし(B5)
  • ちらし(B5)
  • 内視鏡検査承諾書(2種)

主に患者さんが目にするちらしや診察券はスマートさと親しみやすさを、反対に、関連業者や同業者宛に用いることが多い封筒には、信頼性を強調しています。

開業ツールもそこそこ実績が増えましたが、未だに慣れることはありません。毎回欠かさずドキドキします。これが飽きない秘訣。Webサイトの方は6合目あたり。最近は、ぱっと見の印象よりも「丁寧に作り込む」ことを意識するようにしています。

Date: 12/05/26 

博多華丸・大吉芸人

HOME|徳島中央公園

先週から2週にわたって放送されたアメトーーク!「博多華丸・大吉芸人」良かったです。「芸人ドラフト会議」「芸人の新ルールを考えよう」とか、アメトーーク!はこれまでにも名企画を数多く生み出してきたけど、保存版にしたいと思ったのは今回が初めて。ほんとに良かった。

華丸・大吉の溢れんばかりの人間くささ。懐の厚さ。それがたとえ感情以外の部分で動いているとしても、「こうして行くばい!」という二人の決めごとだとしても、先輩・後輩、裏方さん、お客さん、そして相方に至るまで、人付き合いでついつい手を抜いてしまいがちなことをしっかりやる。それも毎回やる。いつもやる。その上で芸を磨き続ける。これを「人柄」の一言で片付けてしまっては二人に失礼というもの。この毎日の繰り返しがあってこそ生まれる、あの人を緊張させない空気感。うーん、納得。タイプは違えど、憧れないわけにいきません。

他にも良かったのは、普段の姿を紹介されても特に驚かず「うん、確かにやってそう。」と自然に納得できたこと。おもしろさだけで芸人を見ると、この発想は生まれにくい。「芸人である前にひとりの人間」という、昭和の頃の芸人が大切にしていた価値観(たぶん)を、西の地で地道に受け継いでいたんだなぁと思うと、二人が博多華丸・大吉という「ひとつの伝統工芸品」のように思えてきました。

どの世界でも、当たり前のことが当たり前に出来る人は、強い。7年間福岡に住んでいたことが急に誇らしく思えました。なのに写真は徳島。でも、いいんです。

Date: 12/05/25 

ごちそううどん

フードスタイリストの飯島奈美さんがレシピを考えた「ごちそう納豆」。一度作ってみたら、ついつい笑ってしまうほどに美味しい。おまけに海苔で巻いて食べるも良し、ご飯にかけて食べるも良しときた。ごちそう納豆の作り方はこちら→

これ、うどんでも絶対美味しいよなぁと思ったから、実際に試してみました。使ったうどんは偶然手に入った、坂出にある「日の出製麺所」の生うどん。まずは山芋、ねぎ、梅干し、明太子の下ごしらえ。

ゆであがったうどんの上に、さらに納豆、すりごま、卵黄を。

うどんに付いてたぶっかけだしをかけて、あとはよく混ぜるだけ。たったこれだけで、ホントに美味しい。カンタン美味しい、とはまさにこのこと。うどんはコシの強いものより、少しもちっとしたものが合います。刺身の代わりに使った明太子はほとんど味を感じず次回はベンチ入り。あと今回は、食感が邪魔になりそうなお漬け物はあえて使いませんでした(冷蔵庫に無かったとも言います)。

あぁ今夜も食べたい。

Date: 12/05/24 

高所恐怖症

かずら橋|徳島県三好市

高所恐怖症と言うとよく聞かれる「じゃあジェットコースターもダメなの?」の質問、実はちょっと的外れ。ジェットコースターのウリは高さじゃない。ウリにしているものも確かにあるけれど、結局は緊張感やスピード感の方が圧倒的に勝ります。だからぜんぜん怖くない。それどころか大好きです。

A型にもAO型やAA型があるように、高所恐怖症もきっといろいろあって、僕の場合、セキュリティが甘すぎる高い場所は大嫌い。病院の屋上とか。柵ひとつ越えたらそこはもう…。ひええ〜。容易く「死」を連想させて、気を抜けば引きずり込まれそうな負の引力こそが怖いんです。もしジェットコースターが、ベルトや上半身V字ガード(仮称)なしで「目の前のグリップを、グリップを、どうかしっかり握っていてください!」だけなら怖くて絶対に乗りません、って当たり前か。

その理由で、写真のかずら橋、徳島にある高さ14メートルのこの吊り橋も、満点のスリルだけで別に恐怖はありませんでした。高所恐怖症も奥が深いのです(たぶん)。

Date: 12/05/23 

シンプルですごくいい

竜王さんのクス|徳島中央公園

金環日食は見ませんでした。天気も不安定だったし、これは無理かなと。起き損になるかなと。で、朝起きてSNS見たら各地でいい感じに見えたみたいで、早速いろんな方が撮影した写真で目を楽しませてもらいつつ、文字でその興奮を想像させてもらいつつ、「あ〜やっぱ起きれば良かったかな」と少し後悔しつつ。つつ。12月の皆既月食の時にも書いたけど、インターネットなんて無くてもみんなが共有できる「空」という存在は本当にいいものですね。シンプルですごくいい。

それと昨日、神奈川で活躍するアーティストの方と偶然お話しする機会があって、「不安定ならではの魅力」について語り合いました。不安定な存在。AMATAもそう。でも、だからこそ強く輝ける可能性がありますよね、っていう。志を共にする人は一人でも多い方が励みになるし、力になります。たとえ距離が遠くても、その存在を知っているだけで、どれだけ救われることか。これまたシンプルですごくいい。

Date: 12/05/21 

一束二文

小便小僧

今年の初めに書いた「街のスパイス」のような気持ちは、僕に限らずたくさんの人もそう感じているようです。嬉しい。街が似る → 似たような情報の中で生活する → 人まで似てくる。人の画一化。ちょっと言い過ぎかも知れないけど、あながち間違いでもないはず。それもまた寂しい。大きな波にも遠慮なく逆らって、どんどん悪あがいて生きまっしょい。家族も会社も国も世界も、違うのは規模だけ。結局は一人一人が集まって出来ているだけ。見えない誰かが何とかしてくれる、なんて考えない方がいいのかも。

小便小僧

最近は図書館をよく利用します。買わずに本が読めるって、なんてすごいんだ!と今さら感動。マンガが置いてあることにもビックリ(昔から?)。父親に「本にはお金を惜しむな」って言われたけど、読み終わると嵩張るし、BOOKOFFに売っても二束三文どころか一束二文で、「これなら売らない方がいい」となって持ち帰る → また嵩張る←イマココ。貸出期限があることも「えいやっ」を出しやすくて助かります。本は脳を刺激してくれます。

よかったら「街のスパイス」をもう一度どうぞ→

Date: 12/05/19 

弥生会計はじめました

新緑|徳島県三好市

弥生会計はじめました。今までは餅は餅屋の考えで税理士さんにお任せしていましたが、お金についても一度は自分で管理した方が、別の角度から新しい発想が生まれるかも知れないなーと思っての一大決心。ただし、コストのことばかり考えてしまうと、デザイナーとしては息苦しくなる側面もあるし、両立するのがいいのかどうかは悩みに悩みました。でもまぁ、酸素不足になったらまた餅屋にお任せすればいいだけのことだし、一度やってみることにしました。

弥生会計 for Mac?

残念なことに「弥生会計 for Mac」なんてソフトはありません。Windows版のみ。これはもう、どうしようもないので「弥生会計12 スタンダード」を購入。でもWindowsマシンは買わずに、Fusionを使ってMacBook AirにWindowsをインストール。さらに弥生会計をインストール。

ここで問題が発生。MacBook AirにはDVDを読み込む光学ドライブが存在しません。DVDからインストールする場合、普段使っているデスクトップマシンにDVDを読み込み、そのDVDをまるで自分が読み込んだようにする「リモートディスク」機能を使います。MacOSでは問題なく認識するのに、Windowsからはこれっぽっちも見えやしない。なかなかうまくいかず、サポートに問い合わせ続けること数日間、やっとの思いで弥生会計のインストールに成功。昨夜の歓喜のつぶやきはここに繋がります。

そんなわけで、すでに満足感でお腹いっぱい。85えいやっ(単位)を使ってこれから勉強します。

Date: 12/05/18 

輪郭

白ネコ

最近も多方面からあれやこれやと幅広くお仕事いただき、本当にありがたいです。使い慣れた「主にホームページ作ってます」のセリフに違和感を感じるほど。そろそろそれも違うかな。でも、幅広くと言っても、できないことは断ります(すいません)。だって、できないから。できもしないのに目先のうま味に飛びついて、最終的に迷惑をかけてしまっては本末転倒もいいところ。

僕たちの業界も不況だ不況だと言われ続けていますが、だからといって専門領域から遠く離れたことに安易に手を出せるほど強心臓でもなければ、そこまで器用でもありません。一定の品質を維持できなくなったら、アスリートならもう引退です。

逆に言えば、期待に応えられる品質が見込めそうなら、専門領域外だとしても何でもやります。そういう線引きをしています。ポリシーを失ってしまったら、AMATAという輪郭がぼやけてしまいそうで怖いからです。

Date: 12/05/17 

たぐいまれ

SLとネコ

この間、とあるお店のご主人に「美味しそうにお酒飲みますねぇ」とおだてられて嬉しくなったものですが、ご飯を美味しそうに食べる人って魅力的。あえて評価することなのか、と思う人もいるかも知れませんが、しっかり評価するべきです。ご飯を美味しそうに食べる人は魅力的。

言ってしまえば「感情表現豊か」ってことですけど、美味しいものを美味しいと伝えられるって、当たり前のように思えて実は難しい。ついつい口がほころぶような美味しさを体験しているのに、それを上手く表現しきれていない人もいれば(心の中ではきっともっと美味しいと思っているはずなのに)、表現の必要性を感じてない人だっています。そんなの個人の自由だけど、無いよりはあった方がいいです、絶対に。

それに、美味しそうに食べている人見ると、それだけで元気が出ます。それってすごいことですよね。本人はただ楽しんでいるだけなんだから。電力を使わずに太陽光で充電する感じ。そう思うとやっぱり類い希な才能です。そんな人を見かけた時、お酒の一杯でもご馳走したくなります。

Date: 12/05/16 

ネコなんだもん

クロネコ|徳島中央公園

旅先で出会うネコにはきっと二度と会う事なんてないだろうけど、いや、だからこそ、いつまでも記憶に残ります。時には人よりも強く胸に焼き付くことも。だからなるべく出会いたい。だけど、あくまで偶然に。やっぱりネコ好きだなぁ。ネコだなぁ。

昨日、夜な夜な自転車で近所を走っていた時に、車道に2匹のネコを見つけました。親子かな。危ないから脇に逸れるよう説教するも、また車道へと戻ってきます。まるで何かを待ってるような面持ちで。車通りも少ない場所だったから、きっと何も無かったと思うけど、あの無防備さを見てしまうと気が気でない。しばらく身動き取れませんでした。無事を祈ります。それもネコです。

Date: 12/05/14 

新しい敷布団

FOURSEASONS EX

ブレスエアーを使った寝具などでお馴染み爽快潔リビングさまが、新しい敷布団「FOUR SEASONS EX」を昨日から販売開始しています。お世辞抜きでいい商品です。腰痛に悩まされている方もそうでない方も、ただ快適な睡眠を求めている方も、ぜひ一度体験して下さい。僕も今使っているブレスエアーの敷布団から乗り換えたいくらい魅力的。FOUR SEASONS EXについて詳しく→

この商品に対するお客さまの熱意たるや、もはや簡単に言葉で表現しきれるものではなく、伝える側としても同等あるいはそれ以上の熱意で応じなければなりません。結果として、今までに類を見ないほど豊富な情報量のページが生まれることになりました。

僕は写真を撮りつつデザインしつつコピーを考えつつ、モデルをタッキーにお願いしつつ、バンビにコーディングをお願いしつつ、カットイラストをイラストレーターの絵美にお願いしつつ、お客さまにも何度も無理やワガママを言いつつの、まさに「力を合わせて」完成したページです。時間がかかった分、納得いくページになりました。最近はじっくり向き合う仕事に囲まれているような、そんな気がします。

Date: 12/05/12 

TAO-PLACE(タオプレイス)|Webサイト

TAO-PLACE|Webサイト

草津カイロプラクティック整体院TAO-PLACEさまのWebサイトを公開しました。構成は1ページのみ。仮設としての位置づけではなく、これが完成形です。

この形に至る理由は、予算と費用対効果です。ほとんどの個人経営の方にとって、予算は何よりも深刻な問題。仮に十分な予算があっても、開業費用はなるべく抑えたい。それに、人並みのボリュームを持ったWebサイトを用意したところで反響が出ない可能性もゼロではありません。ゼロどころか、よく耳にする話です。反響を出すまでには、管理費用も必要になります。その結果「売り上げが上がればやる!」という、逆説的な結論に辿り着くことになります。

さらに、Webサイトを持たなくともお金をかけなくとも、知らないうちに情報を掲載してくれるサービスはたくさんあります。今回のお客さまだと、例えば以下のページに無料掲載されています。

・HOT PEPPER Beauty(株式会社リクルート)
・Kirei Style(NECビッグローブ株式会社)
・30min.(株式会社サンゼロミニッツ)
・Mapion ビューティ(株式会社マピオン)
・beauvo(株式会社イマココ) ほか

お店の基本情報はこれで足りるし、あとは無料のブログを始めれば費用は一切かかりません。それでもお金を使って独自のWebサイトを用意する理由って何だろう?というのが今回の出発点。

結論を先に言えば、「自由なフォーマットでイメージを発信できる」この一点に尽きます。上に挙げたサービスでは、画一化されたフォーマット+写真と文字のみの情報に限られ、イメージの部分を伝えるには至りません。そこを補うのが、この1ページのWebサイト。いろいろ足りないことは承知の上で、これでどこまで反響が出せるものか、検証してみたいと思います。デザインはタッキー。

Date: 12/05/11 

GreenFan2の電気代を調べました(全風量)

1ヶ月16円。そんな衝撃的なコピーで登場したGreenFan2。ただしこの数値は「最弱運転で1日8時間運転した場合の目安(電気料金は1kWhあたり22円で計算)」。実際には最弱を使う機会は少なく、本当に知りたいのは実際に使用する風量での料金。この手の印象的なコピーには「他の風力はどうせお高いんでしょう?」という猜疑心を抱かずにはいられません。だって僕たちは、そんな世の中に住んでいるから。

ダメ元でバルミューダさんに問い合わせてみたところ、思いの外、すんなりと返事をいただくことができました。以下、それぞれの風量に対する料金。

風量2(2番目に弱い)=22円/月

風量3(2番目に強い)=37円/月

風量4(1番強い)=90円/月

だそうです。全部公開してもいいくらいの低料金に思えます。

ちなみにAMATAでは風量3で一日約10時間ほど使っていて、しかも週に5日しか使わないので、37円/月にも満たない計算。同じペースで一年間使い続けたとして450円/年程度。一般的な扇風機と比較すると、5年くらいで元が取れそうです。

Date: 12/05/10 

学んだコツは

祖谷渓|徳島県三好市

知りたいことはたくさんあるくせに、知らなくてもいいことに時間を費やしているヘンテコな生活。いい加減卒業しなきゃ!と思って試行錯誤を続けるうちに、少しずつ実行できるようになりました。これこれ、この感じ。一日を後悔しないこの感じ。へこたれず続けたい。学んだコツは「えいやっ」でやり始めること。

例えば、読みたくて買ったのに一向にページを開いていない本の山。俗に言う「積ん読」。「えいやっ」でページを開いて最初の数ページだけ読んだらいいことにする(これ大切)。これで大抵スイッチが入ります。さらに本には冒頭で何かしら「つかみ」の仕掛けがあるものが多いから、うまくその流れに乗るようにする。一度スイッチが入りさえすれば、もう補助輪なんて要りません。

他にも、どうにも読み進まない本は、途中で諦めてもよし。無理しない。またいつか出会える日が来るのを待ちます。隅から隅まで読破する必要もなし。あーこれ、ブログを続ける方法と一緒ですね。なるべく敷居を下げる。「読まなきゃいけない」から気持ちを遠ざける。そこに「えいやっ」を取り入れると、一日を後悔しない日がじわじわ増えるようになります。

ただ、この「えいやっ」が出来ない時も時々あります。そんな時は大人しくするのが吉。得てして疲れている時です。

Date: 12/05/09 

豊かなアプローチ

こどもの日のあの人

休みの後半は双子のいる姉の所へ遊びに行ったり、twitterを通じて知り合った東京の方とはじめてお酒を交わしたり、調子の悪かった仕事場のMacを整備しているうちに過ぎ去りました。休み中に長時間Macを眺めていると、瞬く間に肩が凝ります。もう笑っちゃうくらいに。本気で「パソコンを使わずに今の仕事をするにはどうすればいいか」なんて考えてしまいました。

あとは日本酒。徳島で気に入った日本酒に出会い、いい加減、自分が好んで飲んでいるものが何なのかきちんと知っておきたくなり、地に足の付いたお酒の飲み方をしたくなりました。そのきっかけは、東京の方とはじめてお酒をご一緒した時に盛り上がった「旅」の話。その方、旅先ではなるべく蔵元に行くんだそうです。僕が「街並み」を通じて知ろうとする「その土地の匂い」を、蔵元を通じてやっているという。それもまた、豊かなアプローチだなぁと惚れ惚れしました。同じ事がやりたいわけじゃないけど、日本酒を通じて日本を知るのは、人生を豊かにする面白い取り組みだなと思ったのです。

Date: 12/05/07 

秘境

かずら橋|徳島県三好市

仕事は生活の一部に取り入れてしまった方がいいかなと思いきや、たまには思い切って仕事を忘れてしまう方がどうにも性に合うようです。完全に仕事のことを忘れられる時間。いい仕事をするためにも大切です。

そんなわけで、昨日まで徳島へ行ってました。一番の目的はこの場所。期待通り、いや、期待を上回る感動がありました。秘境として有名な、重要有形民俗文化財でもあるこの「かずら橋」。時間をかけて観るのが橋ってどうよ?な気持ちも心の片隅にありましたが、時間をかけて訪れただけの価値はしっかりありました。渡れるものなら今日もまた渡りたい、そんな気持ちにさせてくれるし、カイジの「高層綱渡り」も彷彿とさせてくれる、魅力満載の場所でした。

Date: 12/05/03 

そういうのがいい(どういうのがいい?)

豪華客船ビアンカ

明日から連休が始まりますが、ここしばらく緻密な仕事ばかりが続いて、本当にこのまま休んでもいいのか、ほんのり不安です。誰が見ても分かりやすい事をなし終えて「おしゃ、明日から休みっ!」っていう理想的な区切りとはかけ離れた、今ひとつ霧の晴れない気分。両チーム決定打の無いのまま後半戦へ、みたいな。

そうはいっても仕事の内容はとても有意義。ついにその領域へ足を踏みれる時が来たか、というような、地味だけど、その効果は見逃せない。そんな任務。アスリートが0.01秒を縮めるために努力を続けるような、遠目には割に合わないように見えること。でも、結果だけ切り取って見れば誰にでも出来そうでも、実は難しい事って世の中ごまんとあって、そんな関わりが出来るようになったのは本当に喜ばしいことです。目に見えることにじっくり向き合いつつも、目に見えない所までしっかりカバーできる存在。そういうのがいいんです。

Date: 12/04/28 

毎週、誰かが誕生日

のどか|大津港

facebookの友達が170人を越える今、毎週、誰かの誕生日を知ります。だいたい2日に1人。その先には毎日誰かの誕生日、という信じられない事態が待ってるんだと想像して怖くなりました。人の誕生日を知るのは、どちらかと言えば幸せなことだけど、一度にたくさん知りすぎてしまうと、心も体もついて行きません。簡単に「おめでとう」なんて言えなくて。とにかく僕の嫌いな「変な義務感」がまとわりつきます。義務でおめでとうなんて、言いたくないし、言われたくもない。

誕生日を覚えているとか、自分の中でぼんやりした決めごとはありつつも、気分が占める割合も侮れません。facebookそれ自体が気分みたいなものだし。またしても気分です。そういう自由がないと、窮屈さを感じてしまう。こんな時に「悪しからず」ってことばを使うんだなと思いました。流されてしまうのは嫌いなんです。悪しからず。大きな流れは油断すると自分の根っこまで流し去ります(たぶん)。

Date: 12/04/27 

GW休業のお知らせとフニャ男

無題|田村神社

今年のGW休業はカレンダー通りとさせていただきます。よって来週は5/2(水)のみ営業。誠にご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします。

京都は堀川御池に開業された友愛診療所さまの仮設ページが完成しています。新規開業のお客さまによくあることですが、今回のように何段階かに分けてWebサイトを仕上げていく機会が増えました。リニューアル案件なんかもそうです。流動的に運営ができるのはWebサイトの長所のひとつ。その分、こちらもどれだけ臨機応変に対応出来るかが肝になります。そのために、普段からフニャフニャしていることは大切。最終的には水みたいな空気感でいたい。専門職なんて偏っててナンボなところも結構ありますし。いわゆる「職業病」、これをたくさん持っている人って魅力的です。

Date: 12/04/26 

きぶん

石碑|田村神社

この間の「レッドアイ2つ」の休日のこと。読みかけの本を読みながら、大阪へ向かう電車の中でウトウト。その日はもうすっかり暖かくて、なんとも言えない幸せを感じました。約束を破って、このまま終点まで降りないでおこうかと思ったほど。電車に乗っても本を読みたくない気分の時だってあるし、次の休みにまた同じ幸せを得られるかというと、そうとも言い切れません。天気だってある。この「気分」だけは、なかなか思い通りにいきませんね。自分のことなのに不思議。

Date: 12/04/25 

実戦経験

夕暮れ

そろそろいいか、と調子に乗って薄着したら見事に風邪を引いてしまい、今、ほんのり朦朧としてます。せっかく冬を乗り越えたのに、バカ丸出しです。あー悔しい。大したことはありませんが、でも悔しい。左膝も原因不明の故障で走れないし、泣きっ面に蜂。そんな中、今日は撮影がふたつ。石山の秋田歯科クリニックさま、そして小浜の茶屋長三郎彌助さま。そんな体調なので、仕事場にこもってデスクワークするよりかえって気が楽でした。

いつも同じこと言いますが、自分たちで撮った写真が仕事に使えるのは喜ばしいこと。イメージとのズレが圧倒的に少ない(だからこそイメージを越える事も少ないですが)。お客さまとイメージを共有できていたら、それはシンクロ率100%に限りなく近いということ。それに、どれだけ努力しても、人にイメージを伝えるのは本当に本当に難しい。違う案件で今、まさにその難しさを痛感しています。

Web部隊のスタッフ、バンビも今、書き言葉のコミュニケーションの壁にぶち当たっています。乗り越えるには長い努力が必要だけど、何とか結果に結びつけて欲しい。努力して損なし。上手に話せる、上手に書ける、上手に伝える。これ、似ているようでそれぞれ違いますしね。本に載ってることだけが正しくもない。実戦経験が必要なこともまだまだ多いです。

Date: 12/04/23 

その繰り返し

第一鳥居|田村神社

少し前から、今までじっくり話したことのない人を誘っては、飲みに行っています。生活全体がマンネリ化してしまうと、新しい風を浴びたくなる。もう5年以上も前、俳優の佐藤隆太が「電車で隣だった人と話が盛り上がって、そのまま飲みに行った」なんてエピソードをテレビで明かしていましたが、そんなこともやってみたい。見知らぬ人をフォローしたり「いいね!」してる今だから、そんなことは特別なことでも何でもない(たぶん)。守られた居場所にあこがれる気持ちは強いのに、ついつい新しい場所を探してしまう。その繰り返しです。

Date: 12/04/21 

新商品入荷ですが何かも(ry

お箸(五膳)

茶屋長三郎彌助さまの新商品がAMATAに入荷しています。とはいえ委託販売ではありません、あくまで撮影用のサンプル。販売の準備が整い次第こちらでも紹介する予定です。マフラーの時みたく、きっとまたモデルで登場しますが、あれだけ嫌いだった露出もいい加減慣れました。慣れって怖いです。本当に。きっと塩見さんのせいです(たぶん)。

同じく水うちわのデザインも進行しています。デザインは何とか目処が付いたものの、まだ半合目と言ったところ。デザイン完成 → データ送る → 水うちわ完成。だったら楽なんですけど、そんなわけには行きません。ものづくりの世界はそんなに甘くない。途中で少しでも手を抜くと全てが台無しになってしまう。そんな厳しい世界があることにひたすら感謝です。本当に。きっと塩(ry

Date: 12/04/21 

デザイナーのM

光源

急ぎの仕事は楽しい。

デザイナーによって意見が大きく分かれるところですが、僕は好きです。頼まれたその瞬間、頭では「う〜ん、厳しいなぁ」と冷や汗をかきながらも、同時に自分の中の「M」な部分が刺激され、アドレナリン大放出。身体は嘘をつけない。こういう仕事でのみ得られる特有のグルーヴ感も好き。デザイナーとはそんな生き物です(たぶん)。やりたいわけじゃないけど、決して嫌なわけでもない。「世話が焼けるんだから、もうっ!」みたいな心境。

時間が限られているせいか凡ミスが多いように思われがちですが、実は少ない。急ぎという悪条件が逆に緊張感を研ぎ澄まし、普段よりいい結果に繋がることも少なくありません。ファール4つもらった時の魚住みたいなもの。余計な事は一切考えず、最短距離を一直線に駆け抜ける。その迷いの少なさは、如実に結果として現れます。デザイナーに限ったことではありません。

納期に余裕のある仕事でも、意識的に自分を追い込めば、つまり脳をだませば、似たような結果が得られます。加圧トレーニングの仕組みと同じ。そんなわけで急ぎの対応はその性質上、費用こそ余計にかかってしまう場合もありますが、品質に影響があるかというと、むしろいい結果になることが多いのです。時間に余裕があるからいい結果が得られる、とは限らないのです。

Date: 12/04/19 

レッドアイ2つ

宇治川と桜

毎週聴いてるチュートリアルのラジオ「キョートリアル!」でのお話。徳井さんが何人かで飲んでいて、そろそろ帰ろうと思い、店員さんに代行の手配をお願いしたんだそう。食事はおろかデザートまで食べ終わってから。しばらくして店員さんが持ってきた大根おろし。「誰が最後の最後で大根おろし頼むねん!」呆れてました、徳井さん。

ひとつ前の「ブラアンドウ」で書いたお店でのお話。一杯目はビールもいいけど、野菜が美味しいお店なこともあって二人ともレッドアイにしようって事に決まり「すいませーん、レッドアイ2つ」。ほどなくして出てきた赤ワイン。仮に百歩譲って聞こえにくかったとしても、誰が「レッドワイン2つ」って頼むねん。お洒落が過ぎる。その頼み方想像してみただけでちょっと照れるし。メニューにないもの頼んだわけじゃないですよ。普通に載ってたんです、レッドアイ。その斬新さにビックリも呆れも笑いも通り越して、ちょっと喜びました。

Date: 12/04/18 

ブラアンドウ

雲ひとつ無い空と桜

昨日は海外勤務な友達カンノと飲みに大阪へ。大阪もひさびさで、早めに行って北新地や堂島あたりをブラアンドウ。どちらも情報量の多い街。こまめに視点を変えて歩けば、いくらでも得るものがあります。おもしろいおもしろい。

乱立する飲食店の看板やPOPを見ているだけでもお腹いっぱいなのに、結婚式帰りと思える女性二人がそれぞれNintendoDS持って立ち話してるし、それがまたTPOに合わせたようなドレッシーカラーのDSで面白さは3DS(?)。「あれ、披露宴ってなるべく荷物軽くしたい日じゃなかったけ?」なんて自分を疑い出したり。まさにネタの宝庫。時々ネコにも会えるしね。じーっとネコ見てたら前のお店の方がリーフレット渡してくれて。で、その店に決めて。お店の名前「yasu」て。はるばる野洲から来たのにまたyasuて。

Date: 12/04/16 

錯覚します

お花見|宇治川さくらまつり

残念なことに歯石が溜まりやすい体質らしく、歯磨き後のフロスはなるべく欠かさないようにしています。それなのにこの間かかりつけの歯医者で「ちゃんとフロスしてる?」と指摘を受けました。実はフロスが通りにくい場所はサボっていて、見事にその部分だけを注意されたのです。他の場所は問題なし。歯磨きの後、さらにフロスまですると「全体的にケアできてる」気になります。錯覚します。それがたとえ一部をサボっていたとしても。

ランニングも続けていくうちに、心肺機能が強くなってきました。並行してスクワットや上半身のトレーニングも取り入れているおかげで筋力アップの手応えも感じます。でも、腰回りのキレに今ひとつ納得がいきません。ここだけが前に進んでない。これもよくよく考えると、腹筋・背筋はこれといってトレーニングしていませんでした。こまめに走っている上にトレーニングまですると「全体的にバランス良く走れている」気になります。錯覚します。それがたとえ腹筋・背筋をさぼっていたとしても。

努力した部分は結果として表れてくれるけど、努力しない部分はどさくさに紛れて伸びてくれる、なんてことはやっぱり起こらないんだと、身を以て経験しました。現実ってそんなもんですね。分かりやすくていいです。

Date: 12/04/14 

すてきなモノ

お花見|宇治川さくらまつり

この間書いた「モノは生活を変えてくれる」は、今の僕にとって強い意味を持ちます。生きている以上ずっと拘っていたいこと。そんな「すてきなモノ」を少しずつ紹介することで、そこに共通する何かや新しい発見がありそうな気がします。うん、そんな気がします。誰もがいいと思えるかどうかなんて分かりません。あくまで僕が愛着を持ったもの。食べ物を含んでも面白そう。例によって、のんびり続けます。共感が多ければ嬉しいです。

相変わらずというか、この新しい「amataando.jp」も、やりながら「あ、こんなの取り入れたらいいかも」の繰り返し。最初から図面通りに積み上げられたら無駄もなくスマートなのは分かっていますが、如何せんそれができません。ハッキリ言って無駄が多い。手数で勝負、みたいな。その代わりその閃きは的を得たものが多く、じゃあこれは“必要な無駄”の一種なんだと諦めています。断捨離が浸透していますが、無くなってはいけない“必要な無駄”は、少なからずあるんです。

Date: 12/04/13 

Instagramの話から

お花見|宇治川さくらまつり

(はじめに)

【パイセン】部活やバイト、同じ職場の“気の知れた”先輩のこと
【先輩】パイセン以外の年上の方(最近になって出会ったとか)

(本文)

この間、先輩デザイナーと2人で飲んでいた時のこと。今をときめく写真共有アプリ「Instagram(インスタグラム)」の話になり、その先輩曰く、「インスタグラムのおかげで写真がもっと好きになった」と。そういう人、劇的に増えたんじゃないかなと思います。いいことです。

ただ、僕は使い始めてすぐにアプリを削除しました。写真の中身よりもフィルターの処理が勝ってしまって、どれも似たり寄ったりの味になってしまうから。パイセンカメラマンも同じことを言っていました。写真にどっぷり浸かっている人は割とそういう傾向にあるのかも知れません。これはこれで愛すべき頑固者。

そんな「好き・嫌い」トークで盛り上がっていた時に、ふと先輩が僕に言った一言。

「AMATAくんって、言葉で伝えるタイプのデザイナーだよね。」

理論派や感覚派。そんな分類はしても、「画(え)で伝える」「言葉で伝える」で括ったことはなかったので、頭の中にものすごく新鮮な風が入ってきました。それと同時に「そもそも僕はライターでもないのに何で毎日文章を書いてるんだろう?」という、ずっとモヤモヤしていた自分への問いかけがその瞬間、晴れることとなったのです。あぁ、僕はずっと言葉で伝えたかったんだ、と。

その先輩はどちらかと言うと「画で伝える」のが好き、と。話すのも得意ではないから、画で伝える方が自分には向いている、とも。僕はおしゃべりも大好物なので、言葉で伝えたがるのはなるほど納得だなとその時思ったのです。

Date: 12/04/12 

モノは生活を変えてくれる

お花見|宇治川さくらまつり

ぐい吞みセットを買ったものの
今のところ家で日本酒を飲む習慣はありません。
冬場に少し燗を飲むだけで、もう外は春。

安物ではないにせよ
結局銭失いになるかというとそうじゃなく
モノが生活を変えてくれることに期待してのこと。

例えば

今こうしてランニングが続けていられるのは
「iPod」や「Nike+」のおかげ。
音楽を聴きながら走れるだけでもありがたいのに
走行距離や速度まで記録してくれる。

Giant ESCAPE M CLASSIC

自転車もそう。

一目惚れしてしまったから、なるべく乗りたい。
どこかに用事があるからと言うより
自転車に乗りたいから乗ってるようなもの。

服や靴なんかもそうですね。
というか何でもそうですね。

優れたモノにはそんな力があります。
今回の出会いにもそんな力があれば嬉しい。

Date: 12/04/11 

炭山陶器まつり

炭山陶器まつり|京都府宇治市

昨日は宇治で行われていた「炭山陶器まつり」へ。

栄喜知の遠藤さんが毎年「いいっすよ〜メチャ安いッスよ〜」と言うので
特に欲しいものがあるわけでもないけど、なんか面白そうなので行ってみました。

宇治川さくらまつり|京都府宇治市

思った以上に人がわんさか。

おかしいなと思ったら「宇治川さくらまつり」も同時開催してたみたいで
観光客と花見客と陶器まつり客でごった返し。
天気も良かったし京都は桜も満開で、混み合うのも納得。

陶器まつりの方は
作家さんがブースを借りて器を安く販売していました。
僕には元の値段がが分かりませんでしたが
普段定価で目にする事のある遠藤さん曰く「破格」だそう。

陶器は触ってみるに限ります。
視覚だけでは今ひとつピンと来なかったものも
手に取ってみると急に愛着を感じたり。

ぐい吞みセット|原清和

家の食器を増やすつもりはなかったけど
仕事場で使えるものや必要なものを探した挙げ句
年末から何となく欲しかったぐい吞みセットを買いました。

Date: 12/04/09 

走るメカニズム

旋回|大津港

“走るメカニズム”について
これまで深く考えたことはありませんでした。

考えなくても、走ることはできるから。

それが半年ほど前に偶然出会った
「体幹ランニング」という一冊の本のおかげで
走るメカニズムを学ぶことになりました。

学ぶなんて堅苦しいものではなく
さらっと読んで「なるほど!」と納得できるもの。

僕はその手の理論が大好物だから
ひとたび共感するとすっかり虜になって。

それからというもの
走る時に必要な身体のパーツを頭の中で細分化して
それぞれ意識しながら走るようになりました。

パーツそれぞれが自分の役割を果たし
無理なく身体を連動させる。
その一連の動作こそ「走る」という行為。

固く言えば、そんな感じ。

ちなみに僕は走っている時
いつも「からくり人形」をイメージします。
歯車が噛み合って動くアレです。

人間には歯車なんてありませんが
骨格や筋肉よりもその方が
上半身・腰・下半身の連携をイメージしやすい。
ここでも「機械化」が登場します。

メカニズムを理解して走るようになると
まず身体への負担が減ります。
すると長い距離を走れる余裕も生まれるし
最後には速く走れるようにもなります。

自分でも驚いたのは
こうして意識して走ることに
まるで初めて逆上がりが出来た時のように
あらためて感動してしまったこと。

ランニングを続けるのも大変と言うけれど
「もっと上手く身体を使いたい」
それだけでけっこう楽しめてしまうのです。

Date: 12/04/07 

177cm51kg

点滴室までの通路|友愛診療所

本気でバスケに取り組む時間があれば
今の方が現役の時よりもうまくプレイできる気がします。

体力だけは現役時代の自分に軍配が上がるけど
総合力で言えば間違いなく今の方が上。

なにせ当時は線が細かった(177cmで51kg)。
でも筋トレは欠かさなかったからボクサーみたいで。

あれから14kg増えて階級も着々と上がった今
もっと身体をうまく使える確信はあるし
ひとつひとつの動きに対する意識や戦術理解度も
当時とは比較にならないほど能力は高まってい(ると思い)ます。
技術面も反復練習で(たぶん)何とかなるでしょう。

「もう歳だなぁ」なんて、なるべく言いたくない。

バスケに限らず
歳を重ねた方が輝きが増すことって
少なくないと思うんだけどな。
何かにつけて「おっさん」言う風潮はどうなのさ。

そう、体力以外は。

例えば昔は10km走れたかというと
今より遅いスピードなのにゼーゼー言ってました。
34歳の今の方が楽に走れています。

マラソンとバスケをひとまとめにするのは乱暴だけど
努力で補える部分はきっとまだまだ多いはず。

【メモ】明日は走るフォームについて書きます

Date: 12/04/06 

磯野家の長男なら

受付|友愛診療所

自転車より車の方が速い。

ついつい英訳してしまいそうな文章ですが
内容はごくごく当たり前の事です。

自転車に乗っていると
車に抜かれることはたくさんあります。
だって車の方が速いんだもの。

でも先の信号で追いつくこともよくあります。
もちろん追い抜こうと躍起になったわけでもなく
気がつけば「あれコレさっきの車じゃん」って。

この時の“してやったり感”って何だろう。
磯野家の長男なら「エッヘン!」のひとつも発したでしょう。
少し前の「モヤモヤを取っ払う」でも書いたように
これもまた人間の性のひとつかも知れません。

同じ事が車同士でもあります。

追い越し車線の隣に「さらに追い越し車線」が要るくらい
取り憑かれたようなスピードで走り抜けたがる車。
後ろから煽られて一度は車線を譲ったのに
気がつけば知らない間に追い越してしまっていた時。

何ひとつ達成してないのに
何とも言えない達成感は確かにあるのです。

Date: 12/04/05 

内観撮影

内視鏡室の待合|友愛診療所

今日は間もなく開院される「友愛診療所」の内観撮影。
これから制作を始めるWebサイトと、チラシの素材として。

写真からも伝わるように
いわゆる“クリニック”とは一線を画した雰囲気なもので
どう伝えるのがいいものか思案しながらシャッターを切りました。
プレッシャーを感じながらもワクワクするのは毎度のこと。

明日も引き続き撮影。撮り甲斐もあります。

Date: 12/04/04 

新天地

月|田村神社

僕にとっては単なる引っ越しでしたが
偶然エイプリルフールと重なったこともあり
これってドッキリなんじゃないかとか
いろいろと反応をいただけてて面白かったです。

ドッキリではありません。
今日からこの新天地で心機一転。

今までノープランで続けてきましたが
もう少し分かりやすく伝えたい気持ちも芽生え
だからといってあまり型にはめたくもない。

そんな思いがあっての決心です。

しばらくは
AMATA BLOG」に毛が生えた感じになりそうですが
じわじわと変化を続ける予定ですので
その辺も楽しんでいただけると嬉しいです。

それから
AMATA BLOGが終わりを迎えるにあたって
何かしらコメントなど下さった皆さんありがとうございました。
「読み逃げ」して下さって全く構いませんが
わざわざ言葉を残してくださるのは
やっぱり嬉しいのです。一番の励みになるのです。

ちなみに題字はお馴染みすずきの姉さんによるもの。
去年の夏頃には描いてもらってたんですけど
確か「のんきな感じで。」ってお願いした覚えがあります。

Date: 12/04/02 

ようこそ

vs マンホール

amataando.jpへようこそ。

このサイトは
僕の日常と身の回りの方の出来事をお知らせするニュースブログです。
「AMATABLOG」の内容を丸ごとぜんぶ含みつつ、
もう少し広がりを持たせたいのが狙いです(iPhoneにiPodの機能が入ってる感じ)。
いろいろ試しながら運営しますので、
どうぞ長く優しく温かくお付き合い下さい。

一番の変更点は、情報量が増えること。

これまで通り「AMATA BLOG」だけをご覧になりたい方は、
AMATA BLOGカテゴリーをクリックいただくか
こちらのURLをお気に入りに追加して下さいますようお願いします。

形は変わっても、ブログは続けます。

Date: 12/03/31 

モヤモヤを取っ払う

2

最近ではお任せして下さることが多くなりましたが
お客さまからデザインのご要望をいただくこともあります。

そのご要望は本当に様々で十人十色。
大まかなイメージだけを伝えて下さる時もあれば
具体的に「こんなデザインにして欲しい」と仰ることも。

もちろんお客さまですから
ご要望を最優先するのは当然のこと。

でも求められる結果と
そのための表現がずれている時もあります。
そんな時は迷わず「きっと伝わりにくいですよ」と伝えます。

お客さまの求める結果と
表現の回路を繋ぐのが僕たちの専門領域。
いわばプロの仕事が求められます。

だからといって
無下に否定するのは失礼だし
理論を引っさげ言葉巧みに説得を試みたとしても
大抵は納得して下さりません。

理由は明らかで
「イメージを見たい欲求」が解消されていないから。

仕事やデザインにかかわらず
日常でもこれと似たようなことはあります。

例えば誰かに時間をたずねた時
自分が予想していた時刻と大きく違っていたら
自分の携帯や時計を取り出して見直したことはありませんか?

今どき時間の狂った時計を持っている方が珍しい。
だから相手を疑っているワケではないんです。

疑っているのではなくて
もう「どうしても自分で見ないと解消できない」心境。
これは誰もが持つ「人間の性」だと思います。

その性に基づくと
もし言葉だけでは足りない時は
たとえそれが陽の目を浴びない表現だったとしても
カタチにすることは実は省けない時間。

長いお付き合いが前提となる僕たちのような仕事では
そこで信頼関係が築けることだってあります。

何が言いたいかというと
それも立派な仕事なんだと思います。

Date: 12/03/30 

機械化(一部)

カモメ昼下がり|大津港

ランニングを続けていると
もっと速く走りたい気持ちになります。

だから定期的に走り込んだり
筋肉を付けたり柔軟性を持たせたり
フォームにもっと改善の余地はないか見直したり
心拍数や肺活量を測定したり。

思いつく限りあらゆる方法を試します。

仕事でもだいたい同じ。
無駄を減らせるところは極力減らして
伸ばせるところを伸ばしていく。
そのためにあらゆる視点から改善を図る。

この延長上に見え隠れする「機械化」の文字。

イチローの食事がいつも同じなことも
いつも安定したパフォーマンスを実現するために
自分を一部機械化していると言えます。

ランニングについても
フォームだけを切り取って言えば
適切な一連の動作を繰り返せるようになるために
地道な努力をコツコツ続けるわけで。

努力の先には機械化がある。
その辺ちょっと複雑。

もちろん心を否定するわけではありません。
仕事だって効率化を図るために
肝心の心を無くしてしまっては本末転倒もいいところ。

それを支えるのが努力なのは知りつつも
なんだか不思議だなぁと思ってしまうのです。

Date: 12/03/29 

おしい!広島県

おしい!広島県

うどん県」が巷を賑わす中
同じタイミングで知った
広島県の観光PRサイト「おしい!広島県」。

おもしろい。うまい。何これ。

最初は「こんなの邪道でしょ」と思いましたが
全くもってそんなことはなくて。
一見チャラチャラしているように見えて
実はとてもしっかしりしてる。
自分でも呆れるくらい“してやられた”気分。

まず見た目に楽しい。ワクワクする。
文字を読まなくても伝わるものがたくさんある。
これ当たり前のように思えて難しいこと。
そのための細かい工夫が至る所に。うーん素敵。

過去に行った事のある広島なのに
最後には「また行きたいなぁ」と思ったんだからすごい。
とにかく作り込みが本当にすごい。すご過ぎる。

とはいえ
広島という土地に魅力が備わっているから
この斬新な手法が成立したわけで
どの他府県でも通用するかというとまた別の問題。

それでも影響力はありそう。
他府県でも取り組みたい所は少なくないはず。
いろいろ乗り越える壁はあれど
そうなったらそうなったで面白そう。

ゆるキャラみたいな「何でもアリ」な広がりは困るけど
そこから生まれる新しい何かには期待したい。

・・・なんて第三者目線で言ってる場合でもないか。

ドメインは「oc-h.jp」
全国シリーズ展開でもするつもりなのかな
と思って調べたらそうでもなかった。

Date: 12/03/28 

週明け早々夢叶う(かも)

ドカベン

週末に「こんな仕事したいなぁ」と思っていたことが
さっそく実現しそうな今日の電話問い合わせ。

県内でとある商品開発をされている企業さま。

やりたいことがハッキリすると
こういうご縁が自然に増えてくる(気がします)。

ずっと言い続けていれば、どこかで繋がるもの。
すずきの姉さんもかつてそんな事を教えてくれました。

人の縁って、おもしろいなぁ。
とてつもなく苦しいけど、おもしろい。

期待に応えるのは当然の任務だけど
それ以上の広がりが生まれれば、もっといい。

できることぜんぶやるです。

Date: 12/03/26 

受付カード504

受付カード

銀行に行くともれなく
この手のカード(といってもペラペラの紙)を
強制的に発行しなければなりません。
かなり空いている時でも発行しなければなりません。

無駄だなぁといつも思います。
じゃあどうすれば無くせるかと考えます。

手間を最小限(理想はゼロ)に抑え
利用者をなるべくお待たせしないように
それぞれの相談内容ごとに振り分けておける仕組み。
そのデータは窓口と連動させる必要もある。

繰り返し使える番号札ではどうだろう?
紙とインクのロスは解決できる。
でもそれだけではちょっと弱いし、窓口との連動ができない。
新たに「紛失した時の問題」が生まれる。
それに何かを持つストレスは変わらない、とか。
そもそも昔はどうだったのか、とか。

あーでもないこーでもない。
待ち時間に時々そんなことを考えます。

結局いいアイディアは出ず時間切れ。
じゃあ「無駄とは言えないなぁ」となるわけです。
不満を言うのは簡単だけれど
解決方法が分からなければ単なるわがまま。

すべてをスッキリ解決させるアイディアなんて
そうそうお目にかかれはしないけれど
デザイナーである以上いつも目指したいと思うのです。

Date: 12/03/24 

1,000コメ

新潟市歴史博物館

スマートフォンは今年の課題のひとつ。

すべてのサイトをスマートフォン対応にするとか
そんな安直な発想ではもちろんなくて
対応した時に得られる反響をお客さまごとに検証して
利益に繋がるようであれば提案を考えます。

利益が出ないようなら現状維持。
長いものに巻かれるのが必ずしもいいとは限りません。
現状維持だって勇気ある判断のひとつ。

お客さまによってまちまちですが
アクセスの半分がスマートフォンからのサイトもあります。
反対に1割を切るものだってあります。
だから一様に判断するわけには行かないのです。

ただしEC系だけは別。
対応するに越した事はありません。
問題はそれ以外のもの。

きっと「あーこれいいね」と思える
いい感じの落としどころがある気がしています。
それを考えるのがおもしろい。

でも今のところボンヤリとしか浮かばす。
こういうのは動いてみてしか結果が分からないもの。
近いうちに思いついた事を試してみます。

〜〜〜

このBLOGを終わる前に
叶ったらいいなと思っていたコメント1,000件。
そこには自分からの返信も含まれますが
今日ついに達成しました。けっこう嬉しい。

そしてそのコメント1,000件目は
ご近所の焼き鳥屋「すみあん」の店主・和田さん。
他の方だったら何か贈り物でもと本気で考えていましたが
和田さんだしファンタ1本くらいで済ませます。

今日はコメント1,000件記念でビール半額です(ウソです)。

Date: 12/03/23 

お風呂と美味しいもの

新潟市歴史博物館

この間のハーフランニングのあと
寒かったこともあってすぐにお風呂に浸かりました。
おかげで筋肉痛にもほとんどならずに済んで。

お風呂って偉大です。

今日はお昼に少し悲しいことがありました。
でもお腹はしっかり空いていたし
栄喜知の遠藤さん直伝の「甘鯛の丼」作って食べたら
沈んでいた気持ちもみるみる回復。

美味しいものもまた偉大。

お風呂と美味しいものが無い生活なんて
確かに考えられないもんな。
偉大なくせに身近にいてくれて本当に有り難い。

それから偉大とはかけ離れたご案内ですが
この「AMATA BLOG」は3月いっぱいで終わる予定です。
今までありがとうございました。

Date: 12/03/22 

京都竹カフェ

京都竹カフェ

昨日は京都竹カフェに参加しました。

竹カフェとは、京都府内で「放置竹林」対策に関わる
民間団体や大学の研究者、企業、行政職員などが集まって結成した
情報交換と連携のゆるやかなネットワークのこと。

平たく言うと「竹林が放置されている」その深刻な問題について
解決案などみんなで情報共有しようぜっ、というもの。

いざその門を叩いてみれば
始まったのはカフェとは名ばかりの120%ガチンコフォーラム。
竹産業で生計を立てている(であろう)方がずらり。
柔道部物語のような甘い勧誘に誘われ参加した僕は完全に余所者。

にも関わらず
竹そのものについての説明や日本と竹の深い関わり
他には高度成長期を過ぎたニーズの変化や直面している問題
その問題に対する解決策の模索など「竹の現在」を知ることができ
僕みたいな素人でもしっかり分かる
たいへんたいへん有意義で貴重な時間でした。

別に僕は竹が大好きなわけではありません。
でも好きな部類であることは否定できませんし
竹の持つ洗剤能力のすごさは皆さんご存じの通り。だから気になる。
いいものはいいとしっかり伝えたい。

産業の抱える問題の根っこはどれも同じです。
AMATAのお客さまで代表的なのは
小浜の茶屋長三郎彌助さま輪島塗の加波さん
そして進行中の太秦にある畳屋さん。

品質はいい。だけど需要は減る。
今一度その「価値」を伝える必要があります。

無理なく現在の暮らしに寄り添えるような
超現実的かつ柔らかいアイディア。

そのためにまだたくさんのことを学ぶ必要がある。
そんなことを感じた4時間でした。

Date: 12/03/21 

滋賀銀行の利用限度額が変わりました

旧第四銀行住吉町支店

メインバンクである滋賀銀行の
1日あたりの利用限度額が
この3月から変更になりました(1ヶ月あたりも)。

1日あたり50万まで(1口座ごと)に。

知らずに給料を振り込んでいたら
僕の番になって「もー無理!今日は無理!」と言われて焦る焦る。
いよいよATMが僕の経営に口を出し始めのかと。

さすがにそれでは困るので
銀行へ行ったら簡単に変更できました。

電話でもできるみたいですが
あまりおすすめしません。
道のりが長すぎて途中で挫折しました。

キャッシュカードのご利用限度額変更について詳しく

Date: 12/03/19 

デザインの楽しさ

雪景色|新潟県新潟市

加波次吉漆器店さまの
サイクルジャージをデザインしています。

何かしらの反響を狙ったものではなく
純粋にかっこいいものをご用意するのが今回の任務。

これが楽しい。

まだプロじゃない時代に
趣味でTシャツを作っていた頃を思い出します。

誰かに向けたものでもなくて
ひたすら自分好みのデザインだけに没頭する。
100%自己満足の世界。

今回それと似た要素があります。

もちろん
ご依頼いただいている以上は仕事に変わりありませんが
かっこよければすべて良しという点では
そんなに大差ありません。

いろんなものから解き放たれた感じもあります。
デザインの楽しさを強く感じています。

Date: 12/03/17 

それがカフェなんだ

三月の豆cafe|Webサイト

香川県丸亀市にある
三月の豆cafeさまのコーディングを担当しました。

今回はデザインのご依頼ではなく
完成したデザインをWebサイトとして変換するお仕事。
図面を見て家を建てる大工のようなもの。

それにしても引き算なデザイン。
僕がオーナーなら怖くてここまで振り切れません。

もし仮にデザインまで担当していれば
限られた予算の中でできるだけお店の魅力を伝えられるよう
お店の持つ旨味を余すことなく伝えると思います。

例えば料理の写真をふんだんに使ったり
お店の空気感を伝えたり。
素材に対する蘊蓄なんかも要所に散りばめて。
もちろん文字だって読みやすく。

それがセオリー

でもカフェってそうじゃない。
いろいろ調べてみると
セオリーから外れたサイトの何と多いこと。
まるで暗黙のルールがどこかに存在するかのように
みな一丸となって無視しています。

どうしてだろう

ずっと不思議で仕方なかったけど
自分の頭では計り知れない「不思議さ」それこそが
カフェの最大の魅力なのかなと。

最初は「勿体ないなぁ」という印象だったのが
最近では「それがカフェなんだ」に変わっています。

魅力的な世界です。

Date: 12/03/16 

出不精

流し撮り

僕は出不精です。

海外に行ったことも
日本のいろんな所に行ったことも
いろんなイベントに参加してきたことも
誘ってくれる人がいたからこそ。

その人たちのおかげで
僕は新しい世界を見ることが出来るんです。
だからものすごく感謝しています。

そう思ったら
僕は何ができているんだろう。

Date: 12/03/15 

ここまで来た!うつ病治療

冬の輪郭

この間見たNHKの番組。
「ここまで来た!うつ病治療」というもの。

脳科学の視点でうつを捉え
脳の中でもうつと密接に関わる部分に
磁気などで刺激を与えることで
うつになる前の状態に戻す。
そうすることでうつが回復するんだとか。

言葉にすると乱暴に聞こえますが
カイロプラクティックの考え方に似ています。
カイロプラクティックの場合はそれが手であるという違い。

だから理屈はよくよく分かりますし
あまり違和感も感じません。

実際、長年うつに悩んでいた方が
この治療によって少しずつ元気を取り戻していました。
もちろんこの治療に出会うまでに
数々の投薬や治療法を経た上でのことだけに
それはもう幸せそうな表情でした。

その点でとても有意義な治療です。

ただその反面
人間の感情の部分を制御され始めている気もして
希望と同時に少し怖さも感じました。

僕もうつ経験(と言っても軽度)あるだけに他人事ではありません。

Date: 12/03/14 

ハーフ

錆

昨日はRUN TOGETHER。
人生初のハーフ(21km)完走しました。

隣の京都では初の京都マラソンが行われているというのに
向かい風と二日酔いの中ひとり黙々と走りました。
今日みたいな天気じゃなくて本当に良かった。さすがに雪はつらい。

走り切れたことに驚いたけれど
さすがに18kmを越えた辺りで右膝下に痛みが。
いつか目覚めると思っていた古傷がついに。
でも怪我の危険を真剣に考える所まで到達できたのは嬉しい。
フルマラソンへの壁はまだまだ厚い。

ところで最近の実体験。

走る距離が10kmを越え出すと明確に痩せます。
よく噛んで食べて週1〜2回走ったら確実に痩せます。
夜中にラーメン食べても痩せます(たぶん)。

昨日も水分採りながら走ったのに
帰って体重計乗ったら丸々2kg落ちてました。

ここ5年で今一番体重が軽いです。

Date: 12/03/12 

RUN TOGETHER

黒部ダム

諸刃の剣と言えば
ドラクエ3でパーティーを組む時
周りのほとんどが〈勇者・戦士・僧侶・魔法使い〉を選ぶ中
僕は戦士でなく武闘家を選んでいました。

屈強さや体力があることよりも
たとえ防御力は低くても
そのすばやさで相手の攻撃をかわしたり
先制攻撃や「かいしんのいちげき」で相手を仕留める方が
自分には自然に共感できたのです。

危険をはらんでいる反面、期待値も大きい。
そういうところに心が躍ります。
防具とか全然売ってなくてメチャ凹んだとしても。

バランスなんて悪くてもいいから
大きく魅力的な何かを持っている人やもの。
たとえ世話が焼けるやつだとしても
やっぱりそういうものには今でも強く強く惹かれます。

Nike Free Run +2も間違いなくその類。

明日は震災から一年。
大したことなんて何ひとつ出来ないけれど
頭に思い描いていることだけは実行しようと思います。

せっかくこんな企画もあるので
明日はこれに参加します。
走れる身体であることにも感謝したい。

Date: 12/03/10 

Nike Free Run +2

Nike Free Run +2

Nike Free Run +2を買いました。

普段使わない「内側の筋肉」やバランス感覚を鍛えられるらしく
まだ履けるシューズがあるのにも関わらず
自分へのご褒美としてついつい買ってしまいました。

昔から好きなんです、シューズ。

中学で膝を悪くした時に医者に言われた
「クッション性のある靴を履きなはれ」を信じて以来
僕の人生にシューズは欠かせません。

実際に走ってみました。

「裸足に近い感覚」を謳うだけあって
確かに裸足で走っているような軽さとフィット感があります。
軽いと言うよりむしろ「履いてない」。

そのせいか普段よりシューレースが鬱陶しく感じます。
だっておかしいでしょう、裸足にシューレースなんて(笑)

でもこの「無」の感覚、けっこう自分好み。

その代わり
ある程度クッション性を犠牲にしているそうで
長距離用で履き続けると怪我に繋がりやすそうな一足。
僕は今でも膝が強い方ではないので
それだけは注意しながら一緒に走っていこうと思います。

身体を鍛えられる反面
身体を壊してしまう危険もはらんでいる。

そんな諸刃の剣のようなシューズです。
諸刃の剣と言えばドラク…(続きます)

Date: 12/03/09 

似て非なるもの

手作りパン

気がつけば
普通に10kmとか走れるようになりました。
自分のことなのに不思議です。

最近は好きじゃないものほど長く続いています。
コンプレックスが影響しているのかも。
人生ってコンプレックスとの戦いでもあると思ってます。

ランニングを続けていられる理由のひとつは
同じように走っている友達のおかげ。
走行結果がタイムラインに表示されようものなら
こっちも負けてられん!と刺激になります。
これは本当に有り難いこと。いつもありがとう。

でも決して勝ちたいわけじゃありません。
ただ負けたくないだけ。この感情は似て非なるもの。
昔から勝ち負けにはあんまり興味がなくて
それよりも楽しかったかどうかが一番肝心なこと。
今は「負けねーよ」って思える相手がいることが楽しい。

でも本来は「これ!」という目標も立てずに
ひたすら淡々と続けるのが自分好み。
時々「目標ないのによく続けられるね」と聞かれるけど
目標を立てたら達成した途端に気が抜けてしまう。

そうなると続かない。

自分を焚き付けるのは苦手。
それが出来る人は本当すごいな〜と感心します。

Date: 12/03/08 

いいものはいい

無心のイラスト

イラストレーターさんが
ちょっとしたメモなんかにイラストを添えてくれます。

そのイラストがとても魅力的で
仕事としてお願いしたものよりグッと来ることがあるんです。
んな失礼なこたぁ言っちゃいけねぇ!と言われても
実際そうなんだから仕方がない。いいものはいいんです。

急遽予定を変えて
そっちを採用しようと思ったことさえあります。
そのくらい魅力的なのです。

きっと無心に近いから純度が高く、なおかつ軽い。
それは気持ちよさや心地よさに繋がります。
アウトサイダー・アートが持つ魅力にとても似ています。

Zen Brush」というiPhoneアプリで
ときどき僕も落書きのような絵を描くことがあります。

指で描くから精度には欠けるし
落書きだと割り切っている分迷いも少なくて
かえっていい絵が描けます(仕事には絶対使えませんけど)。

考え過ぎることが大好きな僕が
その瞬間は考え過ぎてないんだと思います。

いろんな人を見てはいつも「勿体ないな〜」と感じてます。
そんな「隠れた魅力」をどこかで活かしたい。

Date: 12/03/07 

若い二人って誰ですか

安芸の宮島|広島県廿日市市

体脂肪率を減らしたい。

具体的には20→15%くらいまで。
体重は比較的減らせても
体脂肪はなかなか減ってくれません。

ところで20%は平均値らしいです。
でもそれが適正というわけでは断じてないし
ただ「その辺が一番多いっすよ」って言われてるだけで。

それをどう捉えるかは
あとは若い二人にお任せしましょうオホホってこと。
何事も自分で決めねばならんみたいです。
僕の適正体脂肪率が分かる人なんているはずもないし。

参考はあくまで参考に過ぎない。
食べログと一緒ですね。

あらゆる面でそのへん肝に銘じておきたいです。
僕は考え過ぎることが大好きな人です。

Date: 12/03/05 

まとまった時間づくり

DMC-LX1

デザインの仕事をする上で
ある程度まとまった時間が必要な時があります。

僕の場合は情報整理とビジュアルづくり。
この2点だけは何かの合間を縫ってやる、ができません。

今まで流動的に組んでいた予定を
意識して制御すれば良い循環に繋がるのでは?
最近そう考えるようになりました。

例えば今日は情報整理。
明日は打ち合わせ。明後日はデザイン。
という風に。

もっと具体的に言えば
外に出る日と出ない日を決めてしまう。

脳のスイッチを急に切り替えられない
相性の悪い組み合わせをなるべく避けるようにする。
一日の中で相性の良いもの同士をまとめる。

そうすればもっと時間を上手く使えるはず(たぶん)。
僕は考え過ぎることが大好きな人です。

Date: 12/03/03 

文章の体幹

畳縁(へり)|西田畳店

ごく稀に「文章が上手い」と
お褒めの言葉をいただくことがあります。
でも昔から文章を書くのは苦手。

読書感想文なんて大嫌いだったし
大学受験では小論文のせいで志望校に落ちました。
起承転結も未だに使いこなせません。

島田紳助やさくらももこのエッセイを読み
文章よりもむしろその表現の豊かさに感銘を受けました。
おそらく『物書きの原点』はその辺にあります。

ブログを始めてからは
プロの作家さんの文章を客観的に分析したり
いろんな方のブログを読んでは
良いと感じた所を自分なりに取り入れて
日々咀嚼を続けています。

咀嚼を続けた結果
次第に規則(のようなもの)が生まれ
自分好みの質感が出せるようになってきました。
きっとそれが自分の文章の体幹。

↓きそく

◎意図なく片仮名や英語を使わない
◎なるべく固い言葉や難しい言葉を使わない
◎なるべく音読みより訓読みを使う
◎行末になるべく『、』を使わない
◎文節単位でいいリズムを作っておく
◎物足りなさを感じるほど短すぎないように
◎読む気を無くすほど長すぎないように
◎はじめて読んでくれた人にも分かるように
◎受け売りの情報は書かないように

何でもそうなんですけど
どこかの地点で『これでいい』とできない性格で
結局これからも延々と咀嚼を続けます。
だからこの規則も明日から変わるかも知れません。

そんな変化も一緒に楽しんでいただけると幸いです。
僕は考え過ぎることが大好きな人です。

Date: 12/03/02 

アカウント停止中

キャッフィー

iPhoneからPCメールを受信するのをやめました。

出先から確認するにはあまりに便利で
今でもそれは重宝する機能ではありますが
絶対に必要な状況でもない限り
そこまでしなくてもいいやと思うようになりました。

あればいいけど、なくてもいい。

おかげでほんの少しだけ開放的。
適度な開放感がある方がペースを保てます。
いざやめてみると何の不便も感じません。

それと最近は受け取って捨てるだけの
ポスティングちらしを何とかしようとしています。

あれは意思表示で何とかなるのかな。
回避する手段がないのも乱暴な話だと思いますし。

作り手なのにそんなこと考えています。

Date: 12/03/01 

自転、今度は公転も

びわ湖レイクサイドマラソン2012

びわ湖レイクサイドマラソン2012

びわ湖レイクサイドマラソン2012

びわ湖レイクサイドマラソン2012

びわ湖レイクサイドマラソン2012

今回のマラソンで一番印象的だったシーンがこの写真。
SWEETTYPE中村さん夫婦のハグ。

この感動的なハグに至る物語はこうです。

〜〜〜

◎旦那さん
過去にハーフマラソンを経験済み。
ただし怪我を押しての参加で結果には納得いかず。
今回は地道な努力で目標の1時間を切る快挙(59分59秒!)。

◎奥さん
マラソン大会は初めて。
仕事や子育ての合間を縫ってこつこつトレーニング。
練習では本番の距離(12km)を走る事は出来なかったのに
それでも当日は無事完走。それも素晴らしい記録で!

〜〜〜

現場では照れながらシャッターを切りまくりました。
ただゴール地点近くでの出来事なので
後続のランナーを邪魔しないようその場でパシャパシャ。

それなのに構図は実に豊か。
よく見て下さい。背景はどれも同じ構図です。

つまり本人たちが回っています。

頭より本能が先に立ったような自然なハグ。
その場にいた僕にはそう見えました。
それなのに本人たちは不自然なほどキレイに回っています。

びわ湖レイクサイドマラソン2012

実際もう一組の夫婦のハグは旦那の悪ノリ(乗っかっただけ)。
一体感の無さは見るも明らか(笑)
でも実際のハグなんてこんな感じなんですよ。

違いは夫婦間の仲の良さ?
そうではなく全く違う視点からの答えでした。

ブライダルの撮影が本職の中村さん。

右脳で目の前の出来事に感動しつつも
左脳では僕のカメラ位置を冷静に確認しながら
自分の表情も奥さんの表情も写るように
少しずつ自分たちの角度を変えていたのだそうです。
2人のテンションが急激に上がりきって
手を繋いでお花畑を駆け回る
ハイジのような世界観に浸っていたわけではありません。

もしカメラマンを撮る機会があれば
そんな事を気にしてみると違った発見があります。

そんなわけで見事に撮らされていました。
今度は僕も一緒に回ってみようと思います。

Date: 12/02/29 

びわ湖レイクサイドマラソン2012

びわ湖レイクサイドマラソン2012

昨日はびわ湖レイクサイドマラソン2012へ。
今回で3回目となるこの大会は
やっぱり今年も東京マラソンの裏番組的位置づけ(な気がする…)。
でもランナーはそんなこと気にせず楽しんでいます。

びわ湖レイクサイドマラソン2012

今回は参加しませんでした。
理由は怪我や抽選漏れでも何でもなく
これまで2回参加してみて
どちらも納得行く調整が出来なかったため。
1、2月はなかなか走れません。

この大会は走る以外で関わります。
というわけで昨日は出場する友だちの応援と撮影に。

びわ湖レイクサイドマラソン2012

この2人、とその奥さん。
つまり2組とも夫婦での参加。なんだかいい感じ。
皆それぞれの想いを胸に走る。熱い!

見てるだけなんて退屈かなとも思いましたが
12kmコースだとゴールまで大体1時間〜1時間30分程度。
急いでスタート地点からゴール地点に向かい
地元のお店が出店しているテント村で
出来たてのどら焼きとホットココア飲んだらあっという間。
熱々の皮に冷たいあずきの温度差はまさに官能的。
みんな完走してからもまたひとつ食べました。来年も必ず。

いろんな人のフォームを参考にできたし
撮りどころなんて尽きないし、これはこれで楽しい。
完走した直後のいわゆる“素”の表情なんて
そうそう滅多に撮れるもんじゃないし。これぞリアルって感じで。

ただあまりにリアルすぎて
ブログで詳しく紹介できないのが唯一の欠点。
走った人たちだけが楽しめる画像です。

Date: 12/02/27 

Vivitar VC5050

Vivitar VC5050

時々使うトイカメラ。

ケロッグのおまけに入ってそうな
トイの名に恥じない『おもちゃ感』は一周回って楽しい。
シャッターボタンを押した時の音さえも軽く
全体的に隙が多すぎる設計。だからこそ愛らしい。

こういうカメラと高画質カメラを使い分けられると
自分の中に広がりが生まれていいものです。
はじめは「やっぱD300の方が性に合うかも」と思ったのに
日に日に「何かいいかも」と思えてくるから不思議。

噛んで初めてうま味を感じる質(たち)かも知れません。
逆に言えば高画質は分かりやすく美味しい要素。

いつか仕事でも使う日が来たら、きっと楽しい。

特にモノクロは圧倒的にこっちのが好き。
色がないのに感じるあたたかさ。
露骨に鮮やかになるビビッドモードもいい感じ。
(昨日の写真はビビッドモードです)

Date: 12/02/25 

中山珈琲×GOODFOOD

中山珈琲|GOODFOOD

僕は普段あまりコーヒーを飲みません。
でも彼のコーヒーだけはけっこう飲んでいます。
中山珈琲(オーナー:中山修也)のコーヒー。

GOODFOODのサンドウィッチと彼のコーヒーとで
いろんな食べ合わせ・飲み合わせを楽しもう、という催し。

9種類のコーヒー豆を用意して
コーヒーでは珍しい『飲み放題』ができるというもの。

中山珈琲|GOODFOOD

淹れ方にだって選べる楽しさを。
フレンチプレス、ハンドドリップ、そしてケメックス。
もちろん違いは分かるはずもなく(笑)
これはこの次の宿題。

でも珈琲の味の違いは少し分かりました。
ふだんあまり意識しないものを意識することは
僕にとってとても有意義で大切なこと。
そう言えば違いを見分けることって楽しい事が多い。
視覚を使う『間違い探し』もそうだし
今回みたく味覚や嗅覚を駆使することも。

人間は五感を発揮したくて仕方ないのかも知れません。

中山珈琲|GOODFOOD

珈琲のお供にWILD ROSEのお菓子も。
近いうちにまた紹介させてもらえるかも知れません。
見るからに天才肌の子が作る繊細で後を引く味。

そんな中山珈琲は今月号(2/23発売)のSAVVYに掲載中。
京都の最南端で今日も焙煎中(たぶん)。

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Date: 12/02/24 

傘がない

テーブル

気がつけば傘がありません。

無くした記憶すらないのに傘がありません。
買って2回くらいしか使った記憶しかないのに。
それなのに僕の傘がありません。

ひとつ前の傘は品川で無くしました。

東京に行く用事があり
いつものように新幹線で向かいました。
こっちでは雨も降っていないのに
向こうは雨だと言うから
わざわざ傘を持っていったのです。

それなのに品川駅で忘れてしまいました。
もちろん新幹線の中でです。
ただただ新幹線の燃費を僅かに悪くしただけの男。

傘を無いことに気付いてはや数週間。
なくても生活できていることに少し驚いています。

でもやっぱり傘が欲しいのです。

Date: 12/02/23 

梅原真 〜それとネコの日〜

ネコ

デザイナーの梅原真氏が
この間プロフェッショナル(NHK)に登場。

自分が理想とする方向にかなり近く
倍近く年の違う方が先を歩いているのを知って
刺激と安堵感を一度に味わいました。

潜在的な魅力はすごくあるのに
それをうまく伝えられていない商品や、人。
僕の周りにもたくさん目にします。

そういう方に限って
お金に余裕なんてありません。

それをデザインの力で
なるべく無駄なお金を使わずに
地道にその魅力を『伝える』ことを繰り返す。

放送ではお金のことには触れませんでしたが
つまりは梅原さんに依頼すること自体が
なるべくお金を無駄にしない選択なんだと思います。

一番心に残った言葉はこれ。

『デザインの力で守れる風景がある』

今までその発想はなかったけれど
よくよく考えてみればそう。

つくづくやり甲斐のある仕事だと思いました。

【特別編 〜ネコの日仕様でお楽しみ下さい〜】

デザイナーの梅原真氏が
この間プロフェッショニャル(NHK)に登場。

自分が理想とする方向にかニャり近く
倍近く年の違う方が先を歩いているのを知って
刺激と安堵感を一度に味わいニャした。

潜在的ニャ魅力はすごくニャるのに
それをうニャく伝えニャれていニャい商品ニャ、人。
僕の周りにもニャくさん目にしニャす。

そういうニャタに限って
お金に余裕ニャんてニャりません。

それをデザインの力で
なるべく無駄ニャお金を使ニャずに
地道にその魅力を『伝える』ことを繰り返す。

放送ではお金のことには触れニャせんでしたが
つまりは梅原さんに依頼すること自体が
ニャるべくお金をムニャにしない選択ニャんだと思いニャす。

一番心に残った言葉はこれ。

『デニャインの力で守れる風景がニャる』

今ニャでニャの発想ニャニャかったニャれど
ニャくニャく考えてニャればニャー。

ニャーニャーニャー甲斐のある仕事ニャとニャーニャーニャー。

Date: 12/02/22 

SOPHIA|リーフレット

SOPHIA|リーフレット

膳所にあるエステティックサロン
SOPHIAさまのリーフレットを担当させていただきました。

お店をOPENされて1年が過ぎたところで
本格的に集客のツールが必要になったことがきっかけ。

SOPHIAはビルの2Fにあり
しかも1Fには派手なもんじゃ焼き屋さん。
歩行者には少し目立ちにくい環境。

SOPHIA|外観

モノクロの外国人女性写真を用いた
ファッション性の強いサインも
見方によっては閉じた印象を与えかねないので
何かしら敷居を下げる必要がありました。

実際にオーナーとお会いしても
実年齢よりもはるかに若い印象でとても愛嬌のある方。
外観のイメージとは異なります。

そこでリーフレットで解決を試みたことは
そのズレを少しでも和らげることと
その前に挙げた『閉じた印象』を軽減すること。

簡単に言うと『2Fに上がってもらいやすく』なれば成功。

写真をたくさん用いて中の雰囲気を伝えることと
品質は高いのに続けられる価格を提供していること。

最終的にこの2点を効果的に伝えるものを
ご用意させていただきました。

来年度はWebサイトの立ち上げも予定しています。

Date: 12/02/20 

これ!という写真の管理

かやくごはんのおにぎり

撮りに撮った写真を何とかしたい。

デジカメのデータだけではありません。
フィルム時代のそれも全部含めた一大計画。

これまで何度か挑戦するも
途中で投げ出すか写真に見入ってあえなく撃沈。
きっと誰もが経験する楽しくも苦い記憶。

そもそも明確なゴールを描いていない。そこが問題。

撮り貯めたネガやポジを仕分けすることなのか
データのバックアップを取ることなのか
お気に入りの写真はすべて印画紙に焼くことなのか
とにかくハッキリした正解がありません。

それに量が多すぎて
自分の意志で取り組んではいるものの
深層心理にある『面倒くさい』の感情が手を止める。

そして最後はフワフワさせて時間切れ。
大抵はこの繰り返し。繰り返しの繰り返し。

すべてをデジタルデータにすること。

これはひとつの正解。
でも正解の一部に過ぎないと思っています。

一部に過ぎない理由。

それでは『手にとって写真を見る』行為によって得られる
刺激や感動が完全に失われてしまうこと。

要するに電子書籍と同じ問題。
ただカメラの場合は印画紙に焼く行為に一手間いるので
書籍と全く同じ棲み分けにもならないはず。

今年中に自分なりの答えを出します。

Date: 12/02/18 

僕がMacを使うんじゃなくてMacが僕を使い始めた瞬間

ふたり|兵庫県立美術館

忘れもしません。

あるべき主従関係がその瞬間に一転したこと。
もう10年近く前になる話です。

当時はPowerMacG4を使っていました。
大容量のデータを保存するには数分かかる処理速度。
じゃあ保存中に休憩するか、そんなペースで進める仕事。
保存が終わった頃にまた仕事を再開。

とても釣り合いの取れた関係でした。

そんなある日。
PowerMacG5が仕事場にやってきます。

彼はエリートでした。
G4に比べ何倍もの速さで処理を行う馬力の持ち主。
筐体の材質がプラスチックからアルミに変わったこともあり
汗ひとつかかず任務を遂行するクールガイ。

そのおかげで
いざ休憩しようと席を立とうものなら
襟を掴んでまた席に戻さんとばかりの威圧感。
席を立たせないという表現の方が適切かも知れません。
保存はもうとっくに終わっているから。

ここからペースが狂い始めました。

僕がMacを使っているんじゃなくて
Macが僕を使い始めた瞬間。

今でもその感覚はずっと残っています。

Date: 12/02/17 

家電リサイクル券

N702iD

部屋のブラウン管テレビを処分しました。

地デジこそ映りませんが
DVDやHDDに録画した番組は観られるので
再生専用モニタとしてしばらく部屋に残しておいたものの
番組が映らなくなった途端に使わなくなりました。

不思議な現象です。

DVDや録画番組を観る行為は
通常の番組を観る行為とは全く独立しているはずなのに
流れ弾を浴びたように気持ちが萎えてしまう。

何なんだろう。

そんな中で僅かに気になっているのは
再生専用として使うにせよ
『再生するまでのほんの数秒は番組が映る』。
この一見すると重要でも何でもない機能が失われたことが
今回引き金になってしまったのかも知れません。

未だに原因は不明ですが
とにかく部屋からテレビが無くなりました。

ーテレビの処分費用について

家電量販店に持ち込めば
5〜6,000円(25インチの場合)かかるとのことで
今回は郵便局で振り込む『家電リサイクル券』を利用しました。
リサイクル券の振り込み料はは3,000円未満。
その後、指定の処分場までテレビを持ち込めば追加費用なし。
結局3,000円以内で収まりました。

もし処分がまだの方は、ご参考に。

Date: 12/02/16 

34

ネコ(車の下より)

34歳になりました。

贈り物やお祝いの言葉など本当にありがとうございました。
誕生日だからと言って特別なことはせず
他の日と変わらずしれっとしていたい性格ではありますが
それでもやっぱり嬉しかったです。

感謝、ただひたすらに感謝。

34で思い出すのは元NBA選手のチャールズ・バークレー。
だから何だと言われても何もありません。ただそれだけです。

僕の34歳も同じで、ただそれだけです。
変わらず同じスタンスを貫きます。

と言いつつ早速体調を崩し気味。

若くない事だけは意識した方がいいかも知れません。
ただし変なブレーキだけはかけずに。

Date: 12/02/15 

やるな代

長3カマス封筒|いざわ歯科

以前ロゴや診察券を担当した
いざわ歯科さまの封筒をデザインさせていただきました。

紹介状としてお使いになるため
中身が透けて見えないことが必須条件となります。

それを踏まえ
今回は清潔感を強調する類の白ではなく
少し灰色の混じったいわゆるライトグレーを採用。
プライバシー性を高めることができます。

印刷部分には風合いと立体感を。
そんな要望にピッタリの活版印刷で。

通常のオフセット1色刷りと比べ
少しばかり費用が上がってしまいますが
差額以上の品質が実現できます。

今回は

「こっちの方が紹介先に『やるな!』と思ってもらえますよ」

この一言で
お客さまを口説き落とすことに成功。
いざわ歯科さまの印象は“洗練されたクリニック”。
できればそれ相応のものを使って欲しい。

ただ安いものでなく
無理なく良いものを提案し続けたいです。

Date: 12/02/13 

線になるきっかけ

永源寺こんにゃく

ただいま自炊生活中。

出汁、酒、塩、醤油、味醂、など。
もう34歳が迫っているのに
全く使いこなせるようになっていません。
情けないったらありゃしない。

レシピを記憶するには限界もあるし
それだと応用が利かないし、身につかない。
自転車操業は正直なところ疲れます。

そうじゃなくて

この素材の良さはここ→それを生かすにはこう

という順番がいい。
それが自然に出来るようになりたい。
そうすれば発想が生かせるはず。

デザインの仕事ならそれができるのに。

培ってきた点の数は少なくないし
何かのきっかけでとりあえず線にはなるはず。
でもそのきっかけが分かりません。

美味しい料理の作り方じゃなくて
まずそういう所をどなたかに教えて欲しいんです。

Date: 12/02/10 

咀嚼

縁(へり)|西田畳店

京都は太秦にある
畳屋さんのWebサイト制作を担当しています。
今は3〜4合目といったところ。

今回はお客さまとお話しする時間を
いつものよりも多めにいただくようにしています。

それは・・・

畳についての知識があまりに乏しく
あまりにもお客さまと同じ目線に立てていないため。
日常的に思えて本当は全然知らない世界。

立てばいいってものでもありませんが
繊細な世界を大雑把にしか知らなさすぎるのは
結果的にとんちんかんなWebサイトを作りかねません。
そんなこと一度たりともしてはいけない。

知識の聞きかじりに終わらず
お客さまが扱う畳の魅力を第三者に伝えられる。
最低ここまで咀嚼を続けます。

ただ咀嚼しようにも結構固くて
いつもより噛む回数を増やしている、というわけです。

咀嚼が終われば今度はお客さまの想いも加えて
そこからさらに新しい咀嚼が始まります。

その繰り返し。

今日は仕事場を拝見することができて
かなり噛みやすくなりました。

予定では春までしばらく噛み続けます。

Date: 12/02/09 

レセプションからの

十割そば やまもと

昨日は『十割そば やまもと』のレセプションへ。
『なごみ』や『なごみねこ』を運営するお客さまの新しいお店。

看板通りの十割そば(田舎そば)と
そばの実の中心だけを使う更科そばの2種類があります。
そばの他には一品や近江黒鳥の水炊きなど
いわゆる『そばだけでもいいし飲みもイケる』お店。

栄喜知5周年

そのあとは昨日で5周年を迎えた栄喜知へ
お祝いのお花を届けに。出会ってからもう丸5年。
あのスタンスで5年お店を続けるって、本当にすごい。

どちらも長く愛されるお店でいてください。

Date: 12/02/08 

立春朝搾り

立春朝搾り

2月4日は立春。
冬至と春分の中間地点。

その日は全国の蔵元で祝いのお酒が作られます。
4日の夜中から搾り始めるらしく
そのお酒は『立春朝搾り』と呼ばれます。
その出来たてのお酒を周りにふるまう(のかな?)

縁起物として時々お店で一杯頂く事はあっても、
自分の手元にあるのは生まれて初めて。
あまりの嬉しさに簡易スタジオ作って撮影。

栃木の朝搾りに参加された気さくな方が
ご親切に送って下さいました。
栃木の蔵元からAMATAへ、商売繁盛の想いと一緒に。
しかもまだ一度もお会いした事ないのに。。

ここ数年、面識ない方から頂きすぎ。
お酒をいただく前から感覚が麻痺しています。

感謝、ただひたすらに感謝。
本当に本当にありがとうございます。

気持ちごと美味しくいただきます。

Date: 12/02/06 

美味しい記憶

雪景色

恵方巻きを買うお店は、数年前からずっと同じ。

それまでは毎年お店を変えては違いを楽しんだのに、
今のお店と出会ってからは周りなんてどうでもよくなり、
一年に一度の楽しみとして定番化しています。

単に美味しいから、じゃなくて、
美味しい中にも『心に染み入るような美味しさ』があるから。
ふっと肩の力が抜けて、冗談抜きで、
気を緩めるとうっかり泣いてしまいそうな、そんな感覚すら覚えます。

ぐいぐいと主張する味じゃなく、スッと体内に溶け込む優しい味。
最後には美味しい記憶だけが鮮明に残ります。

そのお店のご主人、おそらく職人歴が半世紀は超えるご年配の方。
巻き寿司ひとつにご主人の人生がそのまま投影されているような気さえします。
いや、きっとそうだと思いたい。
若い職人には絶対に真似できない、長い歴史を経てこその味なんだなぁ、と。

もちろん若い時にしか出せない味だってあります。
でも、今は老舗の味を楽しませて欲しい気持ちが揺るがないのです。

また来年を楽しみにしています。

Date: 12/02/04 

野洲 is 国境

積雪

ー昨日の雪

AMATAがある野洲(やす)という土地は
これ以上北に行けば雪国と化すギリギリの場所。
どこか国境のような感覚を持っています。

その野洲より北に住むスタッフ・タッキーの自宅周辺では
昨日50cm程度の雪が積もったようです。
そこまで離れているわけでもないのに野洲は無事。

雪こそ降れど、積もるまではいかず。
写真撮る用意はしてたのに、いいんだか悪いんだか。

ーインソール

爽快潔リビングさまが『爽快潔インソール』を発売。
つまりは靴の中敷きです。
お使いになる事でこんな効果が期待できます↓

・靴の中のムレを防ぐ
・底冷えを防ぐ
・いつでも清潔(簡単に洗えます)
・感触が気持ちいい

ところで昔の人は
靴の中にスライスした『へちま』を入れていたそう。
もちろんムレを防ぐのが一番の理由で。
その柔軟さ(したたかさ?)には頭が下がります。

このインソール、
見るたびにへちまを連想します。
へちまより優れている点もたくさんあり
これはなかなか面白いですよ。

Date: 12/02/03 

株式会社 丸商|Webサイト公開

株式会社 丸商|Webサイト

株式会社丸商さまの
Webサイト制作を担当させていただきました。

会社案内が主な内容。
今後の展開についての具体的な内容は未定ですが
積極的に活用していくとの事で楽しみです。
いつも言いますがWebサイトは生き物。
正しく世話をすれば頼れる存在になってくれます。

まもなく創業30年になる老舗の雰囲気を
落ち着いたトーンで表現しつつも
全体的に古くは見えないように工夫しました。

今回もデザインはお任せ。
力を発揮しやすい環境を提供していただけて
毎度本当に有りがたい限りです。

Date: 12/02/02 

表計算

公園|京都市南区

あっという間に2月。

お陰さまで年明け早々いろいろご依頼をいただき、
年末年始に悩んだ時間が無駄になるくらい
目の前にはやる事がたんまり。タンマリーヌ。

そんな忙しかった1月に覚えた
仕事の効率をググッと上げる革命的技術。

それは・・・表計算。

ものすごく便利。モノスゴクーン。
こんなに便利ならもっと早く覚えれば良かった。
主に見積書や請求書を作っています。

デザイナーにはOffice系のソフトより馴染みの深い
Illustratorというソフトがあり
良くも悪くもそれで作れてしまうんです。
ただし計算式は作れません(高度なプログラム組める方は別)。
それがアダとなってしまいました。

僕と同じようなデザイナー結構多いと思います。
Office系のソフトなんてさっぱりの。
でもやっぱり餅は餅屋、適材適所。
専門職とは言え基本的なところは押さえて損はないみたい。

エクセルと書かないのは
Apple純正の表計算ソフト『Numbers』を使っているから。
シンプルで直感的な画面はいかにもApple。

はーホント便利。今までが馬鹿みたいです。

Date: 12/02/01 

荒っぽい

鉄の塊と塊|滋賀県栗東市

週末に控えている節分なんて
僕にとっては年に一度のお祭りでしかありません。
もちろん『巻き寿司の丸かぶりOK』の。

豆を食べることも儀式の一環。
何の想いも願いもありません。ただ食べるだけ。

我ながら荒っぽい(笑)

昔は、
医療が発達していなかった時代は
こんな風にして願う事が救いになったのかなぁ、
なんてことを最近友達と話しました。

医療が発達してしまった今
表面だけ一人歩きしている感はどうしても否めません。
日々の彩りとして間違いなく一役買ってはいるんですけど
どうにも芯が無いように感じてしまいます。

今年も一年間、自分や大切な人の無事や健康を願うこと。
それをしっかり押さえられる人になりたいです。
それを踏まえながら、今年も全力で丸かぶりたいです。

Date: 12/01/30 

ほぼ日ホワイトボードカレンダー

ほぼ日ホワイトボードカレンダー

ほぼ日ホワイトボードカレンダーを買いました。

表面にPP加工が施されていて
まるでホワイトボードみたいに書いては消せるもの。
仕事の予定を書き込むのに使います。

今まで6年間
予定がお客さんにも見えるのも良くないし
室内の雰囲気に合うものが見つからずでしたけど
やっと欲しいと思えるものに出会えました。

満月と新月の日にはアイコンが付いています。
役に立つか分からないけど、楽しい。

今時は壁を傷つけないフックもあるんですね。
背中を押してくれた影の功労者。

いつか壁一面をホワイトボードにする
大いなる野望への前哨戦として使ってみます。

Date: 12/01/28 

ロボジー 〜愛を持って〜

飴

矢口監督の『ロボジー』観ました。
相変わらず誰も傷つけない
まったりしていてついつい顔がほころんでしまう作品。
矢口さんの一貫したスタンスは好きです。

ウォーターボーイズやハッピーフライトなど
これまでの他の作品と比べると
ちょっと抑揚に欠けるかな、という印象。
毎回いい作品ばかりで期待しすぎたのかも知れません。

最近感じるのは
映画なんて突っ込み出したらキリが無いなぁ、と。

突っ込みどころのない方が
品質としては高いのかも知れません。
それだけ作品に入り込めますし
脚本にじっくり時間をかけて練り上げている証拠。

ただ、
人間でも全体的なバランスはひどく悪いのに
やたらと魅力的な人がいます。

それと同じで細かい『あら』は受け入れて
いい所をしっかり観ていけばいいのかな、と。
つまり愛を持って映画に接する・・・

・・・・・・。

なんて書いてるうちに気が変わりました。
やっぱりそれは違います。映画を甘やかしすぎ。

何も考えずに楽しめる作品がいいです。
素直に「観て良かった!」感じられるものが。

Date: 12/01/27 

整えました

Magic Hour|滋賀県野洲市

ー昨日は今年初めてのカイロへ

自分の処理能力を超えてしまうと
精神的ストレスが溜まって自律神経が乱れ、
疲れてるのに眠れなくなる負のループが開催されます。
おまけに腸の機能まで下がってしまい、
何ひとついい事がありません。
最近もちょっと調子を崩し気味だったので。

その辺をキチンと整えるためには
カイロプラクティックは本当に相性がいい。
今年もお世話になること決定です。
困った時に助けてくれる存在って本当に心強い。

ーついでに加圧トレーニングも。

今年も引き続き代謝を高めるのはもちろん
ランニングにも加圧を役立てます。

中距離を走るのに必要な身体の内側の筋肉を鍛えたり
「走る」一連の動作をスムースにするために
O脚の矯正もプログラムのひとつに取り入れました。

じっくり時間をかけて
長くランニングを楽しめる身体づくり。

Date: 12/01/26 

京都のクリニック

亀

京都は堀川御池にあるクリニックのWebサイトを担当します。
科目は内科・消化器内科・胃腸内科・小児科・皮膚科。
コンフォートボックスの井口さんが紹介して下さいました。

今日お客さまと初めてお会いして
またしてもこれまでとは異なるアプローチが必要になります。
具体的にどんな表現が適切かは
まだ自分自身もモヤモヤしているところ。

いつものように
コミュニケーションと検証を繰り返しながら
カタチへと落とし込んでいきます。

仕上がりはきっと自分でも見たことないカタチ。
それくらいの個性を既に感じています。

Date: 12/01/25 

太ってる

凸凹|滋賀県栗東市

自分の部屋を掃除するだけでも
要らないものがわんさか出てきます。

今だ衰えない片付けブーム。
流行るからには他の人も「もの」が溢れている証拠。

人の体に置き換えてみます。

「要らないもの=脂肪?」

確かに体脂肪率が高すぎるのは良くない。
だからといって体脂肪率0%も良くなかったはず。

ジョブズの部屋みたいに
あそこまでストイックが過ぎてもくつろげない。
部屋に求める要素としてそれは残したい。

本当に必要なもの以外のものは
体脂肪と同じく10〜20%程度がいいのかな。
それくらいが丁度いいバランスかも。

そう考えると日本は太ってるなー

Date: 12/01/23 

モリツケ

電線|滋賀県栗東市

料理は好きでも盛りつけは苦手。
ステキに盛りつけるための理屈は知るものの
あんまり実践する気が起きません。

それと
我が家はステキな器にあまり縁がなく、
この料理にはこんな器が合うはず!
という僕の要望に応えてくれる選手も不在です。

ドキドキするような器があれば
もう少し盛りつけに心を配る気にもなるけれど
それはもう少し後の楽しみに。
今はざっくばらんな感じのままでいい。

そういう感性は
外で存分に磨かせてもらいます。

感性を刺激するものには
これからもなるべくたくさん出会いたい。

・・・ってこれ器に限ったことじゃないですけど。

Date: 12/01/21 

とたん

Magic Hour|滋賀県栗東市

年も明けたし、
昨日しれっとWebサイトを無彩色から元に戻しました。

途端に今日、3つの連絡。

はじめはWebサイトリニューアルの見積もり依頼
次は香川にあるカフェのWebサイト制作依頼
そして最後は以前からお世話になっている方からの新しい依頼。

もちろん偶然が重なっただけでしょう。
でも何か勢いを感じた一日。

実のところ
集中しきれない日がしばらく続いていて
コリャどげんかせんといかんな〜と悩んでいました。
でも今日の問い合わせのおかげで気持ちが上がってきました。

今年もやるだけ。
心を込めてやり続けるだけ。

それを実現するための自己管理(が難しい)。

少し前にテレビで観た
カズのインタビューも心強かったな。

若手の選手に負けないくらいキラキラしているし
サッカーにはあまり関心ないけど
10年後もこの人みたいでいたいな〜と心から思いました。

希望は多い方がいい。

Date: 12/01/20 

赤の補色

Magic Hour|滋賀県近江八幡市

使わなくなったテレビを廃棄したくて
普段よく利用している近くの家電量販店に電話。

何度かけても繋がりません。
少し時間をおいてから挑むも結果は変わらず。
そんなことを繰り返して15分。

さすがにしびれを切らして
普段ほとんど利用しない二番目に近いお店に電話。
すぐに繋がりました(当たり前ですけど)。

たったそれだけの理由で
今度からこっちのお店を利用することに。

お店を変える瞬間なんてこんなものかと
自分の身を以て体験しました。
それがたとえ何かの偶然かも知れなかったとしても
10年以上お世話になっていたとしても。

世の中あなどれません(自分のことですけどね)。

Date: 12/01/19 

麹と酒粕

本陣|滋賀県草津市

身の回りにある価値の再発見。

ことばにすると大袈裟に思えるけど
単純に「あれっこれ実はすごくいいじゃない!」を探すだけ。

いつもの望遠ズームから標準マクロレンズへ
視点を切り替え始めた今日この頃。
自分のレンズはいくつか持っている方が楽しい。

バッティングの調子を崩した時にイチローは
ひたすらバントに時間を割くと言っていました(たしか)。

僕の場合は
特に調子を崩してはいないけれど
感覚的にはそれと似ています。
頭の中でずっとモヤモヤし続けているものを
そろそろきちんと捉えていきたい。

そんなわけで今、
麹と酒粕に興味を示しています。

試してみて相性が良かったら、
生活に取り入れようと考えています。

Date: 12/01/18 

酔っ払い中のヨーギニー

鉄の塊|滋賀県栗東市

末端冷え性について
いろんな方から助言をいただきました。

興味深かったのは
それぞれに対策の方法が全く違うことと
それなのに結果が出ていること。

目指すゴールはみな同じなのに
いろんな方法がある。
何を今さら?と言えばそれまでですが
人それぞれ信じている世界があるんだなぁと。

卵焼きひとつでも
その人その人の作り方があるように。
だからおもしろい。

その中で一番印象に残った
酔っ払い中のヨーギニーさんから聞いた方法がこれ。

朝起きて歯磨きと舌の汚れを取る

10分煮出した白湯を一杯飲む

お腹ぽかぽか

それはそれで良さそうだけど
果たして末端冷え性に効き目あるの?というもの。

さっそく今朝やってみました。

手足は冷たいけれど確かにお腹はぽかぽか。
それにすごく気持ちがいい。
手足は冷たいけど。

確かに続けられそうなものから
続けてみます。

Date: 12/01/16 

末端冷え性どうにかする

川面|滋賀県野洲市

この季節
どん引きされるほど手足が冷たくなります。
一般的に末端冷え性と言われるもの。

握手でもしようものなら
思ってもいないほどの冷たさだったのか
時おり相手に一瞬ピクッと仰け反られることも。

今までは
みんなそうなんだと思ってたから
これっぽっちも気にならなかったけど
どうやらそうではないらしい。

改善の余地があるらしい。

末端冷え性なんてだたの「名称」にすぎないから
具体的にどういう現象なのか
その理屈や仕組みを納得いくまで知りたい。

人に説明できるまで咀嚼すること。
それが「自分のもの」になるかの境界線。
これをしておくと喋りも上達する。

ちょろり調べて見つけた手がかり

・適度な運動
・自律神経
・筋肉を温める

知れば知るほど体って繊細で複雑。
いつまでたっても飽きることがありません。

Date: 12/01/14 

正しく使えたよ羽毛布団

駐輪場|滋賀県野洲市

この季節、
寝る時は羽毛布団+毛布な僕ですが、
断熱効果を高めるためにちゃんと毛布を上にします。

数年前までは
布団に入ったらすぐに暖かい方を優先したくて、
知ってはいながらも、
断固として毛布を下にしていました。

最近やっと正しい使い方が出来るようになって、
我ながら「大人になったなぁ」と。
後先を考えられるようになるのが大人なのかも。

今日は爽快潔リビングの打ち合わせ。
春先に向けて新商品を投入。

ちなみに敷布団と枕は一年中ブレスエアー。
夏はもちろん冬の心地よさ、
もっとたくさんの方に伝えたいです。ホントいいんですよー

Date: 12/01/13 

街のスパイス

雪に映える柿

打ち合わせの機会も増えて、
頭も体もやっとエンジンかかってきました。いい感じ。
4月末までペースを落とさず走り続けます。

今日は提案主体の打ち合わせが2本。
エステティックサロンとカイロプラクティックのお客さま。
開業してまだ2年に満たない自営業の方々。

着々とモール化が進む中、
自営業の方には『街のスパイス』であって欲しい。
そのお手伝いが出来ればといつも思います。

どの街も同じ景色じゃつまんないから、
なるべく鮮やかに街に根付いていて欲しい。
そう考えてるのは僕だけなのかな。

提案には快く賛同していただき、
どちらも幸先良いスタートを切れました。

共にやり甲斐のある仕事です。

Date: 12/01/12 

軌道修正

白新線(車窓から)

電話、iPhoneメール、PCメール、MMS、iPhoneアプリ、twitter、facebookなど、コミュニケーションツールはやたらに増えたけど、そんなにたくさん必要ないやというのが今の本音。5つより4つ、4つより3つがいい。シンプルなのがいい。シンプルに暮らしたい。使いこなせる能力こそ今を生きるための・・・なんて考えてたけど、無くても暮らしの質が下がるわけではなさそうです。

コミュニケーションツールに限らず、必要なものが欠けていて、必要以上のものが溢れてる。今の僕はそうです。これまでの自分の価値観がそうしてきました。今年はその辺りをしっかり軌道修正したいと思っています。

Date: 12/01/11 

JISUI

旧第四銀行住吉町支店(会議室)

ここ最近、自炊生活。

デザインの仕事に就いていなければ
きっと料理人になっていたから苦じゃありません。
時間を拘束されるのだけは惜しいけど、
これが本来の『暮らし』だからこれで良し。

いわゆる男の料理より、
素朴なものを作りがち。あとは思いついた創作。
仕入れた材料を上手く使い切るようレシピを考えたり、
限られた時間で同時進行しながら作るのも楽しい。

今日は湯豆腐の気分。
なのに昨日は牛すじ煮込みを仕込んでしまいました。

上手く使い切る計算はするくせに、
塩梅良く食べ合わせることにはまるで無頓着。

自分のためだとそんなもんです。

Date: 12/01/07 

あけましておめでとうございます。

新潟市歴史博物館の景色

年末年始は過去最長の10日間もお休みをいただきました。
おかげでゆっくりのんびり休めました。
最後の方なんてむしろ時間を持て余しすらしていました。

普段の休みは
時速で言えばだいたい40km。
この休み中は20km。

やっぱりこれくらいの体感速度まで落とさないと、
休んだ事にはならないなと感じました。

この感覚を忘れずに、
普段の休みをなるべくそこに近づけるようにする。
そうすることで一定のペースを保ちながら、
毎日を過ごせるようになるんじゃないかと思います。
常にペースを保てている人は、強い。

ー年賀状について

今年は年賀状をやめ、
年の瀬にグリーティングカードをお届けしました。

理由はいろいろありますが、
一番は『一年間ありがとうございました』の気持ちを、
よりハッキリと伝えたかったため。

もう一つは、
旧態依然の仕組みを再定義してみたら
どうなるだろうという試み。

全否定するわけではありませんが、
年賀状は時代と合っていない要素があります。
その要素だけを取り払い、
良いところだけを抽出して膨らます。
その結果が今回のグリーティングカード。

到着が早かったからか、
わざわざお礼の連絡を下さる方までいらして、好感触。
型破りするのは怖かったけど挑戦して良かった。

そんなわけで既成概念にとらわれることなく、
今年もマイペースで進みます。

どうぞよろしくお願いします。

Date: 12/01/06 

THE MANZAI 2011

柿の木(陽が沈む前に)

THE MANZAI 2011を観て、
いかにM-1を愛していたか再確認しました。

固唾をのむような緊張感の中、
そのプレッシャーをはねのけて笑いを取る。
その緊張と緩和の繰り返しが
たまらなく面白く、そして心地よかった。

たかだか漫才に緊張感なんていらん!
という意見は理解しつつも、
賞レースだけはこうであって欲しい。

たとえ舞台の上ではそうだったとしても、
その熱気は良くも悪くも伝わってこなかったかな。

まだ始まったばかりだし、
軌道修正は大きくなされるはずだけど、
辿り着く終着点が理想と大きく異なるのだけは
残念ながら予想に難くありません。

M-1の背中を目指すような番組になっても仕方ないけど、
一定の緊張感だけはやっぱり求めてしまうなぁ。

コンテストとショーケース。
ここはどうあっても混同しないで欲しい。
のんびり楽しめるネタ番組は
THE MANZAI以外にもありますからね。

行き着く理想は違えど、
唯一無二の番組になって欲しいなと期待します。

◎年末の漫才賞レース

◎オールザッツ漫才

◎八方・今田の楽屋ニュース

この三本柱で年を越したいものです。

Date: 11/12/22 

ただそれだけ

足跡|福井県若狭町

人を集めるのは好きでも得意でもありません。
どちらかというと苦手な種目(集まるのは大好き)。

団体行動が苦手と言われるAB型。おまけに末っ子。
その場の気分で自由に動くのが大好物。
代わりに誰かがやってくれるなら是非お願いしたい。

それでもAつMATAをやるのは、
同じ事を誰もやってくれないから。それだけ。

誰もやらないから、やる。

思えばカメラに詳しくなったのも、
誰も教えてくれなかったから。
教えてくれそうな人は近くにはいたけど、
今度はそんな時間を作れない。

楽して知りたいけれど、知る術がない。
じゃあ自分で勉強すればいい。

やるかやらないか、それだけ。

自分が『この人すごいなー』って感じた人は、
きっといろいろやってきただけなんだと思います。

ただそれだけ。

Date: 11/12/21 

AつMATA 2011

AつMATA2011|GOODFOOD

土曜日は4回目のAつMATA。
今回もいろんな方が集まって下さいました。

美味しい料理と飲み物としゃべくり、
ただそれだけの5時間。

それなのに楽しい。

これ以上の味付けは特に必要なし。
むしろそれに集中できる空間を整えるのが僕たちの仕事。
前回の「こうした方が良かったかな?」と、
「こうした方がもっといいかな?」を試してみる。

毎年会場にさせてもらっているGOODFOODのオーナーも、
前回気がついたを記録してくれていて、
来てくれた方々のストレスを減らしてくれました。
こういうの本当にありがたい。ありがとう。
そういう気配りがたくさん詰まったお店なんです。

お陰さまで、
初対面なのに楽しげに会話する光景もちらほら。
もちろん知った顔同士だって。

なんだろな、とにかく心地いい空間で。

本当にありがとうございました。
僕たちもしっかり楽しませてもらいました。

都合が合わず参加できなかった方、
また来年も必ず開催するので懲りずに声かけます。
無理せず長く長く続けられるものにします。

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Date: 11/12/19 

新しいカタチ

年賀状|2005年

年賀状づくりは大好きだけど
新しく出会った方々の名刺を整理したり、
出すか出さないかの判断をしたり、
新しいデザインを用意したり、
実のところ苦しみも少なくありませんでした。

もれなく慌ただしい
この時期にやらないといけないことも。
(前もっては気分的に無理です)

その辺を鑑みて、
今回からカタチを変えました。
無理のないカタチに。

それでやっと納得のいくものが出来ました。

Date: 11/12/17 

和ろうそく

和ろうそく工房|滋賀県高島郡安曇川町

少し前に安曇川に行って初めて見た和ろうそく。
材料はすべて自然のもの。
普段見るろうそくとの違いは使う原料。

和ろうそく工房|滋賀県高島郡

ロウは櫨(はぜ)と呼ばれる木の実や米糠から作り、
芯材には”い草”の芯部分を使います。
写真は米糠が原料の『糠蝋(ぬかろう)』で作ったろうそく。
櫨と比べると品質(価値?)は落ちるらしい。

和ろうそく工房|滋賀県高島郡安曇川町

ろうそくの発祥は分かりませんが、
この和ろうそくを見た時、
身の回りのものを使って試行錯誤を繰り返した、
当時の風景を自分なりに想像します。

自然素材。

今でこそそれが『環境に優しい』なんて言いますが、
当時はそれが当たり前だったはず。

今年の春に目黒区美術館で観た
「包むーー日本の伝統パッケージ」展でも感じた、
ヒトとモノとの距離感について、
再び考えるきっかけになった有意義な時間。

大量生産の恩恵を捨てるなんて到底出来ないけれど、
自分が日本人であるための『芯たるもの』は、
この辺りにヒントがあるようにずっと感じています。

そしてそれは僕以外にも、
たくさんの人が探しているものだと思っています。
(お札の向きについては撃沈しました)

Date: 11/12/16 

くるりは余計

おつりの渡し方

おつり(お札)を受け取る時、
たぶん渡す側の礼儀として正面に向けてくれるんだけど、

おつりの渡し方

その流れに逆らわないと、こうなります。
お札を逆さまに入れるのは気分的に好きじゃないから、
自分で180°くるりしてから仕舞います。

その結果、
次に控えてる小銭をもらうのに
少しの間が空いてしまう。

だから反対向きに渡して欲しいんです。

Date: 11/12/15 

そうか、そういうことだったのか。

GreenFan2

GreenFanが帰ってきました。

GreenFanは普通の扇風機と比べて、
部品が細かく分かれています。
買った時は嬉しくて興奮してたのに、
梱包を開けた時に組み立てが面倒に感じたほどに。

おかげで最初は否定的な印象。

ところが、
今回初期不良の修理に出して気がついたのは、
一見すると面倒なこの設計は、
長く使うことが前提になっているんですね。

新しく家電を買ってもも数年で故障し、
修理の見積もりを出したら、
新品と変わらないだけの代金がかかってしまう。

皆さんも一度はこの経験があると思います。
そして迷った挙げ句に新品を買ってしまう。

でもね、
少し壊れたらすぐ新品に取り変える、
この今時のサイクルを素直に受け入れられるほど
僕たちはドライには出来ていません。
出来ることならなるべく長く使い続けたい。

そんな当たり前の感情を、
いったい僕は何度押し殺したことだろう。
都合の良さと引き替えに、
感情まで捨ててしまっていないだろうか。

というわけで、
GreenFanの部品が細かいのは、
部品単位での修理・交換ができるためだと思います。
トラブルの原因がどの部品か特定できれば、
解決に充てる時間も短くできます。
その結果、修理にかかる負担も減りそう。

製品の開発やデザイン以外にも、
今回の『長く使い続けるための設計』含めて、
緻密な計算の元に作られているんだなと感心しました。

そう考えると値段にも合点が行きます。
同時にお手頃価格の家電は、
割と短い寿命(とりあえずメーカー保証が切れる一年間)で
開発されてるんだろうなーとも思いました。

買い換えを続ける選択肢も悪いわけじゃないし、
これはもう『どう生きるか』の問題ですね。

賃貸に住み続けるか一戸建て建てるか、みたいな。

Date: 11/12/14 

かんたん、キレイ。

琉球藍染工房|滋賀県高島郡安曇川町

ー週末の皆既月食

タイムラインの魅力的な誘惑に負け、
急ぎの仕事を放り出し空を見入りました。

いつもとは違う、
少しの妖艶さを纏った月は
見続けても飽きが来ることなく、
20分もの間ずっと空を見上げていました。

ただただ美しかった。

写真をUPされた方も大勢いたけど、
あの感動には太刀打ちできず。
空気とか寒さとか月の周りの星の煌めきとか、
すべてを含めた体験が素晴らしかった。

インターネットが繋がらなくても、
空を共有できるのは改めて素敵です。

今回の月食こそ特別だけど、
綺麗な月を見た感動は、
今も昔も大きくは変わらない(はず)。

現在過去未来
すべての人が共有できる類い希な存在。
しかもヒョイと上を向くだけでそこにいる。

『かんたん、キレイ。』

プリンターのCMみたいなコピーだ。
そんな月に感謝しています。

Date: 11/12/12 

19回目の命日

行燈|滋賀県草津市

今日は19回目の父の命日。
いつものように母とお墓参りに行く。兄も一緒。

今年も晴れ。また晴れ。
本当に示し合わせたように晴れてくれる。
風もなく蝋燭の火も消えなかった。

安藤家の最近の大きな出来事、
それは何と言っても姉が母親になったこと。

そうか、
父は孫を見ずに他界したんだ。
孫の顔が見たいとか、
そんな欲求が生まれるずっと前に。

そう思うと残念。

生きていたら溺愛しただろうな、
なんて妄想もそこそこに、
今年もまた年に一度の儀式を終えました。

Date: 11/12/10 

へきえき

信楽焼作家の工房|滋賀県高島郡安曇川町

ー家電が長持ちしません

・充電式ポータブルウォーマー(SANYO)
・加湿空気清浄機(SANYO)
・シュレッダー(conof.)

ぜんぶ仕事場で使っている家電。
どれも2年くらいで不具合が起こります。
そして有償修理の流れ。

奮発したGrenfan2(バルミューダ)も初期不良でした。
こちらは初期不良で済みそうですけど。

ー家電を選ぶ時の基準

外観デザインと機能の折り合いが
上手についているもの。
ビジュアルだけの薄っぺらい製品は論外だし、
機能だけが優れているのも味気ない。
所有してグッと来るかどうかは肝心な要素。

価格が高いのは許せます。
良いものを作るには時間もお金もかかるから。
それを長く使うことは幸せのひとつ。

ーでもちょっと体力なさ過ぎ

・コストや開発期間の事情による不十分な検証
・購入サイクルを早めるため、あえて短い寿命の製品づくり
・『安くて良いもの』という消費者の我が儘

いろんな理由があるんだろうけど、
結局最後にガッカリするのはやっぱり嬉しくない。
諦めることに慣れつつある自分にも腹が立つ。

反面教師はもうお腹いっぱい。

Date: 11/12/09 

しはすはしはす

秋空|滋賀県野洲市

予定していたものづくりシリーズがなかなか書けません。
楽しみにして下さっている8,200万人の方々、本当にすいません。

しっかり書きたいと思ってしまうと、
ついつい気持ちに余裕が無くなって義務化しますね。
義務化した途端に気が重くなってしまう。

あ、これがブログを続けるのが難しい理由か。

この気持ちを毎日持ち続けるのは僕もしんどいな。
やめてしまう気持ちもよく分かります。

書きたいから書く。その気持ちが大切。

それにしても、
どれだけ調整しても『師走は師走』(cf.かもめはかもめ)。
大きな事は無いけどやることたくさん。
おかげでバタバタじゃなく『パタパタ』なこの頃。

そんな状況でも『自分がやりたくてやってる』と思えば、
意外と楽しめてしまうから不思議。ものは考えよう。

Date: 11/12/08 

唐突

風景|滋賀県野洲市

予定していた『ものづくりシリーズ』は急遽変更して
いつも通りお届けします。AMATAです。

この時期必ず届く喪中はがきの一枚は、
専門学校時代の恩師が他界した知らせでした。

2年間の学生生活の中で、
一番目をかけて下さった先生。懐の深い方。

卒業後も毎年のように届く
ピリリと辛いながらもユーモアの効いた年賀状には、
コピーライティングを専門とされていた厚みを感じました。

そもそも僕のことを忘れず、
毎年送って下さったその心遣いがどれだけ嬉しいか。

時々連絡するも常に体調を悪くしておられ、
結局最後にお会いできたのはいつのことだったか。
それも思い出せないほど遠い昔の思い出。

普段はおちゃらけているのに、
言うべき時はちゃんと真面目に意見をくださる、
とても心地よい空気を持った方でした。

Date: 11/12/07 

風と土の交藝 in 琵琶湖高島2011(1)

木工作家の工房|滋賀県高島郡安曇川町

東洋文化研究家であるアレックス・カー氏の講演を聞きに、
滋賀県高島で行われた『風と土の交藝(こうげい)in 琵琶湖高島2011』へ。
ときどき登場するninkimono!のスガノと一緒に。

町おこしを目的としたこのイベントでは、
高島で暮らす『ものづくり』な方の工房を見学することが出来ます。
氏の講演を聞くだけでは勿体ないので、
時間の許す限りいろいろな工房へお邪魔しました。

写真は安曇川に暮らす木工作家さんの工房。
住居の1階が工房になっていました。

タイミングが合わずご本人とはお話しできませんでしたが、
工房に並ぶ資料や本の内容やレイアウト、
作業中にかけるであろうCDなどから、
なんとなく『こんな方なのかな』という想像だけは出来ました。

今週はそんなシリーズでお届けします。

Date: 11/12/05 

じんわり震える

金メダル

この間の駅伝でもらった金メダル。
友達夫婦の子たちが手作りしてくれました。
もちろん参加したメンバーみんなに。

走り終わってホッとした時に、
こんなものもらった日にはグッと来ます。
ぼくのハートもじんわり震えます。

ありがとう。

こんな素敵な心遣いを経験できたことも、
参加して良かったことのひとつ。

恵まれてます。

最近めっきり冷え込んで、走る気もめっきり減退。
めっきりしてる場合じゃないのに。

Date: 11/12/03 

アガルンデス

銀杏の木|滋賀県大津市

一度骨折すると、
骨折する前よりもその骨が強くなる。

この話が本当かどうかは分かりませんが、
少し前に戻ってきた僕のレンズ、
明らかに解像力が上がっているのです。

何でかは分からないけど、
もうひとまわり綺麗に写してくれます。
実のところ修理には数万かかってしまったものの、
いざ解像力を上げようと思ったら、
ボディを変えるなり新しいレンズを買うなりが必要で、
それを思うと今回の修理は”お値打ち”。

怪我の功名と言えて良かった良かった。
でもって頭からドクター・ボンベが離れません。

Date: 11/12/02 

ナルモンデス

落ち葉|滋賀県大津市

今回の駅伝で試したことがもうひとつ。
『人が嫌がることをあえてやってみる』ということ。

人が足りなくて誘われたはずのに、
蓋を開けてみれば担当はなぜか7区(走る距離が一番長い!)。

いつもなら全勢力を上げて断ったのに、
よく考えたら自ら進んで7区を走る事なんてこの先ないし、
これは普段できない経験が出来るチャンスでは?
早い段階でそう考えました。

7区走ったことある人トークに
いつか花が咲く時が来るかも知れない。
そう思うと楽しくなってきて。

さらにメンバーのひとりが
直前にインフルエンザにかかり、あえなく出場を辞退。
代わりに走ってくれる人も見つからず、
結局その友達が走る予定だった分も走りました。

駅伝で2回走ったことある人トークに
いつか花が咲く時が来るかも知れない。
そう思うと楽しくなっ・・はさすがに無いでしょうけどね。

考え方ひとつでどうにでもなるもんです。

Date: 11/12/01 

とことんこつって何だっけ

びわ湖男女駅伝フェスティバル

今回の駅伝で試したことがひとつ。
それは気負わずとことん自分のペースを貫くこと。

変にテンションを上げることなく、
練習通りの力を100%出すことに専念しました。
イメージはトリノの時の荒川静香選手。

生きていく中で、
大きな力や流れに自分を見失いそうになること、
決して少なくありません。
しかも変化のスピード違反なんて当たり前のこの時代、
日に日に流されやすくなると感じています。

どんな時でも自分のペースでいること。

当日はアドレナリン量が増えることも加味して、
その上で練習と同じペースを保つつもりでいたけど、
結果は練習の時よりも速かった。

周りのランナーにペースを乱される、
なんてことは無かったので(おかげで40人抜きならぬ40人抜かれ)、
これはこれでいい結果に繋がって良しとします。

急激に速くなったりしないし、
努力した分だけしか結果に繋がらない。
その辺が実に楽しいところ。

簡単に自分が凄くなったと錯覚できるものが多い中、
こういう地道な積み重ねを必要とすることはリアルで好きです。

Date: 11/11/30 

びわ湖男女駅伝フェスティバらない

びわ湖男女駅伝フェスティバル

食わず嫌いだったものが
食べてみたら美味しかった時の嬉しさときたらもう、ねぇ。

昨日は食わず嫌いだった『駅伝』に初めて参加。
地元で毎年行われる『びわ湖男女駅伝フェスティバル』という大会。
名は体を表すことなく、フェスティバらないガチンコ大会。

出るはずのなかった駅伝。
友達何人かの根強い勧誘にあえなく撃沈。。。

走るのは好きになったけど、
『走らなきゃいけない』のは楽しくない。
だから断固として断り続けていたのにそれなのに、
蓋を開けてみたらこんなに楽しかったとは!

メンバーは全員知った顔。
なのに一緒に走ったりとかミーティングとか一度も無く、
結局当日まで顔を合わす事なく迎えた当日。

いざ始まってみると、
何とも言えない一体感が感じられるから不思議。
個人の大会にはない暖かい雰囲気。

これはいい。

僕たちは結果より『楽しむ』ことを前提としていたけれど、
参加したチームの多くはガチンカー(造語)。
週に2〜3回寝る前に走るくらいの微々たる努力では、
ガチンカー(造語)達にごぼう抜きされる結末。

テーマが違うから当たり前。
だけどあんなにも風のように『ピュー』と抜かれちゃ、
負けず嫌いの虫がざわわざわわ。
どうトレーニングしたらあんな走りが出来るのか。

また新たな目標が出来ました。

当日の様子はこちらから。
一緒に走ったSWEETTYPE中村さん(にーやん)のブログ。

Date: 11/11/28 

退院→嬉D

AF-S NIKKOR 17-55mm 1:2.8G ED

予期せぬ事故で入院を余儀なくされた、
僕のレンズが帰ってきました。
(レンズの)気分は宮城リョータ。とりあえずヤスと1対1。

入院費は高く付いたけど、とっても嬉しい。
もはや生活に欠かせない僕の相棒。
(レンズの)気分は寺脇康文。いろんな刑事ドラマ出演し過ぎ。

原因不明の事故だけに注意のしようもないけれど、
もう事故しないように気をつけます。
(レンズの)気分は北野武。ダンカン馬鹿野郎。

あー嬉しい。

Date: 11/11/26 

ぶどう円

ぶどう園|滋賀県守山市

親の友達にぶどう園持ってる方がいまして、
毎年楽しみにしています。

今年はぶどう園を見学させてもらい、
自分の食べたい分を狩る(からの〜)袋詰め作業まで、
素敵な体験をさせてもらいました。

小さな頃にも経験ありますけどね、
ハッキリ言ってそれとは別物。
果物を育てる大変さが嫌というほど理解できました。

僕の仕事はそこまで天候に左右されることもないし、
見込んでいた量より収穫が少ないとか、
自分たちではどうしようもない要素に依存することは、
ゼロではなくともたかが知れています。

自然を信用しないと成り立たない。
これってよく考えるとすごい事だな、と。

ラクして美味しいものは作れない。
だから美味しいものは高い。ごく自然なこと。

その摂理が崩れることこそ不自然。

Date: 11/11/25 

メニックスCADスクール|Webサイトリニューアル

メニックスCADスクール|

メニックスCADスクールさまのWebサイトを
リニューアルさせていただきました。

職業訓練内容の変更に伴うリニューアル。
具体的には『基金訓練』→『求職者支援訓練』へ。

どんな仕事でも
出来る限り分かりやすく伝えたい、
そんな気持ちでいつも取り組んでいます。

行政が関わる仕事はそれが難しい。
使われる単語や文章表現それ自体が硬く、
なるべく柔らかい書体を選んだり、
雰囲気を和らげるために写真やイラストを使っても、
ある地点までしか和らぎきらない。
(まだまだ未熟というのが一番の理由です)

厳格なお父さんに
ストリートファッションをぶつけるような、
そんな違和感があります。

いつもの仕事なら
まずお父さんの性格改善から入りますが、
それが出来ないのは難しいですね。

そんなわけで未だ明確な答えが見つかっていません。
こうして文字にすることで問題が浮き彫りになったので、
また少し考えが整頓できそうです。

Date: 11/11/24 

AつMATA2011詳細

ハンバーガー|GOODFOOD

『AつMATA』詳細決まりました。良かったら今年もご参加下さい。

日にち
12月17日(土)18:30〜
ところ
GOODFOOD(滋賀県野洲)
会費
おひとりさま3,800円(税込/飲み放題つき)
定員
25〜30名くらい
募集締め切り
11月30日(水)の23:59まで
ひとこと
お気軽にお越し下さい。毎年お一人で参加される方もいます。『おしゃれな人ばかり集まってそうで私なんて・・』なんて意見を耳にしますがそんな事は断じてありません。みんな普通の人たちです。デザイナーの集まりでもありません。
飲み放題について
飲み放題は2時間です。お酒の種類はリクエストあればなるべく応えたいので希望があれば事前&気軽にご連絡下さい。2時間を超えても追加(有料)はできます。その辺は融通効きます。
参加の連絡
参加のご連絡は僕のメールアドレス(PCでもiPhoneでも)にお願いします。初めての方はこちらより参加の旨お伝え下さい。定員に限りがありますので、場合によっては泣く泣く参加をお断りさせていただく場合があります。その場合、このブログにて締め切りの告知を行います。また、行きたいけど予定が未定…という方もその旨ご連絡下さい。

Date: 11/11/19 

似ているから

西勝寺|三重県四日市市

智積養水の近くにある西勝寺にて。

名刺|スタイル・オブ・ジャパン

以前ご用意させていただいた
スタイル・オブ・ジャパンさまのロゴ。

梅の家紋をモチーフにしているため、
似ているものは数多あります。
分かってはいるのに、不意に見ると思わずドキッ。

何かに似ているから、記憶に残る。
だから忘れない。忘れにくい。

強く記憶させるためのアイディアとして。

Date: 11/11/18 

智積養水(ちしゃくようすい)

智積養水|三重県四日市市

どこかへ行きたいんだけど
これといって行きたい場所が決まらない時は
水の綺麗な所へ行きます。

この間は
四日市市にある『智積養水(ちしゃくようすい)』へ。
名水百選のひとつ。

智積養水|三重県四日市市

町の用水路には鯉が放たれています。
個人宅でも公園でもありません。ただの用水路。
水が綺麗なこともあって気持ちよさそう。

地域の方にとって
昔はとても貴重だったこの水も一時期は汚れていたそうですが、
約30年前から自治会やお子さまが中心となって、
水質美化運動に取り組んでいるそうです。

あまり人には出会いませんでしたけど、
この水から『地域の幹』のようなものを感じました。

Date: 11/11/17 

chum-chum closet|Webサイトリニューアル

Webサイトリニューアル|chum-chum closet

新しくなるということは、
何かが足されるという意味ではなく、
それは単に選択肢のひとつに過ぎません。

足すことによって『新しくなった感』は感じやすい反面、
情報過多になってしまうことも否めません。

この考え方はもっと浸透してもいいはずなのに、
未だに『足せばいい』古い体質がはびこっています。

そんなこと決してないんだけどなー。
要らないものが付いてきても全然嬉しくない。

例えばテレビのリモコン。
ボタン多すぎると思いませんか?
使わないボタンが8割を占めていませんか?

例えばパソコンのソフト。
使わないたくさんのメニューボタンを整理できれば
もっと操作が早くなると思いませんか?

ペットボトルに付いてるおまけもそう。
あれのせいで買う気が無くなることだってある。

何かを無くすことで新しくなる。
そういうことの方が今は大切な気がします。
原発についても言えるかも知れません。

さて、
今日はchum-chum closetさまのWebサイトを
リニューアルさせていただきました。

この夏に開店した2号店に伴い、
店舗情報の告知やブログの増設が中心。

そして『お買い物』機能の一時休止。

広く全国に向けて発信するものでなく、
高知の西の端にある実店舗に来店していただくため、
まずは目の前のお客さまを大切にするための、
目線を変えたリニューアル。

めくるめく変わるこの時代に対しての、
オーナー山崎さんの考えがひしひし伝わってきました。

Date: 11/11/16 

B-TRIBE TV 100回記念パーティー

ギネス認定|alttype(オルトタイプ)

ー10年前

ポスターでもフライヤーでも何でもいいから、
自分で門叩いてお仕事いただいて、
とにかく『実際の仕事をしてきなさい』という
何とも無茶ぶりな課題が専門学校時代にありました。

当時の僕はダンススクールに通っていたので、
門を叩くハードルはヒラリとかわし、
そのダンススクールが主催する
とあるイベントのフライヤーを作らせていただきました。

ーそして10年後

昨日は『B-TRIBE TV』100回記念のレセプションパーティーへ。
ストリートダンス情報をお届けするKBS京都のTV番組。

10年前のフライヤーがきっかけで、
今でも時々声をかけていただいています。
この間Webサイトを公開したalttype(オルトタイプ)もそう。

本当にありがたいことに、
裏方としてダンスの世界に関わる事が出来ています。
自分が大好きな世界であり、
まだまだデザインで力になれる世界。

小さな夢だけど実現できて、
昨日はちょっと感極まるものがありました。

写真はalttypeの5人。
この夏ギネスに挑戦したJUNの記録が正式に認定。

身近にギネス記録保持者。
生きているとこんな事もあるんですね。

そんな世界記録保持者、
気が抜けたのか最近みるみる太っています。

Date: 11/11/14 

鍼灸クラリタ|看板

看板|鍼灸クラリタ

鍼灸クラリタさまの
看板デザインを担当させていただきました。
今回はタッキーの仕事。

結果だけ見ればシンプルですが、
それに至るまでには難解な問題がありました。

パネル(左側)には、
別の鍼灸整骨院の看板がすでにあります。
クラリタさんは同じ建物の2階。

競合ではなく共同に近い経営なので
そこまでシビアな問題ではありませんでしたが、
このように見える必要がありました↓

◎パネル左側・・・鍼灸整骨院
◎パネル右上・・・鍼灸クラリタ(お客さま)
◎パネル右下・・・共同(駐車場)

白紙の状態で始められたら悩む必要もありませんが
左半分はすでに存在しており、
右半分の対処だけで何とかしなければなりません。

お店の告知範囲は大きくしたいけれど、
共用駐車場の情報も削るわけにはいきませんし、
まるでクラリタさんだけの駐車場に見えてもいけない。
悩み悩んだ末に出した解答がこのビジュアル。

限られた条件でベストを尽くす事例。

設置後も順調に機能しているようで、
ホッとしています。

Date: 11/11/12 

メカニズム

結婚式|FUNATSURU

なんとなーく峠を越えました(たぶん)。

まだ年内にやることはたくさんあるけれど、
少し前から仕事量を抑えている分、
人間らしいペースで残り二ヶ月を過ごせそうです。
ゆとりって素晴らしい。

そのゆとりを使って
最近またちょっと勉強していることがひとつあって、
上手くいけばもう少し仕事の質を高められそう。

この間の体幹ランニング本のおかげで、
何事もメカニズムをしっかり把握した上で取り組むことに、
すっかり虜になってしまいました。

全部が全部そうなるとつまらないから、
自分でこれ!と決めたところはしっかり学んで。

そしてダブルダッチがまたやりたい。

Date: 11/11/11 

拝啓バードカフェさま

結婚式|FUNATSURU

この間の日曜日、
京都の街中でコインパーキング探していて、
安いところを見つけたんです。
土日祝も平日と同じ料金で、しかも終日同料金。
看板にはそう書かれていて。

見ればちょうど一台分の空き。
ちょっと得した気分で駐車したら、
看板の下に小さく『バイクの場合の料金です』と。
遠目には見えにくい大きさで。

まるで蜘蛛の巣に引っかかった蝶のようでした。
本当に引っかかった僕が悪いのか。

蓋を開けてみれば〜・・・な商売、
ホントに無くなって欲しいと思います。
去年の年末はバードカフェのおせちなんてありましたね。

コインパーキングなんて
顔が見えない分文句も言えず余計に腹が立つし、
たかが駐車場で気分を害されるのも本意じゃないし。

ただ、
この経験から『こんな駐車場なら面白い』という
新しい考えも生まれたしそれなら前向きに捉えてもいいかー

なんて思えずただご立腹です。プンスカ。

Date: 11/11/10 

10年ものの『ありがとう』

結婚式|FUNATSURU

日曜日は友達の挙式へ。
今回は撮影依頼もなくシンプルに参列だけのもの。
(とは言え一通り撮りました)

この頃は結婚式関連のイベントが続いたけど、
その人その人の色がにじみ出て楽しい。
どっちがいい悪いじゃなく、全く別のものになる。

新婦とはかれこれ10年来の付き合い。
結婚に辿り着くまでの悩みや苦しみを見てきたから、
こんなに嬉しそうな顔の姿を見ると、
さすがの僕もグッと来るものがありました。
あぁ本当に良かったなぁ、と。

フラワーシャワーで伝えてくれた『ありがとう』。
単に『来てくれてありがとう』のつもりだったと思うけど、
今までの10年間がそこに凝縮されているような、
そう錯覚しても仕方ないくらい気持ちのこもった5文字でした。

次の日電話したら普通にベラベラ喋ってました。

■flickrにアルバムをアップしました
結婚パーティー|森遊館

Date: 11/11/09 

いわさ歯科|Webサイト公開

いわさ歯科|Webサイト

いわさ歯科さまのWebサイトを公開いたしました。
オフィスも今月より開業されています。

まだ決してページ数は多くありませんが、
まずは最低限の情報(主にオフィスの紹介)から始め、
少しずつ規模を大きくしていく予定です。

作り手だけの立場で言えば、
アクセスしていただいた方には十二分な情報をお届けする、
それが一番なのは間違いありません。

でも経営はこれから何十年と続きます。
いきなり無理をしてしまうのも危険と言えば危険。

Webサイトの影響力は言うまでもなく大きいですが、
作ってすぐ効果が出る代物ではありません。
地道にコツコツと手入れをすることで実を結びます。
特効薬のような裏技はありません。

特にいわさ歯科さまのように
新規開業の方はそれ以外にも何かと初期費用がかかります。
無理なく始められるのも立派な選択肢のひとつ。

あるのとないのでは大違いです。

Date: 11/11/07 

iPhone4S(サウナ)

peugeot×classic|東京のどこか

ーサウナで笑えた

サウナでテレビを観ていると、
ついつい笑いたくなるシーンがあります。
でもひとりの時は笑いをこらえがち。

それも無意味なものに思えてきて、
昨日は家で見ている感じで普通に笑ってみました。
意味不明な固定観念を破れた気がして、
サウナ以上に気持ち良かった。
我ながらものすごい進歩です。サウナ大好き。
6分間を3セットが基本。

ーiPhone4S

iPhone4Sを初めて触りました。
分かってはいたけど驚くほど写真がきれい。
twitterやブログに出力しなくても、
iPhoneそれ自体がフォトフレームとして成立しています。

リバーサルフィルム経験者なら共有できる、
ライトボックスの上にポジを置いた時の感動がそこに。

さすがに惹かれずにはいられなかったけど、
スマートフォンのカメラとして、
行き着くところまで来てしまったと確信。

20〜30代に限っては、
コンデジの需要は減る一方じゃないかな。

僕は引き続きD300(レンズ修理中!)を軸に、
このトイカメラで楽しんでいこうと。
引っ張られた価値観に抗うのもまた良し。

Date: 11/11/05 

LEDの潜在能力すごい

結婚パーティー|森遊館

仕事場の照明をLEDに変えました。
なかなかいい感じ。白いものが白く見えます(ボケでも何でもなく)。

初期費用こそ少しかかりましたが、
いろいろとムフフな事があるので箇条書きに。

・電気料金が安い
・寿命が長い(10年以上)
・ほとんど熱を出さない(夏場は良さそう)
・紫外線が少ない
・ガラスじゃないので地震などで落ちても安心
・虫が寄ってこない(明るいところに集まるわけではないんですって)

変えてから分かったのは、
紫外線が少ないと観葉植物がよく育つこと。
まだLEDになってから日が浅いものの、
何となくその片鱗を感じ始めているこの頃です。
プラシーボ効果かどうかは今後の成長具合で判断します。

となると人間にもいい影響があるはずで、
今までの蛍光灯と比べると髪の毛も傷みにくいんですって。
きっと皮膚にも同じ事が言えるはず。

一番は目のことを考えて変えたのに、
知らなかった付加価値がいろいろあって楽しいです。

Date: 11/11/04 

ブログが続かなくてお悩みの方へ

電線

ー写真が変わり映えしない

被写体は何でもいいので
一度地面に這いつくばって撮ってみましょう。

基本アングルが自分の背の高さの人、
めちゃくちゃ多いです。
這いつくばるのがどうしても抵抗あるなら、
中腰になるだけでも見え方がガラリ変わります。
正しいアングルなんて存在しません。

きっと世界が広がります(たぶん)。

ー書くことが無い

昔のことを持ち出せばいいんです。
幼稚園の頃の話でも何でも。
あの『すべらない話』だって昔話のオンパレード。

『最近のこと』という枠にとらわれて、
しかもなんとなく面白いことだけを書こうとしている、
そんな気がします。

読みたくなるブログには、
自分の思いや考えが含まれているのが多いです。
面白かった出来事よりも、
そういう内容の方が僕は好きです。

ー共通して言えること

見えないルールに縛られていること。
それをひとつひとつ外すことが、
継続しやすくなる秘訣かなと思っています。

毎日のネタ探しに悩む前に、
継続しやすい環境をしっかり作ること。

継続できないことには必ず原因があります。
その原因を解決すれば理論的には続くわけですから、
そこから逃げてはいけないって事です(たぶん)。

こう書くとブログってなんか面倒くさいですね。

Date: 11/11/02 

めんどくさいんちゅ

結婚パーティー|森遊館

ーストレッチめんどくさいんちゅ

ランニングを生活に取り入れている仲間内での悩みは、
『走る前にストレッチをする』かどうか。

こんなの愚問だと思う方も多いでしょう。
やった方がいいに決まってます。小学生でも分かること。
でも走る前のストレッチは本当に面倒で、
やらなきゃいけないと思うだけで約30%は走る気が失せます。
ストレッチがしたいんじゃなくて、走りたいから。

車を運転する前にね、
ボンネット開けてウォッシャー液チェックして
教習所で教えてもらったとおり・・絶対やらないでしょう。
あれにほどなく近い感覚です。

つまり『いつか痛い目に会う』パターン。

ーなんて思ってたくせに

ランニングも続けていると短距離では物足りなくなり、
最近少しずつ距離を伸ばしています。
意図的と言うより身体がもっと走りたがっている感覚。
冬のびわ湖レイクサイドマラソンと同じ距離を
10分も短縮できるようになりました(コースは違いますが)。
しかも体力に余裕を残したまま。

ランニング好きじゃないのに自分でも驚きで。
地道な努力の結果が出てきました。

そんな嬉しさと同時に、
距離が伸びるとさすがに身体に負担もかかるし、
ストレッチした方がいいなという意識が自ずと生まれます。

というわけでストレッチするようになりました。
めでたしめでたし。

Date: 11/10/31 

水滴

昨日は少し前にWebサイトを公開した
alttype(オルトタイプ)主催のダブルダッチイベント
『Brilliant Night WEST vol.7』へ。

何度かこのイベント見させてもらって、
いい加減ちょっと目が肥えてきたというか、
単純に楽しむだけのスタンスから、
第三者にダブルダッチの良さを伝えられる直前にいます。
それこそM-1直後のブログみたいに、
チームごとに感想を書いてみたい(でもチーム名を覚えてない)。

ホストのalttypeと関係者の皆様、
そしてパフォーマーの皆さまお疲れさまでした。

会場を後にして、そのままいつもの栄喜知
お客さまの所から、お客さまの所へ。

その時身に付けてていたペンダントは
加波次吉漆器店の加波さんからいただいたものだし、
着ていた服はchum-chum closetで買ったもの。
帰って寝るのは冬でも快適なブレスエアーの敷布団

思えばこれ相当ありあがたい。
人に恵まれています。ただ感謝するだけです。

Date: 11/10/29 

グルーヴ感

クロカンブッシュ

4人で幹事をやったことも、
150人を越える規模を担当したことも初めてで、
思った以上に大変でした。
幹事は大変とは聞いていたけど、
まさかこれほどまでとは。

それぞれの仕事を終えた後、
毎週夜な夜な集まってミーティング。
もちろん各自宿題つき。
仕事も決して暇ではない時期だったし、
何を優先すべきか正直悩んだりもしました。

でも、
仕事の外でこうして集まって、
ひとつのことを一緒に作り上げていく作業は、
学生の頃を思い出して興奮しました。

回を重ねていくうちに、
それぞれの役割が自然に決まり、
小規模ながらも意識を共有した組織として動き出す。
このグルーヴ感がすごーく心地いい。

一番印象的なのは
誰一人として誰かに依存しなかったこと。
幹事4人はもともと友達同士で、
一人くらい手を抜いても不思議じゃないのに、
今回は全くそれがなかった。
むしろみんなが積極的に助け合ってた。

損得勘定で考えたら絶対そうはなりません。
大して声には出さなかったけれど、
友達夫婦のために絶対いいものにしようという気持ちは、
みんな同じくらい持ってたんだなと。

パーティーが終わった後、
幹事の一人が呟いた、

『もう集まりがないかと思うと寂しい。』

この気持ちもよく分かるんです。
それくらい居心地の良い時間だったんです。

Date: 11/10/28 

眼(まなこ)

ホーム|田村駅

伝記の表紙にもなっている
スティーブ・ジョブズの遺影は本当に魅力的で、
『曇り無き眼』とはこの事を言うんだと納得しました。

ジョブズに関するいくつかの書籍を読んで、
彼の人間性が純度に満ちているとは到底思えませんが、
目標を達成せんがための行動力だけで言えば、
善し悪しはさておき果てしなく純粋だったと思わざるを得ません。

彼の死後、
いつか自分がこの世を去る時、
どこまで曇りのない眼をしていられるか、
どんな眼をしていたいか考えました。

彼のそれとは行かないまでも、
自分なりに満足できる眼をしていたいな、と。

いわゆる『言うは易く行うは難し』だけど、
一度そう思ってしまったからには逃げるのは気持ち悪いし、
面倒くさい人生を選んでしまったなぁと思うけれど、
製品やサービスを通じて彼から学んだことは、
会ったことも話したこともないクレイジーなおじさんから学んだことは、
そういうことなんだと思います。

ぽぽぽぽーん。

Date: 11/10/27 

幹事

結婚パーティー|こんぜの里(森遊館)

日曜はこの間の挙式に引き続いての結婚パーティー。
僕は4人いる幹事の一人として参加しました。
総勢150人を越える巨大&野外パーティーの様子は
後日flickrに写真をUPします(もちろん今回も無断で)。

幹事として一日動いた感想は、
2006年のM-1で麒麟の漫才に対して
審査員の島田洋七氏がコメントしたこの一言に近い。

『家庭で見ていたら相当面白いと思う』

この開放的な空気感、
普通にお客さんとして参加してる人は、
かなりいい気分だろーなー、と。

それだけのことを企画できた、
幹事としての誇りはもちろんあるけれど、
僕らが何も考えず純粋に楽しめるバージョンも誰か用意してー!
なーんて本気で思っていました。

そのモヤモヤはもちろん打ち上げで。
幹事や関係者だけの特権です。

みんなお疲れさまー

Date: 11/10/26 

遊び求人イベント

ブヘェ

ー遊びの持つ力

イラストレーターの友達にイラストを頼むと、
時々おまけのイラストが付いてきます。
仕事では絶対に使えない単なる『遊び』のイラスト。
これが何とも魅力的で(頼んだものよりもむしろ)、
お客さまを説得してでも使いたいと本気で思っています。
その日はそう遠くない気がします。

考えて考えて考え抜いたものよりも、
パパッと浮かんだアイディアにエネルギーを感じること、
結構少なくありません。
twitterで遊んでいる大喜利もそうです。
考えすぎると決まって面白くない。

ー求人のお知らせ(AMATAじゃないです)

Webサイトを管理させていただいている、
梅山税理士法人・梅山公認会計士事務所さまが
税理士業務補助のパートを募集されています。
興味のある方はこちらのページをご覧下さい。
※簿記3級以上の資格が必要です。

ーイベントのお知らせ

ロゴやWebサイトを担当させていただいている、
alttype(オルトタイプ)が京都でイベントを行います。
場所は京都市役所前のLAB.TRIBEにて。
いつもなら夜な夜な始まるのに、
今回はSTARTが18:30〜で終電に余裕で間に合うのがポイント。
生のダブルダッチは迫力ありますよ。
(リンク先の開始時間は変更前のものです)

Date: 11/10/22 

びわこ環境ビジネスメッセ2011

びわこ環境ビジネスメッセ2011|滋賀県長浜市

メニックス株式会社さまより
出展ブース用ポスターデザインをご依頼いただき、
長浜にある会場まで行ってきました。

納品レベルで納得いくビジュアルをご用意できても、
現場の見え方が狙いと違えば成功とは言えません。
結果オーライで機能することもあるかも知れませんが、
やっぱり狙い通りに仕上げるのがプロの仕事。

紙の仕事はWebと違って簡単に効果測定ができないし、
現場の反応や自分の感覚を信じるしかないので、
現場に行かない選択肢はありません(でも時々行けてません)。

そこには改善のヒントがごろごろ転がっています。

Date: 11/10/21 

理由

ワンマン列車|滑川駅

結婚式や披露宴で
カメラマンを買って出るのには、
理由が2つあります。

ひとつは言うまでもなく、
自分ができることで喜んでもらえる事があるなら、
何でもやりたいから。

そしてもうひとつは、
普通に参列すると暇をもてあますから。

参列者として過ごすのが下手で、
何か役割を与えてくれた方が僕は生き生きします。
参列者も立派な役割ではあるんですけど、
未だに慣れず、どうしたらいいか分かりません。

周りに友達がいないわけでもないのに、
いつもと違う空気のせいか会話も今ひとつ弾まない、
特別な空間が苦手なのかも知れません。

それより挙式が終わった後、
撮った写真をみんなに見てもらえるようにする時間が、
僕にとって一番の腕の見せどころ。

そっちは目的が明確でしっくり来るのです。

Date: 11/10/20 

レンズ壊れる

AF-S NIKKOR 17-55mm 1:2.8G ED

大切なものとの分かれ。
それはレンズ。
毎朝目に付けない方のレンズ。

昨日の撮影中、
カメラのボディからポロリと外れてしまい、
しかも運の悪いことに高いところにいたものだから、
そのまま地面へと真っ逆さま。

そんなに簡単に外れるものでもないし、
未だかつてそんな失敗はしたことがありません。
レンズ交換中の出来事ならまだしも、
そんなことは全くしていませんでしたから。

落下点が芝生なのが唯一の救い。
ひょっとしたら修理で何とかなるかも知れない。
彼女は今朝、病院へと旅立ちました。

僕にとって商売道具であり、
友達というか相方のような存在でもあります。
つまりは大切なヤツってことです。

新品買えば済む話ですけど、
できれば黄泉の国から舞い戻ってきて欲しいです。

キツいなー

Date: 11/10/19 

おまっとさん

結婚式|VERSARE

ー昨日のこと

はじめて行ったラーメン屋のはずなのに
ご主人に『AMATAさん!』と言われてビックリ。
一瞬パニックになった1秒後、
『おまっとさん!』だと理解してなるほど納得。

ラーメンの味もさることながら、
もう一回行きたくなってしまった楽しいお店。

ー今日のこと

友達の結婚式で朝からカメラマン。
天候にも人にも恵まれて本当にいい挙式でした。
ケンカやもめ事は多くてもいいから、
一度でも幸せを多く感じられる二人でいて欲しいです。

だいぶ前にも言いましたが、
僕は『結婚式=別れの日』だと思っています。
でも今回の挙式はあまりに身近すぎて、
これからも全く変わらない付き合いができそう。
寂しさを感じない挙式もまた素敵。

にもかかわらず、
『結婚式=別れの日』には違いありませんでした。
二人とは別れない代わりに、
他の大切なものと別れる日になりました。

つづきます

Date: 11/10/17 

負リスク

地獄谷|富山県中立山町

損をしない生き方を選ぶ人より、
多かれ少なかれリスクを背負っている人に惹かれます。
たとえ好んで背負わなくても、
背負わざるを得ない状況に身を置いている人も。

このブログでも
時々コメントを残して下さる貴重な方々がいます。
コメントの半分は面識のない方(ありがたい)。
そういう方々も少なからずリスクを背負って下さっています。
だからこそいただいた時は嬉しい。

facebookでも同じ事が言えます。
そんな理由から『いいね!』はなるべく使いません。
リスクもなければ味気もなく、
いざ現実のコミュニケーションに置き換えた時に、
どこにも当てはまるものがないからです(あれば教えて欲しい)。

『いいね!』して下さる方を非難するわけではありません。
あるものを使うのは当たり前で、
自分のポリシーとしてその道を選んだだけです。

あるものをあえて使わないことで、
新しい何かを発見できる楽しみを見つけました。
最近そんな所に喜びを見出しています。

Date: 11/10/15 

一段落

六花亭|熊本県阿蘇郡

今回の小浜出張は
雨に降られることなく過ごせました。
ただ帰りは雨でした。

昨日ブログで紹介した
茶屋長三郎彌助さまの『若狭すっぽん鍋』の反響がすごく、
お客さまは終始てんやわんや。
テレビの力が未だ健在なことを知った一日。

重なった打ち合わせも今日で一段落。
今からしばらくデザイン中心の仕事に切り替えます。
いかに切り替えを早くするかが肝心。

年末までの動きが何となく見えてきました。
そろそろ年賀状やAつMATAのことも考え(ようと思い)ます。

Date: 11/10/14 

若狭すっぽん鍋/ヒルナンデス!

若狭すっぽん鍋

本日放送の日テレ『ヒルナンデス!』コーナー内
『あったかヘルシー&ビューティー鍋オススメベスト5』にて
堂々第1位に輝いた若狭すっぽん鍋。

Webサイト管理を担当させていただいている
茶屋長三郎彌助さまが販売。皆さんご活躍で何より。

若狭すっぽん鍋

今晩はそんな茶屋長三郎彌助さまの案件で小浜へ出張。
このブログを書いている時点で小雨がパラパラ。
最近はすっかり雨から遠のいていた気がするのに何でだろう。

今回は撮影の仕事なので雨は困るのです。

Date: 11/10/13 

ペースメーカー

青池|青森県深浦町

今週は打ち合わせが盛りだくさん。
公私含めると全部で7つ。しかも3日間で。

ちょっと詰め込み過ぎかも知れませんが、
忙しかったり疲れている時は
得てして自分でペースを緩めてしまいがち。
少し急かされるくらいが丁度良いこともあります。

自分でペースを保てない時は、
誰かにペースメーカーになっていただく。
ランニングから得たアイディア(と言うわけでもないです)。

毎年この時期の仕事は、
年末に『こんな仕事したなぁ』と振り返るのが常。
ひとつの仕事を無事に納めても
余韻に浸る間もなく次の仕事へ頭を切り替え。
この仕事でスピード感を感じる瞬間。

もうすぐ2つのサイトが公開になります。
まずはプロダブルダッチチームの『alttype(オルトタイプ)』。
ただいま最終仕上げのまっただ中。

Date: 11/10/12 

進化中

十和田湖まで|青森県十和田市

誰が書いたかは知らないけれど、
いわゆる『宇宙人』はとにかく目が大きい。
手が長かったりもするけど、
一番特徴的なのはあの『目の大きさ』だと思います。

人間の進化形を描いたのだと思う。

僕が生まれてからのたった33年間ですら、
昔と比べて視覚情報が激増したことは分かります。

さらにパソコンの普及で、
本来は遠くを見るための『目の構造』に抗った、
近い距離でたくさんの情報を得る生活が一般的になりました。

そうなると
今の目では適応しきれなくなるから、
進化が必要不可欠となり、
人間の目はどんどん強く大きくなっていくでしょう。

若い世代で目が大きい子を見ると、
僕とは違ってパッチリしてて可愛いなと思いつつも、
進化は確実に進んでるなとも感じます。

と思うんですけど、実際はどうなんでしょう。

Date: 11/10/08 

Steven Paul Jobs

Steven Paul Jobs

現役を退いても、
生きていてくれるだけで希望でした。
これから寂しくなるけど、
彼の美学から学んだ事を無駄にはしません。

Date: 11/10/06 

iPhone4S < iPod nano

アオリイカ釣り|和歌山県

できれば手ぶらで走りたい

でも音楽が聴きたい

iPod shuffle(クリップオン)を買う

走行記録も取りたい

iPhoneアプリ『NIKE+』を買う

PCとの同期が面倒

iPhoneアプリ『NIKE+GPS』を買う

iPhoneをポケットに入れて走る

ガラス面が割れる

修理

学習してアームポーチを買う

体制整う

新しいiPod nano発売

・Nike+ついてる
・重いiPhone持たなくていい
・GPSなし
・PCとの同期が必要
・iPhoneケーブルで充電できる

迷う

まぁいいか

迷う

まぁいいか

迷う

まぁいいか(←イマココ)

そんなわけでiPhone4Sよりnanoが気になってます。

Date: 11/10/05 

見当違い

もう一兆|大阪市北区

感じを掴みつつあるものの、
安定してフォームを維持するにはまだ時間がかかりそう。
でも少しずつ手応えを感じています。

そういえばバスケ部時代もそう。
理想的なシュートフォームを手に入れるために
毎日毎日相当の努力をしました。
でも全く苦にならずメチャクチャ楽しかった。

この感覚はなんだろう。
人間はフォームを身に付けるのが好きな生き物なのか。
それとも僕だけの偏った快楽なのか。

いいフォームで走れてる時、
すべての身体のパーツが”カチッ”とはまります。
動作に一切の無駄がなくなる感覚。
すると加速スイッチが入ったみたいに、
無意識にスピードが上がるんです。
その瞬間が今はたまらなく気持ちがいい。

だから走っているのであって、
特に目標があるわけでも何でもありません。

たまに言われる『頑張ってるね』は見当違い。
遊びの一種に過ぎないのです。

Date: 11/10/03 

6周年

まやこのクロッキー帳

仕事を楽しむこと。
これまでもこの先も、その気持ちは変わりません。

でも時にくじけることもあるし、
信じたものに自信が持てなくなる時だってあります。
やりきれない想いを抱えてしまうことも。

そんな時いつも支えになるのは、
やっぱり仕事を楽しんでいる人や、
不満を漏らさず自分のやるべき事を淡々とこなしている人。
自分のペースを崩さない人は本当にすごい。

『楽しく仕事をしている人はストレスが無さそう』

そんな的を得ない意見も時々耳にしますが、
そう思ってもらえることもすごい事だと思えるようになって。

誰にだってストレスはあります、
そんな当たり前の常識を覆してるわけですから。
それってメチャクチャすごいこと。
西から昇ったお日様が東へ〜沈〜む〜、です。

続けることで慣れることもあれば、
続けることで逃げられないほど苦しい事もあります。

そんなものを全部含めて楽しみたい。
いや楽しんでみせます。

今日でAMATAは丸6年。
世間が『天下一品の日』で盛り上がってる中、
しれっと7年目へと突入します。

スタッフも安定して助かっているし、
周りの人にも恵まれているし、
日々恩返ししながらゆっくり前を見て進もうと思います。

7年目もどうぞよろしくお願いします。

Date: 11/10/01 

one rainy day in september

電線の多い商店街|滋賀県大津市

昨日は仕事を早めに切り上げて
久々に走るつもりでいたのに、
帰るやいなや寝落ちしてしまう→目が覚めたら23時。
ここ数日の疲労がたたりました。

どうしても走りたかったから
起きたての身体に鞭打って家を出るとまさかの雨。
寝起きのせいか身体のキレも鈍い。
せっかく着替えたからには後にも引けず雨の中を走る。
寝起きのせいか身体のキレも鈍い。
頭もシャキッとしないし集中力も今ひとつ。
スピードも全く上がらない。

いやはやちっとも楽しくなかったです。
無理して走るなって事ですね。

『なーにやってんだろ、わたし。』

少女マンガの悩める中学生な気分で帰ったら、
ほどなくして雨がやんでいました。

Date: 11/09/30 

今さらSEOについて

ムーミンと仲間たち

SEO(えすいーおー)という言葉があります。
検索で上位に表示されるための取り組み全体を指します。
今時は業界でない方でもよく知られています。

S・・・Serch(サーチ)
E・・・Engine(エンジン)
O・・・Optimization(最適化)

ナイツ風にアレンジしてみましょう。

S・・・Serch(サーチ)
E・・・Engine(エソジソ)
O・・・Optimization(最適化)

つまりは方法論です。
ゆうに100を超える方法の中から
可能な限りたくさん効果的に組み合わせた分だけ、
理論上は結果が出せる、というもの。

実はこれ、極めて不自然な方法です。

基本的な検索エンジンのルールは、
検索した人に有益な情報が載っているWebページ、
それを上位表示させます。
このルールを逆手にとって生まれたのがSEO。

だから本当は、
見る人にとって分かりやすく、
利益のある情報を提供できているWebページであれば、
自ずと順位は上がるわけです。

相手の立場に立って考えて、それを提供し続ける。
それが自然でオーガニックな考えです。

SEOで順位を上げるには?
なんてそもそも本末転倒な考えなんです(cf.モテるには?)

とは言え
理想論だけでこの仕事はできませんし、
どのお客さまでも
予算に応じてできるだけ上位表示できるよう
あの手この手を駆使しますが、
なるべく自然で持続可能な方法を採用しています。
それが長生きの秘訣だと信じています。

Date: 11/09/29 

恐るべし体幹ランニング

何でも巻き(直前の様子)

ーブラインドタッチ

実は独立するまで
ブラインドタッチが出来ませんでした。

当時仕事場を共有していた
sweettypeの中村さんから、
タイピングソフトを(半ば強制的に!)勧められなかったら、
未だに出来ないままだったかも知れません。

それからというもの入力ミスが激減し、
メールに使う時間も大幅に短縮できました。

こんな風に正しい方法を身につけることで、
状況が劇的に変わることがよくあります。

ー最近出会った体幹ランニングも然り

今まで自分が『ランニング』だと思っていた動作は
いったい何だったんだろうと思うほど、
ランニングに対する意識(とフォーム)が変わりました。
恐るべし体幹ランニング。

おかげで忙しい時期にもかかわらず、
四六時中『走りたい』欲求が脳内をグルグル回り続け、
挙げ句の果てには『早起きして走るか!』なんて
自分らしからぬ感情まで芽生えました(やりませんけどね)。

ボーリングとかビリヤードとか、
その辺の遊びも正しい方法を身につければ、
もっと上手くなりそうです。

その流れで僕の方向音痴も治りそうな予感。

Date: 11/09/28 

2708

DIC色見本

シュールな笑いに賛否両論はつきもの。

分からない人がいて当然だし、
分かる人だって言葉で説明できるかというと、
そんな事あるはずもなく。

言葉に出来ない想いがあるように、
そんな笑いだってあります。
エガちゃんの面白さなんて口で説明するものじゃないでしょ?

キングオブコントは
審査員の芸人100人を最も笑わせた芸人が
優勝という称号と1,000万円を手に出来る賞レース。
採点基準が視聴者と違って当たり前。

順位に納得がいかなくても、
それはそれでそういうものでしょう。

たとえば60代のおばさま100人が審査員なら、
結果はガラリと変わっていたでしょうし(そんな大会あったらスゴい)
2700なんてネタ2本合わせても8点くらいですよきっと。

僕らは順位に縛られることなく、
ただ楽しむのがいいんじゃなかろーか。

今年もご馳走様でした。
ファイナリストが少しでも売れてくれたら嬉しいです。

Date: 11/09/26 

ネタ書いてみました

透過光|赤目四十八滝

ーそんな遊びもいいじゃない

生まれて初めて漫才のネタを書きました。
誰に頼まれたわけでもなく、ただ純粋な好奇心で。

身の回りに起こった面白い出来事を
どう構成すれば第三者に気持ちよく伝えられるか、
そんなことを日々考え続けている仕事(?)熱心な僕だから、
書き上げるのにそれほど時間は要りませんでした。
仕事でも何でもないから品質に対するプレッシャーもないし。
(そして誰に見せるわけでもないし)

ー書いてみて気がついたこと

文字で読むのと声に出して演じるのは似て非なること。
つまりネタを黙読して面白いからといって、
そのまま漫才として使えるかというとそれはまた別の話。
多かれ少なかれチューニングが必要になります。

逆に言えば黙読だけで完結させる『ネタ本』があっても、
それはそれで面白いジャンルだと思います。
ボケとツッコミのキャラクターは読み手に委ねて。
新鮮なアプローチだと思うんだけどなぁ。どうだろ?

ープロの仕事が気になる

それに気がついてからというもの、
プロの芸人はどうやってネタを作りはじめ、
作品にまで練り上げているのか気になるようになりました。

昨日のキングオブコント2011を観ながら、
頭の裏側でそんな事も考えていました。

Date: 11/09/24 

延々と

九品の滝(周辺)|滋賀県栗東市

母がケーキを見て『スイーツ』と言った事にハッとして、
『ねぇスマホって意味分かる?』って聞いたら
そっちは知らなくて、ちょっとだけホッとしました。

母の口から『スイーツ』が飛び出すなんて
違和感ハンパないんですけど、
当の本人はこれっぽっちも無さそう。抵抗ゼロフリー。

いったい誰に似てしまったのか、
いちいち引っかかってしまう僕のこの面倒な性格。

最近引っかかるのは『スマホ』って言葉。
一昔前の『デザイン家電』と同じで、
モノ自体より言葉の印象が強くなりすぎてる気がします。

その結果、言葉の魅力や輝きを失い、
口に出すことに強い抵抗が生まれる→スマホ卒業(口にする事を)。

そんなことを延々と繰り返しています。
長く使える言葉が大好きです。

Date: 11/09/22 

みんなのビジネスオンライン

ー15分でWebサイトが作れる時代になりました

先日グーグルが発表した『みんなのビジネスオンライン』を使えば、
誰でも簡単に(15分くらいで)Webサイトが作れるようです。
しかも初年度は無料ときたらグッと来ないワケにはいきませんね。

簡単と言いつつも名ばかりのサービスが多いなか、
これは本当に難しくないみたいです。
こちらで実際に作ってみた方のレビューがありますので、
興味のある方は一度ご覧ください。

こんなことされたら業界の仕事減るんじゃ?
なんてことが囁かれていますが、
このサービスでもしお客さまが減る事になっても、
それはそれでいいかなーと思っています。

AMATAではなるべくきめの細かい
オーダーメイドなデザインを提供したいと考えています。
でもそれを必要としない方も多数いらっしゃるし、
気持ちはあってもそう出来ない事情の方も少なくありません。
そういう方には便利なサービスかも知れません。

ただ、
2年目からは年間17,640円が必要になるので、
費用対効果など長い目で考えると考えどころです。
まずは一度試してみるのが一番でしょうね。

ー梨はこれからだ!なんて書いたら

鳥取の方から美味しい梨が届きました。
大人の粋なノリ大好きです。ありがとうございました。

そのうち『松茸はこれからだ!』とか書きます。

Date: 11/09/21 

梨はこれからだ!

リアカー

梨は美味しい。
だから好き。

でも夏の暑さに意識を奪われるせいか、
梨の登場を心待ちにする暇もなくいつの間にか食べています。
僕の心のスカウターが全く反応しないままに。

かといって
土足で敷居をまたぐような無遠慮な感じでなく、
ちゃんと靴も揃えて足音を立てずに側に来てくれる。
礼儀をわきまえているステキな果実。

甘くてすっきり。
それも好き。

名残を惜しむ前にひっそりフェードアウトして、
味の印象だけを残したまま梨の季節は終わっていきます。
そんな去り際も又良し。

立場もわきまえているステキな果実。
梨はこれからだ。

Date: 11/09/17 

ランニングッドフード見直し4周年

GOODFOOD|滋賀県野洲市

ーランニング見直し中

少し前から定期的に走っています。
特に理由はありません。単に走りたい気分だから。

でもそれで体力がついたりとか、
長距離を速いスピードで走れるようになったりとか、
そういった効果はあまり感じられていません。
僅かなダイエット効果はありますが、
実のところ十分には楽しめていませんでした。

そこで出会ったのが『体幹ランニング』という考え方。
簡単に言うと足で走らず胴体で走る、というもの。

カラダの仕組みをしっかり理解して、
『走る』のに一番適したカラダの使い方をすれば、
疲れにくくなるわスピードも上がるわカラダに負担も減るわで、
いい事ずくめのミラクルパラダイスが待っています。
それには体幹をしっかり鍛えなさい、と。

最近いろんな事に『体幹』が出てきます。

ー4周年

今日はご近所カフェGOODFOODの4周年。

公私ともにお世話になっているけれど、
本当にいろんな人が集まるカフェ。
お店で知り合った友達は口を揃えてそう言います。
もちろん僕もそのひとり。

GOODFOODというお店の面白いところは、
第三者の目線でも『みんなに支えられてる』が見えるところ。
普通はそこまで見えないんですよね。
その見えない温度が人を引き寄せているように感じます。

それは決して簡単じゃないこと。
地道な努力を(あんまり)怠ることなく人を大切にし続けてきたから、
意図せずその結果がついてきたんだと思うし、
同じことをしたからといって誰でも同じ結果にはなりません。
でも欠けている部分もちゃんとあるから、
みんなが『支えなきゃ!』と思ってしまうんだろうな。

続けるといい事もしんどい事もたくさんあるけど、
僕は自営業している人は戦友意識もあるから、
困った時は無理しすぎずみんなで助け合っていきまっしょい。

5年目もなるべく楽しんでね。

Date: 11/09/16 

ふわーと

川遊び|滋賀県高島市朽木

今日は午後から爽快潔リビングさまと打ち合わせ。
とあるアイディアについてブレスト。

3時間使ってもうまく落としどころが見つけれらず
いよいよ煮詰まってきたので、

『これ後回しにしましょう。』

そう持ちかけた瞬間アイディアがふわーと降りてきました。
シータが舞い降りる感じで、ふわーと。

追い込んで追い込んで、
その詰まった空気を抜くと一気にアイディアが溢れます。
考え続けて苦しんだご褒美のように。

アイディア出しに使う脳の働きを血流に置き換えると、
加圧トレーニングのしくみとも良く似ています。
圧力を加えて血流を抑制することが基本になっているので。

一人で煮詰まった時は
今いる場所を変えたりする事で同じ効果が得られます。
あるいは人と喋ったりすることも。
まだうまくコントロール出来ないけれど、
この仕組みをもっと使いこなせるようになりたい。

あとそう言えば最近もら

Date: 11/09/15 

広がり

小川珈琲

ーあかしゃかしゃかしゅ

赤坂サカスにて開催される『TBS TAKUMI FAIR』に
加波次吉漆器店さまの漆塗りヘルメットなどが出展されます。
お近くの方は良かったら足を運んでみてください。
会期は9月30日(金)から約2週間。

リンク先のページに
以前撮影させていただいた写真が掲載されています。

ーキキミミ!

現在Webサイト制作中のalttype(オルトタイプ)さまが
関西テレビ情報番組『キキミミ!』に出演されました(そして見逃しました)。

こちらは以前担当させていただいたロゴ(Tシャツ)が。
こんな感じ→番組中のワンシーン(写真)

こうして広がりがあると本当に嬉しいし、
少なからず励みになります。
もちろんすごいのはお客さまで、僕たちは永遠の裏方。
間接的に陽の目を浴びているに過ぎないけれど、
そういう所に喜びを見いだせるのがデザイナーという職業なもので。

そんなお客さまとお仕事できる事に感謝です。

Date: 11/09/14 

模索は木を切る

鶏鳴の滝(道中にある信楽焼)|滋賀県甲賀市

ー使いたくない言葉は使わない

例えば未だに『スイーツ』と発するのに抵抗があります。
どの面下げて僕は『あースイーツ食べたい』と言えばいいのか、と。
なのでどうしても必要な時以外発する事はないし、
定着せずにブームが終わって欲しいとさえ思っています。

『伝達』ということを突き詰めた時に、
自分が咀嚼できてない言葉はきっと相手に響きません。
思ってないのに『ごめん』と言われた時と少し似ていて、
単語としてメジャーかどうかもあまり関係ない。

語彙数を減らしても、
自分なりに厳選した言葉を使う方が自分好み。

ーあえて制限をかけてみる

抵抗あるなしとは別のところで、
『がんばる』という言葉を最近使わないようにしています。
こっちは遊びの要素が強いですけど。

いつでも使えるワイルドカード的要素を持っている分、
言葉としてそれほど強くはありません。
つまり状況によっては『がんばる』より適切な言葉があるはずで、
それを探すのが最近のお気に入り(というか課題)。

当たり前のものを否定して、
何か新しい発見がないか模索中です。

Date: 11/09/12 

キングオブコント2011ファイナリスト

木洩れ日|滋賀県甲賀市

9月23日(祝)に放送される
キングオブコント2011のファイナリスト8組。

・トップリード
・TKO
・ロバート
・ラブレターズ
・2700
・モンスターエンジン
・鬼ヶ島
・インパルス

第一回大会以来の決勝進出となるロバートと2700、
それに人力舎の鬼ヶ島が気になるところ。
脂が乗ってる2700には上位に食い込んで欲しいし、
ロバートはとことん笑わせて欲しい。

本音言うと順位なんてどうでもいいから、
とにかく笑わせて欲しいなー。何も考えずにひたすら笑いたい。

思えば芸人のこと書くのは久しぶり。
関西でもネタ番組がめっきり減ってしまったので、
ホント住みにくい世の中になりました。

トークもいいけど
やっぱりガチンコのネタを観ていたいです。
そろそろ祇園花月が僕を呼んでいます。

Date: 11/09/10 

次の世代に残したいもの

塀|京都御所

今日は朝から友達のお墓参りに行ってきました。
Sayoの所です。早いものでもう2度目。

一人でお墓参りなんて滅多にないもんだから、
いろいろ勝手が分かりません。
お花用意しても先に誰か供えてたらどうしようとか、
お線香は何本がベストなのかとか、
その前にお墓キレイにした方がいいのかなとか、
体してルールは無いんだと思いますが、
最低限のマナーは覚えておきたいです。来年こそ。

柄にもなく最近『次の世代に残したいもの』について考えます。
今回の震災で子を持つ親の声を耳にすることが多く、
純粋に我が子を守りたい気持ちに加えて、
そこには当然『次の世代』のことも含んでいるように感じました。

身の回りのことだけに目を向けすぎて、
正直なところ普段そこまで考えていませんでした。
もうまったくと言っていいほど。

お題は何だっていいんです。
なんとなく今『言葉遣い』が気になっているくらいで。

伝統工芸と一緒で、
価値を強要するような形式だときっと残らないし、
『ああそれ何かいいですね』と自然に思ってもらえるような、
今にスッと溶け込む何かを無意識に伝えたいです。

Date: 11/09/09 

久しぶりの依頼、きっと最後の依頼

空雲|京都御所

専門学校時代の戦友が
ウェルカムボードを頼んでくれました。

もう描くことはないと思っていたし、
まさか頼んでくれるとも思っていなかったので、
それはそれは嬉しかったです。

特別うまいワケじゃないですから、僕は。
潜在能力はある気がしていますけど、
絵を描くことから離れているため腕は鈍る一方。

普段イラストレーターの人の仕事を見てたら、
僕なんて素人に毛が生えたようなもので。
だから頼む人に頼めばもっといいものは出来るはず。

それでも頼んでくれたから、
だからすごく嬉しい。
自分の出来ることをきっちりやるだけです。

その時に昔のイラスト見てたら、
下手なりにも少しは成長が感じられて楽しい気持ちになりました。
自分を振り返る記録があるのはいいことです。

Date: 11/09/08 

山元麺蔵にまつわるエトセトラ

ふたり|高知県

ー海原雄山かお前は

きのう京都の山元麺蔵でつけ麺食べたんですけどね、
儀式として最初の1,2本は麺だけすするんですよ。
『正しい食べ方』としてそう書かれているわけでもなく、
ただ何となく自分がそうしたいだけで。
他のつけ麺屋さんでも大体はそうしています。

昨日はどういう風の吹き回しか、
その儀式が終わった後も、
頼んだ大盛りのうち半分をそのままで食べました。
つけ汁の立場を無視してピカピカのうどんだけをひたすら。

そんなつもり無かったのに、
どうにもつけ汁がその瞬間だけは邪魔に感じてしまって、
ハーモニーを頑なに拒む変な食べ方しました。
ちょっと疲れてたからかなぁ、自分でも不思議でした。
お店の方にどう思われていたことか。

付け汁を女性に置き換えると、
もう完全にひどい男です僕は。超弩級のドSです。

ー関西ウォーカーか

その麺蔵でもうひとつ。
隣に腰掛けていたカップルが二人ともデジタル一眼持ってて、
注文のうどんが来るやいなや撮るんだろなと、
もう食べに来たというより撮りに来たんだろコノヤロー!
なんて妄想しているところに二人のうどん登場。

さぁ撮るがいいわよ!
撮って撮って自分なりの世界観を表現するがいいわよ!
って思ってたらお店の人にそのカメラ渡して
うどんと一緒に二人の記念写真をパシャリ!って。

今そんな事になってるんですね。
呆れを通り越してそのレベルの高さに愕然としました。
その発想は無かった。。。

Date: 11/09/07 

太刀打ち出来ない

少年(立ち小便終わりたて)|高知県

台風です。

電車通勤のタッキーは運転見合わせで今日はお休み。
出勤できたバンビも大事を取って少し早めに帰らせました。

でも台風は嫌いじゃない。

家まで吹っ飛ばすような規模はご免被りたいけれど、
自然の猛威を体験しておくことは、
日々忘れがちになることを思い出させてくれます。

震災のことだけじゃありません。
太刀打ち出来ない自然と共に生きていること。

今回の台風で被害にあった方には
当然ながら心を痛めますし、
危険がない毎日の方がいいなと思っていますが、
だからといって『台風なんて無くなればいい』とは考えません。
矛盾しているけどそれが正直な気持ち。

気分が高揚している好奇心旺盛な自分もいて、
でもどこかピンと背筋が伸びてもいる。

基本的なことは大昔から変わってない、
それは常に意識していたい。

すごいのは人間だけじゃない。

Date: 11/09/03 

告知いろいろ

少年|高知県

ー告知その1

鈴木さちこさん著『電車の顔』絶賛発売中です。
前回の『日本全国ゆるゆる神社の旅』に比べやや読者を選びますが、
とことんマニアック、というワケでは決してありません。
それほど電車に興味のない方でも楽しめます。
(電車好きの方はもっと楽しめます)

のんびりイラストと&読み応えのある文章で、
電車好きの人はこんな視点で見ていたのかということや、
電車にもいろんな表情があることに気付きます。

いつも何気なく目にしているものでも、
意識して『見る』ことでこんなに世界を広げられるんだと、
あらためて感じました。想像力(妄想力?)は偉大なり。

読み終えた後には、
今まで何気なく見ていた電車に少し愛着を感じるようになります。
本の中では電車が擬人化されていたり、
全体を通しての世界観が面白いなぁと思いました。

ー告知その2

いつも懇意にしていただいている、
システム開発会社ゼネラルソフトウェアさま(滋賀/浜大津)が、
ただいま正社員のシステムエンジニア・プログラマーを募集しています。
詳しい条件などはWebサイトの求人案内ページをご覧ください。

ー告知(?)その3

iPhoneは修理で元通りになりました。
ただし直ったと同時に財布から8,800円が姿を消しています。
見つけた方はご連絡くださいませ。
愛着あるものを長く使えるようになりたいです。

Date: 11/09/02 

ポスター|YUZUKI

ポスター|YUZUKI

ポールダンサーYUZUKIさんの
ポスターデザインを担当させていただきました。

当初はポールダンスの空気感も知らず、
YUZUKIさんご本人と直接コミュニケーションも取れず、
さらに『和』というオーダーまでいただき、
あれポールダンスって和だっけ?なんて悩みまで上乗せされ、
取っかかり探しに悶々とする毎日が続きました。

何も進展のないまま月日だけは流れ・・・

そんな苦悩の日々を打開できたきっかけは
依頼人でもある友人にポールダンスのイベントに誘ってもらったこと。
明確な答えがあったわけではありませんが、
答えは現場にありました、というのがやっぱり正直な気持ち。
ポールをイメージしたテキストのアイディアは、
パフォーマンスを生で見ている最中に浮かんだもの。

頭だけでデザインはできません。
デザイナーは外に出てなんぼ。それが血となり肉となります。

ありがとうございました。

Date: 11/09/01 

ポケットホルダー|梅山税理士法人

ポケットホルダー|梅山税理士法人

梅山税理士法人・梅山公認会計士事務所さまの
ポケットホルダーデザインを担当させていただきました。

今回採用した紙は既製品ではなくオーダーメイド。
さらに銀インク×エンボス加工を施したゴージャス仕様。
お客さまと一緒に作り上げたこだわりの一品。

ハッキリ言って高級品です。
コストを落としたプランもご用意しましたが、
意図通りの結果が得られないという理由で、
思い切ったプランへと踏み切る流れになりました。

狙いを定めて投資することは、
頭では分かっていてもいざ実行となるとなかなか難しいもの。
結局今ひとつ振り切れない結果になることもしばしば。

楽しい仕事でした。
毎日勉強になります。毎日勉強です。

Date: 11/08/31 

哀Phone

iPhone

ー事件はいつ起こったのですか?

昨日の夜にね、
外でちょっとトレーニングしてたんですよ。
その場で走るような動きをしてた時、
反動でポケットからスルッと飛び出して、
そのまま地面(アスファルト)へとダイブしました。
ちょうどフェスの季節ですから、
iPhoneもダイブしたくなったんでしょうハハハ。

ー落ちた時の向きは?

うつ伏せでした。
もしゲタだったら今日の天気は雨でしたね。
僕ね、よく○男って言われるんですよハハハ。

ー落ちた時の感想は?

瞬間は何も感じませんでした。

一度も割れたことがなかったから、
割れる発想自体これっぽっちも無かったんです。
道に落としたことだって何度もありますし、
だから今回も『大丈夫かな?』なんて心配することなく、
いつものようにただ普通に拾い上げたら、
表面のガラスがご覧の始末でハハハ。

ー拾い上げた時の感想は?

最初は『ん?何だコレ?』って感じでした。
その0.3秒後すぐに『あっ!やってもうた』事に気がついて、
百人一首で一発目から『蝉丸』引いた時の事を思い出しました。
なんか似てたんでしょうねハハハ。

ー最近の好きな食べ物は?

水ようかんです。

Date: 11/08/29 

買った感LOVE

キャンプ場|滋賀県高島市朽木

アルバム(CDの方)を買いました。

嵩張るからなるべくiTunesで買いたいけれど、
取り扱いのない某レーベルもあるわけで。
そうなると自ずとアルバムを買う流れになるわけですが、
今のところネットで買うより店頭で買うのがイイ。
欲しいと思った時にすぐ買いに行ける。
嬉しいことにTSUTAYAとか遅くまで開いてますしね。

そのくせ実はトホホな環境。

せっかくアルバムを手に入れても
自宅にCD再生機の類は数年前から姿を消しており、
手持ちのMacBook Airにはドライブがなく、
愛車はカセットとMDプレーヤーしか再生できない変化球な設備。
仕事場まで行かないと聴ける環境がありません。

夜遅くに買えても結局次の日にならないと聴けない、
ITからはやや遠い環境に身を置いています。

仕事場行けばいいんですけどね、
それだけのために戻るのもなんか切なくて。

だったらネットで買えば、となりそうですが
店頭で買うのは『買った感』があって気持ちがいいんです。

Date: 11/08/27 

スティーブ・ジョブズ

自転車|高知県

スティーブ・ジョブズが最高経営責任者を退任。

僕がAppleと出会ってから
そろそろ15年近くなります(Apple Computer時代を含めて)。

初めて買ったMacは
当時大奮発して買った中古のPower Macintosh 6300。
以来たくさんのApple製品を買い続けました。

・Power Macintosh 6300
・Power Macintosh 7100
・Power Mac G4
・iPod(2nd)
・iPod shuffle(2nd)
・iBook G4
・iMac
・Power Mac G5
・Mac Pro(×3)
・iPhone
・iPad
・MacBook Air

僕たちデザイナーはお客様の思いをカタチにします。
決裁権はお客様にある以上、時に妥協することだってあります。

Appleにはそれがない。

決して僕たちに歩み寄ることなく、
徹底して自分たちの美学を押し付け、新しい価値観を植え付ける。
それを望んでいる人を巷では『アップル信者』なんて言われていますが、
僕にも否定しきれない所はあります。

理解不能なものが発表されても、
まず否定することなく、
これにはきっと理由があるはず、なんて常に肯定的に考えてしまう。
(最終的に否定することもありますけど)

妥協しないこと。

デザインの仕事を続ける上でその気持ちは常に持ちつつも、
だけどなかなかうまくは行きません。
それを一貫して具現化しているのがAppleであり、ジョブズです。
製品の品質もさることながら、
Appleのその姿勢こそが僕にとっての希望でした。

退任後もジョブズはAppleの製品戦略に深く携わるようですが、
その徹底ぶりが弱まるのは残念ながら避けられません。
それはただ受け入れるしかありません。ひとつの時代が終わったのだと。

その時代に生きたことを僕は幸せに思うし、感謝しています。
ありがとう、スティーブ・ジョブズ。

Date: 11/08/26 

一度きりの関係

明石海峡大橋|兵庫県神戸市

漫画なら何度も読み返すことはあっても、
小説は一回読んだらおしまい、
そんな固定観念を33年間持ち続けていました。

だから本棚に小説を残しておく人が、
本当に本当に不思議で仕方なくて。

あくまで僕の考えに過ぎないけれど、
一般的にはどうなんだろ。

漫画は不思議で、
さんざ読み倒してあらすじはおろかセリフまで
十二分に把握しているくせに、

『今回こそ湘北負けるんじゃないかな・・』

なんて
先の展開が読めなくなっている自分がいて、
初めて読む時みたいににドキドキしてしまいます。

100回くらい読んだら
1回くらい本当にあらすじ変わるんじゃないかとさえ・・

おもしろいなぁ、あの感じ。
未だに『君に届け』2巻でボロボロ泣けますもん。

なんて思っていたのに、
ついこの間それとなく伊坂幸太郎の作品を読み返したら、
小説でももう一回行けちゃうもんですね。
しっかり後半のストーリー忘れてしまってるし(笑)

長年の謎がやっと解けました。
またひとつ大人の階段を上ります。

Date: 11/08/25 

環境

砂浜|高知県

ここ最近、
営業時間が過ぎたら外で仕事するようにしています。
これがなかなかいい感じ。

アウトドアって事じゃないですよ、念のため。

情報整理や資料作りが中心、
あとは仕事の進捗管理や諸々考える時間に。
場所を変えることで気分転換になり、
かなり高速で頭が回ります。
その結果、短い時間で集中して仕事ができます。

その反面、
デザインの仕事は外では不向き。
大きなディスプレイが無いと作業効率が悪いし、
ラップトップでは細かい操作は不向き。
それにプリンターがないと途中確認ができません。
やる仕事によって適切な環境があります。


島田紳助氏が芸能界を引退。
報じられた事がすべてとは全くもって考えにくいですが、
とりあえず目の前の事実としてショックです。

人としての賛否両論は常にありましたけど、
それだけ影響力の大きい方である証拠。
例えば島田紳助は大嫌いだけどM-1は見てた、
という方はきっと少なくないでしょう。

漫才を愛する一人としてあまりに残念な出来事です。

Date: 11/08/24 

40010

show window|chum-chum closet shimanto

前回書いたように撮影などの理由で、
昨日まで四万十にいました。
chum-chum closetの新店舗を設計したスガノと一緒に。

愛車RASHEENで片道7時間。
途中交代しながらの比較的ラクな移動。

道のりもほぼ高速で、
普段リッター10kmにも満たないのが異例の15km以上をマーク。
カーズ2が上映中なのも少なからず影響しているはず、
なんてどうでもいい妄想は抜きにしても、
たまには思いっきり走らせてあげるのはいいな、と。
ドッグランの重要性を痛感。

四万十ではそのRASHEENによく遭遇しました。
確かに土地の雰囲気にRASHEENはすこぶるフィットします。
意外な所で四万十に親近感を持ちました。

今回撮影した写真はWebサイトに使用したり、
まとめてflickrにUPする予定です。
店舗以外に風景も撮ったのでまた小出しにしていきます。

土曜日にブログをサボったのは内緒。

Date: 11/08/22 

誰のせい?それはあれだ!

鶏鳴の滝|滋賀県甲賀市

笑い飯みたく
スロースターターで始めたい気持ちとは裏腹に、
お盆明け早々フルスロットルな毎日。

明日は車で高知(四万十)へ。

chum-chum closetさまが2号店をOPENされるので、
Webサイトマイナーチェンジの打ち合わせと新店舗の撮影、
それにパソコンのサポートをする予定です。

最近パソコン屋な仕事が多め。
そこまで頼りにされる程詳しいわけでもないんですけど、
まぁ必要とされるのはいい事です。
四国からラブコールされるなんてDしてるぜっ

そんなわけで
やるべき仕事と明日の準備とで今日はやること満載。
朝から一日中てんやわんや。

3年ぶりの高知。楽しみです。

でも調べてみたら明日の高知は雨の予報。
この時期このタイミングでなぜ・・・
誰のせい?それはあれだ!●●のせーい

Date: 11/08/19 

よく見れば

鶏鳴の滝|滋賀県甲賀市

『いい温泉』の基準のひとつに、
『お湯が僕を掴んで離さない』というのがあります(僕調べ)。

濁りのあるなしに関わらず、
このままずーっと浸かっていたくなるような、
不思議な感覚に包まれることを指します。

滝も同じように、
気がつけば長い間見とれてしまうような、
不思議な魅力があります。

写真は信楽にある鶏鳴(けいめい)の滝。

僕を迎えてくれることもなく、
演出なんてこれっぽっちもない。
延々とひたすら同じ動作を繰り返しているだけ。
それなのに飽きないし、
今度また行きたいとさえ思ってしまう。

ただ佇んでいるだけで、
最高に贅沢な時間。

それが滋賀県にあるなんて、
車で一時間足らずの所にあるなんて、
今まで知りませんでした。
知ろうとも思っていませんでした。

よく見れば目の前に魅力がいっぱいです。
そんな発見が出来たお盆休み。

Date: 11/08/18 

YAMAHA

鶏鳴の滝(周辺)|滋賀県甲賀市

今年のお盆休みは去年のように遠出することなく、
地元を中心に細々と動き回っていました。

『夏は海!』なタイプではない僕は断然YAMAHA。
林道などの涼しい所を好む霊長類で、
撮影と読書をしに滝のある場所まで行ったりしました。

もちろん温泉も欠かさず。
友達のフジタに誘われて向かった鞍馬温泉は、
自然の中にあり昼間でもたいそう気持ちよかったです。
ああ是非また行きたい。

今年はカレンダーの都合で5日間しか休みが取れず、
ちょっと少ないかなと不満気味でしたが、
振り返ってみれば結構いろいろ動けて満足しました。

今日から営業再開です。
休みの間の出来事はぼちぼちと。

Date: 11/08/17 

1,000

非常階段|滋賀県野洲市

やっと就職が決まった10年ほど前、
ひとりの友達がこんな事を言ってくれて。

『たとえデザインの仕事して無くても、
コンビニの店長だったとしても安藤くんは安藤くん。』

当時は『ふーん』くらいしか思いませんでしたが、
今考えるとその言葉の意味が分かります。

デザインの事でいつも頭がいっぱいで、
いち早くデザイナーとして周りに認めて欲しかったあの頃。
そういうアイデンティティが確立されて初めて、
周りは自分を自分として認めてくれるのかな、と。

結果があるから認めてくれる、という発想。
不確かな要素では受け入れてもらえないんじゃないか、
そんな不安がずっとあったのかも知れません。

なんかいい奴、とかね。
それ僕どーすりゃいいの?って。

そんな僕の心理を汲んで、
そう言ってくれたのかなと今になって思います。
きっと焦りが漏れてたんだろうなぁ。
そして優しいなぁ。

人に対してはそんな風に思わないのに、
自分にはついそう思ってしまう。
そんなこと山のようにあるけど、時間と共に少しだけ減らせたかな。

さて、
AMATA BLOGも今日で1,000回目を迎えます。
毎日毎日地道に続けてきた結果です。

1〜1,000ぜんぶ読んで下さった方、いるかな。
もしいらしたら教えて下さい。嬉しくて飛び跳ねます。
自分のためのブログと言えども、
続けられているのは読んで下さる方がいてこそ。
何かプレゼント贈りたいくらい。

途中で内容を意図的に尖らせ始めたり、
目に見えづらい細かい変化をチマチマ繰り返しながら、
無事1,000の大台に乗ることができました。

続けた意味なんてほとんどありません。
でも揺るぎない自信になりました。
飽きっぽい性格でも続けられるんだなぁって。
僕なんかでもできるんです。

継続は体幹と似ていて、
鍛えれば鍛えるほどに安定感が増します。
安定感が増すといいことづくめ。

というわけで今後も続きます。
1,001回からもどうぞよろしくお願いします。

Date: 11/08/10 

ギネス記録更新

alttypeギネス挑戦|KBSホール

昨日はKBSホールへ
alttype(オルトタイプ)のギネス挑戦を観に。

たくさんのお客さんが会場で見守る中、
回る2本のロープの音と跳ぶ音だけが際立つ静寂の一分間。
これぞ『固唾をのむ』という表現がぴったり。

結果は見事ギネス記録を更新。
当日までのストイックな努力も聞いていたから、
ちょっと感極まるものがありました。

想像を絶するプレッシャーの中、
それでも結果を出すのは流石としか言えません。
挑戦した全員がいい結果を残せたわけではないけれど、
それもまた人生。次に繋がれば無駄じゃない。

おめでとう。

【夏季休業期間】
平成23年8月12日(金)〜平成23年8月16日(火)
※8月17日(水)より通常営業いたします。

Date: 11/08/08 

Guinness

安来節|島根県安来市

ギネスに挑戦するなんて、
一度も考えたことがありませんでした。
ギネスは僕にとって飲み物。

それなのに、
いよいよ明日ギネス記録更新に挑みます。

・・・なんて

もちろん僕ではありません。
最近ブログによく登場するalttype(オルトタイプ)のこと。

ダブルダッチ競技のひとつ、
『スピード』種目でギネス記録更新にチャレンジ。
言葉じゃうまく説明できないので、
興味のある方は明日KBSホールまでお越しください。

ダンス&ダブルダッチイベントの間に行われます。
ダンスが好きな方ならイベントだけでも楽しめるはず。
僕も朝から観に行ってます。

いい言葉です、挑戦。

Date: 11/08/06 

あきない

足立美術館|島根県安来市

僕のiPhoneは未だに3GS。
でもこれがメチャクチャ気に入ってて。

きっと次のモデルが出ても、
買い換えの必要がない限りきっと使い続けます。

有機的なフォルムに未だ飽きは来ず、
機能面も十分満足してます。むしろ多すぎて困るくらい。
だから必要に駆られない限りこれ以上を望みません。

そう思えるようになったことは、
自分の中でかなり嬉しい。
新しいもの、本当に大好きでしたから。

新しいものが好きでなくなったかというと
そんなことは決してありません。
ただ最近は必要以上のものを欲しがらなくなりました。
身分相応がちょうどいい。

安藤克也個人としてそれは正解。
ただデザイナーとしては良くないかも知れず。

Date: 11/08/05 

ダブルダッチはじめました

街灯|島根県松江市

生まれて初めてダブルダッチしてきました。

関西プロダブルダッチチーム、
alttype(オルトタイプ)のWebサイト制作を始めるにあたり、
ダブルダッチやったことがある人の方が、
絶対いいサイトを用意できるんじゃないかと言うことで、
やっと昨日体験してきました。

インストラクターはalttypeのFUKUとJUN。
場所は大昔ダンスを習っていたチョコレートホールで。
またレッスン受ける日が来て地味に感動。

ダブルダッチおもしろいです。
ダンスとも全然ちがう。
まだ基礎中の基礎を教えてもらっただけだけど、
早く続きやりたくてウズウズしてます。

極めるなら掘り下げが不可欠なのはさておき、
とりあえずロープを跳べさえすれば第一関門クリアできるし、
確実にダンスよりも取っつきやすい。

それにレッスンでも最低3人必要だから、
ダンスの時より一緒にやってる感が強くて楽しい。孤独感もない。

この『楽しい』体験が、
サイトの見えない要所要所(?)に反映されます。

レッスンには僕より年下の子がたくさんいたけど、
普段から加圧トレーニングで体幹を中心に鍛えてるおかげで、
何とか恥かかないでよかったー。備えあれば憂いなし。

alttypeのパフォーマンス映像

Date: 11/08/04 

無彩色

グレースケールVer.|AMATA

99%無彩色のWebサイト。
新規制作依頼お断り期間限定ビジュアル。

本来は、
お盆休み期間や年末年始の長期休暇中に
『今お休みしています』を伝えるためのアイディアでしたが、
何かわかりやすいカタチで現状を伝えたかったので、
やむを得ず、という心境です。

色の持つ力はやはり偉大で、
自分とこのWebサイトながらまったくもって見る気がしません。
それが狙いなのでデザインとしては成功ですが、
一日でも早く元どおりに戻したいなと感じたのも偽りない本音。
早く有彩色に戻せるよう頑張ります。

初見の方がご覧になったらどんな印象を持たれることか。
僕は自分の目がおかしくなったんじゃないかと不安になりました。

しばらくの間ご迷惑をおかけします。

Date: 11/08/03 

教科書カバー

祐天寺|東京都目黒区

【教科書カバー】

小学校低学年の頃『教科書カバー』なるものが売っていて、
文字通り教科書に透明のカバーをつけるだけの単純明快な商品。
教科書がきれいに保ててクラスの普及率もなかなかでした。

でもカバーは
教科書の身代わりになってみるみる汚れます。
見た目は教科書に透明のレイヤーが増えただけだから、
ぱっと見は教科書が汚れてるのとそんなに変わらない。
もちろんカバーを外すとキレイ。

これいったい何のためにあるんだろってずっと疑問でした。
そんなだから僕は使いませんでしたけど。

【単行本の帯】

これ取っておく人多いですよね。僕もその一人。
ただ何で取っておくかは自分でもさっぱり分からず・・・

だったのが最近ついに捨てられるようになりました。
ついにやりました、という感じです。

もし自分が帯をデザインした暁には残しますけど、
帯の仕事なんて今のスタンスじゃ絶対来ないですから安心。

捨ててもいいけど何となく捨てられない。
この人間らしさとどう向き合うかが大きな分かれ目。

Date: 11/08/01 

それもすごい

グラフティ|東京都目黒区

自分が食べに行ったことのあるお店を誰かに勧めて、
その人が食べに行ってくれたとします。

これってメチャクチャすごいこと。
一人の人間の気持ちを動かしたんだから。

100人の気持ちを動かすことはできないけれど、
だからって落ち込む必要はありません。
一人の気持ちを動かすことは本当にスゴイことです。

一日のうちで誰かに感謝されたりしたことも、
もっと喜んでいいんじゃないかな。

そういう所見えなくなると、生きるのは結構しんどい。

Date: 11/07/30 

年内まで

ギャラリーcafe日向堂|東京都目黒区

年内の新規制作依頼を終了させていただきました。
そうは言いながら友達や知り合いの新規依頼は受けていましたが、
今回はすべてお断りさせていただきます。

本当に、ごめんなさい。

ありがたいことに今も安定してお仕事をいただいています。
デザイナーを増やそうか考えもしましたが、
やはりもう少し3人体制にこだわってみようと思います。

思い描いてしまったスタンスを
どうしても実現したい。
日々の仕事に追われて時間が過ぎ去ってしまっては、
後悔しそうで怖いので。

毎日長時間ムダなく仕事ができればそれが一番ですけど、
なかなか予定通りに行くことはありません。
だからといって嫌いになるまで仕事するのも本意ではありません。

我が儘な理由でご迷惑をおかけしますが、
今後ともAMATAをどうぞよろしくお願いします。

従来のお客様、すでにご予約いただいているお客様は、
もちろんこの限りではありませんので、
普段通りのスタンスでよろしくお願いします。

Date: 11/07/29 

Nounaiマップ

kaki8|東京都目黒区

撮影したい欲が落ち気味で、
昔の写真を引っ張り出しては凌ぎ続ける今日この頃。

振り返ると結構いろんな土地へ行っています。

ただ残念なことに
『地図の今この辺りにいる』感覚が極端に乏しく、
頭の中で蓄積されることがありません。
滋賀県内でもそれは同じ。脳内マップが作られない。
だから未だに方向音痴のまま。

日本地図を取り出し、
行ったことのある都道府県をマーキングしたら
きっと6〜7割は塗りつぶせるはず。
なのに意識の中ではせいぜい2〜3割程度。

ダイエットしてるのに、
間食はなぜかカウントしない人みたいに、
レコーディング条件がかなり曖昧になっています。

おかげで最近は分からない土地の名前が出てきたら、
なるべくGoogleマップで調べています。
恥ずかしながら『ノルウェー』分かりませんでした。

お蔵入りした写真も悪くありません。
撮影した当時には感じなかった魅力に出会えます。

flickrでも写真ごとにコメントを書いています。
ブログとは少しだけ違うアプローチ。

Date: 11/07/28 

なるべくシンプルに

高知龍馬空港

家に帰ったら、
無意識にテレビをつけそうになります。
この2日間。

まさしく習慣。むむーん。

代わりに録画してた番組を見ようとしました。
でもやめました。
その行為自体悪いわけではないけれど、
せっかくのいい機会だし。

モノを捨てる断捨離もいいけど、
無駄なコトを捨てるのもまた大切かなって。
元々そっちも含んでるのかもだけど。

それに、
ちょうど自分の中で変わりたいことがあって、
それには何かしらの縛りや痛みがあった方が僕には良くて、
テレビの件はそのいいきっかけにしています。

なるべくシンプルに。

デザインの仕事でも、
ご存じの通り僕はなるべくシンプルに。
とりあえずギリギリまで削ぎ落とすスタンス。

なるべくシンプルに。

Date: 11/07/27 

移行の繰り返し

祭りのあと|滋賀県野洲市

制作環境をLeopardからLionへと移行しました。

移行にかかった苦労と天秤にかけると、
現時点での恩恵はほぼゼロ。
アップデートのたびに感じられる進化を楽しみにしつつ、
Adobeさん遅れずついてきてねと祈るばかり。

変化を恐れないこと。

それは40歳になっても60歳になっても、
仕事を続ける上で必要不可欠なもの。

延々と繰り返し続けるこの『移行の繰り返し』は、
そのためのちょっとした助けになっているかもしれません。
今は現状維持のままでよくても、
数年後には必ず避けられない状況になっています。

昨日終わったアナログ放送がまさにそう。
と言いつつ思いっきり避けて通ってしまったわけですが。

Date: 11/07/25 

ゴロ寝しながら

若狭湾

今日は完成間近でブログが消えるトラブルが発生。
書き直そうかと思ったけど少しも書く気が起きません。
改めてブログは自分のために書いてるんだなと感じました。
自分の中ではもう消化できてしまったから。

ちなみに書きかけて消えた内容は、
情熱大陸っていい番組だけど、
あそこに出演している方たちもたまにはグータラしてるはずで、
日曜の昼にゴロ寝しながら『アッコにおまかせ!』見てる姿とか、
そういうの伝えた方がリアルでいいなぁって感じのこと。

頑張るのはいいことだけど、
抜く時は思い切って息を抜いてる様子もね、
ちゃんと描いて欲しいです。

どちらかというとそっち苦手な人の方が多いから。

Date: 11/07/23 

意識を持ち続ける

黒部ダム|富山県立山町

走って追いかけてくる人から逃げるのは、
意識としては比較的難しくないかも知れません。
相手のスピードより速いスピードを出し続ければ、
逃げられるだろうと計算できます。

反対にゆっくりにじり寄ってくる人の場合、
最初に逃げ切るのは誰でも簡単。
でも時間が経つごとに追いかけられている事を忘れてしまい、
完全に忘れかけた頃に至近距離まで近づかれている、
そんな恐ろしさがある気がします。

意識していないといけないのに、
気が付けば忘れてしまっている。忘れさせられている。
そうなるのは本当に怖いこと。

何にでも当て嵌まるけれど、
長く意識を持ち続けることは本当に難しい。

ただその難しいことが、
切実に必要な時期だと感じています。

Date: 11/07/21 

この頃の

楓|福井県若狭町

メニックスCADスクールさまのWebサイトを公開しました。Webサイト制作以前からチラシを担当させていただいた経緯があり、着手前から内容を把握できていた事が今回の強み。

それなのにいざページを作り始めると伝えるべき芯が日に日にブレて、結果的にかなり苦労しました。原因は分かっています。基本設計をしっかり詰め切らないまま見切り発車してしまったこと。まだまだ修行が足りんです。が、またいろいろと改善の余地が見えました。失敗は次に活かすだけです。


秋田歯科クリニックさまのWebサイトに『この頃の秋田歯科クリニック』を追加しました。新しいページでもシステムでもtwitterと連動するでもなく、ちょっと一言を入れただけのものなのに妙に気に入っています。こういう細かい所に力を注ぐの大好きです。『最近の』でなく『この頃の』がポイントです。

Date: 11/07/16 

体感温度を下げる

鬼ヶ島|女木島

仕事中の体感温度を下げるべく試行錯誤しています。味覚以外の五感をフル活用してどこまで脳をだませるか。

関電の目論見に乗るつもりは全くないけれど、限られた制約(冷房温度28℃設定)の中でどこまで出来るか、それを考えて実行するのは全く苦じゃないです。いやむしろ楽しい。制約の中から答えを導くのは慣れっこですから。

今のところこの子がいい仕事してくれます。音色の評判も抜群。

Date: 11/07/15 

みんなすごい

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お客様も友達も近い距離にいる人も、僕の周りの人たちはそれぞれの持ち場で本当に頑張っています。一人一人を丁寧に特集したいくらいに。本当に誰ひとり手を抜いていません。みんなすごい。

周りと温度差がある中で孤軍奮闘を続けるのは、相当な心の強さが要ります。でも僕の場合それとは反対の『がんばりやすい』空気の中にいます。みんながんばってるから。それはいろんな人のおかげであり、自分が努力した結果でもあります。偶然だってあるけれど、とにかく環境に恵まれて有り難いです。タイミングが悪い分、人の縁だけは持っています。

昔はそうじゃない時期もあって、その時は反発心をエネルギーに変えていた事もあったけど、今は自然な感情で体が動いている感じ。反発心が生み出すエネルギーも魅力的だけれど、長く維持し続けるのは疲れます。自然がいい。

やっと管首相から『脱原発依存』のコメント。良いか悪いか真っ直ぐ実現に向かうかどうかはさておき、やっとひとつの指針が示されたことだけは嬉しいです。

Date: 11/07/14 

根付く

せんろ|滋賀県大津市

滋賀に移り住んで18年、最近やっと地元のいいところを発見できるようになりました。

今まで通り過ぎていた近所のお店が実は宝の山だった、なんて事が最近よくあります。生まれてずっと滋賀県に住んでる人から『滋賀には何にもない』なんて事をよく耳にしますけど、絶対そんなことないです。少なくとも僕にはそうは思えない。例えば常に東京と比較したら一部の良さしか見えないけれど、視野を広げるといいものがたくさん見えます。

僕の強みは引越しを繰り返したこと。通常よりたくさんの人と関われたことで、隣の芝生はそれほど青くないことを早い段階で知れたのかも知れません。

反対にそのせいか、僕には一箇所に根付こうとする意識が乏しい。転校で培った順応性はあってもどこか『自分の居る場所はここじゃない』感覚がずっとありました。それが最近やっと消えつつあるのは自分が『根付きたい』と思うようになれたから。自分でも驚く心境の変化。

カメラの世界でも、広角レンズ一本よりマクロや望遠レンズがあった方が表現の幅がうんと広がります。地元の良さにはマクロや標準レンズ、日本規模なら広角レンズ、世界なら望遠レンズみたいに(ぬるい喩えですが)、いろんなレンズを持っている方がたくさんの魅力を発見できます。今までの僕には焦点距離の短いレンズが欠けていました。灯台もと暗し。

同じ事が人にも言えます。地元の人のなんと魅力的なことか(もちろん地元以外の人達も!)。地元に根付きながら
自分の持ち味を殺さない絶妙なスタンスの確立を目指します。

Date: 11/07/13 

夜景を撮ろう

夜の湖面|滋賀県大津市

秋田歯科クリニックの秋田さんから『夜景の撮り方を教えて欲しい』とお願いされたので、週末は瀬田川でミニ撮影会。手ブレやISO、ホワイトバランス、シャッタースピード、絞りなど、撮影の基本を中心に。

夜景以上に最近は夕日が綺麗。せっかくだから夕暮れ前に待ち合わせて、夕暮れから夜景までを撮った方がもっと楽しい。なのにその日は曇り。その日に限って曇り。天才的なタイミングの悪さはこの夏も健在。本当に僕はタイミングが悪い。

夜景は普段あまり撮りません。三脚が要るから。三脚は重くてどうしても車が必要になり、期せずしてガチンコ撮影準備万端になります。カメラだけならまだしも、三脚を常に携帯するのはなかなか敷居の高いこと。そこまでのモチベーションは今はまだないなぁ。でも今回みたいに撮ったら撮ったで楽しいんから困るんですよね。今までみすみす機会を逃してたのかと思ってしまうから。

Date: 11/07/11 

本は野菜

瓜割の滝|福井県若狭市

本を読みたい感情を損なわずSNSを楽しめるようになりました。今読んでいる本は( @pettankoful )さんがお勧めしてくれた『ワイルド・ソウル』。以前読んだ『君たちに明日はない』が面白かった垣根涼介氏の小説。読み進むたびに面白くなっています。

僕にとってSNS=お肉、そして本は野菜。

美味しいからと言ってお肉ばかり食べ過ぎるのは良くありません。でもちゃんと野菜も摂っていればバランスが取れます。だからといって栄養だけのために野菜を摂るのも楽しくないから、なるべく面白い本に出会いたい。それが僕にとって有機野菜みたいなもの。

『アイスクリームを食べたくてスケートをしている』と過去に豪語した荒川静香選手ではありませんが、それと似たようなもの。気兼ねなくSNSを楽しむための読書。とはいえ決して嫌々読んでることなんてこれっぽっちもなく、結局のところどっちも楽しい。いいバランス。将来的にもっと野菜を多めに摂るようにしたい。

Date: 11/07/09 

ピノ

池のある景色|福井県若狭町

ピノ美味しい。

梅雨明けしたかも分からないのにアイスむさぼるのはちょっと時期尚早気味で、でもちょっとだけ食べたいなーって時に重宝するのがピノ。僕のピノ。

ピノは今年で誕生35周年のロングセラー。僕より一年パイセン(grassfeelのよしたかさんと同い年)。名前の由来はイタリア語の”松ぼっくり”。松ぼっくり感はないなぁ。でもちっちゃくてコロンとした語感はカタチと違和感なくフィットしてます。なんとなく足も速そう。

いろんな味ありますけど、プレーンなのが一番好き。それと6個入りじゃなくてファミリーパックの個別包装してるのが好きです。

Date: 11/07/08 

大辞林

大辞林|iPadアプリ

iPadアプリの『大辞林』を購入しました。

読書中に分からない言葉を調べたり、
趣味で楽しそうな言葉を探すのに使っています。
ハッキリ言ってメチャクチャ楽しい。

学生の頃から辞書を引くのは好きでした。
知らない単語を調べてはマーキングし、
それが蓄積されるのを見てはニヤニヤしていました。
僕にとってのスタンプラリーかも知れません。

手軽なiPadに手軽な辞書が備わったことで、
また『辞書を引く』楽しさを取り戻しました。

仕事中に言葉の意味を調べることなんて日常茶飯事ですが、
それとはちょっとニュアンスが違います。
無機質に『知りたい情報だけを知る』ような感じではなくて、
『自分から教わりに行く』ような節度を感じます。

辞書を引く行為そのものに加えて、
知らなかった言葉を知ること、
知っていたつもりの言葉でも意外な発見があること。
言葉が大好きな僕にはたまりません。

ゲームとして作られたゲームより僕には何百倍も楽しい。
でもゲームとして作られたゲームも大好きです。

Date: 11/07/07 

劇団イッセー尾形

紫陽花(青と紫)|福井県若狭町

時間を決めて、やることを絞る。

茂木さんが提唱していたこの集中力の高め方を実践してみると、確かに集中できます。仕事の後半はどうしても集中力が落ちがち。でもこれを繰り返すと身体が(脳が?)慣れて集中しやすくなるらしい。

今日はこのブログを書く直前まで、急ぎの仕事に追われて一日中てんてこ舞い。つまり、ひたすら集中せざるを得ない状況でした。そこでふと気が付いたのは・・・

◎時間を決める →→→ 時間が決められている
◎やることを絞る →→ やらないといけない

受動か能動かの違いだけで、状況はほとんど同じでした。仮想でいいからその状況を自分で作り出せば、集中力は自然と高まる。つまり『ユー自分で追い込んじゃいなよ』ってこと。自分でムチ打って自分を走らせるSとMのひとり芝居。劇団ひとり。いやイッセー尾形か。

これ継続すれば日曜も早起きできそう。
いや、ひとり芝居に疲れて逆にヘロヘロかも。

Date: 11/07/06 

ぽぽぽぽーん

お地蔵様|福井県若狭町

近所の道の駅で売ってるポン菓子が好きでよく買いに行きます。その辺の凝ったお菓子より何百倍も好き(その辺の凝ったお菓子も大好き)。病み付きになる味。でもって安い。

その簡素な容姿もさることながら、名前に『菓子』が入ってる点も好印象。まだひねる時期じゃなかったのか、それとも見た目に菓子と分かりにくかったのか。そのド真ん中ストレート具合に長い歴史を感じます。名前の由来は作る時に出る音からでしょうけど、実のところはポンなんてカワイイもんじゃなくて確実に爆発音。だから正式にはボン菓子。それを『ポンの方が響き良くね?』って言った人がじわじわ増えて、今に至ってると信じたい。

時代に合わせて改名を迫られることなく、いい意味で生きた化石のまま現代に残っていることにポテンシャルの高さを感じずにいられません。そういうものがないと世の中つまんないからね。

Date: 11/07/04 

【一周年】味凌旬菜 中 -あたり-

味凌旬菜 中 ーあたりー

昨年開店ツール一式を担当した
東心斎橋の味凌旬菜 中(あたり)。
来週8日で一周年を迎えます。おめでとう。

一周年記念として、
7月6日(水)〜8日(金)の3日間、
一周年記念特別コースをご用意する、とのこと。
お一人様5,000円(税込)+お土産つき。
これ相当楽しめるんじゃないかな。
お近くの方は是非是非どうぞ(僕も行きたいです)。

一周年は、感慨深い。

今でこそ何年目か忘れがちですが、
一周年は本当に特別で、
続けていけるかどうかの不安をずっと抱えながら、
やっとひとつ壁を乗り越えた気がして、
安堵感に包まれたことを今でも覚えています。

飲食店は継続が日に日に大変になりますけど、
長く永く続けて欲しいです。

Date: 11/07/02 

滋賀県のお客様のお仕事

紫陽花|福井県若狭町

梅山税理士法人・梅山公認会計士事務所Webサイトに、見積計算システムを追加しました。会社の事業形態に合わせて、限りなく最終見積に近い費用をその場でお調べいただけます。お調べになった情報は誰に知られることもありません。こっそり調べることができます。もちろん無料。お抱えの税理士・会計士の方にかかっている費用と比較してみて下さい。


爽快潔リビングWebサイトに新商品が登場。その名も『東洋紡ブレスエアークッション』。今回はブレスエアー製造元である東洋紡さまの商品を、爽快潔リビングにて委託販売(だから商品名に『東洋紡』が入っているのです)するイレギュラー形式。収益の一部は東日本大震災の義援金として寄付するチャリティー商品です。

驚くほど低価格で、ブレスエアーを体験するきっかけにはとてもお手頃。色が選べないのが惜しいところですが、猛暑とブレスエアーの相性、本当にいいんですよ。

Date: 11/07/01 

すっからかん

紫陽花|福井県若狭町

この間ビックリしたのは『どこのWebサイトが好き?』と聞かれて思わず声に詰まったこと。曲がりなりにもWebデザイナー、自分の中では即答できるストックがいっぱいあると思っていたのに、フタを開けてみればすっからかんでした。

いま毎日欠かさずチェックしてるサイトは『ほぼ日』と『助け合いジャパン』の2つ。だけどこの2つもブログ的にしかチェックしていないし、好きなサイトとは言えないかも知れません。うーん・・・でもやっぱり正解は『ほぼ日』かな。あの吸着力はちょっとやそっとじゃ真似できません。

前にも触れましたが、ブログは手広く読んでます。ニュース関連やザ・マンザイの予選結果、会ったことのない素敵デザイナーの方々、友達・知り合い、ためになる情報などなど。中でも我ながら不思議なのは、全く興味のない芸能人ブログで北川景子だけは欠かさずチェックしていること。とりわけファンということもないです。たまたま見た時、彼女の文章に芯を感じたから。なんかイイんです。

あとタイトルの『すっからかん』もイイですね。空っぽ感が字面からビシビシ伝わってきます。

Date: 11/06/30 

ひょん

瓜割の滝|福井県若狭町

『あれ美味しいよ』とか『あそこいいよ。』とか、いいものはみんなで共有したいと思う一方、いや、それを続けてきた結果、ちょっとだけ『自分だけのとっておき』も残しておきたいと思うようになりました。情報についても『ひとりの時間』が欲しいというか。それがどんな情報なのかは自分でもまだよく分かっていませんが、何でもかんでも、というのはちょっと違うなーと。決して隠したいわけではないんですけどね。何なんだろ。


この前パイセン達と飲んだ時、ほどんどの人が腕時計してて愕然としました。時間なんてケータイで事足りるし、ファッションだとしても夏場に腕時計は相性悪くて苦手なので。そんなわけで基本的に腕時計不要派でしたが、最近ひょんな事から復活の兆し。それは最近沸いてる『休日はiPhoneを持たずに動きたい』欲。車で遠出する時はどうしてもカーナビとして使うから手放せないけれど、その他の場合は別にいいかなって。そうなると時間分からないし、となると腕時計。うん、ひょん過ぎる。

Date: 11/06/29 

パイセングビグビ

しまなみ海道

週末は高校バスケ部のパイセン達とグビグビ。
15年ぶりに再会した人もいてとても懐かしい時間でした。

それぞれ全く違う人生を歩んでいるし、
バスケという共通点がない今、
会う機会はこの先そう多くはないけれど、
一年以上苦楽を共に過ごした人達だからできるあの空気は、
この先も貴重なこと間違いありません。

それにしてもまた幹事ごとが増えました。
手間かかるしなるべく避けたいけど、
きっと性格的に向いてるんだと認めざるを得ません。

そうそう、
年末に予定している小学校時代の同窓会もなぜか幹事。
間違いなく会場は関東なのに。だのに。
サイバーエージェントの友達と二人でITな幹事やります。

やる予定ゼロのことばかりの人生です。

Date: 11/06/27 

いちがん

水色と緑の風景

もんじゅの落下装置引き上げ完了について、
報道レベルがこんなにも低いのは、
民意を原発促進へとコントロールしたいためなのかな。

疑問を持ち続けなきゃいけない生活は、
ボディーブローのようにじわじわ効いてくる。

早く一丸となりたいね、日本。

Date: 11/06/24 

クドイね

水色と緑

てんてこ舞いとかキリキリ舞いとか、
そんな表現がしっくり来る毎日を過ごしています。
正直ものすごくしんどい。
でも何とかギリギリ楽しんでいます。


気温も徐々に上がってきました。
ガリガリ君が一番似合う季節になりつつありますが、
まだ僕にはそれほどの苦でもなく、
日本には四季があって本当に素敵だなぁとか、
むしろ楽しめてすらいます。


肩凝りが過去最高にひどく、
この苦しみと24時間共にしながらの生活、
これだけがかなりのストレス。

自律神経にも負担がかかっているし、
いろいろなリラックス法を適度に取り入れながら、
もうしばらくゴリゴリのペースで走り続けます。


こんな時はハリハリ鍋が(以下略)

Date: 11/06/23 

さや侍(感想)

柳原良平の雑貨

M-1の季節になるたび、
今年こそ笑い飯優勝して欲しいと胸に秘めた期待。
人志松本の映画には、
これとよく似た感情をいつも持っています。

何かやってくれるんじゃないか。
今度こそきっと爆発してくれるんじゃないか。

そう信じて挑んだ三作目『さや侍』。

ニュアンスで言うと、
張り切ってお寿司を食べに行ったのに、
出てきたのがなぜか親子丼で、
でも食べたら食べたで残すほどでもないから、
とりあえず胃袋は満たされた感じ。

前作に比べ『映画観た感』は強くなった反面、
『松本映画観た感』が薄れたような、
イヤ薄れてはなくとも人志のその部分持って来られても、と。

本人は絶好球かも知れないけど、
僕からしたらストライクの枠に入ってないし、
もし『今の絶対ストライクやんけー!』とアピールされても、
お寿司食べたかった僕にはボールとしか思えず。

そもそもそのストライクゾーン自体、
人志松本のおかげで生まれたとすら思ってるし、
その張本人が何でいきなりそんな球を投げ出すんだと、
複雑でやりきれない思いは未だ残ります。

Date: 11/06/22 

ポールダンス

ポールダンス|Spanish Harlem Latin Club

ポールダンスを観に、
木屋町四条にあるSpanish Harlem Latin Clubへ。

ポールダンサーのポスター制作依頼をいただき、
『なんとなくそれっぽい』ものを用意するワケにもいかず、
どうしても一度は生で観ておきたかったので。

〜〜〜

どうも最近、
ラクをしてしてしまっている自分がいました。

この間の『そい』の看板を作っている時、
納期は短いわ他にやる事も多いわで、
いつ倒れても納得できるくらい忙しかったけど、
なるべく現場に足を運んでは、見え方の検証をしたんです。

最初に提案したデザインに納得していただけず、
切羽詰まって緊張感が増したせいかも知れないけれど、
無事に納品し終えた時、
何とも言えない満足感と達成感を感じて、

『あぁ、これがやりたかった仕事だ』

と、腑に落ちた自分がいました。

〜〜〜

たくさんの仕事の中には、
表現の部分で満点を取れないことはあります。

でも、
仕事に対する姿勢は一切手を抜きません、
そう胸を張って言えるようまた一から精進します。

なりたい自分じゃなくて、
なりたいAMATAになれるように。

※ポールダンスはエロスでした。

Date: 11/06/20 

さよならエース

さよならエース

就職祝い(だったと思う)に、
友達のナオキがプレゼントしてくれた、
NIKEのエース’83。

落ち着いた赤具合が気に入ってて。

そんなエースを10年履き続けた結果
ソールがマジで真っ平らになる5秒前になり、
今春ついに引退を表明。

僕は大のスニーカー好き。
別れの瞬間はいつもつらいです。

ありがとう。さようなら。

Date: 11/06/18 

露天風呂の変

フニャフニャ

最近フニャフニャです。
そんな時は必ず温泉が僕を呼びます。
家から5分の温泉が。

サウナや源泉は言うまでもないけど、
他人の会話を聞くのも何気に楽しいんですよね。

昨日は昇進試験を翌日に控えた、
青年2人のトークに聞き耳ズームイン。

テーマは『昇進のために面接で嘘をつけるかどうか』

一人はYES、そしてもう一人は『俺は自分らしく行きたい』と。
おっ、やるね、僕そういうタイプ好きよ、と思った矢先、
続いた言葉は『その方が印象良さそうだから』。

自分らしさって何かね。
というか会社ってそんなもんなのかね。

なんか変。

Date: 11/06/17 

おばめ

いい眺め|長命寺

久しぶりに小浜に行きましてね、今日。

で、雨なんですよ、やっぱり。
案の定というか大方の予想通りというか。

この安定感、
他に活かせたらなと本気で思うワケですよ。
だってもう安打製造機どころの騒ぎじゃないですから。
打席立てばもれなく点が入る選手なんて、
どの球団もドラフト一位指名に決まってるわけで。

かれこれもう10回は行ってるのに、
雨が降らない確率が、
吉野家で白ごはん頼む人の確率と同じくらいでね、
まぁ滅多にお目にかかれないんですよ。

雨男は全力で否定しますけど、
小浜との相性の悪さはいい加減、認めようかなと。

今日はまだ小雨でしたけど、
その小雨も『こさめ』じゃなくてもう『おばめ』でいいや、って。

Date: 11/06/16 

KIZUNA展

KIZUNA展|ギャラリー唐橋

この子の作品を観にギャラリー唐橋まで。現在『KIZUNA展』開催中。

東日本大震災で被災した子どもたちを支援しようと、洋画や彫刻など各分野の作家71人が作品を持ち寄ったチャリティー展「滋賀から東北へ KIZUNA展」が9日、大津市唐橋町のギャラリー唐橋で始まる。収益はあしなが育英会を通じて全額を震災遺児に届ける予定で、被災した子どもたちが復興の担い手となれるまで、毎年続けていくという。

僕も少しは絵心がある方ですが、絵を批評する能力なんてありません。それでも無いなりに言わせてもらうと、この子の絵には技術でも心でもなく、命や魂が宿ってるように感じます。だからと言って重たい絵かというと、そんな事もない。じゃあ伊坂幸太郎のようにエンターテインメントと割り切って描いているかというと、そういうワケでもない。

頭で納得できないけれど吸い寄せられてしまう、不思議な魅力。そういえば本人の性格も分かるようで分からない。だからこそ、そんな絵が描けるんだと思います。自分にない才能はただただ羨ましく、尊敬します。

Date: 11/06/15 

そいリニューアル

看板|焼肉 塩ホルモン もつ鍋 そい

先日リニューアルした
焼肉 塩ホルモン もつ鍋 そい』さまの
看板デザインを担当しました。

ご覧のように情報量は少なく、
この手のデザインは『文字入れるだけでしょ?』と思われがちですが、
全くもってそんなことはありません。

サインとしての機能だけなら、
できる限り文字を大きくすれば簡単に解決するかもしれません。

でもそこは飲食店。
お店の雰囲気を伝える機能も果たす必要があります。

最優先の機能をクリアしつつ、
お店の雰囲気や空気感まで伝えるには、
バランスがとても大切。

機能と空気感のバランスについては、
お客様と相談した結果このカタチに落ち着きましたが、
ここに至るまでの紆余曲折は決して少なくはありませんでした。

派手さのない仕事にも、
デザイナーとしての生き甲斐を感じます。

Date: 11/06/13 

monk…

monk...名刺|GOOD FOOD

ハンドメイドアクセサリー『monk…』さまの名刺デザインを担当させていただきました。二児のママとは思えないモチベーションの高さにビックリ。好きこそものの上手なれ、なんて言いますけど、見てて『楽しそうにやってるな〜』と感じます。それが一番。デザインは今回もタッキー。

最近はちょっと体調崩し気味。原因は分かってるので乗り越えるしかありません。最近気が付いたのは、僕は頭と身体のバランスが悪いこと。頭は『できる』と判断しても、身体の方は『え〜ちょっとやりすぎちゃいます?』という感じ。つまり身が持たない、というやつです。

ぼちぼち身体の方に合わせる時期かも知れません。決断するポイントはこの一点→『長く楽しく続けられるかどうか』。長く続いているものに強い魅力を感じる今日この頃です。

Date: 11/06/11 

カバジャージ

kamon_100906

またもウェアの案件。

この間のalttype(オルトタイプ)Tシャツに続き、今度は加波次吉漆器店さまがサイクルジャージのデザインを依頼して下さいました。とりあえず半袖のジャージ(上だけ)。現時点でのデザインの方向性は、サイクリングに限らず普段使いやランニング用にも着られるもの。名前は『カバジャージ』とのこと。

ただいま協賛会社を募っています(協賛いただくとジャージに会社のロゴが入ります)。興味のある方は加波次吉漆器店さまのブログをご覧下さい。あ、僕も買います。AMATAロゴも入ります。

品質にはこだわるため、一枚の価格が15,000円程度になる予定です。それでも個人的に欲しい方は、AMATAのお問い合わせページにて『ジャージ欲しい』とご記入の上お申し込み下さい。完成予定は9月です。

ワンポイントのTシャツと違いデザインがジャージ全体に及ぶ分、難易度も格段に上がります。ただその分自由度も上がると言うこと。こんな機会は楽しまないと損です。買わなきゃハド○ンです。

Date: 11/06/10 

カップ麺

カップ麺(麺だけ)

思い出のカップ麺はスーパーカップ。

食べ盛りの高校生に『1.5倍』の文字はあまりに眩しく、当時よく食べました。お得感がとにかく嬉しくて。今でも昔を懐かしむように食べることがあります。そういや体育の先生に『スープは飲むなー』よく言われてました。でも飲むに決まってます。

今でも時々食べるのはどん兵衛、UFO、ヌードルの類。インスタントでは『すぐおいしい すごくおいしい』アレも。抗うことなく日清に洗脳された世代。ちなみに最近のご当地系カップラーメンは小袋たっぷりで苦手。よくできてるなーと思う反面コストもそれなり→お店行った方がいいや、となります。つまり僕には位置づけが中途半端。どん兵衛やUFOはお店では食べられない唯一無二の味。そして安い。

この写真はとある仕事の一環で。勘のいい方ならどの仕事か分かっていただけるはず。実際にページに使っていますので、よかったら探してみて下さい。

Date: 11/06/09 

柱の傷

月明かりかと思ってみれば|滋賀県野洲市

ブログのアクセスを上げるには、みんなが欲しい情報を載せるのが近道。本屋に行って雑誌の見出しや『売れ筋ランキング』を見れば、それが何かはすぐに分かります。

ちょっと前にそんなこと思って、さて僕なら何が書かけるか考えた瞬間これって書いてるんじゃなくて書かされてるよなって気付いてすぐ止めました。今ある価値観に乗っかるんじゃなくて、新しい価値に目を向けてもらう方が続け甲斐もあるってもので。

学生の頃は原稿用紙を埋めるのが苦痛で仕方なかった僕が、気が付けば毎日400字以上の文章を書き続けています。あの頃は回りくどい表現で一文字でも文字数を稼いでいた姑息な少年が、今はなるべく短くて強い表現を目指しているのも不思議な話です。

お盆前にはやっと1,000エントリーの大台に。ブログTOPページの『これまでに書いた日記(月間エントリーのリンク)』が、まるで柱の傷のように歴史を刻んでいます。

Date: 11/06/08 

ウォーリーはいません

ホタル|滋賀県野洲市

この間ホタルのことを書いたら、その写真にホタルがいると思ってウォーリーばりに探して下さった方がいました。すいません、ホタルはいません。写真と文章が見事に噛み合っている時もあれば、そうでない時もあるのがAMATA BLOG。今回こそホタルの写真です。ウォーリーはいません。

ホタルがいることは水や空気がキレイな証拠(ですよね?)。モンドセレクションより高い基準をクリアしたようにも思えて感慨深い。昔はどこにでもいたのかな。とにかく歩ける距離にホタルがいるのは旧・都会育ちの僕にはちょっと贅沢。ちなみにホタテも好きです。

Date: 11/06/06 

限りなく自由で

ホタルのいる場所

友達でもブログは読まないとかtwitterもフォローしないとか、
そういう関係性は大好きで。

面識なくともこのブログを読んでくださっている方もいて下さるわけで、その逆があっても少しもおかしくない。その辺はもう限りなく自由でいいはずだし、面と向かって言われても全然構いません(その瞬間は凹むことだってありますけどね)。でもそれでいいんです。それが悔しかったら、興味を持ってもらえるように努力すればいい。ただそれだけの話。

この前、twitterは制御すると宣言しました。でもブログは変わらず読み続けています。twitterと違ってブログは全て自分が読みたくて選んでいる情報ですから。きっとこれからも増えます。僕の登録フィードは今100件くらいで、iPadをお風呂に持ち込んで読んでます。言う人言う人に必ず言われますけど、壊れません。無防備で使ってますけど、ドボンといかない限り大丈夫そう。iPadなんて雑に扱えばいいプロダクトだと思っています。

そう考えると僕のブログは本人ですら何を書くか分かってないから、やっぱり『よく読んでもらえてるなー』というのが正直なところ。写真を褒められる率が増えたのもなるほど納得…っていやいや文章も読んでくださいね折角なんで。。。

Date: 11/06/04 

ホタル

しまなみ海道

昨日の夜、今年初めてホタルを見ました。

自転車で近所を軽く流していた時に偶然。それも1匹じゃなくて50匹くらい。こんな時だからかなぁ、なんだかすごく感極まってしまって、思わず泣きそうになりました。数年前に見たホタルの大群はそれはもう圧巻だったけど、その時は泣きたくなるような感動ではありませんでした。御多分に洩れず僕も年々涙もろくなっています。

朝と夜の記憶は忘れにくいんだとか。一日の始めと終わりだったかな?まぁそんなところです。夜に出かけた記憶って、確かにいろいろ覚えてるんですよね(内容は大したことないですけど)。夜はまだちょっと冷えるけど、散歩するにはとてもいい気候です。あと音も。『いつの間に来たの?』って聞きたいくらい、田んぼでカエルが鳴いてます。

Date: 11/06/03 

いま散歩してるんです

HAIR SALON LOVE

アイディアを考える時は、仕事場以外の場所にいることがほとんどです。近所のカフェに行ったり、誰かと喋ったり、散歩したり。例えば、ここ一年の間で担当したロゴのアイディアはほぼGOODFOOD茶ノ木カフェで生まれています。そういう意味ではカフェ=産婦人科だと言えます(言えませんね)。

たまに散歩中にお客様から電話があって、『いま散歩してるんです』と言うとビックリされるんですけどね。でも決して遊んでいるワケじゃないんです。僕にとって必要不可欠な行動で、これも仕事のひとつ。仕事場にいながら次々に頭を切り換えられたらそうしてますけど、そんなことは不可能で。

気持ちがリラックスしている時の方がいいアイディアは生まれやすい。その状況を作り出して実行することが、結果的にいい仕事へと繋がります。そうすることに僕は何の抵抗もありません。

Date: 11/06/02 

SNSは友達のふりして近づいてくる

水のある風景|滋賀県守山市

レコーディングダイエットなるものを試したことはありませんが、ある程度体重をコントロールできるようになりました。お金もかからなければ、それほど強い意志さえ必要ありません。どうしてもお腹が空いて寝る前にラーメン食べることだってあります。それなのに太りません。やっとコントロールの仕方を覚えました。

コントロールしたいものは他にもあります。それはSNS(twitterやfacebook、mixiなどのサービス)に費やす時間。それこそレコーディングしようものならエライことなってそう。何とかしたいから、ひとまずiPhoneから関連アプリぜんぶ消しました。

隙間を埋めるように使っていたけど、埋めるべきでない隙間まで埋めてしまった結果、本当にやりたいことをやるための枷になりました。つまりちょっとした中毒です。そんな人生は僕の望むところではありません。

とは言え、全くやめるわけではないけれど、とりあえず『本を読みたい感情』が邪魔されない程度にまでチューニングします。

Date: 11/06/01 

そこまで考えてなかった

めくれる木の皮|長命寺

美術館に展示される作品には、『ホンマかいな』と疑うくらい、作者の内面を細かく説明しているものがあります。でも作った本人ホントにそこまで考えてたのかな。

僕も仕事で、自分の意図とは違う評価をされることはよくあります。それが自分でも『あぁそういう見方もあるね』と感心してしまうくらい的確な評価だから、余計に面白いんですけど。スリーカード目指してたつもりが、気が付けばフルハウスになってた感じ。結果的に品質は上がるわけだから、悪い事なんてないんですけどね。ただ僕の本音は『そこまで考えてなかった』んです。

僕が好きなアウトサイダーアートでも、キュレーターの方が言葉巧みに解説する気持ちは理解できても、描いた本人そこまで考えてないよなーと思ってて。『内面の叫びを心のままにキャンバスにぶつけて本当の自分と向き合って…』とかね。意図の少なさが、あれだけ純度の高い作品を生み出すんじゃないかな、と。

たまたま作品を描いた作家さんに尋ねる機会があって聞いてみたら、やっぱりちょっとオーバーみたいで。そんなもんなのかな。僕の持論では考えすぎたらいいものなんて作れないし、だったら評価としてちょっとズレがあるんじゃないかなーと思う事があるんです。

Date: 11/05/28 

一人は行けるけど独りはイヤ

長命寺からの風景|滋賀県近江八幡市

『一人でごはん食べに行ける?』

この質問には最近こう返すようにしています。

『一人は行けるけど独りはイヤ』

過去に一人焼肉の経験だってあるけれど、
独りを感じなら外食するくらいなら、
家でチキンラーメン食べる方が何百倍も楽しい。

一人でも楽しめる気分なら全然OK。

でも、
独りを感じるタイミングなんて
自分でも分からないから、
同じ店でも一人で行ける日もあれば、
そうじゃない日だってあります。

一人は些細な事がきっかけで『独り』になる。

これはもう、
対処の処方箋なんてないと思ってます。
100人の友達に囲まれてても、
孤独を感じることなんて絶対ありますもん。
月の満ち欠け具合とか、
そんなことも関係してるんじゃないかと。

茂木健一郎さんが、
こんな事を言っていました。

『一人で行動する人の周りには人が集まりやすい。』

一人でも動ける人は、
離れても大丈夫だろうって安心感があるから、
付き合いも楽なんだそうです。

なんとなく分かります。
僕もそういう人は好きですから。

Date: 11/05/27 

偏り

街角スナップ|東京都目黒区

何にでも当てはまることですが、ひとつのベクトルに偏ってしまうのはちょっと危険だなーと常々思います。人間関係でも、似たような考えの人ばかりが周りにいるのは怖い。自分たちだけが正しいと錯覚してしまう。

カメラも同じで、ずっとD300使っていると『高品質・高画質こそ素晴らしい』なんて価値観が自分に定着しそうでよろしくない。高画質もあくまで選択肢のひとつにすぎないんだと思いたい。

そんなわけで、新しいカメラが仲間入り。今度はトイカメラ(と言ってもデジタルですが)。操作感は全く良くないし、ピントだっていい加減。普段使ってるD300と比べたら作りがホントに雑。その代わり、今まで表現できなかった風合いを手に入れました。世話が焼けるけど放っておけない、母性本能をくすぐるヤツです(カメラの写真はそのうちお披露目)。

今はまだD300の方が好きですけど、どっちのカメラも心の底から認め合えたら、きっと今よりもっと写真が楽しくなっていると思うんです。

Date: 11/05/26 

焼鯖寿司ランチはじまりました

焼鯖寿司ランチ|味凌旬菜 中

昨年の7月に開業ツールを担当した心斎橋の『味凌旬菜 中(みりょうしゅんさい あたり)』様が、昨日から『焼鯖寿司ランチ』を始めています。焼鯖寿司を中心に、小うどん、小鉢が3品付いて900円(税込)。ボリュームは女性には丁度よく、ちょっと贅沢した気分になれます。遠くなかったら僕も通うんですけどね。如何せん心斎橋は遠く、昼間にいることも滅多にありません。お近くの方は僕の代わりに是非どうぞ。

今日は爽快潔リビングのプロジェクトで大阪へ。開業して6年目が経っても、まだまだ新しいことがいっぱい。中途半端ゆえに詳細こそ明かせませんが、目の前の壁をひとつずつ壊して前に進むような、手探りのプロジェクト。苦しい中にも無限の楽しみが期待できます。おかげでまた新しいご縁も生まれそうです。

この間リニューアルした爽快潔リビングの新しい敷布団もまずまずの反響で、売れています(よかった…)。今年は節電傾向で扇風機がよく売れていますが、爽快潔リビングの敷布団も節電商品と言えます。就寝時に布団自体が涼しければ、それだけ寝やすいワケですから。どうしても言葉でうまく伝えきれなくて悔しいけれど、本当にいいんですよね、とくにこれからの季節。風も通して扇風機との相性もグンバツです。

Date: 11/05/25 

鬼のように

Brilliant Night WEST vol.6

『鬼のように〜』って表現。

きっと誰も的確だと思ってないし、それも分かってて使ってるくらいの気さえします。視力で言うなら0.7くらいの感覚で。もうあれですよ、ギリギリ中型乗れないくらいですよ。だって普通に考えておかしいでしょ、『鬼のように美味しい!』って。なんだそりゃ?ってなりますもん。マキシマム感こそ伝わりますけど、言葉のセレクトとしてはもうお役ご免ですよ。

『餅は餅屋』なんかも同じですね。餅屋ってどこにあるの?ってなりますもん。丹波屋?でも丹波屋もあんまり見なくなりましたし。慣用句ってほとんど変わりませんね。2100年になっても『餅は餅屋』言い続けるのかと思うとさすがに違和感感じます。ファッション用語は頻繁に変化するのに何でだろ?一番使うのに不思議で仕方ないです。

ちなみに、ある日とつぜん友達の頭にツノが生えて、カラダ真っ赤になってたら、僕自信持って言いますけどね、『お前、鬼やん』って。もしイボイボついた棍棒も持ってたらあと2回は言いますよ、絶対。

Date: 11/05/23 

エアコンはじめました

Brilliant Night WEST vol.6

学生の頃、流行りの芸能人やミュージシャンを知らない大人を『遅れてる』とか『オジサン』とかそんなこと思っていたけど違いましたね。ただ興味がないだけ。そんなことより近しい人の名前や誕生日、子どもの名前とか覚える方がどれだけ大切か。話のネタとして、はたまたデザイナーとして知ってた方がいいには違いありませんけど、タレント使ってプロモーションするような仕事はAMATAでは手に負えないし、無理する必要はないかな、と。ちなみにAKBは2人しか名前知りません。ゆうゆとまみまみ。

今日からエアコンはじめました。でも扇風機でしのげそうな時は使いません。せいざい暑さを感じない程度を目安に。その分がんばって働きます。GW明けからいただいたたくさんの依頼のおかげで、この夏も何とかやっていけそうです。ここ2週間は毎日何かしら新しい依頼をいただいた感覚があり、自分の想像をはるかに超える反響に驚きを隠せません。6年目にして地力のようなものが生まれつつあるのかなーと思うと、ちょっと嬉しい。長く淡々と、そして自分たちのペースで続けられたら言うことなしです。

Date: 11/05/21 

ふかいり

TAO PLACE 草津カイロプラクティック整体院

開業ツールを担当する『TAO PLACE 草津カイロプラクティック整体院』へ。お店のロゴや看板はすでにご用意されていたので、AMATAはチラシや受付カードなどの紙媒体を中心に関わっていきます。もう聞き飽きている方もいるかと思いますが、開業に関われること、本当に嬉しいし楽しいです。大好きです。

先日のこの写真に影響を受けて、広角レンズで撮った写真の歪みを直す超絶技工を習得中です。未熟ながらこの写真もそう。いろいろできることが増えて品質が上がるのは願ってもない反面、これからそういうとこ見て見ぬフリできなくなりそうで、また次のステップに首を突っ込んだなぁと、ちょっと複雑な心境です。

首を突っ込まないと言えば、動画にはほとんど手を出していません。それこそ収拾が付かなくなりそうで。でも伝達効率を考えると動画を無視できるはずもなく、ニョキニョキとまた新しい芽が頭から生えるのも、そんなに遠い未来ではない気がしています。

Date: 11/05/20 

餡友(あんとも)

Brilliant Night WEST vol.6

少し前まであんなに好きだったプリンも、今では年に1〜2回しか食べなくなりました。歳を重ねるごとに好みは変わります。それはそれでいいと思っています。最近は和菓子が好き。あんこたっぷりだけど甘すぎないヤツ。

最近、地元でラン友ならぬ『餡友(あんとも)』を結成しました。参加資格はあんこの缶詰めをそのままスプーンですくって食べ切った経験がある人で、それを一切恥じらわない人。また、その行動に対し『気持ちわるっ!』と言う心ない方に『気持ち悪いのは貴方の方でいらっしゃいますよ。』とゼロの温度で平然と言ってのける人のみが対象となります。

ところでプーさんはハチミツ飽きなかったのかな、とか、そんなどうでもいいことを考えてしまう今日この頃です。

Date: 11/05/19 

構図のズレ

TOKYO

7年くらい前、
とんでもない風景を見たことがあります。

それは線路に散ったバラバラ死体。
おそらく自分から電車に轢かれに行ったんだと思います。

何が『とんでもない』かと言うと、
事故の瞬間を見たわけでもなく(それはそれで衝撃的ですが…)、
野次馬のなか警察が現場検証している光景でもなく、
ちょうどその台風の目にあたる時間帯に、
その場に居合わせてしまったタイミングの悪さ。

いつもと変わらない場所で、
いつものように踏切を渡っていたら、
バラバラになった人間のパーツがゴロリと線路に転がっている、
これ以上ない構図のズレはただただ怖かった。

こんな誰も得しない話をあえて持ち出したのは、
最近の状況がちょっとそれに似てるなぁと感じているから。

Date: 11/05/18 

同時スタート

Brilliant Night WEST vol.6

この間の『Brilliant Night WEST vol.6』の写真、
少しずつFlickrに公開しています。この一覧見てるだけでテンション上がる。
1枚1枚補正しているぶん手間と時間はかかるけど、
せっかく見てもらうんだから、いい状態で見て欲しい。
手抜いたらダッチャーにも申し訳ないし。
残りはあと150枚ほど。コツコツUPします。


今週から新規案件がいくつか動き出しています。
示し合わせたようなタイミングに軽くたじろぎつつも、
楽しみな案件ばかりでワクワクです。

相変わらず紹介していただく事が多くてホント嬉しい。
ひとつの結果が確実に次へと繋がっています。
そのためにはいつもベストを尽くすだけ。これだけ。


これまでたくさんお仕事をいただいていますが、
無類のお笑い好きを生かした仕事、これがまだゼロなんですよね。
これはAMATAスタッフそれぞれにも言えることだけど、
自分の好きなものや持ち味を生かした仕事が、
もっと出来るようにしたいなとは常々思っています。

Date: 11/05/16 

Brilliant Night WEST vol.6

Brilliant Night WEST vol.6

昨日の夜は『Brilliant Night WEST vol.6』へ。
この間ロゴを担当したalttypeがホストのダブルダッチイベント。

いつものように撮影を担当。ファインダー越しに緊張がビンビン伝わったけど、みんな爽やかでキラキラしてました。そろそろ高感度に強いカメラが欲しいなー、D700とか。シャッタースピードは1/40〜1/60くらいがロープに適度な動きが出ていい感じ。絞りはほぼ100%開放(F2.8)だったからあと2段は余裕が欲しいところ。

会場ではこの間担当したロゴ入りTシャツも売っていて、さっそく買って着てくれてるダッチャーもチラホラ。こういうのホント嬉しいし、興奮する。もちろんノリの部分もあるだろうけど、少なからず良いと思ってくれている証拠だし。せっかくなので僕も着ました(TARBOさん、alttype、ありがとう)。

後日写真をFlickrにUPします。数が多いので困ってます。。

Date: 11/05/14 

身近な名言(1)

湖岸|滋賀県守山市

偉人の名言も好きですけど、周りの人に言ってもらえた言葉の方が胸に残ります。コンプレックスを認めてもらえた時の言葉なんて特に。

『お前は生意気やけど、人の意見はちゃんと聞く』

前の職場で言われた言葉。確か15社くらいのコンペに勝った時でした。生意気なのはコンプレックスではないけれど、生意気でも認めてもらえるところはちゃんと認めてもらえるんだなぁって。器の大きい先輩がいて嬉しかったのを今でも覚えています。文章にしたら僕、不良みたいですね。

『褒められるとすぐ調子に乗るから、そんな時こそ相手のことを考えるように』

これまた前職の方に言われたこと。確か独立前だったかな。僕をちゃんと見てくれてるのが嬉しかったし、恥ずかしいくらい的確だったから、なおさら残ってて。独立してからの僕を作る大事な一言。この5年で少しだけマシになりました(たぶん)。このことは昔ブログで書いた記憶があります(覚えている方スゴイです)。

『目が好きなんですよ』

これは同業の方に言ってもらえたこと。安藤家は顔がみな同じで、生まれてからずっと、目が細いだの小さいだのキツネだの言われてきました。おかげで幼い頃は軽いイジメにも遭いました。僕はこんな性格だから、早い段階で笑いに替えていました(眼球は人の2倍大きいとか)が、それも自分を守るため。そんな僕にこの言葉はもう『光』以外の何物でもありませんでした。おかげで今はこれっぽっちも負い目はありません。

名言シリーズ面白いなー
これはぜひ第2弾を書きたい。

Date: 11/05/13 

〜しない

いぬ|滋賀県野洲市

GW明けからやるべき仕事を順調に進められています。忙しくなりすぎると『あれもしなきゃこれもしなきゃ』が増えて、でも時間も気力も体力も足りなくて結局出来なくて…の繰り返し。今までこれが結構なストレスだったんですよね。でも仕事量を泣く泣く制限したおかげで、それが今ほとんど無いのが嬉しくて嬉しくて。無理なく仕事が進められています。いい循環。そういえば僕はこの『〜しない』引き算の考えをよく採用しています。


自殺したい人の気持ち、ほんの少しだけ分かります。しんどいことが山積みになると、なるほど自殺願望はきっとこの遠い延長線上にあるんだろうなーと時々感じますから。だからと言って絶対に自殺はしませんよ、ご安心を。もったいないじゃないですか、美味しいご飯が食べられなくなるなんて(コレ一番?)。理由なんて挙げればキリがないですが、僕は生きます。たとえしんどくても生きます。しんどいと感じられるのもきっと幸せ…と誰もが思い続けられたらラクなんですけどね。

決して推奨するわけではありませんが、
自殺したいという感情が芽生えるのは、ごく自然なことだと思います。

Date: 11/05/12 

KYAMATA

菜の花と桜|京都市山科区

春はよく外に出るし、自然やイベントなどなど撮りたい被写体も満載。だから自ずと写真のストックが貯まります。ブログ用に毎日写真を撮るほどの余裕はないし、ストックがあるとやっぱりありがたいわけで。

でもね、春はあっという間に過ぎ去るから、旬もまたあっという間に過ぎ去ります。『5月に春の写真見せられてもネェ、奥様(ヒソヒソ)。』『AMATAってKYざますよねー。もうKYAMATA(キャマタ)ざますねオホホ〜!』なんて言われるのもご免被りたいし、その結果お蔵入りする写真が貯まる悲しい結末。でも今日は多めに見てやって下さい、そこの奥様方。


GW中に僕のパイセンが被災地(岩沼市)にボランティアへ行きました。その時のレポートが公開されています。リアルな風景がそこには写っています。おもわず目を背けたくなるような内容ではないと思いますので、良かったらご覧下さい。

僕は引き続き募金と、あと阪神大震災に関する本を少し読んでいますが、時間を作ってそのうち現地へも行きたいと思います。『行っといた方がいい。』と先輩…いやパイセンは言ってくれました。

Date: 11/05/11 

色温度は2700K

お別れ会|GOODFOOD

連休の少し前、海外に行く友達の送別会。
いつものGOOD FOOD

知った顔ばかりの集まり。
だから気を遣わない気楽なイベント。

湿っぽいことなんてほとんどなく、
いつものように皆ワイワイやってただけの時間。
でも終始いい空気が流れていました。

これでいいのだ。

ひとりひとりが持ついい空気が集まると、
こんなに心地良い空間になるんだよなー、とひしひし。

僕は餞別がてら、
久しぶりに巻き寿司を作りました。
お店やってる人も少なくないし、
素人料理をみんなに食べてもらうのは緊張します。

イベントの様子はいつものようにFlickrで。
珍しく僕も写ってます。

【誰も得しないメモ】
GOOD FOOD(夜間時)の色温度は2700Kがベスト。
D300のオートで撮ると必ず高めになって赤みが強くなります。

Date: 11/05/09 

中山珈琲(2)

焙煎風景 in 中山珈琲|京都府木津川市

ゆっくり喋りに行くつもりだったのが、
フタを開けてみればコーヒー焙煎所の社会科見学に。

コーヒーミルの選び方、
サイフォン式とドリップ式の違いなんかを教えてもらい、
その中でも一番有意義だったのは、
コーヒー豆の焙煎風景を見せてもらえたこと。
もちろん生まれて初めての経験。

恥ずかしい話、
コーヒー豆にも生の状態があることなんて、
今まで想像もしていませんでした。
生のコーヒー豆が類に漏れず青臭かったのは目から鱗。
魚が切り身のカタチだと思っている今の子達を、
これじゃ馬鹿に出来ません。
まだまだ知らないことばかりです。

他にも焙煎したてが美味しいとは限らないこととか、
思いつくままの疑問にも応じてくれました。

ひとつのことを掘り下る人、好きなんです。
ご近所ラシーン愛好家のはせがわ果物店とか、山元麺蔵のご主人もそう。
僕が飽き性なだけに、本当に羨ましい。

そんなわけで、
もうすぐコーヒーの美味しいデザイン会社になります。

Date: 11/05/07 

中山珈琲(1)

中山珈琲|京都府木津川市

今日から営業再開です。
よー休みました。

振り返るとGWは毎年ぐったりしています。
もちろん今年も例に漏れずで、
一週間のうち半分はGUTTERIN’JINN。

年が明けてからずっと続いていた、
積み立て預金のような疲れを回復させるため、
のんびりと(ダラダラとも言います)過ごしました。

それでも少しは外に出ました。
まずはずっと行きたかった中山珈琲へ。

コーヒー豆の焙煎所でありつつ、
豆の店頭販売やカフェスペースでもある友人のお店。

人の城ってメチャ興味あります。
その人の考え方や生き方が全部出ますから。

続きます。

Date: 11/05/06 

敷布団が新しくなりました

織りネーム|爽快潔リビング

爽快潔リビングのWebサイトに、
新しく生まれ変わった敷布団シリーズを追加しました。

バリエーションが3種類に増え、
さらにカラーにも選択肢が出来ました。
側生地もパワーアップしました。
もちろん今まで通り側生地も中身も全部洗えます。

今回のリニューアルから、
全商品に写真の織りネーム(タグ)がつきます。
こちらもデザインを担当。

ペットケアマットに続き、
こちらの敷布団シリーズもかなりいい感じです。
これから暑くなる時期にかけて、
手放せない存在になること間違いありません。

すでに持ってるくせに、
ついついまた欲しくなります。


さて、明日から一週間お休みします。
年明けからずっと長い休みが欲しかったから、
はっきり言って嬉しくてたまらんです。

しっかり活力を蓄えて、
心も身体も全快の状態で帰ってきます。

それでは皆さんもよい休日を。

Date: 11/04/28 

alttypeロゴ

ロゴ|altype

ダブルダッチパフォーマンスチーム、
alttypeのロゴを担当させていただきました。

いろんな意味を含んでいますが、
今回は感覚的な要素を大切にして作りました。

ダブルダッチそのものが感覚的だし、
クライアントであるメンバー達もまだ二十代前半。
理由付け云々よりもまず、
カッコイイものが最重要なんじゃないかと。

一番嬉しかったのは、
デザイナーになって以来ずっと温め続けていた、
錯視の要素をやっと取り入れられたこと。
そして違和感なくアイディアを受け入れてもらえたこと。

実は今回のプレゼン、
ここ数年で一番じゃないかってくらい緊張しました。
メンバー5人を納得させる必要があること、
そして彼らは僕よりも8〜11歳くらい年齢が若いこと。

その状況で感覚を共感してもらうことが、
これほど恐いとは思いませんでした。
その意味で大きな壁を乗り越えられた記念すべき仕事。

せっかくなのでロゴタイプも自作。
微妙なバランス取るのはかなり楽しかったです。

Date: 11/04/27 

それがクリス

クリス|関西弁を操るアメリカ人

最近仲良くなったアメリカ人のクリス。
普段は学校で英語を教えています(プライベートは関西弁)。

僕のカメラはレンズが大きくて迫力あります。
だから大抵の人は萎縮して『触らせて』とは言いません。

でもクリスは違う。
普通に手に取ってバシャバシャ撮り始める。
とりあえず触ってみる(これ大切)。

触る前にも、興味津々のコメント。

『今のカンジで撮ったらどんな風に写ってるの?』

思ってても中々言う人いません。

いちいちカメラ好きの心をくすぐるコメント。
それがクリス。

『めちゃめちゃセンシティブなカメラやね〜!』

撮った後もこんな一言。
一眼レフの印象をズバッと一言で言い当てる。
それがクリス。

イベントの手土産に『出町ふたば』の豆餅を持参した粋すぎる男。
それがクリス。

Date: 11/04/25 

キュー(ン)ズモール

Kühn|あべのキューズモール店

Kühn、2号店。

今月26日(火)にグランドOPENする
あべのマーケットパークキューズモールに、
Webサイト管理などを担当させていただいている、
Kühn』さまが出店されます。

大手企業のテナントが名を連ねる中、
個人経営であるKühnが堂々のノミネート。
天王寺でもぜひぜひKühn節を炸裂させて欲しいです。

店舗設計はninkipen!の今津さん。
天神橋筋6丁目にある本店とはガラリと雰囲気を変えつつも、
徹底的に雑貨を主役とするデザインはさすが。
細部にまで気を配った仕事はお店にお邪魔してからのお楽しみ。

それにこの写真。
今津さんお抱えの写真家の方が撮影したもの。
見た瞬間鳥肌立ちましたよ。

僕が今までコツコツ積み上げてきたものを、
全否定されるような圧倒的クオリティ。

すごい人がまだまだたくさんいてくれて本当に有り難い。

Date: 11/04/23 

ビール→日本酒、時々、ワイン

赤いチューリップ

3月末に開催した『SAつMATA』。

お店のビールを飲み尽くしたと以前書きましたが、
聞けば全部でビール80杯頼んでたみたいです。
もちろん他のチューハイや瓶ビールはカウントせずに、です。
そりゃ今となっても楽しい思い出のはずだよ。

ビールで思い出したことがひとつ。

ビール→日本酒、時々、ワイン。
これ僕の基本的な飲み方。
焼酎やウィスキーはまだまだ苦手。

切り替えのタイミングは気分次第、
でも一度マウンドを降りたビールを再登板する事はありません。
高校野球のルールに沿って飲んでいます。

でもよく見ると、
何事もなかったかの様にビールへ返り咲く人、
決して少なくありません。
マウンドは下りても外野と変わっていただけ。
スタミナを回復しての再登板。

『あぁこの人は本当にお酒が好きなんだな』

僕はそう思うのに、
その人から言わせると僕の方がよっぽど酒好きらしい。

果たしてどれが正解なのか。
まだまだ熱燗が美味しい季節です。

Date: 11/04/22 

つけ麺 is ハードル高い

さくら(さかさま)|瀬田唐橋

つけ麺は、
外国人旅行客にはハードルが高い。

この間うどんを食べに山元麺蔵へ行ったとき、
僕の隣に座った一人の外国人旅行客を見てそう感じました。

まず、
箸をめいっぱい上に伸ばしても、
終点が見えないほどに長いツルッツルの讃岐うどん。
麺を喰らう前にまず面食らいます。

(う ま い こ と を い っ た と お も っ て い ま す)

作戦を変えて、
麺をスライドさせてつけ汁へ移動しようとするも、
ツルツルで長いもんだから気を抜くと途中でヒュルヒュル逆戻り。
せっかく上手く行っても今度は器からこぼれたり。

これ、
一人だと相当恥ずかしい。
先生をうっかり『お母さん』と呼んだ時くらい。
しかもここはアウェイの地。

なんとか食べ終えたら、
今度は謎のサーモポットが目の前に登場。
スープ割りの出汁です。

お茶のポットは隣に置いてあるし、
もう大パニックなはず。What’s happen?はなず。

そこはさすがに教えました。
ただ、入れる理由が英語で説明できず、
作法だけを教えるだけに終わってしまったから、
ちょっと英語勉強したいなと思いました。

作法よりも、そういう所を伝えたい。

なんて思ってたら、
偶然その日アメリカ人と仲良くなりました。
こんなこともあるもんです。

Date: 11/04/21 

サクラサク

さくら|瀬田唐橋

この間、
学生の子から就職内定のメールが届きました。

ずっとスタッフ募集はしていませんが、
それでも問い合わせのメールは年に何度か届きます。
就活中の学生からもあります。

せっかく問い合わせしてくれたし、
採用は無理でもアドバイスくらいなら出来るから、
本人さえそれで良ければ、
話だけでもするようにしています。

自分のためでもあるし、
僕が出来るささやかな社会貢献でもある(と思っている)から。

その中のひとりから、
そんな嬉しいメールをもらえて。

ポートフォリオのコツを伝授して、
あとはデザインの現場の話をしたくらいだけど、
自分の事のように嬉しかったなー。

そういう事があると、
時間割いて本当に良かったなと思います。

本当に、おめでとう。

※ないとは思いますがアドバイス目的のメールはご遠慮下さいね。

Date: 11/04/20 

黒磯カフェ

黒磯カフェ|京都市伏見区

昨日は自転車で京都・六地蔵へ。

友達の家を一日限定のカフェにして、
その売上げの一部を義援金にするチャリティーイベント。
カフェだけじゃ勿体ないよねってことで
ものづくりの仲間が集まり、
焼き菓子、生活雑貨、アクセサリーなど販売していました。
あと珍しい所では整体のサービスも。

僕は撮影担当
…って頼まれてもないけどいつものパターン。
プライベートでも裏方に回るのがやっぱり落ち着くし、
毎回違った被写体を撮れるのが楽しい。

最近自分の中で写真が、
かなりのウェイトを占めるようになりました。
写真から始まるご縁がどれだけ多いか。

外ではデザイナーとして見られるのは好きじゃないから、
カメラマンという別のアイコンが、
自分を伝える明快な媒体として役立っています。

そう考えると、
あのバカ高いカメラは安かった。

天気も良くていいイベントでした。
終わってみれば主催者も予想以上の反響だったらしく、
みんないい気分だったんじゃないかな。

結論から言おう、グレイト。

Date: 11/04/18 

木を見ず森を見る

Giant Escape M Classic

偉大な経営者についての本。
例えば松下幸之助とか、ジョブズとか。

純粋な好奇心で読む思う事はあっても、
向上心目的では読みません。
独立当初から小料理屋を目指している僕には、
教えを請う人として不適切。

僕の場合、少数で運営している、
プレイングマネージャーのデザイナーで、
僕と似たポリシーを持っている人。
設定しているゴールが近しい人。
そんな本(あるのか?)を読む方がはるかに有意義。

もちろんいい事いっぱい書いてあるし、
共感できるエッセンスは柔軟に取り入れますけど、
そもそも目指してる方向が違うから、
『木を見ず森を見る』というか、
辿り着こうとしてない未来に向かっているような、
そんな気がしてなりません。

考えに柔軟性を持たせるつもりが、
かえって頭でっかちになっていそうで怖い。

僕が大好きな、
ドカベン殿馬(セカンド)の名言。

『内野手に遠投の肩なんて必要ねぇヅラ』

そう、それ。

Date: 11/04/16 Photo: Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED

ペットケアマット

撮影前のベンジャミン

爽快潔リビングさま、
ペットケアマットページを公開しました。

犬種や体重、用途に合わせて、
4つのサイズ(と3つのカラー)が用意されています。

興味を持ってくださった方や、
お時間に余裕のある方は、
開発途中のこちらのエピソードも一度ご覧下さい。
嘘みたいな事が起こって僕もビックリでした。


写真は撮影に協力してくれた、
ベンジャミンの撮影前リラックスショット。

結局2枚しか使わなかったけど、
その2枚のために費やした時間はなかなかのもの。
不慣れで迷惑かけたけど、ありがとうね。

リニューアルはまだまだ続きます。

Date: 11/04/15 

爽快といえば

菜の花|滋賀県野洲市

自転車の季節。

暖かいと乗りたくなります。
休みの日はカメラぶら下げて近所をスナップしたり、
普段は夜ごはん食べてから軽く流したり。

特にカバンも財布も持たずに走るのは、
身も心も軽くてとにかく爽快。

自転車は 買ったからには 乗りましょう(安藤 心の川柳)

爽快といえば、爽快潔リビング

いよいよ明日から、
数回に分けて新商品がぞくぞく登場します。
第一弾は、ペットケアマット。

お年寄りの中大型犬を飼っている方には、
ぜひぜひ使っていただきたい商品。

僕は商品開発にはほとんど関わっていませんが、
お客様の妥協しない姿勢やこだわりを隣でずっと見てきました。

このマットで、
ひとりでも多くの方が幸せになってもらえたら、
こんなに嬉しい事はありません。

これから夏に向けて、
ブレスエアーが最も威力を発揮します。

楽しみです。

Date: 11/04/14 

初ワークショップ

パンフレット|恵光美会(社会福祉法人)仲間の家たけのこ

恵光美会(社会福祉法人)仲間の家たけのこさまの、
パンフレットを担当させていただきました。

デザインはスタッフ・タッキー。
それにしても不思議と福祉関連のお仕事にはご縁があります。
そんなこと思ってもみなかった。

AMATAを始めた当初、
ご依頼は必ずと言っていいほど異なる業種でした。
でも最近では例えば歯医者さんなど、
これまでに一度は関わりのあったお仕事をいただくこともあり、
それだけたくさん仕事してきたんだなぁと感じます。

ありがたいなぁ。

やむなく新規依頼をお断りしている今、
そう思えるせっかくの機会をみすみす奪ってこそいますが、
いつかまた復活したいなと思います。

話は戻ってスタッフ・タッキー、
来月GOOD FOODにて初ワークショップやります。
興味のある方は彼女のブログ『warm note』をご覧下さい。

もし僕がワークショップやるなら、何しよう?
デザイン、カメラ、ブログ、モノマネ…何がいいだろう?

GOOD FOODのWebサイトも、そろそろ進めます。

Date: 11/04/13 

2年、そして1ヶ月。

ニャリニャリニャリニャリ

実はこの4月で、
今の3人体制になって2年が経ちました。

長いようで短く、短いようで長い2年。
とにかく続けてくれている2人にただただ感謝。
AMATAに深みが出たのは2人のおかげ。

ありがとう。

そして今日、
あの日から一ヶ月。

僕が思う唯一の救いは、今が春であること。
温かいこと。桜が咲いていること。

それだけで、元気が出ます。

Date: 11/04/11 

肩と首のハラマキ版のようなもの

うららか|滋賀県大津市

新規依頼をお断りしているおかげで、
目の前の仕事ひとつひとつに向き合えるようになりました。
これぞ健全。いいリズム。


暖かい日が続きます。
それでもハラマキは手放せません。
カラダはいつも温めていたい。
最近のテーマは『肩と首』。

あずきのチカラ』も手放せないけど、
温めるのに毎回電子レンジを使うのはちょっと面倒。
しかも一日の使用制限があったはず。

仕事中終始じわじわ温め続けられるような、
肩と首のハラマキ版のようなものを探しています。

今のところ辿り着いているのはこれ。

eneloop neck warmer「充電式ネックウォーマー」
ぬくぬくネックウォーマー

でもなんかイメージしてるのと全然違う。
ぬくぬくネックウォーマーなんか夏に使えないし。

ニーズは相当あると思うんだけどな。
詳しい方いらっしゃいましたら教えて下さい。

Date: 11/04/09 

気持ちだけ変に落ち着ちついてしまった今だから

反射|滋賀県守山市

また大きな地震。

心が折れても責められない追い討ち。
だけどこれ以上の被害は出ないで欲しいです、本当に。

震度6強の余震(名前負けもいいところ)でも、
報道や関心は震度4レベル。
日本全体が気疲れしてしまっているのかも。
あるいは普通でない状況に慣れてしまったのかも。

そして僕は今日も無力。

そんな事はとっくに分かっています。
もし友達が事故で大怪我しても、何も出来ないんだから。
そのために医者というプロがいる。

意識を取り戻したら元気づけるし、
血が必要だったらギリギリまで分けるし、
お金が必要なら少しは協力する。

それくらいしかできないけど、
それでいいんです。

何度でも言います。

目の前のやるべき事をしっかりやって、
あとは無理のない範囲で募金を続ける。

募金は被災者の方のためでもあるし、
自分のためでもあります。心を保つ助けになります。

無力さや後ろめたさに押しつぶされても、
いい事なんてひとつもありません。

気持ちだけ変に落ち着ちついてしまった今だからこそ、
何かを続けておくことは大切なんです、僕には。

Date: 11/04/08 

シンプルを高める

シール|加波次吉漆器店

直径25mmのシール。

漆塗りサイクルヘルメットでお馴染み、
加波次吉漆器店さまからのご依頼。
デザインはまたしてもお任せ(ありがたい)。

以前ご用意させていただいた、
このロゴ(家紋)を使うことは数秒で決定し、
あとは印刷でどこまで蒔絵に近づけられるかを検証。

蒔絵の金粉表現には、
グロス金ホイル(折り紙の金のような感じ)だけでは物足りず、
仕上げにマットPPでさらに質感を高めます。

漆部分は『漆黒』に近づけるため、
リッチブラックの割合を変えたものをいくつかと、
スミ100%とを比較して検証(写真)。

結果的にスミ100%が一番良好な結果だったのは意外。
こんな仕事が定期的にあると嬉しいです。

Date: 11/04/07 

キッズケア|秋田歯科クリニック

キッズケア|秋田歯科クリニック

秋田歯科クリニックさまの
キッズケアページを追加しました。

このWebサイトのイラストは、
マスコットキャラ以外すべてemixxに描いてもらっています。

emixxは一児のお母さん。
つまりキッズケアページはお手の物。
詳しい説明することもなく、
概要をすんなり理解してもらえたので、
いい仕上がりになりました。

仕事を続けていくうちに、
イラストレーターの知り合いも増えました。
それぞれに持ち味があり、
適材適所で力を貸してもらいつつ、
うまく情報や感覚を共有して、
相乗効果を出すのがディレクターとしてのがんばり所です。

でもそれには時間が必要。
つまり長い付き合いが必要になります。
そうして伝わるものは出来(るんだと思い)ます。

Date: 11/04/06 

滋賀県淡水養殖漁業協同組合ポスター

ポスター|滋賀県淡水養殖漁業協同組合

滋賀県淡水養殖漁業協同組合さまの、
鮎の啓発ポスターを担当させていただきました。

予定では初夏に向けて、
滋賀県内の道の駅に設置されます。

今回の仕事を通じて、
鮎はその優れた潜在能力の割に環境に恵まれず、
なかなかメジャーになれない事を知りました。

カンタンに言うと、
美味しいのに全国区になれない。

どこにでもあるんですね、
そういうこと。

漫才が面白くて性格もいいのに、
トレンドのニーズに合わないなどの理由で、
陽の目を見ない数々の芸人…

そういう時こそ、
デザインの力で何とかしたいと思うものの、
取り巻く仕組み自体を変えない事にはどうしようもなく、
それはデザイナーだけの力では変えられるはずもなく、
もどかしい気持ちにさせられます。

価値観を変えるなんて、一筋縄ではいきません。
だからこそ挑戦するのが面白いんだけど。

Date: 11/04/04 

それがいちばん題字

新しい題字

コソコソ水面下で進めている、
AMATA新企画の題字がついについに完成しました。

残念ながら、
まだお見せできるほど進んでいないから、
ほんのちょっとだけお披露目。

遅くても夏には完成を目指します。

さて、
昨日から新年度のはじまり。
やること乗り越えること(まずは花粉症)たくさんあるから、
まだまだ成長するチャンスがあって楽しみです。

天気もいいしね。
この季節は僕も大好物。

Date: 11/04/02 

NAGISA名刺完成

SHOPカード|NAGISA

滋賀県東近江市にあるマジックバー、
NAGISAの名刺(兼SHOPカード)を担当させていただきました。

納品後に印刷トラブルが起こってしまい、
その対応と相談でいろんな方にご迷惑をお掛けしました。
本当にどうもすいませんでした。
やっとやっと、納得いくものを納められます。

今回の制作にあたって、
忙しい中無理聞いてくれたかなちゃんと絵美、
どうもありがとう。助かりました。

〜〜〜

昨日からの断食は一日と一食だけ続けました。
その中で感じたことを箇条書き。

【主な感想】

・なんか楽しい
・一日の断食は全くもって苦じゃない
・思ったより空腹感はなかった
・食事はお腹より心を満たしたい要素が強い
・カラダ全体が1mmくらい縮まったような感覚
・目に見えておなか凹む
・ふだんエネルギー摂りすぎているんじゃないか疑惑
・寝る前に歯を磨くのがちょっと悔しい
・またやりたい

【こんな夢見ました(実話)】

・寝てる状態のまま肉を食らう
・ドナルド・マクドナルドを銃殺するも、首にぶら下げてたiPhoneで命拾い
・プラスマイナスの兼光を説教

実際のところはよく分かりませんが、
食べなければ食べないで、
カラダの中の余ったエネルギー、
ふだん使われないままカラダに居座っているエネルギーが、
やっとこさ重い腰を上げて働いてくれる。

その現象が、
いわゆる『デトックス』や『浄化』と言われている、
僕はそんな仮説を立てました。

Date: 11/04/01 

SAつMATA→DANJIKI

SAつMATA|さつま富士

SAつMATA終わりました。
月曜なのに10人以上集まってくれました。感謝感謝。

ハッキリ言ってだたの酒盛りだったけど、
やりたかったことってそういう事だから結果オーライ。
ごはんも美味しかったから結果オーライ。
みんなでお店のビール飲み尽くしたけど結果オーライ。

これでいいのだ。
いや、これがいいのだ。

ちなみに『SAつMATA』という名前の由来は、
飲んでたお店の名前から来ています。

その反動、
ってわけじゃないけど今なぜか断食中。

最近めでたく独立した、
ヨガのインストラクター『まゆこ』に誘われた人生初の断食。
とりあえず初心者の僕は今日一日だけお試し断食。

彼女はなんと3日間続けるらしい。

ヨガのインストラクターなら格好も付くけど、
3日間断食するデザイナーってどやさ?
どこ目指してますのん?ってことになりそうで却下。

でも初めての経験でちょっと楽しい。
食べるの大好きなのに、
食べないのが楽しいって矛盾してるところも。

さて何が起こるか。

Date: 11/03/31 

この『少し』でどれだけ救われた人がいるか

カズダンス

ミーハーサッカーファンの僕も、
昨日のカズに何かを感じずにはいられません。

後半37分、カズがゴールを決めたその瞬間、
感動のあまり泣き出しそうでした。

あのチャリティーマッチで、
みんなが一番期待していた事を見事やってのけてくれた。
期待の高さに負けないくらい、
ものすごく難易度の高いわがままな注文を。

心の中にまとわり続けるネガティブな気持ち、
昨日の感動で少し軽くなった気がする。

たかが少し、されど少し。

この『少し』で、
どれだけ救われた人がいることか。

サッカー選手とは違うけど、
僕たちデザイナーも日々年齢と戦っています。

時間によって育っていくもの、
反対に衰えていくもの。
自分より若い世代に対しての焦りや不安、関わり方。

その時その時の自分と対峙しながら、
逃げずに向き合ってきた結果が昨日のゴールに繋がったはず。

その点でも強い希望を感じました。
頑張れば10年経ってもまだまだやれるんだと。

Date: 11/03/30 

意志の弱い自分に負けない用貯金

わんこと飼い主

花粉症にこそ振り回されてますが、
ここ数日天気が良くて気持ちいいです。それだけで嬉しい。

毎日貯金、続いてます。
目に見える貯金っていいなーと思いました。
積み立てには感じにくい”確かな手応え”があります。

ただちょっと問題が。

順調に貯め続けていざ募金!という時、
ついつい別れを惜しむ意志の弱い自分が容易に想像できて、
自分用の毎日貯金もやろうかなと思案中です。

具体的な目標はないけれど、
コツコツ貯金という行為そのものが楽しい。これ新発見。

他に続けていることは、このブログ。
ブログはそれなりに敷居がありますからね。
それだけに続けると達成感あります。
みんなが登れない山を登った時のような。

twitterも続けてるのに、
続けている感じが全くしないのは何でだろう。
それだけ敷居が低いってことか。
だとしたらやっぱりすごいな、twitter。

Date: 11/03/28 

しんどい時こそ支え合っていきまっしょい

茶ノ木カフェ|滋賀県栗東市

昨日がんばって早寝したら、
今日は信じられない時間に目が覚めました。

いいぞ、早寝。

カイロより温泉より、早寝はカラダにやさしい。
細胞がリラックスしてるのが分かります。

出勤前に茶ノ木カフェ。
今年最後(たぶん)の雪を眺めながらキャラメルチャイ。
朝からなんてステキな時間の過ごし方。

〜〜〜

周りのお客様や友達、知り合い、
みんな元気です。

それぞれ事情や環境は違うけど、
みんな考えて考えて、
自分が今やるべき事をやろうとしています。

全員がポジティブなんてことはないし、
ネガティブな人もいて世の中成り立っているけど、
強い意志を持った人が周りにたくさんいて、
本当に有り難いなと感じます。

そういう人がいるだけで救われます。
電話しなくてもメールしなくても、
その存在があるだけで、見えない力で支えてくれる。

しんどい時こそ支え合っていきまっしょい。

そんな集まりを来週早々に行います。
それをAつMATAならぬ『SAつMATA』と名付けました。

Date: 11/03/26 

そんな裏事情

延長します

僕がやたらとカイロやら温泉やら行ってるのは、体調を管理して常に安定したパフォーマンスをするためなんですけど、親不孝をしないためでもあります(単に疲れを取りたいだけとも言えますけど…)。

僕の父親は生前、とある会社の部長でした。だいたい3ヶ月に一度体調を崩しては数日間会社を休む。そんなペースが何年か続きました。休んでいる間はよくお酒を飲んでいて、『疲れたらお酒飲みたくなるのか〜』なんて思っていました。当時まだ中学生だった僕には、お酒が飲みたい気持ちなんて分からなくて。

延長しています

そんなリズムが続いた結果、入院した初日に亡くなるという、家族全員を呆然とさせる最期を迎えた父。その父の血をたっぷい受け継いでいる、受け継ぎすぎているAB型の僕。オーバーヒートしても動き続けたい気質だから、なんか同じ事やってしまいそうな気がするんですよね。

それが自分でもよくよく分かっていたから、週に2日はしっかり休んで、体のメンテナンスは毎週欠かさないことを独立する時に決めました。子が親より先にっていうのは、なるべく避けたくて。

仕事は命も時間も心も使うもの。その代償としてお金をいただいているわけで。でも倒れるまで仕事するのは『それどうなの?』って本気で思います。そもそもそんな状態ではいい仕事できないと思ってますし。

定期的に体調管理、そしてお酒を飲みすぎない。この2つを徹底すれば父の二の舞は踏まず、とりあえず息子として母を悲しませることはないか、と。いざフタを開けてみれば、疲れた時にお酒は欲しくならなくて我ながら安心。

ぽぽぽぽーん。

Date: 11/03/25 

楽しいなかまにねじこんでみよう

象の像|京都市右京区

象の像だゾウ〜!

虎の像|京都市右京区

殴りタイガー!!

ぽぽぽぽーん。

Date: 11/03/24 

今日の地震

街角スナップ|京都市右京区

今日の地震。僕のいる場所は震度3程度でしたけど、いつもとは違う、ぐらんぐらんした気持ち悪い揺れ方。少し酔いました。地震で酔うことなんて生まれて初めて。こうしてブログを書いている今もまだ少し酔っています。

宮城はもちろん周辺地域も心配だなぁ、東京も。皆さんくれぐれもご注意ください。仕事なんて放ったらかして、自分と周りの方の安全確保を優先して下さい。遠方から無事を祈ります。そして何かできないか考えます。

Date: 11/03/11 

コンプレックス(1)

RASHEEN

常に出遅れている意識

デザインの専門学校に入ったのは、当時好きだった英語を勉強していた四大を卒業してから。つまり一般的に4年出遅れています。マイナスからのスタート。著名デザイナーのプロフィールに書かれている美大には入れず、入学の敷居はそれほど高くない専門学校。学校には高校を卒業したての子がほとんど。

出遅れているから、この子達と同じモチベーションで日々を過ごしては絶対にいけないと思ったし、一学年100人か200人かは忘れてしまったけど『この中で一番になれなかったら先はない』覚悟だったから、とにかくがむしゃらに頑張っていました。時には同級生に『自分が一番だと思ってるでしょ?』と言われたこともありました。事実、思ってました。そう思わないと自分を保てなかったから。

このコンプレックスは10年経った今でもずっと引きずっていて、出遅れている自分がサボったら、前を走っている人達にどんどん差を付けられてしまうんじゃないかと。その温度は年々穏やかになってこそいますが、一生消えることはありません。

それが、今のフットワークの軽さに繋がります。

Date: 11/03/10 

上半期お仕事依頼終了のお知らせ

電線|滋賀県彦根市

Webサイトの方にもアナウンスしていますが、
本日をもって上半期のお仕事依頼を終了させていただきます。

今年から新規のお客様からお仕事をいただくのでなく『すでにお取引させていただいているお客様への対応力を上げる』べく動いており、有り難いことにそちらからのご依頼も多数いただいておりますので、これ以上、新しい出会いに対応することが不可能になりました。そんな理由での苦渋の決断です。

語弊が無いように念を押しておきますと、現在お取引させていたいているお客様、また、ご依頼をいただいているお客様はいつでも遠慮無くご連絡ください。新規案件でも然りです。その分の余力は確保しています。ただ本当に申し訳ありませんが、全くの新規の方は当面お断りさせていただきます。紹介などの形も今は極力お断りさせてください。本当に、すいません。

仕事量が増えると、比例して時間も必要になります。集中力を欠いて品質を落とす可能性も否めません。かと言って人を増やす予定も今のところありません。3人で対応可能なギリギリの仕事量をきちんと見極めることが、極力ご迷惑をかけずに最もいい品質を提供できる環境だと考えていますので。

嬉しいことにWebの仕事は、納品してハイさようなら、という性質にありません。むしろ納品がスタートラインです。特別なことがない限り、お客様と縁が切れることはありません。つまり増え続ける一方です。だから、どこかで線を引かなければ行けない。本当に、残念だけれど。

知り合いのデザイナーの力を借りようかとも考えましたが、ただの窓口になってしまうのもよろしくないし、周りのデザイナーも同じくらい忙しくしています。そんな理由もあって、この対応に至りました。

大変ご迷惑をお掛けしますが、何卒ご理解の程よろしくお願い致します。

Date: 11/03/09 

第41回NHK上方漫才コンテスト

街角|東京のどこか

昨日の『第41回NHK上方漫才コンテスト』は見事スーパーマラドーナが優勝。結果を先に見てしまったものだから『なんで!?』って思ったけど、帰って本編を見たらなるほど納得。

スーパーマラドーナ。のび太とジャイアンの組み合わせがどうにも好きになれなくて、というか僕には武智のツッコミが暴力のベクトルに向かっているようにしか見えなくて、こりゃどうにも笑いにならないな、と。舞台の空気がいつもよろしくない。そんなわけで僕の中の『解散しにゃイカン』リストに入っていたコンビでした。

でも昨日は圧巻でした。こんなネタも出来るのね。一度解散して再結成、しかも解散前の『マラドーナ』に”スーパー”を付け足しただけはあります。自らハードルを上げて戻ってきた。素晴らしい。

さて、これからどうなる。ノンスタイルみたいに思い切って過去のスタイルをキレイさっぱり捨て去ってくれたら今年か来年あたりプチブレイクしそうな予感。今回みたく田中がガンガン前に出てくれたら、武智の突き放すツッコミがいい感じに生きてくる。絶妙なバランス感覚が必要です。最高に楽しそう、このチューニング作業。

実はM-1終わりから、漫才のレベルが全体的に停滞しているように感じていました。年末年始のネタ番組でやや過食気味になっただけかも知れませんけど、大好物だったプリンを最近嘘みたいに食べなくなったように、漫才も徐々に見なくなっていくのかと思うと、ちょっと悲しいな、と。

でも大丈夫。やっぱり芸人は日々進化しているし、少し前の『笑・神・降・臨』で観たナイツの長尺ネタには感動を覚えました。他にも若手ではミルクボーイあたりの成長を今年は楽しみにしています。コンテスト準優勝の『さらば青春の光』もすごく良かった。惜しくも優勝は逃したけれど、一本目の居酒屋ネタは相当インスパイアされました。あのクオリティ続いたら優勝したと思います。

Date: 11/03/05 

それが見つからない

ネコ|居酒屋の前

一日の睡眠時間が3時間でも平気な方が時々います。僕はそれを『精神が肉体を凌駕した方にだけ贈られるスペシャルギフト』だと思っています。もちろん、僕にはこの先も届きそうにありません。21時間も活動したら身体がオーバーヒートするに違いないし。

僕は断固ホリエモン派。一日8時間、しかも24時には寝たい派(実現にはほど遠いですが)。睡眠が不足すると記憶力も低下するし、食欲も旺盛になります。まるでいい事ナシ。なのに今年もさっぱり実現できず…。

マラソン大会にエントリーして『走らざるを得ない状況』を作るように、『24時に寝ざるを得ない状況』を作りたい。でも何すりゃいい?ドラクエ3発売並ぶ?ラジオ体操のスタンプコンプリートする?それが見つからない。

この間景山民夫の本を読んでいて、『テレビなんて観たい番組だけ観たらすぐに消すもんなんだよ!』と書いてました。一方的に延々と情報を送りつけるメディアだと。古い本なのに今でも通用するセリフ。そう、インターネットでも同じこと。テレビはあまり観なくなったけど、かわりにネットでのザッピングが増えています。これ大きな原因のひとつ。

Date: 11/03/04 

能力

雪景色|滋賀県野洲

とあるマジシャンの名刺を作っています。その昔お店のシャッターにペイントさせてもらった『NAGISA』というマジックバーのマスターの名刺。まさに今現在進行中なうing。

そんなマスターと打ち合わせで話していて感じたことがひとつ。それは『気になったことは何でも聞く』こと。AMATAの仕事場を見渡して気になったことや感じたこと、片っ端から質問されました。キャッチボールというよりスパーリングの方が近いニュアンスで、かつ卓球のラリーのような小気味よいテンポで。次々に頭の中の『Q』を『A』に変換していました。クイーンをエースに、か。

普通は聞きたくても聞けなかったり、ある程度聞いたら徐々に遠慮がちになったりする人の方が多いと思います。デパートの試食をワンフロア一人で全種類食べ尽くせる人が極めて稀なように、どこかで心のブレーキをかけてしまいます。でもマスターは違う。『聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥』を地で行っています。ブレーキなんて要らない感じです。

長く続いているお店や会社のボスには、それぞれ人より秀でた能力が必ずあります。マスターはマジックの技術はもちろん、そんな所にも隠れた能力があるんだなと感じた今日この頃です。僕は仕事がらいろんなボスと出会える機会が多いので、いろんな方の能力を発見できて楽しいんです。

Date: 11/03/03 

僕はそれを左へ受け流す

NO-MA

この間のマラソンが終わるやいなや、いや始まる前からじわじわ増えている『次回はフルマラソンでお会しいましょう』な空気。大阪マラソンにエントリーした人が周りで増加しています。登山を始めたら、いつか富士山に登りたいと夢見るのはごく当たり前の感情。新しい世界にチャレンジする、いい事ですよ。ワクワクがいつも身近にある人がどれだけ魅力的か。

大きな大会のエントリー料が10,000円することを数日前に知りました。大規模な大会ともなるとお金がかかる事は頭では理解できますけど、単純に『走ること』にお金が要る感覚は、まだまだ体がついていきません。と言いながら続けている加圧トレーニングにも同じ事が言えます。休日に僕は一体何をやってるんだろう、と。でもやめられない。

フルマラソン。もちろん僕も興味あります。生きてる間に必ず走ります。でも今年は比重をブレイクダンスよりに。だからその『次回は〜』な空気、僕は、それを、左へ受け流します。寿命が短かそうな方を優先。でも悲しい事に数ヶ月前から手首が痛い→ダンスできない→できる運動を探す→ランニング→ランニング→ランニング→フルマラソンって何でやねん。

Date: 11/03/02 

2011びわ湖レイクサイドマラソン

2011びわ湖レイクサイドマラソン

前回より2分ほどタイム落ちました。
歳を重ねるとはこういう事か。

いや、違う。それは言いわけ。高齢でもすごいタイムの方たくさんいらっしゃる。僕に足りないのはドーピング。いやそれも違う。練習不足。マラソン出るの今回で終わりにしようかと思ったけど、いざ走り終わると何とも言えない達成感。これがあるからやめられない。この時期の大会は毎年決まって満足な調整ができないし、次回は別の大会。今度はハーフ目指します。

なんだろなぁ、やめられないなぁ。たぶん『もっとできる』って思ってる自分がいるんだろなぁ。

Date: 11/02/28 

δ’milieu(テトラミリュー)明日OPENします

テトラミリュー

先週レセプションパーティーに招待していただいた、
嵐山のカフェ『δ’milieu(テトラミリュー)』が明日OPENします。

レセプションの様子

友達のお店だから誉めるわけじゃなく、
ナチュラルな空間+採光の感じはとても居心地が良かったし、
素材にこだわった料理もとにかく美味しかった。

じっくり美味しい料理もあったし、
口に入れた瞬間『うまっ!』な料理もありました。
(あの激うまローストビーフは行けば食べられるのだろか…)

適度にアート作品の展示スペースもあって、
ゆるりのんびり過ごすには、すごく素敵な場所だと思います。
普段行かない嵐山にあるのも非日常ということで。

お店のなまえ
δ’milieu(テトラミリュー
お店のばしょ
京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町9-1 1F
電話番号
075-468-1668
営業時間
平日 OPEN:11:30〜18:00 / 土日 OPEN:11:00〜18:00
定休日
火曜日

火曜日休み…日曜しか行けない…それだけ残念。

Date: 11/02/26 

ブレスエアー新商品サンプル届きました。

ブレスエアー|爽快潔リビング

爽快潔リビングの新商品サンプル(撮影用)が届きました。

カラーも増えて品質も格段に上がっています。いち早く皆さんにお見せしたいです。お近くの方はお試しで体験しに来て欲しいくらい。すでに持ってる僕ですら、もうひとつ欲しくなってしまう魅力に駆られています。Webサイトリニューアル後は寝具以外の商品も追加されますので楽しみにしていて下さい。一気にテンションが上がっています。

Date: 11/02/25 

自分が出来ないことやってのける人はホントすごい

Mac PRO

仕事が忙しいと痩せる人がいるけれど、僕は食べて太ってしまうタイプ。つまり増量している時は忙しい時。そんな僕だから、痩せてる人の方が『忙しい感』が出て羨ましさすら感じてしまいます。もし劇的に、例えば10kgでも増量した日には同情のひとつもしてもらえるかも知れません。でも1〜2kgくらい太っただけでは『また美味しいもの食べてお酒飲んで〜』みたいに誤解されることもしばしば。

マラソン大会が近づいているのも分かっていながら、それでも食べてしまうこの心の弱さ(仕事優先してるわけですが…)。誰に迷惑かけてるわけでもないのに、なんだか悪いことしている気分になるのは、嫌な感じです、本当に。おかげでまた一段と東山紀之を尊敬するに至っています。完璧に体型を管理してる人はホントにすごい。自分が出来ないことやってのける人はホントすごい。江頭2:50も然り。

Date: 11/02/24 

有名人でもtwitterでも何でもいいけれど

打ち上げ|馬鹿凡人

週末はNEXTGATEの打ち上げ。

何度でも言います、同業者との打ち上げは最高に楽しい。
仕事での喜怒哀楽ポイントが近いから意気投合するしない理由なんて無くて、
おかげでお酒がススム君(にしては誰も酔ってなかった気がする)。

気が付けばあっという間に終電の時間。
時間が経つのが早すぎて誰もが名残惜しさを感じずにはいられない、
そんな打ち上げが死ぬまでに一度でも多く出来るように、
これからも手を抜かずにいい仕事をし続けることを誰かに誓いました。

たとえ業種が違っても、
心を込めて仕事している人が周りにたくさんいればいるほど、
人って結構がんばれちゃうもの。

それは有名人でもtwitterでも何でもいいけれど、
最後は一緒に飲める人が結局のところ一番なわけで。

Date: 11/02/21 

ココロの景色

ココロの景色|no-ma

ボーダレス・アートミュージアムNO-MAにて今日から開催される展覧会『ココロの景色』のレセプションへ。ボーダレスアートという言葉、僕はちょっと違和感を感じずにいられないけど、このジャンルの作品は大好きで。色味云々の話じゃなく、どの作品にも『純度の高さ』を感じられるから。それが僕には本当に本当に羨ましくて、ボーダレスアートに逆にコンプレックスを持ってしまうほど。だから余計に惹かれます。

会場にいらしていた作家さんともお話しできて、とても有意義でした。

Date: 11/02/19 

だからロゴ作りはやめられない

NEXTGATE DVD COMLETE BOX

年末からグラフィック全般を担当したストリートダンス発表会『NEXTGATE』DVDと収納BOX。ありがたいことに完成品をいただきました。同じく担当したロゴが、なんと箔押し仕上げに。収納BOXは担当ではなかったし、始めて見た時は嬉しくて大興奮。『知らない間に大きくなって…』なんて子どもの成長を喜ぶみたいに感動しました。

これ、グラフィックデザイナーの数ある楽しみのひとつ。だからやめられない。昨年担当した加波次吉漆器店さまのロゴがいつか蒔絵になるのも密かに楽しみにしています。最近ではalttypeのロゴを担当することも決まりました。

明日は友人がプロデュースしたカフェ『テトラミリュー』が嵐山にOPENするので、そのレセプションパーティーに出席します。AMATA全員出席のため明日は午後から不在になります。ご迷惑をお掛けしますが、何卒ご理解下さいませ。

Date: 11/02/18 

仕上がってない感エグい

雪だるま|滋賀県野洲

2度目の琵琶湖レイクサイドマラソンまであと10日。

…なのに今年もやっぱり十分な調整が出来ていません。参加する友達たちも似たり寄ったり。こうなる事を見越して『走れるうちに走らなきゃ!』と、年明けの休み中に何度か走ったのは我ながらいい判断。そして良くも悪くも予想は的中。『走る < 睡眠 < 仕事』のような図式が出来上がる始末。

どうにもこの時期ヒマになる事はなさそうだし、レイクサイドマラソンは今回で最後かな。楽しめなかったら出る意味ないし。本番までに走れる時間は多くて2回、少なくて1回(ゼロは絶対に避けたい)。限られた時間の中で、できる限り楽しむ努力を。嬉しいことに前回みたくハイアーチも痛くないし、走れるカラダなだけでも楽しいってことですね。そして今回は途中でコケないことも目標のひとつに。

Date: 11/02/17 

ありがとうございました。

雪畑|滋賀県野洲

たくさんの方からのお祝いのメッセージ、ありがとうございました。個別にご返事する余裕がなく、この場を借りて皆さまにお礼します。33歳になってロウソク『フゥ〜』はちょっと恥ずかしいし、メッセージいただくくらいが僕には心地良いです。本当に、嬉しかったです。

ブログのコメントも必ず返すと言ったくせに最近まったく返せていませんが、一文字残さず読んでいます。励みになっています。楽しみにしています。返事が出来ない理由は、僕の予想以上に今お仕事を多数いただいていており、ここしばらく頭から煙が出続けているからです。鎮火するまで今しばらくお待ち下さいませ。なるべくブログの休止だけはしたくありませんので、何卒ご理解とご協力をお願いします。

話は飛びますが是非こちらもご一読を(関西の方)。『豆ずきん』というカワイイキャラクターを創っている作家さんが闘病中なのです。同じ『ものづくり』の世界にいるだけに少しでも力になりたいです。

Date: 11/02/16 

三汁三菜

こどもたち|京都十条

『120%』って数値はどうしてこんなに定着したんだろう。100%以上であることを表現したかったら、110%でも問題はないはずなのに。それなのに110%も130%もあまり耳にしません。

広告表現のポリシーとして僕が持っている『背伸びまではOK。でも足が離れたらアウト』なスタンス。等身大よりちょっと良く見せようとするのは、目指す目標としての考えもあってセーフだけど、現実とかけ離れた夢や理想を描いた過剰な表現はイカンよ、というもの。この過剰表現にガッカリした事がない人なんていません。だったらそれはルール違反ですよね、やっぱり。

不思議なことに、このスタンスをあえて数値化すると、やっぱり120%なんです。130%まで行くと完全にオフサイド。2割増がちょうどいい。定着した理由はそんなところにあるような気がしています。あるいは『にわりまし』が単に言いやすかっただけかも知れません。

そんな事を考えている今日、33歳になりました。
4を引くとまだ29歳だし、3で割ると11歳になる、そんな33歳。

またひとつ『めんどくさい人間』への階段を昇ります。
一生めんどくさい人間であり続けます。

Date: 11/02/14 

満足感を制する者は何でも制す

ゲートボール|京都十条

昨日は『R-1ぐらんぷり2011』観ました。

今回からルールが一発勝負からトーナメント方式に変わり、1本のネタの善し悪しが勝負を決める!では済まなくなりました。優勝するには3本のネタを見せなければならないこの新ルールを芸人はどう捉えるか。そこには少なからず戦略が必要になり、ネタだけじゃなく芸人の心理まで妄想し出すともう止まらない。とにかく僕ら視聴者にとってこのルール変更はただただ嬉しいこと。最近はどの大会もそんな傾向になっていますね。おトク感いっぱい。

昨日の今日なので詳しい内容には触れませんが、観ていて思ったのは『満足させてくれるネタ』っていいな、ってこと。今回優勝した芸人が選んだ3本のネタはそれぞれバラエティーに富んで観ていて全く飽きなかった。もちろんひとつのネタでバリエーション変えるのも常套手段だし、それでも面白ければ何の不満もないけどなかなか難しいですよね、3本となると。2本ならまだしも、さすがに慣れてしまう。3日連続カレーが若干しんどいのと同じ心理。そこがM-1にもキングオブコントにもなかった、新ルールの隠れた落とし穴かも知れない。

これ、いろんな所で言ってますけど、どれだけ面白い映画でも、30分で終わったらダメだと思うんですよね。最低90分はやってくれないと何か損した気持ちになるというか。お造り4切れで8,000円…んなアホな。脳味噌とろける美味しさでもどこかで正気は保ってしまうわけで。一切れ2,000円という重すぎる現実が邪魔して100%酔いきれない。何でもそうです。満足感が得られた方が気持ちがいいです。その意味でも今回の優勝者はふさわしかったと思います。おめでとう今回の優勝者!面白かった!

あ、あと知ってる人が少ない時の賞レースって最初はテンション上がらないけど、
いざフタを開けてみると面白い事って多いですね。

Date: 11/02/12 

ダンスは済んだ…ワケがない

茶ノ木カフェ|滋賀県栗東

この間の急性胃腸炎はもうすっかり回復しています。
ご心配をお掛けしました。

僕自身はそこまで深刻でない事が分かっていたし、単なるネタのひとつとして取り上げたつもりが、言葉だけ見ると大袈裟に解釈されてしまいホント申し訳なかったなぁと反省しきりです。とんだ狼少年ですね(嘘じゃないけど)。これからは正しく伝わるよう表現に細心の注…いや病気にならないよう細心の注意を払います。こっちが正解。病気なんてしてられません。

何と言っても今年はダンス再開を目指します。舞台袖でダンサーの写真を撮らせてもらったり、ダブルダッチチームのWebサイト作らせてもらえる事になったり、密にダンスと関わってしまうとやっぱり昔を思い出してしまう。それにヨガのインストラクターやってる友達もブレイクダンス始めた始末。近くで楽しんでる人がいればいるだけ、触発されるのは避けられない。ダンスは一生楽しめる遊びだと思ってます。だから病気なんてしてられません。

Date: 11/02/10 

alttype(オルトタイプ)

NEXTGATE 2010

関西プロダブルダッチチーム、
alttype(オルトタイプ)』のWebサイトを制作させていただく事になりました。

ダブルダッチ人口が最も多い大学生世代へ向けた、
スポーティーでありダンサブルでありダブルダッチャブル(あるのかそんな言葉)なデザイン、
これまでの経験にはない新しい表現の必要性を感じます。

もちろん機能性も兼ね備えた『使えるサイト』でもあること。
イメージ通りのハコ(Webサイト)を用意して、
愚直に堅実に運営をして行けば、きっと面白いサイトになるはず。

alttypeは平均年齢が24歳くらいの4人組。
専門学生だった頃の自分のテンションを思い出しながら、
彼らの目線や考え方と対峙していきます。

Date: 11/02/09 

好きなラーメン聞かれた時のマイベストアンサー

近江塩鶏麺|天下ご麺

どんなラーメンが好きか聞かれた時、結構困ります。

『美味しいラーメン』じゃ、求められてる答えじゃないし、かといって『●●ラーメン』と言えるほど圧倒的に好きなカテゴリーのラーメンがあるわけでもない。前に書いたネコ派か犬派の件と一緒で、ネコが好きだったらじゃあイヌが嫌いなのね、なんて受け止められるのは120%誤解です。味噌も醤油も好きだし、豚骨も魚介もWスープも好きなわけで。

誤解のない伝え方。どこかにないか模索を続けた結果、やっと見つけた僕も聞き手もなるほど納得の回答。

『スープが飲み干せるラーメン』

これです。堂々たる答え。じゃあ『あっさりめ』のラーメンなの?って言われると違う違う、そうじゃ、そうじゃない。君を逃がせない。愛は渡せない。濃厚なスープでも飲み干したくなる事だってよくあります。本能が『このスープ残してなるものか』と思ってしまうラーメンはやっぱり美味しい。スープだけ美味しくて麺は今ひとつなお店なんてほとんど記憶にありません。

『しょうゆ飲み干せる寿司屋』

これは全然しっくりきません。
異常に美味しいお店ありますけど確かに。

Date: 11/02/07 

やわら濃いバームクーヘン

TSUMUGI(つむぎ)|白い恋人

この間いただいた白いバームクーヘンTSUMUGI(つむぎ)。生地に白い恋人のチョコレートを練り込んでいるだけあって、他にはないコクとやさしい香り。キャッチコピー『やわら濃い』もなるほど納得。あと普通より白いのも特徴。

TSUMUGI(つむぎ)|白い恋人

近所にクラブハリエもあって、バームクーヘン自体は食べ慣れていますが、このTSUMUGIほどやさしいバームクーヘンは今まで食べた事がありません。仙台銘菓『萩の月』を食べた時みたいな、油断するとうっかり泣いてしまいそうなやさしさ。なので僕の印象は『やさし濃い』。たいへん美味しゅうございました。そして本当にありがとうございました。ハート掴めないだろなー、やさし濃い、では。

白い恋人

そしてこちらもありがとうございました。何も言う事はありません、永遠の定番。ずっとこのままでいて欲しいです。

Date: 11/02/05 

好んで我慢している事あるアルか

茶ノ木カフェ|滋賀県栗東

今年もかぶりつきました、
医者に止められた”生もの”がふんだんに使われた恵方巻。

でも仕方ないよ、日が日だもん。だって待ちに待った節分ですよ?僕にとってはM-1と同じくらい楽しみなイベントですよ?やろうと思えばいつでも出来るけど、それを好んで一年間我慢しているんですよ?ONE PIECE61巻の発売日ですよ?だから勘弁してやってください。そして楽しみはまた来年に。欲張って今日もかぶりついているパイセンを一人知っていますけど。

注意レベルですけど、今回の胃腸炎で食生活について制限を受けました。生ものとか、油もの。お腹が痛い事よりも、その方がもっともっとテンション下がります。僕の場合は『その方が早く治るよ』って程度の警告で、回復が遅くても良ければ何を食べたって構いやしません。でも世の中には、生死に関わるレベルで食事制限を余儀なくされている人がたくさんいます。最近では次長課長の河本とか。

よく『お酒が飲めない人は人生の半分を損している』なんて言いますけど、食べたいものが食べられなくなる事ってそんなレベルじゃない。だって今まで食べられていたんだから。もしそうなったら、そのショックたるやきっと筆舌に尽くし難い。身体は大切にしなきゃイカンとここでも改めて気付かされました。

僕のセオリー『とりあえずビール』『とりあえずお造りの盛り合わせ』が言えなくなった時、自分が自分で無くなっているかも知れません。お酒飲めない状況の時『ウーロンハイの”ハイ”抜きで。』なんて冗談言ったりしますけど、冗談が冗談で無くなってしまうわけですからね。当たり前の健康にただただ感謝です。

Date: 11/02/04 

初体験

茶ノ木カフェ|滋賀県栗東

日曜の夜からずっとお腹痛いなーと思って今日病院に行ったら『急性胃腸炎』って診断されました。こんなの初めて。そもそも思い当たる事が無かったものだから薬剤師さんに『原因なんですのん?』尋ねたら電車の吊り革握ったくらいでもウィルスが感染する可能性があるそうな。手洗い・うがらいをよくするように勧められましたよ。今年はハラマキ親善大使(自称)として絶対に風邪だけは引きたくなかったから、その点はホッとしたけど、お腹に力が入らないのってめちゃくちゃツラいですよね。数ヶ月前に赤貝にあたった時もそれはそれはツラかった。

内科はまだ経験がないけれど、お客様に歯医者の方がいるので、何かのお役に立てないか、診てもらったクリニックの隅々まで観察している自分がいます。どこまで患者にストレスを与えない努力や気配りをしているか、とか。一番気になるのはやっぱり受付の人そのもの。慣れた感じで事務的に作業をこなしては下さるけど、まず患者である僕に嘘でもいいから、希望や安心を与えて欲しいなぁ。病院に行く時点でちょっとテンション下がってるんだからねっ!最近の茂木健一郎さんのツイートで言う『温度』がそこには感じられませんでした。うん、温度は大事です。

Date: 11/02/03 

イヤそこは消極的なんだってばよ

お年玉切手シート

ちょっと前の話題ですが、年賀状のお年玉くじ。

昨年と変わらず、今年も1枚だけ当選しました。それも印刷ミスしたはがき。つまり自分で買ったヤツです。なんか空しい…。でもAMATAから送ったハガキが誰かに当たってたら嬉しいです。見事当選したはがきを送って下さった人って、しばらく無条件に好きになりますよね。つまり年賀状は『自分の中の急上昇ランキングに一気に躍り出る可能性付きはがき』でもあるのです。

ところで、こういう抽選ものは一番当選の可能性が高いところからチェックするのが僕のセオリー。お年玉くじで言うと『切手シート当たってないかな〜』から始めます。そもそも1等が当たってるなんて発想ないですから。そこは『どうせ僕なんて…』の気持ちスゴイですよ。切手シートが何枚当たるか、意識はその一点に集中している何だか変なテンション。

その考えなのでCMでやってるタイプの宝くじはもう何年も買っていません。親に頼まれて買う事はあっても、絶対に自分の分は買わない。だから気が付かなかったのか、驚いた事に僕の彼女はいつも1等からチェックします。これには驚いた。なんて積極的!女性は積極的とはよく言ったものです(ちょっと意味合い違いますけど)。

でもよく考えたら、宝くじ買う人ってこのスタンスじゃないと成立しませんよね。自分で買っておきながら下一桁から探す…『何求めてんねん!』って話ですよね。僕は一攫千金に縁も興味もないんです。こつこつヒット打ち続けるのが性に合ってる気がしています。死ぬまでに一度くらいはカジノ行って勝負してみたいですけど。あるいはカジノならぬカイジ的な大勝負も。

Date: 11/02/02 

TSUMUGI(つむぎ)届きました。

TSUMUGI|白い恋人

北海道に住むブログ読者さまから、素敵なものをいただきました。その名も『TSUMUGI(つむぎ)』。知ってます?あの『白い恋人』のホワイトチョコを練り込んだバウムクーヘン。食べたいなぁと思っていたら届いてビックリ。まだ時間が無くて堪能できていませんが近々いただきます。本当にありがとうございました。嬉しいなー。


陣痛が始まるまでコメントを下さったmadさん。この方も面識ありませんが、無事に出産は終わったのか、ちょっと気になっています。twitterでも最近は面識のない方の事と関わり続けるのが当たり前になりました。バーで知らない人と会話する感じと似てるんでしょうね。僕がやってるAつMATAも似たような所はありますけど、もともと日本人が好きな距離感なのかな。仲のいい友達よりもコミュニケーションしてる事なんてザラ。自分の生活や環境に合わせたコミュニケーション、それに選択肢が増えただけのことなんですけど、なんか面白いんですよね。


地元の友達だって負けていません。仕事が忙しいくせに僕のつまらんお願いを覚えていてくれたり、恩を決して忘れない男、三国(みくに)。派手な事をしてくれるより、身の回りの些細な事に手を抜かない人の方が僕は好きです。自分もそうありたい、いつもそう思っています。三国はラーメン(というか食べること全般)をこよなく愛する男です。ブログ登場人物として記憶しておいてください。今年は出し惜しみしません(本人には無許可ですが)。

Date: 11/01/31 

遂にあの人twitter始めました

茶ノ木カフェ|滋賀県栗東

栄喜知の遠藤さんが遂にtwitter始めました。

『黒ムツなう。』

『甲子園観たいけど仕込みなう。』※甲子園大好き

とかあるのかなー。
どんな風に使っていくのか楽しみです。


写真はお気に入りのご近所カフェ、茶ノ木カフェ。
普段飲まないチャイを飲む、茶ノ木カフェ。
チーズケーキがやたら美味しい、茶ノ木カフェ。
居心地がやたらいい、茶ノ木カフェ。

たまたまカメラ持っていったら、
スタッフ・ゆきさんが一眼レフ欲しがってるみたいで、

『買おうとしてるレンズなら、だいたいこんな感じで撮れますよー。』

というサンプルで撮った写真がこれ。
前に買った35mm単焦点のレンズ(この時のF値は2.5)。

ちなみにこれ、
ゆきさん手作りのスマートフォン用バッグ(ポーチ?)。
ちゃんと型紙を起こして試行錯誤しながら作ったこだわりの逸品。
茶ノ木カフェにて販売中です。カワイイ。

自分で作った商品を自分で撮影する。
これって”一番楽しい事のひとつ”に堂々とエントリーできること。
自分で生み出したご褒美。素敵やん、泣けるやん。

カメラのアドバイスを行く先先で繰り返すうち、
また少しカメラについて分かってきました。

このあいだカメラマンの方からお仕事の依頼をいただいたので、
合間にカメラトークできるチャンスがあるかも。

いろいろまだ、のびしろあります。

Date: 11/01/29 

生きてるって感じ

ブレスエアー

昨年オープンした、ブレスエアー素材の寝具を取り扱うWebサイト『爽快潔リビング』。今そのマイナーリニューアル真っ最中。この春から寝具の他にも新商品が増えるのでその準備と、これまでの運営から見えた問題点を改善するための定期ミーティング等々で、今てんやわんやしています。それと、ブレスエアーの事をもっとよく知っていただくため、また新しくブログを始める事にもなりました。このブログとはまた趣の異なる、爽快潔リビングのスタッフとしてのブログです(さすがに毎日は書きませんけど)。始めたらまた報告します。

リニューアルと同時進行で、ブレスエアーを使った新商品の開発にも関わらせていただいています。メンバーはクライアントである小林さんと僕、スタッフのタッキー、それにデザイン・ユニット『ninkimono!』(スガノ・今津さん)の2人を交えた計5名。グラフィックデザイナーとしてこの世界に足を踏み入れてから、いつのまにかWebデザイナーにもなっていますが、プロダクトデザインは生まれて初めて。こんな素敵で稀な機会をみすみす逃す理由はどこにもないので、楽しみながら新しいことにチャレンジしています。

独立してからというもの、デザイン以外の仕事もたくさんしています。経営とか戦略とか、お金の事とか。それはそれで楽しいし、いい事もたくさんあるけれど、やっぱりデザインに没頭している時が一番『生きてる感じ』がします。それが出来る環境と身体にただただ感謝です。決して楽ではないけど、その充実感は何にも代え難いから。今年はデザイナーとしてもう3歩くらい成長するつもりです。そして2歩下がろう、と。

Date: 11/01/28 

ペッタンコさんブログ再開

ガーンオブザイヤーでお馴染み(?)、
友達のペッタンコさんがブログを再開しています。
喋っている事をそのまま文章に起こしているような軽快さでありつつ、
文章に深みも感じられる楽しいブログです。

ペッタンコ星人

ガーンオブザイヤーをご存じない方

Date: 11/01/27 

役割

電線|京都十条

誰にでも役割はあります。

例えば高校野球の一番バッター。相手投手の調子や球筋を見極めるため一球目からいきなり打ちに行かず、なるべく球数を投げさせて分析を行います。もちろんこれはただのセオリー。重視しないケースもありますが、それでも何かしらの役割は必ずあります。

小学校の卒業アルバムに書いた『将来の夢』。クラスみんなの夢が書いてある1ページ。僕は安藤なので出席番号は常に早い方ですが、『ア業界』の中では若手も若手。小学六年生の時、僕の出席番号は2番。1番は足立(あだち)。

ここで一番バッターの役割について振り返ります。コース料理でいきなりメインの料理なんて出してはいけません。全体の構成があります。徐々に盛り上げた所でメインの登場です。つまり足立は”突き出し”あるいは前菜的な役割を担うのがセオリー。次である僕の『マンガ家になる』という純真な夢へとバトンをつなぎ、そして2番バッターである僕も次の池田の夢へとスムースに連携するのです。それが個々の役割というものです。なのにそれなのに足立の将来の夢、『天皇になる』ってそりゃないよ。これじゃあ僕はスリムクラブの後の銀シャリじゃないか。

先頭打者に満塁ホームラン打たれた苦い思い出。

Date: 11/01/27 

空耳アワー

napoli

AMATAです。

あれは高校の頃でした。

二人組の友達から『空耳アワーな曲を見つけた!』と言われ、学校帰りに家に連れて行かれるやいなや、彼らは意気揚々とその曲を流し始めました。該当の空耳な部分に差し掛かったとき、その曲にカブせるように空耳フレーズを合唱。当時この言葉があったかは分かりませんが、どや顔で。

空耳アワーの面白さは、まず正しいフレーズをネタフリとして伝えておき、空耳したフレーズが面白かったり秀逸だったりした上でさらに『確かに聞こえる』かどうかにあります。それを基盤にあの真面目にふざけて作った映像が加わり、笑いの相乗効果を生んでいます。

そのプロットを100%無視して僕を笑わせようとしたことも驚きだったけど、見つけた空耳フレーズが『段ボール』だったという、文でもなければただの一単語だったのも衝撃でした(何かしらの英語部分が『段ボール』に聞こえたらしい)。この記憶が狂おしく鮮明に残っているのは、おそらく15年以上経った今でもこの一環の行動が自分の中で消化しきれていないからだと思います。

もはやパンクすらしている、容量の限られた脳の片隅にずっとこびりついています。

Date: 11/01/26 

ためならず

AMATAです。

風景|京都十条

最近よく相談に乗っていることは前に言いましたが、『こうした方がいい』『ああした方がいい』と相手に言う事って、実は自分に対しても言っているんですよね。情けは人のためならず。自分への戒めにもなってそれはそれでいいもんだなと思います。だからといって相談ばかり受けるのは苦手です。あくまで本気で悩んでいる人だけに時間を使います。

落ち着きがないとでも言えばいいのか、何事も一箇所に留まる事があまり好きじゃないようです。何年も続けているこのブログですら、もっと適正な表現方法がないか、今年になっても細かい所でいろいろ試行錯誤しています。ほら、今だって改行せずに書いてみたらどうかなとか『え?それ今さら試すコト?』みたいなレベルのことでも未だにやってしまいます。

で、さっそく試してみた結果。何か気持ち悪いですね。慣れてないだけかな?改行のバランスを考えなくていい分スピードは速くなったけど、何か違うなぁ。しばらく続けてみて決めようかな。今のところ文章があんまり頭に入ってこない感じがします。改行が『らしさ』のひとつになっていた、ということですよね。逆にまったく自分らしくない文章も書いてみたい気持ちになりました。とにかく言えるのは、丑三つ時にブログなんて書くもんじゃないってこと。頭が回りませんー。

Date: 11/01/24 

愛と毒

AMATAです。

Cone|京都十条

自分らしい写真。

そんなの普段ほとんど意識して撮っていません。
撮ったもの全てが自分らしいんじゃないかと。

でも振り返ってみると、
自分が撮った中で『これ好きだな』と思える写真には、
余白をたっぷり使ったものが少なくありません。

水墨の世界が好きなことと無縁では無さそうです。
雪の日の写真が好きなことも。
モノクロ写真とは違った、自然が生んだ無彩色の世界。

この季節北へ行って撮影に明け暮れられたら、
もっともっと自分の世界を追及できそうな気がします。

昨日ゴールした寛平ちゃんが走っていた、
−20℃の世界にもついつい見とれてしまいましたから。
やっぱり好きなんでしょうね、無彩色。

それにね、北の地にはいるんですよ、
愛と毒を兼ね備えたAMATAイチ押しのイラストレーターが。

いるんですよ、シロクマンが。

Date: 11/01/22 

ソーシャル・ネットワーク

AMATAです。

鴉|京都十条

映画『ソーシャル・ネットワーク』観てきました。
facebookに登録したもののさっぱり楽しさを感じられず、
そんなタイミングでの公開だから行くしかありません。
作り手の気持ちや背景が少しでも分かればいいなーとも思ったし。

映画自体はスピード感があって観やすかった。
その中でもプログラマーのタイピングスピードに愕然。はやっ!
本筋とは関係ない所でかなり影響受けました。
創始者のマーク・ザッカーバーグ役の喋る速度もまた然り。
ウーマンラッシュアワーの村本くんとベンチマークテストしたいくらい。

みどりの窓口で新幹線の切符買う時も、
尋常じゃないスピードで入力を済ます女性スタッフの方を時々見かけます。
そう思うと僕は遅い方の部類。これは改善の余地あり。
実際ブログ書く時間も短縮しないと。

話を逸らしましたが、
曲がりなりにも映画を観たことで親しみを感じ、
しばらく放置していたfacebookに久々のログイン。
でもやっぱり何もすることが無い。うーん…

興味はあるのに何をどうしていいか分からない、
もどかしい感じは今後も続きそう。
でもさとなおさんとか試行錯誤されている方もいます。

業界的には『今年はfacebookが…来るーーーー!』って言われてるし、
目を離してはいけないと思ってるからこそなんですよ。
でも映画観て思った率直な感想は『僕が二十歳だったらやってるな』。

もう僕にはお役ご免なツールなのか、
はたまた僕が魅力を引き出せていないだけなのか、
そんな葛藤はまだまだ続きそうです。

Date: 11/01/21