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dune

生まれて初めて鳥取砂丘へ。年明けの話。

みんなが知ってる、砂の丘。みんな知ってるだけあって、たしかに感動がある。こどもは靴を脱ぎ捨てて、無邪気に砂と戯れては延々とキャッキャしてる。大人は文字通り「大人しく」どこか体力を温存しながらも、楽しんでいる。それぞれの楽しみ方の違いを見ました。

こどもは無責任でいい。無責任だからこその“キャッキャ”がある。大人も無責任でいい、というわけにはいかない。こどもに何かがあった時のために目を見張ったり、帰りの運転の余力を残しているのかも知れない。ただ単に冷めているだけかも知れない。責任があるかどうかの違いは果てしなく大きい。なにせ“キャッキャ”できるかどうかが、懸かっているんだから。

・・・なんて思いにふけるうちに「童心にかえる隙をうかがう大人でいるか、肝心な時に責任を取れるこどもでいるか、どっちが楽しいだろう」そんな考えがアタマを過る。みんなはどうしているんだろう。

仕事を優先する期間を増やすと、ココロづかいに使える時間と余裕は少なくなる。これはもう変えようのない事実で、仕方のないことでもある。ここ数ヶ月は特に思いが至らないことも多々あったし、不本意ながら不義理してしまうこともあった。その逆に、されたことも同じだけあった。相手も余裕がないんだと分かる。

少し時間が作れるようになって、また連絡を取ってみたり、お詫びをしたり、お礼を伝えたり、そんなことをやってます。今のまま保てるのか、もっと良くなれるか、関わり方を変えるのか、もう関われないのか、そういうのは自分だけで決められることではないけれど、誠意だけは尽くしたい。ココロある人と関わるって、そういうものだと思う。その繰り返しでしかないと思う。

やりたいことより、今やるべき事をひとつでもやる。そうこうしてると、それだけで毎日けっこう忙しいです。何のためにやるかって、本当の意味で自由でいたいから。やりっぱなしはこどもの特権。やるべき事をやりたいことと重ねられたら、楽しみが増えます。

Date: 17/04/06 Photo: SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art