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参院選が近づいていますね。

どの視点を一番大切にするか、これまでにないくらい時間をかけて情報を得て、ギリギリまで問いと議論を繰り返した上で投票に向かう。まだ少し時間はあるし、ハッキリとは決めていません。誰かの意見に対しての拒絶や同調を繰り返したところで世の中って良くならないし、まず自分はどんな暮らしを望むのか、どんな世の中であって欲しいか、あらためて自分にとって正直な未来像をつくる貴重な時間にしています。

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「投票へ行こう!」といった呼びかけを、大人が大人に対してやっている現状は、自分たちの政治意識が低いことの何よりの証拠。それが紛れもない現在地。だから、遅れは取り戻さないと、大人にならないと、成熟に向かわないと。周りの方へ対してではなくて、自分自身に対して思う。今までサボっていたツケを、いま本気で選挙活動をしている候補者の方に払わせてしまっている、くらいの気持ちさえある。でも、言い方を変えれば、伸びしろがあるとも言える。だから伸ばす。

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投票には責任が伴う。そこに抵抗を覚える方も少なくない。だけれども、投票そのものには「投票率を上げる」作用がある。ここが個人的におもしろいところ。投票率を上げることは、次に投票に行く人が増えることを意味する。タピオカミルクティーだって、流行りを作る人がいるから、あれだけの空気ができている(美味しいだけじゃ、ないですよ)。だから、責任云々は置いておいて「私は投票率を上げに行く」って動機でもいいと思うんですよね。そうしたら少し、空気を作ったことになる。それは必ず誰かのためになる。

個人主義まっしぐらな世の中で、みんなで空気を作れるっておもしろいと思うんですよね。国民をチームに置き換えたら、個人プレーもできるけどチームプレーもできるって、最高にカッコいいじゃないですか。そういう人が一人でも増えたら、誇れる国に向かうのに。そういうのがいい。

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妻と政治の話をしていて、たとえ票じた候補者が違っても、ちゃんと議論して最後は握手で終われるような関係がいいよね、という結論に至る。政治信条が違ったとしても、その人が出した結論を尊重できるって、政治がオープンになるために大切だなと思う。影で「あの人○○党に入れたから嫌い」とか、あんまり気持ちよくないじゃないですか。それぞれに世の中を良くしたい前提があれば、やっぱり尊重したい。商売の妨げになるから政治の話はしない、みたいな風潮も、変わってきましたしね。

Date: 19/07/17 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art